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技術 通信処理装置、通信システム、通信処理方法、およびプログラム

出願人 株式会社アウトスタンディングテクノロジー
発明者 松田俊介黒川裕之
出願日 2008年1月23日 (12年3ヶ月経過) 出願番号 2008-012119
公開日 2009年8月6日 (10年8ヶ月経過) 公開番号 2009-177373
状態 拒絶査定
技術分野 有線伝送方式及び無線の等化,エコーの低減 構内交換機、ボタン電話装置 電話通信サービス
主要キーワード 電力通信線 周波数取得 送信対象情報 送信先識別情報 空き周波数 配置変更 送信元識別情報 建造物内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年8月6日)のものです。
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図面 (11)

課題

従来の通信処理装置においては、通信装置配置変更を容易に行うことができないという課題があった。

解決手段

送信先識別する情報である送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報が格納され得る送信対応情報格納部101と、送信先識別情報と、送信対象となる情報である第一送信対象情報とを受信する第一受信部102と、送信対応情報格納部101から、第一受信部102が受信した送信先識別情報に対応する送信周波数を取得する周波数取得部103と、周波数取得部103が取得した送信周波数で、第一送信対象情報を送信する第一送信部104とを備えた。

概要

背景

従来の通信処理装置として内線電話のシステムが知られている。従来の内線電話として、ボタン電話機内線番号を変更する場合、変更するための内線番号をボタン電話機を操作して入力すると、主装置は入力された番号が正しいか否かを判定し、その判定結果をボタン電話機に通知し、内線番号の変更を可能にするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭59−224994号公報(第1頁、第1図等)

概要

従来の通信処理装置においては、通信装置配置変更を容易に行うことができないという課題があった。送信先識別する情報である送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報が格納され得る送信対応情報格納部101と、送信先識別情報と、送信対象となる情報である第一送信対象情報とを受信する第一受信部102と、送信対応情報格納部101から、第一受信部102が受信した送信先識別情報に対応する送信周波数を取得する周波数取得部103と、周波数取得部103が取得した送信周波数で、第一送信対象情報を送信する第一送信部104とを備えた。

目的

図10において、コンピュータ501は、CD−ROMドライブ505、FDドライブ506に加えて、MPU(Micro Processing Unit)511と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)512と、MPU511に接続され、アプリケーションプログラム命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電力通信線を介して通信を行う通信処理装置であって、送信先識別する情報である送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報が格納され得る送信対応情報格納部と、前記送信先識別情報と、送信対象となる情報である第一送信対象情報とを受信する第一受信部と、前記送信対応情報格納部から、前記第一受信部が受信した前記送信先識別情報に対応する前記送信周波数を取得する周波数取得部と、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、前記第一送信対象情報を電力通信線を介して送信する第一送信部とを備えた通信処理装置。

請求項2

前記周波数取得部が取得した送信周波数で、送信対象となる情報である第二送信対象情報を電力通信線を介して受信する第二受信部と、前記第二受信部が受信した第二送信対象情報を、前記送信先識別情報の送信元に送信する第二送信部とを備えた請求項1記載の通信処理装置。

請求項3

前記第一送信部が前記第一送信対象情報を送信する送信周波数を変更する送信周波数変更部をさらに備え、前記第一送信部は、前記送信周波数変更部が送信周波数を変更する前に、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、送信周波数の変更を示す情報を電力通信線を介して送信する請求項1または請求項2記載の通信処理装置。

請求項4

前記送信先識別情報は、電話番号である請求項1から請求項3いずれか記載の通信処理装置。

請求項5

通信処理装置と第一通信装置と第二通信装置とを備え、少なくとも通信処理装置と第二通信装置とが、電力通信線を介して通信を行う通信システムであって、前記第一通信装置は、送信先である第二通信装置を識別する情報である送信先識別情報を受け付ける送信先識別情報受付部と、前記送信先識別情報受付部が受け付けた送信先識別情報を、前記通信処理装置に送信する送信先識別情報送信部と、送信対象となる情報である第一送信対象情報を受け付ける第一送信対象情報受付部と、前記第一送信対象情報受付部が受け付けた第一送信対象情報を、前記通信処理装置に送信する第一送信対象情報送信部とを備え、前記通信処理装置は、前記送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報が格納され得る送信対応情報格納部と、前記送信先識別情報と、前記第一送信対象情報とを受信する第一受信部と、前記送信対応情報格納部から、前記第一受信部が受信した前記送信先識別情報に対応する前記送信周波数を取得する周波数取得部と、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、電力通信線を介して前記第一送信対象情報を送信する第一送信部とを備え、前記第二通信装置は、自装置に指定されている送信周波数で送信される第一送信対象情報を電力通信線を介して受信する第二送信対象情報受信部と、前記第二送信対象情報受信部が受信した送信対象情報を出力する第二送信対象情報出力部とを備えた通信システム。

請求項6

前記第二通信装置は、送信対象となる情報である第二送信対象情報を受け付ける第二送信対象情報受付部と、前記第二送信対象情報受付部が受け付けた第二送信対象情報を、前記予め指定された送信周波数で電力通信線を介して前記通信処理装置に送信する第二送信対象情報送信部とをさらに備え、前記通信処理装置は、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、電力通信線を介して前記第二送信対象情報を受信する第二受信部と、前記第二受信部が受信した第二送信対象情報を、前記送信先識別情報の送信元である第一通信装置に送信する第二送信部とをさらに備え、前記第一通信装置は、前記第二送信対象情報を受信する第一送信対象情報受信部と、前記第二送信対象情報を出力する第一送信対象情報出力部とをさらに備えた請求項5記載の通信システム。

請求項7

前記通信処理装置は、前記第一送信部が前記第一送信対象情報を送信する送信周波数を変更する送信周波数変更部をさらに備え、前記第一送信部は、前記送信周波数変更部が送信周波数を変更する前に、電力通信線を介して前記周波数取得部が取得した送信周波数で、送信周波数の変更を示す情報を送信し、前記第二通信装置は、第二送信対象情報受信部が、前記第一送信部が送信した送信周波数の変更を示す情報に応じて、前記送信周波数変更部により変更された送信周波数で送信される第一送信対象情報を受信する請求項5または請求項6記載の通信システム。

請求項8

前記送信先識別情報は、電話番号である請求項5から請求項7いずれか記載の通信システム。

請求項9

請求項5から請求項8いずれか記載の通信システムを構成する第二通信装置。

請求項10

送信先を識別する情報である送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報が格納され得る送信対応情報格納部と、第一受信部と、周波数取得部と、第一送信部とを用いて、電力通信線を介して通信を行う通信処理方法であって、前記第一受信部が、前記送信先識別情報と、送信対象となる情報である第一送信対象情報とを受信する第一受信ステップと、前記周波数取得部が、前記送信対応情報格納部から、前記第一受信ステップで受信した前記送信先識別情報に対応する前記送信周波数を取得する周波数取得ステップと、前記第一送信部が、前記周波数取得ステップで取得した送信周波数で、前記第一送信対象情報を電力通信線を介して送信する第一送信ステップとを備えた通信処理方法。

請求項11

コンピュータを、電力通信線を介して通信を行う通信処理装置として機能させるためのプログラムであって、送信先を識別する情報である送信先識別情報と、送信対象となる情報である第一送信対象情報とを受信する第一受信部と、格納されている、前記送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報から、前記第一受信部が受信した前記送信先識別情報に対応する前記送信周波数を取得する周波数取得部と、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、前記第一送信対象情報を電力通信線を介して送信する第一送信部として機能させるためのプログラム。

技術分野

0001

本発明は、電力通信線を介して情報の通信を行う通信処理装置等に関するものである。

背景技術

0002

従来の通信処理装置として内線電話のシステムが知られている。従来の内線電話として、ボタン電話機内線番号を変更する場合、変更するための内線番号をボタン電話機を操作して入力すると、主装置は入力された番号が正しいか否かを判定し、その判定結果をボタン電話機に通知し、内線番号の変更を可能にするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭59−224994号公報(第1頁、第1図等)

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、従来の通信処理装置においては、電話機等の通信装置増設したり、通信装置の配置を変更したりする場合、外線内線とを接続する交換機と電話機等の通信装置とを接続する配線接続端子等を増設したり、配線の位置を変更したりしなければならず、コストや手間がかかるという課題があった。

課題を解決するための手段

0004

本発明の通信処理装置は、電力通信線を介して通信を行う通信処理装置であって、送信先識別する情報である送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報が格納され得る送信対応情報格納部と、前記送信先識別情報と、送信対象となる情報である第一送信対象情報とを受信する第一受信部と、前記送信対応情報格納部から、前記第一受信部が受信した前記送信先識別情報に対応する前記送信周波数を取得する周波数取得部と、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、前記第一送信対象情報を電力通信線を介して送信する第一送信部とを備えた通信処理装置である。

0005

かかる構成により、第一送信対象情報を受信する通信装置を、電力通信線に接続可能な位置であれば、どのような位置にでも配置できるようにすることができるため、通信装置の配置変更を容易に行うことができる。

0006

また、本発明の通信処理装置は、前記通信処理装置において、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、送信対象となる情報である第二送信対象情報を電力通信線を介して受信する第二受信部と、前記第二受信部が受信した第二送信対象情報を、前記送信先識別情報の送信元に送信する第二送信部とを備えた通信処理装置である。

0007

かかる構成により、第一送信対象情報を受信したり第二送信対象情報を送信する通信装置を、電力通信線に接続可能な位置であれば、どのような位置にでも配置できるようにすることができるため、通信装置の配置変更を容易に行うことができる。

0008

また、本発明の通信処理装置は、前記通信処理装置において、前記第一送信部が前記第一送信対象情報を送信する送信周波数を変更する送信周波数変更部をさらに備え、前記第一送信部は、前記送信周波数変更部が送信周波数を変更する前に、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、送信周波数の変更を示す情報を電力通信線を介して送信する通信処理装置である。

0009

かかる構成により、送信周波数を所定のタイミングで変更して、セキュリティを向上させることができる。

0010

また、本発明の通信処理装置は、前記通信処理装置において、前記送信先識別情報は、電話番号である通信処理装置である。

0011

かかる構成により、第一送信対象情報を受信する電話を、電力通信線に接続可能な位置であれば、どのような位置にでも配置できるようにすることができるため、電話の配置変更を容易に行うことができる。

0012

また、本発明の通信システムは、通信処理装置と第一通信装置と第二通信装置とを備え、少なくとも通信処理装置と第二通信装置とが、電力通信線を介して通信を行う通信システムであって、前記第一通信装置は、送信先である第二通信装置を識別する情報である送信先識別情報を受け付ける送信先識別情報受付部と、前記送信先識別情報受付部が受け付けた送信先識別情報を、前記通信処理装置に送信する送信先識別情報送信部と、送信対象となる情報である第一送信対象情報を受け付ける第一送信対象情報受付部と、前記第一送信対象情報受付部が受け付けた第一送信対象情報を、前記通信処理装置に送信する第一送信対象情報送信部とを備え、前記通信処理装置は、前記送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報が格納され得る送信対応情報格納部と、前記送信先識別情報と、前記第一送信対象情報とを受信する第一受信部と、前記送信対応情報格納部から、前記第一受信部が受信した前記送信先識別情報に対応する前記送信周波数を取得する周波数取得部と、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、電力通信線を介して前記送信対象情報を送信する第一送信部とを備え、前記第二通信装置は、自装置に指定されている送信周波数で送信される第一送信対象情報を電力通信線を介して受信する第二送信対象情報受信部と、前記第二送信対象情報受信部が受信した第一送信対象情報を出力する第二送信対象情報出力部とを備えた通信システムである。

0013

かかる構成により、第一送信対象情報を受信する第二通信装置を、電力通信線に接続可能な位置であれば、どのような位置にでも配置できるようにすることができるため、第二通信装置の配置変更を容易に行うことができる。

0014

また、本発明の通信システムは、前記通信システムにおいて、前記第二通信装置は、送信対象となる情報である第二送信対象情報を受け付ける第二送信対象情報受付部と、前記第二送信対象情報受付部が受け付けた第二送信対象情報を、前記予め指定された送信周波数で電力通信線を介して前記通信処理装置に送信する第二送信対象情報送信部とをさらに備え、前記通信処理装置は、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、電力通信線を介して前記第二送信対象情報を受信する第二受信部と、前記第二受信部が受信した第二送信対象情報を、前記送信先識別情報の送信元である第一通信装置に送信する第二送信部とをさらに備え、前記第一通信装置は、前記第二送信対象情報を受信する第一送信対象情報受信部と、前記第二送信対象情報を出力する第一送信対象情報出力部とをさらに備えた通信システムである。

0015

かかる構成により、第一送信対象情報を受信したり第二送信対象情報を送信する第二通信装置を、電力通信線に接続可能な位置であれば、どのような位置にでも配置できるようにすることができるため、第二通信装置の配置変更を容易に行うことができる。

0016

また、本発明の通信システムは、前記通信システムにおいて、前記通信処理装置は、前記第一送信部が前記第一送信対象情報を送信する送信周波数を変更する送信周波数変更部をさらに備え、前記第一送信部は、前記送信周波数変更部が送信周波数を変更する前に、電力通信線を介して前記周波数取得部が取得した送信周波数で、送信周波数の変更を示す情報を送信し、前記第二通信装置は、第二送信対象情報受信部が、前記第一送信部が送信した送信周波数の変更を示す情報に応じて、前記送信周波数変更部により変更された送信周波数で送信される第一送信対象情報を受信する通信システムである。

0017

かかる構成により、送信周波数を所定のタイミングで変更して、セキュリティを向上させることができる。

0018

また、本発明の通信システムは、前記通信システムにおいて、前記送信先識別情報は、電話番号である通信システムである。

0019

かかる構成により、第一送信対象情報を受信する電話を、電力通信線に接続可能な位置であれば、どのような位置にでも配置できるようにすることができるため、電話の配置変更を容易に行うことができる。

0020

また、本発明の第二通信装置は、前記通信システムを構成する第二通信装置である。

0021

かかる構成により、第一送信対象情報を受信する第二通信装置を、電力通信線に接続可能な位置であれば、どのような位置にでも配置できるようにすることができるため、第二通信装置の配置変更を容易に行うことができる。

発明の効果

0022

本発明による通信処理装置等によれば、通信装置の配置変更を容易に行うことができる。

発明を実施するための最良の形態

0023

以下、通信処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。

0024

(実施の形態)
図1は、本実施の形態における通信システムのブロック図である。

0025

通信システム1は、通信処理装置10、第一通信装置20、および第二通信装置30を備えている。なお、図1においては、説明の便宜上、第一通信装置20および第二通信装置30がそれぞれ1つである場合を示しているが、第一通信装置20および第二通信装置30はそれぞれ複数であってもよい。

0026

本実施の形態にかかる通信システム1は、少なくとも通信処理装置10と第二通信装置30とが、電力通信線1000を介して通信を行う通信システムである。

0027

電力通信線1000とは、電力線通信(power−line communication:PLC)に用いられる電力を供給する電力通信線である。電力通信線に用いられる電力は、交流直流を問わない。つまり、電力通信線については、広く解する。電力線通信とは、建造物内屋外送電線等の電力通信線(電気配線)を用いて信号を送る通信技術である。電力線通信は、映像音声などの信号データを高周波の信号等の様々な周波数の信号に変換し、電力通信線にのせて、すなわち電圧重畳して、送受信するものであり、双方向の通信を行うことが可能なものである。例えば、通信処理装置10や第二通信装置30は、信号データ等の情報を電圧に重畳して電力通信線に出力したり、電力通信線から受け付けた電圧から、重畳された信号データ等の情報を分離するための装置、例えば、いわゆるPLCモデムスプリッター等を介して、電力通信線1000と接続されていても良いし、このような装置を送信部や受信部等に含んでいても良い。電力通信線1000の構成や電力線通信の仕組み等については、公知であるので、詳細な説明は省略する。

0028

また、本実施の形態にかかる通信システム1において、通信処理装置10および第一通信装置20は、通信回線等を介して、情報の送受信が可能となるよう接続されている。通信処理装置10および第一通信装置20は、例えば、インターネットや、無線有線のLAN等のネットワークで接続されていてもよいし、ブルートゥース登録商標)等の近距離無線通信により接続されていてもよい。また、通信処理装置10および第一通信装置20も電力通信線1000を介して通信可能に接続されていても良い。ただし、装置間の接続方法は問わない。また、情報の送受信の手段は、通信手段でも、放送手段等でも良い。

0029

通信処理装置10は、送信対応情報格納部101、第一受信部102、周波数取得部103、第一送信部104、第二受信部105、第二送信部106、送信周波数変更部107を具備する。

0030

第一通信装置20は、送信先識別情報受付部201、送信先識別情報送信部202、第一送信対象情報受付部203、第一送信対象情報送信部204、第一送信対象情報受信部205、第一送信対象情報出力部206を具備する。

0031

第二通信装置30は、第二送信対象情報受信部301、第二送信対象情報出力部302、第二送信対象情報受付部303、第二送信対象情報送信部304を具備する。

0032

通信処理装置10は、第一通信装置20と第二通信装置30との間の通信の接続を行うための装置である。例えば、第一通信装置20が外線の電話、第二通信装置30が内線の電話であったとすると、通信処理装置10は、外線の電話と内線の電話との接続を行う交換機等である。あるいは、通信処理装置10をLANやWAN等のネットワークの接続を制御する装置と考えても良い。ここで述べる電話は、固定電話であっても良いし、携帯電話等であっても良い。また、通常の電話回線を用いる電話であっても良いし、IP電話等であっても良い。また、電話による通話等の通信は、アナログ信号で行われてもよく、デジタル信号で行われても良い。

0033

送信対応情報格納部101には、送信先を識別する情報である送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報が格納され得る。送信先識別情報とは、例えば、後述する第一送信部104による情報の送信先を指定する情報である。具体的には、第一送信部104の送信先となる1以上の第二通信装置30の一つ、あるいはグループ識別可能な情報である。例えば、第二通信装置30が電話やファクシミリ、もしくは電話の機能を有する情報機器である場合、送信先識別情報は、電話番号や内線番号、もしくはこれらの組み合わせ等である。また、第二通信装置30がコンピュータ等の情報処理装置である場合、送信先識別情報は、IPアドレス等のアドレス情報である。送信周波数とは、後述する第二送信部106が送信先識別情報に対応する、すなわち送信先識別情報により指定された第二通信装置30に対して、情報を送信する際に使用する周波数である。すなわち、後述する第二送信部106は、この周波数に変調した情報を、電圧に重畳して送信する。ここで述べる周波数とは、一つの周波数や、周波数の範囲を示す周波数帯チャンネル等も含む概念である。また、第一周波数は、一つの周波数や周波数帯であっても良いし、連続した、あるいは非連続の複数の周波数や周波数帯であっても良い。送信対応情報とは、例えば、対応する送信先識別情報と、送信周波数とを、1のレコードの2つの項目属性値)として有する情報である。また、いずれか一方の情報を、対応する情報のヘッダ等に付加した情報等であってもよい。なお、ここでの送信周波数とは、送信周波数を示す情報と考えて良い。送信対応情報格納部101は、不揮発性記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。

0034

第一受信部102は、送信先識別情報と、送信対象となる情報である第一送信対象情報とを電力通信線1000を介して受信する。送信先識別情報と、第一送信対象情報とを同時に受け付ける必要はなく、これらを受け付けるタイミングは問わない。ただし、第一通信装置20や第二通信装置30が電話等である場合には、通常、第一送信先識別情報を先に受信し、当該送信先識別情報に対応した第二通信装置30との通信が確立した後、第一送信対象情報を受け付けるようにすることが好適である。第一送信対象情報とは、送信の対象となる情報であれば、どのような属性を有する情報であってもよい。ここで述べる属性とは、データタイプや、プロトコルや、データ構造等である。例えば、第一送信対象情報は、アナログ情報であっても良いし、デジタル情報であっても良い。また、第一送信対象情報は、データタイプが、テキスト情報であっても良いし、映像情報音声情報であっても良い。また、どのようなプロトコルで送信されてきた情報であっても良い。例えば、第一通信装置20が電話である場合、第一送信対象情報は、アナログまたはデジタルの音声情報、あるいは音声情報と動画像等の映像情報の組み合わせである。第一受信部102は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。

0035

周波数取得部103は、送信対応情報格納部101から、第一受信部102が受信した送信先識別情報に対応する送信周波数を取得する。例えば、周波数取得部103は、送信対応情報格納部101に格納されている送信対応情報から、第一受信部102が受信した送信先識別情報に対応した送信周波数を取得する。具体的には、第一受信部102が受信した送信先識別情報を検索キーとして用いて、送信対応情報の検索を行い、当該送信先識別情報と一致する送信先識別情報に対応付けられた送信周波数の情報を取得する。周波数取得部103は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。周波数取得部103の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア専用回路)で実現しても良い。

0036

第一送信部104は、周波数取得部103が取得した送信周波数で、電力通信線1000を介して第一送信対象情報を送信する。具体的には、第一送信部104は、周波数取得部103が取得した送信周波数に第一送信対象情報を変調し、変調した第一送信対象情報を電力通信線1000に供給される電力の電圧に重畳して、電力通信線1000を介して送信する。第一送信部104は、変調した第一送信対象情報を電圧に重畳して電力通信線に出力したりするための装置、例えば、いわゆるPLCモデム等と同様の構成を有していてもよいし、これらの機能を有する装置(図示せず)を介して、電力通信線1000と接続されていても良い。情報を所望の周波数に変調したり、変調した周波数を電圧に重畳して送信する技術については、電力線通信においては公知技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。かかることは、後述する第二送信対象情報送信部304についても同様である。また、第一送信部104は、後述する送信周波数変更部107が送信周波数を変更する前に、周波数取得部103が取得した送信周波数で、送信周波数の変更を示す情報を送信する。送信周波数の変更を示す情報とは、後述する送信周波数変更部107が決定した変更後の送信周波数を示す情報のみであっても良いし、変更を指示するコマンド、例えば、変更した送信周波数で送信する情報を受信するよう指示するコマンド等を含んでも良い。なお、第一送信部104は、第一送信対象情報を送信するまえに、第二通信装置30との通信を確立するための情報、例えば呼び出しのための情報等を第二通信装置30に対して送信しても良い。第一送信部104は、通常有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。

0037

第二受信部105は、周波数取得部103が取得した送信周波数で、電力通信線1000を介して送信対象となる情報である第二送信対象情報を受信する。第二受信部105は、具体的には、電力通信線1000を介して、第二通信装置30から送信される第二送信対象情報を受信する。第二受信部105は、電力通信線から受け付けた電圧から、重畳された信号データ等の情報を分離するための装置、例えば、いわゆるPLCモデムやスプリッター等と同様の構成を有していてもよいし、これらの機能を有する装置(図示せず)を介して、電力通信線1000と接続されていても良い。電圧に重畳された、所定の周波数で変調された情報を取り出して取得する技術については、電力線通信においては公知技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。かかることは、後述する第二送信対象情報受信部301についても同様である。第二送信対象情報は、周波数取得部103が取得した送信周波数で変調されて電圧に重畳されて送信されてくる、送信の対象となる情報であれば、どのような属性を有する情報であってもよい。具体的には、第二送信対象情報としては、上述した第一送信対象情報と同様の情報が利用可能であるのでここでは、説明を省略する。また、上述した送信周波数が変更された場合、第二受信部105は、この変更された送信周波数で第二送信対象情報を受信するようにすればよい。第二受信部105は、有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。

0038

第二送信部106は、第二受信部105が受信した第二送信対象情報を、送信先識別情報の送信元に送信する。第二送信部106が、どのように第二通信装置30を指定する送信先識別情報の送信元となる第一通信装置20を特定するかは問わない。第一通信装置20が一つだけであれば、この第一通信装置20を送信元と判断しても良いし、判断せずに、この第一通信装置に第二送信対象情報を送信するようにしても良い。また、例えば、第一通信装置20が複数存在し得る場合、第二送信部106は、第二送信対象情報を受信した送信周波数を用いて、当該送信周波数に対応した送信先識別情報を、送信対応情報格納部101に格納されている送信対応情報から検索等により取得する。そして、この送信先識別情報の送信元となる第一通信装置20に、第二受信部105が受信した第二送信対象情報を送信してもよい。送信先識別情報の送信元は、例えば、第一受信部102が送信先識別情報を受信する際に、送信元の第一通信装置20を識別する識別情報、例えばアドレス情報や電話番号等を受信し、この識別情報と、周波数取得部103が送信先識別情報に応じて取得した送信周波数とを対応付けて管理しておくようにし、この対応関係を示す情報から、第二受信部105が第二送信対象情報を受信した際の送信周波数に対応する識別情報を取得することで、決定するようにしてもよい。。また、第一受信部102が第一通信装置20から送信先識別情報等を受け付けた場合に、通常の電話回線等のように、通信処理装置10と第一通信装置20との間が接続状態となるようにして、第二受信部105が受信した第二送信対象情報を、この接続状態にある第一通信装置20に送信するようにしてもよい。第二送信部106は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。

0039

送信周波数変更部107は、第一送信部104が第一送信対象情報を送信する送信周波数の変更を行う。また、第二受信部105が第二送信対象情報を受信する送信周波数の変更も行う。具体的には、送信周波数変更部107は、変更後の送信周波数を決定し、決定した送信周波数で、第一送信部104が送信に利用している送信周波数を変更する。また、第二受信部105が受信に利用している送信周波数も変更する。例えば、送信周波数変更部107は、第一送信部104が参照している送信周波数を指定する情報を書き換えても良いし、第一送信部104に送信周波数を変更するようなコマンド等を出力しても良い。送信周波数変更部107が送信周波数の変更を決定するタイミングやトリガー等は問わない。例えば、定期、不定期等の所定のタイミングで送信周波数の変更を決定しても良い。また、最初の第二送信対象情報を受信した時点で変更を決定しても良い。送信周波数変更部107は、例えば、現在第一送信部104が送信に利用している送信周波数を示す情報を取得し、送信対応情報格納部101に格納されている送信対応情報から、現在、いずれの送信先識別情報にも対応付けられていない周波数、例えばチャンネルを検出し、この検出した周波数のうちのいずれかの周波数、例えばチャンネル等を、第一送信部104が第一送信対象情報の送信に用いている周波数の変更後の周波数に決定する。変更後の周波数は、いずれの送信先識別情報にも対応付けられていない周波数のなかからランダムに決定しても良いし、予め指定したルール、例えば、現在使用している送信周波数に最も近い空き周波数を変更後の周波数に決定するというルール等、に沿って決定しても良い。あるいは現在の送信周波数から送信周波数を順次ずらしながら、空き周波数を検索し、空き周波数が見つかった時点で、この周波数を送信周波数に決定するようにしても良い。なお、送信周波数変更部107が決定した送信周波数により、送信対応情報格納部101に格納されている送信対応情報のうちの、現在、第一送信部104が送信に利用している送信周波数の値を更新するようにしてもよいし、この変更後の送信周波数は、一時的に利用する送信周波数と考えて、送信対応情報を更新しないようにしても良い。なお、送信周波数を変更する際には、変更の直前に、上述したように、第一送信部104が、変更前の送信周波数で、送信周波数を変更することを示す情報を、第二通信装置30に送信する必要がある。送信周波数変更部107は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。送信周波数変更部107の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。

0040

第一通信装置20は、通信処理装置10を介して第二通信装置30のいずれかと通信を行う装置である。例えば、第一通信装置20は、電話やネットワーク接続されたコンピュータ等の情報処理装置である。

0041

送信先識別情報受付部201は、送信先である第二通信装置30を識別する情報である送信先識別情報を受け付ける。ここで述べる受付とは、例えば、入力手段からの受付や、他の機器等から送信される入力信号の受信や、記録媒体等からの情報の読み出し等である。入力手段は、ダイヤルテンキーキーボードマウスメニュー画面によるもの等、何でも良い。送信先識別情報受付部201は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。

0042

送信先識別情報送信部202は、送信先識別情報受付部201が受け付けた送信先識別情報を、通信処理装置10に送信する。なお、送信先識別情報送信部202は、図示しない記録媒体等に格納されている自装置の識別情報、例えばIPアドレス等のアドレス情報や電話番号等を送信先識別情報と対応付けて送信するようにしてもよい。送信先識別情報送信部202は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。

0043

第一送信対象情報受付部203は、送信対象となる情報である第一送信対象情報を受け付ける。ここで述べる受付とは、例えば、入力手段からの受付や、他の機器等から送信される入力信号の受信や、記録媒体等からの情報の読み出し等である。第一送信対象情報の入力手段は、マイクや、撮像素子を備えたカメラ、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。第一送信対象情報受付部203は、マイクやカメラの入力端子ドライバー、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。

0044

第一送信対象情報送信部204は、第一送信対象情報受付部203が受け付けた第一送信対象情報を、通信処理装置10に送信する。通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。

0045

第一送信対象情報受信部205は、第二送信対象情報を受信する。第一送信対象情報受信部205は通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。

0046

第一送信対象情報出力部206は、第二送信対象情報を出力する。ここで述べる出力とは、出力とは、音出力ディスプレイへの表示、プリンタによる紙等への印字、外部の装置への送信等を含む概念である。第一送信対象情報出力部206は、スピーカーやディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。また、第二送信対象情報が、デジタル情報であって、出力のためにデコード等が必要な場合、第一送信対象情報出力部206は、デコーダ等のデコードを行う手段等を備えていても良い。

0047

第二通信装置30は、通信処理装置10を介して第一通信装置20のいずれかと通信を行う装置である。第二通信装置30は、特に通信処理装置10とは、電力通信線1000と電力通信線1000を介して接続される。例えば、第二通信装置30は、電話やネットワーク接続されたコンピュータ等の情報処理装置である。

0048

第二送信対象情報受信部301は、自装置に指定されている送信周波数で送信される第一送信対象情報を受信する。自装置に指定されている送信周波数とは、自装置を指定する送信先識別情報に対応する送信周波数である。例えば、上述した送信対応情報格納部101に格納されている送信対応情報は、各第二通信装置30のそれぞれに対応した送信先識別情報と、当該送信先識別情報に対応した第二通信装置30にそれぞれ指定されている送信周波数とを対応付ける情報である。複数の第二通信装置30が存在する場合、各第二通信装置30、あるいは第二通信装置30の各グループに指定されている送信周波数は、互いに異なるものであることが好ましい。自装置に指定されている送信周波数を示す情報は、例えば、図示しない記録媒体等の格納部に蓄積されている。第二送信対象情報受信部301は、具体例としては、電力通信線1000を介して、電圧に重畳されて送信される情報のうちの、自装置に指定されている送信周波数で変調された情報を復調して取り出す。

0049

また、第二送信対象情報受信部301は、第一送信部104が送信した送信周波数の変更を示す情報に応じて、通信処理装置10の送信周波数変更部107により変更された送信周波数で送信される第一送信対象情報を受信する。具体的には、第一送信部104から送信周波数の変更を示す情報が送信されると、自装置に指定されている送信周波数の代わりに、この送信周波数の変更を示す情報により指定された送信周波数で送信される第一送信対象情報を受信する。このとき、第二送信対象情報受信部301は、自装置に指定されている送信周波数を、送信周波数の変更を示す情報が示す送信周波数で更新するようにしてもよいし、更新せずに一時的にメモリ等の格納部に蓄積し、現在の通信が終了するまでは、当該変更された送信周波数を読み出して、通信を行うようにしても良い。第二送信対象情報受信部301は、通常、有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。

0050

第二送信対象情報出力部302は、第二送信対象情報受信部301が受信した第二送信対象情報を出力する。ここで述べる出力とは、出力とは、音出力、ディスプレイへの表示、プリンタによる紙等への印字、外部の装置への送信等を含む概念である。第二送信対象情報出力部302は、スピーカーやディスプレイやプリンタ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。また、第一送信対象情報が、デジタル情報であって、出力のためにデコード等が必要な場合、第二送信対象情報出力部302は、デコーダ等のデコードを行う手段等を備えていても良い。

0051

第二送信対象情報受付部303は、送信対象となる情報である第二送信対象情報を受け付ける。ここで述べる受付とは、例えば、入力手段からの受付や、他の機器等から送信される入力信号の受信や、記録媒体等からの情報の読み出し等である。第二送信対象情報の入力手段は、マイクや、撮像素子を備えたカメラ、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。第二送信対象情報受付部303は、マイクやカメラの入力端子やドライバー、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。

0052

第二送信対象情報送信部304は、第二送信対象情報受付部303が受け付けた第二送信対象情報を、予め指定された送信周波数で通信処理装置10に送信する。第二送信対象情報送信部304は、具体例としては、第二送信対象情報を、自装置に指定されている送信周波数に変調し、電力通信線1000に供給されている電力の電圧に重畳し、電力通信線1000を介して通信処理装置10に送信する。予め指定された送信周波数は、第二送信対象情報受信部301が第一送信対象情報を受信する周波数と同様であるので、ここでは説明を省略する。自装置に指定されている送信周波数を示す情報は、例えば、図示しない記録媒体等の格納部に蓄積されている。

0053

また、第二送信対象情報送信部304は、第一送信部104が送信した送信周波数の変更を示す情報に応じて、通信処理装置10の送信周波数変更部107により変更された送信周波数で第二送信対象情報を送信する。具体的には、第二送信対象情報受信部301が受信する送信周波数が変更された場合、当該変更された送信周波数を、蓄積されている記録媒体から読み出して、当該変更された送信周波数で、第二送信対象情報を送信するようにしても良い。第二送信対象情報送信部304は、第二送信対象情報を送信する。第二送信対象情報送信部304は、通常、有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。

0054

次に、通信処理装置10の動作について図2フローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、第一通信装置20および第二通信装置30が電話である場合を例に挙げて説明する。

0055

(ステップS201)第一受信部102は、通信回線等を介して、第一通信装置20から送信先識別情報を受信したか否かを判断する。送信先識別情報は、ここでは例えば、第二通信装置30のうちのいずれか一つの電話番号である。受信した場合、ステップS202に進み、受信していない場合、ステップS201に戻る。なお送信先識別情報とともに、当該送信先識別情報を送信した第一通信装置20の識別情報を受信し、図示しないメモリ等の記録媒体等に蓄積するようにしても良い。なお、ここでは例として、通信処理装置10が、当該通信処理装置10と電力通信線1000を介して接続された一以上の第二通信装置30の送信先識別情報、ここでは電話番号に対して対応付けられており、第一通信装置20等からこの電話番号のいずれか一つを指定して送信された送信先識別情報は、この通信処理装置10が受けつけるようにしておくようにしても良い。

0056

(ステップS202)周波数取得部103は、ステップS201において受信した送信先識別情報に対応した送信周波数を、送信対応情報格納部101から取得する。具体例としては、送信対応情報格納部101に格納されている、送信先識別情報と送信周波数とを対応付けた送信対応情報から、ステップS201において受信した送信先識別情報を検索キーとしてこの検索キーに一致する送信対応情報を検索し、検索された送信対応情報に対応付けられた送信周波数を取得する。

0057

(ステップS203)第一送信部104は、電力通信線1000を介して、ステップS202で取得した送信周波数で、接続要求信号を送信する。接続要求信号は、例えば、第二通信装置30に呼び出し音等を出力させるための信号である。なお、接続要求信号の出力中は、第二送信部106から、送信先識別情報の送信元である第一通信装置20に、呼び出し中であることを示す音の信号を送信するようにしても良い。送信元の第一通信装置20は、例えば、送信先識別情報とともに送信される送信元の第一通信装置20の識別情報、例えばIPアドレス等のアドレス情報等から特定可能である。あるいは、送信先識別情報を受信した際に、送信元の第一通信装置20と第一受信部102との回線物理的、あるいは論理的に接続し、その接続を保っておくようにして、送信元の第一通信装置20に、通信処理装置10から情報を送信できるようにしても良い。

0058

(ステップS204)第二受信部105は、ステップS202で取得した送信周波数により、電力通信線1000を介して、応答信号が受信されたか否かを判断する。応答信号は、第二通信装置30が、第一送信対象情報および第二送信対象情報の送受信が可能である状態となったことを示す信号である。この応答信号が受信された場合に、通信処理装置10は、第一通信装置20から送信される第一送信対象情報を第二通信装置30に、あるいは通信処理装置10は、第二通信装置30から送信される第二送信対象情報を第二通信装置30にそれぞれ送信する処理を開始する。すなわち、ここでは通話可能な状態となる。

0059

(ステップS205)第一受信部102は、ステップS201において送信先識別情報を送信した第一通信装置20から、通信回線等を介して、第一送信対象情報を受信したか否かを判断する。受信した場合、ステップS206に進み、受信していない場合、ステップS207に進む。

0060

(ステップS206)第一送信部104は、ステップS205において受信した第一送信対象情報を、電力通信線1000を介して、ステップS202において取得した送信周波数で送信する。なお、送信周波数が変更された場合には、変更後の送信周波数で送信を行う。そして、ステップS205に戻る。

0061

(ステップS207)第二受信部105は、ステップS202において取得した送信周波数で、第二送信対象情報を受信したか否かを判断する。なお、送信周波数が変更された場合には、変更後の送信周波数で受信したか否かの判断を行う。受信した場合、ステップS208に進み、受信していない場合、ステップS209に進む。

0062

(ステップS208)第二送信部106は、ステップS207において受信した第二送信対象情報を、送信先識別情報202の送信元である第一通信装置20に送信する。送信元の第一通信装置20は、例えば、送信先識別情報とともに送信される送信元の第一通信装置20の識別情報、例えばIPアドレス等のアドレス情報等から指定可能である。あるいは、送信先識別情報を受信した際に、送信元の第一通信装置20と第一受信部102との回線を物理的、あるいは論理的に接続し、その接続を保っておくようにして、送信元の第一通信装置20に、通信処理装置10から第二送信対象情報を送信できるようにしても良い。そして、ステップS205に戻る。

0063

(ステップS209)送信周波数変更部107は、送信周波数を変更するか否かを判断する。送信周波数変更部107は、変更するか否かをどのように判断するようにしても良い。例えば、送信先識別情報の受信から所定時間が経過した場合に変更するタイミングであると判断しても良いし、応答信号を受信したことをトリガーとして送信周波数を変更することを判断しても良い。送信周波数を変更すると判断した場合、ステップS210に進み、変更しない場合、ステップS205に戻る。

0064

(ステップS210)送信周波数変更部107は、送信周波数として利用可能な周波数、すなわち空き周波数を検出する。送信周波数変更部107は、例えば、他の送信先識別情報に対応付けられていない空き周波数を、送信対応情報格納部101に格納されている送信対応情報から検出する。例えば、電力通信線1000において第一送信対象情報および第二送信対象情報を送受信可能なチャンネルのうちの、送信対象情報において他の送信先識別情報に対応付けられていないチャンネルを検出する。

0065

(ステップS211)送信周波数変更部107は、ステップS210により検出した空き周波数のうちから、変更先となる送信周波数を決定する。送信周波数変更部107が、空き周波数から、変更後の送信周波数をどのように決定しても良く、例えば、ランダムに決定しても良い。

0066

(ステップS212)第一送信部104は、ステップS211で決定した変更後の送信周波数を、ステップS202等で取得された現在の送信周波数で、電力通信線1000を介して送信する。

0067

(ステップS213)第一送信部104は、ステップS211で決定した変更後の送信周波数に、現在の送信周波数を変更する。すなわち送信周波数を更新する。なお、この変更した送信周波数により、送信対応情報格納部101に格納されている送信対応情報のうちの、ステップS201おいて受信した送信先識別情報に対応付けられている送信周波数を更新するようにしてもよいし、この送信周波数の変更は一時的なものとしても良い。そして、ステップS205に戻る。

0068

なお、図2のフローチャートにおいては、第一通信装置20および第二通信装置30が電話である場合を例に挙げて説明しているため、電話の呼び出しを行うために、ステップS203やステップS204で接続要求信号や応答信号の送受信を行うようにしているが、これらの装置が電話でない場合、これらの処理は省略しても良い。かかることは、第一通信装置20や第二通信装置30に関しても同様である。

0069

また、通信処理装置10が受信する送信先識別情報は、第二通信装置30に対応した内線番号であってもよい。この場合、第一通信装置20等が、通信処理装置10に対応した電話番号等の識別情報を用いて通信処理装置10を指定した後、通信処理装置10に、内線番号である送信先識別情報を送信するようにしても良い。

0070

なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。

0071

次に、第一通信装置20の動作について簡単に説明する。まず、送信先識別情報受付部201が、ユーザ等から送信先識別情報、ここでは例として送信先の電話番号を受け付けると、送信先識別情報送信部202が、受け付けた送信先識別情報を、通信回線等を介して通信処理装置10に送信する。また、通信処理装置10が、送信先の第二通信装置30を呼び出している間は、例えば呼び出し中であることを示す音の情報を、第一送信対象情報受信部205が通信処理装置10から受信し、第一送信対象情報出力部206が呼び出し音を出力する。また、通信処理装置10が、応答信号を受信して通話が可能な状態となると、第一送信対象情報受付部203が第一送信対象情報、ここではユーザの音声情報等の受け付けを開始し、受け付けた第一送信対象情報を、第一送信対象情報送信部204が通信処理装置10に、通信回線等を介して送信する。また、第一送信対象情報受信部205が第二送信対象情報、例えば音声情報を受信すると、第一送信対象情報出力部206は、受信した第二送信対象情報を出力する。なお、これらの処理は、電源オフや処理終了の割り込みにより終了する。

0072

次に、第二通信装置30の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。

0073

(ステップS301)第二送信対象情報受信部301は、電力通信線1000を介して、自装置に指定された送信周波数で送信された接続要求信号を受信したか否かを判断する。自装置に指定された送信周波数は、自装置の送信先識別情報に対応した送信周波数である。接続要求信号を受信した場合、ステップS302に進み、受信していない場合、ステップS301に戻る。

0074

(ステップS302)第二送信対象情報出力部302は、接続要求信号に応じた呼び出し音等を、図示しないスピーカ等から出力して、ユーザ等の呼び出しを行う。

0075

(ステップS303)第二送信対象情報送信部304は、接続要求信号に応じた応答が行われたか否かを判断する。例えば、呼び出し中に受話器が取られた場合に、応答が行われたと判断する。応答が行われた場合、ステップS304に進み、応答が行われていない場合、ステップS303に戻る。

0076

(ステップS304)第二送信対象情報送信部304は、応答信号を、自装置に指定された送信周波数で、電力通信線1000を介して送信する。

0077

(ステップS305)第二送信対象情報受信部301は、自装置に指定された送信周波数で、電力通信線1000を介して第一送信対象情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合、ステップS306に進み、受け付けていない場合、ステップS307に進む。

0078

(ステップS306)第二送信対象情報出力部302は、ステップS305において受信した第二送信対象情報を出力する。例えば、第二送信対象情報が音声情報である場合、音声を、図示しない受話器のスピーカ等から出力する。そして、ステップS305に戻る。

0079

(ステップS307)第二送信対象情報受付部304は、第二送信対象情報、例えば、第二通信装置30のユーザの音声の情報等を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合、ステップS308に進み、受け付けていない場合、ステップS309に進む。

0080

(ステップS308)第二送信対象情報送信部304は、ステップS307で受け付けた第二送信対象情報を、自装置に指定された送信周波数で、電力通信線1000を介して送信する。そして、ステップS305に戻る。

0081

(ステップS309)第二送信対象情報受信部301は、自装置に指定された送信周波数で、電力通信線1000を介して、送信周波数を変更する指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合、ステップS310に進み、受け付けていない場合、ステップS305に戻る。

0082

(ステップS310)第二送信対象情報受信部301は、現在、情報の送信に利用していた周波数、すなわち自装置に指定された送信周波数を、ステップS309において受け付けた送信周波数を変更する指示により指定された送信周波数に変更する。この後は、この変更された送信周波数で第二通信装置30による情報の送受信が行われる。そして、ステップS305に戻る。なお、この変更した送信周波数により、自装置に指定された送信周波数を更新するようにしてもよいし、この変更は一時的なものとしても良い。

0083

なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。

0084

以下、本実施の形態における通信処理装置の具体的な動作について説明する。通信処理装置の概念図は図4である。ここでは、第一通信装置20および第二通信装置30が電話である場合を例に挙げて説明する。ここでは、第一通信装置20として、複数の第一通信装置20a〜20cを、また、第二通信装置30として、複数の第二通信装置30a〜30cを備えている場合を例に挙げて説明する。ただし、第一通信装置20および第二通信装置30のそれぞれの台数は問わない。ここでは、第二通信装置30a〜30cは、通信処理装置10と同じ建物内に設置されており、建物の外部から、各第一通信装置20に割り当てられた電話番号を指定することで内線番号等を指定せずに接続が可能であるいわゆるダイヤルインの内線電話であるとする。

0085

図4に示すように、第二通信装置30は、例えば、コンセント用のプラグ31を備えており、当該コンセント用のプラグ31が、同じ建物内の電力通信線1000に設けられたコンセントに差し込まれることで、各第二通信装置30が、電力通信線1000と通信可能に接続されているものとする。

0086

図5は、送信対応情報格納部101に予め格納されている、送信先識別情報と送信周波数とを対応付けて管理する送信対応情報の一例を示す図である。送信先識別情報は、「送信先識別情報」という属性と、「送信周波数」という属性を有している。「送信先識別情報」は、電力通信線1000を介して通信処理装置10と接続されている1以上の第二通信装置30の送信先識別情報であり、ここでは、各第二通信装置30のダイヤルインの電話番号を示している。「送信周波数」は、「送信先識別情報」に対応した第二通信装置30との間で第一送信対象情報や第二送信対象情報等の送受信を行う際に利用する送信周波数である。ここでは、電力通信線1000を用いた通信に利用される周波数や周波数帯を、チャンネルで表している。チャンネルとは、通信や放送における特定の周波数ごとの区切りのことである。

0087

まず、第一のユーザが、第一通信装置20aのキー等を操作して、電話をかけたい相手の電話番号、ここでは、を入力すると、送信先識別情報送信部202は、入力された送信先識別情報である電話番号を、一般的な電話用の通信回線を介して、通信処理装置10に送信する。この電話番号を、ここでは、送信先電話番号と呼ぶ。また、ここでは、第一通信装置20aの自機器の識別情報である電話番号、ここでは、「01−9876−5432」も、図示しない記録媒体等から読み出され、通信処理装置10に送信されるものとする。この電話番号をここでは、送信元電話番号と呼ぶ。

0088

ここでは、予め、送信対応情報に格納されている複数の電話番号のいずれかにかけられた電話が、通信処理装置10に接続されるように、電話用の通信回線の図示しない交換機等に設定されているものとする。このため、第一通信装置20aから送信された送信先電話番号および送信元電話番号が、通信処理装置10に送信され、第一受信部102で受信される。なお、第一通信装置20aと通信処理装置10との間の情報の送受信は、アナログ信号で行われても良いし、デジタル信号で行われても良い。

0089

次に、周波数取得部103は、第一受信部102が受信した送信先電話番号「01−1234−5602」に対応する送信周波数を、送信対応情報格納部101から取得する。具体的には、送信先電話番号「01−1234−5602」を検索キーとして、図5に示した送信対応情報の、「送信先識別情報」が送信先電話番号「01−1234−5602」と一致するレコードの「送信周波数」の値、ここでは、「チャンネル2」を検索により取得する。そして、周波数取得部103は、取得した送信周波数と、第一受信部102が受信した送信元電話番号「01−9876−5432」とを、図6に示すような送発信管理表に一時的に蓄積する。送発信管理表は、送信元電話番号と、送信周波数とを対応付けて管理するための管理表である。送発信管理表は、図示しない記録媒体等に格納されている。

0090

第二送信部106は、図示しない記録媒体等に格納されている接続要求信号を読み出し、この読み出した接続要求信号を、周波数取得部103が取得した送信周波数である「チャンネル2」で、電力通信線1000を介して送信する。具体的には、接続要求信号を、「チャンネル2」の送信周波数に変調し、変調した送信周波数を、電圧に重畳して電力通信線1000に出力する。このとき、接続要求信号とともに、送信元識別情報も送信するようにしても良い。なお、ここでは、接続要求信号の送信中や、送信後、応答信号の受信があるまでは、第二送信部106が、第一通信装置20aに対して呼び出し中を示す音を鳴らすための情報を送信する。この呼び出し中を示す音を鳴らすための情報や、呼び出し中を示す音の音声情報であっても良いし、第一通信装置20aに呼び出し中を示す音を鳴らさせるための指示であっても良い。

0091

ここで、第二通信装置30bは、ダイヤルインの電話番号「01−1234−5602」に対応付けられた電話であるとする。図7は、第二通信装置30bの図示しない記録媒体等に予め格納されている、自装置に指定されている送信周波数である「自装置周波数」を示す図である。第二通信装置30bに指定されている「自装置周波数」は、「チャンネル2」である。なお、ここでは、各第二通信装置30bにそれぞれ指定されている「自装置周波数」は互いに異なるものであるとする。

0092

第二通信装置30bは、電力通信線1000を介して送信される情報のうちの、図7に示したような「自装置周波数」が示す送信周波数で変調された情報を受信する。すなわち、チャンネル2で送信された接続要求信号を第二送信対象情報受信部301が受信する。そして、第二送信対象情報出力部302が、第二送信対象情報受信部301が接続要求信号を受信したことを判断して、呼び出し音を出力する。このとき、接続要求信号と共に送信される送信元識別情報を電話のディスプレイ等(図示せず)に表示したり、呼び出し音を、送信元識別情報に応じて変化させても良い。

0093

つぎに、第二のユーザが電話である第二通信装置30bの受話器を取る等によって、通話の開始を受けいれるための操作を行うと、第二送信対象情報送信部304は、応答情報を、図7に示した「自装置周波数」である「チャンネル2」で電力通信線1000を介して送信する。

0094

通信処理装置10の第二受信部105は、接続要求信号の送信中、あるいは送信後は、周波数取得部103が取得した送信周波数である「チャンネル2」で送信される情報の受信を行う。ここでは、「チャンネル2」で第二通信装置30bから送信される応答信号を受信する。第二受信部105は、接続要求信号の送信中、あるいは送信後は、「チャンネル2」で受信した情報が応答信号であるか否かを判断する。応答信号であれば、第一送信対象情報の通信が可能となったことを示す信号を、第一受信部102等に出力する。また、「チャンネル2」による第二送信対象情報の受信も開始する。ここでは、第二送信部106は、応答信号の受信に応じて、第一通信装置20aに呼び出し中を示す音を出力させるための情報の送信を中止、あるいは呼び出し中を示す音の出力を中止する指示を送信する。なお、第二受信部105が受信した情報が応答信号でなければ、受信した情報は破棄する。

0095

通信処理装置10に送信先識別情報に対応した第二通信装置30bからの応答信号が送信されるまでは、第一通信装置20aは、通信処理装置10から送信される呼び出し中を示す音を出力させるための情報を第二送信対象情報受信部301で受信して、第一送信対象情報出力部206から呼び出し中であることを示す音を、図示しない受話器のスピーカ等から出力させる。通信処理装置10が送信先識別情報に対応した第二通信装置30bから応答信号を受信し、第二通信装置30bと通話可能な状態となると、呼び出し中を示す音を出力させるための情報が通信処理装置10から送信されなくなるため、呼び出し中を示す音が出力されなくなる。これにより第一のユーザは、通信可能となったことを知ることができる。

0096

次に、第一のユーザが、第一通信装置20aの受話器等のマイクに対して音声を発すると、第一送信対象情報受付部203は、第一送信対象情報である音声情報を受け付け、第一送信対象情報送信部204が、通信処理装置10に対して第一送信対象情報である音声情報を、送信元電話番号を付加して送信する。

0097

通信処理装置10の第一受信部102が、第一送信対象情報である音声情報を受信すると、第一送信部104は、図6に示したような送発信管理表の「送信元電話番号」を参照して、第一送信対象情報に付加されている送信元電話情報と対応する送信周波数を取得する。そして、この送信周波数である「チャンネル2」で、電力通信線1000を介して第一送信対象情報である音声情報を送信する。

0098

第二通信装置30bの第二送信対象情報受信部301は、自装置に指定された送信周波数である「チャンネル2」で送信される第一送信対象情報である音声情報を受信する。第二送信対象情報出力部302は、第二送信対象情報受信部301が受信した音声情報を出力する。

0099

次に、第二のユーザが、第二通信装置30bの受話器等のマイクに対して音声を発すると、第二送信対象情報受付部303は、第二送信対象情報である音声情報を受け付け、第二送信対象情報送信部304が、自装置に指定された送信周波数である「チャンネル2」で、電力通信線1000を介して、通信処理装置10に対して第二送信対象情報である音声情報を送信する。

0100

通信処理装置10の第二受信部105は、応答情報を受け取った周波数で送信される情報を随時受信しており、「チャンネル2」で第二送信対象情報である音声情報を受信すると、第二送信部106は、図6に示したような送発信管理表の「送信周波数」を参照して、第二送信対象情報を受信した周波数「チャンネル2」に対応する送信元電話番号「01−9876−5432」を取得する。そして、この送信元電話番号に対応する第一通信装置20aに通信回線を介して第一送信対象情報である音声情報を送信する。

0101

第一通信装置20aの第一送信対象情報受信部205は、通信処理装置10から送信される第二送信対象情報である音声情報を受信する。第一送信対象情報出力部206は、第一送信対象情報受信部205が受信した音声情報を出力する。

0102

ここで、通信処理装置10と第二通信装置30bとの送信周波数「チャンネル2」による通信の開始から、予め設定された所定の時間が経過した場合、通信処理装置10と第二通信装置30bとの間の電力線通信に利用される送信周波数を変更するよう指定されていたとする。

0103

通信処理装置10の送信周波数変更部107は、通信処理装置10と第二通信装置30bとの通信の開始から所定の時間が経過した場合、送信周波数の変更を行う。具体的には、送信周波数変更部107は、第一送信部104が第一送信対象情報を送信可能な周波数(ここではチャンネル)のうちの、送信対応情報格納部101に格納されている送信対応情報の「送信周波数」属性のいずれにも利用されていない周波数(チャンネル)を検出し、この周波数の中から一の周波数を示す情報を取得する。例えば、第一送信部104が第一送信対象情報を送信可能な周波数が、1〜50チャンネルであったとし、送信対応情報の「送信周波数」属性に利用されている周波数が1〜12チャンネルであったとすると、13〜50チャンネルが、未使用の周波数、すなわち空きチャンネルとして検出される。そして、第一送信部104は、この空きチャンネルのうちの、一のチャンネルを選択する。ここでは、空きチャンネルから、一のチャンネル、例えば「チャンネル24」をランダムに選択したとする。そして、第一送信部104は、選択したチャンネルである「チャンネル24」に送信周波数を変更する指示を、現在の送信周波数である「チャンネル2」により、電力通信線1000を介して第二通信装置30に送信する。また、図6に示した送発信管理表の「送信元電話番号」が「01−9876−5432」であるレコードの「送信周波数」の属性値を、選択したチャンネルを示す情報である「チャンネル2」により更新する。これにより、図8に示すように送発信管理表が更新される。これにより、通信処理装置10は、図8に示す送発信管理表を用いて、第一通信装置20aから、送信先識別情報が「01—1234−5602」である第二通信装置30bに対して送信される第一送信対象情報を、「チャンネル24」の送信周波数で電力通信線1000に送信する。また、電力通信線1000から「チャンネル24」の送信周波数で送信されてきた第二送信対象情報を、「送信元電話番号」が「01−9876−5432」である第一通信装置20aに送信する。

0104

第二通信装置30bの第二送信対象情報受信部301は、自装置に指定されている送信周波数「チャンネル2」で、電力通信線1000を介して送信されてきた、「チャンネル24」に送信周波数を変更する指示を、受信する。そして、この指示に従って、「チャンネル24」を新たな送信周波数に指定する。これにより、第二送信対象情報受信部301は、新たな送信周波数である「チャンネル24」により第一送信対象情報を受信し、第二送信対象情報送信部304は、新たな送信周波数「チャンネル24」で第二送信対象情報を電力通信線1000に送信する。

0105

これにより、これ以降は、変更された「チャンネル24」で、通信処理装置10と第二通信装置30との間の電力線通信が行われる。このように、送信周波数を所定のタイミング等で変更することで、通信処理装置10と第二通信装置30との間の通信に用いられている送信周波数が探索されて、この送信周波数で通信される情報が第三者傍受されて不正に取得されてしまう、という問題を回避することができ、通信処理装置10と第二通信装置30との間の通信のセキュリティを向上させることができる。

0106

なお、通信処理装置10および第二通信装置30bにおいて、変更された送信周波数を示す情報を用いて、図5に示したような送信対応情報における変更前の送信周波数の値や、図7に示したような自装置に指定された送信周波数の値を、更新するようにして、次回からの通信処理装置10と第二通信装置30bとの間の通信においては、変更後の送信周波数を用いて接続等が行われるようにしても良い。また、更新せずに、今回の送信周波数の変更を、今回の接続のみに利用される変更とするようにしても良い。
また、上記具体例においては、第一通信装置20aと第二通信装置30bとの一組間だけの通信の接続を通信処理装置10が処理するようにしたが、複数組の第一通信装置20と第二通信装置間の通信の接続を同時に処理しても良い。

0107

以上、本実施の形態によれば、送信先識別情報に対応する送信周波数を取得し、当該送信周波数で、電力通信線1000を介して第一送信対象情報の送信や第二送信対象情報の受信等を行うようにしたことにより、第一送信対象情報を受信したり、第二送信対象情報を送信する通信装置、例えば第二通信装置30を、同じ電力通信線1000に接続可能な位置であれば、どのような位置にでも配置できるようにすることができるため、通信装置の配置変更を容易に行うことができる。

0108

また、本実施の形態によれば、第一送信対象情報や第二送信対象情報を送受信する際に用いる送信周波数を、送受信が行われている際に変更するようにしたので、送受信されている情報の不正取得を防止でき、セキュリティを向上させることができる。

0109

また、本実施の形態によれば、特に、第一通信装置20および第二通信装置30が電話である場合においては、第二通信装置20である電話を、電力通信線に接続可能な位置であれば、どのような位置にでも配置できるようにすることができるため、電話の配置変更を容易に行うことができる。

0110

なお、上記具体例において、電話番号等は、適宜、送信先や送信元のIPアドレス等のアドレス情報等に変換されてもよい。この場合、例えば、送信対応情報等には、アドレス情報と、送信周波数とを対応付けた送信対応情報等が格納されているようにしても良い。

0111

また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。

0112

また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(情報送信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。

0113

また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりする情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。

0114

また、上記各実施の形態では、通信処理装置がスタンドアロンである場合について説明したが、通信処理装置は、スタンドアロンの装置であってもよく、サーバクライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。後者の場合には、出力部や受付部は、通信回線を介して入力を受け付けたり、画面を出力したりすることになる。

0115

また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスク半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをMPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。

0116

なお、上記各実施の形態における通信処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、電力通信線を介して通信を行う通信処理装置として機能させるためのプログラムであって、送信先を識別する情報である送信先識別情報と、送信対象となる情報である第一送信対象情報とを受信する第一受信部と、格納されている、前記送信先識別情報と、送信先別に割り当てられた周波数である送信周波数とを対応付ける情報である送信対応情報から、前記第一受信部が受信した前記送信先識別情報に対応する前記送信周波数を取得する周波数取得部と、前記周波数取得部が取得した送信周波数で、前記第一送信対象情報を電力通信線を介して送信する第一送信部として機能させるためのプログラムである。

0117

なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。

0118

なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。

0119

また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。

0120

図9は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による通信処理装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現される。

0121

図9において、コンピュータシステム500は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ505、FD(Flexible Disk)ドライブ506を含むコンピュータ501と、キーボード502と、マウス503と、モニタ504とを備える。

0122

図10は、コンピュータシステムを示す図である。図10において、コンピュータ501は、CD−ROMドライブ505、FDドライブ506に加えて、MPU(Micro Processing Unit)511と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)512と、MPU511に接続され、アプリケーションプログラム命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)513と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク514と、MPU511、ROM512等を相互に接続するバス515とを備える。なお、コンピュータ501は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。

0123

コンピュータシステム500に、上記実施の形態による通信処理装置の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM521、またはFD522に記憶されて、CD−ROMドライブ505、またはFDドライブ506に挿入され、ハードディスク514に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ501に送信され、ハードディスク514に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM513にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM521やFD522、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。

0124

プログラムは、コンピュータ501に、上記実施の形態による通信処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム500がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。

0125

本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。

0126

以上のように、本発明にかかる通信処理装置等は、電力通信線を介して情報の通信を行う通信処理装置として適しており、特に第一通信装置と第二通信装置との間の情報の通信を処理する通信処理装置等として有用である。

図面の簡単な説明

0127

実施の形態における通信システムのブロック図
同通信処理装置の動作について説明するフローチャート
同第二通信装置の動作について説明するフローチャート
同通信処理装置の概念図
同送信対応情報の一例を示す図
同送発信管理表の一例を示す図
同第二通信装置に指定されている送信周波数を示す図
同送発信管理表の一例を示す図
同通信処理装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図
同通信処理装置を実現するコンピュータシステムの一例を示す図

符号の説明

0128

1通信システム
10通信処理装置
20、20a 第一通信装置
30、30b 第二通信装置
101送信対応情報格納部
102 第一受信部
103周波数取得部
104 第一送信部
105 第二受信部
106 第二送信部
107送信周波数変更部
201送信先識別情報受付部
202 送信先識別情報送信部
203 第一送信対象情報受付部
204 第一送信対象情報送信部
205 第一送信対象情報受信部
206 第一送信対象情報出力部
301 第二送信対象情報受信部
302 第二送信対象情報出力部
303 第二送信対象情報受付部
304 第二送信対象情報送信部
1000 電力線

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