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技術 ガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置

出願人 劉輝堂
発明者 劉輝堂
出願日 2006年7月28日 (12年11ヶ月経過) 出願番号 2006-206934
公開日 2008年2月14日 (11年5ヶ月経過) 公開番号 2008-029969
状態 特許登録済
技術分野 酸化・還元による水処理 物理的水処理
主要キーワード ガス放出バルブ インナーフランジ 消毒物質 ハウジング先端 用水タンク オゾン混合水 液体注入口 気液混合器
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

オゾンと水を混合させるとともにオンラインUV光放射させることができる単一のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置を提供することを目的とする。

解決手段

オゾンと水を混合させることができ、そして、同一のライン上で放射させることができる他に、エネルギー損失を低減させる装置の保護シース(好ましくは石英管)上の付着物を除去することができるガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置である。装置の気液混合器にオゾンと水が混入され、オゾン混合水が装置の気液分離器導管によって案内され、保護シースにより保護された複数のUVランプから放射させて噴き出す。保護シース上の付着物は装置の洗浄手段の擦過機構によって除去される。

概要

背景

水は、例えば農業用用水タンク用及び家庭用のような、多くの商業目的に用いられる重要な資源である。さらに、有害な薬品微生物が含まれていない清浄な水は、人口が増加するにつれてより一層大切な資源となる。薬品および/または微生物を除去するための水の消毒は、清浄な水を手に入れるために重要な方法である。消毒物質として紫外線(以下、UVと記す。)光を使用することは、水に有害な残留物を残すことがないため有用でよく知られている。しかしながら、従来のUV反応装置の構成要素は、通常水の中に沈められ、内部で無機物沈殿物や土がその構成要素に付着することで、エネルギー損失を引き起こす。

オゾンもまた、有害な残留物を残すことがないという有利な点があり、水を処理するのにしばしば用いられる。オゾンが水処理に適用されるとき、水の中にオゾンを溶かすため気液混合器が備えられていなければならない。しかしながら、ベンチュリ管を利用する従来の気液混合器では、低ガス溶解率とガス漏損という問題点がある。かかる問題点は、特許文献1に開示された流体力学的なオゾン発生手段に関する技術によって実質的に解消されている。

従って、オゾンとUV光の両方を水処理に使うことで高精製水を製造することができる。通常、水処理のためには、オゾンとUV光とを使用して高精製水を得るために、2つの別々の方法および装置が必要とされる。よって、オゾンと水を混合すると同時にUV光を放射することできる単一の装置が提供されることが望ましい。さらに、その装置の構成要素上の付着物を除去するための洗浄手段が備えられていることが望ましい。
米国特許第6534023号明細書

概要

オゾンと水を混合させるとともにオンラインでUV光を放射させることができる単一のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置を提供することを目的とする。オゾンと水を混合させることができ、そして、同一のライン上で放射させることができる他に、エネルギー損失を低減させる装置の保護シース(好ましくは石英管)上の付着物を除去することができるガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置である。装置の気液混合器にオゾンと水が混入され、オゾン混合水が装置の気液分離器導管によって案内され、保護シースにより保護された複数のUVランプから放射させて噴き出す。保護シース上の付着物は装置の洗浄手段の擦過機構によって除去される。a

目的

本発明の第1の目的は、オゾンと水を混合させるとともにオンラインでUV光を放射させることができる単一のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置を提供することである。本発明の他の目的は、エネルギー損失を減らすために照明を囲む保護シース上の付着物を除去することができる洗浄手段を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

気液混合器であって、液体を取り込む液体注入口と、ガスを取り込んで該ガスを前記液体に混合させ、前記ガスの少なくとも一部を前記液体中に溶解させて気液混合体を生成するように構成されたガス注入口と、前記気液混合体を流出させる気液排出口と、を備える気液混合器と、気液分離器であって、該気液分離器の内部に設けられ、下端部が前記気液混合器の前記気液排出口に接続され上端部が前記気液分離器の先端近くまで延在した状態で、前記上端部の先端が密封されているとともに該上端部の前記先端近くに複数の細孔が形成されている導管と、前記気液分離器の底部の近くに配設された排出口と、前記気液分離器の先端の近くに配置されたガス放出バルブと、を備えた気液分離器と、それぞれに光を透過する保護シース内に同軸的に配置された複数の照明であって、前記保護シースは、前記気液分離器の中に配置され、前記導管の周りに該導管に略平行に設置されて前記気液分離器の底部に固定された複数の照明と、前記保護シース上の付着物を除去するための洗浄手段であって、前記気液分離器の導管が挿通することを許容している複数の貫通孔及び中央孔を備え、前記複数の貫通孔の各々は、その内部に前記保護シースそれぞれの上の付着物を削り落とす擦過機構を有しており、該擦過機構を通じて、前記保護シースそれぞれが挿通するように構成された少なくとも一つの保持部材と、該少なくとも一つの保持部材を駆動して前記保護シースに沿って軸方向に動かすための駆動手段と、を備えた洗浄手段と、を備えてガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置において、前記気液混合体が、非溶解ガスとともに前記気液混合器の前記気液排出口から前記気液分離器の前記導管の中に吸い込まれ、前記導管の上端部にある複数の細孔を通って前記気液分離器の内壁に対して噴射され、そこで前記非溶解ガスが前記気液混合体から分離して前記気液分離器の先端近くに滞留してガス分圧を生じさせ、該ガス分圧が、前記気液混合体が下方に流れて前記複数の照明によって放射され、その後前記気液分離器の排出口から流出する際に、前記気液分離器の前記ガス放出バルブによって調整可能になっていることを特徴とするガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項2

前記光を透過する保護シースは石英管であり、前記光は紫外線であり、前記気液分離器の複数の照明は複数の紫外線ランプであることを特徴とする請求項1に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項3

前記少なくとも1つの保持部材を動かす駆動手段には、前記気液分離器の先端に固定され、複数の支柱枠体の略中央に回転可能に配設されたウォームシャフトとを備えた枠体と、前記ウォームシャフトを回転駆動させるため前記枠体に設けられた駆動モータと、前記複数の支柱の間に配置され、前記ウォームシャフトのネジ山係合可能な中央孔が形成され、回転しないようにスライド自在に前記複数の支柱に取り付けられた板材と、上端部が前記板材にそれぞれ固定され、前記気液分離器の先端にスライド可能に挿通されて前記少なくとも一つの保持部材に固定された複数の棒材と、が備えられており、これにより、前記ウォームシャフトを回転させるべく前記駆動モータを駆動させると、前記板材が前記ウォームシャフトに沿って軸方向に移動し、前記少なくとも一つの保持部材が前記複数の棒材によって動かされることを特徴とする請求項1に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項4

前記少なくとも一つの保持部材の前記擦過機構には、底部にインナーフランジが形成された略中空円筒形ハウジングと、該ハウジング内に取り付けられて該ハウジング先端に嵌合された環情のストッパーであって、該ストッパーと前記ハウジングの前記インナーフランジとがチャンバを形成しているストッパーと、テーパー状の内端を有するとともに、前記チャンバ内に移動可能に配置され、前記ストッパーおよび前記インナーフランジの内径よりも小さい内径を有している、少なくとも一つの環状のスクレーパーと、が備えられ、前記保護シースの各々が前記擦過機構内を挿通するとき、前記スクレーパーの前記テーパー状の内端が前記保護シースの外縁に適合することを特徴とする請求項2に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項5

前記ガスはオゾンであり、前記液体は水であることを特徴とする請求項2に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項6

前記気液混合器の液体注入口に接続されて前記水を前記気液混合器に供給する駆動ポンプがさらに備えられていることを特徴とする請求項5に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項7

前記気液混合体内の液レベル監視するべく前記気液分離器に取り付けられて連通された液レベル監視手段がさらに備えられていることを特徴とする請求項6に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項8

前記気液分離器の前記排出口に接続された出口管がさらに備えられていることを特徴とする請求項7に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項9

前記気液分離器の底部には、前記保護シースに嵌め込まれて固定される複数のピンが備えられていることを特徴とする請求項8に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項10

前記少なくとも一つの環状のスクレーパーには、第1の環状スクレーパーと該第1の環状スクレーパーの下に配置された第2の環状スクレーパーとが備えられており、前記第1の環状スクレーパーの内端は、下縁から上縁に向けて先細りになっており、前記第2の環状スクレーパーの内端は、上縁から下縁に向けて先細りになっており、前記第1の環状スクレーパーと前記第2の環状スクレーパーとは、前記チャンバ内で互いに相対的に移動可能になっていることを特徴とする請求項4に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項11

前記ストッパーは、少なくとも一つのネジによって前記ハウジングに取り付けられていることを特徴とする請求項10に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項12

前記第1の環状スクレーパー、前記第2の環状スクレーパー及び前記ハウジングは、テフロン登録商標)製であることを特徴とする請求項11に記載のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置。

請求項13

底部にインナーフランジが形成された略中空円筒形のハウジングと、該ハウジング内に取り付けられて該ハウジング先端に嵌合された環状のストッパーであって、該ストッパーと前記ハウジングの前記インナーフランジとがチャンバを形成しているストッパーと、テーパー状の内端を有するとともに、前記チャンバ内に移動可能に配置され、前記ストッパーおよび前記インナーフランジの内径よりも小さい内径を有している、少なくとも一つの環状のスクレーパーと、が備えられことを特徴とする擦過機構。

請求項14

前記少なくとも一つの環状のスクレーパーには、第1の環状スクレーパーと該第1の環状スクレーパーの下に配置された第2の環状スクレーパーとが備えられており、前記第1の環状スクレーパーの内端は、下縁から上縁に向けて先細りのテーパー形状となっており、前記第2の環状スクレーパーの内端は、上縁から下縁に向けて先細りのテーパー形状となっており、前記第1の環状スクレーパーと前記第2の環状スクレーパーとは、前記チャンバ内で互いに相対的に移動可能になっていることを特徴とする請求項13に記載の擦過機構。

請求項15

前記ストッパーは、少なくとも一つのネジによって前記ハウジングに取り付けられていることを特徴とする請求項14に記載の擦過機構。

請求項16

前記第1の環状スクレーパー、前記第2の環状スクレーパー及び前記ハウジングは、テフロン(登録商標)製であることを特徴とする請求項15に記載の擦過機構。

技術分野

0001

本発明は、一般に、ガス(例えば、オゾン)を含有している液体(例えば、水)にオンラインで光(例えば、紫外線光)を放射するための装置であって、特に、照明を囲む保護シース上の付着物を除去する洗浄手段が備えられたガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置に関する。

背景技術

0002

水は、例えば農業用用水タンク用及び家庭用のような、多くの商業目的に用いられる重要な資源である。さらに、有害な薬品微生物が含まれていない清浄な水は、人口が増加するにつれてより一層大切な資源となる。薬品および/または微生物を除去するための水の消毒は、清浄な水を手に入れるために重要な方法である。消毒物質として紫外線(以下、UVと記す。)光を使用することは、水に有害な残留物を残すことがないため有用でよく知られている。しかしながら、従来のUV反応装置の構成要素は、通常水の中に沈められ、内部で無機物沈殿物や土がその構成要素に付着することで、エネルギー損失を引き起こす。

0003

オゾンもまた、有害な残留物を残すことがないという有利な点があり、水を処理するのにしばしば用いられる。オゾンが水処理に適用されるとき、水の中にオゾンを溶かすため気液混合器が備えられていなければならない。しかしながら、ベンチュリ管を利用する従来の気液混合器では、低ガス溶解率とガス漏損という問題点がある。かかる問題点は、特許文献1に開示された流体力学的なオゾン発生手段に関する技術によって実質的に解消されている。

0004

従って、オゾンとUV光の両方を水処理に使うことで高精製水を製造することができる。通常、水処理のためには、オゾンとUV光とを使用して高精製水を得るために、2つの別々の方法および装置が必要とされる。よって、オゾンと水を混合すると同時にUV光を放射することできる単一の装置が提供されることが望ましい。さらに、その装置の構成要素上の付着物を除去するための洗浄手段が備えられていることが望ましい。
米国特許第6534023号明細書

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の第1の目的は、オゾンと水を混合させるとともにオンラインでUV光を放射させることができる単一のガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置を提供することである。本発明の他の目的は、エネルギー損失を減らすために照明を囲む保護シース上の付着物を除去することができる洗浄手段を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、ガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置(a device for on-line radiating gas-containing liquid with light)に関する。この装置は、主として気液混合器、気液分離器、複数の照明及び洗浄手段を備えている。気液混合器は、液体を取り込む液体注入口と、ガスを取り込んで該ガスを前記液体に混合させ、前記ガスの少なくとも一部を前記液体中に溶解させて気液混合体を生成するように構成されたガス注入口と、気液混合体を流出させる気液排出口と、が備えられた構成からなる。前記気液混合器の詳細な構成としては、米国特許公報第6534023号に基づいている。気液分離器は、該気液分離器の内部に設けられ、下端部が前記気液混合器の前記気液排出口に接続され上端部が前記気液分離器の先端近くまで延在した状態で、前記上端部の先端が密封されているとともに該上端部の前記先端近くに複数の細孔が形成されている導管と、当該気液分離器の底部の近くに配設された排出口と、当該気液分離器の先端の近くに配置されたガス放出バルブと、が備えられた構成からなる。本発明に係る気液分離器に類似するものが、米国公開公報2006−0037899号に公開されており、符号30が付されている。複数の照明は、それぞれに光を透過する保護シース内に同軸的に配置されている。保護シースは、気液分離器の中に配置され、導管の周りに該導管に略平行に設置され、気液分離器の底部に固定されている。洗浄手段は、保護シース上の付着物を除去するための洗浄手段であって、少なくとも一つの保持部材と、少なくとも一つの保持部材を駆動して保護シースに沿って軸方向に動かすための駆動手段と、を備えている。保持部材は、気液分離器の導管が挿通することを許容している複数の貫通孔及び中央孔を備えている。複数の貫通孔の各々は、その内部に前記保護シースそれぞれの上の付着物を削り落とす擦過機構を有している。保護シースのそれぞれは擦過機構を挿通している。運転の際には、気液混合体が、非溶解ガスとともに気液混合器の気液排出口から気液分離器の導管の中に吸い込まれ、導管の上端部にある複数の細孔を通って気液分離器の内壁に対して噴射され、そこで非溶解ガスが気液混合体から分離して気液分離器の先端近くに滞留してガス分圧を生じさせる。こ
のガス分圧は、気液混合体が下方に流れて複数の照明によって放射され、その後気液分離器の排出口から流出する際に、気液分離器のガス放出バルブによって調整可能になっている。

0007

また、本発明の他の好適な実施例は、上述したガスを含有している液体内にてオンラインで光を放射するための装置とともに用いられる擦過機構に関する。この擦過機構は、略中空円筒形ハウジング、環状のストッパー、及び少なくとも一つの環状のスクレーパーを備えている。ハウジングの底部には、インナーフランジが形成されている。ストッパーは、ハウジングに取り付けられてハウジング上部に嵌合されている。ストッパーとハウジングのインナーフランジとによりチャンバが形成されている。スクレーパーは、テーパー状の内端を有するとともに、チャンバ内に移動可能に配置され、ストッパーおよびインナーフランジの内径よりも小さい内径を有している。

発明を実施するための最良の形態

0008

本発明の上述した目的および利点は、添付図面を参照しつつ、以下の実施例の記載から一層明らかにされるであろう。

0009

図1a図1b図1c図2a図2b及び図3を参照すると、本発明の好適な実施例は、ガスを含有している液気液混合器10、気液分離器20、複数のUVランプ30、洗浄手段50および駆動ポンプ90体内にてオンラインで光を放射するための装置である。ここで、ガスとしてはオゾンが用いられ、液体としては水が用いられ、光としてはUV光が用いられる。このような装置は、主として気液混合器10、気液分離器20、複数のUVランプ30、洗浄手段50および駆動ポンプ90を備えている。

0010

気液混合器10は略管状のものであり、その一端部には、水(液体)を取り込む液体注入口12が設けられ、その側部には、オゾンの少なくとも一部を水中に溶解させ、オゾン混合水(気液混合体)を生成するべくオゾン(ガス)を取り込んでそのオゾンを水に混合させるようにするガス注入口14が設けられ、その他端部には、オゾン混合水を流出させる気液排出口16が設けられている。駆動ポンプ90は、気液混合器10の液体注入口12に接続されて水を気液混合器10に供給する市販のポンプである。気液分離器20は、略中空円筒形のものであり、気液分離器20の内部に設けられた導管22が備えている。導管22の下端部222は気液混合器10の気液排出口16に接続され、上端部224は気液分離器20の先端21近くまで延在している。上端部224の先端224aは密封されているとともに上端部224の先端224a近くに複数の細孔224bが形成されている。排出口24が気液分離器20の底部23の近くに配設されており、ガス放出バルブ26が気液分離器20の先端21の近くに配置されている。また、液レベル監視手段100が、オゾン混合水の液レベルを監視するために気液分離器20に取り付けられて接続されており、出口管110が気液分離器20の排出口24に接続されている。気液分離器20の外殻は、ステンレス鋼製である。気液分離器20の底部23には、複数のピン232が備えられている。

0011

図2aを参照すると、複数の保護シース40が、気液分離器20の中に配置され、導管22の周りに導管22と略平行に設置されている。また、複数のUVランプ30は、UV光をそれぞれ透過する保護シース40の中に同軸上に各々配置されている。保護シース40は、耐熱性を有する石英を管状に形成したものから作製することが好ましい。この保護シース40は、一端が気液分離器20の底部23に設けられた複数のピン232に嵌め込まれて固定され、他端が気液分離器20の先端21に連結されている。運転の際には、図3に示すように、気液混合体(図3に示す実線矢印)は、非溶解ガスとともに気液混合器10の気液排出口16から気液分離器20の導管22の中に吸い込まれる。そして、その気液混合体は、上端部224の複数の細孔224bを通って気液分離器20の内壁11に対して噴射され、そこで、非溶解オゾン(図3に示す破線矢印)がオゾン混合水から分離して気液分離器20の先端21近くに滞留し、ガス分圧が生じる。このガス分圧は、オゾン混合水が下方に流れて複数のUVランプ30によって放射され、その後気液分離器20の排出口24から出口管110に流出する際に、気液分離器20のガス放出バルブ26によって調整可能になっている。水中でのオゾンの溶解が促進されることに加え、気液分離器20の排出口24での分圧によって、オゾン混合水が排出口24から流出するのも同様に促進される。しかしながら、処理運転中、オゾン混合水の中に存在する付着物が気液分離器20の保護シース40に付着しているとエネルギー損失の原因となる。

0012

洗浄手段50は、気液分離器20の保護シース40上の付着物を除去するためのものであり、2つの保持部材60と、2つの保持部材60を気液分離器20の保護シース40に沿って軸方向に動かす駆動手段80と、を備えている。2つの保持部材60には、複数の貫通孔62及び気液分離器20の導管22の通行を許容する中央孔64がそれぞれ設けられている。複数の貫通孔62には、各保護シース40上の付着物を削り落とす擦過機構70(図2b参照。)がそれぞれ設けられている。各保護シース40は、擦過機構70にそれぞれ挿通されている。

0013

図1cを参照とすると、2つの保持部材60を動かす駆動手段80は、枠体85、駆動モータ84、板材86、及び3つの棒材88を備えている。枠体85は、ボルトによって気液分離器20の先端21に固定されており、枠体85の周囲に設けられた複数の支柱81と枠体85の略中央に回転可能に配設されたウォームシャフト82とを有している。駆動モータ84は、ウォームシャフト82を回転駆動させるため枠体85に設けられている。板材86は、複数の支柱81の間に配置されており、ウォームシャフト82のネジ山かみ合う中央孔862が形成されている。板材86は、回転しないようにスライド自在に複数の支柱81に取り付けられている。3つの棒材88は、上端部882がそれぞれ板材86に固定され、気液分離器20の先端21にスライド可能に挿通されて2つの保持部材60(図2a参照。)に固定されている。図1aに示すように、ウォームシャフト82を一方向(例えば時計回り)に回転駆動させるべく駆動モータ84を稼動させると、板材86がウォームシャフト82に沿って下方に移動する。3つの棒材88が板材86に固定され、2つの保持部材60が3つの棒材88に固定されているので、2つの保持部材60は板材86に同調して動く。図1bに示すように、ウォームシャフト82を他の方向(例えば反時計回り)に回転させるべく駆動モータ84を駆動させると、2つの保持部材60とともに板材86が上方へ動く。それによって、図2aに示すように、2つの保持部材60に備えられた擦過機構70が保護シース40に沿って上下方向に動くことで、無機物の沈殿物のような保護シース40上の付着物が除去される。

0014

図4a図4bを参照すると、擦過機構70は、概ね、略中空円筒形のハウジング72と、金属製の環状のストッパー74と、第1の環状スクレーパー76と、第2の環状スクレーパー78とを備えた構成からなる。ハウジング72は、その底部にインナーフランジ722が形成されている。ストッパー74は、ハウジング72に取り付けられてハウジング72の上部726に嵌合されている。ストッパー74は、その端部に、ハウジング72に形成された貫通穴721に対応するネジ穴741が形成されており、ネジ79が貫通穴721に挿入されてネジ穴741に螺合される。ストッパー74とハウジング72のインナーフランジ722とによりチャンバ728が形成されている。第2の環状スクレーパー78は、第1の環状スクレーパー76の下に配置されている。第1のスクレーパー76の内端761は、その下縁762から上縁763に向けて先細りになっており、第2の環状スクレーパー78の内端781は、上縁782から下縁783に向けて先細りになっている。第1、第2の環状スクレーパー76、78の内径や各保護シース40の外径は、ストッパー74の内径やハウジング72のインナーフランジ722の内径よりも小さい。第1、第2の環状スクレーパー76、78やハウジング72は、テフロン登録商標)製であることが好ましい。第1の環状スクレーパー76と第2の環状スクレーパー78とは、チャンバ728内で互いに相対的に移動可能になっている。双方の環状スクレーパー76、78の設計により、保護シース40上の付着物をより効果的に除去することができる。

0015

図5a図5bを参照すると、擦過機構70の設計により、保護シース40の僅かな傾きに起因する損傷から保護シース40を保護することができる(保護シース40の軸49は、擦過機構70の軸75に重畳しない。)。各保護シース40がそれぞれ擦過機構70に挿通すると、スクレーパー76、78のテーパー状の内端761、781は、保護シース40の外縁41に適合する。各保護シース40の外径がストッパー74やハウジング72のインナーフランジ722の内径よりも小さいため、保護シース40とハウジング72のインナーフランジ722との間、および保護シース40とストッパー74との間に隙間が存在している。したがって、スクレーパー76、78が保護シース40の外縁41に依然としてきつく接触している一方で、固定されたストッパー74と一体となったハウジング72は、保護シース40の外縁41に相対的に移動可能になっている。さらに、スクレーパー76、78は、保護シース40の傾斜方向に応じて、チャンバ728内におけるそれらの配置を調整することができる。その結果、擦過機構70は、保護シース40の外縁41に圧力が加わり過ぎたり、僅かな保護シース40の傾きに起因して保護シース40が分断したりすることがない。

0016

したがって、本発明による好ましい実施の形態の装置によれば、効率的に水の中にオゾンが溶解され、水を殺菌するために、このオゾン混合水にUV光を放射する。さらに、UV光が放射された水は水酸化イオンを生成し、この水酸化イオンは水の消毒にも有用である。

0017

この発明は、この発明の精神及び本質を逸脱すること無しに他の具体的態様によっても実施することができる。したがって、上述の実施例は、説明的なものにすぎず、これに限定されると理解してはならない。特許請求の範囲及び特許請求の範囲の均等物の意味するところ及び範囲が整合するすべての変形は、この発明の技術的範囲に属するべきものである。

図面の簡単な説明

0018

本発明に係る実施の形態における洗浄手段の保持部材が下方に動かされたときの平面図である。
本発明に係る実施の形態における洗浄手段の保持部材が上方に動かされたときの平面図である。
保護シースに沿って軸方向に動く保持部材を駆動させるための手段の拡大図である。
複数の照明が保護シースの内部に同軸上で導管と略平行に配置された状況を表示する概略図である。
洗浄手段の保持部材の概略図である。
気液分離器の概略図である。
擦過機構の断面図である。
擦過機構の分解図である。
擦過機構のスクレーパーに左側に傾いた保護シースを取り付ける状況を表示する断面図である。
擦過機構のスクレーパーに右側に傾いた保護シースを取り付ける状況を表示する断面図である。

符号の説明

0019

10…気液混合器
12…液体注入口
14…ガス注入口
16…気液排出口
20…気液分離器
22…導管
224b…細孔
232…ピン
24…排出口
26…ガス放出バルブ
30…照明(UVランプ)
40…保護シース
50…洗浄手段
60…保持部材
62…貫通孔
64…中央孔
70…擦過機構
72…ハウジング
74…ストッパー
722…インナーフランジ
728…チャンバ
76…第1の環状スクレーパー(スクレーパー)
78…第2の環状スクレーパー(スクレーパー)
80…駆動手段
81…支柱
82…ウォームシャフト
84…駆動モータ
85…枠体
86…板材
862…中央孔
88…棒材
90…駆動ポンプ
100…液レベル監視手段
110…出口管

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  • 日星電気株式会社の「 流体処理装置」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】小型で簡易的な構造を有すると共に、光源部の効率的な冷却を行うことができる流体処理装置を提供する。【解決手段】流路と、前記流路を通る流体に光を照射する光源部3とを備え、前記流路は、流体に光が照射... 詳細

  • 藤芳義裕の「 紫外線殺菌装置」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】被処理流水に高効率、且つ略均一に紫外線を照射することができ、また、紫外線ランプの本数が少なくて済む経済的な構造の紫外線殺菌装置を提供する。【解決手段】被殺菌処理流体を流す流路に沿って紫外線ラン... 詳細

  • ICE2.0合同会社の「 高濃度・多量処理凍結濃縮装置」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】凍結による濃縮技術は省エネルギな技術である。また、溶質の均一な濃縮を可能とする。しかし、高濃度への濃縮を目的とした場合、装置の構成・操作が複雑となり機動性に欠ける。また、装置コストが高い。【解... 詳細

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