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技術 車両用シート

出願人 トヨタ車体株式会社トヨタ紡織株式会社トヨタ自動車株式会社
発明者 武藤宏文関野貴文杉浦由希規
出願日 2007年3月2日 (13年9ヶ月経過) 出願番号 2007-052273
公開日 2008年9月18日 (12年3ヶ月経過) 公開番号 2008-213613
状態 特許登録済
技術分野 車両用座席
主要キーワード スライドハンドル 規制端 回転規制位置 後向き位置 外周プレート 回転規制状態 ロックレバ 規制解除状態
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この項目の情報は公開日時点(2008年9月18日)のものです。
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図面 (13)

課題

チャイルドシート等装着時に、ドア開口側へ向けて回転させ、チャイルドシート等へ子供を座らせるのに有利な車両用シートを提供すること。

解決手段

前または後向きに方向転換可能で、車室のドア開口K2に隣設された車両用シートS2であって、ロック機構によって前または後向きにロックする一方、リクライニング操作によるシートバック12の前倒し連動して上記ロック機構を解除させて方向転換せしめる車両用シートにおいて、シートバック12起立状態で上記ロック機構を解除可能な操作ハンドル36と、操作ハンドル36の操作によりシートバック12起立状態でシートをドア開口K2へ向けて回転させたときに、回転規制手段によりシートの回転をドア開口K2へ向けた所定の位置で規制するようになし、かつ上記回転規制手段をシートバック12の前倒しに連動して規制を解除するようになす。

概要

背景

従来、図11に示すように、車体の左右両側にスライドドアD1,D2を備えた両側スライドドアタイプのワゴン車等では、セカンドシートとして、左右のドア開口K1,K2に隣接するように車室の左右両側にそれぞれ一人掛け用のシートS1,S2が設置されている。この種のセカンドシートS1,S2は、シートクッションリクライニング可能なシートバックからなるシート本体を回転装置に支持せしめ、シート本体を車両前向き位置と、サードシートS3と対面する後向き位置とに方向転換可能な回転シートが用いられている。回転シートからなるセカンドシートS1,S2は回転時にシートバックが車室側面等に当たって回転に支障がないように、シートバックを前倒しすることで回転装置のロック機構解除され、シートを回転させるように構成されている。

両側スライドドアタイプのワゴン車では、一般にセカンドシートS1,S2へチャイルドシートCSを装着することが行われる。左右いずれのセカンドシートS1,S2に装着しても、大人が子供を抱き上げた状態で左右のドア開口K1,K2から子供をチャイルドシートCSへ座らせることができるが、子供をチャイルドシートCSへ座らせる場合、シートの真横から座らせることとなり、チャイルドシートCSは左右両側のサポート部が大きく上方へ張り出しているので座らせるのに手間がかかる。そこで、セカンドシートS1,S2をドア開口K1,K2側へ向けて所定の方向転換させることでスムーズに座らせることができるが、従来のセカンドシートS1,S2では、チャイルドシートCSを装着することによりシートバックを前倒しまたは前傾姿勢にできないので、シートの方向転換ができないといった問題があった。

図12に示すように従来の車両用回転シートとして、下記特許文献1,2では、片側スライドドアタイプのワゴン車に設置されるベンチシートタイプのセカンドシートS4を、シートバックが前倒しまたは前傾させて回転ロックを解除し、前方または後方向きに方向転換可能とするとともに、ドア開口K3とは反対方向へ向けて斜めに回転させ、ドア開口K3からサードシートS5への乗降性を良くするウォークスルー作動をさせることが提案されている。ウォークスルー作動によりドア開口K3とは反対方向へ回転するシートS4は、チャイルドシートを装着したときチャイルドシートへ子供を座らせるのに都合のいいものとはいえない。
実公平6−19400号公報
特開平8−67181号公報

概要

チャイルドシート等装着時に、ドア開口側へ向けて回転させ、チャイルドシート等へ子供を座らせるのに有利な車両用シートを提供すること。前または後向きに方向転換可能で、車室のドア開口K2に隣設された車両用シートS2であって、ロック機構によって前または後向きにロックする一方、リクライニング操作によるシートバック12の前倒しと連動して上記ロック機構を解除させて方向転換せしめる車両用シートにおいて、シートバック12起立状態で上記ロック機構を解除可能な操作ハンドル36と、操作ハンドル36の操作によりシートバック12起立状態でシートをドア開口K2へ向けて回転させたときに、回転規制手段によりシートの回転をドア開口K2へ向けた所定の位置で規制するようになし、かつ上記回転規制手段をシートバック12の前倒しに連動して規制を解除するようになす。

目的

そこで本発明は、ワゴン車等のセカンドシート等、ドア開口に隣設された回転シートにおいて、チャイルドシート等の装着時に、シートバックを前倒しせずにドア開口側へ向けて所定の範囲回転させることができ、チャイルドシート等に子供を容易に座らせることのできる車両用シートを提供することを課題として成されたものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車室のドア開口に隣設された車両用シートであって、シートクッションと、リクライニング可能のシートバックとからなるシート本体が回転装置に載置されて回転可能で、シート本体を少なくとも前向きまたは後向きの位置に方向転換せしめる車両用シートにおいて、上記シート本体を上記前向き位置または後向き位置ロックするロック機構と、該ロック機構のロックを解除可能な操作ハンドルと、シートバック起立状態で、上記操作ハンドルの操作により上記ロック機構を解除してシート本体を上記ドア開口へ向けて回転させたときに、ドア開口へ向けた所定の回転位置でシート本体の回転を規制する回転規制手段を具備し、上記回転規制手段を、上記シートバックを傾動させるリクライニングハンドルの操作による上記シートバックの前倒し連動して規制を解除するようになしたことを特徴とする車両用シート。

請求項2

上記回転装置は、車室フロア側に設けたロア部材と、該ロア部材に対して回転可能なアッパ部材とを備え、該アッパ部材に上記シート本体を載置せしめ、上記ロック機構を、上記回転装置のロア部材またはアッパ部材のいずれか一方の部材に設けた係合部と、該係合部に対応して、他方の部材に揺動可能に軸支せしめ上記係合部に係脱可能に係合せしめて回転装置をロックするロックレバーとで構成し、該ロックレバーと上記操作ハンドルとを第1の連結手段で連結し、操作ハンドルの操作でロックレバーをロック解除方向へ作動せしめるようになし、上記回転規制手段として、上記回転装置の上記一方の部材に規制突起突設する一方、該規制突起に対応して上記他方の部材に揺動可能に設け、上記シート本体の上記ドア開口側への回転時に、上記規制突起に当接して回転を規制する規制位置と、当接時に規制突起に押し回される移動位置とに変位可能な規制レバーと、上記他方の部材の上記規制レバーの近傍に揺動可能に設け、上記シートバックのリクライニング機構と第2の連結手段により連結し、シートバック起立時には上記規制レバーに当接して規制レバーを上記規制位置に保持せしめ、シートバックの前倒しに連動して上記規制レバーとの当接を解除して規制レバーの上記移動位置への変位を許容する作動レバーとで構成した請求項1に記載の車両用シート。

請求項3

上記回転装置は、車室フロア側に設けたロア部材と、該ロア部材に対して回転可能なアッパ部材とを備え、該アッパ部材に上記シート本体を載置せしめ、上記ロック機構を、上記回転装置のロア部材またはアッパ部材のいずれか一方の部材に設けた係合部と、該係合部に対応して、他方の部材に揺動可能に軸支せしめ上記係合部に係脱可能に係合せしめて回転装置をロックするロックレバーとで構成し、該ロックレバーと上記操作ハンドルとを第1の連結手段で連結し、操作ハンドルの操作でロックレバーをロック解除方向へ作動せしめるようになし、上記回転規制手段として、上記回転装置の上記一方の部材に規制突起を突設する一方、該規制突起に対応して上記他方の部材に揺動可能な規制レバーを設け、シート本体の上記ドア開口側への回転時に、規制レバーを上記規制突起に当接せしめて回転を規制するようになし、上記規制レバーを第2の連結手段により上記シートバックのリクライニング機構と連結し、シートバックの前倒しに連動して規制レバーを規制解除方向へ作動せしめるようになした請求項1に記載の車両用シート。

請求項4

上記操作ハンドルを、シート前向き時にドア開口側に面するシートクッションの側面の前端寄りの位置またはシートクッションの前面のドア開口側の位置に設置した請求項1または3に記載の車両用シート。

技術分野

0001

本発明は車両用シート、例えばワゴン車等のセカンドシートに用いられ、チャイルドシート等が装着される回転シートに関する。

背景技術

0002

従来、図11に示すように、車体の左右両側にスライドドアD1,D2を備えた両側スライドドアタイプのワゴン車等では、セカンドシートとして、左右のドア開口K1,K2に隣接するように車室の左右両側にそれぞれ一人掛け用のシートS1,S2が設置されている。この種のセカンドシートS1,S2は、シートクッションリクライニング可能なシートバックからなるシート本体を回転装置に支持せしめ、シート本体を車両前向き位置と、サードシートS3と対面する後向き位置とに方向転換可能な回転シートが用いられている。回転シートからなるセカンドシートS1,S2は回転時にシートバックが車室側面等に当たって回転に支障がないように、シートバックを前倒しすることで回転装置のロック機構解除され、シートを回転させるように構成されている。

0003

両側スライドドアタイプのワゴン車では、一般にセカンドシートS1,S2へチャイルドシートCSを装着することが行われる。左右いずれのセカンドシートS1,S2に装着しても、大人が子供を抱き上げた状態で左右のドア開口K1,K2から子供をチャイルドシートCSへ座らせることができるが、子供をチャイルドシートCSへ座らせる場合、シートの真横から座らせることとなり、チャイルドシートCSは左右両側のサポート部が大きく上方へ張り出しているので座らせるのに手間がかかる。そこで、セカンドシートS1,S2をドア開口K1,K2側へ向けて所定の方向転換させることでスムーズに座らせることができるが、従来のセカンドシートS1,S2では、チャイルドシートCSを装着することによりシートバックを前倒しまたは前傾姿勢にできないので、シートの方向転換ができないといった問題があった。

0004

図12に示すように従来の車両用回転シートとして、下記特許文献1,2では、片側スライドドアタイプのワゴン車に設置されるベンチシートタイプのセカンドシートS4を、シートバックが前倒しまたは前傾させて回転ロックを解除し、前方または後方向きに方向転換可能とするとともに、ドア開口K3とは反対方向へ向けて斜めに回転させ、ドア開口K3からサードシートS5への乗降性を良くするウォークスルー作動をさせることが提案されている。ウォークスルー作動によりドア開口K3とは反対方向へ回転するシートS4は、チャイルドシートを装着したときチャイルドシートへ子供を座らせるのに都合のいいものとはいえない。
実公平6−19400号公報
特開平8−67181号公報

発明が解決しようとする課題

0005

そこで本発明は、ワゴン車等のセカンドシート等、ドア開口に隣設された回転シートにおいて、チャイルドシート等の装着時に、シートバックを前倒しせずにドア開口側へ向けて所定の範囲回転させることができ、チャイルドシート等に子供を容易に座らせることのできる車両用シートを提供することを課題として成されたものである。

課題を解決するための手段

0006

本発明は車室のドア開口に隣設された車両用シートであって、シートクッションと、リクライニング可能のシートバックとからなるシート本体が回転装置に載置されて回転可能で、シート本体を少なくとも前向きまたは後向きの位置に方向転換せしめる車両用シートにおいて、上記シート本体を上記前向き位置または後向き位置でロックするロック機構と、該ロック機構のロックを解除可能な操作ハンドルと、シートバック起立状態で上記操作ハンドルの操作により上記ロック機構を解除してシート本体を上記ドア開口へ向けて回転させたときに、ドア開口へ向けた所定の回転位置でシート本体の回転を規制する回転規制手段を具備し、上記回転規制手段を、上記シートバックを傾動させるリクライニングハンドルの操作による上記シートバックの前倒しに連動して規制を解除するようになす(請求項1)。
操作ハンドルの操作によりシートバック起立状態でも回転ロックを解除できるようにしたので、チャイルドシート装着状態でシートを回転させることができ、回転規制手段によりシートをドア開口へ向けた所定の位置で回転規制するので、チャイルドシートへ子供を容易に座らせることができる。また、チャイルドシート非装着時には、リクライニングハンドルの操作でシートバックを前倒しして回転規制手段を解除し、かつ操作ハンドルにより回転ロックを解除することでシートを前後方向に方向転換できる。

0007

上記回転装置は、車室フロア側に設けたロア部材と、該ロア部材に対して回転可能なアッパ部材とを備え、該アッパ部材に上記シート本体を載置せしめる。
上記ロック機構を、上記回転装置のロア部材またはアッパ部材のいずれか一方の部材に設けた係合部と、該係合部に対応して、他方の部材に揺動可能に軸支せしめ上記係合部に係脱可能に係合せしめて回転装置をロックするロックレバーとで構成し、該ロックレバーと上記操作ハンドルとを第1の連結手段で連結し、操作ハンドルの操作でロックレバーをロック解除方向へ作動せしめるようになす。
上記回転規制手段として、上記回転装置の上記一方の部材に規制突起突設する一方、該規制突起に対応して上記他方の部材に揺動可能に設け、上記シート本体の上記ドア開口側への回転時に、上記規制突起に当接して回転を規制する規制位置と、当接時に規制突起に押し回される移動位置とに変位可能な規制レバーと、上記他方の部材の上記規制レバーの近傍に揺動可能に設け、上記シートバックのリクライニング機構と第2の連結手段により連結し、シートバック起立時には上記規制レバーに当接して規制レバーを上記規制位置に保持せしめ、シートバックの前倒しに連動して上記規制レバーとの当接を解除して規制レバーの上記移動位置への変位を許容する作動レバーとで構成する(請求項2)。
操作ハンドルの操作で回転ロックのロックレバーが解除されるので、チャイルドシート装着状態(シートバック起立状態)でシートの回転が可能である。この場合、シートの回転時に規制突起と規制レバーが当接し、作動レバーにより規制レバーが規制突起と当接した規制位置に保持されるのでシートの回転はドア開口側の所定の位置で規制される。チャイルドシート非装着時には、リクライニングハンドルでシートバックを前倒しすることで作動レバーによる規制レバーの規制位置への保持が解除され、操作ハンドルの操作でロックレバーを解除してシートを回転すると、規制突起により規制レバーが押し回されて移動するのでシートを前後方向に方向転換できる。

0008

上記回転装置は、車室フロア側に設けたロア部材と、該ロア部材に対して回転可能なアッパ部材とを備え、該アッパ部材に上記シート本体を載置せしめる。
上記ロック機構を、上記回転装置のロア部材またはアッパ部材のいずれか一方の部材に設けた係合部と、該係合部に対応して、他方の部材に揺動可能に軸支せしめ上記係合部に係脱可能に係合せしめて回転装置をロックするロックレバーとで構成し、該ロックレバーと上記操作ハンドルとを第1の連結手段で連結し、操作ハンドルの操作でロックレバーをロック解除方向へ作動せしめるようになす。
上記回転規制手段として、上記回転装置の上記一方の部材に規制突起を突設する一方、該規制突起に対応して上記他方の部材に揺動可能な規制レバーを設け、シート本体の上記ドア開口側への回転時に、規制レバーを上記規制突起に当接せしめて回転を規制するようになす。
上記規制レバーを第2の連結手段により上記シートバックのリクライニング機構と連結し、シートバックの前倒しに連動して規制レバーを規制解除方向へ作動せしめるようになす(請求項3)。
操作ハンドルの操作で回転ロックのロックレバーが解除されるので、チャイルドシート装着状態(シートバック起立状態)でシートの回転が可能である。この場合、シートの回転は規制突起と規制レバーとの当接によりドア開口側の所定の位置で規制される。チャイルドシート非装着時には、リクライニングハンドルでシートバックを前倒しすることで規制レバーが解除され、操作ハンドルの操作でロックレバーを解除することによりシートを前後方向に方向転換できる。

0009

上記操作ハンドルを、シート前向き時にドア開口側に面するシートクッションの側面の前端寄りの位置またはシートクッションの前面のドア開口側の位置に設置する(請求項4)。
車外側よりドア開口を介してチャイルドシート装着時の方向転換が容易にできる。

発明の効果

0010

本発明によれば、ワゴン車のセカンドシート等、ドア開口に隣設された回転シートにおいて、操作ハンドルによりシートバック起立状態でもシートをドア開口側の所定の位置へ向けて回転させるようにし、チャイルドシート等の装着時に、シートをドア開口側へ回転させることとでチャイルドシート等に子供を容易に座らせることができる。またチャイルドシート等の非装着時にはシートバックの前倒しと操作ハンドルの操作によりシートを前または後ろ向きに方向転換できる。

発明を実施するための最良の形態

0011

図11に示した両側スライドドア車の左右のドア開口K1,K2に隣設されたセカンドシートたる一人掛け用の回転シートS1,S2に本発明を適用した第1の実施形態を図1ないし図6に基づいて説明する。回転シートS1,S2は左右対象な構造で、右側のシートS2を中心に説明する。

0012

図1ないし図3に示すように、シートS2はシートクッション10と、シートクッション10にリクライニング装置11を介して組付けたシートバック12とでシート本体が構成してあり、シート本体は、車室フロアにスライド機構を介して前後方向に移動可能に設けられた台座13に回転装置2を介して載置してあり前後方向に回転自在に設けてある。図1中、CSはチャイルドシート、K2は車体側面のドア開口、110はリクライニングハンドル、111は上記スライド機構のスライドハンドルを示す。

0013

図2図3に示すように、回転装置2はほぼリング状のロア部材20と、ロア部材20に沿って回転摺動可能なアッパ部材21と、セットプレート22とで構成してある。これらは、ロア部材20の上部にアッパ部材21をセットし、アッパ部材21の内周部をロア部材20とセットプレート22とで、ボール部材23を介して上下に挟み込むことで、アッパ部材21を回転自在に支持する。尚、アッパ部材21はその回転範囲および回転方向が図略のストッパにより規制され、アッパ部材21の回転範囲はシート本体を前後に方向転換可能な約180度の範囲とされ、回転方向はドア開口K2方向としてある。

0014

回転装置2は、台座13とシートクッション10との間で、台座13の上面にロア部材20のリング状の本体部の外周に張り出した外周プレート201を締結固定する一方、アッパ部材21のリング状の本体部の外周に張り出した外周プレート211をシートクッション10の底面に締結固定して台座13に対してシート本体を回転自在に設置している。

0015

回転装置2には、アッパ部材21の外周プレート211の前端部に、シート前向き位置または後向きの位置でロア部材20に対してアッパ部材21の回転をロックするロック機構たるロックレバー3が設けてある。

0016

ロックレバー3は、外周プレート211の前端部から下方へ向けて突設した支軸30の下端に、レバ基端が揺動自在に軸支されている。ロックレバー3のレバー先端31はL字状に屈曲して回転装置2の回転中心側へ向けて突出形成してある。また上記レバー基端寄りの位置から、回転装置2の外側方向へ張り出す張出部32が形成してある。

0017

ロックレバー3は、その張出部32と外周プレート211の前端部の間にバネ部材34が架設してあり、該バネ部材34により支軸30を中心に揺動してレバー先端31が上記回転中心側へ向けて突出するロック方向付勢されている。そしてロックレバー3は、シート前向き時または後向き時に、バネ部材34の付勢力によりレバー先端31がロア部材20のリング状の本体部の外周壁202に設けられたスリット状の係合部35に嵌合して回転をロックする。

0018

またロックレバー3は、張出部32の先端に第1の連結部材たるワイヤ71の一方の端末が連結してあり、ワイヤ71の他方の端末はシートクッション10の前面のドア開口K2寄りの側端に設けられた操作ハンドル36(図1)と連結してある。ロックレバー3は操作ハンドル36の操作によりワイヤ71が引かれると上記バネ部材34の付勢力に抗して支軸30を中心に上記ロック方向とは反対側へ作動(図3の白矢印方向)し、レバー先端31が係合部35から抜け出しロック解除する。

0019

また図2図5に示すように、アッパ部材21の上記本体部のリング内には、シート本体をドア開口側へ向けた所定の位置で回転を規制する回転規制手段たる規制レバー4と作動レバー5が設けてある。これら規制レバー4と作動レバー5とは、上記本体部のリング内部に位置し、かつシート本体と一体に回転するように設けたベースプレート24の上面に隣接して設けてある。

0020

規制レバー4は長さ方向中間部が、ベースプレート24に立設した支軸40に揺動自在に軸支されている。規制レバー4の一方の端部はその端末を規制端41としてロア部材20のリング状の本体部の内周壁203の上へ張り出すように形成してある。他方の端部にはほぼ三角形状に作動レバー5側へ張り出す当接端42が形成してある。また他方の端部端末にはベースプレート24の一点241との間にバネ部材44が架け渡してあり、規制レバー4はバネ部材44の付勢力により規制端41がロア部材20の本体部の内周壁203上へ張り出す規制位置に保持される。

0021

規制レバー40のレバー先端41に対応して、ロア部材20の内周壁203には、所定の位置に内周壁203の上縁から上方へ突出する係合突起46が設けてある。

0022

作動レバー5は長さ方向中間部が、ベースプレート24に立設した支軸50に揺動自在に軸支されている。作動レバー5の一方の端部には規制レバー4の当接端42に対応してほぼ三角形状に規制レバー4側へ張り出す当接端51が形成してある。

0023

作動レバー5は、その他方の端末とベースプレート24の張出部242との間に架設したバネ部材54により支軸50を中心に矢印E方向(図5)に揺動するように付勢され、通常、当接端51を規制レバー4側へ突出した姿勢をなす。この状態で作動レバー5は当接端51が上記規制位置にある規制レバー4の当接端42と当接し、規制レバー4の上記規制位置から矢印N方向(図5)への揺動を禁止する。

0024

また作動レバー5は、上記一方の端末が第2の連結部材たるワイヤ72によりリクライニング装置11のシートバック12の前倒し時に作動する図略の前倒し機構と連結してある。作動レバー5は、シートバック12の前倒し時に上記前倒し機構の作動によりワイヤ72が引かれるとバネ部材54の付勢力に抗して支軸50を中心に矢印F方向(図6)に揺動して、当接端51の規制レバー4との当接状態を解除する。

0025

シートS2の回転操作および作動を説明する。シート前向き状態で操作ハンドル36(図1)を操作すると、ワイヤ71(図2)が引かれ、ロックレバー3がバネ部材34に抗してロック解除方向へ作動してレバー先端31が係合部35から抜けてロック解除される(図3仮想線)。この状態でシートS2を回転させ、シートS2がドア開口K2側へ向かって斜め約60度となる所定の回転位置で、ロア部材20の内周壁203の上方へ突出した規制レバー4の規制端41が、内周壁203の規制突起46に当接する。

0026

この時、図4図5に示すように、規制レバー4は規制突起46によって矢印Nの揺動方向へ押されるが、規制レバー4の当接端42に上記方向への揺動を遮るように作動レバー5の当接端51が当たって規制レバー4が上記規制位置に保持される。従って、規制レバー4がロア部材20の規制突起46に当接した状態で、シートS2のこれ以上の回転が規制される。
尚、シートS2をドア開口K2側へ向けた状態で、操作ハンドル36を戻しても(非操作)、ロックレバー3は付勢力によりロック方向へ戻るがレバー先端31が外周壁202に突き当たってロックされない。

0027

シートS2を前向きから後向きに方向転換する場合には、リクライニング装置11のリクライニングレバー110を操作してシートバック12を前倒しする。これにより、図6に示すように、ワイヤ72が引かれ、作動レバー5がバネ部材54に抗して矢印F方向に揺動して当接端51が規制レバー4との当接位置から後退する。
この状態で操作ハンドル36によりロックレバー3のロックを解除してシートS2を後方へ向けて回転させる。シートS2が上記所定の回転位置で規制レバー4が規制突起46に当接するが、規制レバー4は作動レバー5に遮られず自由に揺動するので規制突起46に押し回されて規制突起46を通過させる移動位置へ変位し、シートS2の上記所定の回転位置以上の回転が可能となる。シートS2を後向きから前向きに方向転換する場合も同様の操作である。

0028

本実施形態によれば、シートS2にチャイルドシートCSを装着しシートバック12が前倒しできない状態でも、操作ハンドル36の操作により、ロックレバー3のロックを解除してシートS2を回転させることができる。この場合、シートS2は規制レバー4の作用により、ドア開口K2側へ向けて斜め60度の所定の位置で回転が規制される。このようにしてドア開口K2側へ向けたシートS2のチャイルドシートCSへ子供を容易に座らせることができる。尚、シートS2の回転規制位置は斜め60度の位置に限らず適宜設定変更し得るものである。

0029

また、操作ハンドル36を、シートS2前向き時にドア開口K2側に面するシートクッション10のドア開口K2寄りの側面に設けたので、車外のドア開口K2側より容易に操作することができる。尚、操作ハンドル36の設置位置は、シートクッション10の前面のドア開口K2寄りの側端付近に設けてもよい。

0030

一方、チャイルドシートCS非装着時には、リクライニング操作によりシートバック12を前倒しすることで、作動レバー5が後退して規制レバー4が解除され、シートS2を前向きまたは後向きに方向転換することができる。

0031

一般に従来のワゴン車等のセカンドシートでは、シートバックの前倒しに連動して回転ロックとスライドロックとを一度に解除するように構成されていたので、スライドのみをさせたい場合にも、回転のロックが外れてシートの安定が悪いといった不都合があったが、本実施形態では回転ロックの解除をシートバック12の前倒しと連動させずに専用の操作ハンドル36で解除するようにしたのでシートスライド時の安定性をよくできる。

0032

また本実施形態は、子供に限らず、チャイルドシートCS非装着時に、操作ハンドによりシートS2をドア開口K2側へ向けることにより老人障害者等のシートS2への乗降性を向上することができる。

0033

次に、図7ないし図10に基づいて本発明の他の実施形態を説明する。尚、本実施形態の基本構造は先の実施形態のそれとほぼ同じで相違点中心に説明する。図において同一部材は同一符号で表し、それらの説明を省略する。
図7図8に示すように、回転装置2のアッパ部材21には、外周プレート211の前端部に、ロックレバー3とともに規制レバー4Aが設けてある。

0034

規制レバー4Aはロックレバー3とほぼ同形状をなし、ロックレバー3の上方位置でかつロア部材20の外周壁202よりも若干高い位置で、レバー基端が支軸30の上下中間部に揺動自在に軸支されている。規制レバー4Aは、張出部43と外周プレート211の前端部の間に架設したバネ部材44により支軸30を中心に揺動してレバー先端41がロア部材20の外周壁202上縁よりもロア部材20の中心側へ突出する規制方向に付勢されている。

0035

規制レバー4Aには張出部43の先端にワイヤ72の一方の端末が連結してあり、ワイヤ72の他方の端末はシートバックの前倒し機構と連結してある。規制レバー4Aは、シートバック12の前倒し時に上記前倒し機構の作動によりワイヤ72が引かれると上記バネ部材44の付勢力に抗して支軸30を中心に上記規制方向とは反対の規制解除方向(図10の白矢印方向)へ揺動して、レバー先端41がロア部材20の外周壁202上縁より外側位置へ後退する。

0036

規制レバー4Aのレバー先端41に対応してロア部材20の外周壁202には、所定の位置に外周壁202の上縁から上方へ突出する係合突起46が設けてある。

0037

シート前向きで、操作ハンドル36(図1)によりロックレバー3の回転ロックを解除してシートS2を回転させ、シートS2がドア開口K2側へ向かう上記所定の回転位置で、規制レバー4Aのレバー先端41と、外周壁202の上縁の係合突起46とが当接してシートS2のこれ以上の回転を規制する(図9)。

0038

シートS2を前向きから後向きに方向転換する場合には、リクライニング装置11のリクライニングレバー110を操作してシートバック12を前倒しすることで、ワイヤ72が引かれ、規制レバー4Aがバネ部材44に抗して規制解除方向へ作動してレバー先端41がロア部材20の外周壁202の上より後退する(図10の仮想線)。そして操作ハンドル36によりロックレバー3のロックを解除してシートS2を後方へ向けて回転させる。

0039

本実施形態によれば、先の実施形態と同様な作用効果が得られる。また先の実施形態に比べて部品点数が少なくすみ構造簡素にできる。

図面の簡単な説明

0040

本発明の車両用シートにチャイルドシートを装着したもので、図1(a)はシート前向きに状態を示し、図1(b)はシートをドア開口側へ向けた状態を示すシートの概略斜視図である。
上記車両用シートの前向き状態での概略説明図である。
図2のIII −III 線に沿う位置でロック機構を示す縦断面図である。
図2に対応して、シートをドア開口側へ向けた状態の概略作動図である。
本発明の回転規制手段を示すもので、回転規制状態での概略平面図である。
上記回転規制手段の規制解除状態を示す概略平面図である。図3に対応して、上記規制手段とロック機構の図5のVI−VI線に沿う位置での要部縦断面図である。
本発明の他の実施形態の車両用シートを示す前向き状態での概略説明図である。
上記他の実施形態の規制手段とロック機構を示すもので、図7のVIII −VIII 線に沿う位置での要部縦断面図である。
図7に対応して、シートをドア開口側へ向けた状態の概略作動図である。
図8に対応して、上記規制手段とロック機構の図5のX−X線に沿う位置での要部縦断面図である。
本発明の車両用シートをセカンドシートとして用いるワゴン車の車室を示す概略説明図である。
ウォークイン作動可能な従来の車両用ベンチシートを備えたワゴン車の車室を示す概略説明図である。

符号の説明

0041

K1,K2ドア開口
S1,S2車両用シート
10シートクッション
11リクライニング装置
110リクライニングハンドル
12シートバック
2回転装置
20ロア部材
21アッパ部材
3ロックレバー(ロック機構)
35係合部(ロック機構)
36操作ハンドル
4,4A規制レバー(回転規制手段)
46規制突起(回転規制手段)
5作動レバー(回転規制手段)
71,72ワイヤ(連結手段)

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