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技術 作品販売コンピュータシステム及び作品販売方法

出願人 非公開
発明者 非公開
出願日 2008年6月23日 (13年0ヶ月経過) 出願番号 2008-163676
公開日 2009年3月5日 (12年4ヶ月経過) 公開番号 2009-048619
状態 特許登録済
技術分野 特定用途計算機
主要キーワード 彫刻家 クローズド形 推薦状 手続フロー オープン形 ブランド力 電子端末機 レビュー記事
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題

多くの人から作品の評価を受けることを可能にし、その評価に応じた対価を合理的にアーティスト還元し、アーティストの創作意欲をいっそう高める作品販売システムの提供を目的とする。

解決手段

本システムでは、アーティストから初めて出品された作品を売買するプライマリーオークションと、その後の転売を目的とするセカンダリーオークションを含み、サーバーはプライマリーオークションか、セカンダリーオークションかを判別し、プライマリーオークションのとき、該サーバーは、入札してきたコレクターの中から落札者を選択するよう、該アーティスト端末に求める信号を送信する。一方、セカンダリーオークションのとき、入札価格が最も高い者を落札者として決定する。

概要

背景

毎年、数多くの新人アーティスト誕生し、また数多くの新しい作品が生み出されているが、画廊ギャラリーに出かけても、ほとんど、彼らの作品を見ることはできないであろう。

ギャラリー側にとってみれば、評価が定まっていない彼らの作品を扱うことは、ビジネスからみて、あまりにリスクが大きいからである。従って、よほどギャラリー側からの好意にでも恵まれない限り、彼らの作品は展示されないのである。

ところで、下記特許文献1には、アーティストの作品をインターネット上に展示し、オークションによって販売するシステムが開示されている。このシステムでは、作品をインターネット上に展示する前に、予め一定の要件を満たすかどうかを審査し、要件を満たした作品に対してのみ、推薦状を付してインターネット上に展示するようにしている。

以上のように、アーティストの作品は、ギャラリーや画廊に展示されるにしても、また特許文献1に記載のオークションで展示されるにしても、選別された作品だけが展示されている。これにより、選別されることのない多くの作品、特に新人アーティストの作品が、市場でまったく評価を受けないまま、消滅していっているのが現状である。
特開2002-251570

概要

多くの人から作品の評価を受けることを可能にし、その評価に応じた対価を合理的にアーティストに還元し、アーティストの創作意欲をいっそう高める作品販売システムの提供を目的とする。本システムでは、アーティストから初めて出品された作品を売買するプライマリーオークションと、その後の転売を目的とするセカンダリーオークションを含み、サーバーはプライマリーオークションか、セカンダリーオークションかを判別し、プライマリーオークションのとき、該サーバーは、入札してきたコレクターの中から落札者を選択するよう、該アーティスト端末に求める信号を送信する。一方、セカンダリーオークションのとき、入札価格が最も高い者を落札者として決定する。

目的

本発明では、多くの人がアーティストの作品を鑑賞して評価できるようにし、かつ適正な価格で取引されるようにし、さらに取引価格の一部を合理的にアーティストに還元することによって、アーティストの創作意欲の増進を図り、アーティスト作品の取引市場活発化させることが可能な作品販売システムと作品販売プログラムの提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

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請求項1

作品の画像データをサーバーに送信するアーティスト端末と、前記作品に対する入札データを前記サーバーに送信するコレクター端末と、入札期間を設定して前記作品のオークションを行うサーバーとを有する作品販売コンピュータシステムにおいて、前記オークションは、前記アーティスト端末から最初に出品された作品に対して行われるプライマリーオークションと、転売目的として出品された作品に対して行われるセカンダリーオークションとを含み、前記サーバーが、前記作品がプライマリーオークションを目的として出品されたたものであると判定したとき、該サーバーは、入札してきたコレクターの中から落札者を選択するよう、該アーティスト端末に求める信号を送信し、前記サーバーが、前記作品がセカンダリーオークションを目的として出品されたたものであると判定したとき、該サーバーは、入札価格が最も高いコレクターを落札者として決定することを特徴とする作品販売コンピュータシステム。

請求項2

請求項1に記載の作品販売コンピュータシステムにおいて、プライマリーオークションで落札された前記作品の対価は、前記アーティストに提供され、セカンダリーオークションで落札された前記作品の転売価格のうちの所定の額が、該アーティストに還元されることを特徴とする作品販売コンピュータシステム。

請求項3

請求項2に記載の作品販売コンピュータシステムであって、前記所定の額は、転売価格に一定の還元率乗算してなる額であることを特徴とする作品販売コンピュータシステム。

請求項4

請求項3に記載の作品販売コンピュータシステムであって、前記還元率は、当該アーティストの当期における総売上金額と該当期の直前の期の総売上金額との差額によって調整されるものであることを特徴とする作品販売コンピュータシステム。

請求項5

請求項3に記載の作品販売コンピュータシステムであって、前記還元率は、当該アーティストの当期における総取引件数と該当期の直前の期の総取引件数との差額によって調整されるものであることを特徴とする作品販売コンピュータシステム。

請求項6

請求項1〜5に記載の作品販売コンピュータシステムであって、該作品販売コンピュータシステムは、さらに前記作品に関する意見データを提供するレビュワー端末を有することを特徴とする作品販売コンピュータシステム。

請求項7

ネットワークによって互いに接続されたアーティスト端末、コレクター端末、サーバーを介して処理を行う作品販売プログラムであって、アーティスト端末から送信されたアーティストの作品の画像データをサーバーが受信するステップと、前記サーバーが、前記作品の画像データ、ネットワーク内に公開するステップと、前記コレクター端末から前記作品の入札のために送信された入札データをサーバーが受信するステップと、前記作品のオークションを行うために、所定の入札期間を設定するステップと、前記コレクター端末からの作品に対する入札が、前記アーティスト端末から最初に出品された作品に対して行われるプライマリーオークションか、または転売目的として別のコレクター端末から出品された作品に対して行われるセカンダリーオークションのであるかのいずれかを判定するステップと、プライマリーオークションであると判定したとき、該サーバーは、入札してきたコレクターの中から特定のコレクターを落札者として選択するよう、該アーティスト端末に促すステップと、セカンダリーオークションであると判定したとき、該サーバーは、入札価格が最も高いコレクターを落札者として該サーバー自身が選択するステップとを有することを特徴とする作品販売コンピュータプログラム。

請求項8

請求項7に記載の作品販売プログラムであって、前記作品が転売されたとき、転売価格の一部を前記アーティストに還元するために、該転売価格に一定の還元率を乗算するステップを有することを特徴とする作品販売コンピュータシステム。

請求項9

請求項8に記載の作品販売コンピュータシステムであって、前記還元率は、当該アーティストの当期における総売上金額と該当期の前の期の総売上金額との差額によって調整するステップを有することを特徴とする作品販売プログラム。

請求項10

請求項9に記載の作品販売プログラムであって、前記還元率は、当該アーティストの当期における総売上金額と該当期の前の期の総売上金額との差額によって調整されるものであることを特徴とする作品販売プログラム。

請求項11

請求項10に記載の作品販売プログラムであって、前記還元率は、当該アーティストの当期における総取引件数と該当期の直前の期の総取引件数との差額によって調整されるものであることを特徴とする作品販売プログラム。

技術分野

0001

本発明はアーティスト制作した作品インターネットなどのネットワーク上で売買する作品販売システムおよび作品販売プログラムに関する。

背景技術

0002

毎年、数多くの新人アーティストが誕生し、また数多くの新しい作品が生み出されているが、画廊ギャラリーに出かけても、ほとんど、彼らの作品を見ることはできないであろう。

0003

ギャラリー側にとってみれば、評価が定まっていない彼らの作品を扱うことは、ビジネスからみて、あまりにリスクが大きいからである。従って、よほどギャラリー側からの好意にでも恵まれない限り、彼らの作品は展示されないのである。

0004

ところで、下記特許文献1には、アーティストの作品をインターネット上に展示し、オークションによって販売するシステムが開示されている。このシステムでは、作品をインターネット上に展示する前に、予め一定の要件を満たすかどうかを審査し、要件を満たした作品に対してのみ、推薦状を付してインターネット上に展示するようにしている。

0005

以上のように、アーティストの作品は、ギャラリーや画廊に展示されるにしても、また特許文献1に記載のオークションで展示されるにしても、選別された作品だけが展示されている。これにより、選別されることのない多くの作品、特に新人アーティストの作品が、市場でまったく評価を受けないまま、消滅していっているのが現状である。
特開2002-251570

発明が解決しようとする課題

0006

本発明では、多くの人がアーティストの作品を鑑賞して評価できるようにし、かつ適正な価格で取引されるようにし、さらに取引価格の一部を合理的にアーティストに還元することによって、アーティストの創作意欲増進を図り、アーティスト作品の取引市場活発化させることが可能な作品販売システムと作品販売プログラムの提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0007

作品販売コンピュータシステムの一観点によれば、
作品の画像データをサーバーに送信するアーティスト端末と、前記作品に対する入札データを前記サーバーに送信するコレクター端末と、入札期間を設定して前記作品のオークションを行うサーバーとを有する作品販売コンピュータシステムにおいて、
前記オークションは、前記アーティスト端末から最初に出品された作品に対して行われるプライマリーオークションと、転売目的として出品された作品に対して行われるセカンダリーオークションとを含み、
前記サーバーが、前記作品がプライマリーオークションを目的として出品されたたものであると判定したとき、該サーバーは、入札してきたコレクターの中から落札者を選択するよう、該アーティスト端末に求める信号を送信し、
前記サーバーが、前記作品がセカンダリーオークションを目的として出品されたたものであると判定したとき、該サーバーは、入札価格が最も高いコレクターを落札者として決定することを特徴とする。

発明の効果

0008

本システムによれば、下記の効果を得ることができる。

0009

(1)プライマリーオークションと、セカンダリーオークションを、同じシステム内で行っているので、作品に対するオークション全体を円滑に進めることができる。

0010

(2)プライマリーオークションであるか、セカンダリーオークションであるかを、サーバーが迅速に判断することができる。サーバーがプライマリーオークションである判断したとき、落札者の選択権をアーティストに付与している。

0011

このように、アーティストもオークションビジネスに関与するようにしているので、作品の創作へのアーティストのモチベーションを上げることができる。

0012

サーバーがセカンダリーオークションであると判断したとき、最高の入札価格の提示者が落札者として機械的に決定しているので、迅速な取引が可能となる。

0013

(3)落札者の決定の仕方に関して、プライマリーオークションではアーティストに選択権を与え、セカンダリーオークションではアーティストの関与を排除するようにしているので、アーティストの創作意欲を増進させながら、同時にオークションの活性化を図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。

0015

(1)システム全体の構成
本システムはインターネット1などのネットワーク網を利用するもので、図1に示すように、アーティストの端末2、レビュワーの端末3、コレクターの端末4、そして管理者のサーバー5がインターネット1に接続されている。

0016

ここで、アーティストとは、画家、彫刻家版画家、書家、現代アート制作者、創作性の高いパフォーマンスを行う表現者などを含み、何らかの作品を生み出す者をいう。また、レビュワーとは、評論家批評家、ライターなどを含み、作品について何らかの評論掲載する者全般をいう。コレクターとは、作品を特別に蒐集する者、投資家、アートディーラーなどを含み、アーティスト作品の購入者全般をいう。管理者とは、システム全体の管理・運営を行う者をいう。なお、ユーザーというときは、アーティスト、レビュワー、コレクターを含む。

0017

(2)ユーザーの手続およびアクセス概要
図2は、サーバーに登録する手続やシステム上での処理を、各ユーザーごとにツリー状に表わした図である。ユーザーはアカウント登録手続により、本システムの会員になることができる。そして、会員資格を取得後、自分のプロフィールを登録することができる。さらに、ユーザーの種類に応じた種々の処理を行うことができる。以下、これらについて、詳細に説明する。

0018

<アカウントの登録手続き
図3(a)は、外部認証機関が本人確認を行う場合のアカウント登録手続フローを示す図である。アーティストがアーティスト端末101からアーティスト用のアカウント発行希望して管理者のサーバー102にアクセスすると、サーバー102は他の登録済みユーザー招待状を受けているかどうかを確認する。招待状が確認できたら、サーバー102は本人の個人情報メールアドレスパスワードなど)を要求する。アーティスト端末101がこれに応じてサーバー102に個人情報を送ると、サーバー102では、本人が適正であるかどうか、外部の認証機関103に問い合わせる。認証機関103による認証が得られないとき、アカウントの発行は拒否される。本人の適正が認証されると、サーバー102はアーティスト用アカウントを発行してアーティスト端末101に送る。同時に、本人の個人情報とともに、発行したアーティストのアカウント情報を、サーバー102の記憶装置に登録する。

0019

図3(b)は外部認証機関による本人確認をしない場合のアカウント登録手続フローを示す図である。図のように、認証機関による本人確認の手続が省略されている以外は、図3(a)のフローと同様である。

0020

アカウントの登録は、レビュワーやコレクターについても必要な手続である。登録手続は、アーティスト用アカウントの登録と基本的に同じである。なお、コレクターのアカウント登録では、他の登録済みユーザーによる招待状がなくても登録することが可能である。その代わり、コレクターに対しては、クレジットカード情報の入力などが要求される。

0021

(3)アカウント取得によってユーザーが得る機能
<プロフィールの登録>
アカウントが発行されると、図4に示すように、ユーザーはユーザー端末104をログインして自分の「プロフィール」をサーバー102の記憶装置に登録することができる。プロフィールには、名前の他に、履歴趣味などが掲載される。例えば、アーティストは、自分の作品の展示や表彰歴を掲載できる。レビュワーは、作品の批評などを公開し、コレクターは、蒐集した作品を開示する。このように、プロフィールを登録することにより、ユーザーは、自分を紹介したり、アピールすることができる。

0022

<アーティストによる作品の登録など>
図5に示すように、自分の作品に関するデータ(作品の写真作品情報、作品証明写真追加情報など)を、アーティスト端末101からサーバー102に登録することにより、システム内で公開することができる。

0023

さらに、アーティストは、プライマリーオークションに出品することができる。また、自分の作品をシステム上で管理できるし、イベント情報等をシステム上に登録して開示することができる。

0024

<作品に対するレビュワーの意見の登録など>
図6に示すように、アーティストの作品に関する意見や批評を、レビュワー端末105からサーバー102に登録することにより、システム内で公開することができる。さらに、登録したレビュー記事外部ブログ等にも貼ることができる。これにより、システム外潜在的ユーザーに対し宣伝することができる。

0025

<コレクターによる出品など>
コレクターは、プライマリーオークションに出品された作品に入札することができる。そして、落札した作品をセカンダリーオークションに出品することもできる。

0026

マーク付け手続>
ユーザーは、他のすべてのユーザーのアカウントに「マーク」を付けることができる。またアーティストの作品に、「マーク」を付けることができる。以下、それぞれについて説明する。

0027

a. 他のユーザーのアカウントにマーク付けする手続き
アカウントを取得したユーザーは、他のユーザーのアカウントに「マーク」を付けることができる。このように、他人のユーザーのページ情報に予めマーク付けをしておくと、以後、他人のページが追加・削除・変更されたときの更新情報リアルタイムでユーザーに送られてくるので、非常に便利である。例えば、マークしたレビュワーの発信情報の見逃しを防止することができる。

0028

図7(a)は他のユーザーアカウントにマークを付けるときの手続フローを示す。ユーザーのログイン手続き、ユーザー認証によってアクセスの許可がサーバーから下りると、ユーザーは、目的とする他のユーザーのアカウントにアクセスし、他のユーザーのページ情報を要求する。当該ページ情報がサーバーから送られてきたら、マーク付けしてサーバーに送り返すと、マーク付けされたページ情報は、サーバーの記憶装置に格納される。

0029

b.他人の作品に対するマーク付け
図7(b)は他人の作品にマークを付けるときの手続フローを示す。

0030

マーク付けの手続は、図7(a)に示す他のユーザーのアカウントに「マーク」を付けるユーザーのログイン手続きと、基本的に同じなので、説明は省略する。

0031

このように、アーティストの作品に予めマーク付けをしておくと、以後、アーティストの作品のページが追加・削除・変更されたときの更新情報がリアルタイムでユーザーに送られてくるから、注目している作品の購入機会の見逃しを防止できる。

0032

また誰がどのアカウントに「マーク」しているか、どの作品に「マーク」しているかを、システム内ですべて公開されているから、自分の好みの作品に他のアカウントがマークしていた場合は、当該他のアカウントにアクセスして、そのアカウントがマークしている作品を知ることにより、自分の好みの作品に出会う機会を増やすことが可能となる。

0033

なお、自分のアカウントや作品が他人に「マーク」されている状態を「被マーク」という。「被マーク」の数が多ければ多いほど当該作品やアカウントが注目されているといえるから、「被マーク」の数は注目度指標を示すものである。

0034

<自分のアカウントへのアクセス>
図8は、ユーザーが自分のアカウントにアクセスしたときに自分の電子端末機表示画面に表示される内容を列挙している。他のユーザーからマークされた被マーク数、自分がマークしたアカウント一覧、作品一覧、アカウント/作品の更新情報、自分が登録したプロフィールなどである。アーティストの場合には、自分が登録した作品が表示され、レビュワーの場合には、自分が登録したレビューが表示され、コレクターの場合には、自分が蒐集した作品のコレクションが表示される。

0035

<他のユーザーアカウントへのアクセス>
図9は、他のユーザーのアカウントにアクセスしたときの電子端末機の表示装置に表示される情報を示す。

0036

図9(a)は、アーティストのアカウントにアクセスした場合であり、アーティストのプロフィール、アーティストの作品一覧、オークション情報(出品状況、過去取引情報)、アーティストの作品が展示される展覧会などのイベントのお知らせ一覧、取引評価、アーティストがマークした他のユーザーのアカウント一覧、さらにアーティストがマークした他のアーティストの作品一覧、被マーク数などが表示される。

0037

また、図9(b)は、レビュワーのアカウントにアクセスしたときに、ユーザー端末機の表示装置に表示される情報を示す。レビュワーのプロフィール、レビュワーのレビュー一覧、イベント情報、レビュワーがマークした他のユーザーのアカウント一覧、さらにレビュワーがマークしたアーティストの作品一覧、被マーク数などが表示される。

0038

さらに、図9(c)は、コレクターのアカウントにアクセスしたときに、ユーザー端末機の表示装置に表示される情報を示す。コレクターのプロフィール、コレクターがもっている作品コレクション一覧、オークション情報(出品状況、過去取引情報)、イベント情報、取引評価、コレクターがマークした他のユーザーのアカウント一覧、さらにコレクターがマークしたアーティストの作品一覧、被マーク数などが表示される。

0039

このように、他のユーザーのアカウントに「マーク」付けしておけば、そのユーザーのページ情報が更新されたとき、すぐに更新情報を受け取れるので、便利である。

0040

特に、アーティストの作品履歴、レビュワーのレビュー履歴、コレクターの落札履歴などの重要な情報が常に開示されているので、オークションでの取引の公正化を図るとともに、活性化を促すことが可能となる。

0041

(4)プライマリーオークションの第1の実施形態
図10は、プライマリーオークションの第1の実施形態を説明する図である。
このプライマリーオークションはクローズド形式を採っており、入札状況非公開である。従って、入札者が誰であるか、入札者が提示した購入希望価格がいくらであるかは非公開である。

0042

アーティスト端末101から、自分の作品に関する出品データ(作品情報、価格情報出品情報など)をサーバー102に送信し、サーバーが出品データを公開すると、プライマリーオークションが開始する(ステップ1)。

0043

まずコレクターAから入札があったとする。コレクター端末103から送信されたコレクターAの入札データはサーバー102で受け付けられ(ステップ2)、オークションの入札期間内かどうかが判断される(ステップ3)。

0044

入札期間内であれば、図11に示すような本実施形態の入札処理がなされる(ステップ4)。入力したコレクターAの入札データは、サーバー102の制御装置110により制御され、バスライン107を通り記憶装置106の入札者メモリ領域108に格納される。次に、制御装置110は、予め、登録されているプロフィールメモリ領域109の中から同じコレクター名、すなわちコレクターAのプロフィールデータ検索した後、コレクターAの入札データにコレクターAのプロフィールデータを付加して、アーティスト端末101に送信する(ステップ5)。同時に落札者選定を要求する情報も送信する。

0045

コレクターBから入札があったときも、同様な処理を経て、コレクターBの入札データにコレクターBのプロフィールデータを付加して、アーティスト端末101に送信する。このようにして、アーティスト端末には、コレクターの入札データとプロフィールデータとがセットになって送られてくる。これにより、アーティスト端末の表示装置では、入札データとプロフィールデータを同一画面で見ることができるというメリットがある。

0046

プロフィールデータには、入札者の過去の取引上の評判や、身分などの履歴も記載されているので、アーティストは、入札データの入札価格情報や入札者のプロフィールを総合的に検討した上で落札者を決定する。

0047

例えば、今回のプライマリーオークションの入札状況が、図11に示すように、コレクターAが有名なコレクターで入札価格25万円であり、コレクターBは一般コレクターで入札価格27万円である。またコレクターCは初心者コレクターで入札価格30万円であり、コレクターDは一般的コレクターで入札価格18万円であったとする。

0048

通常のオークションでは、最も高い入札価格を提示したコレクターCが落札者として自動的に決定されるが、本システムでは、入札価格が最も高いコレクターCが落札者になるとは限らない。プロフィールに記載されたオークション歴やコレクターのブランド力からみて、引き続いて行われるセカンダリーオークションでの転売価格が高くなることが期待できるとか、あるいは迅速な転売取引により利益を多く見積もることができる場合には、アーティストは有名コレクターAを落札者として選定することもできる。

0049

コレクターAが落札者として選定されると、アーティスト端末101からその旨の通知が送信され、サーバー101はこれを受信し、コレクターAに通知する(ステップ6)。

0050

コレクターAが落札者として決定すると、落札された作品がアーティストからコレクターAに渡され、その対価としてコレクターからアーティストに落札代金が渡される。アーティストは対価の一部をシステム利用手数料としてシステム管理者支払う。

0051

以上のように、本実施形態のオークションシステムにおいては、システム内において、アーティストの作品が自由に展示され、出品されるし、レビュワーはこれらの作品に関して自由に意見を開示することができる。また出品された作品に対して自由に入札できるので、アーティストの作品の取引を活性化することができる。

0052

さらに、入札価格を含む入札データだけでなく、入札したコレクターのプロフィールを付加してアーティスト端末に送信しているので、アーティストは、落札者選定の判断の幅を広げることができる。また、本オークションシステムでは、落札者を選定する権限をアーティストに与えているので、アーティストは実質的に自分の作品に対してビジネスに参加することができる。これにより、アーティストは、創作意欲を、より一層、高めることができる。

0053

(5)プライマリーオークションの第2の実施形態
第1の実施形態では、コレクターの入札データとともにコレクターのプロフィールを、サーバーからアーティスト端末に送信しているが、さらに本作品に関するレビュワーの意見や、レビュワーのプロフィールを付加して送信してもよい。

0054

そのためには、予め、作品データと、該作品に関するレビュワーの意見と、レビュワーのプロフィールを検索可能とする共通の符号が必要である。例えば、作品データと作品に関するレビュワーの意見とを検索する共通の符号として、作品名データがある。また、作品に関するレビュワーの意見とレビュワーのプロフィールとを検索する共通の符号として、レビュワー名データがある。

0055

(6)セカンダリーオークションの第1の実施形態
図12は、作品Xの転売が行われる本発明のセカンダリーオークションの実施形態を説明する概要図である。アーティストによって落札者となったコレクターAが、購入した作品Xを転売するために本作品販売システムに出品したとする。なお、セカンダリーオークションはオープン形式であり、入札価格は公開される。

0056

図12に示すように、コレクターAの電子端末機から作品Xの作品情報、価格情報、出品情報、付加情報などの必要事項記入する転売手続により、セカンダリーオークションが開始し、作品Xの転売情報が他のアーティスト、レビュワー、コレクターに開示される(ステップ11)。作品の入札に参加するのは、プライマリーオークションで不幸にも落札できなかったコレクターや新しく参入してきたコレクターなどである。

0057

コレクター端末103から送信されたコレクターの入札データはサーバー102で受け付けられ(ステップ12)、オークションの入札期間内かどうかが判断される(ステップ13)。

0058

入札期間内であれば、入札データが公開される(ステップ14)。所定の入札期間が経過すると、セカンダリーオークションが終了する。

0059

セカンダリーオークションでは、サーバーは、入札期間内に受け付けた入札データの中のうち、最も高い価格を提示した入札データを検索し、当該入札データを提示したコレクターを落札者として決定する。そして、サーバーは、その旨を公開する。

0060

例えば、一般コレクターEの入札価格が40万円、有名なコレクターFの入札価格が48万円、初心者コレクターGの入札価格が60万円であり、一般コレクターHの入札価格が80万円であったとする。この場合は、コレクターの知名度やブランド力に関係なく、入札価格が最も高い者が自動的に落札するので、一般コレクターHが落札者となる。

0061

落札者Hは、作品XをコレクターAから受け取り、その対価としてコレクターAに落札価格を支払う。

0062

本システムでは、落札価格の一部をアーティストに還元するように設定している。例えば、還元率を落札価格の1割と定めているとき、落札者からアーティストに8万円が還元される。従って、本実施形態によれば、アーティストは、プライマリーオークションの販売利益25万円の他に、セカンダリーオークションの還元額8万円を加えて、総計33万円を受け取ることができる。作品Xがセカンダリーオークションで転売が続けられるたびに、アーティストは転売価格の一部を手にすることができる。

0063

このように、アーティストは、プライマリーオークションで得た作品の売却利益の他に、セカンダリーオークションで得た転売価格の一部を得ることができる。そして転売の回数が増えれば増えるほど、アーティストにそれに応じた利益が還元されるので、アーティストの作品への創作意欲は一層、高まることが期待できる。また、アーティストの創作意欲が高まることにより、優れた作品が生み出される機会が多くなるから、作品のオークションビジネスがより活発化する。

0064

なお、セカンダリーオークションとは、当該作品のプライマリーオークションに続く、2回目以降のすべてのオークションのことをいう。還元率は、セカンダリーオークションの回数によって、変えるようにしてもよい。

0065

(7)セカンダリーオークションの第2の実施形態
セカンダリーオークションの第2の実施形態は、落札者が作品を保持する期間の長さによって、次のセカンダリーオークションでの還元率を変えるものである。

0066

図13は、落札者が作品を落札してから次の転売手続きを行うまでに作品を保持する期間とアーティストへの還元率の関係を示す図である。図のように、作品保持期間が2週間までのとき2%、1ヶ月までのとき4%、3ヶ月までのとき6%、6ヶ月までのとき8%、1年までのとき10%、1年を越えるとき12%と、作品保持期間によって還元率を上げるように設定している。このように、作品保持期間が長くなるほど、アーティストへの還元率をアップしているので、落札者の作品保持期間の短縮を促すことができ、これによりセカンダリーオークションでの取引を活発化させることが可能となる。

0067

(8)セカンダリーオークションの第3の実施形態
セカンダリーオークションの第3の実施形態は、プライマリーオークションおよびセカンダリーオークションの売買によってアーティストが得た収益によって、次のセカンダリーオークションでの還元率を変えるものである。

0068

図14は、アーティストへの還元率と、アーティストがある所定の期間に得た総売上高と、その前の期間に得た総売上高との差額との関係を示す図である。

0069

たとえば、5月の売り上げが200万円で、次の月の6月の総売り上げが250万円になったアーティストの場合、50万円の売り上げ増加であるから、図14を参照すると、次の7月の還元率は4%増える。

0070

なお、説明を簡単にするために、図14に示す例では、還元率が売上げ高の差額に比例した関係を示している。しかし、必ずしも比例させる必要はなく、その関係は実態に即して、適宜、調整しなければならないことは、言うまでもない。

0071

このように、アーティストは自己の作品に対する評価の高まりに見合った報酬を手にすることができるから、よりいっそう創作意欲を高めることができる。

0072

一方、アーティストへの還元率が高くなることは、落札者の利益がそれだけ少なくなることを意味するから、市場において当該アーティストの作品の売買が減少するように働く。従って、アーティスト作品が異常に過熱して投機的な売買になることを抑制することができる。

0073

このように、本システムでは、アーティストの創作意欲の向上を図りながら、市場の活性化を合理的にコントロールできる。

0074

(9)セカンダリーオークションの第4の実施形態
セカンダリーオークションの第4の実施形態は、アーティストの当期における総取引件数と該当期の直前の期の総取引件数との差額を、次の期の還元率の調整に用いるものである。

0075

特に、上記第3の実施形態と第4実施形態とを組み合わせれば、すなわちアーティストに係る作品の総売上高の増減と総売買件数の増減に応じて還元率を調整すれば、実際の取引状態に即して、市場をより精密にコントロールすることができる。

0076

(10)レビュワーへの報酬
ある作品について発表したレビュワーのレビューを参考にした結果、コレクターが当該作品を落札した場合、このレビュワーの市場への貢献度を評価して、落札価格に応じて一定の報酬をレビュワーに与えるような、システムにすることもできる。

0077

このように、レビュワーにも報酬を付与するようにすれば、レビュワーは、他のどのレビュワーよりも早く、良いアーティスト作品を発見しようと努力するであろう。これにより、優れたアーティスト作品の発見が促進され、オークションシステムの活性化とともに、オークションシステムの質が向上する。

図面の簡単な説明

0078

図1は、本発明のシステム全体の構成を示す図である。
図2は、サーバーへのユーザーの登録手続および処理を示す図である。
図3は、ユーザーのアカウント登録手続を示す図である。
図4は、ユーザーのプロフィール登録手続を示す図である。
図5は、アーティストの作品登録手続を示す図である。
図6は、レビュワーの作品に関するレビューの登録手続を示す図である。
図7は、ユーザーのアカウント登録手続を示す図である。
図8は、自分のアカウントにアクセスしたときの表示を示す図である。
図9は、他のユーザーアカウントにアクセスしたときの表示を示す図である。
図10は、プライマリーオークションにおける処理を説明するフローチャートである。
図11は、サーバーの記憶装置に格納されたデータを示す図である。
図12は、セカンダリーオークションにおける処理を示す図である。
図13は、転売までの作品所持期間によってアーティストへの還元率を調整する関係を示す図である。
図14は、作品売買の売上高によってアーティストへの還元率を調整する関係を示す図である。

符号の説明

0079

1・・・インターネット(通信回線
2・・・アーティスト端末
3・・・レビュワー端末
4・・・コレクター端末
5・・・サーバー
101・・・アーティスト端末
102・・・サーバー
103・・・認証機関
104・・・ユーザー端末
105・・・レビュワー端末
106・・・記憶装置
107・・・バスライン
108・・・入札者メモリ領域
109・・・プロフィールメモリ領域
110・・・制御装置

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