図面 (/)

技術 熱交換器とこの熱交換器を有する冷凍装置を備えた機器

出願人 パナソニック株式会社
発明者 木田真智子
出願日 2007年3月19日 (12年11ヶ月経過) 出願番号 2007-070187
公開日 2008年10月2日 (11年5ヶ月経過) 公開番号 2008-232495
状態 未査定
技術分野 一般的な熱交換又は熱伝達装置の細部1 一般的な熱交換又は熱伝達装置の細部4
主要キーワード 水平端面 目詰まり除去 埃詰まり 出口側端面 段方向 傾斜端面 使用年数 堆積性
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年10月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

フィン間目詰まりをより軽減し、より効率よい熱交換能力と耐埃性の熱交換器及び熱交換器を有する冷凍装置を備えた機器を提供する。

解決手段

多数枚を並設した板状のフィン1と、このフィンを貫通し、かつ内部を冷媒流動する複数の管2とを備え、フィン1は空気流入側端面3に上向傾斜端面5とこの真下に位置する下向水平端面6とを有する複数の埃付着軽減部4を設け、空気流入側端面3の全体を鋸歯状に形成するとともに、上向傾斜端面5に切り欠き8を設けることにより、下方からの埃の上昇を切り欠き8で寸断し、下向水平端面6の通風路7を確保する。

概要

背景

一般に自動販売機等にあっては、冷凍装置を構成するコンデンサ機器本体の下部である庫外に、そして蒸発器機器本体内の庫内にそれぞれ設置される。一方、自動販売機等は店頭先,事務所等で設置されることが多いため、機器本体の下部はどうしても床面の埃等を吸い込み易い状態になる。

一般に冷凍装置を構成する熱交換器フィン間部に埃が詰まってくると、フィン間の通風抵抗が増大して熱交換効率が低下し、これに伴い冷凍サイクルの効率も低下する。そこで、この冷凍装置を備えた機器では熱交換器のフィン間部の埃詰まりを除去するメンテナンスが必要である。

そこで従来は、装置性能の維持とメンテナンス作業頻度を削減するために、特許文献1に記載されているように、フィン全体を鋸歯状に形成し埃が滞積しても通風路が確保できる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

図5は、特許文献1に記載された従来の熱交換器のフィンの側面図である。

図5に示すように、熱交換器は、アルミニウム合金で形成した薄い板状の縦長のフィン10と、フィン10を貫通しかつその内部を冷媒流動する複数の管12と、からなり、フィン10は空気が流動する間隔を有して多数枚を並設するとともに、管段方向に数段の管を、そして管列方向に2列の管を連続して配管している。

13は熱交換器の空気流入側端面で、上下方向の全体に連続して複数の埃付着軽減部14を形成している。この複数の埃付着軽減部14は、特に綿状の埃が付き難いように形状的に工夫してフィン10の間の埃目詰まりによる熱交換器の風量低下を防止するもので、角度の異なる複数の直線端面としての上向傾斜端面15とこれより短くして真下に位置する下向水平端面16とで埃の付き難い形状の三角形状に構成し、これを連続させて空気流入側端面13の全体を鋸歯状に形成している。また、複数の埃付着軽減部14は空気側路の作用を有しており、一方の上向傾斜端面15におけるフィン10間の目詰まりが先に起こり易いので、それ以降は目詰まりのなかなか起こり難い他方の下向水平端面16におけるフィン10間が空気側路として矢印Cで示す空気流バイパスする構成にしてある。

そして、この熱交換器は、特に店頭先、事務所等で設置され機器本体の下部が、どうしても床面の埃を吸い込み易い状態になる自動販売機、業務用冷蔵庫等の機器本体の下部である庫外に設置される冷凍装置のコンデンサとして使用される。
特許第3860598号公報

概要

フィン間の目詰まりをより軽減し、より効率よい熱交換能力と耐埃性の熱交換器及び熱交換器を有する冷凍装置を備えた機器を提供する。 多数枚を並設した板状のフィン1と、このフィンを貫通し、かつ内部を冷媒が流動する複数の管2とを備え、フィン1は空気流入側端面3に上向傾斜端面5とこの真下に位置する下向水平端面6とを有する複数の埃付着軽減部4を設け、空気流入側端面3の全体を鋸歯状に形成するとともに、上向傾斜端面5に切り欠き8を設けることにより、下方からの埃の上昇を切り欠き8で寸断し、下向水平端面6の通風路7を確保する。

目的

しかしながら、上記従来の構成では、使用年数が経つにつれて、上向傾斜端面15に徐々に堆積した埃は、上向傾斜端面15に沿って上昇し、どうしても下向水平端面16付近に溜ることから、下向水平端面16は空気側路としての作用が小さくなることから、目詰まりする迄の時間をより長くすることが望まれている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

空気が流動する間隔を有して多数枚を並設した板状のフィンと、このフィンを貫通し、かつ内部を冷媒が流動する複数の管とを備え、前記フィンは空気流入側端面に複数の埃付着軽減部を形成し、前記埃付着軽減部は、形状的に角度の異なる複数の直線端面としての傾斜端面水平端面とを設け、前記傾斜端面は上向傾斜端面とし、前記水平端面は下向水平端面とし、前記上向傾斜端面とこの真下側に位置する前記下向水平端面とを交互に組合わせてなり、全体を鋸歯状に形成させるとともに、前記上向傾斜端面に切り欠きを設けた熱交換器

請求項2

前記切り欠きは、前記上向傾斜端面の中央部近傍にある請求項1に記載の熱交換器。

請求項3

前記切り欠きは、少なくとも2つ以上設けた請求項1に記載の熱交換器。

請求項4

前記切り欠きは、L字状である請求項1に記載の熱交換器。

請求項5

前記切り欠きは、S字状曲線である請求項1に記載の熱交換器。

請求項6

前記鋸歯状の先端は、アールをつけたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。

請求項7

請求項1から6のいずれか一項に記載の熱交換器を有する冷凍装置を備えた機器

請求項8

請求項1から6のいずれか一項に記載の熱交換器を有する冷凍装置を本体下部に備えた機器。

技術分野

0001

本発明は、主に自動販売機業務用冷蔵庫等に備える冷凍装置におけるコンデンサ等に使用され、多数枚の板状のフィンとこれを貫通した複数の冷媒管とを備えた熱交換器と、この熱交換器を有する冷凍装置を備えた機器に関する。

背景技術

0002

一般に自動販売機等にあっては、冷凍装置を構成するコンデンサは機器本体の下部である庫外に、そして蒸発器機器本体内の庫内にそれぞれ設置される。一方、自動販売機等は店頭先,事務所等で設置されることが多いため、機器本体の下部はどうしても床面の埃等を吸い込み易い状態になる。

0003

一般に冷凍装置を構成する熱交換器はフィン間部に埃が詰まってくると、フィン間の通風抵抗が増大して熱交換効率が低下し、これに伴い冷凍サイクルの効率も低下する。そこで、この冷凍装置を備えた機器では熱交換器のフィン間部の埃詰まりを除去するメンテナンスが必要である。

0004

そこで従来は、装置性能の維持とメンテナンス作業頻度を削減するために、特許文献1に記載されているように、フィン全体を鋸歯状に形成し埃が滞積しても通風路が確保できる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。

0005

図5は、特許文献1に記載された従来の熱交換器のフィンの側面図である。

0006

図5に示すように、熱交換器は、アルミニウム合金で形成した薄い板状の縦長のフィン10と、フィン10を貫通しかつその内部を冷媒流動する複数の管12と、からなり、フィン10は空気が流動する間隔を有して多数枚を並設するとともに、管段方向に数段の管を、そして管列方向に2列の管を連続して配管している。

0007

13は熱交換器の空気流入側端面で、上下方向の全体に連続して複数の埃付着軽減部14を形成している。この複数の埃付着軽減部14は、特に綿状の埃が付き難いように形状的に工夫してフィン10の間の埃目詰まりによる熱交換器の風量低下を防止するもので、角度の異なる複数の直線端面としての上向傾斜端面15とこれより短くして真下に位置する下向水平端面16とで埃の付き難い形状の三角形状に構成し、これを連続させて空気流入側端面13の全体を鋸歯状に形成している。また、複数の埃付着軽減部14は空気側路の作用を有しており、一方の上向傾斜端面15におけるフィン10間の目詰まりが先に起こり易いので、それ以降は目詰まりのなかなか起こり難い他方の下向水平端面16におけるフィン10間が空気側路として矢印Cで示す空気流バイパスする構成にしてある。

0008

そして、この熱交換器は、特に店頭先、事務所等で設置され機器本体の下部が、どうしても床面の埃を吸い込み易い状態になる自動販売機、業務用冷蔵庫等の機器本体の下部である庫外に設置される冷凍装置のコンデンサとして使用される。
特許第3860598号公報

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、上記従来の構成では、使用年数が経つにつれて、上向傾斜端面15に徐々に堆積した埃は、上向傾斜端面15に沿って上昇し、どうしても下向水平端面16付近に溜ることから、下向水平端面16は空気側路としての作用が小さくなることから、目詰まりする迄の時間をより長くすることが望まれている。

0010

本発明は、上記従来の課題を解決するもので、特許文献1の技術を利用し、フィン間の埃詰まりをより軽減させて、メンテナンスの軽減をより図るとともに、熱交換能力をより長期に亘り安定させる熱交換器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記従来の課題を解決するために、本発明の熱交換器は、形状的に角度の異なる複数の直線端面としての傾斜端面水平端面とを設け、前記傾斜端面は上向傾斜端面とし、前記水平端面は下向水平端面とし、前記上向傾斜端面とこの真下側に位置する前記下向水平端面とを交互に組合わせてなり、全体を鋸歯状に形成させるとともに、前記上向傾斜端面に切り欠きを設けたものである。

0012

これによって、フィンの空気流入側端面に設けた複数の埃付着軽減部が、フィン間を流動する空気中の埃の付着を少なくし、埃詰まりを軽減できるとともに、安定した熱交換能力を長く発揮できる。

0013

そして、埃詰まりが生じた際でも空気流を下向水平端面へバイパスさせ、埃詰まりを一層軽減できるとともに、安定した熱交換能力をより長く発揮できる。

0014

さらに、上向傾斜端面に切り欠きを設けたことにより、長期にわたって埃が付着した場合においても、上向傾斜端面の下方から上昇する埃を切り欠きに積極的に溜めることとなり、上向傾斜端面の下方からの埃の上昇を寸断できる。

発明の効果

0015

本発明の熱交換器は、従来より長期に亘り熱交換能力を安定して発揮できるとともに、フィン間の目詰まり除去のメンテナンスを軽減できる。

0016

更にフィン間に目詰まりが生じても、埃付着軽減部の埃付着の時間的なずれによる通風路確保で、風量の低下を防止し熱交換能力を安定してより長く発揮でき、かつ目詰まり除去のメンテナンスもより軽減できる。

0017

更に長期にわたり埃が付着した場合でも、上向傾斜端面に切り欠きを設けることで上向傾斜端面の埃の上昇を切り欠きで寸断し、下向水平端面の通風路を確保でき、フィン間の埃詰まりをより軽減させて、メンテナンスの軽減をより図るとともに、熱交換能力をより長期に亘り安定させることができる。

0018

また、切り欠きの前縁部の前縁効果によって熱伝達率がより上がり、より熱交換能力を向上できる。

0019

また、熱交換器を冷凍装置に搭載し、冷凍装置を機器本体の下部に配置、また機器を庫外に配置された埃等を吸い込み易い状態においても、より効率よい熱交換能力と耐埃性を発揮できる。

発明を実施するための最良の形態

0020

請求項1に記載の発明は、空気が流動する間隔を有して多数枚を並設した板状のフィンと、このフィンを貫通し、かつ内部を冷媒が流動する複数の管とを備え、前記フィンは空気流入側端面に複数の埃付着軽減部を形成し、前記埃付着軽減部は、形状的に角度の異なる複数の直線端面としての傾斜端面と水平端面とを設け、前記傾斜端面は上向傾斜端面とし、前記水平端面は下向水平端面とし、前記上向傾斜端面とこの真下側に位置する前記下向水平端面とを交互に組合わせてなり、全体を鋸歯状に形成させるとともに、前記上向傾斜端面に切り欠きを設けたことにより、フィンの空気流入側端面の埃付着を埃付着軽減部の複数により効率よく低減でき、更には、空気流との角度が小さくなり埃がより目詰まりしにくくなることから、目詰まりに達する迄の時間を従来よりも長くすることができ、フィン間の埃詰まりを軽減させてメンテナンスの軽減を図るとともに、熱交換能力を長期に亘り安定させる。

0021

そして、フィン間に流入する空気中の埃が付着した際にも空気流をバイパスする構成にしたことから、埃付着の時間的なずれが生じ、フィン間の埃詰まりを軽減させてよりメンテナンスの軽減を図るとともに、熱交換能力をより長期に亘り安定させる。

0022

さらには、空気流入側端面の鋸歯状における下向水平端面が上向傾斜端面より、はるかに埃が付着し難いため、一方の上向傾斜端面間が目詰まりした時に他方の下向水平端面間が空気側路の作用を発揮するのである。

0023

さらには、上向傾斜端面の埃の上昇を切り欠きで寸断し下向水平端面の通風路が確保でき、フィン間の埃詰まりをより軽減させて、メンテナンスの軽減をより図るとともに、熱交換能力をより長期に亘り安定させることができる。

0024

また、切り欠きの前縁部の前縁効果によって熱伝達率が更に上がり、従来より長期に亘り熱交換能力を安定して発揮できる。

0025

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記切り欠きは、前記上向傾斜端面の中央部近傍にあることにより、中央部近傍より上方に埃の上昇を抑えることとなり、下向水平端面の通風路が安定して確保できるバランスの良い位置であり、より長期に亘り熱交換能力を安定して発揮できるとともに、よりフィン間の目詰まり除去のメンテナンスを軽減できる。

0026

請求項3に記載の発明は、請求項1の記載の発明において、前記切り欠きは、少なくとも2つ以上設けたことにより、段階的に埃の上昇を止めることができるのでより効率よい熱交換能力と耐埃性を発揮できる。

0027

請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記切り欠きは、L字状であることより、上向傾斜端面の埃の上昇をL字状切り欠きで寸断し、埃の堆積性が優れ下向水平端面の通風路が確保でき、また、より簡単な加工で切り欠きを設けることができる。

0028

請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記切り欠きは、S字状曲線であることより、上向傾斜端面の埃の上昇をS字状曲線の切り欠きで寸断し下向水平端面の通風路が確保でき、また、S字状曲線の為、鋭角突起がなく安全性に優れ、更にS字状曲線の切り欠きの前縁部の前縁効果によって熱伝達率が更に上がり、より効率よい熱交換能力と耐埃性を発揮できる。

0029

請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記鋸歯状の先端は、アールをつけたことにより、取り扱い時の安全性の向上を図ることができる。

0030

請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の熱交換器を有する冷凍装置を備えた機器であり、フィン間を通る空気の流れを長期に亘って阻害しないので、コンデンサとしての効率は低下するまでの長期間に亘り安定した熱交換能力を発揮し、それに伴い蒸発器による冷却で食品を安全に護るとともに、機器として、この効果は極めて大きな意味をもつものである。

0031

請求項8に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の熱交換器を有する冷凍装置を機器本体の下部に備えたことにより、機器を庫外に配置された埃等を吸い込み易い状態においても、フィン間を通る空気の流れを長期に亘って阻害しないので、コンデンサとしての効率は低下するまでの長期間に亘り安定した熱交換能力を発揮し、それに伴い蒸発器による冷却で食品を安全に護るとともに、機器として、この効果は極めて大きな意味をもつものである。

0032

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。従来と同一構成については同一符号を付与して詳細な説明を省略する。尚、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。

0033

(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における熱交換器のフィンの側面図、図2はその熱交換器を使用した冷凍サイクルの冷媒回路図を示すものである。また、図3は、同実施の形態における他の熱交換器のフィンの側面図、図4は、図3の要部拡大図である。

0034

図1において、1は熱交換器を構成するアルミニウム合金で形成した薄い板状のフィンで、多数枚を一定間隔で並設している。管2はフィン1を貫通し、かつ内部を冷媒が流動する複数の管で、熱交換器Aを構成している。3は熱交換器の空気流入側端面で、上下方向の全体に連続して複数の埃付着軽減部4を形成している。この複数の埃付着軽減部4は、特に綿状の埃が付き難いように形状的に工夫してフィン1の間の埃目詰まりによる熱交換器の風量低下を防止するもので、角度の異なる複数の直線端面としての上向傾斜端面5とこれより短くして真下に位置する下向水平端面6とで埃の付き難い形状の三角形状に構成し、これを連続させて空気流入側端面3の全体を鋸歯状に形成している。また、複数の埃付着軽減部4は空気側路の作用を有しており、一方の上向傾斜端面5におけるフィン1間の目詰まりが先に起こり易いので、それ以降は目詰まりのなかなか起こり難い他方の下向水平端面6におけるフィン1間が空気側路として矢印Bで示す空気流をバイパスする構成にしてある。

0035

そして、この熱交換器Aは、特に店頭先,事務所等で設置され機器本体の下部が、どうしても床面の埃を吸い込み易い状態になる自動販売機、業務用冷蔵庫等の機器本体の下部である庫外に設置される冷凍装置のコンデンサとして使用される。

0036

なお、21は埃付着軽減部4の先端の安全部で、鋸歯状のった先を無くしアールをつけて、熱交換器Aを取り扱い易くしている。

0037

また、上向傾斜端面5の中央部近傍にL字状切り欠き8を設けることで、長期にわたって埃が付着した場合においても、上向傾斜端面の下方から上昇する埃を切り欠き8に積極的に溜めることとなり、上向傾斜端面の下方からの埃の上昇を寸断でき、下向水平端面6の通風路7を確保することができ、フィン間の埃詰まりをより軽減させて、メンテナンスの軽減をより図るとともに、熱交換能力をより長期に亘り安定させることができる。

0038

図2は前記冷凍装置の冷凍サイクルの冷媒回路を示すもので、圧縮機18、本発明の熱交換器A、減圧器19、機器本体の庫内に設置される蒸発器20を順番に配管している。

0039

圧縮機18を運転すれば、冷媒は圧縮されて高圧となって熱交換器Aである凝縮器に流れ、ファン等の吸引作用、その他により空気流入側端面3より入り間隔を流れる空気、この空気と熱交換したフィン1を介して管2が熱交換して凝縮される。

0040

更に冷媒は減圧器19で減圧されて蒸発器20にて蒸発し機器本体の庫内を冷却する。

0041

そして、熱交換器Aのフィン1間を空気が流れる毎に大気中の埃、特に綿状の埃がフィン1の空気流入側端面3に多く堆積し始める(引っかかる)と間隔が目詰まりを起こすことになる。

0042

然るに本発明では複数の埃付着軽減部4が空気流入側端面3に埃の付着をし難くするのである。下向水平端面6は、実線矢印Bで示す流入空気に対する角度が小さくなり、埃が付き難いのである。

0043

そして、長い使用期間を経て一方の上向傾斜端面5に埃が徐々に堆積してフィン1間に目詰まりを生じ始めると他方の下向水平端面6では埃の堆積がそれほど進んでいないので、下向水平端面6におけるフィン1間である空気側路を実線矢印Bで示す空気が流れる。

0044

なお、この上向傾斜端面5の中央近傍の切り欠きは、図3図4に示すように、S字状曲線の切り欠き9にしてもよい。この場合、S字状曲線の為、鋭角な突起がなく安全性に優れている。

0045

なお、切り欠きは、一つの上向傾斜端面5に対して、2箇所以上設けることにより、段階的に埃の上昇を止めることができるので、より効率よい熱交換能力と耐埃性を発揮できる。なお、切り欠きはこの前縁部の前縁効果によって熱伝達率が更に上がり、より効率よい熱交換能力と耐埃性を発揮できる。

0046

フィン1を使った熱交換器を冷凍装置に搭載し、冷凍装置を機器本体の下部に配置、また機器を庫外に配置された埃等を吸い込み易い状態においても、より効率よい熱交換能力と耐埃性を発揮できる。

0047

このようにして、フィン1間を通る空気の流れを長期に亘って阻害しないので、熱交換器としての効率は長期間に亘り安定した熱交換能力を発揮し、また、フィン間の目詰まりを除去するメンテナンスも従来より少なくできて、その管理コストを大幅に削減できるものである。

0048

なお、本実施の形態では、フィン1の空気流入側端面3と反対側の端面(空気出口側端面)を上から下まで直線に加工して埃付着能力に影響なくコンパクト化と生産工程でのフィンの前後関係を明確にできる利点を図っているが、空気流入側端面3と同じ鋸歯状に加工してもよいものである。

0049

以上のように、発明にかかる熱交換器は、上向傾斜端面に切り欠きを設けることで上向傾斜端面の埃の上昇を切り欠きで寸断し、下向水平端面の通風路を確保でき、フィン間の埃詰まりをより軽減させて、メンテナンスの軽減をより図るとともに、熱交換能力をより長期に亘り安定させることができるので、自動販売機、業務用冷蔵庫等の用途にも適用できる。

図面の簡単な説明

0050

本発明の実施の形態1における熱交換器のフィンの側面図
同実施の形態の熱交換器を使用した冷凍サイクルの冷媒回路図
同実施の形態における他の熱交換器のフィンの側面図
図3の要部拡大図
従来の熱交換器のフィンの側面図

符号の説明

0051

1フィン
2 管
3空気流入側端面
4 埃付着軽減部
5上向傾斜端面
6下向水平端面
7通風路
8 L字状切り欠き
9S字状曲線切り欠き

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジーの「 蓄冷機能付きエバポレータ」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】必要な蓄冷機能を確保するとともに通気抵抗の上昇を抑制した上で、小型化を図りうる蓄冷機能付きエバポレータを提供する。【解決手段】蓄冷機能付きエバポレータの熱交換コア部4において、複数の冷媒流通管... 詳細

  • 三菱アルミニウム株式会社の「 親水性塗膜を備えたアルミニウムフィンと熱交換器」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】本発明は、塗布後に優れた親水性を有し、ろう付け後であっても優れた親水性が得られ、変色を生じることがない親水性皮膜を得ることができ、外観の美しいアルミニウムフィンを提供できる。【解決手段】本発明... 詳細

  • ダイキン工業株式会社の「 熱交換器」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】熱交換性能の優れた熱交換器を提供する。【解決手段】熱交換器10は、第1方向D1に延びる伝熱流路部31及び伝熱補助部32が第1方向D1に対して傾斜又は直交する第2方向D2に並んで形成される伝熱ユ... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ