図面 (/)

技術 リフティングマグネットを備えた作業機械の油圧制御回路

出願人 キャタピラージャパン合同会社
発明者 火村健次
出願日 2007年11月26日 (13年1ヶ月経過) 出願番号 2007-304223
公開日 2009年6月11日 (11年6ヶ月経過) 公開番号 2009-126651
状態 未査定
技術分野 クレーンの荷物係合要素 クレーンの細部(制御,安全) 掘削機械の作業制御
主要キーワード 作業スピード 出力バルブ リフマグ 高スピード 電子制御式エンジン 圧油供給源 供給圧油 ベントポート
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年6月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

リフティングマグネットを備えた作業機械において、リフティングマグネットの運転時における他の油圧アクチュエータの微操作をし易くする。

解決手段

リフティングマグネット2の運転時において他の油圧アクチュエータ10の微操作を行なう場合に、モードを切換えるべく操作されるモード切換えスイッチ30を設けると共に、該モード切換えスイッチ30の操作に基づいて、メインポンプ13の流量を低下させるためのポンプ流量低下信号圧PLを、ネガティブコントロールラインAを経由してメインポンプ13の容量可変手段13aに出力する信号圧出力バルブ26を設けた。

概要

背景

一般に、油圧ショベル等の作業機械に装着されるリフティングマグネット発電方式として、リフティングマグネット用発電機を油圧モータで駆動せしめる油圧発電方式のものがある。この様な油圧発電方式のものにおいて、リフティングマグネット用油圧モータは、作業機械に搭載される油圧ポンプからの圧油供給に基づいて駆動することになるが、該油圧ポンプからリフティングマグネット用油圧モータへの圧油供給流量が不足すると、モータ回転速度が低下して発電機の出力電力が低くなり、これによりリフティングマグネットの電磁力が弱くなって、作業効率が低下したり、著しい場合には吸着している金属スクラップ等の吊り荷が落下してしまう惧れも生じる。
ところで、リフティングマグネットが装着される油圧ショベル等の作業機械では、通常、リフティングマグネット用油圧モータの油圧供給源となる油圧ポンプや他の油圧アクチュエータの油圧供給源となる油圧ポンプは、エンジン動力で駆動する構成となっており、エンジン回転数増減に対応してポンプ出力も増減すると共に、エンジン回転数の設定は、オペレータ作業内容作業スピード等に対応してアクセルダイヤル等のアクセル操作具で任意に行えるようになっている。このため、リフティングマグネットの作業を行う場合には、油圧ポンプがリフティングマグネット用油圧モータに必要流量を供給できるエンジン回転数となるようにアクセル操作具を設定する必要があるが、該アクセル操作具の設定を誤ったり忘れたりしたままリフティングマグネットの作業を開始したり、或いはリフティングマグネットの運転中にオペレータが誤操作等によりアクセル操作具の設定値下げてしまうと、エンジン回転数の低下によりポンプ出力が低下して、リフティングマグネット用油圧モータへの供給流量が不足してしまうことになる。
そこで従来、リフティングマグネットの運転中に、アクセル操作具によりリフティングマグネット用油圧モータに必要流量を供給できるエンジン回転数よりも低いエンジン回転数が設定された場合には、該アクセル操作具によるエンジン回転数の設定を無効にするように構成したもの(例えば、特許文献1参照)や、リフティングマグネットの運転中は、アクセル操作具の設定値に関わらず、エンジン回転数を、リフティングマグネット作業に必要な所定のエンジン回転数にするように構成したもの(例えば、特許文献2参照。)が提唱されている。
特開2006−219272号公報
特開2006−290474号公報

概要

リフティングマグネットを備えた作業機械において、リフティングマグネットの運転時における他の油圧アクチュエータの微操作をし易くする。リフティングマグネット2の運転時において他の油圧アクチュエータ10の微操作を行なう場合に、モードを切換えるべく操作されるモード切換えスイッチ30を設けると共に、該モード切換えスイッチ30の操作に基づいて、メインポンプ13の流量を低下させるためのポンプ流量低下信号圧PLを、ネガティブコントロールラインAを経由してメインポンプ13の容量可変手段13aに出力する信号圧出力バルブ26を設けた。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

リフティングマグネット発電機を駆動せしめるリフティングマグネット用油圧モータと、エンジンにより駆動され、前記リフティングマグネット用油圧モータの油圧供給源となるリフティングマグネット用ポンプと、エンジンにより駆動され、作業機械に備えられる前記リフティングマグネット用油圧モータ以外の他の油圧アクチュエータの油圧供給源となる可変容量型メインポンプと、他の油圧アクチュエータ用操作具操作量増減に対応してメインポンプの流量を増減させるべくネガティブコントロール信号圧を前記メインポンプの容量可変手段に出力するネガティブコントロールラインとを備えてなる作業機械の油圧制御回路において、リフティングマグネット運転時において他の油圧アクチュエータの微操作を行なう場合にモードを切換えるべく操作されるモード切換え手段と、該モード切換え手段の操作に基づいて、メインポンプの流量を低下させるためのポンプ流量低下信号圧を前記ネガティブコントロールラインを経由してメインポンプの容量可変手段に出力する流量低下信号圧出力手段とを設けたことを特徴とするリフティングマグネットを備えた作業機械の油圧制御回路。

請求項2

油圧制御回路に、ネガティブコントロール信号圧によって要求されるポンプ流量がポンプ流量低下信号圧によって要求されるポンプ流量よりも多い場合には、ポンプ流量低下信号圧を選択してメインポンプの容量可変手段に出力する一方、ネガティブコントロール信号圧によって要求されるポンプ流量がポンプ流量低下信号圧によって要求されるポンプ流量よりも少ない場合には、ネガティブコントロール信号圧を選択してメインポンプの容量可変手段に出力する選択手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のリフティングマグネットを備えた作業機械の油圧制御回路。

技術分野

0001

本発明は、油圧発電方式リフティングマグネットを備えた作業機械油圧制御回路の技術分野に属するものである。

背景技術

0002

一般に、油圧ショベル等の作業機械に装着されるリフティングマグネットの発電方式として、リフティングマグネット用発電機を油圧モータで駆動せしめる油圧発電方式のものがある。この様な油圧発電方式のものにおいて、リフティングマグネット用油圧モータは、作業機械に搭載される油圧ポンプからの圧油供給に基づいて駆動することになるが、該油圧ポンプからリフティングマグネット用油圧モータへの圧油供給流量が不足すると、モータ回転速度が低下して発電機の出力電力が低くなり、これによりリフティングマグネットの電磁力が弱くなって、作業効率が低下したり、著しい場合には吸着している金属スクラップ等の吊り荷が落下してしまう惧れも生じる。
ところで、リフティングマグネットが装着される油圧ショベル等の作業機械では、通常、リフティングマグネット用油圧モータの油圧供給源となる油圧ポンプや他の油圧アクチュエータの油圧供給源となる油圧ポンプは、エンジン動力で駆動する構成となっており、エンジン回転数増減に対応してポンプ出力も増減すると共に、エンジン回転数の設定は、オペレータ作業内容作業スピード等に対応してアクセルダイヤル等のアクセル操作具で任意に行えるようになっている。このため、リフティングマグネットの作業を行う場合には、油圧ポンプがリフティングマグネット用油圧モータに必要流量を供給できるエンジン回転数となるようにアクセル操作具を設定する必要があるが、該アクセル操作具の設定を誤ったり忘れたりしたままリフティングマグネットの作業を開始したり、或いはリフティングマグネットの運転中にオペレータが誤操作等によりアクセル操作具の設定値下げてしまうと、エンジン回転数の低下によりポンプ出力が低下して、リフティングマグネット用油圧モータへの供給流量が不足してしまうことになる。
そこで従来、リフティングマグネットの運転中に、アクセル操作具によりリフティングマグネット用油圧モータに必要流量を供給できるエンジン回転数よりも低いエンジン回転数が設定された場合には、該アクセル操作具によるエンジン回転数の設定を無効にするように構成したもの(例えば、特許文献1参照)や、リフティングマグネットの運転中は、アクセル操作具の設定値に関わらず、エンジン回転数を、リフティングマグネット作業に必要な所定のエンジン回転数にするように構成したもの(例えば、特許文献2参照。)が提唱されている。
特開2006−219272号公報
特開2006−290474号公報

発明が解決しようとする課題

0003

前記特許文献1、2のものでは、リフティングマグネットの運転中は、エンジン回転数を下げる操作が無効になるように、或いは、常に所定のエンジン回転数となるように制御される。これにより、リフティングマグネット用油圧モータの圧油供給源となる油圧ポンプだけでなく、他の油圧アクチュエータの圧油供給源となる油圧ポンプも、リフティングマグネット作業用の高いエンジン回転数に対応したポンプ出力となるように制御される。このため、例えばリフティングマグネットの運転と同時に他の油圧アクチュエータ(例えば、リフティングマグネットを上下動させるためのブーム用シリンダ)を微操作する場合に、アクセル操作具の設定値を下げることで、他の油圧アクチュエータの油圧供給源となる油圧ポンプのポンプ出力を低下させて微操作をし易くしようとしても、ポンプ出力は低下しないことになる。つまり、リフティングマグネットの運転中、エンジン回転数を低下させないことでリフティングマグネットの安定した作業を行なえる一方、アクセルダイヤルの設定値に基づくポンプ出力制御を行なえないという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題がある。

課題を解決するための手段

0004

本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、リフティングマグネット用発電機を駆動せしめるリフティングマグネット用油圧モータと、エンジンにより駆動され、前記リフティングマグネット用油圧モータの油圧供給源となるリフティングマグネット用ポンプと、エンジンにより駆動され、作業機械に備えられる前記リフティングマグネット用油圧モータ以外の他の油圧アクチュエータの油圧供給源となる可変容量型メインポンプと、他の油圧アクチュエータ用操作具操作量の増減に対応してメインポンプの流量を増減させるべくネガティブコントロール信号圧を前記メインポンプの容量可変手段に出力するネガティブコントロールラインとを備えてなる作業機械の油圧制御回路において、リフティングマグネット運転時において他の油圧アクチュエータの微操作を行なう場合にモードを切換えるべく操作されるモード切換え手段と、該モード切換え手段の操作に基づいて、メインポンプの流量を低下させるためのポンプ流量低下信号圧を前記ネガティブコントロールラインを経由してメインポンプの容量可変手段に出力する流量低下信号圧出力手段とを設けたことを特徴とするリフティングマグネットを備えた作業機械の油圧制御回路である。
請求項2の発明は、油圧制御回路に、ネガティブコントロール信号圧によって要求されるポンプ流量がポンプ流量低下信号圧によって要求されるポンプ流量よりも多い場合には、ポンプ流量低下信号圧を選択してメインポンプの容量可変手段に出力する一方、ネガティブコントロール信号圧によって要求されるポンプ流量がポンプ流量低下信号圧によって要求されるポンプ流量よりも少ない場合には、ネガティブコントロール信号圧を選択してメインポンプの容量可変手段に出力する選択手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のリフティングマグネットを備えた作業機械の油圧制御回路である。

発明の効果

0005

請求項1の発明とすることにより、リフティングマグネットの運転時において他の油圧アクチュエータの微操作を行なう場合には、モード切換え手段の操作に基づいて、メインポンプの流量を低下させるためのポンプ流量低下信号圧がネガティブコントロールラインに出力されることになり、而して、リフティングマグネットの運転時における他の油圧アクチュエータの微操作が容易になって、操作性の向上に大きく貢献できる。
請求項2の発明とすることにより、ネガティブコントロール信号圧によって要求されるポンプ流量がポンプ流量低下信号圧によって要求されるポンプ流量よりも多い場合には、ポンプ流量低下信号圧によってメインポンプの流量が低下する一方、ネガティブコントロール信号圧によって要求されるポンプ流量がポンプ流量低下信号圧によって要求されるポンプ流量よりも少ない場合には、ネガティブコントロール信号圧に対応した流量制御、つまり他の油圧アクチュエータ用操作具の操作量に対応した流量制御がなされることになって、オペレータによる微操作の操作性も確保できる。

発明を実施するための最良の形態

0006

次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1は作業用アタッチメントとしてリフティングマグネット2が装着された油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式下部走行体3、該下部走行体3に旋回自在に支持される上部旋回体4、該上部旋回体4に装着されるフロント作業部5等の各部から構成されており、さらに、該フロント作業部5は、基端部が上部旋回体4に上下動自在に支持されるブーム6、該ブーム6の先端部に前後揺動自在に支持されるアーム7、該アーム7の先端部に装着されるリフティングマグネット2等から構成される等の基本的構成は、従来通りである。尚、図中、1aは運転室キャブ)である。

0007

前記リフティングマグネット2は、発電機8からの電力供給により励磁する電磁石を用いて形成されているが、上記発電機8は、リフティングマグネット用油圧モータ(以下、リフマグ用油圧モータと称する)9の回転駆動で発電するように構成されている。而して、リフマグ用油圧モータ9の停止状態では発電機8も停止していてリフティングマグネット2は非励磁状態になっているが、リフマグ用油圧モータ9の回転駆動に基づき発電機8が発電することでリフティングマグネット2が励磁状態となるように構成されている。

0008

扨、油圧ショベル1には、前記リフマグ用油圧モータ9の他にも複数の油圧アクチュエータが設けられているが、これら油圧アクチュエータに対する油圧制御回路を図2に示すと、該図2において、8は前述の発電機、9はリフマグ用油圧モータ、10はリフマグ用油圧モータ9以外の他の油圧アクチュエータ、11は油タンク、12は前記リフマグ用油圧モータ9の油圧供給源となる定容量型のリフティングマグネット用ポンプ(以下、リフマグ用ポンプと称する)、13は他の油圧アクチュエータ10の油圧供給源となる可変容量型のメインポンプ、13aはメインポンプ13の容量可変手段、14はパイロット圧供給源となるパイロットポンプであって、これらリフマグ用ポンプ12、メインポンプ13、およびパイロットポンプ14は、エンジンEの動力で駆動するように構成されている。
尚、油圧ショベル1には、多数の他の油圧アクチュエータ(例えば、左右の走行モータ旋回モータブームシリンダアームシリンダバケットシリンダ等)が設けられると共に、メインポンプも複数設けられる場合が一般的であるが、図2においては、代表として、二つの油圧シリンダ10と一つのメインポンプ13とを図示してある。

0009

さらに、図2において、15は前記リフマグ用ポンプ12からリフマグ用油圧モータ9に至る供給油路、16は該供給油路15から分岐形成されて油タンク11に至るリリーフ油路であって、該リリーフ油路16には、ベントポート17aを有するリフティングマグネット用リリーフ弁(以下、リフマグ用リリーフ弁と称する)17が配されている。

0010

前記リフマグ用リリーフ弁17のベントポート17aは、ベント油路18を介して油タンク11に接続されているが、該ベント油路18には電磁切換弁19が配されている。該電磁切換弁19は、運転室1a内に配されるリフティングマグネット用操作具(以下、リフマグ用操作具と称するが、スイッチ等)20のOFFON操作に基づいて、ベント油路18を開くOFF位置Nと、ベント油路18を閉じるON位置Xとに切換わる。

0011

そして、前記電磁切換弁19がベント油路18を開くOFF位置Nに位置している状態では、リフマグ用リリーフ弁17の設定圧は低く、この状態では、リフマグ用ポンプ12の吐出油がリリーフ油路16を経由して油タンク11に流れて、リフマグ用油圧モータ9に圧油供給されることなく、而して、リフマグ用油圧モータ9は停止している。

0012

一方、電磁切換弁19がベント油路18を閉じるON位置Xに位置している状態では、リフマグ用リリーフ弁17の設定圧は、リフマグ用油圧モータ9の駆動に適した所定圧まで上昇し、これによりリフマグ用ポンプ12の吐出油がリフマグ用油圧モータ9に供給されて、リフマグ用油圧モータ9が駆動するようになっている。而して、リフマグ用操作具20のON−OFF操作に伴う電磁切換弁19の切換え作動に基づいて、リフマグ用油圧モータ9が駆動−停止するように構成されている。

0013

さらに、図2において、21は前記他の油圧アクチュエータ10に対する油給排制御をそれぞれ行う制御バルブであって、これら制御バルブ21はパイロット作動式の三位置切換弁で構成されており、そして、両パイロットポート21a、21bにパイロット圧が入力されていない状態では、対応する油圧アクチュエータ10への油供給排出を行なわない中立位置Nに位置しているが、パイロットポート21aまたは21bにパイロット圧が供給されることにより、作動位置XまたはYに切換わって、メインポンプ13の圧油を油圧アクチュエータ10の一方の油室10aまたは10bに供給する供給用弁路21c、および油圧アクチュエータ10の他方の油室10bまたは10aからの排出油を油タンク11に流す排出用弁路21dを開くように構成されている。作動位置XまたはYのときの供給用弁路21c、排出用弁路21dの開度量は、パイロットポート21a、21bに入力されるパイロット圧の増減に対応して増減するように制御される。

0014

一方、22はパイロットバルブであって、該パイロットバルブ22は、他の油圧アクチュエータ用操作具(操作レバー、操作ペダル等)23の操作に基づいて、前記各制御バルブ21のパイロットポート21aまたは21bにパイロット圧を出力する。この場合、パイロットバルブ22から出力されるパイロット圧の圧力は、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量の増減に対応して増減するように制御される。

0015

さらに、前記各制御バルブ21には、メインポンプ13からの供給圧油をネガティブコントロールリリーフ弁24を介して油タンク11に流すセンタバイパス用弁路21eが形成されている。該センタバイパス用弁路21eの開度量は、他の油圧アクチュエータ用操作具23が操作されていないとき(パイロットバルブ22からパイロット圧が出力されておらず制御バルブ21が中立位置Nに位置しているとき)に最大で、操作量が大きくなるほど(パイロットバルブ22から出力されるパイロット圧が増加するほど)小さくなるように制御される。

0016

前記ネガティブコントロールリリーフ弁24は、絞り24aと、該絞り24aに対して並列状に設けられるリリーフ弁24bとを有している。そして、このネガティブコントロールリリーフ弁24の入口側の圧力は、ネガティブコントロールラインAを経由して、メインポンプ13の容量可変手段13aにネガティブコントロール信号圧PNとして導かれるが、該ネガティブコントロール信号圧PNは、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量が大きくなるほど低下する。つまり、前述したように、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量が大きくなるほどセンタバイパス用弁路21eの開度量は小さくなるが、該センタバイパス用弁路21eの開度量が小さくなるほどネガティブコントロールリリーフ弁24の入口側の流量が少なくなって、ネガティブコントロール信号圧PNが低下するようになっている。

0017

さらに、前記ネガティブコントロール信号圧PNをメインポンプ13の容量可変手段13aに導くネガティブコントロールラインAの中途部には、高圧側を選択するシャトル弁(本発明の選択手段に相当する)25を介して信号圧出力ラインBが接続されているが、該信号圧出力ラインBには、信号圧出力バルブ26が配されている。

0018

前記信号圧出力バルブ26は、本発明の流量低下信号圧出力手段に相当するものであって、電磁比例減圧弁を用いて構成されているが、このものは、後述するコントローラ27からの制御信号に基づいて、予め設定されるポンプ流量低下信号圧PLを出力する。そして、該信号圧出力バルブ26から出力されたポンプ流量低下信号圧PLは、信号圧出力ラインBを経由してシャトル弁25に至るが、該シャトル弁25において、前述したネガティブコントロール信号圧PNとポンプ流量低下信号圧PLとのうち高圧側が選択されて、メインポンプ13の容量可変手段13aに導かれるようになっている。
ここで、前記ポンプ流量低下信号圧PLは、後述する『微操作モード』時にメインポンプ13のポンプ流量を低下させるための信号圧として、予め設定される信号圧である。尚、信号圧出力バルブ26は、前述したように電磁比例減圧弁を用いて構成されているから、ポンプ流量低下信号圧PLの値は、諸条件等に応じて適宜変更可能である。

0019

一方、メインポンプ13の容量可変手段13aは、前述したように、ネガティブコントロール信号圧PNまたはポンプ流量低下信号圧PLのうち高圧側の信号圧が入力されるが、該入力された信号圧PNまたはPLが高いときにはポンプ流量を少なくし、信号圧PNまたはPLが低くなるほどポンプ流量を多くするようにメインポンプ13の流量制御を行なう。

0020

さらに、前記メインポンプ13の容量可変手段13aは、前述したネガティブコントロール信号圧PNまたはポンプ流量低下信号圧PLに基づく流量制御だけでなく、メインポンプ13の吐出圧Ppを受けてポンプ出力を一定に保つように流量制御する定馬力制御や、後述するパワーシフト制御弁28から出力されるパワーシフト信号圧Psに基づくポンプ出力制御を行なう。

0021

前記パワーシフト制御弁28は、コントローラ27からの指令に基づいて作動する電磁比例減圧弁であって、該パワーシフト制御弁28から出力されるパワーシフト信号圧Psによって、メインポンプ13の出力は、後述するアクセルダイヤル29により設定されたエンジン回転数の高低に対応して、ポンプ出力が増減するように制御される。つまり、アクセルダイヤル29で設定されたエンジン回転数が高い場合には、メインポンプ13の出力を増大し、エンジン回転数が低い場合には、メインポンプ13の出力を低下するように制御される。

0022

前記コントローラ27は、マイクロコンピュータ等を用いて構成されるものであるが、このものは、前記アクセルダイヤル29、後述するモード切換えスイッチ30からの信号を入力し、該入力信号に基づいて、前記信号圧出力バルブ26、パワーシフト制御弁28、およびエンジンEに制御信号を出力する。

0023

前記アクセルダイヤル29およびモード切換えスイッチ30は、何れも運転室1a内に配されるものであって、アクセルダイヤル29は、エンジンEの無負荷時の回転数を任意に設定するべく、オペレータが操作するアクセル操作具である。

0024

また、モード切換えスイッチ(本発明のモード切換え手段に相当する)30は、リフティングマグネット運転時において、他の油圧アクチュエータ10の作業モードを、『通常モード』と『微操作モード』との何れかに設定するためのスイッチであって、他の油圧アクチュエータ10を通常の速度で作動せしめる場合には『通常モード』に切換え、また、他の油圧アクチュエータ10を微操作する場合には『微操作モード』に切換える。

0025

次いで、前記コントローラ27の行なう制御について説明すると、コントローラ27は、アクセルダイヤル29からの入力信号に基づいて、エンジンEのガバナアクチュエータメカニカルガバナ搭載のエンジンの場合)或いはエンジンコントローラ電子制御式エンジンの場合)に対し、アクセルダイヤル29で設定されたエンジン回転数を無負荷時の回転数としてエンジン回転数制御を行なうように、制御信号を出力する。さらに、パワーシフト制御弁28に対し、アクセルダイヤル29で設定されたエンジン回転数に対応するポンプ出力にするためのパワーシフト信号圧Psをメインポンプ13の容量可変手段13aに出力するように、制御信号を出力する。これにより、メインポンプ13の出力は、アクセルダイヤル29で設定されたエンジン回転数に対応するエンジン出力を越えないように制限される。

0026

ここで、前記アクセルダイヤル29でエンジン回転数を設定するにあたり、オペレータは、リフティングマグネット2による作業を行なう場合には、リフマグ用ポンプ12がリフマグ用油圧モータ9に必要流量を供給できる所定のエンジン回転数Ns以上になるように設定する。これに伴い、メインポンプ13の出力も、上記所定エンジン回転数Ns以上のエンジン回転数に対応したポンプ出力となるように制御される。

0027

さらに、コントローラ27は、モード切換えスイッチ30からの入力信号に基づいて、信号圧出力バルブ26に対し制御信号を出力する。
つまり、モード切換えスイッチ30が『通常モード』の場合には、信号圧出力バルブ26に対して、ポンプ流量低下信号圧PL出力の制御信号を出力しない。この場合、信号圧出力ラインBは油タンク11に連通する低圧となり、これにより、シャトル弁25においてネガティブコントロール信号圧PNが選択されて、メインポンプ13の容量可変手段13aに入力される。而して、モード切換えスイッチ30が『通常モード』に設定されている場合は、容量可変手段13aは、ネガティブコントロール信号圧PNによる流量制御、つまり、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量の増減に対応してポンプ流量を増減する流量制御を行なう。

0028

一方、モード切換えスイッチ30が『微操作モード』の場合には、信号圧出力バルブ26に対して、ポンプ流量低下信号圧PL出力の制御信号を出力する。この場合、シャトル弁25は、ポンプ流量低下信号圧PLとネガティブコントロール信号圧PNとのうち高圧側を選択し、該選択された信号圧PLまたはPNがメインポンプ13の容量可変手段13aに入力される。

0029

ここで、前記ポンプ流量低下信号圧PLの値は、リフティングマグネット2の運転時、つまり、アクセルダイヤル29によりエンジン回転数が所定エンジン回転数Ns以上となるように設定されている場合において、メインポンプ13の流量を、予め設定される低流量QLまで低下させる信号圧となるように設定されている。

0030

つまり、ネガティブコントロール信号圧PNによって要求されるポンプ流量が、ポンプ流量低下信号圧PLによって要求されるポンプ流量よりも多い場合、言い換えると、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に応じて要求されるポンプ流量が低流量QLよりも多い場合には、ポンプ流量低下信号圧PLの方がネガティブコントロール信号圧PNよりも高くなるが、この場合には、シャトル弁25によりポンプ流量低下信号圧PLが選択されて、該ポンプ流量低下信号圧PLがメインポンプ13の容量可変手段13aに入力され、これにより、メインポンプ13の流量は低流量QLとなるように制御される。つまり、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に応じて要求されるポンプ流量が低流量QLよりも多い場合、メインポンプの流量は、低流量QLとなるように制御される。

0031

一方、ネガティブコントロール信号圧PNによって要求されるポンプ流量が、ポンプ流量低下信号圧PLによって要求されるポンプ流量よりも少ない場合、言い換えると、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に応じて要求されるポンプ流量が低流量QLよりも少ない場合には、ネガティブコントロール信号圧PNの方がポンプ流量低下信号圧PLよりも高くなるが、この場合には、シャトル弁25によりネガティブコントロール信号圧PNが選択されて、該ネガティブコントロール信号圧PNがメインポンプ13の容量可変手段13aに入力される。これにより、メインポンプ13の流量は、ネガティブコントロール信号圧PN、つまり、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量の増減に対応した流量となるように制御される。つまり、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に応じて要求されるポンプ流量が低流量QLよりも少ない場合、メインポンプ13の流量は、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に対応した流量となるように制御される。

0032

叙述の如く構成された本形態において、リフティングマグネット2の運転時に、モード切換えスイッチ30が『通常モード』の場合には、信号出力バルブ26からポンプ流量低下信号圧PLは出力されず、これによりメインポンプ13は、前述したように、ネガティブコントロール信号圧PNに対応して、つまり、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量の増減に対応して流量制御されることになる。
一方、リフティングマグネット2の運転時に、他の油圧アクチュエータ10を微操作する場合(例えば、トラック荷台近辺でブーム6を上下動させる場合等)には、モード切換えスイッチ30を『微操作モード』に切換えると、該『微操作モード』への切換えに基づいて、信号圧出力バルブ26からポンプ流量低下信号圧PLが出力され、さらに該ポンプ流量低下信号圧PLは、高圧側を選択するシャトル弁25を介してネガティブコントロールラインAに出力される。これにより、メインポンプ13の流量は、前述したように、ネガティブコントロール信号圧PNによって要求されるポンプ流量がポンプ流量低下信号圧PLによって要求されるポンプ流量、つまり他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に応じて要求されるポンプ流量が予め設定される低流量QLよりも多い場合には、該低流量QLとなるように制御される一方、ネガティブコントロール信号圧PNによって要求されるポンプ流量がポンプ流量低下信号圧PLによって要求されるポンプ流量よりも少ない場合、つまり他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に応じて要求されるポンプ流量が低流量QLよりも少ない場合には、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に対応したポンプ流量となるように制御されることになる。

0033

この結果、リフティングマグネット2の運転時に、リフマグ用ポンプ12がリフマグ用油圧モータ9に必要流量を供給できるよう、アクセルダイヤル29によりエンジン回転数が所定のエンジン回転数Ns以上になるように設定されていても、モード切換えスイッチ30を『微操作モード』に切換えることにより、メインポンプ13の流量を低流量QLまで低下せしめることができ、而して、リフティングマグネット2の運転時に安定した発電を維持できるものでありながら他の油圧アクチュエータ10の微操作が容易になって、操作性の向上に大きく貢献できる。また、微操作を行なう場合に他の油圧アクチュエータ用操作具23を誤って深く操作しても、他の油圧アクチュエータ10が高スピードで作動してしまうことを回避できて、安心してリフティングマグネット作業を行うことができる。

0034

しかもこのものにおいて、メインポンプ13は、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に応じて要求されるポンプ流量が低流量QLよりも少ない場合には、他の油圧アクチュエータ用操作具23の操作量に応じたポンプ流量となるように制御されるから、ポンプ流量が低流量QLよりも少なくなる操作領域では、オペレータによる他の油圧アクチュエータ用操作具23の微操作に応じたポンプ流量制御がなされることになり、よって、オペレータによる微操作の操作性も確保できる。

0035

さらに、前記『通常モード』と『微操作モード』との切換えは、モード切換えスイッチ30のスイッチ操作一つで簡単に行うことができるから、例えば、リフティングマグネット2がトラック荷台に近づいたときのみ『微操作モード』に切換えるというように、必要に応じて瞬時に『微操作モード』への切換えができ、利便性に優れる。

0036

尚、本発明は上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、例えば、本発明は、リフティングマグネットの運転中に、アクセル操作具によりリフティングマグネット用油圧モータに必要流量を供給できるエンジン回転数よりも低いエンジン回転数が設定された場合には、該アクセル操作具によるエンジン回転数の設定を無効にするように構成されたもの、或いは、リフティングマグネットの運転中は、アクセル操作具の設定値に関わらず、リフティングマグネット作業に必要な所定のエンジン回転数となるように構成されたものにおいても、実施することができる。

図面の簡単な説明

0037

リフティングマグネットが装着された油圧ショベルの側面図である。
油圧ショベルの油圧制御回路図である。

符号の説明

0038

2リフティングマグネット
8発電機
9リフティングマグネット用油圧モータ(リフマグ用油圧モータ)
10 他の油圧アクチュエータ
12 リフティングマグネット用ポンプ(リフマグ用ポンプ)
13メインポンプ
13a容量可変手段
23 他の油圧アクチュエータ用操作具
24ネガティブコントロールリリーフ弁
25シャトル弁
26信号圧出力バルブ
30モード切換えスイッチ
A ネガティブコントロールライン
Eエンジン
PN ネガティブコントロール信号圧
PLポンプ流量低下信号圧

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ