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技術 画像処理装置及び画像形成装置

出願人 シャープ株式会社
発明者 福島直人
出願日 2007年10月19日 (12年8ヶ月経過) 出願番号 2007-272850
公開日 2009年5月14日 (11年1ヶ月経過) 公開番号 2009-105492
状態 未査定
技術分野 画像処理 FAX原画の編集 FAX画像信号回路 カラー画像通信方式
主要キーワード 手書き領域 プリンターモード 同一色相 複数ドット レーザ書込装置 ディジタル形式 印刷シート アナログ電気信号
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年5月14日)のものです。
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図面 (8)

課題

手書きによる文字又は図形が含まれた原稿読み取り、得られた画像データの処理を行う画像処理装置において、例えば所定色模様等が印刷された原稿に、前記所定色と同色の手書きがされた場合に対応することが出来る画像処理装置及び画像形成装置を提供する。

解決手段

手書きによる文字又は図形が含まれた原稿に係る画像データに対し、画像処理部が手書き部wに隣接する隣接部cの色相彩度又は明度を調整し、前記手書き部wと手書き領域に隣接する隣接部cの色相、彩度又は明度が異なるようにする。

概要

背景

画像処理技術の進歩に伴い、いわゆるコピー機能を有するコピー機複合機等の印刷処理の性能も向上されつつある。このような、印刷処理に適用される画像処理技術としては、例えば、誤差拡散処理が挙げられる。

誤差拡散処理とは、限定された色調を用い、より豊富な色調を表現するための処理である。例えば、白黒プリンタのように、白又は黒の2色しか表現することが出来ない装置で写真印刷する場合に、面積あたりの白(白点)及び黒(黒点)の画素密度の調整によって、灰色などの中間色を表現することができ、人間の目に擬似的に滑らかな変化のある画像であるように認識させるものである。

また、特許文献1では、上述の誤差拡散処理を行う際に、黒色下地中の白点の発生及び白色の下地中の黒点の発生を抑えて、中間調画像コントラストを向上させる画像処理方式を提供している。
特開2001−111831号公報

概要

手書きによる文字又は形が含まれた原稿読み取り、得られた画像データの処理を行う画像処理装置において、例えば所定色模様等が印刷された原稿に、前記所定色と同色の手書きがされた場合に対応することが出来る画像処理装置及び画像形成装置を提供する。手書きによる文字又は形が含まれた原稿に係る画像データに対し、画像処理部が手書き部wに隣接する隣接部cの色相彩度又は明度を調整し、前記手書き部wと手書き領域に隣接する隣接部cの色相、彩度又は明度が異なるようにする。

目的

本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、手書きによる文字又は図形が含まれた原稿を読み取り、得られた画像データに対して、手書き領域の縁部又は手書き領域に隣接する所定範囲の色相、彩度又は明度の調整を行う調整手段を備え、例えば所定色の模様等が印刷された原稿に、前記所定色と同色の手書きがされた場合に対応することが出来る画像処理装置及び画像形成装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

手書きによる文字又は図形が含まれた原稿読み取り、得られた画像データの処理を行う画像処理装置において、前記画像データに対し、手書きによる文字又は図形からなる手書き領域の縁部又は手書き領域に隣接する所定範囲色相彩度又は明度の調整を行う調整手段を備えていることを特徴とする画像処理装置。

請求項2

前記画像データに基づき、手書き領域の色相が該手書き領域を囲む外側領域の色相と同一又は類似であるかを判定する判定手段を備え、該判定手段の判定結果に基づき、前記調整手段が色相、彩度又は明度の調整を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。

請求項3

前記外側領域は、前記手書き領域に隣接する1又は複数ドットの範囲であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。

請求項4

前記調整手段による色相、彩度又は明度の調整の実行に係る指示を受付ける指示受付手段を備え、該指示受付手段が前記指示を受付けた場合、前記調整手段が色相、彩度又は明度の調整を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。

請求項5

表示部と、前記調整手段による色相、彩度又は明度の調整前に、該調整が行われた場合に予測される画像データに基づく画像を前記表示部に表示する表示手段とを備えていることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。

請求項6

請求項1から5のいずれか一つに記載の画像処理装置を備え、該画像処理装置により処理された画像データに基づき、シート上に画像を形成するように構成されていることを特徴とする画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、原稿読み取り、得られた画像データの処理を行う画像処理装置と、該画像処理装置を備えた画像形成装置に関する。

背景技術

0002

画像処理技術の進歩に伴い、いわゆるコピー機能を有するコピー機複合機等の印刷処理の性能も向上されつつある。このような、印刷処理に適用される画像処理技術としては、例えば、誤差拡散処理が挙げられる。

0003

誤差拡散処理とは、限定された色調を用い、より豊富な色調を表現するための処理である。例えば、白黒プリンタのように、白又は黒の2色しか表現することが出来ない装置で写真印刷する場合に、面積あたりの白(白点)及び黒(黒点)の画素密度の調整によって、灰色などの中間色を表現することができ、人間の目に擬似的に滑らかな変化のある画像であるように認識させるものである。

0004

また、特許文献1では、上述の誤差拡散処理を行う際に、黒色下地中の白点の発生及び白色の下地中の黒点の発生を抑えて、中間調画像コントラストを向上させる画像処理方式を提供している。
特開2001−111831号公報

発明が解決しようとする課題

0005

一方、黒色の模様記号文字(以下、模様等という)が印刷されている印刷用紙に黒ボールペン鉛筆等を用いた手書きの書き込みがされた場合、たとえ前記黒色の模様等の上にも手書きの書き込みが一部されたとしても、肉眼では十分に前記手書きの書き込みを視認することができる。しかし、これを白黒コピーした場合は、前記黒色の模様等及び前記手書きの書き込みからなる手書き領域が同じ黒色として表示され、黒色の模様等の上の手書き領域は視認することが出来なくなるという問題があった。このような問題は、特許文献1の画像処理方式では解決することが出来ない。

0006

本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、手書きによる文字又は図形が含まれた原稿を読み取り、得られた画像データに対して、手書き領域の縁部又は手書き領域に隣接する所定範囲色相彩度又は明度の調整を行う調整手段を備え、例えば所定色の模様等が印刷された原稿に、前記所定色と同色の手書きがされた場合に対応することが出来る画像処理装置及び画像形成装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明に係る画像処理装置は、手書きによる文字又は図形が含まれた原稿を読み取り、得られた画像データの処理を行う画像処理装置において、前記画像データに対し、手書きによる文字又は図形からなる手書き領域の縁部又は手書き領域に隣接する所定範囲の色相、彩度又は明度の調整を行う調整手段を備えていることを特徴とする。

0008

本発明にあっては、手書きによる文字又は図形が含まれた原稿に係る画像データに対し、前記調整手段は手書き領域の縁部又は手書き領域に隣接する所定範囲の色相、彩度又は明度を調整し、前記手書き領域と手書き領域に隣接する所定範囲との色相、彩度又は明度が異なるようにする。

0009

本発明に係る画像処理装置は、前記画像データに基づき、手書き領域の色相が該手書き領域を囲む外側領域の色相と同一又は類似であるかを判定する判定手段を備え、該判定手段の判定結果に基づき、前記調整手段が色相、彩度又は明度の調整を行うように構成されていることを特徴とする。

0010

本発明にあっては、前記判定手段は前記画像データ(例えばR,G,B信号)に基づいて手書き領域の色相が手書き領域を囲む外側領域の色相と同一又は類似であるかを判定し、前記判定手段の判定結果に基づき、前記調整手段が手書き領域に隣接する所定範囲又は前記手書き領域の縁部の色相、彩度又は明度の調整を行う。

0011

本発明に係る画像処理装置は、前記外側領域は、前記手書き領域に隣接する1又は複数ドットの範囲であることを特徴とする。

0012

本発明にあっては、前記判定手段は前記手書き領域に隣接する1又は複数ドットの範囲の色相が前記手書き領域の色相と同一又は類似であるかを判定し、前記判定手段の判定結果に基づき、前記調整手段が色相、彩度又は明度の調整を行う。

0013

本発明に係る画像処理装置は、前記調整手段による色相、彩度又は明度の調整の実行に係る指示を受付ける指示受付手段を備え、該指示受付手段が前記指示を受付けた場合、前記調整手段が色相、彩度又は明度の調整を行うように構成されていることを特徴とする。

0014

本発明にあっては、前記指示受付手段がユーザによる前記指示を受付けた場合は、前記調整手段が手書き領域に隣接する所定範囲又は前記手書き領域の縁部の色相、彩度又は明度の調整を行うが、前記指示受付手段が前記指示を受付けていない場合は、前記調整手段は前記調整を行わない。

0015

本発明に係る画像処理装置は、表示部と、前記調整手段による色相、彩度又は明度の調整前に、該調整が行われた場合に予測される画像データに基づく画像を前記表示部に表示する表示手段とを備えていることを特徴とする。

0016

本発明にあっては、前記表示手段は前記調整手段による色相、彩度又は明度の調整前に、前記画像を前記表示部に表示し、ユーザは前記画像を参考にして、色相、彩度又は明度の調整を指示する。

0017

本発明に係る画像形成装置は、前述の本発明のいずれか一つに記載の画像処理装置を備え、該画像処理装置により処理された画像データに基づき、シート上に画像を形成するように構成されていることを特徴とする。

0018

本発明にあっては、前記画像処理装置により処理された画像データが、例えば印刷用紙上に印刷される。

発明の効果

0019

本発明によれば、手書き領域に隣接する所定範囲又は前記手書き領域の縁部の色相、彩度又は明度の調整を行う調整手段を備えているので、例えば所定色の模様等が印刷された印刷シートに、前記所定色と同色の手書きが書き込まれた場合に対しても対応することが出来る。

0020

本発明によれば、前記判定手段が手書き領域及び手書き領域を囲む外側領域の色相が同一又は類似であると判定した場合は、前記調整手段が手書き領域に隣接する所定範囲又は前記手書き領域の縁部の色相、彩度又は明度の調整を行うので、所定色の模様等が印刷された印刷シートに、前記所定色と同色の手書きが書き込まれた場合に対しても対応することが出来る。

0021

本発明によれば、無駄のない処理が可能となる。すなわち、所定色の模様等が印刷された印刷シートに、前記所定色と同色の手書きが書き込まれた場合において、実際に手書き領域が正確に視認できるか否かは、広い範囲でなく前記手書き領域を囲む数ドットの領域の色相が手書き領域と同一か否かによることから、前記判定手段は前記手書き領域に隣接する1又は複数ドットの範囲のみの色相と手書き領域の色相との同一又は類似如何を判定するので、より実質的な処理が可能となる。

0022

本発明によれば、前記指示受付手段が色相、彩度又は明度の調整の実行に係る指示をユーザから受付けた場合のみ、前記調整手段が手書き領域に隣接する所定範囲又は前記手書き領域の縁部の色相、彩度又は明度の調整を行うので、前記調整の実行に対する判断をユーザに委ねることによってユーザの意図を十分に反映することが出来る。

0023

本発明によれば、前記表示手段は前記調整手段による色相、彩度又は明度の調整前に、前記調整が行われた場合に予測される画像データに基づく画像を前記表示部に表示するので、ユーザは前記表示部に表示される前記画像を参考にして、色相、彩度又は明度の調整を指示することが出来る。

0024

本発明によれば、所定色の模様等が印刷された印刷シートに、前記所定色と同色の手書きが書き込まれた場合であっても、前記画像処理装置によって手書き領域の縁部又は手書き領域に隣接する所定範囲の色相、彩度又は明度を調整する処理が行われ、前記手書き領域と手書き領域に隣接する所定範囲との色相、彩度又は明度が異なるようにした画像データに基づく画像がシート上に形成されるので、形成された画像において、手書き領域が視認され易くなる。

発明を実施するための最良の形態

0025

(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しつつ詳細に説明する。説明の便宜上、複合機を実施の形態1に係る画像処理装置及び画像形成装置の例として説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る複合機1の要部構成を示すブロック図である。複合機1は、原稿の画像を読み取って印刷用紙に印刷するコピーモード、外部から画像を受信して印刷用紙に印刷するプリンターモード、原稿の画像を読み取って外部に送信するスキャナーモード、及び原稿の画像を読み取って送信したり、原稿の画像を受信して印刷用紙に印刷したりするファクシミリモード等を選択的に行うことが可能である。

0026

実施の形態1に係る複合機1は、原稿の画像を読み取るイメージスキャナなどの画像読み取り部2と、入力キーなどの入力部4a及び液晶表示パネルなどの表示部4bとを有する操作部4と、画像データを一時的に記憶するメモリ6a及び印刷用紙に画像を形成する印字部(LSU:Laser Scanning Unit)6bを有する画像形成部6と、外部との通信を行うLAN、インタフェイスなどの通信部10と、電話回線網に接続されたFAXモデム11と、画像データを記憶するハードディスクドライブ(以下、ハードディスクという)12と、メモリ6aに読み出された画像データに画像処理を行う画像処理部3と、制御プログラム及び各種設定などを記憶するフラッシュメモリなどの管理部14と、制御プログラムに従って装置内の上述した各構成部を制御するCPU(Central Processing Unit)などの制御部8を備える。

0027

制御部8は、複合機1の各構成部の制御を行う。例えばタッチパネル又は入力キーなどの入力部4aから操作指示を受付け、受付けた操作指示に応じた処理を実行し、複合機1の動作状態に関する情報などを表示部4bに表示して、必要な情報を使用者報知する。また、管理部14には、各構成部の動作設定などに関する情報が記憶されており、制御部8は前記情報に基づいて複合機1全体の動作を制御する。

0028

画像読み取り部2は、原稿の画像データを光学的に読み取る読み取り手段であり、読み取るべき原稿に光を照射する光源、CCD(Charge Coupled Device)2aのようなイメージセンサ等を備えている。画像読み取り部2では、所定の読み取り位置にセットされた原稿からの反射光像を前記イメージセンサに結像させ、アナログ電気信号(画像データ)として出力する。画像読み取り部2が出力したアナログ電気信号はメモリ6aに一時的に記憶される。

0029

画像読み取り部2にて得られたアナログ電気信号はメモリ6aを介して画像処理部3に入力される。画像処理部3は前記アナログ電気信号を基にディジタル形式の画像データを生成し、画像の種類に応じた処理を施した後、出力用の画像データを生成する。生成した画像データは画像形成部6に出力される。また、本発明の実施の形態1において画像処理部3は、制御部8の指示に応じた画像処理を行い、後述の手書き部w及び周囲部sが同一色である場合であっても、視認できるようにする。

0030

画像形成部6は、上述したようにメモリ6a及び印字部6bを備え、メモリ6aから出力される画像データに基づいて印字部6bが印刷用紙、OHPフィルム等の印刷シート上に画像形成を行う。画像形成部6のメモリ6aは、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などからなり、画像読み取り部2、画像処理部3、通信部10又はハードディスク12からの画像データを一時的に記憶する。また、画像形成部6の印字部6bは、感光体ドラム、該感光体ドラムを所定の電位帯電させる帯電器、外部から受付けた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を用紙上に転写する転写器等(図示せず)を備えており、電子写真方式により画像を印刷シート上に形成する。なお、レーザ書込装置を用いた電子写真方式により画像形成を行う他、インクジェット方式熱転写方式昇華方式等により画像形成を行う構成であってもよい。

0031

ハードディスク12は、画像読み取り部2のCCD2aによって読み取った原稿の画像データ、通信部10が受信した外部からの画像データ及び画像処理部3によって処理された画像データを記憶しており、操作部4が受付けた指示に応じて制御部8が画像形成部6又は通信部10などを制御して、ハードディスク12に記憶されている画像データの出力を行う。

0032

図2は本発明の実施の形態1に係る複合機1の制御部8の処理手順を示すフローチャートである。説明の便宜上、複合機1はカラーコピー機能を有しており、コピーモードにおける制御部8の処理手順を例として説明する。

0033

図3はコピーすべき原稿の一例を例示する例示図である。コピーすべき原稿は、印刷用紙Pの上に菱形の模様dが印刷されており、模様dにはV字に類似する手書きがされている。模様d及び手書きwは同じ黒色である。(模様d及び手書きwの見分けのため、模様dは間隔の細かい黒色のハチングがされている。)なお、原稿において手書きに係る領域を手書き部wといい、該手書き部wに隣接する、例えば5つのドットに相当する範囲の領域を周囲部sという。

0034

ユーザが操作部4の入力部4aを操作することにより、制御部8はコピーの指示を受付ける(S101)。制御部8は画像読み取り部2に原稿の読み取りを指示する。制御部8の指示に従って、画像読み取り部2は所定の読み取り位置にセットされた原稿を読み取る(S102)。画像読み取り部2により読み取れられた原稿の画像はアナログ信号として画像処理部3に入力されてアナログディジタル変換され、原稿に係る画像データが得られる。

0035

次いで制御部8は、前記画像データに基づき、前記原稿に手書きが含まれているか否かを判定する(S103)。原稿に係る画像データに基づき、手書きが含まれているか否かに対する判定は、公知の技術を利用する。例えば、ストロークの太さ、直線性、角度を抽出することにより手書き文字であるか否かを判定する方法、二値化したデータの形や大きさ、直線性を利用して手書き文字を判断する方法、二値化したデータの直線性を利用して手書き文字を判断する方法、又は画像データを二値化してそのパターンを利用する方法の何れであっても良い。

0036

制御部8は手書きが含まれていないと判定された場合(S103:NO)、S107の処理に移行する。一方、制御部8は手書きが含まれていると判定された場合(S103:YES)、原稿の画像データのR,G,B信号に基づいて、手書き部w及び周囲部sの色相を判別する(S104)。例えば、R,G,Bのアナログ信号を夫々256階調にディジタル変換し、ディジタル変換したR信号,G信号及びB信号を比較することにより、色相の判別が行われる。また、制御部8は、手書き部w及び周囲部sの色相の判別結果に基づき、手書き部wと周囲部sの色相が同一であるか否かについて判定する(S105)。

0037

制御部8は手書き部wと周囲部sの色相が同一でないと判定した場合(S105:NO)、S107の処理に移行する。一方、制御部8は手書き部wと周囲部sの色相が同一であると判定した場合(S105:YES)、画像処理部3は手書き部wに隣接する、例えば2つのドットに相当する範囲の領域(以下、隣接部)の明度を高める調整を行う(S106)。

0038

次いで制御部8は、隣接部の明度を高く調整した画像データに基づいた画像を印刷用紙上へ印刷するように画像形成部6に指示する。つまり、画像処理部3によって処理された画像データはメモリ6aに出力され、印字部6bがメモリ6aに入力された画像データに基づき、印刷用紙上に画像を形成する(S107)。

0039

図4は実施の形態1において、隣接部cの明度を高く調整した画像データに基づいて、印刷用紙P2上に形成された画像の一例を示す例示図である。図3及び図4を比較した場合、手書き部wを囲む周囲の隣接部cの明度が高く調整されることにより、手書き部wと模様dとが同一色相であるにも係わらず、視認及び区別することが出来る。

0040

(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2に係る複合機1の制御部8の処理手順を示すフローチャートである。

0041

ユーザが操作部4の入力部4aを操作することにより、制御部8はコピーの指示を受付ける(S201)。制御部8は画像読み取り部2に原稿の読み取りを指示し、画像読み取り部2は所定の読み取り位置にセットされた原稿を読み取り(S202)、原稿に係る画像データが得られる。

0042

次いで制御部8は、前記画像データに基づき、前記原稿に手書きが含まれているか否かを判定する(S203)。制御部8は手書きが含まれていないと判定された場合(S203:NO)、S207の処理に移行する。一方、制御部8は手書きが含まれていると判定された場合(S203:YES)、原稿の画像データのR,G,B信号に基づいて、手書き部w及び周囲部sの色相を判別する(S204)。また、制御部8は、手書き部w及び周囲部sの色相の判別結果に基づき、手書き部wと周囲部sの色相が同一であるか否かについて判定する(S205)。

0043

制御部8は手書き部wと周囲部sの色相が同一でないと判定した場合(S205:NO)、S207の処理に移行する。一方、制御部8は手書き部wと周囲部sの色相が同一であると判定した場合(S205:YES)、画像処理部3は手書き部wの縁部分、例えば3つのドットに相当する範囲の領域(以下、縁部)の明度を高める調整を行う(S206)。

0044

次いで制御部8の指示に従って、画像処理部3により処理された画像データはメモリ6aに出力され、印字部6bはメモリ6aに入力された画像データに基づき、印刷用紙上に画像を形成する(S207)。

0045

図6は実施の形態2において、縁部の明度を高く調整した画像データに基づいて、印刷用紙P3上に形成された画像の一例を示す例示図である。なお、実施の形態1と同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。図3及び図6を比較した場合、手書き部wの縁部oの明度が高く調整されることにより、手書き部wと模様dとが同一色相であるにも係わらず、視認及び区別することが出来る。

0046

(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3に係る複合機1の制御部8の処理手順を示すフローチャートである。

0047

ユーザが操作部4の入力部4aを操作することにより、制御部8はコピーの指示を受付ける(S301)。制御部8は画像読み取り部2に原稿の読み取りを指示し、画像読み取り部2は所定の読み取り位置にセットされた原稿を読み取り(S302)、原稿に係る画像データが得られる。

0048

次いで制御部8は、前記画像データに基づき、前記原稿に手書きが含まれているか否かを判定する(S303)。制御部8は手書きが含まれていないと判定された場合(S303:NO)、S309の処理に移行する。一方、制御部8は手書きが含まれていると判定された場合(S303:YES)、原稿の画像データのR,G,B信号に基づいて、手書き部w及び周囲部sの色相を判別する(S304)。また、制御部8は、手書き部w及び周囲部sの色相の判別結果に基づき、手書き部wと周囲部sの色相が同一であるか否かについて判定する(S305)。

0049

制御部8は手書き部wと周囲部sの色相が同一でないと判定した場合(S305:NO)、S309の処理に移行する。一方、制御部8は手書き部wと周囲部sの色相が同一であると判定した場合(S305:YES)、手書き部wの縁部oの明度を高める調整を行った場合に予測される画像データに基づく画像を操作部4の表示部4bに表示し(S306)、ユーザに手書き部wの縁部oの明度を高める調整の実行に対する許可を求める。例えば、「手書きの視認のための処理を実行しますか?」という質問と、「YES」及び「NO」の選択ボタンが操作部4の表示部4bに表示される。

0050

次いで、制御部8は「YES」に係る指示を受付けたか否かについて判定する(S307)。ユーザが「NO」の選択ボタンを操作することにより、制御部8が「NO」に係る指示を受付けた場合(S307:NO)、S309の処理に移行する。一方、ユーザが「YES」の選択ボタンを操作することにより、制御部が「YES」に係る指示を受付けた場合(S307:YES)、画像処理部3は手書き部wの縁部oの明度を高める調整を行う(S308)。

0051

次いで制御部8の指示に従って、画像処理部3により処理された画像データはメモリ6aに出力され、印字部6bはメモリ6aに入力された画像データに基づき、印刷用紙上に画像を形成する(S309)。

0052

実施の形態1乃至3においては、手書き部wと周囲部sの色相が同一である場合、隣接部c又は縁部oの明度を調整する場合について説明したが、これに限るものでなく、例えば隣接部c又は縁部oの彩度を調整するように構成しても良く、隣接部c又は縁部oの色相をいわゆる補色に変えるように構成しても良い。

0053

また、実施の形態1乃至3においては、手書き部w全てが模様等の領域内にされている場合について説明したがこれに限るものでない。例えば、手書き部wが模様等の領域と非模様等の領域とに跨っている場合が生じうる。このような場合は、全周囲部のうち手書き部wと同一色相である部分の割合が所定割合(例えば5割)以上である場合のみ、隣接部c又は縁部oの明度、彩度又は色相の調整を行うようにしても良く、全周囲部のうち手書き部wと同一色相である部分のみに対して隣接部c又は縁部oの明度、彩度又は色相の調整を行うようにしても良い。

0054

また、実施の形態1乃至3においては、手書き部w及び周囲部sの色相が同一である場合、手書き部wの隣接部c又は縁部oの明度、彩度又は色相の調整を行うように構成された例について説明したがこれに限るものでない。例えば、ディジタル変換した手書き部のR信号,G信号及びB信号に対して、周囲部sのR信号,G信号及びB信号が所定範囲内にある場合は、手書き部w及び周囲部sの色が類似していると判定し、隣接部c又は縁部oの明度、彩度又は色相の調整を行うように構成しても良い。

0055

また、実施の形態1乃至3においては、手書き部wと周囲部sの色相が同一である場合、隣接部c又は縁部oの明度を調整する処理において、隣接部cは手書き部wに隣接する2つのドットに相当する範囲の領域であり、縁部oは手書き部wの3つのドットに相当する範囲の縁部分である場合を例として説明したが、これに限るものでなく、手書き部wと隣接部c(又は縁部o)との色相関係に応じて隣接部c(又は縁部o)の幅を変えるように構成してもよい。例えば、手書き部wの色相が黒色であって隣接部c(又は縁部o)の色相を白色にするような場合は、両色相の違いが明確に認識できるので、隣接部c(又は縁部o)の幅を狭くしても、手書き部wを容易に視認することが出来る。

0056

また、上記においては、手書き部wと隣接部c(又は縁部o)との色相関係に応じて隣接部c(又は縁部o)の幅を変えるように構成した場合について説明したが、これに限るものでなく、手書き部wと隣接部c(又は縁部o)との色相の彩度又は明度の度合いに応じて、隣接部c(又は縁部o)の幅を変えるように構成しても良い。例えば、手書き部wの色相の彩度(又は明度)が低く、隣接部c(又は縁部o)の色相の彩度(又は明度)を高くするような場合は、手書き部wと隣接部c(又は縁部o)との色相の彩度(又は明度)の差が明確に認識できるので、隣接部c(又は縁部o)の幅を狭くしても、手書き部wを容易に視認することが出来る。

図面の簡単な説明

0057

本発明の実施の形態1に係る複合機の要部構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態1に係る複合機の制御部の処理手順を示すフローチャートである。
コピーすべき原稿の一例を例示する例示図である。
実施の形態1において、隣接部の明度を高く調整した画像データに基づいて、印刷用紙上に形成された画像の一例を示す例示図である。
本発明の実施の形態2に係る複合機の制御部の処理手順を示すフローチャートである。
実施の形態2において、縁部の明度を高く調整した画像データに基づいて、印刷用紙上に形成された画像の一例を示す例示図である。
本発明の実施の形態3に係る複合機の制御部の処理手順を示すフローチャートである。

符号の説明

0058

2画像読み取り部
3画像処理部
4b 表示部
6画像形成部
6aメモリ
6b印字部
8 制御部
14管理部
P印刷用紙
c 隣接部
o 縁部
w 手書き部
s 周囲部

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