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技術 マイコンガスメータ

出願人 東洋計器株式会社
発明者 土田泰秀上原基彦
出願日 2006年9月6日 (14年3ヶ月経過) 出願番号 2006-241584
公開日 2008年3月21日 (12年9ヶ月経過) 公開番号 2008-064549
状態 拒絶査定
技術分野 体積流量の測定(I)
主要キーワード 警告事象 警告表示状態 運用基準 事象表示 警告表示器 端子台カバー 強制遮断 マグネット式
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年3月21日)のものです。
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図面 (7)

課題

標準仕様マイコンガスメータに大幅な変更を加えることなく、発生した異常警告を発生順が分かる形態で表示可能にすること。

解決手段

マイコンガスメータ1は、ガス供給流量の異常を検出すると流量異常警告を発生する流量監視手段31と、ガスの調整圧力の異常を検出すると圧力異常警告を発生する圧力監視手段32と、電池電源24の電圧異常を検出すると電圧異常警告を発生する電池電圧監視手段33と、各異常警告を表示するための液晶表示器9と、各異常警告を発生した順番と共に記憶する記憶手段35と、表示制御手段34を備え、液晶表示器9には最新の異常警告事象が表示される。異常警告表示状態において遮断弁開スイッチ12が操作されると、表示制御手段34は、記憶手段35の記憶内容に基づき、一定の時間間隔で、無表示状態を挟みながら、発生した異常警告事象を発生順に切り替え表示させる。

概要

背景

ガスメータとしては、マイクロコンピュータが搭載され、内蔵の流量センサ圧力センサなどの検出結果に基づき供給ガスの流量異常、圧力異常を監視し、異常が検出された場合にはその旨を警告表示する監視機能が備わったマイコンガスメータが知られている。マイコンガスメータは、安全性等を確保するために、日本ガスメータ工業会、高圧ガス保安協会などによって技術基準運用基準などが決められており、これらの基準にしたがって製造されている。流量異常、圧力異常などの警告表示を行う場合の警告条件は、高圧ガス保安協会の技術基準によって設定されており、次のような警告が行われるようになっている。

(1)流量式微少漏洩警告:所定期間に亘り連続してガスの流れがある場合にガスの微少漏洩の疑いがあるとして発せられる警告
(2)圧力式微少漏洩警告ガス使用停止直後の圧力を基本値として、所定期間に亘り当該基本値より所定圧力を超える圧力上昇が検出されない場合にガス漏れの疑いがあるとして発せられる警告
(3)調整圧力異常警告:ガスの供給圧力が予め設定されている上限値および下限値の範囲以外になった回数カウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる警告
(4)閉塞圧力異常警告:ガス使用停止直後の調整器閉塞圧力が設定圧を超えた回数をカウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる警告
(5)電池電圧低下警告電池電源電圧設定値を下回ると発せられる警告

また、このような異常警告を表示するための表示器についても基準があり、それぞれの警告表示については定まった表示形態で表示が行われるようになっている。複数の異常警告が発せられた場合には、表示器には最新の異常警告事象が表示されるようになっている。すなわち、表示内容が後事象表示に変わり、過去に発生した異常警告事象は表示されない。

特許文献1では、予め異常警告事象に優先順位をつけておき、複数の異常警告が発せられた場合には、直近の異常警告を表示するのではなく、発生した異常警告のうち優先順位の高いものを表示するようにしている。これにより、危険性の高いもの、重要度の高いものを表示しておくことができるので、保安上望ましい。特許文献2においては、優先順位が同一の異常警告事象が発生した場合に、一方の警告事由解除した後においても他方の警告事由が解除されないようにして、複数の異常警告が発生していることを知らせるようにしている。一方、特許文献3では、警告表示用の液晶表示器の下に警告事象が発生してからの経過時間などを表示する表示部を追加した構成が提案されている。
特開2006−17508号公報
特開2004−271225号公報
特開2006−17514号公報

概要

標準仕様のマイコンガスメータに大幅な変更を加えることなく、発生した異常警告を発生順が分かる形態で表示可能にすること。マイコンガスメータ1は、ガスの供給流量の異常を検出すると流量異常警告を発生する流量監視手段31と、ガスの調整圧力の異常を検出すると圧力異常警告を発生する圧力監視手段32と、電池電源24の電圧異常を検出すると電圧異常警告を発生する電池電圧監視手段33と、各異常警告を表示するための液晶表示器9と、各異常警告を発生した順番と共に記憶する記憶手段35と、表示制御手段34を備え、液晶表示器9には最新の異常警告事象が表示される。異常警告表示状態において遮断弁開スイッチ12が操作されると、表示制御手段34は、記憶手段35の記憶内容に基づき、一定の時間間隔で、無表示状態を挟みながら、発生した異常警告事象を発生順に切り替え表示させる。

目的

本発明の課題は、標準仕様のマイコンガスメータに大幅な変更を加えることなく、発生した異常警告を発生順が分かる形態で簡単な操作により表示できるようにすることにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ガス供給流量の異常を検出すると流量異常警告を発生する流量監視手段と、ガスの供給圧力の異常を検出すると圧力異常警告を発生する圧力監視手段と、電池電源電圧異常を検出すると電圧異常警告を発生する電池電圧監視手段と、前記の各異常警告を表示するための警告表示器と、前記の各異常警告をそれらの発生順と共に記憶する記憶手段と、発生した異常警告を確認するために操作される確認ボタンと、常時は、最新の異常警告を前記警告表示器に表示させ、前記確認ボタンが操作されると、前記記憶手段の記憶内容に基づき、発生した異常警告を一つずつ発生順に前記警告表示器に切り替え表示させる警告表示制御手段とを有していることを特徴とするマイコンガスメータ

請求項2

請求項1において、警告表示制御手段は、前記確認ボタンが操作されると、一定の時間間隔で、無表示画面状態を挟み、発生した異常警告を前記警告表示器に切り替え表示させることを特徴とするマイコンガスメータ。

請求項3

請求項2において、前記流量異常警告は、所定期間に亘り連続してガスの流れがある場合にガスの微少漏洩の疑いがあるとして警告が発せられる流量式微少漏洩警告であり、前記圧力異常警告には、ガス使用停止直後の圧力を基本値として、所定期間に亘り当該基本値より所定圧力を超える圧力上昇が検出されない場合にガス漏れの疑いがあるとして警告が発せられる圧力式微少漏洩警告と、ガスの供給圧力が予め設定されている上限値および下限値の範囲以外になった回数カウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる調整圧力異常警告と、ガス使用停止直後の調整器閉塞圧力設定圧を超えた回数をカウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる閉塞圧力異常警告とが含まれており、前記電圧異常警告は、電池電圧が設定値を下回ると発せられる電池電圧低下警告であることを特徴とするマイコンガスメータ。

請求項4

請求項3において、前記警告表示器は液晶表示器であり、表示要素として、横に並んだ3つの「○」と、左側の「○」の中に表示される「A」、中央の「○」の中に表示される「B」と、右側の「○」の中に表示される「C」と、中央の「○」の下に表示される「R」と、中央の「○」の上に表示される上向きの「[」マークと、この「[」マークの上に表示される下向きの「[」マークと、これら2つのマークの中に表示される「↑」とが含まれており、前記流量式微少漏洩警告では、3つの「○」と「B」が点灯し、前記圧力式微少漏洩警告では、3つの「○」と「B」、「R」が点灯し、前記調整圧力異常警告および前記閉塞圧力異常警告では、3つの「○」と「A」、「B」、「R」が点灯し、前記電池電圧低下警告では、3つの「○」と「A」が点灯し、前記確認ボタンが操作された場合には、前記流量式微少漏洩警告では、「B」のみが点灯し、前記圧力式微少漏洩警告では、「B」「R」のみが点灯し、前記電池電圧低下異常警告では、「A」のみが点灯し、前記調整圧力異常警告では、供給圧上限値異常の場合には、「A」、「B」、「R」と下向きの「[」マークが点灯し、供給圧下限値異常の場合には、「A」、「B」、「R」と上向きの「[」マークが点灯し、前記閉塞圧異常警告では、「A」、「B」、「R」と「↑」が点灯することを特徴とするマイコンガスメータ。

請求項5

請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、内蔵のガス遮断弁を閉じるために操作されるテスト遮断スイッチと、閉じ状態のガス遮断弁を開くために操作される遮断弁開スイッチとを有しており、前記遮断弁開スイッチが前記確認ボタンとして機能し、前記テスト遮断スイッチは、前記警告表示器による異常警告表示をリセットするためのリセットスイッチとして機能することを特徴とするマイコンガスメータ。

技術分野

0001

本発明は、供給ガスの流量異常、圧力異常などを監視して異常状態が発生した場合には異常警告を表示する監視機能が備わったマイコンガスメータに関し、さらに詳しくは、異常警告表示の改良技術に関するものである。

背景技術

0002

ガスメータとしては、マイクロコンピュータが搭載され、内蔵の流量センサ圧力センサなどの検出結果に基づき供給ガスの流量異常、圧力異常を監視し、異常が検出された場合にはその旨を警告表示する監視機能が備わったマイコンガスメータが知られている。マイコンガスメータは、安全性等を確保するために、日本ガスメータ工業会、高圧ガス保安協会などによって技術基準運用基準などが決められており、これらの基準にしたがって製造されている。流量異常、圧力異常などの警告表示を行う場合の警告条件は、高圧ガス保安協会の技術基準によって設定されており、次のような警告が行われるようになっている。

0003

(1)流量式微少漏洩警告:所定期間に亘り連続してガスの流れがある場合にガスの微少漏洩の疑いがあるとして発せられる警告
(2)圧力式微少漏洩警告ガス使用停止直後の圧力を基本値として、所定期間に亘り当該基本値より所定圧力を超える圧力上昇が検出されない場合にガス漏れの疑いがあるとして発せられる警告
(3)調整圧力異常警告:ガスの供給圧力が予め設定されている上限値および下限値の範囲以外になった回数カウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる警告
(4)閉塞圧力異常警告:ガス使用停止直後の調整器閉塞圧力が設定圧を超えた回数をカウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる警告
(5)電池電圧低下警告電池電源電圧設定値を下回ると発せられる警告

0004

また、このような異常警告を表示するための表示器についても基準があり、それぞれの警告表示については定まった表示形態で表示が行われるようになっている。複数の異常警告が発せられた場合には、表示器には最新の異常警告事象が表示されるようになっている。すなわち、表示内容が後事象表示に変わり、過去に発生した異常警告事象は表示されない。

0005

特許文献1では、予め異常警告事象に優先順位をつけておき、複数の異常警告が発せられた場合には、直近の異常警告を表示するのではなく、発生した異常警告のうち優先順位の高いものを表示するようにしている。これにより、危険性の高いもの、重要度の高いものを表示しておくことができるので、保安上望ましい。特許文献2においては、優先順位が同一の異常警告事象が発生した場合に、一方の警告事由解除した後においても他方の警告事由が解除されないようにして、複数の異常警告が発生していることを知らせるようにしている。一方、特許文献3では、警告表示用の液晶表示器の下に警告事象が発生してからの経過時間などを表示する表示部を追加した構成が提案されている。
特開2006−17508号公報
特開2004−271225号公報
特開2006−17514号公報

発明が解決しようとする課題

0006

従来の警告表示を行う監視機能付きのマイコンガスメータにおいては、次のような解決すべき課題がある。まず、時間を前後して複数の異常警告が発せられた場合に、発生した複数の異常警報を簡単に知ることができない。電文設定器などを用いて内部データを読み出すことにより発生した異常警報の内容を知ることができるが、簡単な操作で表示器に表示させることができない。

0007

また、発生した異常警報の発生順を確認することができない。発生順を表示するために、例えば、上記の特許文献3に記載されているように、異常警報についての付加情報を表示するための表示部を付設することが考えられるが、これでは、コスト高つながり、また、表示部を付設するためのスペースを確保するためにレイアウト変更などが必要になることもある。

0008

本発明の課題は、標準仕様のマイコンガスメータに大幅な変更を加えることなく、発生した異常警告を発生順が分かる形態で簡単な操作により表示できるようにすることにある。

課題を解決するための手段

0009

上記の課題を解決するために、本発明のマイコンガスメータは、
ガスの供給流量の異常を検出すると流量異常警告を発生する流量監視手段と、
ガスの供給圧力の異常を検出すると圧力異常警告を発生する圧力監視手段と、
電池電源の電圧異常を検出すると電圧異常警告を発生する電池電圧監視手段と、
前記の各異常警告を表示するための警告表示器と、
前記の各異常警告を発生した順番と共に記憶する記憶手段と、
発生した異常警告を確認するために操作される確認ボタンと、
常時は、最新の異常警告を前記警告表示器に表示させ、前記確認ボタンが操作されると、前記記憶手段の記憶内容に基づき、発生した異常警告を一つずつ発生順に前記警告表示器に切り替え表示させる警告表示制御手段と
を有していることを特徴としている。

0010

例えば、前記確認ボタンが操作されると、一定の時間間隔で、無表示画面状態を挟み、発生した異常警告を前記警告表示器に切り替え表示させるようにしている。

0011

また、異常警告を行う監視機能付きのマイコンガスメータの異常警告は次の通りとなっている。前記流量異常警告は、所定期間に亘り連続してガスの流れがある場合にガスの微少漏洩の疑いがあるとして警告が発せられる流量式微少漏洩警告である。前記圧力異常警告には、ガス使用停止直後の圧力を基本値として、所定期間に亘り当該基本値より所定圧力を超える圧力上昇が検出されない場合にガス漏れの疑いがあるとして警告が発せられる圧力式微少漏洩警告と、ガスの供給圧力が予め設定されている上限値および下限値の範囲以外になった回数をカウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる調整圧力異常警告と、ガス使用停止直後の調整器閉塞圧力が設定圧を超えた回数をカウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる閉塞圧力異常警告とが含まれている。前記電圧異常警告は、電池電圧が設定値を下回ると発せられる電池電圧低下警告である。

0012

さらに、前記警告表示器は液晶表示器であり、表示要素として、横に並んだ3つの「○」と、左側の「○」の中に表示される「A」、中央の「○」の中に表示される「B」と、右側の「○」の中に表示される「C」と、中央の「○」の下に表示される「R」と、中央の「○」の上に表示される上向きの「[」マークと、この「[」マークの上に表示される下向きの「[」マークと、これら2つのマークの中に表示される「↑」とが含まれている。

0013

さらに、前記流量式微少漏洩警告では、3つの「○」と「B」が点灯し、前記圧力式微少漏洩警告では、3つの「○」と「B」、「R」が点灯し、前記調整圧力異常警告および前記閉塞圧力異常警告では、3つの「○」と「A」、「B」、「R」が点灯し、前記電池電圧低下警告では、3つの「○」と「A」が点灯することを特徴としている。

0014

本発明では、前記確認ボタンが操作された場合には、前記流量式微少漏洩警告では、「B」のみが点灯し、前記圧力式微少流量警告では、「B」「R」のみが点灯し、前記電池電圧低下異常警告では、「A」のみが点灯し、前記調整圧力異常警告では、供給圧上限値異常の場合には、「A」、「B」、「R」と下向きの「[」マークが点灯し、供給圧下限値異常の場合には、「A」、「B」、「R」と上向きの「[」マークが点灯し、前記閉塞圧異常警告では、「A」、「B」、「R」と「↑」が点灯するようになっている。

0015

また、本発明では、内蔵のガス遮断弁を閉じるために操作されるテスト遮断スイッチと、閉じ状態のガス遮断弁を開くために操作される遮断弁開スイッチとを有しており、前記遮断弁開スイッチが前記確認ボタンとして機能し、前記テスト遮断スイッチは、前記警告表示器による異常警告表示をリセットするためのリセットスイッチとして機能することを特徴としている。

発明の効果

0016

本発明のマイコンガスメータでは、確認ボタンを操作すると、発生している異常警告が発生順に切り替え表示される。したがって、簡単な操作によって、発生している異常警告の内容を確認でき、また、それらの発生順序も確認できる。

0017

また、確認ボタンを操作した場合の切り替え表示において、各異常警告の表示形態を通常の表示形態と僅かに異なるものとしている。すなわち、「○」を点灯しないようにしている。したがって、通常の異常表示と区別でき、異常警告の内容および発生順を確認するための表示であることを表示形態から直ちに理解できるので便利である。

0018

さらに、異常警告の内容および発生順を表示する形態においては、調整圧力異常警告を、それが供給圧上限値異常、供給圧下限値異常、および閉塞圧異常のいずれであるのかを識別可能な表示形態で表示している。したがって、操作者は圧力異常警告の内容を詳しく知ることができる。

0019

さらには、標準仕様の液晶表示器の表示要素を利用して、異常警告を識別できる形態で表示しているので、仕様変更や表示器を付加するなどの設計変更が不要である。また、確認ボタンとして既存の遮断弁開スイッチを利用しているので、これによっても既存の設計仕様を大幅に変更することなく、発生した異常警告の内容および発生順を表示する機構構築できる。

発明を実施するための最良の形態

0020

図1は本発明を適用したマイコンガスメータを示す正面図である。マイコンガスメータ1はメータケース2を備え、このメータケース2にはガス入口3およびガス出口4が形成されており、ガス入口3から内部の計量部5を介してガス出口4にガスが流れ、ガス出口4からガス消費機器に向けてガスが供給される。ガス入口3の近傍にはガス遮断弁6が配置されており、異常発生時などにおいてガス供給強制遮断可能となっている。

0021

メータケース2の前面における上側部分には流量積算表示カウンタ7の表示部7aが位置しており、ここにガス使用流量積算値が表示される。この下側のメータケース2の前面部分にはセキュリティ表示部8の表示面8aが位置しており、ここには、各種の異常警告などが表示される。セキュリティ表示部8は液晶表示器9およびLED表示部10から
構成されている。この下側の内部にはマグネット式のテスト遮断スイッチ11が配置されている。このテスト遮断スイッチ11を操作するとガス遮断弁6を遮断することが可能である。このテスト遮断スイッチ11の下側の側方位置には遮断弁開スイッチ12が配置されている。この遮断弁開スイッチ12を操作するとガス遮断弁6を開けることが可能である。

0022

メータケース2の下端部分には、電文設定器、ガス漏れ警報器などを接続するために用いる端子群が配列された端子台13が取り付けられている。端子台13は端子台カバー14によって覆われている。

0023

図2はマイコンガスメータ1の制御系を中心に示す概略ブロック図である。制御系は、マイクロコンピュータを備えた制御部20を中心に構成されている。メータケース2の内部の計量部5には流量センサ21および圧力センサ22が配置されており、これらのセンサ出力が制御部20に供給される。また、テスト遮断スイッチ11および遮断弁開スイッチ12の操作入力が制御部20に供給される。さらに、インターフェース23を介して、端子台13の端子群に接続されている外部機器との間で通信が行われる。制御部20、流量積算表示カウンタ7、セキュリティ表示部8などの駆動電力は、内蔵の電池電源24から供給されるようになっている。

0024

制御部20は、ガスの供給流量の異常を検出すると流量異常警告を発生する流量監視手段31、ガスの供給圧力の異常を検出すると圧力異常警告を発生する圧力監視手段32、電池電源の電圧異常を検出すると電圧異常警告を発生する電池電圧監視手段33、および、セキュリティ表示部8に異常警告を表示させる表示制御手段34として機能する。また、制御部20には、各異常警告を、それらの発生順と共に記憶する記憶手段35が内蔵されている。

0025

遮断弁開スイッチ12は、発生した異常警告を確認するために操作される確認ボタンとして機能する。セキュリティ表示部8の液晶表示器9に異常警告が表示されている状態において遮断弁開スイッチ12が操作されると、制御部20の表示制御手段34は、記憶手段35の記憶内容に基づき、発生順が分かる形態で発生した異常警告をセキュリティ表示部8の液晶表示器9に表示させる。また、テスト遮断スイッチ11が操作されると、表示制御手段34は液晶表示器9の警告表示をリセットして無表示画面に戻す。

0026

ここで、流量異常警告は、所定期間に亘り連続してガスの流れがある場合にガスの微少漏洩の疑いがあるとして警告が発せられる流量式微少漏洩警告である。圧力異常警告には、ガス使用停止直後の圧力を基本値として、所定期間に亘り当該基本値より所定圧力を超える圧力上昇が検出されない場合にガス漏れの疑いがあるとして警告が発せられる圧力式微少漏洩警告と、ガスの供給圧力が予め設定されている上限値および下限値の範囲以外になった回数をカウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる調整圧力異常警告と、ガス使用停止直後の調整器閉塞圧力が設定圧を超えた回数をカウントし、当該回数が所定期間において設定回数を超えた場合に発せられる閉塞圧力異常警告とが含まれている。また、電圧異常警告は、電池電圧が設定値を下回ると発せられる電池電圧低下警告である。

0027

図3(a)および(b)は、液晶表示器9の表示要素および各表示要素が表す内容を示す説明図である。これらの表示要素は標準のものである。異常警告表示においては、図に示す表示要素のうち、横に並んだ3つの「○」と、左側の「○」の中に表示される「A」、中央の「○」の中に表示される「B」と、右側の「○」の中に表示される「C」と、中央の「○」の下に表示される「R」が用いられる。

0028

図4には異常警告の表示形態を示してある。この図に示すように、流量式微少漏洩警告では3つの「○」と「B」が点灯する。圧力式微少漏洩警告では、3つの「○」と「B」、「R」が点灯する。調整圧力異常警告および閉塞圧力異常警告では、3つの「○」と「A」、「B」、「R」が点灯する。電池電圧低下警告では3つの「○」と「A」が点灯する。

0029

ここで、マイコンガスメータ1においては、時間を前後して複数の異なる異常警告が発せられた場合には、既存のマイコンガスメータと同様に最新の異常警告事象のみが液晶表示器9の表示画面に表示される。操作者が発生した複数の異常警告事象およびその発生順を確認した場合には、確認ボタンとして機能する遮断弁開スイッチ12を操作すればよい。異常警告表示がなされている状態において遮断弁開スイッチ12が操作されると、制御部20は、発生異常警告事象の確認要求があったものと判断して、液晶表示器9の表示モードを確認モード切り替える。この確認モードにおいては、表示制御手段34の制御の下に、液晶表示器9の表示画面には、一定の時間間隔で、最も早く発生した異常警告から発生順に従って、無表示画面状態を挟み、順次に異常警告事象が切り替え表示される。

0030

この確認モードの表示においては、液晶表示器9の表示要素として、上記の表示要素に加えて、中央の「○」の上に表示される上向きの「[」マークと、この「[」マークの上に表示される下向きの「[」マークと、これら2つのマークの中に表示される「↑」も用いられる。

0031

図5には、通常の異常警告表示形態と、確認モードにおける異常警告表示形態とを対応させて表示してある。この図から分かるように、確認モードにおいては、流量式微少漏洩警告では、「B」のみが点灯する。圧力式微少流量警告では、「B」「R」のみが点灯する。電池電圧低下異常警告では、「A」のみが点灯する。また、調整圧力異常警告では、供給圧上限値異常の場合には、「A」、「B」、「R」と下向きの「[」マークが点灯し、供給圧下限値異常の場合には、「A」、「B」、「R」と上向きの「[」マークが点灯する。閉塞圧異常警告では、「A」、「B」、「R」と「↑」が点灯する。

0032

このように、通常の異常警告表示形態とは異なる形態、すなわち、「○」が点灯しない形態で各異常警告事象が表示される。また、通常の異常警告表示形態では、調整圧力異常警告および閉塞圧異常警告が同一表示形態であるが、確認モードでは、調整圧力異常警告が供給圧上限値異常であるのか、供給圧下限値異常であるのかを識別可能な形態で表示している。さらに、これらの異常と閉塞圧異常警告を識別可能な形態で表示している。しかも、このような識別可能な表示形態を、既存の表示要素を利用して実現している。

0033

図6は、遮断弁開スイッチ12が操作された場合の液晶表示器9の表示画面の表示形態の一例を示す説明図である。この例は、現在の異常警告表示が圧力式微少漏洩警告表示であり、この異常警告の発生前に供給圧力上限値異常警告が発せられている場合のものである。すなわち、テスト遮断スイッチ11によってリセットされた後の時点から現在の時点までにおいて、供給圧力上限値異常警告が発生し、次に圧力式微少漏洩警告が発生し、液晶表示器9の表示が、最新異常警告事象である圧力式微少漏洩警告の表示になっている場合の例である。

0034

圧力式微少漏洩警告の表示状態D1において、遮断弁開スイッチ12が操作されると、液晶表示器9の表示状態が遮断弁復帰信号受付を表す表示状態D2に切り替わる。この表示状態D2を所定時間、例えば2秒間継続した後に、表示画面が最も早く発生した異常警告事象を表示する表示状態に切り替わる。本例では、供給圧力上限値異常警告の表示状態D3に切り替わる。この表示状態D3が2秒間継続した後に、表示画面が無表示状態D4に切り替わる。しかる後に、表示画面が圧力式微少漏洩警告の表示状態D5に切り替わる。この表示状態D5が2秒間継続する。この後は、表示画面は無表示状態D6に切り替わった後に、確認モードが解除されて、通常の異常警告表示の表示状態D1に自動復帰する。

0035

以上説明したように、本例のマイコンガスメータ1では、異常警告表示中に、遮断弁開スイッチ12を操作すると、すなわち復帰操作を行うと、表示画面が確認モードに切り替わり、異常警告事象の発生順に異常警告事象を所定時間、例えば2秒毎に切り替え表示する。したがって、極めて簡単な操作により、発生した異常警告事象の内容および、その発生順を知ることができる。

0036

また、確認モードでは、通常の異常警告の表示形態と僅かに異なる形態で表示しているので、確認モードであることが表示画面から直ちに認識できる。

0037

さらに、確認モードでの圧力異常警告においては、その内容に応じて異なる表示形態で異常警告が表示されるので、操作者は圧力異常警告が供給圧上限値異常警告、供給圧下限値異常警告および閉塞圧異常警告のいずれであるのかも知ることができる。

0038

これに加えて、標準仕様の表示要素を利用して、確認モードでの異常警告の発生順を表示し、また、圧力異常警告をその内容に応じて異なる形態で表示している。したがって、確認モードでの表示のために、新たな表示要素、あるいは、新たな表示器を追加する必要がないという利点がある。

0039

なお、発生した複数の異常警告事象を発生順が分かるように、一つずつ切り替え表示する方法としては、本例のように無表示画面を挟み一定時間毎に切り替え表示する形態以外の切り替え表示形態を採用することもできる。例えば、LED群の一つを点滅させながら発生した異常警告事象を発生順に順次に切り替え表示して、確認モードであることが分かるようにしてもよい。

図面の簡単な説明

0040

本発明を適用したマイコンガスメータの正面図である。
図1のマイコンガスメータの制御系を示す概略ブロック図である。
液晶表示器の表示要素およびその表示内容を示す説明図である。
各異常警告の表示形態を示す説明図である。
各異常警告の表示形態を、通常の場合と確認モードでの場合とを対比して示す説明図である。
確認モードでの異常警告の表示例を示す説明図である。

符号の説明

0041

1マイコンガスメータ
2メータケース
3ガス入口
4 ガス出口
5計量部
6ガス遮断弁
7 流量積算表示カウンタ
8セキュリティ表示部
9液晶表示器
11テスト遮断スイッチ
12遮断弁開スイッチ
13端子台
14端子台カバー
20 制御部
21流量センサ
22圧力センサ
23インターフェース
24電池電源
31流量監視手段
32圧力監視手段
33電池電圧監視手段
34表示制御手段
35 記憶手段

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