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技術 緑化植栽保護パネル

出願人 大島造園土木株式会社
発明者 篠田美樹鹿島照芳水野和正瀧澤哲也牧隆
出願日 2007年11月2日 (12年6ヶ月経過) 出願番号 2007-285959
公開日 2009年5月28日 (10年11ヶ月経過) 公開番号 2009-112209
状態 特許登録済
技術分野 植物の保護 道路の舗装構造 植物の栽培
主要キーワード キャップ溝 貯留壁 各単位体 凸部群 だぼ穴 接続リブ 車輪圧 敷き砂
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年5月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

種々な方向の荷重に対し十分対抗して植栽植物を保護できる緑化植栽保護パネルを提供する。

解決手段

単位体21は柱部1とスカート部2を有する。該柱部1は筒状で内壁面に内リブが形成される。該スカート部2は、該柱部1に該天板部と反対側で連続し、末端外周にフランジを備え、外面にその傾斜に沿いかつその高さが該柱部1側で低く該フランジ側で高い外リブ6を備えている。該単位体21の複数個が該フランジ及び該外リブ6の各外端面で一体となって各柱部1間に植栽空間Sのある植栽パネルを形成している。

概要

背景

植栽物が直接的な平面荷重を受けないようにした保護材は種々開発されており、それに加え、底を塞いで水分を貯留するようにしたものが、例えば特開2003−47346号公報に記載されている。
特開2003−47346号公報

概要

種々な方向の荷重に対し十分対抗して植栽植物を保護できる緑化植栽保護パネルを提供する。単位体21は柱部1とスカート部2を有する。該柱部1は筒状で内壁面に内リブが形成される。該スカート部2は、該柱部1に該天板部と反対側で連続し、末端外周にフランジを備え、外面にその傾斜に沿いかつその高さが該柱部1側で低く該フランジ側で高い外リブ6を備えている。該単位体21の複数個が該フランジ及び該外リブ6の各外端面で一体となって各柱部1間に植栽空間Sのある植栽パネルを形成している。

目的

本発明は、種々な方向の荷重に対し十分対抗して植栽植物を保護できる緑化植栽保護パネルを提供することを目的とする。
また、本発明は積層した場合に嵩張らず、保管運搬に便利な緑化植栽保護パネルを提供することを目的とする。
本発明のその他の目的は、以下の説明及び図面を参照して、自ずから明らかとなろう。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

単位体(21)は柱部(1)とスカート部(2)を有し、該柱部(1)は筒状で天板部(3)により軸線(X)上の一端面が閉塞され、内壁面に該天板部(3)から該軸線(X)方向に突き出た内リブ(4)が形成され、該スカート部(2)は、該柱部(1)に該天板部(3)と反対側で連続し、末端外周にフランジ(5)を備え、外面にその傾斜に沿いかつその高さ(h)が該柱部(1)側で低く該フランジ(5)側で高い外リブ(6)を備えており、該単位体(21)の複数個が該フランジ(5)及び該外リブ(6)の各外端面で一体となって各柱部(1)間に植栽空間(S)のある植栽パネルを形成していることを特徴とする緑化植栽保護パネル

請求項2

単位体(21)は柱部(1)とスカート部(2)を有し、該柱部(1)は筒状で天板部(3)により軸線(X)上の一端面が閉塞され、該スカート部(2)は、該柱部(1)に該天板部(3)と反対側で連続し、末端外周にフランジ(5)を備え、該柱部(1)側で低く該フランジ(5)側で高い外リブ(6)を備えており、該柱部(1)と該スカート部(2)の内壁面に該軸線(X)上で該天板部(3)から突き出て該スカート部(2)の開放面(2')に到達し、該開放面(2')上に気孔(11')が開口している内リブ(4)が形成されており、該単位体(21)の複数個が該フランジ(5)及び該外リブ(6)の各外端面で一体となって各柱部(1)間に植栽空間(S)のある植栽パネルを形成していることを特徴とする緑化植栽保護パネル。

請求項3

該柱部(1)は四角筒となっており、該スカート部(2)は該四角筒の各壁面(7)から連続した四面形状となっている請求項1又は2に記載の緑化植栽保護パネル。

請求項4

該天板部(3)は外面に複数個の凸部(8)を備えている請求項1、2又は3に記載の緑化植栽保護パネル。

請求項5

該天板部(3)は該凸部(8)群を囲むキャップ溝(9)を備えている請求項1、2、3又は4に記載の緑化植栽保護パネル。

請求項6

該天板部(3)は自身を貫通する通気孔(10)を備えている請求項1から5の一つの項に記載の緑化植栽保護パネル。

請求項7

該内リブ(4)は十字形状配置となっており、該軸線(X)上で該天板部(3)側へ欠落部(11)を有している請求項1又は2に記載の緑化植栽保護パネル。

請求項8

該スカート部(2)は中間にスリット(12)を有している請求項1から7の一つの項に記載の緑化植栽保護パネル。

請求項9

該外リブ(6)は該柱部(1)の隅角部(1a)と該隅角部相互間の中間位置(1b)をそれぞれ含む平面上に設けられている請求項1、2又は3に記載の緑化植栽保護パネル。

請求項10

該外リブ(6)の上縁は該フランジ(5)上で該フランジ(5)の表面と平行となっており、該柱部(1)と連続する位置までは曲線を描いて続いている請求項1、2又は9に記載の緑化植栽保護パネル。

請求項11

該フランジ(5)はメッシュ状構成となっている請求項1、3又は10に記載の緑化植栽保護パネル。

技術分野

0001

本発明は緑化植栽保護パネルに関し、植栽物直接荷重が掛からないようにするためのものである。

背景技術

0002

植栽物が直接的な平面荷重を受けないようにした保護材は種々開発されており、それに加え、底を塞いで水分を貯留するようにしたものが、例えば特開2003−47346号公報に記載されている。
特開2003−47346号公報

発明が解決しようとする課題

0003

特開2003−47346号公報に示されたものは、緑化用植栽容器を連結することで建物屋上や駐車場でも連続して敷設でき、保水性断熱効果を有する緑化に最適で安価な緑化用植栽容器に関しており、連結部を穿設した底部周面に複数個貯留壁を立設して貯留槽を凹設形成し、接続リブ横架支承した植物保護支持柱とを一体的に形成した栽培容器各貯留槽内に水質調整材、人工軽量骨材から成る栽培土及びマルチング材を積層し、芝生等を植栽した緑化用植栽容器である。

0004

この緑化用植栽容器の場合、貯留槽2の単位体の構成が明確に示されていない。そのため、貯留槽2の支持柱4が接続リブ5によりどのように支持されているのかが判明しないが、二面、三面及び四面の各別の支持のようである。また、中間支持柱10は底部11から直立しているだけで水平荷重対抗するリブが何もない。このような支持柱4や10は、駐車場に入る車両のハンドル操作による複雑な方向の荷重を受けると、十分対抗できず、変形してしまう恐れが高い。

0005

本発明は、種々な方向の荷重に対し十分対抗して植栽植物を保護できる緑化植栽保護パネルを提供することを目的とする。
また、本発明は積層した場合に嵩張らず、保管運搬に便利な緑化植栽保護パネルを提供することを目的とする。
本発明のその他の目的は、以下の説明及び図面を参照して、自ずから明らかとなろう。

課題を解決するための手段

0006

本発明に係る第一の緑化植栽保護パネルは単位体の複数個で構成される。該単位体は柱部とスカート部を有している。該柱部は筒状で天板部により軸線上の一端面が閉塞され、内壁面に該天板部から該軸線方向に突き出た内リブが形成される。該スカート部は、該柱部に該天板部と反対側で連続し、末端外周にフランジを備え、外面にその傾斜に沿いかつその高さが該柱部側で低く該フランジ側で高い外リブを備えている。このように構成された単位体の複数個が該フランジ及び該リブの各外端面で一体となって各柱部間植栽空間のある植栽パネルを形成している。

0007

各単位体の柱部相互間の横方向や斜め方向の間隔は、靴底の幅より小さくしての落下が起こらず、タイヤの幅より小さくしてタイヤが入り込んだりしない程度に、設定されるものとする。1例として、各単位体の縦横等間隔配置の場合、対角112mm以下が好ましいが、これに限られるものではない。

0008

また、該外リブを各柱部の上端部から張出させると、植栽空間に充填した土壌降雨あるいは荷重等により収縮したとき、芝生のように根が張っている植栽物の場合、この根が外リブに引っ掛かって収縮に追随せず、土壌と離別する。こうなると、水や栄養の補給が得られず、枯死してしまう。殊に、芝生を切らずにパネルの上に載せ、ローラー転圧するやり方の場合、芝生はなかなか沈まず、柱部間に架設された状態となる。雨等で土壌が沈下すると芝生と土壌の間に隙間ができ、乾燥して枯れやすくなる。また、がうまく沈んで施工できても、窪み部にリブがあると、このリブに芝が引っ掛かって土壌が収縮したときに芝が下がらず、隙間ができる。

0009

そのため、それぞれ1例であるが、該柱部の軸線上の長さを50mmとし、その下から該外リブが出るようにすると、土壌の沈降によく追随して離別を防止でき、また、フランジ上の外リブの高さを20mmとすると、土壌がこの外リブを越えて相互に繋がり、芝等の植栽物の根が自由に伸張できる。

0010

単位体の数を多くするとパネル1枚当たり面積が広くなるので、広い敷設面積に向いているが、製造上や取扱上の問題も考慮して適当な数に決められる。また、このパネルは側面に連結用舌片と舌片受けを備え、両者を係合させて固定することにより、通常のパネルと同様に、平面上で連結展開できる。このようなパネルの外周縁起立壁を形成すると、パネル自体の補強にもなり、パネル相互の接続もし易くなる。このパネルには、通常のように、縦横方向に接続展開でき、本発明の場合は接続用に舌片と舌片受けが形成され、ピンで固定するようになっている。

0011

単位体自体は内リブが柱部だけに形成されているので積み重ねることができ、当然パネルとなった場合も、一枚のパネルの柱部を別のパネルのスカート内に入れるようにすると、パネル自体の積み重ねもでき、嵩張らず、保管や運搬に便利となる。

0012

敷設面アスファルト等を撤去し、床掘りとその転圧を行う。土壌改良材及び砕石攪拌物敷き均して転圧する。本発明の緑化植栽保護パネルを敷設する。敷設されたパネルの上から培土を敷設する。培土は隣り合った各スカート部同士と各筒部同士間の植栽空間に充填される。この客土に緑化用の植物を植え付ける。芝の場合は芝付土となる。撒水して日が経てば、植物は着床し、生育できる状態となる。

0013

歩行者や車両がパネルに載ると、天板部に荷重が掛かる。柱部には内壁面に軸線方向の内リブが形成されており、スカート部は、柱部に天板部と反対側で連続し、末端外周にフランジを備え、外面にその傾斜に沿いかつその高さが該柱部側で低く該フランジ側で高い外リブを備えているので、大きな荷重でも柱部やスカート部が挫屈を起こすことはなく、柱部からスカート部を経てフランジの下面から地盤に伝えられる。従って、隣り合った各スカート部同士と各柱部同士間の隙間に充填された客土や、この培土に植栽された植物に直接荷重が掛かることはなく、植生に何ら支障を生じない。

0014

外リブはその高さが該柱部側で低く該フランジ側で高いので、植栽物の根が隣の植域に容易に張り出すことができ、良好な植栽が可能となる。

0015

本発明に係る第二の緑化植栽保護パネルは、第一のパネルに対し、天板部から突き出た内リブが、柱部を経てスカート部の開放面に到達し、この開放面上に気孔を備えている構成で異なっている。
天板部に荷重が掛ると、この荷重は柱部及びスカート部を介して地面に伝えられると共に、内リブを介しても地面に伝えられ、単位体の挫屈や崩壊を防ぐ。また気孔により通気性が確保される。
この第二のパネルは、積み重ねによる小スペース化犠牲にして耐荷重性優先させたものである。

0016

(請求項3)該柱部は四角筒となっており、該スカート部は該四角筒の各壁面から連続した四面形状となっていてもよい。
こうすると、スカート末端間間隔や四角筒間間隔が一定するので、植栽物が芝生のように平面的なものの場合、一定幅や長さに切断するだけで間隔に適合させられ、植栽を容易にできる。

0017

該天板部は外面に複数個の凸部を備えていてもよい。
こうすると、駐車区割線塗装する場合、天板部の凸部表面に施された塗装は靴やタイヤとの摩擦力剥離することがあるが、凹部に収まった塗装は簡単には剥がれず、長期にわたり表示機能を果たす。また、人の靴底やタイヤの滑り止めともなり、安全機能も果たす。

0018

該天板部は該凸部群を囲むキャップ溝を備えていてもよい。
こうすると、駐車区割線を塗装できない場合、表示を施したキャップをこの溝にはめ込むことによって駐車区割線を表示できる。なお、キャップ内面接着剤を塗布しておけば、天板部とキャップが強力に一体化し、長期にわたって表示機能を果たせる。

0019

該天板部は自身を貫通する通気孔を備えていてもよい。
こうすると、単位体内外温度変化に追随してこの通気孔を通し内外の空気の流通を生じさせ、内部温度過度の上昇や下降を防ぎ、土壌への空気の進入をし易くして植栽物の成長の促進に寄与できる。

0020

該柱部の該内リブは十字形状配置となっており、軸線上で該天板部側へ欠落部を有していてもよい。
こうすると、該欠落部に要する材料を省け、コストの低減が可能となる。また、根が事由に張り出すことができる。

0021

該スカート部は中間にスリットを有していてもよい。
こうすると、スリットを通して根が該柱部に張出すことができると同時に空気や水が内外を流通し、土壌に空気を入り易くして植物の成長を促進できる。

0022

該外リブは該柱部の隅角部と該隅角部相互間の中間位置をそれぞれ含む平面上に設けられていてもよい。
こうすると、左右方向や斜め方向で隣り合う単位体同士の接合面でこれらの外リブ同士が連続することになり、多方面からの荷重に抵抗する強固な緑化植栽保護パネルを提供することができる。

0023

該外リブの上縁は該フランジ上で該フランジの表面と平行となっており、該柱部と連続する位置までは曲線を描いて続いていてもよい。
こうすると、フランジ及びスカートが外リブにより補強されるので、フランジを通して荷重を地盤に伝えるさい、フランジやスカートが変形して単位体自体が挫屈するのを防げる。

0024

該フランジはメッシュ状構成となっていてもよい。
こうすると、施工時に敷き砂資材の上に盛り上がらないようにでき、根の進出も可能で、車輪圧を外リブではなくメッシュ状の平面を介して基盤に受けさせることができる。

発明の効果

0025

本発明に係る第一の緑化植栽保護パネルによれば、該単位体は柱部とスカート部を有し、該柱部は筒状で天板部により軸線上の一端面が閉塞され、内壁面に該軸線方向の内リブが形成され、該スカート部は、該柱部に該天板部と反対側で連続し、末端外周にフランジを備え、外面にその傾斜に沿いかつその高さが該柱部側で低く該フランジ側で高い外リブを備えており、このように構成された単位体の複数個が該フランジ及び該リブの各外端面で一体となって各柱部間に植栽空間のある植栽パネルを形成しているので、パネルの各単位体の天板部で歩行者や車両の荷重を受け、内リブにより変形したりせず、スカート部も外リブにより挫屈を起こすことはなく、荷重を柱部からスカート部を経てフランジの下面から地盤に伝えることができる。従って、隣り合った各スカート部同士と各柱部同士間の隙間に充填された客土や、この客土に植栽された植物に直接荷重が掛かることはなく、植生に何ら支障を生じない。

0026

外リブはその高さが柱部側で低くフランジ側で高いので、植栽物の根が隣の植域に容易に張り出すことができ、良好な植栽をすることができる。ここでいう高さとは、外リブの描く上端縁軌跡の一点から外リブの起立面に下ろした垂直距離をいう。

0027

請求項2の本発明に係る第二の緑化植栽保護パネルによれば、第一の緑化植栽保護パネルの内リブをスカート部の開放面に到達させ、この開放面上に気孔を設けたので、天板部に掛る荷重を柱部及びスカート部を介して地面に伝えると共にこの内リブを介しても地面に伝えられるので、大きな荷重にも挫屈したり崩壊することもなく、植栽植物の生育を十分に保護出来る。

0028

請求項3によれば、スカート末端間間隔や四角筒間間隔が一定するので、植栽物が芝生のように平面的なものの場合、一定幅や長さに切断するだけで間隔に適合させられ、植栽を容易にできる。

0029

請求項4によれば、駐車区割線を塗装する場合、天板部の凸部表面に施された塗装は靴やタイヤとの摩擦力で剥離することがあるが、凹部に収まった塗装は簡単には剥がれず、長期にわたり表示機能を果たす。また、人の靴底やタイヤの滑り止めともなり、安全機能も果たす。

0030

請求項5によれば、駐車区割線を塗装できない場合、表示を施したキャップをこの溝にはめ込むことによって駐車区割線を表示できる。なお、キャップ内面に接着剤を塗布しておけば、天板部とキャップが強力に一体化し、長期にわたって表示機能を果たせる。

0031

請求項6によれば、単位体内外の温度変化に追随してこの通気孔を通し内外の空気の流通を生じさせ、内部温度の過度の上昇や下降を防ぎ、土壌への空気の進入をし易くして植栽物の成長の促進に寄与できる。

0032

請求項7によれば、該欠落部に要する材料を省け、コストの低減が可能となる。また、根が事由に張り出すことができる。

0033

請求項8によれば、スリットを通して根が該柱部に張出すことができると同時に空気や水が内外を流通し、土壌に空気や水を入り易くして植物の成長を促進できる。

0034

請求項9によれば、左右方向や斜め方向で隣り合う単位体同士の接合面でこれらの外リブ同士が連続することになり、多方面からの荷重に抵抗する強固な緑化植栽保護パネルを提供することができる。

0035

請求項10によれば、フランジ及びスカートが外リブにより補強されるので、フランジを通して荷重を地盤に伝えるさい、フランジやスカートが変形して単位体自体が挫屈するのを防げる。

0036

請求項11によれば、施工時に敷き砂が資材の上に盛り上がらないようにでき、根の進出も可能で、車輪圧を外リブではなくメッシュ状の平面を介して基盤に受けさせることができる。

発明を実施するための最良の形態

0037

図1は本発明にかかる第一の緑化植栽保護パネルの具体例を一部の植栽空間に培土を充填した状態で示す正面図、図2は平面図、図3は一つの単位体の拡大平面図、図4は一つの単位体の縦断面図、図5は本発明に係る第二の緑化植栽保護パネルの具体例を示す縦断面図、図6は連結部の詳細断面図、図7は第一のパネルを重ねた状態の単位体部分における断面図である。

0038

単位体21は柱部1とスカート部2を有している。この柱部1は筒状で天板部3により軸線X上の一端面が閉塞され、内壁面に天板部3から軸線X方向に突き出た内リブ4が形成されている。スカート部2は、柱部1に天板部3と反対側で連続し、末端外周にフランジ5を備え、外面にその傾斜に沿いかつその高さhが柱部1側で低くフランジ5側で高い外リブ6を備えている。そして、単位体21の複数個がフランジ5及び外リブ6の各外端面で一体となり、各柱部1間に植栽空間Sのある緑化植栽保護パネルを形成している。

0039

各単位体21の柱部1相互間の横方向や斜め方向の間隔は、例えば、各単位体の縦横の等間隔配置の場合、対角112mm以下が好ましい。
また、外リブ6を各柱部1の上端部から張出させると、芝生のように根が張っている植栽物Pの場合、培土Mの沈下に根が追随せず、培土Mと離別し、乾燥して枯れやすくなる。本実施例のように、柱部1の軸線X上の長さを50mmとし、その下から外リブ6を出させると、培土Mの沈降によく追随して離別を防止でき、また、フランジ5上の外リブ6の高さを20mmとすると、培土Mがこの外リブ6を越えて相互に繋がり、芝等の植栽物の根が自由に伸張できる。

0040

単位体21の数は、製造上や取扱上の問題も考慮して適当な数に決める。また、このパネルは側面に連結用の舌片31と舌片受け32を備え、舌片受け32の突起33を舌片31の係合孔34を係合させることにより、通常のパネルと同様に、平面上で連結展開できる。このようなパネルの外周縁に起立壁35を形成すると、パネル自体の補強にもなり、パネル相互の接続もし易くなる。なお36は排水孔である。

0041

図7はパネルの重合状態を、単位体21の部分で断面表示したものである。内リブ4が柱部1だけに形成されているので積み重ねることができ、一枚のパネルの柱部1を別のパネルのスカート部2内に入れるようにする。嵩張らず、保管や運搬に便利となる。

0042

このパネルは以下のようにして使用される。敷設面のアスファルト等を撤去し、床掘りとその転圧を行う。土壌改良材及び砕石の攪拌物を敷き均して転圧する。パネルを敷設する。敷設されたパネルの上から培土Mを敷設する。培土Mは隣り合った各スカート部2同士と各筒部1同士間の植栽空間Sに充填される。この培土に緑化用の植物Pを植え付ける。芝の場合は芝付土となる。撒水して日が経てば、植物は着床し、生育できる状態となる。

0043

歩行者や車両がパネルに載ると、天板部3に荷重が掛かる。柱部1には内壁面に軸線X方向の内リブ4が形成されており、スカート部2は、柱部1に天板部3と反対側で連続し、末端外周にフランジ5を備え、外面にその傾斜に沿いかつその高さhが柱部1側で低く該フランジ側で高い外リブ6を備えているので、大きな荷重でも柱部1やスカート部2が挫屈を起こすことはなく、柱部1からスカート部2を経てフランジ5の下面から地盤に伝えられる。従って、隣り合った各スカート部2同士と各柱部1同士間の植栽空間Sに充填された培土Mや、この培土に植栽された植物Pに直接荷重が掛かることはなく、植生に何ら支障を生じない。

0044

外リブ6はその高さhが柱部1側で低くフランジ5側で高いので、植栽物Pの根が隣の植域に容易に張り出すことができ、良好な植栽をすることができる。ここでいう高さhとは、外リブ6の描く上端縁の軌跡の一点から外リブ6の起立面に下ろした垂直距離をいう。

0045

本発明に係る第二の緑化植栽保護パネルは、第一のパネルに対し、天板部3から突き出た内リブ4が、柱部1を経てスカート部2の開放面2'に到達し、この開放面2'上に気孔11'を備えている構成で異なっている。
天板部3に荷重が掛ると、この荷重は柱部1及びスカート部2を介して地面に伝えられると共に、内リブ4を介しても地面に伝えられ、単位体21の挫屈や崩壊を防ぐ。また気孔11'により通気性が確保される。
この第二のパネルは、積み重ねによる小スペース化を犠牲にして耐荷重性を優先させたものである。

0046

柱部1は四角筒となっており、スカート部2はこの四角筒の各壁面8から連続した四面形状となっている。
この場合、スカート部2の末端間間隔や四角筒間間隔が一定するので、植栽物Pが芝生のように平面的なものの場合、一定幅や長さに切断するだけで間隔に適合させられ、植栽を容易にできる。

0047

天板部3は外面に複数個の凸部10を備えている。
この場合、駐車区割線を塗装する場合、天板部3の凸部10表面に施された塗装は靴やタイヤとの摩擦力で剥離することがあるが、凹部に収まった塗装は簡単には剥がれず、長期にわたり表示機能を果たす。また、人の靴底やタイヤの滑り止めともなり、安全機能も果たす。

0048

天板部3は凸部8群を囲むキャップ溝9を備えている。
この場合、駐車区割線を塗装できない場合、表示を施したキャップCをこのキャップ溝9にはめ込むことによって駐車区割線を表示できる。なお、キャップCの外れを防ぐためには、キャップCの内面に接着剤を塗布したり、キャップCの下面にだぼTを突出させて天板部3のだぼ穴Wに圧嵌させる。これにより、キャップCが天板部3に強力に取付けられ、長期にわたって表示機能を果たせる。

0049

天板部3は自身を貫通する通気孔10を備えている。
この場合、単位体21内外の温度変化に追随してこの通気孔10を通し内外の空気の流通を生じさせ、内部温度の過度の上昇や下降を防ぎ、土壌への空気の進入をし易くして植栽物の成長の促進に寄与できる。

0050

柱部1の内リブ4は十字形状配置となっており、軸線X上で天板部3側へ欠落部11を有していてもよい。
この場合、欠落部11に要する材料を省け、コストの低減が可能となる。

0051

スカート部2は中間にスリット12を有している。
この場合、スリット12を通して空気が内外を流通し、培土Mに空気を入り易くして植物Pの成長を促進できる。

0052

外リブ6は柱部1の隅角部1aとこの隅角部1a相互間の中間位置1bをそれぞれ含む平面上に設けられている。
この場合、左右方向や斜め方向で隣り合う単位体21同士の接合面でこれらの外リブ6同士が連続することになり、多方面からの荷重に抵抗する強固な緑化植栽保護パネルを提供することができる。

0053

外リブ6の上縁はフランジ5上でこのフランジ5の表面と平行となっており、柱部1と連続する位置までは曲線を描いて続いている。
この場合、フランジ5及びスカート部2が外リブ6により補強されるので、フランジ5を通して荷重を地盤に伝えるさい、フランジ5やスカート部2が変形して単位体21自体が挫屈するのを防げる。

0054

フランジ5はメッシュ状構成となっている。
この場合、施工時に敷き砂が緑化植栽保護パネルの上に盛り上がらないようにでき、根の進出も可能で、車輪圧を外リブ6ではなくフランジ5のメッシュ状の平面を介して基盤に受けさせることができる。

図面の簡単な説明

0055

本発明にかかる緑化植栽保護パネルの具体例を示す正面図である。
平面図である。
単位体の拡大平面図である。
単位体の断面図である。
本発明に係る第二の緑化植栽保護パネルの具体例を示す縦断面図である。
パネルの連結部分の詳細断面図である。
パネルを重ねた状態の単位体部分の詳細断面図である。

符号の説明

0056

1 柱部
2スカート部
2’開放面
3天板部
4 内リブ
5フランジ
6外リブ
7 壁面
8 凸部
9キャップ溝
10通気孔
11 キャップ溝
11’気孔
12スリット
h 高さ
S植栽空間
M培土
31舌片
32 舌片受け
33突起
34係合孔
Cキャップ
Tだぼ
W たぼ穴
P 植栽物

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  • 清水建設株式会社の「 競技場用天然芝の維持管理方法」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】競技場を使用しない期間における天然芝の維持管理が簡便化でき、省力化やコストダウンを図ることが可能な競技場用天然芝の維持管理方法を提供する。【解決手段】競技場の土壌に植生される寒地型芝草の天然芝... 詳細

  • 株式会社エルム測建の「 防草システム」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】簡単に植物が生い茂るのを防止する防草システムを提供する。【解決手段】防草システム10は、複数の集光部材12を備える。集光部材12はガラスまたは樹脂からなる球体である。植物の育成を阻害したい地表... 詳細

  • 理研ビタミン株式会社の「 農業用フィルム用塗布型防曇剤及び農業用フィルム」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】農業用フィルムに初期防曇性のみならず、長期防曇性を付与することができる防曇剤を提供すること。【解決手段】(A)コロイド状無機微粒子、(B)水溶性アルカリ金属ケイ酸塩、(C)合成樹脂及び(D)エ... 詳細

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