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技術 復調器、復調方法および復調用受信機

出願人 ソニーミュージックエンターテインメントインターナショナルサービスィーズゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
発明者 シュパリンク、ゲルトアイテル、ベン
出願日 2008年3月31日 (12年1ヶ月経過) 出願番号 2008-090517
公開日 2008年10月23日 (11年6ヶ月経過) 公開番号 2008-259205
状態 特許登録済
技術分野 交流方式デジタル伝送
主要キーワード 遅延メカニズム 等化ユニット ハードウエアレジスタ 変換済み信号 コンピュータプログラムプロダクツ 前方経路 ベースバンドコンバータ PLLフィルタ
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図面 (11)

課題

ひずんでいる可能性のある入力信号復調を向上させることを可能とする復調器受信機および復調方法を提供すること。

解決手段

入力信号を復調する復調器であり、この復調器は、前記入力信号内の複素数値エコー等化するように構成される複素数値イコライザであり、前記複素数値イコライザは複素数値等化済み信号を出力する複素数値イコライザと、PLLサブユニット(340)を含むPLL回路(209)であり、前記複素数値等化済み信号(336)またはその導関数が前記PLLサブユニット(340)に対する入力信号として用いられるPLL回路とを備える。

概要

背景

無線通信において、またケーブルを介しての送信においても、無線信号は様々にひずむ。このひずみ信号は次に、受信機復調器または他の信号処理デバイスによって受信される。

概要

ひずんでいる可能性のある入力信号復調を向上させることを可能とする復調器、受信機および復調方法を提供すること。入力信号を復調する復調器であり、この復調器は、前記入力信号内の複素数値エコー等化するように構成される複素数値イコライザであり、前記複素数値イコライザは複素数値等化済み信号を出力する複素数値イコライザと、PLLサブユニット(340)を含むPLL回路(209)であり、前記複素数値等化済み信号(336)またはその導関数が前記PLLサブユニット(340)に対する入力信号として用いられるPLL回路とを備える。

目的

本発明の目的は、ひずんでいる可能性のある入力信号の復調を向上させることを可能とする復調器、受信機および復調方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

入力信号復調する復調器であり、前記復調器が、前記入力信号内の複素数値エコー等化するように構成される複素数値イコライザであり、前記複素数値イコライザが複素数値等化済み信号を出力する複素数値イコライザと、位相および/または周波数補正する信号を生成するように構成されるPLLサブユニット(340)を含むPLL回路(209)であり、前記複素数値等化済み信号(336)またはその導関数が前記PLLサブユニット(340)に対する入力信号として用いられるPLL回路を備える復調器。

請求項2

前記複素数値等化済み信号に基づいて前記複素数値イコライザの複素数値フィルタ係数を決定するように構成されるプロセッサ(ARM)を備える、請求項1に記載の復調器。

請求項3

前記複素数値等化済み信号に基づいてライン情報を決定するように構成されるラインアクイジタを備え、前記プロセッサが、前記ライン情報に基づいて前記複素数値フィルタ係数を決定する、請求項2に記載の復調器。

請求項4

前記PLL回路(209)が、前記入力信号のサンプリング速度を減少させ、また、縮小済み信号を生成するように構成される少なくとも1つのデシメータを含み、前記複素数値イコライザが前記複素数値等化済み信号を前記縮小済み信号に基づいて決定する、先行する請求項のいずれか一項に記載の復調器。

請求項5

前記複素数値イコライザは、前記PLL回路がロック状態で操作される場合にしか操作されない、先行する請求項のいずれか一項に記載の復調器。

請求項6

前記複素数値イコライザと第2の処理経路を備える第1の処理経路と、前記第1の処理経路と前記第2の処理経路を切り替えるように構成されるスイッチであり、前記PLL回路がロック状態で操作されると、前記スイッチが前記第1の処理経路に切り替わり、前記PLL回路が非ロック状態で操作されると、前記スイッチが前記第2の処理経路に切り替わるスイッチを前方経路が備える、先行する請求項のいずれか一項に記載の復調器。

請求項7

前記第2の処理経路が遅延をもたらすように構成される遅延メカニズム(322)を備え、前記遅延が、前記第1の処理経路中のコンポーネントによってもたらされた遅延と実質的に等しい、請求項6に記載の復調器。

請求項8

前記少なくとも1つのデシメータのうちの第1のデシメータ(318)が、前記第1の処理経路中で前記複素数値イコライザより前方に配置される、請求項6または7のいずれか一項に記載の復調器。

請求項9

前記第1の処理経路が、前記複素数値イコライザより後方に配置されたサンプリング速度インクリーザ(330)を備え、前記サンプリング速度インクリーザが、前記少なくとも1つのデシメータのうちの前記一つに入力される信号のサンプリング速度と同じ速度にまで前記複素数値等化済み信号のサンプリング速度を増加させるように設定される、請求項8に記載の復調器。

請求項10

前記前方経路が、広帯域フィルタ狭帯域フィルタを切り替えるように構成されるさらなるスイッチを備え、前記さらなるスイッチと、広帯域フィルタと、狭帯域フィルタが前記複素数値イコライザより前方に配置され、前記PLL回路がロック状態で操作されると、前記スイッチが前記狭帯域フィルタに切り替わり、前記PLL回路が非ロック状態で操作されると、前記スイッチが前記広帯域フィルタに切り替わる、請求項6から9のいずれか一項に記載の復調器。

請求項11

前記前方経路が前記少なくとも1つのデシメータのうちの第2のデシメータを備え、前記第2のデシメータが前記さらなるスイッチより前方に配置される、請求項10に記載の復調器。

請求項12

前記入力信号がアナログテレビ信号である、先行する請求項のいずれか一項に記載の復調器。

請求項13

ベースバンドコンバータを備え、前記複素数値イコライザが前記ベースバンドコンバータと前記PLL回路との間に配置される、請求項1に記載の復調器。

請求項14

請求項1から13のいずれか一項に記載の復調器を備える受信機

請求項15

入力信号を復調する方法であり、前記方法が、前記入力信号内の複素数値エコーを等化するステップと、前記等化ステップの結果として複素数値等化済み信号を生成するステップと、位相および/または周波数を補正する信号を生成するように構成されるPLLサブユニットを含むPLL回路を用いて前記入力信号の信号周波数と位相を追跡するステップであり、前記複素数値等化済み信号またはその導関数が前記PLLサブユニット(340)に対する入力信号として用いられるステップとを含む方法。

請求項16

前記複素数値等化済み信号に基づいて複素数値フィルタ係数を決定するステップを含み、前記複素数値フィルタ係数が前記等化ステップで適用される、請求項15に記載の方法。

請求項17

前記複素数値等化済み信号に基づいてライン情報を所得するステップを含み、前記複素数値フィルタ係数が前記ライン情報に基づいて決定される、請求項16に記載の方法。

請求項18

前記入力信号のサンプリング速度を減少させるステップと、前記サンプリング速度を減少させるステップに基づいて、縮小済み信号を生成するステップと、前記複素数値等化済み信号を前記縮小済み信号に基づいて決定するステップとを含む、請求項15から17のいずれか一項に記載の方法。

請求項19

前記等化ステップが、前記PLL回路がロック状態で操作される場合にしか実行されない、請求項15から18のいずれか一項に記載の方法。

請求項20

前記入力信号がアナログのテレビ信号である、請求項15から19のいずれか一項に記載の方法。

請求項21

入力信号を復調する方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラムプロダクツであり、前記入力信号内の複素数値エコーを等化するステップと、前記等化ステップの結果として複素数値等化済み信号を生成するステップと、位相および/または周波数を補正する信号を生成するように構成されるPLLサブユニットを含むPLL回路を用いて前記入力信号の信号周波数と位相を追跡するステップであり、前記複素数値等化済み信号またはその導関数が前記PLLサブユニット(340)に対する入力信号として用いられるステップとを含む、コンピュータプログラムプロダクツ。

請求項22

アナログのテレビ信号を受信して復調する受信機であり、前記受信機が、前記入力信号内の複素数値エコーを等化するように構成されるイコライザであり、前記イコライザが複素数値等化済み信号を出力するイコライザと、PLLサブユニットを含むPLL回路(209)であり、前記複素数値等化済み信号(336)またはその導関数が前記PLLサブユニット(340)に対する入力信号として用いられる、PLL回路を備える受信機。

請求項23

アナログのテレビ信号を受信して復調する受信機であり、前記受信機が、前記入力信号内の複素数値エコーを等化するように構成されるイコライザであり、前記イコライザが複素数値等化済み信号を出力するイコライザと、PLLサブユニットを含むPLL回路(209)であり、前記複素数値等化済み信号(336)またはその導関数が前記PLLサブユニット(340)に対する入力信号として用いられ、また、前記PLL回路が、第1のデシメータ、前記イコライザおよび第2のデシメータを含む、前方経路を備える受信機。

請求項24

アナログのテレビ信号を受信して復調する受信機であり、前記受信機が、前記入力信号内の複素数値エコーを等化するように構成されるイコライザであり、前記イコライザが複素数値等化済み信号を出力するイコライザと、各々が、テレビ信号のサンプリング速度を減少させるように構成される第1と第2のデシメータと、前記イコライザと、各々が、テレビ信号のサンプリング速度を増加させるように構成される第1と第2のサンプリング速度インクリーザとを、信号処理順序で含む前方経路を備えるPLL回路(209)とを備える受信機。

請求項25

入力信号を復調する方法であり、前記方法が、前記入力信号内の複素数値エコーを等化するステップと、前記等化ステップの結果として複素数値等化済み信号を生成するステップと、PLL回路を用いて前記入力信号の信号周波数と位相を追跡するステップであり、前記複素数値等化済み信号またはその導関数が前記PLL回路に対する入力信号として用いられるステップとを含む方法。

請求項26

入力信号を復調する手段であり、前記手段が、前記入力信号内の複素数値エコーを等化する手段と、前記等化ステップの結果として複素数値等化済み信号を生成する手段と、位相および/または周波数を補正する信号を生成するように構成されるPLLサブユニットを含むPLL回路を用いて前記入力信号の信号周波数と位相を追跡する手段であり、前記複素数値等化済み信号またはその導関数が前記PLLサブユニット(340)に対する入力信号として用いられる手段を含む手段。

技術分野

0001

本発明は、復調器受信機および入力信号復調する方法に関する。

背景技術

0002

無線通信において、またケーブルを介しての送信においても、無線信号は様々にひずむ。このひずみ信号は次に、受信機、復調器または他の信号処理デバイスによって受信される。

発明が解決しようとする課題

0003

本発明の目的は、ひずんでいる可能性のある入力信号の復調を向上させることを可能とする復調器、受信機および復調方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0004

この目的は、請求項1に記載の復調器、請求項14に記載の受信機および請求項15に記載の復調方法によって解決される。

0005

本発明のさらなる詳細は、図面とそれに続く説明を読めば明らかになる。

発明を実施するための最良の形態

0006

以下に、本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は全て、どのように組み合わせてもよい、すなわち、記載するある実施形態が他の実施形態を組み合わせることを禁止するような規制はないことに注意することが重要である。

0007

以下の説明は、信号が無線チャネルを介して送信される例を主として示していることに留意されたい。しかしながら、このチャネルが無線チャネルでなくてはならない規制はない。以下に説明する原理は、信号がケーブルを介して送信される場合にも同様に応用可能である。

0008

図1に、テレビ信号50を放送する、例えばテレビ放送局である、放送局40を示す。

0009

テレビ信号50は、ユーザのテレビ受像機59のアンテナ58によって受信される。しかしながら、アンテナ58は、テレビ信号50を構成するいくつかの部分、すなわち、前記テレビ信号50を構成する第1のエコー信号50−1、前記テレビ信号50を構成する第2のエコー信号50−2および前記テレビ信号50を構成する主経路信号50−3を受信することができる。第1のエコー信号50−1は、第1の障害物54、例えば、山によって引き起こされたものである。第2のエコー信号50−2は、第2の障害物55、例えば建物によって引き起こされたものである。主経路信号50−3は、どの障害物からも反射されることなくアンテナ58から受信されたものである。

0010

受信信号50−1、50−2および50−3をテレビ受像機59内で復調する際、復調された映像が画像ひずみを含むことがある。

0011

図1およびさらなる説明ではテレビ信号を記述しているが、本発明の記述実施形態のどれもが、無線信号を放送/受信する無線通信、例えば衛星通信の分野、および、エコーを含む可能性のある信号を復調する必要がある他の様々な分野で応用されえることに注意することが重要である。例えば、ここに説明する原理はまた、直交周波数分割多重(OFDM)信号に応用される。

0012

図2は、受信機によって受信される信号s(t)を描写している線図100である。この信号s(t)は、主経路の信号(例えば図1の信号50−3)に相当する主経路信号m(t)と、エコー経路の信号(例えば図1の信号50−1および50−2)に相当するエコー経路信号e(t)を含んでもよい。したがって、主経路信号m(t)は、どの障害物に反射されることなく受信機によって受信されている。エコー信号e(t)は、主信号m(t)のエコー版に相当するものであり、障害物で反射している。

0013

線図100は、主経路信号m(t)とエコー信号e(t)の和に相当する信号s(t)の実数部分Re{s(t)}と虚数部分Im{s(t)}を示している。

0014

線図100に示すように、主経路信号m(t)は実数信号であり、これは図2の例では、t=1.5〜5に及ぶ範囲102ではいくぶん振幅が低く、t=5〜30の範囲104と106では振幅がいくぶん高くなっている。見れば分かるように、主経路信号m(t)の振幅は、t=5の時点103でいくぶん低いレベルから高いレベルにジャンプしている。

0015

主経路信号m(t)のエコー版に相当するエコー信号e(t)が、ある遅延時間だけ遅れて主経路信号m(t)の信号経路を辿っている。さらに、エコー信号e(t)が虚数部分を含むことが分かる。

0016

エコー信号e(t)はある遅延時間をもって主経路信号m(t)の後に続くため、時点103における主経路信号m(t)の振幅は、t=18あたりの後の時点105で増大する。

0017

信号s(t)は、主経路信号m(t)とエコー信号e(t)の和に相当するため、信号s(t)は時点103と時点105で変化する。エコー信号e(t)は虚数部分を含むため、信号s(t)もまた虚数部分を含む。

0018

信号s(t)は、フェーズロックドループを含む受信機によって受信される。最近では、フェーズロックドループは周波数および/または位相の変化に対して非常に急速に反応する。したがって、PLL(フェーズロックドループ)は信号s(t)の周波数および/または位相の後を追おうとする。その結果、PLLを過ぎると、信号は時間の経過と共に急速に変化し、このため、受信機内でさらに処理しようとすると問題が発生することがある。信号s(t)がテレビ信号に相当する場合、このような問題は画像のひずみを引き起こす。以下に記述する本発明の実施形態は、このような問題を回避することができる。

0019

図3に、ベースバンドコンバータ202、音響復調器206、フェーズロックドループ(PLL)回路209、部分的ビデオ復調器212、ラインアクイジタ214、最新RISCマシン(ARM)216、残留側波帯実数部分フィルタ218、グループ遅延イコライザ222、実数ゴースト除去イコライザ232、信号プロセッサ236および自動利得コントローラ(AGC)239を備える復調器200を示す。最新式RISCマシンの代わりに他のいずれかの適切なデータプロセッサを用いてもよいことに留意されたい。

0020

復調器200は入力として入力信号201を有するが、この信号は、例えば、アナログのテレビ信号に相当する。

0021

ベースバンドコンバータ202は入力信号201を、複素数信号であるベースバンド変換済み信号203に変換する。ベースバンド信号203はいまだ厳密にはその周波数がゼロとはなっておらず、オフセットが例えば+−100Hz存在する。このオフセットをPLL回路209で補正する。

0022

PLL回路209は、ベースバンド信号203の導関数複素数値フィルタ係数226に基づいて等化させるように構成される複素数値イコライザ図3にはないため、図4を参照のこと)を備える。PLL回路209は、第1の音響信号205と第2の音響信号207を生成するために映像音響スプリッタ図3にはないため、図4を参照のこと)をさらに備える。

0023

さらに、PLL回路209は複素数値ベースバンド信号210を出力するが、この信号は部分的ビデオ復調器212に供給されて、複素数値信号213を生成させる。複素数値信号213はラインアクイジタ214に供給される。入力信号201がテレビ信号に相当している場合、ラインアクイジタ214は、例えば、ゴースト除去基準(GCR)信号などの基準信号を含むラインを、例えば判定する。例えば、日本では、テレビ信号のライン18と281は、ゴースト除去基準信号を含むことがある。ラインアクイジタ214の出力は、例えば、基準信号がその内部で送信されるラインに関する情報を含むライン情報信号215である。

0024

ライン情報信号215は、前記最新式RISCマシン216に入力される。最新式RISCマシン216は、ライン情報信号215に基づいて、実数部分フィルタ係数224と複素数値フィルタ係数226を決定する。ここで、ライン情報信号215はライン情報を含むだけではなく、フィルタ係数224と226を決定するために基準信号および/または基準信号の導関数も含む。例えば、基準信号の導関数は、例えばテレビ信号の互いに異なったラインに含まれる2つの基準信号GCR_AとGCR_Bに基づいて4フィールド差信号GCR_Fとして決定してもよい。この4フィールド差信号GCR_Fは最新式RISCマシン216に供給されて、フィルタ係数224と226を決定させる。

0025

フィルタ係数224と226は、例えば、適応フィルタのフィルタ係数を決定する所定の反復アルゴリズムに基づいて決定してもよい。この最新式RISCマシン216は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA)またはASICとして実現してもよい。

0026

次に、実数フィルタ係数224を実数ゴースト除去イコライザ232のハードウエアレジスタ中にコピーされる。複素数値フィルタ係数226はPLL回路209中の複素数値イコライザのハードウエアレジスタ中にコピーする。複素数値イコライザ326中で複素数値フィルタ係数226をコピー/更新している間に、PLLを単に停止し、これによって、PLLが係数の更新で誤動作することを回避するようにしてもよい。

0027

入力信号201がテレビ信号ではないが、他の何らかのタイプの信号である場合、ラインアクイジタ214は、前記入力信号201内の基準信号を検出するように構成し、この基準信号を次に前記最新式RISCマシン216中で用いて、フィルタ係数224と226を決定するようにしてもよい。

0028

複素数値信号213を、残留側波帯フィルタおよび実数部分演算器218でさらに処理して、実数値信号220を出力する。実数値信号220を次にグループ遅延イコライザ222に供給して、グループ遅延等化済み信号230を生成する。グループ遅延等化済み信号230を前記実数値ゴースト除去イコライザ232に対する入力として用いる。実数値ゴースト除去イコライザ232の出力は、実数値等化済み信号234であり、この信号は信号プロセッサ236中で処理されて次に自動利得コントローラ239に供給される。入力信号201がテレビ信号であれば、実数等化済み信号234はエコー等化ベースバンドビデオ信号に相当する。自動利得コントローラ239は、最終的には利得制御済みビデオ信号240を出力する。

0029

PLL回路209ではチャネルを選択することが可能になっている、すなわち、例えばテレビチャネル切り替えると、PLL回路209が新たなチャネルの位相と正確な周波数を検出しようとすることに留意されたい。

0030

PLL回路209と実数値ゴースト除去イコライザ232に関連して、これらのコンポーネントリアルタイムフィルタリングすることが可能なようになっていることに留意されたい。

0031

図3の復調器200に関連して、上記の説明から明らかなように、ビデオ信号は、実数部分が決定されるまでは等化されないことにさらに留意されたい。したがって、不等化されたビデオ信号を、フィルタ係数224と226を信号213から決定するために利用することが可能である。本明細書全体にわたって、「等化する」と「イコライザ」という用語は、それぞれ、チャネルのひずみを等化することと、チャネルのひずみを等化するように構成されるイコライザのことを意味することに留意されたい。

0032

図4に、PLL回路209を示す。

0033

PLL回路209は、第1のマルチプライア300、第2のマルチプライア301、第1の遅延ユニット302、映像音響スプリッタ306、第1のデシメータ308、PLLフィルタ312、第2のデシメータ318、第2の遅延ユニット322、複素数値イコライザ326、第1のサンプリング速度インクリーザ330、第1のスイッチ334、第2のサンプル速度インクリーザ336、PLLサブユニット340、位相シフタ344およびPLL補正信号プロセッサ348を備える。PLLサブユニット340は、周波数補正信号342−1と位相補正信号342−2を生成するように構成される。

0034

図3に関連して上述したように、ベースバンド変換済み信号203は、PLL回路209に対する入力信号として用いられる。このベースバンド変換済み信号203は第1の遅延ユニット302によって遅延されて、第1の遅延済み信号303となる。この遅延時間は、コンポーネント308、312、318、326、330、336、340および344によって引き起こされた遅延時間に相当するように選ばれる。

0035

上記したように、最新式RISCマシン216によって決定された複素数値フィルタ係数226は、複素数値イコライザ326のハードウエアレジスタ中にコピーされる。

0036

PLL回路209は、前方経路360とフィードバック経路362を備える。前方経路360は、第1のデシメータ308、PLLフィルタ312、第2のデシメータ318、複素数値イコライザ326、第1のサンプリング速度インクリーザ330、第1のスイッチ334、第2の遅延ユニット322、第2のサンプル速度インクリーザ336およびPLLサブユニット340を備える。フィードバック経路362は、PLL補正信号プロセッサ348を備える。

0037

第1のデシメータ308と第2のデシメータ318は各々が、それぞれの入力信号のサンプリング速度を減少させる働きをする。第1のデシメータ308に対するこの入力信号のサンプリング速度は、例えば、半分だけ減少されてもよい。したがって、第1の縮小済み信号310のサンプリング速度はベースバンド変換済み信号203の半分である。第2のデシメータ318はこのサンプリング速度をさらに半分だけ減少させる。したがって、第2の縮小済み信号320のサンプリング速度は、ベースバンド変換済み信号203のサンプリング速度の1/4となる。

0038

複素数値イコライザ326が実行する必要がある演算の数はサンプリング速度に依存するため、第2の縮小済み信号320のサンプリング速度が低いことによって、前記複素数値イコライザ326による等化のために必要とされる演算の数が少なくなる。複素数値イコライザ326の出力は第1の等化済み信号328である。

0039

さらなる処理において、第1の等化済み信号328のサンプリング速度は、第1のサンプリング速度インクリーザ330と第2のサンプリング速度インクリーザ336によって増加されて、第2のサンプル速度増加済み信号338となる。第2のサンプル速度増加済み信号338のサンプリング速度は、ベースバンド変換済み信号203のサンプリング速度に相当する。

0040

第1のサンプリング速度インクリーザ330と第2のサンプリング速度インクリーザ336がサンプリング速度を増加させようとするがその作用は一般的に低いことに留意されたい。

0041

図4に示すように、複素数等化ユニット316は、第2のデシメータ318、複素数値イコライザ326および第1のサンプリング速度インクリーザ330を含む第1の処理経路を備える。複素数等化ユニット316はさらに、第2の遅延ユニット322を含む第2の処理経路を備える。

0042

第1のスイッチ334によって、第1の処理経路と第2の処理経路を切り替えることが可能となる。

0043

ユーザがチャネル、例えば、テレビチャネルを切り替えた直後に、例えば、ある時間期間にわたって非ロック状態でPLL回路209が操作されると、第1のスイッチ334が第2の処理経路に切り替わる。

0044

PLL回路209がロック状態で操作されると、第1のスイッチ334は第1の処理経路に切り替わって、複素数値イコライザ226を起動させる。

0045

第2の遅延ユニット322によってもたらされた遅延時間は第2のデシメータ318、複素数値イコライザ326および第1のサンプリング速度インクリーザ330によってもたらされた遅延時間に相当し、これで、第1のスイッチ334によって第1の処理経路が選択されるか第2処理経路が選択されるかによる遅延時間差が存在しないようになっていることに留意されたい。

0046

低いサンプリング速度を持つ信号320で複素数値イコライザ326が動作するため、本明細書に提案する複素数値イコライザの複雑さが軽減されるが、これは、PLLによって監視される狭帯域信号内のゴーストをこのイコライザが単独で補償するからである。

0047

したがって、本発明の提案する実施形態では、アナログテレビ信号中の複素数値ゴーストが完全に補償され、既存のソリューション入り込みやすい複雑度の低いソリューションや全体的な安定したソリューションが可能となるが、これは、フィルタ係数計算用の入力信号が等化されることがなく、また、ビデオPLLに到達する以前に複素数値フィルタのフィルタ係数が更新されるため、係数を更新している間はPLLを単に停止することによって取り扱いが容易なものとなるからである。

0048

図5に、第2のスイッチ364、広帯域フィルタ366および狭帯域フィルタ368を含むPLLフィルタ312を示す。

0049

第2のスイッチ364によって、広帯域フィルタ366と狭帯域フィルタ368を切り替えることが可能になる。したがって、PLL回路209を非ロック状態で操作する場合には広帯域フィルタ366が適用され、PLL回路209をロック状態で操作する場合には前記狭帯域フィルタ368が適用されるように第2のスイッチ364を操作する。

0050

例えば、チャネルが切り替えられると、PLLは非ロック状態で操作され、広帯域フィルタ366を適用することによって、PLLが操作される周波数範囲が増加して、例えば、周波数範囲は±200Hzに相当するものとなることがある。

0051

一方、ロック状態では、狭帯域フィルタ368によって、PLLの周波数範囲はロック状態での±100Hzにまで減少する。

0052

図6に、本発明のさらなる実施形態として復調器600を示すが、この復調器600は、例えばエコーを含む入力信号601を復調するように構成される。

0053

復調器600はPLL回路602を備えるが、この回路はイコライザ604とPLLサブユニット606を含む。図6に示すように、イコライザ604の出力信号605が、PLLサブユニット606に対する入力信号として用いられている。イコライザ604によって、例えば、入力信号601を複素数値に等化させることが可能となる。したがって、PLLサブユニット606はエコーのない信号605(信号605はもはや複素数値エコーを含まない)を受信する。したがって、PLLは出力ビデオ信号608に対してなんらひずみをもたらすことはないが、このようなひずみは、PLLがエコー信号に起因する角度変化を補償しようとするとその結果発生することがある。

0054

図7に、本発明のさらに別の実施形態を示す。この実施形態によれば、複素数値イコライザ702とPLL回路704を備える復調器700が提供される。PLL回路704は、PLLサブユニット706を含む。入力信号701は、例えば、図2に関連して上述したようなエコーを含むことがある。このようなエコーは複素数値イコライザ702によって等化され、その結果、PLL回路704に対する入力として用いられる信号703となる。入力信号701は複素数値イコライザ702によって等化されるため、PLL回路704用の入力として用いられる信号703はエコーを含まないことがある。したがって、この実施形態によれば、PLL回路704は、エコーによるひずみをまったくビデオ信号に対してもたらすことはない。

0055

図7から明らかなように、本発明のこの実施形態によれば、複素数値イコライザはPLL回路704より前に配置される。

0056

図8に、本発明のさらに別の実施形態を示す。この実施形態によれば、復調器800は、ベースバンドコンバータ802、複素数値イコライザ804、PLL回路805、部分的ビデオ復調器808、残留側波帯実数部分フィルタ810、グループ遅延イコライザ812、実数値ゴースト除去イコライザ814、ラインアクイジタ816および最新式RISCマシン818を含む。

0057

エコーを含む可能性のある入力信号801をベースバンドコンバータ802でベースバンド変換して、ベースバンド変換済み信号803を生成する。ベースバンド変換済み信号803は次に複素数値イコライザ804で処理されて、フィルタリング済み信号805となる。複素数値イコライザ804はベースバンド変換済み信号803に含まれるエコー信号を等化するため、フィルタリング済み信号805にはエコーは含まれない。したがって、PLL回路806は、入力信号801にエコーが含まれる場合にこのエコーに起因するいかなる信号部分によっても妨害されることはない。残留側波帯実数部分フィルタ810中のビデオ信号の実数部分を決定する前に、複素数ビデオ信号809をラインアクイジタ816に対する入力として用いる。ラインアクイジタ816は、例えば、ライン情報を決定する。

0058

入力信号801がテレビ信号であれば、ラインアクイジタ816は、例えば、ゴースト除去基準信号が存在しているラインを決定する。

0059

入力信号801がテレビ信号以外の信号に対応する場合、ラインアクイジタ816は、信号809に含まれる基準信号を決定する機能性を含む。

0060

最新式RISCマシン818は、ラインアクイジタ816が出力したライン情報および/または基準信号に基づいて複素数値フィルタ係数819を決定する。

0061

複素数値フィルタ係数819を次に複素数値イコライザ804に供給して、ベースバンド変換済み信号803を等化させるために用いる。

0062

図9に、本発明のさらに別の実施形態を示すが、この実施形態によれば、テレビ900は、受信機901、複素数値イコライザ904、PLL回路906、信号プロセッサ908およびディスプレイ910を備える。

0063

受信機902はイコライザ904とPLL回路906を含む。

0064

受信機902は、エコーを含む可能性のある入力信号901を受信する。複素数値イコライザ904は、入力信号901のエコー経路を等化し、これによって、エコーを含まない、すなわち、入力信号901に含まれるエコーが除去されたビデオ信号に相当する等化済み信号905を生成する。

0065

したがって、エコーを含まない信号905をPLL回路906に提供することが可能である。

0066

PLL回路906の出力信号をさらに信号プロセッサ908で処理して、ディスプレイ910を制御する信号を生成する。PLL回路906はいかなるエコーによっても妨害されないので、ディスプレイ910上に表示される画像は、例えばエコー信号によって引き起こされるひずみをまったく持たないものとなる。

0067

図10に、エコーを含む可能性のある入力信号を復調する方法ステップを示すフローチャートである。第1のステップS1000で、この入力信号の複素数値エコーが等化される。その結果、複素数値が等化済み信号となる。ステップS1002では、例えば、PLLを用いて、この複素数値等化済み信号信号周波数と位相とを追跡する。

0068

以下の説明は、当業者が本発明をよりよく理解する助けとなる。

0069

多重伝播する場合(例えば無線テレビ放送)、テレビベースバンド信号を、伝達信号を遅延させたり減衰させたりしたいくつかの信号から構成するようにする。しかしながら、伝達信号は、受信信号をチャネルごとに等化することによって回復される。この等化動作は、復調されたテレビ信号の実数値部分を等化することによって実現される。しかしながら、この等化方式では、復調プロセス初期の段階でビデオ搬送波の位相の回復(ビデオPLL)が不完全なために問題が発生する。したがって、上述したように、ベースバンド変換済み信号の複素数値部分を等化する方法が適用される。

0070

無線チャネル上または有線チャネル上で多重伝播すると、テレビ信号中に好ましくないエコーが発生することがある。図1に示すように、受信されるテレビ信号は、伝達信号を遅延させたり減衰させたりしたいくつかの信号を重ね合わせることによって表現されている。ベースバンド信号は、帯域制限してダウン変換された後では、主経路と、復調されたテレビ信号中では妨害電波として特定されるいくつかの複素数値エコーとによって表現される。

図面の簡単な説明

0071

ひずみ信号がテレビ受像機によって受信される例示のシナリオを示す図である。
受信信号とその様々な成分を示す線図である。
本発明の実施形態による復調器を示す図である。
本発明のさらに別の実施形態によるPLL回路を示す図である。
本発明のさらに別の実施形態によるPLLフィルタを示す図である。
本発明のさらに別の実施形態による復調器の主要なコンポーネントを示す図である。
本発明のさらに別の実施形態による復調器の主要なコンポーネントを示す図である。
本発明のさらに別の実施形態による復調器を示す図である。
本発明のさらに別の実施形態によるテレビ受像機である。
本発明のさらに別の実施形態による復調方法の方法ステップを示すフローチャートである。

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