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技術 化粧料

出願人 株式会社コーセー
発明者 中林治郎
出願日 2007年7月24日 (13年6ヶ月経過) 出願番号 2007-192530
公開日 2009年2月12日 (12年0ヶ月経過) 公開番号 2009-029718
状態 拒絶査定
技術分野 化粧料
主要キーワード 高粘性油 ポイントメイク ポリオレフィン樹脂粉末 美白パウダー 白色体 絶対評価 フィトステロール脂肪酸エステル 段階判定
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年2月12日)のものです。
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課題

付着性が高いのにべたつかず、化粧料の付着性、化粧膜均一性、化粧膜の持続効果及び経時安定性に優れた化粧料を提供する。

解決手段

重量平均分子量(Mw)が25000〜50000、融点が70℃〜90℃であるプロピレンホモポリマーを含有することを特徴とする化粧料であり、このプロピレンホモポリマーは、メタロセン触媒を用いて合成可能であり、分子量分布(Mw/Mn)が3以下であるなどの特徴を有する。

概要

背景

従来、化粧料には、肌への付着性を高めたり、化粧膜持続性を高めたりするために、重質流動イソパラフィンワセリン等のペースト油キャンデリラワックス等の固形油ロジン酸系樹脂マレイン酸変性エステルガム等の樹脂成分が配合されていた(例えば、特許文献1、2参照)。
一方、本発明のごとく、化粧料にポリオレフィン類を配合するものとしては、高粘性油であるα−オレフィンオリゴマーを配合したものや、ポリエチレンや、エチレンプロピレンコポリマー等のワックス類を配合したもの(例えば、特許文献3)や、ポリオレフィン樹脂粉末を配合したもの(例えば、特許文献4)や、メタロセン触媒の存在下で合成された、エチレン及び/又はプロピレンワックスを配合したもの(例えば、特許文献5)等が知られている。

特開平9−235210号公報
特開2000−302623号公報
特開2001−072537号公報
特開2006−169207号公報
特開2006−342163号公報

概要

付着性が高いのにべたつかず、化粧料の付着性、化粧膜の均一性、化粧膜の持続効果及び経時安定性に優れた化粧料を提供する。重量平均分子量(Mw)が25000〜50000、融点が70℃〜90℃であるプロピレンホモポリマーを含有することを特徴とする化粧料であり、このプロピレンホモポリマーは、メタロセン触媒を用いて合成可能であり、分子量分布(Mw/Mn)が3以下であるなどの特徴を有する。なし

目的

しかしながら、上記ペースト油剤や樹脂成分を配合したものは、肌への密着性や化粧膜の持続性を向上させることができる反面、多量に配合した場合、使用時にべたつきを感じたり、化粧料中での均一分散が難しくなり、化粧膜の均一性が失われたりすることがあった。また、従来の低分子量ポリオレフィンワックスを配合した場合は、化粧膜の持続性を向上させることができる反面、多量に配合した場合、塗布時の伸びが悪くなり、肌への付着性も低下するなどの問題点を有していた。さらに、ポリオレフィン樹脂粉末を配合したものは、伸び等の使用感成型性には優れるものの、肌への密着感には乏しく、また、これらの樹脂を油剤などに均一溶解して配合しようとする場合には、一般的に150℃以上の加熱が必要であり、冷却過程での固形物析出や経時でのゲル化等、安定性上の問題を引き起こす場合があった。また、上記メタロセン触媒の存在下で合成された、エチレン及び/又はプロピレンワックスを配合したものは、ワックス高分子量化により付着性の向上を試みてはいるが、満足のいくものではなく、べたつきを生じ使用性が悪い上に、ワックスの融点が高いために、化粧料中での均一分散が難しく、化粧膜の均一性に劣り、また、経時的に固形物析出やゲル化が生じるなどの問題があった。
このため、肌への付着性や化粧膜持続性に優れながら、べたつかず、化粧膜が均一で、経時安定性が良好である化粧料の開発が望まれていた。すなわち、本発明の課題は、付着性が高いのにべたつかず、化粧膜の均一性、化粧膜の持続効果及び経時安定性に優れた化粧料を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
4件

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請求項1

重量平均分子量(Mw)が25000を超えて50000以下、融点が70℃以上90℃以下であるプロピレンホモポリマーを含有することを特徴とする化粧料

請求項2

プロピレンホモポリマーが、メタロセン錯体を用いて合成されたプロピレンホモポリマーであることを特徴とする請求項1記載の化粧料。

請求項3

プロピレンホモポリマーが、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量分布(Mw/Mn)が3以下のプロピレンホモポリマーであることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧料。

請求項4

プロピレンホモポリマーを化粧料全体に対して0.1〜50質量%含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料。

技術分野

0001

本発明は、特定のプロピレンホモポリマーを含有する化粧料に関し、更に詳しくは、低融点でありながら、高分子量のプロピレンホモポリマーを配合することにより、肌への付着性が高いにもかかわらず、べたつきがなく、化粧持続効果に優れた化粧料に関する。

背景技術

0002

従来、化粧料には、肌への付着性を高めたり、化粧膜持続性を高めたりするために、重質流動イソパラフィンワセリン等のペースト油キャンデリラワックス等の固形油ロジン酸系樹脂マレイン酸変性エステルガム等の樹脂成分が配合されていた(例えば、特許文献1、2参照)。
一方、本発明のごとく、化粧料にポリオレフィン類を配合するものとしては、高粘性油であるα−オレフィンオリゴマーを配合したものや、ポリエチレンや、エチレンプロピレンコポリマー等のワックス類を配合したもの(例えば、特許文献3)や、ポリオレフィン樹脂粉末を配合したもの(例えば、特許文献4)や、メタロセン触媒の存在下で合成された、エチレン及び/又はプロピレンワックスを配合したもの(例えば、特許文献5)等が知られている。

0003

特開平9−235210号公報
特開2000−302623号公報
特開2001−072537号公報
特開2006−169207号公報
特開2006−342163号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記ペースト油剤や樹脂成分を配合したものは、肌への密着性や化粧膜の持続性を向上させることができる反面、多量に配合した場合、使用時にべたつきを感じたり、化粧料中での均一分散が難しくなり、化粧膜の均一性が失われたりすることがあった。また、従来の低分子量ポリオレフィンワックスを配合した場合は、化粧膜の持続性を向上させることができる反面、多量に配合した場合、塗布時の伸びが悪くなり、肌への付着性も低下するなどの問題点を有していた。さらに、ポリオレフィン樹脂粉末を配合したものは、伸び等の使用感成型性には優れるものの、肌への密着感には乏しく、また、これらの樹脂を油剤などに均一溶解して配合しようとする場合には、一般的に150℃以上の加熱が必要であり、冷却過程での固形物析出や経時でのゲル化等、安定性上の問題を引き起こす場合があった。また、上記メタロセン触媒の存在下で合成された、エチレン及び/又はプロピレンワックスを配合したものは、ワックス高分子量化により付着性の向上を試みてはいるが、満足のいくものではなく、べたつきを生じ使用性が悪い上に、ワックスの融点が高いために、化粧料中での均一分散が難しく、化粧膜の均一性に劣り、また、経時的に固形物析出やゲル化が生じるなどの問題があった。
このため、肌への付着性や化粧膜持続性に優れながら、べたつかず、化粧膜が均一で、経時安定性が良好である化粧料の開発が望まれていた。すなわち、本発明の課題は、付着性が高いのにべたつかず、化粧膜の均一性、化粧膜の持続効果及び経時安定性に優れた化粧料を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

発明者らは、鋭意検討の結果、特定のプロピレンホモポリマーを化粧料に配合することにより、肌への付着性に優れ、べたつかず、化粧膜の均一性、化粧持続性及び経時安定性が良好である化粧料を提供できることを見出し、本発明を完成させた。

0006

すなわち本発明は、(1)重量平均分子量(Mw)が25000を超えて50000以下、融点が70℃以上90℃以下であるプロピレンホモポリマーを含有することを特徴とする化粧料や、(2)プロピレンホモポリマーが、メタロセン錯体を用いて合成されたプロピレンホモポリマーであることを特徴とする前記(1)記載の化粧料や、(3)プロピレンホモポリマーが、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる分子量分布(Mw/Mn)が3以下のプロピレンホモポリマーであることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の化粧料や、(4)プロピレンホモポリマーを化粧料全体に対して0.1〜50質量%含有することを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の化粧料に関する。

発明の効果

0007

本発明の化粧料は、従来、化粧料で用いられたことのない、低融点ながら高分子量のプロピレンホモポリマーを配合することにより、使用性(べたつきのなさ)、化粧料の付着性、化粧膜の均一性、持続効果及び経時安定性において優れたものである。

発明を実施するための最良の形態

0008

以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、重量平均分子量(Mw)が25000を超えて50000以下、融点が70℃以上90℃以下であるプロピレンホモポリマーを含有する化粧料である。

0009

本発明の化粧料におけるプロピレンホモポリマーの重量平均分子量(Mw)の範囲は、25000を超えて50000以下であり、好ましい範囲としては、25000を超えて40000以下である。重量平均分子量(Mw)が25000以下では、べたつきが発生することがあり、また、50000を超えると、溶融流動性が低下するため、肌への付着性が不良となることがある。重量平均分子量(Mw)の算出は、GPC測定装置カラム:TOSOGMHHR−H(S)HT検出器液体クロマトグラムRI検出器 WATERS150C)を用い、詳細な測定条件は、溶媒として1,2,4−トリクロロベンゼン測定温度は145℃、流速は1.0ミリリットル/分、試料濃度:2.2mg/ミリリットル、注入量は160マイクロリットル、さらに、検量線はUniversal Calibration、解析プログラム:HT−GPC(Ver.1.0)とする。

0010

本発明の化粧料におけるプロピレンホモポリマーの融点の範囲は、70℃〜90℃の範囲にあり、好ましい範囲としては、70℃〜80℃である。融点が70℃未満では、肌への付着性が低下することがあり、また、90℃を超えると、溶解性が劣るため、化粧料全般に配合する場合に結晶析出ハンドリング性の悪さ、感触の重さが顕著に現れるという問題があり、好ましくない。融点の測定は、示差走査型熱量計DSC)を用い、試料窒素雰囲気下−10℃で5分間保持した後、10℃/分で昇温させることにより得られた融解吸熱カーブの最も高温側に観測されるピークピークトップとして定義される融点(Tm)とする。

0011

また、本発明の化粧料におけるプロピレンホモポリマーの重合方法は特に制限されず、スラリー重合法気相重合法塊状重合法溶液重合法懸濁重合法等のいずれの方法を用いてもよいが、分子量分布の観点から、メタロセン錯体を用いて合成する方法が好ましく、例えば、国際公開WO2003/091289号公報に記載された方法に基づいて製造することができる。

0012

本発明の化粧料におけるプロピレンホモポリマーは、GPC法により測定した分子量分布(Mw/Mn)が3以下であることが好ましく、より好ましくは2.5以下、特に好ましくは2以下である。分子量分布(Mw/Mn)が3以下であることにより、べたつきをより抑制することができる。

0013

本発明の化粧料におけるプロピレンホモポリマーの化粧料中の配合量は、本発明の効果が奏される限り特に制限はないが、0.1〜50質量%(以下、単に「%」と記す)の範囲が好ましい。例えば、スキンケア製品ヘアケア製品においては、付着性等を付与する目的で製品中に1〜2%程度配合することが好ましく、また、リップグロススティック口紅マスカラ等の、ツヤ感や化粧持続性が要求されるポイントメイク製品においては、2〜20%程度とスキンケア製品よりも配合量を増やすことが好ましい。

0014

本発明の化粧料には、上記必須成分の他に、通常化粧料に配合される成分として、次のものを本発明の効果を妨げない範囲で選定して配合することができる。
(1)炭化水素油エステル油植物油抱水性油剤シリコーン油シリコーン誘導体等の油性成分
(2)無機顔料有機顔料及び体質顔料等の粉体及びそれらのシリコーン処理物やフッ素化合物処理物
(3)界面活性剤
(4)水、多価アルコール低級アルコール水溶性高分子保湿剤等の水性成分
(5)その他:被膜形成剤、糖類、紫外線吸収剤酸化防止剤防腐剤リパーゼプロテアーゼ等の酵素類レゾルシンイオウ等の各種薬剤清涼剤色素香料

0015

油性成分としては、化粧料に一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油液体油揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類油脂類ロウ類硬化油類、エステル油類、脂肪酸類高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィンスクワラン、ワセリン、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、パラフィンワックスモンタンワックスフィッシャートロプシュワックスポリイソブチレンポリブテンセレシンワックスオゾケライトワックス等の炭化水素類、モクロウオリーブ油ヒマシ油ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウゲイロウカルナウバワックス、キャンデリラワックス等のロウ類、ホホバ油2−エチルヘキサン酸セチル乳酸イソステアリル、乳酸オクチルドデシル、乳酸オレイル、乳酸ステアリル、ジイソステアリン酸グリセリルトリイソステアリン酸ジグリセリルリンゴ酸ジイソステアリルミリスチン酸イソプロピルパルミチン酸イソプロピルミリスチン酸オクチルドデシル、ロジン酸ペンタエリトリットエステルジオタンネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステルフィトステロール脂肪酸エステルトリグリセライド等のエステル類ステアリン酸ラウリン酸ミリスチン酸ベヘニン酸イソステアリン酸オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコールセチルアルコールラウリルアルコールオレイルアルコールイソステアリルアルコールベヘニルアルコール等の高級アルコール類、ジメチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンデカメチルシクロペンタシロキサンオクタメチルシクロテトラシロキサントリメチルシロキシケイ酸高重合度メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルポリシロキサンポリオキシ変性オルガノポリシロキサン架橋型ポリエーテル変性メチルポリシロキサンメタクリル変性ポリシロキサン、ステアリル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ベヘニル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサンポリオキシアルキレンアルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共ホモポリマーアルコキシ変性ポリシロキサン架橋型オルガノポリシロキサンフッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類パーフルオロデカンパーフルオロオクタンパーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピルラノリンアルコール等のラノリン誘導体、オクタン酸デキストリン、ラウリン酸デキストリンパルミチン酸デキストリンミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、(パルミチン酸オクタン酸)デキストリン、蔗糖脂肪酸エステルデンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カリウム、12−ヒドロキシステアリン酸等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。

0016

粉体成分としては、化粧料に一般に使用される粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子顔料級等の粒子径多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン酸化亜鉛酸化セリウム硫酸バリウム等の白色無機顔料酸化鉄カーボンブラックチタン酸化チタン焼結物酸化クロム水酸化クロム紺青群青等の有色無機顔料、タルク白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母合成雲母絹雲母セリサイト)、合成セリサイト、カオリン炭化珪素ベントナイトスメクタイト無水ケイ酸酸化アルミニウム酸化マグネシウム酸化ジルコニウム酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウムメタケイ酸アルミニウムマグネシウムケイ酸カルシウムケイ酸バリウムケイ酸マグネシウム炭酸カルシウム炭酸マグネシウムヒドロキシアパタイト窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂ポリエチレン系樹脂ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂フッ素系樹脂セルロース系樹脂ポリスチレン系樹脂スチレンアクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂ポリプロピレン系樹脂シリコーン樹脂ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉金粉銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、更に複合化したものを用いてもよい。

0017

界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤アニオン性界面活性剤カチオン性界面活性剤両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサンポリエーテル変性オルガノポリシロキサンレシチン等が挙げられ、その1種又は2種以上を用いることができる。

0018

水性成分としては、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エチルアルコールブチルアルコール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールジプロピレングリコールポリエチレングリコール等のグリコール類グリセリンジグリセリンポリグリセリン等のグリセロール類アロエベラウイッチヘーゼルハマメリスキュウリレモンラベンダーローズ等の植物抽出液が挙げられる。水溶性高分子としては、グアーガムコンドロイチン硫酸ナトリウムヒアルロン酸ナトリウムアラビアガムアルギン酸ナトリウムカラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロースヒドロキシエチルセルロースカルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができ、その1種又は2種以上を用いることができる。タンパク質ムコ多糖コラーゲンエラスチンケラチン等の他の保湿剤を含有することもできる。

0019

酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロールアスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類消炎剤生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステルフェノキシエタノール等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンオキシベンゾン等が挙げられる。

0020

本発明の化粧料の剤型は、特に限定されないが、粉体化粧料油性化粧料水中油型乳化化粧料油中水型乳化化粧料等が挙げられ、形態としては液状、粉末状、固形状、棒状、乳液状、クリーム状等が挙げられる。また、本発明の化粧料は、日焼け止め、乳液、クリーム、美容液パック整髪料養毛料等の顔、手足、ボディ用の基礎化粧料ファンデーション白粉頬紅、口紅、アイシャドウアイブロウアイライナー、マスカラ、コンシーラー等のメーキャップ化粧料や、美白パウダー、ボディパウダー制汗パウダー等に応用可能である。

0021

次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。なお、実施例において、特に断りがない限り、%は質量%を意味する。

0022

〔製造例1〕
プロピレンホモポリマーの製造は、国際公開WO2003/091289号公報記載の方法と同様に実施した。前述の方法で求めたプロピレンホモポリマーの融点は80℃、重量平均分子量(Mw)は30000、分子量分布(Mw/Mn)は2であった。

0023

〔実施例1〜3、比較例1,2:スティック状口紅
表1に示す処方のスティック状口紅を、以下の製造方法により製造し、使用性(べたつきのなさ)、化粧料の付着性、化粧膜の均一性、化粧膜の持続効果及び経時安定性について以下の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。

0024

0025

(製造方法)
A:成分1〜8を100℃で均一に溶解混合する。
B:A成分に成分9〜14を添加し均一に混合する。
C:Bを容器流し込み、冷却してスティック状口紅を得た。

0026

評価方法
以下の評価項目について各々以下の方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.使用性(べたつきのなさ)
ロ.化粧料の付着性
ハ.化粧膜の均一性
ニ.化粧膜の持続効果
へ.経時安定性
イ〜ニについては、各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が以下の絶対評価にて6段階に評価し評点を付け、試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、以下の4段階判定基準により判定した。なお、ニの化粧膜の持続効果については、各試料をに塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、6時間後の化粧膜の持続性について評価した。
への経時安定性は、サンプルを室温及び40℃にて6ヶ月横置きで放置した後、各サンプルの外観観察を行い調製時と比較して、以下の4段階評価基準により評価し、判定を行った。

0027

<使用性(べたつきのなさ)、化粧料の付着性、化粧膜の均一性、化粧膜の持続効果の評価>
絶対評価基準
(評点):(評価)
6点:非常に良好
5点:良好
4点:やや良好
3点:普通
2点:やや不良
1点:不良

0028

4段階判定基準
(判定):(評点の平均点
◎ :5点を超える :非常に良好
○ :3点を超える5点以下:良好
△ :1点を超える3点以下:やや不良
× :1点以下 :不良

0029

<経時安定性の評価>
(判定):(評価)
◎ :室温放置品と40℃放置品の差がなく口紅が曲がっていない
○ :40℃放置品が僅かに口紅が曲がっているが、容器の外筒には触れない程度
△ :40℃放置品が明らかに口紅が曲がっている(容器の外筒に付いてしまう)
× :40℃放置品で口紅が折れている

0030

(評価)
表1の結果から明らかな如く、本発明の実施例1〜3のスティック状口紅は、比較例1〜2のスティック状口紅に比べ、塗布時も滑らかに伸び広がり、べたつかず、付着性に優れ、化粧膜の均一性、化粧膜の持続効果及び経時安定性の全てにおいて優れたものであった。これに対して、低分子量ワックスのみを配合した比較例1では特に化粧料の付着性の点で満足いくものが得られなかった。また、従来の樹脂成分を配合した比較品2では化粧料の付着性が強すぎるため、使用性(べたつきのなさ)、化粧膜の均一性の点で、満足いくものが得られなかった。

0031

〔実施例4:乳液〕
(成分) (%)
1.ステアリルアルコール2
2.製造例1記載のプロピレンホモポリマー1
3.ワセリン3
4.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル5
5.酸化チタン2
6.雲母チタン2
7.ステアリン酸ナトリウム
8.カルボキシビニルポリマー0.1
9.1,3−ブチレングリコール10
10.防腐剤適量
11.香料適量
12.精製水残量

0032

(製造方法)
A.成分1〜6を75℃に加熱し、均一に混合する。
B.成分7〜9、12を75℃に加熱し、均一に混合する。
C.BにAを添加し、乳化する。
D.Cを冷却し、成分10、11を添加し、乳液を得た。
(評価)
実施例4の乳液は、滑らかな伸び広がりがあり、べたつきがなく、適度な付着性及び持続効果があり、経時安定性も良好な乳液であった。

0033

〔実施例5:油中水型日焼け止め料
(成分) (%)
1.酸化亜鉛2
2.ジメチルポリシロキサン処理微粒子酸化チタン5
3.トリ(カプリルカプリン酸)グリセリル5
4.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 3
5.パルミチン酸オクチル
6.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル10
7.デカメチルシクロペンタシロキサン10
8.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン1.8
9.製造例1記載のプロピレンホモポリマー3
10.防腐剤適量
11.塩化ナトリウム0.3
12.精製水残量
13.ジプロピレングリコール5
14.エタノール
15.香料適量

0034

(製造方法)
A.成分3、4を加温溶解した後、成分1,2を添加しローラーにて均一に分散する。
B.成分5〜10を70℃で溶解させた後、60℃でAを添加し均一に混合溶解する。
C.成分11〜13を混合溶解させた後、60℃でBへ添加し乳化する。
D.Cに成分14、15を添加し均一に混合し、油中水型日焼け止め料を得た。
(評価)
実施例5の日焼け止め化粧料は、日焼け止め効果も高く、べたつきのなさ、化粧料の付着性、化粧膜の均一性、化粧膜の持続効果及び経時安定性のいずれにおいても良好な日焼け止め化粧料であった。

0035

〔実施例6:パウダーファンデーション
(成分) (%)
1.ジメチルポリシロキサン処理タルク30
2.ジメチルポリシロキサン処理マイカ15
3.ジメチルポリシロキサン処理マイカ酸化チタン15
4.ジメチルポリシロキサン処理セリサイト残量
5.合成金雲母
6.黄酸化鉄
7.ベンガラ0.5
8.黒酸化鉄0.2
9.防腐剤適量
10.製造例1記載のプロピレンホモポリマー2
11.流動パラフィン3
12.ジメチルポリシロキサン 3
13.2−エチルヘキサン酸グリセリル2
14.香料適量

0036

(製造方法)
A.成分1〜9をヘンシェルミキサー(三井三池社製)75℃で均一に分散する。
B.成分10〜13を65℃に加熱し、均一に混合溶解する。
C.Aをヘンシェルミキサーにて攪拌しながら、B及び14を添加し、均一分散する。
D.Cをパルベライザーにて粉砕する。
E.Dを金皿充填し、圧縮成型し、パウダーファンデーションを得た。
(評価)
実施例6のパウダーファンデーションは、肌に塗布した時に滑らかに伸び広がり、使用性(べたつきのなさ)、化粧料の付着性、化粧膜の均一性、化粧膜の持続効果及び経時安定性のいずれにおいても良好なパウダーファンデーションであった。

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