図面 (/)

技術 ダイヤル式表示具及びこれを用いたファイル

出願人 株式会社キングジム
発明者 戸田直利羽田達也高橋知里
出願日 2006年10月12日 (14年2ヶ月経過) 出願番号 2006-278697
公開日 2008年4月24日 (12年8ヶ月経過) 公開番号 2008-096711
状態 拒絶査定
技術分野 ファイリング用具 本・特殊印刷物 可動手段を用いた可変情報用表示装置
主要キーワード 識別用表示 断面湾曲形状 円形容器 ファイルボックス ボックスファイル 断面略円弧状 ダイヤル表示 折り目部分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年4月24日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

ファイル識別する表示が不用意に変わるのを防止できると共に、表示を簡単に変更できるダイヤル式表示具及びこれを用いたファイルの提供を課題とする。

解決手段

複数の識別用表示が設けられた円盤状の固定部材19と、固定部材19に回転自在に取り付けられ、複数の識別用表示を覆うと共に、識別用表示の何れかを外部に表示する表示窓35を有する回転部材20とを備えている。固定部材19及び回転部材20は、表示窓35が識別用表示上に配置された状態で回転部材20を所定の留置力で留置する留置手段を構成する留置用凹部22及び留置用凸部33を備えている。

概要

背景

従来、ファイル識別するダイヤル式表示具が提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。

特許文献1の回転シグナル付きフォルダーは、図15に示すように、フォルダー100の表表紙101a又は裏表紙101bの側端部に取り付けられる二枚折りのタブ102と、このタブ102内に鋲106を中心として回転自在に挿入された薄い円板107とを有している。

円板107には、放射状の色帯、同心円上に配置された各種図形の着色部、或いは数字記号などの表示部が設けられている。また、タブ102には、表示部を外部に表示する表示窓105が設けられている。

この回転シグナル付きフォルダーは、円板107を回転させることにより、表示窓105から表示される表示内容が変わる。フォルダーが複数ある場合には、表示窓105から表示される表示内容を互いに変えることにより、フォルダーを識別できる。

また、特許文献2に記載の表紙は、図16に示すように、断面コ字状に形成された表紙本体110と、その背表紙111側と裏表紙112側に連続し、背表紙111と裏表紙112の折り目部分で折り曲げられ、軸117を中心として回転可能な表示板116とを有している。

表示板116には、複数の表示部161が設けられている。この表示板116は、表紙本体110に貼り付けられた見出し用のカバー124によって覆われている。カバー124には、表示板116の表示部161を表示するための窓115が設けられている。

窓115から表示される表示部161の変更は、裏表紙112を開き、切り欠き114から操作して表示板116を回転させることにより行う。裏表紙112が閉じられている場合には、表示板116が折り曲げられているので、表示板116が不用意に回転するのを防止できる。
実公昭40−30165号公報
実公昭59−28860号公報

概要

ファイルを識別する表示が不用意に変わるのを防止できると共に、表示を簡単に変更できるダイヤル式表示具及びこれを用いたファイルの提供を課題とする。複数の識別用表示が設けられた円盤状の固定部材19と、固定部材19に回転自在に取り付けられ、複数の識別用表示を覆うと共に、識別用表示の何れかを外部に表示する表示窓35を有する回転部材20とを備えている。固定部材19及び回転部材20は、表示窓35が識別用表示上に配置された状態で回転部材20を所定の留置力で留置する留置手段を構成する留置用凹部22及び留置用凸部33を備えている。

目的

本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、ファイルを識別するための表示が不用意に変わるのを防止できると共に、必要な場合は表示を簡単に変更できるダイヤル式
示具及びこれを用いたファイルの提供を課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

ファイル識別するためのダイヤル式表示具であって、前記ファイルに取り付けられ円周上に複数の識別用表示が設けられた円盤状の固定部材と、前記固定部材に回転自在に取り付けられ、前記複数の識別用表示を覆うと共に、前記識別用表示の何れかを外部に表示する表示窓を有する回転部材とを備え、前記固定部材及び前記回転部材は、前記表示窓が前記識別用表示上に配置された状態で、前記回転部材を所定の留置力で留置する留置手段、を備えていることを特徴とするダイヤル式表示具。

請求項2

前記表示窓が前記識別用表示上に配置された状態で、前記回転部材の回転をロックすると共に、前記回転部材を前記固定部材から離間する方向に移動させることによりロック解除されるロック手段、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のダイヤル式表示具。

請求項3

ファイルを識別するためのダイヤル式表示具であって、前記ファイルに取り付けられ円周上に複数の識別用表示が設けられた円盤状の固定部材と、前記固定部材に回転自在に取り付けられ、前記複数の識別用表示を覆うと共に、前記識別用表示の何れかを外部に表示する表示窓を有する回転部材とを備え、前記固定部材及び前記回転部材は、前記表示窓が前記識別用表示上に配置された状態で、前記回転部材の回転をロックすると共に、前記回転部材を前記固定部材から離間する方向に移動させることによりロック解除されるロック手段、を備えていることを特徴とするダイヤル式表示具。

請求項4

前記固定部材は円盤状に形成され、前記回転部材は前記固定部材の前記識別用表示が設けられた平坦面、及び外周側面を覆う断面コ字状に形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のダイヤル式表示具。

請求項5

前記留置手段は、前記固定部材の外周側面に設けられた断面略円弧状の留置用凹部と、前記回転部材の側壁部における内周側面に設けられ、前記留置用凹部に挿入可能な断面湾曲形状の留置用凸部とを有し、前記回転部材に前記留置力以上の回転力を加えることにより、前記留置用凸部が前記留置用凹部から抜け出ることを特徴とする請求項1または2に記載のダイヤル式表示具。

請求項6

前記ロック手段は、前記固定部材の外周側面に設けられたロック用凹部と、前記回転部材の前記側壁部における前記内周側面から内側に突出し、前記ロック用凹部に挿入可能なロック用凸部とを有し、前記回転部材が前記留置手段によって留置されている状態で、前記ロック用凹部に前記ロック用凸部が挿入されて前記回転部材の回転がロックされ、前記回転部材が前記固定部材から離間する方向に移動することにより、前記ロック用凸部が前記ロック用凹部から抜け出て、前記回転部材のロックが解除されることを特徴とする請求項2に記載のダイヤル式表示具。

請求項7

前記回転部材が前記固定部材から離間する方向に移動した際に、前記回転部材が前記固定部材から脱落するのを防止する脱落防止手段を有することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のダイヤル式表示具。

請求項8

前記脱落防止手段は、前記固定部材の前記外周側面より突出する係止用凸部と、前記回転部材の内周側面の先端側で内側に突出する脱落防止用凸部とを有し、前記回転部材が前記固定部材から離間する方向に移動した際に、前記脱落防止用凸部が前記係止用凸部に係止されて、前記回転部材が前記固定部材から脱落するのを防止することを特徴とする請求項7に記載のダイヤル式表示具。

請求項9

前記脱落防止用凸部は、前記留置用凸部と兼用されることを特徴とする請求項8に記載のダイヤル式表示具。

請求項10

前記回転部材の全面又は一部が所定の色に着色されていることを特徴とする請求項1から9の何れかに記載のダイヤル式表示具。

請求項11

前記固定部材には、前記脱落防止用凸部が通過可能な凹部が設けられていることを特徴とする請求項10に記載のダイヤル式表示具。

請求項12

ダイヤル式表示具によって識別されるファイルであって、前記ダイヤル式表示具は、前記ファイルに取り付けられ円周上に複数の識別用表示が設けられた円盤状の固定部材と、前記固定部材に回転自在に取り付けられ、前記複数の識別用表示を覆うと共に、前記識別用表示の何れかを外部に表示する表示窓を有する回転部材とを備え、前記固定部材及び前記回転部材は、前記表示窓が前記識別用表示上に配置された状態で前記回転部材を所定の留置力で留置する留置手段と、前記表示窓が前記識別用表示上に配置されている状態で、前記回転部材の回転をロックすると共に、前記回転部材を前記固定部材から離間する方向に移動させることによりロック解除されるロック手段と、を備えていることを特徴とするダイヤル式表示具を用いたファイル。

技術分野

0001

本発明は、ファイル識別するダイヤル式表示具及びこれを用いたファイルに関する。

背景技術

0002

従来、ファイルを識別するダイヤル式表示具が提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。

0003

特許文献1の回転シグナル付きフォルダーは、図15に示すように、フォルダー100の表表紙101a又は裏表紙101bの側端部に取り付けられる二枚折りのタブ102と、このタブ102内に鋲106を中心として回転自在に挿入された薄い円板107とを有している。

0004

円板107には、放射状の色帯、同心円上に配置された各種図形の着色部、或いは数字記号などの表示部が設けられている。また、タブ102には、表示部を外部に表示する表示窓105が設けられている。

0005

この回転シグナル付きフォルダーは、円板107を回転させることにより、表示窓105から表示される表示内容が変わる。フォルダーが複数ある場合には、表示窓105から表示される表示内容を互いに変えることにより、フォルダーを識別できる。

0006

また、特許文献2に記載の表紙は、図16に示すように、断面コ字状に形成された表紙本体110と、その背表紙111側と裏表紙112側に連続し、背表紙111と裏表紙112の折り目部分で折り曲げられ、軸117を中心として回転可能な表示板116とを有している。

0007

表示板116には、複数の表示部161が設けられている。この表示板116は、表紙本体110に貼り付けられた見出し用のカバー124によって覆われている。カバー124には、表示板116の表示部161を表示するための窓115が設けられている。

0008

窓115から表示される表示部161の変更は、裏表紙112を開き、切り欠き114から操作して表示板116を回転させることにより行う。裏表紙112が閉じられている場合には、表示板116が折り曲げられているので、表示板116が不用意に回転するのを防止できる。
実公昭40−30165号公報
実公昭59−28860号公報

発明が解決しようとする課題

0009

しかしながら、従来の特許文献1に記載の回転シグナル付きフォルダーは、円板107が不用意に回転して、表示が変わってしまうおそれがあった。

0010

また、特許文献2に記載の表紙は、裏表紙112を開いたときに、表示板116が不用意に回転してしまうおそれがあった。また、表示を変えるために表示板116を回転させるためには、裏表紙112を開く必要があり、作業が面倒になるという問題があった。

0011

本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、ファイルを識別するための表示が不用意に変わるのを防止できると共に、必要な場合は表示を簡単に変更できるダイヤル式
示具及びこれを用いたファイルの提供を課題とする。

課題を解決するための手段

0012

本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
すなわち、本発明は、
ファイルを識別するためのダイヤル式表示具であって、
前記ファイルに取り付けられ円周上に複数の識別用表示が設けられた円盤状の固定部材と、前記固定部材に回転自在に取り付けられ、前記複数の識別用表示を覆うと共に、前記識別用表示の何れかを外部に表示する表示窓を有する回転部材とを備え、
前記固定部材及び前記回転部材は、前記表示窓が前記識別用表示上に配置された状態で、前記回転部材を所定の力で留置する留置手段、
を備えている。

0013

本発明では、固定部材の識別用表示が回転部材の表示窓から表示されている状態で、回転部材が所定の留置力を有する留置手段で留置される。従って、回転部材が不用意に回転するのを抑制して、識別用表示が不用意に変わるのを抑制できる。

0014

ここで、前記表示窓が前記識別用表示上に配置された状態で、前記回転部材の回転をロックすると共に、前記回転部材を前記固定部材から離間する方向に移動させることによりロック解除されるロック手段、を備えることができる。

0015

この構成により、留置手段とロック手段との両方で、回転部材が不用意に回転するのを抑制して、識別用表示が不用意に変わるのを確実に防止できる。

0016

また、表示窓から表示されている識別用表示を変える場合には、ロック手段によるロックを解除し、回転部材に留置手段の留置力以上の回転力を加えることにより、回転部材を回転させて、表示窓から表示される識別用表示を簡単に変えることができる。

0017

また、本発明は、
ファイルを識別するためのダイヤル式表示具であって、
前記ファイルに取り付けられ円周上に複数の識別用表示が設けられた円盤状の固定部材と、前記固定部材に回転自在に取り付けられ、前記複数の識別用表示を覆うと共に、前記識別用表示の何れかを外部に表示する表示窓を有する回転部材とを備え、
前記固定部材及び前記回転部材は、前記表示窓が前記識別用表示上に配置されている状態で、前記回転部材の回転をロックすると共に、前記回転部材を前記固定部材から離間する方向に移動させることによりロック解除されるロック手段、
を備えている。

0018

本発明では、固定部材の識別用表示が回転部材の表示窓から表示されている状態で、回転部材の回転がロック手段によって確実にロックされる。従って、回転部材が不用意に回転するのを防止して、識別用表示が不用意に変わるのを防止できる。

0019

また、前記固定部材は円盤状に形成され、前記回転部材は前記固定部材の前記識別用表示が設けられた平坦面、及び外周側面を覆う断面コ字状に形成されている構成にできる。

0020

また、前記留置手段は、前記固定部材の外周側面に設けられた断面略円弧状の留置用凹部と、前記回転部材の側壁部における内周側面に設けられ、前記留置用凹部に挿入可能な断面湾曲形状の留置用凸部とを有し、前記回転部材に前記留置力以上の回転力を加えることにより、前記留置用凸部が前記留置用凹部から抜け出るように構成できる。

0021

また、前記ロック手段は、前記固定部材の外周側面に設けられたロック用凹部と、前記回転部材の前記側壁部における前記内周側面から内側に突出し、前記ロック用凹部に挿入可能なロック用凸部とを有し、
前記回転部材が前記留置手段によって留置されている状態で、前記ロック用凹部に前記ロック用凸部が挿入されて前記回転部材の回転がロックされ、前記回転部材が前記固定部材から離間する方向に移動することにより、前記ロック用凸部が前記ロック用凹部から抜け出て、前記回転部材のロックが解除されるように構成できる。

0022

また、前記回転部材が前記固定部材から離間する方向に移動した際に、前記回転部材が前記固定部材から脱落するのを防止する脱落防止手段を有する構成にできる。

0023

また、前記脱落防止手段は、前記固定部材の前記外周側面より突出する係止用凸部と、前記回転部材の内周側面の先端側で内側に突出する脱落防止用凸部とを有し、
前記回転部材が前記固定部材から離間する方向に移動した際に、前記脱落防止用凸部が前記係止用凸部に係止されて、前記回転部材が前記固定部材から脱落するのを防止するように構成できる。

0024

また、前記脱落防止用凸部は、前記留置用凸部と兼用されている構成にできる。この場合は、構成を簡略化して小型化できる。

0025

また、前記回転部材の全面又は一部が所定の色に着色されている構成にできる。
この場合は、複数のファイルを識別する際に、回転部材の色を互いに変えることにより、回転部材の色と、表示窓から表示される識別用表示との組み合わせで、多数のファイルを識別できる。

0026

また、前記固定部材には、前記留置用凸部が通過可能な凹部を設けることができる。
この場合は、留置用凸部を凹部から抜き出すことにより、回転部材を固定部材から取り外すことができる。例えば、回転部材を異なる色の回転部材と交換することにより、更に多数のファイルを区別できる。

0027

また、本発明は、
ダイヤル式表示具によって識別されるファイルであって、
前記ダイヤル式表示具は、
前記ファイルに取り付けられ円周上に複数の識別用表示が設けられた円盤状の固定部材と、前記固定部材に回転自在に取り付けられ、前記複数の識別用表示を覆うと共に、前記識別用表示の何れかを外部に表示する表示窓を有する回転部材とを備え、
前記固定部材及び前記回転部材は、前記表示窓が前記識別用表示上に配置された状態で、前記回転部材を所定の留置力で留置する留置手段と、
前記表示窓が前記識別用表示上に配置された状態で、前記回転部材の回転をロックすると共に、前記回転部材を前記固定部材から離間する方向に移動させることによりロック解除されるロック手段と、
を備えていることを特徴とする。

0028

本発明では、複数のファイルをダイヤル式表示具の識別用表示によって簡単に区別できる。

発明の効果

0029

本発明によれば、固定部材の識別用表示が回転部材の表示窓から表示されている状態で、回転部材の回転が留置手段によって所定の留置力で留置されると共に、ロック手段によって確実にロックされるので、識別用表示が不用意に変わるのを防止できる。

0030

また、表示窓から表示されている識別用表示を変更する場合には、ロックを解除し、回転部材に留置力以上の回転力を加えることにより回転させることができるので、表示窓から表示される識別用表示を簡単に変更できる。

発明を実施するための最良の形態

0031

以下、本発明の実施の形態を添付した図1から図14に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るダイヤル式表示具を有するファイル1を示す。このファイル1は、ファイル本体11と、ファイル1を識別するダイヤル式表示具12とを有している。

0032

ファイル本体11は断面略コ字状に形成され、長方形の表表紙13及び裏表紙14と、表表紙13と裏表紙14の一側端を連結する背表紙15とを有している。裏表紙14には、表表紙13と裏表紙14間に挟まれた書類などを綴じ綴じ具(図示せず)が設けられている。

0033

本実施形態では、ダイヤル式表示具12が背表紙14の外面における上部側に設けられているが、図1中に二点鎖線で示すように、背表紙15の下部側、又は背表紙15の中央など、任意の位置に設けることができる。

0034

このダイヤル式表示具12は、図2に示すように、ファイル本体11の背表紙15に固定される固定部材19と、固定部材19に対して回転可能に取り付けられた回転部材20とを有している。

0035

固定部材19は、比較的薄型の円盤状に形成されている。本実施形態では、固定部材19は、一端が開口された薄型の円形容器状に形成されている。この固定部材19は、円板状の平板部25と、この平板部25の周囲に設けられた環状の側壁部23とを有している。

0036

この固定部材19の内側中心部には、背表紙15に取り付けるための複数の弾性片21が突設されている。これらの弾性片21の先端には、鈎型の係止部21aが設けられている。

0037

また、固定部材19の側壁部23における下端部には、側方に突出する底板部24が設けられている。

0038

更に、固定部材19の側壁部23における外周側面23aには、図3に示すように、比較的浅い円弧状の留置用凹部22が複数個、本実施形態では12個設けられている。

0039

また、固定部材19の平板部25には、図4に示すように、側壁部23における外周側面23aより外側に突出する係止用凸部26が設けられている。

0040

この係止用凸部26における外周面26aには、図5に示すように、断面が略四角形のロック用凹部41が複数個、本実施形態では12個設けられている。

0041

固定部材19の平板部25における外表面25aには、ファイルを識別する識別用表示28a〜28nが設けられている。これらの識別用表示28a〜28nは、固定部材19の側壁部23における外周側面23a(図2参照)と略同心の円周29上に、略等間隔で設けられている。本実施形態では、識別用表示28a〜28nとして、数字1〜12が用いられているが、記号などを使用することもできる。

0042

これらの識別用表示28a〜28nは、例えばファイル1に1月分の書類が綴じられている場合は1を表示し、12月分の書類が綴じられている場合は12を表示するなど、ファイル1の中身に応じて表示を変えることにより、ファイル1を区別できるように設定されている。

0043

回転部材20は、図2に示すように、一端が開口された円形容器状に形成されている。この回転部材20は、固定部材19と略相似形で、固定部材19より少し大きく形成されている。回転部材20は、円板状の平板部30と、この平板部30の外周側に設けられた環状の側壁部31とを有している。

0044

回転部材20は、その開口を固定部材19の平板部25側から嵌め込むことにより、固定部材19に回転自在に取り付けられている。固定部材19の平板部25に設けられた識別用表示28a〜28nは、一部を除いて固定部材19の平板部30によって覆われている。

0045

すなわち、回転部材20の平板部30には、固定部材19の識別用表示28a〜28nの一つを外部に表示するための表示窓35が設けられている。この表示窓35は、図6に示すように、各識別用表示28a〜28nより少し大きい円形に形成されている。回転部材20の回転に伴って、表示窓35から識別用表示28a〜28nが順次表示される。

0046

回転部材20は、図2に示すように、固定部材19から離間するY方向、すなわち、回転部材20の中心軸線29aに沿ってスライド自在に取り付けられている。

0047

回転部材20の側壁部31には、図3に示すように、複数のスリット32が設けられている。これらのスリット32は、回転部材20の中心軸線29aに沿って延びている。これにより、スリット32,32間の側壁部31が、中心に対して接近又は離間する方向に弾性変形可能に形成されている。

0048

更に、回転部材20の側壁部31における内周側面には、固定部材19の留置用凹部22に挿入可能な留置用凸部33が複数個、本実施形態では3個等間隔で設けられている。これらの留置用凸部33は、固定部材19の留置用凹部22より小さい湾曲状に形成されている。

0049

これらの留置用凸部33が、留置用凹部22に挿入されると、回転部材20がその位置に所定の力で留置(保持)される。

0050

また、留置用凸部33が留置用凹部22に挿入された状態では、回転部材20の表示窓35(図6参照)から、識別用表示28a〜28nの何れか一つが表示される。

0051

すなわち、固定部材19の留置用凹部22と、回転部材20の留置用凸部33によって、回転部材20の表示窓35が固定部材19の識別用表示28a〜28nの何れか一つの上に配置された状態で、回転部材20を所定の留置力で留置する留置手段が構成されている。

0052

留置用凸部33の底面には、図7に示すように、外側から内側に向けて平板部25側に接近する方向に傾斜する傾斜面33aが形成されている。回転部材20を固定部材19に嵌め込む際に、留置用凸部33の傾斜面33aが固定部材19の外周縁によって押圧されて、側壁部31が外側に弾性変形する。これにより、回転部材20を固定部材19に簡単に嵌め込むことができる。

0053

なお、本実施形態では、留置用凸部33が留置用凹部22より小数の3個であるが、留置用凸部33は留置用凹部22の個数以下であれば任意の数にすることができる。

0054

また、回転部材20の側壁部31における内周面には、図8に示すように、複数のロック用凸部42が設けられている。これらのロック用凸部42は、平板部30から所定の高さを有している。

0055

また、ロック用凸部42は、図9に示すように、固定部材19のロック用凹部41と略相似形で、ロック用凹部41より少し小さく形成されている。

0056

回転部材20の留置用凸部33が、固定部材19の留置用凹部22に挿入されている状態(図3参照)、すなわち表示窓35が識別用表示28a〜28nの何れか一つの上に配置され、識別用表示28a〜28nの何れかが外部に表示されている状態(図6参照)で、回転部材20のロック用凸部42が、固定部材19のロック用凹部41に挿入されている。これにより、回転部材20の回転がロックされている。

0057

すなわち、固定部材19のロック用凹部41と回転部材20のロック用凸部42によって、表示窓35が識別用表示28a〜28nの何れか一つの上に配置されている状態で、回転部材20の回転をロックするロック手段が構成されている。

0058

図10に示すように、回転部材20を固定部材19から離間するY方向に、少なくともロック用凸部42の高さh以上の距離をスライドさせると、図11に示すように、ロック用凸部42がロック用凹部41から抜け出る。これにより、回転部材20のロックが解除される。

0059

更に回転部材20をY方向にスライドさせると、図12に示すように、固定部材19の係止用凸部26に回転部材20の留置用凸部33が係止される。これにより、回転部材20が固定部材19から外れるのを防止できる。

0060

すなわち、固定部材19の係止用凸部26と回転部材20の留置用凸部33によって、回転部材20が固定部材19から脱落するのを防止する脱落防止手段が構成されている。留置用凸部33は、留置手段の構成要素として、且つ脱落防止手段の脱落防止用凸部として兼用されている。

0061

なお、ロック用凹部41は、留置用凸部33より小さく形成されているので、ロック用凸部42がロック用凹部41から抜け出る際に、留置用凸部33がロック用凹部41から抜け出ることはない。

0062

ロック用凸部42がロック用凹部41から抜け出て、ロックが解除された状態で、回転部材20に留置力以上の回転力を加えると、留置用凸部33を有する側壁部31が弾性変形して、留置用凸部33が留置用凹部22から抜け出る。これにより、回転部材20を簡単に回転させることができる。

0063

回転部材20を更に回転させると、回転部材20の表示窓35が次の識別用表示28a〜28n上に配置され、表示窓35から次の識別用表示28a〜28nが表示された状態で、留置用凸部33が次の留置用凹部22に挿入され、回転部材20が所定の留置力で留置される。

0064

この状態で、回転部材20を固定部材19に接近する方向にスライドさせることにより、ロック用凸部42がロック用凹部41に挿入され、回転部材20の回転がロックされる

0065

同様の操作を繰り返すことにより、回転部材20の表示窓35から必要な識別用表示28a〜28nを表示することができる。

0066

このように、本発明は、回転部材20の表示窓35が識別用表示28a〜28nの何れか一つの上に配置され、表示窓35から識別用表示28a〜28nの何れか一つが表示された状態で、固定部材19の留置用凹部22と、回転部材20の留置用凸部33によって構成され、所定の留置力を有する留置手段によって回転部材20が留置される。

0067

また、識別用表示28a〜28nが表示窓35から表示された状態で、固定部材19のロック用凹部41及び回転部材20のロック用凸部42によって構成されるロック手段によって、回転部材20の回転がロックされる。

0068

従って、表示窓35から表示される識別用表示28a〜28nが、不用意に変わるのを防止できる。

0069

また、表示窓35から表示される識別用表示28a〜28nを変更する際には、回転部材20を固定部材19から離れるY方向にスライドさせることにより、ロック手段のロック用凸部42がロック用凹部41から抜け出て、ロックが簡単に解除される。

0070

この状態で、回転部材20に留置力以上の回転力を加えることにより、留置手段の留置用凸部33が留置用凹部22から抜け出るので、回転部材20を簡単に回転させて、別の識別用表示28a〜28nを表示窓35から表示させることができる。

0071

更に、ロック手段のロックを解除するため、回転部材20を固定部材19から離れるY方向にスライドさせた際に、固定部材19の係止用凸部26と回転部材20の留置用凸部33とによって構成される脱落防止手段によって、回転部材20が固定部材19から脱落するのを防止できる。

0072

また、脱落防止手段の脱落防止用凸部は、留置用凸部33と別に設けることもできるが、留置手段の留置用凸部33が、脱落防止手段の脱落防止用凸部として兼用されているので、構成を簡略化して小型化できる。

0073

このように、小型化することにより、ファイル1にダイヤル式表示具12を取り付けた際に、ダイヤル式表示具12のファイル1から突出する高さを低くでき、使用時及び保管時にダイヤル式表示具12が邪魔になることがない。

0074

更に、ダイヤル式表示具12の回転部材20の一部又は全部を、各種の色に着色できる。これにより、回転部材20の色と、表示窓35から表示される識別用表示28a〜28nの組み合わせにより、多数のファイル1を区別できる。

0075

また、図12及び図13に示すように、固定部材19の係止用凸部26に、回転部材20の留置用凸部33が通過可能な比較的大きい凹部45を設けることができる。回転部材20の留置用凸部33をこの凹部45から抜き出すことにより、回転部材20を固定部材19から取り外すことができる。

0076

本実施形態では、図13に示すように、識別用表示28a〜28nの付近で、隣接するロック用凹部41,41の間を切り欠くことにより、凹部45が設けられている。なお凹部45は、識別用表示28a〜28nの中間に設けることもできる。

0077

また、このダイヤル式表示具12を用いたファイル1は、ダイヤル式表示具12によって表示される識別用表示28a〜28nを変えることにより、他のファイルと区別できる。

0078

また、ダイヤル式表示具12は、弾性片21の弾性復元力によってファイル1に取り付けられるので、弾性片21を弾性変形させることにより簡単に着脱できる。

0079

また、ダイヤル式表示具12は、ファイル1の背表紙15に限らず、ファイル1の表表紙13又は裏表紙14に直接取り付け、或いは背表紙15,表表紙13又は裏表紙14に見出し状のベース板(図示せず)を設け、このベース板に取り付けることができる。

0080

また、上記実施形態では、開閉式のファイル1にダイヤル式表示具12を設けた場合について説明したが、図14に示すように、ボックスファイル50などにダイヤル式表示具12を設けることもできる。

図面の簡単な説明

0081

本発明に係るダイヤル式表示具を用いたファイルを示す斜視図である。
本発明に係るダイヤル式表示具を示す断面図であり、図1のA−A断面図である。
本発明に係るダイヤル式表示具の留置用凹部及び留置用凸部を示す図であり、図2のB−B断面図である。
本発明に係る脱落防止手段の係止用凸部を示す断面図である。
本発明に係る識別用表示及びロック用凹部を示す図であり、図4のC−C断面図である。
本発明に表示窓を示す図であり、図2のD矢視図である。
本発明に係る留置用凸部を示す断面図である。
本発明に係るロック用凸部とロック用凹部を示す断面図である。
本発明に係るロック用凸部がロック用凹部に挿入されている状態を示す断面であり、図8のE−E断面図である。
本発明に係る回転部材を固定部材から離れる方向にスライドさせた状態を示す断面図である。
本発明に係るロック用凸部42がロック用凹部41から抜け出てロックが解除された状態を示す断面図である。
本発明に係る脱落防止用凸部を兼用する留置用凸部が係止用凸部に係止され、回転部材の脱落が防止されている状態を示す断面図である。
本発明に係る留置用凸部を通過させる凹部を示す図であり、図12のF−F断面図である。
本発明に係るダイヤル表示具を設けたファイルボックスを示す斜視図である。
従来例に係るダイヤル式表示具を示す斜視図である
別の従来例に係るダイヤル式表示具を示す斜視図である。

符号の説明

0082

1ファイル
11 ファイル本体
12ダイヤル式表示具
13 表表紙
14裏表紙
15背表紙
16綴じ具
19固定部材
20回転部材
21弾性片
21a係止部
22留置用凹部
23 固定部材の側壁部
23a 側壁部の外周側面
24底板部
25平板部
25a 平板部の外表面
26係止用凸部
26a 係止用凸部の外周面
28a〜28n識別用表示
29円周
29a 回転部材の中心軸線
30 回転部材の平板部
31 回転部材の側壁部
31a 側壁部の内周面
32スリット
33 留置用凸部(脱落防止用凸部)
33a 留置用凸部の傾斜面
35表示窓
41ロック用凹部
42 ロック用凸部
45 留置用凸部の通過用凹部
50ボックスファイル
100フォルダー
101a 表表紙
101b 裏表紙
102タブ
105 表示窓
106 鋲
107円板
110 表紙本体
111 背表紙
112 裏表紙
113 表表紙
114切り欠き
115 窓
116表示板
117 軸
124カバー
161 表示部

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社リヒトラブの「 綴じ具」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】筆記の妨げとなることを抑制することができる綴じ具を提供する。【解決手段】綴じ具は、棒状のベース及び該ベースから突出し、前記ベースに沿って軸方向に並んだ複数の半リングとを有する二つの部材を備え、... 詳細

  • 株式会社シロクマの「 ファイル」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】複連シートの楽譜等、横方向に相当長い書類を、設置状況に関わらず、一覧性を損なうことなく保持でき、折畳状態で薄く取扱いやすいファイルを提供する。【解決手段】表裏の表紙1,1が背表紙2を介して連な... 詳細

  • 合同会社K&Mの「 クリップスタンド」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】従来の紙類等を展示するクリップやスタンドは、展示する紙類等にクリップの傷跡や嵩張るスタンドタイプで場所をとり、溝の幅がある為安定しない。また落下時に破損してしまう素材や設置に手間が掛かっていた... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ