図面 (/)

技術 周辺部画像および梗塞画像を作成するための方法および装置

出願人 ユニバーシティオブローザンヌ
発明者 マックスウィンターマークジャン-フィリップティランレトアントアンムーリ
出願日 2008年8月14日 (11年11ヶ月経過) 出願番号 2008-209108
公開日 2008年11月6日 (11年9ヶ月経過) 公開番号 2008-264594
状態 拒絶査定
技術分野 放射線診断機器
主要キーワード 衝撃関数 初期管理 円筒状開口 良い配置 割合データ 対称領域 開口部周り 半球部分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年11月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (18)

課題

血栓崩壊治療急性虚血性発作患者に有益であるか否かを決定すること、より詳細には、このような決定を行うための方法および装置を提供すること。

解決手段

上記方法は、代表的には、急性発作の患者の脳における大脳血流および大脳血量測定値を得る工程;該脳の虚血領域を決定する工程であって、大脳血流の該測定値が、該脳の発症していない対応する部分における正常な大脳血流よりも低い予め決定された第一値である、該虚血領域を決定する、工程;該測定値を使用して、該脳の虚血領域の周辺部領域を含む周辺部マップを作製する工程であって、ここで、該脳の虚血領域に対応する周辺部領域は、該予め決定された第二値よりも大きな大脳血量を有する、工程、を包含する。

概要

背景

(発明の背景
(発明の分野)
本発明は、血栓崩壊治療急性虚血性発作患者に有益であるか否かを決定すること、より詳細には、このような決定を行うための方法および装置に関する。

(関連分野の背景)
虚血性発作は、心臓血管疾患および癌に続く3番目の主な死亡原因である。米国だけでも、発作は、毎年750,000人を越える患者に発症し、その3分の1が、永久的に身体障害者となっている。従って、発作は、身体障害の主な原因となっている。

大脳組織バイアビリティーは、大脳血流に依存する。発作の間、虚血性損傷として知られる脳組織の一部は、動脈閉塞血餅)に起因して、十分な血流が奪われる。この虚血性損傷は、2つの部分(梗塞および周辺部(penumbra))を含む。この梗塞は、血流が激しく減少して、脳細胞回復しない脳組織を含む。周辺部は、この梗塞を取り囲み、そして脳細胞が傷ついているが、まだ不可逆的に損傷していない移行領域に相当する。

周辺部と梗塞との間の主な差異は、大脳灌流自己調節に関連する。複雑な自己調節プロセスは、全身動脈圧の変化にかかわらず、局所神経活性への大脳血流の調整および大脳血流安定性の両方を保証する。脳血管自己調節は、明白に、一定の大脳血流を保つために、全身性圧力が下がる傾向にある場合、血管の拡張を可能にする。次いで、この血管の拡張により、少なくとも救出可能な周辺部において、大脳血量の増加をもたらす。梗塞性の大脳灰白質において、自己調節機構が変化し、そして大脳血流と大脳血量の両方が、減少する。

大脳動脈の閉塞が生じた直後に、可逆性阻害または周辺部が、通常は罹患動脈により灌流される大脳組織の領域において生じる。しかし、時間と共に、回復不可能な梗塞は、この周辺部を次第に置き換える。この置換速度は、副行循環ベルに従って、変動する。

血餅溶解薬を使用する血栓崩壊治療は、生存可能な大脳組織ではなく、虚血性大脳組織を救うために導入されてきた。この治療の適用は、症候学の症状と本来の大脳のCTの観察との間の時間間隔に頼る。

しかし、血栓崩壊治療が、大規模乏血が閉塞大脳動脈の領域(ここで制限された周辺領域が存在する)にある患者に対して使用される場合、この治療は、全く有益でないに等しく、頭蓋内出血の危険性を増大しさえする。

概要

血栓崩壊治療が急性虚血性発作の患者に有益であるか否かを決定すること、より詳細には、このような決定を行うための方法および装置を提供すること。上記方法は、代表的には、急性発作の患者の脳における大脳血流および大脳血量の測定値を得る工程;該脳の虚血領域を決定する工程であって、大脳血流の該測定値が、該脳の発症していない対応する部分における正常な大脳血流よりも低い予め決定された第一値である、該虚血領域を決定する、工程;該測定値を使用して、該脳の虚血領域の周辺部領域を含む周辺部マップを作製する工程であって、ここで、該脳の虚血領域に対応する周辺部領域は、該予め決定された第二値よりも大きな大脳血量を有する、工程、を包含する。なし

目的

本発明は、上記の問題の全てを解決し、そして血栓崩壊治療が急性虚血性発作の患者に有益であるか否かを決定するための方法および装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

明細書に記載の発明。

背景技術

0001

(発明の背景
(発明の分野)
本発明は、血栓崩壊治療急性虚血性発作患者に有益であるか否かを決定すること、より詳細には、このような決定を行うための方法および装置に関する。

0002

(関連分野の背景)
虚血性発作は、心臓血管疾患および癌に続く3番目の主な死亡原因である。米国だけでも、発作は、毎年750,000人を越える患者に発症し、その3分の1が、永久的に身体障害者となっている。従って、発作は、身体障害の主な原因となっている。

0003

大脳組織バイアビリティーは、大脳血流に依存する。発作の間、虚血性損傷として知られる脳組織の一部は、動脈閉塞血餅)に起因して、十分な血流が奪われる。この虚血性損傷は、2つの部分(梗塞および周辺部(penumbra))を含む。この梗塞は、血流が激しく減少して、脳細胞回復しない脳組織を含む。周辺部は、この梗塞を取り囲み、そして脳細胞が傷ついているが、まだ不可逆的に損傷していない移行領域に相当する。

0004

周辺部と梗塞との間の主な差異は、大脳灌流自己調節に関連する。複雑な自己調節プロセスは、全身動脈圧の変化にかかわらず、局所神経活性への大脳血流の調整および大脳血流安定性の両方を保証する。脳血管自己調節は、明白に、一定の大脳血流を保つために、全身性圧力が下がる傾向にある場合、血管の拡張を可能にする。次いで、この血管の拡張により、少なくとも救出可能な周辺部において、大脳血量の増加をもたらす。梗塞性の大脳灰白質において、自己調節機構が変化し、そして大脳血流と大脳血量の両方が、減少する。

0005

大脳動脈の閉塞が生じた直後に、可逆性阻害または周辺部が、通常は罹患動脈により灌流される大脳組織の領域において生じる。しかし、時間と共に、回復不可能な梗塞は、この周辺部を次第に置き換える。この置換速度は、副行循環ベルに従って、変動する。

0006

血餅溶解薬を使用する血栓崩壊治療は、生存可能な大脳組織ではなく、虚血性大脳組織を救うために導入されてきた。この治療の適用は、症候学の症状と本来の大脳のCTの観察との間の時間間隔に頼る。

0007

しかし、血栓崩壊治療が、大規模乏血が閉塞大脳動脈の領域(ここで制限された周辺領域が存在する)にある患者に対して使用される場合、この治療は、全く有益でないに等しく、頭蓋内出血の危険性を増大しさえする。

課題を解決するための手段

0008

(発明の要旨)
従って、本発明は、上記の問題の全てを解決し、そして血栓崩壊治療が急性虚血性発作の患者に有益であるか否かを決定するための方法および装置を提供する。この方法は、灌流CTスキャンにおいて現在使用される方法とは無関係である。
上記に加えて、本発明は、以下をも提供する:
項目1)
急性発作の患者の脳の周辺部画像を作製するための方法であって、該方法は、以下:
急性発作の患者の脳における大脳血流および大脳血量の測定値を得る工程;
該脳の虚血領域を決定する工程であって、大脳血流の該測定値が、該脳の発症していない対応する部分における正常な大脳血流よりも低い予め決定された第一値である、該虚血領域を決定する、工程;
該測定値を使用して、該脳の虚血領域の周辺部領域を含む周辺部マップを作製する工程であって、ここで、該脳の虚血領域に対応する周辺部領域は、該予め決定された第二値よりも大きな大脳血量を有する、工程、
包含する、方法。
(項目2)
項目1に記載の方法であって、前記脳の虚血領域の梗塞領域は、該脳の周辺部−梗塞マップから得られる前記周辺部マップ上に構築され、ここで、該梗塞領域は、大脳血量が前記予め決定された第二値よりも低い脳の領域に対応する、方法。
(項目3)
項目1に記載の方法であって、前記脳の周辺部サイズ:該周辺部サイズと梗塞サイズとの合計の比を測定する工程をさらに包含し、ここで、該比が、予め決定された第三値以上である場合、前記急性発作の患者を、血栓崩壊治療のための候補者とする、方法。
(項目4)
前記予め決定された第三値が、約50%よりも大きい、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記予め決定された第三値が、約65%よりも大きい、項目3に記載の方法。
(項目6)
前記予め決定された第三値が、約75%よりも大きい、項目3に記載の方法。
(項目7)
項目1に記載の方法であって、大脳血流に関する前記予め決定された第一値が、前記脳の発症していない対応する部分の正常な大脳血流の約90%未満である、方法。
(項目8)
項目1に記載の方法であって、大脳血流に関する前記予め決定された第一値が、前記脳の発症していない対応する部分の正常な大脳血流の約75%未満である、方法。
(項目9)
項目1に記載の方法であって、大脳血流に関する前記予め決定された第一値が、前記脳の発症していない対応する部分の正常な大脳血流の約60%未満である、方法。
(項目10)
前記測定値が、コンピューター断層撮影装置を使用して得られる、項目1に記載の方法。
(項目11)
項目1に記載の方法であって、大脳血量に関する前記予め決定された第二値が、脳組織の約2cc/100グラムと約4cc/100グラムとの間にある、方法。
(項目12)
発作患者の脳のマップであって、予め決定された値よりも大きい大脳血量を有する、該脳の領域に対応する周辺部領域を含む、マップ。
(項目13)
項目12に記載のマップであって、前記予め決定された値が、脳組織の約2cc/100グラムと約4cc/100グラムとの間にある、マップ。
(項目14)
項目12に記載のマップであって、前記予め決定された値よりも低い大脳血量を有する、該脳の領域に対応する梗塞領域をさらに含む、マップ。
(項目15)
項目14に記載のマップであって、前記値が、脳組織の約2cc/100グラムと約4cc/100グラムとの間にある、マップ。
(項目16)
コンピューター断層撮影装置を使用して、前記患者の脳の大脳血量を決定する、項目12に記載のマップ。
(項目17)
前記マップにより、前記梗塞領域および前記周辺部領域の量を数値化し、そして周辺部サイズ:該周辺部サイズと梗塞サイズとの合計の比を数値化する、項目14に記載のマップ。
(項目18)
前記マップが、コンピューター断層撮影画像を含む、項目12に記載のマップ。
(項目19)
急性発作の患者の脳の周辺部画像を作製するための装置であって、該装置は、以下:
急性発作患者の脳の大脳血流および大脳血量の測定値を得るための測定手段;
該脳の虚血領域を測定するための測定手段であって、該大脳血流の測定値が、予め決定された第一値よりも低い虚血領域を測定する、測定手段;および
該測定値を使用して、該脳の虚血領域の周辺部領域を含む周辺部画像を作製するためのマッピング手段であって、ここで、該周辺部領域は、該予め決定された第二値よりも大きな大脳血量を有する脳の領域に対応する、マッピング手段、
を備える、装置。
(項目20)
前記19に記載の装置であって、前記周辺部画像がまた、前記脳の虚血領域に対応する梗塞領域を含み、ここで、大脳血量が、予め決定された第二値よりも低い、装置。
(項目21)
項目19に記載の装置であって、前記測定手段はまた、発作患者が血栓崩壊治療の使用から得られるか否かを測定し、そして前記脳の周辺部サイズ:該周辺部サイズと梗塞サイズとの合計の比を測定し、そしてここで、該比が、予め決定された第三値を上回った場合、該急性発作患者を、血栓崩壊治療のための候補者とする、装置。
(項目22)
前記周辺部画像を表示するためのディスプレイ手段をさらに備える、項目19に記載の装置。
(項目23)
急性発作の患者の脳の周辺部画像を作製するためのコンピューター化方法であって、該方法は、以下:
急性発作の患者の脳の病理学半球の大脳血流および大脳血量に対応する複数の測定データを第一データベースに格納する工程;
第一値よりも低い大脳血流に対応する測定データに対する、該データベースを数値化することによって該脳の虚血領域を決定するための測定データを処理する工程であって、該数値化の結果が、該データベース中に虚血データとして格納される、工程;および
該虚血領域の周辺部領域を測定するために該虚血データを処理する工程であって、ここで、該周辺部領域は、該大脳血量が第二値よりも大きな場合の虚血データに対応し、該周辺部領域に対応する虚血データは、周辺部データとして格納される、工程、
を包含する、方法。
(項目24)
項目23に記載の方法であって、梗塞領域は、前記周辺部画像中に含まれ、前記大脳血量が第二値よりも低い虚血データに対応する梗塞領域、および該梗塞領域に対応する虚血データが、前記データベース中に梗塞データとして格納される、方法。
(項目25)
項目23に記載の方法であって、発作患者が血栓崩壊治療の使用から得られるか否かを測定する工程をさらに包含し、該測定工程は、前記梗塞データおよび周辺部データを処理して、周辺部サイズ:梗塞サイズと該周辺部サイズとの合計の比を測定する工程を包含し、ここで、該比が、第三値より大きい場合、該発作患者を、血栓崩壊治療のための候補者とする、方法。
(項目26)
項目23に記載のコンピューター化方法であって、前記予め決定された第一値が、前記脳の発症していない対応する部分の正常な大脳血流の約90%未満である、方法。
(項目27)
項目23に記載のコンピューター化方法であって、前記予め決定された第一値が、前記脳の発症していない対応する部分の正常な大脳血流の約75%未満である、方法。
(項目28)
項目23に記載のコンピューター化方法であって、前記予め決定された第一値が、前記脳の発症していない対応する部分の正常な大脳血流の約60%未満である、方法。
(項目29)
項目23に記載のコンピューター化方法であって、前記第二値が、脳組織の約2cc/100グラムと約4cc/100グラムとの間にある、方法。
(項目30)
前記データを処理して、ビジュアル画像を形成する、項目23に記載の方法。
(項目31)
前記ビジュアル画像が、前記患者の脳のマップの形態である、項目30に記載の方法。
(項目32)
前記ビジュアル画像が、コンピューターモニター上に表示される、項目30に記載の方法。
(項目33)
前記ビジュアル画像が、印刷される、項目30に記載の方法。
(項目34)
発作患者が、血栓崩壊治療の使用から得られるか否かを測定するための医療用診断装置であって、該装置は、以下:
急性発作の患者の脳の病理学的半球の大脳血流および大脳血量に対応する複数の測定データを第一データベースに格納するための格納手段;
処理手段であって:
予め決定された第一値よりも低い大脳血流に対応する測定データについて、該データベースを数値化することによって該脳の虚血領域を決定するための測定データを処理するための処理手段であって、該数値化の結果が、該データベース中に虚血データとして格納される、処理手段;
該虚血領域の梗塞領域および周辺部領域を決定するために該虚血データを処理するための処理手段であって、ここで、大脳血量が、予め決定された第二値よりも低い虚血データに対応する梗塞領域および大脳血量が、該予め決定された第二値よりも大きい虚血データに対応する周辺部領域であり;ここで、梗塞領域に対応する虚血データが、該データベース中に梗塞データとして格納され、そして周辺部領域に対応する虚血データが、周辺部データとして格納される、処理手段;および
該梗塞データおよび該周辺部データを処理して、周辺部サイズ:梗塞サイズと該周辺部サイズとの合計の比を測定するための処理手段であって、ここで、該比が、予め決定された第三値よりも大きな場合、該発作患者を、血栓崩壊治療のための候補者とする、処理手段;ならびに
該処理の結果を表示するためのディスプレイ手段、
を備える、医療用診断装置。
(項目35)
前記診断装置が、コンピューター断層撮影装置を備える、項目34に記載の装置。
(項目36)
前記診断装置が、磁気共鳴装置を備える、項目34に記載の装置。
(項目37)
前記処理手段が、コンピューターを備える、項目34に記載の装置。
(項目38)
前記格納手段が、記憶デバイスを備える、項目34に記載の装置。
(項目39)
前記記憶デバイスが、ランダムアクセス記憶装置を備える、項目34に記載の装置。
(項目40)
方法を実行するためのコンピューター実行可能な命令を有するコンピューター読取り可能媒体であって、該方法は、以下:
急性発作の患者の脳の病理学的半球の大脳血流および大脳血量に対応する複数の測定データを第一データベースに格納する工程;
予め決定された第一値よりも低い大脳血流に対応する測定データについて、該データベースを数値化することによって該脳の虚血領域を決定するための測定データを処理する工程であって、該数値化の結果が、該データベース中に虚血データとして格納される、工程;
該虚血領域の梗塞領域および周辺部領域を測定するために該虚血データを処理する工程であって、ここで、梗塞領域は、大脳血量が予め決定された第二値よりも低い虚血データに対応し、そして周辺部領域は、大脳血量が該第二値よりも大きな虚血データに対応し;ここで、梗塞領域に対応する虚血データは、該データベース中に梗塞データとして格納され、そして周辺部領域に対応する虚血データは、周辺部データとして格納される、工程;ならびに
該梗塞データおよび該周辺部データを処理し、周辺部サイズ:該梗塞サイズと周辺部サイズとの合計の比を測定する工程、
を包含する、コンピューター読取り可能媒体。
(項目41)
前記比が、予め決定された第三値よりも大きい場合、前記発作患者を、血栓崩壊治療のための候補者とする、項目40に記載のコンピューター読取り可能媒体。
(項目42)
データ構造を媒体上に格納したコンピューター読取り可能媒体であって、該媒体は、以下:
急性発作の患者の脳の病理学的半球の大脳血流および大脳血量に対応する測定データを含む、第一領域;
該脳の虚血領域に対応する虚血データを含む、第二領域;
該脳の梗塞領域に対応する梗塞データを含む、第三領域;
該脳の周辺部領域に対応する周辺部データを含む、第四領域;および
周辺部サイズ:梗塞サイズと該周辺部サイズとの合計の比データを含む、第五領域、を含有する、コンピューター読取り可能媒体。

0009

灌流CT試験を使用して、本発明は、急性発作の患者の早期の管理、この患者の入院評価、およびこの患者を血栓崩壊プロトコルに入れるか否かの選択において役立つ手段を提供する。

0010

詳細には、灌流CTは、大脳血流のマップ、大脳血量、および平均移行時間のマップを提供する。本発明に従う所定のアルゴリズムを使用して、虚血性大脳領域(周辺部+梗塞)が、決定され、そしてマッピングされる。周辺部マップおよび梗塞マップが決定された後に、これらは、潜在的回復率PRR)を計算するために使用され、この潜在的回復率は、事実上、急性発作の患者が血栓崩壊治療の候補であるか否かを決定する。

0011

本発明は、梗塞および周辺部のサイズおよび位置を決定し、そしてその結果の可視的画像(マップ)を生成する。これらの梗塞画像および周辺部画像は、灌流CTの大脳血流(CBF)測定値および大脳血量(CBV)測定値から計算される。

0012

この大脳血流の測定値が脳の罹患していない対応する部分の正常な大脳血流よりも小さい、所定の量である場合、虚血性損傷(周辺部+梗塞)が、決定される。この虚血性損傷内において、梗塞は、大脳血量が所定の量より小さい領域に対応し、そして周辺部は、大脳血量がこの所定の量よりも多い領域に対応する。

0013

本発明はまた、計算された梗塞および周辺部の相対的な程度を互いに評価するために使用され得、従って、例えば、潜在的回復率(PRR)(またはLausanne発作指数またはWintermark発作指数)と呼ばれる指数の計算を可能にする。この指数は、適切な閾値を有し、急性発作の患者が血栓崩壊治療の候補であるか否かを決定するために使用され得る。

0014

従って、本発明の第1の局面において、急性発作の患者の脳の周辺部画像および梗塞画像を作成するための方法は、急性発作の患者の脳の大脳血流および大脳血量の測定値を得る工程、およびこの脳の虚血性領域を決定する工程、を包含する。大脳血流の測定値が、脳の罹患していない対応する部分の正常な大脳血流よりも小さい、所定の第1の値である場合、脳の虚血性領域が、決定される。この方法はまた、大脳血量の測定値を使用して脳の虚血性領域の周辺領域を含む周辺部マップおよび梗塞マップを作成する工程を包含し、ここで周辺領域は、この所定の第2の値よりも大きい大脳血量を有する脳の虚血性領域に対応する。上記の方法に従って作成された画像はまた、脳の虚血性領域の梗塞領域を含み得、脳の周辺部−梗塞マップを生成する。この梗塞領域は、大脳血量が所定の第2の値よりも小さい脳の虚血性領域に対応する。

0015

本発明の別の局面において、発作の患者の脳のマップは、所定の値より大きい大脳血量を有する脳の領域に対応する周辺領域を含む。このマップはまた、この所定の値より小さい大脳血量を有する脳の領域に対応する梗塞領域も含み得る。

0016

本発明のさらに別の局面において、急性発作の患者の脳の周辺部画像および梗塞画像を作成するための装置は、急性発作の患者の脳の大脳血流および大脳血量の測定値を得るための測定手段、および脳の虚血性領域を決定するための決定手段を備える。大脳血流の測定値が所定の第1の値よりも小さい場合、虚血性領域が決定される。この装置はまた、これらの測定値を使用して脳の虚血性領域の周辺領域を含む周辺部画像および梗塞画像を作成するためのマッピング手段を備える。この周辺領域は、所定の第2の値よりも大きい大脳血量を有する脳の領域に対応する。梗塞領域は、所定の第2の値よりも小さい大脳血量を有する脳の領域に対応する。

0017

本発明のさらに別の局面において、急性発作の患者の脳の周辺部画像および梗塞画像を作成するためのコンピューター化法は、急性発作の患者の病的半球部分の大脳血流および大脳血量に対応する複数の測定データを、第1のデータベースに保存する工程、このデー
タベースを、第1の値より小さい大脳血流に対応する測定データについて問い合わせすることによって、測定データを処理して、脳の虚血性領域を決定する工程、を包含し、ここでこの問い合わせの結果は、データベースに、虚血データとして保存される。この方法はまた、この虚血データを処理して、虚血性領域の周辺領域を決定する工程を包含し、ここでこの周辺領域は、脳血量が第2の値よりも大きい虚血データに対応し、そして周辺領域に対応する虚血データは、周辺部データとして保存される。この方法を用いて、梗塞領域は、周辺部画像および梗塞画像に含まれ得、ここで梗塞領域は、大脳血量が第2の値より小さい虚血データに対応し、梗塞領域に対応する虚血データは、梗塞データとしてデータベースに保存される。

0018

本発明のさらに別の局面において、発作の患者が、血栓崩壊治療の使用から恩恵を受けるか否かを決定するための医用診断装置は、急性発作の患者の脳の病的半球の大脳血流および大脳血量に対応する複数の測定データを、第1のデータベースの保存するための保存手段、以下のための処理手段を備える:
測定データを処理して、第1の値よりも小さい大脳血流に対応する測定データについてデータベースを問い合わせすることによって、脳の虚血性領域を決定する(ここで、この問い合わせの結果は、虚血データとしてこのデータベースに保存される);
この虚血データを処理して、虚血領域の梗塞領域および周辺領域を決定する(ここで、梗塞領域は、大脳血量が第2の値よりも小さい虚血データに対応し、そして周辺領域は、大脳血量が第2の値よりも大きい虚血データに対応する)。梗塞領域に対応する虚血データは、梗塞データとしてデータベースに保存され、そして周辺領域に対応する虚血データは周辺部データとして保存される;および
この梗塞データおよび周辺部データを処理して、周辺部のサイズが梗塞のサイズと周辺部のサイズとの合計を含む割合を決定する。この割合が所定の第3の値よりも大きい場合、発作の患者は血栓崩壊治療の候補である。

0019

本発明のさらに別の局面において、上記の方法を実行するためのコンピューター実行可能機器を有するコンピューター読み取り可能媒体が提供される。

0020

本発明のなおさらに別の局面において、データ構造が保存されたコンピューター読み取り可能媒体は、急性発作の患者の脳の病的半球の大脳血流および大脳血量に対応する測定データを含む第1フィールド、脳の虚血領域に対応する虚血データを含む第2フィールド、脳の梗塞領域に対応する梗塞データを含む第3フィールド、脳の周辺領域に対応する周辺部データを含む第4フィールド、および梗塞サイズと周辺部サイズとの合計に対する周辺部サイズの割合を含む割合データを含む第5フィールド、を含む。

0021

本発明は、灌流CTの大脳血流マップおよび大脳血量マップにより決定された梗塞マップおよび周辺部マップに基づいて、急性発作の患者が血栓崩壊治療の候補であるか否かを決定するための好ましい閾値を提供する。

発明を実施するための最良の形態

0022

(好ましい実施形態の詳細な説明)
例示のみの目的のために、本発明に関連して記載される画像化技術は、灌流コンピューター断層撮影法(灌流CT)である。当業者は、脳に特徴的な脳血流量および脳血量を得る他の画像化技術もまた、本発明の範囲に従って使用され得ることを理解する。これらの他の画像化技術としては、陽子射出断層撮影法(PET);単光子射出コンピューター断層撮影法(SPECT);安定キセノンCT、および灌流MRIが挙げられる。

0023

(コンピューター断層撮影法)
図7に示されるように、患者の断層撮影画像(例えば、患者の脳の灌流CT画像)を得るためのX線コンピューター断層撮影法(CT)システム2が示される。このシステムは、主部X線CT構成要素4および制御ユニット6を備える。この制御ユニットはまた、このシステムを使用することによって得られる画像データなどを処理するためのデータ処理ユニットとしても機能し得る。

0024

このCTシステムは、患者スタンド8およびガントリー12を備え、このスタンドは、患者10をその上に配置して矢印AおよびBによって示される方向に移動させるための移動可能なテーブルとその上面で整列しており、そしてガントリーは、円筒状開口部14を有して形成されている。このガントリーは、X線管および検出器と整列され、この管は、その円筒状開口部の周囲で、矢印pによって示される方向に回転し、そしてこの検出器は、この開口部周り周縁部に配置された複数の検出器要素から構成される。

0025

図8において、制御ユニット6は、制御ユニットおよび処理ユニットとして機能する、コンピューター6aを備える。このコンピューターは、主部X線CTシステムの操作を制御するために使用される。このコンピューターはまた、例えば、断層撮影画像を準備するためにガントリーに配置された検出器によって検出される患者の一定領域の断層撮影画像を構成するための、画素データを処理する。

0026

このコンピューターはさらに、以下と接続されている:マウスおよびキーボードを備える操作コンソール6b、外部記憶装置(例えば、光磁気ディスクユニット6c)、カラー陰極線管(CRT)のようなディスプレイユニット6d、平面ディスプレイ、または印刷デバイス

0027

ガントリーは、X線管16および検出器18を備える。各々は、操作のためにコンピューター/制御ユニットに接続されている。この検出器が患者の反対側のX線、次いでX線管のX線を検出した場合、その情報は、制御ユニットのコンピューターまで送られ、その結果、CT画像が形成され得る。

0028

灌流CTは、現代式の画像化技術であり、これは、脳組織の脳血流量(CBF)、平均通過時間(MMT)および脳血量(CBV)の正確な定量評価を可能にするソフトウエアにおいて具現化された先行技術方法を使用する。

0029

脳血流量および脳血量を測定するために、操作コンソールを実用的に使用して、マウスポインター(これは、ディスプレイユニットのスクリーン上に表示され、マウスを使用することによって操作される)は、スクリーン上の所定の表示をクリックするために操作され、その結果、その表示によって示される処理が実行される。CT画像は、コンピューターの補助による主部X線CTシステムによって得られる画素データによって表され、そしてそのディスプレイユニット上にて、カラー照明またはモノクロ照明で表示される。この画像はまた、印刷デバイスを使用してプリントアウトされ得る。

0030

灌流CT実験により、CBFおよびCBVの正確な定量評価が可能になる。これらの実験は、本発明に従う脳梗塞および周辺部の定義を与え、そして急性脳卒中の患者において容易に達成される。なぜなら、これらの実験は、ヨウ化造影剤静脈内投与する間に軸方向の様式で達成される脳のCT画像の連続的な獲得のみに関するからである。これらは、十分に耐性であり、かつ時間がかからない。

0031

従って、脳の虚血領域は、局所の脳血流量の測定値が、影響を受けていない脳の対応する部分の測定値の約90%未満、より好ましくは、約75%未満、そして最も好ましくは、約60%未満である場合に、決定される。

0032

脳の虚血領域内に周辺部領域を含む周辺部マップは、脳組織100gあたり約2ccと脳組織100gあたり約4ccとの間の脳血量を有する脳の虚血領域に対応する。

0033

灌流CTからのデータは、CT画像の各画素にて得られる造影増強プロフィールからなり、造影剤の時間−濃度曲線線形的に関連する。これらの曲線解析は、脳のサイズの原理に従って理解され、これは、ヨー化造影剤の低速度注入についての正確な結果を導く。

0034

CBVマップは、粒子平均効果定量的評価から推測され、矢状静脈洞の中心における基準画素を完全に欠いている。

0035

衝撃関数および関連する平均遷移時間(MTT)マップは、基準動脈曲線による実質時間−濃度曲線の逆重畳の結果として見出される。

0036

最後に、各画像マップの各画素におけるCBVとMTTとの組み合わせにより、以下の式を用いて、CBF値が導かれる:

0037

0038

本発明に従う好ましい方法において、罹患した脳組織の周辺部領域および梗塞領域のマップは、CBFマップおよびCBVマップを使用して展開される。

0039

従って、周辺部間の相対的なサイズは、その周辺部および梗塞の全領域と比較した場合、一般に、急性脳卒中患者が血栓崩壊療法を受けた結果として改善されるか否かを決定する。相対的に大きい周辺部サイズ(その全虚血領域と比較した場合)を有する患者において、閉塞した脳動脈再疎通により、良好な臨床的改善が導かれる。

0040

梗塞領域と周辺部領域との間の相対的なサイズは、本願において、以下の式によって定義される潜在回復率(potential recuperation ratio)(PRR)を標識する指標(すなわち、Lausanne脳卒中指標またはWintermark脳卒中指標)として規定される:

0041

0042

この指標は、一般に、急性脳卒中の患者が静脈内血栓崩壊療法を受けた結果として改善されるか否かを決定する。高いPRRを有する患者において、閉塞した脳動脈の再疎通により、良好な臨床的改善が導かれる。従って、この指標は、急性脳卒中の患者が血栓崩壊療法についての候補であるか否かを決定する。

0043

従って、PRRが、おおよそ約0.50より高い、より好ましくは、約0.65より高い、そして最も好ましくは、約0.75よりも高い場合、血栓崩壊は、治療を投与する際に数時間の遅延が存在したとしても、急性脳卒中の患者に有効な治療である。これらの値より低い場合、血栓崩壊療法は、たとえプロトコルを投与する際に時間が遅延したとしても、一般には失敗である。PRRがこれらの値に満たない場合、血栓崩壊療法は、血栓崩壊出血後の急性脳卒中患者に対する危険性を増加させる。

0044

従って、本発明は、特に、急性脳卒中患者の脳の周辺部−梗塞マップを作成し、以下の実施例の研究により示されるように、血栓崩壊プロトコルに患者を入れるか否かを決定する際の、急性脳卒中患者の初期管理における有益なツールである。

0045

(材料および方法)
臨床的CTデータおよびネイティブのCTデータに基づいて診断された急性虚血性脳卒中を有する22人の成人男性13人、女性9人、平均63、31歳〜85歳の範囲)を、調査した。140μmol/lより高いクレアチニンアミア(creatininaemia)を有するかまたはヨウ化造影剤に対するアレルギーを有する患者、および妊娠中の患者は、この調査から除外した。患者の特徴(虚血性脳卒中の正確な位置、ならびに血栓崩壊プロトコルにおける封入体の有無および閉塞した脳動脈の再疎通)を、以下の表1に概略する。

0046

強化基線の脳のCTを、実施した急性脳卒中患者の初期調査の一環として、灌流CTによって直ちに行った。12人の患者において、入院時の脳CT調査は、脳血管のCTおよび頸部血管のCTで終了した。

0047

22人の患者のうち、8人が、静脈内血栓崩壊療法に対して適任であり、このことは、時間遅延が十分であり、脳卒中サイズがネイティブな脳CTにおいてMCA領域の3分の1に満たず、かつ禁忌が存在しないことを示唆している。

0048

血栓崩壊は、症候学の発症後2.7±1.0時間で始まった。8人の血栓崩壊患者において合併症(特に、出血)は生じなかった。しかし、1人の患者は、肺感染と連続した敗血症からの症候学の発症後15日で死亡した。

0049

3.3±1.5日(血栓崩壊群において4.0±1.3時間および非血栓崩壊群において3.0±1.6時間;p値=0.209)の遅滞の後、MR検査(T2荷重系および拡散荷重系、ならびに脳血管および頸部血管のMRを含む)を、22人の患者の各々について得た。

0050

許容CTおよび遅滞MRに加えて、2人の患者が、前の2つの時間間隔に第二の脳CT調査を受けた(症候学の発症後2.0±1.0日)。これら2人の患者の、続く灌流CTおよびMR検査を使用して、動脈再疎通を伴うおよび動脈再疎通を伴わない、経時的な周辺部の進化を証明した(図1および図2を参照のこと)。

0051

症候学の発症と緊急治療室への入院との間の時間遅滞、灌流CT検査、血栓崩壊の開始、および遅滞MRを記録した。

0052

脳血管および頸部血管の浸透性を、血管CTおよび遅滞血管MRによって評価した。

0053

IHSS、Barthel指標および改変したRankinスケールを、入院時と2.2±0.8ヶ月の時間遅滞(血栓崩壊群において2.5±0.9ヶ月および非血栓崩壊群において2.1±0.7ヶ月;p=0.298)後との両方で、21人の患者において評価した(血栓崩壊群の1人の患者は、症候学の発症後15日で死亡した)。この時間遅滞での入院の間のNIHSSの改善を算出し、そして臨床的状態の進化の証拠として考慮した。

0054

(画像化技術)
潅流CT試験は、互いに5分間の間隔で獲得した2つの系列からなった。各々の系列は、ヨウ素化造影剤の静脈内投与の間にシネモード(cine mode)で2秒毎に達成した40連続の大脳CT切片を含んだ。総獲得時間は40秒間であった。獲得したパラメーターは、各々2つの系列:80kVPおよび100mAを含んだ。各々の系列について、CTスキャンを、5cc/秒の速度での高圧注入器(power injector)による、静脈における50ccのイオヘキソール(iohexol)(300mg/ccヨウ素の濃度)の静脈内投与の5秒後に開始した。造影剤の注入前の遅延は、造影剤を増強することなくベースラインイメージを獲得することを可能にした。多検出アレイ技術(multidetector−array technology)は、各系列に対して2つの隣接する10mm切片の獲得を可能にする。従って、実施した2つの潅流CT系列は、4つの隣接する10mmの大脳CT切片に関するデータの獲得を可能にした。4つの研究した大脳切片を、レンズを保護するために、基底核を通り、頭蓋に向かってそれらの上を進む軌道上で選択した。

0055

80kVpでの4つの隣接する10mm切片の獲得に関して、測定され正規化された、そして量され算出された断層撮影法用量指数(nCTDIw)は、0.112mGy/mAsである。100mAにてアキシャルモード(axial mode)で獲得された、照射送達ジオメトリ(例えば、用量効率86%)に関する40連続の切片の潅流CTプロトコルを仮定すると、得られる照射用量は、368mGyである。照射の確率論的
効果を考慮すると、これらの算出された用量は、大脳全体の大きさに対して再分配されなければならない。40mmの厚みは、大脳の大きさのほぼ1/5に関連するので、大脳に吸収された用量は、77mGyである。脳についての0.0023mSv/(mGy x
cm)の重み係数を考慮すると、大脳の有効用量は、3.4mSvであり、これは、標準的な大脳CT試験の参照用量レベル(2.5mSv)にほぼ相当する。

0056

大脳CTおよび大脳血管CTを、以下のプロトコルで実施した:120kVp、240mA;切片の厚み2.5mm、切片獲得間隔2mm;ピッチ=1.5:1;3cc/秒の速度での40ccのヨウ素化造影剤の静脈内投与、獲得遅延=10秒。大動脈弓枝血管起源からWillisポリゴンへのデータ獲得を達成した。

0057

3.3±1.5日(血栓崩壊群においては4.0±1.3、および非血栓崩壊群においては3.0±1.6時間;p値=0.209)の遅延の後、MR試験を、1.51MRユニットにて22人の患者各々において獲得した。このMR試験は、スピンエコーT2強調系列および微量拡散強調系列を含んだ(エコプラナースピン−エコー、TR=5,000ミリ秒IE=100ミリ秒、b=1,000、1.5mmのギャップを有する205mm厚切片、マトリクスサイズ=128×128)。Angio−MRを、大脳および大脳血管について、飛行時間マルチスラブ3DFLASH技術を用いて実施した。ガドリニウムボーラスの静脈内投与の間に、3D FISP技術もまた、大脳血管のために使用した。

0058

データ処理
潅流CTデータを潅流分析ソフトウェアにより分析し、CBV、MTT、およびCBFのパラメータマップを作製した。次いで、潅流CTおよびMRをワークステーションに移した。本発明に従う概念を適用する上で、および臨床症候学の側方化を考慮する上で、周辺部および梗塞マップを算出した。

0059

虚血性大脳領域(周辺部および梗塞)を、臨床症候学に従い健常であると規定された大脳半球における対称領域と比較した場合に、CBFが34%以上低下した大脳画素を含むように選択した。この切片領域において、100gあたり2.5ccを、CBV値の閾値として選択した。選択領域内の、100gあたり2.5ccより高いCBVを有する画素を周辺部に属すると考え、100gあたり2.5ccより低いCBVを有する画素を梗塞に含めた。得られた大脳周辺部および梗塞マップを予後マップにおいて組み合わせた。

0060

2つの試験技術は、CTとMRで選択された切片の間の正確な一致を妨げることが知られていたので、拡散強調系列における拡散強調MR大脳切片のうちの4つを、選択され潅流CT切片に最も近いとして選択した。

0061

拡散強調MR画像における梗塞大脳領域を、強度閾値を使用することにより規定した。梗塞大脳領域は、この閾値よりも高い強度値を有する画素を含んだ。梗塞領域から対側性半球および脈絡膜を除外するために、後者を選択した。発作は22人の患者全てにおいて一面性であった。

0062

データ分析
終結果は、潅流CT周辺部マップ、潅流CT梗塞マップ、および拡散強調MR梗塞マップ、ならびに22人の試験患者各々において獲得した4つの切片各々についてのこれらのマップを含んだ。試験した拡散強調MR切片を、潅流CT切片とほぼ同じレベルで選択した。これらの切片は、正確には同一であり得ず、CTおよびMR試験は、数日間隔内で獲得された。

0063

(1)潅流CT梗塞および周辺部マップを、予測される梗塞領域の大きさ(cm2)を測定するためにまず使用した。明確な梗塞領域の大きさを、対応する拡散強調MR切片において測定し、そして統計学的分析のための金標準とみなした。一致した変数についての直線回帰分析および両側T試験を用いて、対応する切片における潅流CTおよび拡散強調MR梗塞領域の大きさを比較した。有意さを、0.05よりも低いp値で示した。

0064

(2)潅流CT周辺部および梗塞マップを使用して、潜在的回復率(PRR)を以下のPRR等式
PRR = 周辺部の大きさ/(周辺部の大きさ+梗塞の大きさ)
に従い算出した。

0065

各患者について、1つの平均PRRのみを、4つの画像化された大脳レベルから算出した。

0066

承認NIHSSと承認潅流CTにおける虚血性大脳領域の大きさとの間の相関、遅延NIHSSと、Barthel指数と、改変されたRankinスコアおよび遅延拡散強調MRにおける梗塞の大きさとの間の相関、ならびにNIHSS改善とPRRとの間の相関を、直線回帰分析を通して評価した。

0067

(結果)
(時間の遅延)
徴候の発症から緊急治療室の承認までの平均時間は、3.9±2.1時間(血栓幇間群においては2.0±0.9時間、および非血栓崩壊群においては4.9±2.8時間;p値=0.009)であったが、徴候の発症から潅流CTスキャンまでの平均時間は、4.6±2.4時間(血栓崩壊群においては2.3±1.0時間、および非血栓崩壊群においては5.9±3.2時間;p値=0.010)であった。潅流CT試験は、22人の患者全員により十分に許容され、そして承認大脳CT外科について10分間のみのさらなる遅延を含んだ。

0068

(動脈再開通または永続的な動脈閉塞)
承認angio−CTを受けた12症例のうちの8症例において、全てが閉塞した大脳動脈を示した。4人の患者において、発作の原因となる閉塞した大脳動脈は、angio−CTの時点ですでに再浸透しており、これは、臨床的状態の改善と相関する。

0069

この系列の22人の患者において実施した遅延anglo−MRは、閉塞した大脳動脈の潜在的な再開通(自然発生的なものかまたは血栓崩壊治療の結果としてかのいずれか)の評価を可能にした(表2)。14人の患者(血栓崩壊群においては2人の患者および非血栓崩壊群においては6人の患者)において、angio−MRは、動脈閉塞の永続性を実証した。承認anglo−MRにおいて閉塞動脈を有する8人の患者のうち、5人の患者は、遅延angio−MRにおいて再開通を示したが、3人の患者は、永続的な閉塞を示した。承認anglo−MRにおいて4人の患者において示された再浸透した動脈は、遅延angio−CTにおいて浸透性を維持した。

0070

(承認潅流CTと遅延拡散強調MRとの間の相関)
潅流CTデータは、CBV、MTT、およびCBFマップを規定した。後者から、この系列の各患者について容易に算出可能な梗塞および周辺部マップを決定した。

0071

遅延anglo−MR(図1および3)において永続的な閉塞大脳動脈を有する患者において、潅流CT梗塞および周辺部領域の組み合わせの平均サイズは、37.8±15.5cm2であったが、拡散強調MR系列における対応する値は39.7±17.3cm2であった。これらの有意に相関する値(拡散MR梗塞=3.659±0.861×潅流CT梗塞+周辺部;r2=0.918)の間で有意な統計学的差異(p値=0.332)を観察することができなかった。

0072

遅延anglo−MR(図2および4)において再浸透した大脳動脈を有する全ての患者において、遅延拡散強調MRにおいて規定された最終的な大脳梗塞のサイズは、大脳梗塞の承認潅流CTサイズと総虚血性領域との間に及んだ。

0073

両方の症例において、梗塞または梗塞−周辺部領域の形状は、図1および2に示されるように、潅流CTおよび拡散強調MR画像において主観的に良い配置を示した。

0074

承認潅流CTと遅延拡散強調MRとの間の比較に関して、参照拡散強調MR系列において規定された、大脳梗塞の最終的な大きさに関する承認潅流CTの優れた予後値の結果に下線を引いた。上述のように、拡散強調MRは、大脳梗塞を正確に描写することが実証された。二相性現象に関連する落とし穴を回避するために、拡散強調MRは、発作の後、参照として使用した3.3±1.5日後に達成した。

0075

22人の急性発作患者のうちの8人が、永続的な動脈閉塞を示した。このうちの2人には、血栓崩壊治療が成功しなかった。永続的な動脈閉塞を有するこれらの患者(図4)において、承認潅流CTにおける大脳梗塞および周辺部領域を合わせた大きさは、遅延MRにおける大脳梗塞の大きさに緊密に相関した。統計学的な差異は観察することができなかった。

0076

承認潅流CTにおいて規定された周辺部は、徐々に梗塞の方に発展し;最初は可逆的であった大脳の虚血性領域全体は、動脈閉塞の長期化に起因して時間と共に回復不能となり(図2)、これによって観察された相関が説明される。

0077

22人の急性発作患者のうちの14人が、閉塞した大脳動脈の再浸透を示した。これらのうちの6人が血栓崩壊治療を受けたが、8人において、再開通が自然に発生した。閉塞した大脳動脈の再開通した患者(図3)において、遅延拡散強調MRにおいて規定される最終的な大脳梗塞の大きさは、常に、大脳梗塞の承認潅流CTサイズと総虚血性領域との間の範囲であった。より正確には、その平均は、大脳梗塞の承認潅流CTサイズおよび総虚血性領域により規定される範囲の22.6%に存在した。このことは、動脈再開通、その後の残りの周辺部の回復までの、承認潅流CTにおいて規定されるような周辺部を超える梗塞の発展に関連する可能性がある(図1)。

0078

最終的な梗塞サイズの22.6%平均位置は、再開通が生じる場合、一般的に、発作の経時的な課程において早期に起こることを示す。

0079

(潅流CTと臨床状態との間の相関)
承認NIHSSは、承認潅流CTにおいて梗塞と周辺部領域の組み合わせの初期サイズ付随して増大した(承認NIHSS=26.815+4.504×潅流CT梗塞+周辺部;r2=0.627)(図5)。

0080

他方、遅延拡散強調MRおよび遅延NIHSSにおいて規定された最終的な大脳梗塞サイズ(r2=0.408)、Barthel指数(r2=0.430)と、改変Rankinスコア(r2=0.302)との間の有意な相関は、見出されなかった。

0081

最終的に、潜在的な回復率(PRR)は、以下のように分布されており、そしてこれを表2に完全に記載する。

0082

6人の患者において、血栓崩壊は実施されず、そして遅延angio−MRは、永続的に閉塞された大脳動脈を明らかにした。これらの患者において、42%±12%の平均NIHSSの改善が観察された。PRRは60%±12%であった。

0083

8人の患者において、血栓溶解は達成されず、そして動脈再疎通は、遅延血管MR(delayed angio−MR)において診断された。平均NIHSS改善は、62%±20%であり:PRRは、71%±11%であった。

0084

6人の患者において、血栓溶解を実行し、そして成功した。これらの患者において、74%±20%の平均NIHSS改善が観測され、そしてPRRは、81%±16%に達した。

0085

2人の患者において、血栓溶解を実行したが、動脈再浸透(repermeabitization)は認められなかった。これらの患者において、平均NIHSS改善は、55%±19%であり、そしてPRRは、69%±15%に達した。

0086

血栓溶解を受けた患者のうち、持続性閉塞性大脳動脈を有する患者は、69%±15%の低いNIHSS改善(p値=0.354)を示す傾向があった。これは、より低いPARに向かう傾向と関連した(p値=0.297)。

0087

自発的かまたは血栓溶解に続くかのいずれかの、閉塞性大脳動脈の再疎通を有する患者において、入院時および2.2±0.8月の時間の遅延後に評価した、PRRとNIHSS改善との間に強い相関が存在した(NIHSS改善=0.108+0.863×灌流−CTPRR;r2=0.831;図6)。

0088

自発的かまたは血栓溶解に続くかのいずれかの、持続性閉塞性大脳動脈を有する患者において、NIHSS改善は、全体的に乏しかった(持続性閉塞性群における45%±15% 対再疎通群における67%±20%、p値=0.059)。PRRはまた、再疎通群よりも持続性閉塞群においてより低い傾向があった(71%±11% 対 60%±12%、p値=0.005)。

0089

灌流−CTデータ分析から推測されるCBFおよびCBVマップから、大脳周辺部および梗塞マップを計算するための方法は、i)虚血報告されたrCBF閾値、およびii)持続するかまたは変化した自己調節機構に依存する。周辺部領域において、CBVは、100g当たり2.5ccより良いが、梗塞領域において、CBFは、100g当たり2.5ccより悪い。

0090

この研究の第1部分において、2つの画像化技術(参照技術(拡散−重みMR(diffusion−weighted MR))および評価される技術(灌流−CT))によって示される虚血性大脳領域間の相関が見出された。この研究の第2部分において、灌流−CT試験の臨床的関連性の評価を、急性発作患者において、入院時に実行した。急性発作患者の臨床的状態の証拠としては、3つの臨床的スコア(NIHSS、Barthel指数および改変Rankinスケール)が選択され、これらは、関連することが証明された。さらに、入院時と2.2±0.8月遅延後との間のNIHSSの評価を調べた。

0091

入院時NIHSSと入院時の灌流−CTで規定された結合大脳梗塞および周辺部領域の最初のサイズとの間の良好な相関は、図5に示されるように同定され、他方、大脳梗塞の遅延拡散−重みMRサイズと種々の臨床的スコアとの間には乏しい相関が同定された。遅延臨床スコアと拡散−重みMR損傷サイズとの乏しい相関についてのよりありえる説明は、3.3±1.5日MR試験が、同時の臨床的スコアよりも、2.2±0.8月臨床スコアと比較されたこと、ならびに神経修復および神経形成によって、より後期の臨床的時点までに、異なる患者にわたる種々に改善が可能であることである。

0092

最後に、新しいパラメーター(潜在的再回復(PRR)と呼ばれる)が決定され、これは、入院時と2.2±0.8月時間遅延との間のNIHSS改善に関して、周辺部および梗塞の相対的サイズに相関する(表2を参照のこと)。

0093

14人の患者において、血栓溶解は行われなかった。これらの患者のうちの8人において、遅延血管MRによって示されるように、閉塞性大脳動脈の再疎通を伴う血栓の自発的断片化が生じた。これらの患者のうちの6人において、動脈再疎通は、生じなかった。第2の患者群において、臨床的評価は、より乏しい傾向があり、これは、より低いNIHSS改善およびPRRの両方の傾向によって反映された。

0094

血栓溶解は、8人の患者において達成され、動脈血栓の再疎通を可能にし、そしてこれら10のちの6において周辺部をレスキューし、これは、74%±20%の高いNIHSS改善によって反映された。2人の患者において、血栓溶解は、失敗し、これは、たった55%±19%のNIHSS改善によって反映された。PRRは、第1群よりも第2群においてより低い傾向があった。

0095

自発的かまたは血栓溶解に続くかのいずれかの、閉塞性大脳動脈の再疎通を有する患者において、入院時および2.2±0.8月の時間の遅延後に評価した、PRRとNIHSS改善との間に強い相関が存在した(図7)、これらの患者において、実際、再疎通は、自発的または血栓溶解に続くに関わらず、引き続く比例的な臨床的状態の改善を伴って、周辺部をレスキューすることが可能であった。

0096

持続性閉塞性大脳動脈を有する患者において、大脳梗塞は、周辺部で時間とともに発展し、そして最終的に、完全にその周辺部を置換し、これは、全体的な乏しいNIHSS改善によって反映される。

0097

(コンピューター連動断層撮影画像の詳細な説明)
図1a〜f。持続性大脳動脈閉塞の場合における、周辺部の梗塞の進行。左前シルヴィウス動脈発作が疑われる83歳の男性。a入院時、症候学的発症の7時間後に得られた非対照大脳CT(第1のライン)は、古い右前損傷、およびわずかな左島リボンサインを示したが、より感受性の灌流−CT予後マップ(第5番目のライン)は、深い左のMCA虚血を同定し、梗塞(赤)成分が、左半卵円中心に位置し、そして周辺部(緑)が左内包、島および頭頂弁蓋に存在する。平均通過時間(MTT)(第2のライン)および大脳血流(CBF)(第3のライン)は、梗塞および周辺部の両方において、それぞれ増加および減少するが、大脳血量(CBV)(第4のライン)は、梗塞において低下し、そして自己調節プロセスのため、周辺部において維持または増加する。b 入院血管−CT最大強度投射MIP)は、報告された大脳虚血の原因である閉塞性左MCA虚血を示す。時間遅延に起因して、血栓溶解は、行われなかった。臨床的状態の悪化は、最初の28時間後の第2のCTであるcの実施を正当化する。ネイティブな大脳CT(第1のライン)は、最初の灌流−CTで報告される正確な位置における大脳梗塞を示す。灌流−CT予後マップ(第5のライン)は、梗塞(赤)により、最初の灌流−CT周辺部(緑)のほとんど完全な置換を開示する。d 第2の血管−CTは、左MCAの持続性閉塞によるこの発見を説明する。e 入院の6日後、拡散−重みMRは、大脳梗塞を示し、これは、第2の灌流−CT予後マップで記載されるものと密接に関連する。左MCAの持続性閉塞は、血管−MRによって確認された。

0098

図2a〜f。大脳動脈再疎通の場合の周辺部の回復。症候学的発症の5時間後に身体的検査に基づいて、右前シルヴィウス動脈発作が疑われる74歳の女性患者。a 同時に得られたネイティブなCT(第1のライン)は、右尾状核の頭部で、かすか皮質延髄脱分化を示すが、より感受性の灌流−CT予後マップ(第2のライン)は、深い右側MCA虚血を明らかに同定し、梗塞(赤)成分が右尾状核の頭部に位置し、そして周辺部(緑)が、内包およびレンズ核(lenticulate nucleus)に存在する。b入院血管−CT最大強度投射(MIP)は、報告された虚血の原因である閉塞性右MCAを示す。血栓溶解は、時間遅延に起因して実行されなかった。臨床的状態の自発的な発展は、好ましいが、最初のCTの7時間後の全身的な発作の存在が、第2のCTであるcの実施を正当化して再灌流出血を除外する。ネイティブな大脳CT(第1のライン)は、aに示される虚血性領域の任意の拡張を示さない。拡散−CT予後マップ(第2のライン)は、最初の灌流−CT周辺部にわたる梗塞(赤)の限定された進行を開示して示すが、後者(緑)は、ほとんど消散した。d 第2の血管−CTは、右MCA再疎通によってこれらの発見を説明する。後者は、最初のCTのある時間後に生じ、この時間遅延は、観測される梗塞の進行を可能にする。再疎通の直後に、周辺部にわたるこの梗塞の進行は停止し、そして周辺部の救出可能な虚血組織が回復され得る。e 入院の3日後、拡散−重みMRは、残りの回復できない梗塞を示し、これは、第2の灌流−CT予後マップに記載されるものと密接に関連する。f 右MCA再疎通は、再び、遅延血管−MRによって示される。

0099

図3。動脈再疎通を有さない、急性発作患者における虚血性領域の入院灌流−CTと遅延拡散−重みMRサイズとの間の関係。持続性動脈閉塞を有する患者において、大脳梗塞の遅延拡散−重みMRサイズは、強く相関し(拡散−MR梗塞=3.659+0.861×灌流−CT梗塞+周辺部;r2=0.918)、そして虚血領域全体の入院時灌流−CTサイズと統計的な有意差を示さなかった(p=0.332)。これらの患者において、実際、入院時灌流−CTで規定される周辺部は、梗塞に進展し;大脳虚血領域全体は、大脳閉塞の延長に起因して、時間とともに回復できない梗塞となり、従って、観測される分布を説明する。

0100

図4。動脈再疎通を有する急性発作患者における、虚血性領域の入院時灌流−CTと遅延拡散−重みMRサイズとの間の相関。遅延血管−MRにおける再透過大脳動脈を有する全ての患者において、遅延拡散−重みMRに規定される最終的な大脳梗塞のサイズは、入院時灌流−CTサイズと虚血領域全体との間の範囲であった。これは、おそらく、動脈再疎通までの入院時灌流−CTに規定されるような周辺部にわたる梗塞の進展、続く、残りの周辺部の回復に関連する。

0101

図5。入院時NIHSSと入院時灌流−CTにおける合わせた梗塞−周辺部サイズとの間の相関。入院時NIHSSは、入院時灌流−CTの合わせた梗塞および周辺部領域の最初のサイズと同時に増加する(灌流−CT梗塞+周辺部=5.953+0.222×入院時NIHSS:r2=0.627)。最初の虚血大脳領域がより広範囲になるほど、臨床的状態は、特に入院時に損傷周辺(perilesional)浮腫に継続的なマス(mass)効果が優性である場合、より悪くなる。

0102

図6。動脈再疎通を有する急性発作患者におけるPRRとNIHSS改善との間の相関。閉塞性大脳動脈の再疎通を有する患者において、入院時および2.2±0.8月時間遅延後に評価されたPARとNIHSS改善との間に強い相関が存在した(NIHSS改善=0.108+0.863×灌流−CTPRR;r2=0.831)。これらの患者において実際、再疎通は、自発的または血栓溶解に続くに関わらず、周辺部のレスキュー、引き続く比例的な臨床的状態の改善を可能にする。

0103

本発明で考察される閾値は、本発明を限定することを意味せず、上記状態の結果を生じるために一般的に見出される例示的な値を単に示す。他の値は、さらなる考察の理解に基づいて、本発明で考察される変数に従い得る。

0104

上記実施形態を考慮して本発明を提示したが、CBV、CBFおよびMTTの種々の変更、改変、閾値ならびに改善は、本発明の範囲および精神内にあることが意図される。上記は、例示のつもりのみであり、そして制限として解釈されない。本発明者の制限は、添付の特許請求の範囲およびその等価物によってのみ規定される。

図面の簡単な説明

0105

図1aは、持続性大脳動脈閉塞の場合における、周辺部上の梗塞の進行を例示する。
図1bは、持続性大脳動脈閉塞の場合における、周辺部上の梗塞の進行を例示する。
図1cは、持続性大脳動脈閉塞の場合における、周辺部上の梗塞の進行を例示する。
図1dは、持続性大脳動脈閉塞の場合における、周辺部上の梗塞の進行を例示する。
図1eは、持続性大脳動脈閉塞の場合における、周辺部上の梗塞の進行を例示する。
図1fは、持続性大脳動脈閉塞の場合における、周辺部上の梗塞の進行を例示する。
図2aは、大脳動脈再疎通の場合における、周辺部の回復を例示する。
図2bは、大脳動脈再疎通の場合における、周辺部の回復を例示する。
図2cは、大脳動脈再疎通の場合における、周辺部の回復を例示する。
図2dは、大脳動脈再疎通の場合における、周辺部の回復を例示する。
図2eは、大脳動脈再疎通の場合における、周辺部の回復を例示する。
図2fは、大脳動脈再疎通の場合における、周辺部の回復を例示する。
図3は、動脈再疎通のない急性発作の患者における虚血性領域の許容灌流CTサイズと遅延拡散加重MRサイズとの間の関係を例示する。
図4は、動脈再疎通を有する急性発作の患者における虚血性領域の許容灌流CTサイズと遅延拡散加重MRサイズとの間の相関を例示する。
許容NIHSSサイズと、許容灌流CTにおける合わせた梗塞−周辺部サイズとの間の相関を例示する。
図6は、動脈再疎通を有する急性発作の患者におけるPRRの改善とNIHSSの改善との間の相関を例示する。
図7は、本発明に従う医用診断装置を例示する。
図8は、図7に示される医用診断装置の概略を示すブロック図を例示する。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ