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技術 メラニン生成抑制剤

出願人 曽田香料株式会社花王株式会社
発明者 駒木亮一奥井美保伊藤信彦
出願日 2008年3月31日 (12年8ヶ月経過) 出願番号 2008-091514
公開日 2008年9月18日 (12年3ヶ月経過) 公開番号 2008-214354
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード サリチル酸イソアミル サリチル酸エステル類 サリチル酸シクロヘキシル サリチル酸ヘキシル イオノン類 セミナー ジヒドロジャスモン酸メチル 皮膚化
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年9月18日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

安全で、かつ香粧品中に香粧品の品質を損なうことなく、任意の量を配合することができるメラニン生成抑制剤を提供する。

解決手段

β−イオノンを除くイオノン類サリチル酸エステル類ジャスモン酸メチルジャスモン酸エチルジヒドロジャスモン酸メチルジヒドロジャスモン酸エチルからなる群より選ばれる1種以上の化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤。

概要

背景

従来、メラニンの生成を抑制するものとしては、メラノサイトに対する細胞毒性によるもの、メラノサイト内でのチロシナーゼ活性を抑制するものや、チロシナーゼの発現を抑制するもの、チロシナーゼ活性により生成したドーパキノンから、自動酸化によりメラニンに至る経路で、酸化を防止する方法が知られている。そして、細胞毒性によるメラニン生成抑制作用を示すものとしては、ハイドロキノン等が知られている。これらは、皮膚の色素沈着を軽減する目的で、色素沈着症治療に使用されてきたが、安全性に問題がある。その誘導体として一般的に知られているアルブチン非特許文献1)は、メラニンの生成を可逆的に抑制する物質として、一般に化粧品等に使用されている。

その他メラニン生成抑制剤としては、例えば、システイングルタチオンビタミンC(非特許文献2)、コウジ酸(非特許文献3)、トリコデルマ属に属する微生物産生物(特許文献1)、乳蛋白質アルカリ分解物(特許文献2)、乳蛋白質の加水分解物(特許文献3)、コウジ酸のアミノ酸誘導体ペプチド誘導体(特許文献4)、メラニン生成抑制機能を有する香料化合物群(特許文献5)、チロシナーゼ活性阻害機能を有する香料化合物群(特許文献6、特許文献7)、各種植物抽出物等が知られている。

しかしながら、これら従来のメラニン生成抑制剤は、ハイドロキノンの様に安全性に問題のあるものや、効果が実用上において満足できないものであり、真に満足できるものとはいえなかった。
特開平2−145189号公報
特公昭58−17763号公報
特開平5−320068号公報
特開平4−187618号公報
特開2000−302642号公報
特開2001−163719号公報
特開2001−240528号公報
富田健一、第20回FJセミナー予稿集、第21ページフレグランスジャーナル社、平成2年3月14日
三島豊等、基礎皮膚化学、第258ページ、書店、昭和48年
経産新聞、昭和63年5月24日

概要

安全で、かつ香粧品中に香粧品の品質を損なうことなく、任意の量を配合することができるメラニン生成抑制剤を提供する。β−イオノンを除くイオノン類サリチル酸エステル類ジャスモン酸メチルジャスモン酸エチルジヒドロジャスモン酸メチルジヒドロジャスモン酸エチルからなる群より選ばれる1種以上の化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤。なし

目的

本発明の目的は、安全で、かつ香粧品中に香粧品の品質を損なうことなく、任意の量を配合することができるメラニン生成抑制剤を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

請求項2

イオノン類が、α−イオノン、γ−イオノン、α−メチルイオノン、β−メチルイオノン、γ−メチルイオノン、α−イソメチルイオノン、β−イソメチルイオノン、γ−イソメチルイオノンから選ばれる1種以上を有効成分とすることを特徴とする請求項1に記載のメラニン生成抑制剤。

請求項3

サリチル酸エステル類が、サリチル酸メチルサリチル酸エチルサリチル酸プロピル、サリチル酸アリル、サリチル酸ブチル、サリチル酸イソブチルサリチル酸イソアミルサリチル酸ヘキシル、サリチル酸3−ヘキセニル、サリチル酸l−メンチル、サリチル酸o−メンチル、サリチル酸フルフリルサリチル酸シクロヘキシルサリチル酸ベンジル、サリチル酸β−フェニルエチルからなる群から選ばれる1種以上を有効成分とすることを特徴とする請求項1または2に記載のメラニン生成抑制剤。

請求項4

ジヒドロジャスモン酸メチル、サリチル酸3−ヘキセニル、α−イオノン、メチルイオノン類から選ばれる1種以上を有効成分とすることを特徴とするメラニン生成抑制剤。

請求項5

請求項1〜4のいずれかに記載のメラニン生成抑制剤の少なくとも1種以上を含有する香粧品類

技術分野

0001

本発明は、メラニン生成抑制剤、およびそれらを含有する香粧品に関するものである。

背景技術

0002

従来、メラニンの生成を抑制するものとしては、メラノサイトに対する細胞毒性によるもの、メラノサイト内でのチロシナーゼ活性を抑制するものや、チロシナーゼの発現を抑制するもの、チロシナーゼ活性により生成したドーパキノンから、自動酸化によりメラニンに至る経路で、酸化を防止する方法が知られている。そして、細胞毒性によるメラニン生成抑制作用を示すものとしては、ハイドロキノン等が知られている。これらは、皮膚の色素沈着を軽減する目的で、色素沈着症治療に使用されてきたが、安全性に問題がある。その誘導体として一般的に知られているアルブチン非特許文献1)は、メラニンの生成を可逆的に抑制する物質として、一般に化粧品等に使用されている。

0003

その他メラニン生成抑制剤としては、例えば、システイングルタチオンビタミンC(非特許文献2)、コウジ酸(非特許文献3)、トリコデルマ属に属する微生物産生物(特許文献1)、乳蛋白質アルカリ分解物(特許文献2)、乳蛋白質の加水分解物(特許文献3)、コウジ酸のアミノ酸誘導体ペプチド誘導体(特許文献4)、メラニン生成抑制機能を有する香料化合物群(特許文献5)、チロシナーゼ活性阻害機能を有する香料化合物群(特許文献6、特許文献7)、各種植物抽出物等が知られている。

0004

しかしながら、これら従来のメラニン生成抑制剤は、ハイドロキノンの様に安全性に問題のあるものや、効果が実用上において満足できないものであり、真に満足できるものとはいえなかった。
特開平2−145189号公報
特公昭58−17763号公報
特開平5−320068号公報
特開平4−187618号公報
特開2000−302642号公報
特開2001−163719号公報
特開2001−240528号公報
富田健一、第20回FJセミナー予稿集、第21ページフレグランスジャーナル社、平成2年3月14日
三島豊等、基礎皮膚化学、第258ページ、書店、昭和48年
経産新聞、昭和63年5月24日

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の目的は、安全で、かつ香粧品中に香粧品の品質を損なうことなく、任意の量を配合することができるメラニン生成抑制剤を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明によれば、β−イオノンを除くイオノン類サリチル酸エステル類ジャスモン酸メチルジャスモン酸エチルジヒドロジャスモン酸メチルジヒドロジャスモン酸エチルからなる群より選ばれる1種以上の化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤により前記課題を達成することができる。

発明の効果

0007

本発明のメラニン生成抑制剤は、メラニン生成抑制効果が高く、安全で、複数の化合物を組み合わせることができるため、香粧品中に香粧品の品質を損なうことなく、任意の量を配合することができる。

発明を実施するための最良の形態

0008

本発明のメラニン生成抑制剤は、β−イオノンを除くイオノン類、サリチル酸エステル類、ジャスモン酸メチル、ジャスモン酸エチル、ジヒドロジャスモン酸メチル、ジヒドロジャスモン酸エチルからなる群より選ばれる1種以上の化合物を有効成分とするメラニン生成抑制剤である。

0009

本発明のイオノン類として具体的には、α−イオノン、γ−イオノン、α−メチルイオノン、β−メチルイオノン、γ−メチルイオノン、α−イソメチルイオノン、β−イソメチルイオノン、γ−イソメチルイオノンが挙げられる。

0010

これらイオノン類は、単独で使用してもよく、また、任意の組合せで併用してもよい。

0011

これらイオノン類は、市販の香料化合物を使用することができるため容易に入手することができる。

0012

本発明のサリチル酸エステル類としては、サリチル酸メチルサリチル酸エチルサリチル酸プロピル、サリチル酸アリル、サリチル酸ブチル、サリチル酸イソブチルサリチル酸イソアミルサリチル酸ヘキシル、サリチル酸3−ヘキセニル、サリチル酸l−メンチル、サリチル酸o−メンチル、サリチル酸フルフリルサリチル酸シクロヘキシルサリチル酸ベンジル、サリチル酸β−フェニルエチルが挙げられる。

0013

これらサリチル酸エステル類は、市販の香料化合物を使用することができるため容易に入手することができる。

0014

本発明のサリチル酸エステル類は単独で使用してもよく、また、任意の組み合わせで併用してもよい単独で使用してもよく、また、任意の組み合わせで併用してもよい。

0015

本発明のジャスモン酸メチル、ジャスモン酸エチルは、いずれの異性体であってもよく、それらの混合物であってもよい。

0016

ジヒドロジャスモン酸メチル、ジヒドロジャスモン酸エチルは、いずれの異性体であってもよく、それらの混合物であってもよい。

0017

これらジャスモン酸メチル、ジャスモン酸エチルおよびジヒドロジャスモン酸メチル、ジヒドロジャスモン酸エチルは、市販の香料化合物を使用することができるため容易に入手することができる。

0018

本発明のジャスモン酸メチル、ジャスモン酸エチル、ジヒドロジャスモン酸メチルおよびジヒドロジャスモン酸エチルは単独で使用してもよく、また、任意の組み合わせで併用してもよい。

0019

本発明のメラニン生成抑制剤として、特に好ましく用いられる化合物としては、ジヒドロジャスモン酸メチル、サリチル酸3−ヘキセニル、α−イオノン、メチルイオノン類が挙げられる。これら化合物は単独で使用してもよく、また、任意の組み合わせで併用してもよい。

0020

前記の特に好ましく用いられる化合物中、メチルイオノン類はα−メチルイオノン、β−メチルイオノン、γ−メチルイオノン、α−イソメチルイオノン、β−イソメチルイオノン、γ−イソメチルイオノン、およびこれらの混合物である。

0021

本発明のメラニン生成抑制剤としては、前記の化合物を単独で使用してもよいが、香粧品類香気に好ましい香気を付与しつつ、高いメラニン生成抑制効果が得られるため、複数の化合物群を組み合わせて使用することがより好ましい。

0022

本発明のメラニン生成抑制剤は、アルブチン、コウジ酸、アスコルビン酸など、公知のメラニン生成抑制剤と組み合わせて使用することもできる。

0023

本発明のメラニン生成抑制剤は、ビタミン抗酸化剤抗炎症剤紫外線吸収剤冷感剤など、その他の有効成分と組み合わせて使用することもできる。

0024

本発明のメラニン生成抑制剤は、例えば、乳液ローションクリームパウダーパック剤皮膚洗浄剤ペースト剤ファンデーション化粧水ゲル剤シャンプーリンスボディーソープ洗顔料等の化粧品石鹸洗剤その他皮膚外用剤などの香粧品に好適に用いることができる。さらには、繊維等に塗布または付着させ用いることもできる。

0025

本発明のメラニン生成抑制剤の香粧品類への添加量は特に限定されないが、一般に0.00001〜10質量%とすることが好ましく、0.0001〜5質量%とすることがさらに好ましい。

0026

試験方法
B16メラノーマ細胞播種し、24時間後サンプルを含有したテオフィリン入り培地交換し、72時間後細胞を10%TCA処理した後エタノールジエチルエーテル=1:1で処理し、さらに10%DMSOを含有する1mol/LNaOH液にメラニンを溶解させ、OD475を測定し、メラニン量とした。また、同時に細胞数も求め、細胞当たりのメラニン合成量を算出した。

0027

計算式
抑制率(%)=(A−B)/A×100(但し、A:サンプル無添加時の細胞当たりのメラニン合成量、B:サンプル添加時の細胞当たりのメラニン合成量)

0028

結果を表1に示す。

0029

B16メラノーマ細胞を用いたメラニン生成抑制試験結果

0030

表1の結果から明らかなように、本発明のメラニン生成抑制剤は、B16メラノーマ細胞に対して、優れたメラニン生成抑制効果を示した。

0031

本発明のメラニン生成抑制剤は、安全で、かつ香粧品の品質を損なうことなく、任意の量を配合することができるため、香粧品類に好適に使用される。

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