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技術 無線通信機、無線通信システム及びそれらに用いる無線中継通信方法並びにそのプログラム

出願人 日本電気株式会社
発明者 山本武志
出願日 2007年12月19日 (12年11ヶ月経過) 出願番号 2007-326628
公開日 2009年7月9日 (11年4ヶ月経過) 公開番号 2009-152700
状態 特許登録済
技術分野 近接電磁界伝送方式 移動無線通信システム 無線中継システム
主要キーワード 車載アプリケーション 推定エリア 所望エリア 車載制御 中継距離 送信車両 通信器 周辺車両情報
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

シャドウイングが発生した場合でも路側通信機車載通信機との間あるいは車載通信機と車載通信機との間で効率よく情報を伝達可能な無線通信機を提供する。

解決手段

無線通信機(1)は、事前受取った周辺車載通信機情報リスト発信元からの受信データに指定された情報伝達範囲の情報を基に発信元からの信号の中継送信の必要性の有無を判断する手段(中継送信判定部13)と、その判断結果に基づいて信号の送信を制御する手段(制御部11及び無線部12)とを有する。

効果

本発明は、サービスを提供する際に、隣接車両、特に大型車両等によって電波が遮られるシャドウイングが発生し、近距離でも通信できない場合においても、周辺にある他の車載通信機を中継して情報を伝達することが可能となる。

概要

背景

本発明に関連する通信ステムとしては、路側通信機車載通信機との間で無線通信を行う路車間通信システム、車載通信機と車載通信機との間の無線通信を行う通信システムがある。

路車間通信システム及び車車間通信システムにおいては、隣接車両、特に大型車両等によって電波が遮られるシャドウイングが発生し、近距離でも通信できない場合がある。このような場合には、他の車載通信機または路側通信器中継して通信することが考えられる。

尚、上記の車車間通信については、以下の特許文献1,2,に記載の装置がある。特許文献1に記載の車車間通信では、受信した車車間通信データ受信レベル伝搬特性モデルを用いて車車間通信データの受信限界を算出して車車間通信データが届く推定エリアを求め、予め設定されかつ送信車両から送信される車車間通信データが届けられるべき所望エリアと推定エリアとを比較し、推定エリアが送信車両の所望エリアより小さい場合、自車が推定エリア内で受信限界に最も近い時に車車間通信データの中継が必要と判定することで、通信トラフィックが不要に増加することを削減可能としている。

また、特許文献2に記載の車車間通信では、自車両が交差点から要中継距離の範囲内に位置しており、中継を必要とされる状況にあるかどうか、周辺車両の他の車両との通信状況から自車両が中継すべき周辺車両の組み合わせが存在するかどうか、周辺車両の予測進路に基づき周辺車両間が互いの走行情報を必要とする状況にあるかどうかをそれぞれ判断し、これらを全て満足する時に、自車両が中継を行う必要があると判断し、中継を行う必要のある周辺車両からの走行情報を、その中継先の周辺車両に対して送信することで、不要な中継を行うことを回避し、自車両の通信容量の増大を防止している。

特開2007−074145号公報
特開2007−079804号公報

概要

シャドウイングが発生した場合でも路側通信機と車載通信機との間あるいは車載通信機と車載通信機との間で効率よく情報を伝達可能な無線通信機を提供する。 無線通信機(1)は、事前受取った周辺車載通信機情報リスト発信元からの受信データに指定された情報伝達範囲の情報を基に発信元からの信号の中継送信の必要性の有無を判断する手段(中継送信判定部13)と、その判断結果に基づいて信号の送信を制御する手段(制御部11及び無線部12)とを有する。本発明は、サービスを提供する際に、隣接車両、特に大型車両等によって電波が遮られるシャドウイングが発生し、近距離でも通信できない場合においても、周辺にある他の車載通信機を中継して情報を伝達することが可能となる。

目的

そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、シャドウイングが発生した場合でも路側通信機と車載通信機との間あるいは車載通信機と車載通信機との間で効率よく情報を伝達することができる無線通信機、無線通信システム及びそれらに用いる無線中継通信方法並びにプログラムを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

少なくとも直接通信可能な車載通信機位置情報を示す周辺車載通信機情報リスト発信元からの受信データに指定された情報伝達範囲の情報を基に前記発信元からの信号の中継送信の必要性の有無を判断する手段と、その判断結果に基づいて信号の送信を制御する手段とを有することを特徴とする無線通信機

請求項2

車載通信機同士が通信を行う車車間通信に用いられる車載通信機であることを特徴とする請求項1記載の無線通信機。

請求項3

車載通信機と路側通信機との間で通信を行う路車間通信に用いられる車載通信機及び路側通信機のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の無線通信機。

請求項4

前記周辺車載通信機情報リストを、直接通信できる車載通信機との間で事前交換することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の無線通信機。

請求項5

前記中継送信が必要と判断した場合に中継機として該当する受信データの情報を送信することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の無線通信機。

請求項6

複数の車載通信機のうちの一部を前記路側通信機と置き換えることで前記路車間通信と前記車車間通信とを共用することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか記載の無線通信機。

請求項7

前記周辺車載通信機情報リストの交換と、システムを使用してサービスを実現するための情報伝達のための信号の送受信とを同じ無線通信チャネルを使用して行うことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか記載の無線通信機。

請求項8

前記周辺車載通信機情報リストの交換と、システムを使用してサービスを実現するための情報伝達のための信号の送受信とを異なる無線通信チャネルを使用して行うことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか記載の無線通信機。

請求項9

前記周辺車載通信機情報リストの交換と、システムを使用してサービスを実現するための情報伝達のための信号の送受信とを異なる通信方式の無線通信機を併用して行うことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか記載の無線通信機。

請求項10

請求項1から請求項9のいずれかに記載の無線通信機を含むことを特徴とする無線通信システム

請求項11

無線通信機において、少なくとも直接通信可能な車載通信機の位置情報を示す周辺車載通信機情報リストと発信元からの受信データに指定された情報伝達範囲の情報を基に前記発信元からの信号の中継送信の必要性の有無を判断する処理と、前記無線通信機において、その判断結果に基づいて信号の送信を制御する処理とを有することを特徴とする無線中継通信方法

請求項12

前記無線通信機が、車載通信機同士が通信を行う車車間通信に用いられる車載通信機であることを特徴とする請求項11記載の無線中継通信方法。

請求項13

前記無線通信機が、車載通信機と路側通信機との間で通信を行う路車間通信に用いられる車載通信機及び路側通信機のいずれかであることを特徴とする請求項11記載の無線中継通信方法。

請求項14

前記無線通信機が、前記周辺車載通信機情報リストを、直接通信できる車載通信機との間で事前に交換することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか記載の無線中継通信方法。

請求項15

前記無線通信機が、前記中継送信が必要と判断した場合に中継機として該当する受信データの情報を送信することを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか記載の無線中継通信方法。

請求項16

複数の車載通信機のうちの一部を前記路側通信機と置き換えることで前記路車間通信と前記車車間通信とを共用することを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか記載の無線中継通信方法。

請求項17

前記周辺車載通信機情報リストの交換と、システムを使用してサービスを実現するための情報伝達のための信号の送受信とを同じ無線通信チャネルを使用して行うことを特徴とする請求項11から請求項16のいずれか記載の無線中継通信方法。

請求項18

前記周辺車載通信機情報リストの交換と、システムを使用してサービスを実現するための情報伝達のための信号の送受信とを異なる無線通信チャネルを使用して行うことを特徴とする請求項11から請求項16のいずれか記載の無線中継通信方法。

請求項19

前記周辺車載通信機情報リストの交換と、システムを使用してサービスを実現するための情報伝達のための信号の送受信とを異なる通信方式の無線通信機を併用して行うことを特徴とする請求項11から請求項16のいずれか記載の無線中継通信方法。

請求項20

無線通信機内の中央処理装置に実行させるプログラムであって、少なくとも直接通信可能な車載通信機の位置情報を示す周辺車載通信機情報リストと発信元からの受信データに指定された情報伝達範囲の情報を基に前記発信元からの信号の中継送信の必要性の有無を判断する処理と、その判断結果に基づいて信号の送信を制御する処理とを含むことを特徴とするプログラム。

技術分野

0001

本発明は無線通信機無線通信システム及びそれらに用いる無線中継通信方法並びにプログラムに関し、特に路側通信機車載通信機との間及び車載通信機と車載通信機との間の無線通信を行う通信ステムに関する。

背景技術

0002

本発明に関連する通信システムとしては、路側通信機と車載通信機との間で無線通信を行う路車間通信システム、車載通信機と車載通信機との間の無線通信を行う通信システムがある。

0003

路車間通信システム及び車車間通信システムにおいては、隣接車両、特に大型車両等によって電波が遮られるシャドウイングが発生し、近距離でも通信できない場合がある。このような場合には、他の車載通信機または路側通信器中継して通信することが考えられる。

0004

尚、上記の車車間通信については、以下の特許文献1,2,に記載の装置がある。特許文献1に記載の車車間通信では、受信した車車間通信データ受信レベル伝搬特性モデルを用いて車車間通信データの受信限界を算出して車車間通信データが届く推定エリアを求め、予め設定されかつ送信車両から送信される車車間通信データが届けられるべき所望エリアと推定エリアとを比較し、推定エリアが送信車両の所望エリアより小さい場合、自車が推定エリア内で受信限界に最も近い時に車車間通信データの中継が必要と判定することで、通信トラフィックが不要に増加することを削減可能としている。

0005

また、特許文献2に記載の車車間通信では、自車両が交差点から要中継距離の範囲内に位置しており、中継を必要とされる状況にあるかどうか、周辺車両の他の車両との通信状況から自車両が中継すべき周辺車両の組み合わせが存在するかどうか、周辺車両の予測進路に基づき周辺車両間が互いの走行情報を必要とする状況にあるかどうかをそれぞれ判断し、これらを全て満足する時に、自車両が中継を行う必要があると判断し、中継を行う必要のある周辺車両からの走行情報を、その中継先の周辺車両に対して送信することで、不要な中継を行うことを回避し、自車両の通信容量の増大を防止している。

0006

特開2007−074145号公報
特開2007−079804号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、上述した本発明に関連する通信システムでは、周辺に多数の車両が存在すると、無線区間の通信が混雑し、輻輳スループットの低下が発生するという問題がある。尚、上記の特許文献1では、車車間通信データが届く推定エリアと車車間通信データが届けられるべき所望エリアとから中継の必要性の有無を判定し、特許文献2では、中継すべき周辺車両の組み合わせと、周辺車両間が互いの走行情報を必要するかどうかとを基に中継の必要性の有無を判定するというように、隣接車両、特に大型車両等によって電波が遮られるシャドウイングの発生を考慮していないため、上記の問題を解決することはできない。

0008

そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、シャドウイングが発生した場合でも路側通信機と車載通信機との間あるいは車載通信機と車載通信機との間で効率よく情報を伝達することができる無線通信機、無線通信システム及びそれらに用いる無線中継通信方法並びにプログラムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明による無線通信機は、少なくとも直接通信可能な車載通信機の位置情報を示す周辺車載通信機情報リスト発信元からの受信データに指定された情報伝達範囲の情報を基に前記発信元からの信号の中継送信の必要性の有無を判断する手段と、その判断結果に基づいて信号の送信を制御する手段とを備えている。

0010

本発明による無線通信システムは、上記の無線通信機を含むことを特徴とする。

0011

本発明による無線中継通信方法は、
無線通信機において、少なくとも直接通信可能な車載通信機の位置情報を示す周辺車載通信機情報リストと発信元からの受信データに指定された情報伝達範囲の情報を基に前記発信元からの信号の中継送信の必要性の有無を判断する処理と、
前記無線通信機において、その判断結果に基づいて信号の送信を制御する処理と
を備えている。

0012

本発明によるプログラムは、無線通信機内の中央処理装置に実行させるプログラムであって、
少なくとも直接通信可能な車載通信機の位置情報を示す周辺車載通信機情報リストと発信元からの受信データに指定された情報伝達範囲の情報を基に前記発信元からの信号の中継送信の必要性の有無を判断する処理と、その判断結果に基づいて信号の送信を制御する処理とを含むことを特徴とする。

発明の効果

0013

本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、シャドウイングが発生した場合でも路側通信機と車載通信機との間あるいは車載通信機と車載通信機との間で効率よく情報を伝達することができるという効果が得られる。

発明を実施するための最良の形態

0014

次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態による無線通信機の構成例を示すブロック図である。図1において、無線通信機1は、制御部11と、無線部12と、中継送信判定部13とを備えている。

0015

制御部11は、無線通信機1の信号の流れを制御し、外部とのデータ入出力及び無線部12を介して無線送受信信号の入出力を行う。また、制御部11は、周囲の車両から受信した周辺車両情報及び無線受信信号に設定された情報伝達範囲を中継送信判定部13に対して出力する。無線部12は、無線信号送受信を行う。

0016

中継送信判定部13は、周囲の車両の車載通信機から受信した車両の位置情報や受信信号に指定された情報伝達範囲の情報を制御部11から入力して保持する。また、中継送信判定部13は、その周辺車両情報を基に制御部11に対して受信無線信号の中継送信の設定を行う。

0017

制御部11は、外部より供給される入力データを基に、送信データを無線部12に対して出力する。また、制御部11は、中継送信判定部13が中継送信すると判定した場合、該当する無線受信信号の受信データの情報を送信データとして無線部12に対して出力する。

0018

これによって、本実施の形態では、車車間通信システムを使用して道路交通の安全性、あるいはドライバ同乗車への利便性を向上させるサービスを提供する際に、隣接車両、特に大型車両等によって電波が遮られるシャドウイングが発生し、近距離でも通信できない場合においても、周辺にある他の車載通信機を中継して情報を伝達することが可能となる。

0019

図2は本発明の第2の実施の形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図2においては、車載通信機2−1と車載通信機2−2との間で無線通信を行う車車間通信システムの構成例を示している。

0020

図2において、車載通信機2−1,2−2各々は、車載制御部21−1,21−2と、車載無線部22−1,22−2と、中継送信判定部23−1,23−2とを備え、車載アプリケーションシステム[GPS(Global Positioning System)、車載センサ等]3−1,3−2等の車載通信機外部接続部が接続されている。

0021

車載制御部21−1,21−2は、車載通信機2−1,2−2の信号の流れを制御し、車載通信機外部接続部とのデータ入出力及び車載無線部22−1,22−2を介して無線送受信信号の入出力を行う。また、車載制御部21−1,21−2は、周囲の車両から受信した周辺車両情報及び無線受信信号に設定された情報伝達範囲を中継送信判定部23−1,23−2に対して出力する。車載無線部22−1,22−2は、無線信号の送受信を行う。

0022

中継送信判定部23−1,23−2は、周囲の車両(車載通信機2−1の場合には車載通信機2−2が周辺の車両の車載通信機)から受信した車両の位置情報や受信信号に指定された情報伝達範囲の情報を車載制御部21−1,21−2から入力して保持する。また、中継送信判定部23−1,23−2は、その周辺車両情報を基に車載制御部21−1,21−2に対して受信無線信号の中継送信の設定を行う。

0023

図3は本発明の第2の実施の形態による無線通信システムの動作例を示すブロック図であり、図4図2の車載通信機2−1における受信無線信号の中継送信の動作を示す図であり、図5図2の車載通信機2−1,2−2における受信無線信号の中継処理を示すフローチャートである。

0024

図6(a)は図3の車載通信機#1で作成される周辺車載通信機情報リストの構成例を示す図であり、図6(b)は図3の車載通信機#4で作成される周辺車載通信機情報リストの構成例を示す図である。

0025

図6(a)において、車載通信機#1の周辺車載通信機情報リストには、直接通信可能な車載通信機#1の位置情報「Position#1(自車載機)」と、直接通信可能な車載通信機#2の位置情報「Position#2(情報伝達範囲外)」と、直接通信可能な車載通信機#3の位置情報「Position#3(情報伝達範囲外)」と、直接通信可能な車載通信機#4の位置情報「Position#4(情報伝達範囲内)」とが登録されている。

0026

図6(b)において、車載通信機#4の周辺車載通信機情報リストには、直接通信可能な車載通信機#4の位置情報「Position#4(自車載機)」と、直接通信可能な車載通信機#1の位置情報「Position#1(情報発信元)」と、直接通信可能な車載通信機#5の位置情報「Position#5(情報伝達範囲内)」と、直接通信可能な車載通信機#6の位置情報「Position#6(情報伝達範囲外)」と、直接通信可能な車載通信機#7の位置情報「Position#7(情報伝達範囲外)」とが登録されている。

0027

これら図2図6を参照して本発明の第2の実施の形態による無線通信システムの動作について説明する。

0028

車載通信機2−1,2−2は車載アプリケーションシステム3−1,3−2等の車載通信機外部接続部から車載通信機入力データを入力し、車載通信機外部接続部へ車載通信機出力データを出力する。また、車載通信機2−1,2−2は他の車載通信機2−2,2−1との間で無線送信信号を出力し、無線受信信号を入力する。

0029

車載通信機2−1,2−2において、車載無線部22−1,22−2は、無線受信信号を受信すると(図5テップS1)、車載制御部21−1,21−2に対して受信データを出力する。

0030

車載制御部21−1,21−2は、車載無線部22−1,22−2からの受信データを受け、車載通信機外部接続部に対して車載通信機出力データを出力する(図5ステップS2)。

0031

また、車載制御部21−1,21−2は、車載無線部22−1,22−2からの受信データを受け、周辺車両に搭載される車載通信機からの周辺車両情報を抽出して中継送信判定部23−1,23−2に出力する(図5ステップS3)。

0032

さらに、車載制御部21−1,21−2は、無線受信信号に設定された情報伝達範囲を中継送信判定部23−1,23−2に対して出力する(図5ステップS4)。

0033

中継送信判定部23−1,23−2は、車載制御部21−1,21−2からの周辺車両情報及び無線受信信号に設定された情報伝達範囲を基に、自車載通信機が中継機として該当する無線受信信号を送信する必要があるかどうかを判定し、車載制御部21−1,21−2に対して中継送信設定信号を出力する(図5ステップS5)。

0034

車載制御部21−1,21−2は、中継送信判定部23−1,23−2が中継送信しないと判定した場合(図5ステップS6)、車載通信機外部接続部より供給される車載通信機入力データを基に、送信データを車載無線部22−1,22−2に対して出力する(図5ステップS7)。

0035

また、車載制御部21−1,21−2は、中継送信判定部23−1,23−2が中継送信すると判定した場合(図5ステップS6)、該当する無線受信信号の受信データの情報を送信データとして車載無線部22−1,22−2に対して出力する(図5ステップS8)。

0036

車載無線部22−1,22−2は、車載制御部21−1,21−2より供給される送信データを無線信号に変換し、無線送信信号を周辺車両に搭載される車載通信機に出力する(図5ステップS9)。

0037

次に、本発明の第2の実施の形態による中継送信判定の動作について説明する。車車間通信システムにおいて、図3に示すように、車載通信機#1から、車載通信機#1で指定された情報伝達範囲(図3において、大きい楕円で図示)内の車載通信機#4,#5に情報を伝達したい時に、車載通信機#4とは直接通信できるが、車載通信機#5とは遮蔽物があって直接通信できない場合について考える。

0038

ここで、直接通信できる車載通信機#1,#4同士が互いにその周辺で直接通信できる車載通信機の位置情報のリスト交換しておく。例えば、図6(a)に示すような車載通信機#1の周辺車載通信機情報リストと、図6(b)に示すような車載通信機#4の周辺車載通信機情報リストとを互いに情報交換しておく。

0039

すると、図3に示す車載通信機#1で指定された情報伝達範囲内の車載通信機#4,#5のうち、車載通信機#1が直接通信できない車載通信機$5の存在を車載通信機#4が把握することができる。このような場合には、車載通信機#4が車載通信機#1から受信した情報を再度発信することで、車載通信機#5に対して車載通信機#1からの情報を伝達することが可能になる。

0040

以上のような構成と動作とによって、本実施の形態では、隣接車両、特に大型車両等によって電波が遮られるシャドウイングが発生し、近距離でも直接通信できない場合において、周辺にある他の車載通信機を中継して効率よく情報を伝達することができる。

0041

このように、本実施の形態では、車車間通信システムを使用して道路交通の安全性、あるいはドライバや同乗車への利便性を向上させるサービスを提供する際に、隣接車両、特に大型車両等によって電波が遮られるシャドウイングが発生し、近距離でも通信できない場合においても、周辺にある他の車載通信機を中継して情報を伝達することが可能となる。

0042

また、本実施の形態では、直接通信できる車載通信機同士が事前に周辺車載通信機情報リストを交換しておくことで、中継送信を必要な場合のみに限定し、無線区間の通信量を必要以上に増加させることなく、信頼性の高い通信が可能となる。

0043

図7は本発明の第3の実施の形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。図7においては、車載通信機2−1と路側通信機4との間で無線通信を行う路車間通信システムの構成例を示している。

0044

図7において、車載通信機2−1は、上記と同様に、車載制御部21−1と、車載無線部22−1と、中継送信判定部23−1とを備え、車載アプリケーションシステム[GPS、車載センサ等]3−1等の車載通信機外部接続部が接続されている。これに対し、路側通信機4は、制御部41と、無線部42と、中継送信判定部43とを備え、アプリケーションシステム5が接続されている。

0045

ここで、車載通信機2−1の車載制御部21−1、車載無線部22−1、中継送信判定部23−1各々の動作は上述した通りである。

0046

路側通信機4の制御部41は、路側通信機4の信号の流れを制御し、アプリケーションシステム5とのデータ入出力及び無線部42を介して無線送受信信号の入出力を行う。また、制御部41は、周囲の車両から受信した周辺車両情報及び無線受信信号に設定された情報伝達範囲を中継送信判定部43に対して出力する。無線部42は、無線信号の送受信を行う。

0047

中継送信判定部43は、周囲の車両(ここでは、車載通信機2−1が周辺の車両の車載通信機)から受信した車両の位置情報や受信信号に指定された情報伝達範囲の情報を制御部41から入力して保持する。また、中継送信判定部43は、その周辺車両情報を基に制御部41に対して受信無線信号の中継送信の設定を行う。

0048

本実施の形態では、上述した本発明の第1の実施の形態と同様の動作を行うことで、シャドウイングが発生し、車載通信機2−1が近距離でも通信できない場合においても、周辺にある他の車載通信機からの情報を中継して車載通信機2−1に伝達することが可能となる。

0049

すなわち、本発明は、無線通信手段を使用する車車間通信システム及び路車間通信システムにおいて、隣接車両、特に大型車両等によって電波が遮られ、近距離でも通信できない場合においても、情報を中継する車載通信機2−1,2−2あるいは路側通信機4を介して効率よく情報を伝達することを特徴とする。

0050

本発明の車車間通信システム及び路車間通信システムでは、直接通信できる車載通信機2−1,2−2、路側通信機4が事前に周辺車載通信機情報リストを交換し、その周辺車載通信機情報と受信データに指定された情報伝達範囲の情報とを基に中継送信の必要性の有無を判断し、中継送信が必要と判断した場合にのみ、中継機として該当する受信データの情報を送信することによって、効率よく信頼性の高い通信システムを実現することが可能となる。

0051

尚、本発明では、上述した車車間通信システム及び路車間通信システムについて、路車間通信と車車間通信とを共用する場合にも、複数の車載通信機のうちの一部を路側通信機と読み替えることで、上述した本発明の第1及び第2の実施の形態による無線通信システムを適用することが可能である。

0052

また、本発明では、周辺車載通信機情報リストの交換と、システムを使用してサービスを実現するための情報伝達のための信号とを同じ無線通信チャネルで送受信する場合だけでなく、異なる無線通信チャネルを使用してもよく、あるいは異なる通信方式の無線通信機を併用してもよい。

図面の簡単な説明

0053

本発明の第1の実施の形態による無線通信機の構成例を示すブロック図である。
本発明の第2の実施の形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
本発明の第2の実施の形態による無線通信システムの動作例を示すブロック図である。
図2の車載通信機における受信無線信号の中継送信の動作を示す図である。
図2の車載通信機における受信無線信号の中継処理を示すフローチャートである。
(a)は図3の車載通信機#1で作成される周辺車載通信機情報リストの構成例を示す図、(b)は図3の車載通信機#4で作成される周辺車載通信機情報リストの構成例を示す図である。
本発明の第3の実施の形態による無線通信システムの構成例を示すブロック図である。

符号の説明

0054

1無線通信機
2−1,2−2車載通信機
3−1,3−2車載アプリケーションシステム
4路側通信機
5アプリケーションシステム
11,41 制御部
12,42無線部
21−1,21−2車載制御部
12−1,12−2車載無線部
13,23−1,
23−2,43中継送信判定部

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