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技術 袋詰め作業台

出願人 静岡県東芝テック株式会社
発明者 船井孝鈴木敬明田村久恵易強長谷川茂佐藤祐子原口健
出願日 2006年8月31日 (12年10ヶ月経過) 出願番号 2006-235624
公開日 2008年3月13日 (11年4ヶ月経過) 公開番号 2008-054935
状態 特許登録済
技術分野 サービス系列に必要な家具など 金銭登録機・受付機 金銭登録機・受付機
主要キーワード 支持解除 手動機構 凹状部材 通過許容 最下方位置 水平位 上昇回動 買物かご
関連する未来課題
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この項目の情報は公開日時点(2008年3月13日)のものです。
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図面 (12)

課題

車椅子ユーザに良好な袋詰めの作業性をもたらす。

解決手段

上面に買物かご109を載せるための載置面を有する構造体104に、後方側を支点として前方側下降するように載置面を構成する載置台107を回動可能に取り付け、この載置台107の回動範囲規制して当該載置台107を水平位置と傾斜位置とに位置付けることができるようにし、載置台107を傾斜位置に位置付けることで載置台107に載せられている買物かご109の取出口をユーザに向け、車椅子ユーザに良好な袋詰めの作業性を提供するようにした。

概要

背景

スーパーマーケット量販店等の店舗では、商品登録後の商品購入後の商品を袋詰めするために用いられるサッカー台と呼ばれる袋詰め作業台を設置している。このような袋詰め作業台は、一例として、チェックアウトレーンとして設けられ、キャッシャーとは別に配備されたサッカーと呼ばれる店員が商品登録後の商品を袋詰めするために用いられる。別の一例として、チェックアウトレーンとは別個に設置されて顧客が購入後の商品を袋詰めするために用いられる。

特許文献1には、手動機構(図3参照)又は油圧機構(図1参照)によって天板昇降可能にしたサッカー台が記載されている。

特開平05−225441号公報

概要

車椅子ユーザに良好な袋詰めの作業性をもたらす。上面に買物かご109を載せるための載置面を有する構造体104に、後方側を支点として前方側下降するように載置面を構成する載置台107を回動可能に取り付け、この載置台107の回動範囲規制して当該載置台107を水平位置と傾斜位置とに位置付けることができるようにし、載置台107を傾斜位置に位置付けることで載置台107に載せられている買物かご109の取出口をユーザに向け、車椅子ユーザに良好な袋詰めの作業性を提供するようにした。

目的

これにより、載置台107の前方部分を下降させれば、車椅子ユーザに良好な袋詰め作業性を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

買物かごを載せるための載置面を有する構造体と、後方側を支点として前方側下降するように前記構造体に回動可能に取り付けられ、上面が前記載置面を構成する載置台と、前記載置台回動範囲規制して当該載置台を水平位置と傾斜位置とに位置付け回動規制部と、前記載置台に前記傾斜位置から前記水平位置に向う付勢力を付与し、買物かごによる負荷がかかっていないときに前記載置台を前記水平位置に復帰させる復帰機構と、操作部を有し、前記載置台を前記水平位置で支持する状態を前記操作部の操作に応じて解除するラッチ機構と、を備える袋詰め作業台

請求項2

前記ラッチ機構は、前記復帰機構によって復帰動作する前記載置台の通過を許容する、請求項1記載の袋詰め作業台。

請求項3

前記ラッチ機構は、前記水平位置に位置する前記載置台を支持する支持位置と当該支持位置から退避する退避位置とに変位するキャッチャと、前記キャッチャを付勢して前記支持位置に位置付ける付勢部と、前記操作部の操作により生ずる運動を前記キャッチャの前記退避位置への移動運動として当該キャッチャに伝達する第1の動力伝達部と、前記水平位置に向けて復帰する前記載置台の運動を前記キャッチャの前記退避位置への移動運動として当該キャッチャに伝達する第2の動力伝達部と、を備える、請求項2記載の袋詰め作業台。

請求項4

前記第2の動力伝達部は、前記水平位置に向けて復帰する前記載置台が当接することに応じて前記キャッチャを前記退避位置に変位させるカム面を有している、請求項3記載の袋詰め作業台。

請求項5

前記復帰機構は、前記水平位置から前記傾斜位置に向けての前記載置台の自由落下緩衝するダンパを備える、請求項1ないし4のいずれか一記載の袋詰め作業台。

請求項6

前記載置台は、前記載置面上に買物かごを位置決めする突部を有している、請求項1ないし5のいずれか一記載の袋詰め作業台。

請求項7

前記構造体は、前記載置台の下方に車椅子ユーザ車椅子に乗ったまま脚部を収納可能な空間部を有する、請求項1ないし6のいずれか一記載の袋詰め作業台。

請求項8

前記操作部は、前記構造体の前面側に配置されている、請求項1ないし7のいずれか一記載の袋詰め作業台。

請求項9

複数の前記載置台が列設されている、請求項1ないし8のいずれか一記載の袋詰め作業台。

技術分野

0001

本発明は、サッカー台と呼ばれる袋詰め作業台のうち、特に、顧客による袋詰め作業支援する袋詰め作業台に関する。

背景技術

0002

スーパーマーケット量販店等の店舗では、商品登録後の商品購入後の商品を袋詰めするために用いられるサッカー台と呼ばれる袋詰め作業台を設置している。このような袋詰め作業台は、一例として、チェックアウトレーンとして設けられ、キャッシャーとは別に配備されたサッカーと呼ばれる店員が商品登録後の商品を袋詰めするために用いられる。別の一例として、チェックアウトレーンとは別個に設置されて顧客が購入後の商品を袋詰めするために用いられる。

0003

特許文献1には、手動機構図3参照)又は油圧機構図1参照)によって天板昇降可能にしたサッカー台が記載されている。

0004

特開平05−225441号公報

発明が解決しようとする課題

0005

近年、車椅子ユーザに利便性をもたらすためのバリアフリー等の社会的インフラ整備が進められている。このようなバリアフリー化は、スーパーマーケットや量販店等の店舗においても促進されている。

0006

ところが、顧客による袋詰め作業を支援する袋詰め作業台においては、立ったままの作業を念頭において設計されているため、車椅子ユーザにとって使いやすいものではない。この点、特許文献1には、天板を昇降させることができるサッカー台が開示されていることから、顧客による袋詰め作業を支援する袋詰め作業台においても、天板を昇降させ得るようにすることが想定される。しかし、車椅子ユーザに使いやすくするためには、天板を相当程度低める必要があり、現実性に乏しい。

0007

しかも、この種の袋詰め作業台は、一般的に複数のユーザの同時使用を可能にするように設計されているので、例えば車椅子ユーザが天板を下げてしまうと、車椅子ユーザと同時に立ったまま作業をするユーザにとっては作業がしにくくなってしまうことが予想される。

0008

本発明の目的は、車椅子ユーザにとって袋詰めの作業性を良好にすることができる袋詰め作業台を得ることである。

課題を解決するための手段

0009

本発明の袋詰め作業台は、買物かごを載せるための載置面を有する構造体と、後方側を支点として前方側下降するように前記構造体に回動可能に取り付けられ、上面が前記載置面を構成する載置台と、前記載置台回動範囲規制して当該載置台を水平位置と傾斜位置とに位置付け回動規制部と、前記載置台に前記傾斜位置から前記水平位置に向う付勢力を付与し、買物かごによる負荷がかかっていないときに前記載置台を前記水平位置に復帰させる復帰機構と、操作部を有し、前記載置台を前記水平位置で支持する状態を前記操作部の操作に応じて解除するラッチ機構と、を備える。

発明の効果

0010

本発明によれば、載置台を傾斜位置に位置付けるとその載置台に載せられている買物かごの取出口をユーザに向けることができ、これにより、車椅子ユーザの袋詰め作業をしやすいものにすることができる。

発明を実施するための最良の形態

0011

本発明の実施の一形態を図1ないし図11に基づいて説明する。

0012

図1は、袋詰め作業台の斜視図である。袋詰め作業台101は、天板102を脚部103で支える構造体104を基礎として構成されている。脚部103は、一対の側板105とこれらの側板105を連結する裏板106とによって形成されている。天板102は、4枚の載置台107とこれらの載置台107を取り囲むように設けられた枠体108とによって形成されている。このような構造上、天板102の下方には、一対の側板105と裏板106とによって囲まれた空間部Sが形成されている。この空間部Sは、車椅子ユーザ(図示せず)が車椅子に乗ったままその脚部を収納可能な程度の大きさに設定されている。

0013

枠体108は脚部103に固定されて支持され、4枚の載置台107は枠体108に回動可能に取り付けられている。つまり、載置台107は、ユーザが位置する側である袋詰め作業台101の前方部分の側が下降するように、その後方部分を支軸SA1(図3図7図11参照)によって枠体108に回動可能に取り付けられている(図6参照)。このような載置台107は、その上面に買物かご109(図3参照)を載置するための載置面107aを形成し、買物かご109の投影面よりも僅かに大きく形成されている。そして、買物かご109を位置決めするために、載置面107aの前方部分には、突部としての突条110が突出形成されている。

0014

載置台107の載置面107aは、構造体の上面に設けられ、買物かごを載せるための載置面の一部を構成する。載置面の残りの一部は、枠体108の前方上面領域によって形成されている。この領域は、載置面108aである。

0015

枠体108には、その前面に、個々の載置台107に対応させて操作部としての操作ボタン111が設けられている。これらの操作ボタン111は、載置台107の前方部分を下降させるために用いられる。

0016

図2は、操作ボタン111に設けられた作業支援マークの正面図である。載置台107の前方部分を下降させるのは、車椅子ユーザの使用の便宜のためである。つまり、載置台107の前方部分を下降させて傾ければ、この載置台107に載置されている買物かご109の取出口がユーザに向けられる。この態勢は、車椅子ユーザにとって買物かご109に対する品物の取出しが極めてやりやすい態勢である。これにより、載置台107の前方部分を下降させれば、車椅子ユーザに良好な袋詰め作業性を提供することができる。このような事情から、操作ボタン111を押下することになるユーザは、第一義的には車椅子ユーザということになる。

0017

そこで、図2に示すように、操作ボタン111の操作側端部には、車椅子を表現する作業支援マーク112が描かれている。車椅子ユーザは、作業支援マーク112を見ることで、直感的に操作ボタン111を押下することになるであろう。

0018

もっとも、載置台107の前方部分を下降させた場合に袋詰め作業が容易になるのは、車椅子ユーザに限らず、子供等の背が低いユーザ全般に共通する事象である。

0019

図3は、載置台107に載置された買物かご109を傾斜配置させるための機構を示す縦断断面図である。枠体108は、載置台107の下方に位置させて窪み113を有している。この窪み113は、枠体108に固定されている上面開口の凹状部材114によって形成されている。凹状部材114は、前方部分が下降した載置台107の最下方位置を規制する。これにより、載置台107は、図3に示す水平位置HPと前方部分が凹状部材114の底部に支えられる傾斜位置IP(図7及び図8参照)との間に位置付けられる。この場合、凹状部材114の底部は、傾斜位置IPに位置する載置台107の回動範囲をそれ以上回動しないように規制している。その意味で、凹状部材114は、載置台107の回動範囲を規制して当該載置台107を傾斜位置IPに位置付けるが故に、載置台107の回動範囲を水平位置HPと傾斜位置IPとの間に規制する回動規制部の一部を構成している。

0020

図3に示すように、袋詰め作業台101は、復帰機構115とラッチ機構116とを有している。

0021

復帰機構115は、載置台107に傾斜位置IPから水平位置HPに向う付勢力を付与し、買物かご109による負荷がかかっていないという条件で載置台107を水平位置HPに復帰させる機構である。このような復帰機構115は、圧縮コイルばね117を主体として構成されている。つまり、圧縮コイルばね117は、載置台107の支軸SA1の近傍に位置させて、凹状部材114の底部と載置台107との間に圧縮状態で配置されている。圧縮コイルばね117は、載置台107に買物かご109が載置されている場合、たとえ買物かご109が空であったとしても、載置台107の前方部分の自由落下許容する伸び強さに設定されている。そして、このような圧縮コイルばね117の伸び強さは、傾斜位置IPに位置する載置台107から買物かご109が取り去られた場合、換言すると買物かご109による負荷がかかっていないという条件で、載置台107を水平位置HPに復帰させる程度にも設定されている。

0022

このような構造の復帰機構115は、更に、水平位置HPから傾斜位置IPに向けての載置台107の自由落下を緩衝するダンパ118をも備えている。ダンパ118は、一例としてガススプリングによって構成されている。このようなダンパ118は、載置台107の支軸SA1の近傍に位置させて、凹状部材114の底部と載置台107との間に配置されている。

0023

ラッチ機構116は、前述した操作ボタン111とキャッチャ119とを有し、載置台107及びその周辺機構に第1の状態と第2の状態と第3の状態とを生じさせる。第1の状態は、キャッチャ119によって載置台107を水平位置HPで支持する状態である。第2の状態は、操作ボタン111の操作に応じてキャッチャ119による載置台107の支持を支持解除する状態である。そして、第3の状態は、復帰機構115によって復帰動作する載置台107をキャッチャ119の部分で通過許容する状態である。

0024

図4は、ラッチ機構116を示す縦断側面図である。まず、ラッチ機構116を説明する前に、回動規制部について説明する。前述したように、凹状部材114は、載置台107の回動範囲を規制して当該載置台107を傾斜位置IPに位置付けるが故に、載置台107の回動範囲を水平位置HPと傾斜位置IPとの間に規制する回動規制部の一部を構成している。これに対して、回動規制部の他の一部を構成する機構、つまり、載置台107の回動範囲を規制して当該載置台107を水平位置HPに位置付けるための機構として、載置台107の両側部には一対のストッパ120が設けられている。これらのストッパ120は、図4に示すように、枠体108に当接し、載置台107が水平位置HPよりも更に上方に向けて回動することを阻止している。

0025

ラッチ機構116について説明する。ラッチ機構116の主体をなすのは、前述したキャッチャ119である。キャッチャ119は、支軸SA2を介して枠体108に回動可能に取り付けられ、水平位置HPに位置する載置台107を支持する支持位置SP(図3図8図10も参照)と当該支持位置SPから退避する退避位置EP(図7参照)とに変位する。つまり、キャッチャ119はフック部121を備え、支持位置SPにおいては、フック部121によって載置台107の前方部分下面を支持することができるように形成されている。そして、キャッチャ119が回動して退避位置EPに位置付けられると、載置台107の回動軌跡上からフック部121が退避し、もはや載置台107を支持し得ない状態となる。

0026

キャッチャ119は、通常、支持位置SPに位置付けられている。これを実現しているのは付勢部としての引張コイルばね122である。つまり、枠体108には、操作ボタン111を保持するための保持フレーム123がネジ止めされており、この保持フレーム123とキャッチャ119との間に引張コイルばね122が引っ張り力を発揮できる状態で掛け渡されている。キャッチャ119に対する引張コイルばね122の連結位置は、キャッチャ119の支軸SA2よりも上方位置である。これにより、キャッチャ119は、その上方部分が袋詰め作業台101の前方方向に引っ張られることになるので、フック部121が支持位置SPに位置付けられる方向に付勢されることになる。

0027

ラッチ機構116は、操作ボタン111の操作により生ずる運動をキャッチャ119の退避位置EPへの移動運動として当該キャッチャ119に伝達する第1の動力伝達部124を備えている。つまり、操作ボタン111は、図4に示すように棒状部材であり、枠体108を貫通してキャッチャ119に接触する位置まで延出している。その接触位置は、支軸SA2と引張コイルばね122が掛け渡されている位置との間の位置である。枠体108の内部では、保持フレーム123が操作ボタン111を保持している。操作ボタン111は、その中央よりもやや先端側に位置させて、フランジ125を有している。フランジ125は、枠体108の直ぐ裏面側に位置付けられている。そして、フランジ125と保持フレーム123との間には、操作ボタン111を挿通させる第2の圧縮コイルばね126が圧縮状態で配置されている。そこで、操作ボタン111は、作業支援マーク112が付されているその操作側端部の押し込み操作受け付け、押し込んだ状態で指が離されると、第2の圧縮コイルばね126の伸び力によって元の位置に復帰する。この際、操作ボタン111は、前述したように、キャッチャ119に接触する位置まで延出しているので、操作側端部が押し込み操作されると、キャッチャ119を押圧する。押圧位置は、前述したように、支軸SA2と引張コイルばね122が掛け渡されている位置との間の位置である。そこで、この位置を押圧されたキャッチャ119は、支軸SA2を中心として図4中の時計方向に回動する。これによって、キャッチャ119は、そのフック部121を退避位置EPに移動させる。

0028

図5は、ラッチ機構116を構成する操作ボタン111の取り付け構造を示す斜視図である。前述した操作ボタン111の取り付け構造は、図5を参照することでより一層理解し易いものとなる。

0029

図4を再び参照する。ラッチ機構116は、水平位置HPに向けて復帰する載置台107の運動をキャッチャ119の退避位置EPへの移動運動として当該キャッチャ119に伝達する第2の動力伝達部127を備えている。つまり、キャッチャ119は、水平位置HPに向けて復帰する載置台107が当接することに応じてキャッチャ119を退避位置EPに変位させるカム面128を備えている。このカム面128は、フック部121の下方に位置させて形成されている。そして、支軸SA2を中心としてフック部121の頂部を半径とする円弧を想定し、この円弧よりも緩やかな曲面をなしている。そこで、水平位置HPに向けて復帰する載置台107がカム面128に当接すると、載置台107の当接部分はカム面128を滑りながら上昇を進め、これに応じてキャッチャ119が支軸SA2を中心として図4中の時計方向に回動することになる。その結果、キャッチャ119は、そのフック部121を退避位置EPに退避させ、載置台107の通過を許容する。

0030

なお、本実施の形態では、カム面128として円弧状のものを示したが、カム面128は必ずしも円弧状である必要はなく、直線状でも良い。

0031

このような構成において、袋詰め作業台101は、顧客であるユーザによる購入済み商品の袋詰め作業を支援する。つまり、ユーザは、載置台107の載置面107aに購入済み商品を入れた買物かご109を載置する。これにより、立ったまま作業をするユーザに良好な袋詰め作業性を提供することができる。

0032

これに対して、ユーザが車椅子ユーザや背が低いユーザである場合、載置台107の載置面107aに載置した買物かご109を自分の方向に傾け、商品の取り出しを容易にすることができる。そのためには、載置台107の載置面107aに購入済み商品を入れた買物かご109を載置した後、操作ボタン111を押下する。これにより、操作ボタン111が押し込まれ、その先端部がキャッチャ119を押圧して回動させる。回動方向は、図4中の時計方向である。これにより、キャッチャ119は、フック部121が載置台107を支持している支持位置SPから退避位置EPに変位し、フック部121による載置台107の支持を解除する。すると、載置台107の自由端側が自由落下する。

0033

図6は、買物かご109を傾斜配置した状態を示す袋詰め作業台101の斜視図である。載置台107の自由端側が自由落下すると、載置台107は傾斜配置され、傾斜位置IPに位置付けられる。これに伴い、載置台107の載置面107aに載置されている買物かご109も傾斜配置される。その結果、買物かご109は、図6に示すような状態、つまり、ユーザの方向に取出口が向けられた状態で保持される。したがって、車椅子ユーザや背が低いユーザにしてみると、買物かご109が自分の方向に傾けられた状態となるので、商品の取り出しが容易になる。これにより、車椅子ユーザや背が低いユーザに良好な袋詰め作業性を提供することができる。

0034

この際、構造体104を構成する枠体108の前方上面領域に形成されている載置面108aは、買物かご109から取り出した商品を入れるレジ袋を置くための台として役立つ。つまり、ユーザは、載置面108aにレジ袋を広げ、買物かご109から取り出した商品を次々と入れることができる。

0035

また、載置台107の自由端側が自由落下するに際しては、袋詰め作業台101に設けられているダンパ118が載置台107の自由落下を緩衝する。これにより、載置台107は急激に自由落下せず、緩やかに落下する。このため、操作ボタン111が押下された際、買物かご109の状態遷移を緩やかで洗練されたものとすることができる。とりわけ、視線位置が低い車椅子ユーザにとっては、買物かご109の状態遷移が目の前で繰り広げられることになるため、急激な状態遷移動作が展開されるとドキッとした心理になる。これに対して、そのような状態遷移動作が緩やかであれば、車椅子ユーザに心理的負担を与えずに済む。そればかりか、洗練された買物かご109の状態遷移の様子は、車椅子ユーザであると非車椅子ユーザであると、を問わずにそれを見る者に愉悦感さえ与えることができる。

0036

更に、載置台107が傾斜位置IPに位置付けられると、買物かご109は載置台107を滑ろうとする。これに対して、突条110がこれを塞き止め、買物かご109を確実に位置保持する。

0037

図7は、載置台107に載置された買物かご109を傾斜配置させるために操作ボタン111を押下した直後の状態を示す縦断側面図である。載置台107は、その自由端が凹状部材114の底部に到達するまで回動し、その位置で位置保持される。このような載置台107の保持位置は、傾斜位置IPである。この際、ユーザが未だ操作ボタン111から指を離していないと想定すると、ラッチ機構116におけるキャッチャ119は、退避位置EPに位置付けられていることになる。

0038

図8は、載置台107に載置された買物かご109を傾斜配置させるために操作ボタン111を押下した後に操作ボタン111から指を離した状態を示す縦断側面図である。ユーザが操作ボタン111から指を離すと、ラッチ機構116におけるキャッチャ119は、退避位置EP(図7参照)から支持位置SPに復帰する。操作ボタン111から指を離すと、図4に示すように、第2の圧縮コイルばね126が操作ボタン111を初期位置に復帰させ、これに応じてキャッチャ119が引張コイルばね122に引っ張られて図4中の反時計方向に回動し、フック部121を支持位置SPに位置付けるからである。

0039

図9は、傾斜配置された買物かご109を取り去った直後の袋詰め作業台101の斜視図である。その後、例えば車椅子ユーザは、空になった買物かご109を取り去る。この瞬間、載置台107は、傾斜位置IPに位置付けられている。

0040

図10は、傾斜配置された買物かご109を取り去った後に載置台107が元の位置に復帰する一過程の状態を示す縦断断面図である。これに対して、例えば車椅子ユーザは、空になった買物かご109を取り去ると、傾斜位置IPに位置付けられている載置台107は圧縮コイルばね117の復元力によって水平位置HPに向けて上昇回動する。そして、キャッチャ119が載置台107の回動軌跡に干渉する支持位置SPに位置付けられていることから、上昇回動する載置台107の先端部がキャッチャ119に当接する。

0041

図11は、図10に示す状態から載置台107の復帰動作が更に進んだ状態を示す縦断側面図である。上昇回動する載置台107の先端部が当接するのは、キャッチャ119に形成されているカム面128である。水平位置HPに向けて復帰する載置台107がカム面128に当接すると、載置台107の当接部分はカム面128を滑りながら上昇を進め、これに応じてキャッチャ119が支軸SA2を中心として図4中の時計方向に回動することになる。その結果、キャッチャ119は、そのフック部121を退避位置EPに退避させ、載置台107の通過を許容する。したがって、上昇回動する載置台107は、図3及び図4に示す支持位置SPに復帰する。

図面の簡単な説明

0042

本発明の実施の一形態を示す袋詰め作業台の斜視図である。
操作ボタンに設けられた作業支援マークの正面図である。
載置台に載置された買物かごを傾斜配置させるための機構を示す縦断断面図である。
ラッチ機構を示す縦断側面図である。
ラッチ機構を構成する操作部の取り付け構造を示す斜視図である。
買物かごを傾斜配置した状態を示す袋詰め作業台の斜視図である。
載置台に載置された買物かごを傾斜配置させるために操作ボタンを押下した直後の状態を示す縦断側面図である。
載置台に載置された買物かごを傾斜配置させるために操作ボタンを押下した後に操作ボタンから指を離した状態を示す縦断側面図である。
傾斜配置された買物かごを取り去った直後の袋詰め作業台の斜視図である。
傾斜配置された買物かごを取り去った後に載置台が元の位置に復帰する一過程の状態を示す縦断断面図である。
図10に示す状態から載置台の復帰動作が更に進んだ状態を示す縦断側面図である。

符号の説明

0043

104…構造体、107…載置台、107a…載置面、109…買物かご、110…突条(突部)、111…操作ボタン(操作部)、114…凹状部材(回動規制部)、115…復帰機構、116…ラッチ機構、118…ダンパ、119…キャッチャ、120…ストッパ(回動規制部)、122…引張コイルばね(付勢部)、124…第1の動力伝達部、127…第2の動力伝達部、128…カム面、HP…水平位置、IP…傾斜位置、S…空間部、SP…支持位置、EP…退避位置

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