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技術 顔位置検出回路、眼位置検出回路、撮像装置、顔位置検出方法、眼位置検出方法、顔位置検出プログラム、および眼位置検出プログラム

出願人 オリンパス株式会社
発明者 高橋礼彦
出願日 2007年3月23日 (12年3ヶ月経過) 出願番号 2007-076861
公開日 2008年10月2日 (10年9ヶ月経過) 公開番号 2008-236649
状態 未査定
技術分野 スタジオ装置 画像処理 イメージ分析
主要キーワード エッジ条件 周辺エッジ 距離条件 輝度特徴 顔位置検出 顔形状 検出箇所 撮影倍率情報
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年10月2日)のものです。
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図面 (7)

課題

顔位置検出精度を向上することができる顔位置検出回路眼位置検出回路撮像装置、顔位置検出方法、眼位置検出方法、顔位置検出プログラム、および眼位置検出プログラムを提供する。

解決手段

まばたき検出回路213aは、第1のフレーム画像と、第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出する。顔位置検出回路213bは、検出されたまばたき位置に基づき被写体の顔位置を検出する。

概要

背景

顔位置を検出する技術を用いた装置の例として、デジタルカメラがある。デジタルカメラで撮影する際には、遠方風景背景にして、人物が被写体となる撮影(人物撮影記念撮影など)を行うことがある。このような、人物が被写体となる撮影を行う場合に、従来のデジタルカメラのオートフォーカス(以下AF略記する)機能を用いると、背景にピントが合ってしまうなど、人物以外にピントがあうことが生じる。しかし、顔位置を検出する機能を備えたデジタルカメラで撮影を行うことにより、人物が被写体となる撮影において、誤って背景にピントが合うような失敗を防ぐことが可能となる。

顔位置を検出する従来技術の例として、特許文献1に記載された技術では、静止画を対象とし、人間の眼の領域や眼の間の領域の輝度特徴に着目して顔位置を検出している。人間の眼の領域や眼の間の領域の輝度特徴は、顔の表情の変動やヒゲの有無、髪型の変動等による顔の変動が大きくても変化しないので、この技術によれば、顔の変動が大きくても、人物を被写体としたデジタル画像から顔位置を検出することができる。
特開2001−216515号公報

概要

顔位置の検出精度を向上することができる顔位置検出回路眼位置検出回路撮像装置、顔位置検出方法、眼位置検出方法、顔位置検出プログラム、および眼位置検出プログラムを提供する。まばたき検出回路213aは、第1のフレーム画像と、第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出する。顔位置検出回路213bは、検出されたまばたき位置に基づき被写体の顔位置を検出する。

目的

本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、顔位置の検出精度を向上することができる顔位置検出回路、眼位置検出回路、撮像装置、顔位置検出方法、眼位置検出方法、顔位置検出プログラム、および眼位置検出プログラムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出するまばたき位置検出手段と、前記まばたき位置に基づき前記被写体の顔位置を検出する顔位置検出手段と、を有する顔位置検出回路

請求項2

前記まばたき位置検出手段は、前記第1のフレーム画像と前記第2のフレーム画像の差分に基づき、フレーム画像中で変化している箇所を検出し、検出箇所位置情報と、眼と眼の間の距離情報と、前記検出箇所の周辺の眼の形状を示す眼形状情報とに基づき前記まばたき位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の顔位置検出回路。

請求項3

前記顔位置検出手段は、いずれかのフレーム画像から前記まばたき位置の周辺のエッジを抽出し、抽出したエッジと、顔の形状を示す顔形状情報とに基づき前記顔位置を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の顔位置検出回路。

請求項4

被写体の顔位置の検出に用いる前記被写体の眼の位置を検出する眼位置検出回路であって、第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出し、検出した前記まばたき位置の情報を前記被写体の眼の位置情報として出力するまばたき位置検出手段を有する眼位置検出回路。

請求項5

前記まばたき位置検出手段は、前記第1のフレーム画像と前記第2のフレーム画像の差分に基づき、フレーム画像中で変化している箇所を検出し、検出箇所の位置情報と、眼と眼の間の距離情報と、前記検出箇所の周辺の眼の形状を示す眼形状情報とに基づき前記まばたき位置を検出することを特徴とする請求項4に記載の眼位置検出回路。

請求項6

受光面に結像された前記被写体の像を電気信号に変換する撮像素子と、該撮像素子から出力された前記電気信号を処理してフレーム画像を生成する信号処理手段と、前記フレーム画像を入力とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の顔位置検出回路と、を有する撮像装置

請求項7

受光面に結像された前記被写体の像を電気信号に変換する撮像素子と、該撮像素子から出力された前記電気信号を処理してフレーム画像を生成する信号処理手段と、前記フレーム画像を入力とする請求項4または請求項5に記載の眼位置検出回路と、を有する撮像装置。

請求項8

前記眼位置検出回路から出力された前記被写体の眼の位置情報に基づき前記フレーム画像を処理する画像処理手段を有する請求項7に記載の撮像装置。

請求項9

第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出するまばたき位置検出ステップと、前記まばたき位置に基づき前記被写体の顔位置を検出する顔位置検出ステップと、を有する顔位置検出方法。

請求項10

被写体の顔位置の検出に用いる前記被写体の眼の位置を検出する眼位置検出方法であって、第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出し、検出した前記まばたき位置の情報を前記被写体の眼の位置情報として出力するまばたき位置検出ステップを有する眼位置検出方法。

請求項11

第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出するまばたき位置検出ステップと、前記まばたき位置に基づき前記被写体の顔位置を検出する顔位置検出ステップと、をコンピュータに実行させるための顔位置検出プログラム

請求項12

被写体の顔位置の検出に用いる前記被写体の眼の位置を検出する処理をコンピュータに実行させるための眼位置検出プログラムであって、第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出し、検出した前記まばたき位置の情報を前記被写体の眼の位置情報として出力するまばたき位置検出ステップをコンピュータに実行させるための眼位置検出プログラム。

技術分野

0001

本発明は、被写体の顔位置を検出する顔位置検出回路、顔位置検出方法、および顔位置検出プログラムに関する。また、本発明は、被写体の顔位置の検出に用いる被写体の眼の位置を検出する眼位置検出回路、眼位置検出方法、および眼位置検出プログラムにも関する。また、本発明は、顔位置検出回路または眼位置検出回路を備えた撮像装置にも関する。

背景技術

0002

顔位置を検出する技術を用いた装置の例として、デジタルカメラがある。デジタルカメラで撮影する際には、遠方風景背景にして、人物が被写体となる撮影(人物撮影記念撮影など)を行うことがある。このような、人物が被写体となる撮影を行う場合に、従来のデジタルカメラのオートフォーカス(以下AF略記する)機能を用いると、背景にピントが合ってしまうなど、人物以外にピントがあうことが生じる。しかし、顔位置を検出する機能を備えたデジタルカメラで撮影を行うことにより、人物が被写体となる撮影において、誤って背景にピントが合うような失敗を防ぐことが可能となる。

0003

顔位置を検出する従来技術の例として、特許文献1に記載された技術では、静止画を対象とし、人間の眼の領域や眼の間の領域の輝度特徴に着目して顔位置を検出している。人間の眼の領域や眼の間の領域の輝度特徴は、顔の表情の変動やヒゲの有無、髪型の変動等による顔の変動が大きくても変化しないので、この技術によれば、顔の変動が大きくても、人物を被写体としたデジタル画像から顔位置を検出することができる。
特開2001−216515号公報

発明が解決しようとする課題

0004

顔位置を検出する上記の従来技術では、静止画を対象としているため、絵やポスターなどの人物像が画像中にあった場合においても顔位置を検出してしまう。また、あくまでも人物を対象とした顔位置の検出技術であるため、人物以外の動物などを被写体とした撮影においては顔位置を検出することはできない。これらの理由により、上記の従来技術では、顔位置の検出精度に問題があった。

0005

本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、顔位置の検出精度を向上することができる顔位置検出回路、眼位置検出回路、撮像装置、顔位置検出方法、眼位置検出方法、顔位置検出プログラム、および眼位置検出プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出するまばたき位置検出手段と、前記まばたき位置に基づき前記被写体の顔位置を検出する顔位置検出手段とを有する顔位置検出回路である。

0007

また、本発明の顔位置検出回路において、前記まばたき位置検出手段は、前記第1のフレーム画像と前記第2のフレーム画像の差分に基づき、フレーム画像中で変化している箇所を検出し、検出箇所位置情報と、眼と眼の間の距離情報と、前記検出箇所の周辺の眼の形状を示す眼形状情報とに基づき前記まばたき位置を検出することを特徴とする。

0008

また、本発明の顔位置検出回路において、前記顔位置検出手段は、いずれかのフレーム画像から前記まばたき位置の周辺のエッジを抽出し、抽出したエッジと、顔の形状を示す顔形状情報とに基づき前記顔位置を検出することを特徴とする。

0009

また、本発明は、被写体の顔位置の検出に用いる前記被写体の眼の位置を検出する眼位置検出回路であって、第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出し、検出した前記まばたき位置の情報を前記被写体の眼の位置情報として出力するまばたき位置検出手段を有する眼位置検出回路である。

0010

また、本発明の眼位置検出回路において、前記まばたき位置検出手段は、前記第1のフレーム画像と前記第2のフレーム画像の差分に基づき、フレーム画像中で変化している箇所を検出し、検出箇所の位置情報と、眼と眼の間の距離情報と、前記検出箇所の周辺の眼の形状を示す眼形状情報とに基づき前記まばたき位置を検出することを特徴とする。

0011

また、本発明は、受光面に結像された前記被写体の像を電気信号に変換する撮像素子と、該撮像素子から出力された前記電気信号を処理してフレーム画像を生成する信号処理手段と、前記フレーム画像を入力とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の顔位置検出回路とを有する撮像装置である。

0012

また、本発明は、受光面に結像された前記被写体の像を電気信号に変換する撮像素子と、該撮像素子から出力された前記電気信号を処理してフレーム画像を生成する信号処理手段と、前記フレーム画像を入力とする請求項4または請求項5に記載の眼位置検出回路とを有する撮像装置である。

0013

また、本発明の撮像装置は、前記眼位置検出回路から出力された前記被写体の眼の位置情報に基づき前記フレーム画像を処理する画像処理手段を有する。

0014

また、本発明は、第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出するまばたき位置検出ステップと、前記まばたき位置に基づき前記被写体の顔位置を検出する顔位置検出ステップとを有する顔位置検出方法である。

0015

また、本発明は、被写体の顔位置の検出に用いる前記被写体の眼の位置を検出する眼位置検出方法であって、第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出し、検出した前記まばたき位置の情報を前記被写体の眼の位置情報として出力するまばたき位置検出ステップを有する眼位置検出方法である。

0016

また、本発明は、第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出するまばたき位置検出ステップと、前記まばたき位置に基づき前記被写体の顔位置を検出する顔位置検出ステップとをコンピュータに実行させるための顔位置検出プログラムである。

0017

また、本発明は、被写体の顔位置の検出に用いる前記被写体の眼の位置を検出する処理をコンピュータに実行させるための眼位置検出プログラムであって、第1のフレーム画像と、該第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出し、検出した前記まばたき位置の情報を前記被写体の眼の位置情報として出力するまばたき位置検出ステップをコンピュータに実行させるための眼位置検出プログラムである。

発明の効果

0018

本発明によれば、第1のフレーム画像と、第1のフレーム画像に後行する第2のフレーム画像との差分に基づき被写体のまばたき位置を検出することによって、絵やポスターなどの人物像の顔位置を検出する誤動作を無くすと共に、人物以外の顔位置を検出することも可能となるので、顔位置の検出精度を向上することができるという効果が得られる。

発明を実施するための最良の形態

0019

以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態によるデジタルカメラ本体の外観を示している。デジタルカメラ1の本体上には、撮像および記録の指示入力に用いるシャッタ釦101と、動作モードの切り替えに用いる切り替えスイッチ102とが設けられている。また、本体の前面には対物レンズ103が設けられ、背面には液晶パネル104が設けられている。

0020

図2は、デジタルカメラ1内部の構成を示している。制御回路201はデジタルカメラ1全体の動作を制御するほか、画像処理等を実行する。操作部202は、シャッタ釦101および切り替えスイッチ102の操作に応じた信号を制御回路201へ出力する。発光装置203は被写体に光を照射する。AF機構204はフォーカスレンズおよびその駆動機構を有しており、制御回路201からの制御信号に従って、被写体に焦点が合うように焦点を自動調節する。タイマー205は時間を計測する。

0021

フレームメモリ206にはデジタルのフレーム画像が格納される。ROM207にはデジタルカメラ1の動作用のプログラム等が格納されている。RAM208には、タイマー時間や、液晶パネル104に表示する図形データ等が格納される。D/Aコンバータ209は、デジタルのフレーム画像をアナログ信号に変換して液晶パネル104へ出力する。イメージセンサ210は、受光面に結像された被写体の像を電気信号に変換する。圧縮伸張回路211は、制御回路201から出力されるフレーム画像を圧縮してメモリカード212へ出力し、またメモリカード212から出力される圧縮フレーム画像を伸張して制御回路201へ出力する。メモリカード212は圧縮フレーム画像を記録する。顔位置検出部213はフレーム画像から被写体の顔の位置を検出する。

0022

次に、上記のように構成されたデジタルカメラ1の概略動作を説明する。撮影者は、通常の撮影時には、本体上の切り替えスイッチ102を操作して動作モードを撮影記録モードに設定し、被写体に対物レンズ103を向けてシャッタ釦101を押す。制御回路201は、操作部202から出力された信号に基づいて、シャッタ釦101が押されたことを検出する。すると、制御回路201は、イメージセンサ210から出力された電気信号を処理してフレーム画像を生成し、フレームメモリ206に格納すると共に、D/Aコンバータ209および圧縮伸張回路211へ出力する。

0023

D/Aコンバータ209によってフレーム画像がアナログ信号に変換され、そのアナログ信号に基づいて液晶パネル104に画像が表示される。また、圧縮伸張回路211によってフレーム画像が圧縮され、メモリカード212に格納されて保存される。

0024

撮影者がカメラ本体上の切り替えスイッチ102を操作して動作モードを再生モードに設定すると、メモリカード212から圧縮フレーム画像が読み出されて圧縮伸張回路211によって伸張され、制御回路201およびD/Aコンバータ209を介して液晶パネル104にアナログ信号が出力され、画像が表示される。

0025

また、撮影者がカメラ本体上の切り替えスイッチ102を操作して動作モードを顔認識AFモードに設定すると、顔位置検出部213は、フレームメモリ206に格納されたフレーム画像から被写体の顔位置を検出し、顔位置を示す顔位置情報を制御回路201へ出力する。制御回路201は、顔位置情報に基づいて、被写体の顔位置に枠などを表示するための画像処理を実行する。枠などの情報が重畳されたフレーム画像が制御回路201からD/Aコンバータ209を介して液晶パネル104へ出力され、液晶パネル104に表示される。これによって、撮影者は被写体の顔の位置を確認することができる。

0026

次に、被写体の顔位置を検出する方法を説明する。図3は顔位置検出部213の構成を示している。まばたき位置検出回路213aは、複数のフレーム画像に基づいて被写体のまばたき位置を検出する。顔位置検出回路213bは、まばたき位置検出回路213aによって検出されたまばたき位置に基づいて被写体の顔位置を検出する。

0027

以下、図4を参照しながら、まばたき検出を用いた顔認識AFモード時の動作を説明する。ROM207には、眼と眼の間の距離情報(図5の距離500を示す情報)と、眼の形状を示す眼形状情報と、顔の形状を示す顔形状情報とが顔認識AFモード用のプログラムと共に格納されており、それらの情報が、適宜、制御回路201によって読み出されて顔位置検出部213へ出力される。撮影者が切り替えスイッチ102を操作して動作モードを顔認識AFモードに設定すると、制御回路201はROM207から顔認識AFモード用のプログラムを読み込む。このプログラムに従って、制御回路201が各部に指示を与えると、撮像が行われ、1フレーム分のフレーム画像がフレームメモリ206に格納される。

0028

続いて、あらかじめ設定されている所定の時間Tがタイマー205によって計測され、時間Tの周期で2フレーム分のフレーム画像が順次フレームメモリ206に格納される。この時間Tは、まばたきの検出が可能な時間に設定されている。上記の動作によって、フレメモリ206には3フレーム分のフレーム画像が格納される(ステップS400)。

0029

本実施形態では、眼が開いている状態→眼が閉じている状態→眼が開いている状態という眼の状態変化を検出することによって、まばたきを検出する。フレームメモリ206に格納された3フレーム分のフレーム画像をフレーム画像1,2,3とすると、まばたき位置検出回路213aはフレームメモリ206から各フレーム画像を読み出し先行するフレーム画像と、そのフレーム画像に後行するフレーム画像とを順次比較し、差分を求める。

0030

まず、まばたき位置検出回路213aはフレーム画像1,2を比較し差分を求め、求めた差分から、2つのフレーム画像が一致しているか否かを判定する(ステップS401)。2つのフレーム画像が一致している場合には、処理がステップS400に戻り、別のフレーム画像を用いた処理が開始される。

0031

また、2つのフレーム画像が一致していない場合には、まばたき位置検出回路213aはフレーム画像2,3を比較し差分を求め、求めた差分から、2つのフレーム画像が一致しているか否かを判定する(ステップS402)。2つのフレーム画像が一致している場合には、処理がステップS400に戻り、別のフレーム画像を用いた処理が開始される。

0032

また、2つのフレーム画像が一致していない場合には、まばたき位置検出回路213aは、ステップS401,S402で求めた差分から、フレーム画像中で同時に変化している箇所を複数検出する(ステップS403)。本実施形態では、より正確にまばたき位置を検出するため、まばたき位置検出回路213aは、ステップS401で求めた差分から変化が検出された複数箇所と、ステップS402で求めた差分から変化が検出された複数箇所とについて、個別に各箇所の位置情報を比較し、2つの差分画像上でほぼ同一位置にある複数箇所を抽出する。

0033

これ以降、まばたき位置検出回路213aは3フレーム分のフレーム画像のうちのいずれかを処理に用いる。まばたき位置検出回路213aは、上記のようにして抽出した複数箇所の中から、各箇所の位置情報に基づく2箇所間の距離が距離条件を満たす箇所(各箇所の位置情報に基づく2箇所間の距離が、眼と眼の間の距離情報が示す距離とほぼ一致する箇所)を抽出する(ステップS404)。なお、撮影倍率や被写体までの距離に応じて画像内の眼と眼の間の距離が変化するので、撮影倍率情報や、測距センサ等で得られる被写体距離情報もステップS404で用いるとよい。

0034

続いて、まばたき位置検出回路213aはステップS404の処理結果を判定する(ステップS405)。2箇所間の距離が距離条件を満たす箇所を抽出できなかった場合には、処理がステップS400に戻り、別のフレーム画像を用いた処理が開始される。また、2箇所間の距離が距離条件を満たす箇所を抽出できた場合には、より正確にまばたき位置を検出するため、まばたき位置検出回路213aは、ステップS404で抽出できた箇所の周辺のエッジをフレーム画像から抽出する(ステップS406)。

0035

ステップS404で抽出できた箇所が被写体の眼の位置と一致する場合には、その周辺エッジは眼の輪郭となるはずなので、まばたき位置検出回路213aは、抽出した周辺エッジがエッジ条件を満たすか否か(周辺エッジの形状と、眼形状情報が示す眼の形状とがほぼ一致するか否か)を判定する(ステップS407)。周辺エッジがエッジ条件を満たさない場合には、処理がステップS400に戻り、別のフレーム画像を用いた処理が開始される。また、周辺エッジがエッジ条件を満たす場合には、まばたき位置検出回路213aは、抽出した2箇所の位置情報を眼位置情報として顔位置検出回路213bへ出力する。

0036

続いて、顔位置検出回路213bは、ステップS404で抽出できた箇所の周辺のさらに広い範囲で周辺エッジをフレーム画像から抽出する(ステップS408)。ステップS406で抽出した周辺エッジがエッジ条件を満たす場合には、ステップS408で抽出した周辺エッジは顔の輪郭となるはずなので、顔位置検出回路213bは、ステップS408で抽出した周辺エッジがエッジ条件を満たすか否か(周辺エッジの形状と、顔形状情報が示す顔の形状とがほぼ一致するか否か)を判定する(ステップS409)。周辺エッジがエッジ条件を満たさない場合には、処理がステップS400に戻り、別のフレーム画像を用いた処理が開始される。また、周辺エッジがエッジ条件を満たす場合には、顔位置検出回路213bは、周辺エッジで囲まれた領域が顔領域であると認識し、その位置を示す情報を顔位置情報として制御回路201へ出力する(ステップS410)。

0037

顔位置情報はD/Aコンバータ209を介して液晶パネル104へ出力され、液晶パネル104に表示される。撮影者は液晶パネル104の表示画像を見ながら被写体の顔の位置を確認し、シャッタ釦101を半押しすることにより、顔の位置に焦点を合わせることができる。

0038

図6は、液晶パネル104に表示される画像の一例を示している。図6(a)のように、顔位置情報に基づいて、被写体の顔の位置に枠600a〜600cが表示される。このとき、制御回路201は、フレーム画像に対して、顔位置情報に基づいた画像内の位置に枠600a〜600cを重畳して表示するための画像処理を実行する。画像処理後のフレーム画像がD/Aコンバータ209を介して液晶パネル104へ出力されると、枠600a〜600cが重畳された画像が液晶パネル104に表示される。

0039

また、撮影者がシャッタ釦101を半押しした場合には、制御回路201はAF機構204を制御して焦点位置を変化させながら、複数の焦点位置で撮像を実行する処理を行う。制御回路201は、撮像された複数のフレーム画像のそれぞれについて、枠600a〜600c内の領域の画像からAF評価値を算出し、それらの領域のAF評価値が最も高くなる焦点位置で撮像を行うようにAF機構204を制御し、焦点位置を固定する。さらに、制御回路201は、最もAF評価値が高い領域の枠(図6(b)では枠600b)を強調表示するための画像処理をフレーム画像に対して行う。これによって、撮影者は、枠600b内で焦点が合っていることを確認することができる。

0040

一旦、フレーム画像から被写体の顔位置を検出した場合に、他のフレーム画像に対する処理の際に上記の顔位置情報を以下のように利用することも可能である。フレーム画像の顔位置検出を行った場合に、制御回路201は、顔位置検出部213から出力された顔位置情報をRAM208に格納する。続いて、他のフレーム画像に対して再度顔位置検出を行う場合に、制御回路201はRAM208から顔位置情報を読み出し、その顔位置情報に基づいて、フレーム画像に対する処理(枠を重畳して表示するための画像処理等)を実行する。これによって、被写体の顔位置を再度検出する処理を省略し、処理を高速化することができる。

0041

上記では、顔位置情報に基づいて枠の表示処理やAF評価値の算出処理等を実行しているが、眼位置情報に基づいて上記と同様の処理を実行するようにしてもよい。また、上記では、眼が開いている状態→眼が閉じている状態→眼が開いている状態という眼の状態変化に着目し、3フレーム分のフレーム画像から被写体の眼の位置や顔の位置を検出しているが、2フレーム分のフレーム画像から、フレーム間で変化した箇所を検出し、検出箇所に対して図4のステップS404〜S410の処理を実行し、被写体の眼の位置や顔の位置を検出するようにしてもよい。さらに、上記では、切り替えスイッチ102の操作により動作モードの切り替えが行われることになっているが、これに代えて、液晶パネル104に表示されるメニューから撮影者が動作モードを選択して切り替えるようにしてもよい。

0042

上述したように、本実施形態によれば、少なくとも2フレーム分のフレーム画像の差分に基づき被写体のまばたき位置を検出することによって、絵やポスターなどの人物像の顔位置を検出する誤動作を無くすと共に、人物以外の顔位置を検出することも可能となるので、顔位置の検出精度を向上することができる。

0043

また、フレーム画像中で変化を検出した箇所の位置情報と、眼と眼の間の距離情報と、眼形状情報とに基づいてまばたき位置を検出することによって、より正確にまばたき位置を検出することが可能となるので、顔位置の検出精度をより向上することができる。さらに、フレーム画像からまばたき位置の周辺のエッジを抽出し、抽出したエッジと顔形状情報とに基づいて顔位置を検出することによって、より正確に顔位置を検出することが可能となるので、顔位置の検出精度をより向上することができる。

0044

また、被写体の眼の位置情報や顔の位置情報に基づいて、制御回路201がフレーム画像に対して画像処理を実行することによって、被写体の顔位置に枠が重畳された画像を表示することが可能となるので、撮影者が被写体の顔位置を画像上で確認することができる。さらに、枠内の領域の画像からAF評価値を算出し、AF評価値に基づいたAF処理を実行することが可能となるので、被写体の顔位置に焦点の合った画像を撮像することができる。

0045

また、あるフレーム画像から求められた顔位置情報を他のフレーム画像の処理に用いることによって、被写体の顔位置を再度検出する処理を省略することが可能となるので、処理を高速化することができる。

0046

以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。

図面の簡単な説明

0047

本発明の一実施形態によるデジタルカメラの斜視図である。
本発明の一実施形態によるデジタルカメラの内部構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態によるデジタルカメラが備える顔位置検出部の構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態における顔認識AFモード時の動作の手順を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態における眼と眼の間の距離を示す参考図である。
本発明の一実施形態において、液晶パネルに表示される画像を示す参考図である。

符号の説明

0048

1・・・デジタルカメラ、101・・・シャッタ釦、102・・・切り替えスイッチ、103・・・対物レンズ、104・・・液晶パネル、201・・・制御回路(信号処理手段、画像処理手段)、202・・・操作部、203・・・発光装置、204・・・AF機構、205・・・タイマー、206・・・フレームメモリ、207・・・ROM、208・・・RAM、209・・・D/Aコンバータ、210・・・イメージセンサ(撮像素子)、211・・・圧縮伸張回路、212・・・メモリカード、213・・・顔位置検出部、213a・・・まばたき位置検出回路(まばたき位置検出手段)、213b・・・顔位置検出回路(顔位置検出手段)

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