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技術 収納用トレー

出願人 有限会社賛友企画
発明者 前島恵一
出願日 2006年8月11日 (14年3ヶ月経過) 出願番号 2006-220380
公開日 2008年2月28日 (12年8ヶ月経過) 公開番号 2008-044636
状態 未査定
技術分野 一体成形容器 積重ね可能容器 脆弱物品の包装
主要キーワード 断面山型状 空間占有率 収納用トレー 仕切りリブ 収納凹部内 平面視正方形状 凸部上面 平面視四角形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年2月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

積み重ねる際に収納用トレーの向きを変えることにより、収納用トレーの上下間の隙間を変更する構成の収納用トレーにおいて、外方からの力に対して強度を維持できる収納用トレーを提供する。

解決手段

同一方向に向けて上下に積層した際には、上下を密着して積層可能に設けられ、180度反対方向に向けて上下に積層した際には、上下を所要間隔をおいて積層可能に設けられた収納用トレーにおいて、隣接する2辺の補強用リブ34の内側壁39bおよび2辺の収納凹部形成リブ33の外側壁36aのそれぞれが、内方に凹む凹面50,51と外方に凸となる凸面52,53とが周方向に連続して形成された凹凸面に形成され、トレーを180度反対方向に向けて上下に積層した際には、凹凸面が形成された部位と凹凸面が形成されていない部位とが上下に隣接して配置され、凹凸面によって、収納凹部形成リブ33の外側壁36aと、補強用リブ34の内側壁39bとが上下間で保持される。

概要

背景

電子部品等を保管運送する際には、電子部品等の被収納物収納可能となるように複数の収納凹部が形成された収納用トレーが用いられる。かかる収納用トレーとしては、ポリプロピレンポリスチレン、PET等の平板状の合成樹脂真空成形することによって形成されることが一般的である。

このような収納用トレーは、被搬送物を運送先で取り出された後、再度使用するために複数枚積み重ねて運送元に送り返される。このとき、収納用トレーの空間占有率を小さくするために、収納用トレーの積み重ねは互いにほぼ隙間がないような状態で積み重ねられる。

一方、被収納物を運送する際にも、被収納物が収納された複数の収納用トレーを積み重ねて運送されることが一般的である。この場合、上段に位置する収納用トレーの収納凹部の底面が下段に位置する収納凹部内の被収納物の上面に接触するおそれもあり、このような場合、下段の被収納物に荷重がかかってしまい被収納物の破損を招くおそれがある。

そこで、被収納物を収納している場合には、上段の収納凹部の底面が下段の収納凹部内の被収納物に接触しないように十分な間隔を開けることができ、且つ被収納物が収納されていない状態のときには、積み重ねた収納用トレー同士の間隔をなるべく小さくするようにする構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

上述した収納用トレーによれば、トレーの主面の中心を通る垂線を中心にして非対称にトレーの外縁部の複数個所に凹凸部が形成されている。
この構成により、被収納物が収納されていないときの積み重ねは、収納用トレーを同一方向に揃えて行うことで上下段に位置する凹凸部が同一位置となり、ほぼ隙間無く密着して積み重ねることができる。

また、被収納物が収納されているときの積み重ねは、収納用トレーを平面上で180度回転させた状態を互い違いにして行うので、上下段に位置する凹凸部が異なる位置となる。つまり上下間で同一方向に揃えずに、互い違いに180度回転させた状態で積み重ねることにより、上段に位置する凹凸部の底面が下段に位置する収納用凹部の縁部の上面に当接して上下間の収納用トレーの間隔を十分に開けることができ、上段の収納用凹部の底面が下段の被収納物に当接してしまうことを防止することができる。

実開平5−84680号公報

概要

積み重ねる際に収納用トレーの向きを変えることにより、収納用トレーの上下間の隙間を変更する構成の収納用トレーにおいて、外方からの力に対して強度を維持できる収納用トレーを提供する。同一方向に向けて上下に積層した際には、上下を密着して積層可能に設けられ、180度反対方向に向けて上下に積層した際には、上下を所要間隔をおいて積層可能に設けられた収納用トレーにおいて、隣接する2辺の補強用リブ34の内側壁39bおよび2辺の収納凹部形成リブ33の外側壁36aのそれぞれが、内方に凹む凹面50,51と外方に凸となる凸面52,53とが周方向に連続して形成された凹凸面に形成され、トレーを180度反対方向に向けて上下に積層した際には、凹凸面が形成された部位と凹凸面が形成されていない部位とが上下に隣接して配置され、凹凸面によって、収納凹部形成リブ33の外側壁36aと、補強用リブ34の内側壁39bとが上下間で保持される。

目的

また、近年は、軽量化の要求やコストダウンの要求により、合成樹脂材をさらに薄くすべく開発が進められているが、合成樹脂材を薄くすると強度が弱くなってしまい、収納用トレーの変形が起こりやすい状況にあるので、さらに強度を維持する構造が望まれている。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

平面視四角形状であって、被収納物収納する収納凹部が形成され、前記収納凹部を形成するように上に凸の断面山型状収納凹部形成リブが、4辺に沿って形成され、該収納凹部形成リブの外側を囲んで、上に凸の断面山型状の補強用リブが、4辺に沿って形成され、各補強用リブの外側壁に、該外側壁の上端部から所定の長さにわたって凹む複数の凹部が所定間隔をおいて形成され、トレーを同一方向に向けて上下に積層した際には、各対応する補強用リブの外側壁に設けた前記凹部の位置が一致し、上下のトレーを密着して積層可能に設けられ、トレーを180度反対方向に向けて上下に積層した際には、上段側のトレーの補強用リブの外側壁に設けた前記凹部の下底板が、下段側のトレーの補強用リブの凹部の間の凸部上面に当接することによって、上下のトレーを所要間隔をおいて積層可能に設けられた収納用トレーにおいて、隣接する2辺の補強用リブの内側壁および該補強用リブと対向する2辺の収納凹部形成リブの外側壁のそれぞれが、内方に凹む凹面と外方に凸となる凸面とが周方向に連続して形成された凹凸面に形成され、トレーを同一方向に向けて上下に積層した際には、前記凹凸面の凹凸形状が一致して上下のトレーが密着するように設けられ、トレーを180度反対方向に向けて上下に積層した際には、凹凸面が形成された部位と凹凸面が形成されていない部位とが上下に隣接して配置され、凹凸面が形成された部位のトレーの収納凹部形成リブの外側壁の凹面と、凹凸面が形成されていない部位のトレーの収納凹部形成リブの外側壁とが当接し、凹凸面が形成されたトレーの補強用リブの内側壁の凸面と、凹凸面が形成されていない部位のトレーの補強リブの内側壁とが当接するように設けられていることを特徴とする収納用トレー。

請求項2

平面視正方形状であって、被収納物を収納する収納凹部が形成され、前記収納凹部を形成するように上に凸の断面山型状の収納凹部形成リブが、4辺に沿って形成され、該収納凹部形成リブの外側を囲んで、上に凸の断面山型状の補強用リブが、4辺に沿って形成され、各補強用リブの外側壁に、該外側壁の上端部から所定の長さにわたって凹む複数の凹部が所定間隔をおいて形成され、トレーを同一方向に向けて上下に積層した際には、各対応する補強用リブの外側壁に設けた前記凹部の位置が一致し、上下のトレーを密着して積層可能に設けられ、トレーを90度回転させて上下に積層した際には、上段側のトレーの補強用リブの外側壁に設けた前記凹部の下底板が、下段側のトレーの補強用リブの凹部の間の凸部上面に当接することによって、上下のトレーを所要間隔をおいて積層可能に設けられた収納用トレーにおいて、隣接しない2辺の補強用リブの内側壁および該補強用リブと対向する2辺の収納凹部形成リブの外側壁のそれぞれが、内方に凹む凹面と外方に凸となる凸面とが周方向に連続して形成された凹凸面に形成され、トレーを同一方向に向けて上下に積層した際には、前記凹凸面の凹凸形状が一致して上下のトレーが密着するように設けられ、トレーを90度回転させて上下に積層した際には、凹凸面が形成された部位と凹凸面が形成されていない部位とが上下に隣接して配置され、凹凸面が形成された部位のトレーの収納凹部形成リブの外側壁の凹面と、凹凸面が形成されていない部位のトレーの収納凹部形成リブの外側壁とが当接し、凹凸面が形成されたトレーの補強用リブの内側壁の凸面と、凹凸面が形成されていない部位のトレーの補強リブの内側壁とが当接するように設けられていることを特徴とする収納用トレー。

技術分野

0001

本発明は、被収納物収納する収納凹部が形成された、平面視四角形状の収納用トレーに関する。

背景技術

0002

電子部品等を保管運送する際には、電子部品等の被収納物を収納可能となるように複数の収納凹部が形成された収納用トレーが用いられる。かかる収納用トレーとしては、ポリプロピレンポリスチレン、PET等の平板状の合成樹脂真空成形することによって形成されることが一般的である。

0003

このような収納用トレーは、被搬送物を運送先で取り出された後、再度使用するために複数枚積み重ねて運送元に送り返される。このとき、収納用トレーの空間占有率を小さくするために、収納用トレーの積み重ねは互いにほぼ隙間がないような状態で積み重ねられる。

0004

一方、被収納物を運送する際にも、被収納物が収納された複数の収納用トレーを積み重ねて運送されることが一般的である。この場合、上段に位置する収納用トレーの収納凹部の底面が下段に位置する収納凹部内の被収納物の上面に接触するおそれもあり、このような場合、下段の被収納物に荷重がかかってしまい被収納物の破損を招くおそれがある。

0005

そこで、被収納物を収納している場合には、上段の収納凹部の底面が下段の収納凹部内の被収納物に接触しないように十分な間隔を開けることができ、且つ被収納物が収納されていない状態のときには、積み重ねた収納用トレー同士の間隔をなるべく小さくするようにする構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。

0006

上述した収納用トレーによれば、トレーの主面の中心を通る垂線を中心にして非対称にトレーの外縁部の複数個所に凹凸部が形成されている。
この構成により、被収納物が収納されていないときの積み重ねは、収納用トレーを同一方向に揃えて行うことで上下段に位置する凹凸部が同一位置となり、ほぼ隙間無く密着して積み重ねることができる。

0007

また、被収納物が収納されているときの積み重ねは、収納用トレーを平面上で180度回転させた状態を互い違いにして行うので、上下段に位置する凹凸部が異なる位置となる。つまり上下間で同一方向に揃えずに、互い違いに180度回転させた状態で積み重ねることにより、上段に位置する凹凸部の底面が下段に位置する収納用凹部の縁部の上面に当接して上下間の収納用トレーの間隔を十分に開けることができ、上段の収納用凹部の底面が下段の被収納物に当接してしまうことを防止することができる。

0008

実開平5−84680号公報

発明が解決しようとする課題

0009

上述したような従来の収納用トレーにおいては、外側から水平方向に力が加わった場合に、縁部のみで力を吸収せざるを得ず、力が直接被収納物におよぶおそれもあり、被収納物の破損を招くおそれがあるという課題があった。
また、外側から水平方向に力が加わった場合に、積み重ねた上下間の収納用トレー同士の水平方向へのずれが生じる場合もあり、被収納物を安定した状態で運送したいという要請もあった。

0010

また、近年は、軽量化の要求やコストダウンの要求により、合成樹脂材をさらに薄くすべく開発が進められているが、合成樹脂材を薄くすると強度が弱くなってしまい、収納用トレーの変形が起こりやすい状況にあるので、さらに強度を維持する構造が望まれている。

0011

したがって、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、被収納物を収納した状態と、被収納物を収納していない状態とでは、積み重ねる際に収納用トレーの向きを変えることにより、収納用トレーの上下間の隙間を調整できるようにする構成の収納用トレーにおいて、外方からの力に対して強度を維持できる収納用トレーを提供することにある。

課題を解決するための手段

0012

本発明にかかる収納用トレーによれば、平面視四角形状であって、被収納物を収納する収納凹部が形成され、前記収納凹部を形成するように上に凸の断面山型状収納凹部形成リブが、4辺に沿って形成され、該収納凹部形成リブの外側を囲んで、上に凸の断面山型状の補強用リブが、4辺に沿って形成され、各補強用リブの外側壁に、該外側壁の上面から所定の長さにわたって凹む複数の凹部が所定間隔をおいて形成され、トレーを同一方向に向けて上下に積層した際には、各対応する補強用リブの外側壁に設けた前記凹部の位置が一致し、上下のトレーを密着して積層可能に設けられ、トレーを180度反対方向に向けて上下に積層した際には、上段側のトレーの補強用リブの外側壁に設けた前記凹部の下底板が、下段側のトレーの補強用リブの凹部の間の凸部上面に当接することによって、上下のトレーを所要間隔をおいて積層可能に設けられた収納用トレーにおいて、隣接する2辺の補強用リブの内側壁および該補強用リブと対向する2辺の収納凹部形成リブの外側壁のそれぞれが、内方に凹む凹面と外方に凸となる凸面とが周方向に連続して形成された凹凸面に形成され、トレーを同一方向に向けて上下に積層した際には、前記凹凸面の凹凸形状が一致して上下のトレーが密着するように設けられ、トレーを180度反対方向に向けて上下に積層した際には、凹凸面が形成された部位と凹凸面が形成されていない部位とが上下に隣接して配置され、凹凸面が形成された部位のトレーの収納凹部形成リブの外側壁の凹面と、凹凸面が形成されていない部位のトレーの収納凹部形成リブの外側壁とが当接し、凹凸面が形成されたトレーの補強用リブの内側壁の凸面と、凹凸面が形成されていない部位のトレーの補強リブの内側壁とが当接するように設けられていることを特徴としている。

0013

この構成を採用することによる作用は以下のとおりである。
収納用トレーを同一方向に揃えて積み重ねると、上段に位置する収納用トレーの凹部と、下段に位置する収納用トレーの凹部とが揃った位置となるので、上下でほぼ密着した状態の小さい隙間で積み重ねることができ、空間占有率を小さくすることができる。収納用トレーを互い違いにトレーの平面で180度回転させて積み重ねた場合には、上段に位置する収納用トレーの凹部の下底板が、下段に位置する収納用トレーの補強用リブの凹部間の上面に当接するので、十分な隙間を空けて積み重ねることができる。
なお、断面山型状の収納凹部形成リブと断面山型状の補強用リブとの間に形成される溝部は、下方に向けて徐々に幅狭となるように形成されており、上段の溝部が下段の溝部内の途中まで進入したとしても、互いに接触することはない。すなわち、収納用トレーを互い違いにトレーの平面で180度回転させて積み重ねた場合においては、上段に位置する溝部は下段に位置する溝部内の途中まで進入するだけであるので、上下間の溝部同士は互いに接触することがなく、溝部における上下間の収納用トレーの保持ができなかった。
しかし、本発明では、隣接する2辺の溝部の補強用リブの内側壁に凹面と凸面とが連続して形成され、対向する収納凹部形成リブの外側壁にも補強用リブの凹面と凸面と同じ位置に凹面と凸面とが連続して形成されている。したがって、互い違いに180度回転させて積み重ねた場合には、補強用リブの内側壁の凸面が、上下に隣接する補強用リブの凹凸面が形成されていない補強用リブの内側壁に当接し、収納凹部形成リブの外側壁の凹面が上下に隣接する補強用リブの凹凸面が形成されていない補強用リブの内側壁に当接することができる。このため、上下間で十分な隙間をあけてトレーを積層した場合であっても、補強用リブと収納凹部形成リブとの間の溝部が上下間でぶれないように確実に保持される。また、補強用リブと収納凹部形成リブとの間の溝部が上下間で保持されるので、外方から力が加わった場合であっても、溝部の変形を防止でき、収納されている被収納物へ外力を及ぼすのを防ぐことができ、被収納物の破損防止に寄与する。

0014

本発明にかかる収納用トレーによれば、平面視正方形状であって、被収納物を収納する収納凹部が形成され、前記収納凹部を形成するように上に凸の断面山型状の収納凹部形成リブが、4辺に沿って形成され、該収納凹部形成リブの外側を囲んで、上に凸の断面山型状の補強用リブが、4辺に沿って形成され、各補強用リブの外側壁に、該外側壁の上端部から所定の長さにわたって凹む複数の凹部が所定間隔をおいて形成され、トレーを同一方向に向けて上下に積層した際には、各対応する補強用リブの外側壁に設けた前記凹部の位置が一致し、上下のトレーを密着して積層可能に設けられ、トレーを90度回転させて上下に積層した際には、上段側のトレーの補強用リブの外側壁に設けた前記凹部の下底板が、下段側のトレーの補強用リブの凹部の間の凸部上面に当接することによって、上下のトレーを所要間隔をおいて積層可能に設けられた収納用トレーにおいて、隣接しない2辺の補強用リブの内側壁および該補強用リブと対向する2辺の収納凹部形成リブの外側壁のそれぞれが、内方に凹む凹面と外方に凸となる凸面とが周方向に連続して形成された凹凸面に形成され、トレーを同一方向に向けて上下に積層した際には、前記凹凸面の凹凸形状が一致して上下のトレーが密着するように設けられ、トレーを90度回転させて上下に積層した際には、凹凸面が形成された部位と凹凸面が形成されていない部位とが上下に隣接して配置され、凹凸面が形成された部位のトレーの収納凹部形成リブの外側壁の凹面と、凹凸面が形成されていない部位のトレーの収納凹部形成リブの外側壁とが当接し、凹凸面が形成されたトレーの補強用リブの内側壁の凸面と、凹凸面が形成されていない部位のトレーの補強リブの内側壁とが当接するように設けられていることを特徴としている。

0015

このように、正方形の収納用トレーであれば、収納用トレーを互い違いにトレーの平面で90度回転させて積み重ねた場合には、上段に位置する収納用トレーの凹部の下底板が、下段に位置する収納用トレーの補強用リブの凹部間の上面に当接するので、十分な隙間を空けて積み重ねることができる。
なお、断面山型状の収納凹部形成リブと断面山型状の補強用リブとの間に形成される溝部は、下方に向けて徐々に幅狭となるように形成されており、上段の溝部が下段の溝部内の途中まで進入したとしても、互いに接触することはない。すなわち、収納用トレーを互い違いにトレーの平面で90度回転させて積み重ねた場合においては、上段に位置する溝部は下段に位置する溝部内の途中まで進入するだけであるので、上下間の溝部同士は互いに接触することがなく、溝部における上下間の収納用トレーの保持ができなかった。
しかし、本発明では、隣接しない2辺の溝部の補強用リブの内側壁に凹面と凸面とが連続して形成され、対向する収納凹部形成リブの外側壁にも補強用リブの凹面と凸面と同じ位置に凹面と凸面とが連続して形成されている。したがって、互い違いに90度回転させて積み重ねた場合には、補強用リブの内側壁の凸面が、上下に隣接する補強用リブの凹凸面が形成されていない補強用リブの内側壁に当接し、収納凹部形成リブの外側壁の凹面が上下に隣接する補強用リブの凹凸面が形成されていない補強用リブの内側壁に当接することができる。このため、上下間で十分な隙間をあけてトレーを積層した場合であっても、補強用リブと収納凹部形成リブとの間の溝部が上下間でぶれないように確実に保持される。また、補強用リブと収納凹部形成リブとの間の溝部が上下間で保持されるので、外方から力が加わった場合であっても、溝部の変形を防止でき、収納されている被収納物へ外力を及ぼすのを防ぐことができ、被収納物の破損防止に寄与する。

発明の効果

0016

本発明の収納用トレーによれば、収納用トレーを互い違いに180度または90度回転させて積み重ねた際に、上段に位置する収納凹部の底面が下段の被収納物の上面に当接しないように所定の間隔を開けることができ、且つこのように所定の間隔を開けた場合に横方向から力が加わった際の収納凹部形成リブと補強用リブとの間の変形を防止し、強度を維持することができる。そして、結果として被収納物の破損等を防止することができる。

発明を実施するための最良の形態

0017

以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は収納用トレーの平面図、図2は収納用トレーの側面図、図3は収納用トレーの斜視図、図4図1のA−A断面図である。図5図1のB−B断面図である。
収納用トレー30は、ポリプロピレン、ポリスチレン、PET等の平板状の合成樹脂材を真空成形加工して凹凸を設けて形成されたものであり、電子部品等の被収納物(図示せず)を収納するための凹みである収納凹部32が形成されている。
収納用トレー30は、被収納物を収納凹部32に収納した後、複数枚積み重ねられて使用され、この積み重ねた状態で被収納物の保管または運送等がされる。

0018

収納用トレー30は、複数の被収納物を収納可能なように、複数の収納凹部32がその周囲を上に凸となるように、上方に突出する断面山型状の収納凹部形成リブ33によって囲まれて形成されている。各収納凹部32の形状は、被収納物の形状によって様々な形状を取りうるが、本実施形態では平面視長方形状の単純なものを例として図示している。

0019

収納凹部形成リブ33は、全体として断面山型状に形成されており、上方に向けて立ち上げられて成る2枚の側壁36a,36bと、両側壁の上端部を連結するように形成された上面部38とを有している。2枚の側壁36a,36bは、外方側に位置して上方に立ち上がっている外側壁36aと、内方側で上方に立ち上がっている内側壁36bの2枚である。なお、本実施形態では、内側壁36bが収納凹部32の内壁面を形成している。
なお、隣接する収納凹部32の間は、山型状に形成されて上方に向けて立ち上げられて成る仕切りリブ31によって仕切られる。仕切りリブ31も収納凹部32を形成するが、ここでいう収納凹部形成リブ33とは、収納用トレー30内で複数の収納凹部32の外縁を形成する長方形状のものとする。

0020

収納凹部形成リブ33の外周は、補強用リブ34によって囲まれている。補強用リブ34は、収納用トレー30の外縁に形成されており、上に凸となるように上方に突出する断面山型状である。補強用リブ34は、収納用トレー30の外縁に形成されているので、収納用トレー30の平面形状とほぼ同一の形状を有し、同心状である。したがって、本実施形態の収納用トレー30は、平面視ほぼ長方形なので、補強用リブ34も平面視ほぼ長方形となるように形成されている。

0021

補強用リブ34は、全体として断面山型状に形成されており、上方に向けて立ち上げられて成る2枚の側壁39a,39bと、両側壁の上端部を連結するように形成された上面40とを有している。2枚の側壁39a,39bは、外方側に位置して上方に立ち上がっている外側壁39aと、内方側で上方に立ち上がっている内側壁39bの2枚である。補強用リブ34の外側壁39aが収納用トレー30全体の外側壁となっている。
補強用リブ34の下端部には、外方に向けて突出する鍔部41が形成されている。

0022

収納凹部形成リブ33と補強用リブ34の間は溝部37が形成される。
収納凹部形成リブ33と補強用リブ34は、長方形の4辺を成すように、収納用トレーの外縁を囲んで形成されているので、溝部37も長方形の4辺を成すように形成される。

0023

溝部37の内壁面のうち内側の内壁面は収納凹部形成リブ33の外側壁36aであり、溝部37の内壁面のうち外側の内壁面は補強用リブ34の内側壁39bである。収納凹部形成リブ33も補強用リブ34もどちらも上方に向けて徐々に幅が狭くなるような山型に形成されているので、溝部37は上方に向けて徐々に幅が広がるような谷型に形成される。

0024

4辺に形成された溝部37のうち、隣接するいずれか2辺の溝部37a,37aは、トレーの平面内で蛇行するように凹凸面が形成されている。
すなわち、溝部37aを構成する補強用リブ34の内側壁39bが内側に凹む凹面50と、収納凹部形成リブ33の外側壁36aが内側に凹む凹面51とが溝37aを挟んで対向するように形成されており、溝部37aを構成する補強用リブ34の内側壁39bが外側に凸となる凸面52と、収納凹部形成リブ33の外側壁36aが外側に凸となる凸面53とが溝37aを挟んで対向するように形成されている。

0025

補強用リブ34の外側壁39aには、内方に凹む凹部54が形成されている。凹部54は、各補強用リブ34に対して所定間隔をあけて複数箇所に形成されている。また、凹部54は、補強用リブ34の上端部から所定の長さにわたって形成されており、凹部54の底面を構成する下底板54aは、補強用リブ34の高さ方向の中途部に位置するように形成されている。

0026

補強用リブ34の外側壁39aの凹部54は、対向する補強用リブ34との間では、収納用トレー30の中心点を通るトレーの平面方向に平行な中心線に対して非対称となるように形成されている。
このように凹部54を形成したことで、複数の収納用トレー30をすべて同一方向に揃えて上下方向に積層した際には、各凹部54は上下間で同一の位置となるので、上下間の収納用トレー30が互いに密着してほとんど隙間がないような状態で積層される。また、複数の収納用トレー30を上下間で互い違いに180度反対方向に向けて上下方向に積層した際には、上下の収納用トレー30間での凹部54の位置がずれているので、上段側の凹部54の下底板54aが、下段側の補強用リブ34の凹部54間の凸部上面40に当接し、上下間で収納用トレー30同士が密着せず、所定間隔をあけて配置される。

0027

収納用トレー30の外形である長方形を形成する4つの角のうち、いずれか2つの角には、補強用リブ34の上端部から下方に向けて、高さ方向の中途部で内側に切り欠かれるように形成された段差部55が設けられている。したがって、段差部55は、補強用リブ34の上面よりも下方に位置するように形成されている。
4つの角のうち、他の2つの角については、収納用トレー30を180度反対方向に向けて積層させた場合に下段に位置する段差部55の上面に当接するように角を面取りした面取り部56に形成されている。面取り部56の下端部にも外方に突出する鍔部41が形成されているので、上段の面取り部56の下端面と鍔部41とが、下段の段差部55の上面に載置されることとなる。

0028

図6および図7には、複数の収納用トレー30を同一方向に揃えて積層する場合について図示している。
複数の収納用トレー30を同一方向に揃えて上下方向に積層した場合には、補強リブ34に形成した各凹部54の位置、および長方形の角に設けた段差部55の位置が上下間で一致するので、各収納用トレー30は互いに密着し、上下間でほとんど隙間をあけないようにして積層させることができる。

0029

図8および図9には、複数の収納用トレー30を互い違いに180度反対方向に向くように回転させて積層する場合について図示している。
180度回転させて上下方向に積層させた場合には、上下間では凹部54の位置が異なる。このため、上段側の収納用トレー30の凹部54の下底板54aが、下段側の収納用トレー30の補強用リブ34の凹部54間の凸部上面40に当接する。このため、上下間では収納用トレー30は密着せず、所定の間隔をあけて積層される。なお、補強用リブ34の角に形成された段差部55の上面にも補強用リブ34の面取り部56の下端面および鍔部41が当接するので、上下間で所定の間隔を保持している。すなわち、本実施形態では、段差部55の補強リブ34の上面からの距離と、凹部54の下底板54aの補強用リブ34下端面からの距離とが一致するように形成されている。

0030

図10には、3つの収納用トレー30を互い違いに180度回転させて積層させた場合の断面を示し、溝部が凹凸面として形成されている作用について説明する。
ここでは、上段の収納用トレーを30a、中段の収納用トレーを30b、下段の収納用トレーを30cとして説明する。

0031

各収納用トレー30a,30b,30cは、凹部54の下底板54aが補強用リブ34の凸部上面40に当接するので、各収納用トレー30a,30b,30cは、所定間隔をあけて積層される。
このとき、上段の収納用トレー30aの補強用リブ34の内側壁39bに形成された凸面52は、中段の収納用トレー30bの補強用リブ34の内側壁39bに当接する。
そして、上段の収納用トレー30aの収納凹部形成リブ33の外側壁36aに形成された凹面51は、中段の収納用トレー30bの収納凹部形成リブ33の外側壁36aに当接する。

0032

また、中段の収納用トレー30bの補強用リブ34の内側壁39bおよび収納凹部形成リブ33の外側壁36aいずれも下段の収納用トレー30cの各リブには当接しない場合もある。ただし、本図では、中段の収納用トレー30bの収納凹部形成リブ33の外側壁36aは、下段の収納用トレー30cの凸面53に当接しているところを図示している。

0033

なお、下段の収納用トレー30cのさらに下方には、凹凸面が形成されていない溝部37の部位を有する収納用トレーが積層される(図示せず)。したがって、下段の収納用トレー30cは、さらに下段の図示しない収納用トレーの溝部37内で凹面51および凸面53が、それぞれ図示しない収納用トレーの溝部37の内壁面(補強用リブの内側壁39bおよび収納凹部形成リブ33の外側壁36a)に当接して外側から確実に保持される。

0034

このように、収納用トレー30を互い違いに180度回転させて積み重ねた場合にあっては、補強用リブ34の内側壁39bと対向する収納凹部形成リブ33の外側壁36aとの間でトレーの平面内で蛇行するように凹面51と凸面53とが連続して形成されることにより、上下間で隣接する補強用リブ34の内側壁39b同士、収納凹部形成リブ33の外側壁36a同士が確実に当接することができる。

0035

なお、上述した実施形態の収納用トレーは平面視長方形状であり、被収納物を収納させて積み重ねる際には、互い違いに180度反対方向に向けて行うようにした構成を採用していた。
しかし、平面視正方形状の収納用トレーであれば、被収納物を収納させて積み重ねる際には、180度まで回転させなくても90度回転させるだけでも同様に上下の収納用トレー間で所定間隔をあけて積み重ねるように構成してもよい。
ただしこの場合には、凹凸面に形成する2辺の補強用リブの内側壁および該補強用リブと対向する2辺の収納凹部形成リブの外側壁は、隣接する2辺ではなく対向する2辺である必要がある。

0036

以上本発明につき好適な実施形態を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。

図面の簡単な説明

0037

本発明の収納用トレーの平面図である。
収納用トレーの側面図である。
収納用トレーの斜視図である。
収納用トレーの補強用リブの内側壁と収納凹部形成リブの外側壁とに凹凸面が形成されていない部分の断面形状を示す図1のA−A断面図である。
収納用トレーの補強用リブの内側壁と収納凹部形成リブの外側壁とに凹凸面が形成されている部分の断面形状を示す図1のB−B断面図である。
複数の収納用トレーを同一方向に揃えて積み重ねようとするところを示す斜視図である。
複数の収納用トレーを同一方向に揃えて積み重ねた場合の側面図である。
複数の収納用トレーを互い違いに180度反対方向に向けて積み重ねようとするところを示す斜視図である。
複数の収納用トレーを互い違いに180度反対方向に向けて積み重ねた場合の側面図である。
複数の収納用トレーを互い違いに180度反対方向に向けて積み重ねた場合の断面図である。

符号の説明

0038

30収納用トレー
31仕切りリブ
32収納凹部
33収納凹部形成リブ
34補強用リブ
36a 収納凹部の外側壁
36b 収納凹部の内側壁
37 溝部
37a凹凸面が形成されている溝部
38 収納凹部形成リブの上面部
39a 補強用リブの外側壁
39b 補強用リブの内側壁
40 補強用リブの上面(凸部上面)
41 鍔部
50 補強用リブの内側壁の凹面
51 収納凹部形成リブの外側壁の凹面
52 補強用リブの内側壁の凸面
53 収納凹部形成リブの外側壁の凸面
54 凹部
54a下底板
55段差部
56 面取り部

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