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技術 画像形成装置

出願人 富士ゼロックス株式会社
発明者 藤森信一郎
出願日 2007年6月26日 (13年4ヶ月経過) 出願番号 2007-167850
公開日 2009年1月15日 (11年10ヶ月経過) 公開番号 2009-008745
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における制御・保安 電子写真における乾式現像 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード トリミングブレード 磁束密度ベクトル 連結路 モノクロ画像モード 圧縮部材 空気抜き孔 ピックオフ極 ベルト搬送ロール
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

複数の現像器を備える構成において、簡易な構成で、一方の現像器から他方の現像器への空気の流入を抑制する。

解決手段

非駆動現像器の駆動部が、現像ロール38を一定角度逆回転させて、ピックオフ極N1に溜まっている現像剤を移動させ、筐体37と現像ロール38との間に形成された隙間を現像剤で塞いで非駆動現像器の気密性強化する。これにより、駆動現像器と非駆動現像器との間で圧力差が生じても、駆動現像器から非駆動現像器へ空気の流れが形成されにくく、非駆動現像器への空気の流入が抑制される。現像に使用される現像剤を用いて、非駆動現像器の気密性を強化するので、簡易な構成で、非駆動現像器への空気の流入が抑制できる。

概要

背景

画像を形成する画像形成装置としては、特許文献1に開示される画像形成装置が公知である。特許文献1に開示される画像形成装置は、現像器の2成分現像剤自動交換する2成分現像剤交換手段と、現像器内の内圧をぬくための開口部とその開口部から画像形成装置外排気するための排気ダクトとを備えている。

この排気ダクトは、2成分現像剤交換手段における使用済み現像剤廃棄する廃棄現像剤容器を通過し、廃棄現像剤容器にはトナーフィルターが設けられている。

この構成によれば、現像器の開口部から排出された空気が、廃棄現像剤容器に設けられたトナーフィルターで濾過されて、排気ダクトを通って装置外へ排出される。
特開2003−15420号公報

概要

複数の現像器を備える構成において、簡易な構成で、一方の現像器から他方の現像器への空気の流入を抑制する。非駆動現像器の駆動部が、現像ロール38を一定角度逆回転させて、ピックオフ極N1に溜まっている現像剤を移動させ、筐体37と現像ロール38との間に形成された隙間を現像剤で塞いで非駆動現像器の気密性強化する。これにより、駆動現像器と非駆動現像器との間で圧力差が生じても、駆動現像器から非駆動現像器へ空気の流れが形成されにくく、非駆動現像器への空気の流入が抑制される。現像に使用される現像剤を用いて、非駆動現像器の気密性を強化するので、簡易な構成で、非駆動現像器への空気の流入が抑制できる。

目的

本発明は、上記事実を考慮し、複数の現像器を備える構成において、簡易な構成で、一方の現像器から他方の現像器への空気の流入を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

現像剤で潜像を現像する複数の現像器と、前記複数の現像器内を連結する連結路と、前記複数の現像器の駆動を制御する制御手段と、前記複数の現像器において駆動状態とされた駆動現像器非駆動状態にされた非駆動現像器が存在する場合に、前記非駆動現像器に形成された隙間を前記現像剤で塞いで前記非駆動現像器の気密性強化する気密性強化機構と、を備えたことを特徴とする画像形成装置

請求項2

前記現像器は、開口部を有する筐体と、前記筐体の開口部に配置され前記現像剤を前記潜像へ供給する現像ロールと、を有し、前記気密性強化機構は、前記筐体と前記現像ロールとの間に形成された隙間へ前記現像剤を移動させて塞ぐ現像剤移動手段で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記現像剤移動手段は、前記現像ロールの反発極に溜まっている現像剤を移動させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記現像剤移動手段は、前記現像ロールを一定角度逆回転させて、前記現像ロールに付着した現像剤を移動させることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。

請求項5

前記現像剤移動手段は、前記現像器の外部に設けられ前記現像剤を磁力で移動させる磁性部材であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。

請求項6

前記連結路は、前記複数の現像器にそれぞれ形成され前記現像器内から空気を抜くための空気抜き孔と、前記空気抜き孔のそれぞれに連結され前記空気抜き孔から抜かれた空気を排出する排出路と、前記排出路に設けられ前記空気抜き孔から排出された空気中の前記現像剤を除去するフィルタ部材と、を備えて構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、画像形成装置に関する。

背景技術

0002

画像を形成する画像形成装置としては、特許文献1に開示される画像形成装置が公知である。特許文献1に開示される画像形成装置は、現像器の2成分現像剤自動交換する2成分現像剤交換手段と、現像器内の内圧をぬくための開口部とその開口部から画像形成装置外排気するための排気ダクトとを備えている。

0003

この排気ダクトは、2成分現像剤交換手段における使用済み現像剤廃棄する廃棄現像剤容器を通過し、廃棄現像剤容器にはトナーフィルターが設けられている。

0004

この構成によれば、現像器の開口部から排出された空気が、廃棄現像剤容器に設けられたトナーフィルターで濾過されて、排気ダクトを通って装置外へ排出される。
特開2003−15420号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、排気ダクトもしくは廃棄現像剤容器を介して複数の現像器が連結されており、現像器が駆動すると、駆動することで発生する熱や現像ロールの回転等により現像器内の圧力が上昇し、圧力の低い部分に現像器内のトナーを含んだ空気が流出しようとする。そのため、駆動している現像器と、そうでない現像器が混在した場合、その圧力差によって、駆動している現像器から空気が廃棄現像剤容器や排気ダクトを通じて駆動していない現像器へ移動する。これにより、トナーフィルターから排出されるはずのトナーを含んだ空気が、駆動していない現像器に流入し、混色等の問題を引き起こす。

0006

本発明は、上記事実を考慮し、複数の現像器を備える構成において、簡易な構成で、一方の現像器から他方の現像器への空気の流入を抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の請求項1に係る画像形成装置は、現像剤で潜像を現像する複数の現像器と、前記複数の現像器内を連結する連結路と、前記複数の現像器の駆動を制御する制御手段と、前記複数の現像器において駆動状態とされた駆動現像器非駆動状態にされた非駆動現像器が存在する場合に、前記非駆動現像器に形成された隙間を前記現像剤で塞いで前記非駆動現像器の気密性強化する気密性強化機構と、を備えたことを特徴とする。

0008

複数の現像器が現像剤で潜像を現像する。この複数の現像器の駆動は、制御手段で制御される。現像器が駆動すると、駆動することで発生する熱や、現像ロールを有する構成においてはその現像ロールの回転等により、現像器内の圧力が上昇する。

0009

複数の現像器において、駆動状態とされた駆動現像器と非駆動状態にされた非駆動現像器が存在すると、駆動現像器と非駆動現像器との間で圧力差が生じ、複数の現像器内を連結する連結路を通じて、駆動現像器から非駆動現像器へ空気が流入しようとする。非駆動現像器に隙間があると、駆動現像器から非駆動現像器へ流入した空気が隙間から抜けて、新たな空気が駆動現像器から非駆動現像器へ流入しようとするため、駆動現像器から非駆動現像器への空気の流れが形成され、非駆動現像器への空気の流入が促進される。

0010

これに対して、請求項1の構成では、気密性強化機構が、非駆動現像器に形成された隙間を現像剤で塞いで非駆動現像器の気密性を強化するので、駆動現像器と非駆動現像器との間で圧力差が生じても、駆動現像器から非駆動現像器へ空気の流れが形成されにくく、非駆動現像器への空気の流入が抑制される。

0011

また、現像に使用される現像剤を用いて、非駆動現像器の気密性を強化するので、簡易な構成で、非駆動現像器への空気の流入が抑制できる。

0012

本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記現像器は、開口部を有する筐体と、前記筐体の開口部に配置され前記現像剤を前記潜像へ供給する現像ロールと、を有し、前記気密性強化機構は、前記筐体と前記現像ロールとの間に形成された隙間へ前記現像剤を移動させて塞ぐ現像剤移動手段で構成されていることを特徴とする。

0013

この構成によれば、筐体と現像ロールとの間に形成された隙間を塞ぐので、効果的に非駆動現像器の気密性を強化させることができる。

0014

本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項2の構成において、前記現像剤移動手段は、前記現像ロールの反発極に溜まっている現像剤を移動させることを特徴とする。

0015

この構成によれば、現像ロールの反発極に溜まっている現像剤を移動させるので、大量に現像剤を移動できるので、効果的に非駆動現像器の気密性を強化させることができる。

0016

本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項2又は請求項3の構成において、前記現像剤移動手段は、前記現像ロールを一定角度逆回転させて、前記現像ロールに付着した現像剤を移動させることを特徴とする。

0017

この構成によれば、現像に使用される現像ロールを一定角度逆回転させて、現像ロールに付着した現像剤を隙間へ移動させるので、部品点数を増加させることなく、簡易な構成で、非駆動現像器への空気の流入が抑制できる。

0018

本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項2又は請求項3の構成において、前記現像剤移動手段は、前記現像器の外部に設けられ前記現像剤を磁力で移動させる磁性部材であることを特徴とする。

0019

この構成によれば、磁性部材の磁力を用いて、現像剤を移動させるので、現像剤を立ちに立たせることができ、効果的に非駆動現像器の気密性を強化させることができる。

0020

本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項1〜5のいずれか1項の構成において、前記連結路は、前記複数の現像器にそれぞれ形成され前記現像器内から空気を抜くための空気抜き孔と、前記空気抜き孔のそれぞれに連結され前記空気抜き孔から抜かれた空気を排出する排出路と、前記排出路に設けられ前記空気抜き孔から排出された空気中の前記現像剤を除去するフィルタ部材と、を備えて構成されていることを特徴とする。

0021

この構成によれば、駆動現像器から非駆動現像器へ空気の流れが形成されにくく、非駆動現像器への空気の流入が抑制されるので、駆動現像器から空気抜き孔を通じて抜かれた空気は、非駆動現像器へ向かわず、フィルタ部材へ効率よく送られる。このため、駆動現像器から空気抜き孔を通じて抜かれた空気中の現像剤を効果的に除去できる。

発明の効果

0022

本発明は、上記構成としたので、複数の現像器を備える構成において、簡易な構成で、一方の現像器から他方の現像器への空気の流入を抑制できる。

発明を実施するための最良の形態

0023

以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。

0024

(本実施形態に係る画像形成装置の全体構成)
まず、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。図2は、本実施形態に係る画像形成装置に備えられた画像形成部を示す概略図である。図3は、本実施形態に係る画像形成部に備えられた感光体及びその周囲の構成を示す概略図である。

0025

本実施形態に係る画像形成装置10は、画像を形成する装置であって、図1に示すように、シアンマゼンタイエロー、黒の4色の現像剤によって画像を形成する画像形成部30と、画像形成部30の下方に配置された給紙部16と、画像形成部30の上方に配置された排紙部17とを備えている。

0026

画像形成部30には、図1及び図2に示すように、潜像を保持する潜像保持体としての感光体13C、13M、13Y、13K(以下、13C〜13Kと示す)が、シアン、マゼンタ、イエロー、黒の各色に対応して設けられている。感光体13C〜13Kは、所定の一方向(図2における矢印b方向)へ回転するようになっている。

0027

図2及び図3に示すように、感光体13C〜13Kの周囲には、感光体13C〜13Kの回転方向bに沿って順に、中間転写ベルト14、ブラシロール34、帯電ロール36、露光装置としてのLEDアレイヘッド40が配置されている。

0028

中間転写ベルト14、ブラシロール34、帯電ロール36は感光体13C〜13Kの表面に接触している。また、感光体13C〜13Kの回転方向おけるLEDアレイヘッド40の下流側であって、中間転写ベルト14の上流側には、現像剤で潜像を現像する現像器12C、12M、12Y、12K(以下、12C〜12Kと示す)がそれぞれ設けられている。

0029

感光体13C〜13Kのそれぞれの表面は、帯電ロール36により一様に帯電される。帯電した感光体13C〜13Kの表面は、LEDアレイヘッド40により露光され、画像データに応じた静電潜像が感光体13C〜13Kの表面に形成される。感光体13C〜13Kに形成された静電潜像は、現像器12C〜12Kによって現像されることにより、感光体13C〜13K上にトナー画像が形成される。

0030

中間転写ベルト14は、無端状に形成され、図2に示すように、ベルト搬送ロール24Aと、ベルト搬送ロール24Aの下方に配設されたベルト搬送ロール24Bと、ベルト搬送ロール24Bの斜め上方であって搬送路19の反対側に配設されたベルト搬送ロール24Cとに巻き掛けられて支持されている。

0031

中間転写ベルト14の外周面は、トナー画像が転写される転写面14Aであり、転写面14Aに面して、現像器12C〜12Kと感光体13C〜13Kとが並列して配置され、感光体13C〜13Kが転写面14Aに接触している。

0032

一方、中間転写ベルト14を挟んで感光体13C〜13Kの反対側には、転写ロール32C、32M、32Y、32K(以下、32C〜32Kと示す)が配設され、中間転写ベルト14は、転写ロール32C〜32Kによって感光体13C〜13Kに押し付けられている。

0033

画像形成装置10は、所謂タンデム式フルカラープリンタであって、現像器12C〜12Kによって現像された4色のトナー画像は、中間転写ベルト14が1周する間に中間転写ベルト14上に重ね合される。

0034

なお、図2において矢印aで示す中間転写ベルト14の回転方向に対して感光体13Kの下流側に隣接して、転写面14Aに面してトナー濃度検出センサ15が配設されている。トナー濃度検出センサ15は、転写面14Aに転写されたトナーの濃度を検出する機能を有する。

0035

給紙部16の上方には、図1に示すように、給紙ロール18が、給紙部16にセットされた用紙Pの搬送方向先端部に接触するように配列されている。更に、用紙Pを搬送する搬送路19が、給紙部16における給紙ロール18を設けた側から転写部22及び定着部28を経由して排紙部17に向かって上方にS字状に延びている。搬送路19には搬送ロール20が2組配置されている。用紙Pは、給紙ロール18により、図1において二点鎖線の矢印によって示す搬送経路に沿って、1枚ずつ給紙部16から搬送路19に沿って搬送ロール20によって上方に搬送され、転写部22及び定着部28を経由して排紙部17へと搬送される。

0036

転写部22には、中間転写ベルト14が巻き掛けられたベルト搬送ロール24Aと、ベルト搬送ロール24Aへ押し付けられた転写ロール26とが配設されている。ベルト搬送ロール24Aと転写ロール26とのニップ部には、中間転写ベルト14が挟み込まれ、用紙Pがこのニップ部を通過する際に、中間転写ベルト14からトナー像が転写される。

0037

転写部22の上方には、定着部28が配設されている。定着部28は、ヒートロール28Aとヒートロール28Aに圧接されたバックアップロール28Bとを有し、用紙Pが、ヒートロール28Aとバックアップロール28Bとのニップ部を通過するとトナーが溶融凝固してトナー像が定着される。定着部28でトナー像が定着された用紙Pは、定着部28の搬送方向下流側に配置された排紙ロール29によって排紙部17に排紙される。

0038

(現像器12C〜12K及びその周辺の構成)
次に、現像器12C〜12K及びその周辺の構成について説明する。

0039

現像器12C〜12Kは、図3に示すように、感光体13C〜13Kに対向する位置に開口部37Aを有する筐体37を備えている。

0040

筐体37には、感光体13C〜13Kに形成された潜像へ二成分現像剤を供給する現像ロール38と、現像ロール38へ二成分現像剤を搬送する搬送部材としてのスクリューフィーダ39A及び39Bとが収容されている。二成分現像剤は、トナーと磁性キャリア粒子とを主用成分として含有している。なお、現像剤としては、二成分に限られず、一成分の現像剤を用いても良い。

0041

スクリューフィーダ39A及び39Bは、現像ロール38の下方に配置されており、スクリューフィーダ39A及び39Bが回転することにより、二成分現像剤が攪拌されながら現像ロール38の回転軸方向に沿って搬送され、現像ロール38へ二成分現像剤が供給するようになっている。

0042

現像ロール38は、図3に示すように、筐体37の開口部37Aに配置され、感光体13C〜13Kの表面との間に間隙現像ギャップ)が形成されるように、感光体13C〜13Kに対向配置されている。また、現像ロール38は、円柱状の内胴38Bと、内胴38Bに被せられたスリーブ38Aと、を有している。

0043

内胴38Bは、画像形成装置10の装置本体に対して固定されており、回転しないようになっている。スリーブ38Aは、図3において矢印cで示すように、内胴38Bの軸線の回りを感光体13C〜13Kの回転方向bと反対方向に回転する構成となっている。すなわち、感光体13C〜13Kが図3における反時計方向に回転するのに対して、現像ロール38は時計方向に回転する。

0044

内胴38Bには、図4(A)及び図4(B)に示すように、スリーブ38Aの回転方向に沿って内胴38Bの表面にS極とN極とが交互に形成されるように5本の永久磁石放射状に埋包されている。なお、図4(A)及び図4(B)においてS1極は現像極であり、感光体13C〜13Kに対向する位置に配置されている。そして、スリーブ38Aの回転方向cに沿って現像極S1の隣にピックオフ極N1が配設され、その隣にピックアップ極N2、トリミング極S2、搬送極N3の順で磁極が配置されている。

0045

トリミング極S2の対向部には、トリミング極S2と協働して磁気ブラシの層の高さを揃える層形成部材としてのトリミングブレード41が現像ロール38に向かって延びている。

0046

なお、現像極S1とトリミング極S2とは何れもS極であり、ピックオフ極N1、ピックアップ極N2、搬送極N3は何れもN極である。なお、現像ロール38には、マイナス現像バイアス電圧印加されている。

0047

現像器12C〜12Kにおいては、スリーブ38Aが回転方向cに沿って回転すると、先ず、スクリューフィーダ39A、39Bで、現像ロール38へ供給された二成分現像剤は、ピックアップ極N2によってスリーブ38Aの表面に吸着される。ここで、スリーブ38Aの表面には、搬送極N3から現像極S1に向かう磁界、ピックオフ極N1から現像極S1に向かう磁界、ピックアップ極N2からトリミング極S2に向かう方向の磁界、及び搬送極N3からトリミング極S2に向かう磁界が形成され、しかも二成分現像剤は、磁性キャリア粒子の表面にトナーが付着した構造を有している。したがって、スリーブ38Aの表面に吸着された二成分現像剤は、スリーブ38Aの表面において前記磁界の方向(磁束密度ベクトルBの方向)に沿った磁力線の方向に磁性キャリア粒子が配列され、磁気ブラシを形成する。

0048

ピックアップ極N2の近傍においてスリーブ38Aの表面に形成(保持)された磁気ブラシは、スリーブ38Aが回転方向cに沿って回転するのに伴い、スリーブ38Aの表面に沿ってトリミング極S2→搬送極N3→現像極S1→ピックオフ極N1へと搬送(移動)される。そしてトリミング極S2を通過するときに磁気ブラシの高さが揃えられ、現像極S1近傍において磁気ブラシ上のトナーが感光体13C〜13Kに移行し、スリーブ38Aの表面には殆ど磁性キャリア粒子だけになった磁気ブラシが残る。殆ど磁性キャリア粒子だけになった磁気ブラシは、スリーブ38Aの回転に伴い、ピックオフ極N1でスリーブ38Aの表面から脱落して筐体37内に戻る。

0049

このようにスリーブ38Aが回転方向cに沿って回転することにより、ピックアップ極N2において常に新鮮な二成分現像剤が補充されて現像極S1に搬送され、現像極S1においてトナーが感光体13C〜13Kに移行して感光体13C〜13Kの表面の静電潜像が現像される。

0050

また、本実施形態においては、図5に示すように、現像器12C〜12Kの側面には、複数の現像器12C〜12K内を連結する連結路50が設けられている。

0051

連結路50は、複数の現像器12C〜12Kにそれぞれ形成され現像器12C〜12K内から空気を抜くための空気抜き孔52と、空気抜き孔52のそれぞれに連結され空気抜き孔52から抜かれた空気を排出する排出路54と、排出路54に設けられ空気抜き孔52から排出された空気中の現像剤を除去するフィルタ部材56と、を備えて構成されている。

0052

空気抜き孔52は、現像器12C〜12Kの側面であって、スクリューフィーダ39Aの回転軸方向の一端部側に形成されており、空気抜き孔52を通じて、現像器12C〜12K内から空気及び、不要となった現像剤が排出されるようになっている。

0053

排出路54は、廃棄される現像剤を収容する廃棄現像剤容器58と、一端部が空気抜き孔52のそれぞれに連結され、他端部が廃棄現像剤容器58に連結された排気ダクト48を備えて構成されている。

0054

現像器12C〜12K内から空気抜き孔52を通じて排出された現像剤は、下り勾配が形成された排気ダクト48を斜め下方に降下し、廃棄現像剤容器58に収容される。

0055

また、フィルタ部材56は、廃棄現像剤容器58の上部に配置されており、フィルタ部材56が配置された部分が画像形成装置10の装置外と通じている。

0056

本実施形態では、現像器12C〜12Kから空気抜き孔52を通じて抜かれた空気は、排気ダクト48及び廃棄現像剤容器58を通り、さらにフィルタ部材56を通過して、現像剤が除去される。フィルタ部材56で現像剤が除去された空気は、フィルタ部材56を通じて、画像形成装置10の装置外へ排出される。フィルタ部材56で除去された現像剤は、その自重により廃棄現像剤容器58に落下するようになっている。

0057

なお、排気ダクト48が、現像器12C〜12Kの空気抜き孔52のそれぞれに連結されることにより、現像器12C〜12Kは互いが連結された状態となり、各現像器12C〜12Kの間で空気の流通が可能となる。

0058

また、現像器12C〜12Kには、図1に示すように、現像器12C〜12Kの駆動を制御する制御手段としてのコントローラ60が接続されている。

0059

コントローラ60は、駆動信号を現像器12C〜12Kに送ることにより、現像器12C〜12Kを駆動させ、現像器12C〜12Kは、駆動状態とされた駆動現像器となる。

0060

コントローラ60は、駆動した現像器12C〜12Kに停止信号を送ることにより、現像器12C〜12Kを停止させ、現像器12C〜12Kは、駆動しない非駆動状態にされた非駆動現像器となる。

0061

画像形成装置10は、複数色で画像を形成する複数色画像(例えば、フルカラー画像)を形成する複数色画像モードと、単色画像(例えば、白黒モノクロ画像)を形成する単色画像モードと、に切替可能となっており、コントローラ60は、その画像モードに応じて、駆動する現像器12C〜12Kを選択する。

0062

例えば、複数色画像としてのフルカラー画像を形成するフルカラー画像モードにおいては、コントローラ60は、現像器12C〜12Kのすべてを駆動し、単色画像としての白黒のモノクロ画像を形成するモノクロ画像モードにおいては、コントローラ60は、現像器12Kを駆動すると共に、現像器12C〜12Yを非駆動状態にする。

0063

従って、モノクロ画像モード等の単色画像モードにおいては、現像器12C〜12Kにおいて、駆動状態とされた駆動現像器と非駆動状態にされた非駆動現像器が存在することになる。

0064

本実施形態に係る画像形成装置10は、現像器12C〜12Kにおいて、駆動状態とされた駆動現像器と非駆動状態にされた非駆動現像器が存在する場合に、非駆動現像器に形成された隙間を現像剤で塞いで非駆動現像器の気密性を強化する気密性強化機構を備えている。

0065

気密性強化機構は、筐体37と現像ロール38との間に形成された隙間へ現像剤を移動させて塞ぐ現像剤移動手段としての駆動部43で構成されている。

0066

駆動部43は、現像ロール38を一定角度逆回転させて、現像ロール38に付着した現像剤を移動させることにより、筐体37と現像ロール38との間に形成された隙間を現像剤で塞ぐ構成となっている。

0067

また、駆動部43は、現像ロール38の反発極、すなわち、ピックオフ極N1に溜まっている現像剤を移動させるようになっている。

0068

本実施形態においては、筐体37の開口部37Aを基準に見て、現像ロール38の回転方向下流側の隙間には、筐体37の内壁に現像ロール38へ突出する突出部64が形成されている。

0069

現像ロール38を逆回転させて現像剤を、現像ロール38の回転方向下流側の隙間へ移動させると、突出部64で圧縮され、高密度となった状態で、筐体37と現像ロール38との間に形成された隙間の長手方向にわたって塞ぎ、非駆動現像器の気密性が強化される。すなわち、突出部64は、隙間へ移動する現像剤を圧縮する圧縮部材として機能する。

0070

なお、非駆動現像器に形成された隙間を現像剤で塞ぐ構成には、何も埋められていない状態の隙間に現像剤を埋める構成と、既に隙間が現像剤等で埋められている状態からさらに現像剤で隙間を埋めて隙間を埋める密度を高める構成とが含まれる。すなわち、隙間を現像剤で塞ぐ前に比べ、隙間を現像剤で塞いだ後において隙間(隙間の密度)が減少していればよく、これにより、非駆動現像器の気密性が高まっていればよい。

0071

また、筐体37の開口部37Aを基準に見て、現像ロール38の回転方向上流側において、現像ロール38との間の隙間は、現像ロール38に吸着された現像剤及びトリミングブレード41によって塞がれており、気密性が保たれている。

0072

駆動部43は、コントローラ60に接続されており、コントローラ60によって、現像ロール38を逆回転させるタイミングが制御される。

0073

例えば、単色画像モードの指令を取得した際に、非駆動現像器において、現像ロール38を逆回転させて、現像剤で隙間を塞ぐ。

0074

また、駆動状態とされた駆動現像器と非駆動状態にされた非駆動現像器が存在する状況が形成されるのに備えて、駆動状態から停止する際に、毎回、逆回転して停止し、駆動状態から非駆動状態に状態変化する際に、現像剤で隙間を塞ぐようにしてもよい。

0075

(本実施形態の作用)
次に、上記の実施形態について作用を説明する。

0076

本実施形態では、非駆動現像器の駆動部43が、現像ロール38を一定角度逆回転させて、ピックオフ極N1に溜まっている現像剤を移動させ、筐体37と現像ロール38との間に形成された隙間を現像剤で塞いで非駆動現像器の気密性を強化する。

0077

これにより、駆動現像器と非駆動現像器との間で圧力差が生じても、駆動現像器から非駆動現像器へ空気の流れが形成されにくく、非駆動現像器への空気の流入が抑制される。

0078

また、本実施形態では、現像に使用される現像剤を用いて、非駆動現像器の気密性を強化するので、簡易な構成で、非駆動現像器への空気の流入が抑制できる。

0079

また、本実施形態では、現像に使用される現像ロール38を一定角度逆回転させて、現像ロール38に付着した現像剤を隙間へ移動させるので、部品点数を増加させることなく、簡易な構成で、非駆動現像器への空気の流入が抑制できる。

0080

また、本実施形態では、現像ロール38の反発極に溜まっている現像剤を移動させるので、大量に現像剤を移動できるので、効果的に非駆動現像器の気密性を強化させることができる。

0081

また、本実施形態では、駆動現像器から非駆動現像器へ空気の流れが形成されにくく、非駆動現像器への空気の流入が抑制されるので、駆動現像器から空気抜き孔52を通じて抜かれた空気は、非駆動現像器へ向かわず、フィルタ部材56へ効率よく送られる。このため、駆動現像器から空気抜き孔52を通じて抜かれた空気中の現像剤を効果的に除去できる。

0082

なお、現像剤移動手段としては、図6(A)及び図6(B)に示すように、現像器の外部に設けられ現像剤を磁力で移動させる磁性部材62であってもよい。

0083

この構成では、磁性部材62は、筐体37の外周面に沿って移動可能に設けられており、現像ロール38の反発極に溜まっている現像剤を、筐体37と現像ロール38との間に形成された隙間へ移動させる構成となっている。

0084

これにより、磁性部材62の磁力を用いて、現像剤を移動させるので、現像剤を穂立ちに立たせることができ、効果的に非駆動現像器の気密性を強化させることができる。本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。

図面の簡単な説明

0085

図1は、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置に備えられた画像形成部を示す概略図である。
図3は、本実施形態に係る画像形成部に備えられた感光体及びその周囲の構成を示す概略図である。
図4は、本実施形態に係る気密性を強化する気密性強化機構を説明するための図である。
図5は、本実施形態に係る連結路の構成を示す概略図である。
図6は、現像剤移動手段を磁性部材に替えた変形例を示す概略図である。

符号の説明

0086

10画像形成装置
12K〜12C現像器
37筐体
38現像ロール
43 駆動部(気密性強化機構、現像剤移動手段)
50連結路
52空気抜き孔
54排出路
56フィルタ部材
60コントローラ(制御手段)
62磁性部材(気密性強化機構、現像剤移動手段)

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