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技術 画像読み取り装置及び画像形成装置

出願人 株式会社リコー
発明者 小林正人
出願日 2006年7月20日 (13年9ヶ月経過) 出願番号 2006-198478
公開日 2008年2月7日 (12年2ヶ月経過) 公開番号 2008-028662
状態 拒絶査定
技術分野 投影型複写機の光源、細部等 ファクシミリ用ヘッド FAXの走査装置 FAX画像信号回路
主要キーワード 自動ゲイン調整回路 SH回路 ロールカッター ロール紙トレイ 各出力チャネル センサチップ間 原稿移動式 補助電力
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年2月7日)のものです。
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図面 (11)

課題

小幅イメージセンサ小判用量産の高精度、低価格のイメージセンサ)を複数個使用して1ラインを読み取る画像読み取り装置を構成した場合に、画質を低下させることなく、コストダウンを図ることにある。

解決手段

複数のイメージセンサからの読み取り出力画像信号処理部で処理し、画像読取を行う画像読み取り装置において、前記画像信号処理部が前段後段の2段の画像信号処理部11,12とからなり、前記後段の画像信号処理部12は、複数の前記前段の画像信号処理部11a,11b,11cから出力された画像データを統合し、統合された画像データから各前段の画像信号処理部11a,11b,11c間の画像データを作成し、前記各前段の画像信号処理部11a,11b,11c間の画像データを補間し、1ラインの画像データとする。

概要

背景

大判用紙を用いる画像読み取り装置は、密着イメージセンサを用いた原稿移動型が主流である。大判用紙を光学系移動手段で読み取ろうとすると、原稿台が大きくなり、また光学系を移動させるキャリッジも大型になってしまうので現実的ではない。 大判用紙の画像読み取り装置の密着イメージセンサは、主走査方向の長さを少なくとも原稿幅と同じか、それ以上にする必要がある。例えばA0サイズの原稿を読み取るにはイメージセンサの長さが841mm以上必要となる。この場合、1つのイメージセンサで構成するのは、技術的に難しく、コストも高くなってしまう。

そこで、複数の汎用性のある小型のイメージセンサを主走査方向に配列し、原稿の走査面からの反射光を各イメージセンサ上に結像し、これらのイメージセンサによって読み取り画像信号に変換し、変換された画像信号を電気的につなぎ合わせる処理を行うことにより、走査線全体に対応する画像情報を得るようにした画像読み取り装置が知られている。このような方法を採用した画像読み取り装置は、従来から様々なタイプのものが知られている。例えば、原稿の最大幅に対応する長さを有する1本の長尺リニアイメージセンサ及び結像素子を用いたタイプのもの、複数のリニアイメージセンサ及び結像素子を1つのライン上に結像させるように千鳥状に配列させたタイプのもの(引用文献1参照)、複数のリニアイメージセンサ及び結像素子を複数のライン上に結像させるように千鳥状に配列させたタイプのもの(引用文献2参照)、複数の縮小型イメージセンサに複数の縮小レンズで結像させるようにしたタイプのもの(引用文献3参照)も知られている。
特開平5−336301号公報
特開昭59−105762号公報
特開2004−104654号公報

概要

小幅のイメージセンサ(小判用量産の高精度、低価格のイメージセンサ)を複数個使用して1ラインを読み取る画像読み取り装置を構成した場合に、画質を低下させることなく、コストダウンをることにある。複数のイメージセンサからの読み取り出力画像信号処理部で処理し、画像読取を行う画像読み取り装置において、前記画像信号処理部が前段後段の2段の画像信号処理部11,12とからなり、前記後段の画像信号処理部12は、複数の前記前段の画像信号処理部11a,11b,11cから出力された画像データを統合し、統合された画像データから各前段の画像信号処理部11a,11b,11c間の画像データを作成し、前記各前段の画像信号処理部11a,11b,11c間の画像データを補間し、1ラインの画像データとする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

複数のイメージセンサからの読み取り出力を、画像信号処理部で処理し、画像読取を行う画像読み取り装置において、前記画像信号処理部が前段後段の2段の画像信号処理部とからなり、前記後段の画像信号処理部は、複数の前記前段の画像信号処理部から出力された画像データを統合し、統合された画像データから各前段の画像信号処理部間の画像データを作成し、前記各前段の画像信号処理部間の画像データを補間することを特徴とする画像読み取り装置。

請求項2

前記複数の各イメージセンサの読み取り出力からデジタル画像信号を得るまでの信号処理をそれぞれ行う複数のアナログフロントエンドを備え、当該アナログフロントエンド及び前記前側の画像信号処理部は読み取り原稿主走査幅に対応していることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。

請求項3

前記アナログフロントエンド及び前記前側の画像信号処理部をそれぞれ個別に制御する制御手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。

請求項4

前記後段の画像信号処理部は、前記各前段の画像信号処理部から出力された画像データを先頭画素から順番になるように並び替え、各前段の画像信号処理部間の隣接する画素を前後の画像データから推測し、補間を行う処理を前記前段の画像信号処理部から出力された画像データ分だけ行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。

請求項5

前記前段の画像信号処理部は、前記イメージセンサの画素またはセンサチップ毎にガンマ補正を行うガンマ補正手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。

請求項6

前記前段の画像信号処理部は、センサチップ間の画素について前記画素の走査方向の前後の画像データから補間画素データを作成し、画素補間を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。

請求項7

前記アナログフロントエンドまたは前記前段の画像信号処理部の自動ゲイン調整を行う手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。

請求項8

原稿面照明する複数の光源を備え、各光源はそれぞれ個別に点灯駆動されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。

請求項9

前記前段の画像信号処理部または前記後段の画像信号処理部は、前記光源の点灯駆動制御を行うことを備えていることを特徴とする請求項8記載の画像読み取り装置。

請求項10

前記後段の画像信号処理部は、テストパターンを出力することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。

請求項11

請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像読み取り装置を備えていることを特徴とする画像形成装置

技術分野

0001

本発明は、大判サイズの用紙に対応するために、複数のイメージセンサを備えた原稿移動式画像読み取り装置、及びこの画像読み取り装置を備えた複写機プリンタファクシミリ及びこれらの機能を複合して有するデジタル複合機等の画像形成装置に関する。

背景技術

0002

大判用紙を用いる画像読み取り装置は、密着イメージセンサを用いた原稿移動型が主流である。大判用紙を光学系移動手段で読み取ろうとすると、原稿台が大きくなり、また光学系を移動させるキャリッジも大型になってしまうので現実的ではない。 大判用紙の画像読み取り装置の密着イメージセンサは、主走査方向の長さを少なくとも原稿幅と同じか、それ以上にする必要がある。例えばA0サイズの原稿を読み取るにはイメージセンサの長さが841mm以上必要となる。この場合、1つのイメージセンサで構成するのは、技術的に難しく、コストも高くなってしまう。

0003

そこで、複数の汎用性のある小型のイメージセンサを主走査方向に配列し、原稿の走査面からの反射光を各イメージセンサ上に結像し、これらのイメージセンサによって読み取り画像信号に変換し、変換された画像信号を電気的につなぎ合わせる処理を行うことにより、走査線全体に対応する画像情報を得るようにした画像読み取り装置が知られている。このような方法を採用した画像読み取り装置は、従来から様々なタイプのものが知られている。例えば、原稿の最大幅に対応する長さを有する1本の長尺リニアイメージセンサ及び結像素子を用いたタイプのもの、複数のリニアイメージセンサ及び結像素子を1つのライン上に結像させるように千鳥状に配列させたタイプのもの(引用文献1参照)、複数のリニアイメージセンサ及び結像素子を複数のライン上に結像させるように千鳥状に配列させたタイプのもの(引用文献2参照)、複数の縮小型イメージセンサに複数の縮小レンズで結像させるようにしたタイプのもの(引用文献3参照)も知られている。
特開平5−336301号公報
特開昭59−105762号公報
特開2004−104654号公報

発明が解決しようとする課題

0004

このように複数の汎用性のある小型のイメージセンサで構成された画像読み取り装置では、イメージセンサ毎感度等に対する応答性各出力チャネルの出力部のアンプアナログ信号処理部のアナログ回路AD変換部の特性がそれぞれ異なるため、シェーディング補正によって、白レベル黒レベルについては各画素とも所定のレベル補正されるが、出力特性がイメージセンサ毎に異なるため、中間調バラツキが生じ、コピー出力時にイメージセンサ間濃度差ムラのある画像となってしまうことがある。

0005

そこで、本発明が解決すべき課題は、小幅のイメージセンサ(小判用量産の高精度、低価格のイメージセンサ)を複数個使用して1ラインを読み取る画像読み取り装置を構成した場合に、画質を低下させることなく、コストダウンを図ることにある。

課題を解決するための手段

0006

前記課題を解決するため、第1の手段は、複数のイメージセンサからの読み取り出力を、画像信号処理部で処理し、画像読取を行う画像読み取り装置において、前記画像信号処理部が前段後段の2段の画像信号処理部とからなり、前記後段の画像信号処理部は、複数の前記前段の画像信号処理部から出力された画像データを統合し、統合された画像データから各前段の画像信号処理部間の画像データを作成し、前記各前段の画像信号処理部間の画像データを補間することを特徴とする。

0007

第2の手段は、第1の手段において、前記複数の各イメージセンサの読み取り出力からデジタル画像信号を得るまでの信号処理をそれぞれ行う複数のアナログフロントエンドを備え、当該アナログフロントエンド及び前記前側の画像信号処理部は読み取り原稿主走査幅に対応していることを特徴とする。

0008

第3の手段は、第2の手段において、前記アナログフロントエンド及び前記前側の画像信号処理部をそれぞれ個別に制御する制御手段を備えていることを特徴とする。

0009

第4の手段は、第1ないし第3のいずれかの手段において、前記後段の画像信号処理部は、前記各前段の画像信号処理部から出力された画像データを先頭画素から順番になるように並び替え、各前段の画像信号処理部間の隣接する画素を前後の画像データから推測し、補間を行う処理を前記前段の画像信号処理部から出力された画像データ分だけ行うことを特徴とする。

0010

第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記前段の画像信号処理部が前記イメージセンサの画素またはセンサチップ毎にガンマ補正を行うガンマ補正手段を備えていることを特徴とする。

0011

第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段において、前記前段の画像信号処理部がセンサチップ間の画素について前記画素の走査方向の前後の画像データから補間画素データを作成し、画素補間を行うことを特徴とする。

0012

第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記アナログフロントエンドまたは前記前段の画像信号処理部の自動ゲイン調整を行う手段を備えていることを特徴とする。

0013

第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段において、原稿面照明する複数の光源を備え、各光源はそれぞれ個別に点灯駆動されることを特徴とする。

0014

第9の手段は、第8の手段において、前記前段の画像信号処理部または前記後段の画像信号処理部が前記光源の点灯駆動制御を行うことを特徴とする。

0015

第10の手段は、第1ないし第9のいずれかの手段において、前記後段の画像信号処理部がテストパターンを出力することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。

0016

第11の手段は、第1ないし第10の手段に係る画像読み取り装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。

0017

なお、後述の実施形態では、イメージセンサは符号7,7a,7b,7cに、前段の画像信号処理部は(前)画像信号処理部11,11a,11b,11cに、後段の画像信号処理部は(後)画像信号処理部12に、アナログフロントエンドは符号10,10a,10b,10cに、制御手段はCPU15に、ガンマ補正手段はガンマ補正部11−0に、自動ゲイン調整を行う手段は自動ゲイン調整回路AGC回路)105に、それぞれ対応する。また、各光源個別の点灯及び点灯制御はそれぞれ図2及び図8から明らかであり、テストパターンは予め後段の画像処理部12に記憶されている。

発明の効果

0018

本発明によれば、後段の画像信号処理部は複数の前段の画像信号処理部から出力された画像データを統合し、統合された画像データから各前段の画像信号処理部間の画像データを作成し、各前段の画像信号処理部間の画像データを補間するので、複数の小幅のイメージセンサを複数個使用して1ラインを読み取る画像読み取り装置を構成した場合に、画質を低下させることなく、コストダウンを図ることができる。

発明を実施するための最良の形態

0019

以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。

0020

図1原稿搬送式の画像読み取り装置の読み取り部概略構成を示す断面図である。この装置は、図示のようにコンタクトガラス1、光源2、セルフォックレンズアレイ3、原稿搬送ローラ4、原稿挿入搬送ローラ5、原稿排出搬送ローラ6、イメージセンサ7、原稿挿入搬送ローラ5に従動する従動コロ8、及び原稿排出搬送ローラ6に従動する従動コロ9を備えている。読み取り対象となる原稿10は、駆動手段(図示なし)により、図中の矢印方向に原稿挿入搬送ローラ5を回転させ、読み取り部に搬入される。原稿10は搬送されながら光源2により照明され、その反射光をセルフォックレンズアレイ3によりイメージセンサ7に結像させ、イメージセンサ7によって画像を電気信号として取り出される。

0021

図2は読み取り部の信号処理の詳細を示すブロック図である。図1におけるイメージセンサ7及び光源2は、図2に示すように主走査方向に第1ないし第3のイメージセンサ7a,7b,7c、第1ないし第3の光源2a,2b,2cのそれぞれ3つ配列され、イメージセンサ7a,7b,7cに結像され、画像情報から電気信号として取り出された信号は、3つのアナログフロントエンド(AFE)10a,10b,10c、及び(前)画像信号処理部11a,11b,11cで信号処理され、(前)画像信号処理部11a,11b,11cから出力された画像データを統合し、画素補間を行う(後)画像信号処理部12を通り、後段(画像信号処理部等)へ出力される。なお、符号11は(前)画像信号処理部、符号12は(後)画像信号処理部であるが、図では、簡単のため、(前)画像信号処理部11、(後)画像信号処理部12としている。なお、画素補間については図7を参照して後述する。

0022

図2では、イメージセンサ、光源を3つのブロックに分けているが、(前)画像信号処理部11の仕様満足すれば、分割数を限定するものでは、また、CISのようにイメージセンサ7、セルフォックレンズアレイ3、光源2がユニットになっているものを主走査方向に複数配列した場合にも、この発明は適用できる。

0023

図3はアナログフロントエンド(AFE)10の詳細を示すブロック図で、アナログフロントエンド10はイメージセンサ7の出力からデジタル画像信号を得るまでの信号処理を行う。アナログフロントエンド10は、入力に対し、交流結合後の入力端子電位を規定するためのクランプ回路(CLMP回路)10−1とイメージセンサ7の出力信号の信号成分のみを取り出すサンプルホールド回路SH回路)10−2、指定した増幅率でSH後の信号を増幅する可変ゲインアンプVGA)10−3を備え、アナログデジタル変換回路ADC)10−4を通してデジタル画像信号として出力される。自動ゲイン調整回路(AGC回路)10−5は、1ラインのピークデータ検出を行い、ピーク値白レベル目標値になるようにVGA10−3のゲインを調整する。なお、クランプ回路10−1、サンプルホールド回路10−2、AGC回路10−5はそれぞれターゲットインターフェース回路(TG&I/F)10−6に接続されている。TG&I/F回路10−6には、CLMPIN、SH、MCLK、SCLK、SD、CS、及びSHGTの各信号が入力される。

0024

ここで、アナログフロントエンド(AFE)10は、RGB各色(3色)の入力を2系統(E/O)持ち、1色当たり2系統の画像信号を1系統に統合し、1色当たりデジタル化された1系統のデジタル画像データを出力する構成のものを使用すると、1色/1ICのものに比べ、基板上の実装面積を小さくできる。また、前述のように構成すると、配線パターンを少なくすることができ、コストも安くすることができる。

0025

アナログフロントエンド(AFE)10から出力されたRGBのデジタル画像データは、(前)画像信号処理部11でガンマ補正及びイメージセンサを構成しているセンサチップ間の画素補間を行い、最適な画像データになるように処理され、(後)画像信号処理部12で、第1ないし第3の3つの(前)画像信号処理部11a,11b,11cから出力されてきたRGB画像データを先頭画素から順番になるように並べ替え、(前)画像信号処理部11間の最後と最初の画素を前後の画像データから推測し、補間を行う。補間画素作成方法は、(前)画像信号処理部11の補間画素の作成方法と同じ方法を使用する。

0026

このように(後)画像信号処理部12の補間画素作成についても(前)画像信号処理部11と同じ方法を使用することにより、補間画素の画像品質劣化を防ぐことができる。また、(後)画像信号処理部12に設計上のメモリ回路規模制約がある場合には、(前)画像信号処理部11よりも精度を落とした補間画素の作成方法を使用しても、極端な画像品質の劣化を防ぐことができる。

0027

なお、アナログフロントエンド(AFE)10、または(前)画像信号処理部11は、自動ゲイン調整(AGC)機能を持ち、図示しない基準白板またはローラのADC出力レベル光量変動ノイズの影響を受けてもオーバフローしない範囲で、できるだけADC回路104のダイナミックレンジを広く使用できるように調整する。

0028

このようにA0判等の幅広の用紙を扱う画像読み取り部に、小判用量産の高精度、低価格の機能要素であるイメージセンサ7、(前)画像信号処理部11を用いることにより画像品質を低下させることなく、コストダウンを図ることができる。

0029

また、アナログフロントエンド10、または(前)画像信号処理部11に自動ゲイン調整(AGC)機能を持たせることにより、複数のイメージセンサ7のブロック単位で、ゲインの調整を行うことができる。これにより、読取原稿の主走査幅に対応させて動作を行うときに有効になる。また、制御を司るCPU負荷の低減、画像読み取り装置の立ち上げ時間の短縮を図ることができる。

0030

また、(前)画像信号処理部11から出力された画像データを統合、画素補間を行う、(後)画像信号処理部12を設けることで、後段の画像信号処理部への画像データの受け渡しをスムーズに行うと共に、画像品質の低下を防ぐことができる。また、アナログフロントエンド10を、1色/1ICのものではなく、3色/1ICのものを使用するようにすれば、基板上の実装面積を小さく、配線パターンを少なく、コストも安くすることができる。

0031

図4図2の画像読み取り装置に対して更に、操作パネル13、原稿サイズ検知センサ14及びCPU15を設けた例を示すブロック図である。(前)画像信号処理部11はイメージセンサ7の画素またはセンサチップ毎にガンマ補正を行う機能を有する。そこで、図4に示すように、AFE10及び(前)画像信号処理部11に対して操作パネル13によって設定される原稿サイズ設定や、原稿サイズ検知センサ14の出力信号から、主走査方向の原稿サイズ(幅)を検出し、主走査方向の原稿サイズに応じて必要なアナログフロントエンド10、(前)画像信号処理部11を動作させ、主走査方向の原稿サイズに当てはまらないアナログフロントエンド10、(前)画像信号処理部11は、動作させないようにCPU15を用いて制御する。動作させないようにするとは、アナログフロントエンド10あるいは(前)画像信号処理部11の電源の供給を止め、あるいはイネーブル信号を制御し、動作しない状態とすることを意味する。

0032

このように処理すると、A0判等の幅広の用紙を扱う画像読取部を構成しているアナログフロントエンド10及び(前)画像信号処理部11を読取原稿の主走査幅に対応させて動作させることにより省エネを実現できる。

0033

(後)画像信号処理部12は、(前)画像信号処理部11から出力された画像データに対応した処理を行うが、ここにいう画像データに対応した処理とは、(後)画像信号処理部12の(前)画像信号処理部11から出力されてきた画像データを先頭画素から順番になるように並び替え、各(前)画像信号処理部11a,11b間、11b,11c間の最後と最初のところの画素を前後の画像データから推測し、補間を行う処理を(前)画像信号処理部11から出力された画像データ分だけ行うということを意味する。

0034

このように(後)画像信号処理部12を(前)画像信号処理部11から出力された画像データに対応した処理を行うことにより、(後)画像信号処理部12の処理速度を早くすることができる。

0035

また、前述のように(前)画像信号処理部11はガンマ補正機能を持ち、画素毎またはセンサチップ毎にガンマ補正を行う。図5はガンマ補正部を示すブロック図である。ガンマ補正部11−0は、ガンマ補正に必要なデータを作成するガンマ補正データ作成部11−1と、ガンマ補正データ作成部11−1で作成されたガンマ補正データを保存するメモリ11−2と、ガンマ補正を行うガンマ補正回路11−3によって構成されている。すなわち、前段のAFE10から転送された画像データは黒補正部11−4で黒補正が行われ、白補正部11−5で白補正が行われる。黒補正部11−4は光源を消灯して光がない状態でイメージセンサ7が読み取った出力について黒基準を設定し、白補正部11−5は光源を点灯したときの図示しない白基準板の読み取り出力を白基準とする白基準を設定するものである。ここでは入出力は1本しか図示されていないが、RGB各色について行われる。

0036

ガンマ補正部11−0では、複数の濃度パターンで表わせられるテストチャート図9参照)等を読み取ることによってガンマ補正データを作成する。作成されたデータはデータ作成メモリ11−2に記憶され、ガンマ補正回路11−3に入力されるRGB各色のデータについてはガンマ補正を行う際に読み出して、ガンマ補正を実行する。ガンマ補正回路11−3からは補正された画像データが出力される。

0037

このように(前)画像信号処理部11に、画素毎またはセンサチップ毎にガンマ補正を行う機能を持たせることにより、イメージセンサの画素またはセンサチップ毎の特性のバラツキを低減させることができ、画像品質の低下を防ぐことができる。

0038

図6補正データを使って第2のイメージセンサ7bのセンサチップ1のガンマ特性を第2のイメージセンサ7bのセンサチップ2のガンマ特性に補正するときの状態を示す説明図である。補正データAMDは、図示しない複数の濃度パターンで表わされたテストチャートを読み取ることによって得られた出力データからガンマ補正データ作成部111において作成する。この場合、補正データAMDはセンサチップ1のガンマ特性をセンサチップ2のガンマ特性に合わせるための矢印で示した補正を行うデータである。補正データAMDを作成するためにサンプルする画素またはチップは、場所、数を任意に選択することができる。この選択は、前述の操作パネル13等を用いて行う。すなわち、図6では、8画素を1つのセンサチップとして構成しており、センサチップ1と2のガンマ特性が図6(c)のような場合、図6(d)において点線で示すセンサチップ1のガンマ特性を、実線で示すセンサチップ2の特性に合わせ、センサチップ1とセンサチップ2間の読み取りデータの不連続性をなくすようにしている。

0039

図6の例では、(前)画像信号処理部11において隣接するセンサチップでガンマ補正を行って連続性を保持するようにしているが、図7(a)に示すように補間を行わない場合、隣接するセンサチップ1と2の画像データ、あるいはセンサチップ2と3の画像データが不連続になる場合がある。図7(a)のようにイメージセンサをつないで配置する場合、センサチップnとセンサチップ(n+1)間の画像データを読み取ることができなくなってしまう。そこで、図6に示した方法とは別の方法として、センサチップ間の画素について前後の画像データから補間画素データを作成し、画素補間をするように構成することもできる。

0040

すなわち、図7に示すように補間を行う画素位置のまわりの画像情報から補間画素の画像データを作成し、画素補間を行う。そこで、図7(b)に示すように隣接するセンサチップ1と2の画像データ、あるいはセンサチップ2と3の画像データとの間に補間データDI1及びDI2を挿入して不連続性を緩和する。この場合の補間データは、図7(c)に示すように、センサチップnのセンサチップn+1と隣接する画素の濃度L1と、センサチップn+1のセンサチップnと隣接する画素の濃度R1とから平均値を、
DI=(L1+R1)/2
によって算出し、その値をセンサチップnとセンサチップn+1の隣接画素の値として使用する。ここでは、補間画素の画像データを左右1画素の平均を取るようにしているが、画素数は適宜選択することが可能であり、作成方法がこれに限定されるものではない。

0041

このように(前)画像信号処理部11に、センサチップ間の画素を、前後の画像データから補間画素データを作成し、画素補間をする機能を持たせることにより画像品質の低下を防ぐことができる。

0042

一方、画像読み取り装置として図8に示すように複数の光源(ブロック)2a,2b,2cをそれぞれ個別に点灯駆動できるようにし、(前)画像信号処理部11(または(後)画像信号処理部12)は、光源(ブロック)2a,2b,2cの点灯駆動制御を行うように構成することもできる。このように(前)画像信号処理部11、または(後)画像信号処理部12によって光源(ブロック)2の点灯駆動制御を行うことができるように構成すると、読み取り原稿の主走査幅に対応させて動作を行うときに有効になり、省エネを実現できる。

0043

なお、(後)画像信号処理部12は、図6を参照して説明したセンサチップのガンマ補正を行うためのテストチャートのパターン(テストパターン)を記憶しており、後述の画像形成装置に前記テストチャートを出力させ、このテストチャートを画像読み取り装置で読み込むことにより補正データを取得することができる。これにより、画像読み取り装置の故障検出の精度、異常画像解析の精度、(後)画像信号処理部12の検査精度を向上させることができる。

0044

図10は本発明の実施形態に係る画像形成装置としての広幅デジタル複写機の概略構成を示す図である。同図において、給紙部100の上に画像形成部200が、更に画像形成部200の上に読取部(スキャナ部)300が装着され、全体としてデジタル複写機を構成している。以下、動作とともに各部の構成について述べていく。

0045

まず、読取部300の原稿台301上に原稿をおき、この原稿を1枚ずつ読取部300に給紙する。給紙された原稿は密着イメージセンサ(CIS)302により画像情報が読み取られ、画像読み取り後に排紙トレイ上に排紙される。原稿台301上の原稿は、図示省略のサイドフェンスにより幅方向(搬送方向に直交する方向の端部)が揃えられ、給紙ローラ303により給紙され、密着イメージセンサ302の下側に搬送される。原稿台301上には、原稿幅検知センサ及び原稿長検知センサが設けられている。両センサにより、原稿台301から送られる原稿のサイズを検知する。密着イメージセンサ302下の原稿はLEDアレイ蛍光灯などの光源により露光され、反射光がロッドレンズアレイに通してイメージセンサ上に結像され、イメージセンサによって光電変換が行われる。原稿読み取り終了後は、原稿は搬送ローラ304及び排紙ローラ305によって排紙トレイ上に排紙される。なお、図5では、密着イメージセンサ302の配置は図1とは逆の配置となっているが、これらは読み取り原稿の原稿面に対向していれば、上下位置の相違は相対的な話である。

0046

画像形成部200は現像部201、定着部202、排紙部203を備え、密着イメージセンサ302に読み取られた画像信号は画像処理され、LED書き込み部204により、帯電器よって一様に帯電された感光体205上に光書き込みが行われる。この光書き込みによって感光体205上に静電潜像が形成さる。静電潜像はLED書き込み部204の感光体回転方向下流側に設けられた現像器201によってトナー現像され、給紙部100から給送された記録用紙に対して前記トナー現像されたトナー画像転写部209で転写され、分離部210で感光体205から分離された後、搬送ベルト211によって定着器202に搬送される。記録用紙上に転写されたトナー画像は定着器202で転写されて、原稿画像複写が行われ、表面に画像が形成された記録用紙は例えば排紙部203の排紙センサ216を経て、排紙ローラ213によって画像形成部200上面の排紙トレイ206に排出される。

0047

給紙部100は、上下2段のロール紙トレイ101、102を有している。このロール紙トレイ101、102は、装置筐体から図の左方向に引き出し可能となっており、トレイを引き出した状態でロール紙のセットやジャム処理を行うように構成されている。ロール紙トレイ101、102には、それぞれ2つずつロール紙をセットすることができる。紙管の周囲に巻装された各ロール紙103〜106は、一対のペーパーホルダ107〜110を介して給紙部100にセットされる。各ロール紙に対する給紙ローラ111〜114がロール紙近傍に配設されている。各給紙ローラ111〜114により送り出されたロール紙は、トレイ前面側(図の左側)に設けられたロールカッターユニット115、116で一定の長さに切断され、画像形成部200へと送り込まれる。このカットされて送り込まれたロール紙は、レジストローラ208にて作像タイミングとの同期を取り、感光体205に導かれ、感光体205上に形成された画像を転写部209により転写され、分離部210により感光体205から分離されて搬送ベルト211で定着部202へ導かれ、熱的に画像を定着される。画像を定着されたロール紙は、排紙部203をなす排紙ローラ212、213によって排紙される。排紙方向分岐爪214により切り替えられ、画像形成部200上面の排紙トレイ206、または画像形成部200後方の図示しない排紙トレイに排出される。

0048

定着部202と排紙ローラ212の間、及び排紙ローラ212と排紙ローラ213の間には、それぞれ排紙センサ215、216が設けられ、この排紙センサ215、216によってロール紙が排紙部203にあるか否かを判別できるようになっている。

0049

また図示は省略するが、画像形成部200には、排紙ローラ212、213を駆動する駆動制御手段を備えるとともに、読取部300には動作のスタート指示や、搬送するロール紙の情報であるリピートコピー長尺通紙情報を入力するための操作部を設けてある。

0050

定着部202は金属管離型層を配置した定着ローラと、金属管にゴム層と離型層を配置した加圧ローラと、AC電力を供給するAC電力供給手段からAC電力が供給されて加熱する主加熱部と、補助電源と、補助電力から供給される電力が供給されて加熱する補助発熱部と、定着ローラに回転駆動力を与えるための電磁モータと、前記補助電源の充電電圧を検出する電圧センサと、前記定着ローラ・加圧ローラの表面温度を検出する温度検出手段と、電磁モータの回転駆動を定着ローラに伝達するための中継ギヤと、電磁モータから中継ギヤを経由して得られる回転力を定着ローラに伝えるための定着駆動ギヤで構成されている。

0051

なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

図面の簡単な説明

0052

原稿搬送式の画像読み取り装置の読み取り部の概略構成を示す断面図である。
読み取り部の信号処理の詳細を示すブロック図である。
アナログフロントエンド(AFE)の詳細を示すブロック図である。
図2の画像読み取り装置に対して操作パネル、原稿サイズ検知センサ及びCPUを設けた画像読み取り装置の例を示すブロック図である。
ガンマ補正部を示すブロック図である。
補正データを使ってセンサチップ1のガンマ特性をセンサチップ2のガンマ特性に補正するときの状態を示す説明図である。
補間を行う画素位置のまわりの画像情報から補間画素の画像データを作成する例を示す説明図である。
複数の光源をそれぞれ個別に点灯駆動できるようにし、光源の点灯駆動制御を行うように構成した読み取り部の詳細を示すブロック図である。
補間データを得るためのテストチャートの一例を示す図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置としての広幅デジタル複写機の概略構成を示す図である。

符号の説明

0053

2光源
7,7a,7b,7cイメージセンサ
10,10a,10b,10cAFE
10−1 CLMP回路
10−2SH回路
10−3VGA
10−4ADC
10−5AGC回路
11,11a,11b,11c画像信号処理部前段
11−0ガンマ補正部
11−1ガンマ補正データ作成部
11−2データ作成メモリ
11−3ガンマ補正回路
12 画像信号処理部後段
13操作パネル
14原稿サイズ検知センサ
15 CPU

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