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技術 動物の麻酔装置

出願人 株式会社東京ゲット
発明者 永澤晴彦
出願日 2006年10月5日 (13年7ヶ月経過) 出願番号 2006-273885
公開日 2008年4月17日 (12年0ヶ月経過) 公開番号 2008-086694
状態 特許登録済
技術分野 屠殺、電撃効果等のための回路又は装置 獣医用機器
主要キーワード 保持側面 索条部材 積載構造 上支柱 昇降軌道 略筒状体 宙づり状 処理用装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年4月17日)のものです。
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図面 (11)

課題

と畜用動物酸欠状態又は呼吸困難に陥らせずに麻酔処理ができ、麻酔処理能力を損なわず、麻酔槽内で動物が排泄をしても他のゴンドラ及び動物が汚れるおそれが無く、ゴンドラから動物が落下するおそれが無く、麻酔装置の設置コスト、製造コスト維持管理コストの低減が可能な麻酔装置を提供する。

解決手段

円筒状の麻酔槽と、麻酔槽内において動物を移動させる移動装置とからなり、移動装置は、動物を固定支持するゴンドラと、ゴンドラを麻酔槽内の所定経路に沿って移動させる移動手段とからなり、移動手段は、麻酔槽の中心に設けられた支柱と、ゴンドラを麻酔槽内で上下動させる昇降機と、支柱を回転させる回転機とからなり、昇降機は支柱に設けられていることを特徴とする。また、移動装置は、複数のゴンドラと複数の昇降機を有し、ゴンドラと昇降機は一対に設けられ、複数のゴンドラは等間隔を有して配置されている。

概要

背景

従来、食肉用動物のと畜方法としては、電撃方法が行われていたが放血採血方法、作業効率作業負荷枝肉仕上がり品質等の諸問題に対し、麻酔によると畜方法が圧倒的に優れている。

麻酔方法としては、図10に示されたような麻酔装置を使用していた。この麻酔装置は、動物出入り口が設けられた麻酔槽と、麻酔槽に取り付けられた駆動源と、駆動源により麻酔槽内で回転するように設けられ、且つ、所要間隔を有して複数個ゴンドラが取り付けられた索条部材と、索条部材と噛み合う複数個のガイド部材と、麻酔槽の入り口近傍に設けられ麻酔槽に入ってくる動物を一旦保持する支持装置とからなる。また、ガイド部材は上昇用上下ガイド部材と、この上昇用の上下ガイド部材と平行に設けられた下降用の上下ガイド部材とから構成されている。この麻酔装置では、複数の動物を麻酔槽内に移動させることができるため、麻酔処理能力が高いという利点を有している。

しかし、この麻酔装置では、入り口からゴンドラに乗せられた動物が直ぐに麻酔槽底部まで急降下するため、動物が酸欠状態呼吸困難に陥いってしまうという問題を生じていた。この状態に陥った動物は、体内毛細血管切れ、枝肉並びに肝臓心臓等に鬱血状態を生じてしまう。その結果、食肉の味が堕ちてしまったり、品質が悪くなってしまうという問題が生じていた。また、食肉の流通においては、基本的に生の状態で取引するため、枝肉、肝臓、心臓等に鬱血状態が生じると、商品価値が著しく損なわれることとなり、食品の安全性や業者信用性に悪影響を与えてしまうというおそれもあった。

この問題点を解決するために、特公平1−20841号に記載の発明では、二酸化炭素ガスの麻酔槽内において、動物を固定的に支持した複数個のゴンドラが、ゴンドラ状に回転して動物を麻酔する、と畜用動物の麻酔方法が開示されている。この発明は、動物を固定的に支持するゴンドラが、複数個の下降用ガイド部材を介し段階的に下降される仕組みになっている。その結果、動物を徐々に麻酔することができ、動物の酸欠状態・呼吸困難等を防止することが可能であるという効果を有している。
特公平1−20841号公報

概要

と畜用動物を酸欠状態又は呼吸困難に陥らせずに麻酔処理ができ、麻酔処理能力を損なわず、麻酔槽内で動物が排泄をしても他のゴンドラ及び動物が汚れるおそれが無く、ゴンドラから動物が落下するおそれが無く、麻酔装置の設置コスト、製造コスト維持管理コストの低減が可能な麻酔装置を提供する。円筒状の麻酔槽と、麻酔槽内において動物を移動させる移動装置とからなり、移動装置は、動物を固定支持するゴンドラと、ゴンドラを麻酔槽内の所定経路に沿って移動させる移動手段とからなり、移動手段は、麻酔槽の中心に設けられた支柱と、ゴンドラを麻酔槽内で上下動させる昇降機と、支柱を回転させる回転機とからなり、昇降機は支柱に設けられていることを特徴とする。また、移動装置は、複数のゴンドラと複数の昇降機を有し、ゴンドラと昇降機は一対に設けられ、複数のゴンドラは等間隔を有して配置されている。

目的

以上のことから、動物が酸欠・呼吸困難に陥ることを防ぎ、麻酔処理能力を損なわず、麻酔槽内で動物が排泄をしても他のゴンドラ及び動物が汚れるおそれが無く、ゴンドラから動物が脱落するおそれが無く、麻酔装置の設置コスト、製造コスト、維持管理コストの低減が可能な麻酔装置の開発が望まれていた。

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

と畜用動物炭酸ガス充填された麻酔槽内で移動させて麻酔をかける動物の麻酔装置であって、該麻酔装置は、円筒状の麻酔槽と、該麻酔槽内において前記動物を収容したゴンドラを移動させる移動装置とからなり、該移動装置は、該収容動物固定保持するゴンドラと、該ゴンドラを該麻酔槽内の所定経路に沿って水平及び垂直に移動させる移動手段とからなり、該移動手段は、該麻酔槽の中心に設けられた支柱と、前記ゴンドラを該麻酔槽内で昇降させる昇降機と、該支柱を回転させる回転機とからなり、該昇降機は該支柱に設けられていることを特徴とする動物の麻酔装置。

請求項2

前記移動装置は、複数の前記ゴンドラと複数の前記昇降機を有し、該ゴンドラと該昇降機は一対に設けられ、該複数のゴンドラは等間隔を有して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の動物の麻酔装置。

請求項3

前記昇降機は、前記支柱頂部近傍に設けられた上部滑車と、前記支柱底部近傍に設けられた下部滑車と、該上部滑車及び該下部滑車を介して該支柱頂部側から前記ゴンドラを昇降させる吊り下げチェーンと、該吊り下げチェーンを摺動させる駆動源と、前記ゴンドラの昇降を補助する補助部材とを備え、該補助部材は、前記支柱側面に設けられたガイドレールと、該ガイドレールに沿って移動するガイド車輪とからなり、該ガイド車輪は該ゴンドラ側面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の動物の麻酔装置。

請求項4

前記ゴンドラは、前記動物を支持固定する内ゴンドラと、該内ゴンドラを積載保持する外ゴンドラとからなり、該内ゴンドラは、該動物進入のための開口部と、該開口部と直交に設けられた一対の保持側面と、該保持側面を連結する連結部材を備え、該内ゴンドラ底部は底抜け状に形成され、該保持側面は該内ゴンドラ底部側に向かって湾曲状に設けられ、前記内ゴンドラの底抜けを塞ぐ補助底部が設けられ、該補助底部は可動式であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の動物の麻酔装置。

請求項5

前記麻酔槽縁部には、前記動物を前記ゴンドラ内に搬入する搬入口と、該ゴンドラ内から該動物を搬出する搬出口が設けられ、該搬入口には複数の前記動物を所定頭数毎に該ゴンドラ内へ誘導可能な誘導装置が設けられ、該搬出口には搬出台が設けられ、該搬出台は前記動物が滑走可能な低摩擦面と、該低摩擦面上において該動物の体勢反転させるための反転部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の動物の麻酔装置。

請求項6

前記麻酔装置は、前記ゴンドラ内への前記動物の搬入時における前記搬入口端部から該ゴンドラの開口部までの間隙を塞ぐ補助通路を有し、該補助通路は、前記支柱と連結し、前記搬入口と同じ高さ位置に固定保持され、前記ゴンドラと該補助通路は一対に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の動物の麻酔装置。

請求項7

前記麻酔装置は、前記ゴンドラ開口部を塞ぐ遮蔽部材を有し、該遮蔽部材は、前記補助通路の底部から麻酔槽底部に向かって該ゴンドラの昇降軌道と平行に設けられ、少なくとも該ゴンドラの昇降範囲以上の長さを有していることを特徴とする請求項6に記載の麻酔装置。

技術分野

0001

本発明は、と畜用動物麻酔処理用装置に関するものである。

背景技術

0002

従来、食肉用動物のと畜方法としては、電撃方法が行われていたが放血採血方法、作業効率作業負荷枝肉仕上がり品質等の諸問題に対し、麻酔によると畜方法が圧倒的に優れている。

0003

麻酔方法としては、図10に示されたような麻酔装置を使用していた。この麻酔装置は、動物の出入り口が設けられた麻酔槽と、麻酔槽に取り付けられた駆動源と、駆動源により麻酔槽内で回転するように設けられ、且つ、所要間隔を有して複数個ゴンドラが取り付けられた索条部材と、索条部材と噛み合う複数個のガイド部材と、麻酔槽の入り口近傍に設けられ麻酔槽に入ってくる動物を一旦保持する支持装置とからなる。また、ガイド部材は上昇用上下ガイド部材と、この上昇用の上下ガイド部材と平行に設けられた下降用の上下ガイド部材とから構成されている。この麻酔装置では、複数の動物を麻酔槽内に移動させることができるため、麻酔処理能力が高いという利点を有している。

0004

しかし、この麻酔装置では、入り口からゴンドラに乗せられた動物が直ぐに麻酔槽底部まで急降下するため、動物が酸欠状態呼吸困難に陥いってしまうという問題を生じていた。この状態に陥った動物は、体内毛細血管切れ、枝肉並びに肝臓心臓等に鬱血状態を生じてしまう。その結果、食肉の味が堕ちてしまったり、品質が悪くなってしまうという問題が生じていた。また、食肉の流通においては、基本的に生の状態で取引するため、枝肉、肝臓、心臓等に鬱血状態が生じると、商品価値が著しく損なわれることとなり、食品の安全性や業者信用性に悪影響を与えてしまうというおそれもあった。

0005

この問題点を解決するために、特公平1−20841号に記載の発明では、二酸化炭素ガスの麻酔槽内において、動物を固定的に支持した複数個のゴンドラが、ゴンドラ状に回転して動物を麻酔する、と畜用動物の麻酔方法が開示されている。この発明は、動物を固定的に支持するゴンドラが、複数個の下降用ガイド部材を介し段階的に下降される仕組みになっている。その結果、動物を徐々に麻酔することができ、動物の酸欠状態・呼吸困難等を防止することが可能であるという効果を有している。
特公平1−20841号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかし、特公平1−20841号公報に記載の麻酔装置は、ゴンドラが麻酔槽内を横移動する構造になっている。麻酔槽内には複数のゴンドラが設けられているため、麻酔槽内でゴンドラが上下に位置する状態が生じてしまう。そのため、上に位置するゴンドラ内の動物の排泄物が下に位置するゴンドラ及び動物にかかって汚れてしまうという問題が生じていた。特に、食品に関係しているため、衛生面の観点からも汚物が動物に付着することは好ましくない。そのため、汚れてしまった動物は、採血、放血前後に洗浄する必要が生じ、作業効率が非常に悪いという問題が生じていた。また、汚物がかかったゴンドラも洗浄しなければならず、作業が大変であるという問題も有していた。

0007

また、上記したとおりゴンドラが麻酔槽内を横移動する構造であるため、麻酔槽が横に広がり、大容量になりやすい。その結果、麻酔槽を充填させるために必要なガス量が嵩み、維持コストが高くなりやすいという問題がある。また、大規模な麻酔装置は設置コストも高く、容易に設置できないという問題も有していた。

0008

また、従来のゴンドラは動物の搬入口が開放構造となっているため、例えばゴンドラ内に2頭の動物を誘導した状態で麻酔を施すと、前後の動物が互いにもがき合い、後方の動物が押し出され、ゴンドラから脱落するおそれがあった。また、ゴンドラから動物が脱落すると、麻酔装置を一時的に停止せざるを得ず、生産性が非常に悪いという問題もあった。

0009

以上のことから、動物が酸欠・呼吸困難に陥ることを防ぎ、麻酔処理能力を損なわず、麻酔槽内で動物が排泄をしても他のゴンドラ及び動物が汚れるおそれが無く、ゴンドラから動物が脱落するおそれが無く、麻酔装置の設置コスト、製造コスト維持管理コストの低減が可能な麻酔装置の開発が望まれていた。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決するため本発明に係る動物の麻酔装置は、円筒状の麻酔槽と、麻酔槽内において動物を収容したゴンドラを移動させる移動装置とからなり、移動装置は、収容動物固定保持するゴンドラと、ゴンドラを麻酔槽内の所定経路に沿って水平及び垂直に移動させる移動手段とからなり、移動手段は、麻酔槽の中心に設けられた支柱と、ゴンドラを麻酔槽内で昇降させる昇降機と、支柱を回転させる回転機とからなり、昇降機は支柱に設けられていることを特徴とする。また、麻酔装置全体、又は、麻酔槽の開口部及び移動装置を被覆するケーシングが設けられているのが良い。

0011

また、移動装置は、複数のゴンドラと複数の昇降機を有し、ゴンドラと昇降機は一対に設けられ、複数のゴンドラは等間隔を有して配置されていても良い。また、昇降機は、支柱頂部近傍に設けられた上部滑車と、支柱底部近傍に設けられた下部滑車と、上部滑車及び下部滑車を介して支柱頂部側からゴンドラを昇降させる吊り下げチェーンと、吊り下げチェーンを摺動させる駆動源と、ゴンドラの昇降を補助する補助部材とを備え、補助部材は、支柱側面に設けられたガイドレールと、ガイドレールに沿って移動するガイド車輪とからなり、ガイド車輪はゴンドラ側面に設けられていても良い。

0012

また、ゴンドラは、動物を支持固定する内ゴンドラと、内ゴンドラを積載保持する外ゴンドラとからなり、内ゴンドラは、動物進入のための開口部と、開口部と直交に設けられた一対の保持側面と、保持側面を連結する連結部材を備え、内ゴンドラ底部は底抜け状に形成され、保持側面は内ゴンドラ底部側に向かって湾曲状に設けられ、内ゴンドラの底抜けを塞ぐ補助底部が設けられ、補助底部は可動式であっても良い。

0013

また、麻酔槽縁部には、動物をゴンドラ内に搬入する搬入口と、ゴンドラ内から動物を搬出する搬出口と、搬入口には複数の動物を所定頭数毎にゴンドラ内へ誘導可能な誘導装置が設けられ、搬出口には搬出台が設けられ、搬出台は動物が滑走可能な低摩擦面と、低摩擦面上において動物の体勢反転させるための反転部材が設けられていても良い。

0014

また、ゴンドラ内への動物の搬入時における搬入口端部からゴンドラの開口部までの間隙を塞ぐ補助通路を有しても良い。この補助通路は、支柱と連結し、搬入口と同じ高さ位置に固定保持され、ゴンドラと補助通路は一対に設けられているのが良い。また、ゴンドラ開口部を塞ぐ遮蔽部材を有していても良い。この遮蔽部材は、補助通路の底部から麻酔槽底部に向かってゴンドラの昇降軌道と平行に設けられ、少なくともゴンドラの昇降範囲以上の長さを有しているのが良い。

発明の効果

0015

本発明に係る麻酔装置は、円筒状の麻酔槽と、麻酔槽内において動物を移動させる移動装置とからなり、移動装置は、動物を固定支持するゴンドラと、ゴンドラを麻酔槽内の所定経路に沿って移動させる移動手段とからなり、移動手段は、麻酔槽の中心に設けられた支柱と、ゴンドラを麻酔槽内で上下動させる昇降機と、支柱を回転させる回転機とからなり、昇降機は支柱に設けられているため、麻酔槽の余剰スペースを省くことができ、麻酔装置の小型化、低コスト化に大きく貢献することができる。更に、麻酔槽内に充填するガス量を低減させることができるため、麻酔装置の維持コストも低減させることができる。

0016

また、移動装置は、複数のゴンドラと複数の昇降機を有し、ゴンドラと昇降機は一対に設けられ、複数のゴンドラは等間隔を有して配置されているため、麻酔槽内でゴンドラが上下に位置することが無く、ゴンドラ内の動物が排泄しても他のゴンドラ及び動物を汚すおそれが無い。

0017

また、ゴンドラ内への動物の搬入時における搬入口端部からゴンドラの開口部までの間隙を塞ぐ補助通路を有しているため、搬入時に麻酔槽内へ動物が落下するおそれがなくなり、搬入効率が向上し、全体の作業効率が向上する。更に、補助通路は、支柱と連結し、搬入口と同じ高さ位置に固定保持されているため、ゴンドラと補助通路が衝突するおそれが全くなくなり、麻酔装置の故障を防ぐことができる。

0018

また、ゴンドラの昇降軌道に沿って開口部を塞ぐ遮蔽部材が設けられているため、ゴンドラ内の動物が麻酔を施す際にもがきながら後退しても、ゴンドラ内から脱落することが無く、安全確実に麻酔を施すことができる。

発明を実施するための最良の形態

0019

本発明に係る動物の麻酔装置2について図を参照にしながら説明する。図1は、本発明に係る麻酔装置2を示した説明図であり、図2は本発明に係る麻酔装置2を示した平面図である。なお、図2においては、説明のために昇降機12を省略している。図3図2において搬入口30側からを示した部分断面図であり、図4図2において搬出口34側からを示した部分断面図である。また、図3及び図4は、説明の便宜上ゴンドラ6数を1機としている。また、これらの図は本発明を説明するためだけのものであり、本発明を何ら限定するものではない。また、本文中で使用される動物とは、主にを指すが、など他のと畜用動物であっても良い。

0020

本発明に係る動物の麻酔装置2は、円筒状の麻酔槽4と、麻酔槽4内において動物を移動させる移動装置とからなる。本発明に係る麻酔装置2は、支柱24を軸としてゴンドラ6を回転させる構造であるため、図2に示されたように、麻酔槽4を円筒状にすることで麻酔槽4の余剰スペースを省き、麻酔装置2を小型化しようとするものである。また、麻酔槽4を省スペース化することで、使用するガス量を低減でき、コスト削減に大きく寄与することができる。図1内では麻酔槽4底部が平坦に図示されているが、洗浄水の排水等のために適当な傾斜を設けても良い。ガス排出のための排気管、麻酔槽4・ゴンドラ6・他の装置を洗浄した洗浄水を排出するための配水管等は、適宜に設置すれば良い。

0021

次に、移動装置は、動物を固定支持するゴンドラ6と、ゴンドラ6を麻酔槽4内の所定経路に従って移動させる移動手段とからなる。本発明に係るゴンドラ6は、動物を支持固定する内ゴンドラ10と、内ゴンドラ10を積載保持する外ゴンドラ8とからなる。内ゴンドラ10を積載保持するとは、内ゴンドラ10が外ゴンドラ8と取り外し可能な状態、又は、内ゴンドラ10が外ゴンドラ8の一部と連結したまま移動可能な状態を指す。また、動物の麻酔時には外ゴンドラ8が内ゴンドラ10を移動不可能に保持し、動物の搬出時には内ゴンドラ10が移動可能な構造であると更に良い。内ゴンドラ10の移動方法としては、例えば内ゴンドラ10と外ゴンドラ8の連結部を回転軸とし、この回転軸を中心として内ゴンドラ10を回転させても良い。また、外ゴンドラ8に設けたフックが内ゴンドラ10軸端部に係合し、ゴンドラ6が所定の位置に達した場合のみフックが外れる構造であると更に良い。内ゴンドラ10の移動方法はこれらの方法以外でも良く、外ゴンドラ8の積載方法積載構造等を考慮して適宜設定すれば良い。

0022

内ゴンドラ10の形状については、動物を固定支持することができれば特に限定しないが、動物のゴンドラ6への誘導効率や動物の固定保持等の条件を考慮すると略筒状体又は椀型であるのが良い。本発明に係る内ゴンドラ10は、動物進入のための開口部と、開口部と直交に設けられた一対の保持側面と、保持側面を連結する連結部材とを有した略筒状体となっている。また、内ゴンドラ10の底部が底抜け状に形成されていることを特徴とする。この内ゴンドラ10底部の底抜けは、動物が落下しない程度の幅を有し、動物の脚部が底抜け部から突出し、保持側面の縁部が動物の胴体係止する構造であると更に良い。また、一対の保持側面は対向して設けられ、動物の胴体を保持しやすいように内ゴンドラ10の底部側に向かって湾曲状に形成されているのが良い。内ゴンドラ10を底抜け状としたのは、ゴンドラ6で動物を搬送する又は麻酔する時に動物の足場が存在すると、暴れたりしてゴンドラ6から飛び出し又は落下するおそれがあるため、動物の足場を無くし、動物の胴体を保持して宙づり状態とすることで、動物が暴れてもゴンドラ6から飛び出す又は落下することを防止しようとするものである。更には、ゴンドラ6の移動中や麻酔時には、動物が興奮したり、麻酔によって筋肉が緩んで排泄することがある。この時、ゴンドラ6が底抜け状になっていればゴンドラ6から排泄物が落下し、ゴンドラ6内が汚れずに済むという利点もある。また、外ゴンドラ8は内ゴンドラ10を積載保持できればどの様な形状・構造でも良く、例えば、複数のパイプ格子状に組み合わせても良いし、箱形であっても良く、内ゴンドラ10の形状や積載方法、積載構造等の条件を考慮して適宜設定すれば良い。

0023

また、本発明に係る麻酔装置2は、内ゴンドラ10の底抜け部を塞ぐ補助底部42が設けられているのが良い。また、補助底部42は、図1に示されているように可動式であると更に良い。本発明に係るゴンドラ6は、上記した通り、内ゴンドラ10が底抜け状になっているため、動物をゴンドラ6内に誘導する際、動物の足場がないため動物が内ゴンドラ10内へ進入しにくいという問題が生じてしまう。そこで、補助底部42によって内ゴンドラ10の底抜け部を塞ぎ、動物の足場を一時的に設け、誘導効率を向上しようとするものである。ただし、ゴンドラ6の移動時や麻酔時に動物の足場が存在すると、動物が暴れたりゴンドラ6から飛び出してしまうおそれがあるため、補助底部42を可動式とし、ゴンドラ6の移動時や麻酔時には内ゴンドラ10を底抜け状にしようとするものである。この補助底部42の設置箇所については、ゴンドラ6に設けても良いし、ゴンドラ6外に設けても良い。なお、図1中では補助底部42が空中に示されているが、これは説明の便宜上であって、本発明では後述するケーシング28側面に回転軸を連結固定し、補助底部42を保持している。この補助底部42は、動物のゴンドラ6搬入時に、内ゴンドラ10の底抜け部を塞ぐことができ、且つ、ゴンドラ6の移動及び昇降時にはゴンドラ6に接触しない箇所へ移動可能に設けられていれば、設置箇所、構造、形態等については適宜設定すれば良い。

0024

また、本発明に係る移動手段としては、麻酔槽4の中心に設けられた支柱24と、ゴンドラ6を麻酔槽4内で上下動させる昇降機12と、支柱24を回転させる回転機26とからなる。なお、説明の便宜上支柱24としているが、麻酔槽4の中心に位置し、昇降機12が設けられ、回転機26によって回転されられる部材又は部位を支柱24と称している。円柱状又は角柱状の部材を支柱24としても良いが、例えば、昇降機12の一部を支柱24としても良いし、回転機26の一部を支柱24としても良い。また、これらの組み合わせや複数の部材を組み合わせて支柱24としても良く、支柱24の形態、構造、形状等については、回転機26の構造や手段、支柱24の回転方法、昇降機12の構造や手段等の種々の条件を考慮して適宜設定すれば良い。

0025

また、本発明に係る回転機26は、支柱24を回転可能であればどの様な構造・手段であっても良い。図1図4に示された回転機26は、麻酔槽4底部に回転台を設け、回転台上に支柱24を設け、回転手段と支柱24を連結し、麻酔槽4の縁部に設けられた段差上で回転手段を移動させて支柱24を回転させている。本発明に係る回転機26をこの構造にしたのは、本発明に係る昇降機12が後述するようにゴンドラ6を吊り下げて昇降させる構造であるため、支柱24頂部に荷重がかかり、ゴンドラ6昇降時に支柱24が振動するおそれがある。そこで、回転手段と支柱24を連結する支持体によって、支柱24の中部あたりを支持し、支柱24の振動を防ごうとするものである。この構造以外にも例えば、支柱24の底部又は頂部側に回転機26を設けて支柱24を回転させても良く、回転機26の構造、手段、昇降機12の構造や手段等を考慮して適宜設定すれば良い。

0026

また、本発明に係る昇降機12としては、ゴンドラ6を麻酔槽4内で上下動させることができ、且つ、任意の高さ位置でゴンドラ6を停止及び保持することができればどの様な手段・装置であっても良い。図1に示された昇降機12は、支柱24頂部近傍に設けられた上部滑車14と、支柱底部近傍に設けられた下部滑車16と、上部滑車14及び下部滑車16を介して支柱24頂部側からゴンドラ6を昇降させる吊り下げチェーン18と、吊り下げチェーン18を摺動させる駆動源(図示せず)とからなる。また、この昇降機12には、ゴンドラ6の揺れや振動を防止するための補助部材が設けられていても良い。図1に示された補助部材は、支柱24側面にガイドレール20を設け、ゴンドラ6側面にガイドレール20に沿って移動するガイド車輪22を設けている。この他にも、例えばゴンドラ6側面に突起を設け、支柱24側面に溝を設け、この突起と溝を嵌合・係合して補助部材としても良く、補助部材の形態、構造、手段は、ゴンドラ6・昇降機12・支柱24の形状や構造、昇降機12の形態、構造、昇降方法等の条件を考慮して適宜設定すれば良い。

0027

また、図1に示されたように、昇降機12とゴンドラ6は一対に設けられているのが良い。なお、昇降機12とゴンドラ6が一対に設けられたとは、1機のゴンドラ6に対してゴンドラ6を上下動させるための手段又は装置が1つ設けられ、他のゴンドラ6とは連動せずに独立して移動可能な状態を指す。

0028

また、麻酔槽4縁部には、図2に示されたように、動物をゴンドラ6内に搬入する搬入口30と、ゴンドラ6内から動物を搬出する搬出口34が設けられている。搬入口30及び搬出口34については、単にゴンドラ6内へ動物を搬入する場所を搬入口30、ゴンドラ6内から動物を搬出する場所を搬出口34としても良いが、何かしらの装置や手段等を設けても良い。例えば、搬入口30に複数の動物を所定頭数毎にゴンドラ内へ誘導可能な追込ドアー32を設けても良い。これは、動物をゴンドラ6内へ搬入する際、動物が暴れたり嫌がったりするため、スムーズに搬入できないことがある。そこで、搬入口30に追込ドアー32を設け、所定頭数毎にゴンドラ6内へ誘導して誘導効率を向上しようとするものである。追込ドアー32の具体的な形状や構造は特に限定しないが、例えば、動物が1頭のみ通過できるような幅の通路を設け、この通路内に動物の逆走を防ぐようなゲートを設けても良い。

0029

また、搬出口34には、図1図3に示されたように、ゴンドラ6内の動物を搬出するための搬出台36が設けられていても良い。この搬出台36は、表面が滑らかに形成された低摩擦面を備えている。低摩擦面は、図1又は図3に示されたように所定角度の傾斜が形成され、表面上を動物が滑走しやすくなっている。また、低摩擦面上を移動した動物が搬出台36から飛び出さないためのストッパーが設けられていても良い。図1中では、低摩擦面を湾曲形成して端部をストッパーとしている。また、低摩擦面上には反転部材が設けられていても良い。この反転部材は、低摩擦面上で動物の体勢を反転させるための部材である。これは、ゴンドラ6から搬出された動物が、作業者に対して背中を向けて搬出された場合、次の作業が非常に面倒になるからである。麻酔処理の次は、採血・放血作業のために麻酔装置2から次の作業場へ動物を搬送しなければならない。この時、動物の足にフックをかけて搬送するが、動物の背中が作業者側を向いていると、動物の胴体が邪魔となって足にフックをかけにくい。そこで、内ゴンドラ10から搬出された動物が背中側を向いている場合、搬出台36上で動物の体勢を反転させ、動物の足を作業者側に向かせようとするものである。この反転部材としては、ゴムウレタン等の表面が高摩擦で、動物を損傷させることが無い程度の弾力性を有する材料で形成されているのが良い。反転部材の形成位置や形状については、反転させようとする位置、搬出台の形状等を考慮して適宜設定すれば良い。

0030

また、本発明に係る麻酔装置2は、図3又は図4に示されたように、補助通路38を有していても良い。この補助通路38は、ゴンドラ6内への動物の搬入時において、搬入口30端部からゴンドラ6の開口部までの間隙を塞ぐ通路又は部材を指す。本発明に係る麻酔槽4は円柱状であるため、ゴンドラ6の開口部と麻酔槽4縁部までには間隙がある。そこで、この間隙を塞ぐ通路又は部材が必要となる。この補助通路38は、搬入口30端部から通路を延長して設けても良いが、本発明に係る麻酔装置2は支柱24及びゴンドラ6が回転するため、麻酔槽4の縁部から通路や部材を突出させると、ゴンドラ6や昇降機12が接触するおそれがある。そこで、本発明に係る補助通路38は、ゴンドラ6の開口部側に補助通路38を設け、支柱24と連結し、搬入口30と同じ高さ位置に固定保持されるのが良い。これにより、補助通路38もゴンドラ6及び支柱24と共に回転することができる。

0031

また、本発明に係る麻酔装置2は、ゴンドラ開口部を塞ぐ遮蔽部材40を有していても良い。この遮蔽部材40は、特にゴンドラ移動時、麻酔時にゴンドラ6から動物が飛び出さないように開口部を塞ぐための部材である。遮蔽部材40は、図3又は図4に示されたように、補助通路38の底部から麻酔槽4底部に向かってゴンドラの昇降軌道と平行に板部材を設けても良い。本発明では遮蔽部材40として、ゴンドラ6の昇降範囲以上の長さを有した板部材を使用しているが、複数のポールを設けても良く、ゴンドラ6が昇降する範囲内において、ゴンドラ6の開口部を塞ぐことができれば、遮蔽部材40の形態、構造については適宜設定すれば良い。また、遮蔽部材40をゴンドラ6に設けても良い。

0032

また、本発明に係る麻酔装置2は、図1図3又は図4に示されたように、麻酔槽4の開口部及び移動装置を被覆するケーシング28を設けても良い。ケーシング28を設けない場合、麻酔槽4内に充填したガスが風の影響を受け、麻酔槽4内のガス濃度が変化してしまう。そこで、麻酔槽4を覆うケーシング28を設け、麻酔槽4内のガス濃度を安定に保とうするものである。また、作業者や他者の麻酔槽4への落下等も防止することができる。本発明では、図1に示されたように、ステンレス製円筒体を麻酔槽4の縁に沿って組み立て、ケーシング28としているが、この他の材料及び形状であっても良い。

0033

また、本発明に係る麻酔装置2は、図示されていないが、各種制御装置が設けられている。この制御装置は、昇降機12、回転機26、麻酔槽4内の炭酸ガス量を制御する制御装置等、本発明の麻酔装置2に係る全ての機器器具、装置を制御する装置を指す。この制御装置は、昇降機12、回転機26及び麻酔装置2に係る種々の機器器具、装置毎に個別に設けられていても良いし、麻酔装置2に係る全ての機器器具、装置を一括して制御しても良く、制御方法制御系統制御形態等の条件については適宜設定すれば良い。また、ガス制御装置については、麻酔槽4内のガス濃度を測定する濃度測定機、ガスを供給する供給機、ガスを排出する排出機、及びこれらの機器器具に関連する装置、手段、器具等が含まれるものとする。各種制御装置の制御方法は、手動であっても自動あっても良い。

0034

次に、本発明に係る麻酔装置2の動作について説明する。図5図8は、本発明に係る麻酔装置2の動作状況を示した説明図である。なお、図中では、説明の便宜上ゴンドラ6数を3機とし、麻酔槽4及びゴンドラ6以外の装置及び手段を省略している。また、3機のゴンドラ6を識別するために、それぞれをゴンドラA、ゴンドラB、ゴンドラCとする。また、ゴンドラB及びゴンドラCには予め動物が収納されており、ゴンドラAに動物を搬入してから搬出口34にて搬出し、搬入口30に戻るまでを1サイクルとして説明する。

0035

(Step1)
まず、ゴンドラAに動物を誘導する。この時、補助底部42は内ゴンドラ10の底抜け部を塞いでいる。ゴンドラA内に動物が移動した後、補助底部42をスイングさせて内ゴンドラ10を底抜け状にすると、動物が足抜け状態になり、内ゴンドラ10の保持側面に胴体が係止され、宙づり状態となる。補助底部42が完全に移動した後、ゴンドラAが下降可能となる。ゴンドラAを所定の高さ位置まで下降させて停止させる。この時、ゴンドラB及びゴンドラCは、図示された位置で停止している。
ゴンドラ6を麻酔槽4内の所定高さ位置で停止させる理由としては、本発明に係る麻酔処理が本麻酔の前に予備麻酔を行うからである。予備麻酔とは、高濃度のガスを急激に吸飲させることによる酸欠や呼吸困難を防ぐため、低濃度のガスを吸飲させ、徐々にガスの濃度を上げて確実に且つ安全に動物に麻酔をかけさせようとするものである。そして本発明に係る麻酔装置2を使用して予備麻酔を行うには、麻酔槽4内の比較的ガス濃度が低い箇所で動物を待機させた後、ガス濃度が高い麻酔槽4の底部に移動させれば良い。図9は、麻酔槽の深度とガス濃度を示した説明図である。図中のx軸はガス濃度を示し、y軸は麻酔槽の深度を示している。図中の黒塗り部分が麻酔の有効範囲である。よって、図9に示された有効範囲内で、予備麻酔を行うに適した高さ位置でゴンドラ6を停止させれば動物に予備麻酔を行うことができる。
(Step2)
次に、回転機26を回転させゴンドラBを搬出口34の下で停止させる。図中では、ゴンドラ6が3機であるため、回転機26を回転させる角度は120°になっているが、ゴンドラ6数に応じて回転機26を回転させる角度は異なる。
(Step3)
回転機26の回転が停止した後、ゴンドラBを上昇させ、ゴンドラCを下降させる。
(Step4)
ゴンドラBを上昇させ、搬出口34でゴンドラ6内から動物を搬出する。本発明に係るゴンドラ6は、外ゴンドラ8に積載保持された内ゴンドラ10が回転移動する構造になっており、図示されたように内ゴンドラ10が回転移動することにより動物を搬出することができる。動物をゴンドラ6内から搬出した後、ゴンドラBが下降すると、内ゴンドラ10は元の位置に戻る。ゴンドラA及びゴンドラCは、図示された高さ位置で停止している。
(Step5)
次に、ゴンドラBが下降して搬入口30で停止する。この時、補助底部42がスイングし、内ゴンドラ10の底抜け部を塞ぐ位置で停止している。そして、ゴンドラBに動物を誘導し、ゴンドラB内に動物が移動した後、補助底部42をスイングさせて内ゴンドラ10を底抜け状にする。補助底部42が完全に移動した後、ゴンドラBを所定の高さ位置まで下降可能させて停止させる。この時、ゴンドラA及びゴンドラCは、図示された位置で停止している。なお、待機中の補助底部42が内ゴンドラ10の底抜け部を塞ぐ位置へ移動する移動契機としては、ゴンドラ6内から動物を搬出した後、搬入口30へ移動する時でも良いし、(Step3)のゴンドラ6が搬出口34へ上昇し、待機中の補助底部42前を通過した後に移動しても良く、適宜設定すれば良い。
(Step6)
次に、回転機26を回転させゴンドラCを搬出口34の下で停止させる。
(Step7)
回転機26の回転が停止した後、ゴンドラCを上昇させ、ゴンドラAを下降させる。
(Step8)
次に、ゴンドラCを上昇させ、搬出口34でゴンドラ6内から動物を搬出する。動物をゴンドラ6内から搬出した後、ゴンドラCは下降する。ゴンドラA及びゴンドラBは、図示された高さ位置で停止している。
(Step9)
次に、ゴンドラCが下降して搬入口30で停止する。この時、補助底部42がスイングし、内ゴンドラ10の底抜け部を塞ぐ位置で停止している。その後、ゴンドラCに動物を誘導し、ゴンドラC内に動物を収納した後、補助底部42をスイングさせて内ゴンドラ10を底抜け状にする。補助底部42が完全に移動した後、ゴンドラCを所定の高さ位置まで下降可能させて停止させる。この時、ゴンドラA及びゴンドラBは、図示された位置で停止している。
(Step10)
次に、回転機26を回転させゴンドラAを搬出口34の下で停止させる。
(Step11)
回転機26の回転が停止した後、ゴンドラAを上昇させ、ゴンドラBを下降させる。
(Step12)
次に、ゴンドラAを上昇させ、搬出口34でゴンドラ6内から動物を搬出する。動物をゴンドラ6内から搬出した後、ゴンドラBは下降する。ゴンドラB及びゴンドラCは、図示された高さ位置で停止している。
(Step1)〜(Step12)を連続して麻酔処理する。回転機26の回転速度や昇降機12の昇降速度は、麻酔処理能力、処理頭数等を考慮して設定すれば良い。

0036

以上が、本発明に係る麻酔装置2に関する説明であるが、本発明の目的を逸脱しない限り種々の条件・設定等は変更が可能である。

図面の簡単な説明

0037

本発明に係る麻酔装置の一実施の形態を示した説明図である。
本発明に係る麻酔装置の一部実施の形態を示した部分平面図である。
本発明に係る麻酔装置の一実施の形態を示した説明図である。
本発明に係る麻酔装置の一実施の形態を示した説明図である。
本発明に係る麻酔装置の動作状況を示した説明図である。
本発明に係る麻酔装置の動作状況を示した説明図である。
本発明に係る麻酔装置の動作状況を示した説明図である。
本発明に係る麻酔装置の動作状況を示した説明図である。
麻酔槽の深度とガス濃度の関係を示した図である。
従来の麻酔装置を示した説明図である。

符号の説明

0038

2麻酔装置
4麻酔槽
6ゴンドラ
8 外ゴンドラ
10内ゴンドラ
12昇降機
14 上部滑車
16 下部滑車
18吊り下げチェーン
20ガイドレール
22ガイド車輪
24支柱
26回転機
28ケーシング
30搬入口
32 追込ドアー
34搬出口
36 搬出台
38補助通路
40遮蔽部材
42補助底部

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