図面 (/)

技術 シート体支持構造

出願人 中国電力株式会社
発明者 谷友典
出願日 2007年8月21日 (13年0ヶ月経過) 出願番号 2007-214935
公開日 2009年3月5日 (11年6ヶ月経過) 公開番号 2009-048001
状態 特許登録済
技術分野 掲示板、旗等
主要キーワード 上横杆 スナップフック 下横杆 封鎖部材 外形面積 はとめ 字金具 テント地
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年3月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

等のシート体旗竿等の支持体張設支持されてなるシート体支持構造において、風圧を受けた場合や見栄えを良くする場合にシート体に大きな張力が加わったとしても、シート体及び支持体が破損しにくいと共に、シート体と支持体との脱着作業が簡便で、脱着作業の労力及び時間を低減できるシート体支持構造を提供すること。

解決手段

シート体2が支持体3に張設支持されてなるシート体支持構造1であって、シート体2は、4隅を有するシート本体2aと、シート本体2aの4隅にそれぞれ設けられた4つの被係合部25とを有し、支持体3は、棒状の部材を主体とする支持体本体3aと、支持体本体3aに連結されると共に4つの被係合部25それぞれに係合される4つのフック部材4とを有する。

概要

背景

は、一般に、旗竿に支持された状態で所定箇所に設置される。例えば、海上作業を行う場合には、その作業者は、監督官庁に「海上作業届」を提出し、警戒を出して、作業現場周辺の安全確保を行う必要があり、その際には、警戒船の所定箇所に警戒旗を掲示する必要があるが、警戒旗は、旗竿に支持された状態で、警戒船の所定箇所に設置される。警戒旗の形式には統一したものがなく、旗の表示内容の見易さや旗の耐久性などを考慮して、その都度、旗を旗竿に組み立てて使用している。

図4は、矩形状の旗102が旗竿103に張設支持されてなる従来の旗支持構造101を示す図である。

図4に示すように、旗102の旗本体102aにおける上辺121、下辺122及び一方の縦辺123aには、それぞれ複数個の筒状部129が接合されて設けられている。旗本体102aの各辺において、複数個の筒状部129の総長さは、当該筒状部129が設けられている辺の長さの半分以上に亘っている。筒状部129は、旗本体102aの他方の縦辺123bには設けられていない。

旗竿103は、垂直方向に延びる縦杆133、縦杆133の上端近傍から水平方向に延びる上横杆131、及び上横杆131よりも下方の位置で縦杆133から水平方向に延びる下横杆132を備えている。

そして、旗竿103の上横杆131、下横杆132及び縦杆133を、それぞれ旗102の上辺121、下辺122及び一方の縦辺123aにおける各筒状部129に挿通することで、旗102と旗竿103とを組み立てることができる。

旗102と旗竿103とを組み立てる場合には、例えば、まず、旗竿103の縦杆133を、旗102の一方の縦辺123aにおける筒状部129に挿入する。次に、旗竿103の上横杆131及び下横杆132を、それぞれ旗102の上辺121及び下辺122における各筒状部129に挿入する。次いで、縦杆133と、上横杆131及び下横杆132とを、螺合などにより連結して組み立てる。このように旗102と旗竿103とを組み立て、旗102を旗竿103に張設支持している。

しかしながら、このような旗支持構造101では、風圧により生じた大きな張力が、旗102の本体102aと筒状部129との接合部分に掛かり、当該接合部分が破損する場合が多く、旗102の長時間の使用は難しい。また、旗102と旗竿103との組み立てにも労力及び時間を要する。

また、旗102の使用時に旗102に風圧を受け、旗竿103の上横杆131、下横杆132及び縦杆133が湾曲したり、変形しやすく、その場合には、旗竿103を再使用するときに、旗102と旗竿103との組み立てができないこともある。

更に、旗は、旗竿に張設支持され、見栄えを良くした方が好ましいが、このように張設支持する場合には、旗に相当大きな張力が加わることになり、例え、旗が夫なテント地などから作成されている場合でも、旗が破損し、その再使用や長期使用に耐えられない場合が多い。

前述の技術とは別の技術として、旗の4隅と旗竿とをにより連結して旗を旗竿に張設支持する構造も知られている(下記特許文献1参照)。
実用新案登録第2601973号公報

概要

旗等のシート体が旗竿等の支持体に張設支持されてなるシート体支持構造において、風圧を受けた場合や見栄えを良くする場合にシート体に大きな張力が加わったとしても、シート体及び支持体が破損しにくいと共に、シート体と支持体との脱着作業が簡便で、脱着作業の労力及び時間を低減できるシート体支持構造を提供すること。シート体2が支持体3に張設支持されてなるシート体支持構造1であって、シート体2は、4隅を有するシート本体2aと、シート本体2aの4隅にそれぞれ設けられた4つの被係合部25とを有し、支持体3は、棒状の部材を主体とする支持体本体3aと、支持体本体3aに連結されると共に4つの被係合部25それぞれに係合される4つのフック部材4とを有する。

目的

従って、本発明の目的は、旗等のシート体が旗竿等の支持体に張設支持されてなるシート体支持構造において、風圧を受けた場合や見栄えを良くする場合にシート体に大きな張力が加わったとしても、シート体及び支持体が破損しにくいと共に、シート体と支持体との脱着作業が簡便で、脱着作業の労力及び時間を低減できるシート体支持構造を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

シート体支持体張設支持されてなるシート体支持構造であって、前記シート体は、4隅を有するシート本体と、前記シート本体の4隅にそれぞれ設けられた4つの被係合部とを有し、前記支持体は、棒状の部材を主体とする支持体本体と、前記支持体本体に連結されると共に前記4つの被係合部それぞれに係合される4つのフック部材とを有することを特徴とするシート体支持構造。

請求項2

前記フック部材は、状のフック本体と、前記フック本体における解放した端部同士をつなぐように配されると共に、一端側を支点として前記フック本体における解放した前記端部の一方に回動可能に連結された封鎖部材とを有し、前記フック部材は、前記封鎖部材の他端側が前記フック本体に当接又は近接した閉状態と、前記封鎖部材の他端側が前記フック本体から離間するように回動した開状態とを形成することを特徴とする請求項1記載のシート体支持構造。

請求項3

前記シート体は矩形状ので、前記支持体は旗竿であり、前記旗竿は、垂直方向に延びる縦杆と、前記縦杆から水平方向に延びる上横杆と、前記上横杆よりも下方の位置で前記縦杆から水平方向に延びる下横杆とを備えており、前記旗は、前記上横杆に沿って延びる上辺と、前記下横杆に沿って延びる下辺と、前記上辺の両端部と前記下辺の両端部とをそれぞれ結んで垂直に延びる一対の縦辺とを有しており、前記4つのフック部材は、前記上横杆の両端部近傍及び前記下横杆の両端部近傍にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート体支持構造。

請求項4

前記旗は、前記旗の周縁部近傍に全周に亘って配設された線状の補強部材を備えていることを特徴とする請求項3記載のシート体支持構造。

請求項5

前記上横杆と前記上辺との間、前記下横杆と前記下辺との間、及び前記縦杆と前記縦辺との間には空隙部が形成されており、前記空隙部は実質的に遮蔽されていないこと特徴とする請求項3又は4に記載のシート体支持構造。

技術分野

0001

本発明は、等のシート体旗竿等の支持体張設支持されてなるシート体支持構造に関する。

背景技術

0002

旗は、一般に、旗竿に支持された状態で所定箇所に設置される。例えば、海上作業を行う場合には、その作業者は、監督官庁に「海上作業届」を提出し、警戒を出して、作業現場周辺の安全確保を行う必要があり、その際には、警戒船の所定箇所に警戒旗を掲示する必要があるが、警戒旗は、旗竿に支持された状態で、警戒船の所定箇所に設置される。警戒旗の形式には統一したものがなく、旗の表示内容の見易さや旗の耐久性などを考慮して、その都度、旗を旗竿に組み立てて使用している。

0003

図4は、矩形状の旗102が旗竿103に張設支持されてなる従来の旗支持構造101を示す図である。

0004

図4に示すように、旗102の旗本体102aにおける上辺121、下辺122及び一方の縦辺123aには、それぞれ複数個の筒状部129が接合されて設けられている。旗本体102aの各辺において、複数個の筒状部129の総長さは、当該筒状部129が設けられている辺の長さの半分以上に亘っている。筒状部129は、旗本体102aの他方の縦辺123bには設けられていない。

0005

旗竿103は、垂直方向に延びる縦杆133、縦杆133の上端近傍から水平方向に延びる上横杆131、及び上横杆131よりも下方の位置で縦杆133から水平方向に延びる下横杆132を備えている。

0006

そして、旗竿103の上横杆131、下横杆132及び縦杆133を、それぞれ旗102の上辺121、下辺122及び一方の縦辺123aにおける各筒状部129に挿通することで、旗102と旗竿103とを組み立てることができる。

0007

旗102と旗竿103とを組み立てる場合には、例えば、まず、旗竿103の縦杆133を、旗102の一方の縦辺123aにおける筒状部129に挿入する。次に、旗竿103の上横杆131及び下横杆132を、それぞれ旗102の上辺121及び下辺122における各筒状部129に挿入する。次いで、縦杆133と、上横杆131及び下横杆132とを、螺合などにより連結して組み立てる。このように旗102と旗竿103とを組み立て、旗102を旗竿103に張設支持している。

0008

しかしながら、このような旗支持構造101では、風圧により生じた大きな張力が、旗102の本体102aと筒状部129との接合部分に掛かり、当該接合部分が破損する場合が多く、旗102の長時間の使用は難しい。また、旗102と旗竿103との組み立てにも労力及び時間を要する。

0009

また、旗102の使用時に旗102に風圧を受け、旗竿103の上横杆131、下横杆132及び縦杆133が湾曲したり、変形しやすく、その場合には、旗竿103を再使用するときに、旗102と旗竿103との組み立てができないこともある。

0010

更に、旗は、旗竿に張設支持され、見栄えを良くした方が好ましいが、このように張設支持する場合には、旗に相当大きな張力が加わることになり、例え、旗が夫なテント地などから作成されている場合でも、旗が破損し、その再使用や長期使用に耐えられない場合が多い。

0011

前述の技術とは別の技術として、旗の4隅と旗竿とをにより連結して旗を旗竿に張設支持する構造も知られている(下記特許文献1参照)。
実用新案登録第2601973号公報

発明が解決しようとする課題

0012

しかし、特許文献1に記載された、紐により旗を旗竿に張設支持する構造においては、旗と旗竿とを脱着する度に紐を結んだり、ほどいたりする必要があり、旗と旗竿との脱着作業が繁雑で、脱着作業の労力及び時間を多く要する。

0013

このような問題点は、旗以外のシート体(例えばテント地)を、旗竿以外の支持体(例えばテント骨組み)に張設支持する場合にも同様に生じる。

0014

従って、本発明の目的は、旗等のシート体が旗竿等の支持体に張設支持されてなるシート体支持構造において、風圧を受けた場合や見栄えを良くする場合にシート体に大きな張力が加わったとしても、シート体及び支持体が破損しにくいと共に、シート体と支持体との脱着作業が簡便で、脱着作業の労力及び時間を低減できるシート体支持構造を提供することにある。

課題を解決するための手段

0015

(1)本発明のシート体支持構造は、シート体が支持体に張設支持されてなるシート体支持構造であって、前記シート体は、4隅を有するシート本体と、前記シート本体の4隅にそれぞれ設けられた4つの被係合部とを有し、前記支持体は、棒状の部材を主体とする支持体本体と、前記支持体本体に連結されると共に前記4つの被係合部それぞれに係合される4つのフック部材とを有することを特徴とするものである。

0016

(1)に記載の発明によれば、支持体に設けられた4つのフック部材を、シート体の4隅に設けられた4つの被係合部にそれぞれ係合しているため、風圧を受けた場合や見栄えを良くする場合にシート体に大きな張力が加わったとしても、前述の筒状部を備えたシート体(旗)に比して、シート体の4隅及び支持体におけるフック部材近傍のみに張力が加わり、シート体及び支持体が破損しにくい。また、4つのフック部材を、対応する4つのシート体の被係合部にそれぞれ係合するだけで、シート体を支持体に張設支持することができるため、シート体と支持体との脱着作業が簡便で、脱着作業の労力及び時間を低減することができる。

0017

(2) (1)に記載の発明においては、前記フック部材は、状のフック本体と、前記フック本体における解放した端部同士をつなぐように配されると共に、一端側を支点として前記フック本体における解放した前記端部の一方に回動可能に連結された封鎖部材とを有し、前記フック部材は、前記封鎖部材の他端側が前記フック本体に当接又は近接した閉状態と、前記封鎖部材の他端側が前記フック本体から離間するように回動した開状態とを形成することが好ましい。

0018

(2)に記載の発明によれば、フック部材が容易に開状態を形成できるため、フック部材をシート体の被係合部に容易に係合することができる。一方、フック部材が閉状態を形成できるため、フック部材をシート体の被係合部に係合して、シート体を支持体に張設支持した状態において、フック部材がシート体の被係合部から外れにくい。

0019

(3) (1)又は(2)に記載の発明においては、前記シート体は矩形状の旗で、前記支持体は旗竿であり、前記旗竿は、垂直方向に延びる縦杆と、前記縦杆から水平方向に延びる上横杆と、前記上横杆よりも下方の位置で前記縦杆から水平方向に延びる下横杆とを備えており、前記旗は、前記上横杆に沿って延びる上辺と、前記下横杆に沿って延びる下辺と、前記上辺の両端部と前記下辺の両端部とをそれぞれ結んで垂直に延びる一対の縦辺とを有しており、前記4つのフック部材は、前記上横杆の両端部近傍及び前記下横杆の両端部近傍にそれぞれ設けられていることが好ましい。

0020

(3)に記載の発明によれば、矩形状の旗が旗竿により容易に張設支持される。

0021

(4) (3)に記載の発明においては、前記旗は、前記旗の周縁部近傍に全周に亘って配設された線状の補強部材を備えていることが好ましい。

0022

(4)に記載の発明によれば、旗の破損が一層防止され、延いては旗を支持する旗竿の破損も一層防止される。

0023

(5) (3)又は(4)に記載の発明においては、前記上横杆と前記上辺との間、前記下横杆と前記下辺との間、及び前記縦杆と前記縦辺との間には空隙部が形成されており、前記空隙部は実質的に遮蔽されていないことが好ましい。

0024

(5)に記載の発明によれば、旗が受けた風を空隙部から容易に逃がすことができるため、旗における被係合部以外の部分には大きな張力が加わらず、旗及び旗竿が破損しにくい。

発明の効果

0025

本発明によれば、旗等のシート体が旗竿等の支持体に張設支持されてなるシート体支持構造において、風圧を受けた場合や見栄えを良くする場合にシート体に大きな張力が加わったとしても、シート体及び支持体が破損しにくいと共に、シート体と支持体との脱着作業が簡便で、脱着作業の労力及び時間を低減することができる。

発明を実施するための最良の形態

0026

以下、本発明のシート体支持構造の一例である第1実施形態について、図面を参照して説明する。本発明のシート体支持構造は、シート体が支持体に張設支持されてなるものであり、第1実施形態は、図1に示すように、シート体が矩形状の旗2から構成され、支持体が旗竿3から構成された旗支持構造1である。

0027

まず旗2について説明する。旗2は、図1に示すように、4隅を有する旗本体2aと、旗本体2aの4隅にそれぞれ設けられた4つの被係合部25とを有している。

0028

旗本体2aは、上辺21、下辺22及び一対の縦辺23,23を有する矩形状となっている。詳述すると、旗本体2aは、後述するように、旗2が旗竿3に張設支持された状態において、旗竿3の上横杆31に沿って延びる上辺21、旗竿3の下横杆32に沿って延びる下辺22、及び上辺21の両端部と下辺22の両端部とをそれぞれ結んで垂直に延びる一対の縦辺23,23を有している。尚、旗竿3の縦杆33に近接する縦辺23を「縦辺23a」ともいう。

0029

旗本体2aの素材は、特に制限されないが、例えばインクジェットターポリンが用いられる。

0030

旗本体2aの面積外形面積)S2は、例えば2000〜15000cm2であり、好ましくは5000〜10000cm2である。矩形状の旗本体2aにおける上辺21及び下辺22の長さは、例えば20〜200cmであり、好ましくは40〜100cmである。矩形状の旗本体2aにおける縦辺23の長さは、例えば50〜400cmであり、好ましくは100〜200cmである。

0031

図2(a)は、第1実施形態の旗支持構造1の部分拡大図であり、図2(b)は、図2(a)に示すB−B線断面図である。

0032

図2に示すように、旗本体2aは、その周縁部近傍に全周に亘って配設された線状の補強部材24bを備えている。これにより、旗本体2aの4辺(上辺21、下辺22、縦辺23,23)近傍が補強されている。第1実施形態においては、旗本体2aの素材を旗本体2aの端部近傍で内側に折り返して接合することにより筒状部24aを形成し、筒状部24aの内側に線状の補強部材24bを配設することによって、旗本体2aの4辺近傍が補強されている。

0033

線状の補強部材24bの素材は、特に制限されないが、例えばクレモナロープが用いられる。円形断面を有する補強部材24bの径は、例えば2〜20mmであり、好ましくは5〜10mmである。

0034

旗本体2aの4隅には、補強部材24bに近接して、更に補強シート24cが貼り付けられ、旗本体2aの4隅が更に補強されている。

0035

旗2は、旗本体2aの4隅にそれぞれ被係合部25を備えている。第1実施形態における被係合部25は、環状の補強環(いわゆる「はとめ」)25aとS字状のS字金具(いわゆる「Sカン」)25bとの組み合わせからなる。補強環25aは、旗本体2aの4隅近傍に設けられた開口部に設けられ、例えばかしめにより締め付けられている。補強環25aは、旗本体2aにおける強度の高い部分、具体的には、折り返された旗本体2aの素材と補強シート24cとが積層された部分に、補強環25aの一部が掛かるように設けられている。補強環25aは、補強部材24bに近接して(例えば0〜10mm程度離間して)設けられている。

0036

S字金具25bにおいては、その一方の解放部は、補強環25aに係合した後に、補強環25aを含む旗本体2aが抜けない程度に封鎖されており、その他方の解放部は、後述するフック部材4が抜けない程度に封鎖されている。

0037

次に旗竿3について説明する。旗竿3は、図1及び図2に示すように、棒状の部材を主体とする旗竿本体3aと、旗竿本体3aに連結された4つのフック部材4とを有している。4つのフック部材4は、旗2における4つの被係合部25にそれぞれ係合される。

0038

旗竿本体3aは、上横杆31、下横杆32及び縦杆33を主体として構成されている。各31〜33は、金属パイプ金属棒などの棒状の部材からなる。棒状の部材の素材としては、防食性の面からステンレス鋼が好ましい。

0039

縦杆33は、垂直方向に延びる杆であり、上横杆31は、縦杆33から水平方向に延びる杆であり、下横杆32は、上横杆31よりも下方の位置で縦杆33から水平方向に延びる杆である。上横杆31の基端31aは、縦杆33の上端近傍に位置しており、下横杆32の基端32aは、縦杆33の中央近傍に位置している。

0040

また、旗2が旗竿3に張設支持された状態において、上横杆31は、旗2の上辺21に沿って配される杆であり、下横杆32は、旗2の下辺22に沿って配されるであり、縦杆33は、旗2の一方の縦辺23aに沿って配される杆である。

0041

第1実施形態においては、上横杆31及び下横杆32は、縦杆33に溶接により固定されている。尚、上横杆31及び下横杆32は、縦杆33の周方向に回転自在に縦杆33に連結することもできる。

0042

上横杆31と下横杆32との間隔(縦杆33に沿う方向の間隔)は、旗2を張設支持するために、旗本体2aの縦辺23の長さよりも長い必要がある。旗2と旗竿3との組み立て作業の便宜を考慮すると、上横杆31と下横杆32との間隔は、旗本体2aの縦辺23の長さよりも20cm以上長いことが好ましく、5〜10cm長いことが更に好ましい。上横杆31と上辺21との間隔又は下横杆32と下辺22との間隔は、例えば0〜20cmであり、好ましくは1〜10cmである。

0043

上横杆31及び下横杆32の長さは、特に制限されないが、例えば20〜220cmであり、好ましくは45〜210cmである。

0044

円形断面を有する各杆31〜33の径は、特に制限されないが、例えば5〜50mmであり、好ましくは10〜40mmである。

0045

上横杆31と上辺21との間、下横杆32と下辺22との間、及び縦杆33と一方の縦辺23aとの間には、それぞれ空隙部11,12,13が形成されている。空隙部11,12,13は、カタカナの「コ」の字を形成するように連続している。空隙部11,12,13は実質的に遮蔽されていない。「実質的に遮蔽されていない」とは、空隙部11,12,13に、後述するフック部材4以外の部材が存在していないため、空隙部11,12,13がほとんど遮蔽されていないことを意味する。

0046

旗竿3における上横杆31と、縦杆33と、下横杆32と、上横杆31の先端31bと下横杆32の先端32bとを結ぶ仮想線とから形成される仮想矩形領域の面積S3は、例えば400〜50000cm2であり、好ましくは2000〜45000cm2である。前記仮想矩形領域の面積S3に対する旗本体2aの面積S2の比(S2/S3)は、例えば70〜95であり、好ましくは80〜90である。前記仮想矩形領域の面積S3と旗本体2aの面積S2との差(S3−S2)は、例えば2000〜30000cm2であり、好ましくは3000〜20000cm2である。

0047

上横杆31の基端31a及び先端31b並びに下横杆32の基端32a及び先端32bには、それぞれ支持体側被係合部34が設けられている。支持体側被係合部34は、金属製の半環状の部材からなり、上横杆31又は下横杆32に溶接やリベットなどにより固定されている。

0048

次にフック部材4について説明する。フック部材4は、図2(a)に示すように、旗2の被係合部25と旗竿3の旗竿本体3a(上横杆31、下横杆32及び縦杆33)とを係合する部材である。

0049

第1実施形態におけるフック部材4は、通常においては環状となっているが、その一部が内側に向けて可動となっている、いわゆるスナップフックスプリングフック)からなる。詳述すると、フック部材4は、図2(a)に示すように、鉤状のフック本体41と封鎖部材42とを有している。封鎖部材42は、フック本体41における解放した端部同士をつなぐように配されると共に、一端42a側を支点としてフック本体41における解放した端部の一方に回動可能に連結されている。

0050

封鎖部材42は、フック本体41の内側に向けて押圧されると、封鎖部材42の一端42a側を支点として、フック本体41の内側に向けて回動する。そのため、フック部材4における解放部41aを通じて、フック部材4の内側に被係合部25のS字金具25bを配置することができる。

0051

一方、封鎖部材42は、バネ復元力によって、封鎖部材42の一端42aを支点として、フック本体41の外側に向けて常時付勢されている。通常の状態においては、封鎖部材42の他端42bがフック本体41の解放した端部の一方に引っ掛かり、環状が形成される。そのため、フック部材4の内側に配置された被係合部25のS字金具25bが、フック部材4における解放部41aから意図せず抜けることがない。

0052

従って、フック部材4においては、封鎖部材42は、解放部41aを解放して、フック部材4に旗2の被係合部25のS字金具25bを係合できると共に、解放部41aを封鎖して、フック部材4に被係合部25のS字金具25bを係合した状態を保持できるようになっている。

0053

このように、フック部材4は、封鎖部材42の他端42b側がフック本体41に当接又は近接した閉状態(図2(a)に示す状態)と、封鎖部材42の他端42b側がフック本体41から離間するように回動した開状態(図示せず)とを形成する。

0054

フック部材4は、旗竿3の上横杆31の両端部近傍及び下横杆32の両端部近傍に、それぞれ連結されている。詳述すると、4つのフック部材4は、それぞれ対応する4つの支持体側被係合部34を介して連結されている。4つの支持体側被係合部34は、それぞれ上横杆31の基端31a及び先端31b並びに下横杆32の基端32a及び先端32bにそれぞれ設けられている。

0055

このように、第1実施形態においては、旗竿3に設けられた4つのフック部材4を、旗2における4つの被係合部25のS字金具25bにそれぞれ係合することにより、旗2を旗竿3に張設支持している。

0056

旗2を旗竿3に支持する手順に制限はない。例えば、フック部材4を先に旗竿3の支持体側被係合部34に連結してから、フック部材4を旗2の被係合部25に係合してもよく、あるいは、フック部材4を先に旗2の被係合部25に係合してから、フック部材4を旗竿3の支持体側被係合部34に連結してもよい。

0057

上述のように構成された第1実施形態の旗支持構造1においては、旗竿3に設けられたフック部材4を、旗2の4隅に設けられた被係合部25にそれぞれ係合することにより、旗2を旗竿3に張設支持している。そのため、風圧を受けた場合や見栄えを良くする場合に旗2に大きな張力が加わったとしても、旗2の4隅及び旗竿3におけるフック部材4近傍のみに張力が加わるため、旗2及び旗竿3が破損しにくい。また、4つのフック部材4を旗2における4つの被係合部25にそれぞれ係合することで、旗2を旗竿3に張設支持することができるため、旗2と旗竿3との脱着作業が簡便で、脱着作業の労力及び時間を低減することができる。

0058

また、第1実施形態の旗支持構造1においては、フック部材4は、フック本体41及び封鎖部材42からなり、閉状態及び開状態を形成することができる。そのため、開状態においてフック部材4を旗2の被係合部25に容易に係合することができる。また、フック部材4を旗2の被係合部25に係合して、旗2を旗竿3に張設支持した状態において、フック部材4が旗2の被係合部25から外れにくい。

0059

更に、第1実施形態の旗支持構造1においては、旗2は、その周縁部近傍に全周に亘って配設された線状の補強部材24bを備えている。そのため、旗2の破損が一層防止され、延いては旗2を支持する旗竿3の破損も一層防止される。

0060

また、上横杆31と上辺21との間、下横杆32と下辺22との間、及び縦杆33と縦辺23aとの間には空隙部11,12,13が形成されており、空隙部11,12,13は実質的に遮蔽されていない。そのため、旗2が受けた風を空隙部11,12,13から容易に逃がすことができる。従って、旗2における被係合部25以外の部分には大きな張力が加わらず、旗2及び旗竿3が破損しにくい。特に、空隙部11,12,13が「コ」の字を形成するように連続しているため、旗2が受けた風を逃がす効果に優れる。

0061

次に、本発明のシート体支持構造の第2実施形態について説明する。第2実施形態については、主として、第1実施形態とは異なる点を説明する。第1実施形態と同様の構成について同じ符号を付し、説明を省略する。第2実施形態について特に説明しない点については、第1実施形態についての説明が適宜適用される。

0062

第2実施形態は、図3に示すように、本発明のシート体支持構造を、テント地2’が骨組み3’に張設支持されてなるテント支持構造1’に適用したものである。

0063

図3(a)に示すように、テント地2’は、上部テント地26aと下部テント地26bとからなる。上部テント地26aは、横に延びる三角柱形状を有し、その下方は開口している。下部テント地26bは、開口した上部テント地26aから下方に延びており、矩形環状を有している。

0064

テント地2’の4隅(詳細には、下部テント地26bの下端の4隅)には、第1実施形態における旗2と同様に、図3(b)に示すように、補強環25a及びS字金具25bの組み合わせからなる被係合部25が設けられている。

0065

骨組み3’は、棒状の部材からなる上部骨組み35a及び下部骨組み35bを主体として構成されている。上部骨組み35aは、上部テント地26aの3角柱形状に対応した三角柱状に形成されている。下部骨組み35bは、矩形環状の下部テント地26bの4隅に沿って、下部テント地26bの下端よりも下方に延びている。下部骨組み35bには、第1実施形態における旗竿3と同様に、支持体側被係合部34を介してフック部材4が設けられている。

0066

第2実施形態のテント支持構造1’によれば、第1実施形態の旗支持構造1と同様に、テント地2’に大きな張力が加わったとしても、テント地2’の4隅及び骨組み3’におけるフック部材4近傍のみに張力が加わるため、テント地2’及び骨組み3’が破損しにくい。また、フック部材4をテント地2’の被係合部25にそれぞれ係合することで、テント地2’を骨組み3’に張設支持することができるため、テント地2’と骨組み3’との脱着作業が簡便で、脱着作業の労力及び時間を低減することができる。

0067

第2実施形態によれば、上述の効果以外にも、第1実施形態と同様の効果が奏される。

0068

本発明は、前述した実施形態に制限されることなく、適宜変更が可能である。

0069

例えば、シート体2の被係合部25は、フック部材4を係合することができれば、その構成に制限はない。被係合部25は、前述の実施形態においては、2個の部材(補強環25a,S字金具25b)の組み合わせから構成されているが、これに制限されず、1個の部材から構成されるものでもよく、あるいは3個の以上の部材から構成されるものでもよい。

0070

フック部材4は封鎖部材42を備えていなくてもよい。

0071

旗竿3においては、上横杆31、一対の縦杆33,33及び下横杆32から、旗本体2aの4辺(上辺21、一対の縦辺23,23及び下辺22)を囲む矩形杆を備えていてもよい。この形態では、前記空隙部は、矩形枠状(カタカナの「ロ」字状)となる。

0072

シート体は、第1実施形態における旗2のような平面状のシート体でもよく、第2実施形態におけるテント地2’のような立体的形状のシート体でもよく、従って、平面状であるか立体的形状であるかを問わず、4隅を有していると認められるものであればよい。

0073

本発明は、第1実施形態のような旗及び旗竿からなる旗支持構造や、第2実施形態のようなテント地及び骨組みからなるテント支持構造に制限されない。例えば、懸垂幕の支持構造、横断幕の支持構造に適用することができる。

図面の簡単な説明

0074

本発明の第1実施形態である旗支持構造を示す正面図である。
(a)は第1実施形態の旗支持構造の部分拡大図であり、(b)は(a)に示すB−B線断面図である。
本発明の第2実施形態であるテント支持構造を示す斜視図である。
従来の旗支持構造を示す正面図である。

符号の説明

0075

1旗支持構造(シート体支持構造)
1’テント支持構造(シート体支持構造)
2 旗(シート体)
2’テント地(シート体)
2a 旗本体(シート本体)
25 被係合部
3旗竿(支持体)
3’骨組み(支持体)
3a 旗竿本体(支持体本体)
4フック部材
41フック本体
42 封鎖部材

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社図南の「 情報表示物ホルダ」が 公開されました。( 2020/06/18)

    【課題】情報表示物が外れにくく、情報表示物の取替え可能な情報表示物ホルダを提供する。【解決手段】この情報表示物ホルダ1は、情報表示物が配置されるプレート部3と、プレート部3に連結され、山形に折り曲げら... 詳細

  • 塩島芳春の「 電動車いすの事故警報装置」が 公開されました。( 2020/06/04)

    【課題】 従来の電動いすの利用者による踏切事故はほとんどが大事故につながり新聞紙上等でも悲惨な事故として取り上げられていたが、根本的な解決手段がなく、最近ようやく国もその改善命令等をメーカ−に出した... 詳細

  • 株式会社エダキンの「 看板構造」が 公開されました。( 2020/05/07)

    【課題】構造を簡素にできるとともに、軽量化でき、しかも、部材の落下を抑制しながら見栄えを良好にできる看板構造を提供する。【解決手段】看板構造において、支持体の被着面29に裏面が当接する四角形の基板17... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ