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技術 埋設物保護板及び埋設物保護板設置構造

出願人 株式会社クボタ
発明者 舩越淳西隆中原裕一郎
出願日 2007年3月30日 (13年9ヶ月経過) 出願番号 2007-092599
公開日 2008年10月16日 (12年2ヶ月経過) 公開番号 2008-253071
状態 特許登録済
技術分野 電線・ケーブルの屋外への布設
主要キーワード 各保護板 保護金属板 切断作業者 埋設用溝 損傷事故 横断面形 切断音 カッター切断
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年10月16日)のものです。
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図面 (9)

課題

材料コストの増加を抑制しながら、長尺埋設物カッター切断に対する安全度を向上させる。

解決手段

舗装面1の下に埋設してある長尺埋設物2と、舗装面1との間に、長尺埋設物2の長手方向に沿って配置して、舗装面1を切断するカッター刃3によって長尺埋設物2が損傷を受けることを防止するための埋設物保護板において、保護板本体8は、硬質材料で構成してあり、保護板本体8の幅方向での中間部8Eより一方側、及び、中間部8Eより他方側の各端部8A,8Bに、中間部8Eの厚み寸法より大きい増厚部9がそれぞれ設けてある。

概要

背景

当該埋設物保護板は、よく用いられるものとしては、セラミックス製の矩形形状板があり、例えば、その複数枚帯状に並べて、長尺埋設物を覆うように打設したコンクリートの上面に埋め込み固定しておく形態で使用され、道路工事等に伴って舗装面カッター入れを行う際、カッター刃が舗装面の下に埋設してある埋設物に作用する前に、前記埋設物保護板に作用することで、切断抵抗が増加したり、切断音が変化する等の現象切断作業者に異常を感じさせるためのものである。そして、切断作業者に異常を感じさせることができれば、切断位置を安全な位置に変更するなどの処置を施すことも可能となり、埋設物損傷事故を未然に防止することが可能となる。
そして、この種の埋設物保護板Bとしては、図8に示すように、扁平でどの部分も同じ厚み寸法に形成してあるものがあった。
また、埋設物保護板の設置構造に関しては、図8に示すように、長尺埋設物2を覆う状態にコンクリートやモルタルを打設して構成した保護体4の上面に、前記扁平な埋設物保護板Bが埋設状態に設けてあり、その上に埋設物保護板Bに対する耐衝撃性を向上させる保護金属板5と、舗装とが積層してあった。
尚、埋設物保護板Bは、図8(イ)に示すように、保護体4の上面の全面にわたって設けられる場合や(例えば、特許文献1参照)、図8(ロ)に示すように、カッター刃3を入れる際の始端側(又は終端側)になり易い保護金属板5の左右両側縁部の下方にのみ設けられる場合があり(例えば、特許文献2参照)、前者に比べて、後者の場合は、高価な材料で形成された埋設物保護板Bの総容積を抑えることができるから、材料コストの低減を図ることが可能となる。

特開2005−282753号公報(図5)
特開2007−037240号公報(図1〜2)

概要

材料コストの増加を抑制しながら、長尺埋設物のカッター切断に対する安全度を向上させる。舗装面1の下に埋設してある長尺埋設物2と、舗装面1との間に、長尺埋設物2の長手方向に沿って配置して、舗装面1を切断するカッター刃3によって長尺埋設物2が損傷を受けることを防止するための埋設物保護板において、保護板本体8は、硬質材料で構成してあり、保護板本体8の幅方向での中間部8Eより一方側、及び、中間部8Eより他方側の各端部8A,8Bに、中間部8Eの厚み寸法より大きい増厚部9がそれぞれ設けてある。

目的

従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、材料コストの増加を抑制できながら、長尺埋設物のカッター切断に対する安全度を向上させることが可能な埋設物保護技術を提供するところにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

舗装面の下に埋設してある長尺埋設物と、前記舗装面との間に、前記長尺埋設物の長手方向に沿って配置して、前記舗装面を切断するカッター刃によって前記長尺埋設物が損傷を受けることを防止するための埋設物保護板であって、保護板本体は、硬質材料で構成してあり、前記保護板本体の幅方向での中間部より一方側、及び、中間部より他方側の各端部に、前記中間部の厚み寸法より大きい増厚部がそれぞれ設けてある埋設物保護板。

請求項2

舗装面の下に埋設してある長尺埋設物と、前記舗装面との間に、前記長尺埋設物の長手方向に沿って配置して、前記舗装面を切断するカッター刃によって前記長尺埋設物が損傷を受けることを防止するための埋設物保護板であって、保護板本体は、硬質材料で構成してあり、前記保護板本体の幅方向での一方側の端部に、他方側の端部の厚み寸法より大きい増厚部が設けてある埋設物保護板。

請求項3

舗装面の下に埋設してある長尺埋設物と、前記舗装面との間に、前記長尺埋設物の長手方向に沿い、且つ、前記長尺埋設物を跨ぐ両側位置に、硬質材料で構成された埋設物保護板の一対が各別に設置してある埋設物保護板設置構造であって、前記埋設物保護板は、その幅方向での一方側の端部に、他方側の端部の厚み寸法より大きい増厚部を設けて構成してあり、前記増厚部が、前記長尺埋設物の幅方向外方に向く状態に、前記一対の埋設保護板を各別に設置してある埋設物保護板設置構造。

請求項4

前記一対の埋設物保護板の上方にわたる状態に、保護金属板が敷設してある請求項3に記載の埋設物保護板設置構造。

技術分野

0001

本発明は、舗装面の下に埋設してある長尺埋設物と、前記舗装面との間に、前記長尺埋設物の長手方向に沿って配置して、前記舗装面を切断するカッター刃によって前記長尺埋設物が損傷を受けることを防止するための埋設物保護板、及び、埋設物保護板設置構造に関する。

背景技術

0002

当該埋設物保護板は、よく用いられるものとしては、セラミックス製の矩形形状板があり、例えば、その複数枚帯状に並べて、長尺埋設物を覆うように打設したコンクリートの上面に埋め込み固定しておく形態で使用され、道路工事等に伴って舗装面にカッター入れを行う際、カッター刃が舗装面の下に埋設してある埋設物に作用する前に、前記埋設物保護板に作用することで、切断抵抗が増加したり、切断音が変化する等の現象切断作業者に異常を感じさせるためのものである。そして、切断作業者に異常を感じさせることができれば、切断位置を安全な位置に変更するなどの処置を施すことも可能となり、埋設物損傷事故を未然に防止することが可能となる。
そして、この種の埋設物保護板Bとしては、図8に示すように、扁平でどの部分も同じ厚み寸法に形成してあるものがあった。
また、埋設物保護板の設置構造に関しては、図8に示すように、長尺埋設物2を覆う状態にコンクリートやモルタルを打設して構成した保護体4の上面に、前記扁平な埋設物保護板Bが埋設状態に設けてあり、その上に埋設物保護板Bに対する耐衝撃性を向上させる保護金属板5と、舗装とが積層してあった。
尚、埋設物保護板Bは、図8(イ)に示すように、保護体4の上面の全面にわたって設けられる場合や(例えば、特許文献1参照)、図8(ロ)に示すように、カッター刃3を入れる際の始端側(又は終端側)になり易い保護金属板5の左右両側縁部の下方にのみ設けられる場合があり(例えば、特許文献2参照)、前者に比べて、後者の場合は、高価な材料で形成された埋設物保護板Bの総容積を抑えることができるから、材料コストの低減を図ることが可能となる。

0003

特開2005−282753号公報(図5
特開2007−037240号公報(図1〜2)

発明が解決しようとする課題

0004

上述した従来の埋設物保護板や、埋設物保護板の設置構造によれば、長尺埋設物のカッター切断に対する安全度を向上させるためには、埋設物保護板の厚みを増やす必要があり、その結果、埋設物保護板の材料コストが大きく増加してしまう問題点があった。

0005

従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、材料コストの増加を抑制できながら、長尺埋設物のカッター切断に対する安全度を向上させることが可能な埋設物保護技術を提供するところにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明の第1の特徴構成は、舗装面の下に埋設してある長尺埋設物と、前記舗装面との間に、前記長尺埋設物の長手方向に沿って配置して、前記舗装面を切断するカッター刃によって前記長尺埋設物が損傷を受けることを防止するための埋設物保護板において、保護板本体は、硬質材料で構成してあり、前記保護板本体の幅方向での中間部より一方側、及び、中間部より他方側の各端部に、前記中間部の厚み寸法より大きい増厚部がそれぞれ設けてあるところにある。

0007

本発明の第1の特徴構成によれば、保護板本体は、硬質材料で構成してあり、前記保護板本体の幅方向での中間部より一方側、及び、中間部より他方側の各端部に、前記中間部の厚み寸法より大きい増厚部がそれぞれ設けてあるから、保護板本体の全体の厚み寸法を増加しなくても、前記増厚部の厚みが大きいことによってカッター切断に対する安全度を向上させることが可能となる。
即ち、道路工事等に伴って舗装面にカッター入れを行う際には、一般的に道路歩道横断する方向に沿った切断線で実施されることが多く、その場合は、道路や歩道の長手方向に沿って埋設されている長尺埋設物に対しては、その幅方向での一方側から他方側(又は他方側から一方側)へカッター刃が移動するから、切断の初期の段階で警告を出せるようにすれば、切断事故を未然に防ぐ事ができ、この意味において、長尺埋設物の幅方向での両側方に前記増厚部が位置するように当該埋設物保護板を設置すれば、切断の初期の段階で、前記増厚部による抵抗の増加や音の変化によって警告を出すことができるようになり、カッター切断に対する安全度を向上させることができる。
しかも、保護板本体における両増厚部間の中間部に関しては、その厚みを増厚部に比べて薄くしても安全度の低下に結びつき難いから、埋設物保護板全体とした材料使用量を現状維持か、むしろ、少なくする事も可能となり、材料コストの増加を抑制したり、コストダウンを図ったりできるようになる。

0008

本発明の第2の特徴構成は、舗装面の下に埋設してある長尺埋設物と、前記舗装面との間に、前記長尺埋設物の長手方向に沿って配置して、前記舗装面を切断するカッター刃によって前記長尺埋設物が損傷を受けることを防止するための埋設物保護板において、保護板本体は、硬質材料で構成してあり、前記保護板本体の幅方向での一方側の端部に、他方側の端部の厚み寸法より大きい増厚部が設けてあるところにある。

0009

本発明の第2の特徴構成によれば、保護板本体は、硬質材料で構成してあり、前記保護板本体の幅方向での一方側の端部に、他方側の端部の厚み寸法より大きい増厚部が設けてあるから、保護板本体の全体の厚み寸法を増加しなくても、前記増厚部の厚みが大きいことによってカッター切断に対する安全度を向上させることが可能となる。
即ち、長尺埋設物の幅方向での一側方に前記増厚部が位置するように当該埋設物保護板を設置すれば、長尺埋設物の幅方向での一方側から他方側への切断の初期の段階で、前記増厚部による抵抗の増加や音の変化によって警告を出すことができるようになり、カッター切断に対する安全度を向上させることができる。
勿論、長尺埋設物の幅方向での他側方に前記増厚部が位置するように当該埋設物保護板を設置すれば、長尺埋設物の幅方向での他方側から一方側への切断の初期の段階で、前記増厚部による抵抗の増加や音の変化によって警告を出すことができるようになり、カッター切断に対する安全度を向上させることができる。
そして、長尺埋設物の幅方向での一側方と他方側とに前記増厚部が位置するように二つの当該埋設物保護板をそれぞれ設置すれば、長尺埋設物の幅方向での一方側・他方側の何れの方向からでも切断の初期の段階で、前記増厚部による抵抗の増加や音の変化によって警告を出すことができるようになり、カッター切断に対する安全度をより向上させることができる。
しかも、保護板本体における増厚部以外の部分に関しては、その厚みを増厚部に比べて薄くしても安全度の低下に結びつき難いから、埋設物保護板全体とした材料使用量を現状維持か、むしろ、少なくする事も可能となり、材料コストの増加を抑制したり、コストダウンを図ったりできるようになる。
また、前記保護板本体の上面を平坦面として形成してあれば、当該保護板本体上に保護金属板等を設置するような場合に、双方を密接状態に設置し易く、埋設施工時の作業効率の向上を図ることが可能となる。更には、保護金属板と保護板本体との密接性が向上すると、上載荷重カッター装置等による衝撃を全体に分散して受けることができ、例えば、セラミックス等の割れ易い材料で埋設物保護板を形成してある場合でも、損傷し難くする事が可能となる。

0010

本発明の第3の特徴構成は、舗装面の下に埋設してある長尺埋設物と、前記舗装面との間に、前記長尺埋設物の長手方向に沿い、且つ、前記長尺埋設物を跨ぐ両側位置に、硬質材料で構成された埋設物保護板の一対が各別に設置してある埋設物保護板設置構造において、前記埋設物保護板は、その幅方向での一方側の端部に、他方側の端部の厚み寸法より大きい増厚部を設けて構成してあり、前記増厚部が、前記長尺埋設物の幅方向外方に向く状態に、前記一対の埋設保護板を各別に設置してあるところにある。

0011

本発明の第3の特徴構成によれば、前記埋設物保護板は、その幅方向での一方側の端部に、他方側の端部の厚み寸法より大きい増厚部を設けて構成してあり、前記増厚部が、前記長尺埋設物の幅方向外方に向く状態に、前記一対の埋設保護板を各別に設置してあるから、長尺埋設物の幅方向での一方側・他方側の何れの方向から舗装面のカッター入れを始めようとも、切断の初期の段階で、前記増厚部による抵抗の増加や音の変化によって警告を出すことができるようになり、カッター切断に対する安全度をより向上させることができる。
また、このような効果を発揮できるにもかかわらず、埋設物保護板における増厚部以外の部分に関しては、その厚みを増厚部より薄くしてあるから、埋設物保護板全体とした材料使用量を、全て増厚部の厚さで構成したものに比べて少なくする事が可能となり、材料のコストダウンを図ることが可能となる。

0012

本発明の第4の特徴構成は、前記一対の埋設物保護板の上方にわたる状態に、保護金属板が敷設してあるところにある。

0013

本発明の第4の特徴構成によれば、舗装面に作用する上載荷重やカッター装置等による衝撃を、保護金属板の全域によって分散した状態に受け止めることができ、例えば、セラミックス等の割れ易い材料で埋設物保護板を形成してあるような場合でも、その埋設物保護板に対する衝撃が直接的に且つ集中的に作用するのを緩和し、損傷し難くする事が可能となる。

発明を実施するための最良の形態

0014

以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。

0015

〔第1実施形態〕
図1は、道路面を構成するアスファルト舗装面1下の200mm未満の深さに埋設してある、例えば、送電ケーブル通信ケーブル挿通してある保護管、或いは、水道管ガス管など長尺埋設物2を示し、この埋設物2が、舗装面1を切断しているダイヤモンドホイールなどの回転式カッター刃3によって損傷を受けることを防止するために、埋設物1の周りは、コンクリート、モルタル等で構成された防護体4で覆われており、防護体4の上面側に、本発明の埋設物保護板Aの一例である埋設物保護板(以後、単に保護板という)A1を埋め込み固定して、その上部を鋼板(保護金属板の一例)5で覆い、土6を被せて、アスファルト7で舗装してある。

0016

つまり、図1図2に示すように、舗装前の地面に掘削した埋設用溝などに埋設物2を敷設するとともに、その埋設物2を包み込むように防護体4を帯状に打設し、その未硬化の防護体4の幅方向両側上部に、同一形状の保護板Aの複数枚を、略平行に且つ帯状に並べて、硬化した防護体4に埋め込み固定してある。

0017

前記保護板A1は、ほう化チタン窒化けい素ジルコニアなどのセラミックス粉末焼成して硬質に形成した硬質セラミックス製の保護板本体8で構成してあり、前記保護板本体8の幅方向での一方側の端部8Aに、他方側の端部8Bの厚み寸法より大きい増厚部9を設けて構成してある。但し、ここで言う前記端部8A、8Bは、部材の端面部分のみを意味するものではなく、端面部分から幅方向に幅方向長さの1/3程度、望ましくは1/4程度にわたる範囲を含めたものであり、要するに、幅方向での中央範囲より端側の範囲全体を指すものである。
当該実施形態の場合は、図3に示すように、保護板本体8の幅方向での一方側の端面8Aaで厚みが最大となり、他方側の端面8Baで厚みが最小となる台形の断面形状に形成してある。従って、前記増厚部9は、保護板本体8の幅方向での増厚側半断面程度がそれに当たる。そして、各周面は、何れも平坦面として形成してある。
また、保護板A1の平面形状は、図3図4に示すように、保護板本体8の長さ方向での一端部8Cが、山状に形成してあり、他端部8Dが、前記一端部8Cと互いに嵌合自在な谷状に形成してある。そして、平面視における前記一端部8Cと他端部8Dの山(頂部)と谷(谷底)とを結ぶ線が、幅方向でのセンターラインより左右何れかに平行に偏るように設定してある。この構成によれば、長さ方向に各保護板本体8を並べて設置する際に、それぞれが帯状に連なるように山と谷とを嵌合させるだけで、表裏を間違えたり左右を間違えたりするのを防止できる。
従って、保護板本体8の増厚部9を、幅方向での意図した側に常に配置する事が可能となる。
また、前記一端部8C、他端部8Dを平面視で山・谷形状にしてあることで、例えば、図4に示すように、カッター刃3が、長さ方向に隣り合う保護板A1どうしの目地に入ったとしても、切断線L1と目地線L2とが交差しており、必ず、カッター刃3は、保護板A1に達し、長尺埋設物2を不用意に切断する事を防止できる。
因みに、前記山の頂部の内角は、130〜170度が好ましい。

0018

そして、上述の保護板A1は、図1に示すように、前記鋼板5の下面に沿わせて、両側に各別に設けてあり、右列左列の何れもが、前記増厚部9が、前記鋼板5の幅方向での端部側に位置する状態に設置してある。

0019

本実施形態の保護板A1、及び、その設置構造によれば、長尺埋設物2の幅方向での一方側・他方側の何れの方向から舗装面1のカッター入れを始めようとも、切断の初期の段階で、前記増厚部9による抵抗の増加や音の変化によって警告を出すことができるようになり、カッター切断による安全度をより向上させることができる。
また、このような効果を発揮できるにもかかわらず、保護板A1における増厚部9以外の部分に関しては、その厚みを増厚部より薄くしてあるから、保護板全体とした材料使用量を、全て増厚部9の厚さで構成したものに比べて少なくする事が可能となり、材料のコストダウンを図ることが可能となる。
更には、保護板A1は、その上面を平坦面として形成してあると共に、前記鋼板5の下面に沿わせて配置してあるから、両者の密接性が向上し、上載荷重やカッター装置等による衝撃を全体に分散して受け止めることができ、保護板A1が割れ難い環境をつくることができる。

0020

〔第2実施形態〕
図5は、本発明の埋設物保護板Aの第2実施形態である埋設物保護板(以後、単に保護板という)A2を示しており、先の実施形態のものと重複する構成の説明は割愛し、異なる部分を主として説明する。

0021

前記保護板A2は、その幅寸法が、前記長尺埋設物2の上方を全て覆うことができる幅寸法に形成してある。尚、当該実施形態の保護板A2の材質は、先の実施形態で説明したセラミックスに替えて、鋳鉄製である。
そして、保護板本体8は、その幅方向での中間部8Eより一方側、及び、中間部8Eより他方側の各端部8A、8Bに、前記中間部8Eの厚み寸法より大きい増厚部9がそれぞれ設けてある。
当該実施形態においては、図に示すように、前記中間部8Eは全て同じ厚み寸法であると共に、中間部8Eの両側の増厚部9も、増厚部9内の全ての範囲にわたって同じ厚み寸法に形成してある。
従って、地中に設置された状態においては、保護板A2によって長尺埋設物2の上方を保護できる事に加えて、特に、舗装へのカッター入れの際に、切断の初期の時点に両サイドの増厚部9によって下方に長尺埋設物2が存在することをアピールする事ができ、切断の危機を未然に防止する事が可能となる。

0022

〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。

0023

〈1〉 本発明による埋設物保護板は、車道や歩道などの道路の他に、駐車場運動場広場などの舗装面の下に埋設してある長尺埋設物が、その舗装面を切断しているカッター刃によって損傷を受けることを防止するため埋め込み固定するものであっても良い。
〈2〉 また、埋設物保護板の形状は、先の第1、第2の各実施形態で説明したものに限るものではなく、例えば、図6図7に示すような横断面形状のものであってもよい。即ち、各図に示すように、増厚部9の形状は、適宜変更が可能で、且つ、その位置に関しても、保護板本体8の幅方向での端面部にのみ設けるものの他、端面部より中央側に寄った位置に増厚部9を形成してあるもの(図6(ヘ)〜(チ)、図7(ロ)〜(ハ)参照)であってもよい。また、増厚部9や他の部分が曲面を含む形状(図6(ト)〜(チ)、図7(ロ)〜(ニ)参照)に形成してあってもよい。そして、埋設物保護板の上面は、必ずしも平坦面であることに限らず、例えば、図6(チ)のような凸部を備えたものであってもよい。
更に、埋設物保護板の縦断面形状としては、隣接させる他の埋設物保護板との合わせ目(長手方向での一端部8C,他端部8D)を、例えば、合決あいじゃくり)構造に形成して、重ねて施工するものであってもよい。
また、平面形状に関しても、先の実施形態のものに限るものではなく、例えば、先の実施形態で説明したように、埋設物保護板の長手方向での一端部8C,他端部8Dの山(頂部)と谷(谷底)とを結ぶ線が、幅方向でのセンターラインより左右何れかに偏ったものに限るものではなく、センターラインと一致するように形成されているものであってもよい。更には、前記一端部8Cと他端部8Dの形状そのものは、直線状の山・谷形状に限るものではなく、例えば、曲線を含む形状の山・谷形状であってもよい。そして、山・谷を設けない矩形や平行四辺形等の平面形状の埋設物保護板であってもよく、適宜変更することが可能である。
〈3〉 埋設物保護板の設置に関しては、先の実施形態で説明したように、長尺埋設物の上方に一重に配置したものに限らず、例えば、複数層に積み重なる状態に設置して、より補強するものであってもよい。
また、埋設物保護板の材質は、先に説明した硬質セラミックスや鋳鉄の何れであってもよく、更には、これらと同等又はそれ以上の硬さの材質であってもよい。
〈4〉 先の実施形態で説明した埋設物保護板の設置構造において、保護金属板5を上方に設置したものを説明したが、必ずしも保護金属板5を設けなくてもよい。但し、その場合、埋設物保護板の厚み寸法や幅寸法を増加させるのが好ましい。

0024

尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。

図面の簡単な説明

0025

第1実施形態の埋設物保護板の設置状況を示す断面図
第1実施形態の埋設物保護板の設置状況を示す分解斜視図
第1実施形態の埋設物保護板を示す平面図と端面図
第1実施形態の埋設物保護板の配置図
第2実施形態の埋設物保護板の設置状況を示す断面図
第1実施形態に対する別実施形態の埋設物保護板の設置断面図
第2実施形態に対する別実施形態の埋設物保護板の設置断面図
従来例の埋設物保護板の設置断面図

符号の説明

0026

1アスファルト舗装面
2長尺埋設物
3回転式カッター刃
5保護金属板
8保護板本体
8A 一方側の端部
8B 他方側の端部
8E 中間部
9増厚部
A 埋設物保護板

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