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技術 給紙方法、給紙装置及び画像形成システム

出願人 株式会社リコー
発明者 広瀬雄一西村和之松井秀彰山岸勝福本孝
出願日 2008年6月5日 (12年0ヶ月経過) 出願番号 2008-148545
公開日 2009年6月4日 (11年0ヶ月経過) 公開番号 2009-120396
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における紙送り シート、マガジン及び分離
主要キーワード 送風処理 エアー噴射口 ブロー動作 エアー噴出口 フィルム紙 送風ガイド 顧客ニーズ 送風動作
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

エアー吹き付けによるシート分離を行う複数の給紙トレイを有する給紙装置について、給紙トレイ切り替え時のタイムラグを最小限に抑えるとともに、省電力化も達成できる給紙装置、給紙方法及び前記給紙方法を用いた画像形成システムを提供する。

解決手段

切替元の給紙トレイから切替先の給紙トレイに給紙トレイを切り替える際に、送風動作を継続している給紙トレイの数が所定数以上であるか否かを判断する。所定数を超える場合は、それまで送風動作を行っていた給紙トレイのいずれか、好ましくは履歴の古い給紙トレイにおける送風動作を停止する。

概要

背景

近年、顧客ニーズ多様化に伴い、コート紙、アート紙、フィルム紙などの紙間密着力の高い用紙を用いて画像形成する需要が高まってきている。しかし、これらの用紙は分離性が良好ではなく、これらの用紙を分離爪パッド、FRRなど従来の給紙技術にて給紙しようとする場合、重送や不送りなどの不具合が発生しやすいという問題点があった。

そこで最近では、積載された用紙側面上部にエアー補助的に吹き付けることにより、積載された用紙を捌くという効果を得て、用紙を分離させてから給紙する給紙装置が知られている。このような技術を、以下、便宜的にエアー分離給紙技術と称する。具体的には、用紙積載部に設けられたサイドフェンスエアー噴射口を設け、たとえばブロワファンからのエアーをエアー噴射口から用紙束の側面に吹き付ける(以下、ブロー動作ともいう)ことにより、積載された用紙を捌くようにした給紙装置が知られている。

特許文献1には、シートの繰り出し前に、あらかじめシートの繰り出し方向前端に向けてエアーを吹き付ける構成のエアー分離給紙技術が開示されている。

特許文献2には、給紙開始前あるいは給紙中に、給紙デッキ内の用紙にエアーを吹き付けて用紙を裁く構成のエアー分離給紙技術が開示されている。

特許文献3には、複数の給紙トレイを備える給紙方法であって、給紙中の給紙トレイの用紙が所定量以下になったことを検出して、切替え先の用紙トレイエアー供給手段を起動し、この起動後、所定時間の経過後に、給紙中の給紙トレイの用紙が所定量以下になったことを検出して、切替え先の用紙トレイからの給紙に切り替える給紙方法が開示されている。

特開2001−354331号公報
特開2006−264917号公報
特許第3475716号公報

概要

エアー吹き付けによるシート分離を行う複数の給紙トレイを有する給紙装置について、給紙トレイ切り替え時のタイムラグを最小限に抑えるとともに、省電力化も達成できる給紙装置、給紙方法及び前記給紙方法を用いた画像形成システムを提供する。切替元の給紙トレイから切替先の給紙トレイに給紙トレイを切り替える際に、送風動作を継続している給紙トレイの数が所定数以上であるか否かを判断する。所定数を超える場合は、それまで送風動作を行っていた給紙トレイのいずれか、好ましくは履歴の古い給紙トレイにおける送風動作を停止する。

目的

この発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、積載された用紙にエアーを吹き付けるエアー供給を行う複数の給紙トレイを有する給紙装置について、給紙トレイ切り替え時のタイムラグを最小限に抑えるとともに、省電力化も達成できる給紙装置、給紙方法及び前記給紙方法を用いた画像形成システムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

積載された記録媒体に対して送風動作を行う送風手段を有し、複数の給紙トレイ切替えて給紙を行う給紙装置における給紙方法であって、前記複数の給紙トレイのうち、給紙動作を行っている切替元給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先給紙トレイにおける送風動作を開始する処理と、前記切替先給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、前記切替元給紙トレイから切替えて前記切替先給紙トレイから給紙を行う処理と、前記切替元給紙トレイから、前記切替先給紙トレイへの切替えに先立ち送風を行う際に、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上となる場合に、送風動作を実行する給紙トレイの数を制限する処理とを行うことを特徴とする、給紙方法。

請求項2

積載された記録媒体に対して送風動作を行う送風手段を有し、複数の給紙トレイを切替えて給紙を行う給紙装置における給紙方法であって、前記複数の給紙トレイのうち、給紙動作を行っている切替元給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先給紙トレイにおける送風動作を開始する処理と、前記切替先給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、前記切替元給紙トレイから切替えて前記切替先給紙トレイから給紙を行う処理と、前記切替元給紙トレイから、前記切替先給紙トレイへの切替えに先立ち送風を行う際に、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上となる場合に、前記切替先給紙トレイにおける送風動作の開始時点を制御する処理とを行うことを特徴とする、給紙方法。

請求項3

積載された記録媒体に対して送風動作を行う送風手段を有し、複数の給紙トレイを切替えて給紙を行う給紙装置における給紙方法であって、前記複数の給紙トレイのうち、給紙動作を行っている切替元給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先給紙トレイにおける送風動作を開始する処理と、前記切替先給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、前記切替元給紙トレイから切替えて前記切替先給紙トレイから給紙を行う処理と、前記切替元給紙トレイから、前記切替先給紙トレイへの切替えに先立ち送風を行う際に、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上である場合に、前記送風動作を実行している給紙トレイのいずれかにおける送風動作を停止する処理とを行うことを特徴とする、給紙方法。

請求項4

請求項3に記載の給紙方法において、送風動作を実行している給紙トレイの数が所定数以上である場合に、前記送風動作を実行している給紙トレイのうちブロー履歴の古いものから送風動作を停止するものであることを特徴とする、給紙方法。

請求項5

請求項3または4に記載の給紙方法において、過去の所定期間内に送風動作を行った履歴のある給紙トレイについては、当該給紙トレイにおける再度の送風動作時の風量を低減することを特徴とする給紙方法。

請求項6

請求項3または4に記載の給紙方法において、過去の所定期間内に送風動作を行った履歴のある給紙トレイについては、当該給紙トレイにおける再度の送風動作時の送風時間を低減することを特徴とする給紙方法。

請求項7

請求項3または4に記載の給紙方法において、過去の所定期間内に送風動作を行った履歴のある給紙トレイについては、当該給紙トレイにおける再度の送風動作時の風量を低減し、さらに送風時間を低減することを特徴とする給紙方法。

請求項8

請求項3または4記載の給紙方法において、同一作業を複数回繰り返すジョブを実行する場合には、1度目の作業において給紙を行う順序を記憶する処理と、2度目以降の作業において、前記記憶した順序に基づいて切替え先の給紙トレイを決定する処理を行うことを特徴とする、給紙方法。

請求項9

積載された記録媒体に対して送風動作を行う送風手段と、送風動作及び給紙動作を制御する給紙制御部を有し、複数の給紙トレイを切替えて給紙を行う給紙装置において、前記給紙制御部が、前記複数の給紙トレイのうち、給紙動作を行っている切替元給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先給紙トレイにおける送風動作を開始する処理と、前記切替先給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、前記切替元給紙トレイから切替えて前記切替先給紙トレイから給紙を行う処理と、前記切替元給紙トレイから、前記切替先給紙トレイへの切替えに先立ち送風を行う際に、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上となる場合に、送風動作を実行する給紙トレイの数を制限する処理とを行うことを特徴とする、給紙装置。

請求項10

積載された記録媒体に対して送風動作を行う送風手段と、送風動作及び給紙動作を制御する給紙制御部を有し、複数の給紙トレイを切替えて給紙を行う給紙装置において、前記給紙制御部が、前記複数の給紙トレイのうち、給紙動作を行っている切替元給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先給紙トレイにおける送風動作を開始する処理と、前記切替先給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、前記切替元給紙トレイから切替えて前記切替先給紙トレイから給紙を行う処理と、前記切替元給紙トレイから、前記切替先給紙トレイへの切替えに先立ち送風を行う際に、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上となる場合に、前記切替先給紙トレイにおける送風動作の開始時点を制御する処理とを行うことを特徴とする、給紙装置。

請求項11

積載された記録媒体に対して送風動作を行う送風手段と、送風動作及び給紙動作を制御する給紙制御部を有し、複数の給紙トレイを切替えて給紙を行う給紙装置において、前記給紙制御部が、前記複数の給紙トレイのうち、給紙動作を行っている切替元給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先給紙トレイにおける送風動作を開始する処理と、前記切替先給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、前記切替元給紙トレイから切替えて前記切替先給紙トレイから給紙を行う処理と、前記切替元給紙トレイから、前記切替先給紙トレイへの切替えに先立ち送風を行う際に、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上である場合に、前記送風動作を実行している給紙トレイのいずれかにおける送風動作を停止する処理とを行うことを特徴とする、給紙装置。

請求項12

画像形成装置と、積載された記録媒体に対して送風動作を行う送風手段を有し、複数の給紙トレイを切替えて給紙を行う給紙装置を具備する画像形成システムにおいて、前記画像形成装置又は前記給紙装置が、送風動作及び給紙動作を制御する給紙制御部を有し、前記給紙制御部が、前記複数の給紙トレイのうち、給紙動作を行っている切替元給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先給紙トレイにおける送風動作を開始する処理と、前記切替先給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、前記切替元給紙トレイから切替えて前記切替先給紙トレイから給紙を行う処理と、前記切替元給紙トレイから、前記切替先給紙トレイへの切替えに先立ち送風を行う際に、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上となる場合に、送風動作を実行する給紙トレイの数を制限する処理とを行うことを特徴とする、画像形成システム。

請求項13

画像形成装置と、積載された記録媒体に対して送風動作を行う送風手段を有し、複数の給紙トレイを切替えて給紙を行う給紙装置を具備する画像形成システムにおいて、前記画像形成装置又は前記給紙装置が、送風動作及び給紙動作を制御する給紙制御部を有し、前記給紙制御部が、前記複数の給紙トレイのうち、給紙動作を行っている切替元給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先給紙トレイにおける送風動作を開始する処理と、前記切替先給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、前記切替元給紙トレイから切替えて前記切替先給紙トレイから給紙を行う処理と、前記切替元給紙トレイから、前記切替先給紙トレイへの切替えに先立ち送風を行う際に、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上となる場合に、前記切替先給紙トレイにおける送風動作の開始時点を制御する処理とを行うことを特徴とする、画像形成システム。

請求項14

画像形成装置と、積載された記録媒体に対して送風動作を行う送風手段を有し、複数の給紙トレイを切替えて給紙を行う給紙装置を具備する画像形成システムにおいて、前記画像形成装置又は前記給紙装置が、送風動作及び給紙動作を制御する給紙制御部を有し、前記給紙制御部が、前記複数の給紙トレイのうち、給紙動作を行っている切替元給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先給紙トレイにおける送風動作を開始する処理と、前記切替先給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、前記切替元給紙トレイから切替えて前記切替先給紙トレイから給紙を行う処理と、前記切替元給紙トレイから、前記切替先給紙トレイへの切替えに先立ち送風を行う際に、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上である場合に、前記送風動作を実行している給紙トレイのいずれかにおける送風動作を停止する処理とを行うことを特徴とする、画像形成システム。

技術分野

0001

この発明は、積載された複数の用紙を1枚ずつ搬出する給紙動作の際の給紙方法に関する。このような給紙動作を行う給紙装置は、電子写真方式インクジェット方式複写機プリンタファクシミリ等々の画像形成装置装備されるものであり、これらの装置に対して用紙を供給するものである。特に、この発明は、用紙収納部内に配置した送風口から空気を用紙束に吹き付けることにより、給紙の際の用紙の分離を容易にする給紙装置、給紙方法及び前記給紙方法を用いた画像形成システムに関する。

背景技術

0002

近年、顧客ニーズ多様化に伴い、コート紙、アート紙、フィルム紙などの紙間密着力の高い用紙を用いて画像形成する需要が高まってきている。しかし、これらの用紙は分離性が良好ではなく、これらの用紙を分離爪パッド、FRRなど従来の給紙技術にて給紙しようとする場合、重送や不送りなどの不具合が発生しやすいという問題点があった。

0003

そこで最近では、積載された用紙側面上部にエアー補助的に吹き付けることにより、積載された用紙を捌くという効果を得て、用紙を分離させてから給紙する給紙装置が知られている。このような技術を、以下、便宜的にエアー分離給紙技術と称する。具体的には、用紙積載部に設けられたサイドフェンスエアー噴射口を設け、たとえばブロワファンからのエアーをエアー噴射口から用紙束の側面に吹き付ける(以下、ブロー動作ともいう)ことにより、積載された用紙を捌くようにした給紙装置が知られている。

0004

特許文献1には、シートの繰り出し前に、あらかじめシートの繰り出し方向前端に向けてエアーを吹き付ける構成のエアー分離給紙技術が開示されている。

0005

特許文献2には、給紙開始前あるいは給紙中に、給紙デッキ内の用紙にエアーを吹き付けて用紙を裁く構成のエアー分離給紙技術が開示されている。

0006

特許文献3には、複数の給紙トレイを備える給紙方法であって、給紙中の給紙トレイの用紙が所定量以下になったことを検出して、切替え先の用紙トレイエアー供給手段を起動し、この起動後、所定時間の経過後に、給紙中の給紙トレイの用紙が所定量以下になったことを検出して、切替え先の用紙トレイからの給紙に切り替える給紙方法が開示されている。

0007

特開2001−354331号公報
特開2006−264917号公報
特許第3475716号公報

発明が解決しようとする課題

0008

近年、大量の用紙に対して、高速に画像形成する要望が高まってきている。この要望に対して、複数の給紙トレイを有し、これらの給紙トレイを切り替えて給紙を行う画像形成装置が公知である。

0009

ここで、大量給紙の要望に応えるために給紙トレイの数が増えると、それだけ制御も複雑になる。たとえば給紙トレイの個数が2であれば、うち1が現在給紙中の給紙トレイであり、次に切り替えられるべき給紙トレイは他の1であるから、一義的に定まる。しかし、給紙トレイの個数が3以上であると、現在給紙中の給紙トレイからいずれの給紙トレイに切り替えるべきか、一義的には定まらない。

0010

また、近年の画像形成装置は、多数の制御部(プロセッサ)を搭載して、これらの制御部が相互に連携して動作している。このため、いずれの給紙トレイから給紙すべきかを決定する制御部と、給紙トレイの給紙、搬送を制御する制御部と、エアー分離給紙技術を制御する制御部とが同一であるとは限らない。よって、エアー分離給紙技術を制御する制御部にとっては、現在給紙中の給紙トレイから切り替わる給紙トレイが分からないまま、切替え先の給紙トレイについてエアー供給を開始しなければならない。

0011

このような場合、切り替えられる可能性のある給紙トレイ全てについて、事前にエアー供給動作を開始しておくことも考えられる。しかし、全ての給紙トレイについてエアー供給手段を駆動させておくのは電力の無駄であり、また、電源回路の容量によっては、全ての給紙トレイについてエアー供給手段を駆動させておくだけのパワー不足する場合もある。

0012

この発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、積載された用紙にエアーを吹き付けるエアー供給を行う複数の給紙トレイを有する給紙装置について、給紙トレイ切り替え時のタイムラグを最小限に抑えるとともに、省電力化も達成できる給紙装置、給紙方法及び前記給紙方法を用いた画像形成システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0013

よって、この発明は、給紙トレイに積載された用紙に対する送風動作を行う送風手段を有する給紙トレイを複数有する給紙装置において、これらの給紙トレイを切り替えて給紙を行う給紙装置における給紙方法である。この発明では、複数の給紙トレイのうち、現在給紙動作を行っている切替元の給紙トレイにおける送風動作と並行して、切替先の給紙トレイにおける送風動作を開始する。そして、切替先の給紙トレイにおける送風動作を開始して所定期間の経過後に、切替元の給紙トレイから、切替先の給紙トレイに切替えて給紙を継続する。

0014

この発明では、切替先の給紙トレイにて送風動作を開始する際に送風動作を現に行っている給紙トレイの数が、所定の同時作動数以上であるか否かを判断する。この判断の時点は、新たに送風動作を開始するその時点でもよいし、あるいはその時点以前でもよい。切替元の給紙トレイ以外にも送風動作を実行中である1または2以上の給紙トレイがある場合、これらの給紙トレイに加え、さらに切替先の給紙トレイにおいて送風動作を開始した場合に、送風動作を実行している給紙トレイの総数が同時作動数を超える場合は、送風動作を実行する給紙トレイの数を制限する。

0015

一方、切替先の給紙トレイにおいて送風動作を開始した場合に、送風動作を実行している給紙トレイの総数が同時作動数を超えない場合は、現在送風動作の実行中である給紙トレイに加え、さらに切替先の給紙トレイにおいて送風動作を開始する。

発明の効果

0016

この発明によれば、複数の給紙トレイを切り替えて順次用紙を給紙する処理の際に、不送りや重送を防止するためにシート給送の実行前に必要な送風処理を実施しながら、給紙の生産性を維持することができる。また、消費電力を抑制することができる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、図面を用いて、この発明の実施形態を説明する。図1は、この発明の実施形態にかかる給紙装置を具備する画像形成システムを示す図、図11はこの画像形成システムの主な制御ユニットを示すブロック図である。

0018

画像形成システム100は、画像形成装置101と、シート給送装置102とから構成されている。シート給送装置102は、その内部に給紙トレイ102a、102b、102c、および102dを有する。

0019

画像形成装置101は、供給された用紙に対して公知の電子写真プロセスインクジェットプロセスなどの方法により、画像形成を行う。画像形成装置101の詳細な構成は、この発明の本質的な部分ではないので、説明を省略する。

0020

画像形成装置101は、コントローラ110及び給紙制御部111を有する。コントローラ110は、画像形成装置101における画像形成動作を制御するものであり、また、いずれの給紙トレイから給紙するかということを決定している。したがってコントローラ110は、給紙制御部111に対して、印刷ジョブのそれぞれの用紙について、いずれの給紙トレイから給紙するかを指示する。給紙制御部111は、コントローラ110からの指示を受けて、指示された給紙トレイからの給紙動作を行なうとともに、その給紙トレイのエアー分離給紙技術もあわせて制御する。すなわち給紙制御部111は、それぞれの給紙トレイに対して、給紙コロや送風動作を制御する制御信号を供給している。

0021

給紙トレイ102a、102b、102c、および102dは、いずれも、画像形成装置101にて画像形成される用紙を積載するものである。それぞれの給紙トレイに積載されている用紙は、搬送路13を経由して画像形成装置101に供給される。

0022

搬送路13は、給紙トレイ102aの用紙を搬送する搬送路13a、給紙トレイ102bの用紙を搬送する搬送路13b、給紙トレイ102cの用紙を搬送する搬送路13c、および、給紙トレイ102dの用紙を搬送する搬送路13dとを有する。搬送路13aと搬送路13bとは、いったん合流して給紙口14に接続されている。給紙口14は画像形成装置101に接続されている。これにて、シート給送装置102内を搬送されてきた用紙が画像形成装置101に与えられる。

0023

搬送路13cと搬送路13dとは、いったん合流して搬送路15aとなり、給紙トレイ102aと102bとを迂回して搬送路13aと合流する。このような構成により、給紙トレイ102a、102b、102c、および102dいずれに積載されている用紙であっても、画像形成装置101に供給され得る。

0024

ところで、シート給送装置102は、複数を連ねて接続することが可能である。そのようにした場合に、さらに後段のシート給送装置からの用紙を受ける給紙口16がシート給送装置102に設けられている。給紙口16に供給された用紙は、搬送路15bを介して搬送路13cに合流し、さらに搬送路15aを介して搬送路13aに合流し、給紙口14を介して画像形成装置101に供給される。

0025

図2は、この発明の給紙装置に用いられる給紙トレイ102aの構成を示す斜視図である。給紙トレイ102aは、図2に示す矢印A方向(図1では図面手前方向)に、シート給送装置102から引き抜かれる。なお、他の給紙トレイ102bないし102dの構成も同様である。

0026

給紙トレイ102aは、用紙束を積載する底板21と、この底板21上に積載される用紙束の最上部の用紙を一枚づつ取り出して、画像形成装置110側へ給紙する給紙ユニット22とを有する。

0027

給紙ユニット22には、給紙コロ23と、分離コロ24とが配置されている。これらの給紙コロ23、分離コロ24は、あらかじめ設定されたそれぞれの給紙タイミングによって駆動される。これらコロの回転により、積載される用紙束の最上位の1枚が分離され、図2に示す矢印B方向へ引き出され、搬送路13aへと導かれる。

0028

また、給紙トレイ102には、一対のサイドフェンス25aおよび25bが設けられている。これらのサイドフェンスは、底板21上に積載された用紙束の幅方向給紙方向と直行する方向)側面をガイドするものである。給紙トレイ102は、さらに、エンドフェンス26を有する。このエンドフェンスは、底板21上に積載された用紙束の後端面をガイドするものである。

0029

それぞれのサイドフェンス25aおよび25bには、エアー噴出口27aおよび27bが形成されている。これらエアー噴出口27aおよび27bは、底板21上に積載される用紙束の側面にエアーを吹き付けるために形成された開口部である。それぞれのサイドフェンス25aおよび25bの外側に、図示しないファンが取り付けられている。このファンにより生成される気流が、エアー噴出口27aおよび27bから噴出する。このエアーが、底板21に積載された用紙束の側面に吹き付けられることにより、用紙束の上方の用紙が浮上し、捌きの効果を得られることになる。

0030

図3はサイドフェンス25aとエアー噴出口27aとの構成を示す断面図である。図3は、これらをエンドフェンス26側より見た図である。サイドフェンス25aの外側には、ファン29が配置されている。このファン29は、たとえばブロアファンなどが好ましいが、他のシロッコファンなどでも構わない。ファン29が生成するエアーが、送風ガイド30により上方に導かれ、さらに偏向させられてエアー噴出口27aに到達する。エアー噴出口27aはサイドフェンス25aに開口している。このエアー噴出口27aから噴出されるエアーが、底板21に積載された用紙束Pの側面に吹き付けられる。これにより、用紙束Pの最上面から数枚分の用紙が浮上するので、用紙捌きの効果を得られることになる。

0031

この時、用紙の不送りや重送を防ぐためには、給紙動作の前にある一定時間、ブロー動作を継続する必要がある。以下、この一定時間をブロー時間と称する。以下、まず、図4および図5を参照して、これまで一般的であった給紙動作を説明する。図4は、給紙トレイ102aないし給紙トレイ102dを有するシート給送装置102において、給紙トレイ102aのみを用いて給紙する際のタイミングチャートである。この図4において、横軸時刻プロットしたものである。

0032

図4に示すように、時刻t1においてブロー動作が開始される。このブロー時間は、時刻t4まで継続する。この時間により、用紙の捌き効果が得られる。そして時刻t4において、給紙トレイ102aから1枚目の給紙動作が行われる。以降、時刻t5、t6、t7・・・において、2枚目、3枚目、4枚目・・・の給紙動作が行われる。このように、1枚目の給紙タイミングの前にブロー時間が存在していることが理解される。

0033

次に、複数の給紙トレイを切り替えて給紙する場合の動作について、図5のタイミングチャートを参照して説明する。図5は、給紙トレイ102aないし給紙トレイ102dを有するシート給送装置102において、いずれかの給紙トレイから1枚給紙する毎に、別の給紙トレイ102に切り替えて給紙する際のタイミングチャートである。

0034

給紙制御部111は、1枚給紙する毎に、コントローラ110から、次に給紙を行なう給紙トレイを指示される。給紙制御部111は、その指示毎に、その給紙トレイについてブロー動作を開始する。そして所定のブロー時間の経過後に、その給紙トレイから給紙を行なう。

0035

より具体的には、図5に示すように、給紙制御部111は、時刻t1において給紙トレイ102aからの給紙を指示する。この指示に応じて、給紙制御部111により、給紙トレイ102aにてブロー動作が開始される。このブロー時間は、時刻t4まで継続する。そして時刻t4において、給紙トレイ102aから1枚目の給紙動作が行われる。ここでコントローラ110は、給紙トレイ102aから給紙トレイ102bに給紙元を切り替える指示を行なう。

0036

これを受けて、時刻t4において、給紙制御部111により、給紙トレイ102bにてブロー動作が開始される。このブロー時間は、時刻t7まで継続する。そして時刻t7において、給紙トレイ102bから2枚目の給紙動作が行われる。ここでコントローラ110は、給紙トレイ102bから給紙トレイ102cに給紙元を切り替える指示を行なう。

0037

これを受けて、時刻t7において、給紙制御部111により、給紙トレイ102cにてブロー動作が開始される。このブロー時間は、時刻t10まで継続する。そして時刻t10において、給紙トレイ102cから3枚目の給紙動作が行われる。以降、同様にして給紙トレイの切り替えと、切り替えられた給紙トレイにおけるブロー動作とが継続される。

0038

図5では、時刻t13において、給紙トレイ102bから4枚目の給紙動作が、時刻t16において、給紙トレイ102cから5枚目の給紙動作が、時刻t19において、給紙トレイ102dから6枚目の給紙動作が、時刻t22において、給紙トレイ102cから7枚目の給紙動作が、そして時刻t25において、給紙トレイ102aから8枚目の給紙動作が、それぞれ行われることが理解される。このように、給紙トレイを切り替える度にブロー時間が必要となるため、大幅に生産性がダウンしてしまう。

0039

このような生産性ダウンを避けるために最も簡単な方法は、複数の給紙トレイを切替えて給紙する場合、切り替えタイミングに先立って、全ての給紙トレイでブロー動作を開始しておくことである。しかし、このような動作を行うと、ファン29の稼動により著しく電力を消費することとなる。また、給紙装置に備えられている電源回路の規模や、商用電力制約などにより、全ての給紙トレイについてファンを駆動するだけの電力を確保できないことも考えられる。このような場合は、一部の給紙トレイにおいてのみファンを駆動するしかなく、必ずしも切替え先の給紙トレイにてブロー動作ができない虞がある。

0040

そこで、以後、この発明の第1の実施形態における給紙動作とブロー動作のタイミングを図6に示すタイミングチャートを用いて説明する。まず、それぞれの給紙トレイのファンのオンオフを制御する給紙制御部111が、コントローラ110より、どのような順で、どの給紙トレイより給紙を行うかという情報をあらかじめ入手している場合の動作について説明する。すなわち、この実施形態では、切替先の給紙トレイにて送風動作を開始する際に、送風動作を現に行っている給紙トレイの数が所定の同時作動数以上であるか否かを判断する時点は、新たに送風動作を開始するその時点よりも以前である。

0041

この実施形態では、給紙制御部111は、図6に示す時刻t0ないし時刻t1において、「給紙トレイ102a→給紙トレイ102b→給紙トレイ102c→給紙トレイ102b→給紙トレイ102c→給紙トレイ102d→給紙トレイ102c→給紙トレイ102a」という順序で給紙を行なうように指示される。また、この実施形態では、給紙制御部111は、現在給紙している給紙トレイと、次に給紙を行う給紙トレイという、最大で2つの給紙トレイのファンのみを作動させる。

0042

給紙制御部111は、時刻t1において給紙トレイ102aのブロー動作を開始する。このブロー動作は3単位継続し、時刻t4において給紙トレイ102aから1枚目の給紙動作が行われる。

0043

給紙トレイ102aにおけるブロー動作と並行して、時刻t2において給紙トレイ102bのブロー動作が開始される。給紙トレイ102bのブロー動作は、時刻t1から開始されても構わないが、そうすると給紙トレイ102bのブロー動作が4単位継続することとなる。これでは1単位分の電力が余計に必要になるため、時刻t2から開始されるのが望ましい。給紙トレイ102bのブロー動作も3単位継続し、時刻t5において給紙トレイ102bから2枚目の給紙動作が行われる。

0044

給紙制御部111は、3枚目の給紙動作を給紙トレイ102cから行なうように指示されている。前述したように時刻t5において給紙トレイ102bから2枚目の給紙動作が行われるため、3枚目の給紙動作を行なえる最先の時点は、時刻t6である。よって、3単位のブロー時間が必要なことを考えれば、時刻t3からブロー動作を開始すればよい。

0045

しかしながら、時刻t3においては給紙トレイ102aおよび給紙トレイ102bにおいてブロー動作が行なわれている。よって、この時点で給紙トレイ102cのブロー動作を開始すると、同時に3つの給紙トレイにおいてブロー動作が行なわれてしまうことになり、制限を越える。したがって給紙制御部111は、時刻t4において給紙トレイ102cから給紙動作が行なわれた時点で、給紙トレイ102cのブロー動作を開始するために、ブロー履歴の古い、すなわち、より以前の時点からブロー動作を行っている給紙トレイのブロー動作を停止する。この場合は、給紙トレイ102aのブロー動作を停止することになる。

0046

これと同時に、時刻t4において給紙トレイ102cのブロー動作が開始される。このブロー動作も3単位継続する必要があるため、時刻t7において、給紙トレイ102cより3枚目の給紙動作が行われる。

0047

給紙制御部111は、4枚目の給紙動作を給紙トレイ102bから行なうように指示されている。前述したように時刻t7において給紙トレイ102cから3枚目の給紙動作が行われるため、4枚目の給紙動作を行なえる最先の時点は、時刻t8である。ここで、給紙トレイ102bでは、時刻t5において2枚目の給紙動作が行われている。また、時刻t4以降は、給紙トレイ102bおよび給紙トレイ102cのブロー動作が並行しているのみであり、これは制限を超えていない。よって給紙制御部111は、時刻t5以降も給紙トレイ102bのブロー動作を継続し、時刻t8において4枚目の給紙動作を行う。

0048

同様にして、給紙制御部111は、時刻t9において給紙トレイ102cより5枚目の給紙動作を行なう。

0049

給紙制御部111は、6枚目の給紙動作を給紙トレイ102dから行なうように指示されている。前述したように時刻t9において給紙トレイ102cから5枚目の給紙動作が行われるため、6枚目の給紙動作を行なえる最先の時点は、時刻t10である。よって、3単位のブロー時間が必要なことを考えれば、時刻t7から給紙トレイ102dのブローを開始すればよい。

0050

しかしながら、時刻t7においては給紙トレイ102bおよび給紙トレイ102cにおいてブロー動作が行なわれている。よって、この時点で給紙トレイ102dのブロー動作を開始すると、同時に3つの給紙トレイにおいてブロー動作が行なわれてしまうことになり、制限を越える。したがって給紙制御部111は、時刻t8において給紙トレイ102bから給紙動作が行なわれた時点で、給紙トレイ102dのブロー動作を開始するために、給紙トレイ102bのブロー動作を停止する。

0051

これと同時に、時刻t8において給紙トレイ102dのブロー動作が開始される。このブロー動作も3単位継続する必要があるため、時刻t11において、給紙トレイ102dより6枚目の給紙動作が行われる。

0052

次いで給紙制御部111は、4枚目の給紙動作について述べたと同様にして、時刻t12において、給紙トレイ102cより7枚目の給紙動作を行なう。

0053

給紙制御部111は、8枚目の給紙動作を給紙トレイ102aから行なうように指示されている。前述したように時刻t12において給紙トレイ102cから7枚目の給紙動作が行われるため、8枚目の給紙動作を行なえる最先の時点は、時刻t13である。よって、3単位のブロー時間が必要なことを考えれば、時刻t10からブローを開始すればよい。

0054

しかしながら、時刻t10においては給紙トレイ102cおよび給紙トレイ102dにおいてブロー動作が行なわれている。よって、この時点で給紙トレイ102aのブロー動作を開始すると、同時に3つの給紙トレイにおいてブロー動作が行なわれてしまうことになり、制限を越える。したがって給紙制御部111は、時刻t11において給紙トレイ102dから給紙動作が行なわれた時点で、給紙トレイ102aのブロー動作を開始するために、給紙トレイ102dのブロー動作を停止する。

0055

これと同時に、時刻t11において給紙トレイ102aのブロー動作が開始される。このブロー動作も3単位継続する必要があるため、時刻t14において、給紙トレイ102aより8枚目の給紙動作が行われる。

0056

これで、あらかじめ指示されていた1枚目から8枚目までの給紙動作が終了したので、給紙制御部111は、すべての給紙トレイにおけるブロー動作を停止する。

0057

なお上記において、ブロー時間を3単位としたのは、以下の理由による。一般に、ブロー動作の開始から一定の時間が経過するまでは、用紙の捌き効果が充分に得られない。このため、この実施形態においてはブロー動作の開始から給紙までのブロー時間を3単位と設定している。

0058

以上説明したように、この実施形態においては、それぞれの給紙トレイにおいてブロー動作の開始から最初の給紙までのブロー時間を3単位、かつ、同時にブロー動作が行われる給紙トレイは2つとしている。さらに、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上となる場合には、送風動作を実行する給紙トレイの数を制限するため、切替先給紙トレイにおける送風動作の開始時点遅延させる制御を行うものである。

0059

このような制御を行うことで、ある一つの給紙トレイから給紙が行われている間に、他の給紙トレイにおいてもブロー動作を並行して行えるようになる。このため、給紙トレイが切り替わった際に、切り替わった先の給紙トレイから最先のタイミングで給紙を行なうことができる。したがって、給紙の生産性を大幅に向上させることができる。また、同時にブロー動作が行われる給紙トレイの数を制限している。したがって、消費電力も抑制することができる。

0060

なお、同時にブロー動作を行う給紙トレイの数を同時作動数と称することとする。この同時作動数は、特に2つに限定されるものではない。要求される生産性と許容される消費電力とによって適当な同時作動数が決定される。これを装置の操作者が任意に決定するようにすれば、操作者のニーズに合った使用法を実現できる。

0061

次に、この発明の第2の実施形態について説明する。この実施形態では、それぞれの給紙トレイのファンのオン/オフを制御する給紙制御部111が、コントローラ110より、次に給紙を行う給紙トレイがいずれの給紙トレイであるかの情報を入手していない。換言すれば給紙制御部111は、コントローラ110より、給紙の都度、次に給紙を行う給紙トレイについて指示される。このような場合、給紙制御部111は、次に給紙を行う給紙トレイにおいてブロー動作が行なわれる確率をできるだけ高めるような制御を行なう。以下、その一例について説明する。

0062

たとえば、同一作業を複数サイクル繰り返すジョブについては、以下のような制御を行なう。まず、最初のサイクルについては、図5に示したような制御を行なう。すなわち、給紙制御部111は、コントローラー110から、次に給紙を行なう給紙トレイを指示される毎に、その給紙トレイについてブロー動作を開始する。そして所定のブロー時間の経過後に、その給紙トレイから給紙を行なう。

0063

この最初のサイクルで、給紙制御部111は、複数の給紙トレイからどのような順序で給紙されるかを把握、記録する。よって、2回目以降のサイクルについては、給紙制御部111が記憶している順序で、図6に示す制御を行なう。これにより、2回目以降のサイクルについては高い生産性を保つことができる。たとえば、8枚で構成される文書を複数部(5名分、10名分など)出力するような場合に、この実施形態のような制御が有効である。この場合、最初の1部について画像形成する場合には図5に示したような制御、2部以降について画像形成する場合には図6に示したような制御を行なう。

0064

次に、この発明の第3の実施形態について、図7のタイミングチャートを用いて説明する。この実施形態も、それぞれの給紙トレイのファンのオン/オフを制御する給紙制御部111が、次に給紙を行う給紙トレイがいずれの給紙トレイであるかの情報を入手していない場合の例を説明するものである。すなわち、この実施形態でも、給紙制御部111は、給紙の都度、次に給紙を行う給紙トレイについて指示されるものである。

0065

給紙制御部111は、コントローラ110から、次に給紙を行なう給紙トレイを指示される毎に、その給紙トレイについてブロー動作を開始する。そして、所定のブロー時間の経過後に、その給紙トレイから給紙を行なう。すなわち、この実施形態では、切替先の給紙トレイにて送風動作を開始する際に、送風動作を現に行っている給紙トレイの数が所定の同時作動数以上であるか否かを判断する時点は、新たに送風動作を開始するその時点と同時である。

0066

ここで、給紙制御部111は、給紙を行う順に、給紙トレイのブロー動作を開始し、同時に動作している給紙装置が所定の同時作動数に達した場合に、ブロー動作を行なった履歴の古い給紙トレイのブロー動作を順次止めていく。この制御を、図7に示すタイミングチャートを用いて説明する。

0067

時刻t1において、給紙制御部111は、給紙トレイ102aからの給紙を指示される。この指示に応じて、給紙制御部111は給紙トレイ102aにてブロー動作を開始する。このブロー時間は、時刻t4まで継続する。そして時刻t4において、給紙トレイ102aから1枚目の給紙動作が行われる。この実施形態では、給紙制御部111は、それぞれの給紙トレイのファンのオン/オフをコントローラ110より指示されていないので、給紙トレイ102aのブロー動作は、時刻t4の後も継続する。

0068

時刻t4において、給紙制御部111は、1枚目の給紙と同時に、2枚目の給紙を給紙トレイ102bから行なうように指示される。この時点では、ブロー動作を行なっているのは給紙トレイ102aのみであるので、同時作動数に達していない。よって給紙制御部111は、給紙トレイ102aのブロー動作と並行して給紙トレイ102bにてもブロー動作を開始する。このブロー時間は、時刻t7まで継続する。そして時刻t7において、給紙トレイ102bから2枚目の給紙動作が行われる。給紙トレイ102bのブロー動作も、時刻t7が過ぎても継続する。

0069

時刻t7において、給紙制御部111は、2枚目の給紙と同時に、3枚目の給紙を給紙トレイ102cから行なうように指示される。この時点では、給紙トレイ102aと給紙トレイ102bでブロー動作が行なわれている。すなわち同時作動数に達しているので、給紙制御部111は、それらのうち以前から動作していた給紙トレイ102aのブロー動作を停止する。これで同時作動数の制限を越えなくなるため、給紙トレイ102cにおけるブロー動作を開始することができる。

0070

給紙トレイ102cのブロー時間は、時刻t7から時刻t10まで継続する。そして時刻t10において、給紙トレイ102cから3枚目の給紙動作が行われる。

0071

時刻t10において、給紙制御部111は、3枚目の給紙と同時に、4枚目の給紙を給紙トレイ102bから行なうように指示される。この時点では、すでに給紙トレイ102bのブロー動作が継続している。よって、給紙動作前のブロー時間は特に必要なく、4枚目の給紙動作を行なえる最先の時点は、時刻t11である。したがって給紙制御部111は、給紙トレイ102bでのブロー動作を継続するとともに、時刻t11において、給紙トレイ102bから4枚目の給紙動作を行う。給紙トレイ102bのブロー動作は、時刻t11が過ぎても継続する。

0072

時刻t11において、給紙制御部111は、5枚目の給紙を給紙トレイ102cから行なうように指示される。この時点では、すでに給紙トレイ102cのブロー動作が継続している。よって、給紙動作前のブロー時間は特に必要なく、5枚目の給紙動作を行なえる最先の時点は、時刻t12である。したがって給紙制御部は、給紙トレイ102cでのブロー動作を継続するとともに、時刻t12において、給紙トレイ102cから5枚目の給紙動作を行う。

0073

時刻t12において、給紙制御部111は、5枚目の給紙と同時に、6枚目の給紙を給紙トレイ102dから行なうように指示される。この時点では、給紙トレイ102bと給紙トレイ102cでブロー動作が行なわれている。すなわち同時作動数に達しているので、給紙制御部111は、それらのうち以前から動作していた給紙トレイ102bのブロー動作を停止する。これで同時作動数の制限を越えなくなるため、給紙トレイ102dにおけるブロー動作を開始することができる。

0074

給紙トレイ102dのブロー時間は、時刻t12から時刻t15まで継続する。そして時刻t15において、給紙トレイ102dから6枚目の給紙動作が行われる。給紙トレイ102dのブロー動作は、時刻t15の後も継続する。

0075

時刻t15において、給紙制御部111は、7枚目の給紙を給紙トレイ102cから行なうように指示される。この時点では、すでに給紙トレイ102cのブロー動作が継続している。よって、給紙動作前のブロー時間は特に必要なく、7枚目の給紙動作を行なえる最先の時点は、時刻t16である。したがって給紙制御部111は、給紙トレイ102cでのブロー動作を継続するとともに、時刻t16において、給紙トレイ102cから7枚目の給紙動作を行う。給紙トレイ102cのブロー動作は、時刻t16の後も継続する。

0076

時刻t16において、給紙制御部111は、7枚目の給紙と同時に、8枚目の給紙を給紙トレイ102aから行なうように指示される。この時点では、給紙トレイ102cと給紙トレイ102dでブロー動作が行なわれている。すなわち同時作動数に達しているので、給紙制御部111は、給紙トレイ102dのブロー動作を停止する。これで同時作動数の制限を越えなくなるため、給紙トレイ102aにおけるブロー動作を開始することができる。

0077

給紙トレイ102aのブロー時間は、時刻t16から時刻t19まで継続する。そして時刻t19において、給紙トレイ102aから8枚目の給紙動作が行われる。これで、すべての給紙動作が終了したので、給紙制御部111は、この時点で動作している給紙トレイ102cおよび102aにおけるブロー動作を停止する。

0078

以上説明したように、この第3の実施形態においては、送風動作を実行する給紙トレイの数が所定数以上となる場合には、送風動作を実行する給紙トレイの数を制限するため、現に送風動作を行っている給紙トレイのいずれかにおける送風動作を停止するものである。

0079

この実施形態によれば、給紙を行なうべき給紙トレイをその都度指示されるようなアーキテクチャの給紙装置であっても、生産性の向上を図ることができる。なお、給紙制御部111がn(nは整数)枚目の給紙を行なう給紙トレイ102を指示されるタイミングは、必ずしもnー1枚目の給紙と同時でなくともよい。

0080

次に、この発明の第4の実施形態について説明する。一度ブローして捌かれた用紙束は、その後しばらくの間は密着力が低下していることが知られている。よって、このような状態の用紙束について、再度捌きを行う際に必要なブロー時間、あるいは風量は少なくてよい。このような理由から、この実施形態では、一度ブロー動作を行った履歴のある給紙トレイについては次回のブロー時間を短縮するものである。

0081

この実施形態のタイミングチャートを図8に示す。時刻t16において、給紙トレイ102cから7枚目の給紙が行なわれるまでは、前述した第3の実施形態におけると同様なので、重複する説明は省略する。

0082

時刻t16において、給紙制御部111は、7枚目の給紙と同時に、8枚目の給紙を給紙トレイ102aから行なうように指示される。ここで、給紙トレイ102aでは、時刻t1から時刻t7までブロー動作が行われていたものである。したがって、そのときに用紙捌きが行なわれており、時刻t16からあらためて3単位のブロー動作を行なわずとも充分な用紙捌きの効果を得られるものである。

0083

このため、時刻t16から開始される、給紙トレイ102aにおけるブロー時間を短縮する。すなわち、図8に示すように、時刻t16から時刻t17までの1単位のみをブロー時間とするものである。この結果、図7に示す第3の実施形態の動作と比較して、終了時刻が早まっているのが理解される(時刻t19→時刻t17)。

0084

以上、この実施形態によれば、いったんブロー動作を行なった給紙トレイについて、再度捌きを行う際のブロー時間を短縮しているので、生産性の向上が見込める。

0085

次に、この発明の第5の実施形態について説明する。この実施形態は、前述した第4の実施形態と同様、一度ブローして捌かれた用紙束は、その後しばらくの間は密着力が低下していることにかんがみ、一度ブロー動作および給紙を行った給紙トレイについては、給紙後にブロー風量を弱めるものである。

0086

この実施形態のタイミングチャートを図9に示す。全体的な動作は、第3の実施形態におけると同様なので、重複する説明は省略する。この実施形態においては、いったんブロー動作を行ない、かつ給紙を行なった後に継続するブロー動作については、風量を弱めている。

0087

図9において、給紙トレイ102aにおける時刻t4以降時刻t7まで、給紙トレイ102bにおける時刻t7以降時刻t12まで、給紙トレイ102cにおける時刻t10以降時刻t19まで、および給紙トレイ102dにおける時刻t15以降時刻t16まで、それぞれ風量を弱めているのが理解される。

0088

この実施形態では、給紙後もブローを継続する場合に風量を弱めているので、それだけ省電力化が見込める。

0089

次に、この発明の第6の実施形態について説明する。この実施形態は、前述した第4の実施形態と同様、一度ブローして捌かれた用紙束は、その後しばらくの間は密着力が低下していることにかんがみ、一度ブロー動作を行った履歴のある給紙トレイについては次回のブロー動作についてブロー時間を短縮し、かつ、風量を弱めるものである。

0090

この実施形態のタイミングチャートを図10に示す。全体の動作タイミングは、前述した第4の実施形態におけると同様なので、重複する説明は省略する。また、給紙トレイ102aにおける時刻t4以降時刻t7まで、給紙トレイ102bにおける時刻t7以降時刻t12まで、給紙トレイ102cにおける時刻t10以降時刻t17まで、および給紙トレイ102dにおける時刻t15以降時刻t16まで、風量を弱めていることは、前述した第5の実施形態におけると同様なので、重複する説明は省略する。この実施形態によれば、生産性の向上と省電力化とが見込める。

0091

ここで、用紙の捌き効果を重視するのであれば、いったん風量を弱めた場合でも、給紙する前の1単位は風量を通常レベルに戻すことも考えられる。すなわち図10において、給紙トレイ102aにおける時刻t16以降時刻t17まで、給紙トレイ102bにおける時刻t10以降時刻t11まで、給紙トレイ102cにおける時刻t11以降時刻t12まで、および給紙トレイ102cにおける時刻t15以降時刻t16までの間は、風量を通常レベルにする。これにより、多少の電力増加はあるものの、ある一定の省電力化と、充分な裁き効果とを得ることができる。また、給紙する前の1単位は風量を通常レベルに戻す制御は、この第6の実施形態についてのみならず、第5の実施形態に対して適用することももちろん可能である。

0092

また上記において、給紙制御部111は画像形成装置に配置されている例を説明したが、これに限らず、給紙制御部がシート給送装置102内に配置されていてもよい。

図面の簡単な説明

0093

この発明の実施形態にかかる給紙装置を具備する画像形成システムを示す図
この発明の給紙装置に用いられる給紙トレイの構成を示す斜視図
サイドフェンスとエアー噴出口との構成を示す断面図
一般的な給紙動作を説明するタイミングチャート
複数の給紙トレイを切り替えて給紙する動作を説明するタイミングチャート
この発明の第1の実施形態における給紙動作とブロー動作を示すタイミングチャート
この発明の第3の実施形態を示すタイミングチャート
この発明の第4の実施形態を示すタイミングチャート
この発明の第5の実施形態を示すタイミングチャート
この発明の第6の実施形態を示すタイミングチャート
この発明の画像形成システムの主な制御ユニットを示すブロック図

符号の説明

0094

21底板
22給紙ユニット
25a、25bサイドフェンス
26エンドフェンス
27a、27bエアー噴出口
100画像形成システム
101画像形成装置
102シート給送装置
102a、102b、102c、102d給紙トレイ
110コントローラ
111給紙制御部
112画像形成部
113定着部
114 表示部
115 入力部
116 ホストコンピュータ

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