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課題

電子機器リモコン受光部等において、安定的に一定範囲の受光範囲を確保すること及び受光素子の受光面に異物等が付着することによる受光感度の低下を防止することを低コストに実現する。

解決手段

受光センサ41の受光面42は、受光部カバー31の係止腕部315により、受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面押圧され、位置決め凹部318の内周面に常に内接した状態となる。受光部カバー31と受光センサ41の受光面42との位置関係は、左右方向X、前後方向Y及び上下方向Zにおいて一定の位置関係となる。受光部カバー31は、カバー本体311がロアハウジング30の受光窓21に嵌合することによって、その受光窓21に対して一定の位置で、左右方向X、前後方向Y及び上下方向Zの位置決めされた状態でロアハウジング30に配設される。

概要

背景

赤外線通信等の無線通信技術を利用した、いわゆるリモコンによる遠隔操作が可能なテレビビデオデッキ等の電子機器が公知である。このような電子機器には、リモコンから送信される赤外線等を受光するためのリモコン受光部が設けられている。一般的にリモコン受光部には、電子機器の筐体の前面に受信窓(孔等)が設けられており、受光センサ等の受光素子は、その受光窓に受光面が臨むように、筐体内の受光窓近傍に配設されている。また、リモコン受光部の受光窓には、赤外線等が透過可能な受光部カバーが設けられているのが一般的である(例えば、特許文献1又は2を参照)。

このリモコン受光部の受光素子における受光範囲は、受光窓の大きさ及び受光窓から受光素子の受光面までの距離等により異なってくる。つまり、受光窓を大きくしていくと、受光範囲は広くなっていく。また、受光窓から受光素子の受光面までの距離を短くしていくと、受光範囲は広くなっていく。したがって、可能な限り受光窓を大きくし、可能な限り受光素子を受光窓の近くに配置することで、受光素子における受光範囲を広くすることができる。

しかし、受光窓の大きさや形状等は、電子機器の外観デザインに影響するため、受光窓を充分な受光範囲が得られるまで大きくすることができない場合がある。また、筐体内における受光素子の配置は、他の電子部品構造部品レイアウト等の関係で制約がある場合が多く、充分な受光範囲が得られる位置に配置できない場合がある。そのため、電子機器のリモコン受光部において、充分な受光範囲を確保することができない場合があった。

このような課題を解決可能な従来技術の一例としては、前記の受光部カバーをレンズ形状にしたり、受光部カバーと受光素子の受光面との間にレンズ等を設けたりしたものが公知である。このような従来技術によれば、レンズ等による光の屈折を利用することで、より広い受光範囲を得ることが可能になる(例えば、特許文献1又は2を参照)。
特開2002−185023号公報
特開2005−217324号公報

概要

電子機器のリモコン受光部等において、安定的に一定範囲の受光範囲を確保すること及び受光素子の受光面に異物等が付着することによる受光感度の低下を防止することを低コストに実現する。受光センサ41の受光面42は、受光部カバー31の係止腕部315により、受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面押圧され、位置決め凹部318の内周面に常に内接した状態となる。受光部カバー31と受光センサ41の受光面42との位置関係は、左右方向X、前後方向Y及び上下方向Zにおいて一定の位置関係となる。受光部カバー31は、カバー本体311がロアハウジング30の受光窓21に嵌合することによって、その受光窓21に対して一定の位置で、左右方向X、前後方向Y及び上下方向Zの位置決めされた状態でロアハウジング30に配設される。

目的

本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、電子機器のリモコン受光部等において、安定的に一定範囲の受光範囲を確保すること及び受光素子の受光面に異物等が付着することによる受光感度の低下を防止することを低コストに実現することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

筐体に設けられた受光窓に嵌合するカバー本体と、前記カバー本体の裏面に形成された位置決め凹部と、受光素子受光面を前記位置決め凹部の内周面押圧する押圧手段と、を備えた受光部カバー

請求項2

請求項1に記載の受光部カバーにおいて、前記受光面は、略球面状の凸面であり、前記位置決め凹部の内周面は、前記受光面が内接可能な円錐面である、ことを特徴とした受光部カバー。

請求項3

受光素子と、前記受光素子の受光窓を有し、前記受光素子を内蔵する筐体と、請求項1又は2に記載された受光部カバーと、を備えた電子機器

請求項4

被記録材の記録面にインク噴射して記録を実行する記録実行手段と、受光素子と、前記受光素子の受光窓を有し、前記記録実行手段及び前記受光素子を内蔵する筐体と、請求項1又は2に記載された受光部カバーと、を備えた記録装置

技術分野

0001

本発明は、電子機器リモコン受光部等に設けられる受光部カバーに関する。

背景技術

0002

赤外線通信等の無線通信技術を利用した、いわゆるリモコンによる遠隔操作が可能なテレビビデオデッキ等の電子機器が公知である。このような電子機器には、リモコンから送信される赤外線等を受光するためのリモコン受光部が設けられている。一般的にリモコン受光部には、電子機器の筐体の前面に受信窓(孔等)が設けられており、受光センサ等の受光素子は、その受光窓に受光面が臨むように、筐体内の受光窓近傍に配設されている。また、リモコン受光部の受光窓には、赤外線等が透過可能な受光部カバーが設けられているのが一般的である(例えば、特許文献1又は2を参照)。

0003

このリモコン受光部の受光素子における受光範囲は、受光窓の大きさ及び受光窓から受光素子の受光面までの距離等により異なってくる。つまり、受光窓を大きくしていくと、受光範囲は広くなっていく。また、受光窓から受光素子の受光面までの距離を短くしていくと、受光範囲は広くなっていく。したがって、可能な限り受光窓を大きくし、可能な限り受光素子を受光窓の近くに配置することで、受光素子における受光範囲を広くすることができる。

0004

しかし、受光窓の大きさや形状等は、電子機器の外観デザインに影響するため、受光窓を充分な受光範囲が得られるまで大きくすることができない場合がある。また、筐体内における受光素子の配置は、他の電子部品構造部品レイアウト等の関係で制約がある場合が多く、充分な受光範囲が得られる位置に配置できない場合がある。そのため、電子機器のリモコン受光部において、充分な受光範囲を確保することができない場合があった。

0005

このような課題を解決可能な従来技術の一例としては、前記の受光部カバーをレンズ形状にしたり、受光部カバーと受光素子の受光面との間にレンズ等を設けたりしたものが公知である。このような従来技術によれば、レンズ等による光の屈折を利用することで、より広い受光範囲を得ることが可能になる(例えば、特許文献1又は2を参照)。
特開2002−185023号公報
特開2005−217324号公報

発明が解決しようとする課題

0006

上記の特許文献1又は特許文献2に記載された従来技術のようにレンズ等を利用すれば、受光窓から離れた位置に受光素子を配置しても一定範囲の受光範囲を確保することは可能になる。しかし、受光窓に対する受光素子の位置が筐体の製造誤差等でばらついてしまうと、その受光範囲もばらついてしまうことになる。そのため、一般的な電子機器のリモコン受光部においては、安定的に一定範囲の受光範囲を確保することが難しいという課題があった。

0007

また、上記の特許文献1又は特許文献2に記載された従来技術においては、受光部カバーと受光素子の受光面との間に隙間が設けられている。そのため、通風孔等を通じて筐体内に入り込んだ埃や異物等、或いはインク等の筐体内の液体が一部気化したもの等が、その受光部カバーと受光素子の受光面との間に進入して受光面に付着し、受光素子の受光感度が低下してしまう虞があった。

0008

本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、電子機器のリモコン受光部等において、安定的に一定範囲の受光範囲を確保すること及び受光素子の受光面に異物等が付着することによる受光感度の低下を防止することを低コストに実現することにある。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、筐体に設けられた受光窓に嵌合するカバー本体と、前記カバー本体の裏面に形成された位置決め凹部と、受光素子の受光面を前記位置決め凹部の内周面押圧する押圧手段と、を備えた受光部カバーである。

0010

受光カバーは、筐体内側に面するカバー本体の裏面に位置決め凹部が形成されており、押圧手段によって、受光素子の受光面がその位置決め凹部の内周面に押圧される。つまり、受光素子の受光面は、受光部カバーの位置決め凹部の内周面に常に内接した状態となる。したがって、位置決め凹部の内周面に受光素子の受光面が内接した状態で受光部カバーと受光素子の受光面との位置関係が一定の位置関係となるように、受光素子の受光面の形状に応じて位置決め凹部の内周面の形状を設定すれば、受光部カバーと受光素子の受光面との位置関係を常に一定に維持することが可能になる。また、受光部カバーは、カバー本体部分が筐体に設けられた受光窓に嵌合することによって、その受光窓に対して一定の位置で位置決めされた状態で筐体に配設されることになる。

0011

すなわち、筐体の受光窓と受光素子の受光面との相対的な位置関係は、常に受光部カバーを介して一定の位置関係に維持されることになる。したがって、製造誤差等で筐体における受光窓の位置や受光素子の取付位置等にばらつきが生じても、受光素子の受光面は、筐体の受光窓に対して常に一定の位置になるように位置決めされることになる。それによって、受光窓に対する受光素子の受光面の位置が筐体の製造誤差等でばらついてしまうことを防止することができるので、筐体の製造誤差等に起因した受光範囲のばらつきを低減させることができる。

0012

さらに、受光素子の受光面は、受光部カバーの位置決め凹部の内周面に内接した状態となるので、受光部カバーで略覆われた状態となる。それによって、受光素子の受光面は、少なくとも受光部カバーの位置決め凹部の内周面と接している部分には、通風孔等を通じて筐体内に入り込んだ埃や異物等、或いはインク等の筐体内の液体が一部気化したもの等が付着しない。また、少なくとも受光素子の受光面と受光部カバーの位置決め凹部の内周面とが接している部分においては、その異物等の進入を遮断することができる。したがって、受光素子の受光面に異物等が付着してしまう虞を低減させることができる。

0013

そして、本発明の第1の態様に記載の受光部カバーは、受光部カバーだけで、筐体の受光窓と受光素子の受光面との相対的な位置関係を常に一定に維持することができる。したがって、筐体の製造誤差等に起因した受光範囲のばらつきを低減させることを極めて低コストに実現することができる。

0014

これにより、本発明の第1の態様に記載の受光部カバーによれば、電子機器のリモコン受光部等において、安定的に一定範囲の受光範囲を確保すること及び受光素子の受光面に埃や異物等が付着することによる受光感度の低下を防止することを低コストに実現することができるという作用効果を得ることができる。

0015

本発明の第2の態様は、前述した第1の態様に記載の受光部カバーにおいて、前記受光面は、略球面状の凸面であり、前記位置決め凹部の内周面は、前記受光面が内接可能な円錐面である、ことを特徴とした受光部カバーである。

0016

このように、受光素子の受光面が略球面状の凸面である場合には、位置決め凹部の内周面を受光面が内接可能な円錐面とする。それによって、受光部カバーと受光素子の受光面との位置関係が常に一定に維持されるように、位置決め凹部の内周面に受光素子の受光面を内接させることができる。また、受光素子の受光面と位置決め凹部の内周面とは、周方向に略隙間無く接した状態となるので、受光素子の受光面と受光部カバーとの間に異物等が進入して受光素子の受光面に付着してしまう虞をより低減させることができる。

0017

本発明の第3の態様は、受光素子と、前記受光素子の受光窓を有し、前記受光素子を内蔵する筐体と、前述した第1の態様又は第2の態様に記載された受光部カバーと、を備えた電子機器である。
本発明の第3の態様に記載の電子機器によれば、リモコン受光部等を備えた電子機器において、前述した第1の態様又は第2の態様に記載の発明による作用効果を得ることができる。

0018

本発明の第4の態様は、被記録材の記録面にインクを噴射して記録を実行する記録実行手段と、受光素子と、前記受光素子の受光窓を有し、前記記録実行手段及び前記受光素子を内蔵する筐体と、前述した第1の態様又は第2の態様に記載された受光部カバーと、を備えた記録装置である。
本発明の第4の態様に記載の記録装置によれば、リモコン受光部等を備えた記録装置において、前述した第1の態様又は第2の態様に記載の発明による作用効果を得ることができる。

0019

また、被記録材の記録面にインクを噴射して記録を実行する記録実行手段を備えた記録装置においては、被記録材に噴射されるインクの一部がミスト化して記録装置の筐体内部を浮遊する、いわゆるインクミストが発生する。そのため、このインクミストが筐体内の受光素子の受光面に付着すると、受光素子の受光感度が低下してしまう虞が生ずる。

0020

前述した第1の態様又は第2の態様に記載された受光部カバーは、このようなインクミストが受光素子の受光面と受光部カバーとの間に進入する虞を低減させることができる。したがって、本発明の第4の態様に記載の記録装置によれば、被記録材の記録面にインクを噴射して記録を実行する記録実行を備えた記録装置において、筐体内に発生したインクミストが受光素子の受光面に付着することによる受光感度の低下を防止することができるという作用効果が得られる。

発明を実施するための最良の形態

0021

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

0022

インクジェットプリンタ50の概略構成
まず、本発明に係る「電子機器」及び「記録装置」としてのインクジェットプリンタ50の概略構成について、図1図3を参照しながら説明する。
図1は、排出用トレイ3を開いた状態のインクジェットプリンタ50の外観斜視図である。図2は、インクジェットプリンタ50の要部側断面図である。図3は、インクジェットプリンタ50の一部を拡大図示した正面図である。

0023

プリンタ本体1の上面には、各種操作ボタン類を有する操作パネル4が配設されている。また、プリンタ本体1の上面には、各種表示を行う液晶表示パネル10が、符号Cで示した方向へ回動させて立位姿勢使用可能に、回動軸11で軸支されている。プリンタカバー5は、回動軸6がプリンタ本体1の軸受部係合した状態で回動可能にプリンタ本体1に支持されている。インクジェットプリンタ50は、使用しないときにプリンタカバー5を閉じた状態とすることによって、プリンタ本体1の上面に配設されている操作パネル4及び液晶表示パネル10がプリンタカバー5で覆い隠されて保護される。プリンタ本体1には、インクジェットプリンタ50を持ち運びするためのハンドル20が回動可能に配設されている。

0024

プリンタ本体1の前面には、記録実行後の記録紙Pが排出される排出口7が設けられており、その排出口7を開閉可能に排出用トレイ3が配設されている。排出用トレイ3は、回動可能にプリンタ本体1に軸支されている。インクジェットプリンタ50を使用しないときには、排出用トレイ3を閉じた状態とすることによって、排出口7が排出用トレイ3で覆い隠された状態となる。また、インクジェットプリンタ50を使用するときには、符号Aで示した方向へ排出用トレイ3を回動させて開いた状態とすることによって、排出口7から排出される記録実行後の記録紙Pが排出用トレイ3に積重される。

0025

インクジェットプリンタ50は、記録紙Pに記録を実行する「記録実行手段」として、搬送駆動ローラ51、搬送従動ローラ52、プラテン53、排出駆動ローラ54、排出従動ローラ55、キャリッジ61及び記録ヘッド62をプリンタ本体1内に備えている。また、インクジェットプリンタ50は、「記録実行手段」へ向けて記録紙Pを一ずつ自動給送する自動給送装置を構成する載置部71、エッジガイド72、給送ローラ73及びリタードローラ74を備えている。プリンタ本体1の上面には、記録紙Pを前記の自動給送装置で供給するための給送用開口部2が設けられている。符号Bで示した方向へ開いた状態のプリンタカバー5は、自動給送装置で給送する記録紙Pが載置される給送用トレイとして機能する。

0026

載置部71は、給送用開口部2に臨む位置に配設されている。公知のエッジガイド72は、記録紙Pの幅方向(搬送方向YPと交差する方向)へスライド可能に載置部71に配設されており、記録紙Pのサイズに応じて記録紙Pの幅方向の載置位置を規定することができる。開いた状態のプリンタカバー5に載置された記録紙Pは、図示していないホッパにより給送用ローラ73の外周面に押圧され、給送用ローラ73の駆動回転により、搬送駆動ローラ51へ向けて給送される。このとき、公知のリタードローラ74の従動回転抵抗によって、最上位の記録紙Pから他の記録紙Pが分離され、記録紙Pの重送が防止される。

0027

給送用ローラ73の駆動回転により給送された記録紙Pは、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とで挟持され、搬送駆動ローラ51の駆動回転により搬送方向YPへ所定の搬送量でプラテン53上を搬送される。キャリッジ61の底部には、記録紙Pの記録面にインクを噴射してドットを形成する記録ヘッド62が配設されている。キャリッジ61は、記録ヘッド62のヘッド面とプラテン53上の記録紙Pの記録面とが略平行で一定の間隔となる状態を維持しながら搬送方向YPと略直交する方向へ往復動可能に支持されている。

0028

プラテン53上を搬送される記録紙Pは、キャリッジ61が搬送方向YPと略直交する方向へ往復動しながら記録ヘッド62のヘッド面から記録紙Pの記録面へインクを噴射してドットを形成する動作と、搬送駆動ローラ51の駆動回転により搬送方向YPへ所定の搬送量で記録紙Pを搬送する動作とが交互に繰り返されることによって、記録面への記録が実行される。インク噴射後の記録紙Pは、排出駆動ローラ54と排出従動ローラ55とで挟持され、排出駆動ローラ54の駆動回転により搬送方向YPへ搬送される。記録実行後の記録紙Pは、排出口7から排出され、開いた状態の排出用トレイ3に積重される。

0029

また、プリンタ本体1の下側には、ロアハウジング30が一体的に設けられている。ロアハウジング30には、公知のDVD(Digital Versatile Disc)ドライブ(図示せず)及びリモコン受光部8が設けられている。リモコン受光部8には、受光窓21が形成されており、受光窓21には、受光部カバー31が配設されている(図3)。

0030

<受光部カバー31の構成>
つづいて、本発明に係る受光部カバー31の構成について、図4図6を参照しながら説明する。

0031

図4は、受光部カバー31の背面図である。図5は、受光部カバー31の側面図である。図6は、受光部カバー31の平面図である。
本発明に係る受光部カバー31は、アクリル樹脂等で形成されており、略円板形状のカバー本体311及び「押圧手段」としての係止腕部315を備えている。カバー本体311には、鍔部312が設けられている。鍔部312の上部には、上係止部313が延設されている。鍔部312の下部には、下係止部314が延設されている。カバー本体311は、前面Fが平坦面となっており、鍔部312より前面F側の部分の外周面には、突条317が周方向へ略等間隔に3カ所形成されている。係止腕部315は、カバー本体311の裏面Rに突設されており、その先端部316が図示の如くL字状に形成されている。そして、カバー本体311の裏面Rの略中央には、位置決め凹部318が形成されている。

0032

<リモコン受光部8の構成>
つづいて、リモコン受光部8の構成について、図7図9を参照しつつ説明する。

0033

図7は、リモコン受光部8の要部を図示した正面図である。図8は、リモコン受光部8の要部を図示した側断面図である。図9は、リモコン受光部8の要部を図示した平面図である。
尚、図7図9においては、インクジェットプリンタ50を正面から観たときの左右方向を符号X(以下、「左右方向X」という。)、前後方向を符号Y(以下、「前後方向Y」という。)、上下方向を符号Z(以下、「上下方向Z」という。)で図示する。

0034

受光部カバー31は、カバー本体311が「筐体」としてのロアハウジング30に設けられた受光窓21(図7では図示省略)に嵌合する。受光窓21は、円形孔である(図3)。受光部カバー31は、カバー本体311の外周面に形成されている3カ所の突条317によって、カバー本体311の外周面と受光窓21の内周面との間のガタ詰めがされる。それによって、受光部カバー31は、受光窓21に対して、左右方向X及び上下方向Zの位置決めがなされた状態で配設される。また、受光部カバー31は、鍔部312がロアハウジング30の内壁面に当接して、前後方向Yの位置決めがなされる。

0035

そして、受光部カバー31は、下係止部314がロアハウジング30と底部40とで挟持されるとともに、上係止部313がロアハウジング30の一部(図示せず)と係合することによって、ロアハウジング30に固定される。それによって、受光部カバー31のカバー本体311の前面Fを押しても受光部カバー31が受光窓21から脱落しないようにすることができる。

0036

このようにして、受光部カバー31は、その受光窓21に対して一定の位置で、左右方向X、前後方向Y及び上下方向Zの位置決めがなされて固定された状態で、ロアハウジング30に配設されることになる。

0037

「受光素子」としての受光センサ41は、受光部回路基板43に実装されている。受光部回路基板43は、「筐体」としてのロアハウジング30の底部40に配設されており、底部40に設けられた基板支持部44〜46に支持されている。それによって、受光センサ41の受光面42がロアハウジング30の受光窓21に臨む位置に配設される。尚、受光部回路基板43は、ロアハウジング30に対して多少の遊びを有する状態で支持されるようにするのが好ましい。それによって、以下に説明する受光部カバー31による受光センサ41の受光面42の位置決めをより確実に行うことが可能になる。

0038

受光部カバー31のカバー本体311の裏面Rに形成された位置決め凹部318の内周面は、図示の如く、受光センサ41の受光面42が内接可能な円錐面となっている。この位置決め凹部318は、カバー本体311が受光窓21に嵌合した状態において円錐面の中心点が受光窓21の中心点と略一致するように形成されている。また、受光センサ41の受光面42は、図示の如く略球面状の凸面となっている。そして、受光センサ41は、係止腕部315の撓み変形の復帰力によって、係止腕部315のL字状の先端316で後側から位置決め凹部318へ向けて押圧される。

0039

つまり、受光センサ41の受光面42は、受光部カバー31の係止腕部315により、受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面に押圧される。それによって、受光センサ41の受光面42は、受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面に常に内接した状態となる。したがって、この状態において、受光部カバー31と受光センサ41の受光面42との位置関係は、その位置決め凹部318の内周面によって、左右方向X、前後方向Y及び上下方向Zにおいて一定の位置関係となる。特に、位置決め凹部318の内周面が円錐面であることで、左右方向X及び上下方向Zにおける受光窓21と受光センサ41の受光面42との中心位置合わせが容易になる。

0040

これによって、受光部カバー31と受光センサ41の受光面42との位置関係は、左右方向X、前後方向Y及び上下方向Zにおいて、常に一定に維持することが可能になる。また、前記の通り受光部カバー31は、カバー本体311がロアハウジング30の受光窓21に嵌合することによって、その受光窓21に対して一定の位置で、左右方向X、前後方向Y及び上下方向Zの位置決めされて固定された状態で、ロアハウジング30に配設される。すなわち、ロアハウジング30の受光窓21と受光センサ41の受光面42との相対的な位置関係は、受光部カバー31だけで、常に一定の位置関係に維持されることになる。したがって、製造誤差等でロアハウジング30における受光窓21の形成位置や受光センサ41の取付位置等にばらつきが生じても、受光センサ41の受光面42は、ロアハウジング30の受光窓21に対して常に一定の位置になるように位置決めされることになる。

0041

より具体的には、受光センサ41の受光面42の中心点と受光窓21の中心に位置するように、左右方向X及び上下方向Zにおける受光面42の位置決めがなされる。同時に、受光センサ41の受光面42と受光窓21との間隔が所定の間隔となるように、前後方向Yにおける受光面42の位置決めがなされることになる。それによって、受光窓21に対する受光センサ41の受光面42の位置がロアハウジング30の製造誤差等でばらついてしまうことを防止することができるので、ロアハウジング30の製造誤差等に起因した受光センサ41の受光範囲のばらつきを低減させることができる。

0042

また、インクジェットプリンタ50においては、記録ヘッド62から記録紙Pの記録面に噴射されるインクの一部がミスト化してプリンタ本体1内を浮遊する、いわゆるインクミストが発生する。このインクミストは、プリンタ本体1の一部を構成するロアハウジング30内にも入り込む可能性があるため、受光センサ41の受光面42にインクミストが付着してしまうと受光センサ41の受光感度が低下してしまう虞が生ずることになる。さらに、給送用開口部2や排出口7等を通じてプリンタ本体1やロアハウジング30内に入り込んだ埃や異物等が受光センサ41の受光面42に付着して受光センサ41の受光感度が低下してしまう虞も生ずる
本発明に係る受光部カバー31において、受光センサ41の受光面42は、受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面に内接した状態となるので、受光部カバー31で略覆われた状態となる。それによって、受光センサ41の受光面42は、少なくとも受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面と接している部分には、ロアハウジング30に入り込んだ埃や異物、インクミスト等が付着しない。また、少なくとも受光センサ41の受光面42と受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面とが接している部分においては、その埃や異物、インクミスト等の進入を遮断することができる。したがって、受光センサ41の受光面42に埃や異物等が付着してしまう虞を低減させることができる。

0043

特に、当該実施例においては、受光部カバー31のカバー本体311の裏面Rに形成された位置決め凹部318の内周面は、図示の如く、受光センサ41の受光面42が内接可能な円錐面となっている。また、受光センサ41の受光面42は、図示の如く略球面状の凸面となっている。それによって、受光センサ41の受光面42と受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面とは、周方向に略隙間無く接した状態となる。したがって、受光センサ41の受光面42と受光部カバー31との間に埃や異物等が進入して受光センサ41の受光面42に付着してしまう虞をより低減させることができる。

0044

以上説明したように、本発明に係る受光部カバー31によれば、電子機器等のリモコン受光部8等において、安定的に一定範囲の受光範囲を確保すること及び受光センサ41の受光面42に埃や異物等が付着することによる受光感度の低下を防止することを低コストに実現することができる。

0045

尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。例えば、受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面形状は、内接した状態の受光センサ41の受光面42が一定の位置に位置決めされるように、その受光面42の形状等に応じて設定すれば良く、どのような形状であっても差し支えない。この受光部カバー31の位置決め凹部318の内周面形状は、好適な態様としては前記の円錐面が挙げられるが、例えば、受光センサ41の受光面42の形状に応じて楕円錐面としても良いし、正八角錐面等の角面としても良い。

図面の簡単な説明

0046

インクジェットプリンタの外観斜視図。
インクジェットプリンタの要部側断面図。
インクジェットプリンタの一部を拡大図示した正面図。
本発明に係る受光部カバーの背面図。
本発明に係る受光部カバーの側面図。
本発明に係る受光部カバーの平面図。
リモコン受光部の要部を図示した正面図。
リモコン受光部の要部を図示した側断面図。
リモコン受光部の要部を図示した平面図。

符号の説明

0047

1プリンタ本体、8リモコン受光部、30ロアハウジング、31受光部カバー、41受光センサ、42 受光面、50インクジェットプリンタ、51搬送駆動ローラ、52搬送従動ローラ、53プラテン、54排出駆動ローラ、55排出従動ローラ、61キャリッジ、62記録ヘッド、311カバー本体、315係止腕部、318位置決め凹部、F カバー本体の表面、P 記録紙、R カバー本体の裏面、X 左右方向、Y 前後方向、Z 上下方向、YP 記録紙の搬送方向、

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