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技術 洗浄消毒装置

出願人 オリンパスメディカルシステムズ株式会社
発明者 大西秀人河内真一郎野崎桂輔鈴木信太郎田谷直也冨田雅彦野口利昭小林健一長谷川準
出願日 2007年12月6日 (12年11ヶ月経過) 出願番号 2007-316122
公開日 2009年6月25日 (11年5ヶ月経過) 公開番号 2009-136492
状態 特許登録済
技術分野 消毒殺菌装置 内視鏡 内視鏡
主要キーワード 実施有無 管路網 収容口 経過時間表示 液体供給部材 ゴム素材 水道栓 濯ぎ水
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (5)

課題

被洗浄消毒物毎に、被洗浄消毒物に適した洗浄消毒プログラムを実行することができる構成を具備する洗浄消毒装置を提供する。

解決手段

被洗浄消毒物の種類毎に設けられた、被洗浄消毒物が収容されるトレー11a〜11eと、トレー11a〜11eに設けられたIDタグ12a〜12eと、装置本体に設けられた、被洗浄消毒物が収容されたトレー11a〜11eと、被洗浄消毒物とのいずれかが収容される洗浄消毒槽6と、装置本体に設けられた、洗浄消毒槽6に収容されたトレー11a〜11eに設けられたIDタグ12a〜12eから被洗浄消毒物の識別情報を読み取るアンテナ5と、装置本体に設けられた、アンテナ5が読み取った被洗浄消毒物の識別情報に応じて、被洗浄消毒物毎に、洗浄消毒工程のプログラムを切り換えて洗浄消毒工程を実行する制御部100と、を具備することを特徴とする。

概要

背景

近年、内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて内視鏡が具備する処置具挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。

医療分野の内視鏡は、特に検査及び治療を目的として体腔内に挿入されて使用されるものであるため、使用後、再度使用するためには洗浄消毒が必要となる。この使用済みの内視鏡を洗浄消毒する方法としては、例えば、内視鏡洗浄消毒装置(以下、単に洗浄消毒装置と称す)を用いて行う方法が周知である。

洗浄消毒装置を用いれば、内視鏡は、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽内にセットされるのみで、内視鏡に対して、自動的に、洗浄消毒濯ぎ及び水切り等(以下、洗浄消毒工程と称す)を行うことができる。この際、内視鏡は、該内視鏡の外表面のみならず、内視鏡が内部に有する既知の送気送水管路処置具挿通管路等の内視鏡管路内も洗浄消毒される。このように、内視鏡が有する内視鏡管路及び外表面を洗浄消毒することができる洗浄消毒装置は、特許文献1に開示されている。

また、洗浄消毒装置を用いて、被洗浄消毒物、例えば内視鏡を洗浄消毒する際、内視鏡を専用のトレーに収容した後、トレーを洗浄消毒槽に収容することにより、内視鏡を洗浄消毒槽に収容する手法が周知である。

即ち、内視鏡を、洗浄消毒槽内において、トレーに収容したままでトレーとともに洗浄消毒する手法が周知である。このようにトレーを用いれば、作業者は、トレーを把持するのみで、洗浄消毒工程の前後において、洗浄消毒槽に対する細長な内視鏡の搬入性及び搬出性が向上する。
特開平10−118021号公報

概要

被洗浄消毒物毎に、被洗浄消毒物に適した洗浄消毒プログラムを実行することができる構成を具備する洗浄消毒装置を提供する。被洗浄消毒物の種類毎に設けられた、被洗浄消毒物が収容されるトレー11a〜11eと、トレー11a〜11eに設けられたIDタグ12a〜12eと、装置本体に設けられた、被洗浄消毒物が収容されたトレー11a〜11eと、被洗浄消毒物とのいずれかが収容される洗浄消毒槽6と、装置本体に設けられた、洗浄消毒槽6に収容されたトレー11a〜11eに設けられたIDタグ12a〜12eから被洗浄消毒物の識別情報を読み取るアンテナ5と、装置本体に設けられた、アンテナ5が読み取った被洗浄消毒物の識別情報に応じて、被洗浄消毒物毎に、洗浄消毒工程のプログラムを切り換えて洗浄消毒工程を実行する制御部100と、を具備することを特徴とする。

目的

よって、1つの洗浄消毒装置において、内視鏡も含めた被洗浄消毒物毎に、被洗浄消毒物に適した洗浄消毒プログラムが実行できる構成が望まれていた。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

被洗浄消毒物洗浄消毒する装置本体を具備する洗浄消毒装置であって、前記被洗浄消毒物の種類毎に設けられた、前記被洗浄消毒物が収容されるトレーと、前記トレーに設けられた識別タグと、前記装置本体に設けられた、前記被洗浄消毒物が収容された前記トレーと、前記被洗浄消毒物とのいずれかが収容される洗浄消毒槽と、前記装置本体に設けられた、前記洗浄消毒槽に収容された前記トレーに設けられた前記識別タグから前記被洗浄消毒物の識別情報を読み取る識別情報読み取り部と、前記装置本体に設けられた、前記識別情報読み取り部が読み取った前記被洗浄消毒物の識別情報に応じて、前記被洗浄消毒物毎に、洗浄消毒工程のプログラム切り換えて前記洗浄消毒工程を実行する制御部と、を具備することを特徴とする洗浄消毒装置。

請求項2

前記制御部は、前記プログラムの切り換えにおいて、超音波洗浄実施有無または超音波洗浄時間の設定と、前記被洗浄消毒物が具備する管路内の洗浄の実施有無または前記管路内への流体供給量の設定と、消毒時間の設定と、濯ぎ時間の設定とを行うことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗浄消毒装置

請求項3

前記制御部は、前記被洗浄消毒物が内視鏡か、該内視鏡以外の物かにより、前記プログラムを切り換えて前記洗浄消毒工程を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄消毒装置。

請求項4

前記識別タグは、さらに、前記被洗浄消毒物に設けられているとともに、前記識別情報読み取り部は、前記被洗浄消毒物に設けられた前記識別タグを読み取る機能を有しており、前記制御部は、前記洗浄消毒槽に前記被洗浄消毒物のみが収容され、前記識別情報読み取り部が、前記被洗浄消毒物から前記被洗浄消毒物の前記識別情報を読み取った際、前記切り換え工程において、前記プログラムが手動設定できるよう、前記プログラムを切り換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄消毒装置。

技術分野

0001

本発明は、被洗浄消毒物洗浄消毒する装置本体を具備する洗浄消毒装置に関する。

背景技術

0002

近年、内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて内視鏡が具備する処置具挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。

0003

医療分野の内視鏡は、特に検査及び治療を目的として体腔内に挿入されて使用されるものであるため、使用後、再度使用するためには洗浄消毒が必要となる。この使用済みの内視鏡を洗浄消毒する方法としては、例えば、内視鏡洗浄消毒装置(以下、単に洗浄消毒装置と称す)を用いて行う方法が周知である。

0004

洗浄消毒装置を用いれば、内視鏡は、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽内にセットされるのみで、内視鏡に対して、自動的に、洗浄消毒濯ぎ及び水切り等(以下、洗浄消毒工程と称す)を行うことができる。この際、内視鏡は、該内視鏡の外表面のみならず、内視鏡が内部に有する既知の送気送水管路処置具挿通管路等の内視鏡管路内も洗浄消毒される。このように、内視鏡が有する内視鏡管路及び外表面を洗浄消毒することができる洗浄消毒装置は、特許文献1に開示されている。

0005

また、洗浄消毒装置を用いて、被洗浄消毒物、例えば内視鏡を洗浄消毒する際、内視鏡を専用のトレーに収容した後、トレーを洗浄消毒槽に収容することにより、内視鏡を洗浄消毒槽に収容する手法が周知である。

0006

即ち、内視鏡を、洗浄消毒槽内において、トレーに収容したままでトレーとともに洗浄消毒する手法が周知である。このようにトレーを用いれば、作業者は、トレーを把持するのみで、洗浄消毒工程の前後において、洗浄消毒槽に対する細長な内視鏡の搬入性及び搬出性が向上する。
特開平10−118021号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、特許文献1に開示された洗浄消毒装置においては、内視鏡のみを洗浄消毒するものであることから、内視鏡以外の物、例えば内視鏡管路内を洗浄する際に用いる洗浄ブラシや、被検者の口から内視鏡の挿入部を挿入する際用いる既知のマウスピースや、内視鏡の挿入部の剛性を向上させるために用いる既知のスライディングチューブ等を洗浄消毒することができないといった問題があった。

0008

ここで、上述した内視鏡以外の物を、洗浄消毒槽に収容して洗浄消毒工程を行えば、洗浄消毒装置を用いて内視鏡以外の物も洗浄消毒することはできるが、この場合、洗浄消毒装置における内視鏡洗浄消毒用の洗浄消毒プログラム起動してしまうことから、必ずしも適切な洗浄消毒条件で、内視鏡以外の被洗浄消毒物を洗浄消毒することができない。

0009

さらに、内視鏡を洗浄消毒する場合であっても、内視鏡は、用途別に挿入部の径が異なることから、即ち、内視鏡の種類毎に内視鏡管路の径が異なっていることから、同一のプログラムで内視鏡管路径の異なる複数の内視鏡を洗浄消毒した場合、内視鏡管路径によっては、必ずしも最適な洗浄消毒条件で洗浄消毒することができないといった問題があった。

0010

よって、1つの洗浄消毒装置において、内視鏡も含めた被洗浄消毒物毎に、被洗浄消毒物に適した洗浄消毒プログラムが実行できる構成が望まれていた。

0011

本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、被洗浄消毒物毎に、被洗浄消毒物に適した洗浄消毒プログラムを実行することができる構成を具備する洗浄消毒装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0012

上記目的を達成するため本発明による内視鏡洗浄消毒装置は、被洗浄消毒物を洗浄消毒する装置本体を具備する洗浄消毒装置であって、前記被洗浄消毒物の種類毎に設けられた、前記被洗浄消毒物が収容されるトレーと、前記トレーに設けられた識別タグと、前記装置本体に設けられた、前記被洗浄消毒物が収容された前記トレーと、前記被洗浄消毒物とのいずれかが収容される洗浄消毒槽と、前記装置本体に設けられた、前記洗浄消毒槽に収容された前記トレーに設けられた前記識別タグから前記被洗浄消毒物の識別情報を読み取る識別情報読み取り部と、前記装置本体に設けられた、前記識別情報読み取り部が読み取った前記被洗浄消毒物の識別情報に応じて、前記被洗浄消毒物毎に、洗浄消毒工程のプログラムを切り換えて前記洗浄消毒工程を実行する制御部と、を具備することを特徴とする。

発明の効果

0013

本発明によれば、被洗浄消毒物毎に、被洗浄消毒物に適した洗浄消毒プログラムを実行することができる構成を具備する洗浄消毒装置を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態を示す洗浄消毒装置を洗浄消毒槽に内視鏡が収容されている状態で示す斜視図、図2は、図1の洗浄消毒装置の装置本体の洗浄消毒槽に、数種類の被洗浄消毒物が収容自在な状態を概略的に示す図である。

0015

図1に示すように、洗浄消毒装置1は、装置本体2と、この装置本体2の上面に開閉自在なことにより、装置本体2が具備する洗浄消毒槽6の被洗浄消毒物の収容口6sを開閉自在な蓋体であるトップカバー3とにより主要部が構成されている。

0016

装置本体2の外表面には、スタート指示ストップ指示、各種工程表示、経過時間表示、洗浄消毒工程の手動設定、ユーザIDの設定等の各種操作を行える操作パネル4が配設されている。尚、操作パネル4は、トップカバー3に設けられていても構わない。

0017

また、装置本体2の操作パネル4が設けられた外表面には、操作者によって近づけられたIDカード20内のユーザIDの情報を受信するアンテナ7が設けられている。尚、アンテナ7も、装置本体2の他の外表面の部位に設けられていても構わないし、トップカバー3に設けられていても構わない。

0018

装置本体2の上部に、水道栓から延出されたホースが接続される図示しない給水口が設けられている。このことにより、洗浄消毒槽6には、濯ぎ水として利用される他、洗浄液及び消毒液希釈するための水道水が、ホース及び給水口を介して水道栓から供給されるようになっている。

0019

装置本体2の上面部には、洗浄消毒槽6が形成されている。洗浄消毒槽6には、数種類の被洗浄消毒物が収容自在となっている。具体的には、図2に示すように、挿入部10sが太径の内視鏡10aが収容自在なトレー11aや、挿入部10sが細径の内視鏡10bが収容自在なトレー11bや、洗浄ブラシ30が収容自在なトレー11cや、スライディングチューブ(Sliding Tube)40が収容自在なトレー11dや、マウスピース50が収容自在なトレー11eや、スリッパ60等が収容自在となっている。また、洗浄消毒槽6には、内視鏡10aまたは内視鏡10bがトレー11a、11bを用いなくとも、直接収容することも可能となっている。

0020

尚、内視鏡10a、10bは、挿入部10sと操作部10tとを具備している。また、以下、内視鏡10a、10bの総称を、内視鏡10として示すとともに、トレー11a〜11eの総称を、トレー11として示す。

0021

太径の内視鏡10aは、例えば被検者の腸等の下部消化管に被検者の肛門から挿入するための内視鏡であり、細径の内視鏡10bは、例えば被検者の等の上部消化管に被検者の口から挿入するための内視鏡である。尚、内視鏡10a、10bの外表面、例えば底面に、図2に示すように、例えば、RFIDから構成された識別タグであるIDタグ120が設けられている。

0022

また、洗浄ブラシ30は、内視鏡10が具備する図示しない処置具挿通用管路等を洗浄するために用いる、後述するブラシカセット内に具備されたもの、または処置具挿通用管路等を予備洗浄するために用いられるものである。

0023

スライディングチューブ40は、例えばゴム素材から形成されており、挿入部10sを被検者の体内に挿入した際に、内部に具備された空間を、内視鏡10の挿入部10sの外周に挿通させることにより、挿入部10sの剛性を向上させて、挿入部10sの挿入性を向上させるために用いるものである。

0024

さらに、マウスピース50は、貫通孔を有するように、例えばプラスチックから形成されており、被検者の口から細径内視鏡10aの挿入部10sを挿入する際、被検者の上下の歯によって噛合されて保持されるとともに、貫通孔を介して挿入部10sが被検者の体内に挿入されることにより、被検者の歯により、挿入部10sが噛まれてしまうのを防止するために用いるものである。また、スリッパ60は、例えば内視鏡10を用いて検査を行う際、検査者検査室において使用するものである。

0025

トレー11a〜11eは、洗浄消毒槽6に対する各被洗浄消毒物の搬入搬出性を高めるための用いられるものであり、各被洗浄消毒物の種類毎に設けられている。また、トレー11a〜11eは、洗浄消毒槽6に収容された際、各被洗浄消毒物とともに洗浄消毒されるようになっている。

0026

尚、トレー11a〜11eの外表面、例えば底面に、図2に示すように、例えば、RFIDから構成された識別タグであるIDタグ12a〜12eがそれぞれ設けられている。尚、IDタグは、トレー11c〜11eに収容された洗浄ブラシ30、スライディングチューブ40、マウスピース50に設けられていても構わない。

0027

また、図1に示すように、洗浄消毒槽6に、該洗浄消毒槽6内に、洗浄液、消毒液、濯ぎ水等の液体を供給する用の供給ノズル9が設けられている。供給ノズル9から、洗浄消毒槽6内に、水流を伴った液体が供給されることにより、洗浄消毒槽6内に収容された被洗浄消毒物の外表面は洗浄消毒される。

0028

さらに、洗浄消毒槽6に、該洗浄消毒槽6に収容された内視鏡10の内部に具備された図示しない処置具挿通用管路等の内視鏡管路内を洗浄消毒するため、上述した液体を、内視鏡管路内に供給する図示しない液体供給部材や、処置具挿通用管路内を擦り洗いするため、処置具挿通用管路内に洗浄ブラシ30を自動的に挿抜する図示しないブラシカセット等が設けられている。

0029

また、図1に示すように、装置本体2において、洗浄消毒槽6の底部近傍に、識別情報読み取り部であるアンテナ5が設けられている。アンテナ5は、洗浄消毒槽6に被洗浄消毒物が収容された際、図2に示すように、内視鏡10に設けられたIDタグ120、またはトレー11a〜11e毎に設けられたIDタグ12a〜12eから、被洗浄消毒物固有の識別情報を読み取るものである。

0030

さらに、装置本体2において、洗浄消毒槽6の底部近傍に、図示しない超音波振動子が設けられている。超音波振動子は、洗浄消毒槽6に貯留される洗浄水または水道水に振動を与えて、被洗浄消毒物の外表面を、超音波洗浄するまたは濯ぐものである。

0031

さらに、装置本体2内に、洗浄消毒槽6へ液体等を循環させる、電磁弁逆止弁等が介装された管路網ポンプ、及びコンプレッサ(いずれも図示されず)等が配設されている。

0032

また、装置本体2内には、上述した電磁弁、ポンプ、コンプレッサ等の電気部品を各種工程のプログラミングに従って駆動停止させるとともに、上述した超音波振動子を駆動する制御部100も配設されている。尚、液体は、装置本体2に配設された図示しない各種タンク内に貯留されている。

0033

また、制御部100は、アンテナ5が読み取った洗浄消毒槽6に収容された被洗浄消毒物の識別情報に応じて、被洗浄消毒物毎に、洗浄消毒工程のプログラムを自動的に切り換えて洗浄消毒工程を実行する制御を行う。

0034

具体的には、制御部100は、被洗浄消毒物が内視鏡か、該内視鏡以外の物かにより、洗浄消毒工程のプログラムを切り換えて、洗浄消毒工程を実行する。

0035

より具体的には、制御部100は、プログラムの切り換えにおいて、上述した超音波振動子を用いた超音波洗浄の実施の有無または超音波洗浄時間の設定と、内視鏡10が具備する内視鏡管路内の洗浄の実施有無または内視鏡管路内への流体供給量の設定と、消毒時間の設定と、濯ぎ時間の設定とを行う。

0036

また、制御部100は、トレー11を介さずに、直接、被洗浄消毒物から、アンテナ5がIDタグを読み取った際、洗浄消毒工程のプログラムを、操作者が操作パネル4から手動設定できるよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。尚、その他の洗浄消毒装置1の構成は、周知であるため、その説明は省略する。

0037

次に、このように構成された本実施の形態の作用について、上述した図1図2及び図3図4を用いて説明する。図3は、図1の洗浄消毒槽に被洗浄消毒物が収容された後における制御部の洗浄消毒工程のプログラムの切り換え方法を示すフローチャート図4は、図2のトレー及び被洗浄消毒物毎に行う洗浄消毒工程の各プログラムを示す図表である。

0038

尚、以下に示す作用は、洗浄消毒槽6に被洗浄消毒物が収容された後、制御部100が、自動的に、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える作用について説明する。よって、その他の洗浄消毒装置1の作用は周知であるため、その説明は省略する。

0039

先ず、被洗浄消毒物を、洗浄消毒装置1を用いて洗浄消毒する際は、被洗浄消毒物を洗浄消毒槽6にそのまま収容するか、被洗浄消毒物を該被洗浄消毒物に適応したトレー11に収容した後、トレー11を洗浄消毒槽6に収容する。

0040

その後、装置本体2に対し、トップカバー3が閉成され、操作パネル4(図1参照)から操作者によって、スタートタンオンされると、先ず、制御部100は、図3のステップS1に示すように、アンテナ5(図1参照)を介して、被洗浄消毒物またはトレー11の各IDタグを読み取り、被洗浄消毒物固有の識別情報を認識してステップS2に移行する。

0041

次いで、ステップS2において、制御部100は、IDタグの読み取りに成功したか否かを判定する。IDタグの読み取りに失敗した場合は、制御部100は、洗浄消毒槽6には、図2に示すように、IDタグを有さないスリッパ60が収容された、または何も収容されていない、さらには、洗浄消毒槽6に被洗浄消毒物の何かは収容されたものの、IDタグの読み取りに失敗したことのいずれかと判定して警告をした後、ステップS15に移行し、操作者が、操作パネル4から手動で洗浄消毒工程のプログラムの設定ができるように、洗浄消毒工程のプログラムを、プログラムFに切り換える。その後、例えば被洗浄消毒物がスリッパ60の場合には、洗浄工程は不要なため、消毒工程のみを行うよう、操作者は、プログラムを設定する。

0042

ステップS2において、制御部100がIDタグの読み取りに成功した場合は、ステップS3に移行し、IDタグを、トレー11から読み取ったか否かを判定する。即ち、洗浄消毒槽6に、トレー11を介して被洗浄消毒物が収容されているか、または被洗浄消毒物が直接収容されているかを判定する。

0043

制御部100がIDタグを、被洗浄消毒物を直接読み取った場合、具体的には、図2に示すように、例えば内視鏡10のIDタグ120から直接読み取った場合、ステップS15に移行し、制御部100は、トレー11無しの警告をした後、操作者が、操作パネル4から手動で洗浄消毒工程のプログラムの設定ができるように、洗浄消毒工程のプログラムを、プログラムFに切り換える。

0044

制御部100がIDタグを、トレー11から読み取った場合は、ステップS4に移行し、トレー11に収容された被洗浄消毒物が何であるかを判定する。具体的には、続くステップS5において、先ず、トレー11に収容された被洗浄消毒物が、内視鏡10であるか否かを判定する。

0045

トレー11に収容された被洗浄消毒物が、内視鏡10であると判定した場合には、即ち、IDタグ12a、12bのいずれかを読み取ったと判定した場合には、ステップS6に移行し、制御部100は、トレー11に収容された内視鏡10が内部に具備する内視鏡管路の径が太いか細いかを判定する。即ち、太径内視鏡10aであるか、細径内視鏡10bであるかを、IDタグ12a、12bのどちらを読み取ったかで判定する。

0046

IDタグ12aを読み取った場合、制御部100は、洗浄消毒槽6に収容されているのは、太径内視鏡10aが収容されたトレー11aであると判定し、ステップS10に移行して、図4に示すように、太径内視鏡10a用のプログラムAを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。

0047

具体的には、制御部100は、上述した超音波振動子を用いた超音波洗浄を、例えば30秒行い、管路内洗浄工程を、細径内視鏡10bよりも流量を多くして行うとともに、消毒液を用いた消毒工程を行い、濯ぎ水を用いた濯ぎ工程を行うプログラムAを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。尚、この際、制御部は、管路内洗浄、消毒工程、濯ぎ工程の時間設定も行う。また、超音波洗浄の実施時間は、30秒に限定されない。その後、制御部100は、プログラムAを実行して、洗浄消毒工程を行う。

0048

また、IDタグ12bを読み取った場合、制御部100は、洗浄消毒槽6に収容されているのは、細径内視鏡10bが収容されたトレー11bであると判定し、ステップS11に移行して、図4に示すように、細径内視鏡10b用のプログラムBを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。

0049

具体的には、制御部100は、上述した超音波振動子を用いた超音波洗浄を、例えば30秒行い、管路内洗浄工程を、太径内視鏡10aよりも流量を少なくして行うとともに、消毒液を用いた消毒工程を行い、濯ぎ水を用いた濯ぎ工程を行うプログラムBを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。尚、この際、制御部は、管路内洗浄、消毒工程、濯ぎ工程の時間設定も行う。また、超音波洗浄の実施時間は、30秒に限定されない。その後、制御部100は、プログラムBを実行して、洗浄消毒工程を行う。

0050

ステップS5に戻って、トレー11に収容された被洗浄消毒物が、内視鏡10以外であると判定した場合には、ステップS7に移行し、被洗浄消毒物が、洗浄ブラシ30であるか否かを判定する。

0051

被洗浄消毒物が洗浄ブラシ30である場合、即ち、IDタグ12cを読み取った場合、制御部100は、洗浄消毒槽6に収容されているのは、洗浄ブラシ30が収容されたトレー11cであると判定し、ステップS12に移行して、図4に示すように、洗浄ブラシ30用のプログラムCを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。

0052

具体的には、制御部100は、上述した超音波振動子を用いた超音波洗浄を、洗浄ブラシ30は使用後、汚れが溜まりやすいため、内視鏡10の洗浄時間よりも長く、例えば60秒行うとともに、消毒液を用いた消毒工程を行い、濯ぎ水を用いた濯ぎ工程を行うプログラムCを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。尚、この際、制御部は、消毒工程、濯ぎ工程の時間設定も行う。また、超音波洗浄の実施時間は、内視鏡の超音波洗浄時間よりも長ければ、60秒に限定されない。その後、制御部100は、プログラムCを実行して、洗浄消毒工程を行う。

0053

被洗浄消毒物が洗浄ブラシ30でない場合、ステップS8に移行し、被洗浄消毒物が、スライディングチューブ40であるか否かを判定する。

0054

被洗浄消毒物がスライディングチューブ40である場合、即ち、IDタグ12dを読み取った場合、制御部100は、洗浄消毒槽6に収容されているのは、スライディングチューブ40が収容されたトレー11dであると判定し、ステップS13に移行して、図4に示すように、スライディングチューブ40用のプログラムDを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。

0055

具体的には、制御部100は、消毒液を用いた消毒工程と、濯ぎ水を用いた濯ぎ工程とを行うプログラムDを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。尚、この際、制御部は、消毒工程、濯ぎ工程の時間設定も行う。また、スライディングチューブ40は、ゴム素材から形成されているため、超音波振動子を用いた超音波洗浄は不要となる。その後、制御部100は、プログラムDを実行して、洗浄消毒工程を行う。

0056

被洗浄消毒物がスライディングチューブ40でない場合、ステップS9に移行し、被洗浄消毒物が、マウスピース50であるか否かを判定する。

0057

被洗浄消毒物がマウスピース50である場合、即ち、IDタグ12eを読み取った場合、制御部100は、洗浄消毒槽6に収容されているのは、マウスピース50が収容されたトレー11eであると判定し、ステップS14に移行して、図4に示すように、マウスピース50用のプログラムEを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。

0058

具体的には、制御部100は、上述した超音波振動子を用いた超音波洗浄を、マウスピース50は簡易構造のため、内視鏡10よりも洗浄時間の短い、例えば15秒行うとともに、消毒液を用いた消毒工程を行い、濯ぎ水を用いた濯ぎ工程を行うプログラムEを実行するよう、洗浄消毒工程のプログラムを切り換える。尚、この際、制御部は、消毒工程、濯ぎ工程の時間設定も行う。また、超音波洗浄の実施時間は、内視鏡の超音波洗浄時間よりも短ければ15秒に限定されない。さらに、マウスピース50の洗浄は、操作者による予備洗浄でも良いため、予備洗浄を行う場合は、超音波洗浄は行わなくても構わない。その後、制御部100は、プログラムEを実行して、洗浄消毒工程を行う。

0059

被洗浄消毒物がマウスピース50でない場合、即ち、内視鏡10、洗浄ブラシ30、スライディングチューブ40、マウスピース50のいずれでもない場合、ステップS15に移行し、制御部100は、操作者が、操作パネル4から手動で洗浄消毒工程のプログラムの設定ができるように、洗浄消毒工程のプログラムを、プログラムFに切り換える。

0060

このように、本実施の形態においては、制御部100は、アンテナ5が読み取った洗浄消毒槽6に収容されたトレー11または被洗浄消毒物の識別情報に応じて、被洗浄消毒物毎に、洗浄消毒工程のプログラムを自動的に切り換えて洗浄消毒工程を実行する制御を行うと示した。

0061

このことによれば、操作者は、洗浄消毒槽6にトレー11を介して被洗浄消毒物を収容するのみで、または直接被洗浄消毒物を収容するのみで、制御部100が自動的に被洗浄消毒物を判別して、被洗浄消毒物に応じた洗浄消毒工程のプログラムを実行することにより、被洗浄消毒物毎に、被洗浄消毒物に適した洗浄消毒プログラムを実行することができる構成を具備する洗浄消毒装置1を提供することができる。

0062

尚、以下、変形例を示す。本実施の形態においては、被洗浄消毒物は、太径内視鏡10a、細径内視鏡10b、洗浄ブラシ30、スライディングチューブ40、マウスピース50、スリッパ60を例に挙げて示したが、これに限らず、洗浄消毒装置1で洗浄消毒できるものであれば、他のものであっても良いことは勿論である。

0063

また、本実施の形態においては、アンテナ5を介して制御部100が、被洗浄消毒物の種類毎に設けられたトレー11のIDタグを読み取り、トレー11に収容されている被洗浄消毒物を判定して、洗浄消毒工程のプログラムを自動的に切り換えて洗浄消毒工程を実行すると示した。また、被洗浄消毒物からIDタグを直接読み取った場合は、操作者が手動で洗浄消毒工程のプログラムを設定できるプログラムFに切り換えると示した。

0064

これに限らず、トレー11を用いない場合において、被洗浄消毒物からIDタグを直接読み取った際、読み取った識別情報から、洗浄消毒槽6内の被洗浄消毒物を判定し、洗浄消毒工程のプログラムを自動的に切り換えて洗浄消毒工程を実行しても構わない。

0065

また、本実施の形態においては、説明を簡略化するため、内視鏡10を、太径内視鏡10aと細径内視鏡10bとの2種類のみを例に挙げて示したが、実際は、使用目的に応じて、内視鏡10の種類毎に内視鏡挿入部の径、即ち内視鏡管路の径は異なることから、この場合、制御部100は、アンテナ5を介して、内視鏡10毎に設けたIDタグを読み取ることにより、内視鏡管路の径毎に、異なるプログラムを実行すれば、上述した本実施の形態と同様の効果を得ることができる。

0066

さらに、本実施の形態においては、IDタグは、RFIDを例に挙げて示したが、これに限らず、被洗浄消毒物の識別情報を読み取れるものであれば、何でも良いことは勿論である。

0067

また、本発明は以上述べた実施形態のみに限定されるものでなく、発明の要旨を脱しない範囲で種々変形可能である。

図面の簡単な説明

0068

本実施の形態を示す洗浄消毒装置を洗浄消毒槽に内視鏡が収容されている状態で示す斜視図。
図1の洗浄消毒装置の装置本体の洗浄消毒槽に、数種類の被洗浄消毒物が収容自在な状態を概略的に示す図。
図1の洗浄消毒槽に被洗浄消毒物が収容された後における制御部の洗浄消毒工程のプログラムの切り換え方法を示すフローチャート。
図2のトレー及び被洗浄消毒物毎に行う洗浄消毒工程の各プログラムを示す図表。

符号の説明

0069

1…洗浄消毒装置
2…装置本体
5…アンテナ(識別情報読み取り部)
6…洗浄消毒槽
10a…太径内視鏡(被洗浄消毒物)
10b…細径内視鏡(被洗浄消毒物)
11a〜11e…トレー
12a〜12e…IDタグ(識別タグ)
30…洗浄ブラシ(被洗浄消毒物)
40…スライディングチューブ(被洗浄消毒物)
50…マウスピース(被洗浄消毒物)
60…スリッパ(被洗浄消毒物)
100…制御部
120…IDタグ(識別タグ)

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