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技術 ヤーコン搾汁を含有する組合せ野菜飲料及びその摂取方法

出願人 三井ヘルプ株式会社
発明者 渡辺最昭渡辺博敏渡辺裕次和田真子
出願日 2006年11月10日 (14年11ヶ月経過) 出願番号 2006-305350
公開日 2008年5月29日 (13年4ヶ月経過) 公開番号 2008-118894
状態 特許登録済
技術分野 非アルコール性飲料
主要キーワード 組合せセット 点セット トータルバランス 需要拡大 調理機 効果効能 大根葉 ストレス解消
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年5月29日)のものです。
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課題

鮮明で変化に富む色調及びトータルでの栄養バランスを同時に達成する組合せ野菜飲料とその摂取方法の提供。

解決手段

効能別に色分けされたジュース複数種セットにして組合せ野菜飲料としたもので、次の(a)〜(g)の7色の飲料を、複数種組み合わせてセットする。(a)ヤーコン黄色搾(ア)40%以上とキャロット搾汁30%以上を含む色飲料、(b)ヤーコン緑色搾汁(イ)40%以上と豆乳40%以上を含む淡い緑色飲料、(c)アかイを80%以上とブルーベリー搾汁10%以上を含む紫色飲料、(d)ア60%以上とトマト搾汁20%以上を含む赤色飲料、(e)イ50%以上と、残部が緑色野菜からなる緑色飲料、(f)イ80%以上と、少量のレモン及びヤーコン酢を含む黄色飲料、(g)イ15%以上とリンゴ搾汁60%とやーコン酢7%以上を含む黄橙飲料であり、残部に他の野菜搾汁を含有できる。

概要

背景

現在、天然果汁は種類も多く市場あふれている。一方、野菜ジュースも8種類又はそれ以上ミックスした形で市販され、また、ニンジントマトケールなどの野菜飲料単品で市販されている。しかしながら、栄養バランスに富み、かつ色彩豊かな野菜ジュースを同時に満たすものは提案されていない。多種類の野菜ブレンドすればするほど色彩は不鮮明になり、単品では栄養バランスに欠け、味が単純となり飽きがくる。更に、健康維持、疲労回復生活習慣病予防肥満防止に有効なフラクトオリゴ糖を、潤沢に含有する色彩豊かな組合せ野菜飲料はいまだ提案されていない。

フラクトオリゴ糖を多く含む野菜としては、ヤーコンゴボウアスパラガス大豆ニンニクなどがある。これらの野菜の中で、みずみずしさに富み、野菜ジュースとして適するものにヤーコンがあり、すでに本発明者らは健康ドリンク剤として提案済みである。1つはヤーコン緑色(特許第3451545号)であり、今1つはヤーコン黄色搾汁(特許第3044337号)である。しかし、ヤーコン単独では、色彩的には緑色と黄色の2種類ともに鮮明であるが、栄養バランスの点からは十分であるとは言えない。それぞれの野菜が有する特性を活かし、できるだけ数多くの野菜を摂取して栄養バランスを取りたいと考えるのは全ての人の願望である。

現今の最大の課題として、野菜不足肥満の問題がある。日本人野菜摂取量は年々低下している。特に、子供の野菜嫌いと肥満増加は深刻である。野菜不足は、主婦の多くが勤めをもち外食の機会が増えた結果にもある。朝食のご飯がパン食となり、パンと牛乳だけで朝食を済ませる。昼食は弁当が多く、野菜不足を助長するライフスタイルになった。結果として、野菜を摂取できるのは夕ご飯時だけである。そして野菜不足は肥満を引き起こし、更に生活習慣病の原因にもなっている。
特許第3451545号公報
特許第3044337号公報

概要

鮮明で変化に富む色調及びトータルでの栄養バランスを同時に達成する組合せ野菜飲料とその摂取方法の提供。効能別に色分けされたジュース複数種セットにして組合せ野菜飲料としたもので、次の(a)〜(g)の7色の飲料を、複数種組み合わせてセットする。(a)ヤーコン黄色搾汁(ア)40%以上とキャロット搾汁30%以上を含む色飲料、(b)ヤーコン緑色搾汁(イ)40%以上と豆乳40%以上を含む淡い緑色飲料、(c)アかイを80%以上とブルーベリー搾汁10%以上を含む紫色飲料、(d)ア60%以上とトマト搾汁20%以上を含む赤色飲料、(e)イ50%以上と、残部が緑色野菜からなる緑色飲料、(f)イ80%以上と、少量のレモン及びヤーコン酢を含む黄色飲料、(g)イ15%以上とリンゴ搾汁60%とやーコン酢7%以上を含む黄橙飲料であり、残部に他の野菜搾汁を含有できる。なし

目的

本発明は、野菜不足と肥満の解消、更には生活習慣病の予防を、新規な野菜飲料の組合せによって解決しようとするものであり、同時に食卓から野菜を多く摂取するライフスタイルを提案するもので、詳しくは、それぞれの野菜が持つ固有栄養素や色調などの特性を活かし、子供達も喜ぶ美味しさと、元気の出る鮮明で変化に富む色調及びトータルでの栄養バランスを同時に達成することができる組合せ野菜飲料とその摂取方法を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

ヤーコンと他の野菜搾汁とからなり、野菜由来色素により、効能別に色分けされたジュース複数種セットにしたことを特徴とする組合せ野菜飲料

請求項2

前記野菜飲料は、甘味成分として、ヤーコン搾汁由来のフラクトオリゴ糖を1.2重量%以上含有することを特徴とする請求項1記載の組合せ野菜飲料。

請求項3

下記の(a)〜(g)の7色の飲料を、複数種組み合わせてセットとしたことを特徴とする組合せ野菜飲料。(a)ヤーコン黄色搾汁40%以上とキャロット搾汁30%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる橙色飲料。(b)ヤーコン緑色搾汁40%以上と豆乳40%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる淡い緑色飲料。(c)ヤーコン緑色搾汁、ヤーコン黄色搾汁又は両者の混合搾汁80%以上とブルーベリー搾汁10%以上からなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる紫色飲料。(d)ヤーコン黄色搾汁60%以上とトマト搾汁20%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる赤色飲料。(e)ヤーコン緑色搾汁50%以上と、残部が緑色野菜からなる緑色飲料。(f)ヤーコン緑色搾汁80%以上と、少量のレモン及びヤーコン酢とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる黄色飲料。(g)ヤーコン緑色搾汁15%以上とリンゴ搾汁60%以上とヤーコン酢7%以上からなり、残部に他の野菜搾汁及び蜂蜜を含有できる黄橙飲料。

請求項4

請求項3に記載の組合せ野菜飲料が、前記(c)と(d)と(f)の3色からなることを特徴とする肥満予防のための野菜飲料。

請求項5

請求項3に記載の組合せ野菜飲料が、前記(a)と(b)と(e)と(g)の4色からなることを特徴とする疲労回復及び生活習慣病予防のための野菜飲料。

請求項6

請求項3、4又は5に記載の野菜飲料を1日1色づつ順次摂取することを特徴とする野菜飲料の摂取方法

技術分野

0001

本発明は、新規組合せ野菜飲料係り、特に、ヤーコンを含有する美味しくて栄養バランスに富み、鮮明かつ色彩豊かな野菜飲料複数種セットにした組合せ野菜飲料とその摂取方法に関する。

背景技術

0002

現在、天然果汁は種類も多く市場あふれている。一方、野菜ジュースも8種類又はそれ以上ミックスした形で市販され、また、ニンジントマトケールなどの野菜飲料が単品で市販されている。しかしながら、栄養バランスに富み、かつ色彩豊かな野菜ジュースを同時に満たすものは提案されていない。多種類の野菜ブレンドすればするほど色彩は不鮮明になり、単品では栄養バランスに欠け、味が単純となり飽きがくる。更に、健康維持、疲労回復生活習慣病予防肥満防止に有効なフラクトオリゴ糖を、潤沢に含有する色彩豊かな組合せ野菜飲料はいまだ提案されていない。

0003

フラクトオリゴ糖を多く含む野菜としては、ヤーコン、ゴボウアスパラガス大豆ニンニクなどがある。これらの野菜の中で、みずみずしさに富み、野菜ジュースとして適するものにヤーコンがあり、すでに本発明者らは健康ドリンク剤として提案済みである。1つはヤーコン緑色搾汁(特許第3451545号)であり、今1つはヤーコン黄色搾汁(特許第3044337号)である。しかし、ヤーコン単独では、色彩的には緑色と黄色の2種類ともに鮮明であるが、栄養バランスの点からは十分であるとは言えない。それぞれの野菜が有する特性を活かし、できるだけ数多くの野菜を摂取して栄養バランスを取りたいと考えるのは全ての人の願望である。

0004

現今の最大の課題として、野菜不足肥満の問題がある。日本人野菜摂取量は年々低下している。特に、子供の野菜嫌いと肥満増加は深刻である。野菜不足は、主婦の多くが勤めをもち外食の機会が増えた結果にもある。朝食のご飯がパン食となり、パンと牛乳だけで朝食を済ませる。昼食は弁当が多く、野菜不足を助長するライフスタイルになった。結果として、野菜を摂取できるのは夕ご飯時だけである。そして野菜不足は肥満を引き起こし、更に生活習慣病の原因にもなっている。
特許第3451545号公報
特許第3044337号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、野菜不足と肥満の解消、更には生活習慣病の予防を、新規な野菜飲料の組合せによって解決しようとするものであり、同時に食卓から野菜を多く摂取するライフスタイルを提案するもので、詳しくは、それぞれの野菜が持つ固有栄養素や色調などの特性を活かし、子供達も喜ぶ美味しさと、元気の出る鮮明で変化に富む色調及びトータルでの栄養バランスを同時に達成することができる組合せ野菜飲料とその摂取方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するため、本発明では、ヤーコン搾汁と他の野菜搾汁とからなり、野菜由来色素により、効能別に色分けされたジュースを複数種セットにしたことを特徴とする組合せ野菜飲料ととしたものである。
前記組合せ野菜飲料は、甘味成分として、ヤーコン搾汁由来のフラクトオリゴ糖を1.2重量%以上含有することができる。なお、本発明では、%すべて重量%である。
また、本発明では、下記の(a)〜(g)の7色の飲料を、複数種組み合わせてセットとしたことを特徴とする組合せ野菜飲料としたものである。
(a)ヤーコン黄色搾汁40%以上とキャロット搾汁30%以上とからなり、
残部に他の野菜搾汁を含有できる色飲料。
(b)ヤーコン緑色搾汁40%以上と豆乳40%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる淡い緑色飲料。
(c)ヤーコン緑色搾汁、ヤーコン黄色搾汁又は両者の混合搾汁80%以上とブルーベリー搾汁10%以上からなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる紫色飲料。
(d)ヤーコン黄色搾汁60%以上とトマト搾汁20%以上とからなり、残部に
他の野菜搾汁を含有できる赤色飲料。
(e)ヤーコン緑色搾汁50%以上と、残部が緑色野菜からなる緑色飲料。
(f)ヤーコン緑色搾汁80%以上と、少量のレモン及びヤーコン酢とからなり
、残部に他の野菜搾汁を含有できる黄色飲料。
(g)ヤーコン緑色搾汁15%以上とリンゴ搾汁60%以上とやーコン酢7%以上からなり、残部に他の野菜搾汁及び蜂蜜を含有できる黄橙飲料。

0007

前記組合せ野菜飲料において、前記(c)と(d)と(f)の3色からなる肥
満予防のための野菜飲料、又は、前記(a)と(b)と(e)と(g)の4色からなる疲労回復及び生活習慣病予防のための野菜飲料としたものである。
さらに、本発明では、前記(a)〜(g)の組合せの野菜飲料のそれぞれを組合せた野菜飲料を、1日1色づつ順次摂取することを特徴とする野菜飲料の摂取方法としたものである。

発明の効果

0008

本発明の組合せ野菜飲料は、ヤーコン搾汁と他の野菜搾汁とからなり、本来野菜が持つ色素を保持し、効能別に色分けされた搾汁を栄養バランス上の目的から複数種セットにしたところに特徴を有する。従来の野菜ジュースは、単品の野菜搾汁を多数種混合し、かつ果物の搾汁液である果汁を多量に加えており、野菜の持つ色素を損なうだけでなく、野菜ジュースか果汁ジュースかを判別できないものであり、本発明の野菜飲料は従来のものと一線を画するものである。
ヤーコンは、それ自体野菜ジュースであると同時に、天然甘味料としての役割を持つ。このようなヤーコンがあって初めて、効能別に色分けされた野菜飲料が、美味しく且つ、栄養バランスよくできあがる。本発明は、消費者が目的に応じて摂取し易く、また、7色に色分けされているので毎日新鮮気持ちを持って摂取できる利点がある。

発明を実施するための最良の形態

0009

本発明は、本発明者らが先に発明した前記2件の特許(特許第3451545号、特許第3044337号)を活用している。ヤーコンは、現存する野菜の中で世界一オリゴ糖を多く含む野菜であり、且つ野菜飲料の中核となるヤーコン緑色搾汁とヤーコン黄色搾汁の2つがあって初めて本目的を達成できる。

0010

ヤーコンは、主成分がフラクトオリゴ糖であり、天然甘味料として優れている。即ち、ヤーコンは、100g中に8〜10gのオリゴ糖を含有すると言われる。フラクトオリゴ糖は砂糖の1/3の甘味を有する。さらに、それ自身は体内で吸収、消費されず、肥満の原因にならない利点がある。一方、ヤーコン100%のヤーコン緑色搾汁と、これにビタミンCを加えて得られるヤーコン黄色搾汁は、いずれも糖度10〜14度の甘味を有し、それ自体が野菜ジュースとして十分飲できる。ただ、ヤーコン搾汁は、甘い特性がある一方で、味に多様性がなく、飲み続けると飽きがくる弱点もある。これらの長所と短所を考慮する時、全ての野菜を美味しくできる甘味料的特性汎用性を有するものであり、ヤーコンの持つ最大の特徴である。本利点を生かし、更にこれら2種類のヤーコン搾汁を活用することで、砂糖や果糖ブドウ糖液糖など肥満につながる甘味料を使用せずに、全ての野菜を美味しく飲める野菜飲料の開発が可能となる。

0011

次に、本発明を詳細に説明する。本発明は、栄養バランスに富み、鮮明で豊かな7色の色彩を有する組合せ野菜飲料の提供に関する。本発明の目的は、今日的課題である野菜不足と肥満防止の解消に寄与し、生活習慣病の予防に資することにある。これを可能にする中核野菜はヤーコンであり、具体的には、ヤーコンから製造された緑色搾汁及び黄色搾汁の2種類のジュースの存在によって初めて本発明を完成することができる。

0012

ヤーコンは、1980年に初めて日本に導入された中米原産のキク科の野菜である。主成分はフラクトオリゴ糖であり、野菜の中で最高にオリゴ糖を含有する特徴を有する。今日ではヤーコンの認知度はかなり高まり、日本全国で栽培されるようになった。本発明者らも1985年、ヤーコンの持つ食品としての機能性に着目し、以来、栽培及び加工研究に取り組み、種々の製品を開発し提案してきた経緯がある。その中で最も基本的な発明は、特許第3044337号のヤーコン黄色搾汁と、特許第3451545号のヤーコン緑色搾汁の2種類の発明である。また、その搾汁の利用面では、ヤーコン・キャロット飲料(特開平8−308543号公報)や、ヤーコン豆乳飲料(特開平2002−101859号公報)など、本発明者らの提案をあげることができる。

0013

ヤーコンはアクが強く、極めて褐変しやすい野菜である。即ち、ヤーコンをすりつぶすと、徐々に酸化されて緑色を呈する。更に、時間の経過と共に酸化が進み、茶褐色ないし黒褐色に変化する。本発明者らは、酸化の途中で生成する緑色を加熱することにより安定化させることに成功した(前記特許第3451545号)。また、緑色が最大に達した時点で、ビタミンCなどを加えて還元することにより、安定な黄色搾汁を得た(前記特許第3044337号)。その後、本発明者らが科学的手法を駆使して詳細に反応過程を調べた結果、本酸化・還元反応は可逆的であることが判明した。
ヤーコン緑色搾汁 ⇔ ヤーコン黄色搾汁
中性又はアルカリ性で) (酸性で)
即ち、酸性にすると黄色に、アルカリ又は中性にすると緑色に変化した。更に緑色色素の構造を調べた結果、ポリフェノール一種であるクロロゲン酸一級アミノ酸が結合した化合物であることを確認できた。このことから、本緑色色素は人のの中では、クロロゲン酸と必須アミノ酸8種を含むアミノ酸となり、これ自体大変有用な栄養素であることが判った。その上、本緑色色素は、通常の緑色野菜が葉緑素からなり、光に弱いのに対して、耐光性を有している。その結果、ヤーコン緑色搾汁を用いて得られる飲料は、長期にわたって退色しない長所を発現する。
ヤーコンは澱粉を含まず、オリゴ糖のかたまりのような根菜であるが、上記の緑色色素以外にも、食物繊維を多く含み、カリウムカルシウムマグネシウムなどのミネラル類豊富な野菜である。

0014

本発明者らは既に平成8年から今日まで、黄色のヤーコンジュースを市販している。更に、未だ販売には至っていないが、ヤーコンとキャロットをブレンドした美味しい橙色の健康飲料を提案してきた。また、ヤーコンと豆乳、それに少しの蜂蜜をブレンドした美味しい白色ないし淡い緑色を有するヤーコン豆乳飲料も提案してきた。しかしながら、それらは鮮明な色彩や栄養バランスを考えての総括的提案には至っていなかった。

0015

本発明は、本来野菜が持つ固有の色素を生かし、かつ効能別に色分けされた複数の野菜を組合せセットにした野菜飲料であることを特徴とする。従って、従来の、雑多な野菜ジュースに比べて、目的に応じて摂取し易く、色が多様に異なるので毎日新鮮に摂取できる利点を有する。
従来のものとの違いを一例として挙げて説明すると、店頭に並ぶ緑黄色野菜飲料を見れば分かるように、折角の緑色野菜も数十種類の野菜をブレンドした上に果汁を多く添加した結果、多くは緑色を消失して橙色飲料になっている。これでは本来野菜の持つ色彩的特徴を生かしたことにならない。また、従来の野菜飲料は、甘味成分として砂糖やブドウ糖果糖液糖等を使用するか、又は果物から得た大量の果汁を使用するかのいずれかで、野菜飲料か果汁飲料か判然としない実態があった。
本発明の全ての飲料は、ヤーコンに起因するオリゴ糖を一定以上含有する。当然のこととして多くの個性的な野菜を摂取でき、栄養バランスにも優れている。また、ヤーコンが持つ天然甘味料としての優れた特性から、出来上がった飲料は、全て甘味が加味された美味しいものに仕上げることができる。ここに加味された甘味成分は、体内で消化吸収されることなく排出でき、肥満の原因になることもない。このような豊かな色彩と、色分けされた効能別飲料は、オリゴ糖を多量に含むヤーコンあって成しうることであり、かつ、黄色と緑色の二つのヤーコンジュースあって初めて可能になることである。

0016

詳細は実施例で述べるが、七色に色分けされた効能別飲料について概要を以下に示す。
(1)橙色飲料・・・ヤーコン黄色搾汁40%以上とキャロット搾汁30%以上とからなり、残部は限定されるものではないが、例えば、カボチャ、黄色ピーマンスイートコーンなどを含有できる。また、ニンジンの臭いやヤーコンの土臭さを消すために、りんご、みかん、レモン、ヤーコン酢などを少々加えることができる。ニンジン中のカロチンやヤーコンとニンジン双方に含まれるポリフェノールの相乗効果抗酸化力の強い飲料となる。
効果効能として、ヤーコンとニンジンは共にお通じを能くすることで知られ、相乗効果が期待できる。ニンジンは、5臓6腑を温めることや目の疲れや疲労回復でも知られ、このような体に良い野菜を美味しく飲めるようにできることは新しい価値である。

0017

(2)白色ないし淡い緑色飲料・・・ヤーコン緑色搾汁40%以上と豆乳40%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁及び蜂蜜を含有できる。豆乳は食物蛋白質が豊富で、牛乳に代わる野菜飲料として需要拡大を続けている。利尿作用整腸作用が強く、皮下脂肪蓄積を防ぐビタミンB1を多く含む。効果効能として、ヤーコンも大豆も共にオリゴ糖を最高に多く含有しており、前者はフラクトオリゴ糖、後者は大豆オリゴ糖とオリゴ糖の種類が異なり、このことがお通じを良くする上で相乗的に働くものと考えられる。単一物質では腸が慣れてしまい、持続的な効果を失うとことが知られている。本野菜飲料は、異なる種類のオリゴ糖を含有し、かつ最もオリゴ糖を多く含む飲料である。

0018

(3)紫色飲料・・・ヤーコン緑色搾汁、ヤーコン黄色搾汁又は両者の混合搾汁80%以上とブルーベリー10%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる。例えば、紫芋サツマイモ)、ヤマモモなどを含有できる。味はブルーベリーであるが、純粋なブルーベリーのように酸味は強くなく、美味しく飽きのこない飲みやすい野菜飲料である。紫色が鮮明で高貴な色調を有する。ブルーベリーは目に良いとされ、消費者の認知度が高い。アントシアニンも豊富に摂取できる。
(4)赤色飲料・・・ヤーコン黄色搾汁60%以上とトマト搾汁20%以上とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる。例えば、スイカ赤シソ赤ピーマンイチゴ、ユスラなどを含有できる。トマトは、心筋梗塞リスクを減少させ、消化を助け胃を夫にし、消化器系がん予防になると言われている。シソには、出血を止める働きがあり、腸の働きを良くし、腹痛下痢を治し、解毒作用のほかに、ストレス解消食欲増進に効果があるとされる。ヤーコンとトマトとシソをブレンドすることで、消化器系を総合的に強くできると期待される。

0019

(5)緑色飲料・・・ヤーコン緑色搾汁50%以上と残部が緑色野菜搾汁、例えば、ほうれん草、ブロッコリーキャベツ、ケール、ゴーヤ小松菜白菜、三つ葉、大根及び大根葉玉葱ヤーコン葉などを含有できる。子供に嫌われる野菜が好かれる野菜に変わる効果がある。緑黄色野菜は野菜の王様であり、生活習慣病の予防に欠かせない大切な野菜である。緑色ヤーコン搾汁と他の緑色野菜をブレンドすることで、光が当たっても色の退色がなくなり、品質保持管理し易い利点がある。本飲料は健康増進と野菜不足解消に欠かせない。また、緑色野菜には葉酸も多く、造血作用があり心臓を強くすると言われている。

0020

(6)黄色飲料・・・ヤーコン緑色搾汁80%以上と少量のレモン、ヤーコン酢とからなり、残部に他の野菜搾汁を含有できる。オレンジジュース感覚で美味しく野菜を摂取できる。黄色が鮮やかで食欲増し元気の源になる。
(7)黄橙飲料・・・ヤーコン緑色搾汁15%以上とリンゴ搾汁60%以上とヤーコン酢7%以上からなり、残部に他の野菜搾汁及び蜂蜜を含有できる。ヤーコン酢は野菜から作られた唯一食酢であり、野菜酢が万人に愛飲される一般的な飲み物となる。週に1回美味しく野菜酢を飲むことで、疲労回復、ストレス解消、食欲増進が期待できる。今日では酢の効用は消費者に広く認知されている。

0021

以上で本発明の7色の野菜飲料の構成と効能について述べた。それぞれにつき野菜由来の色素により相乗効果も現れるが、これら1色1品だけを摂れば栄養補給できるという単純なものではない。栄養のトータルバランスを考えての野菜飲料の摂取方法について述べる。
先ず今日、何故野菜不足が深刻な問題となり、かつ食生活が偏ったものになったかを考察する。かつて、朝食はご飯に味噌汁が一般的であった。味噌汁を食べる限り、中の具に野菜を用いた。やがて、朝のパン食が増え、しかもパンの品数が豊富となり美味しくなって、おかずが要らなくなった。せいぜい、ハムエッグに牛乳だけの朝食という家庭が殆どになった。

0022

昼食はと言えば、主婦も共働きで忙しく、野菜の少ない、味の濃い市販の弁当が当たり前となった。弁当屋が繁盛し、コンビニエンスストアーで一番売れているのは弁当だと言われるまでになっている。したがって、夕食だけが野菜を摂取できる機会だが、最近は外食する家庭も増えている。
かような環境変化により、今日の日本では、一人当たりの野菜の摂取量が年々減り続け、これに伴い生活習慣病や肥満が増えている。一方アメリカでは、1990年の前半までは減り続けていたものが、後半から野菜摂取量は増加に転じたと言われている。これに伴い生活習慣病、とりわけガン患者数が減少してきたとの統計がある。日本とアメリカの違いは、1つには野菜摂取の仕方の違いによると本発明者らは考えている。

0023

本発明者らは、朝のむ野菜をセット飲料として提案することで、野菜不足と肥満防止に貢献できると考え本発明を完成させた。勿論、朝食だけに限定する必要はないが、朝食時の野菜飲料を提供することで、より効果的に野菜の摂取量を増加させることが可能になる。更に、野菜の摂取量を増やす目的だけにとどまらず、野菜自身の持つ色を生かし、効能別に色分けされた7色7品を準備することで、効果をより確実なものにできる。
本発明の野菜飲料を、1日1色づつ順次摂取することで、本目的を達成することができる。機能別に色分けした結果、目的に応じて摂取し易いく、色もバラエティーに富むことで、毎日新鮮な気持ちで摂取できるなどの利点を有する。食の世界は、特に好き嫌い個人差があり、7色7品の中に嫌いなものがあれば、少なくとも3色以上摂取することが栄養バランス上で望ましい。
本発明飲料の摂取量に関しては特に限定されるものではないが、1品につき100〜500mlが適量である。一般にオリゴ糖は1日5〜10g摂取すると、腸に良く、お通じなどを通して何らかの体感感じる効果が現れると言われている。従って、ヤーコンを多く含む場合には、100mlで本範疇のオリゴ糖を摂取でき、ヤーコン含有量の少ない場合でも、500ml摂取すれば十分である。
また、本飲料は7点セットを基本としているが、要望によっては3乃至6点セットも用意する考えである。1品の量は例えば160ml〜250mlを想定している。容器については、瓶、紙カップペットボトルなどを考えているが、お酢を含む飲料は缶を使用できない場合もでてくる。

0024

以下に、本発明を具体的に示すために個々の野菜飲料の実施例を示す。
実施例1(橙色野菜飲料)
有機栽培による収穫直後の生鮮ヤーコン(糖度12.8度)を、芋洗い機に入れ、よく水洗する。水洗して表皮だけを取り除いた皮付きヤーコンを、約90℃の温水中にて20分間熱処理を施す。次いで、野菜破砕機に導入し、スクリュウ固液分離機にて液体部と固体部に分離した。液体部は鮮明な緑色を呈し、中間製品としてのヤーコン緑色搾汁を得る。この時の収率は79%であった。このものをステンレス製タンクに移し、これにビタミンCを加えてpH4.4に調整する。このようにして、糖度12.8度を有するヤーコン黄色搾汁を得た。

0025

得られたヤーコン黄色ジュース200gに、ニンジンジュース(100%)150gと熱処理したカボチャ20gをブレンドし、ついでレモンとヤーコン酢(三井ヘルプ製)をニンジン臭の除去の為に少量添加して目的の橙色野菜飲料を得た。
本飲料は、pH4.7、糖度7.3度のニンジン臭の少ない、ヤーコンでもなく、ニンジンでもない甘味のある飲みやすい飲料であった。
日本ダイオネクス社製の液体クロマトグラフィーにより、フラクトオリゴ糖を含むオリゴ糖類含有率を測定した結果、100グラム中に2.9グラム含まれていた。

0026

実施例2(白色乃至淡い緑色飲料)
有機栽培による収穫直後の生鮮ヤーコン(糖度12.8度)を、芋洗い機に入れ、よく水洗する。水洗して表皮だけを取り除いた皮付きヤーコンを、約90℃の温水中にて20分間熱処理を施す。次いで、野菜破砕機に導入し、スクリュウ式固液分離機にて液体部と固体部に分離した。液体部は鮮明な緑色を呈し、中間製品としてのヤーコン緑色搾汁を得る。この時の収率は79%であり、糖度は12.8度えあった。
得られたヤーコン緑色搾汁200gに、市販の固形分濃度10%の純粋豆乳(大豆100%)200gと蜂蜜15gをシェイカー中に入れ、よく振とうして混合する。
得られたヤーコン豆乳飲料は豆乳でもなく、またヤーコンジュースの味でもなく、ヤーコンジュースを牛乳で割りを少し加えたような魅力的な美味しい飲料であった。本飲料は、pH6.3、糖度9.6度で大豆臭のないものであった。
日本ダイオネクス社製の液体クロマトグラフィーにより、フラクトオリゴ糖の含有率を測定した結果、100g中に3.3g含まれていた。

0027

実施例3(紫色飲料)
実施例1と同様にして得たヤーコン緑色搾汁170gと市販のブルーベリージュース(100%、糖度18.1度)30gをシェイカー中に入れ、よく振とうして混合する。
得られた紫色飲料は、ブルーベリー味のする、さっぱりした、後味の良い魅力的な飲料であった。本飲料は、pH4.6、糖度11.0度で、フラクトオリゴ糖の含有率は100g中に5.9g(5.9%)含まれていた。

0028

実施例4(赤色飲料)
実施例1と同様にして得たヤーコン黄色搾汁130g、市販のトマトジュース(トマト100%)50g、赤シソ10g、赤ピーマン10g、それにヤマモモエキス少々をシェイカー中に入れ、よく振とうして混合する。
得られた飲料は、赤色を呈し、トマトの薄味とシソの香りを有していた。飲料物性は、pH4.9、糖度7.8度で、フラクトオリゴ糖を4.7%含有していた。

0029

実施例5(緑色飲料)
実施例1と同様にして得たヤーコン緑色搾汁120gと、ホウレン草ピューレ(業務用に販売されている)10g、キャベツ10g、ブロッコリー10g、ケール10g、ゴーヤ10g、湯通ししたヤーコン葉10g、大根10g、青シソ10gをシェイカー中に入れ、よく振とうして混合した。
得られた飲料は、鮮明な緑色を呈し、市販の緑黄色野菜ミックス50%と果汁50%からなる野菜飲料のように美味しく仕上がっていた。飲料物性は、pH6.6,糖度6.1で、フラクトオリゴ糖を3.9%含有していた。

0030

実施例6(黄色飲料)
有機栽培した収穫直後の生鮮ヤーコンを、芋洗い機にて良く水洗し、引き続き手作業脱皮する。脱皮したヤーコン2Kgを計り取り、90℃の温水中にて6分間熱処理を施す。ついで、日本調理機製の高速ミキサーに移し充分破砕する。加水しないので破砕しにくいが、しゃもじを用い工夫して破砕した。糖度は12.8度であった。破砕が進むにつれ徐々に緑色となり、そして緑色が極大に達する。この時点でレモン水と三井ヘルプ社製のヤーコン酢を加え、pH3.8に調整する。緑色は一瞬にして鮮明な黄色に変化する。
得られた黄色飲料の糖度は、12.7で、甘味と酸味が調和した美味しい野菜飲料となった。黄色も鮮やかで、さわやかな元気の出る一般向きする飲物であった。本飲料中のフラクトオリゴ糖含有率は5.9%であった。

0031

実施例7(黄橙飲料)
実施例1と同様にして得たヤーコン緑色搾汁30gとりんご100%ジュース120g、それに三井ヘルプ社製のヤーコン酢(ヤーコン100%を酢酸発酵して製造したもの)20gと蜂蜜7gをシェイカー中に入れ、よく混ぜる。
得られた飲料は、赤味を帯びた黄橙色を呈した暖色で、pH3.9、糖度13.3の美味しい酢飲み物であった。本飲料中のフラクトオリゴ糖含有率は1・4%であった。

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