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図面 (15)

課題

ハードウェア資源コストの増大を抑制しつつ画像処理を適切に実行することのできる画像形成装置画像処理制御方法画像処理制御プログラム、及び画像処理装置の提供を目的とする。

解決手段

画像データを印刷する印刷手段を備えた画像形成装置であって、前記画像データを分割するデータ分割手段と、分割された分割データネットワークを介して接続する画像処理装置に送信し、前記画像処理装置に前記分割データに対する画像処理を実行させる画像処理制御手段とを有し、前記画像処理装置によって画像処理が実行された前記分割データを前記印刷手段に印刷させることを特徴とする。

概要

背景

プリンタコピー機、又は複合機等の画像形成装置には、所定の画像処理を実現するためのICチップとして、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)又はDSP(Digital Signal Processor)等が搭載されているのが一般的である。

ASICは、特定用途向けに設計されている回路であるため、画像処理を高速に実行することができる。但し、高コストのため、ハイエンド機に用いられることが多い。一方、DSPは、ASICよりも低コストであるため、ローエンド機に用いられることが多い。また、ASICは、出荷後に機能追加又は変更等が困難であり、機能の拡張性に乏しいのに対し、DSPは、ある程度の機能追加又は変更等が可能であるという利点もある。

概要

ハードウェア資源コストの増大を抑制しつつ画像処理を適切に実行することのできる画像形成装置、画像処理制御方法画像処理制御プログラム、及び画像処理装置の提供を目的とする。画像データを印刷する印刷手段を備えた画像形成装置であって、前記画像データを分割するデータ分割手段と、分割された分割データネットワークを介して接続する画像処理装置に送信し、前記画像処理装置に前記分割データに対する画像処理を実行させる画像処理制御手段とを有し、前記画像処理装置によって画像処理が実行された前記分割データを前記印刷手段に印刷させることを特徴とする。

目的

本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、ハードウェア資源のコストの増大を抑制しつつ画像処理を適切に実行することのできる画像形成装置、画像処理制御方法、画像処理制御プログラム、及び画像処理装置の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

画像データを印刷する印刷手段を備えた画像形成装置であって、前記画像データを分割するデータ分割手段と、分割された分割データネットワークを介して接続する画像処理装置に送信し、前記画像処理装置に前記分割データに対する画像処理を実行させる画像処理制御手段とを有し、前記画像処理装置によって画像処理が実行された前記分割データを前記印刷手段に印刷させることを特徴とする画像形成装置。

請求項2

前記画像処理制御手段は、複数の前記分割データに対する画像処理を複数の前記画像処理装置に実行させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。

請求項3

前記画像処理制御手段は、前記分割データごとに複数種類の画像処理を前記画像処理装置に実行させることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。

請求項4

前記画像処理制御手段は、前記分割データごとに前記複数種類の画像処理を複数の前記画像処理装置に実行させることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。

請求項5

前記画像処理制御手段による前記分割データの送信によって変化する前記分割データの所在を管理する分割データ所在管理手段と、前記画像処理の終了後に前記分割データ所在管理手段に基づいて前記分割データを前記画像処理装置より取得する分割データ取得手段とを有することを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の画像形成装置。

請求項6

前記画像処理の終了後に前記画像処理装置に送信された前記分割データを前記画像処理装置より削除させることを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項記載の画像形成装置。

請求項7

画像データを印刷する印刷手段を備えた画像形成装置によって実行される画像処理制御方法であって、前記画像データを分割するデータ分割手順と、分割された分割データをネットワークを介して接続する画像処理装置に送信し、前記画像処理装置に前記分割データに対する画像処理を実行させる画像処理制御手順とを有し、前記画像処理装置によって画像処理が実行された前記分割データを前記印刷手段に印刷させることを特徴とする画像処理制御方法。

請求項8

前記画像処理制御手順は、複数の前記分割データに対する画像処理を複数の前記画像処理装置に実行させることを特徴とする請求項7記載の画像処理制御方法。

請求項9

前記画像処理制御手順は、前記分割データごとに複数種類の画像処理を前記画像処理装置に実行させることを特徴とする請求項7又は8記載の画像処理制御方法。

請求項10

前記画像処理制御手順は、前記分割データごとに前記複数種類の画像処理を複数の前記画像処理装置に実行させることを特徴とする請求項9記載の画像処理制御方法。

請求項11

前記画像処理制御手順による前記分割データの送信によって変化する前記分割データの所在を管理する分割データ所在管理手順と、前記画像処理の終了後に前記分割データ所在管理手順に基づいて前記分割データを前記画像処理装置より取得する分割データ取得手順とを有することを特徴とする請求項7乃至10いずれか一項記載の画像処理制御方法。

請求項12

前記画像処理の終了後に前記画像処理装置に送信された前記分割データを前記画像処理装置より削除させることを特徴とする請求項7乃至11いずれか一項記載の画像処理制御方法。

請求項13

請求項7乃至12いずれか一項記載の画像処理制御プログラムコンピュータに実行させるための画像処理制御プログラム。

請求項14

請求項1乃至6いずれか一項記載の画像形成装置より前記分割データの送信を受けて前記分割データに対して画像処理を実行することを特徴とする画像処理装置。

技術分野

背景技術

0002

プリンタコピー機、又は複合機等の画像形成装置には、所定の画像処理を実現するためのICチップとして、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)又はDSP(Digital Signal Processor)等が搭載されているのが一般的である。

0003

ASICは、特定用途向けに設計されている回路であるため、画像処理を高速に実行することができる。但し、高コストのため、ハイエンド機に用いられることが多い。一方、DSPは、ASICよりも低コストであるため、ローエンド機に用いられることが多い。また、ASICは、出荷後に機能追加又は変更等が困難であり、機能の拡張性に乏しいのに対し、DSPは、ある程度の機能追加又は変更等が可能であるという利点もある。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、DSPは、ASICに比べれば処理速度が劣る。そこで、処理速度を向上させようとすると、画像処理の内容を速度優先としたものにせざるを得ず、その結果、画像処理の内容が貧弱になってしまうという問題がある。

0005

本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、ハードウェア資源コストの増大を抑制しつつ画像処理を適切に実行することのできる画像形成装置、画像処理制御方法、画像処理制御プログラム、及び画像処理装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0006

そこで上記課題を解決するため、本発明は、画像データを印刷する印刷手段を備えた画像形成装置であって、前記画像データを分割するデータ分割手段と、分割された分割データネットワークを介して接続する画像処理装置に送信し、前記画像処理装置に前記分割データに対する画像処理を実行させる画像処理制御手段とを有し、前記画像処理装置によって画像処理が実行された前記分割データを前記印刷手段に印刷させることを特徴とする。

0007

また、上記課題を解決するため、本発明は、上記画像形成装置より前記分割データの送信を受けて前記分割データに対して画像処理を実行する画像処理装置であることを特徴とする。

0008

このような、画像形成装置又は画像処理装置によれば、ハードウェア資源のコストの増大を抑制しつつ画像処理を適切に実行することができる。

発明の効果

0009

本発明によれば、ハードウェア資源のコストの増大を抑制しつつ画像処理を適切に実行することのできる画像形成装置、画像処理制御方法、画像処理制御プログラム、及び画像処理装置を提供することができる。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における画像処理システムの構成例を示す図である。図1の画像処理システム1において、複写機10a及び10b等の一台以上の複写機(以下、総称する場合「複写機10」という。)と、PC(Personal Computer)20a、20b、及び20c等の一台以上のPC(以下、総称する場合「PC20」という。)とはLAN(Local Area Network)等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)を介して接続されている。

0011

複写機10は、本実施の形態において画像形成装置の一例であり、ハードウェアとして、スキャナ11、プリンタ12、操作パネル13、及びコントローラ14等を備える。スキャナ11は、紙文書より画像データを読み取るためのハードウェアである。コントローラ14は、画像データに対する画像処理を制御するためのハードウェアである。プリンタ12は、画像データに係る画像を印刷用紙に形成(印刷)するためのハードウェアである。操作パネル13は、ユーザからの入力を受け付けるためのハードウェアである。例えば、ユーザによって紙文書のコピーが指示された場合、スキャナ11によって当該紙文書より画像データが読み取られ、コントローラ14の制御に基づいて当該画像データに対する各種の画像処理が施され、プリンタ12によって画像処理の施された画像データが印刷される。

0012

PC20は、汎用的なコンピュータであり、非図示のCPUやメモリ等を備える。PC20は、本実施の形態において画像処理装置の一例である。

0013

図2は、本実施の形態における複写機のコントローラのハードウェア構成例を示す図である。図2に示されるように、コントローラ14は、一般的な画像形成装置に搭載されているものに対して特別なハードウェアは必要とされない。また、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)やDSP(Digital Signal Processor)等の画像処理専用のICチップも必須の構成要素ではない。

0014

ROM141には、複写機10の各種機能を実現するためのソフトウェアに係るプログラムが記録されている。プログラムはRAM142にロードされ、CPU143によって処理される。なお、プログラムはEEPROM145や、SDカード144のような記録媒体に記録されていてもよい。

0015

図3は、本発明の実施の形態における複写機のソフトウェア構成例を示す図である。図3に示されるソフトウェアは、CPU143によってプログラムが処理されることにより機能する。図中において、OS101、ドライバ群102、プロトコルスタック103は、一般的なOS(Operating System)、ドライバ、プロトコルスタックである。操作パネル制御部104、スキャナ制御部105、プリンタ制御部106、ネットワーク制御部107は、それぞれ、操作パネル13の動作、スキャナ11の動作、プリンタ12の動作、ネットワーク通信を制御する。

0016

画像処理部110は、画像処理に関する各種機能を実現するソフトウェアであり、入力部111、バンド管理部112、画像処理制御部113、依頼先管理部114、及び出力部115等より構成される。入力部111は、画像データの入力処理を実行する。バンド管理部112は、画像データを所定の単位で分割したデータ(分割データ)の管理を実行する。

0017

画像処理制御部113は、画像データ(分割データ)に対する画像処理を各PC20に実行させる(依頼する)ための処理を制御する。すなわち、複写機10は、一つのジョブを実行するために必要とされる複数種類の画像処理の一部又は全部をPC20に実行させる。依頼先管理部114は、画像処理の依頼先に関する情報を管理する。出力部115は、画像データの出力処理を実行する。

0018

メモリ管理部121は、メモリ管理を実行する。コピーアプリ131、スキャナアプリ132、プリンタアプリ133は、それぞれコピー機能スキャナ機能印刷機能を提供するためのアプリケーションプログラムである。なお、各ソフトウェアの図中における上下関係は、依存関係表現している。すなわち、図中において上に位置するソフトウェアは下に位置するソフトウェアを利用してその機能を実現する。

0019

図4は、本発明の実施の形態におけるPCのソフトウェア構成例を示す図である。図4に示されるソフトウェアは、PC20のCPUによってプログラムが処理されることにより機能する。プログラムは、例えば、CD−ROM等の記録媒体500よりインストールされる。または、ネットワークを介してダウンロードされてもよい。

0020

図中において、画像処理部21は、画像処理を実行する。ここで画像処理とは、シェーディング補正ライン補正像域分離色変換フィルタリング階調変換等、一般的な画像形成装置において実行される各種の画像処理をいう。画像処理管理部22は、画像処理部21の管理を実行する。

0021

以下、画像処理システム1の処理手順について説明する。図5は、画像処理システムの処理手順の概要を説明するための図である。図5では、PC20と、複写機10と、画像データ保持者とに分けて、それぞれにおいて実行される処理が示されている。画像データ保持者とは、複写機10に入力された画像データの保持者をいい、処理の進行に応じて複写機10であったり、PC20であったりする。なお、図5では、複写機10において紙文書のコピーが要求された際の処理手順を説明する。

0022

例えば、コピーの実行指示が入力されると、複写機10は、画像データの分割単位を決定する(S101)。本実施の形態の画像処理システム1では、複写機10のメモリ容量に応じて画像データが分割されて画像処理が実行される。したがって、ここでは、画像データを分割するか否かと、分割する場合にいずれのデータサイズ(バイト数)又はラインを単位として分割するかが決定される。本実施の形態では、本ステップで分割された単位をバンド単位といい、バンド単位のデータをバンドデータという。例えば、バンド単位は、メモリの大きさによって定められる。

0023

図6は、バンドデータを説明するための図である。図6では、A4の紙文書を600dpiで読み取った場合の画像データを128ラインずつ分割した例が示されている。すなわち、図中において、128ラインがバンド単位に相当し、128ラインずつに分割されたそれぞれの分割データがバンドデータに相当する。なお、A4で600dpiの場合、主走査方向は7016ラインであるため、最後のバンドデータのライン数は104ラインとなっている。

0024

続いて、複写機10は、スキャナ11によって紙文書か読み取ることにより、当該紙文書に係る画像データを入力する(S102)、複写機10は、バンド単位のライン数分の画像データ(バンドデータ)が読み取られる(入力される)まで待機する(S103)。バンドデータが入力されると、複写機10は、当該バンドデータ(以下「カレントバンドデータ」という。)に対する画像処理シーケンスを決定する(S104)。ここで、画像処理シーケンスとは、複数種類の画像処理の実行手順をいい、例えば、コピー指示の際にユーザによって指定されたコピー条件モノクロ又はカラーの別、画質等)に応じて異なる。

0025

続いて、画像処理を実行させるPC20(以下「依頼先PC」という。)を決定し(S105)、依頼先PCに対し、カレントバンドデータに対する画像処理の実行を要求する(S106)。ここで、依頼先PCに対して要求される画像処理は、画像処理シーケンスを構成する一つ以上の画像処理のうちの一つの画像処理である。当該一つの画像処理(以下「カレント画像処理」という。)は、画像処理シーケンスの順番に従って選択される。

0026

カレント画像処理の実行要求に応じ、依頼先PCは、カレントバンドデータの入手先所在)を複写機10に問い合わせる(S107)。複写機10は、カレントバンドデータを保持している装置(画像データ保持者)を判定し、画像データ保持者と通信するための情報(例えばIPアドレス等。以下「画像データ保持者情報」という。)を依頼先PC20に応答する(S108)。なお、スキャナ11より読み取られたバンドデータは、最初は、複写機10のRAM142に保持される。したがって、カレント画像処理が、画像処理シーケンスにおいて最初に実行されるものである場合、ここでの画像データ保持者は、複写機10である。

0027

依頼先PCは、画像データ保持者情報に基づいて、カレントバンドデータの取得要求を画像データ保持者に要求する(S109)。画像データ保持者は、保持しているカレントバンドデータを依頼先PCに送信する(S110)。依頼先PCは、カレントバンドデータの所在が変化したため(すなわち、依頼先PCが新たな画像データ保持者となったため)、画像データ保持者の変更通知を複写機10に送信する(S111)。複写機10は、画像データ保持者の変更通知に応じ、画像データ保持者情報を更新し(S112)、元の画像データ保持者(旧保持者)に対してカレントバンドデータの解放要求を送信する(S113)。旧保持者は、当該解放要求に応じ、自らが保持しているカレントバンドデータを解放(削除)する(S114)。

0028

一方、依頼先PCは、画像データ保持者の変更通知の送信に続いて、カレントバンドデータに対してカレント画像処理を実行する(S115)。カレント画像処理の実行が完了すると、依頼先PCは、カレント画像処理の完了通知を複写機10に送信する(S116)。

0029

複写機10は、カレント画像処理の完了通知に応じ、カレントバンドに対する画像処理シーケンスに属する全ての画像処理が完了したか否かを判定する(S117)。未処理の画像処理が残っている場合(S117でN)、ステップS105以降の処理を繰り返す。すなわち、未処理の画像処理が画像処理シーケンスの順番にしたがって、カレントバンドデータに対して実行される。なお、2番目以降の画像処理が実行される際の画像データ保持者は、画像処理シーケンスの順番において前の順番の画像処理を実行したPC20となっている。したがって、新たに依頼先PCとなったPC20は、前の順番の画像処理を実行したPC20よりカレントバンドデータを取得することになる。すなわち、一つのバンドデータに対して画像処理を実行するPC20は必ずしも一つに限定されず、複数のPC20に分散され得る。

0030

一方、カレントバンドデータに対する全ての画像処理が完了した場合(S117でY)、複写機10は、全てのバンドデータに対して画像処理シーケンスの実行が完了したか否かを判定する(S118)。未処理のバンドデータが残っている場合(S118でN)、複写機10は、ステップS104以降の処理を繰り返す。すなわち、未処理のバンドデータに対して画像処理シーケンスを実行する。

0031

一方、全てのバンドデータに対して画像処理シーケンスの実行が完了した場合(S118でY)、複写機10は、画像処理シーケンスが実行された各バンドデータの送信を、それぞれのバンドデータの画像データ保持者に要求する(S119)。ここでは、各バンドデータに対して最後の画像処理を実行したPC20がそれぞれの画像データ保持者となっている。各画像データ保持者は、自らが保持しているバンドデータを複写機10に送信する(S120)。複写機10は、バンドデータを受信すると、各画像データ保持者にバンドデータの解放要求を送信し(S121)、画像処理シーケンスが実行された各バンドデータを順番にプリンタ12に出力する(S122)。バンドデータの解放要求を受信した各画像データ保持者は、当該解放要求に応じ、自らが保持しているバンドデータを解放(削除)する(S123)。各バンドデータが、各PC20より適切に削除されることにより、PC20の記憶領域の圧迫を回避することができるとともに、セキュリティを適切に確保することができる(バンドデータからの情報漏洩を防止することができる)。

0032

図5で説明した処理手順を、複合機10及びPC20のそれぞれのソフトウェアモジュール単位で更に詳しく説明する。図7は、画像処理システムの処理手順を説明するためのシーケンス図である。

0033

複写機10のバンド管理部112は、コピーの実行指示に応じて、画像データの分割単位(バンド単位)を決定する(S201)。複写機10の入力部111は、スキャナ11に紙文書を読み取らせ、読み取られた画像データをバンド管理部112に入力する(S202)。バンド管理部112は、画像処理の開始を画像処理制御部113に通知し(S203、入力部111より入力される画像データをバッファリングする(S204)。なお、バンド管理部112は、画像管理テーブルバンドテーブルとを用いて画像データに関する情報を管理する。

0034

図8は、画像管理テーブル及びバンドテーブルの構成例を示す図である。画像管理テーブル1121は、一つのジョブにおいて扱われる画像データごとに、全バンド数、画像処理シーケンス終了バンド数、解像度、xドット数、yドット数、及びバンドテーブルリンク先等の情報を管理する。全バンド数は、画像データの全バンド数を示す。この値は、画像データの入力が完了した時点で書き込まれる。画像処理シーケンス終了バンド数は、画像処理シーケンスが完了したバンドの数を示す。この値は、各バンドデータに対する画像処理シーケンスの完了に応じて更新される。解像度は、画像データの解像度を示す。この値は、画像データの入力の開始に応じて書き込まれる。xドット数、yドット数は、画像データ全体のx方向(主走査方向)のドット数、y方向(副走査方向)のドット数を示す。この値は、画像データの入力が完了した時点で書き込まれる。バンドテーブルリンク先は、当該画像データに係るバンドテーブル1122への参照情報関連付け情報)である。

0035

バンドテーブル1122は、バンドデータごとに、バンド番号、ページ番号、開始ライン位置、xドット数、及びyドット数等の情報を管理する。バンド番号は、各バンドデータを識別すると共に、その並び順を識別するための番号である。すなわち、本実施の形態では、画像データが複数ページにわたる場合も想定している。ページ番号は、当該バンドデータが属するページのページ番号である。開始ライン位置は、当該バンドデータが属する画像データにおいて、当該バンドデータが開始されるライン位置を示す。xドット数、yドット数は、当該バンドデータのx方向(主走査方向)のドット数、y方向(副走査方向)のドット数を示す。これらの値は、例えば、各バンドデータの入力の完了に応じて書き込まれる。

0036

なお、画像管理テーブル1121及びバンドテーブル1122は、画像データの入力の開始に応じて、バンド管理部112がRAM142に生成する。

0037

一つ分のバンドデータの入力が完了すると、バンド管理部112は、バンドデータが入力されたことを当該バンドデータ(カレントバンドデータ)のバンド番号を伴って画像処理制御部113に通知する(S205)。画像処理制御部113は、カレントバンドデータに対する画像処理シーケンスを画像処理シーケンステーブルに基づいて決定する(S206)。

0038

図9は、画像処理シーケンステーブルの構成例を示す図である。画像処理シーケンステーブル1131は、画像処理シーケンスごとに、画像処理シーケンス番号、名称、及び画像処理数等の情報を管理すると共に、画像処理数分の画像処理ごとに、画像処理番号及び画像処理名を管理するテーブルであり、例えば、ROM141に予め登録されている。

0039

画像処理シーケンス番号、名称は、各画像処理シーケンスを識別するための番号、名称である。画像処理数は、当該画像処理シーケンスに属する画像処理の数である。画像処理番号、画像処理名は、各画像処理を識別するための番号、名称である。

0040

図10は、画像処理シーケンステーブルの具体例を示す図である。

0041

例えば、画像処理シーケンステーブル1131aには、画像処理シーケンス番号が「1」、名称が「カラー画質用」に係る画像処理シーケンス(カラー高画質用の画像処理シーケンス(以下「カラー高画質用画像処理シーケンス」という。)に関する情報が登録されている。画像処理シーケンステーブル1131aによれば、カラー高画質用画像処理シーケンスは、シェーディング補正、ライン補正、像域分割、色変換、フィルタリング、誤差拡散の順で実行される6種類の画像処理によって構成される。

0042

また、画像処理シーケンステーブル1131bには、画像処理シーケンス番号が「2」、名称が「モノクロ普通用」に係る画像処理シーケンス(モノクロ普通用の画像処理シーケンス(以下「モノクロ普通用画像処理シーケンス」という。)に関する情報が登録されている。画像処理シーケンステーブル1131bによれば、モノクロ普通用画像処理シーケンスは、シェーディング補正、ライン補正、回転、フィルタリング、ディザリングの順で実行される5種類の画像処理によって構成される。

0043

このように、画像処理シーケンステーブル1131には、複数の画像処理シーケンスに関する情報が登録されている。したがって、画像処理制御部113は、例えば、ユーザによって指定されたコピー条件に対応した画像処理シーケンスを選択する。

0044

なお、画像処理シーケンスは、複写機10の操作パネル13又はPC20の表示装置等に表示される画面(以下「画像処理シーケンス編集画面」という。)より登録可能とするとよい。図11は、画像処理シーケンス編集画面の表示例を示す図である。

0045

図11に示されるように、画像処理シーケンス編集画面300は、選択欄301、順番欄302、画像処理欄303、追加ボタン304、削除ボタン305、上移動ボタン306、及び下移動ボタン307等を有する。

0046

選択欄301には、操作の対象とする行を選択させるためのチェックボタンが配置される。順番欄302には、各行における画像処理が、当該画像処理シーケンスにおいて実行される順番が表示される。画像処理欄303には、各順番に係る画像処理を選択させるためのコンボボックスが配置される。

0047

追加ボタン304が押下されると、新たな行が追加される。削除ボタン304が押下されると、選択されている行が削除される。上移動ボタン306又は下移動ボタン307が押下されると、選択されている行の順番が上位又は下位に移動される。

0048

このような画像処理シーケンス編集画面300において画像処理シーケンスが定義され、OKボタン308が押下されると、当該画像処理シーケンスが画像処理シーケンステーブル1131に登録される。なお、既存の画像処理シーケンスの編集(変更)を画像処理編集画面300によって行っても良い。

0049

続いて、画像処理制御部113は、選択された画像処理シーケンスにおける順番に従って、カレント画像処理を決定する(S207)。続いて、画像処理制御部113は、カレントバンドデータのバンド番号(カレントバンド番号)とカレント画像処理の画像処理名(カレント画像処理名)とを指定して、依頼先PCの決定を依頼先管理部114に要求する(S208)。

0050

依頼先管理部114は、依頼先PCを決定し(S210)、依頼先PC(図7ではPC20a)の識別情報(IPアドレス又はホスト名等)を画像処理制御部113に応答する(S210)。依頼先PCは、例えば、画像処理システム1を構成するPC20の中から順番に選択されてもよいし、性能や処理負荷等を考慮して選択されてもよい。なお、依頼先管理部114は、依頼先管理テーブルと依頼先テーブルとを用いて依頼先PCに関する情報を管理する。

0051

図12は、依頼先管理テーブル及び依頼先テーブルの構成例を示す図である。依頼先管理テーブル1141は、バンドデータごとに依頼先総数及び依頼先テーブルリンク先等の情報を管理する。依頼先総数は、画像処理を依頼したPC20(依頼先PC)の総数を示す。この値は、新たな依頼先PCが決定されるたびに更新される。依頼先テーブルリンク先は、当該バンドデータに係る依頼先テーブル1142への参照情報(関連付け情報)である。

0052

依頼先テーブル1142は、依頼先PCごとに依頼先番号及び依頼先情報等を管理する。依頼先番号は、各依頼先と依頼の順番とを識別するための番号である。依頼先情報は、IPアドレス等、依頼先の識別情報である。これらの情報は、当該依頼先が決定されたときに書き込まれる。依頼先テーブル1142は、新たな依頼先PCが決定されるたびに当該依頼先に関するものが追加される。

0053

なお、依頼先管理テーブル1141お呼び依頼先テーブル1142は、依頼先管理部114によってRAM142に生成される。

0054

続いて、画像処理制御部113は、カレントバンド番号、カレント画像処理名、及び画像処理の依頼元(ここでは、複合機10)の識別番号(依頼元情報)を指定して、依頼先PC(PC20a)の画像処理管理部22(画像処理管理部22a)に対してカレント画像処理の実行要求を送信する(S211)。

0055

カレント画像処理の実行要求を受信すると、画像処理管理部22aは、カレント画像処理名、カレントバンド番号及び依頼元情報を指定して、カレント画像処理に係るタスクの生成をPC20aの画像処理部21(画像処理部21a)に要求する(S212)。画像処理部21aは、カレントバンド番号を指定して画像処理制御部113に画像データ保持者を問い合わせる(S213)。

0056

画像処理制御部113は、画像処理シーケンス管理テーブル、バンド管理テーブル、及び画像処理管理テーブルを用いて、画像処理シーケンスに関する情報を管理している。

0057

図13は、画像処理シーケンス管理テーブル、バンド管理テーブル、及び画像処理管理テーブルの構成例を示す図である。画像処理シーケンス管理テーブル1132は、画像データのバンド数と、バンド管理テーブルリンク先とを管理する。バンド管理テーブルリンク先は、当該画像データに係るバンド管理テーブル1133への参照情報(関連付け情報)である。

0058

バンド管理テーブル1133は、バンドデータごとに、バンド番号、画像処理シーケンス番号、カレント画像処理番号、画像素処理シーケンスステータス、画像データ保持者情報、及び画像処理管理テーブルリンク先等の情報を管理する。バンド番号は、当該バンドデータのバンド番号を示す。画像処理シーケンス番号は、当該バンドデータに対して選択された画像処理シーケンスの画像処理シーケンス番号を示す。以上の値は、例えば、当該バンドデータに対して画像処理シーケンスが選択されたときに書き込まれる。カレント画像処理番号は、当該バンドデータに対して現在実行されている画像処理の画像処理番号を示す。この値は、例えば、依頼先PCに対して画像処理の実行要求が送信される際(S211)に更新される。画像処理シーケンスのステータスは、画像処理シーケンスの状態(未実行、実行中、又は完了)を示す。この値は、画像処理シーケンスに属する最初の画像処理の実行要求がされたときに「未実行」から「実行中」に更新され、最後の画像処理の完了が通知されたときに「実行中」から「完了」に更新される。画像データ保持者情報は、当該バンドデータを保持しているPC20の識別情報(IPアドレス等)を示す。この値は、画像データ保持者の変更が通知されたときに更新される。したがって、この値によってバンドデータの所在が管理される。画像処理管理テーブルリンク先は、当該バンドデータに係る画像処理管理テーブル1134への参照情報(関連付け情報)である。

0059

画像処理管理テーブル1134は、当該バンドデータに対する画像処理シーケンスに属する画像処理ごとに、画像処理番号、画像処理名、及び画像処理ステータス等を管理する。画像処理番号、画像処理名は、当該画像処理の画像処理番号、画像処理名を示す。これらの値は、例えば、当該バンドデータに対して画像処理シーケンスが選択された際に書き込まれる。画像処理ステータスは、当該画像処理の状態(未実行、実行中、又は完了)を示す。この値は、当該画像処理の実行要求がされたときに「未実行」から「実行中」に更新され、当該画像処理の完了が通知されたときに「実行中」から「完了」に更新される。

0060

したがって、画像処理制御部113は、画像処理部21aによる画像データ保持者の問い合わせに応じ、カレントバンドデータに係るバンド管理テーブル1133に登録されている画像データ保持者情報を返信する(S214)。ここでは、PC20bが、カレントバンドデータの画像データ保持者であったとする。すなわち、この場面は、カレント画像処理の前の順番の画像処理が、PC20bの画像処理部21(画像処理部21b)によって実行された後に相当する。

0061

したがって、画像処理部21aは、PC20bの画像処理管理部22(画像処理管理部22b)に対して、依頼元情報(複合機10)とカレントバンド番号とを指定してカレントバンドデータを要求する(S215)。画像処理管理部22bは、依頼元情報及びカレントバンド番号を指定して、画像処理後のカレントバンドデータを画像処理部21bに要求する(S216)。画像処理部21bは、要求に応じ、カレントバンドデータを画像処理管理部22bに返信する(S217)。画像処理管理部22bは、カレントバンドデータをPC20aの画像処理部21aに送信する(S218)。

0062

カレントバンドデータを入手すると、画像処理部21aは、カレント画像処理のタスクの生成完了を画像処理管理部22aに通知する(S219)。画像処理管理部22aは、タスクの生成完了通知を受け、カレントバンド番号と、新たな画像データ保持者(PC20a)の画像データ保持者情報とを指定して画像データ保持者の変更を複写機10の画像処理制御部113に通知する(S220)。画像処理制御部113は、カレントバンドデータに係るバンド管理テーブル1133の画像データ保持者情報を、PC20bからPC20aに係る情報に更新する(S221)。続いて、画像処理制御部113は、カレントバンド番号と依頼元情報とを指定して、カレントバンドデータの旧保持者であったPC20bの画像処理管理部22bにカレントバンドデータの解放を要求する(S222)。画像処理管理部22bが、カレントバンドデータの解放を画像処理部21bに要求すると(S223)、画像処理部21bはカレントバンドデータを解放し(S224)、その旨を画像処理管理部22bに通知する(S225)。画像処理管理部22bは、解放の通知を受け、PC20bにタスクの解放を要求する(S226)。

0063

一方、PC20aの画像処理管理部22aは、画像データ保持者の変更通知の送信(S220)に続いて、カレント画像処理の実行を画像処理部21aに要求する(S227)。画像処理部21aは、PC20aのCPUを用いてカレントバンドデータを処理対象としてカレント画像処理を実行する(S228)。カレント画像処理の実行が完了すると、画像処理部21aは、画像処理管理部22aにカレント画像処理の完了を通知する(S229)。画像処理管理部22aは、カレント画像処理の完了を複写機10の画像処理制御部113に送信する(S230)。

0064

上記におけるステップS207〜S230までの処理は、カレントバンドデータに対する画像処理シーケンスに属する画像処理の数だけ繰り返される(loop1)。また、ステップS204〜S230までの処理は、画像データを構成するバンドデータの数だけ繰り返される(loop2)。なお、図中では、依頼先PCはPC20aとして、また、画像データ保持者はPC20bとして固定されているが、いずれも画像処理シーケンスの進行に伴って変化する。

0065

画像管理テーブル1121(図8)の画像処理シーケンス終了バンド数の値が、全バンド数と一致すると、すなわち、全てのバンドデータに対して全ての画像処理シーケンスが完了すると、バンド管理部112は、バンド番号を指定して、画像処理制御部113に対してバンド番号に係るバンドデータ(以下「対象バンドデータ」という。)の取得を要求する(S231)。当該バンド番号は、バンドテーブル1122より取得される。

0066

画像処理制御部113は、対象バンドデータのバンド管理テーブル1133に基づいて、対象バンドデータの画像データ保持者を特定し、画像データ保持者であるPC20の画像処理管理部22に対してバンド番号と依頼元情報(複写機10の識別情報)とを指定して、対象バンドデータの送信を要求する(S232)。なお、図中では、当該要求が、画像処理管理部22aに送信されている例が示されているが、当該要求は、各バンドデータに対して最後に画像処理を実行したPC20に対して送信される。したがって、当該要求の送信先は、バンドデータに応じて異なり得る。

0067

例えば、PC20aが対象バンドデータの画像データ保持者であったとすると、対象バンドデータの送信要求を受信した画像処理管理部22aは、依頼元情報とバンド番号とを指定して画像処理部21aに対して対象バンドデータを要求する(S233)。画像処理部21aは、画像処理管理部22aに対して対象バンドデータを出力する(S234)。画像処理管理部22aは、対象バンドデータを依頼元(複写機10)の画像処理制御部113に送信する(S235)。画像処理制御部113は、受信した対象バンドデータをバンド管理部112に出力する(S236)。バンド管理部112は、対象バンドデータを出力部115に出力する(S237)。出力部115は、対象バンドデータをプリンタ12に印刷させる。なお、ステップS231〜S237までの処理は、バンド管理テーブル1133に登録されているバンド番号の順で、全てのバンドデータに対して繰り返される(loop3)。したがって、各バンドデータは、バンド番号の順番でプリンタ12によって印刷される。

0068

loop3の処理が全てのバンドデータに対して完了すると、バンド管理部112は、画像処理が完了したことを画像処理制御部113に通知する(S240)。画像処理制御部113は、バンド番号と依頼元情報(複写機10)とを指定して、当該バンド番号に係るバンドデータ(対象バンドデータ)の解放を対象バンドデータの画像データ保持者に要求する(S241)。

0069

例えば、PC20aが対象バンドデータの画像データ保持者であったとすると、画像処理管理部22aは、対象バンドデータの解放を画像処理部21aに要求する(S242)。画像処理部21aは対象バンドデータを解放し(S243)、その旨を画像処理管理部22aに通知する(S244)。画像処理管理部22aは、解放の通知を受け、PC20aにタスクの解放を要求する(S245)。なお、ステップS241〜S245の処理は、バンド管理テーブル1133に登録されているバンド番号の順で、全てのバンドデータに対して繰り返される(loop4)。したがって、各バンドデータは、各画像データ保持者より削除される。

0070

ところで、各バンドデータに対する画像処理は、並列的に実行され得る。各バンドデータに対する画像処理が並列的に実行されることで、画像データに対する画像処理の処理時間を短縮することができる。

0071

図14は、画像処理の並列的な実行を説明するためのシーケンス図である。

0072

まず、複写機10において、最初のバンドデータ(バンドデータ1)が入力される(S301)。バンドデータ1の入力が完了すると、例えば、画像処理部21cによってバンドデータ1に対する画像処理1(以下「画像処理1−1」という。)が開始される(S401)。画像処理1−1(S401)と並行して、複合機10ではバンドデータ2の入力が開始される(S302)。バンドデータ2の入力中に、画像処理1−1(S401)は終了し、画像処理部21dによってバンドデータ1に対して画像処理2(以下「画像処理1−2」という。)が開始される(S501)。

0073

画像処理1−2(S501)の実行中に、バンドデータ2の入力は完了し、画像処理部21cによってバンドデータ2に対する画像処理1(以下「画像処理2−1」という。)が開始される(S402)。また、バンドデータ2の入力が完了すると、複合機10ではバンドデータ3の入力が開始される(S303)。バンドデータ3の入力中に、画像処理2−1(S402)は完了し、画像処理部21cによってバンドデータ2に対する画像処理2(以下「画像処理2−2」という。)が開始される(S403)。

0074

画像処理2−2(S403)の実行中に、画像処理1−2(S501)と、バンドデータ3の入力が完了し、画像処理部21dによってバンドデータ3に対する画像処理1(以下「画像処理3−1」という。)が実行される(S502)。画像処理3−1(S502)が完了すると、画像処理部21dによってバンドデータ1に対する画像処理3(以下「画像処理1−3」という。)が開始される(S503)。画像処理1−3(S503)の実行中に、画像処理2−2(S403)が終了する。画像処理部21cでは、画像処理2−2に続いて、バンドデータ3に対する画像処理2(以下「画像処理3−2」という。)が実行される(S404)。

0075

画像処理部21dでは、画像処理1−3(S503)が完了すると、画像処理3−2(S404)と並行して、バンドデータ2に対する画像処理3(以下「画像処理2−3」という。)が開始される(S504)。画像処理2−3(S504)が完了し、更に、画像処理3−2(S404)が完了すると、画像処理部21dによってバンドデータ3に対して画像処理3が実行される(S505)。

0076

このように、各バンドデータに対する各画像処理は、並列的に実行され得る。なお、各画像処理部21は、同一のPC20上における異なるプロセスであってもよい。但し、各画像処理部21が同一のCPUによって実行される場合は、並列処理論理的なものとなる。

0077

上述したように、本発明の実施の形態における画像処理システム1によれば、画像データに対する画像処理が、PC20のCPUを用いて実行される。したがって、複写機10にASICやDSP等の専用のチップの開発や搭載等を行う必要がなくなり、複写機10のコストダウンを図ることができる。また、各画像処理は、PC20にインストールされたプログラムによって実行されるため、プログラムの変更によって機能強化等が容易となり、画像処理機能の拡張性を確保することができる。

0078

また、画像データは、所定単位に分割され、分割されたそれぞれのデータ(バンドデータ)について、一連の画像処理を構成する画像処理ごとに複数のPC20によって分散して処理が実行され得る。したがって、並列処理が可能となり、画像処理の処理性能を適切に確保することができる。

0079

なお、本実施の形態では、全ての画像処理がPC20によって実行される例を示したが、複写機10に画像処理用のプログラムを実装することにより、複写機10に一部の画像処理を実行させるようにしてもよい。

0080

また、本実施の形態では、コピーが実行される際の処理について説明したが、印刷が実行される際に必要とされる画像処理に関しても本発明は有効に適用され得る。すなわち、本発明は、複写機だけでなく、プリンタ又は複合機等に対しても適用可能である。

0081

なお、本発明の実施にあたり、複写機10と各PC20とは、高速のデータ通信路によって接続されることが望ましい。

0082

以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

図面の簡単な説明

0083

本発明の実施の形態における画像処理システムの構成例を示す図である。
本実施の形態における複写機のコントローラのハードウェア構成例を示す図である。
本発明の実施の形態における複写機のソフトウェア構成例を示す図である。
本発明の実施の形態におけるPCのソフトウェア構成例を示す図である。
画像処理システムの処理手順の概要を説明するための図である。
バンドデータを説明するための図である。
画像処理システムの処理手順を説明するためのシーケンス図である。
画像管理テーブル及びバンドテーブルの構成例を示す図である。
画像処理シーケンステーブルの構成例を示す図である。
画像処理シーケンステーブルの具体例を示す図である。
画像処理シーケンス編集画面の表示例を示す図である。
依頼先管理テーブル及び依頼先テーブルの構成例を示す図である。
画像処理シーケンス管理テーブル、バンド管理テーブル、及び画像処理管理テーブルの構成例を示す図である。
画像処理の並列的な実行を説明するためのシーケンス図である。

符号の説明

0084

1画像処理システム
10、10a、10b複写機
11スキャナ
12プリンタ
13操作パネル
14コントローラ
20、20a、20b、20c PC
21画像処理部
22 画像処理管理部
101 OS
102ドライバ群
103プロトコルスタック
104操作パネル制御部
105スキャナ制御部
106プリンタ制御部
107ネットワーク制御部
110 画像処理部
111 入力部
112バンド管理部
113画像処理制御部
114依頼先管理部
115 出力部
121メモリ管理部
131コピーアプリ
132スキャナアプリ
133プリンタアプリ
141 ROM
142 RAM
143 CPU
144SDカード
145 EEPROM
500 記録媒体

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