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技術 歩行者情報提供装置、歩行者情報提供システム、及び歩行者情報提供方法

出願人 株式会社NTTドコモ
発明者 中村康久中田大輔橋本拓也
出願日 2007年3月5日 (11年10ヶ月経過) 出願番号 2007-054073
公開日 2008年9月18日 (10年3ヶ月経過) 公開番号 2008-217429
状態 未査定
技術分野 教示用装置 乗員・歩行者の保護 交通制御システム 交通制御システム
主要キーワード 統計処理機 自転車移 車輌位置情報 注意レベル 車輌周辺 店舗状況 エリア情報データベース 歩行者数
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年9月18日)のものです。
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図面 (9)

課題

歩行者存在確率が高い地域に車輌が入ると車載機に対して歩行者情報を配信して運転者注意喚起できるようにすること。

解決手段

情報提供サーバ装置400において、近傍歩行者情報抽出部406は、入力された歩行者位置情報に基づいて交通エリア情報DB405から該当時間帯地区近傍歩行者モデル情報を抽出し、その近傍歩行者モデル情報を通信部404により該当時間帯に該当地区を走行中のカーナビ装置300に送信する。

概要

背景

従来、車輌に搭載される車載機歩行者携帯する携帯端末との間において情報通信を行う車輌走行支援システムがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された車輌走行支援システムでは、車載機が携帯端末を携帯する歩行者との衝突可能性を判定し、衝突可能性がある場合には乗員にこれを通知して運転者注意喚起することとしている。

また、サーバ端末から道路交通に関する危険情報(ヒヤリハット情報事故情報)を収集し、この情報を蓄積しておき、端末からの要求に応じて危険情報を配信する危険情報集配信装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−9933号公報
特開2003−123185号公報

概要

歩行者の存在確率が高い地域に車輌が入ると車載機に対して歩行者情報を配信して運転者に注意喚起できるようにすること。情報提供サーバ装置400において、近傍歩行者情報抽出部406は、入力された歩行者位置情報に基づいて交通エリア情報DB405から該当時間帯地区近傍歩行者モデル情報を抽出し、その近傍歩行者モデル情報を通信部404により該当時間帯に該当地区を走行中のカーナビ装置300に送信する。

目的

本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、歩行者の存在確率が高い地域に車輌が入ると車載機に対して歩行者情報を配信して運転者に注意喚起することができる歩行者情報提供装置歩行者情報提供システム、及び歩行者情報提を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
6件

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請求項1

歩行者携帯する携帯端末から取り込まれる位置情報時刻情報が含まれた形式歩行者位置情報にして蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された歩行者位置情報を地区別及び時間帯別統計処理して該地区別及び時間帯別に歩行者が存在する可能性を示す近傍歩行者モデル情報を生成するモデル化手段と、車輌から取り込まれる位置情報に基づいて、前記近傍歩行者モデル情報の中から当該車輌周辺の近傍歩行者モデル情報を取得する近傍歩行者取得手段と、前記取得した車輌周辺の近傍歩行者モデル情報を前記車輌へ配信する配信手段と、を具備することを特徴とする歩行者情報提供装置

請求項2

前記近傍歩行者取得手段は、車輌から取り込まれる位置情報に基づいて、現在の歩行者位置情報から現時点で前記車輌近傍に存在する歩行者を検出し、前記配信手段から近傍歩行者情報として配信させることを特徴とする請求項1記載の歩行者情報提供装置。

請求項3

前記携帯端末から取り込まれる情報として前記位置情報の他に当該歩行者の属性情報及び又は振る舞い情報を含み、前記属性情報及び又は振る舞い情報に基づいて、注意すべき歩行者が存在することを示す近傍歩行者情報を配信することを特徴とする請求項2記載の歩行者情報提供装置。

請求項4

前記近傍歩行者情報が歩行者の存在を示す範囲は、前記近傍歩行者モデル情報が歩行者の存在可能性を示す範囲よりも小さいことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の歩行者情報提供装置。

請求項5

前記近傍歩行者モデル情報は、歩行者の存在確率を段階的に示すことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の歩行者情報提供装置。

請求項6

請求項1から請求項5の何れかに記載の歩行者情報提供装置から車輌周辺の歩行者に関する情報配信を受ける車載装置であって、車輌の現在位置を検出する位置検出手段と、表示画面に情報を表示させる表示装置と、前記位置検出手段で検出された現在位置周辺の地図を前記表示画面に表示させると共に当該地図上に車両位置を表示させる一方、当該車輌の現在位置情報を前記歩行者情報提供装置へ送信して車輌周辺の歩行者に関する情報として前記近傍歩行者モデル情報の配信を受け、当該近傍歩行者モデル情報に基づいて前記表示画面の地図上に歩行者の存在する可能性を表示させる制御手段と、を具備したことを特徴とする車載装置。

請求項7

前記歩行者情報提供装置から前記近傍歩行者モデル情報及び前記近傍歩行者情報の配信を受け、前記表示画面に近傍歩行者モデル情報に基づいた歩行者の存在可能性を示す情報を広範囲に表示し、前記近傍歩行者情報に基づいた注意すべき歩行者の存在を示す情報を小範囲に表示することを特徴とする請求項6記載の車載装置。

請求項8

請求項1から請求項4の何れかに記載の歩行者情報提供装置と、請求項6又は請求項7記載の車載装置と、前記歩行者情報提供装置へ位置情報を送信する歩行者の携帯端末とから構成される歩行者情報提供システム

請求項9

歩行者が携帯する携帯端末から取り込まれる位置情報を時刻情報が含まれた形式の歩行者位置情報にして蓄積する工程と、前記蓄積された歩行者位置情報を地区別及び時間帯別に統計処理して該地区別及び時間帯別に歩行者が存在する可能性を示す近傍歩行者モデル情報を生成する工程と、車輌から取り込まれる位置情報に基づいて、前記近傍歩行者モデル情報の中から当該車輌周辺の近傍歩行者モデル情報を取得する工程と、前記取得した車輌周辺の近傍歩行者モデル情報を前記車輌へ配信する工程と、を具備することを特徴とする歩行者情報提供方法

技術分野

0001

本発明は、車載機に対して歩行者情報を提供する歩行者情報提供装置歩行者情報提供システム、及び歩行者情報提供方法に関する。

背景技術

0002

従来、車輌に搭載される車載機と歩行者携帯する携帯端末との間において情報通信を行う車輌走行支援システムがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された車輌走行支援システムでは、車載機が携帯端末を携帯する歩行者との衝突可能性を判定し、衝突可能性がある場合には乗員にこれを通知して運転者注意喚起することとしている。

0003

また、サーバ端末から道路交通に関する危険情報(ヒヤリハット情報事故情報)を収集し、この情報を蓄積しておき、端末からの要求に応じて危険情報を配信する危険情報集配信装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−9933号公報
特開2003−123185号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記走行支援システムは、車載機との間で情報通信可能な携帯端末の対応機種を歩行者が携帯していなければ運転者に注意喚起することができず、また上記危険情報集配信装置は端末からの要求に応じて危険情報を配信するため車載機から要求しなければ危険情報を取得できなかった。

0005

本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、歩行者の存在確率が高い地域に車輌が入ると車載機に対して歩行者情報を配信して運転者に注意喚起することができる歩行者情報提供装置、歩行者情報提供システム、及び歩行者情報提を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の歩行者情報提供装置は、歩行者が携帯する携帯端末から取り込まれる位置情報時刻情報が含まれた形式歩行者位置情報にして蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された歩行者位置情報を地区別及び時間帯別統計処理して該地区別及び時間帯別に歩行者が存在する可能性を示す近傍歩行者モデル情報を生成するモデル化手段と、車輌から取り込まれる位置情報に基づいて、前記近傍歩行者モデル情報の中から当該車輌周辺の近傍歩行者モデル情報を取得する近傍歩行者取得手段と、前記取得した車輌周辺の近傍歩行者モデル情報を前記車輌へ配信する配信手段とを具備することを特徴とする。

0007

この構成によれば、歩行者の行動パターンが現れた移動履歴が歩行者位置情報として蓄積され、この移動履歴となる歩行者位置情報を地区別及び時間帯別に統計処理して該地区別及び時間帯別に歩行者が存在する可能性を示す近傍歩行者モデル情報を生成するので、各地区を各時間帯走行中又は停車中の車輌に対して当該地区及び時間帯に歩行者がいる可能性を報知することができる。

0008

また本発明は、上記歩行者情報提供装置において、前記近傍歩行者取得手段は、車輌から取り込まれる位置情報に基づいて、現在の歩行者位置情報から現時点で前記車輌近傍に存在する歩行者を検出し、前記配信手段から近傍歩行者情報として配信させることを特徴とする。

0009

この構成によれば、現在の歩行者位置情報から現時点で前記車輌近傍に存在する歩行者を検出して近傍歩行者情報として車輌へ配信することができるので、過去の履歴から歩行者が存在する可能性を提示するだけでなく、現実に車輌周辺に注意すべき歩行者が存在することも車輌側の運転者へ報知することが可能である。

0010

また本発明は、上記歩行者情報提供装置において、前記携帯端末から取り込まれる情報として前記位置情報の他に当該歩行者の属性情報及び又は振る舞い情報を含み、前記属性情報及び又は振る舞い情報に基づいて、注意すべき歩行者が存在することを示す近傍歩行者情報を配信することを特徴とする。

0011

この構成によれば、歩行者の属性情報及び又は振る舞い情報を取り込むことにより運転者がどの程度注意すればよいかの指標を得ることができ、単に歩行者が存在するか否かではなく、どの程度の注意を要する歩行者が存在しているのかを把握でき、正確な歩行者情報を運転者に提供でき、適切な注意喚起が可能になる。

0012

また本発明は、上記歩行者情報提供装置において、前記近傍歩行者情報が歩行者の存在を示す範囲は、前記近傍歩行者モデル情報が歩行者の存在可能性を示す範囲よりも小さいことを特徴とする。

0013

この構成によれば、近傍歩行者モデル情報は歩行者の存在可能性を示すものであり確実性が低いのでより広い範囲でその存在可能性だけを示すようにする一方、近傍歩行者情報は歩行者が現実に車輌近傍に存在することを示すものであるのでピンポイント的に所在を示すことが注意喚起として有効である。

0014

また本発明は、上記歩行者情報提供装置において、前記近傍歩行者モデル情報は、歩行者の存在確率を段階的に示すことを特徴とする。

0015

この構成によれば、車輌に対して走行中及び移動先の地区及び時間帯別に近傍に歩行者がいる可能性を段階的に報知することができ、運転者に感覚的に危険性を知らせることができる。

0016

また本発明の車載装置は、上記歩行者情報提供装置から車輌周辺の歩行者に関する情報配信を受ける車載装置であって、車輌の現在位置を検出する位置検出手段と、表示画面に情報を表示させる表示装置と、前記位置検出手段で検出された現在位置周辺の地図を前記表示画面に表示させると共に当該地図上に車両位置を表示させる一方、当該車輌の現在位置情報を前記歩行者情報提供装置へ送信して車輌周辺の歩行者に関する情報として前記近傍歩行者モデル情報の配信を受け、当該近傍歩行者モデル情報に基づいて前記表示画面の地図上に歩行者の存在する可能性を表示させる制御手段と、を具備したことを特徴とする。

0017

この構成によれば、車載装置から車輌の現在位置情報を歩行者情報提供装置へ送信するだけで、自動的に車輌へ近傍歩行者モデル情報が配信されて表示画面の地図上に歩行者の存在する可能性が表示される。

0018

また本発明は、上記車載装置において、前記歩行者情報提供装置から前記近傍歩行者モデル情報及び前記近傍歩行者情報の配信を受け、前記表示画面に近傍歩行者モデル情報に基づいた歩行者の存在可能性を示す情報を広範囲に表示し、前記近傍歩行者情報に基づいた注意すべき歩行者の存在を示す情報を小範囲に表示することを特徴とする。

0019

この構成によれば、歩行者の存在可能性を示す情報を広範囲に表示し、注意すべき歩行者の存在を示す情報を小範囲に表示するので、運転者は歩行者に対して適切な注意喚起が可能になる。

0020

また本発明は、上記歩行者情報提供装置と、上記車載装置と、前記歩行者情報提供装置へ位置情報を送信する歩行者の携帯端末とから構成される歩行者情報提供システムである。

0021

また本発明の歩行者情報提供方法は、歩行者が携帯する携帯端末から取り込まれる位置情報を時刻情報が含まれた形式の歩行者位置情報にして蓄積する工程と、前記蓄積された歩行者位置情報を地区別及び時間帯別に統計処理して該地区別及び時間帯別に歩行者が存在する可能性を示す近傍歩行者モデル情報を生成する工程と、車輌から取り込まれる位置情報に基づいて、前記近傍歩行者モデル情報の中から当該車輌周辺の近傍歩行者モデル情報を取得する工程と、前記取得した車輌周辺の近傍歩行者モデル情報を前記車輌へ配信する工程とを具備することを特徴とする。

発明の効果

0022

本発明によれば、歩行者の存在確率が高い地域に車輌が入ると車載機に対して歩行者情報を配信して運転者に注意喚起することがでる。

発明を実施するための最良の形態

0023

以下、本発明の一実施の形態に係る歩行者情報提供システムについて図面を参照して詳細に説明する。

0024

図1は、本実施の形態に係る歩行者情報提供システムの全体構成を示す図である。図1において、歩行者情報提供システム100は、歩行者が携帯する対応機種である携帯電話装置200と、車輌に搭載された無線通信機能搭載のカーナビ装置300と、歩行者情報提供装置としての情報提供サーバ装置400とから構成される。携帯電話装置200及びカーナビ装置300は、無線基地局101を介してネットワークNと接続される。情報提供サーバ装置400は、ネットワークNを介して携帯電話装置200及びカーナビ装置300と情報通信を行うことができるように構成されている。なお、図1では、説明を簡略化するため携帯電話装置200及びカーナビ装置300がそれぞれ1台である場合を示しているが、実際には、複数台の携帯電話装置200及びカーナビ装置300に対して本発明が適用可能である。

0025

本実施形態の歩行者情報提供システム100は、情報提供サーバ装置400が携帯電話装置200から歩行者位置を示すGPS情報(以下、歩行者位置情報という)を一定期間毎に受信し、カーナビ装置300から車輌位置を示すGPS情報(以下、車輌位置情報という)を一定期間毎に受信し、過去に歩行者から受信した歩行者位置情報を地区別及び時間帯別に統計処理してモデル化した近傍歩行者モデル情報及び携帯電話装置200から現在受信している歩行者位置情報に基づいた近傍歩行者情報を該当地区の時間帯を走行する車輌のカーナビ装置300に通知する機能を有する。

0026

図2は携帯電話装置200の概略的な構成を示す図である。携帯電話装置200は、制御部201、入力部202、表示部203、GPS装置204及び無線通信部205を主な構成要素して構成され、各部はバス206を介して接続されている。

0027

制御部201は、CPU、ROM,RAM等で構成されており、携帯電話装置200内の各部を制御して携帯電話装置200としての本来的な機能を実現するとともに、歩行者の位置を計算する測位機能を実現する。制御部201のRAMには、携帯電話装置200の識別情報所有者の属性情報等が記憶されている。制御部201は、歩行者位置情報を定期的に情報提供サーバ装置400へ送信しており、このときに識別情報、所有者の属性情報等も一緒に送られる。

0028

入力部202は、テンキーや各種ファンクションキー等から構成され、携帯電話機能GPS機能等に関するキー入力を受け付けて、そのキー入力信号を制御部201に対して出力する。

0029

表示部203は、液晶表示パネル等から構成され、制御部201から入力される表示制御信号により携帯電話機能に関する表示等を行う。

0030

GPS装置204は、図示しないGPS用衛星を利用して携帯電話装置200を携帯する歩行者の現在位置(緯度経度)を所定の精度で検出する装置である。

0031

無線通信部205は、無線基地局101及びネットワークNを介して他の携帯電話装置(図示せず)との間で通話やデータ通信のための無線通信を行う。また、無線通信部205は、無線基地局101及びネットワークNを介して情報提供サーバ装置400へ歩行者位置情報を送信するための無線通信を行う。

0032

図3は車載機としてのカーナビ装置300の主な構成要素の構成を示す図である。図3において、カーナビ(Car Navigation System)装置300は、制御部301、入力部302、表示部303、GPS装置304、無線通信部305、マップマッチング部306、ジャイロセンサ307、及び車速センサ308を主な構成要素として構成され、各部はバス309を介して接続されている。

0033

入力部302は、テンキーや各種ファンクションキー等から構成され、カーナビに関する出発地目的地等を入力し、その入力情報を制御部301に対して出力する。

0034

表示部303は、液晶表示パネル等から構成され、制御部301から入力される表示制御信号によりカーナビに関する各種情報を表示すると共に近傍歩行者モデル情報及び近傍歩行者情報を表示する。

0035

GPS装置304は、図示しないGPS用衛星を利用して車輌の現在位置(緯度、経度)を所定の精度で検出する位置検出手段を構成している。GPS装置304は、検出した位置情報をマップマッチング部306に出力する。

0036

無線通信部305は、マップマッチング部306から入力される自車の位置情報を車輌位置情報として無線基地局101及びネットワークNを介して情報提供サーバ装置400に対して送信する機能を有する。また、情報提供サーバ装置400からネットワークNを介して配信される近傍歩行者モデル情報及び近傍歩行者情報を受信して制御部301へ出力する。

0037

マップマッチング部306は、地図データを記憶し、GPS装置304から入力される位置情報と、ジャイロセンサ307から入力される角速度信号と、車速センサ308から入力される車速信号に基づいて、自車の現在位置を地図上にマッピングする機能を有する。また、マップマッチング部306は、マップマッチングにより得られた自車の位置情報を制御部301及び無線通信部305に出力する。このマップマッチング機能により高い位置検出精度を実現している。

0038

ジャイロセンサ307は、2軸や3軸の加速度センサから構成され、走行中の車輌の角速度を検出し、その角速度信号をマップマッチング部306に出力する。

0039

車速センサ308は、走行中の車輌の車速を検出し、その車速信号をマップマッチング部306に出力する。

0040

図4は、情報提供サーバ装置400の構成図である。図4において、情報提供サーバ装置400は、制御部401、入力部402、表示部403、通信部404、交通エリア情報データベース(以下、交通エリア情報DBという)405、及び近傍歩行者情報抽出部406から構成され、各部はバス407を介して接続されている。

0041

制御部401は、情報提供サーバ装置400内の各部を制御して情報提供サーバ装置400としての機能を実現する。また、携帯電話装置200を携帯する歩行者の移動履歴情報を地区別及び時間帯別に統計処理してモデル化し、歩行者が存在する可能性を示す近傍歩行者モデル情報を作成するモデル化手段としての機能を有する。

0042

入力部402及び表示部403は、情報提供サーバ装置400のメンテナンス等のように各種情報をデータを入力及び表示する部分である。

0043

通信部404は、ネットワークNと接続し、携帯電話装置200及びカーナビ装置300との間で通信を行う機能を有する。通信部404は、携帯電話装置200から歩行者位置情報を一定期間毎に受信し、カーナビ装置300から車輌位置情報を一定期間毎に受信する。これらの歩行者位置情報を地区別及び時間帯別に交通情報エリアDB405に蓄積する。また、通信部404は、近傍歩行者情報抽出部406から入力される近傍歩行者モデル情報及び近傍歩行者情報を該当地区及び該当時間帯を走行するカーナビ装置300であって車輌位置情報を送信してきたものに送信する。

0044

交通エリア情報DB405は、後述するようにメッシュ状に分割された地区毎に時間帯別に携帯電話装置200を携帯する歩行者の移動履歴情報を蓄積すると共に移動履歴情報から統計処理で求められた近傍歩行者モデル情報を保存するデータベースである。

0045

近傍歩行者情報抽出部406は、通信部404から車輌位置情報が入力されると、その車輌位置情報に対応する地区及び時間帯に基づいて、交通エリア情報DB405から該当する近傍歩行者モデル情報及び近傍歩行者情報を抽出し、通信部404により当該地区のカーナビ装置300に通知する。

0046

次に、本実施の形態の動作について、図5に示すシーケンス図を参照して説明する。

0047

携帯電話装置200では、GPS装置204が出力するGPS測位データ(経度・緯度情報)を制御部201が取り込み、制御部201において歩行者位置情報に変換する。その後、歩行者位置情報を無線通信部205から無線通信網基地局101等)及びネットワークNを経由して情報提供サーバ装置400に送信する(ステップS101)。このとき、携帯電話装置200から情報提供サーバ装置400へ送信される歩行者位置情報には、携帯電話装置200の識別情報、携帯電話装置200を所持している当該歩行者の属性情報(小学生老人歩行困難者等の歩行者属性を現す)、振る舞い情報(徒歩通学散歩ジョギング休憩自転車移動等)が含まれる。

0048

情報提供サーバ装置400では、携帯電話装置200から送信された歩行者位置情報が通信部404から取り込まれる。制御部401は、携帯電話装置200から受信した歩行者位置情報に時刻情報を付加して交通エリア情報DB405に格納する(ステップS102)。

0049

また、情報提供サーバ装置400では、対応機種(携帯電話装置200)以外の携帯電話装置であっても、測位機能を搭載した携帯電話装置から非対応機種位置情報を吸い上げており、かかる非対応機種位置情報についても時刻情報を付加して交通エリア情報DB405に格納する。この非対応機種位置情報には識別情報、属性情報、振る舞い情報等の情報は含まれていない。

0050

交通エリア情報DB405は、情報提供サーバ装置400から与えられる歩行者位置情報及び時刻情報を履歴情報として蓄積すると共に非対応機種位置情報を履歴情報として記憶する。履歴情報の蓄積は常に更新され、例えば3ヶ月以上経過した信頼性の低い履歴情報は削除する。3ヶ月程度のみ有効とすることにより、季節店舗状況等で変化する歩行者の行動追従することができる。

0051

一方、交通エリア情報DB405に蓄積された履歴情報に基づいて地区別及び時間帯別に歩行者の存在確率を示すようにモデル化された近傍歩行者モデル情報を作成する。本実施の形態では、情報提供サーバ装置400の制御部401がモデル化手段として機能してモデル化作業を実行する構成とするが、交通エリア情報DB405に搭載した統計処理機能部が行うように構成することもできる。

0052

ここで、モデル化作業の具体例について説明する。
図6に示すように、地図を一定間隔(例えば、10m程度)でメッシュ状に区切って歩行者の存在確率を計算する基本の広さとなる複数の地区Bを定める。この地区Bにおいて1日を例えば30分の時間帯毎に歩行者が存在している確率を履歴情報から統計的に求める。履歴情報には、位置情報(経度・緯度情報)と時刻情報とが含まれているので、歩行者の存在確率を求めたい地区Bに含まれる位置情報を含んだ歩行者位置情報及び非対応機種位置情報を履歴情報から抽出する。地区Bについて抽出された全情報数を歩行者数として扱い、当該歩行者位置情報及び非対応機種位置情報に付加されている時刻情報に基づいて1日のうちの各時間帯(30分毎)に何人の歩行者が存在するかを統計処理する。その結果、図7に示すような地区Bにおける30分毎の歩行者の存在確率(歩行者数)が判明する。

0053

なお、歩行者の存在確率を統計処理する際に、各時間帯の全歩行者数を過去3ヶ月の日数除算して平均値を求めても良いが、休日(土曜日、日曜日、祭日等)と平日とを区別して存在確率を計算すればより精度の高い存在確率が得られる。

0054

また、属性情報(小学生、老人、歩行困難者等)及び又は振る舞い情報(徒歩通学、散歩、ジョギング、休憩、自転車移動等)に応じて重み付けすることにより、歩行者の存在確率とは異なる観点から注意すべき歩行者の情報(注意レベル情報)を得ることができる。属性情報に小学生、老人、歩行困難者等のように運転者が最高度の注意を要する者が含まれていれば高注意レベルとし、通常の歩行者が所定人数以上であれば中注意レベルとし、最高度の注意を要する者が含まれていなくて歩行者数も少なければ低注意レベルとすることができる。振る舞い情報に関しても徒歩通学の場合は注意レベルを高くし、散歩、ジョギング等であれば注意レベルを中または低に設定する。なお、低注意レベルの場合のように運転者に注意喚起する必要性が低い場合は、近傍歩行者モデル情報を車輌に配信しないようにしても良い。

0055

例えば、小学生は平日の同じ時間帯に同じ通学路を移動するので、通学時間帯の通学路周辺は歩行者存在確率が高くなる。また、注意レベルも高注意レベルとなる。同様に、老人又は歩行困難者等が決まった時間に決まったルートで散歩するような場合も、散歩時間帯の散歩ルート周辺は歩行者存在確率及び注意レベルともに高くなる傾向にあると予想される。このように、履歴情報から地区別及び時間帯別に統計処理して歩行者存在確率及び注意レベルを求めることにより、各地域の現実の状況を正確にモデル化した歩行者情報を得ることができる。

0056

交通エリア情報DB405には、上記のようにしてモデル化された近傍歩行者モデル情報が地区別及び時間帯別に格納される。

0057

一方、走行中又は停車中の車輌のカーナビ装置300は、マップマッチング部306から車輌位置情報が出力されると、その車輌位置情報を情報提供サーバ装置400に送信する(ステップS103)。この時、車輌位置情報としては、図中に示すように、車輌の識別情報と、ユーザの属性情報と、位置情報と、振る舞い情報(走行中、蛇行中等)が含まれる。

0058

情報提供サーバ装置400は、カーナビ装置300から車輌位置情報を受信し、近傍歩行者情報抽出部406が当該車輌位置付近の歩行者情報を交通エリア情報DB405に要求する。すなわち、少なくとも位置情報を交通エリア情報DB405に出力して予め作成されている近傍歩行者モデル情報及び車輌周辺に現在存在する注意すべき歩行者の存在を示す近傍歩行者情報を要求する(ステップS104)。

0059

交通エリア情報DB405では、車輌位置を中心とした周囲複数地区Bから、現在時刻を時間帯に含む歩行者存在確率及び又は注意レベル情報を抽出して近傍歩行者モデル情報として情報提供サーバ装置400へ返信する(ステップS105)。例えば、図8に示すように現在位置を中心として50m×50m程度のエリアをカバーする複数の地区から歩行者存在確率及び又は注意レベル情報を抽出する。

0060

情報提供サーバ装置400の制御部401は、抽出された近傍歩行者モデル情報を通信部404から該当時間帯に該当地区を走行中で車輌位置情報を送信して来た前記カーナビ装置300に配信する(ステップS106)。

0061

一方、交通エリア情報DB405には、上記したように対応機種の携帯電話装置200から歩行者位置情報がリアルタイムで供給されており、近傍歩行者情報抽出部406からの歩行者位置情報の要求に対して、図6に示すように現在位置を中心として5m×5m程度の範囲から現時点で当該範囲に存在する歩行者の歩行者位置情報を抽出する。交通エリア情報DB405で抽出された近傍歩行者情報は情報提供サーバ装置400へ返信する(ステップS107)。

0062

情報提供サーバ装置400の制御部401は、抽出された近傍歩行者情報を通信部404から該当時間帯に該当地区を走行中であって車輌位置情報を送信して来た前記カーナビ装置300に送信する(ステップS108)。

0063

これにより、カーナビ装置300では、図8に示すように、近傍歩行者モデル情報に基づいて歩行者が存在する可能性を示す指標である歩行者存在確率は50m×50m程度の広い面積で表示でき、歩行者が確実に存在している近傍歩行者情報に関しては5m×5m程度の小さい面積でピンポイント的に歩行者位置を表示することができる。

0064

本実施の形態では、近傍歩行者モデル情報に基づいて歩行者存在確率等を表示する50m×50m程度の広い面積は薄い色で表示し、近傍歩行者情報に基づいて現実に歩行者が現在いることを表示する5m×5m程度の小さい面積は濃い色で表示する。

0065

このように、近傍歩行者情報については、濃い色・狭い面積で表示し、近傍歩行者モデル情報については、薄い色・広い面積で表示することにより、運転者には注意すべき歩行者がいる可能性及び現実にいることを直感的に知らせることができ、効果的な注意喚起が可能となる。

0066

また、歩行者の位置情報の確からしさは、GPS装置204の電波状況DOP:Dilution of Precision)により、位置情報がどの程度の誤差を含んでいるかを判定できる。DOPは、小さいほど正確であるため、1/DOPに比例する半径に、歩行者が存在している可能性がある。そこで、この半径内に歩行者の存在が均一に分布しているとして、1/DOPに比例する半径を歩行者位置情報に追加して交通エリア情報DB405に蓄積するようにしても良い。この1/DOPに比例する半径を用いることで、歩行者のGPS受信状況が悪かった場合であっても、歩行者の統計情報に意味のある情報を蓄積可能となる。

0067

以上のように、本実施の形態に係る歩行者情報提供システム100では、情報提供サーバ装置400が携帯電話装置200から一定期間毎に受信した各地区Bの歩行者位置情報を時間帯別の地区別に交通エリア情報DB405に蓄積し、その歩行者情報の統計処理により歩行者の存在確率を示す近傍歩行者モデル情報を生成し、その該当時間帯の該当地区を走行する車輌のカーナビ装置300に対して該当する近傍歩行者情報及び近傍歩行者モデル情報を交通エリア情報DB405から抽出して配信するようにした。このため、カーナビ装置300を搭載した車輌では、運転者に対して走行中の地区において歩行者が存在する可能性の注意を喚起することができる。したがって、運転者に対して安全運転を促す歩行者情報提供サービスを、機器や複雑なアルゴリズムを追加することなく、確実に実現できる。

0068

その結果、スクールゾーン事故多発地域を走行中の車輌の運転者に対して、有用な歩行者情報を提供することができ、安全運転の向上と事故防止を確実にすることができる。また、GPS機能を搭載した車輌に対して走行中及び移動先の地区及び時間帯別に近傍に注意すべき歩行者がいる可能性を報知することができる。さらに、GPS機能を搭載した車輌に対して走行中及び移動先の地区及び時間帯別に近傍に歩行者がいる可能性を段階的に報知することができる。

0069

本発明は、ITS(高度道路交通システム)等においてGPSシステムカーナビゲーション装置とを組合わせて、車輌に対して車輌周辺の安全情報を配信するシステムに適用可能である。

図面の簡単な説明

0070

本発明の一実施の形態に係る歩行者位置補正システムの全体構成を示す図
本実施形態に係る携帯電話装置の構成を示すブロック図
本実施形態に係るカーナビ装置の構成を示すブロック図
本実施形態に係る位置情報サーバ装置の構成を示すブロック図
本実施形態に係る歩行者位置補正システムの動作を示すシーケンス図
本実施形態において近傍歩行者モデル情報の表示範囲並びに近傍歩行者情報の表示範囲を示す図
本実施形態においてある地区における時間帯別の歩行者存在確率及び注意レベルを示す図
本実施形態においてカーナビ装置に表示する近傍歩行者モデル情報及び近傍歩行者情報の表示例を示す図

符号の説明

0071

100歩行者情報提供システム
200携帯電話装置
201、301、401 制御部
202、302、402 入力部
203、303、403 表示部
204、304GPS装置
205、305無線通信部
300カーナビ装置
306マップマッチング部
307ジャイロセンサ
308車速センサ
400情報提供サーバ装置
405交通エリア情報DB
406近傍歩行者情報抽出部

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