図面 (/)

技術 頭頂位置算出装置、それを用いた画像処理装置および頭頂位置算出方法並びにプログラム

出願人 富士フイルム株式会社
発明者 胡学斌
出願日 2007年9月28日 (12年7ヶ月経過) 出願番号 2007-253236
公開日 2009年4月23日 (11年0ヶ月経過) 公開番号 2009-086823
状態 特許登録済
技術分野 画像処理 イメージ分析
主要キーワード 頭頂部位置 非単調 トリミング結果 検出範囲設定 頭頂位置 識別条件 各識別器 学習機械
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年4月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

デジタル画像における人物頭頂位置自動検出する頭頂位置算出装置において、非単調背景等の背景の影響を受けることなく頭頂位置を適切に算出できるようにする。

解決手段

与えられた画像から顔領域F1を検出する。検出された顔領域F1に基づいて頭頂部を検出するための検出範囲R1を設定する。検出範囲R1における高周波成分G1を抽出することにより髪領域を検出し、検出された髪領域から頭頂部の位置Pを算出する。

概要

背景

近年、人物ポートレート撮影等を行う際、デジタルスチルカメラを用いて撮影したデジタル画像を、画像処理して色調・明度などの補正画像合成などを容易に行うことができるようになってきた。そこで、撮影したデジタル画像が好ましい仕上がりになるように様々な画像処理を施してプリントが行われている。

ところで、ポートレートとしての好ましい構図は経験的に定まっており、人物を被写体としたときには、その好ましい構図になるように被写体の顔を基準としてバランスを取るように撮影が行われるが、必ずしも理想的な構図で撮影できるとは限らない。そこで、理想的な構図で撮影されなかったデジタル画像は、被写体の顔を基準としてバランスが取れた構図に収まるように、顔を自動検出し、検出された顔を基準に自動的にトリミングした画像をプリントすることが行われている。しかしながら、顔の頭頂部および顎位置を正確に検出できない場合、最適なトリミング処理が行われないという問題がある。

このため、画像から頭頂の位置を正確に検出する手法や、検出された頭頂位置の情報を用いてトリミングする手法が提案されている。

例えば、特許文献1には、人物の顔を検出し、顔の上部に頭頂部検出窓を設定し、頭頂部検出窓内の画像特徴量垂直方向に算出し、その画像特徴量が閾値以上に変化する位置を人物の顔の頭頂部として算出する手法が提案されている。また、特許文献2には、人物の顔を検出し、背景と顔の輝度変化を求め、輝度変化から人物の顔の頭頂部を算出し、トリミングを行う手法が提案されている。
特開2005−165984号公報
特開2002−42116号公報

概要

デジタル画像における人物の頭頂位置を自動検出する頭頂位置算出装置において、非単調背景等の背景の影響を受けることなく頭頂位置を適切に算出できるようにする。与えられた画像から顔領域F1を検出する。検出された顔領域F1に基づいて頭頂部を検出するための検出範囲R1を設定する。検出範囲R1における高周波成分G1を抽出することにより髪領域を検出し、検出された髪領域から頭頂部の位置Pを算出する。

目的

そこで、本発明は、上記事情に鑑み、頭頂部の位置の検出性能をより向上させることが可能な頭頂位置算出装置、それを用いた画像処理装置および頭頂位置算出方法並びにプログラムを提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

与えられた画像から顔領域を検出する顔検出部と、該検出された顔領域に基づいて頭頂部を検出するための検出範囲を設定する検出範囲設定部と、該検出範囲における高周波成分を抽出することにより髪領域を検出する髪領域検出部と、該検出された髪領域から頭頂部の位置を算出する頭頂部算出部と、を備えたことを特徴とする頭頂位置算出装置

請求項2

前記検出範囲設定部は、前記検出された顔領域の両目、口を基準に前記検出範囲を設定するものであることを特徴とする請求項1記載の頭頂位置算出装置。

請求項3

前記髪領域検出部は、前記検出範囲の画像部分を輝度画像へと変換する輝度変換処理部と、前記輝度画像をフィルタ処理により高周波成分を抽出する高周波成分抽出部と、前記高周波成分を強調処理することにより髪領域を設定する髪領域設定部と、を備えたものであることを特徴とする請求項1または2記載の頭頂位置算出装置。

請求項4

前記頭頂部算出部は、前記設定された髪領域の最上部を頭頂部の位置として算出するものであることを特徴とする請求項3記載の頭頂部位置算出装置

請求項5

前記髪領域検出部により髪領域が検出されたか否かを判断する判断部と、該判断部により髪領域が検出されなかった際に、前記検出範囲の画像部分から水平輝度勾配を算出することにより輝度変化の率を算出する水平輝度勾配算出部と、両目の中心位置、口の中心位置、および頭頂の位置の統計的な位置関係を示すデータを有するデータベース部と、前記位置関係を示すデータと検出された顔領域の両目の中心位置および口の中心位置から頭頂の位置である率を算出する頭頂位置推定部と、前記水平輝度勾配算出部、前記頭頂位置推定部から算出されたそれぞれの率を組み合わせた結果に基づいて、頭頂の位置を算出する頭頂位置算出部と、を更に備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の頭頂位置算出装置。

請求項6

請求項1から5いずれか1項記載の前記頭頂部位置算出装置と前記顔検出部により検出された顔領域に基づいての位置を算出する顎位置算出部と、前記頭頂部位置算出部により算出された頭頂の位置と前記顎の位置に基づいて、前記与えられた画像をトリミングする範囲を決定してトリミングするトリミング部と、を備えたことを特徴とする画像処理装置

請求項7

与えられた画像から顔領域を検出するステップと、該検出された顔領域に基づいて頭頂部を検出するための検出範囲を設定するステップと、該検出範囲における高周波成分を抽出することにより髪領域を検出するステップと、該検出された髪領域に基づいて頭頂部の位置を算出するステップを特徴とする頭頂位置算出方法

請求項8

コンピュータに、与えられた画像から顔領域を検出する機能と、該検出された顔領域に基づいて頭頂部を検出するための検出範囲を設定する機能と、該検出範囲における高周波成分を抽出することにより髪領域を検出する機能と、該検出された髪領域に基づいて頭頂部の位置を算出する機能を実行させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は頭頂位置算出処理に関し、特にデジタル画像における人物の頭頂位置を自動検出するに適した頭頂位置算出装置、それを用いた画像処理装置および頭頂位置算出方法並びにプログラムに関するものである。

背景技術

0002

近年、人物のポートレート撮影等を行う際、デジタルスチルカメラを用いて撮影したデジタル画像を、画像処理して色調・明度などの補正画像合成などを容易に行うことができるようになってきた。そこで、撮影したデジタル画像が好ましい仕上がりになるように様々な画像処理を施してプリントが行われている。

0003

ところで、ポートレートとしての好ましい構図は経験的に定まっており、人物を被写体としたときには、その好ましい構図になるように被写体の顔を基準としてバランスを取るように撮影が行われるが、必ずしも理想的な構図で撮影できるとは限らない。そこで、理想的な構図で撮影されなかったデジタル画像は、被写体の顔を基準としてバランスが取れた構図に収まるように、顔を自動検出し、検出された顔を基準に自動的にトリミングした画像をプリントすることが行われている。しかしながら、顔の頭頂部および顎位置を正確に検出できない場合、最適なトリミング処理が行われないという問題がある。

0004

このため、画像から頭頂の位置を正確に検出する手法や、検出された頭頂位置の情報を用いてトリミングする手法が提案されている。

0005

例えば、特許文献1には、人物の顔を検出し、顔の上部に頭頂部検出窓を設定し、頭頂部検出窓内の画像特徴量垂直方向に算出し、その画像特徴量が閾値以上に変化する位置を人物の顔の頭頂部として算出する手法が提案されている。また、特許文献2には、人物の顔を検出し、背景と顔の輝度変化を求め、輝度変化から人物の顔の頭頂部を算出し、トリミングを行う手法が提案されている。
特開2005−165984号公報
特開2002−42116号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上記頭頂部の位置を検出する画像処理装置では、非単調背景の場合、背景の色彩輝度が多様であるため、誤検出が生じる可能性がある。また、顔が真正面であることを前提としているので、顔が真正面にない場合には、安定的な検出性能が得られないという問題があった。

0007

そこで、本発明は、上記事情に鑑み、頭頂部の位置の検出性能をより向上させることが可能な頭頂位置算出装置、それを用いた画像処理装置および頭頂位置算出方法並びにプログラムを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0008

本発明の頭頂位置算出装置は、与えられた画像から顔領域を検出する顔検出部と、検出された顔領域に基づいて頭頂部を検出するための検出範囲を設定する検出範囲設定部と、検出範囲における高周波成分を抽出することにより髪領域を検出する髪領域検出部と、検出された髪領域から頭頂部の位置を算出する頭頂部算出部とを備えたことを特徴とするものである。

0009

「検出範囲設定部」とは、頭頂部を検出するための検出範囲を設定するものをいう。例えば、検出された顔領域の両目、口を基準に検出範囲を設定するものであってもよい。

0010

本発明の頭頂位置算出装置において、髪領域検出部は、検出範囲の画像部分を輝度画像へと変換する輝度変換処理部と、輝度画像をフィルタ処理により高周波成分を抽出する高周波成分抽出部と、高周波成分を強調処理することにより髪領域を設定する髪領域設定部とを備えたものであってもよい。更に、頭頂部算出部は、設定された髪領域の最上部を頭頂部の位置として算出するものであってもよい。

0011

データベース部」とは、両目の中心位置、口の中心位置、および頭頂の位置等の統計的な位置関係等を示すデータを有する記憶部である。例えば、顔を含む複数のカラー画像における両目の中心位置から口の中心位置までの距離と、口の中心距離から頭頂の位置までの距離の比率から構成される統計的な位置関係を示すデータを有するものであってもよい。

0012

本発明の頭頂位置算出装置において、髪領域検出部により髪領域が検出されたか否かを判断する判断部と、判断部により髪領域が検出されなかった際に、検出範囲の画像部分から水平輝度勾配を算出することにより輝度変化の率を算出する水平輝度勾配算出部と、
両目の中心位置、口の中心位置、および頭頂の位置の統計的な位置関係を示すデータを有するデータベース部と、位置関係を示すデータと検出された顔領域の両目の中心位置および口の中心位置から頭頂の位置である率を算出する頭頂位置推定部と、水平輝度勾配算出部、前記頭頂位置推定部から算出されたそれぞれの率を組み合わせた結果に基づいて、頭頂の位置を算出する頭頂位置算出部と、を更に備えたことを特徴とするものであってもよい。

0013

本発明の画像処理装置は、本発明の頭頂位置算出装置と、頭頂位置算出装置の顔検出部により検出された顔領域に基づいての位置を算出する顎位置算出部と、頭頂位置算出装置の頭頂部位置算出部により算出された頭頂の位置と顎の位置に基づいて、与えられた画像をトリミングする範囲を決定してトリミングするトリミング部と、を備えたことを特徴とするものである。

0014

本発明の頭頂位置算出方法は、与えられた画像から顔領域を検出するステップと、検出された顔領域に基づいて頭頂部を検出するための検出範囲を設定するステップと、検出範囲における高周波成分を抽出することにより髪領域を検出するステップと、検出された髪領域に基づいて頭頂部の位置を算出するステップを特徴とする。

0015

本発明の頭頂位置算出プログラムは、コンピュータに、
与えられた画像から顔領域を検出する機能と、検出された顔領域に基づいて頭頂部を検出するための検出範囲を設定する機能と、検出範囲における高周波成分を抽出することにより髪領域を検出する機能と、検出された髪領域に基づいて頭頂部の位置を算出する機能を実行させることを特徴とするものである。

発明の効果

0016

本発明の頭頂位置算出装置、それを用いた画像処理装置および頭頂位置算出方法並びにプログラムによれば、高周波成分を抽出することにより髪領域を検出し、検出された髪領域から頭頂部の位置を算出することから、非単調背景下においても正確に頭頂位置を検出することができる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明の実施の形態(第一の実施形態)について説明する。図1は本発明の実施形態による頭頂位置算出装置の構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本実施形態による頭頂位置算出装置は、顔を含む画像を表す画像データS0の入力を受け付け画像入力部1と、画像データS0により表される画像(以下、画像についても画像データと同一の参照符号を用いるものとする)S0から顔を検出する顔検出部2と、検出された顔領域に基づいて頭頂部を検出するための検出範囲を設定する検出範囲設定部3と、検出範囲における高周波成分を抽出することにより髪領域を検出する髪領域検出部4と、検出された髪領域から頭頂部の位置を算出する頭頂部算出部8とを備える。

0018

また、画像S1は、頭頂位置算出部8により算出された頭頂位置を基準に水平線を引いたL1を示すものである。頭頂位置算出装置にモニタ等を接続した場合、水平線L1を表示することも可能である。

0019

画像入力部1は、メディアに記録された画像S0をメディアから読み出すメディアドライブや、ネットワーク経由で送信された画像S0の入力を受け付ける各種インターフェースからなるものである。なお、画像S0はデジタルカメラ等の撮像装置により取得されたものであってもよく、フイルム原稿に記録された画像を光電的に読み出すことにより取得されたものであってもよい。

0020

顔検出部2は、画像S0に表された顔領域を検出する際に顔領域らしさを示す評価値である位置、大きさ、向き、傾き、彩度色相のうちいずれか一つに基づき顔領域を自動的に検出する処理を行うものである。

0021

例えば、特開2006−202276号(以下、参考文献1という)の手法を用いることができる。参考文献1の手法は、顔の追跡は、動きベクトル特徴点検出等の公知の手法や学習データに対してリサンプリングの際に重みを逐次的に更新していき,できた機械を最後に学習機械に対する重みをつけて足し合わせて統合学習機械をつくる手法であるAdaboostに基づいたマシンラーニング手法を利用するものであることが考えられる。例えば、平均フレームモデルを実際の顔画像嵌め込み、平均フレームモデル上の各ランドマークの位置(例えば、両目、口等)を、顔から検出された相対応するランドマークの位置に合致するように移動することによって平均フレームモデルを変形させて顔のフレームモデル構築するのに際し、マシンラーニング手法により、所定のランドマークであることが分かっている複数のサンプル画像上の点における輝度プロファイルと、該ランドマークではないことが分かっている複数のサンプル画像上の点における輝度プロファイルに対して学習を行って得た識別器および各識別器に対する識別条件を用いて、顔画像から当該ランドマークを示す点の位置を検出する手法である。また、特開2004−334836号(以下、参考文献2という)の手法を用いることも可能である。参考文献2の手法は、画像データから一定の大きさの画像データを切り出し、各切出画像データ特徴部分画像データの照合データとを比較して処理対象画像中に特徴部分画像が存在するか否かを検出する画像データの特徴部分抽出方法を使用する手法である。なお、特開2007−11970号(以下、参考文献3という)の手法のように人物の顔領域以外に、動物の顔等を特定被写体として検出してもよい。

0022

検出範囲設定部3は、顔検出部2が検出した顔領域に含まれる両目および口の中心位置から髪領域を含むように口よりも上部の矩形領域を設定する。

0023

髪領域検出部4は、検出範囲設定部3により検出された検出範囲における高周波成分を抽出することにより髪領域を検出する。また、髪領域検出部4は、検出範囲設定部3により設定された検出範囲の画像部分を輝度画像へと変換する輝度変換処理部5と、変換された輝度画像をフィルタ処理により高周波成分を抽出する高周波成分抽出部6と、高周波成分を強調処理することにより髪領域を設定する髪領域設定部7とを備える。

0024

頭頂位置算出部8は、髪領域設定部7により設定された髪領域の最上部を頭頂部の位置として算出する。

0025

次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図2は本実施形態(第一の実施形態)において行われる処理を示すフローチャートである。なお、ここでは画像S0に含まれるすべての顔の頭頂位置を検出する処理について説明する。画像入力部1により画像データS0が読み出されることにより装置が処理を開始し、顔検出部2が画像S0から顔領域を検出し、検出範囲設定部3は、検出された顔領域の目・口を基準に髪領域を含むであろう領域を検出範囲として設定する(ステップST1)。例えば、図3(a)のF1が検出された髪領域であり、R1が検出範囲として設定される矩形領域である。目・口を検出することで、口よりも上部に髪領域があることから、髪領域を含むように口の上部を検出範囲として設定する。次に輝度変換処理部5は、検出範囲設定部3により設定された検出範囲の画像部分を輝度画像へと変換する。高周波成分抽出部6は、変換された輝度画像をフィルタ処理により高周波成分を抽出する(ステップST2)。図3(b)のグラフG1は、上記フィルタ処理の一例として、High−PassFIRフィルタにより高周波成分を検出した例である。また、図3(c)のI’は、上記High−PassFIRフィルタにより高周波成分を検出した後の画像例である。髪領域は多くの細い髪から構成されるため、画像データとして多くの高周波成分を含んでいることが多いことを利用している。

0026

髪領域設定部7は、抽出された高周波成分を強調処理することにより髪領域を検出する(ステップST3)。例えば、図3(d)の画像I’’は、画像I’に対して、上記強調処理の一例であるクロージング処理により出力された画像である。頭頂部算出部8は、検出された髪領域の上端最大値を頭頂位置として算出する(ステップST4)。例えば、図3(d)の点Pは、算出された頭頂位置である。

0027

続いて、本発明の第二の実施形態について説明する。

0028

図4は本発明の頭頂位置算出装置を含む第二の実施形態である判断部9等を内包する頭頂位置算出装置を示す概略ブロック図である。

0029

判断部9は、髪領域検出部4により髪領域が検出されたか否かを判断するものである。

0030

水平輝度算出部10は、検出範囲設定部3により設定された検出範囲の画像部分から水平輝度勾配を算出することにより輝度変化の率を算出するものである。

0031

データベース部12は、両目の中心位置、口の中心位置、および頭頂の位置等の統計的な位置関係等を示す頭頂統計位置データを有するものである。例えば、約950枚の画像から得られた両目の中心位置、口の中心位置、および頭頂の位置に関するデータから、両目の中心位置から口の中心位置までの距離と、口の中心距離から頭頂の位置までの距離の比率から構成される統計的な位置関係を示す頭頂統計位置データを有するものであってもよい。

0032

頭頂位置推定部11は、データベース部12により取得した頭頂統計位置データと、顔検出部2により検出された顔領域の両目の中心位置および口の中心位置から頭頂の位置である率を算出する。

0033

頭頂位置算出部8は、判断部9により髪領域が検出されないものと判断された場合、水平輝度勾配算出部10、頭頂位置推定部11から算出されたそれぞれの率を組み合わせた結果に基づいて、頭頂の位置を算出するものである。

0034

次いで、第二の実施形態において行われる処理について説明する。図5は第二の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。

0035

画像入力部1により画像データS0が読み出されることにより装置が処理を開始し、顔検出部2が画像S0から顔領域を検出し、検出範囲設定部3は、検出された顔領域の目・口を基準に髪領域を含むであろう領域(上述した矩形領域)を検出範囲として設定する(ステップST11)。目・口を検出することで、口よりも上部に髪領域があることから、髪領域を含むように口の上部を検出範囲として設定する。次に輝度変換処理部5は、検出範囲設定部3により設定された検出範囲の画像部分を輝度画像へと変換する。高周波成分抽出部6は、変換された輝度画像をフィルタ処理により高周波成分を抽出する(ステップST12)。髪領域は多くの細い髪から構成されるため、画像データとして多くの高周波成分を含んでいることが多いことを利用し、上述したように高周波成分を抽出し、所定値以上の高周波成分から髪領域を検出する(ステップST13)。

0036

判断部9は、高周波成分抽出部6または髪領域設定部7により抽出された髪領域をマスク化し、マスク形状の上端に直線をあてはめ、上記上端と直線の誤差を算出し、誤差が多い場合、髪領域と判断する。一方、誤差が少ない場合は、髪領域ではないと判断する。

0037

髪領域の上端が直線ということは、人間の頭の上部が丸みを帯びていることから、直線ということは想定できないからである。

0038

例えば、図6の場合、画像I3に木のがあり、木の柵が高周波成分を多く含んでいたため、髪領域が正確に検出できなかった例である。図6(A)は図6(c)の画像I3から顔領域部により検出された顔領域F2から高周波成分を算出し、検出した髪領域をマスク化した例である。マスク化された領域は、R2である。図6(b)のマスク上端E1に直線L2をあてはめると誤差が少ないため、髪領域ではないと判断する。

0039

一方、図7の場合、画像I3は、髪領域が正確に検出できた例である。例えば、図7(A)は図7(c)の画像I3からマスク化を作成した例である。マスク化された領域は、R3である。そのため、図7(b)のマスク上端E2に直線L5をあてはめると誤差が多いため、髪領域であると判断する。

0040

判断部9は、髪領域検出部4により髪領域が検出された場合、上述した手法(第一の実施形態における手法)により頭頂部位置を算出する(ステップST15)。

0041

一方、判断部9は、髪領域検出部4により髪領域が検出されない場合、第二の手法により頭頂部の位置を算出する(ステップST16)。

0042

図8は、第二の手法において行われる処理を示すフローチャートである。

0043

水平輝度算出部10は、検出範囲設定部3により設定された検出範囲の画像のRGB値を夫々平滑化する(ステップST21)。次にRGB値を縦方向勾配を算出する(ステップST22)。例えば、図9(b)に示す画像I6’は、上記勾配により算出される画像例である。また、水平輝度算出部10は、算出した縦方向勾配から勾配和を算出する(ステップST23)。例えば、図9に示すグラフG2のように横軸輝度値縦軸を画像の横軸における縦方向勾配の勾配和として、横方向ヒストグラム(輝度変化の率)を作成する。

0044

頭頂位置推定部11は、データベース部12から頭頂統計位置データを取得し(ステップST24)、頭頂統計位置データと検出された顔領域の両目の中心位置および口の中心位置から頭頂の位置である率を算出する。そして、頭頂の位置である率と上記算出した横方向ヒストグラムを掛け算し、最大値を検出する(ステップST25)。図9に示す線L8は算出された最大値を基準に、横方向ヒストグラムに合成して引いた線である。

0045

頭頂位置推定部11により算出された最大値に基づき、頭頂部算出部8は頭頂の位置を算出する。

0046

続いて、本発明の第三の実施形態について説明する。

0047

図10は本発明の顎位置算出装置を含む第二の実施形態であるトリミング部14を内包する画像処理装置を示す概略ブロック図である。

0048

ここでは、上述した第一または第二の実施形態に係る頭頂位置算出装置と異なる構成についてのみ記載することとし、上述の実施形態と同様の構成要素には同符号を付して詳細な説明を省略する。

0049

また、データベース部12が頭頂統計位置データに加え、両目の中心位置、口の中心位置、および顎の位置の統計的な位置関係を示すデータを有する。

0050

顎位置算出部13は、顔検出部2により検出された顔領域に基づいて、顔に含まれる両目の中心位置および口の中心位置から基準線を算出し、データベース部12から、両目の中心位置、口の中心位置、および顎の位置の統計的な位置関係を示すデータを取得し、位置関係を示すデータと算出された基準線から顔の顎の位置である率を算出し、基準線上に肌色の画素が存在する率を算出し、基準線上の輝度変化の率を算出し、算出されたそれぞれの率を組み合わせた結果から、顎の位置を算出するものである。

0051

トリミング部14は、画像データS0から顎位置算出部13により算出された顎の位置および頭頂部算出部8により算出された頭頂部からトリミングする範囲を決定して、トリミング領域を切り出すものである。

0052

また、画像S2は、上記トリミングする範囲を決定され、画像S0からトリミング領域を切り出されたものである。画像処理装置にモニタ等を接続することで、トリミング結果をユーザに確認させることができる。

0053

また、本発明の顎位置算出装置および画像処理装置の機能を実行するためのプログラムをパソコンインストールし、パソコンにより上記実施形態と同様に頭頂位置の算出及びトリミングを行うことが可能である。

0054

また、本発明の顎位置算出装置および画像処理装置を撮像装置に組み込むことも可能である。そうすることで、撮像装置に備えられたモニタ等により頭頂位置の算出結果やトリミング結果をユーザに確認させることができる。

図面の簡単な説明

0055

本発明の第一の実施形態による頭頂位置算出装置の構成を示す概略ブロック図
第一の実施形態において行われる処理を示すフローチャート
顔領域の髪領域を抽出する過程を示す図
本発明の第二の実施形態による頭頂位置算出装置の構成を示す概略ブロック図
第二の実施形態において行われる処理を示すフローチャート
髪領域を検出できないと判断される場合の画像例
髪領域を検出できたと判断される場合の画像例
第二の実施形態における第二の手法において行われる処理を示すフローチャート
横方向ヒストグラムと最大値を算出した場合の画像例
本発明の第三の実施形態による頭頂位置算出装置の構成を示す概略ブロック図

符号の説明

0056

1画像入力部
2顔検出部
3検出範囲設定部
4髪領域検出部
5輝度変換処理部
6高周波成分抽出部
7 髪領域設定部
8頭頂部算出部
9頭頂位置算出部
10 水平輝度算出部
11 頭頂位置推定部
12データベース部
13顎位置算出部
14トリミング部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • ジャパンモード株式会社の「 メイクアップ支援システム、及びメイクアップ支援方法」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】 ユーザ端末と接続した状態でメイクアップの施術に関するアドバイスを行い、施術すべきメイクアップに応じたメイクアップ支援システムを提供する。【解決手段】ユーザ端末5と専門員装置3とを接続した状... 詳細

  • 株式会社デンソーテンの「 画像処理装置及び画像処理方法」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】障害物が存在する場所を自車両が通過しようとするときに、事前に通過可能かをユーザが容易に把握できる画像処理技術を提供する。【解決手段】画像処理装置は、撮影画像取得部と、表示画像生成部と、を備える... 詳細

  • エイアイビューライフ株式会社の「 情報処理装置」が 公開されました。( 2020/02/13)

    【課題】被介護者を適切かつ迅速に介護することができないこと。【解決手段】本発明の情報処理装置は、所定領域の距離画像を取得する距離画像取得手段と、距離画像に基づいて当該距離画像内の第一人物を検出する検出... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ