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技術 調光制御システム

出願人 パナソニック株式会社
発明者 五所野尾一彦梅田直樹
出願日 2007年9月26日 (12年9ヶ月経過) 出願番号 2007-249952
公開日 2009年4月16日 (11年2ヶ月経過) 公開番号 2009-081062
状態 特許登録済
技術分野 光源の回路一般
主要キーワード 集中制御システム 制御コマ 子機メモリ 各制御端末 調光制御システム 各子機端末 親機メモリ 照明動作
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年4月16日)のものです。
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図面 (10)

課題

複数の照明負荷連続調光を終了させる終了コマンドの送受信遅延を低減する。

解決手段

ユーザによる調光開始の操作が行われると、親機端末Aは開始コマンドを各子機端末B1〜B3にマルチキャストで送信する。開始コマンドを受信した各子機端末B1〜B3は、自己に接続している照明負荷Lの連続調光を開始し、照明負荷Lの調光レベルを上げていく。その後、ユーザによる操作が終了すると、親機端末Aは、終了操作時の調光レベルと開始操作時の調光レベルの差分が付加された終了コマンドを各子機端末B1〜B3にマルチキャストで送信する。終了コマンドを受信した各子機端末B1〜B3は、終了コマンドに付加されている差分と開始コマンド受信時の調光レベルの和を目標調光レベルとし、終了コマンド受信時の調光レベルを上記目標調光レベルに変化させる。

概要

背景

従来の調光制御システムとして、特許文献1には、複数の照明負荷放電灯)のそれぞれが2つのグループの何れか一方又は両方に属し、グループ単位で照明負荷を調光制御するものが開示されている。特許文献1の調光制御システムでは、照明負荷を制御する点灯回路を含む複数の照明器具と、グループごとに照明負荷を調光制御するための制御コマンドを各照明器具の点灯回路に送信する制御機器とを備え、一方のグループのための制御コマンドが制御機器から送信されると、一方のグループに属する照明負荷が点灯する一方、他方のグループのための制御コマンドが制御機器から送信されると、他方のグループに属する照明負荷が点灯する。

ところで、近年、上記のようなグループ単位による照明負荷の制御の他に、複数の照明負荷間における調光レベルの関係を保ったまま、複数の照明負荷の調光レベルを同時に連続的に変化させるような調光に対する要望が高まっているが、特許文献1の調光制御システムには、上記要望の高い調光機能を有していなかった。

そこで、上記のような調光を可能とする調光制御システムの一例として、それぞれが別個の調光可能な照明負荷を制御する複数の子機端末と、照明負荷の連続調光を開始させる開始コマンド及び上記連続調光を終了させる終了コマンドを複数の子機端末のそれぞれに送信する親機端末とを信号線に接続して備え、図8に示すような動作を行うものがある。この調光制御システムでは、図8に示すように、ユーザの釦操作によって開始操作が行われると、親機端末が開始操作通知を受信し、各子機端末に開始コマンドをマルチキャストで送信する。各子機端末は開始コマンドを受信すると、自己に接続されている照明負荷の連続調光を開始する。その後、ユーザによって終了操作が行われると、親機端末は停止操作通知を受信し、照明負荷ごとに異なる目標調光レベルを終了コマンドに付加し、上記終了コマンドを各子機端末に送信する。各子機端末は終了コマンドを受信すると連続調光を終了し、終了コマンド受信時の調光レベル(図8の「レベル○」)を終了コマンドに付加されている目標調光レベルに変化させる。上記より、複数の照明負荷間における調光レベルの関係を保ったまま、複数の照明負荷の調光レベルを同時に連続的に変化させるような調光を行うことができる。
特開2004−63213号公報

概要

複数の照明負荷の連続調光を終了させる終了コマンドの送受信遅延を低減する。ユーザによる調光開始の操作が行われると、親機端末Aは開始コマンドを各子機端末B1〜B3にマルチキャストで送信する。開始コマンドを受信した各子機端末B1〜B3は、自己に接続している照明負荷Lの連続調光を開始し、照明負荷Lの調光レベルを上げていく。その後、ユーザによる操作が終了すると、親機端末Aは、終了操作時の調光レベルと開始操作時の調光レベルの差分が付加された終了コマンドを各子機端末B1〜B3にマルチキャストで送信する。終了コマンドを受信した各子機端末B1〜B3は、終了コマンドに付加されている差分と開始コマンド受信時の調光レベルの和を目標調光レベルとし、終了コマンド受信時の調光レベルを上記目標調光レベルに変化させる。

目的

本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数の照明負荷の連続調光を終了させる終了コマンドの送受信の遅延を低減することができる調光制御システムを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

それぞれが別個調光可能な照明負荷を制御する複数の受信端末と、前記照明負荷の連続調光を開始させる開始コマンド及び当該連続調光を終了させる終了コマンドを前記複数の受信端末のそれぞれに送信する送信手段を有する送信端末とを信号線に接続して備える調光制御システムであって、前記照明負荷の連続調光を開始するための開始操作及び当該連続調光を終了するための終了操作が行われる操作入力手段を前記信号線に接続して備え、前記送信端末は、前記操作入力手段で前記終了操作が行われると前記開始操作時から前記終了操作時までの時間における前記照明負荷の調光レベルの変化分を算出する変化分算出手段を有し、前記送信手段が、前記操作入力手段で前記開始操作が行われると前記開始コマンドを前記複数の受信端末に一斉同報し、前記操作入力手段で前記終了操作が行われると前記変化分を付加した前記終了コマンドを前記複数の受信端末に一斉同報し、前記各受信端末は、前記開始コマンド受信時の前記照明負荷の調光レベルを記憶する記憶手段と、前記開始コマンドが受信されると前記照明負荷の連続調光を開始し、前記終了コマンドが受信されると当該連続調光を終了し当該終了コマンドに付加されている変化分と前記記憶手段に記憶されている調光レベルとを用いて目標調光レベルを算出し当該終了コマンド受信時の調光レベルを当該目標調光レベルに変化させる制御手段とを有することを特徴とする調光制御システム。

請求項2

前記各受信端末の前記制御手段は、連続調光中に前記照明負荷の調光レベルが調光制御可能な許容範囲限界値に達した場合、当該照明負荷の実際の調光レベルを当該限界値に固定させたまま内部処理上の仮想の調光レベルを継続して変化させていき、前記終了コマンドが受信されると当該照明負荷の実際の調光レベルを当該限界値に固定させたまま内部処理上の仮想の調光レベルを前記目標調光レベルに変化させることを特徴とする請求項1記載の調光制御システム。

請求項3

前記開始操作時から前記終了操作時までの時間における前記照明負荷の調光レベルの変化分は、前記終了操作時の調光レベルと前記開始操作時の調光レベルの差分であり、前記各受信端末の前記制御手段は、前記開始コマンドが受信されると前記照明負荷の連続調光を開始し当該開始コマンド受信時の調光レベルの大きさに関わらず一定の変化率で調光レベルを変化させていき、前記終了コマンドが受信されると当該終了コマンドに付加されている前記差分と前記記憶手段に記憶されている前記開始コマンド受信時の調光レベルとの和を前記目標調光レベルとすることを特徴とする請求項1又は2記載の調光制御システム。

請求項4

前記開始操作時から前記終了操作時までの時間における前記照明負荷の調光レベルの変化分は、前記開始操作時の調光レベルに対する前記終了操作時の調光レベルの比率であり、前記各受信端末の前記制御手段は、前記開始コマンドが受信されると前記照明負荷の連続調光を開始し当該開始コマンド受信時の調光レベルに比例した変化率で調光レベルを変化させていき、前記終了コマンドが受信されると当該終了コマンドに付加されている前記比率と前記記憶手段に記憶されている前記開始コマンド受信時の調光レベルとの積を前記目標調光レベルとすることを特徴とする請求項1又は2記載の調光制御システム。

請求項5

前記送信端末は、前記各受信端末から前記目標調光レベルを受信する受信手段と、前記受信手段で受信された目標調光レベルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている全ての目標調光レベルが前記許容範囲外であるときに当該許容範囲の限界値に最も近い目標調光レベルと当該限界値の間の補正分を算出する補正分算出手段とを有し、前記送信手段が、前記操作入力手段で前記開始操作が行われると前記補正分を前記開始コマンドに付加して前記各受信端末に送信し、前記各受信端末の前記制御手段は、前記開始コマンドが受信されると当該開始コマンドに付加されている前記補正分だけ当該開始コマンド受信時の内部処理上の仮想の調光レベルを一気に変化させてから連続的に変化させていくことを特徴とする請求項2記載の調光制御システム。

請求項6

前記各受信端末は、前記照明負荷の調光レベルが調光制御可能な許容範囲の限界値に達したことを報知することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の調光制御システム。

技術分野

0001

本発明は、複数の照明負荷連続調光する調光制御システムに関するものである。

背景技術

0002

従来の調光制御システムとして、特許文献1には、複数の照明負荷(放電灯)のそれぞれが2つのグループの何れか一方又は両方に属し、グループ単位で照明負荷を調光制御するものが開示されている。特許文献1の調光制御システムでは、照明負荷を制御する点灯回路を含む複数の照明器具と、グループごとに照明負荷を調光制御するための制御コマンドを各照明器具の点灯回路に送信する制御機器とを備え、一方のグループのための制御コマンドが制御機器から送信されると、一方のグループに属する照明負荷が点灯する一方、他方のグループのための制御コマンドが制御機器から送信されると、他方のグループに属する照明負荷が点灯する。

0003

ところで、近年、上記のようなグループ単位による照明負荷の制御の他に、複数の照明負荷間における調光レベルの関係を保ったまま、複数の照明負荷の調光レベルを同時に連続的に変化させるような調光に対する要望が高まっているが、特許文献1の調光制御システムには、上記要望の高い調光機能を有していなかった。

0004

そこで、上記のような調光を可能とする調光制御システムの一例として、それぞれが別個の調光可能な照明負荷を制御する複数の子機端末と、照明負荷の連続調光を開始させる開始コマンド及び上記連続調光を終了させる終了コマンドを複数の子機端末のそれぞれに送信する親機端末とを信号線に接続して備え、図8に示すような動作を行うものがある。この調光制御システムでは、図8に示すように、ユーザの釦操作によって開始操作が行われると、親機端末が開始操作通知を受信し、各子機端末に開始コマンドをマルチキャストで送信する。各子機端末は開始コマンドを受信すると、自己に接続されている照明負荷の連続調光を開始する。その後、ユーザによって終了操作が行われると、親機端末は停止操作通知を受信し、照明負荷ごとに異なる目標調光レベルを終了コマンドに付加し、上記終了コマンドを各子機端末に送信する。各子機端末は終了コマンドを受信すると連続調光を終了し、終了コマンド受信時の調光レベル(図8の「レベル○」)を終了コマンドに付加されている目標調光レベルに変化させる。上記より、複数の照明負荷間における調光レベルの関係を保ったまま、複数の照明負荷の調光レベルを同時に連続的に変化させるような調光を行うことができる。
特開2004−63213号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、図8に示すような動作を行う従来の調光制御システムには、親機端末(送信端末)が、調光レベルが異なる照明負荷ごとに、異なる目標調光レベルを付加した終了コマンドを各子機端末(受信端末)に送信する必要があるため、親機端末からの終了コマンドの送信回数が調光レベルの数だけ増加するという問題があった。つまり、調光レベルの異なる照明負荷がn台あれば、親機端末は終了コマンドをn回送信しなければならなかった。その結果、親機端末で停止操作通知が受信されてから全ての終了コマンドが送信されるまでに時間がかかるため、一部の子機端末において終了コマンドの受信に遅延が生じるという問題があった。この問題は、調光レベルの異なる照明負荷の数が増加するほど顕著に表れた。

0006

本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数の照明負荷の連続調光を終了させる終了コマンドの送受信の遅延を低減することができる調光制御システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

請求項1の発明は、それぞれが別個の調光可能な照明負荷を制御する複数の受信端末と、前記照明負荷の連続調光を開始させる開始コマンド及び当該連続調光を終了させる終了コマンドを前記複数の受信端末のそれぞれに送信する送信手段を有する送信端末とを信号線に接続して備える調光制御システムであって、前記照明負荷の連続調光を開始するための開始操作及び当該連続調光を終了するための終了操作が行われる操作入力手段を前記信号線に接続して備え、前記送信端末は、前記操作入力手段で前記終了操作が行われると前記開始操作時から前記終了操作時までの時間における前記照明負荷の調光レベルの変化分を算出する変化分算出手段を有し、前記送信手段が、前記操作入力手段で前記開始操作が行われると前記開始コマンドを前記複数の受信端末に一斉同報し、前記操作入力手段で前記終了操作が行われると前記変化分を付加した前記終了コマンドを前記複数の受信端末に一斉同報し、前記各受信端末は、前記開始コマンド受信時の前記照明負荷の調光レベルを記憶する記憶手段と、前記開始コマンドが受信されると前記照明負荷の連続調光を開始し、前記終了コマンドが受信されると当該連続調光を終了し当該終了コマンドに付加されている変化分と前記記憶手段に記憶されている調光レベルとを用いて目標調光レベルを算出し当該終了コマンド受信時の調光レベルを当該目標調光レベルに変化させる制御手段とを有することを特徴とする。

0008

請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記各受信端末の前記制御手段は、連続調光中に前記照明負荷の調光レベルが調光制御可能な許容範囲限界値に達した場合、当該照明負荷の実際の調光レベルを当該限界値に固定させたまま内部処理上の仮想の調光レベルを継続して変化させていき、前記終了コマンドが受信されると当該照明負荷の実際の調光レベルを当該限界値に固定させたまま内部処理上の仮想の調光レベルを前記目標調光レベルに変化させることを特徴とする。

0009

請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記開始操作時から前記終了操作時までの時間における前記照明負荷の調光レベルの変化分は、前記終了操作時の調光レベルと前記開始操作時の調光レベルの差分であり、前記各受信端末の前記制御手段は、前記開始コマンドが受信されると前記照明負荷の連続調光を開始し当該開始コマンド受信時の調光レベルの大きさに関わらず一定の変化率で調光レベルを変化させていき、前記終了コマンドが受信されると当該終了コマンドに付加されている前記差分と前記記憶手段に記憶されている前記開始コマンド受信時の調光レベルとの和を前記目標調光レベルとすることを特徴とする。

0010

請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、前記開始操作時から前記終了操作時までの時間における前記照明負荷の調光レベルの変化分は、前記開始操作時の調光レベルに対する前記終了操作時の調光レベルの比率であり、前記各受信端末の前記制御手段は、前記開始コマンドが受信されると前記照明負荷の連続調光を開始し当該開始コマンド受信時の調光レベルに比例した変化率で調光レベルを変化させていき、前記終了コマンドが受信されると当該終了コマンドに付加されている前記比率と前記記憶手段に記憶されている前記開始コマンド受信時の調光レベルとの積を前記目標調光レベルとすることを特徴とする。

0011

請求項5の発明は、請求項2の発明において、前記送信端末は、前記各受信端末から前記目標調光レベルを受信する受信手段と、前記受信手段で受信された目標調光レベルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている全ての目標調光レベルが前記許容範囲外であるときに当該許容範囲の限界値に最も近い目標調光レベルと当該限界値の間の補正分を算出する補正分算出手段とを有し、前記送信手段が、前記操作入力手段で前記開始操作が行われると前記補正分を前記開始コマンドに付加して前記各受信端末に送信し、前記各受信端末の前記制御手段は、前記開始コマンドが受信されると当該開始コマンドに付加されている前記補正分だけ当該開始コマンド受信時の内部処理上の仮想の調光レベルを一気に変化させてから連続的に変化させていくことを特徴とする。

0012

請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項の発明において、前記各受信端末は、前記照明負荷の調光レベルが調光制御可能な許容範囲の限界値に達したことを報知することを特徴とする。

発明の効果

0013

請求項1の発明によれば、複数の照明負荷の全てを連続調光する際に、各受信端末が開始コマンド受信時の調光レベルと終了コマンドに付加されている変化分とを用いて目標調光レベルを算出することができるので、送信端末は各受信端末に対して同一の終了コマンドを一斉同報することができる。その結果、送信端末が受信端末ごとにそれぞれ異なる目標調光レベルを終了コマンドに付加して送信する場合とは異なり、受信端末の台数が増加しても1回の終了コマンドですむので、各受信端末において終了コマンドの受信が遅延するのを低減することができる。

0014

請求項2の発明によれば、照明負荷の調光レベルが許容範囲の限界値に達した場合であっても、照明負荷の実際の調光レベルを限界値に固定させたまま、内部処理上の仮想の調光レベルを継続して変化させることができるので、その後、反対の操作(調光レベルに対する上昇操作後の下降操作又は下降操作後の上昇操作)が行われたときに、複数の照明負荷間の調光レベル差を維持したまま連続調光することができる。

0015

請求項3の発明によれば、開始操作時から終了操作時までの時間における照明負荷の調光レベルの変化分が終了操作時の調光レベルと開始操作時の調光レベルの差分であることから、複数の照明負荷間において連続調光開始前の調光レベルの差分を一定にしたままで調光制御することができる。

0016

請求項4の発明によれば、開始操作時から終了操作時までの時間における照明負荷の調光レベルの変化分が開始操作時の調光レベルに対する終了操作時の調光レベルの比率であることから、複数の照明負荷間において連続調光開始前の調光レベル比を一定にしたままで調光制御することができる。

0017

請求項5の発明によれば、照明負荷の調光レベルが許容範囲の限界値に達し、内部処理上の仮想の調光レベルを変化(上昇又は下降)させて終了した場合、その後の反対の操作時(調光レベルに対する上昇操作後の下降操作時又は下降操作後の上昇操作時)に、限界値に最も近い目標調光レベルが上記限界値となるように全ての開始コマンド受信時の内部処理上の仮想の調光レベルを一括して変化(下降又は上昇)させることができるので、ユーザによる操作入力手段への操作が行われた後、何れかの仮想の調光レベルが上記限界値になるまでの時間、上記操作が無視されたようにユーザが感じることを防止することができる。

0018

請求項6の発明によれば、照明負荷の調光レベルが調光制御可能な許容範囲の限界値に達したことをユーザに知らせることができるので、照明負荷の調光レベルが限界値に達した後に、ユーザによって操作入力手段に対して無意味な操作が行われるのを防止することができる。

発明を実施するための最良の形態

0019

(実施形態1)
まず、実施形態1の調光制御システムの構成について図1,2を用いて説明する。この調光制御システムは、図2に示すように、それぞれが別個の調光可能な照明負荷Lを制御する複数の子機端末(受信端末)B1〜B3と、照明負荷Lの連続調光を開始させる開始コマンド及びこの連続調光を終了させる終了コマンドを複数の子機端末B1〜B3のそれぞれに送信する通信部13を有する親機端末(送信端末)Aとを信号線Cに接続して備え、図1(a)に示すように、照明負荷Lをそれぞれ複数のグループ(第1のグループG1及び第2のグループG2)の何れかに対応付け、各グループG1,G2内の照明負荷Lを連続調光するものである。なお、信号線Cには、照明負荷Lが接続されていないが子機端末B1〜B3と同様の機能を有する子機端末B4〜B6や、照明負荷Lとの接続機能を有しないで後述の操作入力部10,20(図2参照)と同様の機能を有する子機端末B7、何れのグループG1,G2にも対応付けられていない照明負荷L1を制御する子機端末B8も接続されている。また、照明負荷Lが接続されている各子機端末B1〜B3,B8及び親機端末Aには、それぞれ動作電源として商用電源ACが接続されている。なお、照明負荷Lが例えばLEDなどの場合、商用電源ACに代えて、信号線C上に照明動作用のDC電源重畳し、このDC電源に基づいて照明負荷Lを制御してもよい。

0020

本実施形態の調光制御システムでは、図1(b)に示すように、同一のグループG1,G2内の照明負荷Lをまとめて全く同じように調光制御するグループ制御と、図1(c)に示すような2つのグループG1,G2の照明負荷Lをまとめて調光制御するマスター調光とのどちらも行うことができる。

0021

続いて、親機端末Aの構成について図2を用いて説明する。親機端末Aは、各子機端末B1〜B3に接続されている照明負荷Lを制御するようにユーザによって操作される操作入力部10と、例えば不揮発性メモリからなる親機メモリ11と、CPU12と、信号線Cに接続され子機端末B1〜B8との通信が可能な通信部13とを備えている。なお、親機端末Aのアドレスは予め決められており、各子機端末B1〜B8は、何ら設定を行わなくとも親機端末Aのアドレスを送信先に指定して通信部13に信号を送信することができる。

0022

操作入力部10は、全てのグループG1,G2(図1参照)の照明負荷Lに対する連続調光を開始するための開始操作及びこの連続調光を終了するための終了操作がユーザによって行われる。操作インタフェースとしては、具体的に、操作入力部10には上昇用押釦下降用押釦(図示せず)が設けられており、上昇用押釦への押操作が、照明負荷Lの調光レベルを上げる方向の連続調光を開始するための開始操作であり、上昇用押釦への押操作をやめる操作が、照明負荷Lの調光レベルを上げる方向の連続調光を終了するための終了操作である。一方、下降用押釦への押操作が、照明負荷Lの調光レベルを下げる方向の連続調光を開始するための開始操作であり、下降用押釦への押操作をやめる操作が、照明負荷Lの調光レベルを下げる方向の連続調光を終了するための終了操作である。なお、操作インタフェースは上記に限定されるものではなく、用途に応じて適したものが設けられ、例えば上昇開始釦と上昇停止釦下降開始釦と下降停止釦がそれぞれ独立に設けられていてもよい。

0023

親機メモリ11には、照明負荷Lの調光レベルの変化率(単位時間あたりの変化分)についての情報が記憶されている。なお、上記変化率は、全ての照明負荷Lに対して一定である。

0024

CPU12は、操作入力部10で終了操作が行われた場合又は子機端末B1〜B7から停止操作通知を取得した場合、操作入力部10,20に対する開始操作時から終了操作時までの時間における照明負荷Lの調光レベルの変化分を算出する変化分算出手段である。本実施形態において、上記開始操作時から終了操作時までの時間における照明負荷Lの調光レベルの変化分は、終了操作時の調光レベルと開始操作時の調光レベルの差分であり、CPU12は、開始操作時から終了操作時までの時間と、親機メモリ11に記憶されている照明負荷Lの調光レベルの変化率との積によって、上記終了操作時の調光レベルと開始操作時の調光レベルの差分を算出し、上記差分を終了コマンドに付加するように通信部13を制御する。

0025

通信部13は、各子機端末B1〜B7から開始操作通知及び調光終了通知を受信し、開始操作通知及び停止操作通知に対する確認信号を各子機端末B1〜B7に送信する(図3参照)。また、通信部13は、CPU12の制御によって、操作入力部10で開始操作が行われた場合又は子機端末B1〜B7から開始操作通知を受信した場合に開始コマンドを子機端末B1〜B3に一斉同報し、操作入力部10で終了操作が行われた場合又は子機端末B1〜B7から停止操作通知を受信した場合に、CPU12で算出された終了操作時の調光レベルと開始操作時の調光レベルの差分を付加した終了コマンドを子機端末B1〜B3に一斉同報する。さらに、通信部13は各子機端末B1〜B3から後述の状態通知を受信する。

0026

続いて、各子機端末B1〜B3の構成について説明する。各子機端末B1〜B3は、各子機端末B1〜B3に接続されている照明負荷Lを制御するようにユーザによって操作される操作入力部20と、信号線Cに接続され親機端末Aとの通信が可能な通信部21と、例えば不揮発性メモリからなる子機メモリ22と、CPU23と、照明負荷Lが接続されこの照明負荷Lを制御する負荷制御部(制御手段)24と、例えばLEDなどの報知部25とを備えている。

0027

操作入力部20は、親機端末Aの操作入力部10と同様に、全てのグループG1,G2(図1参照)の照明負荷Lに対する連続調光を開始するための開始操作及びこの連続調光を終了するための終了操作がユーザによって行われる。操作インタフェースとしては、具体的に、操作入力部20には上昇用押釦と下降用押釦(図示せず)が設けられており、上昇用押釦への押操作が、照明負荷Lの調光レベルを上げる方向の連続調光を開始するための開始操作であり、上昇用押釦への押操作をやめる操作が、照明負荷Lの調光レベルを上げる方向の連続調光を終了するための終了操作である。一方、下降用押釦への押操作が、照明負荷Lの調光レベルを下げる方向の連続調光を開始するための開始操作であり、下降用押釦への押操作をやめる操作が、照明負荷Lの調光レベルを下げる方向の連続調光を終了するための終了操作である。なお、操作インタフェースは上記に限定されるものではなく、用途に応じて適したものが設けられ、例えば上昇開始釦と上昇停止釦、下降開始釦と下降停止釦がそれぞれ独立に設けられていてもよい。

0028

通信部21は、CPU23の制御によって、操作入力部20で開始操作が行われた場合に開始操作通知を親機端末Aに送信し、操作入力部20で終了操作が行われた場合に調光終了通知を親機端末Aに送信する。また、通信部21は、開始操作通知及び停止操作通知に対する確認信号を親機端末Aから受信するとともに、開始コマンド及び終了コマンドを親機端末Aから受信する。さらに、通信部21は、後述の目標調光レベルを付加した状態通知を親機端末Aに送信する。

0029

子機メモリ22は、通信部21で開始コマンドが受信されたときの照明負荷Lの調光レベルを記憶する記憶手段である。

0030

負荷制御部24は、自己に接続している照明負荷Lを調光レベルとして指定された照度に調節することで照明負荷Lを調光制御する。ここで、調光レベルの範囲としては、少なくとも照明負荷Lが消灯に相当する調光レベルから全点灯(最大照度)に相当する調光レベルまでの範囲を含む必要があり、本実施形態では、消灯に相当する調光レベル0から全点灯時の調光レベル128の2倍に相当する調光レベル256までを含むものを採用している。

0031

上記負荷制御部24は、通信部21で開始コマンドが受信されると、照明負荷Lの連続調光を開始し、開始コマンド受信時の調光レベルの大きさに関わらず一定の変化率で調光レベルを変化させていく。上記一定の変化率は、親機メモリ11に記憶されている単位時間あたりの調光レベルの変化率と等しい。連続調光を開始した後の負荷制御部24は、通信部21で終了コマンドが受信されると、上記連続調光を終了し、終了コマンドに付加されている差分と子機メモリ22に記憶されている開始コマンド受信時の調光レベルとの和を目標調光レベルとし、通信部21で終了コマンドが受信されたときの調光レベルを目標調光レベルに変化させる。

0032

ところで、連続調光中に照明負荷の調光レベルが許容範囲の限界値に達した場合、従来の調光制御システムでは、図9(a)に示すように、それ以後の調光レベルを限界値128に固定する。したがって、連続調光を継続すると、時間t1になると異なるグループであっても調光レベルが同じ値(限界値128)となってしまう。その後、照明負荷の調光レベルを下げる方向の操作が行われたとき(t2)、第1のグループの照明負荷と第2のグループの照明負荷の間に存在した調光レベル差50がなくなり、第1のグループの照明負荷と第2のグループの照明負荷は同じ調光レベルとなってしまい、同一の動作となってしまう(t2〜t3)。

0033

上記のように2つのグループの照明負荷が全く同一の動作になってしまうのを防止するための調光制御システムとして、図9(b)に示すように、第1のグループにおける照明負荷の調光レベルが限界値128となったときに(t11)、第1のグループにおける照明負荷の調光レベルを限界値128に固定するとともに、第2のグループにおける照明負荷も調光レベル78で固定するシステムがある。しかし、このような調光制御システムでは、第1のグループにおける照明負荷の調光レベルが限界値128となったときに(t11)、第2のグループにおける照明負荷の調光レベルを時間t11の時点の調光レベル78より上げることができないという問題があった。

0034

上記のような従来の調光制御システムの問題を解決するために、図2に示す本実施形態の負荷制御部24は、連続調光中に照明負荷Lの調光レベルが調光制御可能な許容範囲の限界値に達した場合、照明負荷Lの実際の調光レベル(以下「実調光レベル」という。)を限界値に固定させたまま、内部処理上の仮想の調光レベル(以下「仮想調光レベル」という。)を継続して変化させていき、通信部21で終了コマンドが受信されると、照明負荷Lの実調光レベルを限界値に固定させたまま、仮想調光レベルを目標調光レベルに変化させる。

0035

ここで、仮想調光レベルの範囲は全点灯時の調光レベル128の2倍に相当する調光レベル256までを含んでいるため、第1のグループG1の照明負荷Lと第2のグループG2の照明負荷Lとの調光レベル差が最大128(一方の照明負荷Lが全点灯、他方の照明負荷Lが消灯)であっても、負荷制御部24は、調光レベル差128を保持したまま、他方の照明負荷Lが消灯(調光レベル0)から全点灯(調光レベル128)になるまでの範囲をカバーすることができる。このとき、一方の照明負荷Lの調光レベルは128から256となる。

0036

報知部25は、照明負荷Lの調光レベルが制御可能な許容範囲の限界値に達したことが負荷制御部24で検出されると点灯する。

0037

次に、各子機端末B1,B2,…のアドレス設定について説明する。子機端末B1,B2,…は、予め設定されている装置アドレス電源投入時に親機端末Aに送信し、親機端末Aは、アドレス設定手段14で装置アドレスを受信すると、上記装置アドレスを持つ子機端末B1,B2,…に対して端末アドレスを通知することにより端末アドレスを割り当て、子機端末B1,B2,…は、受信した端末アドレスに負荷番号を付加したアドレスを子機メモリ22に記憶する。

0038

次に、本実施形態の調光制御システムにおいて、照明負荷Lに対するグループ設定について説明する。図1に示すようなグループG1,G2を設定するための構成として、図2に示す子機端末B1〜B3には、例えばロータリーディップスイッチからなりグループ番号(G1,G2)を設定するグループ設定手段26が設けられ、親機端末AのCPU12は、グループ情報テーブル構築するグループ構築機能を有している。

0039

グループ番号は各子機端末B1〜B3のグループ設定手段26によって手動で設定され、これにより照明負荷Lごとにグループ番号が設定される。一方、親機端末AのCPU12は、グループ設定手段26で設定されたグループ番号を子機メモリ22内のアドレスとともに子機端末B1〜B3から取得し、両者を対応付けて親機メモリ11に記憶することによりグループ情報テーブルを構築する。

0040

次に、本実施形態の調光制御システムの動作について図2,3を用いて説明する。まず、ユーザによる子機端末B1の操作入力部20の上昇用押釦(図示せず)への押操作が開始されると、子機端末B1から親機端末Aに開始操作通知が送信される。開始操作通知を受信した親機端末Aは子機端末B1に確認信号を送信するとともに、開始コマンドを各子機端末B1〜B3にマルチキャストで送信する。開始コマンドを受信した各子機端末B1〜B3は、自己に接続している照明負荷Lの連続調光を開始し、照明負荷Lの調光レベルを上げていく。

0041

その後、子機端末B1の操作入力部20の上昇用押釦への押操作が終了すると、子機端末B1から親機端末Aに停止操作通知が送信される。停止操作通知を受信した親機端末Aは子機端末B1に確認信号を送信するとともに、終了操作時の調光レベルと開始操作時の調光レベルの差分が付加された終了コマンドを各子機端末B1〜B3にマルチキャストで送信する。終了コマンドを受信した各子機端末B1〜B3は、終了コマンドに付加されている差分と開始コマンド受信時の調光レベルの和を目標調光レベルとし、終了コマンド受信時の調光レベルを上記目標調光レベルに変化させる。その後、各子機端末B1〜B3は、目標調光レベルを付加した状態通知を親機端末Aに送信し、親機端末Aでは、状態通知に付加されている目標調光レベルを親機メモリ11に記憶する。

0042

上記のような動作において、図4に示すように、子機端末B1では、照明負荷Lの調光レベルが限界値128(全点灯)となったとき(t1)、その後、照明負荷Lの実調光レベルを固定させたまま、仮想調光レベルを継続して上げていく(t1〜t3)。子機端末B2,B3も同様に、照明負荷Lの調光レベルが限界値128(全点灯)となったとき(t2)、その後、照明負荷Lの実調光レベルを固定させたまま、仮想調光レベルを継続して上げていく(t2〜t3)。

0043

その後、照明負荷Lの調光レベルを下げる方向の連続調光を行う場合(t4)、子機端末B1では、仮想調光レベルが限界値128に下がるまで、照明負荷Lが全点灯している(t4〜t6)。仮想調光レベルが限界値128まで下がると(t6)、仮想調光レベルは継続して下がるとともに、照明負荷Lの実調光レベルも限界値128から下がっていく。子機端末B2,B3も同様に、仮想調光レベルが限界値128に下がるまで、照明負荷Lが全点灯している(t4〜t5)。仮想調光レベルが限界値128まで下がると(t5)、仮想調光レベルは継続して下がるとともに、調光負荷Lの実調光レベルも限界値128から下がっていく。

0044

なお、各子機端末B1〜B3に接続されている照明負荷Lが消灯(照明負荷Lの調光レベルが許容範囲の下限値)となったときの動作についても同様である。

0045

以上、本実施形態によれば、複数の照明負荷Lの全てを連続調光する際に、各子機端末B1〜B3が開始コマンド受信時の調光レベルと終了コマンドに付加されている変化分(終了コマンド受信時の調光レベルと開始コマンド受信時の調光レベルの差分)とを用いて目標調光レベルを算出することができるので、親機端末Aは各子機端末B1〜B3に対して同一の終了コマンドを一斉同報することができる。その結果、親機端末が子機端末ごとにそれぞれ異なる目標調光レベルを終了コマンドに付加して送信する場合とは異なり、子機端末B1〜B3の台数が増加しても1回の終了コマンドですむので、各子機端末B1〜B3において終了コマンドの受信が遅延するのを低減することができる。

0046

また、照明負荷Lの調光レベルが許容範囲の限界値に達した場合であっても、照明負荷Lの実調光レベル(実際の調光レベル)を限界値に固定させたまま、仮想調光レベル(内部処理上の仮想の調光レベル)を継続して変化させることができるので、その後、反対の操作(調光レベルに対する上昇操作後の下降操作又は下降操作後の上昇操作)が行われたときに、複数の照明負荷L間の調光レベル差を維持したまま連続調光することができる。

0047

さらに、開始操作時から終了操作時までの時間における照明負荷Lの調光レベルの変化分が終了操作時の調光レベルと開始操作時の調光レベルの差分であることから、複数の照明負荷L間において連続調光開始前の調光レベルの差分を一定にしたままで調光制御することができる。

0048

また、各子機端末B1〜B3の報知部25の点灯によって、照明負荷Lの調光レベルが調光制御可能な許容範囲の限界値に達したことをユーザに知らせることができるので、照明負荷Lの調光レベルが限界値に達した後に、ユーザによって操作入力部10,20に対して無意味な操作が行われるのを防止することができる。

0049

(実施形態2)
実施形態2の調光制御システムは、操作入力部10,20への開始操作時から終了操作時までの時間における照明負荷Lの調光レベルの変化分が、調光終了時の調光レベルと調光開始時の調光レベルの差分ではなく、図5に示すように開始操作時の調光レベルに対する終了操作時の調光レベルの比率である点で、実施形態1の調光制御システムと相違している。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。

0050

本実施形態の各子機端末B1〜B3において、図2に示す負荷制御部24は、通信部21で開始コマンドが受信されると、照明負荷Lに対して、開始コマンド受信時の調光レベルの大きさに関わらず一定の変化率で調光レベルを変化させていくのではなく、開始コマンド受信時の調光レベルに比例した変化率で調光レベルを変化させていく。上記のように連続調光を開始した負荷制御部24は、通信部21で終了コマンドが受信されると、終了コマンドに付加されている比率と子機メモリ22に記憶されている開始コマンド受信時の調光レベルとの積を目標調光レベルとする。

0051

上記より、連続調光前の子機端末B1の調光レベルと子機端末B2,B3の調光レベルとの比が図5に示すように4:1であったとすると、連続調光の終了時に、何れの子機端末B1〜B3においても、開始コマンド受信時の調光レベルに共通の比率を掛け合わせるため、連続調光後の子機端末B1の調光レベルと子機端末B2,B3の調光レベルとの比も4:1にすることができる。

0052

以上、本実施形態によれば、開始操作時から終了操作時までの時間における照明負荷Lの調光レベルの変化分が開始操作時の調光レベルに対する終了操作時の調光レベルの比率であることから、複数の照明負荷L間において連続調光開始前の調光レベル比を一定にしたままで調光制御することができる。

0053

(実施形態3)
ところで、実施形態1の調光制御システムでは、各子機端末B1〜B3の照明負荷Lの調光レベルが許容範囲の限界値に達し、仮想調光レベルを変化(上昇又は下降)させて終了した場合、その後の反対の操作時に、仮想調光レベルが限界値になるまで照明負荷Lの点灯状態が変化しないため、上記操作が無視されたようにユーザが感じてしまう。

0054

そこで、実施形態3の調光制御システムは、図6に示すように、操作入力部10,20で開始操作が行われたときに、複数の子機端末B1〜B3の調光レベルのうち最小の調光レベルが許容範囲の限界値に相当する調光レベルとなるように全ての仮想調光レベルを一気に変動させてから連続調光を開始する点で、実施形態1の調光制御システムと相違している。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。

0055

本実施形態の親機端末Aは、CPU12が、親機メモリ11に記憶されている全ての目標調光レベルが許容範囲外であるときに、許容範囲の限界値に最も近い目標調光レベルと限界値の間の差分を算出する補正分算出手段である。

0056

また、通信部13は、操作入力部10,20で開始操作が行われると、CPU12で算出された、許容範囲の限界値に最も近い目標調光レベルと限界値の間の差分を開始コマンドに付加し、この開始コマンドを各子機端末B1〜B3に送信する(図7参照)。

0057

一方、各子機端末B1〜B3では、通信部21で開始コマンドが受信されると、負荷制御部24が、図6に示すように、開始コマンドに付加されている差分だけ開始コマンド受信時の仮想調光レベルを一気に引き下げてから連続的に変化させていく。

0058

以上、本実施形態によれば、照明負荷Lの調光レベルが許容範囲の限界値に達し、仮想調光レベル(内部処理上の仮想の調光レベル)を変化(上昇又は下降)させて終了した場合、その後の反対の操作時(調光レベルに対する上昇操作後の下降操作時又は下降操作後の上昇操作時)に、限界値に最も近い目標調光レベルが上記限界値となるように全ての開始コマンド受信時の仮想調光レベルを一括して変化(下降又は上昇)させることができるので、ユーザによる操作入力部10,20への操作が行われた後、何れかの仮想調光レベルが上記限界値になるまでの時間、上記操作が無視されたようにユーザが感じることを防止することができる。

0059

なお、実施形態2の調光制御システムに対しては、親機端末AのCPU12が、親機メモリ11に記憶されている全ての目標調光レベルが許容範囲外であるときに、許容範囲の限界値に最も近い目標調光レベルに対する限界値の比率を算出し、各子機端末B1〜B3の負荷制御部24が、開始コマンドに付加されている比率で開始コマンド受信時の仮想調光レベル(内部処理上の調光レベル)を割って一気に引き下げてから連続的に変化させていく。上記より、実施形態2のような構成であっても、実施形態3と同様に、ユーザによる操作入力部10,20への操作が行われた後、何れかの仮想調光レベルが上記限界値になるまでの時間、上記操作が無視されたようにユーザが感じることを防止することができる。

0060

また、実施形態1〜3の変形例として、実施形態1〜3のような集中制御システムではなく、親機端末を備えない分散制御システムの調光制御システムであってもよい。分散制御システムの調光制御システムでは、ユーザによって開始操作が行われた操作端末又は制御端末が、照明負荷を制御する各制御端末に開始コマンドを送信する。各制御端末では、開始コマンドを受信すると、照明負荷の連続調光を開始する。その後、開始操作が行われた操作端末又は制御端末で終了操作が行われると、開始操作時から終了操作時までの時間における照明負荷の調光レベルの変化分(終了操作時の調光レベルと開始操作時の調光レベルの差分又は開始操作時の調光レベルに対する終了操作時の調光レベルの比率)が付加された終了コマンドが各制御端末に送信される。各制御端末では、終了コマンドを受信すると、終了コマンドに付加されている変化分と開始コマンド受信時の調光レベルとを用いて目標調光レベルを算出し、終了コマンド受信時の調光レベルを目標調光レベルに変化させる。このような分散制御システムの調光制御システムであっても、実施形態1〜3と同様の効果を奏することができる。

図面の簡単な説明

0061

実施形態1〜3の調光制御システムの構成を示す概略図である。
同上の調光制御システムの構成を示すブロック図である。
実施形態1の調光制御システムにおいて調光動作を示すシーケンス図である。
同上の調光制御システムにおいて時間と各照明負荷の調光レベルの関係を示す図である。
実施形態2の調光制御システムにおいて時間と各照明負荷の調光レベルの関係を示す図である。
実施形態3の調光制御システムにおいて時間と各照明負荷の調光レベルの関係を示す図である。
同上の調光制御システムにおいて調光動作を示すシーケンス図である。
従来の調光制御システムにおいて調光動作を示すシーケンス図である。
同上の調光制御システムにおいて時間と各照明負荷の調光レベルの関係を示す図である。

符号の説明

0062

A親機端末
B1〜B8子機端末
C信号線
L,L1照明負荷
G1 第1のグループ
G2 第2のグループ

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