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技術 撮影装置

出願人 富士フイルム株式会社
発明者 遠藤宏
出願日 2007年2月28日 (13年5ヶ月経過) 出願番号 2007-049691
公開日 2008年9月18日 (11年10ヶ月経過) 公開番号 2008-219108
状態 未査定
技術分野 スタジオ装置
主要キーワード 照射方向可変 Y信号 露光停止 AE処理 角度検出信号 アナログ型 発光光軸 参考データ
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

バウンス撮影が行なわれたときに撮影により得られた画像信号が表わす画像の色味が被写体の色味に近いものに調整される撮影装置を提供する。

解決手段

CCD上に被写体光結像して画像信号を生成するデジタルカメラ100に照射方向可変であってその照射方向に向けて撮影補助光発光する補助光発光部160を設ける。さらにその補助光発光部160の照射方向の色を測定するカラーセンサ1602を設けて、内部のYC処理部内ホワイトバランス調整部で、撮影補助光を被写体以外の物に反射させて被写体に当てるバウンス撮影時には撮像素子で得られた画像信号のホワイトバランスを、上記カラーセンサ1602で測定された色に応じてその色を打ち消すように調整する。

概要

背景

従来より、補助光撮影の際に被写体に適した色温度補助光発光色を調整して発光する技術が開示されている(例えば特許文献1、2参照)。この技術を用いると、一定の色温度の補助光ではなく、いろいろな色温度の補助光を被写体に当てて撮影を行なうことができ、撮影の幅を広げることができる。

ところで、撮影補助光を被写体に直接当てて撮影を行なうダイレクト光撮影に対して、撮影補助光を被写体以外の物例えば天井反射させて被写体に当てて撮影を行なうバウンス撮影と呼ばれる撮影技術がある。このバウンス撮影が行なわれるときには被写体に対して間接的に照明が行なわれるので、外光の影響の方が強くなって補助光の色温度を下にホワイトバランス調整を行なうとホワイトバランス崩れることがある。そこでバウンス撮影が行なわれたときには補助光の色温度ではなく外光の色温度の方を重視してホワイトバランス調整を行なう技術が提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開2003−215675号公報
特開2004−233714号公報
特開2005−142830号公報

概要

バウンス撮影が行なわれたときに撮影により得られた画像信号が表わす画像の色味が被写体の色味に近いものに調整される撮影装置を提供する。 CCD上に被写体光結像して画像信号を生成するデジタルカメラ100に照射方向可変であってその照射方向に向けて撮影補助光を発光する補助光発光部160を設ける。さらにその補助光発光部160の照射方向の色を測定するカラーセンサ1602を設けて、内部のYC処理部内のホワイトバランス調整部で、撮影補助光を被写体以外の物に反射させて被写体に当てるバウンス撮影時には撮像素子で得られた画像信号のホワイトバランスを、上記カラーセンサ1602で測定された色に応じてその色を打ち消すように調整する。

目的

本発明は、上記事情に鑑み、バウンス撮影が行なわれたときに撮影により得られた画像信号が表わす画像の色味が被写体の色味に近いものに調整される撮影装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

撮像素子上に被写体光結像して画像信号を生成する撮影装置において、照射方向可変であって該照射方向に向けて撮影補助光発光する補助光発光部と、前記補助光発光部の照射方向の色を測定するカラーセンサと、撮影補助光を被写体以外の物に反射させて被写体に当てるバウンス撮影時に、前記撮像素子で得られた画像信号のホワイトバランスを、前記カラーセンサで測定された色に応じて、該色を打ち消すように調整するホワイトバランス調整手段とを備えことを特徴とする撮影装置。

請求項2

撮像素子上に被写体光を結像して画像信号を生成する撮影装置において、照射方向可変であって該照射方向に向けて色温度可変な撮影補助光を発光する補助光発光部と、前記補助光発光部の照射方向の色を測定するカラーセンサと、撮影補助光を被写体以外の物に反射させて被写体に当てるバウンス撮影時に、前記補助光発光部で発光する撮影補助光の色温度を、前記カラーセンサで測定された色に応じて該色を打ち消すように調整する発光色温度調整手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。

請求項3

前記補助光発光部は、LEDを備え、該LEDにより撮影補助光を発光するものであることを特徴とする請求項2記載の撮影装置。

請求項4

撮像素子上に被写体光を結像して画像信号を生成する撮影装置において、照射方向可変であって該照射方向に向けて撮影補助光を発光する補助光発光部と、前記補助光発光部の照射方向の色を測定するカラーセンサと、撮影補助光を被写体に直接当てるダイレクト撮影であるか、又は被写体以外の物に反射させて被写体に当てるバウンス撮影であるかに応じて、前記カラーセンサによる色の測定視野角を、相対的に、ダイレクト光撮影では広げるとともにバウンス撮影では狭める測定視野角調整手段と、前記撮像素子で得られた画像信号のホワイトバランスを、前記カラーセンサで測定された色に応じて調整するホワイトバランス調整手段とを備えたことを特徴とする撮影装置。

請求項5

補助光発光部の照射角度に応じてバウンス撮影であるか否かを検出する撮影方法検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2、又は4記載の撮影装置。

技術分野

0001

本発明は、撮影光学系で被写体光を捉え被写体光を撮像素子結像させて画像信号を生成する撮影装置に関する。

背景技術

0002

従来より、補助光撮影の際に被写体に適した色温度補助光発光色を調整して発光する技術が開示されている(例えば特許文献1、2参照)。この技術を用いると、一定の色温度の補助光ではなく、いろいろな色温度の補助光を被写体に当てて撮影を行なうことができ、撮影の幅を広げることができる。

0003

ところで、撮影補助光を被写体に直接当てて撮影を行なうダイレクト光撮影に対して、撮影補助光を被写体以外の物例えば天井反射させて被写体に当てて撮影を行なうバウンス撮影と呼ばれる撮影技術がある。このバウンス撮影が行なわれるときには被写体に対して間接的に照明が行なわれるので、外光の影響の方が強くなって補助光の色温度を下にホワイトバランス調整を行なうとホワイトバランス崩れることがある。そこでバウンス撮影が行なわれたときには補助光の色温度ではなく外光の色温度の方を重視してホワイトバランス調整を行なう技術が提案されている(例えば特許文献3参照)。
特開2003−215675号公報
特開2004−233714号公報
特開2005−142830号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、天井に補助光を反射させて被写体に当てて撮影を行なう場合には室内の環境や天井の色によって外光よりも補助光の影響が強く現われ、しかもその補助光の色が天井の色の影響を強く受けてしまうことがある。このように被写体に向けて間接的に照射された補助光の色が天井の色の影響を強く受けると、撮影により得られた画像信号が表わす画像の色味が被写体の色味とはかけ離れたものになってしまうことがある。

0005

本発明は、上記事情に鑑み、バウンス撮影が行なわれたときに撮影により得られた画像信号が表わす画像の色味が被写体の色味に近いものに調整される撮影装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上記目的を達成する本発明の第1の撮影装置は、撮像素子上に被写体光を結像して画像信号を生成する撮影装置において、
照射方向可変であって該照射方向に向けて撮影補助光を発光する補助光発光部と、
上記補助光発光部の照射方向の色を測定するカラーセンサと、
撮影補助光を被写体以外の物に反射させて被写体に当てるバウンス撮影時に、上記撮像素子で得られた画像信号のホワイトバランスを、上記カラーセンサで測定された色に応じて、その色を打ち消すように調整するホワイトバランス調整手段とを備えことを特徴とする。

0007

上記本発明の第1の撮影装置によれば、上記カラーセンサで補助光発光部の照射方向の色が測定され測定された色に応じて上記ホワイトバランス調整手段により上記撮像素子で得られた画像信号のホワイトバランス調整が行なわれる。

0008

そうすると、上記ホワイトバランス調整手段によって画像信号のホワイトバランスが天井の色を打ち消すように調整されるので、天井の色が補助光に影響を及ぼしていたとしてもその影響がホワイトバランス調整部で除去され被写体の色味に近い色味を持つ画像を表わす画像信号が得られる。

0009

上記目的を達成する本発明の第2の撮影装置は、撮像素子上に被写体光を結像して画像信号を生成する撮影装置において、
照射方向可変であってその照射方向に向けて色温度可変な撮影補助光を発光する補助光発光部と、
上記補助光発光部の照射方向の色を測定するカラーセンサと、
撮影補助光を被写体以外の物に反射させて被写体に当てるバウンス撮影時に、上記補助光発光部で発光する撮影補助光の色温度を、上記カラーセンサで測定された色に応じてその色を打ち消すように調整する発光色温度調整手段とを備えたことを特徴とする。

0010

上記本発明の第2の撮影装置によれば、上記カラーセンサで補助光発光部の照射方向の色が測定され測定された色に応じて上記発光色温度調整手段で色温度の調整が行なわれた補助光が照射される。

0011

つまり補助光をバウンスさせる物例えば天井の色が上記カラーセンサで検出され検出された色に応じて上記発光色温度調整手段で補助光の色温度が調整され天井の色を打ち消すようにして補助光が照射されてバウンス撮影が行なわれる。ここでバウンス撮影により得られた画像信号に撮影補助光の色温度、又は撮影補助光に外光の影響を加味した色温度に基づいてホワイトバランス調整が行なわれると、天井の色の影響が打ち消されて被写体の色味に近い色味を持つ画像を表わす画像信号が得られる。

0012

また上記色温度調整手段が補助光発光部の色温度の調整を行なうにあたっては、上記補助光発光部が、LEDを備え、そのLEDにより撮影補助光を発光するものであることが好ましい。

0013

そうすると、例えば光の3原色である赤色・緑色・青色の色光のうちのいずれかの発光光量を調節することにより色温度の調整を自在に行なうことができる。

0014

また、上記目的を達成する本発明の第3の撮影装置は、撮像素子上に被写体光を結像して画像信号を生成する撮影装置において、
照射方向可変であってその照射方向に向けて撮影補助光を発光する補助光発光部と、
上記補助光発光部の照射方向の色を測定するカラーセンサと、
撮影補助光を被写体に直接当てるダイレクト光撮影であるか、又は被写体以外の物に反射させて被写体に当てるバウンス撮影であるかに応じて、上記カラーセンサによる色の測定視野角を、相対的に、ダイレクト光撮影では広げるとともにバウンス撮影では狭める測定視野角調整手段と、
上記撮像素子で得られた画像信号のホワイトバランスを、上記カラーセンサで測定された色に応じて調整するホワイトバランス調整手段とを備えたことを特徴とする。

0015

上記本発明の第3の撮影装置によれば、バウンス撮影が行なわれるときには上記センサの測定視野角が上記測定視野角調整手段で狭くなるように調整され、ダイレクト光撮影が行なわれるときには上記測定視野角調整手段で広くなるように調整される。

0016

そうすると、バウンス撮影であるか、ダイレクト光撮影であるかに応じて、センサの視野角が調整され、バウンス撮影時においては反射させる物の色が確実に検出され、ダイレクト光撮影においては被写界の多くを占める雰囲気の色が検出される。

0017

ここで、補助光発光部の照射角度に応じてバウンス撮影であるか否かを検出する撮影方法検出手段を備えた態様であることが好ましい。

0018

上記撮影方法検出手段を備えた態様であると、その撮影方法検出手段の検出結果に応じて上記測定視野角調整手段にカラーセンサの視野角の調整を適宜行なわせることができる。

発明の効果

0019

以上、説明したように、バウンス撮影が行なわれたときに撮影により得られた画像信号が表わす画像の色味が被写体の色味に近いものに調整される撮影装置が実現する。

発明を実施するための最良の形態

0020

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。

0021

図1は、本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを示す図である。

0022

図1には本発明の一実施形態であるデジタルカメラ100の斜視図が示されている。

0023

図1に示すように、本実施形態のデジタルカメラ100のボディ中央にはレンズ鏡胴111が備えられており、そのレンズ鏡胴111の上方にはボディから上方に延びる様にして補助光発光部160が設けられている。その補助光発光部160には、ボディから上方に延びる基体160Aと、その基体160Aにヒンジで回転自在に連結された照射角変更部160Bとが備えられている。この照射角変更部160Bのヒンジ側とは反対の側の先端部には、撮影補助光を被写体に向けて照射することができるように発光窓1601が設けられており、照射角変更部160Bがヒンジを中心に回動されるとその発光窓1601から照射される補助光の照射方向が自在に変更される。またその補助光発光部160が備える照射角変更部160Bの発光窓1601の脇には補助光発光部160の照射方向の色を測定するカラーセンサ1602が設けられており、さらに照射角変更部160Bと基体160Aとを連結するヒンジが設けられている部分の周辺には、照射角変更部160Bの、撮影光軸に対する回転角度を検出するためのロータリエンコーダ(不図示)が設けられている。

0024

また、ボディの上面部には補助光発光部160の他にレリーズタン101aや静止画撮影モード動画モードなどの複数種類の撮影モードのいずれかに切り替えるためのモードダイヤル101bが備えられている。さらに背面側には、LCDパネル150が備えられており、そのLCDパネル150の横方向には、撮影モードと再生モードとを切り替えるモードレバー101cや選択メニューを選択するときなどに用いられる十字キー101dや電源スイッチ101eなどの操作子が備えられている。なお以降においては、レリーズボタン101a以外のこれらの操作子をまとめて操作子101と記載することがある。

0025

図2は、図1のデジタルカメラ100内部の電気系統構成ブロック図である。

0026

図2を参照してこのデジタルカメラ100の内部の構成および動作を簡単に説明する。

0027

本実施形態のデジタルカメラ100ではすべての処理がメインCPU110によって統括的に制御されている。このメインCPU110の入力部には図1(b)に示した操作子群101からの操作信号がそれぞれ供給されていてそれらの操作信号のいずれかが供給されてきたらその操作信号に応じた処理が適宜CPU110によって実行される。メインCPU110はEEPROM110aを有しており、このEEPROM110aにはデジタルカメラ100として動作するために必要なプログラムが書き込まれているので、まず操作子群101の中の電源スイッチ101e(図1参照)が投入されたらそのEEPROM110a内のプログラムの手順にしたがってメインCPU110によりこのデジタルカメラ全体の動作を制御する処理が開始される。なお、CPU110とEEPROM110aには常に電源130から電力が供給されている。

0028

ここで操作子群101の中の電源スイッチ101e(図1参照)が投入された後のデジタルカメラ100の動作を、図2を参照して説明する。

0029

操作子群101の中の電源スイッチ101eが投入されたら、メインCPU110により電源スイッチ101eが投入されたことが検知され、電源130から測光・測距CPU120などの各ブロックに電力が供給される。電源130から各部に電力が供給されたときに操作子群101の中のモードレバーが撮影側に切り替えられていた場合には、まずレンズ鏡胴111内の撮影レンズ1110,1111によりCCD固体撮影素子(以降CCDという)112上に結像された被写体像が画像信号として所定の間隔ごとに間引かれて出力され、その出力された画像信号に基づく被写体像が画像表示LCD15のLCDパネル150上に表示される。上記CCD112にはクロックジェネレータ(以下、CGという)1121から露光開始信号露光停止信号とが供給されており、これらの信号によって所定の間隔ごとにCCD112に電子シャッタが設定され電子シャッタが閉じ駆動される。さらに露光停止信号が供給された後に今度はCG1121から画像読出信号が供給されCCD112から画像信号が間引かれて出力される。このCG1121からはメインCPU110からの指示に基づいて上記画像読出信号に同期した信号がCCD112の他、後段のホワイトバランスγ処理部113、さらにA/D部114にも供給されているので、CCD116、ホワイトバランスγ処理部113、A/D部114ではその画像読出信号に同期して順序良く画像信号の処理が流れるように行なわれる。なお、本実施形態のホワイトバランスγ処理部113には、可変利得アンプが内蔵されていてその可変利得アンプに測光・測距CPU120からゲインを表わす制御信号がセットされると撮影感度が調整される。

0030

こうしてCG1121からの画像読出信号に同期してCCD112、ホワイトバランスγ処理部113、A/D部114で順序良く画像信号の処理が流れるように行なわれてA/D部114でアナログの画像信号がデジタルの画像信号に変換されたら、ホワイトバランス調整やガンマ補正された画像信号が後段のYC処理部116に供給される。

0031

このYC処理部116でYC信号への変換処理が行なわれるときにはA/D部114からの画像信号の送出タイミングとYC処理部116の処理タイミングとをあわせる必要があるので、本実施形態ではYC分離部116とA/D部114との間にバッファメモリ115が設けられてそのバッファメモリ115を境にした前段(A/D部114等)の処理タイミングと後段(YC処理部116)の処理タイミングとがあう様に調整されるようになっている。

0032

また、本実施形態のYC処理部116では、CCD112に設けられているオプティカルブラック領域の信号に基づいてオプティカルブラック(以降OBという)処理が行なわれ、画素欠陥のある画素補間処理等が行なわれてY信号ダイナミックレンジが確保された後、RGB信号からYC信号への変換が行なわれる。

0033

こうしてYC処理部116でYC信号に変換された信号がバス121を経由して画像表示LCD15側に供給されるとともにYC信号のうちのY信号がメインCPU110に供給される。詳細は後述するが、このYC処理部116内には、前段のアナログ型ホワイトバランス処理部の処理を補正することができるように、デジタル型のホワイトバランス調整部が内蔵されている。つまり、このYC処理部116が、本発明にいうホワイトバランス調整手段の一例に相当する。

0034

また、YC処理部116からYC信号が供給される画像表示LCD15の方にはまずYC信号をRGB信号に変換するYC→RGB変換部151があり、このYC→RGB変換部151でYC信号が再びRGB信号に変換され、その変換されたRGB信号がドライバ152に供給され、さらにそのドライバ152によって画像表示LCD15のLCDパネル150上にRGB信号に基づくカラー画像(被写体像)の表示が行なわれる。

0035

また、Y信号が供給されるメインCPU110の方では、Y信号に基づいて測光が行なわれその測光値が後述する測光・測距CPU120に供給されてその測光・測距CPU120によって絶えず絞り径の変更設定やCCD112の電子シャッタ(CG1121による)の設定等が行なわれて適正な明るさを持つスルー画を得るために必要な露出が調整される様になっている。

0036

メインCPU110では、Y信号に基づいて測光(以降AEという)が行なわれて測光結果が測光・測距CPU120に通知され測光・測距CPU120によって絞り1114の径が調節され、またY信号からコントラストが検出されそのコントラストに基づいて焦点探索(以降AFという)が行なわれ探索された合焦位置が測光・測距CPU120に通知され測光・測距CPU120によって撮影レンズ1111であるフォーカスレンズが合焦位置に配置される様にもなっている。

0037

前述したCG1121から出力される画像読出信号に同期してCCD112、ホワイトバランスγ処理部113、A/D部114およびバッファメモリ115等が動作して、所定の間隔ごとにCCD112で生成された画像信号が処理されている訳であるから、この画像表示LCD15の表示パネル150上には撮影レンズが向けられた方向の被写体がスルー画として常に表示され続ける。この表示され続けているスルー画を視認しながら、シャッタチャンスレリーズ釦101aが半押しされると、まずメインCPU110によりAE処理とAF処理が実行され、AE処理の結果が測光・測距CPU120に伝えられ測光・測距CPU120により絞りの1114の絞り径が調整され、さらにAF処理の結果に応じて撮影レンズの中のフォーカスレンズ1111が合焦位置に配置される。所定のシャッタ秒時で機械式シャッタ1113が開駆動されてCCD112に被写体光が結像され所定のシャッタ秒時が経過して機械式シャッタ1113が閉じ駆動される。メインCPU110によるAE処理で被写界輝度低輝度であると判定された場合には、機械式シャッタ1113が開駆動された後に閉じ駆動されるまでの間に、補助光発光部16が備えるXe管発光制御部161の制御の下にキセノン管Xeから撮影補助光が照射され被写界が照明される。なお、このときの発光タイミングは、フラッシュ発光タイミング制御部120Aにより制御される。

0038

そして機械式シャッタ1113が閉じ駆動された後にCG1121からCCD固体撮像素子112にが画像読出信号が供給されその画像読出信号に応じてCCD固体撮像素子116に結像された画像信号がRGB信号となって出力される。出力されたRGB信号は後段のホワイトバランスγ処理部113、さらにはA/D部114を経由してYC処理部116へと供給され、そのYC処理部116でRGB信号がYC信号に変換されてさらに圧縮・伸張部117でそのYC信号が圧縮され圧縮されたYC信号が画像信号としてヘッダと共に画像ファイルとなってI/F118を介してメモリカード119に記録される。この圧縮・伸張部117では静止画についてはJPEG規格準拠した圧縮方法で圧縮が行なわれてメモリカード119に画像ファイルが記録される。この画像ファイルのヘッダには圧縮情報撮影情報などが書き込まれており、このデジタルカメラ100のモードレバー101c(図1参照)が再生側に切り替えられたら、メモリカード119からそのファイルのヘッダがまず読み出され、そのヘッダ内の圧縮情報に基づいてファイル内の圧縮画像信号が圧縮・伸張部117で伸張されて画像信号が元に復元された後、その画像信号に基づく被写体像がLCDパネル150上に表示される。

0039

ここで、本発明にいうホワイトバランス調整手段の一例に相当するYC処理部116と、カラーセンサ1602とロータリエンコーダ1603からの信号を受けてそのYC処理部116にカラーセンサ1602の出力に応じたホワイトバランス調整を行なわせるメインCPU110の動作を説明する。

0040

図3は、メインCPU110と測光・測距CPU120が行なう撮影処理の手順を示すフローチャートである。図3(a)には、撮影処理の手順が示されており、図3(b)にはステップS305の処理の詳細が示されている。

0041

まず図3(a)のフローの処理を説明する。

0042

図3(a)のフローの処理は、シャッタボタン101aが半押しされたときに開始される。シャッタボタン101aが半押しされたら、ステップS301でAE処理を実行して、次のステップS302でAF処理を実行する。

0043

ここでシャッタボタン101aが全押しされたら、ステップS303へ進んでステップS303で機械式シャッタを開駆動することにより露光を開始し、露光が終了したら機械式シャッタを閉じ駆動することにより露光を終了して次のステップS304へ進む。次のステップS304でCCD112にCG1121から画像読出信号を供給して画像信号を順次にA/D部114へと出力させ、A/D部114にA/D変換を行なわせ、次のステップS305でデジタル信号に変換された画像信号を、バッファメモリ115からバス121を経由してYC処理部116に供給させる。YC処理部116に画像処理を行なわせたら、次のステップS306で今度はバス121を経由して圧縮・伸張部117に1フレーム分の画像信号を供給させ圧縮伸張部117に圧縮処理を行なわせて、ステップS307でメモリカード119に撮影により得た画像信号を画像ファイルの形で記録させてこのフローの処理を終了する。

0044

ここで、メインCPU110が本発明にいうホワイトバランス調整手段の一例を構成するYC処理部116に行なわせるホワイトバランス処理を図3(b)を参照して説明する。

0045

図3(b)は、図3(a)の画像処理ステップS305の詳細を示すフローチャートである。

0046

まず、ステップS3051でCCD112に設けられているOB領域の信号に基づいてYC処理部にOB処理を実行させる。次のステップS3052で画素欠陥のある画素やキズのある画素の信号を周辺の画素信号を用いて補間処理を行なわせ次のステップS3053で色変換行列を用いてRGBからYCC信号を生成させる。このときには、ステップS3051のOB処理により検出した黒レベルに基づいてY信号のダイナミックレンジを定めてRGB信号をYCC信号に変換する処理を実行させる。

0047

次のステップS3054でロータリエンコーダ1063の出力信号から、補助光発光部160の照射角変更部160Bの発光光軸と撮影光軸との間の角度を検出し、その角度が45度以上であると判定したら、カラーセンサ1601で測定された色を打ち消すようにYC処理部116にホワイトバランス処理を行なわせて、図3(a)のステップに戻る。

0048

また、ステップS3054で撮影光軸を基準にしたときの照射角度変更部160Bの角度が45度未満であると判定したら、YC処理部116に、キセノン管Xeの色温度に基づいたホワイトバランス調整を行なわせて図3(a)のステップS306に戻る。

0049

メインCPU110がYC処理部115に以上のフローの処理を実行させると、ロータリエンコーダ1603の出力に応じて撮影光軸に対する角度が45以上であって照射角変更部160Bが天井に向けられていると判定したときには、YC処理部116に、バウンス撮影が行なわれるとして天井の色を打ち消すように画像信号のホワイトバランス調整を行なわせることができ、またロータリエンコーダ1603により検出された角度が45未満であって照射角変更部160Bが光軸方向に向けられていると判定したときには、YC処理部116に、キセノン管Xeの色温度に応じたホワイトバランス調整を行なわせることができる。

0050

こうして本発明にいうホワイトバランス調整手段の一例を構成するYC処理部116によって画像信号のホワイトバランスが天井の色を打ち消すように調整されると、天井の色が補助光の色に影響を及ぼしていたとしてもその影響がYC処理部116で除去され被写体の色味に近い色味を持つ画像を表わす画像信号が得られることとなる。

0051

図4図5は、第2実施形態を説明する図である。

0052

図4には図2と同様のブロック図が示されている。この図4に示す構成は、補助光発光部160Aに、キセノン管Xeの代わりに色温度の調整が自在であるLED163とLED発光制御部162が配備されている以外は、図2の構成と同じである。また、図5には、メインCPU110と測光・測距CPU120が連携して実行する撮影処理の手順がフローチャートの形で示されており、図5(b)にはステップS302の露光処理の詳細が示されている。

0053

第1実施形態では、メインCPU110がYC処理部116にカラーセンサ1602で測定された色に応じてその色を打ち消すようにホワイトバランス調整を行なわせたが、第2実施形態では、補助光発光部160AにLED163を配備してメインCPU110がカラーセンサ1602で測定された色を測光・測距CPU120に伝えて測光・測距CPU120がLED発光制御部162に指示してカラーセンサ1602で測定された色を打ち消すように補助光の色温度を調整させてから補助光を発光させている。

0054

図5を参照してメインCPU110と測光・測距CPU120が連携して実行する撮影処理を説明する。図5(a)の処理は、図3(a)の処理と同じであって図3(a)の処理については前述したので、図5(b)の処理を説明する。

0055

図5(a)のステップS303の露光処理を開始したら、まずステップS3031でロータリエンコーダ1603からの角度検出信号に基づいて撮影光軸と発光光軸との角度差を検出する。ここで角度差が45度以上であってバウンス撮影が行なわれると判定したら、ステップS3032でカラーセンサ1602で測定された色を打ち消すようにLED発光制御部162に色温度を調整させ調整させた色温度でLED163に補助光を発光させる。ステップS3033で、45度未満であってダイレクト光撮影が行なわれると判定したら、ステップ3034でカラーセンサ1602で測定された色に応じた色温度になるようにLED163から補助光を発光させる。

0056

こうして、天井の色を打ち消すようにホワイトバランス調整を行なう構成の代わりに、天井の色を打ち消すように発光色の色温度を調整しても良い。

0057

ここで、カラーセンサ1603で照射方向の色を測定するにあたっては、バウンス撮影のときには補助光を反射させる周辺のみの色を検出することが出来れば良いので狭い視野角である方が良く、ダイレクト光撮影のときには被写界中の多くを占める雰囲気の色を検出する必要があるので広い視野角である方が良い。

0058

図6は、本発明にいう測定視野角調整手段の構成の一例を説明する図である。

0059

図6には、撮影補助光を被写体に直接当てるダイレクト光撮影であるか、又は被写体以外の物に反射させて被写体に当てるバウンス撮影であるかに応じて、カラーセンサ1602による色の測定視野角を、相対的に、ダイレクト光撮影では広げるとともにバウンス撮影では狭める測定視野角調整手段の構成の一例が示されている。

0060

図6(a)〜図6(c)に示す様に、測定視野角を調整するにあたっては、ロータリエンコーダ1603の角度信号に応じて例えばバウンス撮影時にはレンズL1をカラーセンサ1602の前面に挿入したり、レンズL1をカラーセンサ1602から遠ざけたり、液体レンズL2の凸の曲率を大きくすれば良い。

0061

図7は、図6(a)〜図6(b)に示す構成を付加した場合の処理の詳細を説明する図である。図7(a)は、図3(a)と同じであり、図7(b)は、図3(b)の処理に加えて、ステップS3054で撮影光軸と発光光軸との角度差が45以上であってバウンス撮影であると判定したときにはステップS3055Aでカラーセンサ1602の測定視野角を狭くして補助光を反射させる物の色の検出精度を上げてカラーセンサで照射方向の色を測定してステップS3055でYC処理部116にホワイトバランス調整を行なわせ、ステップS3054で撮影光軸と発光光軸との角度差が45未満であってダイレクト光撮影であると判定したときにはカラーセンサ1602の測定視野角を広くして被写体の多くを占める雰囲気の色を検出してYC処理部116にその検出した色温度に応じたホワイトバランス処理を行なわせている。このような構成にしても良い。

0062

図8は、測定視野角調整手段の別の例を示す図である。

0063

図8には、カラーセンサ16031〜1603nが2次元的に多数配列された例が示されている。

0064

視野角調整手段を構成するにあたっては、図8のように2次元的にカラーセンサ16031〜1603nを配列しておいて、使用するセンサ数を変更する構成にしても良い。

0065

また、図9は、カラーセンサの測定視野角を調整する測定視野角調整手段の他の構成例を示す図である。

0066

図9には、絞りI1の径が変更自在である絞りが示されている。図9のように絞り径が変更自在である絞りI1を配備してその絞りI1の径を変更してカラーセンサ1603の測定視野角を変更する構成にしても良い。

0067

図10は、図3のフローの処理に、カラーセンサ1603の出力結果を画像ファイルのタグ領域に記録する処理ステップS3057を追加したフローチャートである。また図11は、メインCPU110(図2参照)の指示の下に記録手段の一例を構成する圧縮・伸長部117およびI/F118が画像ファイルをメモリカード119に記録するときのメモリアロケーションを示す図である。

0068

図11に示す様に、画像ファイルのヘッダ領域にはスタートコード領域、次にタグ領域、さらにサムネイル領域割り当てられていて、それらの下方に撮影画像の記録領域が割り当てられている。図10の処理が実行されると、図11のタグ領域にカラーセンサの出力、例えば天井の色が青であるという情報が記録される。

0069

そうすると、再生表示画面上に天井の色が青であったことが表示されるので、編集機能を用いて表示画面上でホワイトバランス調整を行なうときの参考データになる。また再生表示画面上の画像にホワイトバランス不良があると思われたときなどにはカラーセンサの出力情報不良解析用のデータとして扱うこともできる。

0070

以上説明した様に、バウンス撮影が行なわれたときに撮影により得られた画像信号が表わす画像の色味が被写体の色味に近いものに調整される撮影装置が実現する。

図面の簡単な説明

0071

本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラを示す図である。
図1のデジタルカメラ100内部の電気系統の構成ブロック図である。
メインCPU110と測光・測距CPU120が連携して実行する撮影処理の手順を示すフローチャートである。
第2実施形態を説明する図である。
第2実施形態を説明する図である。
本発明にいう測定視野角調整手段の構成の一例を説明する図である。
図6(a)〜図6(b)に示す構成を付加した場合の処理の詳細を説明する図である。
測定視野角調整手段の別の例を示す図である。
測定視野角調整手段の他の構成例を示す図である。
図5の処理に加えて、カラーセンサの出力結果をExifファイルのタグ領域に記録する処理ステップS3055Aを追加したフローチャートである。
メインCPUの指示の下に記録手段の一例を構成する圧縮・伸長部およびI/F118がExifファイルをメモリカード119に記録するときのメモリアロケーションを示す図である。

符号の説明

0072

100デジタルカメラ
101操作子群
101aレリーズボタン
101bモードダイヤル
101cモードレバー
101d十字キー
101e電源スイッチ
110メインCPU
111レンズ鏡胴
1110 1111撮影レンズ
1113機械式シャッタ
112CCD固体撮像素子
1121クロックジェネレータ(CG)
120測光・測距CPU
160 160A補助光発光部
161 Xe管発光制御部
162LED発光制御部
1601 補助光発光窓
1602カラーセンサ
1603 ロータリエンコーダ

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