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技術 通信システム、データ処理装置親機、データ処理装置子機、通信システムの制御方法、通信システムの制御プログラム、および通信システムの制御プログラムを記録した記録媒体

出願人 シャープ株式会社
発明者 夏目昌彦
出願日 2007年10月26日 (13年2ヶ月経過) 出願番号 2007-279666
公開日 2009年5月21日 (11年7ヶ月経過) 公開番号 2009-111535
状態 未査定
技術分野 ファクシミリ一般 電話通信サービス FAX伝送制御
主要キーワード 実行指示処理 RFIDタグ検出 起動指示情報 履歴記憶装置 出力指示情報 マスクROM データ処理状態 検出指示
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年5月21日)のものです。
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図面 (17)

課題

データ処理を行うデータ処理装置親機における、該データ処理に関する状態の変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができる通信ステムを提供する。

解決手段

ファクシミリ装置親機2と、このファクシミリ装置親機2におけるデータの送受信に関する状態の変化を通知する音声を出力するためのスピーカ34を備えたファクシミリ装置子機3とを有するファクシミリ装置1である。ファクシミリ装置1は、ユーザを識別するための、識別情報を記憶したRFIDタグを検出するRFIDタグリーダ32と、状態の変化を検知する状態検出部41と、状態の変化が検知されると、RFIDタグリーダ32のRFIDタグの検出結果に応じて、ファクシミリ装置子機3のスピーカ34より音声を出力させるか否か決定する通知決定部43とを備える。

概要

背景

近年、画像データ、文字データ、および音声データ等の各種データの送受信を他の装置と行うことができる通信装置が開発されている。このような通信装置としては、例えば、公衆回線網を通じて通信キャリア交換機を介して他の装置と画像データ等を送受信できるファクシミリ装置が挙げられる。

さらにまた、上記ファクシミリ装置では、他の装置と画像データの送受信を行うファクシミリ装置本体(親機)と、該ファクシミリ装置本体と無線によりデータの送受信を行うことができる子機とを備えたものも開発されている。

例えば、特許文献1では、親機と子機とを備えたファクシミリ装置において、他の装置とのデータの送受信の完了時に、該完了を示す報知を、子機を介して出力する技術が開示されている。

この特許文献1の技術によれば、上記他の装置へのデータ送信に際しては、ユーザが常時親機周辺にいる必要がなくなる。一方、他の端末装置からのデータ受信に際しては、子機にてデータ受信が行われた旨を直ちに確認することができる。

さらにまた、特許文献2、3では、相手先電話番号を予め記憶させておき、親機が他の端末装置からデータを受信した場合、当該他の端末装置の電話番号を検出し、検出した電話番号と予め記憶させた電話番号とが一致した場合にのみ、親機によるデータ受信が完了した旨を子機に報知するファクシミリ装置が開示されている。

特許文献2に開示されているファクシミリ装置は、本体において、端末番号記憶部に予め相手側端末装置の端末番号を記憶させておく。本体は、ファクシミリを受信したときに、プロトコルに従って送信されてくる相手側端末番号を検出し、上記端末番号記憶部に記憶されている端末番号と比較する。番号が一致すると、本体は子機に駆動指示信号を出力する。これにより、本体から離れた場所であっても子機を所持することにより、ユーザは、本体においてファクシミリを受信したことを知ることができる。

また、特許文献3に開示されているファクシミリ装置は、ファクシミリ受信を行った際、相手先の電話番号とファクシミリ受信したファクシミリの電話番号とが一致した場合に、コードレス子機番号格納手段に格納された識別番号のコードレス子機を呼び出す。そして、ファクシミリ受信したことをその識別番号のコードレス子機に通知するファクシミリ装置が開示されている。これにより、特定の相手先からファクシミリデータを受信したことを、予め指定された特定の子機のみに対して通知することができ、かつファクシミリの受信待機並びにファクシミリ受信の確認を子機側で簡単に行うことができる。また、複数の電話機が配置されており、着呼時に、ユーザの近傍に存在する電話機のみを報知させる技術も開発されている(例えば特許文献4・5)。
特開平3−289262号公報(1991年12月19日公開
特開平4−317255号公報(1992年11月9日公開)
特開平10−248007号公報(1998年9月14日公開)
特開平9−321877号公報(1997年12月12日公開)
特開2004−289273号公報(2004年10月14日公開)

概要

データ処理を行うデータ処理装置親機における、該データ処理に関する状態の変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができる通信ステムを提供する。ファクシミリ装置親機2と、このファクシミリ装置親機2におけるデータの送受信に関する状態の変化を通知する音声を出力するためのスピーカ34を備えたファクシミリ装置子機3とを有するファクシミリ装置1である。ファクシミリ装置1は、ユーザを識別するための、識別情報を記憶したRFIDタグを検出するRFIDタグリーダ32と、状態の変化を検知する状態検出部41と、状態の変化が検知されると、RFIDタグリーダ32のRFIDタグの検出結果に応じて、ファクシミリ装置子機3のスピーカ34より音声を出力させるか否か決定する通知決定部43とを備える。

目的

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、データ処理を行うデータ処理装置親機における、該データ処理に関する状態の変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができる通信システム、データ処理装置親機、データ処理装置子機、通信システムの制御方法、通信システムの制御プログラム、および通信システムの制御プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

データを処理するためのデータ処理部を備えたデータ処理装置親機と、該データ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態の変化を通知する通知情報を出力するための出力手段を備えたデータ処理装置子機と、を有する通信システムであって、上記データ処理装置親機は、上記データ処理部により実行されたデータ処理に関する状態の変化を検知する検知手段をさらに備えており、上記データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第1移動記憶装置検出部と、上記検知手段によって上記状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記出力手段により上記通知情報を出力させるか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする通信システム。

請求項2

上記第1移動記憶装置検出部による上記検出結果が、上記移動記憶装置の存在の検出を示すものである場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定するとともに、この出力手段に対して、上記通知情報を出力するよう指示する出力指示情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。

請求項3

上記第1移動記憶装置検出部による上記検出結果が、上記移動記憶装置の存在の検出を示すものである場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定するとともに、出力させる通知情報を、この出力手段に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。

請求項4

上記出力手段により出力する上記通知情報は、音声情報であることを特徴とする請求項2または3に記載の通信システム。

請求項5

上記出力手段により出力する上記通知情報は、文字情報であることを特徴とする請求項2または3に記載の通信システム。

請求項6

上記データ処理装置親機によって処理されるデータ処理とは、他のデータ処理装置との間でのデータの送受信処理であって、上記検知手段は、他のデータ処理装置との間でのデータの送受信処理に関する、データ処理装置親機における状態の変化を検知しており、上記第1移動記憶装置検出部が、検出した移動記憶装置から上記識別情報を取得しており、上記検知手段が上記状態の変化を検知すると、上記決定手段は、上記第1移動記憶装置検出部が上記移動記憶装置から取得した上記識別情報に基づき、上記出力手段により上記通知情報を出力させるか否かを決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の通信システム。

請求項7

上記識別情報には、上記状態が変化した際のデータの送受信相手である他のデータ処理装置のうち、上記出力手段により通知情報を出力すべき他のデータ処理装置を特定するための特定情報が含まれており、上記第1移動記憶装置検出部により上記移動記憶装置から取得された上記識別情報に含まれる特定情報が、上記検知手段により状態の変化が検知された、データの送受信処理における上記他のデータ処理装置を示すものである場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させることを決定することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。

請求項8

上記識別情報には、上記状態が変化した際のデータの送受信相手である他のデータ処理装置のうち、上記出力手段により通知情報を出力すべきではない他のデータ処理装置を特定するための特定情報が含まれており、上記第1移動記憶装置検出部により上記移動記憶装置から取得された上記識別情報に含まれる特定情報が、上記検知手段により状態の変化が検知された、データの送受信処理における上記他のデータ処理装置を示すものでない場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。

請求項9

上記識別情報には、上記他のデータ処理装置から送信されるデータの送信先として、当該移動記憶装置を保持するユーザに割り当てた送信先情報が含まれており、上記第1移動記憶装置検出部により上記移動記憶装置から取得された上記識別情報に含まれる送信先情報が、上記データの送受信処理においてデータの送信元となる他のデータ処理装置から、該データの送信先として通知された情報と一致する場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。

請求項10

上記データ処理装置子機を複数備え、各データ処理装置子機は、上記第1移動記憶装置検出部をそれぞれ有しており、上記決定手段は、上記第1移動記憶装置検出部によって移動記憶装置を検出したデータ処理装置子機の出力手段により、上記通知情報を出力させることを決定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信システム。

請求項11

上記検知手段によって上記状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部に上記移動記憶装置の検出を指示する検出指示手段をさらに備え、上記検出指示手段による移動記憶装置の検出の指示に応じて、上記第1移動記憶装置検出部が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に移動記憶装置が存在するか否かを検出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信システム。

請求項12

上記第1移動記憶装置検出部は、移動記憶装置が上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否か定期的に検出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信システム。

請求項13

上記第1移動記憶装置検出部は、移動記憶装置が上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否か常時検出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信システム。

請求項14

データ処理装置親機に対する操作時におけるユーザの移動範囲である、操作位置範囲に、上記移動記憶装置が存在するか否かを検出し、該移動記憶装置から上記識別情報を取得する第2移動記憶装置検出部と、上記データ処理装置親機に対して上記ユーザにより入力されたデータ処理の実行指示を受けつける受付け部と、上記第2移動記憶装置検出部によって取得された識別情報と、上記受付け部によって受けつけたデータ処理の実行指示により実行したデータ処理とを対応付けユーザ管理情報を記憶するユーザ管理情報記憶装置とを備え、上記検知手段によって上記データの処理状態の変化が検知されると、上記決定手段が、上記ユーザ管理情報記憶装置に記憶したユーザ管理情報と、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果とに基づき、上記状態の変化が検知されたデータ処理の実行を指示したユーザの識別情報と、上記第1移動記憶装置検出部によって検出された移動記憶装置を所持するユーザの識別情報とが一致するか否か確認し、上記識別情報が一致する場合、上記データ処理装置子機の出力手段により上記通知情報を出力させると決定することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の通信システム。

請求項15

上記検知手段によって上記状態の変化が検知された際に、上記出力手段により上記通知情報を出力させないと決定した場合、上記決定手段が、該通知情報が未通知であるとして記憶するための通知情報履歴記憶装置を備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の通信システム。

請求項16

上記第1移動記憶装置検出部によって上記移動記憶装置から取得した識別情報に基づき、上記決定手段は、上記通知情報履歴記憶装置に記憶されて未通知だった通知情報を上記出力手段により出力させるように決定することを特徴とする請求項15に記載の通信システム。

請求項17

当該データ処理装置親機におけるデータ処理の処理状態の変化を通知する通知情報を出力するデータ処理装置子機と通信可能に接続されたデータ処理装置親機であって、データを処理するためのデータ処理部と、上記データ処理部により実行されたデータ処理に関する状態の変化を検知する検知手段と、当該データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第1移動記憶装置検出部と、上記検知手段によって上記状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記データ処理装置子機により上記通知情報を出力させるか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とするデータ処理装置親機。

請求項18

データを処理するためのデータ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態の変化を通知する通知情報を出力するための出力手段を備えたデータ処理装置子機であって、上記データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、当該データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第1移動記憶装置検出部と、上記データ処理装置親機において上記データの処理状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記通知情報を出力させるか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とするデータ処理装置子機。

請求項19

データを処理するデータ処理装置親機と、該データ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態の変化を通知する通知情報を出力するための出力手段を備えたデータ処理装置子機とを有する通信システムを制御する制御方法において、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態の変化を検知する第1ステップと、上記データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための、識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第2ステップと、上記第1ステップにおいて上記状態の変化が検知されると、上記第2ステップにおける移動記憶装置の検出結果に応じて、上記データ処理装置子機の出力手段により上記通知情報を出力させるか否かを決定する第3ステップと、を含むことを特徴とする通信システムの制御方法。

請求項20

請求項1から16のいずれか1項に記載の通信システムを動作させる通信システムの制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための通信システムの制御プログラム。

請求項21

請求項20に記載の通信システムの制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

技術分野

0001

本発明は、データを処理するデータ処理装置親機と、該データ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態を示す情報を出力するデータ処理装置子機とを有する通信システムに関するものである。

背景技術

0002

近年、画像データ、文字データ、および音声データ等の各種データの送受信を他の装置と行うことができる通信装置が開発されている。このような通信装置としては、例えば、公衆回線網を通じて通信キャリア交換機を介して他の装置と画像データ等を送受信できるファクシミリ装置が挙げられる。

0003

さらにまた、上記ファクシミリ装置では、他の装置と画像データの送受信を行うファクシミリ装置本体(親機)と、該ファクシミリ装置本体と無線によりデータの送受信を行うことができる子機とを備えたものも開発されている。

0004

例えば、特許文献1では、親機と子機とを備えたファクシミリ装置において、他の装置とのデータの送受信の完了時に、該完了を示す報知を、子機を介して出力する技術が開示されている。

0005

この特許文献1の技術によれば、上記他の装置へのデータ送信に際しては、ユーザが常時親機周辺にいる必要がなくなる。一方、他の端末装置からのデータ受信に際しては、子機にてデータ受信が行われた旨を直ちに確認することができる。

0006

さらにまた、特許文献2、3では、相手先電話番号を予め記憶させておき、親機が他の端末装置からデータを受信した場合、当該他の端末装置の電話番号を検出し、検出した電話番号と予め記憶させた電話番号とが一致した場合にのみ、親機によるデータ受信が完了した旨を子機に報知するファクシミリ装置が開示されている。

0007

特許文献2に開示されているファクシミリ装置は、本体において、端末番号記憶部に予め相手側端末装置の端末番号を記憶させておく。本体は、ファクシミリを受信したときに、プロトコルに従って送信されてくる相手側端末番号を検出し、上記端末番号記憶部に記憶されている端末番号と比較する。番号が一致すると、本体は子機に駆動指示信号を出力する。これにより、本体から離れた場所であっても子機を所持することにより、ユーザは、本体においてファクシミリを受信したことを知ることができる。

0008

また、特許文献3に開示されているファクシミリ装置は、ファクシミリ受信を行った際、相手先の電話番号とファクシミリ受信したファクシミリの電話番号とが一致した場合に、コードレス子機番号格納手段に格納された識別番号のコードレス子機を呼び出す。そして、ファクシミリ受信したことをその識別番号のコードレス子機に通知するファクシミリ装置が開示されている。これにより、特定の相手先からファクシミリデータを受信したことを、予め指定された特定の子機のみに対して通知することができ、かつファクシミリの受信待機並びにファクシミリ受信の確認を子機側で簡単に行うことができる。また、複数の電話機が配置されており、着呼時に、ユーザの近傍に存在する電話機のみを報知させる技術も開発されている(例えば特許文献4・5)。
特開平3−289262号公報(1991年12月19日公開
特開平4−317255号公報(1992年11月9日公開)
特開平10−248007号公報(1998年9月14日公開)
特開平9−321877号公報(1997年12月12日公開)
特開2004−289273号公報(2004年10月14日公開)

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、上記従来の構成では、他の装置との間でのデータの送受信などの、データ処理を実行する親機と、該親機と通信可能に接続された子機とを備えた通信システムにおいて、当該通信システムを利用するユーザの近傍に存在する子機のみを介して、親機におけるデータ処理に関する状態の変化を通知することができないという問題を生じる。

0010

より具体的には、上記特許文献1〜3に開示されている技術ではいずれも、上記ユーザの近傍にある子機のみを選択し、該子機を介してデータの処理に関する状態の変化を通知することはできない。

0011

つまり、特許文献1〜3に開示されている技術では、子機が複数ある場合、親機における上記状態の変化の通知を、すべての子機を介して行うこととなり、例えばユーザが近傍に存在しない子機等、通知を行う必要がない子機にまで通知を行うこととなる。

0012

また、特許文献4、5は、他の装置との間でデータの送受信を行う親機におけるデータ処理に関する状態の変化を、子機を通じてユーザに通知するものではない。

0013

本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、データ処理を行うデータ処理装置親機における、該データ処理に関する状態の変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができる通信システム、データ処理装置親機、データ処理装置子機、通信システムの制御方法、通信システムの制御プログラム、および通信システムの制御プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。

課題を解決するための手段

0014

本発明に係る通信システムは、上記した課題を解決するために、データを処理するためのデータ処理部を備えたデータ処理装置親機と、該データ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態の変化を通知する通知情報を出力するための出力手段を備えたデータ処理装置子機と、を有する通信システムであって、
上記データ処理装置親機は、上記データ処理部により実行されたデータ処理に関する状態の変化を検知する検知手段をさらに備えており、上記データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第1移動記憶装置検出部と、上記検知手段によって上記状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記出力手段により上記通知情報を出力させるか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。

0015

なお、ここでデータの処理状態とは、データ処理装置親機が有する各種機能を実行した際の状態である。例えば、データ処理装置親機が、他の装置とデータの送受信を行う機能を有する場合では、このデータの送信または受信を行う処理の状態、入力された原稿読み取り複写する機能を有する場合では、複写処理実行状態などが挙げられる。

0016

また、データ処理装置親機にて処理するデータとは、例えば、画像データ、文字データ、音声データ、またはメールデータ等が挙げられる。

0017

また、上記所定範囲とは、出力手段により出力される通知情報をユーザが認識できる程度に、データ処理装置子機に近接した範囲であり、通知情報の出力形式、備えられるデータ処理装置子機の数、およびデータ処理装置子機を備える環境等を考慮して適切に設定される。

0018

上記構成によると、第1移動記憶装置検出部を備えているため、データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲内に移動記憶装置を所有するユーザが存在するか否か把握することができる。つまり、データ処理装置子機の近傍にユーザが存在するか否か検出することができる。

0019

また、上記データ処理装置親機が検知手段を備えているため、このデータ処理装置親機においてデータの処理状態に変化が生じたか否かを判定することができる。また、決定手段を備えているため、第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記データ処理装置子機から上記状態の変化を通知するための情報である通知情報を出力するか否かを決定することができる。

0020

このため、本発明に係る通信システムは、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができるという効果を奏する。

0021

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記第1移動記憶装置検出部による上記検出結果が、上記移動記憶装置の存在の検出を示すものである場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定するとともに、この出力手段に対して、上記通知情報を出力するよう指示する出力指示情報を送信するように構成されていてもよい。

0022

上記構成によると、上記移動記憶装置の存在を検出した場合、すなわち、データ処理装置子機の設置位置における所定範囲にデータ処理装置親機を利用するユーザが存在する場合に、上記決定手段は、このデータ処理装置子機の出力手段により上記通知情報を出力させる旨を示す出力指示情報を送信することができる。

0023

このため、本発明に係る通信システムでは、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知することができる。

0024

なお、上記出力指示情報を送信して出力手段から通知情報を出力させるため、この出力指示情報をデータ処理装置親機から送信する構成の場合、データ処理装置親機とデータ処理装置子機との間で送受信するデータ量を低減させることができる。

0025

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記第1移動記憶装置検出部による上記検出結果が、上記移動記憶装置の存在の検出を示すものである場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定するとともに、出力させる通知情報を、この出力手段に送信するように構成されていてもよい。

0026

上記構成によると、上記移動記憶装置の存在を検出した場合、すなわち、データ処理装置子機の設置位置における所定範囲にデータ処理装置親機を利用するユーザが存在する場合に、上記決定手段は、このデータ処理装置子機の出力手段により出力させるための通知情報を送信することができる。

0027

このため、本発明に係る通信システムでは、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知することができる。

0028

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記出力手段により出力する上記通知情報は、音声情報であってもよい。

0029

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記出力手段により出力する上記通知情報は、文字情報であってもよい。

0030

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記データ処理装置親機によって処理されるデータ処理とは、他のデータ処理装置との間でのデータの送受信処理であって、上記検知手段は、他のデータ処理装置との間でのデータの送受信処理に関する、データ処理装置親機における状態の変化を検知しており、上記第1移動記憶装置検出部が、検出した移動記憶装置から上記識別情報を取得しており、上記検知手段が上記状態の変化を検知すると、上記決定手段は、上記第1移動記憶装置検出部が上記移動記憶装置から取得した上記識別情報に基づき、上記出力手段により上記通知情報を出力させるか否かを決定するように構成されていてもよい。

0031

ここで、上記データの送受信処理に関する、データ処理装置親機における状態の変化を示す例として、例えば、以下の発生時点を挙げることができる。すなわち、他のデータ処理装置から送信されたデータの受信完了時点、他のデータ処理装置に送信するデータの送信完了時点、他のデータ処理装置とのデータの送受信処理においてエラーが発生した時点、他のデータ処理装置とのデータの送受信処理中に別の処理が割り込んできた時点等である。

0032

上記構成によると、上記検知手段が上記状態の変化を検知すると、上記決定手段が、上記識別情報に基づき出力手段により通知情報を出力させるか否か決定できる。すなわち、上記通信システムでは、上記状態の変化を検知された場合に、データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在する移動記憶装置の所有者に応じて通知情報の出力を該データ処理装置子機から行うか否か決定することができる。

0033

それゆえ、本発明に係る通信システムでは、データ処理装置子機から所定範囲内にいるユーザに応じて適切に通知情報の出力を制御することができる。

0034

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記識別情報には、上記状態が変化した際のデータの送受信相手である他のデータ処理装置のうち、上記出力手段により通知情報を出力すべき他のデータ処理装置を特定するための特定情報が含まれており、上記第1移動記憶装置検出部により上記移動記憶装置から取得された上記識別情報に含まれる特定情報が、上記検知手段により状態の変化が検知された、データの送受信処理における上記他のデータ処理装置を示すものである場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させることを決定するように構成されていてもよい。

0035

上記構成によると、上記識別情報に含まれる特定情報が、状態の変化が検知された、データの送受信処理における送受信相手である、他のデータ処理装置を示すものである場合に、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定する。

0036

このため、例えば、上記検知手段が上記状態の変化を検知し、第1移動記憶装置検出部によって移動記憶装置が検出された場合であっても、状態の変化が生じた際のデータの送受信相手が、移動記憶装置に記憶された他のデータ処理装置でない場合は、データ処理装置子機からこの状態の変化を通知しない。

0037

したがって、データの送受信に関する状態の変化が生じた場合、この変化を通知する必要があるときのみに限定して、データ処理装置子機から所定範囲内にいるユーザに通知を行うことができる。

0038

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記識別情報には、上記状態が変化した際のデータの送受信相手である他のデータ処理装置のうち、上記出力手段により通知情報を出力すべきではない他のデータ処理装置を特定するための特定情報が含まれており、上記第1移動記憶装置検出部により上記移動記憶装置から取得された上記識別情報に含まれる特定情報が、上記検知手段により状態の変化が検知された、データの送受信処理における上記他のデータ処理装置を示すものでない場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定するように構成されていてもよい。

0039

上記構成によると、上記識別情報に含まれる特定情報が、状態の変化が検知された、データの送受信処理における送受信相手である、他のデータ処理装置を示すものでない場合に、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定する。

0040

このため、例えば、上記検知手段が上記状態の変化を検知し、第1移動記憶装置検出部によって移動記憶装置が検出された場合であっても、状態の変化が生じた際のデータの送受信相手が、移動記憶装置に記憶された他のデータ処理装置である場合は、データ処理装置子機からこの状態の変化を通知しない。

0041

したがって、データの送受信に関する状態の変化が生じた場合、特定の他のデータ処理装置とのデータの送受信処理を除外して、データ処理装置子機から所定範囲内にいるユーザに通知を行うことができる。

0042

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記識別情報には、上記他のデータ処理装置から送信されるデータの送信先として、当該移動記憶装置を保持するユーザに割り当てた送信先情報が含まれており、上記第1移動記憶装置検出部により上記移動記憶装置から取得された上記識別情報に含まれる送信先情報が、上記データの送受信処理においてデータの送信元となる他のデータ処理装置から、該データの送信先として通知された情報と一致する場合、上記決定手段は、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定するように構成されてもよい。

0043

上記構成によると、上記識別情報に含まれる送信先情報が、受信したデータの送信元である他のデータ処理装置から、データの送信先として通知された情報と一致する場合に、上記出力手段により上記通知情報を出力させると決定する。

0044

このため、例えば、検知手段が上記状態の変化としてデータの受信完了を検知し、第1移動記憶装置検出部によって移動記憶装置が検出された場合であっても、この移動記憶装置に記憶された送信先情報が、受信完了したデータの送信先として通知された情報と一致するときのみ、データ処理装置子機からこのデータの受信完了を通知することができる。

0045

したがって、本発明に係る通信システムは、データの送受信に関する状態の変化としてデータの受信が完了した場合、この変化を通知する必要があるユーザに限定して、該ユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知を行うことができる。

0046

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記データ処理装置子機を複数備え、各データ処理装置子機は、上記第1移動記憶装置検出部をそれぞれ有しており、上記決定手段は、上記第1移動記憶装置検出部によって移動記憶装置を検出したデータ処理装置子機の出力手段により、上記通知情報を出力させることを決定するように構成されていてもよい。

0047

上記構成によると、複数あるデータ処理装置子機のうち、第1移動記憶装置検出部によって移動記憶装置を検出した、データ処理装置子機から通知情報を出力させるように決定手段が決定することができる。つまり、データ処理装置子機を複数備える構成であっても、移動記憶装置を所持するユーザが近傍に存在するデータ処理装置子機を選択して、通知情報を出力させることができる。

0048

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記検知手段によって上記状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部に上記移動記憶装置の検出を指示する検出指示手段をさらに備え、上記検出指示手段による移動記憶装置の検出の指示に応じて、上記第1移動記憶装置検出部が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に移動記憶装置が存在するか否かを検出するように構成されていてもよい。

0049

上記構成によると、検出指示手段をさらに備えるため、上記状態の変化が検知された場合に、上記第1移動記憶装置検出部に上記移動記憶装置の検出を指示することができる。このため、上記第1移動記憶装置検出部を、常時稼動させ、移動記憶装置の検出を行う必要がないため、消費電力を低減させることができる。また、上記状態の変化が検知された際に、移動記憶装置の検出を行うため、この変化時における移動記憶装置を所持するユーザの、データ処理装置子機からの位置を把握することができる。

0050

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記第1移動記憶装置検出部は、移動記憶装置が上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否か定期的に検出するように構成されていてもよい。

0051

上記構成によると、上記第1移動記憶装置検出部が、移動記憶装置が上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを定期的に検出するため、第1移動記憶装置検出部を常時稼動させる構成と比較して消費電力を低減させることができる。

0052

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記第1移動記憶装置検出部は、移動記憶装置が上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否か常時検出するように構成されていてもよい。

0053

上記構成によると、上記第1移動記憶装置検出部は、移動記憶装置が上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲内に存在するか否か常時検出するように構成されているため、この所定範囲内における移動記憶装置の存在の有無を常時監視することができる。

0054

このため、上記検知手段によって上記状態の変化が検知された際の、移動記憶装置の上記所定範囲における移動記憶装置の存在の有無を確度よく検出することができる。

0055

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、データ処理装置親機に対する操作時におけるユーザの移動範囲である、操作位置範囲に、上記移動記憶装置が存在するか否かを検出し、該移動記憶装置から上記識別情報を取得する第2移動記憶装置検出部と、上記データ処理装置親機に対して上記ユーザにより入力されたデータ処理の実行指示を受けつける受付け部と、上記第2移動記憶装置検出部によって取得された識別情報と、上記受付け部によって受けつけたデータ処理の実行指示により実行したデータ処理とを対応付けユーザ管理情報を記憶するユーザ管理情報記憶装置とを備え、上記検知手段によって上記データの処理状態の変化が検知されると、上記決定手段が、上記ユーザ管理情報記憶装置に記憶したユーザ管理情報と、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果とに基づき、上記状態の変化が検知されたデータ処理の実行を指示したユーザの識別情報と、上記第1移動記憶装置検出部によって検出された移動記憶装置を所持するユーザの識別情報とが一致するか否か確認し、上記識別情報が一致する場合、上記データ処理装置子機の出力手段により上記通知情報を出力させると決定するように構成されていてもよい。

0056

上記構成によると、第2移動記憶装置検出部と受付け部とを備えるため、データ処理装置親機にてデータ処理の実行を指示したユーザを把握することができる。さらにまた、ユーザ管理情報記憶装置を備えるため、データ処理装置親機にてデータ処理の実行を指示したユーザを管理しておくことができる。

0057

また、検知手段によって上記データの処理状態の変化が検知されると、決定手段が、上記ユーザ管理情報記憶装置に記憶したユーザ管理情報と、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果とに基づき、上記状態の変化が検知されたデータ処理の実行を指示したユーザの識別情報と、上記第1移動記憶装置検出部によって検出された移動記憶装置を所持するユーザの識別情報とが一致するか否か確認することができる。そして、上記識別情報が一致する場合、このデータ処理装置子機の出力手段により上記通知情報を出力させると決定する。

0058

このため、ユーザが実行を指示したデータ処理の処理状態に変化が生じた場合、この変化を通知する通知情報をこのデータ処理の実行を指示したユーザに確実にデータ処理装置子機を介して通知できる。

0059

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記検知手段によって上記状態の変化が検知された際に、上記出力手段により上記通知情報を出力させないと決定した場合、上記決定手段が、該通知情報が未通知であるとして記憶するための、通知情報履歴記憶装置を備えるように構成されていてもよい。

0060

上記構成によると、通知情報履歴情報を備えるため、通知情報が出力手段から出力されず未通知の場合、この未通知の通知情報を記憶させておくことができる。

0061

また、本発明に係る通信システムは、上記した構成において、上記第1移動記憶装置検出部によって上記移動記憶装置から取得した識別情報に基づき、上記決定手段は、上記通知情報履歴記憶装置に記憶されて未通知だった通知情報を上記出力手段により出力させるように決定するように構成されていてもよい。

0062

上記構成によると、決定手段は、識別情報に基づき未通知であった通知情報の出力を決定することができる。このため、上記通信システムでは、データ処理装置子機から所定範囲内に存在するユーザに応じて、未通知であった通知情報の出力の要否を決定することができる。

0063

したがって、本発明に係る通信システムでは、未通知である通知情報を、適切なユーザにデータ処理装置子機から通知させることができる。

0064

また、本発明に係るデータ処理装置親機は、上記した課題を解決するために、当該データ処理装置親機におけるデータ処理の処理状態の変化を通知する通知情報を出力するデータ処理装置子機と通信可能に接続されたデータ処理装置親機であって、データを処理するためのデータ処理部と、上記データ処理部により実行されたデータ処理に関する状態の変化を検知する検知手段と、当該データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第1移動記憶装置検出部と、上記検知手段によって上記状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記データ処理装置子機により上記通知情報を出力させるか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。

0065

上記構成によると、第1移動記憶装置検出部を備えているため、データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲内に移動記憶装置を所有するユーザが存在するか否か把握することができる。つまり、データ処理装置子機の近傍にユーザが存在するか否か検出することができる。

0066

また、検知手段を備えているため、データの処理状態に変化が生じたか否かを判定することができる。また、決定手段を備えているため、第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記データ処理装置子機から上記状態の変化を通知するための情報である通知情報を出力するか否かを決定することができる。

0067

このため、本発明に係るデータ処理装置親機は、自装置におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができるという効果を奏する。

0068

本発明に係るデータ処理装置子機は、上記した課題を解決するために、データを処理するためのデータ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態の変化を通知する通知情報を出力するための出力手段を備えたデータ処理装置子機であって、上記データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、当該データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第1移動記憶装置検出部と、上記データ処理装置親機において上記データの処理状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記通知情報を出力させるか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。

0069

上記構成によると、データ処理装置子機は、第1移動記憶装置検出部を備えているため、自装置が設置されている位置からの所定範囲内に移動記憶装置を所有するユーザが存在するか否か把握することができる。つまり、自装置の近傍にユーザが存在するか否か検出することができる。

0070

また、決定手段を備えているため、データ処理装置親機において上記データの処理状態の変化が検知された場合、第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記状態の変化を通知するための情報である通知情報を出力するか否かを決定することができる。

0071

このため、本発明に係るデータ処理装置子機は、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザが近傍に存在する場合に通知させることができるという効果を奏する。

0072

本発明に係る通信システムの制御方法は、上記した課題を解決するために、データを処理するデータ処理装置親機と、該データ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態の変化を通知する通知情報を出力するための出力手段を備えたデータ処理装置子機とを有する通信システムを制御する制御方法において、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態の変化を検知する第1ステップと、上記データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための、識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第2ステップと、上記第1ステップにおいて上記状態の変化が検知されると、上記第2ステップにおける移動記憶装置の検出結果に応じて、上記データ処理装置子機の出力手段により上記通知情報を出力させるか否かを決定する第3ステップと、を含むことを特徴とする。

0073

上記方法では、第1ステップを含むため、データ処理装置親機におけるデータの処理状態において変化が生じたか否かを判定することができる。

0074

また、第2ステップを含むため、データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲内に移動記憶装置を所有するユーザが存在するか否か把握することができる。つまり、データ処理装置子機の近傍にユーザが存在するか否か検出することができる。

0075

また、第3ステップを含むため、第1ステップによりデータの処理状態における変化を検知すると、第2ステップにおける移動記憶装置の検出結果に応じて、上記データ処理装置子機から上記状態の変化を通知するための情報である通知情報を出力するか否かを決定することができる。

0076

このため、本発明に係る通信システムの制御方法は、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができるという効果を奏する。

0077

なお、上記通信システムは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記通信システムをコンピュータにて実現させる通信システムの制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

発明の効果

0078

本発明に係る通信システムは、以上のように、データを処理するためのデータ処理部を備えたデータ処理装置親機と、該データ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態の変化を通知する通知情報を出力するための出力手段を備えたデータ処理装置子機と、を有する通信システムであって、上記データ処理装置親機は、上記データ処理部により実行されたデータ処理に関する状態の変化を検知する検知手段をさらに備えており、上記データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第1移動記憶装置検出部と、上記検知手段によって上記状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記出力手段により上記通知情報を出力させるか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。

0079

このため、本発明に係る通信システムは、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができるという効果を奏する。

0080

本発明に係るデータ処理装置親機は、以上のように、当該データ処理装置親機におけるデータ処理の処理状態の変化を通知する通知情報を出力するデータ処理装置子機と通信可能に接続されたデータ処理装置親機であって、データを処理するためのデータ処理部と、上記データ処理部により実行されたデータ処理に関する状態の変化を検知する検知手段と、当該データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第1移動記憶装置検出部と、上記検知手段によって上記状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記データ処理装置子機により上記通知情報を出力させるか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。

0081

このため、本発明に係るデータ処理装置親機は、自装置におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができるという効果を奏する。

0082

本発明に係るデータ処理装置子機は、以上のように、データを処理するためのデータ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態の変化を通知する通知情報を出力するための出力手段を備えたデータ処理装置子機であって、上記データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、当該データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第1移動記憶装置検出部と、上記データ処理装置親機において上記データの処理状態の変化が検知されると、上記第1移動記憶装置検出部による移動記憶装置の検出結果に応じて、上記通知情報を出力させるか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。

0083

このため、本発明に係るデータ処理装置子機は、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザが近傍に存在する場合に通知させることができるという効果を奏する。

0084

本発明に係る通信システムの制御方法は、以上のように、データを処理するデータ処理装置親機と、該データ処理装置親機と通信可能に接続され、このデータ処理装置親機におけるデータの処理状態の変化を通知する通知情報を出力するための出力手段を備えたデータ処理装置子機とを有する通信システムを制御する制御方法において、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態の変化を検知する第1ステップと、上記データ処理装置親機を利用するユーザを識別するための、識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動する移動記憶装置が、上記データ処理装置子機の設置位置からの所定範囲に存在するか否かを検出する第2ステップと、上記第1ステップにおいて上記状態の変化が検知されると、上記第2ステップにおける移動記憶装置の検出結果に応じて、上記データ処理装置子機の出力手段により上記通知情報を出力させるか否かを決定する第3ステップと、を含むことを特徴とする。

0085

このため、本発明に係る通信システムの制御方法は、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態変化を、このデータ処理装置親機を利用するユーザの近傍にあるデータ処理装置子機から通知させることができるという効果を奏する。

発明を実施するための最良の形態

0086

本発明の一実施形態について図1ないし図16に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施の形態に係るファクシミリ装置1(通信システム)は、通信キャリアの交換機を介して、公衆回線網4を通じ、他のファクシミリ装置と画像データ等のデータを送受信できるものである。このファクシミリ装置1は、図2に示すように、他のファクシミリ装置と画像データを送受信するファクシミリ装置親機(データ処理装置親機)2と、該ファクシミリ装置親機2と無線により通信可能に接続されたファクシミリ装置子機(データ処理装置子機)3とを備えてなる構成である。なお、この図2は、本発明の実施形態を示すものであり、ファクシミリ装置1の概略構成の一例を説明する図である。

0087

上記ファクシミリ装置1では、ファクシミリ装置子機3が、RFIDタグリーダ(第1移動記憶装置検出部)32を備えており、該RFIDタグリーダ32により検知範囲(所定範囲)5にRFIDタグ(移動記憶装置)40を保持した利用者(ユーザ)が存在するか否か検知できる構成となっている。

0088

さらにまた、ファクシミリ装置親機2は、画像データの送受信に関する状態の変化を検知すると、ユーザが近傍に存在するファクシミリ装置子機3、すなわちRFIDタグリーダ32の検知範囲5に上記ユーザが存在するファクシミリ装置子機3を介して、該変化を通知する構成となっている。なお、これ以降、ファクシミリ装置親機2からファクシミリ装置子機3に対して、画像データの送受信に関する状態の変化を、ファクシミリ装置子機3を介して通知する処理を、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」と称することとする。

0089

なお、上記データ送受信に関する状態の変化としては、例えば、他のファクシミリ装置からの画像データの受信が完了した場合、他のファクシミリ装置への画像データの送信が完了した場合、画像データの送信中または受信中にエラーが生じた場合、あるいは画像データの送信または受信中に第3者によって割り込み処理が実行された場合等が挙げられる。

0090

(ファクシミリ装置親機の構成)
上記したファクシミリ装置1が備えるファクシミリ装置親機2の構成について図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施形態を示すものであり、ファクシミリ装置1が備えるハードウェアに関する要部構成を示すブロック図である。

0091

ファクシミリ装置親機2は、図3に示すように、網制御部11、モデム12、通信制御部13、読み取り処理部(データ処理部)14、記録処理部(データ処理部)15、メモリ制御部16、親機用メモリ(ユーザ管理情報記憶装置・通知情報履歴記憶装置)17、操作部(受付け部)18、表示部19、アンテナ20、親機無線通信部21、および親機主制御部22を備えてなる構成である。

0092

網制御部11は、親機主制御部22からの制御指示に応じて回線確立および切断を実行するものである。

0093

モデム12は、網制御部11が公衆回線網4を介して通信相手となる端末(他のファクシミリ装置)から受信したアナログ信号デジタル信号復調して通信制御部13に出力し、また通信制御部13から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変調して、網制御部11に出力し、公衆回線網4を介して通信相手となる端末に送信するように、信号を変調および復調するものである。

0094

通信制御部13は、親機主制御部22からの指示に応じて、通信相手となる端末(他のファクシミリ装置)および中継装置等の状態を確認し、画像データが送受信可能な状態であるか判断したり、伝送中の画像データの誤りを確認したりするものである。さらにまた、この通信制御部13は、画像データの受信完了の確認、画像データの送信完了の確認、ならびに画像データの送信または受信エラーの発生等の確認を行うものでもある。通信制御部13は、画像データの受信完了および送信完了、画像データの送信または受信エラー等、画像データの送受信に関する状態の変化を確認すると、この変化を、親機主制御部22に通知する。

0095

なお、網制御部11、モデム12、および通信制御部13によって本発明に係るデータ処理部を実現する。

0096

読み取り処理部14は、親機主制御部22からの指示に応じて、原稿から画像データを読み取るものであり、読み取った画像データをメモリ制御部16に渡し、親機用メモリ17に記憶させる。

0097

記録処理部15は、親機主制御部22からの制御指示に応じて、画像データに基づく画像を記録紙に印字するものである。記録処理部15は、親機主制御部22から画像データの印字処理を指示された場合、メモリ制御部16を介して親機用メモリ17から画像データを読み出す。そして、記録処理部15は、この読み出した画像データに基づき、記録紙に画像を印字する。

0098

メモリ制御部16は、親機主制御部22からの指示に応じて親機用メモリ17に記録された画像データを読み出し、記録処理部15に出力したり、読み取り処理部14により読み取られた画像データを受信し、親機用メモリ17に格納したりするものである。

0099

親機用メモリ17は、読み書き可能な記録媒体であり、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリによって実現できる。この親機用メモリ17には、図3では図示されていないが、読み取り処理部14によって読み取られた画像データ、あるいは他のファクシミリ装置から受信した画像データが記憶されている。さらには、この親機用メモリ17には、後述するRFIDタグ確認情報管理テーブル70も記憶される。

0100

操作部18は、ファクシミリ装置親機2に対して情報を入力するための入力手段であり、例えば、画像データの送信先となる他のファクシミリ装置を特定する情報(電話番号)を入力するためのテンキー等によって実現できる。また、この操作部18は、画像データの送信または受信処理中に、割り込んで別の処理を優先的に行うように指示するための指示情報を入力することもできるようになっている。なお、上記操作部18を操作し入力された情報は、親機主制御部22に出力される。

0101

表示部19は、画像データの送信先となる他のファクシミリ装置の電話番号を表示したり、受信した画像データの送信元を示す電話番号を表示したりするものである。例えば、表示部19は、LCD(liquid crystal display)等によって実現できる。

0102

親機無線通信部21は、親機主制御部22からの制御指示に応じて、アンテナ20を介してファクシミリ装置子機3と無線による通信を確立するように制御するものである。親機無線通信部21は、ファクシミリ装置子機3との間で通信を確立させると、例えば、RFIDタグ40の存在の有無に関する検知結果を要求する要求コマンドである、問い合わせ情報61を送信したり、ファクシミリ装置子機3から、この要求コマンドに対する応答であるRFIDタグ確認情報62を受信したりする。また、親機無線通信部21は、ファクシミリ装置子機3に対して音声の出力を指示する指示コマンドである音声データ出力指示情報(出力指示情報)63を送信したりするものでもある。

0103

親機主制御部22は、ファクシミリ装置親機2が備える各部の各種制御を行うものである。親機主制御部22は、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」に関する機能ブロックとして、図1に示すように、状態検出部(検知手段)41、RFIDタグ確認指示部(検出指示手段)42、および通知決定部(決定手段)43を備えてなる構成である。なお、これらの機能ブロックは、親機主制御部22がCPUによって実現できる場合、該CPUが不図示のROMに記憶されたプログラムを、不図示のRAMに読み出し実行することにより実現できる。また、図1は、本発明の実施形態を示すものであり、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」に関するファクシミリ装置1の要部構成を示すブロック図である。この図1では、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」が明確となるように、図3において示した、ファクシミリ装置親機2が備える、読み取り処理部14、記録処理部15、および表示部19等「データ送受信に関する状態変化の通知処理」説明に関連しない部材は図示していない。

0104

状態検出部41は、通信制御部13から、画像データの送受信に関する状態を示す情報を受信し、この状態の変化を検出するものである。状態検出部41は、上記状態の変化として、画像データの送信および受信の完了を示す情報、またはエラーの発生を示す情報等を受けつける。さらに、操作部18から割り込み処理を指示する情報が入力されると、状態検出部41は、この情報も受けつけ、データの送信または受信処理が一時中断された状態であることを検出する。

0105

このように画像データの送受信に関する状態の変化を検出すると、状態検出部41は、RFIDタグ確認指示部42および通知決定部43にこの検出結果を出力する。

0106

RFIDタグ確認指示部42は、状態検出部41から出力された検出結果に基づき、ファクシミリ装置子機3に、検知範囲5内にRFIDタグを所有する利用者が存在するか否か問い合わせるための、問い合わせ情報61を出力するものである。RFIDタグ確認指示部42は、この指示を親機無線通信部21、アンテナ20を介して電波によりファクシミリ装置子機3に送信する。

0107

通知決定部43は、状態検出部41から入力された上記検出結果に応じて、ファクシミリ装置子機3から受信した、検知範囲5におけるRFIDタグ40の有無を示す情報(RFIDタグ確認情報62)に基づき、ファクシミリ装置子機3を介して、画像データの送受信に関する状態変化の通知を行うか否かを決定するものである。

0108

通知決定部43が、ファクシミリ装置子機3を介して、データ送受信に関する状態変化の通知を行うと決定した場合、音声データ出力指示情報63を親機無線通信部21、アンテナ20を通じて、ファクシミリ装置子機3に送信する。

0109

(ファクシミリ装置子機の構成)
次に、上記したファクシミリ装置1が備えるファクシミリ装置子機3の構成について再度、図3を参照して説明する。ファクシミリ装置子機3のハードウェア構成は、図3に示すように、アンテナ30、子機無線通信部31、RFIDタグリーダ32、音声出力制御部33、スピーカ34、子機用メモリ35、および子機主制御部36を備えてなる構成である。

0110

子機無線通信部31は、アンテナ30を介して、ファクシミリ装置親機2との通信を確立するように制御したり、ファクシミリ装置親機2との情報の送受信を制御したりするものである。子機無線通信部31は、例えば、ファクシミリ装置親機2から検知範囲5におけるRFIDタグ40の有無を問い合わせるための、問い合わせ情報61を受けつけたり、RFIDタグリーダ32によるRFIDタグの検出結果(RFIDタグ確認情報62)をファクシミリ装置親機2に送出したりする。さらにまた、子機無線通信部31は、アンテナ30を介して、ファクシミリ装置親機2から、音声データを出力するように指示するための、音声データ出力指示情報63を受けつけたりするものである。

0111

RFIDタグリーダ32は、子機主制御部36からの制御指示に基づき、検知範囲5にRFIDタグ40が存在するか否か検知するものである。RFIDタグリーダ32は、検知した結果を子機主制御部36に出力する。

0112

音声出力制御部33は、子機用メモリ35に格納されている音声データ(通知情報)37に基づき音声を、スピーカ34から出力できる形式に変換するものである。なお、音声出力制御部33とスピーカ34とによって本発明に係る出力手段を実現する。

0113

子機用メモリ35は、読み書き可能な記録媒体であり、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリによって実現できる。この子機用メモリ35には、図3では図示されていないが、スピーカ34から出力させる音声の音声データ37が記憶されている。

0114

子機主制御部36は、ファクシミリ装置子機3が備える各部の各種制御を行うものであり、機能ブロックとして、図1に示すようにRFIDタグ検出指示部51および音声出力指示部52を備えてなる構成である。なお、これらの機能ブロックは、子機主制御部36がCPUによって実現できる場合、該CPUが不図示のROMに記憶されたプログラムを、不図示のRAMに読み出し実行することにより実現できる。

0115

RFIDタグ検出指示部51は、RFIDタグリーダ32を稼動するように制御し、検知範囲5におけRFIDタグ40の存在の有無についての検知結果を受信するものである。RFIDタグ検出指示部51は、子機無線通信部31を介してファクシミリ装置親機2から、検知範囲5におけるRFIDタグ40の存在の有無を確認する旨の指示(問い合わせ情報61)を受信すると、RFIDタグリーダ32に起動指示情報を出力する。そして、RFIDタグ検出指示部51は、RFIDタグリーダ32から上記検出結果を受信し、この受信した結果を、RFIDタグ確認情報62として子機無線通信部31を介してファクシミリ装置親機2に送信する。

0116

音声出力指示部52は、子機無線通信部31を介して、ファクシミリ装置親機2から上記音声データ出力指示情報63を受信すると、音声出力制御部33を制御してスピーカ34を通じて音声を出力させるものである。

0117

上記した各部を備えるファクシミリ装置1では、他のファクシミリ装置との間におけるデータ送受信に関する状態の変化を検知すると、図4に示すように、以下のようにしてこの変化の通知処理を行う。なお、図4は本発明の実施形態を示すものであり、ファクシミリ装置1におけるデータ送受信に関する状態変化の通知処理の一例を示すシーケンス図である。

0118

(データ送受信に関する状態変化の通知処理)
まず、前提として、ファクシミリ装置1は、1台のファクシミリ装置子機3を備えているものとする。また、データ送受信に関する状態変化として、ここでは、他のファクシミリ装置から送信された画像データの受信完了を例に挙げて説明するものとする。

0119

すなわち、図4に示すように、ファクシミリ装置親機2において、状態検出部41が、画像データの受信完了を検出すると(ステップS11(第1ステップ)、これ以降S11と称する)、その旨をRFIDタグ確認指示部42に通知する。RFIDタグ確認指示部42は、状態検出部41からの上記通知に応じて、ファクシミリ装置子機3に対して、問い合わせ情報61を送信してRFIDタグ40の存在の有無を問い合わせる(S12)。

0120

ファクシミリ装置子機3では、RFIDタグ検出指示部51がファクシミリ装置親機2からの、問い合わせ情報61を受信すると、RFIDタグリーダ32を稼動させ検知範囲5にRFIDタグ40が存在するか否か検索する(S13(第2ステップ))。RFIDタグ検出指示部51は、RFIDタグリーダ32からRFIDタグ40の存在の有無を示す検出結果を受信すると、該検出結果をRFIDタグ確認情報62として、子機無線通信部31を通じてファクシミリ装置親機2に送信する(S14)。

0121

ファクシミリ装置親機2では、通知決定部43がRFIDタグ確認情報62をファクシミリ装置子機3から受信する。そして、この通知決定部43は、受信したRFIDタグ確認情報62に基づき、検知範囲5においてRFIDタグ40が存在するか否か判定する(S15)。ここで、通知決定部43が、RFIDタグ40が存在すると判定した場合(S15において「YES」)、音声データ出力指示情報63をファクシミリ装置子機3に送信して、画像データの受信完了の通知を指示する(S16)。なお、このステップS16と上記したステップS15とによって本発明の第3ステップを実現する。

0122

ファクシミリ装置子機3では、音声出力指示部52が、ファクシミリ装置親機2から音声データ出力指示情報63を受信すると、音声出力制御部33を制御して音声データ37を読み出して、スピーカ34から画像データ受信完了を通知する音声を出力させる(S17)。

0123

ここで、上記したRFIDタグ40の存在の有無を検索する処理(ステップS13)についての詳細を、図5を参照して説明する。この図5は、本実施の形態に係るRFIDタグリーダ32による、RFIDタグ40の存在の有無を検索する処理の一例を示すシーケンス図である。

0124

すなわち、図5に示すように、ファクシミリ装置子機3では、RFIDタグリーダ32が稼動すると、このRFIDタグリーダ32からRFIDタグ40に対して接続を要求する信号が送出されるS21)。そして、検知範囲5にRFIDタグ40が存在する場合、RFIDタグ40はこの接続要求を受信し、この要求に対する応答を返す(S22)。一方、ファクシミリ装置子機3では、RFIDタグリーダ32がこのRFIDタグ40からの応答を受信する。このようにして、RFIDタグリーダ32とRFIDタグ40との間で通信を確立させる。

0125

次にRFIDタグ40とRFIDタグリーダ32との間での通信が確立すると、RFIDタグリーダ32は、RFIDタグ40に対して所有者情報の送信を要求する(S23)。このようにRFIDタグリーダ32から所有者情報の送信が要求されると、RFIDタグ40は、該RFIDタグ40に格納されている所有者情報を読み出しRFIDタグリーダ32に送信する(S24)。

0126

以上のように、本実施の形態に係るファクシミリ装置1は、ファクシミリ装置親機2にて画像データの受信完了等データ送受信に関する変化を検出した場合、ファクシミリ装置子機3の近傍にRFIDタグ40を所有するユーザが存在するか否か確認することができる。そして、ファクシミリ装置子機3の近傍にRFIDタグ40を所有するユーザが存在する場合、ファクシミリ装置親機2が、画像データ送受信に関する変化を通知する音声を出力するようにファクシミリ装置子機3に指示することができる構成である。

0127

このため、上記ユーザがファクシミリ装置子機3の近傍に存在するときのみ、画像データ送受信に関する変化を示す通知を、該ファクシミリ装置子機3から出力させることができる。

0128

なお、上記したファクシミリ装置1では、画像データの送受信に関する状態が変化した場合、RFIDタグ40を検知したファクシミリ装置子機3からこの状態の変化を通知する構成であった。しかしながら、上記状態の変化をファクシミリ装置子機3から通知するか否か決定する判断材料として、さらに以下の条件を加える構成であってもよい。

0129

すなわち、RFIDタグ40には、データ送受信に関する状態の変化についての通知が所望される、受信した画像データの送信元または送信先を示す電話番号が記録されている。そして、受信した画像データの送信元または送信先の電話番号が、RFIDタグ40に記録されている電話番号と一致した場合に、この状態の変化を示す通知を行う。

0130

より具体的には、図1に示す構成において、ファクシミリ装置親機2では、通知決定部43が、ファクシミリ装置子機3から、RFIDタグ40に記憶されていた電話番号の情報をRFIDタグ確認情報62に含めて受信する。そして、RFIDタグ40が検知範囲5に存在するか否か確認するとともに、受信した画像データの送信元または送信先の電話番号が、RFIDタグ確認情報62に含まれている電話番号と一致するか否か確認する。そして、通知決定部43が、検知したRFIDタグ40に記憶された電話番号が、受信した画像データの送信元または送信先の電話番号と一致すると判断した場合に、このRFIDタグ40を検出したファクシミリ装置子機3に対して音声データ出力指示情報63を送信する。

0131

このように、ファクシミリ装置子機3に対して音声データ出力指示情報63を送信するか否かについての判断条件として、検知されたRFIDタグ40に記録されている電話番号と、受信した画像データの送信元または送信先の電話番号とが一致するか否かという条件をさらに設けることにより、ファクシミリ装置子機3から出力する通知を制限することができる。

0132

なお、ファクシミリ装置親機2は、受信した画像データの送信元を示す電話番号は、該送信元から受信したFAX信号に含まれており、該FAX信号から取得することができる。一方、受信した画像データの送信先を示す電話番号は、本実施の形態に係るファクシミリ装置親機2と他のファクシミリ装置との間で接続制御を行う際に、該他のファクシミリ装置から送出された、接続相手を特定するための選択信号から取得することができる。

0133

あるいは、逆に、RFIDタグ40には、データ送受信に関する状態の変化についての通知を所望しない、画像データの送信元または送信先を示す電話番号が記録されている。そして、受信した画像データの送信元または送信先の電話番号が、RFIDタグ40に記録されている電話番号と一致した場合は、この状態の変化を示す通知を行わないように構成されていてもよい。

0134

この構成の場合も、予め通知する必要のないデータの送受信相手を決めておくことができるため、ファクシミリ装置子機3から出力する通知を制限することができる。

0135

なお、ファクシミリ装置親機2は、上記では受信した画像データの送信元を示す電話番号をFAX信号から、画像データの送信先を示す電話番号を上記選択信号から判断する構成であった。しかしながら、これに限定されるものではなく、画像データの送信先を示す電話番号を、通信キャリアが提供する発信番号表示サービスを利用し取得したり、FAX送信に係るデータプロトコルまたはデータ内に格納された情報から取得したりする構成であってもよい。

0136

また、ファクシミリ装置親機2は、上記では受信した画像データの送信先を示す電話番号を、通信キャリアが提供するダイヤルインサービスにより付与された番号情報から取得したり、FAX送信に係るデータプロトコルまたはデータ内に格納された情報から取得したりする構成であってもよい。

0137

以上のように、本実施の形態に係るファクシミリ装置1は、他のファクシミリ装置とのデータの送受信に関する状態に変化が生じた場合、ユーザの近傍にあるファクシミリ装置子機3からこの変化を通知することができる構成である。

0138

なお、本実施の形態に係るファクシミリ装置1のように、他のファクシミリ装置から送信された画像データの受信完了時に、ファクシミリ装置子機3からこの画像データの受信完了を示す通知を行う場合、以下の利点がある。すなわち、ユーザは、ファクシミリ装置親機2付近に常時待機していなくても、他のファクシミリ装置から送信された画像データを受信したことをファクシミリ装置子機3からの通知により把握することができる。

0139

また、他のファクシミリ装置に送信するデータの送信完了時に、ファクシミリ装置子機3からこの画像データの送信完了を示す通知を行う場合では次の利点がある。すなわち、ユーザは、ファクシミリ装置親機2にセットした送信用の原稿が、正常に送信先に送信されたことを、ファクシミリ装置親機2付近に待機していなくてもファクシミリ装置子機3からの通知により把握することができる。

0140

また、画像データの送信あるいは受信におけるエラー発生時に、ファクシミリ装置子機3から、このエラー発生を示す通知を行う場合では、次の利点がある。すなわち、ユーザは、ファクシミリ装置親機2付近に常時待機していなくても、エラーが発生したことをファクシミリ装置子機3からの通知により把握することができる。

0141

また、画像データの送信中における他のユーザによる割り込み処理実行時に、ファクシミリ装置子機3から、この割り込み処理実行を示す通知を行う場合では、次の利点がある。すなわち、ユーザは、ファクシミリ装置親機2付近に待機していなくても、画像データの送信中において他のユーザにより割り込み処理が実行されたことを、ファクシミリ装置親機2付近に待機していなくてもファクシミリ装置子機3からの通知により把握することができる。

0142

(子機が複数台の場合について)
上記では子機が1台の場合について説明したが、本実施の形態に係るファクシミリ装置1は、図6に示すようにファクシミリ装置子機3を複数台備えた構成としてもよい。図6は、本発明の実施形態を示すものであり、複数のファクシミリ装置子機3・・・を備える、ファクシミリ装置1の概略構成の一例を説明する図である。

0143

なお、これら複数のファクシミリ装置子機3・・・それぞれを区別して説明する必要がある場合、説明の便宜上、ファクシミリ装置子機(データ処理装置子機)3a,3b,3cとする。また、本実施の形態に係るファクシミリ装置1において備えるファクシミリ装置子機3の数は図6に示すように3台に限定されるものではなく3台以上であってもよいし、2台であってもよい。

0144

ファクシミリ装置子機3が複数台備えられる構成の場合は、以下のようにして適切なファクシミリ装置子機3が選択され、この選択されたファクシミリ装置子機3から上記状態の変化を通知する。

0145

すなわち、ファクシミリ装置親機2において、状態検出部41がデータの送受信に関する状態の変化を検知すると、図7に示すように、RFIDタグ確認指示部42がファクシミリ装置子機3a,3b,3cそれぞれに、問い合わせ情報61を送信する。この問い合わせ情報61をファクシミリ装置子機3a,3b,3cそれぞれが受信すると、RFIDタグ検出指示部51からの制御指示によりRFIDタグリーダ32を稼動し、RFIDタグ40の存在の有無を検出する。そして、ファクシミリ装置子機3a,3b,3cそれぞれでは、RFIDタグ検出指示部51が、この検出した結果を、RFIDタグ確認情報62としてファクシミリ装置親機2に送信する。この図7は、本発明の実施形態を示すものであり、ファクシミリ装置親機2とファクシミリ装置子機3・・・との間における、情報の送受信の一例を示す図である。

0146

なお、この送信されるRFIDタグ確認情報62には、該RFIDタグ確認情報62の送信元を示す情報を含めている。このため、ファクシミリ装置親機2では、ファクシミリ装置子機3a,3b,3cそれぞれからRFIDタグ確認情報62を受信した場合であっても、受信したRFIDタグ確認情報62はどのファクシミリ装置子機3から送信されたものか把握することができる。

0147

つまり、ファクシミリ装置親機2では、通知決定部43がファクシミリ装置子機3それぞれからRFIDタグ確認情報62を受信すると、このRFIDタグ確認情報62に基づき親機用メモリ17において、図8に示すようなRFIDタグ確認情報管理テーブル70を作成する。なお、この図8、本実施の形態に係るRFIDタグ確認情報管理テーブル70の一例を示す図である。

0148

そして、このRFIDタグ確認情報管理テーブル70をメモリ制御部16に指示して親機用メモリ17に記録させる。このように親機用メモリ17にRFIDタグ確認情報管理テーブル70を記録しているため、ファクシミリ装置親機2では、該RFIDタグ確認情報管理テーブル70を参照して、各ファクシミリ装置子機3から受信したRFIDタグ確認情報62の内容を管理することができる。

0149

例えば、ファクシミリ装置子機3bの近傍にユーザが存在している場合、RFIDタグ確認情報管理テーブル70では、図8に示すようにファクシミリ装置子機3bとRFIDタグ40が存在する旨の情報とを対応づけて記憶されることとなる。そしてこの場合、通知決定部43は、ファクシミリ装置子機3bに対してのみ音声データ出力指示情報63を送信する。

0150

ところで、複数台のファクシミリ装置子機3が設置される場合、異なるファクシミリ装置子機3同士の検知範囲5の重畳する部分にRFIDタグ40が存在することがある。より具体的には、図9に示すように、例えばファクシミリ装置子機3bとファクシミリ装置子機3cとの両方のRFIDタグリーダ32それぞれの検知範囲(検知範囲5bと検知範囲5c)が重なっており、この重畳部分においてRFIDタグ40が検知される場合も想定される。図9は、複数のファクシミリ装置子機3・・・を備えた、本実施の形態に係るファクシミリ装置1において、異なるファクシミリ装置子機3の、RFIDタグ40の検知範囲が重畳する場合を説明する図である。

0151

このような場合、本実施の形態に係るファクシミリ装置1では、RFIDタグリーダ32にRFIDタグ40までの距離を測定する機能が備えられており、RFIDタグ40までの距離が短いファクシミリ装置子機3から通知を行うように構成されている。つまり、ファクシミリ装置親機2から問い合わせ情報61を受信し、該問い合わせ情報61に応じてファクシミリ装置子機3a,3b,3cそれぞれにてRFIDタグリーダ32がRFIDタグ40の検出を実行する。この際、RFIDタグ40を検出したRFIDタグリーダ32は、該RFIDタグ40までの距離を示す情報も取得する。そして、ファクシミリ装置子機3では、RFIDタグ検出指示部51が、子機無線通信部31を介して、この距離を示す情報もRFIDタグ確認情報62に含めてファクシミリ装置親機2に送信する。ファクシミリ装置親機2では、通知決定部43が、このRFIDタグ確認情報62を受信し、RFIDタグ40を検知し、かつ検知したRFIDタグ40までの距離が小さい方のファクシミリ装置子機3を選択する。そして、この選択したファクシミリ装置子機3に対して、音声データ出力指示情報63を出力する。

0152

以上のように、ファクシミリ装置子機3が複数備えられている構成であっても、RFIDタグ40を所持するユーザの近傍にあるファクシミリ装置子機3を選択して、該ファクシミリ装置子機3からデータの送受信に関する状態の変化を通知させることができる。

0153

なお、本実施の形態に係るファクシミリ装置1では、ファクシミリ装置親機2が画像データの送受信に関する状態の変化を検知すると、ファクシミリ装置子機3に対してRFIDタグ40が検知範囲5に存在するか否か問い合わせる構成である。そして、この問い合わせに応じてファクシミリ装置子機3が、RFIDタグリーダ32により、検知範囲5におけるRFIDタグ40の有無を検出し、この検出結果をRFIDタグ確認情報62としてファクシミリ装置親機2に送信する構成であった。

0154

しかしながら、検知範囲5におけるRFIDタグ40の有無の検出は、ファクシミリ装置親機2からの問い合わせに応じて行うのではなく以下のタイミングで行われてもよい。

0155

すなわち、RFIDタグリーダ32が常時稼動しており、検知範囲5におけるRFIDタグ40の有無を監視する。ここで、RFIDタグリーダ32が検知範囲5においてRFIDタグ40を検知した場合、および検知していたRFIDタグ40が検知範囲5において検知されなくなった場合、それぞれの場合にRFIDタグ検出指示部51が子機無線通信部31、アンテナ30を介してファクシミリ装置親機2にRFIDタグ確認情報62を送信する。

0156

例えば、図10に示すように、ファクシミリ装置子機3においてRFIDタグリーダ32が稼動し、ステップS31で接続要求を送信してもRFIDタグ40から応答が返ってこない状態が継続しているとする。つまり検知範囲5にRFIDタグ40が存在しない状況が継続しているとする。

0157

そして、検知範囲5にRFIDタグ40を所持するユーザが入ると、送出されたRFIDタグリーダ32からの接続要求(S32)に対して、RFIDタグ40から応答が返ってくる(S33)。つまり、このときRFIDタグリーダ32はRFIDタグ40を検知したこととなる。

0158

このようにRFIDタグリーダ32は、RFIDタグ40を検知すると、検知したこのRFIDタグ40に対して所有者情報を要求する(S34)。一方、この要求に応じてRFIDタグ40は、RFIDタグリーダ32に対して該RFIDタグ40を所有するユーザの情報(所有者情報)を送信する(S35)。

0159

このようにしてRFIDタグリーダ32が所有者情報を受信すると、ファクシミリ装置子機3では、ファクシミリ装置親機2に、この所有者情報をRFIDタグ確認情報62として送信する。

0160

なお、ファクシミリ装置子機3が上記したようにRFIDタグを検知した場合、検知したRFIDタグを見失った場合それぞれの場合をファクシミリ装置親機2に通知する構成の場合、ファクシミリ装置親機2では、検知範囲5におけるRFIDタグ40の存在の有無を管理する管理テーブル(不図示)を備えた構成とする。

0161

そして、上記RFIDタグ40が検出されたタイミングでファクシミリ装置子機3からRFIDタグ確認情報62を受信した場合、ファクシミリ装置親機2では、通知決定部43が、メモリ制御部16を制御して、上記管理テーブルに、RFIDタグ40が存在する旨記録する。一方、検知したRFIDタグ40を検知しなくなったタイミングで、ファクシミリ装置子機3からRFIDタグ確認情報62を受信した場合、ファクシミリ装置親機2では、通知決定部43が、メモリ制御部16を制御して、上記管理テーブルに、RFIDタグ40が存在しない旨記録する。

0162

ここで画像データの送受信に関する状態が変化した場合、通知決定部43は、この管理テーブルを参照してファクシミリ装置子機3に音声データ出力指示情報63を出力するか否かを決定する。つまり、上記管理装置にRFIDタグ40が存在する旨記録されている場合、通知決定部43は、ファクシミリ装置子機3に音声データ出力指示情報63を出力するように決定する。一方、上記管理装置にRFIDタグ40が存在しない旨記録されている場合、通知決定部43は、ファクシミリ装置子機3に音声データ出力指示情報63を出力しないように決定する。なお、上記図10は、本実施の形態に係るファクシミリ装置子機3における、RFIDタグ40検出方法の別の一例を説明するシーケンス図である。

0163

さらには、上述のように常時RFIDタグリーダ32を稼動させるのではなく、所定のタイミングで所定の時間間隔で、RFIDタグリーダを稼動させる構成としてもよい。具体的には、図11に示すように所定のタイミングにおける所定時間間隔において、ステップS41のように、ファクシミリ装置子機3におけるRFIDタグリーダ32から接続要求を送信する。そしてこの要求に対する応答が無かった場合、ファクシミリ装置子機3は、RFIDタグ確認情報62としてRFIDタグ40が検知範囲5に存在しない旨の情報を、RFIDタグ確認情報62としてファクシミリ装置親機2に送信する(S42)。一方、ステップS43のように接続要求を送信し、RFIDタグ40から応答が得られた場合(S44)、RFIDタグリーダ32は、RFIDタグ40に対して所有者情報の送信を要求する(S45)。このRFIDタグリーダ32からの要求に応じて、RFIDタグ40が所有者情報をRFIDタグリーダ32に送信すると(S46)、ファクシミリ装置子機3では、RFIDタグリーダ32がこの所有者情報を受信する。そして、RFIDタグリーダ32は、この受信した所有者情報をRFIDタグ検出指示部51に送信する。RFIDタグ検出指示部51は、この所有者情報を、RFIDタグ確認情報62として、子機無線通信部31、アンテナ30を介してファクシミリ装置親機2に送信する(S47)。

0164

しかしながら、このように所定のタイミングの所定時間間隔において、RFIDタグリーダ32を稼動させる構成よりも、常時RFIDタグリーダ32を稼動させる構成の方が、検知範囲5におけるRFIDタグ40の有無をより正確に検出できるというメリットがある。その一方で、RFIDタグリーダ32を常時稼動させるためファクシミリ装置子機3における消費電力が、所定期間、周期的にRFIDタグリーダを稼動させる構成よりも増大するというデメリットもある。

0165

そこで、上述したデータの送受信に関する変化が生じたタイミングでファクシミリ装置子機3においてRFIDタグリーダ32を稼動させる構成の方が、検知範囲5におけるRFIDタグ40の正確な検出と、消費電力の低減という点で、特に効果が大きい。

0166

なお、上記した図11は、本実施の形態に係るファクシミリ装置子機3における、RFIDタグ40検出方法の別の一例を説明するシーケンス図である。

0167

また、本実施の形態に係るファクシミリ装置1が複数のファクシミリ装置子機3・・・を備えた構成であり、2以上のファクシミリ装置子機3・・・においてRFIDタグ40を検出した場合、このRFIDタグ40までの距離が最も小さいファクシミリ装置子機3から上記状態の変化を通知させる構成であった。

0168

しかしながら、2以上のファクシミリ装置子機3・・・によりRFIDタグ40が検知された場合、以下のように構成し、ファクシミリ装置子機3から上記状態の変化を通知させてもよい。より具体的には、予め、状態の変化を通知させる優先度を各ファクシミリ装置子機3に割り当てておき、この優先度の情報をファクシミリ装置親機2に保持させる。

0169

そして、複数のファクシミリ装置子機3・・・においてRFIDタグ40をそれぞれ検出した場合、RFIDタグ40を検出したファクシミリ装置子機3の中で最も高い優先度が割り当てられているものを選択して、上記状態の変化を通知させる。

0170

このように、ファクシミリ装置子機3において上記状態の変化を通知する優先度を予め決めておく構成の場合、RFIDタグリーダ32は、RFIDタグ40までの距離を測定する必要がないため、その構成をより簡易なものとすることができる。

0171

また、本実施の形態に係るファクシミリ装置1では、ファクシミリ装置親機2が、状態検出部41、および通知決定部43を備え、ファクシミリ装置子機3がRFIDタグ検出指示部51および音声出力指示部52を備える構成であった。

0172

しかしながら、図12に示すように、上記通知決定部43をファクシミリ装置子機3が備える構成であってもよい。なお、図12は、本発明の実施形態を示すものであり、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」に関するファクシミリ装置1の別の要部構成を示すブロック図である。

0173

このように構成される場合、本実施の形態に係るファクシミリ装置1では、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」を、以下のようにして実行する。

0174

すなわち、まず、状態検出部41がデータ送受信に関する状態の変化を検出したとする。この状態検出部41により検出された状態の変化に応じて、RFIDタグ確認指示部42がファクシミリ装置子機3に対して、問い合わせ情報61を送信する。この問い合わせ情報61を、アンテナ30、および子機無線通信部31を介して、ファクシミリ装置子機3におけるRFIDタグ検出指示部51が受信すると、RFIDタグリーダ32を稼動させ、RFIDタグ40の検知を行う。RFIDタグ検出指示部51は、RFIDタグリーダ32からRFIDタグ40に対する検知結果を受信すると、この検知結果を通知決定部43に送信する。

0175

通知決定部43は、RFIDタグ検出指示部51から上記検知結果を受信すると、この検知結果において、RFIDタグ40が検知されたことを示す情報を含む場合は、音声を出力するように音声出力指示部52に指示する。一方、受信した検知結果がRFIDタグ40を検知しなかった旨を示す情報を含む場合、通知決定部43は、当該通知決定部43を備えるファクシミリ装置子機3においてデータ送受信に関する状態変化の通知を実行しない。

0176

なお、上述のように、ファクシミリ装置子機3が通知決定部43を備える構成であって、ファクシミリ装置1においてファクシミリ装置子機3を複数備えられている場合、以下のようにして、データ送受信処理における状態の変化の通知を実行することができる。

0177

すなわち、ファクシミリ装置親機2では、状態検出部41が、画像データの送受信に関する状態の変化を検出すると、この検出結果をRFIDタグ確認指示部42に送信する。RFIDタグ確認指示部42は、この検知結果を受信すると、親機無線通信部21およびアンテナ20を通じて、ファクシミリ装置子機3・・・それぞれに対して、問い合わせ情報61を送信する。

0178

問い合わせ情報61を受信すると、各ファクシミリ装置子機3において、上記したようにRFIDタグ40に対する検知を行い、この検知結果に基づき、通知決定部43が、自身が備えられているファクシミリ装置子機3において音声の出力を実行するか否か決定する。

0179

したがって、RFIDタグ40に対する検知結果においてRFIDタグ40を検知したファクシミリ装置子機3からのみ音声が出力されることとなる。

0180

また、本実施の形態に係るファクシミリ装置1は、図13に示すように、例えば、画像データの送信を指示したユーザが近傍に存在するファクシミリ装置子機3を選択し、このファクシミリ装置子機3から、画像データの送信完了を通知する構成としてもよい。この図13は、本実施の形態に係るファクシミリ装置1における、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」の別の一例を説明する図であり、ファクシミリ装置親機2とユーザとの配置関係、ならびにファクシミリ装置子機3とユーザとの配置関係それぞれを示す。

0181

すなわち、図14に示すように、ファクシミリ装置1は、図1に示す構成において、ファクシミリ装置親機2がさらに親機用RFIDタグリーダ(第2移動記憶装置検出部)23および計時部26を備えるとともに、親機主制御部22が機能ブロックとして操作監視部44を備える。また、親機用メモリ17において、後述する操作者情報(ユーザ管理情報)24および通知履歴25を記憶しており、この操作者情報24を参照して、通知決定部43が、状態の変化を通知する通知先のファクシミリ装置子機3を選択する点で図1に示すファクシミリ装置親機2の構成と異なる。

0182

なお、それ以外の構成については、図1に示すファクシミリ装置親機2の構成と同様であるため、共通する各部の説明を省略するとともに同じ符号を付す。図14は、本実施の形態に係るファクシミリ装置における、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」に関するさらなる構成の一例を示すブロック図である。

0183

上記親機用RFIDタグリーダ23は、図13に示すようにその検知範囲(操作位置範囲)50がファクシミリ装置親機2のユーザによる操作位置を含むように設定されている。そして、この親機用RFIDタグリーダ23は、常時稼動しており、RFIDタグ40を検知すると、このRFIDタグ40を所持するユーザの識別情報を操作監視部44に出力する。

0184

上記計時部は時刻計測するものであり、例えば、後述するが操作監視部44からの要求により、指示された処理の開始時間や、該処理が終了した時間等を通知する。

0185

上記操作監視部44は、ファクシミリ装置親機1を操作するユーザを監視するものである。より具体的には、操作監視部44は、親機用RFIDタグリーダ23からRFIDタグ40を所持するユーザの識別情報を受信するとともに、操作部18から、このユーザから指示された処理の実行に関する情報を受信する。

0186

また、操作監視部44は、ユーザから指示された処理の実行開始時間を計時部26から受信する。そして、実行を指示したユーザを識別するユーザ識別情報と、該ユーザが実行を指示した処理(実行指示処理)と、この指示された処理を開始した時間(処理開始時間)とを対応付けて図15に示すような操作者情報24として親機用メモリ17に記憶するようにメモリ制御部16に指示する。この図15は、本発明の実施形態を示すものであり、操作者情報24の一例を示す図である。

0187

このような構成において、状態検出部41が、例えば、画像データの送信完了等、状態の変化を検知すると、上述したようにRFIDタグ確認指示部42がファクシミリ装置子機3に、問い合わせ情報61を送信する。そして、この問い合わせ情報61に応じて、ファクシミリ装置子機3では、RFIDタグ検出指示部51が、RFIDタグリーダ32を稼動させ、RFIDタグ40の検出を実行させる。

0188

そして、これにより得られた検出結果をRFIDタグ検出指示部51は、ファクシミリ装置親機2に対して、RFIDタグ確認情報62として送信する。なお、このRFIDタグ確認情報62には、検知したRFIDタグ40に記録されている該RFIDタグ40の所持者を特定する識別情報が含まれている。

0189

上記通知決定部43は、ファクシミリ装置子機3から、上記RFIDタグ確認情報62を受信すると、このRFIDタグ確認情報62に基づきRFIDタグ40を検知したファクシミリ装置子機3を特定する。さらに親機用メモリ17に記憶された操作者情報24を参照して、状態検出部41が検知した状態の変化に対応する実行指示処理について、上記RFIDタグ確認情報62に含まれるユーザ識別情報と、操作者情報24に含まれるユーザ識別情報とが一致するか否か判断する。

0190

ここで、上記ユーザ識別情報が一致する場合とは、ファクシミリ装置親機2に処理を指示した人物と、検知したRFIDタグ40を所持するユーザとが一致するということである。そこで、通知決定部43は、操作者情報24に含まれるユーザ識別情報と一致するユーザ識別情報を含む、RFIDタグ確認情報62を送信したファクシミリ装置子機3に対して、音声データ出力指示情報63を送信する。

0191

このように、図14に示した構成を有するファクシミリ装置1は、ファクシミリ装置親機2を操作したユーザが存在する場所の近傍に配置されたファクシミリ装置子機3を選択して、該ファクシミリ装置子機3から上記状態の変化を通知することができる。

0192

なお、このファクシミリ装置1では、上記状態が変化した実行指示処理について操作者情報24に含まれるユーザ識別情報と、上記RFIDタグ確認情報62に含まれるユーザ識別情報とが一致しない場合、通知決定部43は以下の情報を親機用メモリ17に記憶する。すなわち、上記状態が変化した実行指示処理について操作者情報24に含まれるユーザ識別情報と、上記RFIDタグ確認情報62に含まれるユーザ識別情報とが一致しない場合とは、例えば、画像データの送信などデータ処理の実行を指示したユーザと、ファクシミリ装置子機3の近傍に存在するユーザとが異なる場合などである。

0193

このような場合、通知決定部43は、操作者情報24に含まれるユーザ識別情報により特定されるユーザに対して、ファクシミリ装置子機3からの通知が未通知である旨、通知履歴25として親機用メモリ17に記憶する。

0194

なお、通知履歴25は、図16に示すように、状態変化が発生した時間(例えば、画像データの受信完了時間等)と、ユーザに対して通知すべき処理と、通知先となるユーザの識別情報と、このユーザに対する通知の有無との対応関係を示す情報である。この図16は、本実施の形態に係る通知履歴25の一例を示す図である。

0195

通知決定部43は、定期的に通知履歴25を参照し、状態変化の発生の通知が未通知となっているユーザが、ファクシミリ装置子機3の近傍に存在していないか確認するように構成されている。

0196

すなわち、通知決定部43は、定期的に親機無線通信部21を介してファクシミリ装置子機3に、問い合わせ情報61を送信する。そして、この問い合わせ情報61に対する返答としてファクシミリ装置子機3からRFIDタグ確認情報62を受信する。そして、通知決定部43は、この受信したRFIDタグ確認情報62と通知履歴25とを参照して、状態の変化を通知していないユーザ有無についての確認を行う。そして、未通知となっているユーザが存在し、該ユーザがファクシミリ装置子機3の近傍に存在する場合、通知決定部43は、該ファクシミリ装置子機3に音声データ出力指示情報を送信する。

0197

以上のように、ファクシミリ装置1では、親機用メモリ17にさらに通知履歴25を記憶しているため、この通知履歴25を参照して、上記状態の変化が未通知のユーザに対して通知を行うことができる。

0198

なお、上記ファクシミリ装置1は、下記の構成を有するものとして記載することができる。

0199

本実施の形態に係るファクシミリ装置1は、ファクシミリ通信等のデータ処理を実行するファクシミリ装置親機2と、該ファクシミリ装置親機2と通信可能に接続され、このファクシミリ装置親機2におけるデータ処理状態の変化をユーザに通知する通知情報を出力するための音声出力制御部33を備えたファクシミリ装置子機3とを有するシステムである。

0200

上記ファクシミリ装置1は、ファクシミリ装置親機2を利用するユーザを識別するための識別情報を記憶し、該ユーザとともに移動するRFIDタグ40が、上記ファクシミリ装置子機3の設置位置からの検知範囲5内に存在するか否かを検出するRFIDタグリーダ32を備える。また、上記ファクシミリ装置親機2におけるデータ処理に関する状態の変化を検知する状態検出部41を備える。そして、状態検出部41によって状態の変化が検知されると、RFIDタグリーダ32によるRFIDタグ40の検出結果に応じて、音声出力制御部33の制御指示によりスピーカ34により上記通知情報を出力させるか否かを決定する通知決定部43を備える。

0201

上記構成によると、RFIDタグリーダ32を備えているため、検知範囲5内にRFIDタグ40を所有するユーザが存在するか否か把握することができる。つまり、ファクシミリ装置子機3の近傍にユーザが存在するか否か検出することができる。

0202

また、状態検出部41を備えているため、ファクシミリ装置親機2におけるデータの処理状態において、変化が生じたか否かを判定することができる。また、通知決定部43を備えているため、RFIDタグリーダ32によるRFIDタグ40の検出結果に応じて、ファクシミリ装置子機3から通知情報を出力するか否かを決定することができる。

0203

このため、本実施の形態に係るファクシミリ装置1は、ファクシミリ装置親機2におけるデータ処理に関する状態変化を、このファクシミリ置親機2を利用するユーザの近傍にあるファクシミリ装置子機3から通知させることができる。

0204

また、上記ファクシミリ装置1は、上記した構成において、状態の変化が検知されたデータ処理の実行を指示したユーザの識別情報と、上記RFIDタグリーダ32によって検出されたRFIDタグ40から取得した識別情報とが一致するか否か確認する。そして、上記識別情報が一致しない場合、上記通知決定部43は、状態の変化が検知されたデータ処理の実行を指示したユーザの識別情報を、通知情報が未通知であるとして、親機用メモリ17に記憶する。

0205

上記構成によると、状態が変化したデータ処理の実行を指示したユーザが、状態の変化が検知された時点で、検知範囲5内に存在しなかった場合、ファクシミリ装置子機3からこのユーザに対して通知情報を出力していないことを親機用メモリ17に記憶しておくことができる。

0206

また、ファクシミリ装置1は、上記した構成において、ファクシミリ装置親機2での操作時におけるユーザの存在範囲と一致する検知範囲50内に、RFIDタグ40が存在するか否かを検出し、このRFIDタグ40から識別情報を取得する親機用RFIDタグリーダ32を備えている。また、ファクシミリ装置親機3に対してユーザにより入力されたデータ処理の実行指示を受けつける操作部18と、上記親機用RFIDタグリーダ32によって取得された識別情報と、操作部18によって受けつけたデータ処理の実行指示により実行したデータ処理と、を対応付けた操作者情報24を記憶する親機用メモリ17を備える。また、上記状態検出部41によってデータの処理状態の変化が検知されると、上記親機用メモリ17に記憶した操作者情報24と、上記RFIDタグリーダ32によるRFIDタグ40の検出結果とに基づき、状態の変化が検知されたデータ処理の実行を指示したユーザの識別情報と、RFIDタグリーダ32によって検出された識別情報とが一致するか否か確認し、識別情報が一致しない場合、通知決定部43は、状態の変化が検知されたデータ処理の実行を指示したユーザの識別情報を、上記通知情報が未通知であるものとして親機用メモリ17に記憶する。上記RFIDタグリーダ32によってRFIDタグ40が検出され、識別情報が取得されると、上記通知決定部43は、RFIDタグ40から取得した識別情報と、親機用メモリ17において未通知であるとして記憶されている識別情報とが一致するか否か比較する。そして、これらの識別情報が一致する場合、未通知だった通知情報を音声出力制御部33の制御指示によりスピーカ34から出力させるように決定する。

0207

上記構成によると、親機用RFIDタグリーダ23および操作部18を備えるため、ファクシミリ装置親機2にてデータ処理の実行を指示したユーザを把握することができる。さらにまた、親機用メモリ17を備えるため、ファクシミリ装置親機2にてデータ処理の実行を指示したユーザを管理しておくことができる。

0208

また、状態検出部41によって上記データの処理状態の変化が検知されると、通知決定部43が、上記親機用メモリ17に記憶し操作者情報24と、RFIDタグリーダ32によるRFIDタグ40の検出結果とに基づき、上記状態の変化が検知されたデータ処理の実行を指示したユーザの識別情報と、上記RFIDタグリーダ32によって検出されたRFIDタグ40を所持するユーザの識別情報とが一致するか否か確認することができる。そして、識別情報が一致しない場合、上記通知決定部43は、状態の変化が検知されたデータ処理の実行を指示したユーザの識別情報を、通知情報が未通知であるものとして親機用メモリ17に記憶させることができる。

0209

そして、上記RFIDタグリーダ32が定期的、あるいは常時稼動し、RFIDタグ40を検出して、識別情報を取得すると、上記通知決定部43は、上記RFIDタグ40から取得した識別情報と、通知情報が未通知であるとして親機用メモリ17に記憶されている識別情報とが一致するか否か比較し、これらの識別情報が一致する場合、未通知の通知情報を音声出力制御部33の制御の下、スピーカ34より出力するように決定することができる。

0210

このため、ファクシミリ装置1では、ファクシミリ装置子機3の近傍にユーザが存在せず、データ処理に関する変化の通知がなされていなかった場合であっても、検知範囲5内にユーザが移動してきた時点などで、この通知していなかった通知情報を出力させることができる。したがって、ファクシミリ装置1では、データ処理に関する変化をユーザに確実に通知することができる。

0211

なお、本実施の形態に係るファクシミリ装置1では、データの受信完了時、データの送信完了時、送信エラーの発生時、あるいは割り込み処理の発生時に、これら状態の変化を、ファクシミリ装置子機3を通じて通知する構成であった。そこで、さらに他の装置から送信されたデータの受信開始時、他の装置へ送信するデータの送信開始時も、上記状態の変化としてファクシミリ装置子機3を通じて通知する構成としてもよい。

0212

さらには、ファクシミリ装置1が、入力された原稿の画像読み取り機能、読み取った原稿の画像データに基づき、シートに印字する印字処理機能等、データの送受信以外の機能を実行する処理の完了時も上記状態の変化としてファクシミリ装置子機3を通じて通知する構成としてもよい。
また、本実施の形態に係るファクシミリ装置1では、他のファクシミリ装置との間で送受信するデータは画像データであったが、このファクシミリ装置1がメール送信機能を有している場合、このデータはメールの文書データであってもよい。また、ファクシミリ装置1が画像データ以外にも音声データ等を送信する機能を有している場合は、上記データは音声データであってもよい。

0213

また、本実施の形態に係るファクシミリ装置1では、ファクシミリ装置親機2からファクシミリ装置子機3に対して音声データ出力指示情報63を送信する。そして、ファクシミリ装置子機3では、この音声データ出力指示情報63に基づく音声出力指示部52からの指示により、音声出力制御部33が音声を生成し、スピーカ34から出力させる構成であったがこれに限定されるものではない。

0214

例えば、ファクシミリ装置親機2は、上記状態の変化を通知するファクシミリ装置子機3に対して、音声データ出力指示情報63の代わりに、出力させる音声のパケットデータそのものを送信する構成であってもよい。このように構成される場合、ファクシミリ装置子機3において音声を生成する必要がないため当該ファクシミリ装置子機3の構成をより簡易な構成とすることができる。

0215

また、上記状態の変化の通知を音声ではなく、ファクシミリ装置子機3がさらに表示部(不図示)を備え、該表示部に文字情報として表示する構成であってもよい。このように構成される場合、ファクシミリ装置親機2からファクシミリ装置子機3に対して、音声データ出力指示情報63の代わりに上記表示部に表示させる通知内容を指示する情報を送信する。あるいは、上記表示部に表示させる文字データそのものを送信する構成であってもよい。

0216

なお、本実施の形態に係るファクシミリ装置1では、上記状態が変化したデータ処理について操作者情報24に含まれるユーザ識別情報と、上記RFIDタグ確認情報62に含まれるユーザ識別情報とが一致しない場合、通知決定部43は、操作者情報24に含まれるユーザ識別情報により特定されるユーザに対して、ファクシミリ装置子機3からの通知が未通知である旨を、通知履歴25として親機用メモリ17に記憶する構成であった。しかしながら、これに限定されるものではなく、データ処理の状態が変化した際に、検知範囲5内にRFIDタグ40が存在しなかった場合、この変化の通知を実行しないと通知決定部43が決定し、該通知決定部43は、メモリ制御部16に指示して、この状態の変化に対する通知が未通知である旨を親機用メモリ17に記憶させる構成としてもよい。

0217

そして、検知範囲5内にRFIDタグ40が存在することを検知した際に、この未通知であった通知を行うように通知決定部43が決定する構成であってもよい。

0218

最後に、ファクシミリ装置1の各ブロック、特にファクシミリ装置親機2およびファクシミリ装置子機3が備える、状態検出部41、RFIDタグ確認指示部42、通知決定部43、操作監視部44、RFIDタグ検出指示部51、および音声出力指示部52は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。

0219

すなわち、ファクシミリ装置親機2およびファクシミリ装置子機3は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるファクシミリ装置親機2およびファクシミリ装置子機3それぞれの制御プログラムのプログラムコード実行形式プログラム中間コードプログラムソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記ファクシミリ装置親機2およびファクシミリ装置子機3それぞれに供給する。そして、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。

0220

上記記録媒体としては、例えば、磁気テープカセットテープ等のテープ系、フロッピー登録商標ディスクハードディスク等の磁気ディスクCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカードメモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROMEPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。

0221

また、ファクシミリ装置親機2およびファクシミリ装置子機3それぞれを通信ネットワーク接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネットイントラネットエキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網仮想専用網(virtual private network)、電話回線網移動体通信網衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送ケーブルTV回線、電話線ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR携帯電話網衛星回線地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。

0222

本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

0223

本発明に係る通信システムは、データ処理装置親機におけるデータ処理に関する状態の変化を、通知すべきユーザが近傍に存在するデータ処理装置子機を通じて通知できる。このため、データ処理装置親機から離れた場所にて該データ処理装置親機のデータ処理に関する状態を把握する必要がある環境において幅広く適用できる。

図面の簡単な説明

0224

本発明の実施形態を示すものであり、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」に関するファクシミリ装置の要部構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態を示すものであり、ファクシミリ装置の概略構成の一例を説明する図である。
本発明の実施形態を示すものであり、ファクシミリ装置が備えるハードウェアに関する要部構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態を示すものであり、ファクシミリ装置におけるデータ送受信に関する状態変化の通知処理の一例を示すシーケンス図である。
本実施の形態に係るRFIDタグリーダによる、RFIDタグの存在の有無を検索する処理の一例を示すシーケンス図である。
本発明の実施形態を示すものであり、複数のファクシミリ装置子機・・・を備える、ファクシミリ装置の概略構成の一例を説明する図である。
本発明の実施形態を示すものであり、ファクシミリ装置親機とファクシミリ装置子機3・・・における、情報の送受信の一例を示す図である。
本実施の形態に係るRFIDタグ確認情報管理テーブルの一例を示す図である。
複数のファクシミリ装置子機・・・を備えた、本実施の形態に係るファクシミリ装置において、異なるファクシミリ装置子機の、RFIDタグの検知範囲が重畳する場合を説明する図である。
本実施の形態に係るファクシミリ装置子機における、RFIDタグ検出方法の別の一例を説明するシーケンス図である。
本実施の形態に係るファクシミリ装置子機における、RFIDタグ検出方法の別の一例を説明するシーケンス図である。
本発明の実施形態を示すものであり、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」に関するファクシミリ装置の別の要部構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係るファクシミリ装置における、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」の別の一例を説明する図であり、ファクシミリ装置親機とユーザとの配置関係、ならびにファクシミリ装置子機とユーザとの配置関係それぞれを示す。
本発明の実施形態を示すものであり、「データ送受信に関する状態変化の通知処理」に関するファクシミリ装置の別の要部構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態を示すものであり、操作者情報の一例を示す図である。
本発明の実施形態を示すものであり、通知履歴の一例を示す図である。

符号の説明

0225

1ファクシミリ装置(通信システム)
2ファクシミリ装置親機(データ処理装置親機)
3ファクシミリ装置子機(データ処理装置子機)
3a ファクシミリ装置子機(データ処理装置子機)
3b ファクシミリ装置子機(データ処理装置子機)
3c ファクシミリ装置子機(データ処理装置子機)
5検知範囲(所定範囲)
11網制御部(データ処理部)
12モデム(データ処理部)
13通信制御部(データ処理部)
14読み取り処理部(データ処理部)
15記録処理部(データ処理部)
16メモリ制御部
17親機用メモリ(ユーザ管理情報記憶装置・通知情報履歴記憶装置)
18 操作部(受付け部)
22 親機主制御部
23 親機用RFIDタグリーダ(第2移動記憶装置検出部)
24操作者情報(ユーザ管理情報)
25通知履歴
32 RFIDタグリーダ(第1移動記憶装置検出部)
33音声出力制御部(出力手段)
34スピーカ(出力手段)
35子機用メモリ
36 子機主制御部
37音声データ(通知情報)
40RFIDタグ(移動記憶装置)
41状態検出部(検知手段)
42 RFIDタグ確認指示部(検出指示手段)
43 通知決定部(決定手段)
44操作監視部
50 検知範囲(操作位置範囲)
51RFIDタグ検出指示部
52音声出力指示部
61問い合わせ情報
62 RFIDタグ確認情報
63音声データ出力指示情報(出力指示情報)

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