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図面 (9)

課題

手間をかけることなく、表示する画像の色を補正することが可能な画像表示装置を提供する。

解決手段

画像を表示する表示面が設けられた表示部と、表示面と同一面に設けられ、照射される光のデータである表示面光データを取得する表示面光データ取得部とを備え、取得された表示面光データと、表示面の光の反射特性とに基づいて、表示面の反射光のデータを算出し、反射光のデータに基づいて、表示部が表示面に表示する画像の色を補正する。

概要

背景

画像を表示する表示面が設けられた画像表示装置では、表示面に光が照射されると、反射光が生じ、表示面に表示された画像の色が正確に表現できなくなる。

特開平9−197999号公報(特許文献1)には、反射光を考慮して、表示する画像を補正する(以下、第1の先行技術ともいう)技術が開示されている。
特開平9−197999号公報

概要

手間をかけることなく、表示する画像の色を補正することが可能な画像表示装置を提供する。画像を表示する表示面が設けられた表示部と、表示面と同一面に設けられ、照射される光のデータである表示面光データを取得する表示面光データ取得部とを備え、取得された表示面光データと、表示面の光の反射特性とに基づいて、表示面の反射光のデータを算出し、反射光のデータに基づいて、表示部が表示面に表示する画像の色を補正する。

目的

本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、手間をかけることなく、表示する画像の色を補正することが可能な画像表示装置を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

画像を表示する表示面が設けられた表示部と、前記表示面と同一面に設けられ、照射される光のデータである表示面光データを取得する表示面光データ取得部と、取得された前記表示面光データと、前記表示面の光の反射特性とに基づいて、前記表示面の反射光のデータを算出する算出手段と、算出された前記反射光のデータに基づいて、前記表示部が前記表示面に表示する画像の色を補正する画像補正手段とを備える、画像表示装置

請求項2

前記表示面光データ取得部は、時間経過に伴って、前記表示面光データを順次取得し、前記算出手段は、取得された最新の表示面光データと、前記表示面の光の反射特性とに基づいて、前記表示面の反射光のデータを算出し、前記画像補正手段は、算出された最新の反射光のデータに基づいて、前記表示部が前記表示面に表示する画像の色を補正する、請求項1に記載の画像表示装置。

請求項3

前記表示面と、前記表示面光データ取得部とが設けられる面は、平面である、請求項1または2に記載の画像表示装置。

請求項4

前記表示面光データは、複数の画素データを含み、前記複数の画素データの各々は、赤、緑および青成分の輝度値を示し、前記表示面の光の反射特性は、前記表示面の赤成分の光の反射率と、前記表示面の緑成分の光の反射率と、前記表示面の青成分の光の反射率とを示し、前記算出手段により算出される前記反射光のデータは、前記複数の画素データにそれぞれ対応する複数の赤成分の輝度値の平均値に前記赤成分の光の反射率を乗算した値と、前記複数の画素データにそれぞれ対応する複数の緑成分の輝度値の平均値に前記緑成分の光の反射率を乗算した値と、前記複数の画素データにそれぞれ対応する複数の青成分の輝度値の平均値に前記青成分の光の反射率を乗算した値とを示すデータである、請求項1〜3のいずれかに記載の画像表示装置。

技術分野

0001

本発明は、画像表示装置に関し、特に、画像の補正処理を行なう画像表示装置に関する。

背景技術

0002

画像を表示する表示面が設けられた画像表示装置では、表示面に光が照射されると、反射光が生じ、表示面に表示された画像の色が正確に表現できなくなる。

0003

特開平9−197999号公報(特許文献1)には、反射光を考慮して、表示する画像を補正する(以下、第1の先行技術ともいう)技術が開示されている。
特開平9−197999号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、第1の先行技術では、利用者(ユーザ)が、画像表示装置に表示されている画像を見にくいと感じたときに、補正要求スイッチをオンにすると、画像の補正処理が行なわれるというものである。すなわち、第1の先行技術では、画像の補正処理を行なうには、補正要求スイッチをオンにするという手間を、ユーザにかけてしまうという問題点がある。

0005

本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、手間をかけることなく、表示する画像の色を補正することが可能な画像表示装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従う画像表示装置は、画像を表示する表示面が設けられた表示部と、表示面と同一面に設けられ、照射される光のデータである表示面光データを取得する表示面光データ取得部と、取得された表示面光データと、表示面の光の反射特性とに基づいて、表示面の反射光のデータを算出する算出手段と、算出された反射光のデータに基づいて、表示部が表示面に表示する画像の色を補正する画像補正手段とを備える。

0007

好ましくは、表示面光データ取得部は、時間経過に伴って、表示面光データを順次取得し、算出手段は、取得された最新の表示面光データと、表示面の光の反射特性とに基づいて、表示面の反射光のデータを算出し、画像補正手段は、算出された最新の反射光のデータに基づいて、表示部が表示面に表示する画像の色を補正する。

0008

好ましくは、表示面と、表示面光データ取得部とが設けられる面は、平面である。
好ましくは、表示面光データは、複数の画素データを含み、複数の画素データの各々は、赤、緑および青成分の輝度値を示し、表示面の光の反射特性は、表示面の赤成分の光の反射率と、表示面の緑成分の光の反射率と、表示面の青成分の光の反射率とを示し、算出手段により算出される反射光のデータは、複数の画素データにそれぞれ対応する複数の赤成分の輝度値の平均値に赤成分の光の反射率を乗算した値と、複数の画素データにそれぞれ対応する複数の緑成分の輝度値の平均値に緑成分の光の反射率を乗算した値と、複数の画素データにそれぞれ対応する複数の青成分の輝度値の平均値に青成分の光の反射率を乗算した値とを示すデータである。

発明の効果

0009

本発明に係る画像表示装置は、画像を表示する表示面が設けられた表示部と、表示面と同一面に設けられ、照射される光のデータである表示面光データを取得する表示面光データ取得部とを備え、取得された表示面光データと、表示面の光の反射特性とに基づいて、表示面の反射光のデータを算出し、反射光のデータに基づいて、表示部が表示面に表示する画像の色を補正する。

0010

したがって、手間をかけることなく、表示する画像の色を補正することができるという効果を奏する。

発明を実施するための最良の形態

0011

以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。

0012

本発明における画像表示装置は、一例として、携帯電話であるとする。なお、画像表示装置は、携帯電話に限定されることなく、画像を表示するための装置であれば、どのような装置であってもよい。画像表示装置は、たとえば、PDA(Personal Digital Assistance)、液晶テレビパソコンディスプレイ等であってもよい。

0013

<第1の実施の形態>
まず、本実施の形態における画像表示装置500について説明する。

0014

(画像表示装置の外観
図1は、本実施の形態における画像表示装置500の外観を正面から示した図である。図1を参照して、画像表示装置500は、表示部530と、音声出力部570と、撮像部578とを備える。

0015

表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部530には、文字や画像等を表示する表示面が設けられる。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式パネルを使用した装置であってもよい。

0016

表示部530の表示面の解像度は、横480(ドット)×縦800(ドット)である。なお、表示部530の表示面の解像度は、横480(ドット)×縦800(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。

0017

また、表示部530は、ユーザが、表示面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部530は、ユーザが表示面にタッチした位置情報を、後述する制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。

0018

音声出力部570は、電話音声を出力する機能を有する。音声出力部570には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部570は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。

0019

撮像部578は、撮像対象となる被写体を撮像する撮像処理を行なう機能を有する。撮像部578は、図示しない、撮像レンズ受光部およびカラーフィルタ部とを含む。受光部は、入力された光を電気信号に変換する機能を有する。受光部は、複数の受光素子から構成される。受光素子は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を使用した素子である。

0020

カラーフィルタ部は、複数のカラーフィルタから構成される。カラーフィルタは、R、G、Bの各々に対応したフィルタである。複数のカラーフィルタは、複数の受光素子にそれぞれ対応して設けられる。

0021

撮像処理では以下の処理が行なわれる。まず、撮像部578が、撮像対象となる被写体に反射されて撮像レンズに入射した光、または、光源(たとえば、照明)からの光を、カラーフィルタ部を介して、受光部に入力させる。受光部は入力された光を電気信号に変換する。そして、撮像部578は、変換した電気信号をデジタルデータ(以下、撮像画像データともいう)に変換する。

0022

また、撮像部578は、表示部530の表示面と同一平面に設けられる。具体的には、撮像部578の撮像レンズは、表示部530の表示面と同一平面に設けられる。また、撮像部578の撮像レンズは、当該撮像レンズに、表示部530の表示面に照射される光の特性と同等(または、同一)の特性の光が入射されるように、表示部530の表示面の近傍に設けられる。すなわち、撮像部578は、表示部530の表示面に照射される光の特性と同等(または、同一)の特性の光のデータを取得できるように構成される。

0023

画像表示装置500は、さらに、入力部540を備える。
入力部540は、ボタン群541を含む。ボタン群541は、方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとを含む。方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる短時間(たとえば、1秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)により、表示部530に画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。

0024

具体的には、短押操作があった、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、たとえば、カーソルを、それぞれ、上,下,左,右に移動させるためのボタンである。また、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる長時間(たとえば、一秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、たとえば画面をそれぞれ、上,下,左,右に画面スクロールすることも可能である。

0025

決定ボタン541Eは、短押操作により、たとえば、方向ボタン541A,541B,541C,541Dの短押操作により選択された項目等を決定するためのボタンである。

0026

入力部540は、さらに、機能ボタン542A,542B,543A,543Bを含む。機能ボタン542A,542Bの各々は、短押操作により、たとえば、ユーザにより予め設定されたプログラム等を起動させるためのボタンである。

0027

機能ボタン543Aは、電話をかけるためのボタンである。たとえば、機能ボタン543Aは、後述する数字ボタン群546の短押操作により電話番号を入力した後に、短押操作されることで、入力した電話番号の端末装置に電話をかける処理が行なわれる。また、機能ボタン543Aは、画像表示装置500に電話がかかってきた場合、短押操作により通話開始を行なうためのボタンである。機能ボタン543Bは、画像表示装置500が通話中である場合、短押操作により通話を終了させるためのボタンである。また、機能ボタン543Bは、ユーザによる長時間(たとえば、1秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、画像表示装置500の電源のオンとオフとの切替えを行なうためのボタンである。

0028

入力部540は、さらに、数字ボタン群546を含む。数字ボタン群546は、12個の数字ボタンを含む。なお、数字ボタン群546に含まれる数字ボタンの数は、12個に限定されない。12個の数字ボタンの各々は、短押操作により、数字、文字または記号等を入力するためのボタンである。

0029

入力部540は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、短押操作または長押操作されたボタンに対応するボタン信号を、後述する制御部510へ送信する。すなわち、入力部540は、ユーザが画像表示装置500を操作するためのインターフェースである。以下においては、ユーザによる、入力部540の操作または表示部530に対するタッチ操作を、インターフェース操作Mともいう。

0030

画像表示装置500は、さらに、音声入力部574と、記録媒体挿入部550Aとを備える。音声入力部574は、通話のときに、音声を入力する機能を有する。音声入力部574には、音声を入力するマイクが含まれる。音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、画像表示装置500内の後述する制御部510へ送信する。記録媒体挿入部550Aは、画像表示装置500に後述する記録媒体を挿入する部分である。

0031

(画像表示装置の内部構成)
図2は、画像表示装置500の内部構成を示したブロック図である。なお、図2には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。

0032

図2を参照して、画像表示装置500は、さらに、制御部510と、一時記憶部522と、記憶部520とを備える。

0033

記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)である。記憶部520には、プログラム180、その他の各種データ等が記憶されている。

0034

制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、画像表示装置500内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、制御部510は、CPUに限定されることなく、演算機能を有するその他の回路であってもよい。

0035

一時記憶部522は、制御部510によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部522は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。なお、一時記憶部522は、DRAMに限定されることなく、データを揮発的に記憶可能なその他の回路であってもよい。

0036

画像表示装置500は、さらに、VDP532と、VRAM(Video Random Access Memory)536とを備える。

0037

VRAM536は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。

0038

VDP532は表示部530と接続されている。VDP532は、制御部510からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180からフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM536を利用して画像を生成する。そして、VDP532は、VRAM536に記憶された画像データを読出し、表示部530に、当該画像データに基づく画像を表示させる。

0039

画像表示装置500は、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550を備える。

0040

制御部510は、入力部540に含まれる、前述した複数のボタンのうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を、入力部540から受信する。制御部510は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。

0041

記録媒体アクセス部550は、記録媒体555が前述の記録媒体挿入部550Aから画像表示装置500に挿入(装着)されると、記録媒体555にデータアクセス可能となる。これにより、記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出すことが可能となる。

0042

記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。

0043

なお、記憶部520には、プログラム180がインストールされていなくてもよい。この場合、制御部510は、記録媒体アクセス部550を介して、記録媒体555に記憶されたプログラム180を読み出して、プログラム180に基づいた所定の処理を行なう。

0044

記録媒体555は、SD(Secure Digital(登録商標))メモリーカードである。なお、記録媒体555は、SDメモリーカード(登録商標)に限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体であってもよい。

0045

画像表示装置500は、さらに、通信部560と、通信部562とを備える。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、外部の装置と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。

0046

通信部560は、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)2.0の規格に基づく、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有する。なお、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの規格は、USB2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。

0047

なお、通信部560は、パラレル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有していてもよい。パラレル転送を行なう通信用インターフェースは、たとえば、セントロクス準拠の規格に準拠したインターフェースである。また、通信部560は、IEEE1394またはSCSI規格に基づく通信用インターフェースの機能を有していてもよい。

0048

また、通信部560は、さらに、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、Bluetooth(登録商標)を使用して、無線でデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線データ通信は、Bluetooth(登録商標)を使用した方式に限定されることなく、たとえば、赤外線等を使用した他の通信方式であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、外部の装置と無線でデータ通信を行なう。

0049

通信部562は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部562は、有線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。ネットワーク70は、インターネットなどの広域なネットワークである。有線技術は、たとえば、イーサネット(登録商標)に基づく技術である。この場合、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。なお、有線技術は、イーサネット(登録商標)に基づく技術に限定されることなく、その他の有線技術であってもよい。

0050

また、通信部562は、無線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。無線技術は、たとえば、IEEE802.11gに基づく技術である。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。

0051

画像表示装置500は、さらに、アンテナ564と、通信部566とを備える。
アンテナ564は、通信部566と接続されている。通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号を送受信する機能を有する。通信部566は、制御部510により指示された周波数の無線通信信号を、アンテナ564を介して受信する。無線通信信号は、音声データ、文字データおよび画像データ等を含む信号である。

0052

通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、図示しない最寄の基地局と通信を行なう。最寄の基地局は、電話網と通信を行なうことができる。したがって、通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、最寄の基地局を介して、電話網と通信を行なう。

0053

通信部566は、無線通信信号を受信した場合、当該無線通信信号を復調し、復調した無線通信信号に基づくデータを、制御部510へ送信する。また、通信部566は、無線通信信号を送信する場合、制御部510からデータ(たとえば、音声データ)を受信し、当該データを、所定のプロトコルに基づいて、無線通信信号に変換する。そして、通信部566は、アンテナ564を利用して、変換した無線通信信号を、図示しない最寄の基地局を介して、電話網へ送信する。

0054

画像表示装置500は、制御部510および通信部566の処理により、電話網を介して、ネットワーク70からプログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。

0055

制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、ダウンロード処理は、制御部510が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。

0056

画像表示装置500は、さらに、音声出力部572を備える。音声出力部572は、画像表示装置500の外部に設けられる。音声出力部572は、制御部510で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部572には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。

0057

制御部510は、前述した音声出力部570,音声入力部574とデータ通信する。
制御部510が、音声データを音声出力部570へ送信すると、音声出力部570は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。

0058

ユーザが音声入力部574に含まれるマイクに対して音声を発すると、音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。

0059

撮像部578は、制御部510からの制御指示に基づいて、前述の撮像処理を行ない、撮像画像データを制御部510へ送信する。制御部510は、撮像画像データを受信すると、撮像画像データを、一時記憶部522、記憶部520および記録媒体555のいずれかに記憶させる。

0060

(本発明の概念図)
図3は、本発明の概念を説明するための図である。図3を参照して、表示部530の表示面に表示される画像の光(以下、画像光GLともいう)は、ユーザの目E10に到達するとする。また、光源SLから照射される光ILは、表示部530の表示面で反射されて、反射光RLとして、ユーザの目E10に到達するとする。すなわち、ユーザの目E10に、画像光GLおよび反射光RLが到達した状態で、ユーザは、表示部530の表示面に表示される画像を、識別することになる。

0061

ここで、光ILが、たとえば、赤色の光であるとする。この場合、反射光RLも、赤色の光となり、ユーザは、表示部530の表示面に表示される画像の本来の色を正確に識別することができなくなる。そこで、本発明では、反射光RLを考慮して、表示部530の表示面に表示される画像の色を補正することにより、ユーザが、光源からの光の状態に関わらず、画像の本来の色を正確に識別することができるようにする。

0062

なお、前述したように、撮像部578の撮像レンズは、表示部530の表示面と同一平面に設けられる。また、撮像部578の撮像レンズは、当該撮像レンズに、表示部530の表示面に照射される光の特性と同等(または、同一)の特性の光が入射されるように、表示部530の表示面の近傍に設けられる。すなわち、撮像部578は、表示部530の表示面に照射される光の特性と同等(または、同一)の特性の光のデータを取得できるように構成される。

0063

(色の補正)
次に、光源からの光の反射光を考慮して、色を補正するための処理(以下、色補正処理ともいう)について説明する。

0064

ここで、本発明では、色を、8ビットRGB値で表現するとする。この場合、R,G,Bの各値は、0〜255で表現されるとする。なお、色の表現は、8ビットのRGB値に限定されることなく、たとえば、9ビット以上のRGB値であってもよい。また、色は、RGB値に限定されることなく、他の値(たとえば、CMYK値、ある波長の光の強さの値)で表現されてもよい。

0065

本発明では、人間が一般的に認識可能といわれる、波長が380〜780ナノメートルの光を、一例として、3種類の光に分類する。当該3種類の光は、一例として、波長380〜500ナノメートルの光、波長501〜580ナノメートルの光、および、波長581〜780ナノメートルの光であるとする。なお、光の分類は、上記波長に限定されることはない。また、光の分類の数は、4つ以上であってもよい。

0066

以下においては、波長380〜500ナノメートルの光を、青(B)光ともいう。また、波長501〜580ナノメートルの光を、緑(G)光ともいう。また、波長581〜780ナノメートルの光を、赤(R)光ともいう。青光緑光および赤光は、それぞれ、青成分、緑成分および赤成分の光である。

0067

ここで、事前に、分光放射輝度を測定するための光測定装置を利用して、表示部530の表示面の光の反射率を測定するとする。分光放射輝度は、光の波長毎の輝度(強度)である。以下においては、表示部530の表示面の光の反射率を、表示面光反射率ともいう。ここで、光測定装置は、図3の反射光RLを測定可能なように、図3に示されるユーザの目E10の位置に配置されるとする。

0068

まず、図3に示すように、光源SLから光ILを、表示部530の表示面に照射して、当該照射による、表示部530の表示面の反射光RLの分光放射輝度を光測定装置により測定するとする。ここで、表示面光反射率を算出するための測定を行なう場合、光ILは、前述した青成分、緑成分および赤成分の光をそれぞれ同じ割合(たとえば、33.33%)で含む、白色の光であるとする。

0069

光測定装置による、反射光RLの分光放射輝度の測定では、波長380〜780ナノメートルの光において、380〜780ナノメートル間の1ナノメートル毎の光の輝度(強度)を測定するとする。すなわち、光測定装置は、波長380,381,382,・・・,780ナノメートルの光の各々の輝度を測定するとする。これにより、青光、緑光および赤光の各々の表示面光反射率を算出する。以下においては、青光、緑光および赤光の各々の表示面光反射率を、それぞれ、表示面青光反射率、表示面緑光反射率および表示面赤光反射率ともいう。すなわち、表示部530の表示面の光の反射特性は、表示面青光反射率、表示面緑光反射率および表示面赤光反射率を示す。

0070

たとえば、表示面青光反射率は、以下のようにして算出される。まず、波長380〜500ナノメートル間の1ナノメートル毎の反射光RLの輝度を光測定装置により測定する。すなわち、波長380,381,382,・・・,500ナノメートルの反射光RLの各々の輝度を光測定装置により測定する。そして、波長380,381,382,・・・,500ナノメートルの反射光RLの各々の輝度と、波長380,381,382,・・・,500ナノメートルの光ILの輝度とにより、波長380,381,382,・・・,500ナノメートルの光ILの各々の反射率を算出する。

0071

たとえば、波長380ナノメートルの光ILの反射率は、(波長380ナノメートルの反射光RLの輝度)/(波長380ナノメートルの光ILの輝度)の計算式により算出される。なお、光ILの反射率の算出方法は、上記計算式に限定されることはない。

0072

そして、波長380,381,382,・・・,500ナノメートルの光ILにそれぞれ対応する、算出された複数の反射率の平均値を、表示面青光反射率とする。ここで、表示面青光反射率は、一例として、8%であるとする。表示面緑光反射率および表示面赤光反射率も、前述した表示面青光反射率の算出方法と同様にして算出する。以上により、画像表示装置500の記憶部520には、後述する色補正処理が行なわれる前に、予め、以下の反射率データテーブルCD100を記憶させておくとする。

0073

図4は、一例としての反射率データテーブルCD100を示す図である。図4を参照して、「光」とは、前述した青光、緑光および赤光を示す。「反射率」とは、対応する光の表示面光反射率を示す。たとえば、反射率データテーブルCD100では、青光の表示面光反射率(表示面青光反射率)は、8%であることを示す。たとえば、反射率データテーブルCD100では、赤光の表示面光反射率(表示面赤光反射率)は、4%であることを示す。

0074

ここで、制御部510は、後述する色補正処理とは、独立して、以下の表示面光データ取得処理を行なうとする。また、制御部510は、表示面光データ取得処理の開始と同時に経過時間測定処理を行なう。経過時間測定処理は、他の処理(たとえば、表示面光データ取得処理)とは独立して行なわれる処理である。経過時間測定処理は、表示面光データ取得処理が開始されてからの経過時間を測定する。

0075

図5は、表示面光データ取得処理のフローチャートである。図5を参照して、表示面光データ取得処理では、まず、ステップS111の処理が行なわれる。

0076

ステップS111では、所定時間が経過したか否かが判定される。具体的には、制御部510が、経過時間測定処理により測定されている経過時間が所定時間になったか否かを判定する。ここで、所定時間は、一例として、5秒であるとする。ステップS111において、YESならば、制御部510が、経過時間測定処理により測定されている経過時間を“0”にして、ステップS112に進む。一方、ステップS111において、NOならば、再度、ステップS111の処理が行なわれる。ここでは、経過時間測定処理により測定されている経過時間が所定時間になったとして、制御部510が、経過時間測定処理により測定されている経過時間を“0”にして、ステップS112に進む。この場合、経過時間測定処理は、ステップS111でYESと判定されてからの経過時間を測定することになる。

0077

ステップS112では、光データ取得撮像処理が行なわれる。光データ取得撮像処理では、制御部510が、被写体へのピントが全く合わない状態(焦点距離が、たとえば、0.1センチメートルの状態)で撮像をするための撮像指示(以下、ピント不一致撮像指示ともいう)を、撮像部578へ送信する。ここで、撮像部578は、一例として、12万画素の画像を撮像する機能を有するとする。12万画素の画像は、一例として、横400(ドット)×縦300(ドット)の画像である。

0078

撮像部578は、ピント不一致撮像指示を受信すると、被写体へのピントが全く合わない状態で、前述の撮像処理を行ない、撮像画像データを取得し、当該撮像画像データを制御部510へ送信する。以下においては、光データ取得撮像処理により、撮像部578が、制御部510へ送信する撮像画像データを、光撮像画像データともいう。

0079

制御部510は、光撮像画像データを受信すると、光撮像画像データを、記憶部520に記憶させる。なお、既に記憶部520に光撮像画像データが記憶されている場合、制御部510は、受信した最新の光撮像画像データを、記憶部520に上書き記憶させる。

0080

ここで、記憶部520に記憶される光撮像画像データは、横400(ドット)×縦300(ドット)の画像のデータである。この場合、光撮像画像データは、12万個の画素データを含む。12万個の画素データの各々は、8ビットで表現されるRGB値を示す。すなわち、12万個の画素データの各々の示すR,G,Bの各値は、0〜255で表現されるとする。以下においては、R値がp、G値がq、B値がrの場合、R,G,Bの値を、RGB(p、q、r)と表すとする。たとえば、R値が255、G値が30、B値が10の場合、画素データが示すR,G,Bの値は、RGB(255、30、10)と表される。

0081

ここで、光データ取得撮像処理が行なわれる際、図3に示すように、光源SLから照射される光ILが、表示部530の表示面に照射されるとする。前述したように、撮像部578の撮像レンズは、表示部530の表示面と同一平面に設けられる。また、撮像部578の撮像レンズは、当該撮像レンズに、表示部530の表示面に照射される光の特性と同等(または、同一)の特性の光が入射されるように、表示部530の表示面の近傍に設けられる。

0082

したがって、この場合、光データ取得撮像処理により、記憶部520に記憶される光撮像画像データは、表示部530の表示面に照射される光ILの特性と同等(または、同一)の特性の光を示すデータとなる。以下においては、光データ取得撮像処理により取得される光撮像画像データを、表示面光データともいう。そして、再度、ステップS111の処理が行なわれる。

0083

以上の表示面光データ取得処理により、所定時間(たとえば、5秒)毎に、表示部530の表示面に照射される光の特性と同等(または、同一)の特性の光を示す、表示面光データとしての光撮像画像データが、記憶部520に記憶される。

0084

図6は、色補正処理のフローチャートである。図6を参照して、色補正処理では、まず、ステップS211の処理が行なわれる。

0085

ステップS211では、画像データ取得処理が行なわれる。画像データ取得処理では、制御部510が、表示部530の表示面に表示させるための画像(以下、表示用画像ともいう)のデータを取得する。表示用画像は、静止画像であるとする。ここで、表示用画像のデータは、記憶部520に記憶されているとする。具体的には、制御部510が、表示用画像のデータを、記憶部520から読み出す。なお、表示用画像のデータは、複数の画素データを含む。複数の画素データの各々は、8ビットで表現されるRGB値を示す。すなわち、複数の画素データの各々の示すR,G,Bの各値は、0〜255で表現されるとする。

0086

なお、表示用画像のデータは、動画像のデータから取得してもよい。この場合、複数の表示用画像から構成される動画像のデータが、記憶部520に記憶されているとする。また、記憶部520に記憶されている動画像のデータは、圧縮されたデータであるとする。この場合、制御部510は、当該動画像のデータを復号化し、n番目フレーム(表示用画像)を取得する。nの初期値は、1であるとする。なお、ステップS211の処理が行なわれる毎に、nを1インクリメントした後のn番目のフレーム(表示用画像)が取得される。

0087

また、表示用画像のデータは、画像表示装置500に接続された、図示しない画像出力装置(たとえば、チューナ)から取得してもよい。そして、ステップS212に進む。

0088

ステップS212では、光データ取得処理が行なわれる。光データ取得処理では、制御部510が、図5の表示面光データ取得処理により、現時点で記憶部520に記憶されている、最新の表示面光データとしての光撮像画像データを読み出すことにより、光撮像画像データを取得する。そして、ステップS213に進む。

0089

ステップS213では、光平均輝度算出処理が行なわれる。光平均輝度算出処理では、表示面光データとしての光撮像画像データに基づく画像に含まれる複数の画素データの各々が示すR値、G値およびB値の値の平均が算出される。具体的には、制御部510が、まず、取得した光撮像画像データに基づく画像に含まれる複数の画素データがそれぞれ示す、赤成分としての複数のR値(輝度値)の平均値を算出する。R値の平均値の算出方法は、光撮像画像データに基づく画像に含まれる複数(たとえば、12万個)の画素データがそれぞれ示す複数のR値の合計値を、光撮像画像データに基づく画像に含まれる画素データの数(たとえば、12万)で除算した値となる。

0090

制御部510は、上記のR値の平均値の算出方法と同様に、緑成分としてのG値(輝度値)の平均値、青成分としてのB値(輝度値)の平均値を算出する。以下においては、光平均輝度算出処理により算出されたR,G,Bの値の平均値を示すデータを、光RGB平均データともいう。ここで、算出されたR値の平均値は、一例として、250であるとする。また、算出されたG値の平均値は、一例として、10であるとする。また、算出されたB値の平均値は、一例として、20であるとする。この場合、算出された光RGB平均データが示すR,G,Bの値は、RGB(250、10、20)と表される。この場合、光RGB平均データを算出するのに使用された光撮像画像データに対応する光は、赤成分が強い光となる。すなわち、当該光RGB平均データに対応する光は、赤成分が強い光となる。

0091

なお、光RGB平均データが示すR,G,Bの値は、表示面光データとしての光撮像画像データの赤成分の輝度値(R値)の平均値、表示面光データとしての光撮像画像データの緑成分の輝度値(G値)の平均値、表示面光データとしての光撮像画像データの青成分の輝度値(B値)の平均値を示す。そして、ステップS214に進む。

0092

ステップS214では、反射光データ算出処理が行なわれる。反射光データ算出処理では、表示部530の表示面に照射された光の反射光(たとえば、図3の反射光RL)のデータ(以下、反射光データともいう)を算出する処理である。具体的には、制御部510が、算出した光RGB平均データが示すR,G,Bの各々の値に、記憶部520に記憶されている図4の反射率データテーブルCD100に示される、対応する反射率を乗算することにより、反射光データを算出する。ここで、算出した光RGB平均データが示すR,G,Bの値は、それぞれ、“250”、“10”、“20”であるとする。

0093

この場合、制御部510は、R値“250”に、反射率データテーブルCD100に示される、赤光の表示面光反射率(表示面赤光反射率)4%を乗算し、“10”を算出する。同様に、制御部510は、G値“10”に、反射率データテーブルCD100に示される、緑光の表示面光反射率(表示面緑光反射率)4%を乗算し、“0.4”を算出する。同様に、制御部510は、B値“20”に、反射率データテーブルCD100に示される、青光の表示面光反射率(表示面青光反射率)8%を乗算し、“1.6”を算出する。なお、算出した値が小数を示す場合、当該算出した値を、0.1の桁で四捨五入した値とする。したがって、四捨五入により、“0.4”、“1.6”は、それぞれ、“0”、“2”となる。この場合、反射光データが示すR,G,Bの値は、RGB(10、0、2)と表される。以上により、反射光データが算出される。そして、ステップS215に進む。

0094

ステップS215では、画像の色を補正するための画像色補正処理が行なわれる。画像色補正処理では、制御部510が、ステップS211の画像データ取得処理により取得した表示用画像のデータに含まれる複数の画素データの各々が示すR,G,Bの値から、それぞれ、反射光データが示すR,G,Bの値を減算する。なお、減算後の値が、“0”未満になる場合は、当該減算後の値を、“0”とする。この演算により、表示用画像のデータに含まれる複数の画素データを、それぞれ、複数の色補正済画素データとする。色補正済画素データは、画素データが示すR,G,Bの値から、それぞれ、反射光データが示すR,G,Bの値を減算したR,G,Bの値を示すデータである。

0095

たとえば、表示用画像のデータに含まれる1つの画素データが示すR,G,Bの値が、RGB(255、255、255)であり、反射光データが示すR,G,Bの値が、RGB(10、0、2)である場合、色補正済画素データが示すR,G,Bの値は、RGB(245、255、253)となる。そして、ステップS216に進む。

0096

ステップS216では、色補正画像表示処理が行なわれる。色補正画像表示処理では、制御部510が、VDP532を利用して、画像色補正処理により得られた複数の色補正済画素データに基づく画像を、表示部530の表示面に表示させる。そして、この色補正処理は終了する。

0097

なお、表示部530の表示面に動画像を表示させる場合、色補正処理のステップS211〜S216の処理が繰り返して行なわれる。

0098

以上説明したように、本実施の形態では、図5の表示面光データ取得処理により、所定時間(たとえば、5秒)毎に、表示部530の表示面に照射される光の特性と同等(または、同一)の特性の光を示す、表示面光データとしての光撮像画像データが、記憶部520に記憶される。

0099

また、記憶部520に記憶されている、最新の表示面光データとしての光撮像画像データと、表示部530の表示面の光の反射特性(表示面青光反射率、表示面緑光反射率および表示面赤光反射率)とに基づいて、表示部530の表示面に照射された光の反射光のデータを算出する。

0100

そして、反射光のデータに基づいて、表示部530の表示面に表示させるための表示用画像の色を補正する。具体的には、表示用画像のデータに含まれる複数の画素データの各々が示すR,G,Bの値から、それぞれ、反射光データが示すR,G,Bの値を減算する。

0101

たとえば、図3のように、ユーザが、表示部530の表示面に表示される画像を見ている状態において、光源SLから、表示部530の表示面に照射される光ILが、たとえば、赤成分が強い光であるとする。この場合、表示部530の表示面に表示される画像は、表示用画像の赤成分の値を、反射光RLのデータである反射光データが示す赤成分の値だけ減算した画像となる。そのため、表示部530の表示面に表示される画像(表示用画像)の光である画像光GLは、当該画像光GLから反射光RLの赤成分の光を削減した光となる。前述したように、ユーザの目E10に、画像光GLおよび反射光RLが到達した状態で、ユーザは、表示部530の表示面に表示される画像を、識別することになる。したがって、ユーザは、光源からの光の状態に関わらず、表示部530の表示面に表示される画像の本来の色を正確に識別することができるという効果を奏する。

0102

また、画像の色の補正は、ユーザが、装置の操作等を行なうことなく行なわれる。すなわち、ユーザに手間をかけることなく、表示する画像の色を補正することができるという効果を奏する。

0103

また、所定時間(たとえば、5秒)毎に、表示面光データとしての光撮像画像データが、記憶部520に記憶される。そして、記憶部520に記憶されている、最新の表示面光データとしての光撮像画像データと、表示部530の表示面の光の反射特性(表示面青光反射率、表示面緑光反射率および表示面赤光反射率)とに基づいて、表示部530の表示面に照射された光の反射光のデータを算出される。そして、反射光のデータに基づいて、表示用画像の色が補正される。

0104

たとえば、図3のように、ユーザが、表示部530の表示面に表示される画像を見ている状態において、光源SLから、表示部530の表示面に照射される光ILが、たとえば、白色の光から、赤成分が強い光に変化したとする。この場合、表示部530の表示面に表示される画像は、表示用画像の赤成分の値を、反射光RLのデータである反射光データが示す赤成分の値だけ減算した画像となる。そのため、表示部530の表示面に表示される画像(表示用画像)の光である画像光GLは、当該画像光GLから反射光RLの赤成分の光を削減した光となる。したがって、ユーザは、光源からの光の変化に関わらず、表示部530の表示面に表示される画像の本来の色を正確に識別することができるという効果を奏する。

0105

<第2の実施の形態>
次に、第1の実施の形態とは異なる、色を補正するための処理について説明する。

0106

本実施の形態における画像表示装置500の構成は、第1の実施の形態において、説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。

0107

(色の補正)
次に、本実施の形態において、光源からの光の反射光を考慮して、色を補正するための処理(以下、色補正処理Aともいう)について説明する。

0108

ここで、制御部510は、後述する色補正処理Aとは、独立して、以下の表示面反射光データ算出処理を行なうとする。また、制御部510は、表示面反射光データ算出処理の開始と同時に経過時間測定処理Aを行なう。経過時間測定処理Aは、他の処理(たとえば、表示面反射光データ算出処理)とは独立して行なわれる処理である。経過時間測定処理Aは、表示面反射光データ算出処理が開始されてからの経過時間を測定する。なお、画像表示装置500の記憶部520には、表示面反射光データ算出処理および後述する色補正処理Aが行なわれる前に、第1の実施の形態と同様に表示部530の表示面の光の反射率を測定しておき、予め、図4の反射率データテーブルCD100を記憶させておくとする。

0109

図7は、表示面反射光データ算出処理のフローチャートである。表示面反射光データ算出処理において、図5の表示面光データ取得処理のステップ番号と同じステップ番号の処理は、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図5の処理と異なる処理を主に説明する。

0110

図7を参照して、表示面反射光データ算出処理では、まず、ステップS111Aが行なわれる。

0111

ステップS111Aでは、所定時間が経過したか否かが判定される。具体的には、制御部510が、経過時間測定処理Aにより測定されている経過時間が所定時間になったか否かを判定する。ここで、所定時間は、一例として、5秒であるとする。ステップS111Aにおいて、YESならば、制御部510が、経過時間測定処理Aにより測定されている経過時間を“0”にして、ステップS112に進む。一方、ステップS111Aにおいて、NOならば、再度、ステップS111Aの処理が行なわれる。ここでは、経過時間測定処理Aにより測定されている経過時間が所定時間になったとして、制御部510が、経過時間測定処理Aにより測定されている経過時間を“0”にして、ステップS112に進む。この場合、経過時間測定処理Aは、ステップS111AでYESと判定されてからの経過時間を測定することになる。

0112

ステップS112では、第1の実施の形態と同様に、光データ取得撮像処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示面光データとしての光撮像画像データが取得され、当該光撮像画像データが、記憶部520に記憶される。そして、ステップS113Aに進む。

0113

ステップS113Aでは、図6のステップS213の光平均輝度算出処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、図6のステップS213の光平均輝度算出処理と同様に光RGB平均データが算出される。そして、ステップS114Aに進む。

0114

ステップS114Aでは、反射光データ算出処理Aが行なわれる。反射光データ算出処理Aは、図6のステップS214の反射光データ算出処理と比較して、さらに、反射光データを記憶させる処理が行なわれる点が異なる。それ以外は、反射光データ算出処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。

0115

具体的には、反射光データ算出処理Aでは、第1の実施の形態で説明した図6のステップS214の反射光データ算出処理と同様に、反射光データが算出される。そして、制御部510は、算出した反射光データを、記憶部520に記憶させる。なお、既に記憶部520に反射光データが記憶されている場合、制御部510は、算出した最新の反射光データを、記憶部520に上書き記憶させる。そして、再度、ステップS111Aの処理が行なわれる。

0116

以上の表示面反射光データ算出処理により、所定時間(たとえば、5秒)毎に、表示部530の表示面に照射される光の特性と同等(または、同一)の特性の光を示す、表示面光データとしての光撮像画像データに基づいて算出される反射光データが、記憶部520に記憶される。

0117

図8は、色補正処理Aのフローチャートである。色補正処理Aにおいて、図6の色補正処理のステップ番号と同じステップ番号の処理は、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。以下においては、図6の処理と異なる処理を主に説明する。

0118

図8を参照して、色補正処理Aでは、まず、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、第1の実施の形態と同様に、画像データ取得処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、表示用画像のデータが取得される。そして、ステップS212Aに進む。

0119

ステップS212Aでは、反射光データ取得処理が行なわれる。反射光データ取得処理では、制御部510が、図7の表示面反射光データ算出処理により、現時点で記憶部520に記憶されている、最新の反射光データを読み出す。そして、ステップS215に進む。

0120

ステップS215では、第1の実施の形態と同様に、画像色補正処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、複数の色補正済画素データが得られる。

0121

ステップS216では、第1の実施の形態と同様に、色補正画像表示処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、複数の色補正済画素データに基づく画像が、表示部530の表示面に表示される。

0122

なお、表示部530の表示面に動画像を表示させる場合、色補正処理AのステップS211,S212A,S215,S216の処理が繰り返して行なわれる。

0123

以上説明したように、本実施の形態の色補正処理Aは、第1の実施の形態で説明した図6の色補正処理と比較して、ステップS213,S214の処理を行なわない。図6のステップS213(光平均輝度算出処理)は、多くの演算処理が必要なステップである。なお、第1の実施の形態で説明した光平均輝度算出処理は、図7のステップS113Aにおいて行なわれる。図7のステップS113Aの光平均輝度算出処理は、所定時間(たとえば、5秒)毎に行なわれる。

0124

ここで、たとえば、1秒あたり30フレームからなる動画像の色補正を、第1の実施の形態で説明した図6の色補正処理で行なう場合、30分の1秒以内で、図6のステップS211〜S216の処理を行なう必要があり、1秒あたりの制御部510の演算処理量が非常に膨大なものとなる。

0125

しかしながら、本実施の形態の色補正処理Aは、多くの演算処理が必要な光平均輝度算出処理を行なわない。そのため、動画像の色補正を色補正処理Aで行なう場合、色補正処理Aを行なう制御部510の単位時間(たとえば、1秒)あたりの演算処理量を大幅に削減することができるという効果を奏する。すなわち、単位時間(たとえば、1秒)あたりの制御部510の処理負担を大幅に削減することができるという効果を奏する。その結果、本実施の形態の色補正処理Aは、第1の実施の形態の色補正処理よりも、動画像の色を補正するのに適した処理となる。

0126

なお、本実施の形態では、順番は異なるが、第1の実施の形態で行なわれる処理をほぼ全て行なうため、第1の実施の形態と同様な効果を奏する。すなわち、ユーザは、光源からの光の状態に関わらず、表示部530の表示面に表示される画像の本来の色を正確に識別することができるという効果を奏する。

0127

また、画像の色の補正は、ユーザが、装置の操作等を行なうことなく行なわれる。すなわち、ユーザに手間をかけることなく、表示する画像の色を補正することができるという効果を奏する。

0128

また、ユーザは、光源からの光の変化に関わらず、表示部530の表示面に表示される画像の本来の色を正確に識別することができるという効果を奏する。

0129

(発明の展開
なお、第1および第2の実施の形態においては、撮像部(撮像部578)は、1つのみ設けられていたが、撮像部は、複数設けられていてもよい。

0130

また、第1および第2の実施の形態においては、波長が380〜780ナノメートルの光を、一例として、3種類の光に分類し、3種類の光にそれぞれ対応する反射率を測定したテーブル(たとえば、図4の反射率データテーブルCD100)を利用して、反射光のデータを算出していた。しかしながら、これに限定されることなく、表示部530の表示面に照射された、光源から出力される波長が380〜780ナノメートル間の1ナノメートル毎の光の反射率を測定したテーブルを用意しておき、光源からの光の波長と、用意したテーブルに示される光の波長とのマッチングに基づいて、当該波長の光の反射率を求めることにより、反射光のデータを算出してもよい。

0131

また、第1および第2の実施の形態においては、被写体へのピントが全く合わない状態で、光源からの光を撮像部578で撮像することにより、光源からの光のデータを取得していた。しかしながら、これに限定されることなく、たとえば、光センサ等を用いて、光のデータを取得してもよい。

0132

また、第1および第2の実施の形態においては、波長が380〜780ナノメートルの光を、一例として、3種類の光に分類していた。そして、3種類の光のうちの1つの光の反射率は、たとえば、波長380,381,382,・・・,500ナノメートルの光にそれぞれ対応する、複数の反射率の平均値としていた。そして、3種類の光の各々に対応する反射率の平均値を示すテーブル(たとえば、図4の反射率データテーブルCD100)を利用して、反射光のデータを算出していた。

0133

しかしながら、これに限定されることなく、R,G,Bの各々において、値の範囲(0〜255)にそれぞれ、予め測定した反射率を対応づけたテーブルを用意しておき、撮像処理により取得した、表示面光データとしての光撮像画像データが示すR,G,Bの値と、用意したテーブルに示されるR,G,Bの値とのマッチングに基づいて、反射率を求め、反射光のデータを算出してもよい。

0134

なお、本発明は、画像を表示するための複数の画素を含む表示面において、当該複数の画素の各々に光センサが設けられた表示装置に適用してもよい。

0135

また、本発明は、R,G,B毎に独立したバックライトが設けられた表示装置に適用してもよい。この場合、表示用画像を補正するのではなく、R,G,Bの各々のバックライトの強さを制御してもよい。

0136

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

図面の簡単な説明

0137

本実施の形態における画像表示装置の外観を正面から示した図である。
画像表示装置の内部構成を示したブロック図である。
本発明の概念を説明するための図である。
一例としての反射率データテーブルを示す図である。
表示面光データ取得処理のフローチャートである。
色補正処理のフローチャートである。
表示面反射光データ算出処理のフローチャートである。
色補正処理Aのフローチャートである。

符号の説明

0138

70ネットワーク、180プログラム、500画像表示装置、510 制御部、520 記憶部、530 表示部、540 入力部、555記録媒体、578撮像部。

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