図面 (/)

技術 配線システム

出願人 パナソニック電工株式会社
発明者 栗林啓治島岡国康
出願日 2007年4月23日 (13年8ヶ月経過) 出願番号 2007-113455
公開日 2008年11月6日 (12年1ヶ月経過) 公開番号 2008-270050
状態 特許登録済
技術分野 屋内配線の据付 嵌合装置及び印刷回路との接合 中間接続器
主要キーワード 取付用凹所 V用コンセント 電子機器モジュール コンセント型 プラグ接続口 引掛係止 電源入力用 各通信ユニット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年11月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

ユーザ自身配線器具電子機器を自由な位置に取り付けて使用できる配線システムを提供する。

解決手段

複数の差込接続部1はシステム内で定形化されており、造営面天井材101、床材102および壁材103)の所定位置に配設されている。配線器具モジュール10および電子機器モジュール20は、差込接続部1の取付用凹所3に着脱自在に取着される定形化されたモジュール本体11,21と、モジュール本体11,21に設けられモジュール本体11,21が取付用凹所3内に取着された際に、差込接続部1が備えるジャック側端子電気的に接続されるプラグ側端子とを備えており、モジュール本体11,21は、少なくとも一部又は全部を取付用凹所3内に収納した状態で取付用凹所3に取着される。

概要

背景

従来、例えば壁面に固定された取付枠を用いて、大角連用配線器具を壁面に配設する配線システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

また、天井取付型照明器具では天井所定位置に設置されたシーリングローゼットに照明器具を取り付けていた。
特許第3136006号公報

概要

ユーザ自身配線器具電子機器を自由な位置に取り付けて使用できる配線システムを提供する。複数の差込接続部1はシステム内で定形化されており、造営面天井材101、床材102および壁材103)の所定位置に配設されている。配線器具モジュール10および電子機器モジュール20は、差込接続部1の取付用凹所3に着脱自在に取着される定形化されたモジュール本体11,21と、モジュール本体11,21に設けられモジュール本体11,21が取付用凹所3内に取着された際に、差込接続部1が備えるジャック側端子電気的に接続されるプラグ側端子とを備えており、モジュール本体11,21は、少なくとも一部又は全部を取付用凹所3内に収納した状態で取付用凹所3に取着される。

目的

本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ユーザ自身が配線器具や電子機器を自由な位置に取り付けて使用できる配線システムを提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

造営面に設けた定形化された複数の差込接続部と、造営面の表側から複数の差込接続部のうちの何れにも選択的に差込接続可能な配線器具モジュール又は電子機器モジュールとで構成される配線システムであって、各差込接続部は、造営面に開口した取付用凹所と、造営材の裏側に配線された電線電気的に接続されて取付用凹所内に配設されたジャック側端子とを備え、配線器具モジュールおよび電子機器モジュールは、取付用凹所に着脱自在に取着される定形化されたモジュール本体と、モジュール本体に設けられモジュール本体が取付用凹所内に取着された際にジャック側端子に電気的に接続されるプラグ側端子とを備えるとともに、配線器具モジュール又は電子機器モジュールのモジュール本体は、少なくとも一部又は全部を取付用凹所内に収納した状態で取付用凹所に取着されることを特徴とする配線システム。

請求項2

ジャック側端子が取付用凹所の底部に設けられ、モジュール本体において各ジャック側端子に対応する部位にプラグ側端子が設けられたことを特徴とする請求項1記載の配線システム。

請求項3

ジャック側端子が取付用凹所の側端面に設けられ、モジュール本体において各ジャック側端子に対応する部位にプラグ側端子が設けられたことを特徴とする請求項1記載の配線システム。

請求項4

モジュール本体の前面が造営面と同一の高さ位置に配置されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の配線システム。

請求項5

配線器具モジュールは、用途毎に定形化された差込プラグ挿抜自在に接続され電力の供給又は情報信号の授受の少なくとも何れか一方を行うコンセント部を備え、モジュール本体の前面にコンセント部を配置したことを特徴とする請求項4記載の配線システム。

請求項6

配線器具モジュールは、用途毎に定形化された差込プラグが挿抜自在に接続され電力の供給又は情報信号の授受の少なくとも何れか一方を行うコンセント部を備え、且つ、電子機器モジュールは、プラグ側端子を介して電力の受電又は情報信号の授受の少なくとも何れか一方を行い所望の機能を実現する機能部を備えており、配線器具モジュール又は電子機器モジュールは、コンセント部又は機能部をモジュール本体から外側に突出させる状態と、モジュール本体内に収納させる状態とを選択自在として設けられたポップアップ機構を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の配線システム。

請求項7

コンセント部又は機能部をモジュール本体内に収納した状態で、モジュール本体の前面が造営面と同一の高さ位置に配置されることを特徴とする請求項6記載の配線システム。

請求項8

配線器具モジュールのコンセント部は、ポップアップ機構によりモジュール本体から外側に突出させられる突出部の側面に設けられ、突出部が外側に突出した状態でコンセント部が外部に露出することを特徴とする請求項6又は7記載の配線システム。

請求項9

各差込接続部にはジャック側端子が複数設けられ、配線器具モジュールおよび電子機器モジュールは、複数のジャック側端子に電気的に接続される複数のプラグ側端子を備えたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の配線システム。

技術分野

0001

本発明は、配線システムに関するものである。

背景技術

0002

従来、例えば壁面に固定された取付枠を用いて、大角連用配線器具を壁面に配設する配線システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。

0003

また、天井取付型照明器具では天井所定位置に設置されたシーリングローゼットに照明器具を取り付けていた。
特許第3136006号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述の配線システムでは、配線器具を取付枠に取り付ける際には、先ず取付枠の前面側に取り付けてある化粧枠および化粧プレートを外して、取付枠を造営面から取り外した後、取付枠に配線器具を保持させるとともに、配線器具に電線を接続し、その後取付枠を造営面に取り付けるとともに、取付枠に化粧枠および化粧プレートを取り付けているので、配線器具の取付位置が予め決められており、ユーザが配線器具を自由な位置に取り付けて使用することができなかった。

0005

また、天井取付型の照明器具や火災感知器や各種センサなどの電子機器も取付位置が固定のため、ユーザ自身が自由な位置に電子機器を取り付けて使用することができなかった。

0006

また更に、上述の配線システムでは配線器具や電子機器が造営面から出っ張った状態で取り付けられるため、配線器具や電子機器の出っ張りが目立ち、室内のインテリア性が損なわれるという問題もあった。

0007

本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ユーザ自身が配線器具や電子機器を自由な位置に取り付けて使用できる配線システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、請求項1の発明は、造営面に設けた定形化された複数の差込接続部と、造営面の表側から複数の差込接続部のうちの何れにも選択的に差込接続可能な配線器具モジュール又は電子機器モジュールとで構成される配線システムであって、各差込接続部は、造営面に開口した取付用凹所と、造営材の裏側に配線された電線に電気的に接続されて取付用凹所内に配設されたジャック側端子とを備え、配線器具モジュールおよび電子機器モジュールは、取付用凹所に着脱自在に取着される定形化されたモジュール本体と、モジュール本体に設けられモジュール本体が取付用凹所内に取着された際にジャック側端子に電気的に接続されるプラグ側端子とを備えるとともに、配線器具モジュール又は電子機器モジュールのモジュール本体は、少なくとも一部又は全部を取付用凹所内に収納した状態で取付用凹所に取着されることを特徴とする。

0009

請求項2の発明は、請求項1の発明において、ジャック側端子が取付用凹所の底部に設けられ、モジュール本体において各ジャック側端子に対応する部位にプラグ側端子が設けられたことを特徴とする請求項1記載の配線システム。

0010

請求項3の発明は、請求項1の発明において、ジャック側端子が取付用凹所の側端面に設けられ、モジュール本体において各ジャック側端子に対応する部位にプラグ側端子が設けられたことを特徴とする。

0011

請求項4の発明は、請求項1乃至3の発明において、モジュール本体の前面が造営面と同一の高さ位置に配置されたことを特徴とする。

0012

請求項5の発明は、請求項4の発明において、配線器具モジュールは、用途毎に定形化された差込プラグ挿抜自在に接続され電力の供給又は情報信号の授受の少なくとも何れか一方を行うコンセント部を備え、モジュール本体の前面にコンセント部を配置したことを特徴とする。

0013

請求項6の発明は、請求項1乃至3の発明において、配線器具モジュールは、用途毎に定形化された差込プラグが挿抜自在に接続され電力の供給又は情報信号の授受の少なくとも何れか一方を行うコンセント部を備え、且つ、電子機器モジュールは、プラグ側端子を介して電力の受電又は情報信号の授受の少なくとも何れか一方を行い所望の機能を実現する機能部を備えており、配線器具モジュール又は電子機器モジュールは、コンセント部又は機能部をモジュール本体から外側に突出させる状態と、モジュール本体内に収納させる状態とを選択自在として設けられたポップアップ機構を有することを特徴とする。

0014

請求項7の発明は、請求項6の発明において、コンセント部又は機能部をモジュール本体内に収納した状態で、モジュール本体の前面が造営面と同一の高さ位置に配置されることを特徴とする。

0015

請求項8の発明は、請求項6又は7の発明において、配線器具モジュールのコンセント部は、ポップアップ機構によりモジュール本体から外側に突出させられる突出部の側面に設けられ、突出部が外側に突出した状態でコンセント部が外部に露出することを特徴とする。

0016

請求項9の発明は、請求項1乃至8の発明において、各差込接続部にはジャック側端子が複数設けられ、配線器具モジュールおよび電子機器モジュールは、複数のジャック側端子に電気的に接続される複数のプラグ側端子を備えたことを特徴とする。

発明の効果

0017

請求項1の発明によれば、配線器具モジュール或いは電子機器モジュールのモジュール本体を何れかの差込接続部の取付用凹所に取り付けると、モジュール本体に設けたプラグ側端子がジャック側端子に電気的に接続されるので、配線器具モジュール或いは電子機器モジュールと差込接続部の間を電気的に接続することができる。したがって、所望の場所に設置された差込接続部に配線器具モジュール或いは電子機器モジュールを差込接続して使用することができ、ユーザ自身が配線器具モジュール又は電子機器モジュールを自由な位置に取り付けて使用することができるという効果がある。そのうえ、配線器具モジュールおよび電子機器モジュールのモジュール本体は、少なくともコンセント部又は機能部以外の部位を取付用凹所内に収納した状態で取付用凹所に取着されるので、取付用凹所から外側に突出するモジュール本体の部位を小さくして、モジュール本体を目立ちにくくできる。

0018

請求項2の発明によれば、取付用凹所の底部に複数のジャック側端子を設けているので、取付用凹所の開口部からジャック側端子までの距離を長くとることができる。

0019

請求項3の発明によれば、取付用凹所の側端面にジャック側端子を設けているので、ジャック側端子にプラグ側端子を側方から接触させることができるという効果がある。

0020

請求項4の発明によれば、モジュール本体の前面が造営面と同一の高さに配置されるので、モジュール本体を目立ちにくくできる。

0021

請求項5の発明によれば、モジュール本体の前面にコンセント部が配置されるので、コンセント部を常に露出させておくことができる。

0022

請求項6の発明によれば、コンセント部或いは機能部を使用しない場合には、ポップアップ機構により、コンセント部又は機能部をモジュール本体内に収納させる状態を選択することによって、充電部に手などが触れるのを防止できるという効果がある。

0023

請求項7の発明によれば、コンセント部又は機能部をモジュール本体内に収納した状態で、モジュール本体の前面が造営面と同一の高さに配置されるので、モジュール本体を目立ちにくくできる。

0024

請求項8の発明によれば、コンセント部をモジュール本体内に収納した状態では、コンセント部が露出していないので、充電部に誤って触れるのを防止でき、またモジュール本体を目立ちにくくできる。

0025

請求項9の発明によれば、複数のジャック側端子に対してそれぞれ対応するプラグ側端子を接続させることができる。

発明を実施するための最良の形態

0026

以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

0027

(実施形態1)
本発明に係る配線システムの概略構成図2に示す。この配線システムでは、分電盤30の本体30a内に、リミッター31、主幹ブレーカ32、分岐ブレーカ33などの商用交流電力系の内器と、電力変換部34、バックアップ電源用バッテリユニット35、および後述する各種の通信ユニット37(37a、37b…),38を配設している。また、本配線システムでは、建物の部屋R1,R2…内の適所に複数の差込接続部1を設けている。各差込接続部1の間は造営材(天井材床材)の裏側に先行配線された電線41,42を介して送り配線されており、直流電圧伝送路を構成する電線41を介して分電盤30内の通信ユニット37(37a,37b…)に電気的に接続されるとともに、交流電圧の伝送路を構成する電線42を介して分岐ブレーカ33に電気的に接続されている。

0028

分電盤30の本体30a内に引き込まれた、例えば単相3線の商用交流電源電力線は、リミッター31を介して主幹ブレーカ32に接続され、主幹ブレーカ32の負荷側のL1、L2、Nの各極に対応した端子にはそれぞれ導電バー36aの一端が接続され、N極の導電バー36aと、L1又はL2の極の導電バー36aに各分岐ブレーカ33のプラグイン式電源側端子部(図示せず)が接続されて各分岐ブレーカ33によって屋内電力線分岐配線されるようになっている。なお分岐ブレーカ33のプラグイン式の電源接続部は従来周知の構成を用いれば良いので、この構成の図示及び説明は省略する。また各導電バー36aは本体30aの正面方向から見て重なるように配設されているため、図2では一条見えている。

0029

電力変換部34の電源入力端には導電バー36aが接続されて、商用交流電力が供給されるようになっており、電力変換部34により商用交流電源を整流平滑して、所定電圧値の直流電圧に変換し、通信ユニット37a,37b…などに直流電力を供給するようになっている。

0030

電力変換部34は、図2において、右側部に設けた正、負の各極に対応した直流電力出力端子部(図示せず)に直流給電路用の導電バー36bの一端を接続してある。ここで正、負の各極の直流給電路用導電バー36bは正面方向から見て重なるように配設されているため、図2では一条に見えている。

0031

この導電バー36bの上下両側には各種の通信ユニット(37a、37b…)を配設してある。各種の通信ユニット37(37a、37b…)は導電バー36b側の端部に設けた電源入力用プラグイン接続部に導電バー36bを挿入して、導電バー36bに接離自在に接続するようになっている。尚、各通信ユニット37のプラグイン接続部は、プラグイン式の分岐ブレーカ33の電源接続部と同様の構成を有しているので、この構成の図示及び説明は省略する。

0032

ここで、通信ユニット37aはインターネットNT通信網を介して接続するモデムルータ、更にローカルネットワークLANに接続するためのハブ等のネットワーク通信機能部を備えたWAN用の通信ユニットである。また通信ユニット37bは、汎用通信或いはLAN等のネットワークに対応した通信ユニットである。

0033

一方、通信ユニット37cには、電線41を介して分電盤30外に設けた種々の配線器具モジュール10(例えばモジュラコンセント型の配線器具モジュール10cやTVコンセント型の配線器具モジュール10dなど)や、電子機器モジュール20(例えばLED照明器具のような照明型の電子機器モジュール20aや人感センサのようなセンサ型の電子機器モジュール20bやカメラ型の電子機器モジュール20cなど)が接続してあり、導電バー36bを通じて直流電力を取り込んで自機の動作電源とするとともに、取り込んだ直流電力を配線器具モジュール10および電子機器モジュール20に電線41を介して給電する。また通信ユニット37cは、配線器具モジュール10や電子機器モジュール20との間で直流電圧に重畳して情報信号を伝送することで、情報信号の授受を行う機能を備えている。

0034

この通信ユニット37cの内部回路は、図3に示すように導電バー36bを介して入力された直流電圧を所定電圧に変換して内部回路の動作電圧を得るDC/DCコンバータ51と、電線41及び導電バー36bの直流電圧に重畳されて送られてくる搬送信号を受信するとともに、直流電圧に重畳させて搬送信号を送信する搬送通信部52と、図示しない記憶手段に格納された制御プログラムを実行することにより、搬送信号によって送られてくる情報の処理と、搬送信号によって送信する情報の生成処理とを行う制御部53とから構成される。

0035

また通信ユニット38には、導電バー36aと分岐ブレーカ33と電線42と差込接続部1とを介して、分電盤30外に設けた種々の配線器具モジュール10(例えば電源コンセント型の配線器具モジュール10a,10bなど)および電子機器モジュール20が接続されており、配線器具モジュール10や電子機器モジュール20との間で交流電圧に重畳して情報信号を伝送することで、情報信号の授受を行う機能を備えている。さらに通信ユニット38は、図示しない信号線を介して通信ユニット37cとの間で情報信号の授受を行う機能を有しており、交流電力路に接続された各モジュール10,20と、直流電力路に接続された各モジュール10,20の間で情報信号の授受が行えるようになっている。

0036

ここにおいて、本実施形態では本システムに用いられる配線器具モジュール10や電子機器モジュール20で使用される全ての情報信号を、電線41,42を介して供給される直流電圧および交流電源にそれぞれ重畳させて送受信するようにしており、例えば情報信号の種類に応じて重畳させる信号の周波数帯域を分けることによって複数種類の情報信号の送受信が行えるようになっている。尚、電線41を介して供給される直流電圧に本システムで使用される全ての情報信号を重畳させて伝送するようにしても良いし、電線42を介して供給される交流電圧に本システムで使用される全ての情報信号を重畳させて伝送するようにしても良い。

0037

ところで、差込接続部1に接続される配線器具モジュール10としては、商用電源のコンセントや商用電源の供給を入切するスイッチなどの強電系の配線器具モジュール(例えば電源コンセント型の配線器具モジュール10a,10bなど)と、例えば情報信号の授受に用いられる弱電系の配線器具モジュール(例えばモジュラコンセント型やTVコンセント型の配線器具モジュール10c,10eなど)がある。また電子機器モジュール20にも、商用電源の供給を受けて動作する強電系の電子機器モジュール(例えば照明器具のような電子機器モジュール)と、直流電源の供給を受けて動作する弱電系の電子機器モジュール(例えばセンサ型やカメラ型の電子機器モジュール20b,20cなど)がある。

0038

図4(b)は弱電系の配線器具モジュール10の概略的なブロック図を示し、後述する差込接続部1のコンタクト6,6に接続される端子片15,15を有し、端子片15,15を介して供給される直流電源を所望の電圧値の直流電源に変換するDC/DCコンバータ62と、例えばJISなどで規格化された既存のコンセントプラグモジュラプラグ同軸プラグなど)が挿抜自在に接続されるコンセント部(プラグ接続部)63と、差込接続部1を介して供給される直流電圧に重畳されて送信されてきた情報信号を分離してコンセント部63に出力する信号分離部64a、および、コンセント部63から入力された情報信号を直流電源に重畳して差込接続部1に出力する信号重畳部64bを有する搬送通信部64とを備えている。ここで、搬送通信部64は、配線器具モジュール10の種類に応じて分離又は重畳する情報信号の種類が異なっており、各配線器具モジュール10で使用する情報信号(例えば電話信号テレビジョン信号、或いはLANなどの通信信号)の分離および重畳が行えるように構成されている。

0039

また、図4(a)は強電系の配線器具モジュール10a,10b,10eの概略的なブロック図を示しており、後述する差込接続部1のコンタクト5,5に接続される端子片14,14と、例えばJISなどで規格化された既存のコンセントプラグ(AC100V用の平行栓刃を有するプラグなど)が挿抜自在に接続されるコンセント部61(61a,61b)とを備え、端子片14,14を介して供給された交流電源をコンセント部61に接続されたコンセントプラグに供給している。

0040

また更に、図5(a)は弱電系の電子機器モジュール20の概略的なブロック図を示しており、差込接続部1のコンタクト6,6に接続される端子片15,15を有し、差込接続部1から端子片15,15を介して供給される直流電源を所望の電圧値の直流電源に変換して内部回路に供給するDC/DCコンバータ71と、所望の機能を実現するための機能部72と、差込接続部1を介して供給される直流電源に重畳されて送信されてきた情報信号を分離して後述の制御部74に出力する信号分離部73a、および、制御部74から入力された情報信号を直流電源に重畳して差込接続部1に出力する信号重畳部73bを有する搬送通信部73と、機能部72などの動作を制御する制御部74とを備えている。機能部72は各々の電子機器モジュール20が備える機能に対応して設けられ、例えば人感センサ型の電子機器モジュール20bの場合には、図5(b)に示すように人体から放射される熱線赤外線)を検出する焦電型の赤外線検出素子よりなる人感センサ72aと、人感センサ72aの人体検知信号増幅して制御部74に出力する検知信号出力部72bと、人体検知時に点灯する発光ダイオードからなる点灯表示部72cとを機能部72が備えている。また、LED照明型の電子機器モジュール20aの場合には、図5(c)に示すようにLED72dと、LED72dに点灯電力を供給する点灯回路部72eとで機能部72が構成される。

0041

ここで、人感センサ型の電子機器モジュール20bでは、人感センサ72aが検出エリア内の人体から放射される熱線を検知し、検知信号出力部72bから制御部74に検知信号が出力されると、制御部74が、搬送通信部73を制御して信号重畳部73bから対応する通信ユニット37cに人体検知信号を出力する機能を備えており、通信ユニット37cの制御部53は、搬送通信部52を介して人体検知信号を受け取ると、予め連系関係が設定されている通信ユニット37c、或いは通信ユニット37a,37bを連系動作させるための連系関係情報を生成し、当該連携関係情報を搬送通信部52から通信ユニット37cまたは通信ユニット37a,37bへ搬送信号により送信させる検出情報処理を行うようになっている。またLED照明型の電子機器モジュール20では、対応する通信ユニット37cから送信された点灯信号を搬送通信部73が受信すると、制御部74が点灯回路部72eを制御してLED72dを点灯させるとともに、対応する通信ユニット37cから送信された消灯信号を搬送通信部73が受信すると、制御部74が点灯回路部72eを制御してLED72dを消灯させるようになっている。

0042

また、図6(a)は強電系の電子機器モジュール20の概略的なブロック図を示しており、差込接続部1のコンタクト5,5に接続される端子片14,14を有し、差込接続部1から端子片14,14を介して供給される交流電源より内部の動作電源を得る電源部75と、所望の機能を実現するための機能部76と、差込接続部1を介して供給される交流電源に重畳されて送信されてきた情報信号を分離して後述の制御部78に出力する信号分離部77a、および、制御部78から入力された情報信号を交流電源に重畳して差込接続部1に出力する信号重畳部77bを有する搬送通信部77と、機能部72などの動作を制御する制御部78とを備えている。機能部76は、弱電系の電子機器モジュールの場合と同様に、電子機器モジュール20が備える機能に対応して設けられ、例えば交流電源により動作する照明器具の場合には、図6(b)に示すように白熱灯或いは蛍光灯からなるランプ76aと、ランプ76aに点灯電力を供給する点灯回路部76bとで機能部76が構成されている。

0043

ここで、配線器具モジュール10が備えるコンセント部61,63は、電源もしくは各種情報信号の種別に応じて定形化されたものであり、例えばTV用や電話用のコンセント部のようにJISなどで規格化されたものの他、規格化はされていないが汎用化しているもの(業界標準となっているもの)でも良い。

0044

次に、差込接続部1と配線器具モジュール10或いは電子機器モジュール20との接続構造について説明を行う。

0045

差込接続部1は、図1に示すように部屋R(R1,R2…)内の造営材(天井材101、床材102および壁材103)に略一定の間隔で網目状に複数配設されている。なお、図1施工例では壁材103,103の適所に差込接続部1を設けているが、壁材103,103において複数の差込接続部1を網目状に配置しても良い。

0046

図10(a)は差込接続部1の平面図、図10(b)は差込接続部1の断面図であり、差込接続部1は、配線器具モジュール10或いは電子機器モジュール20の器体(モジュール本体)11,21が挿抜自在に差込接続される取付用凹所3が前面に開口した本体ケース2を備えている。取付用凹所3の底面中央には、モジュール本体11,21の下部に突設された突出部13,23が嵌合する嵌合孔4が設けられている。嵌合孔4は、奥側の小径部4bに比べて開口端側の径が大径に形成されており、小径部4bには交流電力の伝送路となる電線41に電気的に接続された一対のコンタクト5,5が小径部4bの中心軸を挟んで対角の位置に配列されている。また大径部4aには、直流電力の伝送路となる電線42に電気的に接続される一対のコンタクト6,6が、コンタクト5,5の配列方向と略直交する方向に並び、且つ、大径部4aの中心軸を挟んで対角の位置に配列されている。すなわち交流系のコンタクト5,5に対して、直流系のコンタクト6,6の方が嵌合孔4の開口部により近い側に配設されている。ここにおいてコンタクト5,5およびコンタクト6,6からジャック側端子が構成される。交流電圧に接続されるコンタクト5,5は奥側の小径部4bに、直流電圧に接続されるコンタクト6,6は手前側の大径部4aにそれぞれ配置されており、小径部4bと大径部4aの間には段差が設けられているので、絶縁距離を充分に確保することができる。なお差込接続部1には、取付用凹所3内に挿入されたモジュール本体11,21を係止離脱自在に引掛係止する適宜の係止手段(図示せず)が設けられており、天井材101に配設された差込接続部1に配線器具モジュール10或いは電子機器モジュール20を接続した際にこのモジュール10,20が自重で落下するのを防止することができる。

0047

また本体ケース2の底部には、電線41および電線42が接続される速結端子構造の接続端子(図示せず)が配設されており、この接続端子と上記のコンタクト5,6の間を電気的に接続する導電部材が本体ケース2の内部に収納されている。ここにおいて本実施形態ではコンタクト5,5に接続される伝送路を交流電力の伝送路、コンタクト6,6に接続される伝送路を直流電力の伝送路とし、直流電圧および交流電圧にそれぞれ各種の情報信号を重畳させて搬送通信を行っているが、コンタクト5,5およびコンタクト6,6を介して授受される電源あるいは情報信号を上記の電源あるいは情報信号に限定する趣旨のものではなく、本システムに用いる配線器具モジュール10および電子機器モジュール20で用いられる電源および情報信号を差込接続部1に供給すれば良い。また、電線41,42への電源あるいは情報信号の割り振りも特に限定されるものではなく、使用される電源或いは情報信号のうちの一部を電線41を介して供給し、残部を電線42を介して供給するようにしても良い。なお、複数の差込接続部1のうち配線器具モジュール10や電子機器モジュール20が接続されていない差込接続部1には、取付用凹所3の開口を塞ぐ蓋(図示せず)を取り付けてある。

0048

また、本体ケース2の開口縁要所には切欠3aが形成されており、取付用凹所3内に装着された配線器具モジュール10又は電子機器モジュール20の器体11,21を取り外す際には切欠3aに指を入れて器体11,21の側面をつかむことで、器体11,21を容易に取り外すことができるようになっている。なお、配線器具モジュール10又は電子機器モジュール20の器体11,21の前面に取っ手(図示せず)などを設けても良く、器体11,21を取り外す際に取っ手を掴んで引っ張ることにより、器体11,21を取付用凹所3から取り外すようにしても良い。

0049

次に配線器具モジュール10について図8(a)〜(d)に基づいて説明する。尚、配線器具モジュール10は、電源或いは情報信号の種別に応じて複数種類存在するが、コンセント部61,63の形状が異なる以外は同様の構成を有しているので、AC100V用のコンセントを構成する配線器具モジュール10aについて説明し、他の種類の配線器具モジュールについては説明を省略する。

0050

配線器具モジュール10aは、低背の円柱形状に形成されたモジュール本体11を備えており、モジュール本体11の上面(施工状態において取付用凹所3から露出する前面)には規格化された電源プラグの栓刃(図示せず)が挿抜自在に挿入される栓刃挿入口12aを有したコンセント部61aが設けられている。またモジュール本体11下面の中央部には棒状の突出部13が突設されており、突出部13の先端部(下端部)には突出部13の上側部位(大径部13b)に比べて前後方向および左右方向の幅寸法が小さい寸法に形成された細径部13aが一体に設けられている。突出部13の細径部13aおよび大径部13bは、それぞれ、円柱を平行する2つの平面で切断したような形状に形成されており、細径部13aの前後両側面には、差込接続部1の一対のコンタクト5,5にそれぞれ電気的に接続される端子片14,14が配設され、大径部13bの下端部の左右両側部には、差込接続部1の一対のコンタクト6,6にそれぞれ電気的に接続される端子片15,15が配設されている。ここにおいて端子片14,14および端子片15,15により、ジャック側端子を構成するコンタクト5,5又はコンタクト6,6にそれぞれ電気的に接続されるプラグ側端子が構成され、複数のジャック側端子に対して対応するプラグ側端子を接続することができる。またコンセント部61aには、プラグ側端子に電気的に接続されるとともにコンセント部61aに接続された差込プラグの電極に電気的に接続される接触子(図示せず)が設けられている。尚、AC100V用の配線器具モジュール10aの場合、直流系のコンタクト6,6に接続される端子片15,15が不要であれば、コンタクト5,5に接続される端子片14,14のみを設けるようにしても良い。

0051

また、図7(a)および図8に示すAC100V用の配線器具モジュール10aでは、矩形孔状の一対の栓刃挿入口12aを有するコンセント部61aを備えているが、コンセント部61aの形状は対応する電源の種別などに応じて適宜変更すれば良い。例えば図7(d)および図9(a)(b)は抜止タイプのAC100V用コンセントからなる配線器具モジュール10eを示し、この配線器具モジュール10eのモジュール本体11の前面(天井取付の場合の下面)には円弧状に開口する一対の栓刃挿入口12bを備えたコンセント部61bを設けてある。

0052

また弱電系の配線器具モジュール10の場合も情報信号の種別に応じたコンセント部63を設ければ良く、図7(b)に示すモジュラコンセント型の配線器具モジュール10cの場合には、モジュラプラグが挿抜自在に接続されるプラグ接続口を有するコンセント部63aを設ければ良いし、図7(c)に示すTVコンセント型の配線器具モジュール10cの場合には、同軸コネクタが挿抜自在に接続されるF型接栓を有するコンセント部63bを設ければ良い。また、弱電系の配線器具モジュール10の場合も、コンタクト5,5に接続される端子片14,14と、コンタクト6,6に接続される端子片15,15の両方を共に備える必要はなく、情報信号を直流電圧に重畳して搬送通信する場合はコンタクト6,6に接続される端子片15,15のみを備えていれば良い。なお、情報信号を交流電圧に重畳して搬送通信する場合はコンタクト5,5に接続される端子片14,14のみを備えていれば良い。

0053

次に電子機器モジュール20について説明する。尚、電子機器モジュール20もその機能や用途などに応じて複数種類存在するが、差込接続部1に接続するための接続構造は配線器具モジュール10と同様であるので、その説明は省略する。

0054

図7(e)および図12(a)〜(c)は人感センサ型の電子機器モジュール20bを示しており、低背の円柱形状に形成されたモジュール本体21を備え、モジュール本体21の前面には検知エリア内の人体から放射された熱線をモジュール本体21内部に収納した人感センサに入射させるレンズ22aが設けられている。また、モジュール本体21下面(天井取付の場合の上面)の中央部には棒状の突起部23が突設されており、突起部23の先端部(図12(a)中の下端部)には突起部23の上側部位(大径部23b)に比べて前後方向および左右方向の幅寸法が小さい寸法に形成された細径部23aが一体に設けられている。突起部23の細径部23aおよび大径部23bは、それぞれ、円柱を平行する2つの平面で切断したような形状に形成されており(図12(c)参照)、細径部23aの前後両側面には、差込接続部1の一対のコンタクト5,5にそれぞれ電気的に接続される端子片24,24が配設され、大径部23bの下端部の左右両側部には、差込接続部1の一対のコンタクト6,6にそれぞれ電気的に接続される端子片25,25が配設されている。

0055

電子機器モジュール20の場合も、その機能や用途などに応じて複数種類存在し、図7(f)に示すようなカメラ機能を有する電子機器モジュール20cの場合には、モジュール本体21の下面に透光カバー22bを設け、この透光カバー22bに臨ませてCCDカメラのような撮像素子をモジュール本体21内部に収納すればよい。また電子機器モジュール20として直流電源で動作するLED照明タイプの電子機器モジュール20aもあり、この電子機器モジュール20aでは、図1に示すようにモジュール本体21の下面には透光カバー22cが取着され、この透光カバー22cに臨むようにしてモジュール本体21内にLED72dを収納してある。なお、これらの電子機器モジュール20a〜20cでは、コンタクト5,5を介して供給される直流電源を動作電源とし、直流電圧に情報信号を重畳させることで搬送通信を行っているので、交流電源に接続する必要はなく、端子片24,24を無くして、コンタクト6,6に接続される端子片25,25のみを設ければ良い。なお情報信号を交流電圧に重畳して搬送通信する場合はコンタクト5,5に接続される端子片24,24を設けるようにしても良く、また動作電源を交流電源から得る場合にはコンタクト5,5に接続される端子片24,24のみとしても良い。また電子機器モジュール20として、交流電源の供給を受けて動作するような電子機器モジュールを用いても良く、この場合は交流電圧に重畳して情報信号を搬送通信すれば、コンタクト6,6に接続される端子片25,25は不要であり、コンタクト5,5に接続される端子片24,24のみを設けても良い。

0056

本発明に係る配線システムは以上のように構成されており、造営面に設けた複数の差込接続部1を定形化するとともに、差込接続部1に差込接続される配線器具モジュール10或いは電子機器モジュール20のモジュール本体11,21や突出部13,23を定形化してあり、配線器具モジュール10或いは電子機器モジュール20を複数の差込接続部1のうちの何れにも選択的に差込接続可能としている。

0057

そして、各差込接続部1には、本システムで使用される全ての電源および情報信号の伝送路を構成する電線41,42に電気的に接続された各一対のコンタクト5,6を配設してあり、図11(a)に示すようにモジュール本体11,21を何れかの差込接続部1の取付用凹所3内に挿入するとともに、モジュール本体11,21に突設された突出部13,23を嵌合孔4に挿入すると、突出部13又は突出部23にそれぞれ設けた端子片14,15又は端子片24,25が、差込接続部1のコンタクト5,5又はコンタクト6,6に電気的に接続されるので、何れの差込接続部1に配線器具モジュール10或いは電子機器モジュール20を差込接続した場合でも、接続された配線器具モジュール10或いは電子機器モジュール20は必要な電源あるいは情報信号を得ることができる。したがって、所望の場所に設置された差込接続部1に配線器具モジュール10或いは電子機器モジュール20を差込接続して使用することができ、ユーザ自身が配線器具モジュール10又は電子機器モジュール20を自由な位置に取り付けて使用することができるという。

0058

ここで、配線器具モジュール10又は電子機器モジュール20では、モジュール本体11,21が差込接続部1の取付用凹所3内に挿入され、モジュール本体11,21の一部又は全部が取付用凹所3内に収納された状態で、差込接続部1に取り付けられるので、取付用凹所3から外側に突出するモジュール本体11,21の部位を小さくして、モジュール本体11,21を目立ちにくくできる。またモジュール本体11,21の前面が平坦面に形成されているモジュール10,20では、図1及び図11(b)に示すように、差込接続部1に取り付けた状態においてモジュール本体11,21の全体が取付用凹所3内に収納され、その前面が造営面(造営材100の表面)と同一の高さ位置に配置されるので、モジュール本体11,21をさらに目立ちにくくできる。

0059

また本実施形態では、ジャック側端子(コンタクト5,6)が取付用凹所3の底部に設けられ、配線器具モジュール10又は電子機器モジュール20のモジュール本体11,21において各ジャック側端子に対応する位置にプラグ側端子(端子片14,15または端子片24,25)を設けているので、取付用凹所3の開口部からジャック側端子までの距離を長くとることができ、絶縁性能を向上させることができる。

0060

また本実施形態の配線器具モジュール10では、モジュール本体11の前面にコンセント部61,63を配置しているので、コンセント部61,63を常に露出させておくことができ、コンセント部61,63に対して差込プラグを自由に接続することができる。

0061

なお、本実施形態では取付用凹所3の底部にジャック側端子(コンタクト5,6)が設けられるとともに、モジュール本体11,21の底部に突設した突出部13,23にプラグ側端子(端子片14,15又は端子片24,25)が設けられているが、図13(a)(b)に示すように配線器具モジュール10のモジュール本体11を低背の円柱形状に形成するとともに、モジュール本体11の側周面に各一対の端子片14’,15’を配設し、差込接続部1の取付用凹所3の側端面において対応する位置に各一対のコンタクト5,6を配設しても良い。ここで、図示する配線器具モジュール10では、モジュール本体11の側周面の下側部においてモジュール本体11の中心軸に対して対角の位置に端子片14’,14’を配設するとともに、モジュール本体11の側周面の上側部においてモジュール本体11の中心軸に対して対角の位置に端子片15’,15’を配設してあり、一対の端子片14’の配列方向と一対の端子片15’の配列方向とが略直交している。また、差込接続部1の取付用凹所3の側端面には、各一対の端子片14’,15’に対応する位置に各一対のコンタクト5,6を配設しており、差込接続部1の取付用凹所3にモジュール本体11を挿入すると、端子片14’,15’を対応するコンタクト5,6に側方から接触させることができる。尚、図13に示した差込接続部10に接続される電子機器モジュール20の場合にも、配線器具モジュール10と同様に、モジュール本体21の側周面において差込接続部1のコンタクト5,6に対応する部位に各一対の端子片24,25を配設すれば良いので、図示は省略する。ここにおいて、モジュール本体11,21の周面には位置決め用凹溝(図示せず)を設けてあり、凹溝内に差込接続部1に設けた突条係合させることで、モジュール本体11,21が差込接続部1に対して正規の取付位置で取り付けられるようになっている。

0062

(実施形態2)
本発明の実施形態2を図14に基づいて説明する。上述の実施形態1に用いる配線器具モジュール10および電子機器モジュール20では、モジュール本体11,21の前面にコンセント部あるいは機能部を設けているのに対して、本実施形態では、コンセント部又は機能部をモジュール本体11,21から外側に突出させる状態と、モジュール本体11,21内に収納させる状態とを選択自在とするポップアップ機構をモジュール本体11,21に設けてある。尚、ポップアップ機構を備える点以外は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。

0063

図14(a)(b)はポップアップ機構を有する配線器具モジュール10を示しており、差込接続部1の取付用凹所3内に挿入されるモジュール本体11に、使用時に床面上に突出する可動部17を設けている。可動部17はモジュール本体11の前面に設けた開口部11a内に配置され、モジュール本体11に対してヒンジ部(図示せず)を介して回動自在に支持されており、突出部としての可動部17がモジュール本体11から外側に突出する状態(図14(a)参照)と、可動部17がモジュール本体11に収納された状態(図14(b)参照)とを選択自在となっている。また、可動部17をモジュール本体11に収納した状態では、モジュール本体11に設けたロック爪(図示せず)が可動部17の係合溝(図示せず)に係合することによって、可動部17の収納状態を保持するようになっており、この収納状態において可動部17の上部に設けた天板17aが、開口部11aの周縁部に設けた凹所11b内に嵌り、天板17aの前面がモジュール本体11の前面(すなわち造営材の前面)と同一の高さ位置に配置されるようになっている。

0064

可動部17が収納された状態で、モジュール本体11の前面に配置した操作子11cを操作して、ロック爪による係合状態解除すると、可動部17が付勢手段の付勢力を受けて、モジュール本体11から外側に突出する突出位置に回動する。そして、可動部17が図14(a)に示す突出位置まで移動すると、モジュール本体11のロック爪が可動部17に設けた係合溝(図示せず)に係合することで、可動部17の突出状態が保持され、可動部17の側面に設けたコンセント部61が外側に露出するようになっている。なお突出状態にある可動部17を収納する際には、操作子11cを操作してロック爪による係合状態を解除した状態で、付勢手段の付勢力に抗して可動部17を収納方向に押し込み、可動部17を収納位置まで移動させると、ロック爪が収納時の係合溝と係合することによって可動部17の収納状態が保持されるようになっている。ここにおいて、可動部17、ヒンジ部、付勢手段、ロック爪および操作子11cなどからポップアップ機構が構成されている。

0065

可動部17には一対の栓刃挿入口12cを有するコンセント部61が設けられており、栓刃挿入口12cに臨んで可動部17内に収納された刃受部材(図示せず)は図示しない可撓電線を介して突出部13に設けた端子片14に電気的に接続されている。

0066

このように本実施形態では、コンセント部61をモジュール本体11から外側に突出させる状態と、モジュール本体11内に収納させる状態とを選択自在とするポップアップ機構を備えているので、コンセント部61を使用しない場合には、ポップアップ機構により、コンセント部61(可動部17)をモジュール本体11内に収納させる状態を選択することによって、充電部に手などが触れるのを防止できる。また、コンセント部61をモジュール本体11内に収納した状態では、可動部17を含めてモジュール本体11の前面が造営材の表面と同一の高さに配置されるので、モジュール本体11を目立ちにくくできる。また更に、コンセント部61は、ポップアップ機構によりモジュール本体11から外側に突出させられる突出部(可動部17)の側面に設けられ、可動部17が外側に突出した状態でコンセント部61が外側に露出し、可動部17の収納状態ではコンセント部61もモジュール本体11内に収納されるので、収納状態において充電部に誤って触れるのを防止でき、またモジュール本体11を目立ちにくくできる。

0067

なお本実施形態では配線器具モジュール10を例に説明したが、電子機器モジュール20のモジュール本体21に上述と同様のポップアップ機構を設けても良い。この場合にはモジュール本体21に設けた可動部の側面に機能部を配置すれば良く、機能部を動作させる場合のみモジュール本体21から外側に機能部を突出させ、機能部を使用しない場合にはモジュール本体21の内部に機能部を収納することができる。

0068

また、上記の各実施形態では配線器具モジュール10および電子機器モジュール20のモジュール本体11,21の略全体が差込接続部1の取付用凹所3内に挿入され、モジュール本体11,21の前面が造営面の前面と略同じ高さに配置されているが、図15(a)(b)に示すようにモジュール本体11の下側部のみを取付用凹所3内に挿入し、モジュール本体11の一部(上側部)を取付用凹所3の外側に突出させるようにしても良く、モジュール本体11の少なくとも一部を取付用凹所3内に挿入することで、造営面からの突出量を小さくしてモジュール本体11を目立ちにくくできる。尚、電子機器モジュール20についても同様に、モジュール本体21の下側部のみを取付用凹所3内に配置して、モジュール本体21の一部を取付用凹所3の外側に突出させても良い。

図面の簡単な説明

0069

実施形態1の配線システムの施工例を示す説明図である。
同上の配線システムの概略構成図である。
同上に用いる通信ユニットの概略的なブロック図である。
(a)(b)は同上に用いる配線器具モジュールの概略的なブロック図である。
(a)は同上に用いる電子機器モジュールの概略的なブロック図、(b)(c)は電子機器モジュールの要部のブロック図である。
(a)は同上に用いる他の電子機器モジュールの概略的なブロック図、(b)は電子機器モジュールの要部のブロック図である。
(a)〜(f)は同上に用いる配線器具モジュールおよび電子機器モジュールの斜視図である。
同上に用いる配線器具モジュールを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図、(d)は一部省略せる下面図である。
同上に用いる他の配線器具モジュールを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
同上に用いる差込接続部を示し、(a)は平面図、(b)は側断面図である。
(a)は同上に用いる配線器具モジュールを差込接続部に接続する前の状態を示した説明図、(b)は配線器具モジュールを差込接続部に接続した状態の側断面図である。
同上に用いる電子機器モジュールを示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は下面図である。
(a)は同上に用いる配線器具モジュールを差込接続部に接続する前の状態を示した説明図、(b)は配線器具モジュールを差込接続部に接続した状態の側断面図である。
(a)(b)は実施形態2の配線システムに用いる配線器具モジュールの説明図である。
(a)(b)は実施形態1、2に用いる配線器具モジュールの他の構成を示す説明図である。

符号の説明

0070

1差込接続部
3取付用凹所
5,6コンタクト(ジャック側端子)
10配線器具モジュール
20電子機器モジュール
11,21モジュール本体
14,15,24,25端子片(プラグ側端子)
101天井材(造営面)
102床材(造営面)
103壁材(造営面)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 第一電子工業株式会社の「 コネクタ」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】本発明は、各部位の強度や仕様等を損なうことなく、スライダー16でFPC40又はFFCを確実にコンタクト14の接触部22に押圧することができ、作業性がよく、ピッチの狭小化や低背位化が可能なコネク... 詳細

  • グンゼ株式会社の「 第1及び第2回路の接続構造」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】伸縮性を有する編地上に形成された回路と他の回路との電気的な接続の切断を抑制可能な、第1及び第2回路の接続構造を提供する。【解決手段】第1及び第2回路の接続構造は、伸縮性を有する第1部材上に形成... 詳細

  • 東レ・デュポン株式会社の「 圧着端子及び圧着端子を介して接続する接続方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】ケーブルとFPCの接続に関して、接続強度が高く、耐振動性に優れ、かつ接続位置精度の高いことを特徴とする圧着端子及び圧着端子を用いた接続方法を提供する。【解決手段】本発明の圧着端子は、ケーブル端... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ