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技術 車両の車体構造

出願人 ダイハツ工業株式会社
発明者 福田保和
出願日 2006年9月25日 (14年3ヶ月経過) 出願番号 2006-258838
公開日 2008年4月3日 (12年9ヶ月経過) 公開番号 2008-074335
状態 特許登録済
技術分野 車両用車体構造
主要キーワード 簡略側面図 下方域 素材板 上方域 耐久強度 後端上面 簡略平面図 シートライザ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年4月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

車室フロア上に設けたリヤシート着座した着座者足元空間を拡げることができるようにして、車両への着座者の乗り心地を向上させる。

解決手段

リヤシート19の前方で、車体2の幅方向における車室フロア16の中途部に上方に向かって膨出し車体2の長手方向に向かって延びるトンネル33を形成する。車室フロア16の一般面37を基準とするトンネル33の後部の高さHが後方に向かうに従い徐々に小さくなるよう、かつ、このトンネル33の後端上面が一般面37に接近するようトンネル33を形成する。トンネル33の後端部における幅方向の中途部に後方に向かって開く切り欠き42を形成する。切り欠き42の左、右縁部に架設されて結合される補強板43を設ける。補強板43の後端部を、前、後フロアパネル23,24の互いの結合部に結合する。

概要

背景

上記車両の車体構造には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、車体の車室下面を形成する車室フロアが、前、後フロアパネルを備えている。車体の長手方向における上記後フロアパネルの中途部は、この後フロアパネルの前端部よりも一段高くなるよう形成されて、リヤシートを支持するシートライザとされている。上記リヤシートの前方近傍における上記車室フロアの部分は、上記リヤシートに着座した着座者の足置部とされ、この足置部の上方域が着座者の足元空間とされる。

一方、上記車体の幅方向における上記車室フロアの中途部には、上方に向かって膨出し車体の長手方向に向かって延びるトンネルが形成されている。このトンネルは、上記車体の長手方向における各部高さが互いに一定とされ、このトンネルの後端は、上記シートライザの前面に結合されている。
実開平1−68991号公報

概要

車室フロア上に設けたリヤシートに着座した着座者の足元空間を拡げることができるようにして、車両への着座者の乗り心地を向上させる。リヤシート19の前方で、車体2の幅方向における車室フロア16の中途部に上方に向かって膨出し車体2の長手方向に向かって延びるトンネル33を形成する。車室フロア16の一般面37を基準とするトンネル33の後部の高さHが後方に向かうに従い徐々に小さくなるよう、かつ、このトンネル33の後端上面が一般面37に接近するようトンネル33を形成する。トンネル33の後端部における幅方向の中途部に後方に向かって開く切り欠き42を形成する。切り欠き42の左、右縁部に架設されて結合される補強板43を設ける。補強板43の後端部を、前、後フロアパネル23,24の互いの結合部に結合する。

目的

本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車室フロア上に設けたリヤシートに着座した着座者の足元空間を拡げることができるようにして、車両への着座者の乗り心地を向上させることができるようにすることである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

リヤシートの前方で、車体の幅方向における車室フロア中途部に上方に向かって膨出し上記車体の長手方向に向かって延びるトンネルを形成した車両の車体構造において、上記車室フロアの一般面を基準とする上記トンネルの後部の高さが後方に向かうに従い徐々に小さくなるよう、かつ、このトンネルの後端上面が上記一般面に接近するよう上記トンネルを形成したことを特徴とする車両の車体構造。

請求項2

上記車室フロアが、互いに別体とされる前、後フロアパネルを備え、上記前フロアパネルの後端部と後フロアパネルの前端部とを互いに結合し、上記前フロアパネルの後端近傍に上記トンネルの後端が位置するようこのトンネルを上記前フロアパネルにプレス加工により形成し、上記トンネルの後端部における幅方向の中途部に後方に向かって開く切り欠きを形成し、上記切り欠きの左、右縁部に架設されて結合される補強板を設け、かつ、この補強板の後端部を、上記前、後フロアパネルの互いの結合部に結合したことを特徴とする請求項1に記載の車両の車体構造。

技術分野

0001

本発明は、リヤシートの前方で、車室フロアに形成されたトンネルの後部の高さが後方に向かうに従い徐々に小さくなるようにした車両の車体構造に関するものである。

背景技術

0002

上記車両の車体構造には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、車体の車室下面を形成する車室フロアが、前、後フロアパネルを備えている。車体の長手方向における上記後フロアパネルの中途部は、この後フロアパネルの前端部よりも一段高くなるよう形成されて、リヤシートを支持するシートライザとされている。上記リヤシートの前方近傍における上記車室フロアの部分は、上記リヤシートに着座した着座者の足置部とされ、この足置部の上方域が着座者の足元空間とされる。

0003

一方、上記車体の幅方向における上記車室フロアの中途部には、上方に向かって膨出し車体の長手方向に向かって延びるトンネルが形成されている。このトンネルは、上記車体の長手方向における各部高さが互いに一定とされ、このトンネルの後端は、上記シートライザの前面に結合されている。
実開平1−68991号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上記従来の技術では、上記リヤシートの前方近傍における上記車室フロアの部分、つまり、上記リヤシートの着座者の足置部にトンネルの後部が形成されている。そして、このトンネルの後部は、その前部と同じ高さであって、高くされている。このため、このトンネルの後部によって、上記足置部の上方域の足元空間が大きく狭められがちであり、これは車両への着座者の乗り心地を低下させるものであって、好ましくない。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車室フロア上に設けたリヤシートに着座した着座者の足元空間を拡げることができるようにして、車両への着座者の乗り心地を向上させることができるようにすることである。

0006

また、本発明の他の目的は、上記のように車両への乗り心地を向上させるようにした場合でも、上記車室フロアに所望の強度を確保できるようにすることである。

0007

請求項1の発明は、リヤシート19の前方で、車体2の幅方向における車室フロア16の中途部に上方に向かって膨出し上記車体2の長手方向に向かって延びるトンネル33を形成した車両の車体構造において、
上記車室フロア16の一般面37を基準とする上記トンネル33の後部の高さHが後方に向かうに従い徐々に小さくなるよう、かつ、このトンネル33の後端上面が上記一般面37に接近するよう上記トンネル33を形成したものである。

0008

請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記車室フロア16が、互いに別体とされる前、後フロアパネル23,24を備え、上記前フロアパネル23の後端部25と後フロアパネル24の前端部26とを互いに結合(S1)し、上記前フロアパネル23の後端近傍に上記トンネル33の後端が位置するようこのトンネル33を上記前フロアパネル23にプレス加工により形成し、上記トンネル33の後端部における幅方向の中途部に後方に向かって開く切り欠き42を形成し、
上記切り欠き42の左、右縁部に架設されて結合(S2,S3)される補強板43を設け、かつ、この補強板43の後端部を、上記前、後フロアパネル23,24の互いの結合部に結合(S3)したものである。

0009

なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。

発明の効果

0010

本発明による効果は、次の如くである。

0011

請求項1の発明は、リヤシートの前方で、車体の幅方向における車室フロアの中途部に上方に向かって膨出し上記車体の長手方向に向かって延びるトンネルを形成した車両の車体構造において、
上記車室フロアの一般面を基準とする上記トンネルの後部の高さが後方に向かうに従い徐々に小さくなるよう、かつ、このトンネルの後端上面が上記一般面に接近するよう上記トンネルを形成している。

0012

このため、上記したように、トンネルの後部の高さを小さくしたことにより、上記リヤシートに着座した着座者の足元空間が上記トンネルの後部で狭められる、ということは防止され、上記足元空間が拡げられる。よって、車両への着座者の乗り心地が向上する。

0013

請求項2の発明は、上記車室フロアが、互いに別体とされる前、後フロアパネルを備え、上記前フロアパネルの後端部と後フロアパネルの前端部とを互いに結合し、上記前フロアパネルの後端近傍に上記トンネルの後端が位置するようこのトンネルを上記前フロアパネルにプレス加工により形成し、上記トンネルの後端部における幅方向の中途部に後方に向かって開く切り欠きを形成している。

0014

ここで、上記前フロアパネルに形成されるトンネルの後部の高さを、前記したように後方に向かって徐々に小さくさせると、このトンネルの後部における車体の長手方向での各部断面につき実長差が生じ、後方に向かうに従い上記実長が短くなる。このため、上記トンネルを上記前フロアパネルにプレス加工により成形するときには、上記トンネルの後端部に皺が生じがちとなる。しかし、このように生じる皺は上記切り欠きの形成により除去される。よって、上記トンネルを所望形状に精度よく成形できる。

0015

そして、上記構成において、上記切り欠きの左、右縁部に架設されて結合される補強板を設け、かつ、この補強板の後端部を、上記前、後フロアパネルの互いの結合部に結合している。

0016

このため、上記トンネルにおける切り欠きの左右縁部は、上記補強板により互いに結合されることに加え、上記前、後フロアパネルの互いの結合部、つまり、前フロアパネルの後端部と後フロアパネルの前端部との結合部によっても互いに強固に結合される。よって、上記トンネルの後部が十分に補強される。

0017

即ち、上記前フロアパネルにプレス加工によりトンネルを成形する際に生じる皺の除去のために、このトンネルの後端部に切り欠きを形成したが、この切り欠きの形成による上記前フロアパネルの後部における強度低下は、上記補強板により十分に補填することができる。よって、上記のように、トンネルの後部の高さを小さくして、車両への乗り心地を向上させるようにした場合でも、上記車室フロアに所望の強度を確保できる。

0018

しかも、上記したように、補強板の後端部を、上記前、後フロアパネルの互いの結合部に結合している。

0019

このため、上記前、後フロアパネルの結合部の強度、剛性が上記補強板により向上させられることともなる。よって、車両衝突時の衝撃力に対する上記車室フロアの変形が抑制されると共に、操縦定性耐久強度性能が向上し、更に、車室内における騒音振動の発生防止性能(NV性能)が向上することとなって好ましい。

発明を実施するための最良の形態

0020

本発明の車両の車体構造に関し、車室フロア上に設けたリヤシートに着座した着座者の足元空間を拡げることができるようにして、車両への着座者の乗り心地を向上させることができるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。

0021

即ち、車両の車体構造として、リヤシートの前方で、車体の幅方向における車室フロアの中途部に上方に向かって膨出し上記車体の長手方向に向かって延びるトンネルが形成されている。上記車室フロアの一般面を基準とする上記トンネルの後部の高さが後方に向かうに従い徐々に小さくなるよう、かつ、このトンネルの後端上面が上記一般面に接近するよう上記トンネルが形成されている。

0022

本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。

0023

図において、符号1は自動車で例示された車両である。また、図中、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。

0024

上記車両1の車体2は板金製であって、その下端部を構成する車体フレーム3と、この車体フレーム3上に支持される車体本体4とを備えている。上記車体フレーム3には前、後車輪5,6が懸架され、これら車輪5,6により上記車体2が走行面7上に支持されている。

0025

上記車体フレーム3は、車体2の幅方向の車体中央9を基準としてほぼ左右対称形とされている。上記車体フレーム3は、上記車体中央9を挟んで車体2の長手方向に向かって延びる左右一対サイドメンバ10,10と、これらサイドメンバ10,10の外側方に配置されて車体2の長手方向に向かって延びる左右一対のサイドシル11,11と、上記左右サイドメンバ10,10同士を結合させると共に、これら各サイドメンバ10,10に対し、それぞれ対応するサイドシル11を結合させる複数のクロスメンバ12とを備えている。

0026

上記車体本体4の内部が車室15とされ、この車室15の下面は車室フロア16により形成されている。この車室フロア16は、上記車体フレーム3のサイドメンバ10とクロスメンバ12との各上面に支持され、上記車室フロア16の各側端部は上記各サイドシル11に支持されている。上記車室15の前部に左右一対のフロントシート18,18が設けられ、上記車室15の後部にリヤシート19が設けられている。上記各シート18,19は、上記車室フロア16に支持されて着座者が前方を向いて着座可能なシートクッション20と、このシートクッション20の後端部側から上方に向けて突出し、上記シートクッション20上の着座者を背もたれ可能とさせるシートバック21とを備えている。

0027

上記車室フロア16は、互いに別体とされる前、後フロアパネル23,24を備えている。これら前フロアパネル23の後端部25と後フロアパネル24の前端部26とは互いに重ね合わされてスポット溶接S1により互いに結合されている。この場合、前フロアパネル23の後端部25の上面に上記後フロアパネル24の前端部26が接合させられている。これら前フロアパネル23と後フロアパネル24との互いに結合部近傍に各上面は互いに面一とされている。

0028

上記前フロアパネル23の後端側部分28よりも前方のこの前フロアパネル23の部分に上記フロントシート18が支持されている。上記後フロアパネル24の前端側部分29よりも後方のこの後フロアパネル24の部分は、この後フロアパネル24の前端側部分29よりも一段高くなるよう形成され、これが上記リヤシート19を支持するシートライザ30とされている。

0029

上記リヤシート19の前方近傍における上記車室フロア16の部分、つまり、上記フロントシート18よりも後方の上記前フロアパネル23の後端側部分28と、上記リヤシート19よりも前方の上記後フロアパネル24の前端側部分29とは、上記リヤシート19に着座した着座者の足置部31とされ、この足置部31の上方域がこの着座者の足元空間32とされる。

0030

一方、上記リヤシート19の前方で、車体2の幅方向における上記車室フロア16の中途部には、上方に向かって膨出し上記車体2の長手方向に向かって延びるトンネル33がプレス加工により形成されている。このトンネル33は、上記前フロアパネル23の前端側から後方に延び、上記トンネル33の後端は上記前フロアパネル23の後端近傍(後端を含む)に位置している。

0031

上記トンネル33は、車体2の幅方向で互いに離れて対面する左右一対の側板34,34と、これら側板34,34の上端部同士を互いに一体的に結合させる天井板35とを備えている。上記各側板34の下端部は、上記前フロアパネル23の左右各側部に一体的に結合されている。

0032

上記車室フロア16の一般面37を基準とする上記トンネル33の後部の高さHは後方に向かうに従い徐々に小さくなり、かつ、このトンネル33の後端上面は鉛直方向で上記一般面37に接近するよう上記トンネル33が形成されている。

0033

上記後フロアパネル24の前端側部分29には、上記トンネル33の後端を後方に延長するような他のトンネル39がプレス加工により形成されている。上記車室フロア16の一般面37を基準とした上記他のトンネル39の高さは、上記車体2の長手方向での上記他のトンネル39の各部において互いにほぼ同じとされている。また、この他のトンネル39の上記高さは、上記トンネル33の後端の高さとほぼ同じとされている。また、上記他のトンネル39の前端部の断面は上記トンネル33の後端の断面とほぼ同形同大とされている。

0034

上記トンネル33の後端部における幅方向の中途部には、後方に向かって開く切り欠き42が形成されている。より具体的には、この切り欠き42は、上記トンネル33の天井板35の幅方向の中途部に形成されている。

0035

上記トンネル33の後端部における切り欠き42の左右縁部に架設されて結合される板金製補強板43が設けられている。この補強板43は、車体2の幅方向で互いに離れて対面する左右一対の側板44,44と、これら側板44,44の上端部同士を互いに一体的に結合させる天井板45とを備えている。上記補強板43は、上記トンネル33の後部に内嵌されている。具体的には、これらトンネル33と補強板43との各側板34,44同士、および側板34,45同士は互いに接合され、かつ、スポット溶接S2により互いに結合されている。

0036

上記補強板43の天井板45の後部における幅方向の中途部には、上方に向かって膨出する偏平な膨出部46が形成されている。この膨出部46は上記切り欠き42との間でがたつきの生じないよう内嵌され、この切り欠き42は上記膨出部46により少なくとも一部(図例では、ほぼ全部)が閉じられている。上記補強板43の後端部は、上記前、後フロアパネル23,24の互いの結合部(25,26)にまで延出させられ、この結合部に結合させられている。

0037

具体的には、上記トンネル33の天井板35と、上記膨出部46との各上面は互いに面一とされている。そして、上記後フロアパネル24の前端部26、上記トンネル33の天井板35の各側部、および上記補強板43の天井板45の各側部の3枚重ね部はスポット溶接S3により互いに結合されている。また、上記後フロアパネル24の前端部26と補強板43の天井板45における膨出部46の後端部とはスポット溶接S4により互いに結合されている。

0038

上記トンネル33と補強板43との各側板34,44には、上記フロントシート18を締結具により支持する支持部48が形成され、この支持部48により、上記車室フロア16に上記リヤシート19が強固に支持されている。また、上記足置部31の上面にはフェルト49が敷設されている。このフェルト49は、その上面が平坦となるよう上記足置部31上に設けられている。また、上記フェルト49の上面にカーペット50が敷設されている。

0039

上記左右フロントシート18,18の間に配置されて上記前フロアパネル23に支持されるパーキングブレーキレバー52が設けられている。上記補強板43の前部には、これを上下に貫通する開口53が形成されている。また、この開口53に対応する上記前フロアパネル23の部分には貫通孔54が形成されている。上記パーキングブレーキレバー52に対し、上記各車輪5,6用の不図示の制動装置連動連結させるケーブル55が設けられる。そして、このケーブル55は上記車室フロア16の下方域から上記開口53と貫通孔54とを通して上記パーキングブレーキレバー52に連結されている。

0040

上記車体2の前部には不図示のエンジンが搭載されており、このエンジンから車体2の後端に向けて不図示の排気管が延出させられている。上記トンネル33と他のトンネル39との各内部空間は互いに連通させられており、これら内部空間に上記排気管が収容されている。上記補強板43には上記排気管の長手方向の中途部を支持するエキパイハンガ56が取り付けられている。

0041

上記車室フロア16の前フロアパネル23の成形方法につき、詳しく説明する。

0042

まず、上記前フロアパネル23の平坦な素材板につき、上記切り欠き42が存在しないトンネル33をプレス加工により形成する。この場合、このトンネル33における後部の高さHは、後方に向かって徐々に小さくされる。これにより、このトンネル33の後部における車体2の長手方向での各部断面につき実長差が生じ、後方に向かうに従い上記実長が短くなる。このため、上記トンネル33を上記素材板にプレス加工により形成するときには、このトンネル33の後端部に皺が生じがちとなる。

0043

そこで、上記トンネル33の後端部の幅方向の中途部に、皺を積極的に生じさせるビード58が上記プレス加工により形成される。これにより、所望の最終形状であるトンネル33の領域に皺が生じることが防止されるようになっている。次に、上記ビード58を除去するために、上記切り欠き42が形成される。これにより、上記最終形状のトンネル33を有する前フロアパネル23が形成される。

0044

上記構成によれば、車室フロア16の一般面37を基準とする上記トンネル33の後部の高さHが後方に向かうに従い徐々に小さくなるよう、かつ、このトンネル33の後端上面が上記一般面37に接近するよう上記トンネル33を形成している。

0045

このため、上記したように、トンネル33の後部の高さHを小さくしたことにより、上記リヤシート19に着座した着座者の足元空間32が上記トンネル33の後部で狭められる、ということは防止され、上記足元空間32が拡げられる。よって、車両1への着座者の乗り心地が向上する。

0046

また、前記したように、車室フロア16が、互いに別体とされる前、後フロアパネル23,24を備え、上記前フロアパネル23の後端部25と後フロアパネル24の前端部26とを互いに結合(S1)し、上記前フロアパネル23の後端近傍に上記トンネル33の後端が位置するようこのトンネル33を上記前フロアパネル23にプレス加工により形成し、上記トンネル33の後端部における幅方向の中途部に後方に向かって開く切り欠き42を形成している。

0047

ここで、上記前フロアパネル23に形成されるトンネル33の後部の高さHを、前記したように後方に向かって徐々に小さくさせると、このトンネル33の後部における車体2の長手方向での各部断面につき実長差が生じ、後方に向かうに従い上記実長が短くなる。このため、上記トンネル33を上記前フロアパネル23にプレス加工により成形するときには、上記トンネル33の後端部に皺が生じがちとなる。しかし、このように生じる皺は上記切り欠き42の形成により除去される。よって、上記トンネル33を所望形状に精度よく成形できる。

0048

そして、上記構成において、上記切り欠き42の左、右縁部に架設されて結合される補強板43を設け、かつ、この補強板43の後端部を、上記前、後フロアパネル23,24の互いの結合部に結合している。

0049

このため、上記トンネル33における切り欠き42の左右縁部は、上記補強板43により互いに結合されることに加え、上記前、後フロアパネル23,24の互いの結合部、つまり、前フロアパネル23の後端部25と後フロアパネル24の前端部26との結合部によっても互いに強固に結合される。よって、上記トンネル33の後部が十分に補強される。

0050

即ち、上記車室フロア16の前フロアパネル23にプレス加工によりトンネル33を成形する際に生じる皺の除去のために、このトンネル33の後端部に切り欠き42を形成したが、この切り欠き42の形成による上記前フロアパネル23の後部における強度低下は、上記補強板43により十分に補填することができる。よって、上記のように、トンネル33の後部の高さHを小さくして、車両1への乗り心地を向上させるようにした場合でも、上記車室フロア16に所望の強度を確保できる。

0051

しかも、上記したように、補強板43の後端部を、上記前、後フロアパネル23,24の互いの結合部(25,26,S1)に結合(S3,S4)している。

0052

このため、上記前、後フロアパネル23,24の結合部の強度、剛性が上記補強板43により向上させられることともなる。よって、車両1衝突時の衝撃力に対する上記車室フロア16の変形が抑制されると共に、操縦安定性や耐久強度性能が向上し、更に、車室内における騒音、振動の発生防止性能(NV性能)が向上することとなって好ましい。

0053

なお、以上は図示の例によるが、上記トンネル33の後端を上記前フロアパネル23の後端、もしくは、この後端の前方近傍に位置させ、上記他のトンネル39を形成しないようにしてもよい。

図面の簡単な説明

0054

図2部分拡大分断面図である。
車両の簡略側面図である。
車両の簡略平面図である。
図3の部分拡大部分破断図である。
図3のV−V線矢視部分破断断面図である。
図4のVI−VI線矢視断面図である。

符号の説明

0055

1 車両
2 車体
3車体フレーム
4 車体本体
9車体中央
15 車室
16車室フロア
18フロントシート
19リヤシート
23 前フロアパネル
24 後フロアパネル
25後端部
26前端部
28後端側部分
29 前端側部分
30シートライザ
31 足置部
32足元空間
33トンネル
34側板
35天井板
37一般面
39 他のトンネル
42切り欠き
43補強板
44 側板
45 天井板
S1−S4スポット溶接
H 高さ

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