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技術 硬質表面を処理するための両性重合体の使用法

出願人 ロディア・シミ
発明者 エリックオーベドミニクユーン
出願日 2008年6月13日 (10年5ヶ月経過) 出願番号 2008-155651
公開日 2008年11月6日 (10年0ヶ月経過) 公開番号 2008-266653
状態 特許登録済
技術分野 他類に属さない組成物 洗浄性組成物 付加系(共)重合体、後処理、化学変成
主要キーワード 流れ抵抗性 性能品質 陶器類 陶磁器類 エチレン式 次亜塩素酸アルカリ金属 ロディア社 アクリル酸単独重合体
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課題

硬質表面親水性処理を提供する。

解決手段

重合形態で、(a)一般式(I);

化1

の少なくとも1種の単量体化合物と、(b)(a)と共重合可能酸性を有する機能を有し、且つ媒体を使用しようとする場合にはその中でイオン化され得る少なくとも1種の親水性単量体と、(c)1個又はそれ以上の親水性基を有し、且つ(a)及び(b)と共重合可能な中性電荷の、随意成分としてのエチレン式飽和親水性単量体化合物とを含む水溶性又は水分散性共重合体を使用する。

概要

背景

市販の洗剤組成物は、公共用家庭用又は工業用硬質表面を効果的に浄化する。これらは、一般的には、界面活性剤、特に非イオン性及び陰イオン性界面活性剤と、乾燥を促進させるためのアルコールと、随意成分としての金属イオン封鎖剤と、pH調節用の塩基との水溶液よりなる。これらの洗剤組成物の主な欠点は、硬質表面と水とのその後の接触が乾燥時に痕跡マーク)の存在をもたらす可能性があることである。洗剤の適用後のこの水との接触は、例えば、窓の場合には雨水、浴室タイルでは水道水、又は、洗浄濯ぎを必要とするときには濯ぎ水から生じる可能性がある。また、それらは、手による洗浄用の洗剤組成物の場合には陶磁器類を洗浄する際の空気乾燥から、又は食器洗浄用洗剤の場合には自動洗浄機での陶磁器類を洗浄する際の乾燥から生じる場合もある。自動機械で洗浄を行う場合には、該組成物は、洗浄サイクル(洗剤組成物)又は濯ぎサイクル濯ぎ液)のいずれにおいても使用されることができる。

硬質表面に接触する水によってその上に残された痕跡又は汚れの存在は硬質表面との接触時における水滴収縮現象によるものであり、そしてこれらの水滴はその後の乾燥中に水滴の元の形状寸法を複製する痕跡をその表面に残す。

この問題に対する満足な解決策は現時点では存在しない。

水滴の収縮及び乾燥によって課される問題を解決するために、その解決策は、処理しようとする硬質表面と水滴との間に最小の可能な接触角を得るために表面の親水性を向上させることである。

本発明をもたらした本発明者等の研究によれば、この問題は、処理しようとする表面との相互作用機能及びこの表面に親水性を付与する機能の両方の機能を有する水溶性又は水分散性有機重合体化合物を通常の硬質表面洗浄用組成物中に配合することによって効果的且つ長期間持続する態様で解決することができることが確かめられた。

EP522756は、重合体単位として、
陽イオン性単量体、特にジメチルジアリルアンモニウムクロリドジアリルジメチルアンモニウムクロリドに対しては、DADMAC)、
陰イオン性単量体、特にアクリル酸
非イオン性単量体、特にアクリルアミド
を含む両性三元重合体について記載している。

これらの三元重合体は、皮膚や爪に対する加湿及び保護特性を有し、そしてアフタ−シェーブローションサンスクリーンローションハンドローション液体石鹸、浴製品及びシェービングフォームの如き皮膚に対して適用しようとする組成物中に提供される。また、技術文献には手によって洗浄を行うための組成物も記載されているが、この組成物は、皮膚を加湿及び保護するのに特に好適である。

WO97/22640は、界面活性剤の特性、特に起泡特性を有する重合体水性分散液について記載している。

この重合体は、少なくとも1個の第四窒素原子を含有するビニル単量体(a)を少なくとも1個のアミド基を含有するビニル単量体(b)及び親水性基及び疎水性基の両方を含有するビニル単量体(c)と重合させて三元重合体に洗剤特性を付与することによって製造される。

特に挙げられる単量体(a)はDADMACである。特に挙げられる単量体(b)は(メタ)アクリルアミドである。単量体(c)は、アクリル酸の如きカルボン酸ポリエトキシル化及びポリプロポキシル化誘導体である。

EP835925は、50〜99モル%の陰イオン性単量体特にアクリル酸を1〜50モル%の陽イオン性単量体特にDADMAC及び0〜25モル%の陰イオン性、陽イオン性、両性又は非イオン性単量体又はこれらの混合物特にアクリル酸エステルと重合させることによって得られた共重合体及び脂肪分解酵素を含む、自動食器洗浄機で洗浄を行うための洗剤組成物について記載している。

脂肪分解酵素と重合体との組み合わせは、リパーゼによる脂肪除去作用に有害な影響を及ぼさずに陶磁器類の洗浄時のカルシウム石鹸の付着を回避する。

トイレ便器を汚れに対して処理するための組成物中において、処理しようとする表面の親水性を向上させるための陽イオン性重合体を使用することが提案されている(JP9−169995−A)。挙げられている陽イオン性重合体の例は、DADMAC単独重合体及びDADMACとアクリルアミドとの共重合体、並びにDADMACとアクリル酸との共重合体である。好ましいものとして挙げられている重合体は、8/2のDADMAC/アクリル酸重量比を有するDADMACとアクリル酸との共重合体、そして最も好ましくはDADMAC単独重合体である。
EP522756
国際公開第97/22640号パンフレット
EP835925
特開平9−169995号公報

概要

硬質表面に親水性処理を提供する。重合形態で、(a)一般式(I);の少なくとも1種の単量体化合物と、(b)(a)と共重合可能酸性を有する機能を有し、且つ媒体を使用しようとする場合にはその中でイオン化され得る少なくとも1種の親水性単量体と、(c)1個又はそれ以上の親水性基を有し、且つ(a)及び(b)と共重合可能な中性電荷の、随意成分としてのエチレン式飽和親水性単量体化合物とを含む水溶性又は水分散性共重合体を使用する。なし

目的

本発明は、公共用、家庭用又は工業用硬質表面、特にセラミック、タイル又はガラスタイプの硬質表面の洗浄に関し、そしてこれらの表面に親水性を付与することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

乾燥後の水滴跡の残存を回避するための、並びに/又は長期間持続型防汚性、水滴跡残存防止性及び/若しくは曇り防止性を硬質表面に与えるための親水性付与剤であって、前記親水性付与剤は、水溶性又は水分散性共重合体から成り、前記水溶性又は水分散性共重合体の重合単位が、(a)一般式I:[式中、・R1及びR4は互いに独立して、水素原子又は線状若しくは分岐状C1〜C6アルキル基を表わし、・R2及びR3は互いに独立して、アルキルヒドロキシアルキル又はアミノアルキル基(ここで、アルキル基は線状又は分岐状C1〜C6鎖を表わす)を表わし、・n及びmは1〜3の整数であり、・X-は同種又は異種であってよく、そして重合体の水溶性又は水分散性と相容性である対イオンを表わす]の少なくとも1種の単量体化合物、(b)(a)と共重合可能であり且つ適用媒体中においてイオン化することができる酸性の機能を有する少なくとも1種の親水性単量体、(c)エチレン性不飽和を含有し、中性電荷を有し、1個又はそれ以上の親水性基を有し、且つ(a)及び(b)と共重合可能な、随意成分としての少なくとも1種の親水性単量体化合物、を含み、かつ(a)/(b)モル比が60/40〜5/95である親水性付与剤。

請求項2

単量体(a)が次の一般式:[式中、X-は同種又は異種であってよく、そして重合体の水溶性又は水分散性と相容性である対イオンを表わす]によって表わされる請求項1記載の親水性付与剤。

請求項3

単量体(b)が、モノエチレン性不飽和を含有するC3〜C8カルボン酸スルホン酸硫酸ホスホン酸及び燐酸から選択される請求項1又は2記載の親水性付与剤。

請求項4

単量体(b)が、アクリル酸メタクリル酸、α−エタクリル酸、β,β−ジメチルアクリル酸、メチレンマロン酸ビニル酢酸アリ酢酸エチリデン酢酸プロピリデン酢酸、クロトン酸マレイン酸フマル酸イタコン酸シトラコン酸メサコン酸、N−メタクリロイルアラニン、N−アクリロイルヒドロキシグリシン、アクリル酸スルホプロピル、アクリル酸スルホエチル、メタクリル酸スルホエチル、メタクリル酸スルホプロピル、スチレンスルホン酸ビニルスルホン酸ビニルホスホン酸、アクリル酸スルホエチル、アクリル酸スルホノエチル、アクリル酸ホスホプロピル、アクリル酸ホスホノプロピル、メタクリル酸スルホエチル、メタクリル酸スルホノエチル、メタクリル酸スルホプロピル及びメタクリル酸スルホノプロピル、並びにこれらの酸のアンモニウム及びアルカリ金属塩から選択される請求項1〜3のいずれか一項記載の親水性付与剤。

請求項5

単量体(c)が、アクリルアミドビニルアルコール、アクリル酸及びメタクリル酸のC1〜C4アルキルエステル、アクリル酸及びメタクリル酸のC1〜C4ヒドロキシアルキルエステル、並びにアクリル酸及びメタクリル酸のポリアルコキシル化エステルから選択される請求項1〜4のいずれか一項記載の親水性付与剤。

請求項6

X-がハロゲン化物、硫酸塩、重硫酸塩燐酸塩クエン酸塩ギ酸塩及び酢酸塩陰イオンから選択される請求項1〜5のいずれか一項記載の親水性付与剤。

請求項7

前記水溶性又は水分散性共重合体が、・5〜60モル%の単量体(a)、・10〜95モル%の単量体(b)、・0〜50モル%の単量体(c)、の共重合によって得られることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の親水性付与剤。

請求項8

(a)/(b)モル比が50/50〜10/90であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の親水性付与剤。

請求項9

前記水溶性又は水分散性共重合体の分子量が少なくとも1,000であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載の親水性付与剤。

請求項10

式Iの化合物が、総重量の0.001%〜10%に相当することを特徴とする組成物に使用する請求項1〜9のいずれか一項記載の親水性付与剤。

請求項11

式Iの化合物/界面活性剤重量比が1/2〜1/100であることを特徴とする組成物に使用する請求項1〜10のいずれか一項記載の親水性付与剤。

請求項12

自動食器洗浄機用食器洗剤組成物であって、・前記洗剤組成物中の固形物の総重量に対して、0.1重量%〜5重量%の請求項1〜11のいずれか一項記載の親水性付与剤、・前記固形物の総重量に対して、0.2重量%〜10重量%の界面活性剤、及び、随意成分として、・前記洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして95%までの洗剤補助剤(“ビルダー”)、・前記洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして30%までの漂白剤漂白活性剤随意に組み合わされる)、・前記洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして10%までの補助洗浄剤、・前記洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして50%までの充填剤、・前記洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして10%までの香料着色剤、及び各種添加剤金属腐食抑制剤、そして固体組成物の場合には酵素、を含むことを特徴とする食器洗剤組成物。

請求項13

自動食器洗浄機陶磁器類用洗剤組成物であって、・前記洗剤組成物の総重量に対して、0.02重量%〜10重量%の請求項1〜11のいずれか一項記載の親水性付与剤、・前記洗剤組成物の総重量に対して、0.5重量%〜20重量%の非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤と陰イオン性界面活性剤との混合物、・固形物の総重量に対して、0〜10重量%のカルシウム金属イオン封鎖有機酸、・前記洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして0〜15重量%のアクリル酸と無水マレイン酸との共重合体又はアクリル酸単独重合体である補助洗剤、を含むことを特徴とする陶磁器類用洗剤組成物。

請求項14

手による洗浄のための洗剤組成物であって、・前記洗剤組成物の総重量に対して、0.1重量部〜5重量部の請求項1〜11のいずれか一項記載の親水性付与剤、・前記洗剤組成物の総重量に対して、5重量部〜80重量部の少なくとも1種の界面活性剤、・少なくとも1種の非陽イオン性殺菌剤又は消毒剤、・少なくとも1種の合成陽イオン性重合体、・混合物の粘度及び/又は気泡安定性を制御するのに使用される重合体、・ヒドロトロープ剤、・皮膚用加湿剤又は湿潤剤又は保護剤、・着色剤、香料及び保存剤、を含むことを特徴とする洗剤組成物。

請求項15

ガラスパネル洗浄用組成物であって、・0.001重量%〜10重量%の、請求項1〜11のいずれか一項記載の少なくとも1種の親水性付与剤、・0.005重量%〜20重量%の少なくとも1種の非イオン性界面活性剤及び/又は陰イオン性界面活性剤、・残部の水、溶剤及び/又は各種添加剤、を含むことを特徴とする洗浄用組成物。

請求項16

前記洗浄用組成物が非イオン性界面活性剤としてアミンオキシドを含むことを特徴とする請求項15記載のガラスパネルの洗浄用組成物。

請求項17

セラミックス浴槽及び台所流し台の洗浄用組成物であって、・前記洗浄用組成物の総重量に対して、0.02重量%〜5重量%の請求項1〜11のいずれか一項記載の親水性付与剤、・前記洗浄用組成物の総重量に対して、0〜30重量%の少なくとも1種の界面活性剤、好ましくは非イオン性界面活性剤、・前記洗浄用組成物の総重量に対して、0.1重量%〜25重量%の少なくとも1種の有機又は無機洗剤補助剤(“ビルダー”)、・随意成分としての気泡調節剤、・随意成分としてのpH調節剤、着色剤、随意選択増白剤汚れ懸濁剤洗剤酵素、相容性漂白剤、ゲル形成調節剤解安定剤、殺菌剤、保存剤、溶剤、殺カビ剤昆虫忌避剤、ヒドロトロープ剤、香料、不透明剤及び真珠箔剤、を含むことを特徴とする洗浄用組成物。

請求項18

ガラスセラミック板の洗浄用組成物であって、・0.05重量%〜5重量%の請求項1〜11のいずれか一項記載の親水性付与剤、・1重量%〜10重量%の非イオン性界面活性剤、・0.1重量%〜1重量%の増稠剤、・10重量%〜40重量%の研磨剤、・0〜7重量%のグリコール、・0.1重量%〜3重量%のシリコーンタイプの共重合体、及び・随意成分としての塩基化剤又は金属イオン封鎖剤、を含むことを特徴とする洗浄用組成物。

請求項19

前記親水性付与剤が適用された表面の乾燥速度を追加的に低下させるための請求項1〜11のいずれか一項記載の親水性付与剤。

請求項20

前記親水性が、“流れ抵抗性”及び“曇り防止性”、並びに長期持続型“防汚性”及び“水滴跡残存防止性”の特性から選択されることを特徴とする請求項1記載の親水性付与剤。

請求項21

請求項1〜11及び19〜20のいずれか一項記載の親水性付与剤を使用する方法であって、0.0001g/表面m2〜6g/表面m2の前記親水性付与剤を処理する表面に付着させることを特徴とする方法。

請求項22

請求項12〜18のいずれか一項記載の組成物を使用する方法であって、0.0001g/表面m2〜6g/表面m2の前記親水性付与剤を処理する表面に付着させることを特徴とする方法。

請求項23

硬質表面を洗浄する液状組成物であって、前記液状組成物を適用した表面の乾燥速度を低下させるための薬剤が請求項1〜9のいずれか一項記載の少なくとも1種の親水性付与剤である液状組成物。

請求項24

硬質表面の親水性を向上させる洗浄組成物であって、請求項1〜9のいずれか一項記載の少なくとも1種の親水性付与剤を含む洗浄組成物。

請求項25

硬質表面の乾燥速度を向上させる洗浄組成物であって、請求項1〜9のいずれか一項記載の少なくとも1種の親水性付与剤が配合された洗浄組成物。

技術分野

0001

本発明は、公共用家庭用又は工業用硬質表面、特にセラミックタイル又はガラスタイプの硬質表面の洗浄に関し、そしてこれらの表面に親水性を付与することを目的とするものである。

0002

より具体的に言えば、本発明は、特に硬質表面に付着された水滴の乾燥によるその後の痕跡マーク)の存在を回避するように該硬質表面に長期間持続型親水性を付与するために硬質表面との相互作用性及び親水性の両方の特性を有する重合体を使用することに関する。

背景技術

0003

市販の洗剤組成物は、公共用、家庭用又は工業用硬質表面を効果的に浄化する。これらは、一般的には、界面活性剤、特に非イオン性及び陰イオン性界面活性剤と、乾燥を促進させるためのアルコールと、随意成分としての金属イオン封鎖剤と、pH調節用の塩基との水溶液よりなる。これらの洗剤組成物の主な欠点は、硬質表面と水とのその後の接触が乾燥時に痕跡(マーク)の存在をもたらす可能性があることである。洗剤の適用後のこの水との接触は、例えば、窓の場合には雨水、浴室のタイルでは水道水、又は、洗浄が濯ぎを必要とするときには濯ぎ水から生じる可能性がある。また、それらは、手による洗浄用の洗剤組成物の場合には陶磁器類を洗浄する際の空気乾燥から、又は食器洗浄用洗剤の場合には自動洗浄機での陶磁器類を洗浄する際の乾燥から生じる場合もある。自動機械で洗浄を行う場合には、該組成物は、洗浄サイクル(洗剤組成物)又は濯ぎサイクル濯ぎ液)のいずれにおいても使用されることができる。

0004

硬質表面に接触する水によってその上に残された痕跡又は汚れの存在は硬質表面との接触時における水滴の収縮現象によるものであり、そしてこれらの水滴はその後の乾燥中に水滴の元の形状寸法を複製する痕跡をその表面に残す。

0005

この問題に対する満足な解決策は現時点では存在しない。

0006

水滴の収縮及び乾燥によって課される問題を解決するために、その解決策は、処理しようとする硬質表面と水滴との間に最小の可能な接触角を得るために表面の親水性を向上させることである。

0007

本発明をもたらした本発明者等の研究によれば、この問題は、処理しようとする表面との相互作用機能及びこの表面に親水性を付与する機能の両方の機能を有する水溶性又は水分散性有機重合体化合物を通常の硬質表面洗浄用組成物中に配合することによって効果的且つ長期間持続する態様で解決することができることが確かめられた。

0009

これらの三元重合体は、皮膚や爪に対する加湿及び保護特性を有し、そしてアフタ−シェーブローションサンスクリーンローションハンドローション液体石鹸、浴製品及びシェービングフォームの如き皮膚に対して適用しようとする組成物中に提供される。また、技術文献には手によって洗浄を行うための組成物も記載されているが、この組成物は、皮膚を加湿及び保護するのに特に好適である。

0010

WO97/22640は、界面活性剤の特性、特に起泡特性を有する重合体の水性分散液について記載している。

0011

この重合体は、少なくとも1個の第四窒素原子を含有するビニル単量体(a)を少なくとも1個のアミド基を含有するビニル単量体(b)及び親水性基及び疎水性基の両方を含有するビニル単量体(c)と重合させて三元重合体に洗剤特性を付与することによって製造される。

0012

特に挙げられる単量体(a)はDADMACである。特に挙げられる単量体(b)は(メタ)アクリルアミドである。単量体(c)は、アクリル酸の如きカルボン酸ポリエトキシル化及びポリプロポキシル化誘導体である。

0013

EP835925は、50〜99モル%の陰イオン性単量体特にアクリル酸を1〜50モル%の陽イオン性単量体特にDADMAC及び0〜25モル%の陰イオン性、陽イオン性、両性又は非イオン性単量体又はこれらの混合物特にアクリル酸エステルと重合させることによって得られた共重合体及び脂肪分解酵素を含む、自動食器洗浄機で洗浄を行うための洗剤組成物について記載している。

0014

脂肪分解酵素と重合体との組み合わせは、リパーゼによる脂肪除去作用に有害な影響を及ぼさずに陶磁器類の洗浄時のカルシウム石鹸の付着を回避する。

0015

トイレ便器を汚れに対して処理するための組成物中において、処理しようとする表面の親水性を向上させるための陽イオン性重合体を使用することが提案されている(JP9−169995−A)。挙げられている陽イオン性重合体の例は、DADMAC単独重合体及びDADMACとアクリルアミドとの共重合体、並びにDADMACとアクリル酸との共重合体である。好ましいものとして挙げられている重合体は、8/2のDADMAC/アクリル酸重量比を有するDADMACとアクリル酸との共重合体、そして最も好ましくはDADMAC単独重合体である。
EP522756
国際公開第97/22640号パンフレット
EP835925
特開平9−169995号公報

課題を解決するための手段

0016

上記の文献が示唆していることとは反対に、本発明者等は、処理された表面の著しく高い永久親水性は、より高レベルの陰イオン性単量体が存在するときに得られることを見い出した。

0017

本発明をもたらした本発明者等の研究によれば、第四アンモニウム官能基及びエチレン性不飽和を含有する2個の基を有する単量体を、適用媒体中でイオン化することができる基を有する単量体と、所定の範囲内にある第一単量体対第二単量体比で共重合させて陰イオン性単位を形成することによって得られる共重合体は、硬質表面に対して価値ある親水性を付与することができることが確かめられた。

発明を実施するための最良の形態

0018

本発明の第一の課題は、硬質表面に親水性を付与するために、重合単位の形態で、
(a)一般式I:



[式中、
・R1及びR4は互いに独立して、水素原子又は線状若しくは分岐状C1〜C6アルキル基を表わし、
・R2及びR3は互いに独立して、アルキルヒドロキシアルキル又はアミノアルキル基(ここで、アルキル基は線状又は分岐状C1〜C6鎖、好ましくはメチル基を表わす)を表わし、
・n及びmは1〜3の整数であり、
・Xは同種又は異種であってよく、そして重合体の水溶性又は水分散性と相容性である対イオンを表わす]の少なくとも1種の単量体化合物
(b)(a)と共重合可能であり且つ適用媒体中においてイオン化することができる酸性の機能を有する少なくとも1種の親水性単量体
(c)エチレン性不飽和を含有し、中性電荷を有し、1個又はそれ以上の親水性基を有し、且つ(a)及び(b)と共重合可能な、随意成分としての少なくとも1種の親水性単量体化合物
を含み、しかも(a)/(b)モル比が60/40〜5/95であることからなる水溶性又は水分散性共重合体を使用することよりなる。

0019

好ましくは、
・R1は水素を表わし、
・R2はメチルを表わし、
・R3はメチルを表わし、
・R4は水素を表わし、そして
・m及びnは1である。

0020

X-イオンは、有益には、ハロゲン硫酸硫酸水素燐酸クエン酸ギ酸及び酢酸のイオンから選択される。

0021

単量体(a)は、共重合体に対して処理しようとする表面との相互作用性、特にこの表面への共重合体の固着を可能にする特性を付与する。

0022

単量体(b)及び随意成分としての単量体(c)は、共重合体に親水性(これは、共重合体を処理しようとする表面に固着させた後にこの表面に伝導される)を付与する。

0023

その上、この表面の親水性は、表面での曇りの形成を減少させる。この利益は、特に浴室のガラスパネル及び鏡用の洗浄組成物において発揮させることができる。

0024

本発明に従った共重合体は、有益には、少なくとも1,000そして好ましくは少なくとも10,000の分子量を有する。それは、20,000,000までそして有益には10,000,000までになってもよい。

0025

特に記していない場合には、分子量と言えば、それはg/モル単位で表わされる重量平均分子量である。

0026

これは、水性ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によって又は1N−NaNO3溶液固有粘度を30℃で測定することによって決定されることができる。

0027

共重合体はランダム共重合体であるのが好ましい。

0028

単量体(a)は、次の構造式



[式中、X-は先に規定した如くである]を有するのが好ましい。

0029

特に好ましい単量体は、上記式においてX-がCl-を表わすところのものであ。この単量体はDADMACとして知られている。

0030

単量体(b)は、モノエチレン性を含有する水溶性C3〜C8カルボン酸、スルホン酸、硫酸、ホスホン酸又は燐酸、これらの無水物及びこれらの水溶性塩であるのが有益である。

0031

挙げることができる好ましい単量体(b)としては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エタクリル酸、β,β−ジメチルアクリル酸、メチレンマロン酸ビニル酢酸アリル酢酸、エチリデン酢酸プロピリデン酢酸、クロトン酸マレイン酸フマル酸イタコン酸シトラコン酸メサコン酸、N−メタクリロイルアラニン、N−アクリロイルヒドロキシグリシン、アクリル酸スルホプロピル、アクリル酸スルホエチル、メタクリル酸スルホエチル、メタクリル酸スルホプロピル、スチレンスルホン酸ビニルスルホン酸ビニルホスホン酸、アクリル酸スルホエチル、アクリル酸スルホノエチル、アクリル酸ホスホプロピル、アクリル酸ホスホノプロピル、メタクリル酸スルホエチル、メタクリル酸スルホノエチル、メタクリル酸スルホプロピル及びメタクリル酸スルホノプロピル、並びにこれらの酸のアンモニウム及びアルカリ金属塩である。

0032

挙げることができる単量体(c)としては、アクリルアミド、ビニルアルコール、アクリル酸及びメタクリル酸のC1〜C4アルキルエステル、アクリル酸及びメタクリル酸のC1〜C4ヒドロキシアルキルエステル、特にエチレングリコール及びプロピレングリコールアクリレート及びメタクリレート、アクリル酸及びメタクリル酸のポリアルコキシル化エステル、特にポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールエステルである。

0033

単量体(a)の含量は、5〜60モル%そして好ましくは20〜50モル%であるのが有益である。

0034

単量体(b)の含量は、10〜95モル%そして好ましくは20〜80モル%であるのが有益である。

0035

単量体(c)の含量は、0〜50モル%そして好ましくは5〜30モル%であるのが有益である。

0036

(a)/(b)モル比は、50/50〜10/90であるのが好ましい。

0037

本発明の共重合体は、共重合体を製造するための公知技術に従って、特に公知化合物である又は当業者有機化学慣用合成法を使用することによって容易に得ることができるエチレン式飽和出発単量体のラジカル開始重合によって得ることができる。

0038

ラジカル開始重合は、例えば不活性ガスヘリウムアルゴンなど)又は窒素の存在下に酸素不含環境中において実施されるのが好ましい。反応は、不活性溶剤好ましくはメタノール又はエタノール中においてそしてより好ましくは水中において実施される。

0039

重合は、重合開始剤を添加することによって実施される。使用される開始剤は、斯界において慣用される遊離基開始剤である。この例としては、有機ペルエステルペルオキシピバル酸t−ブチル、ペルオキシピバル酸アミル、ペルオキシ−α−エチルヘキサン酸t−ブチルなど、)、アゾタイプの有機化合物(例えばアゾビスアミジノプロパンヒドロクロリドアゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリルなど)、無機及び有機ペルオキシド(例えば、過酸化水素ベンジルペルオキシドブチルペルオキシドなど)、レドックス開始剤系、例えば過硫酸塩(特に、過硫酸アンモニウム又はアルカリ金属など)の如き酸化剤を含むもの、塩素酸塩及び臭素酸塩(無機又は有機塩素酸塩及び/又は臭素酸塩を含めて)、亜硫酸塩及び重亜硫酸塩(無機及び/又は有機亜硫酸塩又は重亜硫酸塩を含めて)の如き還元剤蓚酸及びアルコルビン酸、並びにこれらの化合物の2種又はそれ以上の混合物が挙げられる。

0040

好ましい開始剤は水溶性開始剤である。過硫酸ナトリウム及びアゾビスアミジノプロパンヒドロクロリドが特に好ましい。

0041

変形例として、重合は、紫外線照射によって開始されることができる。開始剤の使用量は、一般には、重合を開始させるのに十分になりうる量である。開始剤は、単量体の総重量に対して0.001重量%〜約10重量%の範囲の量で存在するのが好ましく、そしてより好ましくは単量体の総重量に対して0.5重量以下の量で存在するが、好ましい量は単量体の総重量に対して0.005重量%〜0.5重量%の範囲である。開始剤は、重合混合物連続式又はバッチ式の態様で添加される。

0042

高分子量の共重合体を得ることが望まれる場合には、重合反応中に新鮮な開始剤を添加するのが望ましい。また、徐々の又はバッチ式の添加は、より効率的な重合及びより短い反応時間を可能にする。重合は、酸素不含雰囲気中において単量体(a)、単量体(b)そして随意成分としての単量体(c)を重合させるのに有効な反応条件下に実施される。反応は、約30℃〜約100℃そして好ましくは60℃〜90℃の範囲の温度で実施されるのが好ましい。酸素不含雰囲気は、例えば窒素のフラッシュを反応中に維持することによって反応中に維持される。

0043

次の共重合体、
・DADMAC/アクリル酸/アクリルアミド共重合体
・DADMAC/マレイン酸共重合体
・DADMAC/スルホン酸共重合体
が特に最も好ましく、そしてDADMAC/酸性単量体モル比は60/40〜5/95好ましくは50/50〜10/90である。

0044

本発明の共重合体は、それらが適用される表面に対して親水性を付与するのに、特にこれらの表面に長期間持続型汚れ抵抗性又は痕跡抵抗性、並びに曇り防止性を付与するのに有益である。

0045

表現「長期間持続型汚れ抵抗性又は痕跡抵抗性」とは、処理された表面が、水(これが雨水、水道水、又は濯ぎ製品を含有する若しくは含有しない濯ぎ水であろうとも)とのその後の接触後を含めて時間を経過してもこれらの特性を保持することを意味する。

0046

先に記載した共重合体は、硬質表面を洗浄するための組成物において特に有益である。

0047

硬質表面を処理しようとするための本発明の洗浄組成物は、先に記載の如き少なくとも1種の共重合体を該組成物の総重量に対してその中の活性成分の濃度に依存して0.001重量%〜10重量%の濃度で含む。

0048

本発明の共重合体は、食器洗浄機において若しくは手によって洗浄を行うための、又はガラスパネル、セラミックス、例えば浴室、台所流し台自動車の車体、シャワー室の壁、トイレの便器、及びガラスセラミック板を洗浄するための組成物中に配合することが企図される。

0049

本発明に従った組成物は、一般には、少なくとも1種の界面活性剤を含む。これは、有益には、陰イオン性及び/又は非イオン性界面活性剤である。また、それは、陽イオン性、両性又は双性界面活性剤であってもよい。

0050

特に挙げることができる陰イオン性界面活性剤としては、C8〜C24脂肪酸の塩、例えばヤシ油牛脂から誘導される脂肪酸の塩の如き石鹸アルキルベンゼンスルホン酸塩、特に線状C8〜C13アルキル(アルキル基は10〜16個の炭素原子を有する)のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルコールサルフェートエトキシル化アルコールサルフェート、ヒドロキシルアルキルスルホネートアルキルサルフェート及びスルホネート、特にC12〜C16アルキルのアルキルサルフェート及びスルホネート、モノグリセリドサルフェート、脂肪酸クロリドとヒドロキシアルキルスルホネートとの縮合物がある。

0051

有益である陰イオン性界面活性剤は、特に、
・式:R−CH(SO3M)−COOR’[式中、Rは、C8〜C20好ましくはC10〜C16アルキル基を表わし、R’はC1〜C6好ましくはC1〜C3アルキル基を表わし、そしてMはアルカリ金属(ナトリウムカリウム又はリチウム陽イオン置換又は非置換アンモニウム(メチル−、ジメチル−、トリメチル−、テトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウムなど)又はアルカノールアミンモノエタノールアミンジエタノールアミントリエタノールアミンなど)誘導体を表わす]のアルキルエステルスルホネート、ここで最も特には、R基がC14〜C16であるメチルエチルスルホネートを挙げることができる、
・式:ROSO3M[式中、Rは、C5〜C24好ましくはC10〜C18アルキル又はヒドロキシアルキル基を表わし、Mは水素原子又は先に記載したと同じ規定の陽イオン、並びに平均して0.5〜30そして好ましくは0.5〜10個のEO及び/又はPO単位を含有するそれらのエトキシレン化(EO)及び/又はプロポキシレン化(PO)誘導体を表わす]のアルキルサルフェート、
・式:RCONHR’OSO3M[式中、Rは、C2〜C22好ましくはC6〜C20アルキル基を表わし、R’はC2〜C3アルキル基を表わし、Mは水素原子又は先に記載したと同じ規定の陽イオン、並びに平均して0.5〜60個のEO及び/又はPO単位を含有するそれらのエトキシレン化(EO)及び/又はプロポキシレン化(PO)誘導体を表わす]のアルキルアミドサルフェート、
・飽和又は不飽和C8〜C24好ましくはC14〜C20脂肪酸、C9〜C20アルキルベンゼンスルホネート、第一又は第二C8〜C20アルキルスルホネート、アルキルグリセリルスルホネート、GB−A−1082179に記載されるスルホン化ポリカルボン酸、パラフィンスルホネート、N−アシル−N−アルキルトーレート、アルキルホスフェート、アセチオネート、アルキルスクシンナメート、アルキルスルホスクシネート、スルホスクシネートモノエステル又はジエステル、N−アシルサルコシネート、アルキルグリコシドサルフェート及びポリエトキシカルボキシレートの塩、ここで陽イオンはアルカリ金属(ナトリウム、カリウム又はリチウム)、置換又は非置換アンモニウム残基(メチル−、ジメチル−、トリメチル−、テトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウムなど)又はアルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなど)誘導体を表わす、
ロディア社によって製造販売される商品名「Rhodafac RA600」、「Rhodafac PA15」又は「Rhodafac PA23」の如きアルキル又はアルキルアリールホスフェートエステル、
である。

0052

特に挙げることができる非イオン性界面活性剤としては、アルキレンオキシド縮合物、特にエチレンオキシドとアルコール、ポリオールアルキルフェノール脂肪酸エステル脂肪酸アミド及び脂肪アミンとの縮合物、アミンオキシド糖類誘導体例えば糖類のアルキルポリグリコシド又は脂肪酸エステル、特にスクロースモノパルミテート長鎖第三ホスフィンオキシドジアルキルスルホキシドポリオキシエチレンポリオキシプロピレンとのブロック共重合体アルコキシル化ソルビタンエステルソルビタン脂肪エステルポリ(エチレンオキシド)及び疎水性を付与するように変性された脂肪酸アミド(例えば、10〜18個の炭素原子を含有する脂肪酸モノ−及びジエタノールアミド)がある。

0053

特に最も、
・5〜25個のオキシアルキレン単位を含有するポリオキシアルキレン化(ポリエトキシエチレン化、ポリオキシプロピレン化又はポリオキシブチレン化)アルキルフェノール(ここで、アルキル置換基はC6〜C12である)、一例として、ロームアンドハース社によって製造販売される商品名「Triton X-45」、「Triton X-114」、「Triton X-100」又は「Triton X-102」を挙げることができる、
グルコサミドグルカミド及びグリセロールアミド
・1〜25個のオキシアルキレンオキシエチレン又はオキシプロピレン)単位を含有するポリオキシアルキレン化C8〜C22脂肪族アルコール、一例として、ユニオンカーバイド社によって製造販売される商品名「Tergitol 15-S-9」及び「Tergitol 24-L-6 NMW」、シェルケミカル社によって製造販売される商品名「Neodol 45-9」、「Neodol 23-65」、「Neodol 45-7」及び「Neodol 45-4」、並びにロディア社によって製造販売される商品名「Rhodasurf IDO60」、「Rhodasurf LA 90」及び「Rhodasurf ITO 70」を挙げることができる、
・(C10〜C18)アルキルジメチルアミンオキシド及び(C8〜C22)アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシド
・US−A−4565647に記載されるアルキルポリグリコシド、
・C8〜C20脂肪酸アミド、
エトキシル化脂肪酸、
・エトキシル化アミン
を挙げることができる。

0054

陽イオン性界面活性剤は、具体的には、式:
R1R2R3R4N+X-
[式中、
・X-は、ハロゲン化物、CH3SO4-又はC2H5SO4-イオンを表わし、
・R1及びR2は同種又は異種であって、そしてC1〜C20アルキル基、又はアリール若しくはベンジル基を表わし、
・R3及びR4は同種又は異種であって、そしてC1〜C20アルキル基、アリール若しくはベンジル基、又はエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシド縮合基(CH2CH2O)x−(CH2CHCH3O)y−Hを表わし、ここでx及びyは0〜30であって、両方とも0にはならない]、
アルキルアンモニウム塩であり、例えば、ロディア社によって製造販売される商品名「Rhodaquat TFR」のセチルトリメチルアンモニウムブロミドである。

0055

双性界面活性剤の例は、脂肪族四級アンモニウム誘導体、特に3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)プロパン−1−スルホネート及び3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシルアンモニオ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネートを包含する。

0056

両性界面活性剤の例は、ベタインスルホベタイン、並びに脂肪酸及びイミダゾールのカルボキシレート及びスルホネートを包含する。

0057

次の界面活性剤、
・ロディア社によって製造販売される商品名「Mirataine CBC」の如きアルキルジメチルベタイン、アルキルアミドプロピルジメチルベタイン、アルキルジメチルスルホベタイン又はアルキルアミドプロピルジメチルスルホベタイン、並びに脂肪酸とタンパク質加水分解物との縮合生成物
・アルキルアンアセテート又はアルキルアンホジアセテート(ここで、アルキル基は6〜20個の炭素原子を含有する)、
・ロディア社によって製造販売される商品名「Amphionic XL」及びベロル・ノベル社によって製造販売される商品名「Ampholac 7C/X」の如きアルキルポリアミンの両性誘導体、
が好ましい。

0058

好適な界面活性剤の追加的な例は、シュワルツ及びペリー両氏による周知のマニュアル“Surface Active Agents”,volume I、並びにシュワルツ、ペリー及びベルチ三氏による“Surface Active Agents and Detergents”,volume IIに記載された界面活性剤として一般に使用される化合物である。

0059

界面活性剤は、その界面活性剤の性状及び洗浄組成物の目的に応じて0.005〜60重量%特に0.5〜40重量%の割合で存在させてよい。

0060

有益には、一般式Iの化合物/界面活性剤の重量比は、1/2〜1/100そして有益には1/5〜1/50である。

0061

以下の記載において、特に記していなければ、その割合は重量基準で与えられる。

0062

洗剤組成物の処方の一部分を構成する他の慣用添加剤としては、
・*特に食器洗浄機での洗浄用
−有機“ビルダー”(界面活性剤の表面特性を向上させるための洗剤補助剤)、例えば、
有機ホスホネート、例えばモンサント社からの商品名「Dequest」のもの(食器洗浄機用組成物の場合には、洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして0〜2%の割合で)、
ポリカルボン酸又はその水溶性塩、及びカルボン酸重合体又は共重合体の水溶性塩、例えば、
ポリカルボキシレート又はヒドロキシポリカルボキシレートエーテル
・ポリ酢酸又はその塩(ニトリロ酢酸、N,N−ジカルボキシメチル−2−アミノペンタンジ酸エチレンジアミンテトラ酢酸ジエチレントリアミンペンタ酢酸エチレンジアミンテトラアセテートニトリトリアセテート、例えばロディア社によって製造販売される商品名「NervanaidNTA Na3」、及びN−(2−ヒドロキシエチル)ニトリロジアセテート)(食器洗浄機用組成物の場合には、洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして0〜10%の割合で)
・(C5〜C20)アルキルコハク酸の塩、
・カルボン酸ポリアセタールエステル、
ポリアスパラギン酸又はポリグルタミン酸
・クエン酸、グルコン酸若しくは酒石酸又はそれらの塩(食器洗浄機用組成物の場合には、洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして0〜10%の割合で)、
−無機“ビルダー”(界面活性剤の表面特性を向上させるための洗剤補助剤)、例えば、
・アルカノールアミン、アンモニウム又はアルカリ金属ポリホスフェート、例えばロディア社によって製造販売される商品名「Rhodiaphos HPA3.5」、(食器洗浄機用組成物の場合には、洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして0〜70%の割合で)、
ピロ燐酸アルカリ金属、
ゼオライト
シリケート(食器洗浄機用組成物の場合には、洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして約50%までにわたってよい割合で)、
・アルカリ金属又はアルカリ土類金属硼酸塩炭酸塩重炭酸塩及びセスキ炭酸塩(食器洗浄機用組成物の場合には、洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして約50%までにわたってよい割合で)、
・EP−A−488868に記載される水和珪酸アルカリ金属と炭酸アルカリ金属(ナトリウム又はカリウム)との共顆粒、例えばロディア社によって製造販売される商品名「Nabion 15」(食器洗浄機用組成物の場合には、洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして約50%までにわたってよい割合で)、
(有機及び/又は無機“ビルダー”の総量は、食器洗浄機用組成物の場合には、固形物として表わして洗剤組成物の総重量の90%までを占めることが可能である)、
−N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、又はクロルイソシアヌレートのような塩素化化合物又は次亜塩素酸アルカリ金属のような塩素化化合物の如きアセチル化漂白活性剤随意に組み合わされる過硼酸塩又は過炭酸塩の如き漂白剤(食器洗浄機用組成物の場合には、洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして0〜30%の割合で)、
−アクリル酸と無水マレイン酸との共重合体又はアクリル酸単独重合体の如き補助洗剤(食器洗浄機用組成物の場合には、洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして0〜10%の割合で)、
硫酸ナトリウム又は塩化ナトリウムの如き充填剤(洗剤組成物の総重量に対して、固形物として表わして0〜50%の割合で)、
−他の各種添加剤、例えば洗剤組成物のpHに影響を及ぼす薬剤、特に、洗浄媒体中に可溶性の塩基化用添加剤(アルカリ金属の燐酸塩、炭酸塩、過硼酸塩又は水酸化物)又は洗浄媒体中に可溶性の酸性化用添加剤(カルボン酸又はポリカルボン酸、アルカリ金属重炭酸塩及びセスキ炭酸塩、燐酸、ポリ燐酸、スルホン酸など)、又は酵素若しくは香料着色剤又は金属腐食抑制剤
*特に手によって洗浄を行うためのもの
−合成陽イオン性重合体、例えばロディア社によって製造販売される商品名「Mirapol A550」及び「Mirapol A15」、並びにカルゴン社によって製造販売される商品名「Merquat 550」、
−混合物の粘度及び/又は使用時に形成される気泡の安定性を制御するのに使用される重合体、例えばセルロース又はグアル誘導体(カルボキシメチルセルロースヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルグアルカルボキシエチルグアル、カルボキシメチルヒドロキシプロピルグアルなど)、
ヒドロトロープ剤、例えばC2〜C8短鎖アルコール、特にエタノール、ジオール及びグリコール、例えばジエチレングリコールジプロピレングリコールなど、
皮膚用の加湿剤又は湿潤剤、例えばグリセロール若しくは尿素、又は皮膚保護剤、例えばタンパク質又はタンパク質加水分解物、及び陽イオン性重合体、例えば陽イオン性グアル誘導体(ロディア社によって製造販売される商品名「Jaguar C13S」、「Jaguar C162」及び「Hicare 1000」)、
を挙げることができる。

0063

本発明に従った組成物は、使用に先立って1〜10,000倍そして好ましくは1〜1,000倍に希釈されることができる(水で)。

0064

本発明に従った洗浄組成物は、処理しようとする表面に、必要ならば濯ぎ後に及び乾燥後に、本発明の共重合体が0.0001g/m2〜1g/m2被処理表面そして好ましくは0.001g/m2〜0.1g/m2被処理表面の量で付着されることを可能にするような量で適用される。

0065

本発明の1つの好ましい具体例に従えば、上記の共重合体は、洗浄しようとする陶磁器類に先に記載の如き親水性を付与するために、手によって又は自動洗浄機において洗浄を行うのに使用される。この後者の場合には、該共重合体は、洗浄サイクルに使用される処方物中に又は濯ぎ液中のいずれにおいても存在させることができる。

0066

自動食器洗浄機において洗浄を行うための洗剤組成物は、有益には、組成物中の固形分の総重量に対して0.1〜5重量%そして好ましくは0.2〜3重量%の水溶性又は水分散性共重合体を含む。

0067

また、食器洗浄機用洗剤組成物は、少なくとも1種の界面活性剤好ましくは非イオン性界面活性剤を、該洗剤組成物の重量に対して固形物として表わして0.2〜10%そして好ましくは0.5〜5%の範囲の量で含み、そしてその残部は先に記載した如き各種添加剤及び充填剤よりなる。これらの処方物は、一般には、珪酸塩、燐酸塩及び炭酸塩から選択されるビルダー剤を30〜95%含む。また、それらは、3〜25%の含量まで導入される酸化系を含む。

0068

自動食器洗浄機において陶磁器類を濯ぎ洗浄するための処方物は、有益には、組成物の総重量に対して0.02〜10重量%そして好ましくは0.1〜5重量%の共重合体を含む。

0069

また、それらは、組成物の総重量に対して、0.5〜20重量%そして好ましくは0.5〜15重量%の界面活性剤、好ましくは非陰性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤と陰イオン性界面活性剤との混合物を含む。

0070

挙げることができる好ましい非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレン化C6〜C12アルキルフェノール、ポリオキシエチレン化及び/又はポリオキシプロピレン化C8〜C22脂肪族アルコール、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロック共重合体、随意成分としてのポリオキシエチレン化カルボン酸アミドなどの如き界面活性剤がある。

0071

また、それらは、組成物の総重量に対して0〜10重量%そして好ましくは0.5〜5重量%のカルシウム金属イオン封鎖有機酸、好ましくはクエン酸を含む。

0072

また、それらは、アクリル酸と無水マレイン酸との共重合体又はアクリル酸単独重合体の如き補助剤を、組成物の総重量に対して0〜15重量%そして好ましくは0.5〜10重量%の割合で含むことができる。

0073

また、本発明の課題は、本発明に従った重合体を手によって洗浄を行うための洗浄組成物中において使用することである。

0074

このタイプの好ましい洗剤処方物は該組成物100重量部当たり0.1〜5重量部の本発明の共重合体を含み、そして3〜50重量部好ましくは10〜40重量部の少なくとも1種の界面活性剤、好ましくは陰イオン性界面活性剤を含有するが、この界面活性剤は、特に、酸形態にあるか又は塩、特にアルカリ金属(ナトリウム)、アルカリ土類金属(カルシウムマグネシウム)などの塩の形態にある飽和C5〜C24好ましくはC10〜C16脂肪族アルキル硫酸塩(約0.5〜30モル好ましくは0.5〜5モルそして最も好ましくは0.5〜3モルのエチレンオキシドと随意に縮合される)から選択される。

0075

本発明は、より具体的には、手によって洗浄を行うための起泡性液状水性洗剤処方物に係わるものである。

0076

また、該処方物は、他の添加剤、特に他の界面活性剤、例えば、
・アミンオキシド、アルキルグルカミド、脂肪アルコールオキシアルキレン化誘導体、アルキルアミド、アルカノールアミド、及び両性又は双性界面活性剤の如き非イオン性界面活性剤、
トリクロサン(triclosan)の如き非陽イオン性殺菌剤又は消毒剤
・合成陽イオン性重合体、
・混合物の粘度及び/又は使用時に形成される気泡の安定性を制御するための重合体、
・ヒドロトロープ剤、
・加湿剤若しくは湿潤剤又は皮膚保護剤、
・先に記載したような着色剤、香料、保存剤など、
を含有することができる。

0077

また、本発明に従った共重合体は、ガラスパネルの処理にも有用である。この処理は、種々の公知技術によって実施されることができる。特に、商品名「Karcher」タイプの機械を使用してそれらを水の噴流で吹き付けることによってガラスパネルを洗浄する技術を挙げることができる。

0078

重合体の導入量は、一般には、随意の希釈後で洗浄用組成物の使用中に、その濃度が0.001g/l〜2g/lそして好ましくは0.005g/l〜0.5g/lになる程のものである。

0079

本発明に従ってガラスパネルを洗浄するための組成物は、
・0.001重量%〜10重量%そして好ましくは0.005重量%〜3重量%の、先に規定した如き少なくとも1種の水溶性又は水分散性共重合体、
・0.005重量%〜20重量%そして好ましくは0.5重量%〜10重量%の少なくとも1種の非イオン性界面活性剤(例えば、アミンオキシド)及び/又は陰イオン性界面活性剤、及び
・残部の水、及び/又は当分野において慣用される各種添加剤、
を含む。

0080

該重合体を含むガラスパネル用洗浄処方物は、
−0〜10%そして有益には0.5〜5%の両性界面活性剤、
−0〜30%そして有益には0.5〜15%のアルコールの如き溶剤、及び
−残部の水及び慣用添加剤(特に、香料)、
を含むこともできる。

0081

本発明の他の課題は、先に規定した如き重合体を自動車の外部、特に車体の洗浄に使用することよりなる。この場合においても、本発明に従った共重合体は、洗浄操作に対して使用される洗剤処方物中において又は濯ぎ用製品中のどちらにおいても存在させることができる。

0082

自動車用の洗浄組成物は有益には、該組成物の総重量に対して本発明に従った共重合体を0.05〜5重量%含み、更に、
−非イオン性界面活性剤(処方物の0〜30%そして好ましくは0.5〜15%の割合で)、
−両性及び/又は双性界面活性剤(処方物の0〜30%そして好ましくは0.5〜15%の割合で)、
−陽イオン性界面活性剤(処方物の0〜30%そして好ましくは0.5〜15%の割合で)、
−陰イオン性界面活性剤(処方物の0〜30%そして好ましくは0.5〜15%の割合で)、
−有機又は無機洗剤補助剤(“ビルダー”)、
−ヒドロトロープ剤、
−充填剤、pH調節剤など、
を含む。

0083

このタイプの組成物中に存在する界面活性剤の最少量は、処方物の少なくとも1%であってよい。

0084

また、本発明の共重合体は、先に記載した硬質表面以外のもの、特にセラミックス(タイル、浴槽、台所の流し台など)を洗浄するのにも特に好適である。

0085

この場合には、洗浄処方物は、有益には、該組成物の総重量に対して0.02〜5重量%の共重合体、並びに少なくとも1種の界面活性剤を含む。

0086

好ましい界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、特に、親水性である上記の如きアルキレンオキシド基と脂肪族又はアルキル芳香族性であってよい疎水性有機化合物との縮合によって生成される化合物である。

0087

任意の疎水性基と縮合される親水性鎖又はポリオキシアルキレン基の長さは、所望の親水性/疎水性バランスHLB)度を有する水溶性化合物を得るように容易に調整されることができる。

0088

本発明の組成物中の非イオン性界面活性剤の量は、一般には0〜30重量%そして好ましくは0〜20重量%である。

0089

随意成分として、陰イオン性界面活性剤が0〜30重量%そして有益には0〜20重量%の量で存在してもよい。

0090

硬質表面を洗浄するために両性、陽イオン性又は双性洗剤を本発明の組成物に添加することも可能であるが、しかし必須要件ではない。

0091

このタイプの組成物中に使用される界面活性剤の総量は、組成物の総重量に対して一般には1.5〜50重量%、好ましくは5〜30重量%そしてより好ましくは10〜20重量%である。

0092

また、本発明の硬質表面洗浄用組成物は、洗浄添加剤である他の少量成分を含有することもできる。例えば、かかる組成物は、先に記載した如き有機又は無機洗剤補助剤(“ビルダー”)を含有することができる。洗剤補助剤は、一般には、組成物の総重量に対して0.1〜25重量%の量で使用される。

0093

本発明の硬質表面洗浄用組成物中の他の随意成分は、その使用中に過剰の泡を発生する傾向を有する組成物中に使用されることができる発泡調節剤である。これらの物質の1つの例は石鹸である。石鹸は脂肪酸の塩であり、そしてアルカリ金属石鹸、特に、約8〜24個の炭素原子そして好ましくは約10〜約20個の炭素原子を含有する高級脂肪酸のナトリウム、カリウム、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩からなる。ヤシ油から及び粉砕クルミ油から誘導される脂肪酸のモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン、ナトリウム、カリウム又はそれらの混合物の塩が特に有益である。石鹸の量は、組成物の総重量に対して少なくとも0.005重量%そして好ましくは0.5〜2重量%であってよい。発泡調節剤の追加的な例は、有機溶剤疎水性シリカシリコーン油及び炭化水素である。

0094

また、本発明の硬質表面洗浄用組成物は、上記の成分の他に、pH調節剤、着色剤、随意成分としての増白剤、汚れ懸濁剤洗剤酵素、相容性漂白剤、ゲル形成調節剤凍結融解安定剤、殺菌剤、保存剤、溶剤、殺カビ剤昆虫忌避剤、ヒドロトロープ剤、香料及び不透明剤又は真珠箔剤の如き他の随意成分を含有することもできる。

0095

本発明の重合体は、トイレの便器を洗浄するのに使用されることもできる。この目的に対して特に好適な1つの組成物は、本発明に従った共重合体を0.05〜5重量%含む。

0096

また、本発明に従ったトイレ便器洗浄用組成物は、燐酸、スルファミン酸塩酸弗化水素酸、硫酸、硝酸クロム酸及びそれらの混合物の如き無機酸、又は有機酸、特に酢酸、ヒドロキシ酢酸アジピン酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グルコン酸、グルタル酸グリコール酸リンゴ酸、マレイン酸、乳酸マロン酸、修酸、コハク酸及び酒石酸、並びにそれらの塩、及び重硫酸ナトリウムの如き酸塩、及びこれらの混合物よりなることができる酸性洗浄剤を含む。

0097

酸性成分の量は、組成物の総重量に対して好ましくは0.1〜約40重量%そしてより好ましくは0.5〜約15重量%である。その好ましい量は、使用される酸性洗浄剤のタイプに左右される。例えば、スルファミン酸の場合には、それは約0.2〜約1重量%であり、塩酸の場合にはそれは約1〜約5重量%であり、クエン酸の場合にはそれは約2〜約10重量%であり、ギ酸の場合にはそれは約5〜約15重量%であり、そして燐酸の場合にはそれは約5〜約30重量%である。酸性剤の量は、一般には、組成物の最終pHが約0.5〜約4好ましくは1〜3になる程のものである。

0098

トイレの便器用洗浄組成物は、汚れ除去に寄与するように又は起泡性若しくは湿潤性を与えるように又は別法として組成物の洗浄効率を向上させるように0.5〜10重量%の界面活性剤を含む。この界面活性剤は、陰イオン性又は非イオン性界面活性剤であるのが好ましい。

0099

また、本発明に従ったトイレの便器洗浄用組成物に陽イオン性界面活性剤を添加して殺菌性を付与することもできる。当業者は、両性界面活性剤を用いることもできることを認識するであろう。もしもそのように望まれる場合には、各種界面活性剤の混合物を用いることができる。

0100

また、本発明に従ったトイレの便器洗浄用組成物は、ガム特に0.1〜3%の濃度で導入されるキサンタンガムの如き増稠剤、並びに次の少量成分、即ち、製品中における微生物生長を防止するように意図された保存剤、着色剤、香料及び/又は研磨剤のうちの1種又はそれ以上を含むことができる。

0101

本発明に従った重合体は、シャワー室の壁を濯ぐにも好適である。シャワー室の壁を濯ぐための水性組成物は、本発明の共重合体を0.02〜5重量%そして有益には0.05〜1重量%含む。

0102

本発明のシャワー室濯ぎ用水性組成物中の他の主活性成分は、0.5〜5重量%の範囲の量で存在する少なくとも1種の界面活性剤、及び0.01〜5重量%の範囲の量で存在する随意成分としての金属キレート化剤である。好ましい金属キレート化剤は、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)及びそのアナローグである。

0103

シャワー室濯ぎ用水性組成物は、有益には、水を含有しそして随意成分として多割合の少なくとも1種の低級アルコール及び少割合の添加剤(約0.1〜約5重量%、好ましくは約0.5〜約3重量%そしてより好ましくは約1〜約2重量%)を含む。

0104

このタイプの用途に用いることができるある種の界面活性剤が米国特許5536452及び5587022に記載されているので、その内容を本明細書において参照の対象として挙げる。

0105

好ましい界面活性剤はポリエトキシル化脂肪エステル、例えばポリエトキシル化ソルビタンモノオレエート及びポリエトキシル化ヒマシ油である。かかる界面活性剤の具体的な例は、20モルのエチレンオキシドとソルビタンモノオレエートとの縮合生成物(ロディア社によって商品名「Alkamuls PSMO-20」の下に製造販売されるHLBが15.0のもの)及び40モルのエチレンオキシドとヒマシ油との縮合生成物(ロディア社によって商品名「Alkamuls EL-620」(12.0のHLB)及び「EL-719」(13.6のHLB)の下に製造販売される)である。エトキシル化度は、HLBが13よりも大きい界面活性剤を得るのに十分であるのが好ましい。これらの組成物には、アルキルポリグルコシドの如き他の界面活性剤も好適である。

0106

本発明に従った重合体は、ガラス−セラミック板の洗浄にも使用されることができる。

0107

本発明のガラス−セラミック板洗浄用処方物は、有益には、
− 0.05〜5重量%の本発明の共重合体、
− 0.1〜1重量%のキサンタンガムの如き増稠剤、
− 10〜40重量%の炭酸カルシウム又はシリカの如き研磨剤、
− 0〜7重量%のブチルジグリコールの如きグリコール、
− 1〜10重量%の非イオン性界面活性剤、
− 0.1〜3重量%のシリコーンタイプの共重合体、
−随意成分としての塩基化剤又は金属イオン封鎖剤、
を含む。

0108

また、本発明の課題は、硬質表面を洗浄するために特に硬質表面に親水性を付与するために先に記載した如き水溶性又は水分散性共重合体を使用することである。

0109

本発明の共重合体によって付与される親水性は、特に、“流れ抵抗性”、“曇り防止性”、“汚染抵抗性”及び/又は“痕跡抵抗性”の特性である。

0110

また、本発明の課題は、硬質表面用の液状洗浄組成物中において、本発明の少なくとも1種の水溶性又は水分散性共重合体を、該液状組成物が適用された表面の乾燥速度を下げるための薬剤として使用することである。

0111

同様に、本発明の課題は、本発明の少なくとも1種の共重合体を含む洗浄組成物を使用して硬質表面を処理することによって該表面の親水性を向上させる方法である。

0112

また、本発明の課題は、本発明の少なくとも1種の共重合体を洗浄組成物中に配合することによって該組成物で洗浄された後の硬質表面の乾燥速度を向上させる方法である。

0113

以下の実施例は本発明を例示するものである。

0114

実施例1〜3及び比較例4〜6
本発明の共重合体の製造
下記の式の共重合体を先に記載の如くして製造する。

0115

0116

例1〜3及び比較例4〜6の共重合体を、ガラス板に親水性を付与するためのそれらの能力に関して評価する。

0117

評価法
エタノールで予備浄化した寸法が2.5×7.5cmの顕微鏡スライドよりなるガラス表面を使用する。その組成を以下に示す。
Si:21〜43重量%
Ca:2.8〜5.8重量%
Mg:1.6〜3.4重量%
Na:6.8〜14.2重量%
Al:0.3〜0.7重量%

0118

BASF社からの0.5g/lの「Symperonic A7」非イオン性界面活性剤を0.5g/l又は0.1g/lの濃度で含有する脱イオン水中に試験重合体を溶解させ、そして水酸化ナトリウムの添加によってpHをpH=9に調節する。

0119

重合体と界面活性剤との溶液をガラススライド上に、遠心塗布器を使用して、
・重合体と界面活性剤との溶液をガラススライドに付着させること、
・ガラススライドを1500rpmで30秒間回転させること、
の条件に付着させる。

0120

次いで、いわゆる“濯ぎなし”結果を得るために処理済スライドについて接触角の測定を実施することができる。いわゆる“濯ぎ”結果は、次の追加的な工程、
・ガラススライドを精製水中に15秒間浸漬する工程、
・スライドを回転塗布器による1500rpmで30秒間の回転によって乾燥させる工程、
を要件とする。

0121

水と処理済みガラスとの間の接触角はラメハート(Rame−Hart)組立体で測定され、そして角度で表わされる。1枚のガラススライド当たり、8〜10回の測定が実施される。各重合体に対して2〜3個のガラススライドが準備され、かくしてその結果は20〜30回の測定の平均値に相当する。

0122

重合体を含まない水溶液(脱イオン水)を使用する処理を受けたスライドで得られた接触角は16°の接触角を与える。

0123

濯ぎ前の値は、重合体の親水性又は疎水性に関する情報を与える。しかしながら、最も興味あるデータは、濯ぎ後の接触角であり、これは重合体/ガラス界面の親水性及び力の両方を特徴づけるものである。硬質表面を洗浄する際の適用では、濯ぎによるこの接触角の低い値が望まれる。12°未満そして特に10°未満の接触角を持つ重合体は、上記の用途において良好な性能品質をもたらす。

0124

得られた結果を以下の表に示す。

0125

これらの例によれば、本発明の重合体は、(a)/(b)比が60/40よりも低いときに表面に対して長期間持続型親水性を付与することを示している。これは、60/40よりも大きい(a)/(b)比を有する比較重合体の場合には付与されない。

0126

実施例7〜9
ガラスパネルを洗浄するための洗浄用組成物
以下の表は、ガラスパネルを洗浄するのに使用される3種の洗浄用処方物の組成を示す。

0127

0128

実施例7〜9の処方物を更なる変性なしに使用する。これは、処方物を洗浄しようとするガラスパネルの表面に吹き付けることによって行われる(6〜8回の吹き付け、即ち、表面1m2当たり3〜5gの処方物)。

0129

実施例10及び11
タイル、セラミック、台所の流し台及び浴槽の如き硬質表面用の洗浄用処方物
以下の表は、硬質表面を洗浄するための洗浄用処方物を示す。

0130

0131

実施例10及び11の処方物は、使用前に10gの処方物を1リットルの水中に溶解させた割合に希釈される。

0132

実施例12〜15
自動食器洗浄機用の洗剤処方物
以下の表に記載した化合物からベース洗剤処方物を調製する。

0133

0134

実施例16〜18
自動食器洗浄機で陶器類を濯ぎ洗浄するための処方物

0135

0136

実施例19及び20
手によって洗浄を行なうための処方物

0137

0138

実施例21及び22
硬質表面(タイル、台所の流し台、浴槽)を洗浄するための洗剤処方物

0139

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