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技術 風呂システム

出願人 株式会社ノーリツ
発明者 吉高豊木村孝次安福洋伸多田浩之鳴瀬吉成山内廣一郎清水史朗
出願日 2006年7月31日 (13年10ヶ月経過) 出願番号 2006-207582
公開日 2008年2月14日 (12年4ヶ月経過) 公開番号 2008-032332
状態 特許登録済
技術分野 風呂の制御
主要キーワード 水位基準 運転禁止状態 動作禁止信号 加熱用配管 出湯流量調整弁 バイパス流量調整弁 運転待機状態 水位検出用
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

水位センサへの電力供給を停止することができる風呂システムを提供する。

解決手段

給湯装置1に接続されるオプション機器が、給湯装置1の風呂機能競合する動作を実行する際に風呂使用禁止信号を出力し、給湯装置1はこの風呂使用禁止信号を受信すると風呂機能の使用を禁止するように構成された風呂システムにおいて、コントローラ100は、風呂使用禁止信号を受信すると水位センサ37への給電を停止する一方、風呂使用禁止信号が解除され、かつ、浴槽への湯張りが開始されると、水位センサ37への給電停止を解除する。

概要

背景

風呂機能付きの給湯装置(以下、単に「給湯装置」と称する)においては、浴槽内の湯水の排水時に、浴槽への注湯配管清浄温水または水を落とし込んで、給湯装置から浴槽までの配管(以下、「風呂配管」と称する)内を洗浄する風呂配管洗浄機能を備えたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。

特開2001−4207号公報
特開2000−213809号公報

概要

水位センサへの電力供給を停止することができる風呂システムを提供する。給湯装置1に接続されるオプション機器が、給湯装置1の風呂機能と競合する動作を実行する際に風呂使用禁止信号を出力し、給湯装置1はこの風呂使用禁止信号を受信すると風呂機能の使用を禁止するように構成された風呂システムにおいて、コントローラ100は、風呂使用禁止信号を受信すると水位センサ37への給電を停止する一方、風呂使用禁止信号が解除され、かつ、浴槽への湯張りが開始されると、水位センサ37への給電停止を解除する。

目的

しかしながら、このように風呂配管洗浄機能を備えた給湯装置においては以下のような問題があり、その改善が望まれていた。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

浴槽水位監視する水位センサを備えた風呂機能付き給湯装置と、この給湯装置に接続されるオプション機器とからなり、前記オプション機器は前記給湯装置の風呂機能と競合する動作を実行する際に前記給湯装置に対して風呂使用禁止信号を出力し、前記給湯装置の制御手段は前記風呂使用禁止信号を受信すると風呂機能の使用を禁止する処理を実行する風呂システムにおいて、前記制御手段は、前記風呂使用禁止信号を受信すると、前記水位センサへの給電を停止する一方、前記風呂使用禁止信号が解除され、かつ、この状態で浴槽への湯張りが開始されることを条件として、前記水位センサへの給電停止を解除する制御構成を備えたことを特徴とする風呂システム。

請求項2

前記制御手段は、前記給湯装置に設けられた風呂循環ポンプが動作中は前記水位センサへの給電を停止する制御構成を備えたことを特徴とする請求項1に記載の風呂システム。

請求項3

前記制御手段は、前記注湯配管への湯水の落とし込みを行なう浴槽注湯弁が開弁している期間中は前記水位センサへの給電を停止する制御構成を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の風呂システム。

請求項4

前記水位センサは、前記制御手段と前記水位センサとの間に介在するインターフェース回路から電力供給を受けるように構成されるとともに、該インターフェース回路に電力を供給する電源線通電遮断/通電を切り替える電力供給切替手段が設けられ、前記制御手段は、前記電力供給切替手段を制御することによって前記水位センサおよび前記インターフェース回路への給電停止または給電停止の解除を行なうように構成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の風呂システム。

請求項5

前記オプション機器が、前記浴槽内の湯水を洗濯機に落とし込む構成を備えた洗濯注湯装置であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の風呂システム。

請求項6

前記オプション機器が、前記浴槽の洗浄を自動化する構成を備えた浴槽洗浄装置であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の風呂システム。

技術分野

0001

この発明は風呂システムに関し、より詳細には、浴槽水位検出用水位センサを備えた給湯装置と、該給湯装置と接続されるオプション機器とからなる風呂システムにおける水位センサへの給電制御技術に関する。

背景技術

0002

風呂機能付きの給湯装置(以下、単に「給湯装置」と称する)においては、浴槽内の湯水の排水時に、浴槽への注湯配管清浄温水または水を落とし込んで、給湯装置から浴槽までの配管(以下、「風呂配管」と称する)内を洗浄する風呂配管洗浄機能を備えたものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。

0003

特開2001−4207号公報
特開2000−213809号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、このように風呂配管洗浄機能を備えた給湯装置においては以下のような問題があり、その改善が望まれていた。

0005

すなわち、風呂配管洗浄機能を備える給湯装置においては、同機能を制御する制御部が浴槽内の湯水の排水を検出する構成を備えていることが必要であるところ、このような湯水の排出の検出は、通常、浴槽の水位を検出するために設けられた水位センサから得られる情報に基づいている。

0006

そのため、この種の給湯装置においては、給湯装置が待機状態にあるとき(具体的には、給湯装置のリモコンONモード運転SWがONされた状態)で、かつ給湯装置が燃焼運転を行なっていない状態)であっても、水位センサへの電力供給を停止することができなかった。

0007

特に、昨今、給湯装置の分野においても省エネルギー化が強く要望されており、かかる要望に応えるべく、出願人は、給湯装置が待機状態にあるときに、電力供給が不要な回路への電力供給を遮断する構成を備えた給湯装置を提案しているが(たとえば、特許文献2参照)、風呂配管洗浄機能を備える給湯装置においては、給湯装置が待機状態にあっても水位センサへの電力供給を停止できず、省エネルギー化を阻害する一因となっていた。

0008

その一方で、水位センサは、通電状態が長時間(たとえば、100時間)継続すると、通電ドリフトが発生し、水位入力レベルが低下してしまい、実際の水位と水位センサの検出値にずれを生じてしまうことから、長時間の通電継続は給湯装置を正確に動作させる上でも好ましくないという問題もあった。

0009

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、水位センサへの電力供給を停止することができる風呂システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る風呂システムは、浴槽の水位を監視する水位センサを備えた風呂機能付き給湯装置と、この給湯装置に接続されるオプション機器とからなり、上記オプション機器は上記給湯装置の風呂機能と競合する動作を実行する際に上記給湯装置に対して風呂使用禁止信号を出力し、上記給湯装置の制御手段は上記風呂使用禁止信号を受信すると風呂機能の使用を禁止する処理を実行する風呂システムにおいて、上記制御手段は、上記風呂使用禁止信号を受信すると、上記水位センサへの給電を停止する一方、上記風呂使用禁止信号が解除され、かつ、この状態で浴槽への湯張りが開始されることを条件として、上記水位センサへの給電停止を解除する制御構成を備えたことを特徴とする。

0011

すなわち、請求項1に記載の風呂システムでは、給湯装置の風呂機能と競合する動作を行なうオプション機器から出力される風呂使用禁止信号に基づいて水位センサへの給電が停止される。そのため、風呂機能が使用できない期間、換言すれば、水位センサによる水位検出を必要としない期間は水位センサへの給電が停止される。したがって、その期間中は水位センサによる電力消費が抑制され省電力化を図ることができるとともに、水位センサへの連続通電が解消されるので、水位センサを常に正常な状態に保つことができる。

0012

また、水位センサへの給電停止を解除する条件として、オプション機器の動作停止に伴う風呂使用禁止信号の解除と、風呂自動運転(浴槽への自動湯張り運転)の開始など、浴槽への湯張り開始とを条件とする。そのため、浴槽への湯張りの開始に伴って水位センサによる水位検出が必要となったときには、水位センサが水位検出を開始するので、湯張り動作を正確に行なうことができる。

0013

なお、ここで水位センサへの給電停止解除の条件となる「浴槽への湯張りが開始」とは、水位センサで浴槽内の水位を監視しながら行なう湯張りのことであって、上述したように、給湯装置のリモコンで風呂自動運転の開始操作がされたことを捉えて直ちに「浴槽への湯張り開始」と判断してもよいことは勿論、風呂自動運転の開始操作がなされてから風呂循環判定風呂循環ポンプを駆動して風呂配管内の水流スイッチがONするか否かの判定)が終了したことを捉えて「浴槽への湯張り開始」と判断してもよい。

0014

また、本発明の請求項2に係る風呂システムは、請求項1に記載の風呂システムにおいて、上記制御手段は、上記給湯装置に設けられた風呂循環ポンプが動作中は上記水位センサへの給電を停止する制御構成を備えたことを特徴とする。

0015

すなわち、水位センサによって浴槽の水位を検出するこの種の給湯装置においては、風呂循環ポンプが動作すると風呂配管に水流が生じるため、水位センサによって正確な水位検出ができなくなる。そのため、請求項2に記載の風呂システムでは、このように水位センサでの水位検出ができない期間中は水位センサへの給電を停止することとし、水位センサによる電力消費の抑制を図るとともに、水位センサへの連続通電を解消し、水位センサを常に正常な状態に保つことができるようにした。

0016

また、本発明の請求項3に係る風呂システムは、請求項1または2に記載の風呂システムにおいて、上記制御手段は、上記注湯用配管への湯水の落とし込みを行なう浴槽注湯弁が開弁している期間中は上記水位センサへの給電を停止する制御構成を備えたことを特徴とする。

0017

すなわち、請求項3に記載した風呂システムも上述した請求項2に記載の風呂システムと同様、この種の給湯装置にあっては浴槽注湯弁が開弁して注湯用配管に湯水の落とし込みが行なわれると風呂配管に水流が生じて水位センサにより正確な水位検出ができなくなることから、浴槽注湯弁が開弁している期間中は水位センサへの給電を停止することとし、水位センサによる電力消費の抑制を図るとともに、水位センサへの連続通電を解消し、水位センサを常に正常な状態に保つことができるようにした。

0018

そして、本発明の請求項4に係る風呂システムは、上記水位センサは、上記制御手段と上記水位センサとの間に介在するインターフェース回路から電力供給を受けるように構成されるとともに、該インターフェース回路に電力を供給する電源線に通電の遮断/通電を切り替える電力供給切替手段が設けられ、上記制御手段は、上記電力供給切替手段を制御することによって上記水位センサおよび上記インターフェース回路への給電停止または給電停止の解除を行なうように構成されたことを特徴とする。

0019

すなわち、本発明の請求項4に係る発明では、水位センサへの給電がインターフェース回路を介して行なわれ、水位センサへの給電停止にあたってインターフェース回路への給電を停止するので、水位センサの給電停止に伴ってインターフェース回路への電力供給も停止するので、一層の省電力化を図ることができる。

0020

なお、本発明におけるオプション機器としては、上記浴槽内の湯水を洗濯機に落とし込む構成を備えた洗濯注湯装置や上記浴槽の洗浄を自動化する構成を備えた浴槽洗浄装置が好適に使用される。

発明の効果

0021

請求項1の発明によれば、オプション機器の動作中は、水位センサへの給電が停止されるので、その間における水位センサによる電力消費を抑制でき、風呂システムの省電力化を図ることができる。また、請求項2の発明によれば風呂循環ポンプの動作中、さらに、請求項3の発明によれば浴槽注湯弁が開弁状態にある間についても同じように水位センサへの給電が停止されるので、水位センサによる電力消費をより一層抑制することができ、風呂システムの省電力化を図ることができる。しかも、水位センサへの給電を停止することにより、連続通電に伴う通電ドリフトの発生を防ぐことができ、水位センサを常に正常な状態に保つことができる。

0022

また、請求項4の発明によれば、水位センサへの給電停止にあたりインターフェース回路への電力供給も停止するので、より一層の省電力化を図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0023

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態1
本発明に係る風呂システムは、浴槽の水位を監視する水位センサを備えた風呂機能付き給湯装置と、この給湯装置に接続されるオプション機器とから構成される。そこで、まず本発明が適用される給湯装置について説明する。

0024

図1は、本発明の風呂システムの一部を構成する給湯装置(具体的には、後述する風呂配管洗浄機能を備えた給湯装置)の一例を示す概略構成図である。

0025

図示の給湯装置1は、カランなどの給湯栓Kに温水を供給する一般給湯機能と、浴槽B(図示2参照)への温水の落とし込み(注湯)ならびに風呂の追い焚きを行なう風呂機能と、温水暖房装置(図示せず)に温水を供給する暖房機能とを備えた給湯装置であって、一般給湯ならびに注湯用の温水を生成する第1の燃焼缶体2aと、風呂追い焚きならびに暖房用の温水を生成する第2の燃焼缶体2bとを備えて構成される。

0026

第1の燃焼缶体2aは、図示しないバーナによって加熱される第1の熱交換器3aを備えており、この第1の熱交換器3aには、上水道給水源)と接続される入水管4と、上記出湯栓Kと接続される出湯管5とが接続されるとともに、上記給水管4と出湯管5との間にバイパス管6が設けられている。

0027

記入水管4には、該入水管4を流れる水の流量を検出する入水流量センサ7と、入水温度を検出する入水温度センサ8とが設けられ、また、上記出湯管5には、出湯流量を調節する出湯流量調整弁9と、出湯温度を検出する出湯温度センサ10とが設けられている。さらに、上記バイパス管6には、バイパス管6を流れる流量を調節するバイパス流量調整弁11が設けられている。

0028

一方の第2の燃焼缶体2bも、上述した第1の燃焼缶体2aと同様に、図示しないバーナによって加熱される第2の熱交換器3bを備えており、この第2の熱交換器3bには、暖房循環回路aと風呂追い焚き加熱用循環回路bとが接続される。

0029

ここで、暖房循環回路aは、第2の熱交換器3bで加熱昇温された温水を図示しない暖房装置との間で循環させるための回路であって、図示の給湯装置1では、高温の温水を供給する高温用温水供給回路低温の温水を供給する低温用温水供給回路とを備えて構成されている。

0030

すなわち、高温用温水供給回路は、上記第2の熱交換器3bの温水出力側に接続された温水(高温)往き管12から「暖房高温往き」の接続口13を経由して暖房装置(図示せず)に導かれ、「暖房戻り」の接続口14から補水タンク15、暖房循環ポンプ16を経て暖房戻り管17から上記第2の熱交換器3bの入水側に戻るように構成される。一方の低温用温水供給回路は、上記暖房循環ポンプ16の下流で分岐された低温往き管18から暖房熱動弁19を介して暖房装置(図示せず)に導かれ、「暖房戻り」の接続口14に戻るように構成される。

0031

なお、補水タンク15には、補水用の電磁弁20が設けられており、この電磁弁20を介して上記入水管4から分岐された補水管21が接続されている。すなわち、補水タンク15の水位が所定水位を下回ったときは、上記電磁弁20を開いてタンク15内に給水されるように構成されている。また、図において符号22で示すのは上記第2の熱交換器3bからの出湯温度を検出する暖房高温用の温度センサであり、符号23は暖房低温用の温度センサを示している。

0032

風呂追い焚き加熱用の循環回路bは、上記第2の熱交換器3bからの温水を第3の熱交換器3cに案内する追い焚き加熱用配管30と追い焚き加熱用の熱動弁31とを主要部として構成される。

0033

具体的には、上記追い焚き加熱用配管30は、その一端が上記温水(高温)往き管12に接続されるとともに、液々熱交換器で構成される上記第3の熱交換器3cの一次側を経て、上記「暖房戻り」の接続口14の下流側で暖房循環回路aに合流するように構成され、風呂追い焚き時には、上記追い焚き加熱用の熱動弁31を開くことによって上記第3の熱交換器3cの一次側に温水が流れるように構成されている。

0034

一方、上記第3の熱交換器3cの二次側には、風呂追い焚き用の循環回路cが接続される。この風呂追い焚き用の循環回路cは、風呂往き管32と、風呂戻り管33と、風呂追い焚き用の循環ポンプ(風呂循環ポンプ)34とを主要部として構成される。

0035

具体的には、上記風呂往き管32は、その一端が上記第3の熱交換器3cにおける二次側の温水出力側に接続されるとともに、他端が「ふろ往き」の接続口35を介して浴槽Bの循環金具Ba(図2参照)の温水出口側に接続される。上記風呂戻り管33は、一端が上記第3の熱交換器3cにおける二次側の入水側に接続されるとともに、他端が「ふろ戻り」の接続口36を介して浴槽Bの循環金具Baの温水吸入側に接続される。

0036

そして、この風呂戻り管33には、上記風呂追い焚き用の循環ポンプ34が設けられており、この循環ポンプ34を動作させることで、浴槽Bの循環金具Baから浴槽B内の湯水が吸入され、風呂戻り管33を介して第3の熱交換器3cに導かれ、風呂往き管32を介して再び浴槽Bの循環金具Baから浴槽B内に循環するように構成されている。

0037

また、この循環ポンプ34の上流側には浴槽Bの水位を管内の圧力(水圧)に基づいて検出する水位センサ37が配設され、下流側には風呂追い焚き用の循環回路c内の水流を検出する水流スイッチ38と管内を循環する湯水の温度を検出する風呂温度センサ39とが設けられている。

0038

そして、このように構成された風呂追い焚き用の循環回路cには、浴槽Bへの注湯機能(湯張り及び足し湯、足し水)用ならびに後述する風呂配管洗浄機能用の注湯用配管dが接続されている。

0039

具体的には、この注湯用配管dは、上記第1の熱交換器3aの出湯管5から分岐されて風呂往き管32と風呂戻り管33とに接続された2本の配管41,42で構成される。より詳細には、これら注湯用の配管41,42は、それぞれ注湯電磁弁(浴槽注湯弁)43,44を介して上記出湯管5(具体的には、出湯温度センサ10の下流側)に接続され、一方の配管41が風呂往き管32の先端(具体的には、「ふろ往き」の接続口35の上流側近傍)に接続され、他方の配管42が風呂戻り管33(具体的には、水位センサ37の下流側で、かつ水流スイッチ38の上流側の位置)に接続される。

0040

そして、上記「ふろ往き」の接続口35には、浴槽Bの循環金具Baの吐出口に連通する風呂配管51(図2参照)が接続され、「ふろ戻り」の接続口36には、浴槽Bの循環金具Baの吸入口に連通する風呂配管52(図2参照)が接続される。なお、図において注湯電磁弁43,44の上流近傍に設けられているのは注湯用配管dへの落とし込み流量を検出する注湯流量センサ45である。

0041

そして、浴槽Bへの注湯・注水時(湯張り又は足し湯、足し水の実行時)には、風呂往き管32と連通する配管41の注湯電磁弁43を開いて、風呂往き管32から温水または水の落とし込みを行なう。一方、風呂配管洗浄機能の動作時には、上記注湯電磁弁43,44の双方を開いて、風呂往き管32と風呂戻り管33の双方から温水または水の落とし込みを行なう。

0042

図において符号100で示すのは、給湯装置1のコントローラ(制御手段)である。コントローラ100は、給湯装置1の各部の動作を制御するためのマイコン100a(図4参照)を備えた制御装置であって、給湯装置1の各部に設けられた各種センサ類(たとえば、各種温度センサ、流量センサ、水流スイッチなど)やアクチュエータ類(たとえば、各種電磁弁、流量調整弁、熱動弁など)、さらには、後述する給湯装置1のリモコン101、その他、後述するオプション機器の制御部等と電気的に接続され、これら各部から情報を取得し、また、これら各部に必要な制御指令を与えるように構成されている(詳細は後述する)。

0043

リモコン101は、給湯装置1を遠隔操作するための操作装置であって、図示例では、台所に設置される台所リモコン101aと浴室に設置される浴室リモコン101bとを示している。

0044

これらリモコン101は、いずれもマイコンを備えた制御部(図示せず)を備えており、この制御部が給湯装置1のコントローラ100と通信接続され、該コントローラ100との間で給湯装置1の制御に関する情報のやり取りを行なう。

0045

また、これらリモコン101は、特に図示はしないが、表示部と操作スイッチからなる操作部とを備えている。そして、台所リモコン101aおよび風呂リモコン101bは、ともに上記操作部として、少なくとも、給湯装置1を運転禁止状態(具体的には、たとえば、給湯栓Kが開栓されるなどして入水流量センサ7が最低作動流量を超える通水を検出しても燃焼缶体2aは燃焼運転を行なわない状態)と、運転待機状態(たとえば、給湯栓Kが開栓されるなどして入水流量センサ7が最低作動流量を超える通水を検出すると燃焼缶体2aが燃焼運転を行なう状態)とを切り替える「運転スイッチ」と、風呂自動運転(少なくとも、浴槽Bに設定温度設定水位になるまで温水を落とし込んで湯張りを行なう運転を意味し、湯張り完了後保温・水位維持(追い焚き、足し湯など)機能を備える運転を含む)の開始を指示する「風呂自動スイッチ」とを備えて構成されている。

0046

そして、これらリモコン100の「運転スイッチ」がONされた状態で、給湯装置1が燃焼運転を行なわない状態(つまり、給湯機能、暖房機能、風呂機能のいずれも使用されない状態)が所定時間(たとえば、数分程度)継続すると、省電力モード移行するように構成されている。なお、この省電力モードは、リモコン100の操作部で何らかの操作が行なわれると解除され、通常の運転待機状態に復帰する。

0047

ここで、省電力モードとは、たとえば、表示部の表示を暗くしたり、不要な部品や回路への電力供給を停止したりするなどして電力消費量を抑える処理を実行するモードのことをいうが、本実施形態に示すように風呂配管洗浄機能を備えた給湯装置1においては、この省電力モードに移行しても水位センサ37への給電は停止せず、水位センサ37への給電停止は、後述する水位センサ給電停止処理によって行なわれる。

0048

すなわち、風呂配管洗浄機能は、浴槽Bの排水時に、上記注湯電磁弁43,44の双方を開いて、風呂往き管32と風呂戻り管33の双方から一定量の温水または水を落とし込んでこれらの配管32,33に連通する風呂配管51,52内の残水汚れを洗い流す機能であるが、この機能を用いて風呂配管51,52の洗浄を行なうためには浴槽Bの水位が少なくとも循環金具Ba(具体的には、循環金具Baの吐出口および吸入口)より低くなったことを水位センサ37で検出する必要がある。その一方で、浴槽Bの排水が行なわれるのは入浴直後であるとは限らず、給湯装置1が省電力モードに移行しているときに行なわれる可能性がある。そのため、本実施形態に示す給湯装置1では、水位センサ37への給電停止処理を省電力モードとは別個の独立した制御として行なうように構成している。

0049

そこで、次に図2に基づいて風呂配管洗浄機能の動作タイミングを説明する。
風呂配管洗浄機能は、浴槽B内にある湯水を排水する際に用いられる機能であることから、この機能を動作させる前提として、リモコン101の運転スイッチのみがONの状態(風呂自動スイッチはOFFの状態)であることが条件とされる。そのため、給湯装置1のコントローラ100は、まず、給湯装置1がこの状態にあるか否かの判定を行なう。

0050

そして、この判定が肯定的であれば、次に、コントローラ100は、水位センサ37から得られる浴槽水位の情報に基づいて、浴槽Bの水位が所定の判定開始水位L1をきってから基準水位L2まで低下するのに要した所要時間Tが所定時間T1(たとえば、2分)以内であるか否かを判定する。

0051

ここで、上記基準水位L2は、たとえば、水位センサ37により浴槽水位の検出が可能な最低水位とされる。また、上記判定開始水位L1は、この基準水位L2より所定高さLx(たとえば、2cm)だけ上昇させた水位に設定される。そして、上記所定時間T1は、浴槽Bの底面積(容量)や排水口Bbの開口面積(口径)などに基づいて、上記判定開始水位L1から基準水位L2まで水位が低下するのに必要と予測される時間に基づいてやや余裕をもって設定される。

0052

つまり、上記判定開始水位L1をきってから基準水位L2に至るまでの所要時間Tが所定時間T1以内であれば、浴槽B内の湯水は排水された(換言すれば、循環金具Baを下回った)と予測できるので、コントローラ100は、注湯電磁弁43,44を一定時間(または、注湯流量センサ45で一定流量が検出されるまでの間)開いて、風呂配管洗浄機能を動作させる。

0053

なお、本実施形態では、上記基準水位L2として水位センサ37により浴槽水位の検出が可能な最低水位を用いたが、この基準水位L2は上記最低水位よりも高い位置であれば他の位置に設定することもできる。要は、浴槽Bが排水されていると推測可能な設定であれば、上述した水位検出が可能な最低水位に限られない。

0054

次に、本発明が適用されるオプション機器について説明する。
図3は、本発明の風呂システムの一部を構成するオプション機器の一例を示す概略構成図であり、図示例ではオプション機器として、浴槽B内の湯水を洗濯機Wに落とし込む構成を備えた洗濯注湯ユニット(洗濯注湯装置)60を示している。

0055

図示のように、この洗濯注湯ユニット60は、上記浴槽Bと給湯装置1との間に介装され、給湯装置1に設けられた風呂追い焚き用の循環ポンプ(風呂循環ポンプ)34を利用して浴槽Bから湯水の供給を受けるタイプとして構成されている。

0056

具体的には、この洗濯注湯ユニット60は、給湯装置1の上記「ふろ往き」の接続口35に接続される第1の接続口61と、上記浴槽Bの循環金具Baの吐出口と接続される第2の接続口62と、洗濯機Wに湯水を供給するために設けられた給湯栓KWに接続される第3の接続口63と、上記入水管4と接続される第4の接続口64と、上記出湯管5に接続される第5の接続口65とを備えている。

0057

そして、この洗濯注湯ユニット60の内部に設けられる三方弁66の第1の流路66aが上記第1の接続口61と接続され、第2の流路66bが上記第2の接続口62と接続され、第3の流路66cがフィルタ67と水流スイッチ68とを介し上記第3の接続口63と接続されている。また、上記第4の接続口64は、フィルタ68と注水電磁弁69、減圧弁70を介して上述した水流スイッチ68の上流側で上記三方弁66の第3の流路に接続され、上記第5の接続口65は、注湯電磁弁71、減圧弁70を介して上述した水流スイッチ68の上流側で上記三方弁66の第3の流路に接続されている。なお、図において符号72,72は逆止弁を示している。

0058

また、符号73は、洗濯注湯ユニット60の各部を制御する制御部であり、図示しないマイコンを備えるとともに、上記給湯装置1のコントローラ100と通信線74を介して通信接続され、該コントローラ100との間で洗濯注湯ユニット60の制御に関する情報のやり取りを行なうように構成されている。また、この制御部73には図示しない操作部が設けられており、この操作部の操作によって洗濯注湯ユニット60の遠隔操作が可能とされている。

0059

そして、このように構成された洗濯注湯ユニット60を用いて浴槽Bに溜まった湯水を洗濯機Wに落とし込むにあたっては、上記操作部によりその旨の操作がなされることを条件として、上記制御部73が上記三方弁66の第1の流路66aと第3の流路66cとが導通するように三方弁66を制御するとともに、給湯装置1のコントローラ100に対して風呂追い焚き用の循環ポンプ34の動作開始を要求する。

0060

これにより、洗濯注湯ユニット60への湯水供給動作が開始され、浴槽Bに溜まっていた湯水が循環金具Baの吸入口から吸入され、風呂配管52、水流スイッチ38、第3の熱交換器3c、風呂配管51、上記三方弁66の第1の流路66a,第3の流路66c、水流スイッチ68を経て給湯栓KWから洗濯機Wに落とし込まれ、洗濯機Wに湯水が供給される。

0061

ところで、このように洗濯注湯ユニット60を用いて浴槽Bから洗濯機Wに湯水を供給している状態では、通常、給湯装置1の風呂機能は使用されない。また、本実施形態に示すように、洗濯機Wへの湯水の供給に風呂追い焚き用の循環ポンプ34を利用している場合、この状態では風呂追い焚きを行なうこともできない。このように、洗濯注湯ユニット60においては、浴槽Bから洗濯機Wに湯水を供給するという行為と給湯装置1の風呂機能とは同時に実施されることのない、換言すれば、動作が競合する処理となる。

0062

そのため、洗濯注湯ユニット60のようなオプション機器においては、このように給湯装置1の動作と競合する動作を実行する場合、その制御部73が給湯装置1のコントローラ100に対して競合する動作(この場合、風呂機能に関する動作)の禁止を命ずる信号(この場合、風呂使用禁止信号)を出力するように構成されている。

0063

そして、このような動作禁止を命ずる信号(ここでは、風呂使用禁止信号)を受信した給湯装置1のコントローラ100は、該当する機能(ここでは、風呂機能)の実行を禁止する処理(たとえば、リモコン101で風呂自動運転の開始を指示する操作がなされても風呂自動運転を行なわないようにし、また、風呂自動運転中であれば風呂自動運転を一時停止してオプション機器の動作を優先的に行い、オプション機器の動作終了後に風呂自動運転を再開する処理)が実行される。

0064

本発明では、このようにオプション機器から給湯装置1のコントローラ100に対して出力される動作禁止信号のうち、風呂機能の動作禁止を命ずる風呂使用禁止信号を利用して、上記水位センサ37への給電停止処理が行なわれる。

0065

すなわち、給湯装置1のコントローラ100は、洗濯注湯ユニット60からの風呂使用禁止信号を受信したか否かを判定する。

0066

そして、洗濯注湯ユニット60からの風呂使用禁止信号を受信すると、コントローラ100は、水位センサ37への給電を停止させる処理を実行する。

0067

そこで、次に、水位センサ37への給電停止処理について図4図5に基づいて説明する。図4は、上記コントローラ100と水位センサ37との電気的な接続関係を説明する説明図である。また、図5は、水位センサ37に対する給電停止処理の実行手順の一例を示すフローチャートである。

0068

この図4に示すように、上記水位センサ37は、コントローラ100(具体的にはマイコン100a)とはインターフェース回路102を介して電気的に接続されている。具体的には、水位センサ37は、このインターフェース回路102を介して、上記マイコン100aからの水位基準信号が入力されるとともに、センシングによって得たセンサデータ信号を上記マイコン100aに出力するように構成され、さらに、コントローラ100(具体的には、図示しない電源部)の直流電源Vccから電力の供給を受けるように構成されている。

0069

ここで、上記直流電源Vccとインターフェース回路102との間、つまり、インターフェース回路102に電力を供給する電源ライン(電源線)上には、該電源ラインへの通電の遮断/通電を切り替える電力供給切替手段103が設けられている。

0070

この電力供給切替手段103は、本実施形態では、マイコン100aによって制御されるトランジスタQ1,Q2で構成される。すなわち、トランジスタQ1がオフ動作する(オフに制御される)と水位センサ37への給電が停止され、反対にトランジスタQ1がオン動作する(オンに制御される)と水位センサ37への給電停止が解除されるように構成されている。

0071

しかして、このように水位センサ37とコントローラ100とが接続されてなる給湯装置1においては、水位センサ37に対する給電停止処理が以下の手順で行なわれる。

0072

すなわち、リモコン101の運転スイッチがON状態とされると、コントローラ100は、上記電力供給切替手段103のトランジスタQ1をオン動作させて水位センサ37への給電を開始するとともに(図5テップS1参照)、洗濯注湯ユニット60からの風呂使用禁止信号を受信したか否かの判定を行なう(図5ステップS2参照)。

0073

そして、この判定により風呂使用禁止信号を受信していないと判断されると(図5ステップS2で「No」の場合)、風呂機能は使用可能な状態にあるので、水位センサ37への通電を停止することはできず、図5ステップS1に戻って水位センサ37への通電を継続する。

0074

一方、この判定で風呂使用禁止信号を受信したと判定されると(図5ステップS2で「Yes」の場合)、続く図5ステップS3に移行して、水位センサ37の電源をOFF、すなわち、コントローラ100は、上記電力供給切替手段103のトランジスタQ1をオフに制御して、水位センサ37およびインターフェース回路102への給電を停止させる。

0075

このようにして水位センサ37とインターフェース回路102への給電を停止させると、次にコントローラ100は、水位センサ37とインターフェース回路102への給電停止を解除する条件を満たすか否かの判定を開始する。

0076

すなわち、コントローラ100は、風呂使用禁止信号の解除があったか否かの判定を行なう(図5ステップS4参照)。なお、ここで風呂使用禁止信号の解除は、たとえば、風呂使用禁止信号を受信しなくなったことを条件として風呂使用禁止信号の解除と判定するようにしたり、洗濯注湯ユニット60から風呂使用禁止信号を解除する旨の新たな信号を受信したときに風呂使用禁止信号の解除があったと判定したりするなど適宜設計変更可能である。

0077

そして、この図5ステップS4の判定の結果、風呂使用禁止信号の解除がない場合(図5ステップS4で「No」の場合)、風呂機能の使用は禁止された状態が維持されているので、図5ステップS3に戻って水位センサ37への給電停止を継続する。

0078

一方、図5ステップS4の判定の結果、風呂使用禁止信号の解除があった場合(図5ステップS4で「Yes」の場合)、続く図5ステップS5に移行して、浴槽Bへの湯張り動作が開始されたか否かを判定する。ここで、「湯張り動作が開始」されたか否かの判定は、たとえば、リモコン101において風呂自動スイッチの操作がなされたか否かで判定することができる他、風呂自動運転開始後に行なわれる風呂循環判定で水流有りと判定されたか否で判定することができる。

0079

そして、この図5ステップS5の判定の結果、湯張り動作は開始されていない場合(図5ステップS5で「No」の場合)、水位センサ37による水位検出は未だ必要とされていないので、図5ステップS3に戻って水位センサ37への給電停止を継続する。

0080

これに対して、図5ステップS5の判定の結果、湯張り動作が開始されている場合(図5ステップS5で「Yes」の場合)、水位センサ37による水位検出が必要な状態にあるので、図5ステップS1に戻って水位センサ37への通電を再開する。つまり、水位センサ37への給電停止を解除して、水位センサ37による水位検出を開始させる。

0081

このように、本実施形態によれば、洗濯注湯ユニット60によって、浴槽Bから洗濯機Wに湯水の供給が行なわれている間は、水位センサ37への給電が停止されるので、この間における水位センサ37による電力消費を抑制でき、風呂システムの省電力化を図ることができる。また、浴槽Bから洗濯機Wに湯水の供給を行なう都度、水位センサ37への給電停止が行なわれるので、水位センサ37には連続通電に伴う通電ドリフトが発生しないので、水位センサを常に正常な状態に保つことができる。

0082

実施形態2
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、上述した実施形態1において説明した水位センサ37への給電停止の条件および給電停止解除の条件と併用される追加の給電停止条件および給電停止解除の条件を示している。したがって、後述する条件が追加される点を除けば上述した実施形態1と変わらないので、共通する部分には同一の符号を用いて説明を省略する。

0083

本実施形態では、水位センサ37への給電停止の条件および給電停止解除の条件として、上記コントローラ100は、オプション機器への湯水供給動作以外の通常の動作(たとえば、風呂自動運転中の保温動作として行なわれる風呂の追い焚きや、リモコン101の操作によって強制的に開始される風呂の追い焚き)として風呂追い焚き用の循環ポンプ34が動作を開始すると上記水位センサ37への給電を停止し、その動作が停止すると水位センサ37への給電停止を解除するように構成される。

0084

すなわち、この種の給湯装置においては通常動作として風呂追い焚き用の循環ポンプ34が動作するときは、事前に風呂循環判定が行なわれているため、浴槽Bは湯水(温水)が張られた状態(少なくとも循環金具Bbを超えた水位)であるが、この状態で風呂追い焚き用の循環ポンプ34を動作させると配管内に水流が生じてしまうので水位センサ37によって正確な水位を検出することができない。

0085

そのため、本実施形態では、このように水位センサ37で正確な水位検出ができない期間中は水位センサ37への給電を停止することとし、オプション機器が風呂使用禁止信号を出力していない状態でも水位センサ37への給電停止がなされることとしている。

0086

このように、本実施形態によれば、風呂追い焚き用の循環ポンプ34の動作中は水位センサ37への給電を停止するので、風呂運転停止中はもとより風呂運転中であっても水位センサ37への給電停止が行なわれるので実施形態1よりも消費電力の低減化を図ることができる。また、これに伴って水位センサ37への連続通電が解除される機会も増えるので、通電ドリフトの発生をより一層抑制することができ、水位センサ37を常に正常な状態に維持することができる。

0087

実施形態3
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態も上述した実施形態2と同様、上述した実施形態1または2において既に説明した水位センサ37への給電停止の条件および給電停止解除の条件と併用される追加の給電停止条件および給電停止解除の条件を示している。したがって、後述する条件が追加される点を除けば上述した実施形態1または2と変わらないので、共通する部分には同一の符号を用いて説明を省略する。

0088

本実施形態では、水位センサ37への給電停止の条件および給電停止解除の条件として、上記コントローラ100は、風呂配管洗浄機能以外の通常の動作(たとえば、風呂自動運転中の補水動作として行なわれる注湯や、リモコン101の操作によって開始される足し湯)として、上記注湯電磁弁43,44が開弁すると上記水位センサ37への給電を停止し、上記注湯電磁弁43,44が閉弁すると水位センサ37への給電停止を解除するように構成される。

0089

すなわち、この種の給湯装置においては通常動作として注湯電磁弁43,44が開弁し湯水(温水)の落とし込みが行なわれると、配管内に水流が生じてしまい、水位センサ37による正確な水位検出ができなくなる。

0090

そのため、本実施形態では、このように水位センサ37で正確な水位検出ができない期間中は水位センサ37への給電を停止することとし、浴槽に湯水が張られた状態でも水位センサ37への給電を停止することとした。

0091

このように、本実施形態によれば、注湯電磁弁43,44が開弁している期間中は水位センサ37への給電を停止するので、風呂運転停止中はもとより風呂運転中であっても水位センサ37による消費電力を低減化することができる。また、これに伴って水位センサ37への連続通電が回避されるので通電ドリフトの発生を抑制でき、水位センサ37を常に正常な状態に維持することができる。

0092

なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。

0093

たとえば、上述した実施形態では、給湯装置1として一般給湯機能と風呂機能と暖房機能とを備えた給湯装置について説明したが、本発明は一般給湯機能と風呂機能とを備えた給湯装置であれば適用可能であり、暖房機能は備えていなくても適用できる。また、これに関連して、上述した実施形態では、燃焼缶体2として2基の缶体2a,2bを備える構成を示したが、燃焼缶体2が1基の場合にも適用できることは勿論である。

0094

また、上述した実施形態では、上記電力供給切替手段103としてトランジスタQ1,Q2を用いたが、電力供給切替手段103はマイコン100a(コントローラ)によって電源ラインへの通電の遮断/通電の切り替え制御が可能な構成であれば、他の態様(たとえば、リレー接点による制御)で構成することも可能である。

0095

また、上述した実施形態では、給湯装置1に備えられるオプション機器として洗濯注湯ユニットを示したが、給湯装置1の風呂機能と動作が競合し、風呂使用禁止信号を出力するオプション機器であれば、洗濯注湯ユニットに限られず、たとえば、図6に示すような浴槽洗浄装置についても適用できるのは勿論である。

0096

図6は、この浴槽洗浄装置の概略構成を示す説明図であり、図示のように、この浴槽洗浄装置は、自動排水栓装置55と、浴槽洗浄ユニット75を主要部として構成される。

0097

自動排水栓装置55は、浴槽の排水栓56を遠隔操作により開閉可能に構成した装置であって、図示のように、浴槽Bの排水口Bbを閉塞可能に設けられた排水栓56と、この排水栓56による排水口Bbの閉栓開栓動作を制御する排水栓制御装置57とを主要部として構成される。

0098

より具体的には、上記排水栓56は図示しない駆動機構を備えて構成され、上記排水栓制御装置57から通信線58を介して与えられる制御信号に基づいて上記駆動機構が動作することにより、上記排水口Bbを閉栓したり、開栓したりできるように構成されている。

0099

一方の排水栓制御装置57は、図に示すように浴槽Bの近傍に配設される。この排水栓制御装置57は、図示しないマイコンを備えた制御装置であって、所定の操作部(図示せず)を備えるとともに、後述する浴槽洗浄制御装置78と通信線59を介して通信接続されて、浴槽洗浄制御装置77からの制御信号に基づいて給湯栓56の開閉制御を行なうことができるように構成されている。

0100

これに対し、浴槽洗浄ユニット75は、浴槽Bに設けられた洗浄ノズル76と、洗剤貯留する洗剤タンク77と、上記浴槽洗浄制御装置78とを備えて構成される。

0101

具体的には、浴槽洗浄ユニット75は、その内部に配設された主配管79の一端が給湯装置1の出湯管に接続されており、この主配管79上に、フィルタ80、流量調整弁81、流量センサ82、注湯電磁弁83、逆止弁84,85、縁切り弁86が設けられ、その他端がベンチュリ87を介して洗浄ノズル76に接続されている。そして、さらに上記ベンチュリ87には、洗剤タンク77と接続された洗剤供給配管88が接続され、この洗剤供給配管88上に洗剤の供給/停止を切り換える電磁弁89が設けられている。

0102

浴槽洗浄制御装置78は、浴槽洗浄ユニット75の各部を制御する制御装置であって、図示しないマイコンを備えて構成されるとともに、通信線90を介して給湯装置1のコントローラ100と通信接続されており、該コントローラ100に対し、温水の要求温度についての制御信号を出力するとともに、浴槽洗浄ユニット75の各部の動作を制御するように構成される。なお、図において符号91で示すのは、浴槽洗浄ユニット75を遠隔操作するためのリモコンであり、図示例では、上述した給湯装置1のリモコン101とは別体とされているが、給湯装置1のリモコン101に浴槽洗浄ユニット用の操作部を設けて省略することも可能である。

0103

しかしてこのように構成された浴槽洗浄装置においては、リモコン91などから浴槽洗浄を開始する旨の指示が与えられると、自動排水栓装置55が排水栓56を開くとともに、洗浄ノズル76から洗剤や温水を噴射して浴槽Bの洗浄を行なうが、この浴槽洗浄中は風呂の使用ができないので、この間、浴槽洗浄制御装置78は風呂使用禁止信号を給湯装置1のコントローラ100に出力するように構成されている。

0104

したがって、オプション機器として浴槽洗浄装置が接続されている場合においても、上述した実施形態1と同様に、浴槽洗浄装置から出力される風呂使用禁止信号に基づいてコントローラ100が水位センサ37への給電停止/給電停止解除を行なうように構成される。

0105

また、上述した実施形態は、いずれも給湯装置1が、風呂配管洗浄機能を備える場合を示したが、風呂配管洗浄機能を備えていない場合には、リモコン101の運転スイッチがオフされるか、あるいは風呂自動運転が停止したことを条件として水位センサ37への給電を停止するように構成し、風呂自動運転が開始されるなど、水位センサ37による水位監視が必要となった時点で給電停止を解除するように構成することができる。

図面の簡単な説明

0106

本発明の風呂システムの一部を構成する給湯装置の一例を示す概略構成図である。
同風呂システムにおける風呂配管洗浄機能の動作タイミングを説明するための説明図である。
本発明の風呂システムの一部を構成するオプション機器の一例を示す概略構成である。
同風呂システムにおける給湯装置と水位センサとの電気的な接続関係を示す説明図である。
同風呂システムにおける水位センサの給電停止処理手順の一例を示すフローチャートである。
同風呂システムの他の実施形態を説明するための概略構成図である。

符号の説明

0107

1給湯装置
2a,2b燃焼缶体
3a〜3c熱交換器
4入水管
5出湯管
34風呂追い焚き用の循環ポンプ(風呂循環ポンプ)
37水位センサ
41,42注湯用の配管
43,44 注湯電磁弁(浴槽注湯弁)
51,52風呂配管
55自動排水栓装置(排水栓装置
60洗濯注湯ユニット(オプション機器)
75浴槽洗浄ユニット(オプション機器)
100 給湯装置のコントローラ(制御手段)
101 給湯装置のリモコン
102インターフェース回路
103電力供給切替手段
a暖房循環回路
b 風呂追い焚き加熱用の循環回路
c 風呂追い焚き用の循環回路
d 注湯用配管
B 浴槽
K給湯栓
W 洗濯機

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