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技術 処理負荷発注装置、処理負荷受注装置、処理結果配信装置および処理結果出力装置、並びに、処理負荷発注受注システム

出願人 日本放送協会
発明者 浜口斉周道家守林正樹
出願日 2006年7月27日 (11年6ヶ月経過) 出願番号 2006-204475
公開日 2008年2月14日 (10年0ヶ月経過) 公開番号 2008-033504
状態 拒絶査定
技術分野 マルチプログラミング 特定用途計算機 金融・保険関連業務,支払い・決済
主要キーワード 処理箇所 ベンチマークテスト 受注プログラム 映像配信用 レンダリング要求 TVMLスクリプト 処理スクリプト 受注希望

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図面 (13)

課題

複数台コンピュータ存在しているネットワーク内において、何らかの処理を行う場合に、高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度圧迫することなく効率よく分散処理したり、各コンピュータの利用者電子マネーのメリットを享受させたりすることができる処理負荷発注装置処理負荷受注装置処理結果配信装置および処理結果出力装置並びに、処理負荷発注受注システムを提供する。

解決手段

処理負荷発注装置1は、ネットワークに接続され、処理スクリプト受注連携して処理する複数の処理負荷受注装置3の少なくとも1台に、当該処理スクリプトを発注するものであって、プロファイル情報登録手段9と、処理負荷受注装置検索手段11と、処理可否判定手段13と、処理スクリプト指定手段15と、処理スクリプト送信手段17と、処理結果所在受信手段19と、処理結果所在送信手段21と、を備えた。

概要

背景

従来、映像制作用のコンピュータを用いて、スクリプト言語からCG(Computer Graphics)レンダリングをし、その後、レンダリングしたCG映像コンテンツエンコードし、このエンコードしたムービーファイル映像配信用サーバ蓄積させて、ネットワーク上で公開している。
このネットワークは、ブロードバンドピアトゥピアネットワーク(以下、P2Pネットワークという)であり、このP2Pネットワークにおいて、CG映像コンテンツのレンダリング、エンコードおよび配信が行われている。

また、従来、ネットワーク上において、複数台のコンピュータにより、一般の利用者が参加可能なオープンなピア・トゥ・ピアシステム(以下、P2Pシステムという)が構築されている(例えば、特許文献1参照)。これに対し、ネットワーク上において、複数台のコンピュータにより、特定の利用者(例えば、研究所内の研究者や大学内の学生)のみが参加可能なクローズドなP2Pシステムも特定の場所において構築されている。

ところで、近年、ネットワーク上における取引の利便性から、コンピュータによって決済可能な電子マネーが普及している。この電子マネーは、ネットワークを介して、商品等の取引を行う際に用いられるものであり、実際の紙幣で取引を行うよりも迅速に取引を行うことができるメリットがある。
特開2000−322395号公報

概要

複数台のコンピュータが存在しているネットワーク内において、何らかの処理を行う場合に、高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度圧迫することなく効率よく分散処理したり、各コンピュータの利用者に電子マネーのメリットを享受させたりすることができる処理負荷発注装置処理負荷受注装置処理結果配信装置および処理結果出力装置並びに、処理負荷発注受注システムを提供する。処理負荷発注装置1は、ネットワークに接続され、処理スクリプト受注連携して処理する複数の処理負荷受注装置3の少なくとも1台に、当該処理スクリプトを発注するものであって、プロファイル情報登録手段9と、処理負荷受注装置検索手段11と、処理可否判定手段13と、処理スクリプト指定手段15と、処理スクリプト送信手段17と、処理結果所在受信手段19と、処理結果所在送信手段21と、を備えた。

目的

そこで、本発明では、前記した問題を解決し、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク(P2Pネットワーク、オープンなP2Pシステム)内において、何らかの処理を行う場合に、高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理したり、各コンピュータの利用者に電子マネーのメリットを享受させたりすることができる処理負荷発注装置、処理負荷受注装置、処理結果配信装置および処理結果出力装置、並びに、処理負荷発注受注システムを提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

ネットワークに接続され、処理スクリプト受注連携して処理する複数の処理負荷受注装置の少なくとも1台に、当該処理スクリプトを発注する処理負荷発注装置であって、前記ネットワーク上の自装置のアドレス処理内容の種類に関するプロファイル情報を前記ネットワーク上に登録する処理負荷発注装置プロファイル情報登録手段と、前記ネットワーク上に予め登録されている前記処理負荷受注装置の前記ネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報に基づいて、前記処理スクリプトの処理を発注する処理負荷受注装置を検索する処理負荷受注装置検索手段と、この処理負荷受注装置検索手段で検索した処理負荷受注装置に対し問い合わせをし、前記処理スクリプトを受注可能であるか否かを判定する処理負荷受注装置処理可否判定手段と、この処理負荷受注装置処理可否判定手段で受注可能であると判定した判定結果に基づいて、前記処理負荷受注装置検索手段で検索した処理負荷受注装置の一部または全てに対し依頼する前記処理スクリプトの処理箇所を、予め設定した設定数に従って指定する処理スクリプト指定手段と、この処理スクリプト指定手段で処理箇所を指定した指定処理スクリプト並びに、発注を依頼する旨および処理内容の順序記述した発注情報送信する処理スクリプト送信手段と、前記処理負荷受注装置で処理された処理結果を蓄積して、当該処理結果を出力する処理結果出力装置に配信する処理結果配信装置から当該処理結果配信装置のネットワーク上のアドレスを受信する処理結果所在受信手段と、この処理結果所在受信手段で受信された前記処理結果配信装置のネットワーク上のアドレスを、前記処理結果出力装置から要求があった場合に送信する第一処理結果所在送信手段と、を備えることを特徴とする処理負荷発注装置。

請求項2

前記処理スクリプト送信手段は、前記処理負荷受注装置検索手段で検索した処理負荷受注装置の台数または前記処理負荷受注装置処理可否判定手段で受注可能であると判定した処理負荷受注装置の台数が前記設定数に満たない場合には、前記処理負荷受注装置処理可否判定手段で受注可能であると判定した処理負荷受注装置に、当初指定された処理箇所と異なる処理箇所が指定されている指定処理スクリプトを、所定時間遅らせて送信する遅延手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の処理負荷発注装置。

請求項3

ネットワークに接続され、処理スクリプトを発注する処理負荷発注装置から、当該処理スクリプトを受注または他の処理負荷受注装置から出力された出力データを受注して処理する処理負荷受注装置であって、前記ネットワーク上の自装置のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報を前記ネットワーク上に登録する処理負荷受注装置プロファイル情報登録手段と、前記処理負荷発注装置から前記処理スクリプトと発注を依頼する旨および処理内容の順序を記述した発注情報とを、または、前記他の処理負荷受注装置から出力データおよび前記発注情報を受信する第一処理結果受信手段と、この第一処理結果受信手段で受信した処理スクリプトまたは出力データに処理を施し、新たな出力データを出力する追加処理実行手段と、前記ネットワーク上に予め登録されている前記他の処理負荷受注装置の前記ネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報、または、前記出力データおよび前記新たな出力データを出力する処理結果出力装置に前記出力データ、前記新たな出力データおよび前記発注情報を配信する処理結果配信装置の前記ネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報、および前記発注情報に基づいて、前記他の処理負荷受注装置または前記処理結果配信装置を検索する処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段と、この処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段で検索した他の処理負荷受注装置に対し問い合わせをし、前記新たな出力データを受注可能であるか否かを、または、処理結果配信装置に対し問い合わせをし、前記出力データまたは前記新たな出力データを受信可能であるか否かを判定する処理負荷受注装置・処理結果配信装置処理可否判定手段と、この処理負荷受注装置・処理結果配信装置処理可否判定手段で受注可能であるまたは受信可能であると判定した判定結果に基づいて、前記処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段で検索した処理負荷受注装置または前記処理結果配信装置に前記出力データまたは前記新たな出力データ、および前記発注情報を送信する追加処理結果送信手段と、を備えることを特徴とする処理負荷受注装置。

請求項4

請求項3に記載の処理負荷受注装置からの複数の出力データまたは新たな出力データを同期させて出力する処理結果出力装置に当該出力データまたは当該新たな出力データそれぞれを配信する処理結果配信装置であって、前記ネットワーク上の自装置のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報を前記ネットワーク上に登録する処理結果配信装置プロファイル情報登録手段と、前記出力データまたは前記新たな出力データを受信する第二処理結果受信手段と、前記処理スクリプトを前記処理負荷受注装置に発注する際に送信された発注情報に記述された前記処理負荷発注装置のネットワーク上のアドレス宛に、自装置のネットワーク上のアドレスを送信する第二処理結果所在送信手段と、前記処理結果出力装置から送信された、前記出力データまたは前記新たな出力データのダウンロード要求を受信するダウンロード要求受信手段と、このダウンロード要求受信手段で受信したダウンロード要求をした処理結果出力装置に、前記出力データまたは前記新たな出力データを送信する処理結果送信手段と、を備えることを特徴とする処理結果配信装置。

請求項5

請求項4に記載の処理結果配信装置に、複数の出力データまたは新たな出力データのダウンロードをそれぞれ要求し、要求して得られた複数の出力データまたは新たな出力データを同期させて出力する処理結果出力装置であって、前記処理スクリプトの処理を発注した処理負荷発注装置に、前記出力データまたは前記新たな出力データが蓄積されている処理結果配信装置のネットワーク上のアドレスを要求して取得する処理結果所在要求手段と、この処理結果所在要求手段で取得したネットワーク上のアドレスを有した処理結果配信装置に対し、前記出力データまたは前記新たな出力データのダウンロードを要求するダウンロード要求手段と、このダウンロード要求手段で要求した出力データまたは新たな出力データを受信する第三処理結果受信手段と、この第三処理結果受信手段で受信した出力データまたは新たな出力データを蓄積するデータ蓄積手段と、このデータ蓄積手段で蓄積した複数の出力データまたは新たな出力データを、前記処理スクリプトの処理箇所の記述に従って統合するように同期させて出力する同期出力手段と、を備えることを特徴とする処理結果出力装置。

請求項6

ネットワークに接続され、処理スクリプトを受注して処理する複数の処理負荷受注装置の少なくとも1台に、当該処理スクリプトを発注する処理負荷発注装置であって、自体のネットワーク上のアドレス、前記処理スクリプトの処理内容および要求する仕様を記述した要求仕様クエリーを送信する要求仕様送信手段と、前記処理負荷受注装置から送信された前記要求仕様クエリーに対し、受注を希望する旨を記述した入札情報と当該処理負荷受注装置の前記ネットワーク上のアドレス、処理内容の種類、処理性能および処理する際の単位時間あたりのコストに関する受注希望プロファイル情報とを受信する入札情報・プロファイル情報受信手段と、この入札情報・プロファイル情報受信手段で受信した1または複数の入札情報および受注希望プロファイル情報の比較により、前記処理スクリプトを発注する処理負荷受注装置を決定するオークション処理手段と、このオークション処理手段で前記処理スクリプトの発注が決定した処理負荷受注装置に、発注を依頼する旨を記述した発注情報および処理スクリプトを送信する発注情報・処理スクリプト送信手段と、この発注情報・処理スクリプト送信手段で送信された処理スクリプトが処理された処理結果を受信する処理結果受信手段と、この処理結果受信手段で受信した処理結果の対価として、電子マネー支払う電子マネー支払手段と、を備えることを特徴とする処理負荷発注装置。

請求項7

ネットワークに接続され、処理スクリプトを発注する処理負荷発注装置から、当該処理スクリプトを受注して処理する処理負荷受注装置であって、前記ネットワーク上の自装置のアドレス、処理内容の種類、処理性能および処理する際の単位時間あたりのコストに関する受注希望プロファイル情報を前記ネットワーク上に登録するプロファイル情報登録手段と、前記処理負荷発注装置のネットワーク上のアドレス、前記処理スクリプトの処理内容および要求する仕様が記述された要求仕様クエリーを受信する要求仕様受信手段と、この要求仕様受信手段で受信した要求仕様クエリーに対し、受注を希望する旨を記述した入札情報および前記受注希望プロファイル情報を送信する入札情報・プロファイル情報送信手段と、この入札情報・プロファイル情報送信手段で送信した入札情報および受注希望プロファイル情報に対し、前記処理負荷発注装置から送信された、発注を依頼する旨を記述した発注情報と、処理スクリプトとを受信する発注情報・処理スクリプト受信手段と、この発注情報・処理スクリプト受信手段で受信された処理スクリプトを処理するスクリプト処理手段と、このスクリプト処理手段で処理スクリプトが処理された処理結果を送信する処理結果送信手段と、この処理結果送信手段で送信した処理結果の対価として、電子マネーを受領する電子マネー受領手段と、を備えることを特徴とする処理負荷受注装置。

請求項8

ネットワークに接続され、処理スクリプトを受注し連携して処理する複数の処理負荷受注装置の少なくとも1台に、当該処理スクリプトを発注する請求項1または請求項2に記載の処理負荷発注装置と、この処理負荷発注装置から当該処理スクリプトを受注または他の処理負荷受注装置から出力された出力データを受注して処理する請求項3に記載の処理負荷受注装置と、複数の処理負荷受注装置からの複数の出力データまたは新たな出力データを同期させて出力する請求項4に記載の処理結果出力装置と、この処理結果出力装置に当該出力データまたは当該新たな出力データそれぞれを配信する請求項5に記載の処理結果配信装置とからなる処理負荷発注受注システム

技術分野

背景技術

0002

従来、映像制作用のコンピュータを用いて、スクリプト言語からCG(Computer Graphics)レンダリングをし、その後、レンダリングしたCG映像コンテンツエンコードし、このエンコードしたムービーファイル映像配信用サーバ蓄積させて、ネットワーク上で公開している。
このネットワークは、ブロードバンドピアトゥピアネットワーク(以下、P2Pネットワークという)であり、このP2Pネットワークにおいて、CG映像コンテンツのレンダリング、エンコードおよび配信が行われている。

0003

また、従来、ネットワーク上において、複数台のコンピュータにより、一般の利用者が参加可能なオープンなピア・トゥ・ピアシステム(以下、P2Pシステムという)が構築されている(例えば、特許文献1参照)。これに対し、ネットワーク上において、複数台のコンピュータにより、特定の利用者(例えば、研究所内の研究者や大学内の学生)のみが参加可能なクローズドなP2Pシステムも特定の場所において構築されている。

0004

ところで、近年、ネットワーク上における取引の利便性から、コンピュータによって決済可能な電子マネーが普及している。この電子マネーは、ネットワークを介して、商品等の取引を行う際に用いられるものであり、実際の紙幣で取引を行うよりも迅速に取引を行うことができるメリットがある。
特開2000−322395号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、従来のP2Pネットワークでは、映像制作用のコンピュータにおいて、レンダリング、エンコーディングに処理時間がかかるため、高度な処理能力が必要となり、映像配信用のサーバにおいて、通常1台からCG映像コンテンツが配信されるため、回線速度圧迫してしまうという問題がある。

0006

また、従来のオープンなP2Pシステムでは、当該オープンなP2PシステムとクローズドなP2Pシステムとを比較した場合、構築の容易さ、管理の困難さ、分散処理の向き不向き等の違いがあり、特に、ある処理を各コンピュータに分散して行わせる分散処理を実行しようとした場合、クローズドなP2Pシステムではそもそも当該分散処理を重要な目的の一つに構築されているので、非常に向いているが、オープンなP2Pシステムでは、分散処理すること自体にメリットがない。

0007

つまり、オープンなP2Pシステムの多くは、何らかの営利的な目的で構築されたものであり、ある処理の分散処理に対し、各コンピュータの処理能力を供出することを前提としているものではない。それに対し、クローズドなP2Pシステムでは、分散処理の結果を共有するといった前提があり、各コンピュータの処理能力を供出することに対してメリットが確約されていた。そして、オープンなP2Pシステムは、クローズドなP2Pシステムに比べ、各コンピュータの利用者にメリットがなかったため、各コンピュータの処理能力の供出が積極的に行われず、分散処理は不向きであった。

0008

そして、前記したような電子マネーのメリットを、分散処理を実行するオープンなP2Pシステムに活用したいとの要望がある。
しかしながら、分散処理を実行するオープンなP2Pシステムにおいて、各コンピュータの利用者に電子マネーのメリットを享受させることができるものが構築されていないという問題がある。

0009

そこで、本発明では、前記した問題を解決し、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク(P2Pネットワーク、オープンなP2Pシステム)内において、何らかの処理を行う場合に、高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理したり、各コンピュータの利用者に電子マネーのメリットを享受させたりすることができる処理負荷発注装置、処理負荷受注装置、処理結果配信装置および処理結果出力装置、並びに、処理負荷発注受注システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

前記課題を解決するため、請求項1に記載の処理負荷発注装置は、ネットワークに接続され、処理スクリプト受注連携して処理する複数の処理負荷受注装置の少なくとも1台に、当該処理スクリプトを発注する処理負荷発注装置であって、処理負荷発注装置プロファイル情報登録手段と、処理負荷受注装置検索手段と、処理負荷受注装置処理可否判定手段と、処理スクリプト指定手段と、処理スクリプト送信手段と、処理結果所在受信手段と、第一処理結果所在送信手段と、を備える構成とした。

0011

かかる構成によれば、処理負荷発注装置は、処理負荷発注装置プロファイル情報登録手段によって、ネットワーク上の自装置のアドレス処理内容の種類に関するプロファイル情報を前記ネットワーク上に登録する。処理負荷発注装置は、処理負荷受注装置検索手段によって、ネットワーク上に予め登録されている処理負荷受注装置のネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報に基づいて、処理スクリプトの処理を発注する処理負荷受注装置を検索する。処理負荷発注装置は、処理負荷受注装置処理可否判定手段によって、処理負荷受注装置検索手段で検索した処理負荷受注装置に対し問い合わせをし、処理スクリプトを受注可能であるか否かを判定する。

0012

そして、処理負荷発注装置は、処理スクリプト指定手段によって、処理負荷受注装置処理可否判定手段で受注可能であると判定した判定結果に基づいて、処理負荷受注装置検索手段で検索した処理負荷受注装置の一部または全てに対し依頼する前記処理スクリプトの処理箇所を、予め設定した設定数に従って指定する。続いて、処理負荷発注装置は、処理スクリプト送信手段によって、処理スクリプト指定手段で処理箇所を指定した指定処理スクリプト、並びに、発注を依頼する旨および処理内容の順序記述した発注情報を送信する。

0013

また、処理負荷発注装置は、処理結果所在受信手段によって、処理負荷受注装置で処理された処理結果を蓄積して、当該処理結果を出力する処理結果出力装置に配信する処理結果配信装置から当該処理結果配信装置のネットワーク上のアドレスを受信する。続いて、処理負荷発注装置は、第一処理結果所在送信手段によって、処理結果所在受信手段で受信された処理結果配信装置のネットワーク上のアドレスを、処理結果出力装置から要求があった場合に送信する。

0014

請求項2に記載の処理負荷発注装置は、請求項1に記載の処理負荷発注装置において、前記処理スクリプト送信手段が、前記処理負荷受注装置検索手段で検索した処理負荷受注装置の台数または前記処理負荷受注装置処理可否判定手段で受注可能であると判定した処理負荷受注装置の台数が前記設定数に満たない場合には、前記処理負荷受注装置処理可否判定手段で受注可能であると判定した処理負荷受注装置に、当初指定された処理箇所と異なる処理箇所が指定されている指定処理スクリプトを、所定時間遅らせて送信する遅延手段を有していることを特徴とする。

0015

かかる構成によれば、処理負荷発注装置は、遅延手段によって、処理負荷を受注可能な処理負荷受注装置に送信する指定処理スクリプトを所定時間遅延させる。これによって、受注可能な処理負荷受注装置の台数が予め設定した設定数よりも少ない場合であっても、処理負荷を時間分割して、処理してもらうことができる。

0016

請求項3に記載の処理負荷受注装置は、ネットワークに接続され、処理スクリプトを発注する処理負荷発注装置から、当該処理スクリプトを受注または他の処理負荷受注装置から出力された出力データを受注して処理する処理負荷受注装置であって、処理負荷受注装置プロファイル情報登録手段と、第一処理結果受信手段と、追加処理実行手段と、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段と、処理負荷受注装置・処理結果配信装置処理可否判定手段と、追加処理結果送信手段と、を備える構成とした。

0017

かかる構成によれば、処理負荷受注装置は、処理負荷受注装置プロファイル情報登録手段によって、ネットワーク上の自装置のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報を前記ネットワーク上に登録する。続いて、処理負荷受注装置は、第一処理結果受信手段によって、処理負荷発注装置から処理スクリプトと発注を依頼する旨および処理内容の順序を記述した発注情報とを、または、他の処理負荷受注装置から出力データおよび発注情報を受信する。

0018

そして、処理負荷受注装置は、追加処理実行手段によって、第一処理結果受信手段で受信した処理スクリプトまたは出力データに処理を施し、新たな出力データを出力する。また、処理負荷受注装置は、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段によって、ネットワーク上に予め登録されている他の処理負荷受注装置のネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報、または、出力データおよび新たな出力データを出力する処理結果出力装置に出力データ、新たな出力データおよび発注情報を配信する処理結果配信装置のネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報、および発注情報に基づいて、他の処理負荷受注装置または処理結果配信装置を検索する。

0019

そして、処理負荷受注装置は、処理負荷受注装置・処理結果配信装置処理可否判定手段によって、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段で検索した他の処理負荷受注装置に対し問い合わせをし、新たな出力データを受注可能であるか否かを、または、処理結果配信装置に対し問い合わせをし、新たな出力データを受信可能であるか否かを判定する。そして、処理負荷受注装置は、追加処理結果送信手段によって、処理負荷受注装置・処理結果配信装置処理可否判定手段で判定した判定結果に基づいて、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段で検索した処理負荷受注装置または処理結果配信装置に出力データまたは新たな出力データ、および発注情報を送信する。

0020

請求項4に記載の処理結果配信装置は、請求項3に記載の処理負荷受注装置からの複数の出力データまたは新たな出力データを同期させて出力する処理結果出力装置に当該出力データまたは当該新たな出力データそれぞれを配信する処理結果配信装置であって、処理結果配信装置プロファイル情報登録手段と、第二処理結果受信手段と、第二処理結果所在送信手段と、ダウンロード要求受信手段と、処理結果送信手段と、を備える構成とした。

0021

かかる構成によれば、処理結果配信装置は、処理結果配信装置プロファイル情報登録手段によって、ネットワーク上の自装置のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報を前記ネットワーク上に登録する。処理結果配信装置は、第二処理結果受信手段によって、出力データまたは新たな出力データを受信する。続いて、処理結果配信装置は、第二処理結果所在送信手段によって、処理スクリプトを処理負荷受注装置に発注する際に送信された発注情報に記述された処理負荷発注装置のネットワーク上のアドレス宛に、自装置のネットワーク上のアドレスを送信する。また、処理結果配信装置は、ダウンロード要求受信手段によって、処理結果出力装置から送信された、出力データまたは新たな出力データのダウンロード要求を受信する。そして、処理結果配信装置は、処理結果送信手段によって、ダウンロード要求受信手段で受信したダウンロード要求をした処理結果出力装置に、出力データまたは新たな出力データを送信する。

0022

請求項5に記載の処理結果出力装置は、請求項4に記載の処理結果配信装置に、複数の出力データまたは新たな出力データをそれぞれ要求し、要求して得られた複数の出力データまたは新たな出力データを同期させて出力する処理結果出力装置であって、処理結果所在要求手段と、ダウンロード要求手段と、第三処理結果受信手段と、データ蓄積手段と、同期出力手段と、を備える構成とした。

0023

かかる構成によれば、処理結果出力装置は、処理結果所在要求手段によって、処理スクリプトの処理を発注した処理負荷発注装置に、出力データまたは新たな出力データが蓄積されている処理結果配信装置のネットワーク上のアドレスを要求して取得する。続いて、処理結果出力装置は、ダウンロード要求手段によって、処理結果所在要求手段で取得したネットワーク上のアドレスを有した処理結果配信装置に対し、出力データまたは新たな出力データのダウンロードを要求する。そして、処理結果出力装置は、第三処理結果受信手段によって、ダウンロード要求手段で要求した出力データまたは新たな出力データを受信し、データ蓄積手段によって、第三処理結果受信手段で受信した出力データまたは新たな出力データを蓄積する。その後、処理結果出力装置は、同期出力手段によって、データ蓄積手段で蓄積した複数の出力データまたは新たな出力データを、処理スクリプトの処理箇所の記述に従って統合するように同期させて出力する。

0024

請求項6に記載の処理負荷発注装置は、ネットワークに接続され、処理スクリプトを受注して処理する複数の処理負荷受注装置の少なくとも1台に、当該処理スクリプトを発注する処理負荷発注装置であって、要求仕様送信手段と、入札情報・プロファイル情報受信手段と、オークション処理手段と、発注情報・処理スクリプト送信手段と、処理結果受信手段と、電子マネー支払手段と、を備える構成とした。

0025

かかる構成によれば、処理負荷発注装置は、要求仕様送信手段によって、自体のネットワーク上のアドレス、処理スクリプトの処理内容および要求する仕様を記述した要求仕様クエリーを送信する。処理負荷発注装置は、入札情報・プロファイル情報受信手段によって、処理負荷受注装置から送信された前記要求仕様クエリーに対し、受注を希望する旨を記述した入札情報と当該処理負荷受注装置のネットワーク上のアドレス、処理内容の種類、処理性能および処理する際の単位時間あたりのコストに関する受注希望プロファイル情報とを受信する。

0026

そして、処理負荷発注装置は、オークション処理手段によって、入札情報・プロファイル情報受信手段で受信した1または複数の入札情報および受注希望プロファイル情報の比較により、処理スクリプトを発注する処理負荷受注装置を決定する。続いて、処理負荷発注装置は、発注情報・処理スクリプト送信手段によって、オークション処理手段で前記処理スクリプトの発注が決定した処理負荷受注装置に、発注を依頼する旨を記述した発注情報および処理スクリプトを送信する。その後、処理負荷発注装置は、処理結果受信手段によって、発注情報・処理スクリプト送信手段で送信された処理スクリプトが処理された処理結果を受信し、電子マネー支払手段によって、処理結果受信手段で受信した処理結果の対価として、電子マネーを支払う。

0027

請求項7に記載の処理負荷受注装置は、ネットワークに接続され、処理スクリプトを発注する処理負荷発注装置から、当該処理スクリプトを受注して処理する処理負荷受注装置であって、プロファイル情報登録手段と、要求仕様受信手段と、入札情報・プロファイル情報送信手段と、発注情報・処理スクリプト受信手段と、スクリプト処理手段と、処理結果送信手段と、電子マネー受領手段と、を備える構成とした。

0028

かかる構成によれば、処理負荷受注装置は、プロファイル情報登録手段によって、ネットワーク上のアドレス、処理内容の種類、処理性能および処理する際の単位時間あたりのコストに関する受注希望プロファイル情報をネットワーク上に登録する。続いて、処理負荷受注装置は、要求仕様受信手段によって、処理負荷発注装置のネットワーク上のアドレス、処理スクリプトの処理内容および要求する仕様が記述された要求仕様クエリーを受信する。また、処理負荷受注装置は、入札情報・プロファイル情報送信手段によって、要求仕様受信手段で受信した要求仕様クエリーに対し、受注を希望する旨を記述した入札情報および前記受注希望プロファイル情報を送信する。

0029

そして、処理負荷受注装置は、発注情報・処理スクリプト受信手段によって、入札情報・プロファイル情報送信手段で送信した入札情報および受注希望プロファイル情報に対し、処理負荷発注装置から送信された、発注を依頼する旨を記述した発注情報と、処理スクリプトとを受信する。続いて、処理負荷受注装置は、スクリプト処理手段によって、発注情報・処理スクリプト受信手段で受信された処理スクリプトを処理する。

0030

その後、処理負荷受注装置は、処理結果送信手段によって、スクリプト処理手段で処理スクリプトが処理された処理結果を送信し、電子マネー受領手段によって、処理結果送信手段で送信した処理結果の対価として、電子マネーを受領する。

0031

請求項8に記載の処理負荷発注受注システムは、ネットワークに接続され、処理スクリプトを受注し連携して処理する複数の処理負荷受注装置の少なくとも1台に、当該処理スクリプトを発注する請求項1または請求項2に記載の処理負荷発注装置と、この処理負荷発注装置から当該処理スクリプトを受注または他の処理負荷受注装置から出力された出力データを受注して処理する請求項3に記載の処理負荷受注装置と、複数の処理負荷受注装置からの複数の出力データまたは新たな出力データを同期させて出力する請求項4に記載の処理結果出力装置と、この処理結果出力装置に当該出力データまたは当該新たな出力データそれぞれを配信する請求項5に記載の処理結果配信装置と、を備える構成とした。

0032

かかる構成によれば、処理負荷発注受注システムは、処理負荷発注装置において、処理負荷発注装置プロファイル情報登録手段によって、ネットワーク上の自装置のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報を前記ネットワーク上に登録し、処理負荷受注装置検索手段によって、ネットワーク上に予め登録されている処理負荷受注装置のネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報に基づいて、処理スクリプトの処理を発注する処理負荷受注装置を検索する。また、処理負荷発注装置において、処理負荷受注装置処理可否判定手段によって、処理負荷受注装置検索手段で検索した処理負荷受注装置に対し問い合わせをし、処理スクリプトを受注可能であるか否かを判定し、処理スクリプト指定手段によって、処理負荷受注装置処理可否判定手段で受注可能であると判定した判定結果に基づいて、処理負荷受注装置検索手段で検索した処理負荷受注装置の一部または全てに対し依頼する処理スクリプトの処理箇所を、予め設定した設定数に従って指定し、処理スクリプト送信手段によって、処理スクリプト指定手段で処理箇所を指定した指定処理スクリプト、並びに、発注を依頼する旨および処理内容の順序を記述した発注情報を送信する。さらに、処理負荷発注装置において、処理結果所在受信手段によって、処理負荷受注装置で処理された処理結果を蓄積して、当該処理結果を出力する処理結果出力装置に配信する処理結果配信装置から当該処理結果配信装置のネットワーク上のアドレスを受信し、第一処理結果所在送信手段によって、処理結果所在受信手段で受信された処理結果配信装置のネットワーク上のアドレスを、処理結果出力装置から要求があった場合に送信する。

0033

また、処理負荷発注受注システムは、処理負荷受注装置において、処理負荷受注装置プロファイル情報登録手段によって、ネットワーク上の自装置のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報をネットワーク上に登録し、第一処理結果受信手段によって、処理負荷発注装置から処理スクリプトと発注を依頼する旨および処理内容の順序を記述した発注情報とを、または、他の処理負荷受注装置から出力データおよび発注情報を受信する。また、処理負荷受注装置において、追加処理実行手段によって、処理結果受信手段で受信した処理スクリプトまたは出力データに処理を施し、新たな出力データを出力し、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段によって、ネットワーク上に予め登録されている他の処理負荷受注装置の前記ネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報、または、出力データおよび新たな出力データを出力する処理結果出力装置に出力データ、新たな出力データおよび発注情報を配信する処理結果配信装置のネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報、および発注情報に基づいて、他の処理負荷受注装置または前記処理結果配信装置を検索する。さらに、処理負荷受注装置において、処理負荷受注装置・処理結果配信装置処理可否判定手段によって、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段で検索した他の処理負荷受注装置に対し問い合わせをし、新たな出力データを受注可能であるか否かを、または、処理結果配信装置に対し問い合わせをし、出力データまたは前記新たな出力データを受信可能であるか否かを判定し、追加処理結果送信手段によって、処理負荷受注装置・処理結果配信装置処理可否判定手段で受注可能であるまたは受信可能であると判定した判定結果に基づいて、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段で検索した処理負荷受注装置または処理結果配信装置に出力データまたは新たな出力データ、および発注情報を送信する。

0034

また、処理負荷発注受注システムは、処理結果配信装置において、処理結果配信装置プロファイル情報登録手段によって、ネットワーク上の自装置のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報をネットワーク上に登録し、第二処理結果受信手段によって、出力データまたは新たな出力データを受信する。また、処理結果配信装置において、第二処理結果所在送信手段によって、処理スクリプトを処理負荷受注装置に発注する際に送信された発注情報に記述された処理負荷発注装置のネットワーク上のアドレス宛に、自装置のネットワーク上のアドレスを送信し、ダウンロード要求受信手段によって、処理結果出力装置から送信された、出力データまたは新たな出力データのダウンロード要求を受信し、処理結果送信手段によって、ダウンロード要求受信手段で受信したダウンロード要求をした処理結果出力装置に、出力データまたは新たな出力データを送信する。

0035

さらに、処理負荷発注受注システムは、処理結果出力装置において、処理結果所在要求手段によって、処理負荷発注装置に、出力データまたは新たな出力データが蓄積されている処理結果配信装置のネットワーク上のアドレスを要求して取得し、ダウンロード要求手段によって、処理結果所在要求手段で取得したネットワーク上のアドレスを有した処理結果配信装置に対し、出力データまたは新たな出力データのダウンロードを要求する。また、処理結果出力装置において、第三処理結果受信手段によって、ダウンロード要求手段で要求した出力データまたは新たな出力データを受信し、データ蓄積手段によって、第三処理結果受信手段で受信した出力データまたは新たな出力データを蓄積し、同期出力手段によって、データ蓄積手段で蓄積した複数の出力データまたは新たな出力データを、処理スクリプトの処理箇所の記述に従って統合するように同期させて出力する。

発明の効果

0036

請求項1に記載の発明によれば、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク内において、何らかの処理を行う場合に、プロファイル情報に基づいて、処理スクリプトの処理を発注する処理負荷受注装置を検索し、当該プロファイル情報が所定の条件を満たす場合に、当該条件を満たした処理負荷受注装置の台数に従って処理スクリプトを分割しているので、当該処理を行うのに個々のコンピュータが高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理することができる。

0037

請求項2に記載の発明によれば、複数台のコンピュータの中で処理スクリプトの処理を発注する処理負荷受注装置の台数が設定数に満たない場合に、指定処理スクリプトを所定時間遅らせて送信することで、当該処理を時間分割することになり、当該処理を行うのに個々のコンピュータが高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理することができる。

0038

請求項3に記載の発明によれば、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク内において、何らかの処理を行う場合に、プロファイル情報に基づいて、出力データを発注する処理負荷受注装置を検索し、当該プロファイル情報が所定の条件を満たす場合に発注しているので、当該処理を行うのに個々のコンピュータが高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理することができる。

0039

請求項4に記載の発明によれば、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク内において、何らかの処理を行う場合に、処理負荷受注装置で処理した出力データを受信して処理結果出力装置の要求に従って配信することで、当該処理を行うのに個々のコンピュータが高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理することができる。

0040

請求項5に記載の発明によれば、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク内において、何らかの処理を行う場合に、処理負荷受注装置で処理した出力データについて、蓄積先を処理負荷発注装置に問い合わせた後に、蓄積している処理結果配信装置に要求してダウンロードすることで、当該処理を行うのに個々のコンピュータが高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理することができる。

0041

請求項6に記載の発明によれば、処理スクリプトの分散処理を実行する際に、ネットワーク、例えば、オープンなP2Pシステムにおいて、当該処理スクリプトの発注の際に、オークションによる擬似的な経済原理が導入され、当該ネットワークに接続される各コンピュータの利用者に対し、当該処理スクリプトを処理する対価として電子マネーを支払うことができ、電子マネーのメリットを享受させることができる。

0042

請求項7に記載の発明によれば、処理スクリプトの分散処理を実行する際に、ネットワーク、例えば、オープンなP2Pシステムにおいて、当該処理スクリプトの受注の際に、オークションによる擬似的な経済原理が導入され、当該処理スクリプトを処理する対価として電子マネーを受け取ることができ、電子マネーのメリットを享受させることができる。

0043

請求項8に記載の発明によれば、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク内において、何らかの処理を行う場合に、プロファイル情報に基づいて、処理スクリプトの処理を発注する処理負荷受注装置を検索し、当該プロファイル情報が所定の条件を満たす場合に、当該条件を満たした処理負荷受注装置の台数に従って処理スクリプトを分割しており、また、プロファイル情報に基づいて、出力データを発注する処理負荷受注装置を検索し、当該プロファイル情報が所定の条件を満たす場合に発注しており、さらに、処理負荷受注装置で処理した出力データを受信して処理結果出力装置の要求に従って配信しており、さらにまた、出力データについて、蓄積先を処理負荷発注装置に問い合わせた後に、蓄積している処理結果配信装置に要求してダウンロードしているので、当該処理を行うのに個々のコンピュータが高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理することができる。

発明を実施するための最良の形態

0044

次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
(処理負荷発注受注システム第一実施形態)
図1は処理負荷発注受注システム(第一実施形態)のブロック図である。図1に示すように、処理負荷発注受注システムSは、処理負荷発注装置1と、処理負荷受注装置3と、処理結果配信装置5と、処理結果出力装置7とを備え、P2Pネットワークを介して接続されて構成されている。

0045

この処理負荷発注受注システムSでは、CG映像コンテンツを出力するのに、スクリプト言語(処理スクリプト)からレンダリング、エンコーディングおよび配信までの処理負荷を、処理負荷発注装置1から複数の処理負荷受注装置3に分散処理させて、処理結果を処理結果配信装置5に蓄積させて配信し、当該処理結果を同期、統合させて処理結果出力装置7に出力するものである。なお、この実施形態では、スクリプト言語として、TVML(TV program Making Language)を採用し、このTVMLによるCG映像コンテンツの生成映像生成)を、処理負荷としている。

0046

ここで、このCG映像コンテンツの生成(映像生成)を、分散処理する際に、空間分割によって4分割する例を、図2に示す。この図2に示すように、画像サイズが縦480ピクセル、横640ピクセルであるCG映像コンテンツ(当該コンテンツに含まれている1枚の画像、最終的に出力装置5に出力する出力画像)を、画像サイズが縦240ピクセル、横320ピクセルである画像4枚(右上、右下、左下、左上)に等分割している。なお、画像サイズは任意のピクセルであってもよく、ここでは、等分割しているが、発注する処理負荷受注装置3の処理能力に対応させて、画像サイズを変更してもよい。

0047

また、ここで、処理負荷発注受注システムSにおける分散処理の流れについて図3を参照して説明する。図3に示すように、処理負荷発注受注システムSを、ピアA(処理負荷発注装置1、スクリプト制作ピア)、ピアB〜ピアE(後記する処理負荷受注装置3A、レンダリング用の装置、レンダリングピア)、ピアF〜ピアI(後記する処理負荷受注装置3B、エンコーディング用の装置、エンコーディングピア)、ピアJ〜ピアM(後記する処理結果配信装置5、配信用の装置、配信ピア)、ピアNおよびピアO(処理結果出力装置7、視聴ピア)として表している。

0048

ピアAは、発注するTVMLスクリプトを制作し、当該TVMLスクリプトの処理する箇所を指定したもの(指定処理スクリプト)について、レンダリングを行う発注先のピアを検索し、応答があるか否かを判定し、応答があったそれぞれのピア(ピアB〜ピアE)にTVMLスクリプト(指定処理スクリプト)の発注を行うものである。

0049

ピアB〜ピアEは、TVMLスクリプト(指定処理スクリプト)からレンダリングした結果(出力データ)であるAVI(右上)、AVI(右下)、AVI(左下)、AVI(左上)を出力し、次のエンコーディングを行う発注先のピアを検索し、応答があるか否かを判定し、応答があったピア(ピアF〜ピアI)に各AVIを送信するものである。

0050

ピアF〜ピアIは、これらAVIをエンコーディングした結果であるMPEG(右上)、MPEG(右下)、MPEG(左下)、MPEG(左上)を出力し、蓄積し配信準備をするピアを検索し、応答があるか否かを判定し、応答があったピア(ピアJ〜ピアM)に各MPEGを送信するものである。

0051

ピアJ〜ピアMは、これらMPEG(処理結果)を蓄積し、この処理結果を受け取ったことをピアAに通知(図中の(1))するものである。
ピアNおよびピアOは、ピアAに対し、どの配信ピア(ピアJ〜ピアM)がどの処理結果を蓄積しているのかを問い合わせ、回答得て(図中の(2))、配信ピアにダウンロードを要求(図中の(3))して、処理結果を得て、同期出力するものである。

0052

ここでは、右上の画像部分に相当するTVMLスクリプトを、ピアAからピアBに、ピアBからピアFに、ピアFからピアJにて分散処理し、ピアJからピアNおよびピアOに出力している。また、右下の画像部分に相当するTVMLスクリプトを、ピアAからピアCに、ピアCからピアGに、ピアGからピアKにて分散処理し、ピアKからピアNおよびピアOに出力している。さらに、左下の画像部分に相当するTVMLスクリプトを、ピアAからピアDに、ピアDからピアHに、ピアHからピアLにて分散処理し、ピアLからピアNおよびピアOに出力している。

0053

さらにまた、左上の画像部分に相当するTVMLスクリプトを、ピアAからピアEに、ピアEからピアIに、ピアIからピアMにて分散処理し、ピアMからピアNおよびピアOに出力している。そして、ピアNおよびピアOでは、右上の画像部分、右下の画像部分、左下の画像部分、左上の画像部分を結合して、視聴者に視聴させている。
これより、図1戻り、処理負荷発注装置1、処理負荷受注装置3、処理結果配信装置5および処理結果出力装置7の各構成について説明する。

0054

[処理負荷発注装置の構成]
処理負荷発注装置1は、処理スクリプトの処理箇所を指定して、複数の処理負荷受注装置3に分散処理させるもので、プロファイル情報登録手段(処理負荷発注装置プロファイル情報登録手段)9と、処理負荷受注装置検索手段11と、処理可否判定手段(処理負荷受注装置処理可否判定手段)13と、処理スクリプト指定手段15と、処理スクリプト送信手段17と、処理結果所在受信手段19と、処理結果所在送信手段(第一処理結果所在送信手段)21と、処理スクリプト蓄積手段23とを備えている。

0055

プロファイル情報登録手段9は、当該装置1自体のネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報を、ネットワーク上に登録するものである。このプロファイル情報登録手段9は、当該装置1がネットワークに接続された際に、自動的または半自動的にプロファイル情報を登録する。

0056

処理負荷受注装置検索手段11は、処理スクリプトの処理箇所を指定した指定処理スクリプトの処理を発注する処理負荷受注装置3を、ネットワーク上に登録されているプロファイル情報に基づいて、検索するものである。プロファイル情報は、処理負荷受注装置3のネットワーク上のアドレスおよび処理内容の種類に関する情報である。ここで、プロファイル情報の例を図4に示す。

0057

図4は、図3に示したピアB、ピアF、ピアJのプロファイル情報を示している。このプロファイル情報はTVMLによって記述されており、図4(a)にピアB、図4(b)にピアF、図4(c)にピアJのプロファイル情報を示している。各プロファイル情報では、〈name〉と〈/name〉とのタグの間にピアの名前が記述されており、〈ability〉と〈/ability〉とのタグの間に処理内容の種類が記述されており、〈address〉と〈/address〉とのタグの間にネットワーク上のアドレス(IPアドレス)が記述されている。
図1に戻る。

0058

処理可否判定手段13は、処理負荷受注装置検索手段11で検索した処理負荷受注装置3に対し問い合わせをし、当該処理負荷受注装置3が指定箇所を指定した指定処理スクリプトを受注可能である否かを判定するものである。この処理可否判定手段13による受注可能であるか否かの判定は、問い合わせをした処理負荷受注装置3から送信される応答結果に基づいて行われる。

0059

処理スクリプト指定手段15は、処理可否判定手段13で受注可能であると判定した判定結果に基づいて、処理負荷受注装置検索手段11で検索した処理負荷受注装置3の中で依頼する処理負荷受注装置3を決定すると共に、処理スクリプトの中で処理箇所を、予め設定した設定数に従って指定するものである。以下、処理箇所を指定した処理スクリプトを指定処理スクリプトという。

0060

この処理スクリプト指定手段15では、処理スクリプトからCG画像コンテンツを生成する(レンダリングする)処理負荷受注装置3Aの台数に応じて、処理スクリプトの処理箇所を指定している。つまり、この処理スクリプト指定手段15は、処理スクリプト(処理負荷)を処理負荷受注装置3Aに送信する際に、当該処理スクリプトの空間分割(処理する箇所を分割すること)を行っている。

0061

処理スクリプト送信手段17は、処理スクリプト指定手段15で発注先の処理負荷受注装置3(3A)および処理箇所が指定された指定処理スクリプトと、発注を依頼する旨を記述した発注情報とを要求メッセージとして、処理負荷受注装置3Aに送信するものである。

0062

なお、発注情報には、指定処理スクリプトが処理スクリプトのどの部分に該当するのかということと、当該指定処理スクリプトからCG映像コンテンツを生成(レンダリング)し、エンコーディングした後、配信するといった処理スクリプトの一連処理手順(処理内容の手順)とが記述されている。この場合に、処理スクリプト送信手段17は、プロファイル情報に記述されている、処理負荷受注装置3Aのネットワーク上のアドレスを参照する。この処理スクリプト送信手段17が送信する要求メッセージの例を図5に示す。

0063

図5は処理スクリプト送信手段が送信する要求メッセージの例である。この図5に示すように、要求メッセージ(レンダリング要求メッセージ)には、図3に示したピアA(処理負荷発注装置1)からピアB(処理負荷受注装置3A)への依頼(レンダリング要求)が記述されている。具体的には、〈from address〉と〈/from〉とのタグおよび〈to address〉と〈/to〉とのタグの間に依頼元依頼先の名前、〈distributed_rendering〉と〈/distributed_rendering〉とのタグの間に、処理スクリプト内の指定処理スクリプトの範囲、〈tvml_script〉と〈/tvml_script〉とのタグに指定処理スクリプトの内容(TVMLスクリプト本文)が記述されている。
図1に戻る。

0064

なお、この処理スクリプト送信手段17は、遅延手段17aを備えている。この遅延手段17aは、処理可否判定手段13で受注可能であると判定した処理負荷受注装置3の台数が設定数に満たない場合には、受注可能であると判定した処理負荷受注装置3に対し、当初指定された処理箇所と異なる処理箇所が指定されている指定処理スクリプトを所定時間遅らせて送信するものである。つまり、この遅延手段17aは、処理スクリプト(処理負荷)を処理負荷受注装置3Aに送信する際に、当該処理スクリプトの時間分割(指定処理スクリプトを時間的にずらすこと)を行っている。

0065

なお、この処理スクリプト送信手段17が、指定処理スクリプトを、複数の処理負荷受注装置3Aに送信するタイミングについては、遅延手段17aに従わずに同時に送信してもよいし、例えば、処理スクリプトの処理箇所を等分量に指定しなかった場合に、処理するのに多くの時間を費やすことが予測される指定処理スクリプトを優先的に送信してもよい。これにより、ネットワークにおけるデータの伝送速度(回線速度)が遅い場合であっても、当該ネットワークを圧迫すること(例えば、データ伝送量が一時に増加して通信不能な状態が生じたりすること)が軽減される。

0066

処理結果所在受信手段19は、処理結果配信装置5から送信された処理結果(出力データ)が蓄積されている当該処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレス(処理結果の所在)を受信するものである。なお、この処理結果所在受信手段17で受信された処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレスは、処理スクリプト蓄積手段21に蓄積される。

0067

処理結果所在送信手段21は、処理結果出力装置7から要求された、処理結果(出力データ)が蓄積されている処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレスを、当該処理結果出力装置7に送信するものである。

0068

処理スクリプト蓄積手段23は、TVMLで記述された処理スクリプト(TVMLスクリプト)、処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレスを蓄積しているもので、一般的なハードディスク等によって構成されている。

0069

この処理負荷発注装置1によれば、P2Pネットワークのように、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク内において、処理スクリプトのような何らかの処理を行う場合に、処理負荷受注装置3が当該ネットワーク上に予め登録しておいたプロファイル情報に基づいて、当該処理スクリプトを発注する処理負荷受注装置3を検索し、当該プロファイル情報が所定の条件を満たす場合に、当該条件を満たした処理負荷受注装置3の台数に従って処理スクリプトを指定しているので、当該処理を行うのに個々のコンピュータが高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理することができる。

0070

なお、この処理負荷発注装置1が処理スクリプトを処理するすべての処理負荷受注装置3を指定してもよいし、この実施の形態のように、処理負荷受注装置3が個別に次の処理を行う別の処理負荷受注装置3をその都度(出力データが送信可能な状態になった場合)に検索してもよい。

0071

[処理負荷受注装置の構成]
処理負荷受注装置3は、処理負荷発注装置1から送信された処理スクリプト(指定処理スクリプト)を受信して、処理するもので、当該処理スクリプトを処理する処理内容に対応した性能を有している複数台のコンピュータによって構成されている。この実施形態では、処理負荷受注装置3は、レンダリング用の装置である複数台の処理負荷受注装置3A、エンコーディング用の装置である複数台の処理負荷受注装置3Bとから構成されている。

0072

なお、ここでは、処理負荷受注装置3Aおよび処理負荷受注装置3Bの2段階の処理としているが、処理負荷によっては、2段に限定されず、処理負荷の量によっては段数も少なくしても多くしてもよい。さらに、処理負荷受注装置3Aの台数はn台(3A1〜3An)、処理負荷受注装置3Bの台数はm台(3B1〜3Bm)備えられており、これらn、mは任意の整数である。

0073

また、これら処理負荷受注装置3Aおよび処理負荷受注装置3Bは、処理する内容が異なるだけであり、実際のハード構成の詳細は異なるものの実質的には同じものとして取り扱って差し支えない。それゆえ、処理負荷受注装置3Aの構成を説明し、処理負荷受注装置3Bの構成の説明は省略する。

0074

処理負荷受注装置3Aは、プロファイル情報登録手段(処理負荷受注装置プロファイル情報登録手段)25と、処理結果受信手段(第一処理結果受信手段)27と、追加処理実行手段29と、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段31と、処理可否判定手段(処理負荷受注装置・処理結果配信装置処理可否判定手段)33と、追加処理結果送信手段35と、データ蓄積手段37とを備えている。

0075

プロファイル情報登録手段25は、当該装置3A自体のネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報を、ネットワーク上に登録するものである。このプロファイル情報登録手段25は、当該装置3Aがネットワークに接続された際に、自動的または半自動的にプロファイル情報を登録する。

0076

処理結果受信手段27は、処理負荷発注装置1から送信された指定処理スクリプト(または他の処理負荷受注装置3から送信された出力データ)を受信するものである。
追加処理実行手段29は、処理結果受信手段27で受信した指定処理スクリプト(または他の処理負荷受注装置3から送信された出力データ)に追加処理を実行するものである。ここでは、指定処理スクリプトをレンダリングする処理を実行する。また、処理負荷受注装置3Bでは、エンコーディング(例えば、MPEG圧縮)する処理を実行する。

0077

処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段31は、出力データを送信する他の処理負荷受注装置3または出力データを蓄積する処理結果配信装置5を、発注情報およびネットワーク上に登録されているプロファイル情報に基づいて検索するものである。つまり、ここでは、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段31は、レンダリングした結果(出力データ)をエンコーディングする装置(エンコーディング用の処理負荷受注装置3B)を検索する。

0078

処理可否判定手段33は、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段31で検索した処理負荷受注装置3または処理結果配信装置5に対し問い合わせをし、当該処理負荷受注装置3が出力データを受注可能である否かまたは当該処理結果配信装置5が出力データを受信可能であるか否かを判定するものである。この処理可否判定手段33による受注可能であるか否かの判定または受信可能であるか否かの判定は、問い合わせをした処理負荷受注装置3から送信される応答結果または問い合わせをした処理結果配信装置5から送信される応答結果に基づいて行われる。

0079

追加処理結果送信手段35は、追加処理結果実行手段29で追加処理を実行した結果(出力データまたは新たな出力データ)を、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段31で検索した他の処理負荷受注装置3または処理結果配信装置5に送信するものである。

0080

データ蓄積手段37は、プロファイル情報、受信した出力データおよび追加処理した新たな出力データを蓄積するもので、一般的なハードディスク等によって構成されている。

0081

この処理負荷受注装置3Aによれば、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク内において、何らかの処理、つまり、処理スクリプトからCG映像コンテンツの制作を行う場合に、プロファイル情報に基づいて、出力データ(新たな出力データ)を発注する他の処理負荷受注装置3または処理結果配信装置5を検索し、当該プロファイル情報が所定の条件を満たす場合に発注または送信しているので、当該処理を行うのに個々のコンピュータが高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理することができる。

0082

[処理結果配信装置の構成]
処理結果配信装置5は、プロファイル情報登録手段(処理結果配信装置プロファイル情報登録手段)39と、処理結果受信手段(第二処理結果受信手段)41と、処理結果所在送信手段(第二処理結果所在送信手段)43と、ダウンロード要求受信手段45と、処理結果送信手段47と、データ蓄積手段49とを備えている。

0083

プロファイル情報登録手段39は、当該装置5自体のネットワーク上のアドレス、処理内容の種類に関するプロファイル情報を、ネットワーク上に登録するものである。このプロファイル情報登録手段39は、当該装置5がネットワークに接続された際に、自動的または半自動的にプロファイル情報を登録する。

0084

処理結果受信手段41は、処理負荷受注装置3から送信された出力データを受信するものである。
処理結果所在送信手段43は、出力データと共に送信された発注情報または予めネットワーク上に登録されている処理負荷発注装置1のプロファイル情報に記述されている当該処理負荷発注装置1のネットワーク上のアドレス宛に、当該装置5自体のネットワーク上のアドレスを送信するものである。

0085

ダウンロード要求受信手段45は、処理結果出力装置7から送信された、出力データのダウンロードの要求を受信するものである。
処理結果送信手段47は、ダウンロード要求受信手段45でダウンロードの要求を受信した処理結果出力装置7に、該当する出力データを送信(配信)するものである。
データ蓄積手段49は、プロファイル情報、受信した出力データを蓄積するもので、一般的なハードディスク等によって構成されている。

0086

この処理結果配信装置5によれば、複数台のコンピュータが存在しているネットワーク内において、何らかの処理を行う場合に、処理負荷受注装置3で処理した出力データを受信して処理結果出力装置7の要求に従って配信することで、当該処理を行うのに個々のコンピュータが高度な処理能力を必要とすることなく且つ回線速度を圧迫することなく効率よく分散処理することができる。

0087

[処理結果出力装置の構成]
処理結果出力装置5は、処理負荷発注装置1に対し、出力データを蓄積している処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレス(処理結果の所在)の問い合わせをし、処理結果配信装置5に対し、最終的な出力データであるCG映像コンテンツのダウンロードを要求して、当該CG映像コンテンツを同期(統合)させて表示出力するもので、処理結果所在要求手段51と、ダウンロード要求手段53と、処理結果受信手段(第三処理結果受信手段)55と、同期出力手段57と、データ蓄積手段59とを備えている。

0088

処理結果所在要求手段51は、予めネットワーク上に登録されている処理負荷発注装置1のプロファイル情報に基づいて当該処理負荷発注装置1に対し要求をし、出力データを蓄積している処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレスを取得するものである。

0089

ダウンロード要求手段53は、処理結果所在要求手段51で取得した処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレスに向けて、出力データ(新たな出力データ、処理結果)のダウンロードを要求するものである。

0090

処理結果受信手段55は、ダウンロード要求手段53で要求した結果、処理結果配信装置5から、出力データ(新たな出力データ、処理結果)を受信するものである。ここでは、出力データがストリーミングされ、同期出力手段57によってリアルタイム再生されるか、データ蓄積手段59に蓄積される。

0091

同期出力手段57は、処理結果受信手段55で受信した出力データ(新たな出力データ、処理結果)が統合するように同期させて再生させ、図示を省略した表示画面に表示出力するものである。この同期出力手段57は、処理負荷発注装置1の処理スクリプト指定手段15で処理スクリプトの処理箇所が指定された指定処理スクリプトによって生成されたCG映像コンテンツの各部分(ここでは4分割の部分)を同期(統合)させて再生する。

0092

データ蓄積手段59は、処理結果受信手段55で受信した出力データ(新たな出力データ、処理結果)を蓄積するもので、一般的なハードディスク等によって構成されている。

0093

この処理結果出力装置7によれば、ネットワーク上で複数台のコンピュータによって分散処理されたCG映像コンテンツを同期させて再生することができる。

0094

(処理負荷発注受注システム[第一実施形態]の動作
次に、処理負荷発注受注システムSの動作について、図6および図7に示すシーケンスチャートを参照して説明する(適宜、図1参照)。
まず、処理負荷発注装置1(スクリプト制作ピア)は、プロファイル情報登録手段9によって、予め自体のプロファイル情報をネットワーク上に登録しておく(ステップSa1)。続いて、処理負荷発注装置1は、処理負荷受注装置検索手段11によって、予めネットワーク上に登録されているプロファイル情報に基づいて、レンダリングピア(処理負荷受注装置3A)を検索し、処理可否判定手段13によって、当該レンダリングピアに発注可能か否かを判定する(ステップSa2)。

0095

続いて、処理負荷発注装置1は、処理負荷受注装置検索手段11で検索した検索結果および処理可否判定手段13で判定した判定結果により、処理スクリプトを処理スクリプト指定手段15によって指定して、処理スクリプト送信手段17によって、指定処理スクリプトを送信(TVMLスクリプト送信)する(ステップSa3)。

0096

その後、処理負荷発注装置1は、処理結果所在受信手段19によって、処理結果配信装置5から処理結果の所在(当該処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレス)を受信する(ステップSa4、(C)参照)。さらに、処理負荷発注装置1は、処理結果所在送信手段21によって、処理結果出力装置7からの要求(処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレスの問い合わせ)に対し、処理結果の所在(当該処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレス)を送信する(ステップSa5、(D)参照)。そして、処理負荷発注装置1は、すべての動作が終了したか否かを判定し(ステップSa6)、終了したと判定しなかった場合(ステップSa6でNO)、ステップSa1に戻り、終了したと判定した場合(ステップSa6でYES)、動作を終了する。

0097

また、処理負荷受注装置3A(レンダリングピア)は、プロファイル情報登録手段25によって、予めネットワーク上にプロファイル情報を登録しており(ステップSb1)、処理負荷発注装置1が検索した場合に、応答する(ステップSb2)。そうすると、処理負荷受注装置3Aは、処理結果受信手段27によって、指定処理スクリプトを受信(TVMLスクリプト受信)する(ステップSb3)。

0098

そして、処理負荷受注装置3Aは、追加処理実行手段29によって、レンダリングを開始する(ステップSb4)。そして、処理負荷受注装置3Aは、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段31によって、予めネットワーク上に登録されているプロファイル情報に基づいて、エンコーディングピア(処理負荷受注装置3B)を検索し、処理可否判定手段33によって、当該エンコーディングピアに発注可能か否かを判定する(ステップSb5、(A)参照)。続いて、処理負荷受注装置3Aは、追加処理結果送信手段35によって、出力データであるレンダリング結果を送信する(ステップSb6、(B)参照)。

0099

そして、処理負荷受注装置3Aは、追加処理実行手段29によるレンダリングが終了したか否かを判定し(ステップSb7)、終了したと判定しなかった場合(ステップSb7でNO)、繰り返し実行し、終了したと判定した場合(ステップSb7でYES)、当該装置3Aの動作を終了するか否かを判定し(ステップSb8)、終了したと判定しなかった場合(ステップSb8でNO)、ステップSb1に戻り、終了したと判定した場合(ステップSb8でYES)、動作を終了する。

0100

また、処理負荷受注装置3B(エンコーディングピア)は、プロファイル情報登録手段25によって、予めネットワーク上にプロファイル情報を登録しており(ステップSc1)、処理負荷受注装置3Aが検索した場合に、応答する(ステップSc2)。そうすると、処理負荷受注装置3Bは、処理結果受信手段27によって、出力データを受信(レンダリング結果受信)する(ステップSc3)。

0101

そして、処理負荷受注装置3Bは、追加処理実行手段29によって、エンコーディングを開始する(ステップSc4)。そして、処理負荷受注装置3Bは、処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段31によって、予めネットワーク上に登録されているプロファイル情報に基づいて、配信ピア(処理結果配信装置5)を検索し、処理可否判定手段33によって、当該配信ピアに送信可能か否かを判定する(ステップSc5)。続いて、処理負荷受注装置3Bは、追加処理結果送信手段35によって、新たな出力データであるエンコーディング結果を送信する(ステップSc6)。

0102

そして、処理負荷受注装置3Bは、追加処理実行手段29によるエンコーディングが終了したか否かを判定し(ステップSc7)、終了したと判定しなかった場合(ステップSc7でNO)、繰り返し実行し、終了したと判定した場合(ステップSc7でYES)、当該装置3Bの動作を終了するか否かを判定し(ステップSc8)、終了すると判定しなかった場合(ステップSc8でNO)、ステップSc1に戻り、終了すると判定した場合(ステップSc8でYES)、動作を終了する。

0103

そして、処理結果配信装置5(配信ピア)は、プロファイル情報登録手段15によって、予めネットワーク上にプロファイル情報を登録しており(ステップSd1)、処理負荷受注装置3Bが検索した場合に、応答する(ステップSd2)。そうすると、処理結果配信装置5は、処理結果受信手段41によって、新たな出力データを受信(エンコーディング結果受信)する(ステップSd3)。

0104

そして、処理結果配信装置5は、処理結果所在送信手段45によって、処理負荷発注装置1のネットワーク上のアドレスに向け、自体のネットワーク上のアドレスを処理結果の所在として送信する(ステップSd4)。その後、処理結果配信装置5は、ダウンロード要求受信手段45によって、処理結果出力装置7からのダウンロードの要求を受信(要求受信)し(ステップSd5)、処理結果送信手段47によって、新たな出力データの送信(番組配信)を実行する(ステップSd6)。そして、処理結果配信装置5は、処理結果送信手段47による番組配信が終了したか否かを判定し(ステップSd7)、終了したと判定しなかった場合(ステップSd7でNO)、繰り返し実行し、終了したと判定した場合(ステップSd7でYES)、当該装置5の動作を終了するか否かを判定し(ステップSd8)、終了すると判定しなかった場合(ステップSd8でNO)、ステップSd1に戻り、終了すると判定した場合(ステップSd8でYES)、動作を終了する。

0105

さらにまた、処理結果出力装置7は、処理結果所在要求手段51によって、処理負荷発注装置1のネットワーク上のアドレスに向け、処理結果配信装置5のネットワーク上のアドレス(処理結果の所在)を要求し、取得する(ステップSe1)。そして、処理結果出力装置7は、ダウンロード要求手段53によって、処理結果配信装置5に対し、新たな出力データのダウンロードを要求(ダウンロード要求)する(ステップSe2)。続いて、処理結果出力装置7は、処理結果受信手段55によって、新たな出力データを受信(番組受信)する(ステップSe3)。

0106

そして、処理結果出力装置7は、同期出力手段57によって、受信した新たな出力データを同期させて再生(番組再生)する(ステップSe4)。そして、処理結果出力装置7は、同期出力手段57による番組再生が終了したか否かを判定し(ステップSe5)、終了したと判定しなかった場合(ステップSe5でNO)、ステップSe1に戻り繰り返し実行し、終了したと判定した場合(ステップSe5でYES)、当該装置7の動作を終了する。

0107

(処理負荷発注受注システム第二実施形態)
図8は処理負荷発注受注システム(第二実施形態)のブロック図である。この図8に示すように、処理負荷発注受注システムSAは、P2Pネットワーク(ネットワーク)を介して、処理負荷発注装置1Aと、複数の処理負荷受注装置3Dとが接続されて構成されている。

0108

この処理負荷発注受注システムSAでは、処理負荷発注装置1Aから、3Dのコンピュータグラフィックス(CG映像コンテンツ)を描く処理(処理スクリプト)を処理負荷とし、この処理負荷の依頼を要求仕様クエリーとして、複数の処理負荷受注装置3Dに送信している。そして、処理負荷発注受注システムSAでは、処理負荷発注装置1Aによって、複数の処理負荷受注装置3Dの中から、処理負荷を発注する少なくとも1台が決定され、処理負荷受注装置3Dが当該処理負荷を受注して処理する。

0109

また、この処理負荷発注受注システムSAにおいて、ネットワークはP2Pネットワークが採用されている。このP2Pネットワークは、研究所や大学等の特定の利用者に使用が限定されているものではなく、一般の利用者も使用可能なオープンなP2Pネットワークが採用されている。このようなオープンなP2Pネットワークは、分散コンピューティンググリッドコンピューティングの分野や、インターネット等で採用されている。

0110

ここで、図9を参照して、処理負荷発注受注システムSAの処理の流れについて説明する。ここでは、ピアAが処理負荷発注装置1Aに該当し、ピアB、ピアCおよびピアDが処理負荷受注装置3Dに該当している。

0111

まず、図9(a)に示したように、予め、ピアB、ピアCおよびピアDがP2Pネットワークにプロファイル情報を登録しておく(プロファイル登録)。続いて、図9(b)に示したように、ピアAが要求仕様クエリーをP2Pネットワークに送信すると、ピアB、ピアCおよびピアDがオークションに参加し、その結果、ピアBとの間で契約成立する。

0112

そうすると、図9(c)に示したように、ピアAからピアBに処理負荷の送信、すなわち、発注(処理スクリプト送信)が行われる。その後、図9(d)に示したように、ピアBからピアAに処理結果の送信、すなわち、納品出力映像送信)が行われ、ピアAからピアBに電子マネーの支払いが行われる。このように、処理負荷発注受注システムSAでは、第一実施形態とは異なり、処理負荷を送信する処理負荷受注装置3Dをオークションによって選び出し、処理を行った対価として電子マネーを支払うように構成されている。
図8に戻る。

0113

[処理負荷発注装置の構成]
処理負荷発注装置1Aは、処理負荷(処理スクリプト)の発注を行うもので、要求仕様送信手段61と、入札情報・プロファイル情報受信手段63と、オークション手段65と、発注情報・処理スクリプト送信手段67と、処理結果受信手段69と、電子マネー支払手段71と、処理スクリプト蓄積手段73とを備えている。

0114

要求仕様送信手段61は、ネットワーク上に予め登録されているプロファイル情報に基づいて、処理スクリプトの処理内容と、この処理内容を処理した場合の対価(電子マネーによる支払い額)とを記述した要求仕様クエリーを、送信するものである。

0115

プロファイル情報は、第一実施形態とは若干異なり、処理負荷受注装置3Dのネットワーク上のアドレス、処理内容の種類、処理性能および処理する際の単位時間あたりのコストに関するものである。以下、この第二実施形態のプロファイル情報を第一実施形態のプロファイル情報と区別するために、受注希望プロファイル情報と記載することにする。ここで、この受注希望プロファイル情報の例を図10に示す。

0116

図10に示すように、受注希望プロファイル情報は、図9に示したピアB、ピアCおよびピアDの受注希望プロファイル情報を示している。この受注希望プロファイル情報はTVMLによって記述されており、図10(a)にピアB、図10(b)にピアC、図10(c)にピアDの受注希望プロファイル情報を示している。

0117

各受注希望プロファイル情報には、〈name〉と〈/name〉とのタグの間にピアの名前が記述されており、〈address〉と〈/address〉とのタグの間にネットワーク上のアドレス(IPアドレス)が記述されており、〈ability〉と〈/ability〉とのタグの間に処理内容の種類が記述されている。

0118

さらに、各受注希望プロファイル情報には、〈performance=“3DMark”〉と〈/performance〉とのタグの間に処理性能が記述されており、〈order_price〉と〈/order_price〉とのタグの間に処理する際の単位時間あたりのコスト(受注コスト)が記述されている。ちなみに、〈performance=“3DMark”〉のタグに記述されている“3DMark”は、3DMarkという3DCG処理ベンチマークテストの種類を指し、タグの間の数値は、当該ベンチマークテストでのスコアであり、この数値が高いほど処理性能が高いことを示している。

0119

また、〈order_price〉と〈/order_price〉とのタグの間の数値の単位は、points/min、すなわち、受注した処理スクリプト(ここでは、TVMLレンダリング)の単位時間1分あたりの電子マネーの価格(points)である。

0120

また、要求仕様クエリーは、処理スクリプトの処理内容および対価を記述したものである。ここで、この要求仕様クエリーの例を図11に示す。図11に示すように、要求仕様クエリーには、〈name〉と〈/name〉とのタグの間にピアの名前が記述されており、〈address〉と〈/address〉とのタグの間にネットワーク上のアドレス(IPアドレス)が記述されており、〈task〉と〈/task〉とのタグの間に処理スクリプトの処理内容と要求する仕様とが記述されている。

0121

ここでは、処理スクリプトの処理内容として、〈ability〉と〈/ability〉とのタグの間にTVML Renderingが記述されている。また、要求する仕様として、〈performance=“3DMark”〉と〈/performance〉とのタグの間に300と、〈order_price〉と〈/order_price〉とのタグの間に20とが記述されている。つまり、要求する仕様は、3DMarkのスコアが300以上で、受注コストが最大20points/minであることを表している。
図8に戻る。

0122

入札情報・プロファイル情報受信手段63は、処理負荷受注装置3Dが送信した入札情報および受注希望プロファイル情報を受信するものである。なお、入札情報は、要求仕様クエリーに対し、受注を希望する旨を記述したものである。

0123

オークション手段65は、入札情報・プロファイル情報受信手段63で受信された1または複数の入札情報および受注希望プロファイル情報の比較により、処理スクリプトを発注する処理負荷受注装置3Dを決定するものである。なお、入札情報・プロファイル情報受信手段63で受信された入札情報および受注希望プロファイル情報が1つだけの場合、比較することができないので、オークション手段65は、要求仕様クエリーに記述した要求する仕様を満たすか否かを判定して、処理スクリプトを発注するか否かを決定する。

0124

発注情報・処理スクリプト送信手段67は、オークション手段65で処理スクリプトの発注が決定した処理負荷受注装置3Dに対し、発注を依頼する旨を記述した発注情報および当該処理スクリプトを送信するものである。

0125

処理結果受信手段69は、発注情報・処理スクリプト送信手段67で送信した処理スクリプトが処理負荷受注装置3Dで処理された処理結果を受信するものである。
電子マネー支払手段71は、処理結果受信手段69で処理結果を受信した際に、当該処理結果を送信した処理負荷受注装置3Dに電子マネーを支払うものである。
すなわち、処理結果受信手段69によって、処理負荷受注装置3Dで制作されたCG映像コンテンツが処理負荷発注装置1Aに“納品される”ことになり、電子マネー支払手段71によって、“対価が支払われる”ことになる。

0126

処理スクリプト蓄積手段73は、発注する処理スクリプトを蓄積しておくもので、一般的なハードディスク等によって構成されている。なお、この処理スクリプト蓄積手段73に処理結果であるCG映像コンテンツを蓄積しておくことも可能である。

0127

この処理負荷発注装置1Aによれば、処理スクリプトの分散処理を実行する際に、オープンなP2Pシステムにおいて、当該処理スクリプトの発注の際に、オークション手段65によって、オークションによる擬似的な経済原理が導入され、当該ネットワークに接続される各処理負荷受注装置3Dの利用者に対し、当該処理スクリプトを処理する対価として、電子マネー支払手段71によって、電子マネーを支払うことができ、電子マネーのメリットを享受させることができる。

0128

[処理負荷受注装置の構成]
処理負荷受注装置3Dは、処理負荷(処理スクリプト)を受注して処理を行うもので、プロファイル情報登録手段75と、要求仕様受信手段77と、入札情報・プロファイル情報送信手段79と、発注情報・処理スクリプト受信手段81と、スクリプト処理手段83と、処理結果送信手段85と、電子マネー受領手段87と、データ蓄積手段89とを備えている。

0129

プロファイル情報登録手段75は、予めP2Pネットワーク上に受注希望プロファイル情報を登録するものである。
要求仕様受信手段77は、処理負荷発注装置1Aから送信された要求仕様クエリーを受信するものである。

0130

入札情報・プロファイル情報送信手段79は、要求仕様受信手段77で受信した要求仕様クエリーに対し、当該要求仕様クエリーを送信した処理負荷発注装置1Aに、入札情報および受注希望プロファイル情報を送信するものである。

0131

発注情報・処理スクリプト受信手段81は、処理負荷発注装置1Aから送信された発注情報および処理スクリプトを受信するものである。
スクリプト処理手段83は、発注情報・処理スクリプト受信手段81で受信された処理スクリプトを処理するものである。この実施形態では、スクリプト処理手段83は、処理スクリプトをレンダリングして、CG映像コンテンツを制作する。

0132

処理結果送信手段85は、スクリプト処理手段83で処理した処理結果(CG映像コンテンツ)を要求仕様クエリーに記述されていた処理負荷発注装置1Aのネットワーク上のアドレスに送信(返信)するものである。

0133

電子マネー受領手段87は、処理負荷発注装置1Aから支払われた(送信された)電子マネーを受領するものである。

0134

データ蓄積手段89は、受注希望プロファイル情報やスクリプト処理手段83で処理を行う際に必要なデータを蓄積しておくもので、一般的なハードディスク等によって構成されている。

0135

この処理負荷受注装置3Dによれば、処理スクリプトの分散処理を実行する際に、オープンなP2Pシステムにおいて、当該処理スクリプトの受注の際に、入札情報・プロファイル情報送信手段79によって、オークションによる擬似的な経済原理が導入され、当該処理スクリプトを処理する対価として、電子マネー受領手段87によって、電子マネーを受け取ることができ、電子マネーのメリットを享受させることができる。

0136

(処理負荷発注受注システムの動作)
次に、処理負荷発注受注システムSAの動作について、図12に示すシーケンスチャートを参照して説明する(適宜、図8参照)。
予め、処理負荷受注装置3Dは、プロファイル情報登録手段75によって、受注希望プロファイル情報をネットワーク上に登録しておく(ステップSg1)。

0137

そうすると、処理負荷発注装置1Aは、要求仕様送信手段61によって、要求仕様クエリーを複数の処理負荷受注装置3Dに送信(要求仕様クエリー問い合わせ)する(ステップSf1)。処理負荷受注装置3Dは、この要求仕様クエリーを、要求仕様受信手段77によって、受信(要求仕様クエリー受信)する(ステップSg2)。

0138

続いて、処理負荷受注装置3Dは、入札情報・プロファイル情報送信手段79によって、入札情報および受注希望プロファイル情報を送信(入札情報+プロファイル送信)する(ステップSg3)。そうすると、処理負荷発注装置1Aは、入札情報・プロファイル情報受信手段63によって、入札情報および受注希望プロファイル情報を受信(入札情報+プロファイル受信)する(ステップSf2)。

0139

そして、処理負荷発注装置1Aは、オークション処理手段65によって、受注希望プロファイル情報の比較(オークション処理)し(ステップSf3)、比較した結果に基づいて、発注情報・処理スクリプト送信手段67によって、発注情報および処理スクリプトを送信(発注情報+処理スクリプト送信)する(ステップSf4)。そうすると、処理負荷受注装置3Dは、発注情報・処理スクリプト受信手段81によって、発注情報および処理スクリプトを受信(発注情報+処理スクリプト受信)する(ステップSg4)。

0140

そして、処理負荷受注装置3Dは、スクリプト処理手段83によって、処理スクリプトからCG映像コンテンツの制作(スクリプト処理、映像化)を行って(ステップSg5)、処理結果送信手段85によって、処理結果(制作した映像、CG映像コンテンツ)の送信を行う(ステップSg6)。そして、処理負荷発注装置1Aは、処理結果受信手段69によって、処理結果を受信し(ステップSf5)、電子マネー支払手段71によって、電子マネーの支払を行う(ステップSf6)。

0141

そうすると、処理負荷受注装置3Dは、電子マネー受領手段87によって、電子マネーを受信し(ステップSg7)、動作を終了するか否かを判定し(ステップSg8)、終了すると判定しなかった場合(ステップSg8でNO)には、ステップSg1に戻り、終了すると判定した場合(ステップSg8でYES)には終了する。

0142

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、処理負荷発注受注システムS、SAとして説明したが、これらに含まれる処理負荷発注装置1、1A、処理負荷受注装置3A、3B、3D、処理結果配信装置5および処理結果出力装置7の各構成が行っている処理を実現可能に一般的または特殊なコンピュータ言語で記述した処理負荷発注プログラム、処理負荷受注プログラム処理結果配信プログラムおよび処理結果出力プログラムとすることもできる。この場合、処理負荷発注装置1、1A、処理負荷受注装置3A、3B、3D、処理結果配信装置5および処理結果出力装置7と同様の効果を奏する。

0143

また、処理負荷発注受注システムS、SAの各構成を混合した構成、例えば、処理負荷発注受注システムSに電子マネーの仕組みを組みこんでもよい。この場合、処理負荷発注受注システムSで取り扱っているプロファイル情報が受注希望プロファイル情報に置き換える必要がある。

図面の簡単な説明

0144

本発明の実施形態に係る処理負荷発注受注システム(第一実施形態)のブロック図である。
このCG映像コンテンツの生成を、分散処理する際に、空間分割(処理箇所の指定)によって4分割する例を示した図である。
処理負荷発注受注システム(第一実施形態)における分散処理の流れについて示した図である。
プロファイル情報の例を示した図である。
処理スクリプト送信手段が送信する要求メッセージの例を示した図である。
図1に示した処理負荷発注受注システム(第一実施形態)の動作を示したシーケンスチャートである(前段)。
図1に示した処理負荷発注受注システム(第一実施形態)の動作を示したシーケンスチャートである(後段)。
本発明の実施形態に係る処理負荷発注受注システム(第二実施形態)のブロック図である。
処理負荷発注受注システム(第二実施形態)における処理の流れについて示した図である。
受注希望プロファイル情報の例を示した図である。
要求仕様クエリーの例を示した図である。
図8に示した処理負荷発注受注システム(第二実施形態)の動作を示したシーケンスチャートである。

符号の説明

0145

1、1A処理負荷発注装置
3、3A、3B、3D処理負荷受注装置
5処理結果配信装置
7処理結果出力装置
9、25、39、75プロファイル情報登録手段
11 処理負荷受注装置検索手段
13、33 処理可否判定手段
15処理スクリプト指定手段
17 処理スクリプト送信手段
19 処理結果所在受信手段
21、43 処理結果所在送信手段
23 処理スクリプト蓄積手段
27、41、55、69 処理結果受信手段
29追加処理実行手段
31 処理負荷受注装置・処理結果配信装置検索手段
35 追加処理結果送信手段
37、49、59、89データ蓄積手段
47、85 処理結果送信手段
61要求仕様送信手段
63入札情報・プロファイル情報受信手段
65オークション処理手段
67発注情報・処理スクリプト送信手段
71電子マネー支払手段
77 要求仕様受信手段
79 入札情報・プロファイル情報送信手段
81 発注情報・処理スクリプト受信手段
83スクリプト処理手段
87 電子マネー受領手段

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