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図面 (6)

課題

結露水の発生を増加させ、且つその結露水を浄化するフィルタ目詰まりを抑制できる空気調和装置を提供する。

解決手段

空気調和装置1は、室外ユニット2と、捕水ユニット7と、加湿ユニット21とを備えている。捕水ユニット7は、外気に含まれる水分を結露させる結露熱交換器117を有している。加湿ユニット21は、捕水ユニット7で採取された結露水を使用して室内を加湿する。捕水ユニット7は、室外ユニット2より上方に配置され、室外ユニット2より高い位置の外気から結露水を採取する。

概要

背景

近年、暖房運転時に室外熱交換器で発生した結露水を室内加湿に利用する空気調和装置が広く普及している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の空気調和装置は、圧縮機、室内熱交換器、第1膨張弁、第1室外熱交換器、第2膨張弁および第2室外熱交換器の順に冷媒循環する冷媒回路を備えている。冷媒が第1膨張弁で減圧された後さらに第2膨張弁で減圧されることによって、第2室外熱交換器の温度が常に氷点下となり結露水が発生する。外気露点温度が高い場合には第1室外熱交換器でも結露する。第1室外熱交換器および第2室外熱交換器で発生した結露水は、加湿用の水として貯留され、浄化された後にポンプによって加湿手段へ搬送される。
特開2002−213780号公報

概要

結露水の発生を増加させ、且つその結露水を浄化するフィルタ目詰まりを抑制できる空気調和装置を提供する。空気調和装置1は、室外ユニット2と、捕水ユニット7と、加湿ユニット21とを備えている。捕水ユニット7は、外気に含まれる水分を結露させる結露熱交換器117を有している。加湿ユニット21は、捕水ユニット7で採取された結露水を使用して室内を加湿する。捕水ユニット7は、室外ユニット2より上方に配置され、室外ユニット2より高い位置の外気から結露水を採取する。

目的

本発明の課題は、結露水の発生を増加させ、且つその結露水を浄化するフィルタの目詰まりを抑制できる空気調和装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
0件

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請求項1

蒸発器(13)を有する室外ユニット(2)と、外気に含まれる水分を結露させる結露手段(117)を有する捕水ユニット(7)と、前記捕水ユニット(7)で採取された結露水を使用して室内を加湿する加湿ユニット(21)と、を備え、前記捕水ユニット(7)が、前記室外ユニット(2)より上方に配置されている、空気調和装置(1,101)。

請求項2

前記捕水ユニット(7)は、前記結露手段(117)に向う空気流を発生させるファン(118)をさらに有する、請求項1に記載の空気調和装置(1)。

請求項3

前記ファン(118)がシロッコファンである、請求項2に記載の空気調和装置(1)。

請求項4

前記結露手段(117)は、前記蒸発器(13)が属する冷媒回路(10)に含まれる第2蒸発器である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気調和装置(1)。

請求項5

前記結露手段(117)は、前記蒸発器(13)が属する冷媒回路(10)から独立した第2冷媒回路(110)に含まれる第2蒸発器である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気調和装置(101)。

請求項6

前記捕水ユニット(7)は、高温時に水分を脱離する吸着剤担持された吸着熱交換器(116)をさらに有しており、前記吸着熱交換器(116)は、前記第2蒸発器を含む冷媒回路(10,110)の高圧側に接続され、前記第2蒸発器に向う空気流の通過領域内に配置されている、請求項4又は請求項5に記載の空気調和装置(1,101)。

技術分野

0001

本発明は、空気調和装置に関し、特に、暖房運転時に室内を加湿することができる空気調和装置に関する。

背景技術

0002

近年、暖房運転時に室外熱交換器で発生した結露水を室内加湿に利用する空気調和装置が広く普及している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の空気調和装置は、圧縮機、室内熱交換器、第1膨張弁、第1室外熱交換器、第2膨張弁および第2室外熱交換器の順に冷媒循環する冷媒回路を備えている。冷媒が第1膨張弁で減圧された後さらに第2膨張弁で減圧されることによって、第2室外熱交換器の温度が常に氷点下となり結露水が発生する。外気露点温度が高い場合には第1室外熱交換器でも結露する。第1室外熱交換器および第2室外熱交換器で発生した結露水は、加湿用の水として貯留され、浄化された後にポンプによって加湿手段へ搬送される。
特開2002−213780号公報

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、加湿用の水は、外気の水分を結露させることによって採取されているので、外気の絶対湿度が低い場合には、十分な結露水が発生せず、加湿用の水が不足する可能性がある。また、結露水は外気の塵埃を含んでいるので、水を浄化するフィルタが使用中に目詰まりする可能性がある。

0004

本発明の課題は、結露水の発生を増加させ、且つその結露水を浄化するフィルタの目詰まりを抑制できる空気調和装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

第1発明に係る空気調和装置は、蒸発器を有する室外ユニットと、捕水ユニットと、加湿ユニットとを備えている。捕水ユニットは、外気に含まれる水分を結露させる結露手段を有する。加湿ユニットは、捕水ユニットで採取された結露水を使用して室内を加湿する。捕水ユニットは、室外ユニットより上方に配置されている。

0006

この空気調和装置では、捕水ユニットは、室外ユニットより高い位置の外気から結露水を採取するので、室外ユニットの高さ位置の外気から採取するよりも塵埃の含有量が少ない。その結果、結露水を浄化するフィルタが長く清浄に保たれる。

0007

第2発明に係る空気調和装置は、第1発明に係る空気調和装置であって、捕水ユニットが、結露手段に向う空気流を発生させるファンをさらに有している。

0008

この空気調和装置では、風量の調節が可能となるので、結露手段で適量の結露水が発生するように制御される。

0009

第3発明に係る空気調和装置は、第2発明に係る空気調和装置であって、ファンがシロッコファンである。

0010

この空気調和装置では、結露手段の空気抵抗が高くても、風量が確保される。

0011

第4発明に係る空気調和装置は、第1発明から第3発明のいずれか1つに係る空気調和装置であって、結露手段が、蒸発器が属する冷媒回路に含まれる第2蒸発器である。

0012

この空気調和装置では、冷媒の蒸発温度を制御して第2蒸発器で発生する結露水を増減することができるので、加湿用の水の過不足が防止される。

0013

第5発明に係る空気調和装置は、第1発明から第3発明のいずれか1つに係る空気調和装置であって、結露手段が、蒸発器が属する冷媒回路から独立した第2冷媒回路に含まれる第2蒸発器である。

0014

この空気調和装置では、第2蒸発器単独でも結露水が生成されるので、結露水を備蓄する運転が可能となり、加湿用の水の不足が防止される。

0015

第6発明に係る空気調和装置は、第4発明又は第5発明に係る空気調和装置であって、捕水ユニットが吸着熱交換器をさらに有している。吸着熱交換器には、高温時に水分を脱離する吸着剤担持されている。吸着熱交換器は、第2蒸発器を含む冷媒回路の高圧側に接続され、第2蒸発器に向う空気流の通過領域内に配置されている。

0016

この空気調和装置では、吸着熱交換器が放熱器として高温となり、吸着剤が水分を脱離する。吸着熱交換器を通過してきた空気は吸着剤から脱離された水分を含んでいるので、吸着熱交換器がない場合に比べて第2蒸発器で発生する結露水は増加する。その結果、水不足による加湿能力の低下が防止される。

発明の効果

0017

第1発明に係る空気調和装置では、捕水ユニットは、室外ユニットより高い位置の外気から結露水を採取するので、室外ユニットの高さ位置の外気から採取するよりも塵埃の含有量が少ない。その結果、結露水を浄化するフィルタが長く清浄に保たれる。

0018

第2発明に係る空気調和装置では、風量の調節が可能となるので、結露手段で適量の結露水が発生するように制御される。

0019

第3発明に係る空気調和装置では、結露手段の空気抵抗が高くても、風量を確保することができる。

0020

第4発明に係る空気調和装置では、冷媒の蒸発温度を制御して第2蒸発器で発生する結露水を増減することができるので、加湿用の水の過不足が防止される。

0021

第5発明に係る空気調和装置では、第2蒸発器単独でも結露水が生成されるので、結露水を備蓄する運転が可能となり、加湿用の水の不足が防止される。

0022

第6発明に係る空気調和装置では、吸着熱交換器が放熱器として高温となり、吸着剤が水分を脱離する。吸着熱交換器を通過してきた空気は吸着剤から脱離された水分を含んでいるので、吸着熱交換器がない場合に比べて第2蒸発器で発生する結露水は増加する。その結果、水不足による加湿能力の低下が防止される。

発明を実施するための最良の形態

0023

下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。

0024

<空気調和装置の概略構成
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置の構成図である。図1において、空気調和装置1は、冷媒が流通する冷媒回路10を備えている。冷媒回路10は、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、第1膨張弁14a、室内熱交換器15及びアキュームレータ20などが接続されることによって形成されている。圧縮機11を出た冷媒は、四路切換弁12によって室外熱交換器13又は室内熱交換器15のいずれか一方に流れる。

0025

たとえば、暖房運転時、制御部4は四路切換弁12に図1実線で示した流路を選択させて冷媒を室内熱交換器15へ流す。一方、冷房運転時には、制御部4は四路切換弁12に図1点線で示した流路を選択させて冷媒を室外熱交換器13へ流す。第1膨張弁14aは、冷媒の流路を絞って冷媒を減圧する。アキュームレータ20は、余分な液冷媒を溜めて圧縮機11にガス冷媒だけを戻す。

0026

冷媒回路10は、吸着熱交換器116と結露熱交換器117とをさらに有している。吸着熱交換器116は、室内熱交換器15と第1膨張弁14aとの間に接続されており、結露熱交換器117は、室外熱交換器13と並列に接続されている。室外熱交換器13と結露熱交換器117は共に蒸発器として機能し、特に、結露熱交換器117は、外気の水分を結露させることを目的とする。

0027

吸着熱交換器116の表面には、ゼオライトを主成分とする吸着剤が担持されている。吸着剤は、ゼオライトに限定されるものではなく、シリカゲル活性炭親水性又は吸水性を有する有機高分子ポリマー系材料カルボン酸基又はスルホン酸基を有するイオン交換樹脂系材料、感温性高分子等の機能性高分子材料などから選択される。

0028

冷媒回路10は、第2膨張弁14bと第3膨張弁14cとをさらに有している。第2膨張弁14bは、結露熱交換器117の冷媒流れ上流に接続されている。第2膨張弁14bは、第1膨張弁14aで減圧された冷媒をさらに減圧するので、結露熱交換器117での冷媒の蒸発温度は、室外熱交換器13での冷媒の蒸発温度よりも低く、結露熱交換器117の温度は室外熱交換器13の温度よりも低くなる。第3膨張弁14cは、室内熱交換器15と吸着熱交換器116との間に接続されている。第3膨張弁14cは、室内熱交換器15から吸着熱交換器116へ流れてくる冷媒を減圧するものであるが、通常は開いている。

0029

室内熱交換器15の近傍には加湿ユニット21が配置されている。加湿ユニット21は、室内熱交換器15を通過して室内に吹出される空気に適度の水分を与える。加湿ユニット21に供給される水は、タンク23に貯留されている。タンク23内の水は、結露熱交換器117で発生した結露水を浄化した水であり、その水はポンプ25でくみ上げられホース22を通って加湿ユニット21に搬送される。加湿ユニット21は、超音波式加湿器加熱式加湿器および噴霧式加湿器などから選定される。

0030

本実施形態では、室内熱交換器15と加湿ユニット21とは室内ユニット3側にあり、その他は、室外ユニット2側にある。制御部4は、CPU及びメモリを内蔵しており、空気調和装置1の各機器を制御している。

0031

<室外ユニット2>
図2は空気調和装置の室外ユニット及び捕水ユニットの構造を示す斜視図である。図2において、室外ユニット2の上方には、外気から水分を結露させて集める捕水ユニット7が配置されている。捕水ユニット7は、吸着熱交換器116、結露熱交換器117、ドレンパン31bおよびファン118を含んでいる。ドレンパン31bは、結露熱交換器117の下方に位置し、結露熱交換器117で発生した結露水をさらに下方へ流す。

0032

捕水ユニット7の壁面には通気口102が設けられ、通気口102から所定距離は離れた位置には吹出口119が設けられている。ファン118は、静圧の高いシロッコファンであり、ファン118が回転することによって通気口102から外気が吸込まれ、その外気は、空気流Aとなって吸着熱交換器116、結露熱交換器117を通過して、吹出口119から吹出される。ファン118が設けられることによって、吸着熱交換器116および結露熱交換器117を通過する風量の調節が自由になり、結露水の発生量が制御し易くなる。

0033

室外ユニット2には、図1で示した圧縮機11、四路切換弁12、及び室外熱交換器13が配置されている。また、室外ファン81も配置されており、回転することによって外気を吸込み、室外熱交換器13に外気を当てて冷媒との熱交換活発にする。室外ユニット2の壁面には吹出口105が設けられており、室外熱交換器13で熱交換された空気が吹出される。

0034

室外ユニット2の下方には、水供給ユニット26が配置されている。水供給ユニット26は、ホース22、タンク23及びポンプ25を含む。タンク23内の水は、ポンプ25によって汲み上げられホース22を通って加湿ユニット21に搬送される。

0035

図3は、タンクの斜視図である。図3において、結露水は入口32aから浄水槽32の内部に流入する。浄水槽32の下方には、第1電磁弁33と第2電磁弁34が接続されている。第1電磁弁33を通過した水は排水口51から排出される。第2電磁弁34を通過した水はタンク23に入る。タンク23の底面側には第3電磁弁35が接続されており、第3電磁弁35を通過した水は排水口51から排出される。ポンプ25は、タンク23の底面側から水をくみ上げて三方弁36に送り、三方弁36から適量の水が加湿ユニット21へ供給される。

0036

タンク23内の水は、殺菌のために紫外線ランプ37から紫外線照射されている。紫外線ランプ37は、タンク23の上部に取付けられるが、設置が容易であるので作業性がよい。殺菌手段は、紫外線ランプ37に限定されるものではなく、例えば、オゾン発生器でもよい。

0037

また、空気調和装置1が寒冷地に設置される場合は、タンク23内の水の凍結を防止するために、ヒーターがタンク23の近傍、或いはタンク23内に配置される。ヒーターは常時作動している必要はなく、外気温が氷点下に達したときに作動すればよい。

0038

なお、ヒーターは、タンク23内の水の凍結を防止することができる加熱手段であればよい。例えば、電気式ヒーターの場合は、ニクロム線シーズヒーターカーボンヒーターセラミックヒーターシートヒーターなどから選択される。また、冷凍サイクル内の高圧側(圧縮機出口凝縮器出口など)の配管をタンク23下部又は近傍へ引き回して加熱するヒートポンプ式を選択することも可能である。さらに、2つの圧縮機を並列に接続し、一方の圧縮機をタンク23近傍に配置して、その圧縮機の放熱でタンク23内の水を加熱することもできる。

0039

<水の循環経路
図4は、水の循環経路を示す回路図である。図4に示すように、浄水槽32の内部は、浄水フィルタ323によって第1槽321と第2槽322とに仕切られており、ドレンパン31bから浄水槽32に入った水は、先ず、第1槽321に貯留され、その後、浄水フィルタ323を通過して第2槽322に貯留される。水が浄水フィルタ323を通過する際には、水中に含まれる塵埃などの不純物が浄水フィルタ323によって除去される。

0040

第1槽321内が満水状態になったときは、第1電磁弁33が流路を開き排水する。第2槽322内の水は、第2電磁弁34が流路を開いたときにタンク23内へ流れる。タンク23が満水状態になったときは、第2電磁弁34が流路を閉じる。タンク23内の水が不要になったときは、第3電磁弁35が流路を開けて排水する。

0041

三方弁36は、ポンプ25から送られてくる水を加湿ユニット21に供給するだけでなく、必要に応じてその水を浄水槽32の第2槽322へ戻している。水が第2槽322に戻されることによって、浄水後の水が浄水フィルタ323を通して浄水前の水側へ強制的に流されるので、浄水フィルタ323が清掃される。即ち、第2槽322から第1槽321へ水が逆流し、浄水フィルタ323の表面に堆積した不純物が第1槽321に戻される。このとき、第1電磁弁33が流路を開けることによって、浄水フィルタ323に堆積した不純物を除去しながら第1槽321内の水を排出することができる。

0042

本実施形態では、捕水ユニット7が室外ユニット2の上方に位置して外気を吸込むので、室外ユニットの高さ位置で吸込むよりも、外気に含まれる塵埃の量が少ない。したがって、浄水フィルタ323に不純物が堆積していく速度も遅く、浄水フィルタ323の状態は、長く清浄に維持される。

0043

<空気調和装置の動作>
空気調和装置1は、四路切換弁12で冷媒の流路を変更することによって冷房運転と暖房運転とを切り替えることができる。本実施形態では、冷媒回路10が暖房運転用の回路になっている場合について説明する。

0044

暖房運転時において、制御部4は、四路切換弁12を制御して図1の実線で示す流路を選択させ、圧縮機11と室内熱交換器15とを連通させる。通常、第3膨張弁14cは開いているので、室内熱交換器15と吸着熱交換器116は凝縮器として機能する。室外熱交換器13と結露熱交換器117とは蒸発器として機能する。すなわち、圧縮機11より吐出された高温・高圧の冷媒が室内熱交換器15に導入され、室内熱交換器15内の冷媒は室内空気と熱交換した後、吸着熱交換器116に導入され、吸着熱交換器116内の冷媒は外気と熱交換する。その結果、冷媒の温度が低下し、中温・高圧の状態になる。

0045

吸着熱交換器116を出た冷媒は、第1膨張弁14aで減圧され、一部は室外熱交換器13に導入され、その他は第2膨張弁14bでさらに減圧されて結露熱交換器117に導入される。制御部4は、第2膨張弁14bを制御して結露熱交換器117の冷媒の蒸発温度が外気の露点温度以下となるように設定するので、結露熱交換器117の温度は室外熱交換器13の温度よりも低くなる。その結果、外気の露点温度が低く室外熱交換器13で結露しないときでも、結露熱交換器117では常に結露する。

0046

さらに、吸着熱交換器116では、冷媒が吸着剤を加温して吸着剤に含まれる水分を空気中へ脱離させているので、吸着熱交換器116を通過する空気には吸着剤から脱離された水分が含まれている。その水分も結露熱交換器117を通過するときに結露するので、結露熱交換器117で発生する結露水は、吸着熱交換器116がない場合よりも多くなる。室外熱交換器13を出た冷媒および結露熱交換器117を出た冷媒は、再び圧縮機11に吸入される。

0047

吸着熱交換器116の吸着剤に吸着されている水分は、加温時間の増加に伴って減少していくので、定期的に水分を吸着させることが好ましい。本実施形態では、定期的に第3膨張弁14cで冷媒流路を絞って冷媒を減圧して、吸着熱交換器116で冷媒を蒸発させ、吸着剤の冷却を行なう。その結果、吸着剤に空気中の水分が吸着される。

0048

<特徴>
(1)
空気調和装置1は、室外ユニット2と、捕水ユニット7と、加湿ユニット21とを備えている。捕水ユニット7は、外気に含まれる水分を結露させる結露熱交換器117を有している。加湿ユニット21は、捕水ユニット7で採取された結露水を使用して室内を加湿する。捕水ユニット7は、室外ユニット2より上方に配置され、室外ユニット2より高い位置の外気から結露水を採取しており、室外ユニットの高さ位置の外気から採取するよりも塵埃の含有量が少ない。その結果、結露水を浄化するフィルタが長く清浄に保たれる。

0049

(2)
捕水ユニット7は、結露熱交換器117に向う空気流を発生させるファン118をさらに有しているので、風量の調節が可能となり、結露熱交換器117で適量の結露水が発生するように制御される。ファン118はシロッコファンであるので、結露熱交換器117の空気抵抗が高くても風量を確保することができる。

0050

(3)
結露熱交換器117は、室外熱交換器13が属する冷媒回路10に含まれており、冷媒の蒸発温度を制御して結露熱交換器117で発生する結露水を増減することができる。その結果、加湿用の水の過不足が防止される。

0051

(4)
捕水ユニット7は、吸着熱交換器116をさらに有している。吸着熱交換器116には、高温時に水分を脱離する吸着剤が担持されている。吸着熱交換器116は、結露熱交換器117を含む冷媒回路10の高圧側に接続され、結露熱交換器117に向う空気流の通過領域内に配置されている。吸着熱交換器116は放熱器として高温となり、吸着剤が水分を脱離する。吸着熱交換器116を通過してきた空気は吸着剤から脱離された水分を含んでいるので、吸着熱交換器116がない場合に比べて結露熱交換器117で発生する結露水は増加する。その結果、水不足による加湿能力の低下が防止される。

0052

<変形例>
図5は、本発明の実施形態の変形例に係る空気調和装置の構成図である。上記実施形態と同じ部品については同様の符号を付与して説明を省略する。図5において、空気調和装置101は、2つの独立した冷媒回路10,110を備えている。冷媒回路10は、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、第1膨張弁14a、室内熱交換器15及びアキュームレータ20などが接続されて形成されている。

0053

第2冷媒回路110は、圧縮機111、四路切換弁112、吸着熱交換器116、第2膨張弁14b、結露熱交換器117及びアキュームレータ120などが接続さて形成されている。冷媒回路10は室内空調用として使用され、第2冷媒回路110は結露水生成用として使用される。制御部104は、CPU及びメモリを内蔵しており、空気調和装置101の各機器を制御している。

0054

<空気調和装置の動作>
第2冷媒回路110おいて、制御部104は四路切換弁112を制御して図1の実線で示す流路を選択させ、圧縮機111と吸着熱交換器116とを連通させる。すなわち、圧縮機111より吐出された高温・高圧の冷媒が吸着熱交換器116に導入され、室外空気と熱交換して温度が低下し、中温・高圧の状態になる。

0055

吸着熱交換器116を出た冷媒は、第2膨張弁14bで減圧されて結露熱交換器117に導入される。結露熱交換器117の蒸発温度は、外気から水分を結露させるために外気の露点温度以下となるように設定されている。結露熱交換器117は、吸着熱交換器116を通過した空気流の下流に配置されている。吸着熱交換器116では、冷媒が吸着剤を加温して吸着剤に含まれる水分を脱離させているので、吸着熱交換器116を通過する空気には吸着剤から脱離された水分が含まれている。その水分も結露熱交換器117を通過するときに結露するので、結露熱交換器117で発生する結露水は、吸着熱交換器116がない場合よりも多くなる。

0056

吸着熱交換器116の吸着剤に吸着されている水分は、加温時間の増加に伴って減少していくので、定期的に水分を吸着させることが好ましい。本変形例では、制御部104が、定期的に四路切換弁112を制御して図5の点線で示す流路を選択させて吸着熱交換器116を蒸発器として機能させ、吸着剤の冷却を行なっている。その結果、吸着剤に空気中の水分が吸着される。

0057

結露熱交換器117が着霜したとき、制御部104が、四路切換弁112を制御して図5の点線で示す流路を選択させて結露熱交換器117を凝縮器として機能させ、結露熱交換器117に高温冷媒を流す。高温冷媒の放熱によって結露熱交換器117は除霜される。このときも、吸着熱交換器116は蒸発器として機能しているので、吸着剤が冷却され、吸着剤に空気中の水分が吸着される。

0058

<変形例の特徴>
空気調和装置101は、室内空調に使用される冷媒回路10と、結露水を発生させるために使用される第2冷媒回路110とを備えている。第2冷媒回路110は、凝縮器である吸着熱交換器116と、蒸発器である結露熱交換器117とを有している。吸着熱交換器116を通過した空気は、吸着剤から脱離された水分を含んでおり、その水分は結露熱交換器117を通過するときに結露する。このため、結露熱交換器117で発生する結露水は、吸着熱交換器116が無い場合よりも多い。その結露水は加湿ユニット21へ搬送されて加湿用の水として使用される。第2冷媒回路110は、室内空調に使用される冷媒回路10から独立しており、結露水を備蓄する運転を単独で行なうことができるので、暖房性能を低下させることなく加湿用の水が充足される。

0059

以上のように、本発明によれば、結露熱交換器で結露水が常に発生し、結露水を加湿用の水として貯えるので、使用者による給水を必要としない無給水の加湿手段を備えた空気調和装置に有用である。

図面の簡単な説明

0060

本発明の実施形態に係る空気調和装置の構成図。
空気調和装置の室外ユニット及び捕水ユニットの構造を示す斜視図。
タンクの斜視図。
水の循環経路を示す回路図。
本発明の実施形態の変形例に係る空気調和装置の構成図。

符号の説明

0061

1,101空気調和装置
2室外ユニット
7 捕水ユニット
10,110冷媒回路
13室外熱交換器(蒸発器)
21加湿ユニット
116吸着熱交換器
117結露熱交換器(結露手段、第2蒸発器)
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