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技術 防腐力を有する皮膚外用剤

出願人 ポーラ化成工業株式会社
発明者 片桐留美中村多実子
出願日 2006年10月12日 (14年4ヶ月経過) 出願番号 2006-278210
公開日 2008年4月24日 (12年10ヶ月経過) 公開番号 2008-094755
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード リン酸系キレート剤 粉体分散剤 ポリオキシエチレン付加型 オイルゲル デカグリセリンモノオレート ルースパウダー ピールオフ ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル
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この項目の情報は公開日時点(2008年4月24日)のものです。
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課題

時としておこる、抗菌性多価アルコールフェノキシエタノール防腐剤組み合わせにおける、その防腐効果の著しい低下を抑制する手段を提供する。

解決手段

1)リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型非イオン界面活性剤と、2)フェノキシエタノールを含有する皮膚外用剤に於いて、更に3)リン酸エステル系キレート剤を、皮膚外用剤に含有させる。前記リン脂質は、レシチン又はリゾレシチンであることが好ましく、前記ポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤は、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステルであることが好ましく、前記リン酸エステル系キレート剤は、ヒドロキシエタンジホスホン酸アミノトリメチレンホスホン酸ホスホノブタントリカルボン酸フィチン酸トリホスホノメチルアミンオキシド及び生理的に許容されるこれらの塩から選択されるものであることが好ましい。

概要

背景

防腐力を有することは、化粧料などの皮膚外用剤に於いては重要な基本的な要素の一つであり、この様な防腐力を得るために、安息香酸エステル塩化ベンザルコニウムグルクロン酸クロルヘキシジンなどの防腐剤を含有させて防腐力を持たせる方法がとられてきた。これらの内、塩化ベンザルコニウムやグルクロン酸クロルヘキシジンは、カチオン性の成分であるため、処方成分による使用制限が存するため、安息香酸エステル類汎用されてきた経緯が存する。しかしながら、近年に於いては、安息香酸エステルに関しての安全性の懸念をする専門家も存し、安息香酸エステルに防腐力を依存することは、企業の危機管理の面からも好ましい状況と言えず、安息香酸エステルに代わる防腐力の具現化手段が望まれていると言える。

この様な安息香酸エステルに代わる、防腐力具現化の方法として、例えば、フェノキシエタノールと、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールなどの抗菌性多価アルコールとを併用する方法(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)等が開発されてきたが、乳化系などに於いて、時として、その防腐効果が著しく低下することが存し、その原因もよくわからないのが現状であった。安息香酸エステルに於いては、リン脂質ポリオキシエチレン付加型非イオン界面活性剤により、防腐剤がミセル化して失活することが知られている(例えば、特許文献3を参照)が、フェノキシエタノールと抗菌性多価アルコールの組み合わせでは、このような現象が起こりにくいことも知られている。この様な抗菌成分の、リン脂質やポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤による失活は、安息香酸エステルにとどまらず、抗真菌剤に於いても生じることが知られており(例えば、特許文献4を参照)、唯一、フェノキシエタノールと、抗菌性多価アルコールの組み合わせが例外であると考えられていた。

一方、リン酸系キレート剤は金属封鎖の目的で皮膚外用剤に含有され、金属が触媒として介する酸化反応の抑制のために用いられる。この様な例で、フェノキシエタノールが関与する例としては、例えば、フェノキシエタノールが過酸化水素によって酸化、失活するのをリン酸系キレート剤で抑制する技術が知られている。(例えば、特許文献5を参照)又、1,2−オクタンジオールの抗微生物特性を増強する目的で、皮膚外用剤に含有せしめる技術も知られている。(例えば、特許文献6を参照)

しかしながら、この様な状況の中でも、乳化系などに於いて、時として、抗菌性多価アルコールとフェノキシエタノールの防腐剤組み合わせが、その防腐効果を著しく低下させる場合が厳然として存していたし、その原因がリン脂質やポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤によるものであり、その効果が他の成分との関係によって著しくなることも全く知られていなかった。1)リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤と、2)フェノキシエタノールを含有する皮膚外用剤に於いて、更に3)リン酸エステル系キレート剤を含有するものも全く知られておらず、従って、この様な製剤組み合わせにより、リン脂質やポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤による防腐力低下効果を抑制できることも全く知られていなかった。

特開平10−53510号公報
特開平11−322591号公報
特開2005−8591号公報
WO2002/010440
特開2003−335614号公報
特開2005−132759号公報

概要

時としておこる、抗菌性多価アルコールとフェノキシエタノールの防腐剤組み合わせにおける、その防腐効果の著しい低下を抑制する手段を提供する。 1)リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤と、2)フェノキシエタノールを含有する皮膚外用剤に於いて、更に3)リン酸エステル系キレート剤を、皮膚外用剤に含有させる。前記リン脂質は、レシチン又はリゾレシチンであることが好ましく、前記ポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤は、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステルであることが好ましく、前記リン酸エステル系キレート剤は、ヒドロキシエタンジホスホン酸アミノトリメチレンホスホン酸ホスホノブタントリカルボン酸フィチン酸トリホスホノメチルアミンオキシド及び生理的に許容されるこれらの塩から選択されるものであることが好ましい。 なし

目的

本発明は、この様な状況下為されたものであり、時としておこる、抗菌性多価アルコールとフェノキシエタノールの防腐剤組み合わせにおける、その防腐効果の著しい低下を抑制する手段を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

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請求項1

1)リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型非イオン界面活性剤と、2)フェノキシエタノールを含有する皮膚外用剤に於いて、更に3)リン酸エステル系キレート剤を含有することを特徴とする、皮膚外用剤。

請求項2

前記リン脂質は、レシチン又はリゾレシチンである、請求項1に記載の皮膚外用剤。

請求項3

前記ポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤は、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステルである、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。

請求項4

前記リン酸エステル系キレート剤は、ヒドロキシエタンジホスホン酸アミノトリメチレンホスホン酸ホスホノブタントリカルボン酸フィチン酸トリホスホノメチルアミンオキシド及び生理的に許容されるこれらの塩から選択されるものであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚外用剤。

請求項5

更に、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールを含有することを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に記載の皮膚外用剤。

請求項6

安息香酸エステルを含有しないことを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の皮膚外用剤。

技術分野

0001

本発明は、皮膚外用剤に関し、更に詳細には、化粧料に好適な皮膚外用剤に関する。

背景技術

0002

防腐力を有することは、化粧料などの皮膚外用剤に於いては重要な基本的な要素の一つであり、この様な防腐力を得るために、安息香酸エステル塩化ベンザルコニウムグルクロン酸クロルヘキシジンなどの防腐剤を含有させて防腐力を持たせる方法がとられてきた。これらの内、塩化ベンザルコニウムやグルクロン酸クロルヘキシジンは、カチオン性の成分であるため、処方成分による使用制限が存するため、安息香酸エステル類汎用されてきた経緯が存する。しかしながら、近年に於いては、安息香酸エステルに関しての安全性の懸念をする専門家も存し、安息香酸エステルに防腐力を依存することは、企業の危機管理の面からも好ましい状況と言えず、安息香酸エステルに代わる防腐力の具現化手段が望まれていると言える。

0003

この様な安息香酸エステルに代わる、防腐力具現化の方法として、例えば、フェノキシエタノールと、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールなどの抗菌性多価アルコールとを併用する方法(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)等が開発されてきたが、乳化系などに於いて、時として、その防腐効果が著しく低下することが存し、その原因もよくわからないのが現状であった。安息香酸エステルに於いては、リン脂質ポリオキシエチレン付加型非イオン界面活性剤により、防腐剤がミセル化して失活することが知られている(例えば、特許文献3を参照)が、フェノキシエタノールと抗菌性多価アルコールの組み合わせでは、このような現象が起こりにくいことも知られている。この様な抗菌成分の、リン脂質やポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤による失活は、安息香酸エステルにとどまらず、抗真菌剤に於いても生じることが知られており(例えば、特許文献4を参照)、唯一、フェノキシエタノールと、抗菌性多価アルコールの組み合わせが例外であると考えられていた。

0004

一方、リン酸系キレート剤は金属封鎖の目的で皮膚外用剤に含有され、金属が触媒として介する酸化反応の抑制のために用いられる。この様な例で、フェノキシエタノールが関与する例としては、例えば、フェノキシエタノールが過酸化水素によって酸化、失活するのをリン酸系キレート剤で抑制する技術が知られている。(例えば、特許文献5を参照)又、1,2−オクタンジオールの抗微生物特性を増強する目的で、皮膚外用剤に含有せしめる技術も知られている。(例えば、特許文献6を参照)

0005

しかしながら、この様な状況の中でも、乳化系などに於いて、時として、抗菌性多価アルコールとフェノキシエタノールの防腐剤組み合わせが、その防腐効果を著しく低下させる場合が厳然として存していたし、その原因がリン脂質やポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤によるものであり、その効果が他の成分との関係によって著しくなることも全く知られていなかった。1)リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤と、2)フェノキシエタノールを含有する皮膚外用剤に於いて、更に3)リン酸エステル系キレート剤を含有するものも全く知られておらず、従って、この様な製剤組み合わせにより、リン脂質やポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤による防腐力低下効果を抑制できることも全く知られていなかった。

0006

特開平10−53510号公報
特開平11−322591号公報
特開2005−8591号公報
WO2002/010440
特開2003−335614号公報
特開2005−132759号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、この様な状況下為されたものであり、時としておこる、抗菌性多価アルコールとフェノキシエタノールの防腐剤組み合わせにおける、その防腐効果の著しい低下を抑制する手段を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0008

この様な状況に鑑みて、本発明者らは時としておこる、抗菌性多価アルコールとフェノキシエタノールの防腐剤組み合わせにおける、その防腐効果の著しい低下を抑制する手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、この様な防腐力の低下が、リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤の存在下起こりやすく、この様な成分の存在下であっても、リン酸エステル系キレート剤を含有させることにより、この様な防腐力の低下を抑制できることを見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は、以下に示す処方に示すとおりである。
(1)1)リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤と、2)フェノキシエタノールを含有する皮膚外用剤に於いて、更に3)リン酸エステル系キレート剤を含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
(2)前記リン脂質は、レシチン又はリゾレシチンである、(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)前記ポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤は、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステルである、(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。
(4)前記リン酸エステル系キレート剤は、ヒドロキシエタンジホスホン酸アミノトリメチレンホスホン酸ホスホノブタントリカルボン酸フィチン酸トリホスホノメチルアミンオキシド及び生理的に許容されるこれらの塩から選択されるものであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(5)更に、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオールを含有することを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(6)安息香酸エステルを含有しないことを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の皮膚外用剤。

発明の効果

0009

本発明によれば、時としておこる、抗菌性多価アルコールとフェノキシエタノールの防腐剤組み合わせにおける、その防腐効果の著しい低下を抑制することができる。

発明を実施するための最良の形態

0010

本発明の皮膚外用剤は、リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤と、フェノキシエタノールを含有する皮膚外用剤に於いて、更にリン酸エステル系キレート剤を含有することを特徴とする。即ち、皮膚外用剤に於いて、リン脂質やポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤は、フェノキシエタノールや、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の抗菌性多価アルコールの抗菌力を減じる作用を有し、この様な抗菌力(防腐力)の低下をリン酸エステル系キレート剤の添加により防ぐものである。

0011

本発明の皮膚外用剤の対象とするリン脂質としては、通常皮膚外用剤で使用されるリン脂質であれば特段の限定なく対象とでき、例えば、ダイズ鶏卵を基源とするレシチン、リゾレシチン或いはそれらの水素添加物ホスファチジル酸及び/又はその塩、ホスファチジルイノシトールホスファチジルエタノールアミンホスファチジルグリセロール等が好ましく例示できる。かかる成分は、通常の目的で含有させることができる。即ち、界面を強化する成分として、二重膜を形成し液晶構造構築する成分として、ベシクル分散系におけるベシクルを形成する成分として、或いは、乳化剤として使用することができる。又、その含有量もこの様な目的にかなった量を含有させれば良く、例えば、皮膚外用剤全量に対して0.1〜5質量%、より好ましくは0.5〜2質量%が好ましく例示できる。

0012

本発明の皮膚外用剤の対象となる、前記ポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレンアルキルアルケニルエーテルポリオキシエチレン脂肪酸グリセリルポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などが好適に例示でき、特に、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルが好ましく、中でも、ポリオキシエチレンソルビタンオレイン酸エステルが好ましい。又、ポリオキシエチレンの平均付加モル数としては、10〜30が好ましく、15〜25が特に好ましい。これはこの様な形態のポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤がフェノキシエタノールや抗菌性多価アルコールの抗菌力(防腐力)を低下させる度合いが著しいからである。前記のポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤は通常知られている目的で、通常知られている量範囲で含有させることができる。前記目的としては、例えば、可溶化のための成分として、乳化のための成分として、洗浄のための成分として、或いは、分散のための成分として含有させることが好ましく例示でき、好ましい含有量としては、目的により多少異なるが、例えば、0.01〜10質量%が好ましく、0.1〜7質量%がより好ましい。

0013

本発明の皮膚外用剤に於いては、リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤によって、抗菌性を損なうべき防腐剤として、フェノキシエタノールを含有する。本発明の皮膚外用剤に於いて、フェノキシエタノールは通常使用されている量を含有することが好ましく、具体的には、0.05〜1質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がより好ましい。

0014

本発明の皮膚外用剤に於いては、前記フェノキシエタノールに加えて、製剤系に防腐力を付与する成分であって、リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤によって、抗菌性を損なう成分を含有することも、本発明の効果を更に著しくするので好ましい。かかる成分としては、例えば、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の抗菌性多価アルコールが好ましく例示でき、かかる成分の好ましい含有量は、総量で、皮膚外用剤全量に対して、0.1〜15質量%であり、より好ましくは0.5〜5質量%である。

0015

本発明の皮膚外用剤は、リン酸エステル系キレート剤を必須の成分として含有することを特徴とする。リン酸エステル系のキレート剤としては、化粧料などの皮膚外用剤で使用されるものであれば特段の限定なく使用でき、例えば、ヒドロキシエタンジホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、ホスホノブタントリカルボン酸、フィチン酸、トリホスホノメチルアミンオキシド及び生理的に許容されるこれらの塩から選択されるものが好ましく例示できる。これらは唯一種を含有することもできるし、二種以上を組み合わせて含有することもできる。かかる成分は、抗菌性多価アルコールとフェノキシエタノールの防腐剤組み合わせにおける、リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤によっておこる、その防腐効果の著しい低下を抑制する作用を有する。この様な効果を奏するためには、総量で皮膚外用剤全量に対して、0.01〜1質量%であり、より好ましくは0.02〜0.5質量%である。これは少なすぎると前記効果を奏さない場合が存し、多すぎると効果が頭打ちになり、徒に製剤系の自由度を下げる場合が存するためである。かかる成分を含有することにより、メチルパラベンブチルパラベンなどのパラベン類を含有させずに、リン脂質及び/又はポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤の存在下、十分な防腐力を有する皮膚外用剤とすることができる。この為、パラベン類を含有しないパラベンフリーの皮膚外用剤とすることが、より安全性を向上できるので好ましい。

0016

本発明の皮膚外用剤に於いては、前記成分以外に通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有することができるこの様な任意成分としては、例えば、マカデミアナッツ油アボガド油トウモロコシ油オリーブ油ナタネ油ゴマ油ヒマシ油サフラワー油綿実油ホホバ油ヤシ油パーム油、液状ラノリン硬化ヤシ油、硬化油モクロウ硬化ヒマシ油ミツロウキャンデリラロウカルナウバロウイボタロウ、ラノリン、還元ラノリン硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイルワックス類流動パラフィンスクワランプリスタンオゾケライトパラフィンセレシンワセリンマイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類オレイン酸イソステアリン酸ラウリン酸ミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸ベヘン酸ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;セチルアルコールステアリルアルコールイソステアリルアルコールベヘニルアルコールオクチルドデカノールミリスチルアルコールセトステアリルアルコール等の高級アルコール等;イソオクタンセチルミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシルアジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル乳酸セチルリンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコールジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;ジメチルポリシロキサンメチルフェニルポリシロキサンジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサンオクタメチルシクロテトラシロキサンデカメチルシクロペンタシロキサンドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサンアミノ変性ポリシロキサンポリエーテル変性ポリシロキサンアルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;脂肪酸セッケンラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウムアルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤アルキルベタインアミドベタインスルホベタイン等)、アシメチルタウリン等の両性界面活性剤類;ソルビタン脂肪酸エステル類ソルビタンモノステアレートセスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体グリセリンアルキルエーテルショ糖脂肪酸エステルアルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;ポリエチレングリコール、グリセリン、エリスリトールソルビトールキシリトールマルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールジグリセリン、2,4−ヘキサンジオール等の多価アルコール類ピロリドンカルボン酸ナトリウム乳酸乳酸ナトリウム等の保湿分類;表面を処理されていても良い、マイカタルクカオリン合成雲母炭酸カルシウム炭酸マグネシウム無水ケイ酸シリカ)、酸化アルミニウム硫酸バリウム等の粉体類、;表面を処理されていても良い、ベンガラ黄酸化鉄黒酸化鉄酸化コバルト群青紺青酸化チタン酸化亜鉛無機顔料類;表面を処理されていても良い、雲母チタン魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類;ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチルナイロン粉末オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;パラアミノ安息香酸紫外線吸収剤アントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸系紫外線吸収剤、;桂皮酸系紫外線吸収剤、;ベンゾフェノン系紫外線吸収剤;糖系紫外線吸収剤;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;エタノールイソプロパノール等の低級アルコール類;ビタミンA又はその誘導体ビタミンB6塩酸塩ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類;α−トコフェロールβ−トコフェロールγ−トコフェロールビタミンEアセテート等のビタミンE類ビタミンD類ビタミンHパントテン酸パンテチンピロロキノリンキノン等のビタミン類等;フェノキシエタノール等の抗菌剤などが好ましく例示できる。

0017

本発明の皮膚外用剤は前記成分を常法に従って処理することにより製造することができる。本発明の皮膚外用剤の製剤としては、通常皮膚外用剤で使用されている製剤であれば特段の限定なく適用することができ、例えば、ローション乳液エッセンスクリームジェルピールオフパックオイルゲル固形白粉ルースパウダー、乳化粉体分散剤形、二相分散剤形等が好適に例示できる。又、皮膚外用剤としては、皮膚に外用投与するものであれば特段の限定はなく、例えば、医薬部外品包含する化粧料、皮膚外用医薬、皮膚外用雑貨等が好適に例示でき、特に化粧料が好ましく例示できる。これは、化粧料において使用期間が著しく長い為、より高い安定性と安全性が求められているためである。

0018

以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。

0019

下記処方に従って、本発明の化粧料を製造した。即ち、イ、ロ、ハの成分をそれぞれ量し、80℃に加熱し、イに徐々にロを攪拌下加えて乳化し、更に攪拌下ハを加えて中和し、攪拌冷却し、本発明の皮膚外用剤である乳液1(化粧料)を得た。同様に乳液1のPOE(20)セスキオレートとPOE(20)ベヘニルエーテルとをデカグリセリンモノオレートに、レシチンを水に置換した比較例1、乳液1のヒドロキシエタンジホスホン酸を水に置換した比較例2及び乳液1のPOE(20)セスキオレートとPOE(20)ベヘニルエーテルとをデカグリセリンモノオレートに、レシチンとヒドロキシエタンジホスホン酸 を水に置換した比較例3も同様に製造した。

0020

0021

試験例1>
前記乳液1及び比較例1〜3について、防腐剤の効きにくい、真菌アスペルギルスニガー(Aspergillus niger))に対しての抗菌性を調べた。即ち、培地としては、はSDA培地を用いた。方法は、上記平板培地検体を0.1ml塗抹し、白金耳接種し、接種後1日よりコロニー数カウントし、以下のランクに従ってランキングした。即ち、ランク0:0、ランク0.5:1〜10、ランク1:11〜200、ランク1.5:201〜500、ランク2:501〜1000、ランク2.5:1001〜3000、ランク3:3001〜5000、ランク3.5:5001〜10000、ランク4:10000〜のランクを使用した。結果を表2に示す。これより、POE(20)セスキオレートとレシチンとがフェノキシエタノールと1,−ペンタンジオールの抗菌性を低下させており、ヒドロキシエタンジホスホン酸はこの抗菌力低下作用を抑制していることがわかる。

0022

0023

乳液1と下記に示す処方に従って、乳液2〜5を製造した。又、試験例1と同様に評価した。

0024

0025

0026

乳液1と下記に示す処方に従って、乳液6〜10を製造した。又、試験例1と同様に評価した。

0027

0028

0029

本発明は、化粧料などの皮膚外用剤に応用できる。

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