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技術 止水部材及び止水構造

出願人 旭化成ホームズ株式会社
発明者 佐久間俊明
出願日 2007年3月29日 (13年10ヶ月経過) 出願番号 2007-087999
公開日 2008年10月16日 (12年4ヶ月経過) 公開番号 2008-248491
状態 未査定
技術分野 植物の栽培 潅水 建築環境
主要キーワード 基盤部分 貫通孔周囲 パレット状 仕切り片 塩化ビニル製パイプ 仕切片 立体網状 建物床
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この項目の情報は公開日時点(2008年10月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

屋上やベランダ緑地を構成する際に、床面からの突出物まわり止水処理を容易に行うことができる、あるいは床面からの突出物による緑地計画の自由度を低減することができる、突出物まわりの止水部材及び止水構造を提供すること。

解決手段

床面からの突出物を含む領域に形成された緑地基盤貯水部5における突出物の脚部まわりの止水部材8であって、所定の高さを有し突出物の脚部を囲繞する筒部8aと、筒部8aの下端周縁に沿って形成され、緑地基盤の貯水部底面の突出物に対応する位置に形成された穴を覆う鍔部8bと、からなることを特徴とする。

概要

背景

従来、建物の屋上やベランダ等の略水平な床面を利用して花壇菜園等の緑地を形成することが行われてきた。建物の緑化は、冷暖房負荷を低減することができ、エネルギー消費量の削減や地球温暖化防止に効果があるとされているため、近年特に注目を集めている。

建物の屋上やベランダは日射や風の影響を受けやすく、また構造上の制約から土壌の厚みを充分に確保しにくいため、土壌が乾燥しやすい。ここで、この乾燥を抑制し土壌に充分な水分を保持するために、緑地の基盤部分貯水部を設けることがある。

貯水部として、具体的には、特許文献1のように床面に仕切り板を連続的に固定した上で底面に防水性や耐根性を有するシートを敷き詰めるものがある。あるいは、特許文献2のようにパレット状に予め成形されたものを床面に複数並べること等により構成されるものがある。このように構成された貯水部に雨水や上水を貯え、毛細管現象を利用するなどして上部の土壌層に供給することにより、緑地の乾燥を防止する。

特開2005−198510号公報
特開2003−74089号公報

概要

屋上やベランダに緑地を構成する際に、床面からの突出物まわり止水処理を容易に行うことができる、あるいは床面からの突出物による緑地計画の自由度を低減することができる、突出物まわりの止水部材及び止水構造を提供すること。床面からの突出物を含む領域に形成された緑地基盤の貯水部5における突出物の脚部まわりの止水部材8であって、所定の高さを有し突出物の脚部を囲繞する筒部8aと、筒部8aの下端周縁に沿って形成され、緑地基盤の貯水部底面の突出物に対応する位置に形成された穴を覆う鍔部8bと、からなることを特徴とする。

目的

本発明は上記従来技術の問題点を解決し、屋上やベランダに緑地を構成する際に、床面からの突出物まわりの止水処理を容易に行うことができる、あるいは床面からの突出物による緑地計画の自由度の低下を可及的に低減することができる、突出物まわりの止水部材及び止水構造を提供することを目的とするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

床面からの突出物を含む領域に形成された緑地基盤貯水部における該突出物の脚部まわりの止水部材であって、所定の高さを有し前記突出物の脚部を囲繞する筒部と、前記筒部の下端周縁に沿って形成され、前記緑地基盤の貯水部底面の前記突出物に対応して形成された穴を覆う鍔部と、からなることを特徴とする止水部材。

請求項2

前記止水部材は可撓性を有する材料からなり、前記筒部から前記鍔部にかけて縦方向切り込み部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載した止水部材。

請求項3

貯水部を有し、床面からの突出物を含む領域に形成された緑地基盤の貯水部における突出物の脚部まわりの止水構造であって、請求項1、2いずれかに記載の止水部材を、前記筒部が前記脚部を囲繞し、かつ前記鍔部が前記緑地基盤の貯水部底面の前記突出物に対応して形成された穴を覆うように配置するとともに前記鍔部と前記穴との接合部及び前記切り込み部を止水テープにて目止めしたことを特徴とする止水構造。

技術分野

0001

本発明は、突出物を有する建物の屋上やベランダ等の外部の床面に緑地基盤貯水部を設置する際に、突出物周囲の貯水部底面の止水性を保持する為の止水部材及び止水構造に関するものである。

背景技術

0002

従来、建物の屋上やベランダ等の略水平な床面を利用して花壇菜園等の緑地を形成することが行われてきた。建物の緑化は、冷暖房負荷を低減することができ、エネルギー消費量の削減や地球温暖化防止に効果があるとされているため、近年特に注目を集めている。

0003

建物の屋上やベランダは日射や風の影響を受けやすく、また構造上の制約から土壌の厚みを充分に確保しにくいため、土壌が乾燥しやすい。ここで、この乾燥を抑制し土壌に充分な水分を保持するために、緑地の基盤部分に貯水部を設けることがある。

0004

貯水部として、具体的には、特許文献1のように床面に仕切り板を連続的に固定した上で底面に防水性や耐根性を有するシートを敷き詰めるものがある。あるいは、特許文献2のようにパレット状に予め成形されたものを床面に複数並べること等により構成されるものがある。このように構成された貯水部に雨水や上水を貯え、毛細管現象を利用するなどして上部の土壌層に供給することにより、緑地の乾燥を防止する。

0005

特開2005−198510号公報
特開2003−74089号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、建物屋上やベランダは必ずしも平坦障害物のない床面が連続しているとは限らない。特に、塩化ビニル等のシートによって床面の防水層を形成している建物においてパーゴラ手摺等を設置する場合、防水層の保護の為パーゴラ、手摺等の支柱を固定する為のアンカー部材等を床面から突出させていることがある。この場合、これらの突出物が緑地を構成する際に貯水部と干渉することがある。その為、突出物と干渉する部分の貯水部底面に穴を開けて突出物を貫通させたのち穴周囲を止水する必要があり、この止水処理に膨大な手間をかけなければならないという問題がある。しかし、処理の手間を軽減させる為には突出物を除いて緑地を計画しなければならず、所望の緑地が形成できなくなる虞があった。

0007

本発明は上記従来技術の問題点を解決し、屋上やベランダに緑地を構成する際に、床面からの突出物まわりの止水処理を容易に行うことができる、あるいは床面からの突出物による緑地計画の自由度の低下を可及的に低減することができる、突出物まわりの止水部材及び止水構造を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0008

上記課題を解決する為の本発明にかかる止水部材の第1の構成は、床面からの突出物を含む領域に形成された緑地基盤の貯水部における突出物の脚部まわりの止水部材であって、所定の高さを有し前記突出物の脚部を囲繞する筒部と、前記筒部の下端周縁に沿って形成され、前記緑地基盤の貯水部底面の前記突出物に対応する位置に形成された穴を覆う鍔部と、からなることを特徴とする。

0009

本発明にかかる止水部材の第2の止水部材の構成は、前記止水部材が可撓性を有する材料からなり、前記筒部から前記鍔部にかけて縦方向切り込み部が形成されたことを特徴とする。

0010

また、本発明にかかる止水構造は、貯水部を有し、床面からの突出物を含む領域に形成された緑地基盤の貯水部における突出物の脚部まわりの止水構造であって、前記止水部材を、前記筒部が前記脚部を囲繞し、かつ前記鍔部が前記緑地基盤の貯水部底面の前記突出物に対応する位置に形成された穴を覆うように配置するとともに、前記鍔部と前記穴との接合部及び前記切り込み部を止水テープにて目止めしたことを特徴とする。

発明の効果

0011

本発明に係る止水部材あるいは止水構造によれば、突出物の脚部の形状に対応して形成された穴の止水を容易に行うことができ、建物の屋上やベランダに緑地を構成する際に、床面から貯水部底面を貫通して突出する突出物まわりの止水処理を容易に行うことができる、あるいは、床面からの突出物による緑地計画の自由度の低下を防止することができる。

0012

また止水部材に縦方向に切り込み部を形成し、該切り込み部を開いて突出物の脚部の側面方向からはめ込むことにより、上部障害物によって突出物の上方から被せるような方法で止水部材が施工できない場合であっても、容易に止水処理ができる。

発明を実施するための最良の形態

0013

以下、本発明に係る止水部材及び止水構造の最も好ましい実施形態について説明する。本発明は、建物の屋上やベランダの突出物を有する床面に対して緑地基盤に貯水部を設ける際に、突出物まわりの止水処理を容易に行うことができ、突出物の位置に左右されず自由な緑地計画を実現するものである。

0014

本発明が適用される緑地基盤の貯水部5は、底面に穴をあけ突出物を突出させることができる形式材質で構成されたものであればよく、床面上に緑地の外周部に仕切片起立させたうえで、防水性を有するシートを仕切片内部に敷設し仕切り片とシートを接着して構成したものであっても、予めパレット状に成形されたものを床面に載置して構成したものであってもよい。

0015

突出物周囲に取り付ける止水部材8は、筒部8aと鍔部8bによって構成される。

0016

筒部は所定の高さ、即ち貯水部の底面から突出物を突出させる為に形成された穴から貯水部に貯えられた水が流出しない程度の高さまで脚部を囲繞することができればよく、その形状は特に限定されず、円形多角形など様々な形状を採用することができる。また、脚部の形状に対応させることは必須ではないので、突出部の形状に応じて製作する必要がなく、止水部材の製造コストを抑えることができる。筒部は軟質の塩化ビニル等の合成樹脂で構成すると、所望の水位あるいは水勾配が形成された床面のレベルに応じて加工して容易に高さを調整することができて汎用性が高まり、しかも筒状であるので貯水部内部に貯えられた水や土壌による側圧に対して過度に変形することもないので好ましい。

0017

鍔部は貯水部の底面に密着して貯水部底面の貫通孔周囲の止水性を維持する部分である。鍔部は扁平な形状で不陸等にも対応できるように、筒部と同様に可撓性を有する軟質の塩化ビニル等の合成樹脂で構成するのが好ましい。

0018

また、止水部材全体を可撓性を有する軟質の塩化ビニル等の合成樹脂製として筒部から鍔部にかけて縦方向に切り込み部を形成することで、突出物の上方に障害物が存在する場合でも切り込み部を広げて突出物の側方からはめ込むことが可能となり、止水部材を容易に取り付けることができる。切り込み部はブチルゴム等からなり所望の耐久性を有する止水テープ等で塞ぐことで止水性が確保される。

0019

〔実施例〕
次に、実施例を図を用いて具体的に説明する。図1は緑地を形成する建物の屋上の平面図、図2は緑地部分の構成を示す断面図、図3は止水部材で止水処理を施す前のアンカー部材周辺の状態を示す図、図4は止水部材の全体図、図5は止水部材を設置した状態を示す図、図6はアンカー部材周囲を保護管で保護した状態を示す図である。

0020

図1に示すように、建物1は屋上の一部に緑地4が形成された鉄骨造建築物である。建物1は、図2に示すように、鉄骨の支柱9や梁3により架構が構成されており、屋上の床2は、梁3の上フランジ面に載置されたALC軽量気泡コンクリートパネル2a、水勾配が形成された発泡樹脂からなる断熱材2b、断熱材保護の為の不燃板2c、及び防水層を構成する軟質塩化ビニル製の防水シート2dという層構成となっている。尚、6は縁石である。

0021

屋上の緑地4の領域には水を貯留する貯水部5が形成されている。貯水部5は、ポリエチレン等の合成樹脂からなる耐根シートを敷き詰めて構成した底面5aと、底面5aを構成する耐根シートを周縁の縁石6に沿わせて立ち上げ起立片5bと、からなる。耐根シートは、防水性と耐根性を有し、土壌や貯留水に含まれる防水シートの劣化促進の原因となる成分が建物床面の防水シートに接触することを防止する為にも必要なものである。なお、貯水部5の水位は、起立片5bの所定の高さに設けられた排水口(不図示)によって、土壌11が浸水しないように設定されている。

0022

図2に示すように、緑地4内の床2からは、梁3の上フランジにボルトにて固定された突出物としてのアンカー部材7が貫通して突出する。更に図3にも示すように、アンカー部材7は貯水部の底面5aの穴5cを貫通して、貯水部5の内部に突出する。アンカー部材7の上端部にはパーゴラの支柱9がボルト固定されている。穴5cの周囲は止水部材8で被覆され、穴5cからの土壌や水の流出を防止している。

0023

止水部材8は、図4に示すように円筒形の筒部8aと、筒部8aの下端外周部に略水平となるように連続した鍔部8bとからなり、頂部が解放されたハット形状をなしている。止水部材8の材質は可撓性のある軟質の塩化ビニル製である。筒部8aの上端は貯水部5の起立片5bの高さと同一もしくはこれ以上の高さを有しており、鍔部8bは穴5aよりも大きな径を有している。また、止水部材8は筒部8aから鍔部8bにかけて縦方向に切り込み部8cが形成されている。なお、断熱材2bが水勾配を有する為床面のレベルは一定しないので、筒部8aが一定のレベルに統一されたアンカー部材7や支柱9と干渉することがあるが、この場合、筒部8aの高さをハサミナイフを用いて適宜調整することができる。

0024

止水部材8は、切り込み部8cを広げてアンカー部材7の側方からはめ込むことによって、上部の支柱9を取り外すことなくアンカー部材7を囲繞することができる。止水部材8を所定の位置に据え置いた後、図5に示すように、鍔部8bと貯水部5の底面5aとの接合部及び切り込み部8cをブチルゴムからなる目止めテープ10によって目止めを行うことにより止水部材8まわりの止水性が確保される。

0025

なお、土壌11(図2参照)の厚さ寸法が大きく支柱9が土壌11中に埋没してしまう場合、支柱9が土壌11と接触して腐食することを防止する為、止水部材8を取り付けた後、図6に示すように、土壌の厚さ寸法よりも大きな高さ寸法を持つ塩化ビニル製パイプからなる保護管12を、止水部材8の周囲に設置する。

0026

この場合、予め縦方向に半割にした塩化ビニル製パイプをアンカー部材7の周囲に配置し半割の塩化ビニル製パイプどうしを粘着性テープ等で連結して構成する。

0027

以上のようにして貯水部5の止水性を確保したのち、図2に示すように、立体網状マットからなり貯水空間を確保すると共に土壌を保持する土壌支持部材13を、貯水部への土壌の落下を防止するとともに毛細管現象により貯水部5の水を土壌11へ供給する為の不織布13aを巻きつけた状態で貯水部5に収容することによって緑地基盤部が形成される。

0028

上記構成により、突出物の脚部に形成された貯水部5の穴5c周辺の止水処理を容易に行うことができ、建物の屋上やベランダに緑地を構成する際に、床面からの突出物によって緑地計画の自由度の低下を防止することができる。あるいは、床面からの突出物まわりの止水処理を容易に行うことができる。

0029

また止水部材に縦方向に切り込み部を形成し、該切り込み部を開いて突出物の脚部の側面方向からはめ込むことにより、上部障害物によって突出物の上方から被せるような方法で止水部材が施工できない場合であっても、容易に止水処理ができる。

0030

本発明は、建物の屋上やベランダにおける緑地貯水部の他、貯水を目的とする部位、部材全般に適用することができる。

図面の簡単な説明

0031

緑誰を形成する建物の屋上の平面図。
緑地部分の構成を示す断面図。
止水部材で止水処理を施す前のアンカー部材周辺の状態を示す図。
止水部材の全体図。
止水部材を設置した状態を示す図。
アンカー部材周囲を保護管で保護した状態を示す図。

符号の説明

0032

1…建物、2…床、2a…ALCパネル、2b…断熱材、2c…不燃板、2d…防水シート、3…梁、4…緑地、5…貯水部、5a…底面、5b…起立片、5c…穴、6…縁石、7…アンカー部材、8…止水部材、8a…筒部、8b…鍔部、8c…切り込み部、9…支柱、10…目止めテープ、11…土壌、12…保護管、13…土壌支持部材、13a…不織布

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