図面 (/)
課題
解決手段
主走査方向に連続する加法混色の同一色データの開始位置、終了位置、前記加法混色の色データ、及びデータタイプの情報を登録する第1の区間テーブルと、主走査方向に連続しない加法混色の色データ、データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を登録する第2の区間テーブルと、主走査方向1ラインに第1、第2の区間テーブルが登録される最小座標と最大座標の情報と、登録された前記第1、第2の区間テーブルの数を記憶するエリアを有する区間管理テーブルとを有し、主走査方向1ラインの印刷データを入力し、連続する同一色の画素データを検出すると、対応する情報を第1の区間テーブルに登録し、連続しない色データが入力すると、対応する情報を第2の区間テーブルに登録し、高解像度の情報でも効率よく印刷処理を行う。
概要
背景
概要
フレーム方式の画像メモリを使用することなく、かつ高解像度のイメージデータの印刷処理を行う。主走査方向に連続する加法混色の同一色データの開始位置、終了位置、前記加法混色の色データ、及びデータタイプの情報を登録する第1の区間テーブルと、主走査方向に連続しない加法混色の色データ、データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を登録する第2の区間テーブルと、主走査方向1ラインに第1、第2の区間テーブルが登録される最小座標と最大座標の情報と、登録された前記第1、第2の区間テーブルの数を記憶するエリアを有する区間管理テーブルとを有し、主走査方向1ラインの印刷データを入力し、連続する同一色の画素データを検出すると、対応する情報を第1の区間テーブルに登録し、連続しない色データが入力すると、対応する情報を第2の区間テーブルに登録し、高解像度の情報でも効率よく印刷処理を行う。
目的
そこで、本発明はフレーム方式の画像メモリを使用することなく、かつ高解像度のイメージデータの印刷処理を行う場合でも、メモリ容量を抑えることができる印刷装置を提供するものである。
効果
実績
- 技術文献被引用数
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この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
請求項1
主走査方向に連続する加法混色の同一色データの開始位置、終了位置、前記加法混色の色データ、及びデータタイプの情報を登録する第1の区間テーブルと、前記主走査方向に連続しない加法混色の色データ、データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を登録する第2の区間テーブルと、前記主走査方向1ラインに前記第1、第2の区間テーブルが登録される最小座標と最大座標の情報と、登録された前記第1、第2の区間テーブルの数を記憶するエリアを有する区間管理テーブルと、前記主走査方向1ラインの印刷データを入力し、連続する同一色の画素データを検出し、該同一色の色データ、前記開始位置、終了位置、及びデータタイプの情報を前記第1の区間テーブルに登録する第1の登録処理手段と、前記連続しない色データ、前記データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を前記第2の区間テーブルに登録する第2の登録処理手段と、前記主走査方向に前記情報が登録された区間管理テーブルの副走査方向の最大位置と最小位置を登録する第3の登録処理手段と、前記副走査方向の最小位置のラインから最大位置のラインに登録された前記第1、第2の区間テーブルを順次読み出し、前記加法混色の色データを減法混色の印刷色データに変換して記録媒体に印刷を行う印刷処理手段と、を有することを特徴とする印刷装置。
請求項2
前記区間管理テーブルに登録される前記第1、第2の区間テーブルを含む区間情報に対して、前記印刷処理手段は前記主走査方向1ラインの中で最も後に登録された区間情報から順次読み出し、前記減法混色の印刷色データに変換することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
請求項3
請求項4
前記第1の区間テーブルは、前記第2の区間テーブル対して、2倍のバイト容量を有することを特徴とする請求項1、2、又は3記載の印刷装置。
請求項5
主走査方向に連続する加法混色の同一色データの開始位置、終了位置、前記加法混色の色データ、及びデータタイプの情報を登録する第1の区間テーブルと、前記主走査方向に連続しない加法混色の色データ、データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を登録する第2の区間テーブルと、主走査方向1ラインに前記第1、第2の区間テーブルが登録される最小座標と最大座標の情報と、登録された前記第1、第2の区間テーブルの数を記憶するエリアを有する区間管理テーブルとを有する印刷装置であって、前記主走査方向1ラインの印刷データを入力し、連続する同一色の画素データを検出し、該同一色の色データ、前記開始位置、終了位置、及びデータタイプの情報を前記第1の区間テーブルに登録する第1の登録処理と、前記連続しない色データ、前記データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を前記第2の区間テーブルに登録する第2の登録処理と、前記主走査方向に前記情報が登録された区間管理テーブルの副走査方向の最大位置と最小位置を登録する第3の登録処理と、前記副走査方向の最小位置のラインから最大位置のラインに登録された前記第1、第2の区間テーブルを順次読み出し、前記加法混色の色データを減法混色の印刷色データに変換して記録媒体に印刷を行う印刷処理と、を行うことを特徴とする印刷方法。
請求項6
主走査方向に連続する加法混色の同一色データの開始位置、終了位置、前記加法混色の色データ、及びデータタイプの情報を登録する第1の区間テーブルと、前記主走査方向に連続しない加法混色の色データ、データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を登録する第2の区間テーブルと、主走査方向1ラインに前記第1、第2の区間テーブルが登録される最小座標と最大座標の情報と、登録された前記第1、第2の区間テーブルの数を記憶するエリアを有する区間管理テーブルとを有する印刷装置に使用されるプログラムであって、前記主走査方向1ラインの印刷データを入力し、連続する同一色の画素データを検出し、該同一色の色データ、前記開始位置、終了位置、及びデータタイプの情報を前記第1の区間テーブルに登録する第1の登録処理と、前記連続しない色データ、前記データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を前記第2の区間テーブルに登録する第2の登録処理と、前記主走査方向に前記情報が登録された区間管理テーブルの副走査方向の最大位置と最小位置を登録する第3の登録処理と、前記副走査方向の最小位置のラインから最大位置のラインに登録された前記第1、第2の区間テーブルを順次読み出し、前記加法混色の色データを減法混色の印刷色データに変換して記録媒体に印刷を行う印刷処理と、を少なくとも実行可能な印刷プログラム。
技術分野
背景技術
0002
従来の印刷装置は、パーソナルコンピュータ(PC)等のホスト機器から供給された印刷データを受信し、当該印刷データの描画処理を行ってフレーム方式の画像メモリに展開している。この画像メモリとしては、描画画像1ピクセルに対して、例えばRGB24ビット、CMYK32ビット、又はCMYKディザ(1/2/4ビット等)のフレーム方式の画像メモリを使用している。
0003
尚、特許文献1は受信データがフルカラーデータか否か、色数が多いか否かによってフルカラーデータフォーマット、又はパレットカラーフォーマットを使用して印刷データの受信処理を行い、印刷速度を向上させる発明である。
0004
特開2006−127351号公報
発明が解決しようとする課題
0005
しかしながら、従来のフレーム方式の画像メモリでは、印刷データによっては非画像領域であるメモリも含むため、例え圧縮処理を行っても高解像度の印刷装置では大容量のメモリが必要となる。このため、従来のフレーム方式の画像メモリでは、比較的連続した同色区間が多く、使用する色が少ない、例えば帳票印刷などでも描画画像の作成には多大なメモリが必要となる。
0006
そこで、パレット方式による画像メモリの管理方法が提案され、出現順に変換した色データをパレット番号として登録し、同じ色データが読み出された場合には当該パレット番号を使用する構成である。この方法によれば、フレーム形式の画像メモリに全てのデータを記録する場合に比べて、必要なメモリ容量は、例えば1/3〜1/4に削減でき、処理効率も向上する。
しかし、この方式では印刷データの内容によって、必要なメモリ容量が変動する。例えば、高解像度のイメージデータの場合、同じRGB値が主走査方向に連続する確立が少ないため、変化するRGB値に対応するデータを色パレットテーブルに登録しなければならず、大きなメモリ容量が必要となる。
0007
そこで、本発明はフレーム方式の画像メモリを使用することなく、かつ高解像度のイメージデータの印刷処理を行う場合でも、メモリ容量を抑えることができる印刷装置を提供するものである。
課題を解決するための手段
0008
上記課題は第1の発明によれば、主走査方向に連続する加法混色の同一色データの開始位置、終了位置、前記加法混色の色データ、及びデータタイプの情報を登録する第1の区間テーブルと、前記主走査方向に連続しない加法混色の色データ、データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を登録する第2の区間テーブルと、主走査方向1ラインに前記第1、第2の区間テーブルが登録される最小座標と最大座標の情報と、登録された前記第1、第2の区間テーブルの数を記憶するエリアを有する区間管理テーブルと、前記主走査方向1ラインの印刷データを入力し、連続する同一色の画素データを検出し、該同一色の色データ、前記開始位置、終了位置、及びデータタイプの情報を前記第1の区間テーブルに登録する第1の登録処理手段と、前記連続しない色データ、前記データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を前記第2の区間テーブルに登録する第2の登録処理手段と、前記主走査方向に前記情報が登録された区間管理テーブルの副走査方向の最大位置と最小位置を登録する第3の登録処理手段と、前記副走査方向の最小位置のラインから最大位置のラインに登録された前記第1、第2の区間テーブルを順次読み出し、前記加法混色の色データを減法混色の印刷色データに変換して記録媒体に印刷を行う印刷処理手段とを有する印刷装置を提供することによって達成できる。
0009
上記課題は第2の発明によれば、前記区間管理テーブルに登録される前記第1、第2の区間テーブルを含む区間情報に対して、前記印刷処理手段は前記主走査方向1ラインの中で最も後に登録された区間情報から順次読み出し、描画データに変換する印刷装置を提供することによって達成できる。
0011
上記課題は第4の発明によれば、前記第1の区間テーブルは、前記第2の区間テーブル対して、2倍のバイト容量を有する印刷装置を提供することによって達成できる。
0012
上記課題は第5の発明によれば、主走査方向に連続する加法混色の同一色データの開始位置、終了位置、前記加法混色の色データ、及びデータタイプの情報を登録する第1の区間テーブルと、前記主走査方向に連続しない加法混色の色データ、データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を登録する第2の区間テーブルと、主走査方向1ラインに前記第1、第2の区間テーブルが登録される最小座標と最大座標の情報と、登録された前記第1、第2の区間テーブルの数を記憶するエリアを有する区間管理テーブルとを有する印刷装置であって、前記主走査方向1ラインの印刷データを入力し、連続する同一色の画素データを検出し、該同一色の色データ、前記開始位置、終了位置、及びデータタイプの情報を前記第1の区間テーブルに登録する第1の登録処理と、前記連続しない色データ、前記データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を前記第2の区間テーブルに登録する第2の登録処理と、前記主走査方向に前記情報が登録された区間管理テーブルの副走査方向の最大位置と最小位置を登録する第3の登録処理と、前記副走査方向の最小位置のラインから最大位置のラインに登録された前記第1、第2の区間テーブルを順次読み出し、前記加法混色の色データを減法混色の印刷色データに変換して記録媒体に印刷を行う印刷処理とを行う印刷方法を提供することによって達成できる。
0013
上記課題は第6の発明によれば、主走査方向に連続する加法混色の同一色データの開始位置、終了位置、前記加法混色の色データ、及びデータタイプの情報を登録する第1の区間テーブルと、前記主走査方向に連続しない加法混色の色データ、データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を登録する第2の区間テーブルと、主走査方向1ラインに前記第1、第2の区間テーブルが登録される最小座標と最大座標の情報と、登録された前記第1、第2の区間テーブルの数を記憶するエリアを有する区間管理テーブルとを有する印刷装置に使用されるプログラムであって、前記主走査方向1ラインの印刷データを入力し、連続する同一色の画素データを検出し、該同一色の色データ、前記開始位置、終了位置、及びデータタイプの情報を前記第1の区間テーブルに登録する第1の登録処理と、前記連続しない色データ、前記データタイプ、及び連続しない色データの個数の情報を前記第2の区間テーブルに登録する第2の登録処理と、前記主走査方向に前記情報が登録された区間管理テーブルの副走査方向の最大位置と最小位置を登録する第3の登録処理と、前記副走査方向の最小位置のラインから最大位置のラインに登録された前記第1、第2の区間テーブルを順次読み出し、前記加法混色の色データを減法混色の印刷色データに変換して記録媒体に印刷を行う印刷処理とを少なくとも実行可能な印刷プログラムを提供することによって達成できる。
発明の効果
0014
上記課題の解決手段によれば、フレーム方式の高容量の画像メモリを使用することなく、高解像度のイメージデータであっても効率よく印刷処理を行うことができる印刷装置を提供するものである。
発明を実施するための最良の形態
0015
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
0016
図1は、本発明の実施形態を説明する印刷装置のシステム構成図である。
尚、本例で使用する印刷装置は、印刷機能に加えて、スキャナ機能やファクシミリ機能、複写機能等を持つ複合機(以下、MFP(多機能印刷装置・マルチファンクションプリンタ)で示す)であり、以後このMFPを使用して説明する。
0017
MFP1は、スキャナ部2、MFP制御部3、プリンタ部4で構成されている。スキャナ部2は読取機構部2aを有し、読取機構部2aの駆動により原稿台に載置された原稿画像が読み取られ、MFP制御部3に原稿データが送信される。
0018
MFP制御部3は、MFPメイン部5、読取機構制御部6、表示操作制御部7、FAX通信制御部8、LAN通信制御部9、インターネット通信制御部10、ICカード装置制御部11、記憶装置制御部12、及び記憶装置(HDD)13で構成されている。
0019
読取機構制御部6は前述のスキャナ部2に設けられた読取機構部2aの機構制御を行い、スキャナ部2で読み取った原稿データをMFP制御部5に送る。
0020
表示操作制御部7は、表示操作部15に設けられたキー等の操作に基づく操作信号をMFPメイン部5に出力する。また、MFPメイン部5から出力される表示データを表示操作部15に表示する。さらに、記憶装置制御部12は、記憶装置(HDD)13へのデータ書き込み、及び記憶装置(HDD)13に記憶されたデータの読み出し制御を行う。
0021
この記憶装置(HDD)13には後述する区間管理テーブル等が設けられ、MFPメイン部5及び記憶装置制御部12の制御によってRGB形式の印刷データが後述する処理によって登録される。
また、LAN通信制御部9は、本例で使用するMFP1をLANに接続するためのインターフェイスであり、クライアントPC等との通信に使用され、例えばこのクライアントPCから印刷データが供給される。
0022
また、FAX通信制御部8は、ファクシミリデータの送受信制御を行う。また、インターネット通信制御部10は、例えばTCP/IP(transmission control protocol/internetprotocol)によってパケット通信を行う。さらに、ICカード装置制御部11はICカードリーダ16との間のインターフェイスであり、例えば親展印刷における認証に使用される。
0023
一方、プリンタ部4はPPR制御部17、印刷機構部18、及び給紙装置19で構成され、給紙装置19から搬出された記録媒体にPPR制御部17の制御に基づいて印刷処理が行われ、印刷結果は不図示の排紙部に出力される。
0024
図2は区間管理テーブルの構成を示す図であり、MFP1の副走査方向(Y方向)に1ピクセル単位で描画データを管理するテーブルであり、Y方向の登録最小座標を記憶する登録最小Y座標記憶エリア21a、及びY方向の登録最大座標を記憶する登録最大Y座標記憶エリア21bで設定されるエリア間の描画データを登録する。
0025
区間管理テーブル21は、区間数、最小X座標、最大X座標、区間情報ポインタで構成されている。区間情報ポインタは、区間情報が登録されたアドレスを指定するポインタであり、区間情報には当該Y座標の1ラインの区間テーブルを複数収容する。また、区間テーブルの形式には(1)と(2)が有り、図2(b)に示す区間テーブル(1)は同一のRGB値のピクセルが複数個連続する場合であり、連続同色区間の開始Xピクセル(開始X座標)、終了Xピクセル(終了X座標)、及びRGB値とフラグエリアで構成される。
0026
尚、開始X座標、終了X座標は2バイト、RGB値はそれぞれ1バイト、フラグエリアは1バイトで構成され、区間テーブル(1)は全体で8バイトで構成されている。但し、フラグエリアの1バイトについては、上位ビット6及び7を使用し、ビット6と7が“01”の時、印刷データがテキストであることを示し、“10”の時、印刷データがグラフィックであることを示し、“11”の時、印刷データがイメージであることを示す。
0027
一方、図2(c)に示す区間テーブル(2)は、同一のRGB値のピクセルが連続せず、孤立する場合に登録するテーブルであり、1バイトの識別子の登録エリアとそれぞれ1バイトのRGB値の登録エリアで構成され、全体で4バイト構成である。但し、区間テーブル(2)は主走査方向(X軸方向)の座標情報を持たないため、先頭のピクセル(RGB値)については主走査方向の座標を特定する必要があり、区間テーブル(1)の形式で登録する。
0028
また、識別子の登録エリアは、前述と同様ビット6及び7を使用し、ビット6と7が“01”の時、印刷データがテキストであることを示し、“10”の時グラフィックデータであることを示し、“11”の時イメージデータであることを示す。また、ビット0〜5については、孤立のピクセル(RGB値)が何番目の孤立ピクセルかを示す情報が登録される。
次に、図3は処理済みピクセル情報の構成を説明する図である。処理済みピクセル情報は主走査方向(X軸方向)の各ピクセルを示し、後述するRGB値からCMYKディザ値への変換時に該当ピクセルが既に変換処理済みであるか否かを示す情報を記録する。また、本例では、後述するαチャンネル処理を行う際にも使用する。
0029
以上の構成において、以下に本例の処理動作を説明する。
0030
前述のように、例えばクライアントPCからLAN通信制御部9を介して印刷データがMFP1に入力すると、MFPメイン部5は印刷データを受信バッファに格納し、所定量の印刷データが格納されると描画データへの展開処理を行う。
0031
この場合、先ず図4に示すフローチャートに従って、登録最小Y座標記憶エリア21a、及び登録最大Y座標記憶エリア21bの初期化処理を行う(ステップ(以下、Sで示す)1、2)。具体的には、登録最小Y座標記憶エリア21aに最大Y座標の数値である、例えば“4000”(4000ラインに対応)をセットし、登録最大Y座標記憶エリア21bに“0”をセットする。
0032
次に、区間管理テーブル21内の各区間数を初期化する(S3)。具体的には、区間数の記憶エリアのみならず、最小X座標、最大X座標の記憶エリアにも“0”をセットし、区間ポインタの記憶エリアをNULLとする。
0034
先ず、図5に示すフローチャートに従って、受信バッファから印刷データを読み出し、区間管理テーブル21のY座標との比較処理を行う(S4)。具体的には、読み出した加法混色の印刷データ(RGBの印刷データ)を書き込む区間管理テーブル21のY座標と、前記登録最小Y座標記憶エリア21aと登録最大Y座標記憶エリア21bとの比較処理を行う。
0035
最初のこの処理では、区間管理テーブル21は前述の初期状態であり、登録最小Y座標記憶エリア21aには最大値(4000)が設定され、登録最大Y座標記憶エリア21bには“0”が設定されている。したがって、描画データを登録するY座標と上記登録最小Y座標記憶エリア21a、及び登録最大Y座標記憶エリア21bとの大小比較を行うことになる(S5、S6)。
0036
例えば、この時描画データを登録するY座標が、前述の図2(b)に示すY=S(100)である場合、登録最小Y座標記憶エリア21aの最大値“4000”よりSの値は小さく、登録最大Y座標記憶エリア21bの“0”よりSの値は大きい。したがって、上記処理によって、登録最小Y座標記憶エリア21a、及び登録最大Y座標記憶エリア21bには、Y座標であるSの値(例えば、100)が設定される。
0037
次に、Y座標(S)への登録が新規であるか判断する(S7)。この判断は、区間管理テーブル21に登録されているY座標Sの区間数を判断して行う。最初のこの処理では、区間数は“0”に設定されており(S7がYES)、αチャンネル(透明度パラメータ)の判断に移行する(S8)。
0038
このαチャンネルの判断は、登録された画像に対して所定の割合で透かし描画を行う処理であり、αチャンネルの処理を行う場合には(S8が有り)、例えば入力した色データの50%(但し、所定の割合が50%の場合)でRGB値を計算し、新RGB値とする(S9)。
0039
次に、区間管理テーブル21の区間情報のエリアを確保し(S10)、描画データの登録処理を行う(S11)。具体的には、図2(a)に示す区間数のエリアに“1”を登録し、区間情報を書き込む。上記例の場合、座標YがS(例えば、100)であり、当該ラインSのエリアに区間数として“1”、区間情報として区間テーブル(1)、又は区間テーブル(2)に必要な情報を書き込む(S11、S12)。
0040
例えば、同一のRGB値が連続する場合には区間テーブル(1)に情報を登録し、孤立のRGB値である場合には区間テーブル(2)に情報を登録する。
0041
上記処理はY座標への新規登録を行う際実行され、例えば図2(a)に示すY座標M、E等への新規な描画データの登録処理を行う際、繰り返し実行される(S4〜S12)。
0042
一方、描画データを登録するY座標に対して既にデータが登録されている場合(S7がNO)、図6に示す処理が実行される。
0043
先ず、新たな描画データが入力すると、前述の処理(S4〜S7)によって、区間管理テーブル21への登録処理が行われ、登録最小Y座標記憶エリア21a、及び登録最大Y座標記憶エリア21bに新たな値が設定され、更にY座標への新規な登録ではないことが判断される(S7がNO)。
0044
次に、αチャンネル処理が有るか判断する(S13)。ここで、αチャンネル処理が必要ではない場合(S13が無し)、直ちに区間情報登録ルーチンSに移行する。図6には、この区間情報登録ルーチンSの処理も示す。
0045
先ず、読み出した処理対象データ(ピクセル)が孤立のRGB値であるか判断し(S14)、孤立のピクセルでなければ、同一のRGB値が連続する場合であると判断し(S14がNO)、処理(S15)に移行する。一方、孤立のピクセルであると判断すると(S14がYES)、孤立のRGB値が128個連続した最後のピクセル(RGB値)であるか判断する(S16)。この判断は、区間テーブル(2)の識別子を確認することによって行う。
0046
ここで、孤立のRGB値が128個連続したピクセル(RGB値)であれば(S16がYES)、処理(S15)に移行する。一方、孤立のRGB値が128個連続したピクセル(RGB値)でなければ(S16がNO)、次に孤立のRGB値の先頭ピクセルであるか判断する(S17)。そして、先頭ピクセルであれば(S17がYES)、処理(S15)に移行し、先頭ピクセルでなければ(S17がNO)、処理(S18)に移行する。
処理(S15)は、区間テーブル(1)の設定であり、区間数を+2し、最小X座標、最大X座標のデータを更新して、区間情報のエリアに対応する区間テーブル(1)を生成する。一方、処理(S18)は、区間テーブル(2)の設定であり、区間数を+1し、最小X座標、最大X座標のデータを更新して、区間情報のエリアに対応する区間テーブル(2)を生成する。その後、処理対象データの終了を判断し、処理対象データが入力する毎に上記処理を繰り返す(S21がNO、S14〜S20)。
0047
一方、αチャンネル処理が必要な場合(S13が有り)、αチャンネル処理を行う区間と既に登録された区間の比較処理を行う(S22)。例えば、αチャンネルの処理区間があるラインのX座標値30〜80であり、既に登録された描画区間の最小X座標が100であり、最大X座標が200である場合、重複する区間はなく、区間外となる(S23が区間外)。一方、αチャンネルの描画区間が50〜130であり、既に登録された描画区間の最小X座標が100であり、最大X座標が200である場合、重複する区間(100〜130)が存在し、区間内と判断する(S23が区間内)。
0048
先ず、区間外の場合について説明する。この場合、先ずαチャンネル処理を行い、透かし処理を行おうとする透過率(例えば、50%)のRGB値を計算する(S24)。以後前述と同様、区間情報登録ルーチンSに移行する。この区間情報登録ルーチンSの処理は、前述と同様である。
0049
一方、αチャンネル処理を行う描画データが区間内である場合(S23が区間内)、1ライン分の処理済みピクセル情報の初期化を行う(S25)。
0050
次に、交わり区間の検索処理を行う(S26)。前述の例では交わり区間が100〜130であり、この交差区間に対応するRGBデータに対してαチャンネル処理を行う。例えば、前述の区間100〜130において、RGBデータに対してαチャンネル処理に基づく50%の新たなRGBデータを加えて新たなRGBデータとする(S28)。そしてそのRGBデータを、区間情報に登録する(S30)。次に、処理済みピクセル情報の該当ピクセルをオンする(“1”をセットする)(S31)。そして、この交差区間に対応する、処理済みピクセル情報が全てオンになったか判断する事により(S32)、全ての区間の比較処理が完了したか判断する。また全てオンにならない場合でも、作成済みの区間情報を全て比較完了した場合(S33がYES)は、交差区間に対応する、処理済みピクセル情報がオンしていないRGBデータについて、区間外の場合のαチャンネル処理(S24)と同一の処理を行い、区間テーブルを作成して区間情報に登録する(S36)。
0051
上記処理を、以下において具体例を用いて説明する。
0052
図7に示す例は、Y座標のあるライン(例えば、座標YがSのライン)への登録処理を説明する。この例では、先ず1番目にテキストタイプの印刷データが入力し、主走査方向(X軸方向)0〜2に描画書き込みを行う。尚、αチャンネル処理(Opacity)はNOである。この場合、同一のRGB値が連続する場合であり、区間テーブル(1)が使用され、図8(a)に示すデータが登録される。すなわち、開始X座標に“0”が登録され、終了X座標に“2”が登録され、RGB値はR1、G1、B1であり、フラグは“40”Hx(ビット7,6が(01))に設定される。
0053
次に、2番目のデータはイメージタイプのデータであり、書き込み位置が3であり、αチャンネル処理(Opacity)はNOである。この場合、孤立のピクセルであるが、孤立のピクセルの先頭であり、前述のように先頭位置を特定するため区間テーブル(1)を使用し、図8(b)に示すデータが登録される。すなわち、上記設定の区間テーブル(1)に続いて、開始X座標に“3”が登録され、終了X座標にも“3”が登録され、R2、G2、B2のRGB値が登録され、“C0”Hx(ビット7,6が(11))のフラグが設定される。
0054
次に、3番目のデータはイメージタイプのデータであり、書き込み位置が4であり、αチャンネル処理(Opacity)はNOである。この場合、孤立のRGB値(ピクセル)であり、区間テーブル(2)が使用され、図8(c)に示すデータが登録される。すなわち、上記設定の区間テーブル(1)に続いて、識別子に“C0”Hx(ビット7,6が(11))が設定され、R3、G3、B3のRGB値が登録される。
0055
次に、4番目のデータはイメージタイプのデータであり、書き込み位置が5であり、αチャンネル処理(Opacity)はNOである。この場合、孤立のRGB値(ピクセル)であり、区間テーブル(2)が使用され、図8(d)に示すデータが登録される。すなわち、上記設定の区間テーブル(2)に続いて、識別子に“C0”Hx(ビット7,6が(11))が設定され、R4、G4、B4のRGB値が登録される。
0056
次に、5番目のデータはグラフィックタイプのデータであり、書き込み位置が6〜8であり、αチャンネル処理(Opacity)はNOである。この場合、同一のRGB値が連続する場合であり、区間テーブル(1)が使用され、図8(e)に示すデータが登録される。すなわち、上記設定の区間テーブル(2)に続いて、開始X座標に“6”が登録され、終了X座標にも“8”が登録され、RGB値はR5、G5、B5であり、フラグは“80”Hx(ビット7,6が(10))である。
0057
次に、図7に示す6番目のグラフィックタイプのデータが入力する。この処理対象データはαチャンネル処理(Opacity)が必要な処理であり、以下に説明する。
図9は、この場合の処理を説明する図である。先ず、前述の図3に示す処理済みピクセル情報を初期化する。図10は初期化処理が行われた処理済みピクセル情報を示す。
0058
次に、図9に示す区間情報の終点+1の位置(A点)にポインタを位置させ、このA点からポインタを4バイト前のB点に移動させる。このB点には終了X座標のデータ“8”が登録されており、このエリアの上位ビット6及び7は“00”である。したがって、B点の位置は区間テーブル(2)ではなく、区間テーブル(1)のエリアであると判断できる。
0059
次に、ポインタをB点から4バイト前のC点に移動し、区間テーブル(1)の開始X座標を調べ、αチャンネル処理を行おうとする主走査方向(X軸方向)の交差状態を知る。この場合、“6”〜“7”が交差しており、この間のRGB値R5、G5、B5と、R6、G6、B6を加算し、RGB値(R65、G65、B65)を作成する。
0060
尚、この処理は、先ずαチャンネル処理を行い、前述のように所定の透過率(例えば、50%)のRGB値(R6、G6、B6)を計算し、次にR5、G5、B5を加算する処理である。そして、新たな区間テーブルを作成する。この場合、区間テーブル(1)が作成され、図11に示す開始X座標に“6”が登録され、終了X座標に“7”が登録され、RGB値としてR65、G65、B65が登録され、フラグエリアには“80”Hx(ビット7,6が(10))が登録される。また、処理済みピクセル情報のピクセル6及び7には、図12に示すように、処理済みを示す“1”がセットされる。
0061
次に、ポインタをC点から4バイト前のD点に移動する。このD点のエリアには、識別子がセットされ、ビット7及び6が“00”に設定されていないので、区間テーブル(2)と判断できる。そして、孤立のRGB値の連続個数の情報からE点を通って、F点に移動する。
0062
ここで、主走査方向(X軸方向)の“5”が交差していることを識別し、RGB値(R4、G4、B4と、R6、G6、B6)を加算しRGB値(R64、G64、B64)を作成する。そして、新たな区間テーブルを作成する。この場合、区間テーブル(1)が作成され、図13に示す開始X座標に“5”が登録され、終了X座標にも“5”が登録され、RGB値(R64、G64、B64)を登録する。尚、フラグはグラフィックを示す“80”Hx(ビット7,6が(10))に設定される。また、図14に示すように、処理済みピクセル情報のピクセル5に“1”をセットする。
0065
先ず、検索開始Y座標の設定を行う(ステップ(以下、STで示す)1)。この処理は、前述の図2(a)に示す登録最小Y座標記憶エリア21aに設定された情報を読み出す処理である。例えば、図2(a)に示す処理では、最小のY座標はS(例えば、100)であり、検索開始Y座標は100となる。
0066
次に、このラインSの区間情報の有無を検索する(ST2)。図2(a)に示す例では、区間数がQsであり、区間数は有りである(ST3がYES)。したがって、次に処理済みピクセル情報を初期化する(ST4)。この処理は、図3に示す処理済みピクセル情報の全てのピクセルに“0”をセットするものである。図18は、この時の処理済みピクセル情報の状態を示す。
0067
尚、この処理済みピクセル情報はレジスタに設定され、後述するように区間情報のデータを最も後に登録したデータから読み出すことによって、順次処理済みのピクセルに“1”をセットし、同じピクセルに対する処理を繰り返すことなく行うための構成である。
0068
上記処理済みピクセル情報を準備した後、CMYKディザ画像の初期化処理を行う(ST5)。そして、区間情報を読み出す(ST6)。この場合、先ず同じラインSに含まれる区間情報の中で、上記のように最も後に登録された区間情報を読み出す。処理済みピクセル情報は、前述のように初期時未処理を示す“0”がセットされているが、処理が行われたピクセルから処理済みを示す“1”に設定する。
0069
したがって、先ず該当区間の処理済みピクセル情報の比較処理を行う(ST7)。そして、先ず処理済みピクセル情報が全区間処理済みであるか判断する(ST8)。最初、前述のように、処理済みピクセル情報には全て“0”がセットされているので、判断(ST8はNO)である。
0070
その後、該当ピクセルの処理済み情報の比較処理を行う(ST9)。ここで、処理済みでなければCMYK32ビットデータからCMYKディザ値を算出する(ST10がYES、ST11)。そして、CMYKディザ画像へディザ値を書き込み(ST12)、該当ピクセルに“1”をセットして処理済みとする(ST13)。上記処理は未処理のピクセルに対して繰り返され、順次処理済みのピクセル(“1”)となる。
0071
以下、具体例を示して説明する。先ず、前述の図17に示す区間情報の終点+1の位置(A点)にポインタを位置させ、このA点からポインタを4バイト前のB点に移動させる。このB点には終了X座標のデータ“5”が登録されており、上位ビット6及び7は“00”である。したがって、B点の位置は区間テーブル(1)のエリアであると判断できる。
0072
次に、ポインタをB点から4バイト前のC点に移動し、区間テーブル(1)の開始X座標が“5”であることを知り、更にRGB値がR64、G64、B64であり、フラグからグラフィックデータであることを知る。したがって、上記24ビット(3バイト)のRGB値から32ビットCMYK値を算出し、更にCMYKディザ値を算出しバッファに書き込む(ST11、ST12)。
0073
また、処理済みピクセル情報のピクセル5に、処理済みであることを示す“1”をセットする。図19は、この時の処理済みピクセル情報の状態を示す。
0074
次に、区間内ピクセルの処理が終了したか判断し(S14)、上記の例の場合、未だ処理が終了していないので同様の処理を繰り返す(S14がNO、ST9〜ST13)。本例の場合、次にポインタをC点から4バイト前のD点に移動し、処理を継続する。このD点のエリアには、終了X座標“7”がセットされ、ビット7及び6が“00”に設定されているので区間テーブル(1)であると判断する。したがって、前述と同様、ポインタをD点から4バイト前のE点に移動し、区間テーブル(1)の開始X座標“6”を知り、更にRGB値がR65、G65、B65であり、フラグからグラフィックデータであることを知る。したがって、上記24ビット(3バイト)のRGB値から32ビットCMYK値を算出し、更にCMYKディザ値を算出してバッファに書き込む(ST11、ST12)。
0075
また、処理済みピクセル情報のピクセル6及び7に、処理済みであることを示す“1”をセットする。図20は、この時の処理済みピクセル情報の状態を示す。
0076
次に、ポインタをE点から4バイト前のF点に移動し、処理を継続する。このF点のエリアには、終了X座標“8”がセットされ、ビット7及び6が“00”に設定されているので区間テーブル(1)であると判断し、前述と同様、ポインタをF点から4バイト前のG点に移動し、区間テーブル(1)の開始X座標“6”を知り、更にRGB値がR5、G5、B5であり、フラグからグラフィックデータであることを知る。したがって、上記24ビット(3バイト)のRGB値から32ビットCMYK値を算出し、更にCMYKディザ値を算出してバッファに書き込む(ST11、ST12)。
0077
また、処理済みピクセル情報のピクセル8に、処理済みであることを示す“1”をセットする。図21は、この時の処理済みピクセル情報の状態を示す。
次に、ポインタをG点から4バイト前のH点に移動し、処理を継続する。このH点のエリアには、識別子の情報がセットされ、区間テーブル(2)であると判断し、孤立のRGB値の連続個数の情報からI点に移動する。
0078
ここで、RGB値(R4、G4、B4と、R6、G6、B6)を加算しRGB値R3、G3、B3、及びR2、G2、B2を順次32ビットCMYK値を算出し、更にCMYKディザ値を算出してバッファに書き込む。また、処理済みピクセル情報のピクセル3及び4に、処理済みであることを示す“1”をセットする。図22は、この時の処理済みピクセル情報の状態を示す。
0079
次に、ポインタをI点から4バイト前のJ点に移動し、処理を継続する。このJ点のエリアには、終了X座標“2”がセットされ、ビット7及び6が“00”に設定されているので区間テーブル(1)であると判断し、前述と同様、ポインタをJ点から4バイト前のK点に移動し、区間テーブル(1)の開始X座標“0”を知り、更にRGB値がR1、G1、B1であり、フラグからテキストデータであることを知る。したがって、上記24ビット(3バイト)のRGB値から32ビットCMYK値を算出し、更にCMYKディザ値を算出してバッファに書き込む。さらに、処理済みピクセル情報のピクセル0〜2に、処理済みであることを示す“1”をセットする。図23は、この時の処理済みピクセル情報の状態を示す。
0080
上記処理によって区間内のピクセル処理が終了すると(S14がYES)、前述の最小X座標〜最大X座標内の全てのピクセルに対する処理が終了したか判断し(S15)、全てのピクセルに対する処理が終了していなければ(S16がNO)、上記処理を繰り返す。
0082
以後、Y座標のライン情報に対して同様の処理が繰り返され、1ライン毎に変換されたCMYKディザ画像のデータが、エンジン部に転送される。その後、前述の登録最大Y座標記憶エリア21bに登録された、最大Y座標値のラインまで処理が完了すると、1頁分の印刷データの処理が完了する(S19がYES)。さらに、受信バッファに書き込まれた次の頁の印刷データが読み出され、同様の処理が繰り返される。
0083
以上のように、本例によればフレーム方式の画像メモリを使用することなく、同一色のピクセルが連続する場合、区間管理テーブル21の区間テーブル(1)に登録処理を行い、また孤立のRGB値のピクセルが含まれる場合、区間テーブル(2)に登録処理を行い、高解像度のイメージデータを含む印刷データであっても、効率よく描画処理を行い、少ないメモリ容量で高速印刷を可能とするものである。
0084
また、区間管理テーブル21に登録された情報を読み出す際、最も後に登録された区間情報から読み出し、CMYKディザ画像を生成することによって、効率の良い描画処理を行うことができる。
0085
尚、本実施形態の説明では複合機の例で説明したが、本発明は複合機に限らず印刷装置一般に適用可能である。
図面の簡単な説明
0086
本発明の実施形態を説明する印刷装置のシステム構成図である。
(a)は、区間管理テーブルの構成を説明する図であり、(b)は、区間テーブル(1)の構成を説明する図であり、(c)は、区間テーブル(2)の構成を説明する図である。
処理済みピクセル情報の構成を説明する図である。
区間管理テーブルの初期設定処理を説明するフローチャートである。
描画情報の登録処理を説明するフローチャートである。
描画情報の登録処理を説明するフローチャートである。
Y座標のあるライン(例えば、座標YがSのライン)への登録処理を説明する図である。
(a)は、登録処理の具体例を示す図であり、(b)〜(e)は、処理済みピクセル情報の各状態を示す図である。
αチャンネル処理(透明効果処理)を説明する図である。
初期化処理が行われた処理済みピクセル情報を示す図である。
区間テーブル(1)の登録例を示す図である。
初期化処理が行われた処理済みピクセル情報を示す図である。
区間テーブル(1)の登録例を示す図である。
初期化処理が行われた処理済みピクセル情報を示す図である。
複数の区間テーブルが登録された区間情報の例を示す図である。
CMYKディザ値への展開処理を説明するフローチャートである。
CMYKディザ値への展開処理を説明する区間情報の例を示す図である。
処理済みピクセル情報の状態を示す図である。
処理済みピクセル情報の状態を示す図である。
処理済みピクセル情報の状態を示す図である。
処理済みピクセル情報の状態を示す図である。
処理済みピクセル情報の状態を示す図である。
処理済みピクセル情報の状態を示す図である。
符号の説明
0087
1・・・MFP
2・・・スキャナ部
3・・・MFP制御部
4・・・プリンタ部
5・・・MFPメイン部
6・・・読取機構制御部
7・・・表示操作制御部
8・・・FAX通信制御部
9・・・LAN通信制御部
10・・インターネット通信制御部
11・・ICカード装置制御部
12・・記憶装置制御部
13・・記憶装置(HDD)
16・・ICカードリーダ
17・・PPR制御部
18・・印刷機構部
19・・給紙装置
21・・区間管理テーブル
21a・・登録最小Y座標記憶エリア
21b・・登録最大Y座標記憶エリア
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