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技術 固定装置、止めねじ、止めねじの使用、固定装置および長手要素の組合せ、組合せおよび保持構造を有する構成、ならびに骨接合セット

出願人 メダルティス・アクチェンゲゼルシャフト
発明者 ユルゲン・ションハルトトマス・トリベルホルンヘルマン・ツォイナーヨアンナ・ノルストロム
出願日 2008年5月2日 (13年9ヶ月経過) 出願番号 2008-120104
公開日 2008年11月13日 (13年3ヶ月経過) 公開番号 2008-272485
状態 特許登録済
技術分野 手術用機器 手術用機器
主要キーワード 固定輪郭 ワイヤ固定具 クランプ顎 補助要素 弦巻ばね 止め要素 外側クランプ ローレット切り
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図面 (20)

課題

固定装置(10)は、長手要素、特にワイヤを、保持構造、特にインプラントプレート、の開口に固定するのに用いられる。

解決手段

固定装置(10)は本体(11)を有する。本体(11)は、長手要素を受けるためのボア(12)を備える。本体(11)はクランプ領域(13)において径方向に変形可能であり、その結果、ボア(12)の直径(D)を低減できる。本体(11)は、固定装置(10)が保持構造の開口部に挿入されると、クランプ領域(13)が変形されて、その結果長手要素がボア(12)に確実に押付けられるように設計される外側輪郭(14)を有する。

概要

背景

種々のタイプの固定装置が骨の手術で用いられる。種々の適応症では、長手要素、たとえばキルシュナー鋼線(Kirschner wire)を、保持構造、たとえば内部または外部固定具上に固定しなければならない。鋼線を保持構造に固定するための種々の構成が公知である。

たとえば、US 4 941 481号およびUS 4 620 533号は、クランプ顎部の態様で長手要素の上に誘導されることができ、その際に後者を固定できるクランプのような装置を開示する。US 6 702 814号は、外部固定具のために用いることができ、かつ、2つのクランプ顎部が長手要素を受けるための溝を形成するクランプ装置を開示する。クランプ顎部のうちの1つは、長手要素を受けるために弾性的に変形可能である。

US 5 393 191号は、2つのクランプ顎部の間に押込むことができるスロット付きの玉に長手要素を誘導できる外部固定具を開示する。玉に受けられる長手要素の向きはこのように調整することができる。

手術用ガイド本体がEP 1 202 675号から公知である。ガイド本体は、固定要素を受けるのに用いられ、この目的のために、互いに対して傾斜した複数の開口部を有する。中間部分によって、長手方向の固定要素、たとえばワイヤを、加圧、クランプまたは摩擦によって固定することができる。

長手要素のための他の固定装置は、US 2 346 346号、US 4 890 631号、US 5 702 394号、EP 1 408 859号、WO 03/105704号、EP 1 736 109号、EP 1 570 796号、US 4 621 627号、EP 1 741 396号、EP 1 306 057号、US 4 135 505号、US 4 127 119号、またはDE 3439795号、WO 03/065911号から公知である。
US 4 941 481号
US 4 620 533号
US 6 702 814号
US 5 393 191号
EP 1 202 675号
US 2 346 346号
US 4 890 631号
US 5 702 394号
EP 1 408 859号
WO 03/105704号
EP 1 736 109号
EP 1 570 796号
US 4 621 627号
EP 1 741 396号
EP 1 306 057号
US 4 135 505号
US 4 127 119号
DE 3439795号
WO 03/065911号

概要

固定装置(10)は、長手要素、特にワイヤを、保持構造、特にインプラントプレート、の開口に固定するのに用いられる。固定装置(10)は本体(11)を有する。本体(11)は、長手要素を受けるためのボア(12)を備える。本体(11)はクランプ領域(13)において径方向に変形可能であり、その結果、ボア(12)の直径(D)を低減できる。本体(11)は、固定装置(10)が保持構造の開口部に挿入されると、クランプ領域(13)が変形されて、その結果長手要素がボア(12)に確実に押付けられるように設計される外側輪郭(14)を有する。a

目的

したがって、この発明の目的は、公知の解決策の不利な点を回避することであり、したがって特に、製造が容易かつ安価であり、単純な態様で取扱うことができる長手要素を固定するための固定装置を利用できるようにすることである。それでもなお、固定装置は、長手要素の方向をできる限り自由に選択できるように、および適切な場合には、修正できるように意図される。この発明のさらなる目的は、たとえばもともと設けられた角度とは異なる角度で長手要素を固定するための、単純な態様で再度位置決めすることができる対応する固定装置を利用できるようにすることである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

保持構造(21、31、41、61、62、71、110)、特にプレート、の座部(23、33、43、63、113)において、長手要素(20、30、30′、40、50、60、80、90、100、120、131、141)、特にワイヤピンまたは管を固定するための固定装置(10、10′)であって、本体(11、11′)を備え、前記本体は、前記長手要素を受けるための開口部(12、12′)(A)、特に連続したボアを有し、前記本体(11、11′)は、少なくともクランプ領域(13、13′)において、前記開口部の寸法(D)、特に前記ボア(12)の直径、が低減され得るように前記長手要素に対して径方向に変形可能であり、前記本体(11、11′)は、前記固定装置(10、10′)が前記座部(23、33、43、63、113)に挿入される際に、前記長手要素(20、30、30′、40、50、60、80、90、100、120、131、141)が前記開口部、特にボア(12)、に確実に押付けられ得るように前記クランプ領域(13)を変形させ得るように設計された外側輪郭(14)を有する、固定装置。

請求項2

前記固定装置は、前記クランプ領域(13)において、少なくとも1つのスリット(15)を備え、前記少なくとも1つのスリット(15)は、少なくとも部分的に前記開口部(12)の方向に延在し、少なくとも部分的に後者において終端する、請求項1に記載の固定装置。

請求項3

前記クランプ領域(13)において、前記固定装置(10、10′)は、前記外側輪郭(14)上において、少なくとも部分的に周方向(U)に径方向に低減する少なくとも1つのクランプ面(16)を備える、請求項1および2のいずれかに記載の固定装置。

請求項4

前記固定装置(10、10′)は、特に、ほぼ球形、螺旋形放物線状、楕円形または双曲線状である、長手方向(A)に見て少なくとも部分的に円形の外側輪郭(18)を有する本体(11、11′)を有する、請求項1から3のいずれかに記載の固定装置。

請求項5

前記固定装置(10、10′)は、前記クランプ領域(13)においてねじ頭部として設計される、請求項1から4のいずれかに記載の固定装置。

請求項6

前記固定装置(10、10′)は、ねじ山(3)を有するねじシャンク(2)を備えたねじ(1)として、または、ねじ山のないシャンクを備えたピンとして設計される、請求項5に記載の固定装置。

請求項7

前記ねじ頭部(2)は、特に前記クランプ領域(13)の上方において、前記固定装置(10、10′)にトルクを与えるための延長部(4)を備える、請求項5および6のいずれかに記載の固定装置。

請求項8

前記スリット(15)は、少なくとも前記クランプ領域(13)において、多くても前記本体(11、11′)の全長に沿って配置される、請求項2から7のいずれかに記載の固定装置。

請求項9

前記開口部(12)は、少なくとも部分的に構造化された内面(17)を有する、請求項1から8のいずれかに記載の固定装置。

請求項10

ねじ頭部を備えた止めねじ(1)であって、前記止めねじ(1)は、少なくともねじ頭部(10、10′)の領域において、特にほぼ軸方向に延在する少なくとも1つの開口部(12)、特に連続したボアと、好ましくは、ほぼ軸方向(A)に延在する少なくとも1つのスリット(15)とを備える、止めねじ。

請求項11

前記開口部(12)に挿入される長手要素(20、30、30′、40、50、60、80、90、100、120、131、141)は、特に軸方向(A)に固定される、請求項10に記載の止めねじの使用。

請求項12

請求項1から9のいずれかに記載の固定装置と長手要素(20、30、30′、40、50、60、80、90、100、120、131、141)との組合せであって、前記長手要素は、ワイヤ、ロッド、ピン、プロファイル、ばね、中空の管、外科用メスを含む群から選択される、組合せ。

請求項13

前記長手要素(80、100)は、少なくとも部分的に構造化された面を有する、請求項12に記載の組合せ。

請求項14

前記長手要素は、少なくとも部分的に、ねじ、ドリル螺旋部および/またはナーリング(80、100)を備える、請求項12および13のいずれかに記載の組合せ。

請求項15

前記長手要素(90、100)は、ランセットまたはトロカールとして設計されるかまたは自己切断型もしくは自己穿孔型ねじ(101)を備える先端部(91)を有する、請求項12および13のいずれかに記載の組合せ。

請求項16

請求項12から15のいずれかに記載の組合せと保持構造(21、31、41、61、62、71、110)とを備え、固定装置(10、10′)を受けるための少なくとも1つの座部(23、33、43、63、113)を有する、構成。

請求項17

前記座部および固定装置は、前記長手要素が、前記保持構造に対して複数の異なる角度位置で前記固定装置によって固定され得るように設計される、請求項16に記載の構成。

請求項18

前記少なくとも1つの座部(23、33、43、63、113)は、その内壁(65)上において、少なくとも1つの径方向に内向きに延在するテーパ部(64)を備える、請求項16または17に記載の構成。

請求項19

前記内壁(65)は、長手方向(A)に見て、特に、少なくともほぼ球形、螺旋形、放物線状、楕円形または双曲線状である円形の内側輪郭を備える、請求項16から18のいずれかに記載の構成。

請求項20

前記保持構造は、内視鏡管(50)を受けるための保持構造(51)を含み、長手要素が管またはトロカールとして設計されており、前記保持構造はさらに、一時的な手術中の支持要素(21)、特に、関節固定セットのための固定リングと、手術台上に固定可能な手術用フレームと、内部固定具(41)、ワイヤ固定具ケーブル固定具または骨髄内ピンと、外部固定具(31)と、前記長手要素が外科用メスの刃(120)または外科用メスのシャフト(121)として設計されている、外科用メスホルダとを含む群から選択される、請求項16から19のいずれかに記載の構成。

請求項21

少なくとも2つのインプラントプレート(61、62;71、72)または少なくとも2つの部分を有する1つのインプラントプレートを含む骨接合セットであって、各々の場合に、接続構成(10、60;70、73;10、73、100)を受けるための少なくとも1つの座部(63)備え、前記インプラントプレート(61、62;71、72)または前記部分のそれぞれの座部(63)に挿入され得る少なくとも1つの接続構成(10、60;70、73;10、73、100)が設けられ、前記インプラントプレート(61、62;71、72)または前記部分は、互いに接続され、前記インプラントプレートの接続構成(10、60;70、73;10、73、100)によって安定化され得る、骨接合セット。

請求項22

前記接続構成は、特に接続ワイヤ(60、70、100)において、請求項1から9のいずれかに記載の少なくとも1つの固定装置(10、10′)または請求項10に記載の止めねじと、少なくとも1つの接続手段とを含む、請求項21に記載の骨接合セット。

請求項23

前記接続構成は長手要素(60、70、100)を含み、前記長手要素(60、70、100)は、少なくとも1つの端部においてねじと、接続要素、特にナット(73)とを備え、ここに前記ねじがねじ込まれ、これにより前記長手要素(60、70、100)が前記インプラントプレート(72)のうちの1つに固定され得る、請求項21に記載の骨接合セット。

技術分野

0001

この発明は、独立請求項のプリアンブルの特徴に従う、固定装置、このような固定装置の、長手要素との組合せ、および保持構造を有する対応する構成、ならびに骨接合セットに関する。

背景技術

0002

種々のタイプの固定装置が骨の手術で用いられる。種々の適応症では、長手要素、たとえばキルシュナー鋼線(Kirschner wire)を、保持構造、たとえば内部または外部固定具上に固定しなければならない。鋼線を保持構造に固定するための種々の構成が公知である。

0003

たとえば、US 4 941 481号およびUS 4 620 533号は、クランプ顎部の態様で長手要素の上に誘導されることができ、その際に後者を固定できるクランプのような装置を開示する。US 6 702 814号は、外部固定具のために用いることができ、かつ、2つのクランプ顎部が長手要素を受けるための溝を形成するクランプ装置を開示する。クランプ顎部のうちの1つは、長手要素を受けるために弾性的に変形可能である。

0004

US 5 393 191号は、2つのクランプ顎部の間に押込むことができるスロット付きの玉に長手要素を誘導できる外部固定具を開示する。玉に受けられる長手要素の向きはこのように調整することができる。

0005

手術用ガイド本体がEP 1 202 675号から公知である。ガイド本体は、固定要素を受けるのに用いられ、この目的のために、互いに対して傾斜した複数の開口部を有する。中間部分によって、長手方向の固定要素、たとえばワイヤを、加圧、クランプまたは摩擦によって固定することができる。

0006

長手要素のための他の固定装置は、US 2 346 346号、US 4 890 631号、US 5 702 394号、EP 1 408 859号、WO 03/105704号、EP 1 736 109号、EP 1 570 796号、US 4 621 627号、EP 1 741 396号、EP 1 306 057号、US 4 135 505号、US 4 127 119号、またはDE 3439795号、WO 03/065911号から公知である。
US 4 941 481号
US 4 620 533号
US 6 702 814号
US 5 393 191号
EP 1 202 675号
US 2 346 346号
US 4 890 631号
US 5 702 394号
EP 1 408 859号
WO 03/105704号
EP 1 736 109号
EP 1 570 796号
US 4 621 627号
EP 1 741 396号
EP 1 306 057号
US 4 135 505号
US 4 127 119号
DE 3439795号
WO 03/065911号

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、これらの公知の解決策はすべて種々の不利な点を伴う。特に、公知の解決策のうちの多くは複数の個々の要素からなっている。したがって、製造および使用が複雑であり、費用も高い。公知の解決策のさらなる不利な点は、固定されるべき長手要素をしばしば一方向にしか固定することができないことであり、または固定されるべき長手要素を構造的に複雑な解決策によってしか異なる方向に固定することができないことである。

0008

実際、EP 1 202 675号は、複雑な玉継手なしに異なる方向に位置決めが可能である解決策を開示する。しかしながら、この場合にも、異なる方向は、ガイド本体の予め形成された、傾斜した開口部に従って、規定および限定された数でのみ可能である。方向の修正は不可能である。

0009

したがって、この発明の目的は、公知の解決策の不利な点を回避することであり、したがって特に、製造が容易かつ安価であり、単純な態様で取扱うことができる長手要素を固定するための固定装置を利用できるようにすることである。それでもなお、固定装置は、長手要素の方向をできる限り自由に選択できるように、および適切な場合には、修正できるように意図される。この発明のさらなる目的は、たとえばもともと設けられた角度とは異なる角度で長手要素を固定するための、単純な態様で再度位置決めすることができる対応する固定装置を利用できるようにすることである。

0010

この発明のさらなる目的は、上述の目的も満たす、長手要素と組合せられたこのような固定装置、ならびにこのような組合せおよびさらなる保持構造を有する構成を利用できるようにすることである。

0011

この発明のさらなる局面は、さらに、少なくとも2つのインプラントプレートからなる骨接合セットに関係する。特に骨粗鬆骨を治療するときに、しばしば生じる問題は、ねじが切られたねじを有するインプラントプレートを骨質に十分確実に係止できないことである。この発明のこの局面に従って、目的は、公知の問題の解決に好適な骨接合セット、言い換えると、不十分なまたは好適でない骨質が、従来のねじを用いた固定が不可能であるまたはねじの維持が十分な安定性をもたらさないことを意味するときでさえ、インプラントプレートを確実に固定できる骨接合セットを利用できるようにすることである。

0012

この発明に従って、これらの目的は、固定装置、このような固定装置および長手要素の組合せ、このような組合せを有する構成、ならびに骨接合セットで達成され、これらは独立請求項の特徴部分の特徴を有する。

課題を解決するための手段

0013

この発明に従った固定装置は、長手要素、特に、ワイヤ、ピン、管またはねじを保持構造の座部に固定するのに用いられる。保持構造は典型的にはプレートである。しかしながら、保持構造という語は広く解釈されるべきである。保持構造が主に以下に記載されるクランプ力を加えるが、固定装置を実際に保持するのには用いられない応用例も予想され得
る。固定装置は本体を有する。当該本体は、開口部、特に、長手要素を受けるための連続したボアを備える。開口部は長手方向に延在し得る。しかしながら、たとえば伸延のために、本体の交軸方向に(すなわち、長手方向軸に対して0°よりも大きな角度で)開口部を設けることも予想され得る。長手要素を受けるための開口部は、典型的には、(ワイヤなどの円筒形物体を受けるのに用いられる場合)円形であるが、他の形状の開口部も予想され得る。たとえば、平面の長手要素を受けるためのスリット状の開口部も予想され得る。断面における長手要素を受けるための異なる形状の開口部も予想され得る。

0014

この発明に従うと、本体は、少なくとも外側クランプ領域において、開口部の寸法、特にボアの直径を低減させ得るように径方向に変形可能である。本願の文脈においては、外側クランプ領域は、本体が保持構造における座部との接触によって圧縮される領域として理解されるべきである。本体は、さらに、固定装置が保持構造の開口部に挿入されるときに長手要素を開口部内で確実に押付けることができるようにクランプ領域が径方向に変形し得るように設計された外側輪郭を有する。長手要素の方向に見ると、クランプ領域が配置されているのと同じ高さで軸方向に確実に押付けることができる。しかしながら、本体の外側クランプ領域から軸方向に距離をおいて押付けられる長手要素を設けることも予想され得る。長手要素は、保持構造への挿入前に、本体の開口部に容易に挿入することができる。本体を保持構造の座部に挿入する際に、本体は、その外側輪郭の特定の構成により径方向に圧縮される。このようにして、長手要素は、それ以上軸方向にずれないように、本体の開口部に確実に押付けられる。この発明に従った解決策は特に単純である。というのも、長手要素および保持構造に加えて、長手要素を固定するための構成要素(固定装置)を1つだけ追加すればよいからである。

0015

この発明の第1の好ましい実施例に従うと、固定装置は、そのクランプ領域において少なくとも1つのスリットを備える。当該スリットは、少なくとも部分的に開口部の方向に延在し、少なくとも部分的に開口部において終端する。当該スリットは固定装置の外壁にまで到達し得る。当該スリットは、必ずしも平面内で延在していなくてもよく、1つ以上の屈曲または湾曲部を有し得る。この少なくとも1つのスリットのために、本体は、特に容易に径方向に圧縮され得る。1つのスリットだけで十分であるかもしれない。しかしながら、所望されるより多くのスリットが設けられてもよい。スリットは、たとえば径方向に配置される。しかしながら、正接するスリットまたは湾曲形状のスリットによって本体において脆弱な領域が備わることも予想され得る。スリットは、典型的には、長手要素を受けるための開口部の方向に延在する。しかしながら、固定装置の軸を基準とした角度でスリットを設けることも予想され得る。しかしながら、代替的には、弾性材料で本体を構成することも予想され得る。この場合、スリットなしでも径方向の圧縮が実現可能である。加えて、長手要素の挿入を簡単にするために、本体はいくつかの相互に移動可能な部分で構成されていてもよい。ヒンジによって接続される2つの部分が予想され得る。これらの部分は、当該要素を挿入するために開かれ、次いで閉じられて互いに接続され得る。次いで、上述の態様で長手要素が再び軸方向に固定される。

0016

加えて、いくつかの材料から作られ、いくつかの構成要素を備える本体も予想され得る。たとえば、クランプ区域のために弾性材料が用いられ、止め区域およびねじ回し区域のために硬い材料が用いられてもよい。このような固定装置は、たとえば、多要素射出成形によって作り出すことができる。

0017

別の好ましい実施例に従うと、固定装置は、少なくともクランプ領域において、その外側輪郭上に少なくとも1つのクランプ面を備える。クランプ面は、周方向に見て、径方向に、少なくとも部分的に広くなっている。このような構造を備えているが、長手の開口部やスリットを備えていない、インプラントプレートに骨ねじを固定するための本体が、WO04/086990から公知である。クランプ面を有するねじ頭部が、回転により、保
持構造の座部の対応する楔突起部と接触させられると、径方向の力が発生して本体を圧縮する。これにより、このような止めねじが、長手要素を受けるための長手の開口部と、径方向の圧縮を容易にするための手段、たとえばスリット、とを備えている場合、当該長手要素の固定に特に好適であることが判明した。

0018

さらに、この発明に従った固定装置は、特に好ましくは、長手方向に見て、クランプ面の領域において円形の外側輪郭、特に少なくとも部分的にほぼ球形、螺旋形放物線状、楕円形または双曲線状の輪郭を有する本体を備える。保持構造の座部における固定装置の方向を、規定された角度範囲内においてほぼ制限されずに調整することを可能にする輪郭が一般に好ましい。玉継手、クランプ顎部などの構成要素をこの目的のために追加する必要はない。しかしながら、同時に、相応に円形の輪郭を有する座部を備えた保持構造が利用可能であれば、本体に円筒形または円錐形の外側輪郭を設けることも予想され得る。本体の外面および/または保持構造の座部は、たとえばフルーティング(溝彫り・溝削り)またはナーリング(刻み付け・ローレット切り)で付加的に構造化されてもよい。

0019

この発明の別の好ましい実施例に従うと、固定装置は、少なくともそのクランプ領域においてねじ頭部として設計される。ねじ頭部としての設計により、特に、固定装置を周方向に簡単に回転させることができる。クランプ面が周方向に径方向に広がっている上述の設計では、径方向の圧縮は、たとえばクロスヘッド、Torx、六角穴またはこれらの変形例を備えたねじ回し、たとえば、本願出願人の「HexaDrive」を用いて回転させることによって特に単純な態様で実現可能である。

0020

本体上において、固定装置は、ねじ山の付いたねじシャンクを付加的に備え得る。しかしながら、固定装置にピンのシャンクを付加的に備えることも予想され得る。したがって、応用例に応じて、本体だけで構成された固定装置、または、本体がピンまたはねじのシャンクを付加的に備えている固定装置を用いることが有利であり得る。

0021

この発明の別の好ましい実施例に従うと、固定装置は、そのクランプ領域においてねじ頭部として設計されている場合、クランプ領域の上方に延長部を付加的に備え得る。当該延長部はねじ回しのための座部として設計される。このようにして、固定装置に特に容易にトルクを加えることができる。

0022

この発明の別の好ましい具体的な実施例に従うと、少なくとも1つのスリットは、固定装置の長手方向に見て、少なくともクランプ領域にわたって延在する。しかしながら、本体の変形性および柔軟性をさらに高めるために、より長い軸方向の領域にわたってスリットを延在させることも予想され得る。スリットは、多くても、固定装置の全長に沿って延在する程度である。スリットの長さを好適に選択することにより、長手要素に対するクランプ動作を調節することができる。

0023

この発明の別の好ましい実施例に従うと、開口部の内面を構造化することができる。このようにして、さらにぴったりと合わせることにより、径方向の圧縮の結果として軸方向への保持を向上させることができる。言い換えれば、これは、所与のクランプ力の場合には、固定装置から引き離すために、長手要素に対してより大きな力を軸方向に加えなければならないことを意味する。

0024

上述の実施例に従うと、この発明の一局面はまた、それ自体が公知である止めねじが、長手方向のボアと、ねじ頭部の領域において少なくとも1つのスリットとを付加的に備えることである。ここでは、WO2004/086990において図示および主張されるタイプの止めねじを用いることが特に好ましい。当該出願、特にWO04/086990のクレーム主題は、引用により本願に明確に援用されている。

0025

したがって、この発明のさらなる局面は、保持構造において長手要素を固定するためのこのような止めねじを使用することにある。しかしながら、多方向の止めねじを用いることにより、長手要素は、角度の範囲内で自由に選択可能である規定された角度位置において長手方向に固定することもできる。

0026

この発明のさらに別の局面は、上述の固定装置と長手要素との組合せに関する。長手要素は、ワイヤ、ロッド、ピン、プロファイル、ばね、中空の管、または手技用の器具、たとえば、外科用メスまたはスパーテル(たとえば、脳での手技用)を含む群から選択される。長手要素がワイヤ、ロッドまたはピンとして設計されている場合、たとえば、内部固定具または外部固定具での応用例も可能である。長手要素がプロファイルまたは中空の管として設計されている場合、たとえば、内視鏡管としての応用例またはドリルガイドを固定するための応用例も予想され得る。長手要素が外科用メスの固定具として設計されている場合、この発明に従った固定装置は、さらに、外科用メスを保持するための外科用メスホルダとして用いることができる。外科用メスのシャフトは長手のボアに挿入され得る。しかしながら、このような応用例においては、固定要素に長手方向のボアを設けるのではなく、固定要素上に存在するスリットに外科用メスの刃の一部を直接的に嵌め込むことも予想され得る。

0027

軸方向のクランプ効果を高めるために、長手要素は構造化された面を付加的に有し得る。

0028

また、応用例に応じて、長手要素にねじもしくはナーリングを長手方向もしくは交軸方向に設けるか、または、ドリル螺旋部を設けることも予想され得る。

0029

別の好ましい実施例に従うと、長手要素は、ランセットもしくはトロカールとして設計された先端部、または、自己切断型もしくは自己穿孔型ねじを備えた先端部を備えていてもよい。

0030

ケーブル/コードはまた、引張り力を伝えるか、もしくは靭帯などの裂け軟組織部分をつなぐか、または骨片を固定するための長手要素として予想され得る。

0031

この発明のさらなる局面は、固定装置および長手要素と保持構造との上述の組合せからなる構成に関する。保持構造は、固定装置のための少なくとも1つの座部を有する。

0032

固定装置のための座部は、特に好ましくは、径方向に内側に向けられた突起またはテーパ部を備える。これらのテーパ部は、固定装置上のクランプ面とともに、本体の径方向の圧縮をもたらす。固定装置と、これにより、そこに保持された長手要素とについて可能な限り簡単な多方向の位置決めを可能にするために、開口部はまた、好ましくは、長手方向に少なくとも部分的にほぼ球形、螺旋形、放物線状、楕円形または双曲線状である内壁を備えている。特に、開口部は、WO04/086990における開示およびクレームに従って設計される。

0033

保持構造は、たとえば、固定装置によって保持構造に保持される内視鏡管のための保持構造として設計されてもよい。この場合、長手要素は内視鏡管である。

0034

保持構造は、一時的な手術中の支持要素として、たとえば、関節固定セットのための固定リングとして設計されてもよい。

0035

典型的な一時的な手術中の応用例は、いくつかの骨を限られた時間で固定するよう意図
されたものである。外科的介入が終わる前に、対応する支持構造が取除かれる。適応例として、たとえば、手首関節固定術または部分的な関節固定術、脳神経外科手術、骨切術、骨折矯正、および最小限の侵襲介入、たとえば、膜貫通(transbuccal)的介入または脊柱手術が挙げられる。外部固定具は、手術の後、骨が動くのを防ぎ、これにより骨折を治すための安定化構造または固定構造が身体の外側で用いられる応用例として理解される。しかしながら、構造(たとえば、関節によって接続された2本の骨)の或る自由度を固定し、それらの移動性(動的な外部固定具)の点においてのみ意図的に当該構造の他の自由度を残しておくことも予想され得る。これにより、軟組織部分が癒着したり患部の関節が硬くなったりするのを防ぐための術後の理学療法を早期に実施することできる。これらは、典型的には、骨切術、矯正または骨折治療であり得る。リング固定具における応用例も予想可能であり、この場合、この発明に従った固定装置により同様にいくつかのリングを互いに固定させることができる。上腕の骨折の治療での使用も予想可能であり、この場合、継手の玉がねじ付きワイヤで保持され、その位置は、ねじ頭部上に載っているナットを介して極めて精密に調整することができる(プッシュプル器具)。

0036

保持構造は、加えて、たとえば、ドリルスリーブまたはガイドスリーブまたはスパーテルを保持するための脳神経外科の応用例において、固定装置によって手術台に固定することのできる外科手術用フレームによって形成され得る。

0037

内部固定具としての応用例においては、骨の移動を防ぎ、骨折を治療するためのインプラントとしての構成は身体に永久に残されたままである。典型的な応用例としては、関節固定術または部分的な関節固定術、脊柱の硬化、関節付近長骨の治療、骨端、すべての骨切術、矯正もしくは骨折治療、少なくとも1つの穴を備えたプレートを用いたワイヤ骨接合術、または、歯列矯正における骨格の係止であり得る。軟組織部分において引張り力を発生させるためのワイヤ固定具またはケーブル固定具も予想され得る。

0038

内視鏡としての応用例においては、身体内での手技は、(たとえば、脳神経外科手術、口腔外科手術、特に頬膜貫通的介入における歯列矯正もしくは顔面手術、または、脊柱もしくは骨盤の手術において)固定装置におけるボアを介して実行可能である。

0039

最後に述べられた3件の場合には、長手要素は典型的にはワイヤまたは管/スリーブである。最後に、保持構造はまた、外科用メスなどの器具のためのホルダとして設計されてもよく、この場合、長手要素は、外科用メスの刃のシャフトまたは刃の一部である。

0040

ここでは外科手術の応用例を主に説明してきたが、この発明に従った固定装置、長手要素との組合せ、およびこの発明に従った構成についての他の応用例も予想され得る。たとえば、このような構造は、たとえば電気外科手術中または(たとえば、口蓋骨歯槽縁の)骨伸延のためのグリップ部分のためのクランプ機構として、駆動装置または穿孔装置におけるK−ワイヤ/ドリルのための急速結合システムとして用いられてもよい。伸延のための応用例においては、長手要素は、たとえば、2つの部分、すなわち、内ねじを有する部分と外ねじを有する部分とに設計されてもよい。2つの交軸方向のボアを備えた本体を有する固定装置は、当該部分をそれぞれ受けるのに用いられる。本体が骨片において係止される場合、当該部分が固定されて伸延のために用いられ得る。

0041

しかしながら、たとえば構築範囲において、たとえば(任意には軸方向の圧縮で)付け(shelving)、足場組み(scaffolding)、止め(pegging)における他の応用例、または支柱(shoring)のための他の応用例も予想され得る。

0042

この発明のさらなる局面は、骨接合セットに関する。当該セットは、少なくとも2つのインプラントプレート、または、少なくとも2つの部分を備えた1つのインプラントプレ
ートで構成される。インプラントプレートまたはこれらの部分は各々、接続構成を受けるための少なくとも1つの座部を有する。当該セットはこのような接続構成をさらに含む。接続構成は、当該プレートまたは当該部分のそれぞれのボアに挿入され得る。インプラントプレートは、当該インプラントプレートの接続構成によって互いに接続され安定化され得る。当該プレートは、長手要素に沿って相対的に動かないようにされる。堅固な固定により、結果として、1つ以上のプレートが接続される。次いで、破片が再度位置決めされ、この構造上に固定される。2つの部分を有するプレートの場合、別のプレート部分に対する1つの部分、たとえばプレートのタブ、の接続部を作り出すことができる。これは、たとえば、2つのプレート部分間の接続部が、臨床上の理由で、わずかな負荷だけを伝え得るかもしくは全く負荷を伝え得ないように、または、臨床上の理由で、接続部の確立後に取外されるように設計されなければならない場合には、有利である。

0043

接続構成により、このような2つ以上のインプラントプレートは、ボアがその大きさまたは構造(内部構造)のせいでインプラントプレートを固定するための骨ねじを受けるのに適していない場合であっても、骨のいくつかの位置で固定/接続され得る。

0044

この文脈においては、角度がずらされたタブ状の部分をインプラントプレートに設けることも予想され得る。接続構成は、次いで、このタブにおける座部に固定され得る。これは、解剖学上の理由から、上述の接続部が平坦なプレートでは実現不可能である場合には特に有利である。というのも、たとえば、座部の領域における面が、固定要素の回動角度よりも小さい角度で相対的に構成されていないからである。次いで、角度のずらされた部分により、小さなユニットが形成され、これにより、接続部のために使用可能な位置が提供される。

0045

接続構成は、特に好ましくは、上述のタイプの固定装置を含む。このようにして、クランプワイヤが、インプラントプレートの開口部において特に容易に固定され得る。いくつかの応用例、たとえば頭蓋骨および顎顔面の応用例の場合、プレートに対して座部の角度を歪める、すなわち、プレートの面に対して垂直にならないように座部の軸を方向付けることも予想され得る。こうして、より広い角度範囲で、たとえば、30°だけ傾斜した座部の場合には15°(30°−15°)〜45°(30°+15°)の範囲で、ねじを位置決めすることができる。特に薄いプレートにおいては、当該プレートは、座部の領域において局所的に厚くなっていてもよい。このようにして、座部における固定輪郭の傾斜した構成のための空間が作り出される。

0046

しかしながら、代替的には、接続構成が少なくとも1つの端部にねじを備えた長手要素を含むことも予想され得る。加えて、接続構成は、この場合、接続要素、たとえばナット、を備えており、そこにねじがねじ込まれ、これにより、長手要素がプレートのうちの一方または両方に固定され得る。

0047

この発明は、具体的な実施例に基づき、添付の図面に関連付けて以下により詳細に説明される。

発明を実施するための最良の形態

0048

図1は、この発明に従う固定装置10を側面図で示す。固定装置10は本体11を有する。本体11は、保持構造の座部であり、たとえば図6に従って、たとえばインプラントプレート61における座部63に挿入することができる。本体はクランプ領域13を有する。クランプ領域13では、本体11は座部の内壁65(図6参照)との接触によって圧縮され得る。本体11はさらに、軸方向Aに延在するスリット15を有する。スリット15のために、本体11を径方向r(すなわち、軸方向Aに垂直な面において)圧縮することができる。本体11は外側輪郭14を有する。少なくとも領域18における外側輪郭1
4は、軸方向Aに見たときに丸みを帯びている。丸みを帯びた外側輪郭18によって、多数の異なる角度位置で座部63に本体または固定装置を挿入することができる。

0049

本体11はさらにボア12を備える(図2aおよび図2b参照)。ボア12は、長手要素を受けるのに用いられる。ボア12の直径Dは、径方向rへの圧縮によって低減できる。このように、ボア12に挿入される、典型的にはワイヤである長手要素は、確実に押付けられる。クランプ作用を増大させるために、ボア12の内面17はさらに表面構造化を与えられ得る。

0050

図2bは、スリット15に沿った面における本体11を通る断面図を示す。図2bが示すように、スリット15は本体11の1つの端縁からボア12の所まで延在している。

0051

図3および図4が示すように、本体11の外側輪郭は、軸方向Aに垂直な面において、3つのクランプ面16を備える。クランプ面16は、周方向Uとは逆方向に見て、径方向に広がっている。径方向の突起64(図6参照)を有する対応して設計された開口部に本体11を挿入し、周方向Uに本体11を回転させると、クランプ面16は突起64と係合することになる。この結果、径方向に圧縮される。

0052

回転運動を発生させるために、本体11はさらに、ボア12の領域に、対応するツール、たとえばねじ回しのための座部5を備える。

0053

図4は、互いに120°ずつオフセットされ、図4では厳密に径方向に延在する3つのスリット15の底面図を示す。スリットの他の幾何学的形状がもちろん予想される。図1が示すように、スリット15は本体11の高さの約3分の2に沿って延在している。もちろん、長手方向におけるスリットの他の寸法も予想される。スリットが湾曲しているまたは正接していることも予想される。

0054

医学的応用例では、この発明に従う固定装置は生体適合性材料で作られる。典型的には、チタンを用いることができる。ステンレスまたは生体吸収性材料などの他の材料も予想される。形状記憶特性を有する合金、たとえばニチノールまたは概して超弾性の材料、およびたとえばプラスチックを用いることも可能である。

0055

この発明に従う固定装置の寸法は、応用例の特定の分野に依存する。典型的に、手術分野での応用例では、直径が約2〜7mmの固定装置、直径が約0.75〜1.4mmのボア、および全高が約1〜5mmの固定装置が予想される。スリットのスリット幅は典型的には0.2〜0.3mmであり得て、スリットは0.3〜1.5mmの高さにわたって延在し得る。応用例の分野に応じて、たとえば直径が10〜50mmの内視鏡および直径が5〜40mmのボアが公知である脊柱の手術において、変形例がもちろん予想される。

0056

図5は、ねじ1として設計された固定装置の3次元の図を示す。図1に従う本体11は、ねじ山3を備えるねじシャンク2と隣接している。ボア12およびスリット15を除いて、ねじはWO 04/086990号に従って設計される。ねじ山3を有するねじシャンク2は、適応症に応じて有利な特性を有し得る。しかしながら、ねじシャンク2を省略することまたはねじシャンク2をねじ山のないピンとして設計することも予想される。

0057

図6は、固定装置10のための座部63の一例を示す。座部63は内壁65を有する。内壁65は、径方向に内向きに延在する突起64を備える。図6では、座部63はインプラントプレート61の一部として設計される。座部はWO 04/086990号に従って設計される。もちろん、対応する開口部は、長手要素が固定装置によって挿入されるように意図される任意の所望の保持構造に設けられることができる。

0058

開口部63を有する、図6に示すプレート61は、その他の点では、WO 04/086990号に示されるプレートと同一である。座部に関するWO 04/086990号の内容も、相互参照によって明白に本出願に援用される。特に、内壁65は、軸方向Aに、部分的に球形、螺旋形、放物線状、楕円形、または双曲線状であり、その結果、丸みを帯びた外側輪郭18を有する固定装置を開口部63に多方向に挿入することができ、方向Uに回転させることによって、開口部63に確実に押付けることができる。

0059

図7aは、この発明に従う固定装置の代替的な実施例の概略図である。図7aに従う固定装置はねじ1′として設計される。ねじ頭10′の領域に、ねじ1′は本体11′を有する。本体11′は、ねじ1′の軸方向に延在するスリット15′を備える。クランプ領域13′はスリット15′によって形成される。本体11′は、図1図4に示す本体と同様に設計されている。止め要素110として設計された保持構造の座部113に本体11′を挿入することによって、および本体11′を回転させることによって、ねじ1′の軸に垂直な面において本体11′を圧縮することができる。すなわち、スリット15′の幅はしたがって低減される。したがって、ねじの軸の交軸方向に延在する、開口部12′に挿入されたワイヤ20は、ねじの軸の交軸方向に確実に押付けられる。軸方向に見て、開口部12′がクランプ領域13′の下に配置されることは、ここでは重要ではない。図7aに示す構成は、互いに噛み合う内ねじおよび外ねじを有する2つの部品の長手要素をワイヤ20の代わりに用いるのであれば、伸延のために用いることができる。

0060

図7bは別の代替的な実施例を示す。インプラントプレート41が半径Kの頭部のための内部固定具として用いられる。この目的のために、骨Kに導入されるワイヤ40は、上述の固定装置10によってプレート41の開口部43に固定される。固定装置10によって、ワイヤ40の軸方向の固定が可能である。同時に、ワイヤは、プレートの表面に対して異なる角度で挿入することができ、その角度位置に止めることができる。図7bは、ツール、典型的にはねじ回しを受けるための内側輪郭を示す。このツールを用いて、固定装置10はトルクを受けることができ、回転されることができ、それによって押付けられ得る。

0061

図8は、この発明に従う固定装置の別の可能な使用を示す。2つのインプラントプレート61、62が骨Kの2つの側に位置決めされる。2本のワイヤ60は、骨を通して導入され、インプラントプレート61、62における対応するボア63を通して誘導される。上述の固定装置10によって、ワイヤ60は安定した角度でボア63に固定される。ワイヤ60の方向は、上述の自由な位置決めによって、自由に選択することができる。ワイヤ60によって、2つのインプラント61、62は、開口部63の領域においてワイヤ60に沿って互いに接続され、それによって安定化される。このように、従来の骨ねじを受けるのに十分な量または質の骨質が存在しないときでさえ力をかけることができる。

0062

プレート61、62、ワイヤ60および固定装置10からなる、図8に示す骨接合セットによって、たとえば骨粗鬆骨においてこのようなインプラントを用いることも可能である。図9aおよび図9bは、このような骨接合セットの代替的な実施例を示す。

0063

図9aは、骨接合セットの代替的な例示的な実施例を示す。図9aに従って、2つのインプラントプレート71、72がワイヤ100によって接続される。図8に示すのと同様に、各ワイヤ100はクランプ装置10によって1つのインプラントプレート71の座部に固定される。この固定は、主として図8を参照して説明した態様で行なわれる。第2のインプラントプレート72の領域に、ワイヤ100はねじを有する。たとえばPEEKからなるナット73は、ねじにねじ込まれ、したがって第2のインプラントプレート72の領域においてワイヤ100を固定する。このような構成を用いても、方向Rに安定化を達
成することができ、ここで、Rはプレートの面に垂直に向けられる必要はない。

0064

図9bでは、2つのインプラントプレート71、72はねじ70によって互いに接続される。開口部を有するナット73または小さなディスクが一方のプレート72の領域においてねじ70の端部に接続される。ねじ70は、他方のプレート71上のねじ頭74で支持される。この安定化を用いても、方向Rへのインプラントプレート71、72の接続を達成することができ、ここで、Rはプレートの面に垂直である必要はない。

0065

ナットはここで、特にワイヤのための任意のタイプの支台として理解される。ナットは、必ずしもプレートの面に平行に配置される必要はない。ナットはある特定の回動範囲も有し得る。ナットは止められることも可能である。最後に、ナットは必ずしも開口部を有する必要はない。自己穿孔ワイヤ先端部はそれ自体に穴を開けることもできる。さらに、ナットはプレートに予め組立てられることもできる。

0066

図7a図7b図8図9aおよび図9bに従うプレートを接続するため、および破片の位置を安定化させるために、ワイヤを嵌めなければならない。この目的のために、ワイヤを開始穴およびターゲット穴に通すターゲティング装置が用いられる。ワイヤを導入した後、これら2つのポイント間の接続線はワイヤの軸に対応する。次いで、クランプ要素が係合され、クランプ要素を周方向Uに回転させることによって、開口部を塞ぐ。固定装置10の回動は、軸方向に見て丸みを帯びた外側輪郭のために可能であるが、インプラントプレート61、62の幾何学的形状によってある特定の角度範囲、典型的には多くても+/−15°に限定される。

0067

この回動可能性によって、プレートのその後の接続を考慮に入れる必要なく、厳密に解剖学的条件に従ってプレートを位置決めできる。多方向ではない、および回動可能でないシステムでは、システムを解剖学的条件に適合させるときに妥協しなければならないであろう。

0068

図10は、外部固定具におけるこの発明に従う固定装置の使用の概略図である。典型的には上腕骨のための外部固定具は2つのリング31を有する。リング31は、ワイヤ30によって互いに対して安定化されるように意図される。同時に、2つのリング31およびおよそ骨Kの方向に延在するワイヤ30からなる構造は、骨に垂直に延在するワイヤ30′によって後者に固定されるように意図される。ワイヤ30、30′をリングに固定するために、固定装置10は、リングの開口部33またはリングに取付けられた補助要素34の開口部33に嵌められる。固定装置10および開口部33は上述のように設計される。さらに、固定装置10は、ツールを受けるためまたは(手動での)操作のために用いられる延長部4を備えることができる。

0069

図11は、中手骨を一時的に手術中に固定するための、この発明に従う固定装置10の使用の概略図である。固定リング21は、手の上に支えられるかまたは手にわたって広がっており、たとえば上述の固定装置を用いて手術台に固定される。固定ワイヤ20は一時的な固定に役立つ。ワイヤ20は、固定装置10のボア12(たとえば、図2aおよび図2b参照)を通して誘導される。固定装置10は固定リング21上の対応する開口部23にねじ込まれる。固定装置を周方向U(図3も参照)に回転させることによって、開口部23において固定装置10を固定することができ、径方向に圧縮することができる。このように、ワイヤ20は固定装置10に軸方向に固定され、固定リングも傾斜に対して固定される。開口部23は、図6におけるインプラントプレートに関連して示した開口部と同様に設計されている。用途に応じて、異なる大きさの固定装置10を用いることができる。

0070

図12図19は、この発明に従う固定装置10に挿入できる長手要素の種々の実施例を示す。

0071

図12は、表面の任意の規定された起伏のない単純なワイヤ20を概略的に示す。
図13は、全長に沿ってねじ山81を備えるワイヤ80を示す。たとえば、典型的な応用例は、短いねじ山(約20mm)または全長に沿ったねじ山を有するK−ワイヤである。先端部におけるねじ山は、たとえばK−ワイヤ上での軸方向のずれに対して骨の破片を固定するのに用いることができる。シャフト全体の上のねじ山はさらに、長手方向軸の交軸方向の安価な構造化の代表例であり、これはさらに保持力の増大に役立つ。ねじ山81の形態の表面の構造化の代わりに、長手方向または横方向に延在する刻み目も予想される。

0072

図14は、端部にトロカール斜面91を備えるワイヤのような要素90を示す。
図15は、先端部のみにねじ山101を備えるワイヤのような要素100を示す。

0073

図16は、内視鏡検査管50を示す。図16に示すように、管状の形状の長手要素は、ランセット斜面と接続して用いることもできる。

0074

図17は、シャフト121を用いてこの発明に従う固定装置に固定することができる外科用メス20を示す。

0075

図18は、ワイヤの束132を受けるのに用いられる管状の要素131を示す。上腕の骨粗鬆骨では、接合面が崩壊する危険性がある。骨のシャフト上に係止されたプレートに要素131が固定されると、ワイヤの束の端部は接合面の領域における骨粗鬆骨を内側から支持できる。次いで、管状の要素は、上述の種類の固定装置10(たとえば、図1および図2参照)に固定される長手要素の機能を想定する。好適な外側輪郭(図示せず)を管に与えることも予想され、その結果、管はワイヤの束を維持するためのこの発明に従う固定装置の目的を満たす。

0076

しかしながら、この目的のために、折畳まれた要素が開いた状態で大きな端面を有するK−ワイヤまたはスロット付きワイヤを用いることも可能である。

0077

図19は、ばねのような要素141を示す。ばねのような要素141は、2つの相互接続された弦巻ばねからなっている。ばね要素として、板ばね、弦巻ばね、またはさらには一方のばねを他方のばねの内側に押す2つの渦巻ばねからなるばねを用いることも可能である。

0078

長手要素は、特定の応用例に応じて、好適な材料で作られる。典型的には、移植可能な要素のためにチタンを用いることができる。予想される限りで用いることができる他の材料は、ステンレス材料形状記憶合金超弾性材料からなる要素、またはさらにはプラスチックである。

図面の簡単な説明

0079

この発明に従う固定装置の側面図である。
面CCに沿った、図1に従う固定装置の断面図である。
固定装置のスリットに沿った面を通る断面図である。
図1に従う固定装置の平面図である。
図1に従う固定装置の底面図である。
ねじとして設計された、この発明に従う固定装置の概略図である。
この発明に従う固定装置を受けるための開口部の斜視図である。
この発明に従う固定装置の第1の代替的な例示的な実施例の概略図である。
この発明に従う固定装置の別の代替的な例示的な実施例の概略図である。
2つのインプラントプレートからなる骨接合セットの概略図である。
2つのインプラントプレートを有する骨接合セットのための代替的な実施例の図である。
2つのインプラントプレートを有する骨接合セットのための代替的な実施例の図である。
外部固定具におけるこの発明に従う固定装置の使用の概略図である。
一時的な手術中の固定としてのこの発明に従う固定装置の使用の概略図である。
この発明と接続して用いることができる長手要素の種々の実施例の図である。
この発明と接続して用いることができる長手要素の種々の実施例の図である。
この発明と接続して用いることができる長手要素の種々の実施例の図である。
この発明と接続して用いることができる長手要素の種々の実施例の図である。
この発明と接続して用いることができる長手要素の種々の実施例の図である。
この発明と接続して用いることができる長手要素の種々の実施例の図である。
この発明と接続して用いることができる長手要素の種々の実施例の図である。
この発明と接続して用いることができる長手要素の種々の実施例の図である。

符号の説明

0080

10,10’固定装置、11,11’ 本体、12,12’ 開口部、13,13’
クランプ領域、14外側輪郭、20,30,30’,40,50,60,80,90,100,120,131,141長手要素、23,33,43,63,113座部、21,31,41,61,62,71,110 保持構造

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