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技術 携帯端末装置、通信プログラムの格納方法、及びマルチバンド通信方法

出願人 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社
発明者 青柳勝己市川知宏平尾康幸麻健治
出願日 2007年12月10日 (12年11ヶ月経過) 出願番号 2007-318357
公開日 2009年6月25日 (11年4ヶ月経過) 公開番号 2009-141853
状態 特許登録済
技術分野 電話機の回路等 送受信機 電話機の機能 伝送の細部、特殊媒体伝送方式 移動無線通信システム
主要キーワード 操作メニュ マルチモ マルチバンド通信 バイブレーションユニット 静止画像コンテンツ 信号処理プログラム ブラウジングプログラム メールコンテンツ
関連する未来課題
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図面 (8)

課題

デュアルバンド通信に対応するために必要とする通信プログラムのデータ量を削減し、当該通信プログラムを記憶するNANDメモリ上の余領域(ユーザデータ領域)の拡大を図る。

解決手段

CDMA通信プログラムと、このCDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換するための第1の差分データと、GSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換するための第2の差分データと、各通信プログラム間の相互の変換処理を行うためのソフト更新エンジンとをNANDメモリに記憶する。そして、第1の差分データを用いてCDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換し、第2の差分データを用いてGSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換処理し、それぞれの通信に用いる。NANDメモリに記憶する通信プログラムのデータ量を大幅に削減することができ、この分、ユーザデータ領域の拡大を図ることができる。

概要

背景

今日において、PDC方式(PDC:Personal Digital Cellular)、CDMA通信方式(CDMA:Code Division Multiple Access)、或いはGSM通信方式(GSM:Global Systems for Mobile)等の異なる通信方式に基づいて無線通信を行う携帯電話機が知られている。これらの通信方式は、通信プロトコル信号処理内容、周波数帯域伝送速度等に違いがある。このため、一つの携帯電話機を複数の通信方式に対応させる場合、簡単な手法として、該複数の通信方式に対応するハードウェアソフトウェアをそれぞれ別個に携帯電話機の筐体内に設け、ユーザにより選択された通信方式に対応するハードウェアやソフトウェアを動作させて該通信を行うことが考えられる。

しかし、このように一つの携帯電話機の筐体内に2つの通信方式分のハードウェアやソフトウェアを設けると、必然的に、一つの通信方式のみに対応して無線通信を行う携帯電話機よりも、部品点数が多くなる問題がある。このため、特開2001−345731号の公開特許公報(特許文献1)に開示されているマルチモード携帯電話端末においては、アンテナに接続され電波送受信を行う送信部、受信部、シンセサイザを備えた無線通信機能、この無線通信機能との間で送受信信号を送受信し通信方式に対応した信号処理を実行する信号処理プログラムメモリ及び信号処理部を備えた信号処理機能、無線通信機能及び信号処理機能を制御するCPU及び通信制御プログラム用メモリを備えた通信制御機能のうち、上記無線通信機能を複数の通信方式で共通に使用可能なハードウェアで構成すると共に、上記信号処理機能を複数の通信方式に対応した信号処理を実行する共通のハードウェアで構成することで、各通信方式に対応する携帯電話端末を少ない部品点数で実現している。

特開2001−345731号公報(第4頁〜第5頁、図1)

概要

デュアルバンド通信に対応するために必要とする通信プログラムのデータ量を削減し、当該通信プログラムを記憶するNANDメモリ上の余領域(ユーザデータ領域)の拡大をる。CDMA通信プログラムと、このCDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換するための第1の差分データと、GSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換するための第2の差分データと、各通信プログラム間の相互の変換処理を行うためのソフト更新エンジンとをNANDメモリに記憶する。そして、第1の差分データを用いてCDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換し、第2の差分データを用いてGSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換処理し、それぞれの通信に用いる。NANDメモリに記憶する通信プログラムのデータ量を大幅に削減することができ、この分、ユーザデータ領域の拡大をることができる。

目的

本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、複数の通信方式に対応するために必要となる複数の通信プログラムのデータ量の削減を図り、当該複数の通信プログラムを記憶するメモリに大きな余領域を確保することができるような携帯端末装置、通信プログラムの格納方法、及びマルチバンド通信方法の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1の通信方式に対応する第1の通信プログラムと、上記第1の通信プログラムを、該第1の通信方式とは異なる通信方式である第2の通信方式に対応する第2の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第1の通信プログラムと上記第2の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第1の差分データと、上記第2の通信プログラムを上記第1の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第2の通信プログラムと上記第1の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第2の差分データとが、少なくとも記憶された記憶手段と、上記記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラムを、上記第1の差分データを用いて上記第2の通信プログラムに変換処理し、また、この変換処理された第2の通信プログラムを、上記第2の差分データを用いて上記第1の通信プログラムに変換する通信プログラム変換手段と、上記第1の通信方式に基づく通信を行う際に、上記記憶手段に上記第2の通信プログラムが記憶されている場合、この第2の通信プログラムを、上記第2の差分データを用いて第1の通信プログラムに変換するように上記通信プログラム変換手段を制御し、上記第2の通信方式に基づく通信を行う際に、上記記憶手段に上記第1の通信プログラムが記憶されている場合、この記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラムを、上記第1の差分データを用いて第2の通信プログラムに変換するように上記通信プログラム変換手段を制御する制御手段と、上記第1の通信方式に基づく通信を行う場合、上記記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラム、或いは上記制御手段が、上記第2の差分データを用いて上記第2の通信プログラムを変換するように上記通信プログラム変換手段を制御することで形成された上記第1の通信プログラムを用いて通信を行い、上記第2の通信方式に基づく通信を行う場合、上記制御手段が、上記第1の差分データを用いて上記第1の通信プログラムを変換するように上記通信プログラム変換手段を制御することで形成された上記第2の通信プログラムを用いて通信を行う通信手段とを有する携帯端末装置

請求項2

請求項1に記載の携帯端末装置であって、上記記憶手段から読み出された上記第1の通信プログラム、或いは第2の通信プログラムが展開される展開記憶手段を有し、上記通信手段は、上記展開記憶手段に展開された上記いずれかの通信プログラムを用いて通信を行うことを特徴とする携帯端末装置。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置であって、上記記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラムには、当該通信プログラムが第1の通信プログラムであることを示すステータス情報が含まれており、また、上記記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラムを上記変換することで形成された上記第2の通信プログラムには、当該通信プログラムが第2の通信プログラムであることを示すステータス情報が含まれており、上記制御手段は、上記第1の通信プログラムの起動中には、当該第1の通信プログラムに含まれる上記第1の通信プログラムのステータス情報を読み込んで表示手段に表示し、上記第2の通信プログラムの起動中には、当該第2の通信プログラムに含まれる上記第2の通信プログラムのステータス情報を読み込んで表示手段に表示することを特徴とする携帯端末装置。

請求項4

請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の携帯端末装置であって、上記第1の通信プログラムは、CDMA通信方式(CDMA:Code Division Multiple Access)に対応する通信プログラムであり、上記第2の通信プログラムは、GSM通信方式(GSM:Global Systems for Mobile)に対応する通信プログラムであることを特徴とする携帯端末装置。

請求項5

それぞれ通信方式の異なる、少なくとも第1及び第2の通信プログラムを記憶手段に格納する通信プログラムの格納方法であって、第1の通信方式に対応する第1の通信プログラムと、上記第1の通信プログラムを、該第1の通信方式とは異なる通信方式である第2の通信方式に対応する第2の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第1の通信プログラムと上記第2の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第1の差分データと、上記第2の通信プログラムを上記第1の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第2の通信プログラムと上記第1の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第2の差分データとを上記記憶手段に記憶しておくことを特徴とする通信プログラムの格納方法。

請求項6

それぞれ通信方式が異なる少なくとも第1及び第2の通信方式に対応した通信を行うマルチバンド通信方法であって、上記第1の通信方式に対応する第1の通信プログラムと、上記第1の通信プログラムを、上記第2の通信方式に対応する第2の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第1の通信プログラムと上記第2の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第1の差分データと、上記第2の通信プログラムを上記第1の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第2の通信プログラムと上記第1の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第2の差分データとを記憶手段に記憶しておき、上記第1の通信方式に対応する通信を行う場合、通信手段が、上記記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラムをそのまま用いて通信を行い、或いは上記第1の通信プログラムが上記第2の通信プログラムに変換されている場合には、通信プログラム変換手段により上記第2の差分データを用いて該第2の通信プログラムから変換された第1の通信プログラムを用いて通信を行い、上記第2の通信方式に対応する通信を行う場合、通信手段が、上記通信プログラム変換手段により上記第1の差分データを用いて上記第1の通信プログラムから変換された第2の通信プログラムを用いて通信を行うことを特徴とするマルチバンド通信方法。

技術分野

0001

本発明は、例えばPDC方式(PDC:Personal Digital Cellular)とCDMA通信方式(CDMA:Code Division Multiple Access)、或いはCDMA通信方式とGSM通信方式(GSM:Global Systems for Mobile)等のように、複数の異なる通信方式での無線通信が可能な、いわゆるマルチバンド対応携帯電話機PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)等の携帯機器に適用して好適な携帯端末装置通信プログラム格納方法、及びマルチバンド通信方法に関し、特に、複数の通信方式に対応可能とするために必要となる複数の通信プログラムのデータ量の削減を通じて、該通信プログラムを記憶するメモリの記憶容量の削減等を図った携帯端末装置、通信プログラムの格納方法、及びマルチバンド通信方法に関する。

背景技術

0002

今日において、PDC方式(PDC:Personal Digital Cellular)、CDMA通信方式(CDMA:Code Division Multiple Access)、或いはGSM通信方式(GSM:Global Systems for Mobile)等の異なる通信方式に基づいて無線通信を行う携帯電話機が知られている。これらの通信方式は、通信プロトコル信号処理内容、周波数帯域伝送速度等に違いがある。このため、一つの携帯電話機を複数の通信方式に対応させる場合、簡単な手法として、該複数の通信方式に対応するハードウェアソフトウェアをそれぞれ別個に携帯電話機の筐体内に設け、ユーザにより選択された通信方式に対応するハードウェアやソフトウェアを動作させて該通信を行うことが考えられる。

0003

しかし、このように一つの携帯電話機の筐体内に2つの通信方式分のハードウェアやソフトウェアを設けると、必然的に、一つの通信方式のみに対応して無線通信を行う携帯電話機よりも、部品点数が多くなる問題がある。このため、特開2001−345731号の公開特許公報(特許文献1)に開示されているマルチモード携帯電話端末においては、アンテナに接続され電波送受信を行う送信部、受信部、シンセサイザを備えた無線通信機能、この無線通信機能との間で送受信信号を送受信し通信方式に対応した信号処理を実行する信号処理プログラム用メモリ及び信号処理部を備えた信号処理機能、無線通信機能及び信号処理機能を制御するCPU及び通信制御プログラム用メモリを備えた通信制御機能のうち、上記無線通信機能を複数の通信方式で共通に使用可能なハードウェアで構成すると共に、上記信号処理機能を複数の通信方式に対応した信号処理を実行する共通のハードウェアで構成することで、各通信方式に対応する携帯電話端末を少ない部品点数で実現している。

0004

特開2001−345731号公報(第4頁〜第5頁、図1

発明が解決しようとする課題

0005

ここで、特許文献1に開示されているマルチモード携帯電話端末においても同様の問題が発生するのであるが、例えばCDMA通信方式とGSM通信方式との2つの通信方式での無線通信が可能なデュアルバンド対応の携帯電話機の場合、図6に示すようにNANDメモリNAND:NOT-AND)に、それぞれ40メガバイト〜50メガバイト程度のCDMAプログラム及びGSMプログラムが記憶させておき、ブート時に、ユーザにより選択された通信プログラムをSDRAM展開して実行するようになっている。すなわち、2つの通信方式に対応するために、各通信方式の通信プログラムをそれぞれNANDメモリに記憶しておくようになっている。

0006

このため、図7に示すようにNANDメモリの記憶領域が、CDMAプログラム及びGSMプログラムの2つの通信プログラムにより圧迫され、ユーザデータ領域等の余領域が少なくなる問題があった。一例ではあるが、1つの通信方式のみに対応する携帯電話機の場合、NANDメモリのユーザデータ領域として100メガバイト程度確保可能なのであるが、2つの通信方式に対応すべく各通信方式の通信プログラムをNANDメモリに記憶させると、ユーザデータ領域が50メガバイトまで圧迫される問題を生ずる。

0007

本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、複数の通信方式に対応するために必要となる複数の通信プログラムのデータ量の削減を図り、当該複数の通信プログラムを記憶するメモリに大きな余領域を確保することができるような携帯端末装置、通信プログラムの格納方法、及びマルチバンド通信方法の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係る携帯端末装置は、上述の課題を解決するための手段として、
第1の通信方式に対応する第1の通信プログラムと、上記第1の通信プログラムを、該第1の通信方式とは異なる通信方式である第2の通信方式に対応する第2の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第1の通信プログラムと上記第2の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第1の差分データと、上記第2の通信プログラムを上記第1の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第2の通信プログラムと上記第1の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第2の差分データとが、少なくとも記憶された記憶手段と、
上記記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラムを、上記第1の差分データを用いて上記第2の通信プログラムに変換処理し、また、この変換処理された第2の通信プログラムを、上記第2の差分データを用いて上記第1の通信プログラムに変換する通信プログラム変換手段と、
上記第1の通信方式に基づく通信を行う際に、上記記憶手段に上記第2の通信プログラムが記憶されている場合、この第2の通信プログラムを、上記第2の差分データを用いて第1の通信プログラムに変換するように上記通信プログラム変換手段を制御し、上記第2の通信方式に基づく通信を行う際に、上記記憶手段に上記第1の通信プログラムが記憶されている場合、この記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラムを、上記第1の差分データを用いて第2の通信プログラムに変換するように上記通信プログラム変換手段を制御する制御手段と、
上記第1の通信方式に基づく通信を行う場合、上記記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラム、或いは上記制御手段が、上記第2の差分データを用いて上記第2の通信プログラムを変換するように上記通信プログラム変換手段を制御することで形成された上記第1の通信プログラムを用いて通信を行い、上記第2の通信方式に基づく通信を行う場合、上記制御手段が、上記第1の差分データを用いて上記第1の通信プログラムを変換するように上記通信プログラム変換手段を制御することで形成された上記第2の通信プログラムを用いて通信を行う通信手段と
を有する。

0009

また、本発明に係る通信プログラムの格納方法は、それぞれ通信方式の異なる、少なくとも第1及び第2の通信プログラムを記憶手段に格納する通信プログラムの格納方法であって、
第1の通信方式に対応する第1の通信プログラムと、
上記第1の通信プログラムを、該第1の通信方式とは異なる通信方式である第2の通信方式に対応する第2の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第1の通信プログラムと上記第2の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第1の差分データと、
上記第2の通信プログラムを上記第1の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第2の通信プログラムと上記第1の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第2の差分データとを
上記記憶手段に記憶しておくことで上述の課題を解決する。

0010

また、本発明に係るマルチバンド通信方法は、それぞれ通信方式が異なる少なくとも第1及び第2の通信方式に対応した通信を行うマルチバンド通信方法であって、
上記第1の通信方式に対応する第1の通信プログラムと、上記第1の通信プログラムを、上記第2の通信方式に対応する第2の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第1の通信プログラムと上記第2の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第1の差分データと、上記第2の通信プログラムを上記第1の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第2の通信プログラムと上記第1の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第2の差分データとを記憶手段に記憶しておき、
上記第1の通信方式に対応する通信を行う場合、通信手段が、上記記憶手段に記憶されている上記第1の通信プログラムをそのまま用いて通信を行い、或いは上記第1の通信プログラムが上記第2の通信プログラムに変換されている場合には、通信プログラム変換手段により上記第2の差分データを用いて該第2の通信プログラムから変換された第1の通信プログラムを用いて通信を行い、
上記第2の通信方式に対応する通信を行う場合、通信手段が、上記通信プログラム変換手段により上記第1の差分データを用いて上記第1の通信プログラムから変換された第2の通信プログラムを用いて通信を行うことで上述の課題を解決する。

0011

このような本発明は、少なくとも第1の通信方式に対応する第1の通信プログラム、及びこの第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に対応する第2の通信プログラムを記憶手段に記憶する際に、上記第1の通信方式に対応する第1の通信プログラムを記憶手段に記憶すると共に、この第1の通信プログラムを上記第2の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第1の通信プログラムと上記第2の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第1の差分データを記憶手段に記憶しておく。また、第1の通信プログラム及び第1の差分データと共に、上記第2の通信プログラムを上記第1の通信プログラムに変換する際に用いる、上記第2の通信プログラムと上記第1の通信プログラムとの間における異なる通信処理を示す第2の差分データを記憶手段に記憶しておく。

0012

これにより、第1及び第2の通信方式に対応するために記憶手段に記憶する通信プログラムのデータ量を、第1の通信プログラムと上記2つの差分データとに削減することができる。このため、上記2つの通信方式に対応する通信プログラムを記憶手段に記憶させた場合でも、該記憶手段に大きな余領域を確保することができる。

発明の効果

0013

本発明は、複数の通信方式に対応するために必要となる複数の通信プログラムのデータ量の削減を図ることができる。このため、複数の通信方式に対応する通信プログラムを記憶手段に記憶させた場合でも、該記憶手段に大きな余領域を確保することができる。

発明を実施するための最良の形態

0014

本発明は、CDMA通信方式(CDMA:Code Division Multiple Access)、及びGSM通信方式(GSM:Global Systems for Mobile)の2つの通信方式に対応して無線通信が可能な、いわゆるデュアルバンド対応の携帯電話機に適用することができる。

0015

[携帯電話機の構成]
この本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機は、図1に示すように無線基地局との間で上記CDMA通信方式或いはGSM通信方式に基づく音声通話テレビ電話通話電子メール、Webデータ(Web:World Wide Web)等の無線通信を行うアンテナ1及び通信回路2と、操作メニュー、電子メール、画像(静止画像及び動画像)や後述するステータス情報等を表示するための表示部3と、所望のメニューの選択操作や上記CDMA通信方式及びGSM通信方式間の切り替え操作等を行うための操作部4と、受話音声等を出力するためのスピーカ部5と、送話音声等を集音するためのマイクロホン部6と、所望の被写体の静止画像や動画像を撮像するためのカメラ部7と、発着信等を光でユーザに通知するための発光部8(LED:Light Emitting Diode)とを有している。

0016

また、この携帯電話機は、当該携帯電話機の筐体を振動させて発着信等をユーザに通知するためのバイブレーションユニット9と、現在時刻カウントするタイマ10と、通信プログラムやユーザデータ等が記憶されたNANDメモリ11(NAND:NOT-AND)と、NANDメモリ11から読み出された上記通信プログラム等が展開されるSDRAM12(Synchronous Dynamic Random Access Memory)と、当該携帯電話機全体の動作を制御する制御部14とを有している。

0017

〔NANDメモリの詳細〕
NANDメモリ11には、図2に示すようにCDMA通信プログラムと、このCDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換するための第1の差分データ(CDMA→GSM差分データ)と、GSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換するための第2の差分データ(GSM→CDMA差分データ)と、CDMA通信プログラム及びGSM通信プログラムの間の相互の変換処理プログラムである数百キロバイト程度のソフト更新エンジンとが記憶されている。

0018

また、このNANDメモリ11には、電子メールの作成や送受信を制御するための電子メール管理プログラム、カメラ部7の撮像制御を行うカメラ制御プログラム、ユーザのスケジュール登録されたスケジュール帳の管理を行うためのスケジュール帳管理プログラム電話帳の管理を行うための電話帳管理プログラム、音楽コンテンツ再生を行うための音楽プレーヤプログラム、所望のWebページ閲覧を行うためのWebブラウジングプログラム等の各種アプリケーションプログラムが記憶されている。

0019

また、このNANDメモリ11において、上記CDMA通信プログラムや各種アプリケーションプログラムが記憶された記憶領域以外の余領域がユーザデータ領域となっており、ユーザの所望のスケジュールが登録されるスケジュール帳、ユーザの知人友人等のユーザ名、静止画像(顔写真等)、住所電話番号、電子メールアドレス生年月日等が登録された電話帳、音楽プレーヤプログラムに基づいて再生される音楽コンテンツ、カメラ制御プログラムのビューワ機能に基づいて再生される静止画像コンテンツ及び動画像コンテンツ、送受信された電子メールコンテンツ、電話及び電子メールの発着信履歴等が記憶されるようになっている。

0020

上記第1の差分データは、図3(a)に示すようにCDMA通信プログラムとGSM通信プログラムとを比較することで検出した、両者間で異なっている通信処理を示すデータとなっている。すなわち、この第1の差分データは、CDMA通信プログラムに対して、GSM通信プログラムとは異なる通信処理を行う部分的なプログラムの補完等を行うことで、該CDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換するためのデータとなっている。

0021

同様に、上記第2の差分データは、図3(b)に示すようにCDMA通信プログラムとGSM通信プログラムとを比較することで検出した、両者間で異なっている通信処理を示すデータとなっている。すなわち、この第2の差分データは、GSM通信プログラムに対して、CDMA通信プログラムとは異なる通信処理を行う部分的なプログラムの補完等を行うことで、該GSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換するためのデータとなっている。

0022

また、CDMA通信プログラムには、当該通信プログラムがCDMA通信プログラムであることを示すステータス情報が含まれており、また、CDMA通信プログラムを上記第1の差分データを用いてGSM通信プログラムに変換した際には、このGSM通信プログラムに対して、当該通信プログラムがGSM通信プログラムであることを示すステータス情報が書き込まれるようになっている。

0023

[通信プログラムの切り替え動作
次に、当該実施の形態の携帯電話機における、CDMA通信プログラム及びGSM通信プログラム間における通信プログラムの切り替え動作を説明する。

0024

〔CDMAからGSMへの切り替え動作〕
まず、NANDメモリ11に記憶されている通信プログラムがCDMA通信プログラムである場合において、ユーザにより、操作部4を介してGSM通信プログラムへの切り替え要求がなされた場合、制御部14は、NANDメモリ11に記憶されているソフト更新エンジンとして機能し、図4(a)及び図5に示すように、上記CDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換するための第1の差分データ(CDMA→GSM差分データ)を用いて、該NANDメモリ11に記憶されているCDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換処理する(=NANDメモリ11上の通信処理プログラムをCDMA通信プログラムからGSM通信プログラムに書き換える。)。

0025

そして、制御部14は、この変換処理により形成したGSM通信プログラムを、NANDメモリ11からSDRAM12上に展開し、通信を行う際に、このSDRAM12からGSM通信プログラムを読み込み、GSM通信方式に対応する通信を行うように通信回路2を通信制御する。これにより、CDMA通信方式からGSM通信方式に、通信方式を切り替えて通信を行うことができる。

0026

また、制御部14は、NANDメモリ11に記憶されているCDMA通信プログラムを変換処理することでGSM通信プログラムを形成した際に、当該通信プログラムがGSM通信プログラムであることを示すステータス情報を該GSM通信プログラム内に書き込む。そして、このステータス情報を、上記変換処理により形成したGSM通信プログラムから読み込んで表示部3に表示する。これにより、ユーザに対して、現在、起動中の通信処理プログラムがGSM通信プログラムであることを認識させることができる。

0027

〔GSMからCDMAへの切り替え動作〕
次に、このようにNANDメモリ11に記憶されている通信プログラムをGSM通信プログラムに書き換えた後に、ユーザにより、操作部4を介してCDMA通信プログラムへの切り替え要求がなされた場合、制御部14は、NANDメモリ11に記憶されているソフト更新エンジンとして機能し、図4(b)及び図5に示すように、上記GSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換するための第2の差分データ(GSM→CDMA差分データ)を用いて、該NANDメモリ11に記憶されているGSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換処理する(=NANDメモリ11上の通信処理プログラムをGSM通信プログラムからCDMA通信プログラムに書き換える。)。

0028

そして、制御部14は、この変換処理により形成したCDMA通信プログラムを、NANDメモリ11からSDRAM12上に展開し、通信を行う際に、このSDRAM12からCDMA通信プログラムを読み込み、CDMA通信方式に対応する通信を行うように通信回路2を通信制御する。これにより、GSM通信方式からCDMA通信方式に、通信方式を切り替えて通信を行うことができる。

0029

また、制御部14は、NANDメモリ11に記憶されているGSM通信プログラムを変換処理することでCDMA通信プログラムを形成した際に、当該通信プログラムがCDMA通信プログラムであることを示すステータス情報を該CDMA通信プログラム内に書き込む。そして、このステータス情報を、上記変換処理により形成したCDMA通信プログラムから読み込んで表示部3に表示する。これにより、ユーザに対して、現在、起動中の通信処理プログラムがCDMA通信プログラムであることを認識させることができる。

0030

[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、NANDメモリ11にCDMA通信プログラムと、このCDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換するための第1の差分データ(CDMA→GSM差分データ)と、GSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換するための第2の差分データ(GSM→CDMA差分データ)と、CDMA通信プログラム及びGSM通信プログラムの間の相互の変換処理を行うためのソフト更新エンジンとを記憶しておく。

0031

そして、NANDメモリ11にCDMA通信プログラムが記憶されている場合に、GSM通信プログラムへの切り替え要求がなされた際に、ソフト更新エンジンとして機能した制御部14が、上記第1の差分データを用いて、NANDメモリ11上の通信プログラムをCDMA通信プログラムからGSM通信プログラムに変換処理し、この変換処理により形成したGSM通信プログラムに基づいてGSM通信制御を行う。

0032

また、NANDメモリ11にGSM通信プログラムが記憶されている場合に、CDMA通信プログラムへの切り替え要求がなされた際に、ソフト更新エンジンとして機能した制御部14が、上記第2の差分データを用いて、NANDメモリ11上の通信プログラムをGSM通信プログラムからCDMA通信プログラムに変換処理し、この変換処理により形成したCDMA通信プログラムに基づいてCDMA通信制御を行う。

0033

このような、いわゆるデュアルバンドに対応するためにNANDメモリ11に記憶させるデータは、CDMA通信プログラム、第1の差分データ、第2の差分データ及びソフト更新エンジンである。CDMA通信プログラムとGSM通信プログラムとのプログラム差は少ないため、上記第1の差分データ及び上記第2の差分データは、CDMA通信プログラム及びGSM通信プログラムの数分の1程度のデータ量となる。また、ソフト更新エンジンのデータ量も数百キロバイト程度である。このため、CDMA通信プログラム及びGSM通信プログラムの両方の通信プログラムをNANDメモリ11に記憶させる場合に比べ、デュアルバンドに対応するために必要とするデータ量を大幅に少なくすることができる。このため、図2等に示すようにNANDメモリ11上に大きな余領域(ユーザデータ領域)を確保可能とすることができる。

0034

また、このようなCDMA通信プログラムとGSM通信プログラムとを切り替えて用いる場合、通常、現在、起動中の通信プログラムの種類をユーザに示すために、NANDメモリ11に記憶されている通信プログラムの種類を示すフラグを不揮発性メモリに保存する必要があり、また、この不揮発性メモリに保存したフラグを、当該携帯電話機のメイン電源オフ操作された場合、及びバッテリが取り外された場合でも保持する必要がある。

0035

しかし、当該実施の形態の携帯電話機の場合、CDMA通信プログラムにステータス情報が含まれており、また、CDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換した場合でも、この変換により形成したGSM通信プログラムにステータス情報が書き込まれるようになっている。そして、このCDMA通信プログラム或いはGSM通信プログラムに含まれているステータス情報を読み込んで表示部3に表示するようになっているため、前述の通信プログラムの種類を示すフラグを保存するための不揮発性メモリを不要とすることができる。

0036

[変形例]
上述の実施の形態の説明では、NANDメモリ11にCDMA通信プログラムを記憶しておき、このCDMA通信プログラムを第1の差分データでGSM通信プログラムに変換し、或いはこの第1の差分データで変換したGSM通信プログラムを第2の差分データでCDMA通信プログラムに戻すこととしたが、NANDメモリ11にGSM通信プログラムを記憶しておき、このGSM通信プログラムを第2の差分データでCDMA通信プログラムに変換し、或いはこの第2の差分データで変換したCDMA通信プログラムを第1の差分データでGSM通信プログラムに戻すようにしてもよい。この場合も、上述と同じ効果を得ることができる。

0037

また、上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明は、この他、マルチバンド対応のPHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)等の他の携帯機器に適用してもよい。いずれの場合も、上述と同じ効果を得ることができる。

0038

また、上述の実施の形態の説明では、CDMA通信方式及びGSM通信方式に対応させることとしたが、PDC通信方式とCDMA通信方式、或いはPDC通信方式とGSM通信方式等のように、他の通信方式に対応させてもよい。

0039

PDC通信方式とCDMA通信方式に対応させる場合、PDC通信プログラム(或いはCDMA通信プログラムでもよい。)と、当該PDC通信プログラムとCDMA通信プログラムとの通信処理の差を示す上記第1及び第2の差分データと、PDC通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換処理し、また、CDMA通信プログラムをPDC通信プログラムに変換処理するソフト更新エンジンとをNANDメモリ11に記憶すればよい。同様に、PDC通信方式とGSM通信方式に対応させる場合、PDC通信プログラム(或いはGSM通信プログラムでもよい。)と、当該PDC通信プログラムとGSM通信プログラムとの通信処理の差を示す上記第1及び第2の差分データと、PDC通信プログラムをGSM通信プログラムに変換処理し、また、GSM通信プログラムをPDC通信プログラムに変換処理するソフト更新エンジンとをNANDメモリ11に記憶すればよい。いずれの場合も、上述と同じ効果を得ることができる。

0040

さらに、2種類のみならず、3種類以上の通信方式に対応させるようにしてもよい。具体的には、PDC通信方式、CDMA通信方式及びGSM通信方式に対応させる場合、例えばCDMA通信プログラムをNANDメモリ11に記憶すると共に、CDMA通信プログラムをGSM通信プログラムに変換するための第1の差分データ、GSM通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換するための第2の差分データ、CDMA通信プログラムをPDC通信プログラムに変換するための第3の差分データ、PDC通信プログラムをCDMA通信プログラムに変換するための第4の差分データ、PDC通信プログラムをGSM通信プログラムに変換するための第5の差分データ、GSM通信プログラムをPDC通信プログラムに変換するための第5の差分データ、及び各通信方式相互間の変換処理を実行するソフト更新エンジンをNANDメモリ11に記憶する。これにより、上述と同様にNANDメモリ11上に大きなユーザデータ領域を確保できる等の効果を得ることができる。

0041

最後に、上述の実施の形態は、本発明の一例である。このため、本発明は上述の実施の形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。

図面の簡単な説明

0042

本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機のブロック図である。
実施の形態の携帯電話機のNANDメモリに記憶されているデータを説明するための、該NANDメモリの模式図である。
実施の形態の携帯電話機のNANDメモリに記憶されている、CDMA通信プログラム及びGSM通信プログラムの差分データを説明するための図である。
実施の形態の携帯電話機におけるCDMA通信プログラムからGSM通信プログラムへの切り替え、及びGSM通信プログラムからCDMA通信プログラムの切り替えを説明するための図である。
実施の形態の携帯電話機における通信プログラムの切り替え動作を説明するための図である。
NANDメモリ上に設けられたCDMA通信プログラム及びGSM通信プログラムを選択的にSDRAM上に展開して用いる従来の携帯電話機を説明するための図である。
従来の携帯電話機において、NANDメモリ上にCDMA通信プログラム及びGSM通信プログラムの2つの通信プログラムを設けることで、該NANDメモリのユーザ領域が圧迫される問題を説明するための図である。

符号の説明

0043

1アンテナ、2通信回路、3 表示部、4 操作部、5スピーカ部、6マイクロホン部、7カメラ部、8発光部(LED)、9バイブレーションユニット、10タイマ、11NANDメモリ、12 SDRAM、13メモリ、14 制御部

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