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技術 移動通信端末、無線通信方法及び移動通信システム

出願人 株式会社NTTドコモ
発明者 河村尚飛田憲昭遠藤健太郎池田彰典新山洋平
出願日 2007年3月27日 (13年8ヶ月経過) 出願番号 2007-082155
公開日 2008年10月9日 (12年2ヶ月経過) 公開番号 2008-244813
状態 特許登録済
技術分野 電話機の機能 電話機の回路等 電話通信サービス 移動無線通信システム
主要キーワード 災害発生地 救助信号 無線LAN用アンテナ 中継センサ 機能的構成要素 位置取得ステップ 位置要求 格納済
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

情報を必要とする移動通信端末に、移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて当該情報を提供すること。

解決手段

携帯電話機10は、移動体通信網30に接続可能であると共にアドホックモードによる接続を介して他の携帯電話機と通信可能であって、自機のセルIDを取得する第1位置取得部112と、他の携帯電話機のセルIDを取得する第2位置取得部114と、これら二つのセルIDに基づいて、自機に格納されている配信情報を他の携帯電話機に送信するか否かを判定する送信判定部116と、送信判定部116により配信情報を送信すると判定された場合に、アドホックモードによる接続を介して他の携帯電話機に当該配信情報を送信する送信部118と、を備えることを特徴とする。

概要

背景

従来から、移動通信端末移動体通信網を用いずに通信を行う手法が知られている。例えば、下記特許文献1には、セルラーネットワークが使用できない状況下で携帯電話機による通信を可能にする通信システムが開示されている。この通信システムでは、携帯電話機が、自端末位置情報を含む救助信号を、中継センサを有するアドホックネットワークを介してレスキュー隊員携行端末に送信する。これにより、携行端末圏外にあるような場合でも、所望のデータ通信が可能となる。
特開2006−237666号公報

概要

情報を必要とする移動通信端末に、移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて当該情報を提供すること。携帯電話機10は、移動体通信網30に接続可能であると共にアドホックモードによる接続を介して他の携帯電話機と通信可能であって、自機のセルIDを取得する第1位置取得部112と、他の携帯電話機のセルIDを取得する第2位置取得部114と、これら二つのセルIDに基づいて、自機に格納されている配信情報を他の携帯電話機に送信するか否かを判定する送信判定部116と、送信判定部116により配信情報を送信すると判定された場合に、アドホックモードによる接続を介して他の携帯電話機に当該配信情報を送信する送信部118と、を備えることを特徴とする。

目的

本発明は、上記課題を解決する為になされたものであり、情報を必要とする移動通信端末に、移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて当該情報を提供することが可能な移動通信端末、無線通信方法及び移動通信システムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
5件

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請求項1

移動体通信網接続可能であると共に、当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて他の移動体通信端末通信可能な移動体通信端末であって、自端末位置情報を取得する第1の位置取得手段と、他の移動通信端末の位置情報を取得する第2の位置取得手段と、前記第1の位置取得手段により取得された位置情報と、前記第2の位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自端末に格納されている所定の情報を前記他の移動通信端末に送信するか否かを判定する送信判定手段と、前記送信判定手段により前記所定の情報を送信すると判定された場合に、前記所定の無線通信方式を用いて前記他の移動通信端末に当該所定の情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする移動通信端末。

請求項2

前記送信手段が、前記他の移動通信端末にアドホックモードで接続し、当該他の移動通信端末に前記所定の情報を送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。

請求項3

前記第2の位置取得手段が、前記他の移動通信端末にアドホックモードで接続し、当該他の移動通信端末の位置情報を取得する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信端末。

請求項4

前記送信判定手段が、前記第1の位置取得手段により取得された位置情報と、前記第2の位置取得手段により取得された位置情報とが一致する場合に、前記所定の情報を前記他の移動通信端末に送信すると判定する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の移動通信端末。

請求項5

前記移動体通信網又は前記所定の無線通信方式を用いて所定の情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された所定の情報を格納する格納手段と、を更に備え、前記送信判定手段が、前記格納手段に格納されている所定の情報を前記他の移動通信端末に送信するか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の移動通信端末。

請求項6

前記送信判定手段が、前記所定の情報の内容に基づいて当該所定の情報を前記他の移動通信端末に送信するか否かを判定する、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の移動通信端末。

請求項7

前記所定の情報が、当該情報の緊急度を示す緊急度情報を含み、前記送信判定手段が、前記緊急度情報で示される緊急度が閾値以上である場合に、前記所定の情報を前記他の移動通信端末に送信すると判定する、ことを特徴とする請求項6に記載の移動通信端末。

請求項8

前記送信判定手段が、予め定められた特定の情報が前記所定の情報に含まれている場合に、当該所定の情報を前記他の移動通信端末に送信すると判定する、ことを特徴とする請求項6に記載の移動通信端末。

請求項9

移動体通信網に接続可能であると共に、当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて他の移動体通信端末と通信可能な移動体通信端末であって、自端末の位置情報を取得する位置取得手段と、他の移動通信端末から前記所定の無線通信方式を用いて、所定の情報と当該他の移動通信端末の位置情報とを受信する受信手段と、前記位置取得手段により取得された位置情報と、前記受信手段により受信された位置情報とに基づいて、前記受信手段により受信された所定の情報を格納するか否かを判定する格納判定手段と、前記格納判定手段により前記所定の情報を格納すると判定された場合に、当該所定の情報を格納する格納手段と、を備えることを特徴とする移動通信端末。

請求項10

移動体通信網に接続可能であると共に、当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて他の移動体通信端末と通信可能な移動体通信端末の無線通信方法であって、前記移動通信端末が、自端末の位置情報を取得する第1の位置取得ステップと、前記移動通信端末が、他の移動通信端末の位置情報を取得する第2の位置取得ステップと、前記移動通信端末が、前記第1の位置取得ステップにおいて取得された位置情報と、前記第2の位置取得ステップにおいて取得された位置情報とに基づいて、自端末に格納されている所定の情報を前記他の移動通信端末に送信するか否かを判定する送信判定ステップと、前記移動通信端末が、前記送信判定ステップにおいて前記所定の情報を送信すると判定された場合に、前記所定の無線通信方式を用いて前記他の移動通信端末に当該所定の情報を送信する送信ステップと、を含むことを特徴とする無線通信方法。

請求項11

移動体通信網に接続可能であると共に、当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて他の移動体通信端末と通信可能な移動体通信端末の無線通信方法であって、前記移動通信端末が、自端末の位置情報を取得する位置取得ステップと、前記移動通信端末が、他の移動通信端末から前記所定の無線通信方式を用いて、所定の情報と当該他の移動通信端末の位置情報とを受信する受信ステップと、前記移動通信端末が、前記位置取得ステップにおいて取得された位置情報と、前記受信ステップにおいて受信された位置情報とに基づいて、前記受信ステップにおいて受信された所定の情報を格納するか否かを判定する格納判定ステップと、前記移動通信端末が、前記格納判定ステップにおいて前記所定の情報を格納すると判定された場合に、当該所定の情報を格納する格納ステップと、を含むことを特徴とする無線通信方法。

請求項12

移動体通信網に接続可能であると共に当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて互いに通信可能な移動通信端末及び他の移動通信端末を備える、移動通信システムであって、前記移動通信端末が、自端末の位置情報を取得する第1の位置取得手段と、前記他の移動通信端末の位置情報を取得する第2の位置取得手段と、前記第1の位置取得手段により取得された位置情報と、前記第2の位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自端末に格納されている所定の情報を前記他の移動通信端末に送信するか否かを判定する送信判定手段と、前記送信判定手段により前記所定の情報を送信すると判定された場合に、前記所定の無線通信方式を用いて前記他の移動通信端末に当該所定の情報を送信する送信手段と、を備え、前記他の移動通信端末が、前記所定の無線通信方式を用いて前記位置情報を前記移動通信端末に提供する位置提供手段と、前記位置提供手段により提供された位置情報に応じて前記送信手段により送信された前記所定の情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された所定の情報を格納する格納手段と、を備える、ことを特徴とする移動通信システム。

技術分野

0001

本発明は、移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて通信を行う移動通信端末無線通信方法及び移動通信システムに関するものである。

背景技術

0002

従来から、移動通信端末が移動体通信網を用いずに通信を行う手法が知られている。例えば、下記特許文献1には、セルラーネットワークが使用できない状況下で携帯電話機による通信を可能にする通信システムが開示されている。この通信システムでは、携帯電話機が、自端末位置情報を含む救助信号を、中継センサを有するアドホックネットワークを介してレスキュー隊員携行端末に送信する。これにより、携行端末圏外にあるような場合でも、所望のデータ通信が可能となる。
特開2006−237666号公報

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、上記特許文献1に記載の通信システムでは、中継センサが携帯電話機からの救助信号をブロードキャストするため、その救助信号がアドホックネットワーク全体を伝わる可能性がある。そのため、救助信号が、本来その信号を受信する必要がない携行端末にも送信されるおそれがある。

0004

本発明は、上記課題を解決する為になされたものであり、情報を必要とする移動通信端末に、移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて当該情報を提供することが可能な移動通信端末、無線通信方法及び移動通信システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明の移動通信端末は、移動体通信網に接続可能であると共に、当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて他の移動体通信端末と通信可能な移動体通信端末であって、自端末の位置情報を取得する第1の位置取得手段と、他の移動通信端末の位置情報を取得する第2の位置取得手段と、第1の位置取得手段により取得された位置情報と、第2の位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自端末に格納されている所定の情報を他の移動通信端末に送信するか否かを判定する送信判定手段と、送信判定手段により所定の情報を送信すると判定された場合に、所定の無線通信方式を用いて他の移動通信端末に当該所定の情報を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。

0006

また、本発明の無線通信方法は、移動体通信網に接続可能であると共に、当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて他の移動体通信端末と通信可能な移動体通信端末の無線通信方法であって、移動通信端末が、自端末の位置情報を取得する第1の位置取得ステップと、移動通信端末が、他の移動通信端末の位置情報を取得する第2の位置取得ステップと、移動通信端末が、第1の位置取得ステップにおいて取得された位置情報と、第2の位置取得ステップにおいて取得された位置情報とに基づいて、自端末に格納されている所定の情報を他の移動通信端末に送信するか否かを判定する送信判定ステップと、移動通信端末が、送信判定ステップにおいて所定の情報を送信すると判定された場合に、所定の無線通信方式を用いて他の移動通信端末に当該所定の情報を送信する送信ステップと、を含むことを特徴とする。

0007

また、本発明の移動通信システムは、移動体通信網に接続可能であると共に当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて互いに通信可能な移動通信端末及び他の移動通信端末を備える、移動通信システムであって、移動通信端末が、自端末の位置情報を取得する第1の位置取得手段と、他の移動通信端末の位置情報を取得する第2の位置取得手段と、第1の位置取得手段により取得された位置情報と、第2の位置取得手段により取得された位置情報とに基づいて、自端末に格納されている所定の情報を他の移動通信端末に送信するか否かを判定する送信判定手段と、送信判定手段により所定の情報を送信すると判定された場合に、所定の無線通信方式を用いて他の移動通信端末に当該所定の情報を送信する送信手段と、を備え、他の移動通信端末が、所定の無線通信方式を用いて位置情報を移動通信端末に提供する位置提供手段と、位置提供手段により提供された位置情報に応じて送信手段により送信された所定の情報を受信する受信手段と、受信手段により受信された所定の情報を格納する格納手段と、を備える、ことを特徴とする。

0008

このような移動通信端末、無線通信方法及び移動通信システムによれば、まず、移動通信端末自身の位置情報と、他の移動通信端末の位置情報とが取得される。続いて、それら二つの位置情報に基づいて、自端末に格納されている所定の情報を他の移動通信端末に送信するか否かが判定される。そして、その所定の情報を送信すると判定された場合に、その所定の情報が、移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて、他の移動通信端末に送信される。これにより、所定の情報を送信する際に、他の移動通信端末の位置情報が考慮されるので、その情報を必要とする他の移動通信端末に、移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて当該情報を提供できる。また、送信すると判定された場合にだけ所定の情報が送信されるので、所定の無線通信方式を用いて伝送される情報の量が低減される。その結果、送信処理負荷を低減できる。

0009

本発明の移動通信端末では、送信手段が、他の移動通信端末にアドホックモードで接続し、当該他の移動通信端末に所定の情報を送信することが好ましい。

0010

この場合、所定の情報を送信する移動通信端末と、その情報を受信する他の移動通信端末とがアドホックモードで接続される。なお、アドホックモードとは、データを送信する移動通信端末と、そのデータを受信する移動通信端末とが、中継装置を介することなく互いに直接接続して通信する方式である。これにより、他の通信装置(例えば中継装置など)を介することなく、所定の情報が送信される。そのため、他の通信装置の稼働状況に依存することなく、所定の情報を他の移動通信端末に送信できる。また、他の通信装置の負荷を低減できる。

0011

本発明の移動通信端末では、第2の位置取得手段が、他の移動通信端末にアドホックモードで接続し、当該他の移動通信端末の位置情報を取得することが好ましい。

0012

この場合、位置情報を取得する移動通信端末と、その位置情報を提供する他の移動通信端末とがアドホックモードで接続される。これにより、他の通信装置(例えば中継装置など)を介することなく、他の移動通信端末の位置情報が移動通信端末により取得される。そのため、他の通信装置の稼働状況に依存することなく、その位置情報を取得できる。また、他の通信装置の負荷を低減できる。

0013

本発明の移動通信端末では、送信判定手段が、第1の位置取得手段により取得された位置情報と、第2の位置取得手段により取得された位置情報とが一致する場合に、所定の情報を他の移動通信端末に送信すると判定することが好ましい。

0014

この場合、移動通信端末の位置情報と他の移動通信端末の位置情報とが一致する場合に、所定の情報が当該他の移動通信端末に送信される。これにより、所定の情報の送信範囲が、同一の位置情報で示される範囲に限定されるので、当該範囲に存在する他の移動通信端末に限定して当該情報を提供できる。また、送信範囲が限定されることで、所定の情報の送信量が低減されるので、送信処理の負荷を更に低減できる。

0015

本発明の移動通信端末では、移動体通信網又は所定の無線通信方式を用いて所定の情報を受信する受信手段と、受信手段により受信された所定の情報を格納する格納手段と、を更に備え、送信判定手段が、格納手段に格納されている所定の情報を他の移動通信端末に送信するか否かを判定することが好ましい。

0016

この場合、他の通信装置から送信されてきた所定の情報を他の移動通信端末に転送する際に、移動通信端末自身の位置情報と、当該他の移動通信端末の位置情報とが考慮される。これにより、その情報を必要とする他の移動通信端末に当該情報を転送できる。また、所定の無線通信方式を用いて伝送される情報の転送量が低減されるので、転送処理の負荷を低減できる。

0017

本発明の移動通信端末では、送信判定手段が、所定の情報の内容に基づいて当該所定の情報を他の移動通信端末に送信するか否かを判定することが好ましい。

0018

この場合、移動通信端末及び他の移動通信端末の位置情報だけでなく所定の情報の内容にも基づいて、当該所定の情報が送信される。これにより、送信する情報を選択し、選択した情報を所定の無線通信方式を用いて他の移動通信端末に送信できる。また、所定の無線通信方式を用いて伝送される情報が限定されるので、情報送信量がより低減される。その結果、送信処理の負荷を更に低減できる。

0019

本発明の移動通信端末では、所定の情報が、当該情報の緊急度を示す緊急度情報を含み、送信判定手段が、緊急度情報で示される緊急度が閾値以上である場合に、所定の情報を他の移動通信端末に送信すると判定することが好ましい。

0020

この場合、移動通信端末及び他の移動通信端末の位置情報だけでなく、所定の情報に含まれる緊急度情報にも基づいて、当該所定の情報が送信される。これにより、緊急度の高い情報のみを所定の無線通信方式を用いて他の移動通信端末に送信できる。また、所定の無線通信方式を用いて伝送される情報が緊急度の高いものに限定されるので、情報送信量がより低減される。その結果、送信処理の負荷を更に低減できる。

0021

本発明の移動通信端末では、送信判定手段が、予め定められた特定の情報が所定の情報に含まれている場合に、当該所定の情報を他の移動通信端末に送信すると判定することが好ましい。

0022

この場合、移動通信端末及び他の移動通信端末の位置情報だけでなく、特定の情報の有無にも基づいて、所定の情報が送信される。これにより、特定の情報を含む情報のみを所定の無線通信方式を用いて他の移動通信端末に送信できる。また、所定の無線通信方式を用いて伝送される情報が限定されるので、情報送信量がより低減される。その結果、送信処理の負荷を更に低減できる。

0023

本発明の移動通信端末は、移動体通信網に接続可能であると共に、当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて他の移動体通信端末と通信可能な移動体通信端末であって、自端末の位置情報を取得する位置取得手段と、他の移動通信端末から所定の無線通信方式を用いて、所定の情報と当該他の移動通信端末の位置情報とを受信する受信手段と、位置取得手段により取得された位置情報と、受信手段により受信された位置情報とに基づいて、受信手段により受信された所定の情報を格納するか否かを判定する格納判定手段と、格納判定手段により所定の情報を格納すると判定された場合に、当該所定の情報を格納する格納手段と、を備えることを特徴とする。

0024

また、本発明の無線通信方法は、移動体通信網に接続可能であると共に、当該移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて他の移動体通信端末と通信可能な移動体通信端末の無線通信方法であって、移動通信端末が、自端末の位置情報を取得する位置取得ステップと、移動通信端末が、他の移動通信端末から所定の無線通信方式を用いて、所定の情報と当該他の移動通信端末の位置情報とを受信する受信ステップと、移動通信端末が、位置取得ステップにおいて取得された位置情報と、受信ステップにおいて受信された位置情報とに基づいて、受信ステップにおいて受信された所定の情報を格納するか否かを判定する格納判定ステップと、移動通信端末が、格納判定ステップにおいて所定の情報を格納すると判定された場合に、当該所定の情報を格納する格納ステップと、を含むことを特徴とする。

0025

このような移動通信端末及び無線通信方法によれば、移動通信端末自身の位置情報と、他の移動通信端末の位置情報とに基づいて、所定の情報を格納するか否かが判定される。これにより、所定の情報を格納する際に位置情報が考慮されるので、情報を必要とする移動通信端末に、移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて当該情報を提供できる。

発明の効果

0026

このような移動通信端末、無線通信方法及び移動通信システムによれば、情報を必要とする移動通信端末に、移動体通信網とは異なる所定の無線通信方式を用いて当該情報を提供できる。

発明を実施するための最良の形態

0027

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。

0028

(第1実施形態)
まず、図1を用いて、第1実施形態に係る配信システム(移動通信システム)1について説明する。図1は、配信システム1の全体構成を示す図である。

0029

配信システム1は、携帯電話機(移動通信端末)10、無線LAN(Local Area Network)20、移動体通信網30、及び配信サーバ40を備えている。

0030

携帯電話機10は、移動体通信網30を介して配信サーバ40と通信することが可能である。また、携帯電話機10は、無線LAN20を介して他の通信装置と通信することも可能である。

0031

無線LAN20は、携帯電話機10に加えて、他の携帯電話機(他の移動通信端末)51,52と、アクセスポイント60とを備えている。アクセスポイント60は、複数の携帯電話機を相互に接続する無線機である。無線LAN20において、携帯電話機10及び他の携帯電話機51,52は、アクセスポイント60を介して互いに通信できるとともに、アクセスポイント60を介さず、互いに直接接続して通信することも可能である。一般に、アクセスポイントを介する無線通信方式をインフラストラクチャモードといい、携帯電話機同士が直接接続される無線通信方式をアドホックモードという。図1の例では、接続21がインフラストラクチャモードでの接続であり、接続22がアドホックモードでの接続である。

0032

移動体通信網30は、図示しない基地局及び基地局制御装置などから構成される無線通信網である。移動体通信網30の無線通信方式としては、例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)を採用することができるが、これらに限定されるものではない。

0033

配信サーバ40は、自サーバで生成、又は他の通信装置から受信した配信情報(所定の情報)を、移動体通信網30を介して携帯電話機10や他の携帯電話機51,52に配信する。配信サーバ40は、移動体通信網30が整備されているすべての地域に情報を配信できるとともに、配信地域を限定して情報を配信することも可能である。配信地域の限定は、例えば情報を配信する基地局制御装置を限定することで実現される。

0034

配信情報には、情報の内容を示すコンテンツデータ、配信情報の緊急度を示す緊急度情報、メッセージID及びシリアル番号が含まれる。緊急度情報は、情報の重要性即時性などに基づく指数であり、「緊急性あり」又は「緊急性なし」を示すフラグで表される。例えば、配信情報が地震などの災害に関するもの(災害情報)であれば緊急度情報が「緊急性あり」に、配信情報がスポーツニュースであれば緊急度情報が「緊急性なし」に、それぞれ設定される。なお、緊急度情報の設定方法はこれに限定されず、例えば0〜3の四段階で設定されてもよい。一方、メッセージID及びシリアル番号は、配信情報を識別するためのデータである。

0035

なお、図1は、説明を簡単にするために簡略化されたものである。携帯電話機10、他の携帯電話機51,52、アクセスポイント60、配信サーバ40の個数は限定されない。

0036

次に、図2を用いて、図1に示す携帯電話機10の機能構成について説明する。図2は、携帯電話機10の機能構成を示す図である。

0037

携帯電話機10は、機能的構成要素として、移動体通信アンテナ102、無線LAN用アンテナ104、受信部(受信手段)106、配信情報格納部(格納手段)108、出力部110、第1位置取得部(第1の位置取得手段)112、第2位置取得部(第2の位置取得手段)114、送信判定部(送信判定手段)116、及び送信部(送信手段)118を備えている。

0038

移動体通信用アンテナ102は、移動体通信網30を構成する基地局(図示せず)との間で所定のデータ信号送受信できる。無線LAN用アンテナ104は、無線LANを構成する通信機器との間で所定のデータ信号を送受信できる。なお、本実施形態では、携帯電話機10が移動体通信用及び無線LAN用にそれぞれアンテナを備えているが、アンテナの構成はこれに限定されない。例えば、一本のアンテナと、複数の周波数帯域分離可能共用器とを用いる共用方式を携帯電話機10に採用してもよい。

0039

受信部106は、移動体通信用アンテナ102又は無線LAN用アンテナ104を介して入力された信号を受信及び復号し、復号されたデータを配信情報格納部108、第1位置取得部112及び第2位置取得部114に出力する部分である。なお、受信部106が、データの出力先を判定した上で、第1位置取得部、配信情報格納部108及び第2位置取得部114のいずれかにデータを出力してもよい。

0040

配信情報格納部108は、受信部106から入力されたデータから配信情報を抽出して格納するとともに、その配信情報(携帯電話機10に格納されている配信情報)を出力部110及び送信判定部116に出力する部分である。

0041

出力部110は、配信情報格納部108から入力された配信情報を出力装置(図示せず)に出力する部分である。例えば、出力部110は、配信情報を文字静止画像、又は動画により画面(図示せず)に表示したり、音声スピーカ(図示せず)から出力したりする。これにより、携帯電話機10の所持者は、ニュースや、災害の発生などを知ることができる。なお、出力部110は、携帯電話機10の操作ボタン(図示せず)を介して入力された指示に基づいて配信情報を出力することもできる。

0042

第1位置取得部112は、受信部106から入力されたデータから、携帯電話機10の現在位置を示す位置情報(自端末の位置情報)を抽出して、図示しないメモリに格納する部分である。具体的には、第1位置取得部112は、移動体通信網30からの報知情報から、携帯電話機10が現在位置するセルを識別するセルIDを抽出し格納する。このセルIDにより、当該セルIDで示される基地局を中心とする一定の範囲内(当該基地局からの電波が到達する範囲)に携帯電話機10が存在することがわかる。

0043

第2位置取得部114は、受信部106から入力されたデータから、他の携帯電話機51,52を識別する端末IDと、当該他の携帯電話機51,52の現在位置を示すセルIDとを抽出して送信判定部116に出力する部分である。

0044

送信判定部116は、携帯電話機10のセルIDと他の携帯電話機のセルIDとに基づいて、配信情報格納部108から入力された配信情報を他の携帯電話機に送信するか否かを判定する部分である。送信判定部116は、まず、入力された配信情報から緊急度情報を取得し、その緊急度情報が「緊急性あり」か否か、すなわち緊急度情報が閾値以上か否かを判定する。そして、取得した緊急度情報が「緊急性あり」の場合、送信判定部116は、他の携帯電話機のセルIDを取得するための位置要求を生成して送信部118に出力する。言い換えれば、送信判定部116は、配信情報の内容に基づいて当該配信情報を他の携帯電話機に送信するか否かを判定する。

0045

続いて、送信判定部116は、出力した指示信号に応じて第2位置取得部114から入力された他の携帯電話機の端末ID及びセルIDを取得する。また、送信判定部116は、第1位置取得部112に格納されている携帯電話機10のセルIDを読み出す。そして、送信判定部116は、他の携帯電話機のセルIDと携帯電話機10のセルIDとが一致するか否かを判定する。ここで、これら二つのセルIDが一致した場合、送信判定部116は、そのセルIDに対応する端末IDで識別される他の携帯電話機に送信すると判定し、当該他の携帯電話機の端末IDと配信情報とを送信部118に出力する。

0046

例えば、他の携帯電話機51のセルID、及び携帯電話機10のセルIDが共に「01」であれば、端末ID及び配信情報の出力が行われる。一方、他の携帯電話機51のセルIDが「01」で携帯電話機10のセルIDが「10」であれば、その出力は行われない。

0047

なお、他の携帯電話機の端末ID及びセルIDは、携帯電話機10と接続した電話機の個数だけ送信判定部116に入力される。この場合、送信判定部116は、入力されたすべての端末IDに対して上記の判定処理を行う。例えば、送信判定部116は、他の携帯電話機51,52について、それぞれセルIDを比較し、その結果に基づいて出力の要否を判定する。

0048

送信部118は、他の携帯電話機に配信情報を送信(転送)する部分である。送信部118は、送信判定部116からの位置要求が入力された場合に、まず、無線LAN20を介して接続可能な他の携帯電話機を探索する。そして、他の携帯電話機が探索できた場合、送信部118は、探索された他の携帯電話機とアドホックモードで接続する。続いて、送信部118は、入力された位置要求を接続されている他の携帯電話機に送信する。これにより、他の携帯電話機の端末ID及びセルIDを含む信号が受信部106で受信される。例えば、送信部118が他の携帯電話機51,52を探索した場合、送信部118は、他の携帯電話機51,52のそれぞれとアドホックモードで接続し、位置要求を送信する。

0049

その後、送信部118は、送信判定部116から端末ID及び配信情報が入力された場合に、当該端末IDに対応する他の携帯電話機に配信情報を送信する。この場合も、携帯電話機10と他の携帯電話機とはアドホックモードで接続されている。これにより、他の携帯電話機(例えば、他の携帯電話機51,52)は、緊急度が高い配信情報を受信することができる。

0050

次に、図3を用いて、他の携帯電話機51,52の機能構成について説明する。図2は、特に、他の携帯電話機51の機能構成を示す図である。他の携帯電話機51,52の構成要素は携帯電話機10のものと同じである。以下では、他の携帯電話機51を例に、携帯電話機10と異なる機能のみを説明する。

0051

受信部506は、携帯電話機10とアドホックモードで接続し、その携帯電話機10から送信された位置要求を受信する。そして、受信部506は、その位置要求を送信部518に出力する。

0052

送信部518は、受信部506から位置要求が入力された場合に、第1位置取得部512からセルIDを読み出す。そして、送信部518は、そのセルIDと自機の端末IDとを携帯電話機10に送信する。すなわち、送信部518は、セルIDを携帯電話機10に提供する位置提供手段である。

0053

その後、携帯電話機10から配信情報が他の携帯電話機51に送信された場合、無線LAN用アンテナ504がその配信情報に対応するデータ信号を受信する。続いて、受信部506が、そのデータ信号を受信及び復号する。すなわち、受信部506は、送信部518が送信したセルIDに応じて携帯電話機10から送信された配信情報を受信する受信手段である。

0054

配信情報格納部508は、受信部506から入力された配信情報からメッセージID及びシリアル番号を取得する。そして、配信情報格納部508は、取得したメッセージID及びシリアル番号を有する配信情報が既に格納済か否かを判定する。そして、入力された配信情報が未だ格納されていない場合のみ、配信情報格納部508は、入力された配信情報を格納する。すなわち、配信情報格納部508は、受信部506により受信された配信情報を格納する格納手段である。

0055

次に、図4及び5を用いて、図1に示す配信システム1の処理を説明するとともに本実施形態に係る配信方法移動体通信方法)について説明する。図4は、配信情報の受信からアドホックモードによる接続までの処理を示すシーケンス図である。また、図5は、その接続から、他の携帯電話機における配信情報の格納までの処理を示すシーケンス図である。

0056

まず、携帯電話機10の受信部106が、配信サーバ40から配信された配信情報を受信する(ステップS10)。続いて、送信判定部116が緊急度情報から配信情報を取得し(ステップS12)、その緊急度情報が「緊急性あり」か否か、すなわち緊急度が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS14)。そして、緊急度情報が「緊急性あり」(閾値以上)の場合(ステップS14;YES)、送信部118が無線LAN20において接続可能な他の携帯電話機を探索する(ステップS16)。ここで、送信部118が他の携帯電話機を一台以上探索できた場合(ステップS18;YES)、送信部118は、探索された他の携帯電話機とアドホックモードで接続する。なお、図4では、送信部118が他の携帯電話機51,52のそれぞれとアドホックモードで接続したものとする(ステップS20)。

0057

なお、取得した緊急度情報が「緊急性なし」の場合(ステップS14;NO)、又は他の携帯電話機を一台も探索できなかった場合(ステップS18;NO)、携帯電話機10は処理を終了する。

0058

アドホックモードでの接続が行われた後、送信部118は、他の携帯電話機51,52のそれぞれに位置要求を送信する(ステップS22)。続いて、この位置要求の送信に応じて、他の携帯電話機51,52がセルIDを携帯電話機10に送信する。例えば、最初に他の携帯電話機51がセルID及び端末IDを送信した場合(ステップS24)、携帯電話機10の第2位置取得部114がそのセルIDを取得する(第2の位置取得ステップ)。続いて、送信判定部116が、携帯電話機10のセルIDを読み出し(ステップS26、第1の位置取得ステップ)、そのセルIDと受信したセルIDとを比較して配信情報を送信するか否かを判定する(ステップS28、送信判定ステップ)。そして、セルIDが一致する場合(ステップS28;YES)、送信部118が配信情報を他の携帯電話機51に送信する(ステップS30、送信ステップ)。なお、二つのセルIDが一致しない場合(ステップS28;NO)、携帯電話機10は、他の携帯電話機51に対する処理を終了する。

0059

その後、他の携帯電話機51では、配信情報格納部508が、受信された配信情報と同一のものが格納済か否かを判定する(ステップS32)。そして、そのような配信情報が未だ格納されていない場合(ステップS32;NO)、配信情報格納部508は、受信された配信情報を格納する(ステップS34)。これに対し、受信された配信情報が既に格納されていれば(ステップS32;YES)、配信情報格納部508は、受信された配信情報を破棄し、処理を終了する。

0060

その後、他の携帯電話機51は、上記ステップS12〜S30と同様の処理を行うことで、受信した配信情報を更に別の携帯電話機に送信(転送)する。

0061

また、他の携帯電話機52がセルIDを送信した場合(ステップS36)は、上記ステップS28〜S34と同様の処理が行われる(ステップS38〜S44)。

0062

以上説明したように、本実施形態によれば、まず、携帯電話機10自身のセルIDと、他の携帯電話機(例えば、他の携帯電話機51)のセルIDとが取得される。続いて、それら二つのセルIDに基づいて、携帯電話機10に格納されている配信情報を他の携帯電話機に送信するか否かが判定される。そして、配信情報を送信すると判定された場合に、その配信情報が、アドホックモードによる接続を介して他の携帯電話機に送信される。これにより、配信情報を送信する際に、他の携帯電話機のセルIDが考慮されるので、その配信情報を必要とする携帯電話機に、アドホックモードによる接続を介して当該配信情報を提供できる。

0063

例えば、災害発生直後に、配信サーバ40がその災害に関する情報(災害情報)を配信した場合には、配信対象地域に存在する携帯電話機すべてが移動体通信網30を介してその配信地域を受信することが好ましい。しかし、一部の携帯電話機は、通信圏外に存在したり、他の機能(例えば通話やインターネット接続)を実行中であったりするために、配信サーバ40からの配信情報を受信できない場合がある。本実施形態によれば、配信サーバ40から直接配信情報を受信できない携帯電話機は、アドホックモードによる接続を介して別の携帯電話機から配信情報を受信できる。

0064

一方で、無線LAN20内で配信情報が無制限に転送されてしまっては、災害発生地から遠い場所に存在する携帯電話機、すなわち災害情報を受信する必要がない携帯電話機にも災害情報が送信されてしまう。本実施形態では、送信側及び受信側それぞれの携帯電話機の位置情報に基づいて送信の要否が判定されるので、配信情報が送信される範囲が限定される。これにより、配信システム1は、災害情報を必要とする携帯電話機に限定して当該災害情報を配信できる。

0065

また、本実施形態によれば、送信すると判定された場合にだけ配信情報が送信されるので、アドホックモードによる接続を介して伝送される配信情報の量が低減される。その結果、送信処理の負荷を低減できる。

0066

また、本実施形態によれば、配信情報を送信する携帯電話機10と、その配信情報を受信する他の携帯電話機(例えば他の携帯電話機51)とがアドホックモードで接続される。これにより、アクセスポイント60を介することなく、配信情報が送信される。そのため、アクセスポイント60の稼働状況に依存することなく、配信情報を他の携帯電話機に送信できる。また、アクセスポイント60の負荷を低減できる。

0067

また、本実施形態によれば、セルIDを取得する携帯電話機10と、そのセルIDを提供する他の携帯電話機とがアドホックモードで接続される。これにより、アクセスポイント60を介することなく、他の携帯電話機のセルIDが携帯電話機10により取得される。そのため、アクセスポイント60の稼働状況に依存することなく、そのセルIDを取得できる。また、アクセスポイント60の負荷を低減できる。

0068

また、本実施形態によれば、携帯電話機10のセルIDと他の携帯電話機のセルIDとが一致する場合に、配信情報が当該他の携帯電話機に送信される。これにより、配信情報の送信範囲が、同一のセルIDで示される範囲に限定されるので、当該範囲に存在する他の携帯電話機に限定して当該配信情報を提供できる。また、送信範囲が限定されることで、配信情報の送信量が低減されるので、送信処理の負荷を更に低減できる。

0069

また、本実施形態によれば、配信サーバ40から送信されてきた配信情報を他の携帯電話機に転送する際に、携帯電話機10自身のセルIDと、当該他の携帯電話機のセルIDとが考慮される。これにより、その配信情報を必要とする他の携帯電話機に当該配信情報を転送できる。また、配信情報の転送量が低減されるので、転送処理の負荷を低減できる。

0070

また、本実施形態によれば、携帯電話機10及び他の携帯電話機のセルIDだけでなく、配信情報に含まれる緊急度情報にも基づいて、当該配信情報が送信される。これにより、緊急度の高い情報のみをアドホックモードによる接続を介して他の携帯電話機に送信できる。また、アドホックモードによる接続を介して伝送される情報が緊急度の高いものに限定されるので、送信量がより低減される。その結果、送信処理の負荷を更に低減できる。

0071

(第2実施形態)
次に、図6を用いて、第2実施形態に係る配信システム2について説明する。図6は、第2実施形態に係る配信システム2の全体構成を示す図である。この配信システム2は、携帯電話機10に代えて他の携帯電話機70を、他の携帯電話機51,52に代えて携帯電話機81,82を、それぞれ備えている。本実施形態の他の構成は、第1実施形態と同じなので、説明を省略する。

0072

図7は、他の携帯電話機70の機能構成を示す図である。他の携帯電話機70は、第1実施形態における第1位置取得部112に代えて位置取得部712を備え、第2位置取得部114に相当する手段を備えていない。第1実施形態の機能と同じものを有する構成要素については、説明を省略する。

0073

受信部706は、移動体通信用アンテナ702又は無線LAN用アンテナ704を介して入力された信号を受信及び復号し、復号されたデータを配信情報格納部708及び位置取得部712に出力する部分である。

0074

送信判定部714は、配信情報格納部708から入力された配信情報から緊急度情報を取得し、その緊急度情報に基づいて、配信情報を他の携帯電話機に送信するか否かを判定する部分である。送信判定部714は、取得した緊急度情報が「緊急性あり」の場合に、位置取得部712に格納されている他の携帯電話機70のセルIDを読み出す。そして、送信判定部714は、読み出したセルIDと、入力された配信情報とを送信部716に出力する。

0075

送信部716は、別の携帯電話機(移動通信端末)に配信情報を送信(転送)する部分である。送信部716は、他の携帯電話機70のセルIDと配信情報とが入力されると、まず、無線LAN20を介して接続可能な携帯電話機を探索する。そして、携帯電話機が探索された場合、送信部716は、探索された携帯電話機とアドホックモードで接続する。続いて、送信部716は、入力されたセルIDと配信情報とを、接続されている携帯電話機に送信する。これにより、別の携帯電話機(例えば、携帯電話機81,82)は、緊急度が高い配信情報を受信することができる。

0076

次に、図8を用いて、携帯電話機81,82の機能構成について説明する。図8は、携帯電話機81の機能構成を示すものだが、携帯電話機82の機能構成も図8に示すものと同じである。携帯電話機81は、第1実施形態における第2位置取得部114に相当する手段を備えておらず、送信判定部116に代えて格納判定部818を備えている。第1実施形態の機能又は携帯電話機70の機能と同じ部分については、説明を省略する。

0077

受信部(受信手段)816は、他の携帯電話機70とアドホックモードで接続し、他の携帯電話機70のセルIDと配信情報とを受信する部分である。そして、受信部816は、それらセルID及び配信情報を格納判定部818に出力する。

0078

格納判定部(格納判定手段)818は、受信部816から入力された配信情報、及び、位置取得部(位置取得手段)824で取得された自機のセルIDと他の携帯電話機70とのセルIDとの比較に基づいて、配信情報を格納するか否かを判定する部分である。まず、格納判定部818は、位置取得部824に格納されている自機のセルIDを読み出す。そして、格納判定部818は、入力されたセルIDと読み出したセルIDとが一致するか否かを判定する。

0079

ここで、これら二つのセルIDが一致した場合、格納判定部818は、入力された配信情報からメッセージID及びシリアル番号を取得する。続いて、格納判定部818は、取得したメッセージID及びシリアル番号を有する配信情報が既に格納済か否かを判定する。そして、入力された配信情報が未だ格納されていない場合、格納判定部818は、入力された配信情報を配信情報格納部820に出力する。また、格納判定部818は、その配信情報と読み出したセルIDとを送信部826に出力する。

0080

なお、入力されたセルIDと読み出したセルIDとが一致しない場合、又は入力された配信情報が既に格納されている場合、格納判定部818は、入力された配信情報を破棄する。この場合、配信情報格納部820及び送信部826への配信情報の出力は行われない。

0081

配信情報格納部(格納手段)820は、格納判定部818から入力された配信情報を格納するとともに、その配信情報を出力部822に出力する部分である。

0082

送信部826は、格納判定部818から入力された配信情報及びセルIDを別の携帯電話機に送信する部分である。具体的な送信方法は、他の携帯電話機70の送信部716のものと同じである。

0083

次に、図9及び10を用いて、図6に示す配信システム2の処理について説明する。図9は、配信情報の受信からアドホックモードによる接続までの処理を示すシーケンス図である。また、図10は、その接続から、携帯電話機81,82における配信情報の格納までの処理を示すシーケンス図である。

0084

ステップS60〜S64の処理は、第1実施形態におけるステップS10〜S14の処理と同様である。ステップS64において、取得した緊急度情報が「緊急性あり」の場合(ステップS64;YES)、他の携帯電話機70において、送信判定部714が自機のセルIDを読み出す(ステップS66)。続いて、送信部716が、無線LAN20において接続可能な携帯電話機を探索する(ステップS68)。ここで、送信部716が携帯電話機を一台以上探索できた場合(ステップS70;YES)、送信部716は、探索された携帯電話機とアドホックモードで接続する。なお、図9では、送信部716が携帯電話機81,82のそれぞれとアドホックモードで接続したものとする(ステップS72)。

0085

なお、取得した緊急度情報が「緊急性なし」の場合(ステップS64;NO)、又は他の携帯電話機を一台も探索できなかった場合(ステップS70;NO)、他の携帯電話機70は処理を終了する。

0086

アドホックモードでの接続が行われた後(ステップS72)、送信部716は、携帯電話機81,82のそれぞれに、自機のセルIDと配信情報とを送信する(ステップS74)。

0087

その後、携帯電話機81において、受信部816が、他の携帯電話機70から送信されたセルIDと配信情報とを受信する(受信ステップ)。続いて、格納判定部818が、自機のセルIDを読み出し(ステップS76、位置取得ステップ)、そのセルIDと他の携帯電話機70から受信したセルIDとが一致するか否かを判定する(ステップS78、格納判定ステップ)。ここで、これら二つのセルIDが一致する場合(ステップS78;YES)、格納判定部818は、受信された配信情報と同一のものが格納済か否かを判定する(ステップS80)。そして、そのような配信情報が未だ格納されていない場合(ステップS80;NO)、配信情報格納部108がその配信情報を格納する(ステップS82、格納ステップ)。これに対し、自機のセルIDと受信されたセルIDとが異なる場合(ステップS78;NO)、又は受信された配信情報が既に格納されている場合(ステップS80;YES)、格納判定部818は、受信された配信情報を破棄し、処理を終了する。すなわち、配信情報の転送が携帯電話機81で止まる。

0088

その後、携帯電話機81は、受信した配信情報を更に別の携帯電話機(図示せず)に送信(転送)する(ステップS83)。この送信処理は、上記ステップS62〜S74のものと同様である。

0089

また、携帯電話機82が、他の携帯電話機70からセルID及び配信情報を受信した場合は、上記ステップS76〜S83と同様の処理が行われる(ステップS84〜S92)。

0090

以上説明したように、本実施形態によれば、携帯電話機(例えば携帯電話機81)自身のセルIDと、他の携帯電話機70のセルIDとに基づいて、配信情報を格納するか否かが判定される。そして、その配信情報が格納された場合のみ、当該配信情報が別の携帯電話機に送信される。これにより、配信情報を格納する際にセルIDが考慮されるので、配信情報を必要とする携帯電話機に、アドホックモードによる接続を介して当該配信情報を提供できる。

0091

以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。

0092

上記実施形態では、自機のセルIDと他の携帯電話機のセルIDとが一致する場合に配信情報の送信又は格納が行われたが、セルIDに基づく判定の手法はこれに限定されない。例えば、それら二つのセルIDが一致する場合、又は二つのセルIDで示されるセルが隣接する場合に、配信情報の送信又は格納を実行するように配信システムを構成してもよい。

0093

また、上記実施形態では、携帯電話機間の接続はアドホックモードで行われたが、インフラストラクチャモードによる接続を用いてもよい。この場合、アドホックモードによる接続と比較して、配信情報の送信効率を向上させることができる。

0094

また、上記実施形態では、無線LAN20を利用したが、携帯電話機同士が無線LANなどの無線通信網を使わずに直接接続(アドホックモードで接続)してもよい。

0095

また、上記実施形態では、携帯電話機10及び他の携帯電話機70が、配信サーバ40からの配信情報を他の携帯電話機に転送したが、自機で生成した情報を他の携帯電話機に送信するために上記実施形態の手法を用いてもよい。また、携帯電話機10及び他の携帯電話機70が、図示しない別の携帯電話機からの配信情報を他の携帯電話機に転送するために同じ手法を用いてもよい。

0096

また、上記実施形態では、緊急度情報の内容に基づいて配信情報を送信するか否かが判定されたが(例えば上記ステップS14)、配信情報の内容に基づく判定の手法は限定されない。例えば、「雪崩が来ます」などの特定の文字列(特定の情報)が配信情報に含まれている場合に当該配信情報の送信を行うと判定するように、配信システムを構成してもよい。この場合、送信判定部116及び714は、一つ以上の特定の文字列を予め図示しないメモリなどに格納しておき、パターンマッチングなどの手法を用いて配信情報の中に特定の文字列が含まれているか否かを判定すればよい。なお、予め格納する特定の情報は文字列に限定されず、画像データなどでもよい。

0097

この場合、携帯電話機及び他の携帯電話機の位置情報だけでなく、特定の情報の有無にも基づいて、配信情報が送信される。これにより、特定の情報を含む配信情報のみを他の携帯電話機に送信できる。また、伝送される配信情報が限定されるので、配信情報の送信量がより低減される。その結果、送信処理の負荷を更に低減できる。

0098

また、上記実施形態では、移動通信端末として携帯電話機を用いたが、簡易型携帯電話機(PHS:Personal Handy-phone System)、あるいは、携帯型情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)などを移動通信端末として利用してもよい。

図面の簡単な説明

0099

第1実施形態に係る配信システムの全体構成を示す図である。
図1に示す携帯電話機の機能構成を示す図である。
図1に示す他の携帯電話機の機能構成を示す図である。
図1に示す配信システムの処理を示すシーケンス図である。
図1に示す配信システムの処理を示すシーケンス図である。
第2実施形態に係る配信システムの全体構成を示す図である。
図6に示す他の携帯電話機の機能構成を示す図である。
図6に示す携帯電話機の機能構成を示す図である。
図6に示す配信システムの処理を示すシーケンス図である。
図6に示す配信システムの処理を示すシーケンス図である。

符号の説明

0100

1,2…配信システム(移動通信システム)、10,81,82…携帯電話機(移動通信端末)、20…無線LAN、30…移動体通信網、51,52,70…他の携帯電話機(他の移動通信端末)、106…受信部(受信手段)、108…配信情報格納部(格納手段)、112…第1位置取得部(第1の位置取得手段)、114…第2位置取得部(第2の位置取得手段)、116…送信判定部(送信判定手段)、118…送信部(送信手段)、506…受信部(受信手段)、508…配信情報格納部(格納手段)、518…送信部(位置提供手段)、816…受信部(受信手段)、818…格納判定部(格納判定手段)、820…配信情報格納部(格納手段)824…位置取得部(位置取得手段)、826…送信部。

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