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技術 撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造及び固定方法

出願人 HOYA株式会社
発明者 加藤忠夫
出願日 2007年7月17日 (12年8ヶ月経過) 出願番号 2007-185474
公開日 2009年2月5日 (11年1ヶ月経過) 公開番号 2009-027235
状態 未査定
技術分野 スタジオ装置
主要キーワード ピン固定孔 各ねじ部材 上下方向距離 下端側開口 相対スライド ステージ板 基板保持孔 スライド支持部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年2月5日)のものです。
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図面 (9)

課題

基板支持部材少量の接着剤により、撮像素子を支持する基板と基板支持部材を従来より短時間かつ高い位置精度でより強固に固定可能な撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造及び固定方法を得る。

解決手段

撮像素子30を支持した撮像素子支持基板20と、撮像素子支持基板と隙間をもって対向しかつコマ挿入孔15を有する基板支持部材10と、コマ挿入孔に相対移動可能に嵌合し一方の端部が撮像素子支持基板に当接する接着用コマ部材60と、接着用コマ部材と撮像素子支持基板の他方の面の間、及び該接着用コマ部材と上記コマ挿入孔の間に充填された状態で硬化した接着剤Sと、を備える。

概要

背景

特許文献1には、デジタルカメラカメラボディ内に固定された撮像素子支持部材撮像素子接着により直接固定することが開示されている。
この特許文献1では、撮像素子と撮像素子支持部材を当接させた状態で撮像素子と撮像素子支持部材を接着しているので、接着剤硬化時に収縮を起こしても撮像素子の撮像素子支持部材に対する相対位置(傾き、相対回転位置も含む)が変化するおそれは殆どない。

その一方で、手振補正動作時にカメラボディ内を光軸に直交する方向にスライド移動するステージ板を備えるデジタルカメラにおいては、ステージ板の前面に基板撮像素子支持基板)を固定し、この基板の前面で撮像素子を支持することがある。
図8は、このようなタイプのデジタルカメラにおけるステージ板01、基板02、及び撮像素子03を図示している。この例では、撮像素子03を支持した基板02をステージ板01の直前に隙間をもって対向させた後、基板02のステージ板01に対する位置調整(傾き、相対回転位置も含む)を行い、位置調整後にステージ板01に形成した貫通孔04に接着剤Sを注入する。注入された接着剤Sは貫通孔04の周面に付着するとともに、ステージ板01と基板02の間の隙間に流れ込むので、接着剤Sが硬化するとステージ板01と基板02が互いに固定される。
特開2006−094444号公報

概要

基板支持部材少量の接着剤により、撮像素子を支持する基板と基板支持部材を従来より短時間かつ高い位置精度でより強固に固定可能な撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造及び固定方法を得る。撮像素子30を支持した撮像素子支持基板20と、撮像素子支持基板と隙間をもって対向しかつコマ挿入孔15を有する基板支持部材10と、コマ挿入孔に相対移動可能に嵌合し一方の端部が撮像素子支持基板に当接する接着用コマ部材60と、接着用コマ部材と撮像素子支持基板の他方の面の間、及び該接着用コマ部材と上記コマ挿入孔の間に充填された状態で硬化した接着剤Sと、を備える。

目的

本発明は、少量の接着剤により、撮像素子を支持する基板と基板支持部材を従来より短時間かつ高い位置精度でより強固に固定できる撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造及び固定方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

一方の面で撮像素子を支持した撮像素子支持基板と、該撮像素子支持基板と略平行をなすと共に該撮像素子支持基板の他方の面と隙間をもって対向し、かつ貫通孔からなるコマ挿入孔を有する基板支持部材と、該基板支持部材の上記コマ挿入孔に相対移動可能に嵌合し、一方の端部が上記撮像素子支持基板の他方の面に当接する接着用コマ部材と、該接着用コマ部材と上記撮像素子支持基板の他方の面の間、及び該接着用コマ部材と上記コマ挿入孔の間に充填された状態で硬化した接着剤と、を備えることを特徴とする撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造

請求項2

請求項1記載の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造において、上記接着用コマ部材に、該接着用コマ部材を軸線方向に貫通すると共に上記接着剤を注入可能な接着剤注入孔を形成した撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造。

請求項3

請求項2記載の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造において、上記接着用コマ部材の上記一方の端部が、上記接着剤注入孔の開口縁から他方の端部側に向かうにつれて拡径する曲面である撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造。

請求項4

請求項1から3のいずれか1項記載の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造において、上記基板支持部材に上記コマ挿入孔を複数設け、各コマ挿入孔に上記接着用コマ部材を嵌合した撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造。

請求項5

請求項1から4のいずれか1項記載の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造において、上記コマ挿入孔及び接着用コマ部材の断面形状が円形である撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造。

請求項6

請求項1から5のいずれか1項記載の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造において、上記接着用コマ部材の上記他方の端部の端面にすり割りを形成した撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造。

請求項7

請求項1から6のいずれか1項記載の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造において、上記基板支持部材に該基板支持部材を貫通するねじ孔を穿設し、該ねじ孔に、一方の端部が上記撮像素子支持基板の上記他方の面に当接するねじ部材を螺合した撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造。

請求項8

請求項1から7のいずれか1項記載の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造において、上記基板支持部材が手振補正機能付きデジタルカメラに内蔵される、カメラ光軸に直交する平面上を移動可能なステージ板である撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造。

請求項9

一方の面で撮像素子を支持した撮像素子支持基板の他方の面を、該撮像素子支持基板と略平行をなし、かつ貫通孔からなるコマ挿入孔を有する基板支持部材と隙間をもって対向させるステップ、上記撮像素子支持基板の上記基板支持部材に対する位置調整を行うステップ、上記基板支持部材の上記コマ挿入孔に接着用コマ部材を嵌合し、該接着用コマ部材の一方の端部を上記撮像素子支持基板の上記他方の面に当接させるステップ、及び該接着用コマ部材と上記撮像素子支持基板の上記他方の面の間、及び該接着用コマ部材と上記コマ挿入孔の間に接着剤を充填し、該接着剤を硬化させるステップ、を有することを特徴とする撮像素子支持基板と基板支持部材の固定方法

請求項10

請求項9記載の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定方法において、上記撮像素子支持基板の上記基板支持部材に対する位置調整後に、上記基板支持部材に穿設したねじ孔にねじ部材を螺合し、該ねじ部材の一方の端部を上記撮像素子支持基板の上記他方の面に当接させるステップを有する撮像素子支持基板と基板支持部材の固定方法。

技術分野

0001

本発明は、撮像素子を支持した撮像素子支持基板基板支持部材を固定するための固定構造及び固定方法に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、デジタルカメラカメラボディ内に固定された撮像素子支持部材に撮像素子を接着により直接固定することが開示されている。
この特許文献1では、撮像素子と撮像素子支持部材を当接させた状態で撮像素子と撮像素子支持部材を接着しているので、接着剤硬化時に収縮を起こしても撮像素子の撮像素子支持部材に対する相対位置(傾き、相対回転位置も含む)が変化するおそれは殆どない。

0003

その一方で、手振補正動作時にカメラボディ内を光軸に直交する方向にスライド移動するステージ板を備えるデジタルカメラにおいては、ステージ板の前面に基板(撮像素子支持基板)を固定し、この基板の前面で撮像素子を支持することがある。
図8は、このようなタイプのデジタルカメラにおけるステージ板01、基板02、及び撮像素子03を図示している。この例では、撮像素子03を支持した基板02をステージ板01の直前に隙間をもって対向させた後、基板02のステージ板01に対する位置調整(傾き、相対回転位置も含む)を行い、位置調整後にステージ板01に形成した貫通孔04に接着剤Sを注入する。注入された接着剤Sは貫通孔04の周面に付着するとともに、ステージ板01と基板02の間の隙間に流れ込むので、接着剤Sが硬化するとステージ板01と基板02が互いに固定される。
特開2006−094444号公報

発明が解決しようとする課題

0004

図8の従来例では、ステージ板01(貫通孔04)と基板02の間の隙間が大きいため、ステージ板01(貫通孔04)と基板02を確実に接着(固定)するためには、貫通孔04に大量の接着剤Sを注入しなければならない。
しかし、接着剤Sは硬化時に収縮するので、大量の接着剤Sを用いると該収縮により位置調整を行ったステージ板01と基板02の相対位置が大きく変化するおそれがある。
また、大量の接着剤Sを注入すると、接着剤Sの接着時間(硬化時間)が長くなり、しかも接着剤Sに白化現象が起こるおそれがある。

0005

本発明は、少量の接着剤により、撮像素子を支持する基板と基板支持部材を従来より短時間かつ高い位置精度でより強固に固定できる撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造及び固定方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定構造は、一方の面で撮像素子を支持した撮像素子支持基板と、該撮像素子支持基板と略平行をなすと共に該撮像素子支持基板の他方の面と隙間をもって対向し、かつ貫通孔からなるコマ挿入孔を有する基板支持部材と、該基板支持部材の上記コマ挿入孔に相対移動可能に嵌合し、一方の端部が上記撮像素子支持基板の他方の面に当接する接着用コマ部材と、該接着用コマ部材と上記撮像素子支持基板の他方の面の間、及び該接着用コマ部材と上記コマ挿入孔の間に充填された状態で硬化した接着剤と、を備えることを特徴としている。

0007

上記接着用コマ部材に、該接着用コマ部材を軸線方向に貫通すると共に上記接着剤を注入可能な接着剤注入孔を形成するのが好ましい。

0008

上記接着用コマ部材の上記一方の端部が、上記接着剤注入孔の開口縁から他方の端部側に向かうにつれて拡径する曲面であるのが好ましい。

0009

固定強度の観点からは、上記基板支持部材に上記コマ挿入孔を複数設け、各コマ挿入孔に上記接着用コマ部材を嵌合するのが好ましい。

0010

上記コマ挿入孔及び接着用コマ部材の断面形状を円形とするのが好ましい。

0011

上記接着用コマ部材の上記他方の端部の端面にすり割りを形成するのが好ましい。

0012

上記基板支持部材に該基板支持部材を貫通するねじ孔を穿設し、該ねじ孔に、一方の端部が上記撮像素子支持基板の上記他方の面に当接するねじ部材を螺合するのが好ましい。

0013

上記基板支持部材として、例えば、手振補正機能付きデジタルカメラに内蔵される、カメラ光軸に直交する平面上を移動可能なステージ板を利用できる。

0014

本発明の撮像素子支持基板と基板支持部材の固定方法は、一方の面で撮像素子を支持した撮像素子支持基板の他方の面を、該撮像素子支持基板と略平行をなし、かつ貫通孔からなるコマ挿入孔を有する基板支持部材と隙間をもって対向させるステップ、上記撮像素子支持基板の上記基板支持部材に対する位置調整を行うステップ、上記基板支持部材の上記コマ挿入孔に接着用コマ部材を嵌合し、該接着用コマ部材の一方の端部を上記撮像素子支持基板の上記他方の面に当接させるステップ、及び該接着用コマ部材と上記撮像素子支持基板の上記他方の面の間、及び該接着用コマ部材と上記コマ挿入孔の間に接着剤を充填し、該接着剤を硬化させるステップ、を有することを特徴としている。

0015

上記撮像素子支持基板の上記基板支持部材に対する位置調整後に、上記基板支持部材に穿設したねじ孔にねじ部材を螺合し、該ねじ部材の一方の端部を上記撮像素子支持基板の上記他方の面に当接させるステップを有するのが好ましい。

発明の効果

0016

請求項1または請求項9の発明によれば、基板支持部材のコマ挿入孔に接着用コマ部材を嵌合すると、コマ挿入孔と接着用コマ部材の隙間は狭くなり、さらに接着用コマ部材の一方の端部が撮像素子支持基板に接触する。従って、従来のように接着用コマ部材を挿入しないでコマ挿入孔に接着剤を注入する場合に比べて、接着剤の必要量が少なくなる。
その結果、接着剤が短時間で硬化するので、撮像素子支持基板と基板支持部材の接着を従来より短時間で行える。
さらに、従来に比べて接着剤が少量なので、接着剤が硬化時に収縮を起こしても、該収縮による撮像素子支持基板と基板支持部材の相対位置の変化量は小さい。従って、従来に比べて撮像素子支持基板と基板支持部材の相対位置の位置精度を高めることができる。
また、被接着部材(撮像素子支持基板、基板支持部材、接着用コマ部材)どうしの間隔が狭くなるので、各被接着部材どうしを従来より強固に接着できる。

0017

請求項2のように構成すれば、接着用コマ部材に形成した接着剤注入孔に接着剤を注入すると、接着剤は接着剤注入孔と撮像素子支持基板に付着するので、撮像素子支持基板と基板支持部材の接着をより簡単に行えるようになる。

0018

請求項3のように構成すれば、撮像素子支持基板が基板支持部材に対して傾斜している場合においても、接着用コマ部材の接着剤注入孔の開口縁は撮像素子支持基板の他方の面に当接するので、接着剤注入孔の開口縁と撮像素子支持基板の他方の面の間に隙間ができない。従って、撮像素子支持基板が基板支持部材に対して傾斜している場合においても接着用コマ部材と基板支持部材を少量の接着剤により固定できるようになる。

0019

請求項4のようにコマ挿入孔と接着用コマ部材を複数とすれば、撮像素子支持基板と基板支持部材をより強固に固定可能になる。

0020

コマ挿入孔及び接着用コマ部材の断面形状が非円形の場合は、コマ挿入孔と接着用コマ部材の軸線回りの相対回転位置を調整しないと接着用コマ部材を嵌合孔に嵌合できない。しかし、請求項5のように構成すれば、このような調整をすることなく接着用コマ部材をコマ挿入孔に嵌合できるので、接着用コマ部材をコマ挿入孔に簡単に嵌合できるようになる。

0021

請求項6のように構成すれば、接着用コマ部材のすり割に例えばドライバーを挿入し該ドライバーを動かせば、接着した接着用コマ部材をコマ挿入孔及び基板支持部材から簡単に取り外すことができる。

0022

請求項7及び請求項10のように構成すれば、撮像素子支持基板の基板支持部材に対する位置調整後に、撮像素子支持基板に穿設したねじ孔にねじ部材を螺合しその一方の端部を撮像素子支持基板の他方の面に当接させると、撮像素子支持基板と基板支持部材がそれ以上互いに接近できなくなる。従って、この後に撮像素子支持基板、基板支持部材及び接着用コマ部材に塗布した接着剤が硬化時に収縮を起こしても、撮像素子支持基板と基板支持部材が調整した位置から互いに近づく(位置ずれする)のを防止できる。

0023

請求項8のように構成すれば、手振補正機能付きデジタルカメラに内蔵されるステージ板に撮像素子を高い位置精度で固定できるようになる。

発明を実施するための最良の形態

0024

以下、本発明の第1の実施形態について図1から図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明中の前後方向及び左右方向は、図1から図4の矢印方向を基準としている。
本実施形態は、図示を省略した手振補正機能付きデジタルカメラ内に配設される、手振補正動作時にカメラ光軸に対して直交する平面上をスライドするステージ板(基板支持部材)10と、一方の面で撮像素子30を支持した基板(撮像素子支持基板)20とを、本発明を利用して接着する実施形態である。
まずは、図3及び図4を利用して、ステージ板10、基板20、及び撮像素子30について説明する。
ステージ板10はアルミニウム製の平板であり、その平面形状は図3に示す通りである。ステージ板10には平面視で方形をなす3つの移動範囲規制孔11と、平面視で矩形をなす4つのコイル嵌合孔12がそれぞれ貫通孔として穿設してある。移動範囲規制孔11は、ステージ板10を図示を省略した手振補正機能付きデジタルカメラのカメラボディ内に配設した際にカメラボディ内に設けた3本の光軸方向に延びる支柱がそれぞれ相対移動可能に嵌合する孔である。各支柱が移動範囲規制孔11に相対移動可能に嵌合すると、ステージ板10のカメラ光軸に直交する平面上でのスライド範囲が、各支柱が対応する移動範囲規制孔11の周縁部に当接する範囲に規制される。コイル嵌合孔12は図示を省略したコイルを嵌合固定するための孔である。
ステージ板10の中央部には、平面視略八角形をなす中央貫通孔13が貫通孔として穿設してある。中央貫通孔13の周縁部には3つの略半円状をなす案内凹部14が凹設してある。
さらにステージ板10には、中央貫通孔13の周囲に位置する態様で3つの平面視円形をなすコマ挿入孔15が貫通孔として穿設してある。
また、ステージ板10の右側縁部近傍にはピン固定孔16が穿設してあり、ステージ板10の左側縁部にはピン固定用凹部17が凹設してある。

0025

基板20は平面視矩形をなす樹脂製の基材上に電子回路を形成した平板状部材である。基板20の下面(デジタルカメラに装着したときの前面)には撮像素子30が固定してあり、撮像素子30の下面(デジタルカメラに装着したときの前面)は撮像面31となっている。

0026

次にステージ板10と基板20の相対位置を調整するための位置調整装置40について図1及び図2を利用して説明する。
位置調整装置40は床面FLに載置した平面視矩形をなす底板41と、底板41の上面の四隅から上方に延びる4本の支柱42と、各支柱42の上端で支持した底板41と同じ平面形状の天井板43と、を備えている。
底板41の上面には左右一対スライド支持部材45が固定してある。左右のスライド支持部材45の上面にはスライド部材46が前後方向及び左右方向にスライド可能に支持してあり、スライド部材46の中央部には窓孔47が穿設してある。図示は省略してあるが、左右のスライド支持部材45にはスライド部材46を前後方向と左右方向に駆動(スライド)させるための水平方向駆動手段が設けてある。さらにスライド部材46の上面には平面視円形をなすターンテーブル48が、スライド部材46及びターンテーブル48の中心軸A回りに回転可能として設けてある。また、図示は省略してあるが、スライド部材46の上面にはターンテーブル48を中心軸A回りに回転駆動するための回転方向駆動手段が設けてある。さらに、ターンテーブル48にはターンテーブル48を上下方向に貫通する基板保持孔49が穿設してある。この基板保持孔49の平面形状は基板20と略同一である。
底板41の上面の中央部には、その上面に撮像手段を有する撮像装置50が固定してある。この撮像装置50は図示を省略したモニタと接続しており、撮像装置50が撮像した画像はこのモニタに表示される。

0027

底板41の上面には3つの支持部材52が設けてあり(図2では2つのみ図示)、各支持部材52は上下方向に延びる支持棒53の下部を上下方向にスライド可能として支持している。さらに、支持部材52の内部にはバネ手段(図示略)が設けてあり、各バネ手段は対応する支持棒53を上方に向けて付勢している。
図1及び図2に示すように、天井板43には3つのねじ孔55が穿設してある。各ねじ孔55には、上面にドライバー挿入溝56aを有するねじ部材56が螺合してあり、各ねじ部材56の下面には傾き調整棒57が固定してある。
また、図1に示すように、天井板43には左右一対のねじ孔58が穿設してある。左右のねじ孔58には吊支ピン59の周面に形成したねじ溝(図示略)が螺合しており、左右の吊支ピン59の下端部は天井板43の下方に突出している。

0028

次に位置調整装置40を用いて、撮像素子30を支持した基板20とステージ板10とを位置調整を行いながら互いに接着固定する要領について説明する。
まず、図2に示すように、撮像素子30が下向きになる状態で基板20をターンテーブル48の基板保持孔49に嵌合する。基板20と基板保持孔49の外形はほぼ同じなので、基板20は基板保持孔49に対して水平方向には相対移動不能となるが、基板保持孔49に対する上下方向スライド許容される。さらに、基板20を基板保持孔49に嵌合すると、3本の支持棒53の上端が基板20の下面に接触するので、基板20は基板保持孔49の内部において略水平状態となる。
次いで、ステージ板10を天井板43の直下に配設し、左右の吊支ピン59を回転操作して左右の吊支ピン59の下端部をピン固定孔16とピン固定用凹部17にそれぞれ嵌合固定し(図3参照)、ステージ板10を水平状態に保持する(図2参照)。さらに図示を省略したドライバーを3本のねじ部材56のドライバー挿入溝56aに係合し、ドライバーを回転させて各ねじ部材56と一体化している各傾き調整棒57をステージ板10の各案内凹部14に相対スライド可能に係合する。上述のように上方に移動付勢された3本の支持棒53が基板20の下面を支持しているので、基板20を位置調整装置40にセットすると基板20の上面の3箇所は対応する傾き調整棒57の下端に常に接触する。
このようにしてステージ板10と基板20(及び撮像素子30)を位置調整装置40にセットすると、図2図4及び図5に示すように、ステージ板10と基板20は互いに略平行となり、両者の間に隙間が形成される。

0029

このようにステージ板10と基板20を位置調整装置40にセットしたら、撮像装置50が撮像した撮像素子30の撮像面31の様子を上記モニタで観察しながら、上記水平方向駆動手段と回転方向駆動手段を操作し、撮像素子30の前後方向位置左右方向位置、及び回転方向位置を調整する。そして、撮像素子30の前後方向位置、左右方向位置、及び回転方向位置が所望の位置に到達したら、水平方向駆動手段と回転方向駆動手段を停止させる。
次いで、上記モニタを観察しながら、ドライバーで3つのねじ部材56(一つまたは二つの場合もある)を再度回転させ、各傾き調整棒57の下端位置(基板20の上面との接触位置)を変化させる。すると、基板20及び撮像素子30のステージ板10に対する傾斜角度が変化するので、所望の傾斜角度になったらドライバーの回転操作を停止する。

0030

このように基板20(撮像素子30)のステージ板10に対する位置調整が完了したら、ステージ板10に穿設した3つのコマ挿入孔15に図3及び図5に示した相対移動可能な金属製の接着用コマ部材60を嵌合する。
図示するようにこの接着用コマ部材60は、コマ挿入孔15より僅かに小径略円柱形状である。接着用コマ部材60の中央部には接着用コマ部材60を上下(軸線)方向に貫通する断面円形の接着剤注入孔61が形成してあり、接着用コマ部材60の上面には一対のすり割り62が凹設してある。さらに図5に示すように、接着用コマ部材60の下面は接着剤注入孔61の下方の開口縁から上方に向かうにつれて拡径する曲面63となっている。
このような接着用コマ部材60を各コマ挿入孔15に上方から落とし込むと、図5に示すように各接着用コマ部材60の下端が基板20の上面に当接する。また、各接着用コマ部材60の外周面にはコマ挿入孔15に落とし込む直前に液状の接着剤S(図示略。例えば瞬間接着剤)を塗布するので、接着用コマ部材60をコマ挿入孔15に落とし込むと接着用コマ部材60の外周面に塗布した接着剤Sがコマ挿入孔15の内周面に付着する。さらに、接着用コマ部材60をコマ挿入孔15に落とし込んだ後に各コマ挿入孔15の上方から対応する接着用コマ部材60の接着剤注入孔61に接着剤S(接着用コマ部材60の外周面に塗布したものと同じ接着剤)を注入し、この接着剤Sを接着剤注入孔61の内周面と基板20の上面に付着させる。

0031

接着剤Sが所定時間後に完全に硬化すると、接着用コマ部材60の外周面とコマ挿入孔15の内周面が接着剤Sにより固定され、かつ接着剤注入孔61の内周面の下端部と基板20の上面が接着剤Sにより固定されるので、結果的に、3つの接着用コマ部材60を介してステージ板10と基板20が3箇所において固定(接着)される。
従って、ステージ板10と基板20(撮像素子30)は位置調整によって得られた所望の相対位置を保持したまま互いに固定される。
なお、ステージ板10と基板20(撮像素子30)の位置調整が終わった後に、左右の吊支ピン59を回転させてその下端部をステージ板10のピン固定孔16とピン固定用凹部17から脱出させ、かつ、ドライバーにより各ねじ部材56を回転させて3本の傾き調整棒57の下端をステージ板10の上方に移動させ、さらに基板20及び撮像素子30を基板保持孔49からターンテーブル48の上方に引き出し、一体化したステージ板10、基板20及び撮像素子30を隣り合う支柱42の間から位置調整装置40の側方に引き出すことにより、一体化したステージ板10、基板20及び撮像素子30を位置調整装置40から取り外すことができる。

0032

以上説明したように本実施形態によれば、接着用コマ部材60をコマ挿入孔15に落とし込むと、コマ挿入孔15の内周面と接着用コマ部材60の外周面の隙間が狭くなり、しかも接着用コマ部材60の下端が基板20の上面に接触するので、従来のように接着用コマ部材60を利用せずにコマ挿入孔15に接着剤を注入する場合に比べて、接着剤Sの必要量が少なくなる。そのため、接着剤Sは従来より短時間で硬化するので、ステージ板10と基板20の接着を従来より短時間で行える。
さらに、従来に比べて接着剤Sが少量なので、接着剤Sが硬化時に収縮を起こしても、該収縮によるステージ板10と基板20の相対位置の変化量は小さい。従って、従来に比べて高い相対位置精度でステージ板10と基板20を接着できる。
また、被接着部材(ステージ板10(コマ挿入孔15)、基板20、接着用コマ部材60)どうしの間隔が従来技術より狭くなるので、各被接着部材どうしを従来より強固に接着できる。

0033

さらに、ステージ板10と基板20を接着した後であっても、接着用コマ部材60に形成したすり割り62に工具(例えばドライバー)を係合し該工具を回転させれば、硬化した接着剤Sを破断することができるので、接着用コマ部材60を対応するコマ挿入孔15から簡単に除去できる。従って、基板20とステージ板10を接着した後においても撮像素子30(基板20)のステージ板10に対する相対位置を容易に再調整できる。
さらに、コマ挿入孔15及び接着用コマ部材60の断面形状が円形なので、接着用コマ部材60はコマ挿入孔15に対する相対回転位置を調整することなくコマ挿入孔15に落とし込むことができる。従って、接着用コマ部材60及びコマ挿入孔15の断面形状を非円形にする場合に比べて、接着用コマ部材60をコマ挿入孔15に簡単に落とし込むことができる。

0034

また、接着用コマ部材60に曲面63を形成してあるので(接着用コマ部材60の下端面平坦面ではないので)、基板20がステージ板10に対して傾斜している場合においても、接着用コマ部材60の接着剤注入孔61の下端側開口縁は基板20の上面に当接するので、接着剤注入孔61の下端側開口縁と基板20の上面の間に隙間ができない。従って、基板20がステージ板10に対して傾斜している場合においても接着用コマ部材60とステージ板10を少量の接着剤Sにより固定できる。

0035

次に本発明の第2の実施形態について、図6及び図7を利用して説明する。なお、第1の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すに止めて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のステージ板(基板支持部材)70の外形形状及び材質はステージ板10と同じであるが、中央貫通孔13の周囲に3つのねじ孔71を貫通孔として穿設してある点がステージ板10とは異なる。さらに、ステージ板70の各ねじ孔71には、その上面にドライバー挿入溝76を有するねじ部材75が螺合してある。

0036

位置調整装置40を利用してステージ板70と基板20(撮像素子30)の位置調整を行う際には、各ねじ部材75の下端を基板20の上面から十分に離間させておく。そして、基板20(撮像素子30)の位置調整完了後にドライバーにより各ねじ部材75をねじ孔71に対して回転させ、各ねじ部材75の下端を基板20の上面に当接させる(図7参照)。そして、この後に接着用コマ部材60及び接着剤Sを利用してステージ板70(コマ挿入孔15)と基板20の3箇所を固定(接着)する。
このようにすれば、仮に塗布した接着剤Sが完全に硬化する前にステージ板70、基板20及び撮像素子30を位置調整装置40から取り外してしまい、取り外した後に接着剤Sが収縮し続けても、3つのねじ部材75によってステージ板70と基板20の接近方向の移動が完全に規制されているので、ステージ板70と基板20(撮像素子30)の対向方向距離図7では上下方向距離。デジタルカメラに内蔵した状態では前後方向距離)が変化することがない。

0037

以上、各実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更を施しながら実施可能である。
例えば、ステージ板10及びステージ板70に穿設したコマ挿入孔15、接着用コマ部材60及びねじ孔71の数は3つでなくてもよく、一つでも、3つを除く複数であってもよい。
また、コマ挿入孔15及び接着用コマ部材60の断面形状を非円形にしてもよい。
さらに、接着用コマ部材60を金属以外の材料、例えば樹脂により成形してもよい。
また、本実施形態では撮像素子30を支持した基板20をステージ板10(ステージ板70)に接着しているが、ステージ板10(ステージ板70)以外の基板支持部材にコマ挿入孔15を形成し、接着用コマ部材60と接着剤Sを利用してこの基板支持部材と基板20を接着してもよい。

図面の簡単な説明

0038

本発明の第1の実施形態の位置調整装置の平面図である。
図1のII−II矢線に沿う断面図である。
図2のIII−III矢線に沿う断面図である。
図3のIV矢線方向に見た側面図である。
図3のV−V矢線に沿う断面図である。
本発明の第2の実施形態の図3と同様の図である。
図6のVII−VII矢線に沿う断面図である。
従来例を説明するための図5と同様の断面図である。

符号の説明

0039

10ステージ板(基板支持部材)
11移動範囲規制孔
12コイル嵌合孔
13中央貫通孔
14 案内凹部
15コマ挿入孔
16ピン固定孔
17ピン固定用凹部
20基板(撮像素子支持基板)
30撮像素子
31撮像面
40位置調整装置
41底板
42支柱
43天井板
45スライド支持部材
46スライド部材
47窓孔
48ターンテーブル
49基板保持孔
50撮像装置
52支持部材
53支持棒
55 ねじ孔
56ねじ部材
57傾き調整棒
58 ねじ孔
59 吊支ピン
60接着用コマ部材
61接着剤注入孔
62すり割り
63湾曲
70 ステージ板(基板支持部材)
71 ねじ孔
75 ねじ部材
76ドライバー挿入溝
S 接着剤

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