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技術 照明装置およびその照明装置を備える建築用の駆動工具

出願人 マックス株式会社
発明者 伴孝則田村謙一
出願日 2007年7月9日 (13年5ヶ月経過) 出願番号 2007-179339
公開日 2009年1月22日 (11年11ヶ月経過) 公開番号 2009-012150
状態 拒絶査定
技術分野 スパナ,レンチ,ドライバーの細部,付属具 携帯用動力工具一般 携帯用照明装置
主要キーワード 円形スイッチ 位置調整操作 電池収納蓋 ドライバ工具 排気エア 位置調節スイッチ エアプラグ 位置調整部材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2009年1月22日)のものです。
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図面 (7)

課題

建築用駆動工具に設けられる照明装置であって、照明装置を伸縮等させることなく照明範囲の調節を行うことができ、さらに、作業の邪魔になりにくい照明装置を提供すること。

解決手段

照明装置6は、建築用の駆動工具1に設置されている。照明装置6は、照明光を発する照明光源15と、照明光源15により発せられた照明光を受光して当該照明光の照射方向を変更する照明方向変更手段16と、照明光源15と照明方向変更手段16との相対的な位置を変更する位置調整手段18,19とを備えている。

概要

背景

建築現場において建築用駆動工具を用いて作業を行う場合、作業を行う環境は必ずしも十分な照明が確保されているとは限られず、例えば夕暮れ時や夜間等に作業を行う場合や、照明が設置されていない建物内部、天井裏、建物地下などにおいて作業を行う場合も多い。

このように暗い作業現場では、ランタン等の照明を設置した上で作業を行うことが多いが、建材ネジ等を設置する作業を行う場合には、ランタン等の照明を設置した場合であっても、釘やネジ等の消耗品が比較的小さくて視認しにくいため、作業が行いにくいという問題があった。

このような視認性の低下を克服するために、インパクトドライバ等の建築用の駆動工具に照明装置を設置して、工具における作業部位(例えば、ビット先端)などを積極的に照明する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示される工具を用いる場合には、グリップ部(握り部)下部に設けられたライトの角度を変更することができるので、所望の方向へと照明光源の向きを調整することが可能である。
特開2004−209567号公報

概要

建築用の駆動工具に設けられる照明装置であって、照明装置を伸縮等させることなく照明範囲の調節を行うことができ、さらに、作業の邪魔になりにくい照明装置を提供すること。 照明装置6は、建築用の駆動工具1に設置されている。照明装置6は、照明光を発する照明光源15と、照明光源15により発せられた照明光を受光して当該照明光の照射方向を変更する照明方向変更手段16と、照明光源15と照明方向変更手段16との相対的な位置を変更する位置調整手段18,19とを備えている。

目的

本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、建築用の駆動工具に設けられる照明装置であって、照明装置を伸縮等させることなく照明範囲の調節を行うことができ、さらに、作業の邪魔になりにくい照明装置を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

建築用駆動工具に設置される照明装置であって、照明光を発する照明光源と、該照明光源により発せられた照明光を受光して当該照明光の照射方向を変更する照明方向変更手段と、前記照明光源と前記照明方向変更手段との相対的な位置を変更する位置調整手段とを備えることを特徴とする照明装置。

請求項2

前記位置調整手段は、前記位置の調整を行うための位置調整操作手段を有し、該位置調整操作手段は、前記駆動工具のグリップ部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。

請求項3

前記駆動工具に対して着脱可能に設置されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。

請求項4

前記照射方向変更手段は、前記照明光を前記駆動工具の前方方向へと反射させる反射ミラーを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。

請求項5

前記照射方向変更手段は、入光された前記照明光の出光方向を変更するプリズムレンズを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の照明装置。

請求項6

請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の照明装置を備える建築用の駆動工具。

技術分野

0001

本発明は、工具先端部に対して照明光照射することが可能な照明装置およびその照明装置を備える建築用駆動工具に関する。

背景技術

0002

建築現場において建築用の駆動工具を用いて作業を行う場合、作業を行う環境は必ずしも十分な照明が確保されているとは限られず、例えば夕暮れ時や夜間等に作業を行う場合や、照明が設置されていない建物内部、天井裏、建物地下などにおいて作業を行う場合も多い。

0003

このように暗い作業現場では、ランタン等の照明を設置した上で作業を行うことが多いが、建材ネジ等を設置する作業を行う場合には、ランタン等の照明を設置した場合であっても、釘やネジ等の消耗品が比較的小さくて視認しにくいため、作業が行いにくいという問題があった。

0004

このような視認性の低下を克服するために、インパクトドライバ等の建築用の駆動工具に照明装置を設置して、工具における作業部位(例えば、ビット先端)などを積極的に照明する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示される工具を用いる場合には、グリップ部(握り部)下部に設けられたライトの角度を変更することができるので、所望の方向へと照明光源の向きを調整することが可能である。
特開2004−209567号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上述した駆動工具では、照明装置がグリップ部下部に設けられているため、照明の向きを調整することによって照明装置が作業の邪魔になってしまうおそれがあるという問題があった。

0006

また、照明光の焦点位置が一定に保たれているため、照明光の照射範囲拡大縮小する場合等においては、伸縮可能に構成される照明装置のレバー部分を伸ばして照明光源を照明対象位置に近づけたり、離したりする必要がある。このため、照明装置のレバー部を伸ばした状態で作業を行う場合には、照明装置が邪魔になって作業効率の低下を招いたり、作業時に照明装置が建材等に接触してしまい、照明装置を破損させてしまうおそれがあった。

0007

本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、建築用の駆動工具に設けられる照明装置であって、照明装置を伸縮等させることなく照明範囲の調節を行うことができ、さらに、作業の邪魔になりにくい照明装置を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決するために、本発明に係る照明装置は、建築用の駆動工具に設置される照明装置であって、照明光を発する照明光源と、該照明光源により発せられた照明光を受光して当該照明光の照射方向を変更する照明方向変更手段と、前記照明光源と前記照明方向変更手段との相対的な位置を変更する位置調整手段とを備えることを特徴とする。

0009

本発明に係る照明装置によれば、照明方向変更手段によって照明光源より発せられる照明光の照射方向を変更することができ、さらに、位置調整手段を用いて照明光源と照明方向変更手段との相対的な位置を変更することによって、照明方向変更手段によって変更される照明光の照射方向を調整することができるので、照射範囲を広範囲から狭範囲へと所望の範囲に調節することが可能となる。

0010

このため、従来の照明装置のように伸縮するレバー部分を設けて照明光源を照明対象位置に近づけたりする必要がなくなり、照明装置の伸縮に伴う作業効率の低下や、照明装置の接触による照明装置の破損等を防止することが可能となる。

0011

なお、この照明光源として、一般的な照明機器であるLED光源電球等を利用することが可能である。特に、LED光源を用いる場合には、消費電力量を低減させることができると共に、発光に伴う発熱量の低減を図ることが可能となる。さらにLED光源は、電球等に比べて振動に対する耐久性能等に優れているため、照明光源の故障等が生じにくいという効果を有する。

0012

また、前記位置調整手段は、前記位置の調整を行うための位置調整操作手段を有し、該位置調整操作手段が、前記駆動工具のグリップ部に設けられるものであってもよい。

0013

このように、駆動工具のグリップ部に位置調整操作手段が設けられることによって、操作者がグリップ部を握った状態において、さらには、駆動工具を操作した状態において、位置調整操作手段を用いて照明光の照射範囲を調整することが可能となる。このため、作業者は、作業を中断することなく簡易かつ迅速に照明範囲の変更・調整を行うことが可能となる。

0014

さらに、上記照明装置は、前記駆動工具に対して着脱可能に設置されるものであってもよい。

0015

このように照明装置が駆動工具に対して着脱可能に設けられることによって、照明が不要な場合には簡単に照明装置を取り外すことができる。このため、照明装置を取り外すことによって、作業時に照明装置が邪魔になってしまうことがなく、また照明装置が建材等に接触してしまって破損等してしまうことを防止することが可能となる。

0016

また、上記照明装置の前記照射方向変更手段が、前記照明光を前記駆動工具の前方方向へと反射させる反射ミラーを有するものであってもよい。

0017

照明方向変更手段として反射ミラーを用いる場合には、照明光の照射範囲を反射ミラーによって広範囲に変更することができるので、簡易な構造で照明光の照射範囲の調節を行うことが可能となる。

0018

また、上記照明装置の前記照射方向変更手段が、入光された前記照明光の出光方向を変更するプリズムレンズを有するものであってもよい。

0019

照明方向変更手段としてプリズムレンズを用いる場合には、反射ミラーを用いる場合と同様に、照明光の照射範囲をプリズムレンズによって広範囲に変更することができるので、簡易な構造で照明光の照射範囲の調節を行うことが可能となる。

0020

また、本発明に係る建築用の駆動工具は、上述した照明装置を備えるものであることを特徴とする。

0021

建築用の駆動工具が、上述した照明装置を備えることによって、照射範囲を広範囲から狭範囲へと所望の範囲に調節することが可能となる。なお、ここで意味する建築用の駆動工具とは、工具先端に設置されるビット回転駆動等させる構造を備えた工具を意味しており、電動で駆動されるものであっても、圧縮空気を利用して駆動されるものであってもよく、締め付け工具打ち込み工具孔開け工具等の各種工具を含むものである。

発明の効果

0022

本発明に係る照明装置および建築用の駆動工具によれば、照明方向変更手段によって照明光源より発せられる照明光の照射方向を変更することができ、さらに、位置調整手段を用いて照明光源と照明方向変更手段との相対的な位置を変更することによって、照明方向変更手段によって変更される照明光の照射方向を調整することができるので、照射範囲を広範囲から狭範囲へと所望の範囲に調節することが可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0023

以下、本発明に係る建築用の駆動工具について、図面を用いて詳細に説明する。

0024

[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る建築用の駆動工具の一例であるエアインパクトドライバを示した側面図である。

0025

エアインパクトドライバ1(駆動工具)は、本体部2と、グリップ部3と、エアプラグ4と、ビットチャック5と、照明装置6とによって概略構成されている。

0026

本体部2およびグリップ部3は、樹脂製のケーシング部材によって一体に形成されており、このケーシング部材は、左右対称を成す一対の半割ケーシングによって構成されている。本体部2の内部には、図示を省略する駆動機構部が内設されており、駆動機構部の駆動によってドライバビット7に回転駆動力および打撃力を付加することが可能となっている。

0027

グリップ部3は、本体部2の後部より下方へと延伸形成されており、グリップ部3の前部には、ドライバビット7の回転駆動のオンオフ操作を行うためのトリガースイッチ9と、ドライバビット7の回転方向切り替えを行うための回転切替スイッチ10と、照明装置6の照明範囲を調節するための照明調節スイッチ(位置調整操作手段)11とが設けられている。操作者は、回転切替スイッチ10によってドライバビット7の回転方向を決定した後にトリガースイッチ9をオンすることによって、ドライバビット7を回転駆動させることが可能となる。

0028

また、照明調節スイッチ11は、回転式ダイヤルスイッチであり、操作者が照明調節スイッチ11を操作することによって、照明装置6の照射範囲を調節することが可能となっている。照明調節スイッチ11は、操作者がグリップ部3を握った状態において親指で操作しやすい位置に設置されている。

0029

エアプラグ4は、グリップ部3の最下端に設けられている。このエアプラグ4には、図示を省略したエアコンプレッサに設けられるエアホースを連結することが可能となっており、エアコンプレッサより供給される圧縮空気を、エアプラグ4を介してエアインパクトドライバ1内に導入することによって、駆動機構部の駆動を行うことが可能となる。

0030

なお、グリップ部3の最下端であって、エアプラグ4の前寄りの位置には、導入された圧縮空気の排出を行うためのマフラ12が設けられている。マフラ12は略円筒形状を呈しており、この外周面には排気口12aが形成されている。排気口12aは、作業状態に応じて向きを変更することが可能となっており、作業者が、排気口12aの向きを調節することによって排気エア吸引を防ぐことが可能となっている。

0031

ビットチャック5は、本体部2の先端に設けられている。ビットチャック5はドライバビット7の着脱を行うために設けられており、ビットチャック5を本体部2の前方方向へとスライドさせることによってドライバビット7の着脱を行うことが可能である。ビットチャック5によってドライバビット7を装着することにより、ドライバビット7を駆動機構部により回転駆動させることが可能となる。

0032

照明装置6は、本体部2の下部正面、より具体的には、グリップ部3と本体部2との境界近傍であってトリガースイッチ9の上方部分に設けられている。照明装置6は、図2図3示すように、LED光源(照明光源)15と、大型反射ミラー(照明方向変更手段、反射ミラー)16と、小型反射ミラー17と、位置調整部材(位置調整手段)18と、ガイドレール(位置調整手段)19と、位置調節ギア(位置調整操作手段)20と、前面カバー21と、電池ユニット(図示省略)とによって概略構成されている。

0033

ガイドレール19は、位置調整部材18を本体部2の前後方向へと移動させるために設けられるレール部材である。位置調整部材18には、ガイドレール19に係合する係合部(図示省略)が設けられており、ガイドレール19に従って前後に移動することが可能となっている。

0034

LED光源15および小型反射ミラー17は、位置調整部材18に設置されており、位置調整部材18の移動に伴って前後に移動する構造となっている。LED光源15は照明方向を本体部2の前面方向に配置させた状態で位置調整部材18の前端部に設けられており、その前方位置に対して、小型反射ミラー17が固定されている。また、位置調整部材18には、ラック18aが設けられている。

0035

小型反射ミラー17はLED光源15の光源位置を臨む略半球状の湾曲面によって構成されたミラーであり、LED光源15より発せられた照明光を大型反射ミラー16へと反射させる役割を有している。

0036

大型反射ミラー16は、大型の略半球状の湾曲面によって構成されており、開口部16aを本体部2の前方方向へと向けて配設されている。大型反射ミラー16の凹所中央部にはLED光源15の進退を許容する開口16bが形成されており、LED光源15は、位置調整部材18の移動に応じて大型反射ミラー16内を前後に移動することが可能となっている。大型反射ミラー16の開口部16aには、透過性樹脂素材等で形成される前面カバー21が取り付けられており、大型反射ミラー16内に粉塵等が混入することを防止する構造となっている。

0037

電池ユニットは、例えばグリップ部3に設置されており、一般的な電池等を電源として利用することによって、LED光源15に電力を供給する役割を有している。なお、電源ユニットによるLED光源15の電力供給は、トリガースイッチ9のオン/オフ動作連動して行われる構造となっており、トリガースイッチ9がオンに操作された場合に、LED光源15が点灯され、トリガースイッチ9がオフに操作された場合にはLED光源15が消灯される。

0038

位置調節ギア20は、照明調節スイッチ11を構成する円盤状の円形スイッチ20aと、この円形スイッチ20aと同一軸を成すピニオンギア20bとが連結された構造となっている。ピニオンギア20bは、位置調整部材18のラック18aと噛合する構造となっており、円形スイッチ20aの回転に応じてピニオンギア20bが回転し、ピニオンギア20bに噛合するラック18aがガイドレールに沿って移動することによって、LED光源15および小型反射ミラー17が移動する構造となっている。

0039

操作者は、グリップ部3の照明調節スイッチ11を回転させることによって、LED光源15の照射範囲を変更・調節することが可能となっている。

0040

例えば、照明調節スイッチ11を回転させることによってピニオンギア20bを回転させ、ピニオンギア20bに噛合するラック18aを前方向へと移動させると、このラック18aの設置される位置調整部材18が前方へと移動し、この位置調整部材18の移動に伴ってLED光源15および小型反射ミラー17が前方へと移動する。LED光源15が前方へと移動された状態では、図2に示すように、LED光源15の照明光が小型反射ミラー17によって反射され、小型反射ミラー17によって反射された照明光が大型反射ミラー16によって広範囲に拡がって照射されることとなる。このため、操作者は、LED光源15の照明光を広範囲に照射することができるため、ドライバビット7の先端を含む周囲全体を広範囲に照らすことが可能となる。

0041

一方で、照明調節スイッチ11を回転させることによってピニオンギア20bを回転させ、ピニオンギア20bに噛合するラック18aを後方向へと移動させると、このラック18aの設置される位置調整部材18が後方へと移動し、この位置調整部材18の移動に伴ってLED光源15および小型反射ミラー17も後方へと移動する。LED光源15が後方へと移動された状態では、図3に示すように、LED光源15の照明光が小型反射ミラー17によって反射され、小型反射ミラー17によって反射された照明光が大型反射ミラー16によって比較的狭い範囲に拡がって照射されることとなる。このため、操作者は、LED光源15の照明光を狭くして照射することができるため、ドライバビット7の先端等、部分的に照明が必要となる箇所に対して照明光を照射することが可能となる。

0042

このように、本実施の形態1に係る駆動工具を用いる場合には、照明装置6が本体部2に一体に設けられているため、別途照明装置6を設置する必要が無い。また、照明装置6が本体部2に一体に設けられているため、建材等に照明装置6が接触等してしまって建材等を傷つけるおそれが無いし、また、作業性を損なうというおそれもない。

0043

さらに、本実施の形態1に係る駆動工具では、LED光源15の照明範囲を照明調節スイッチ11によって調節することができるので、照明光の照射範囲を広範囲から狭範囲へと所望の範囲に調節することが可能となる。このため、従来の照明装置のように伸縮するレバー部分を設けて照明光源を照明対象位置に近づけたりする必要がなくなり、照明装置の伸縮に伴う作業効率の低下や、照明装置の接触による照明装置の破損等を防止することが可能となる。

0044

また、照明調節スイッチ11は、操作者がグリップ部3を握った状態において親指で操作しやすい位置に設置されているため、作業者がグリップ部3を握った状態で、さらには、トリガースイッチ9を人差し指等で操作した状態で、照明調節スイッチ11の調整を行うことができる。このため、作業を中断することなく簡易かつ迅速に照明範囲の変更・調整を行うことが可能となる。

0045

さらに、照明光源としてLED光源15を用いているので、消費電力量を低減させることができると共に、発光に伴う発熱量の低減を図ることが可能となる。さらにLED光源15は、電球等に比べて振動に対する耐久性能等に優れているため、照明光源の故障等が生じにくいという効果を有する。

0046

なお、実施の形態1に係る建築用の駆動工具では、照明装置6を本体部2の下部正面、より具体的には、グリップ部3と本体部2との境界近傍であってトリガースイッチ9の上方部分に設ける構造について説明を行ったが、照明装置6の設置位置はこの場所に限定されるものではない。例えば、本体部2の上部正面位置(例えば、ビットチャック5の上側位置)や、本体部2の側部前方位置等であっても、照明光をドライバビット7の先端方向へと照射することができ、作業において邪魔にならない位置等であれば、どの場所に設置されるものであってもよい。

0047

[実施の形態2]
次に実施の形態2に係る照明装置について説明を行う。上述した実施の形態1に係る建築用の駆動工具では、照明装置6が本体部2に一体に設置される場合について説明を行ったが、照明装置6が工具とは別体に設けられるものであってもよい。そこで、実施の形態2では、建築用の駆動工具に対して照明装置が工具と別体に構成される場合について説明する。

0048

実施の形態2に係る照明装置30は、図4に示すように、エアインパクトドライバ(駆動工具)31の本体部32に設けられたフック33に対して着脱可能に設けられるものである。なお、エアインパクトドライバ31は、既に実施の形態1において説明したエアインパクトドライバ1に対して照明装置6が設置されていない点を除いて、同一の形状・構造によって構成されるものであるため、実施の形態2における詳細な説明は省略するものとする。

0049

エアインパクトドライバ31の本体部32後方(ヘッド部)には、側面に対して上下一対差込孔34a,34bが形成されており、この差込孔34a,34bに対してフック33が着脱可能に取り付けられている。

0050

フック33は、1本の金属製の軸材を中央部でU字に折り曲げ、折り曲げられた折曲部33aより延伸される各軸部33b,33cの間隔Rを一対の差込孔34a,34bの間隔に保ちつつそれぞれ平行に延伸させ、その端部を直角に折り曲げることによって構成されている。なお、U字状を成す折曲部33aは、端部の折り曲げ方向とは反対側(本体部32の外側方)へと傾斜されている。

0051

照明装置30は、フック33の平行な2つの軸部33b,33cと略同じ長さを有し、さらに2つの軸部33b,33cの間隔Rよりも僅かに幅広横幅を備えた長方形状ケース36によって構成されており、その上面36aは曲面形状によって構成され、その底面36bには、図5(a)に示すように、フック33に係合する正面視L字状の係合脚部37が左右側部にそれぞれ設けられている。操作者は、図4に示すように、フック33の後方側より係合脚部37に対して軸部33b,33cを案内することによって、照明装置30をフック33に係合させることが可能となり、簡単に照明装置30を着脱することが可能となっている。

0052

照明装置30の上面36aには、図5(b)に示すように、後述する照明光源の点灯をおこなうためのオンボタン(ONボタン)38aと、照明光源の消灯を行うためのオフボタンOFFボタン)38bと、照明光の照射範囲を調節するためのスライド式の照明調節スイッチ(位置調整操作手段)39とが設けられている。また、照明装置30の上面36aには、電池を収納するための電池収納蓋40が開閉可能に設けられており、この電池収納蓋40を開放させて電池を収納することによって照明光源に照明用の電力を供給することが可能となっている。

0053

照明装置30の内部には、図6(a)(b)に示すように、電球(照明光源)41と、ソケット42と、反射ミラー(照明方向変更手段)43と、位置調整部材(位置調整手段)44と、ガイドレール(位置調整手段)45と、前面カバー47と、電池ユニット(図示省略)とが設けられている。

0054

ガイドレール45は、位置調整部材44を照明装置30の正面方向へと移動させるために設けられるレール部材である。位置調整部材44には、ガイドレール45に係合する係合部(図示省略)が設けられており、ガイドレール45に従って前後に移動することが可能となっている。

0055

ソケット42は、光源となる電球41を取り付けるための部材であって、後端部には図示を省略するケーブルが設けられており、ケーブルは上述したオンボタン38aおよびオフボタン38bを構成する電源スイッチ(図示省略)を介して電池ユニットに接続されている。

0056

位置調整部材44は、ガイドレール45によって照明装置の前後方向へとスライド移動可能に設けられている。位置調整部材44は、上述した照明調節スイッチ39に該当するものであって、位置調整部材44に設けられる突起部44aが照明装置30のケース36に設けられるスリット36cを介してケース36外面へ露出する構造となっている。操作者は、この突起部44aをスリット36cに沿ってスライド操作することによって照明調節スイッチ39の調節を行うことが可能となっている。さらに、位置調整部材44の前部にはソケット42が設けられており、位置調整部材44のスライド移動に伴ってソケット42およびソケット42に取り付けられる電球41を移動させることが可能となっている。

0057

反射ミラー43は、大型の略半球状の湾曲面によって構成されており、開口部43aを照明装置30の前方方向へと向けて配設されている。反射ミラー43の凹所中央部には電球41の進退を許容する開口43bが形成されており、電球41は位置調整部材44の移動に応じて反射ミラー43内を前後に移動することが可能となっている。反射ミラー43の開口部43aには、透過性の樹脂素材等で形成される前面カバー47が取り付けられており、反射ミラー43内に粉塵等が進入することを防止する構造となっている。

0058

電池ユニットは、上述した電池収納蓋40の内部に設けられている。電池ユニットには一般的な電池を収納することが可能となっており、この電池を電源として電球41を照明させることが可能となっている。

0059

操作者が照明装置30を用いて照明光を照射させる場合には、照明装置30のオンボタン38aを押下することによって電球41を点灯させた後に、照明調節スイッチ39をスライド移動させることによって照明光の照射範囲を調節することが可能となっている。

0060

例えば、照明調節スイッチ39の突起部44aをスリット36cに沿って照明装置30の前方方向へスライド移動させた場合には、突起部44aの設けられる位置調整部材44が前方へと移動し、この位置調整部材44の移動に伴って電球41およびソケット42が前方へと移動する。電球41が前方へと移動されると、図6(a)に示すように、電球から発せられる拡散光が直接前面カバー47を介して照射されると共に、周囲に拡散される電球41の照明光が反射ミラー43によって照射されて前方へと照射されることとなる。このため、操作者は電球41の照明光を広範囲に照射することができ、ドライバビット7の先端を含む周囲全体を広範囲に照らすことが可能となる。

0061

一方で、照明調節スイッチ39の突起部44aをスリット36cに沿って照明装置30の後方方向へスライド移動させた場合には、突起部44aの設けられる位置調整部材44が後方へと移動し、この位置調整部材44の移動に伴って電球41およびソケット42が後方へと移動する。電球41が後方へと移動されると、図6(b)に示すように、反射ミラー43の開口43b周縁によって周囲に拡散される電球41の照明光が狭められるため、比較的狭い範囲に対して照明光が照射されることとなる。このため、操作者は電球41の照明光を狭くして照射することができ、ドライバビット7の先端等、部分的に照明が必要となる箇所に対して照明光を照射することが可能となる。

0062

このように、本実施の形態2に係る照明装置30を用いる場合には、照明光の照明範囲を照明調節スイッチ39によって調節することができるので、照明光の照射範囲を広範囲から狭範囲へと所望の範囲に調節することが可能となる。このため、従来の照明装置のように伸縮するレバー部分を設けて照明光源を照明対象位置に近づけたりする必要がなくなり、照明装置の伸縮に伴う作業効率の低下や、照明装置の接触による照明装置の破損等を防止することが可能となる。

0063

また、照明調節スイッチ39は、ケース36の上面36aに露出する突起部44aをスリット36cに沿ってスライドさせる構造であるため、簡単に照明範囲の調節を行うことができる。このため、作業を中断することなく簡易かつ迅速に照明範囲の変更・調整を行うことが可能となる。

0064

さらに、照明装置30がフック33を介して本体部32に着脱可能に設けられているので、照明が不要な場合には簡単に照明装置30を取り外すことができる。このため、照明装置30を取り外すことによって、作業時に照明装置30が邪魔になってしまうことがなく、また照明装置30が建材等に接触してしまって破損等してしまうことを防止することが可能となる。

0065

なお、実施の形態2に係る照明装置30は、照明光源として電球41を用いた構成について説明を行ったが、照明光源は必ずしも電球に限定されるものではなく、実施の形態1に示したようにLED光源を用いるものであってもよい。LED光源を用いる場合であっても、実施の形態1で説明したように照明装置を構成することによって、照明光の照射範囲を自由に変更・調整することが可能となる。

0066

また、同様に、実施の形態1に示した照明装置6においても、照明光源としてLED光源15を用いるのではなく、実施の形態2に示したように電球を用いて構成することが可能である。

0067

以上、本発明に係る照明装置および建築用の駆動工具について図面を用いて詳細に説明を行ったが、本発明に係る建築用の駆動工具および照明装置は上述した実施の形態1および実施の形態2に示した内容に限定されるものではない。いわゆる当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属する。

0068

例えば、上記実施の形態1および実施の形態2では、照明光源であるLED光源または電球を前後に移動させることによって照射範囲を調整する構成について説明を行ったが、必ずしも照明光源を移動させる構成のみに限定されるものではない。例えば、実施の形態1に示す大型反射ミラー16や実施の形態2に示す反射ミラー43を、照明光源であるLED光源15や電球41に対して相対的に前後移動するものであってもよい。このように照明光源と反射ミラーとの相対位置を前後に変更・調整することが可能であるならば、その位置の変更・調整に応じて照明光の照射範囲を変更・調整することが可能となるため、上述した実施の形態1および実施の形態2に示した効果と同等の効果を奏することが可能となる。

0069

また実施の形態1および実施の形態2においては、照明装置が、LED光源および電球等の照明光源と、照明光源の照射光を反射させる反射ミラー(大型反射ミラー16、反射ミラー43)とにより構成される例について説明を行ったが、照明装置は必ずしも、反射ミラーを備えるものに限定されるものではない。

0070

例えば、LED光源の前方位置に2枚のプリズムレンズを設置し、プリズムレンズの間隔を調整することによってLED光源による照明光の照射範囲を変更・調整するものであってもよい。このようにプリズムレンズを用いることによって、プリズムレンズに対して入光された照明光の出光方向を変更することができるので、反射ミラーを用いることなく、照明光源の照射範囲を変更・調整することが可能である。同様に、電球の前面に対してプリズムレンズを設けて照明光の照射範囲を変更・調整する構成であってもよい。

0071

さらに、実施の形態1および実施の形態2では、建築用の駆動工具の一例として、エアインパクトドライバを用いて説明を行ったが、本発明に係る建築用の駆動工具はエアインパクトドライバに限定されるものではない。建築用の駆動工具は、工具先端に設置されるビットを回転駆動等させる構造を備えた工具であれば、電動で駆動されるものであっても、圧縮空気を利用して駆動されるものであってもよく、またドライバ工具だけでなく、締め付け工具、打ち込み工具、孔開け工具等の各種工具が本発明に係る建築用の駆動工具に含まれる。

図面の簡単な説明

0072

実施の形態1に係るエアインパクトドライバを示した外観側面図である。
実施の形態1に係るエアインパクトドライバにおいて、位置調節スイッチを操作してLED光源を前方へと移動させた状態を示す照明装置の拡大概略構成図である。
実施の形態1に係るエアインパクトドライバにおいて、位置調節スイッチを操作してLED光源を後方へと移動させた状態を示す照明装置の拡大概略構成図である。
実施の形態2に係るエアインパクトドライバと照明装置とを示した外観斜視図である。
実施の形態2に係る照明装置を示した図であって、(a)は正面図、(b)は上面図を示している。
実施の形態2に係る照明装置において、位置調節スイッチを操作してLED光源を移動させた状態を示す概略構成図であって、(a)照明調節スイッチを操作して電球を前方へと移動させた状態を示し、(b)は、照明調節スイッチを操作して電球を後方へと移動させた状態を示している。

符号の説明

0073

1、31 …エアインパクトドライバ(駆動工具)
2、32 …本体部
3 …グリップ部
4 …エアプラグ
5 …ビットチャック
6、30 …照明装置
7 …ドライバビット
9 …トリガースイッチ
10 …回転切替スイッチ
11、39 …照明調節スイッチ(位置調整操作手段)
12 …マフラ
12a …排気口
15 …LED光源(照明光源)
16 …大型反射ミラー(照明方向変更手段)
16a …(大型反射ミラーの)開口部
16b …(大型反射ミラーの)開口
17 …小型反射ミラー
18、44 …位置調整部材(位置調整手段)
18a …ラック
19、45 …ガイドレール(位置調整手段)
20 …位置調節ギア(位置調整操作手段)
20a …円形スイッチ
20b …ピニオンギア
21、47 …前面カバー
33 …フック
33a …(フックの)折曲部
33b、33c …(フックの)軸部
34a、34b …(本体部の)差込孔
36 …(照明装置の)ケース
36a …(ケースの)上面
36b …(ケースの)底面
36c …(ケースの上面に形成される)スリット
37 …(ケースの底面に形成される)係合脚部
38a …(ケースの上面に形成される)オンボタン
38b …(ケースの上面に形成される)オフボタン
40 …(ケースの上面に形成される)電池収納蓋
41 …電球(照明光源)
42 …ソケット
43 …反射ミラー(照明方向変更手段)
43a …(反射ミラーの)開口部
43b …(反射ミラーの)開口
44a …突起部
R …(2本の軸部の)間隔

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