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技術 ウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機

出願人 三菱重工印刷紙工機械株式会社
発明者 道法崇光
出願日 2006年7月14日 (14年4ヶ月経過) 出願番号 2006-194467
公開日 2008年1月31日 (12年9ヶ月経過) 公開番号 2008-019090
状態 特許登録済
技術分野 薄板状材料の折畳み、特殊排送装置、その他
主要キーワード 先端部右 空気乱流 上方スペース 針アーム 横裁断 軸方向中間位置 三角板 折込ローラ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2008年1月31日)のものです。
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図面 (15)

課題

ウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機において、折帳における幅方向全域にわたって挙動を安定させることで端折れを抑制可能とする。

解決手段

回転可能な折胴23に対して、ウェブWを裁断する鋸胴24を設けると共に、ウェブWを挟持して折帳Sを形成する一対の折込ローラ39a,39bを設け、折胴23の外周面に、折帳Sの袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面51を設けると共に、折帳Sのペラ側に周方向に沿って均一な円弧形状をなす第2ガイド面52を第1ガイド面51に軸方向に連続して設ける。

概要

背景

一般的な新聞用オフセット輪転印刷機は、複数の給紙装置と、複数の印刷ユニットと、ターンバー装置と、折機とから構成されており、各給紙装置から印刷ユニットにウェブが供給されると、各ウェブWに対して印刷が施され、ターンバー装置で多数のウェブの走行ルートが変更されてから所定の順番に重ね合わされた後、折機にて、ウェブが縦折りされてから所定の長さで横裁断され、横折されることで折帳が形成され、排紙される。

このような新聞用オフセット輪転印刷機における折機は、縦折りを行う三角板の下方に鋸胴折胴が対向して配設されると共に、折胴の下方に一対の折込ローラが設けられ、この折込ローラの下方に折帳を排紙する羽根車が設けられて構成されている。この鋸胴は、外周部に鋸刃が装着される一方、折胴は、外周部にこの鋸刃を受け止める鋸刃受が装着されている。また、折胴は、外周部に針装置折ブレード周方向に所定の間隔で設けられている。

従って、所定の順番に重ね合わせられた複数のウェブは、三角板により縦折りが施された後、各種ローラにより折胴に送られると、まず、所定の位置で針装置によりその先端部が保持され、この状態で折胴が所定角度回転すると、次に、鋸刃と鋸刃受が一致してこの鋸刃によりウェブWが所定の長さで横裁断されると共に、針装置によるウェブの保持が解除される。続いて、折胴の折ブレードが回動して先端部が折胴の周面から突出し、ウェブを折胴の周面から引き剥がす。このとき、折胴の回転に対して折ブレードが逆方向に回転すると、ブレード本体が折胴の周面から外方に突出し、先端部がウェブの送り方向の中間部に当接して押し出すことで、このウェブを折胴の周面から引き剥がすことができる。すると、一対の折込ローラが折胴の周面から引き剥がされたウェブを挟持することで折帳が形成され、この折帳は羽根車により順次受取られて排紙される。

ところで、針装置で保持されたウェブの先端部は、一旦折込ローラの上方を通過した後に針装置から解放されるが、その中央から折ブレードにより押し込まれるため、この折込みローラ側に引き戻されることとなり、自由端となる先端部にばたつきが発生するおそれがある。この場合、一対の折込ローラは、折れた状態や皺の付いた状態で折張を巻き込んで狭持し、端折れや皺のある折帳として排出してしまう。また、針装置で保持されたウェブの後端部は、折胴の回転と同じ方向に移動するため、特に、自由端となる後端部が一対の折込ローラを通過する前に、ウェブの慣性と折胴や折込みローラの回転による空気流に影響されてウェブの先端部右側に流されやすい。そのため、ウェブの後端部が折れた状態で一対の折込ローラ間を通過することにより、端折れが発生し易い。

このような問題を解決するものとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたウェブ折り畳み装置は、折胴の周面における折ブレードの折胴回転方向上流側にこの折胴の軸方向にわたって凹部を形成することで、この凹部により折込ローラの上部周辺スペースを広くして空気乱流を抑制すると共に、ウェブ後端部が凹部内に入り込んでウェブ後端部の挙動を安定し、折込ローラの相互間を通過する直前のウェブ後端部のばたつきを防止して端折れを防止するものである。

特開2005−289550号公報

概要

ウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機において、折帳における幅方向全域にわたって挙動を安定させることで端折れを抑制可能とする。回転可能な折胴23に対して、ウェブWを裁断する鋸胴24を設けると共に、ウェブWを挟持して折帳Sを形成する一対の折込ローラ39a,39bを設け、折胴23の外周面に、折帳Sの袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面51を設けると共に、折帳Sのペラ側に周方向に沿って均一な円弧形状をなす第2ガイド面52を第1ガイド面51に軸方向に連続して設ける。

目的

本発明は上述した課題を解決するものであり、折帳における幅方向の全域にわたって挙動を安定させることで端折れを抑制可能としたウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブ裁断する鋸胴と、前記折胴より下流側に設けられてウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを具えたウェブ折り畳み装置において、前記折胴に、折帳の袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面が設けられたことを特徴とするウェブ折り畳み装置。

請求項2

請求項1に記載のウェブ折り畳み装置において、前記折胴における折帳のペラ側に、周方向に沿って均一な円弧形状をなす第2ガイド面が、前記第1ガイド面に軸方向に連続して設けられたことを特徴とするウェブ折り畳み装置。

請求項3

請求項1に記載のウェブ折り畳み装置において、前記折胴における折帳のペラ側に、外周面よりも突出した第3ガイド面が、前記第1ガイド面に軸方向に連続して設けられたことを特徴とするウェブ折り畳み装置。

請求項4

請求項2または3に記載のウェブ折り畳み装置において、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面、または、前記第1ガイド面と前記第3ガイド面は、軸方向に沿って滑らかに連続することを特徴とするウェブ折り畳み装置。

請求項5

請求項1から4のいずれか一つに記載のウェブ折り畳み装置において、前記一対の折込ローラにおける軸方向両端側の外周面に、前記折胴の外周面との距離を大きくして折帳の移送方向の後端部のばたつきを抑制する切欠部が設けられると共に、前記折込ローラにおける折帳のペラ側に位置する前記切欠部に、前記折胴の外周面との距離を小さくする第4ガイド面が設けられたことを特徴とするウェブ折り畳み装置。

請求項6

請求項2から5のいずれか一つに記載のウェブ折り畳み装置において、前記折胴に軸方向に沿って溝部が形成され、該溝部における折帳の袋側から中央部にかけて前記第1ガイド面を有する第1ブロック体が固定される一方、前記溝部における折帳のペラ側に前記第2ガイド面を有する第2ブロック体または前記第3ガイド面を有する第3ブロック体が固定されたことを特徴とするウェブ折り畳み装置。

請求項7

巻取紙からウェブを供給する給紙装置と、該給紙装置から繰り出されたウェブに印刷を行う印刷ユニットと、該印刷ユニットにより印刷が施された複数のウェブを重ねて裁断して折り曲げることで折帳を形成する折機とを具えた輪転印刷機において、前記折機は、回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴より下流側に設けられてウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを有し、前記折胴に、折帳の袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面が設けられたことを特徴とする輪転印刷機。

技術分野

0001

本発明は、裁断されたウェブを一対の折込ローラにより挟持して折帳を形成するウェブ折り畳み装置、並びに、このウェブ折り畳み装置が適用された輪転印刷機に関するものである。

背景技術

0002

一般的な新聞用オフセット輪転印刷機は、複数の給紙装置と、複数の印刷ユニットと、ターンバー装置と、折機とから構成されており、各給紙装置から印刷ユニットにウェブが供給されると、各ウェブWに対して印刷が施され、ターンバー装置で多数のウェブの走行ルートが変更されてから所定の順番に重ね合わされた後、折機にて、ウェブが縦折りされてから所定の長さで横裁断され、横折されることで折帳が形成され、排紙される。

0003

このような新聞用オフセット輪転印刷機における折機は、縦折りを行う三角板の下方に鋸胴折胴が対向して配設されると共に、折胴の下方に一対の折込ローラが設けられ、この折込ローラの下方に折帳を排紙する羽根車が設けられて構成されている。この鋸胴は、外周部に鋸刃が装着される一方、折胴は、外周部にこの鋸刃を受け止める鋸刃受が装着されている。また、折胴は、外周部に針装置折ブレード周方向に所定の間隔で設けられている。

0004

従って、所定の順番に重ね合わせられた複数のウェブは、三角板により縦折りが施された後、各種ローラにより折胴に送られると、まず、所定の位置で針装置によりその先端部が保持され、この状態で折胴が所定角度回転すると、次に、鋸刃と鋸刃受が一致してこの鋸刃によりウェブWが所定の長さで横裁断されると共に、針装置によるウェブの保持が解除される。続いて、折胴の折ブレードが回動して先端部が折胴の周面から突出し、ウェブを折胴の周面から引き剥がす。このとき、折胴の回転に対して折ブレードが逆方向に回転すると、ブレード本体が折胴の周面から外方に突出し、先端部がウェブの送り方向の中間部に当接して押し出すことで、このウェブを折胴の周面から引き剥がすことができる。すると、一対の折込ローラが折胴の周面から引き剥がされたウェブを挟持することで折帳が形成され、この折帳は羽根車により順次受取られて排紙される。

0005

ところで、針装置で保持されたウェブの先端部は、一旦折込ローラの上方を通過した後に針装置から解放されるが、その中央から折ブレードにより押し込まれるため、この折込みローラ側に引き戻されることとなり、自由端となる先端部にばたつきが発生するおそれがある。この場合、一対の折込ローラは、折れた状態や皺の付いた状態で折張を巻き込んで狭持し、端折れや皺のある折帳として排出してしまう。また、針装置で保持されたウェブの後端部は、折胴の回転と同じ方向に移動するため、特に、自由端となる後端部が一対の折込ローラを通過する前に、ウェブの慣性と折胴や折込みローラの回転による空気流に影響されてウェブの先端部右側に流されやすい。そのため、ウェブの後端部が折れた状態で一対の折込ローラ間を通過することにより、端折れが発生し易い。

0006

このような問題を解決するものとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載されたウェブ折り畳み装置は、折胴の周面における折ブレードの折胴回転方向上流側にこの折胴の軸方向にわたって凹部を形成することで、この凹部により折込ローラの上部周辺スペースを広くして空気乱流を抑制すると共に、ウェブ後端部が凹部内に入り込んでウェブ後端部の挙動を安定し、折込ローラの相互間を通過する直前のウェブ後端部のばたつきを防止して端折れを防止するものである。

0007

特開2005−289550号公報

発明が解決しようとする課題

0008

ところで、輪転印刷機の折機で形成される折帳は、複数枚のウェブが重ねられた状態で形成されるものであり、折機から一対の折込ローラに渡される多数重ねられて縦折されたウェブは、移送方向における一側部が折られた袋状をなし、他側部はペラ状となっている。そのため、上述した従来のウェブ折り畳み装置のように、折胴の周面に軸方向にわたって凹部を形成すると、ウェブの袋側では、折胴の凹部によりこのウェブの後端部を凹部内でガイドしてスムースに折込ローラに渡すことができるものの、ウェブのペラ側では、折込ローラの上部周辺のスペースが広いためにかえってウェブ後端部の挙動が大きくなり、ばたつきが助長されてしまい、端折れが発生してしまうおそれがある。

0009

本発明は上述した課題を解決するものであり、折帳における幅方向全域にわたって挙動を安定させることで端折れを抑制可能としたウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上記の目的を達成するための請求項1の発明のウェブ折り畳み装置は、回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴より下流側に設けられてウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを具えたウェブ折り畳み装置において、前記折胴に、折帳の袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面が設けられたことを特徴とするものである。

0011

請求項2の発明のウェブ折り畳み装置では、前記折胴における折帳のペラ側に、周方向に沿って均一な円弧形状をなす第2ガイド面が、前記第1ガイド面に軸方向に連続して設けられたことを特徴としている。

0012

請求項3の発明のウェブ折り畳み装置では、前記折胴における折帳のペラ側に、外周面よりも突出した第3ガイド面が、前記第1ガイド面に軸方向に連続して設けられたことを特徴としている。

0013

請求項4の発明のウェブ折り畳み装置では、前記第1ガイド面と前記第2ガイド面、または、前記第1ガイド面と前記第3ガイド面は、軸方向に沿って滑らかに連続することを特徴としている。

0014

請求項5の発明のウェブ折り畳み装置では、前記一対の折込ローラにおける軸方向両端側の外周面に、前記折胴の外周面との距離を大きくして折帳の移送方向の後端部のばたつきを抑制する切欠部が設けられると共に、前記折込ローラにおける折帳のペラ側に位置する前記切欠部に、前記折胴の外周面との距離を小さくする第4ガイド面が設けられたことを特徴としている。

0015

請求項6の発明のウェブ折り畳み装置では、前記折胴に軸方向に沿って溝部が形成され、該溝部における折帳の袋側から中央部にかけて前記第1ガイド面を有する第1ブロック体が固定される一方、前記溝部における折帳のペラ側に前記第2ガイド面を有する第2ブロック体または前記第3ガイド面を有する第3ブロック体が固定されたことを特徴としている。

0016

請求項7の発明の輪転印刷機は、巻取紙からウェブを供給する複数の給紙装置と、該給紙装置から繰り出されたウェブに印刷を行う複数の印刷ユニットと、該複数の印刷ユニットにより印刷が施されて重ねられた複数のウェブを裁断して折り曲げることで折帳を形成する折機とを備えた輪転印刷機において、前記折機は、回転可能な折胴と、該折胴と協働してウェブを裁断する鋸胴と、前記折胴より下流側に設けられてウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを有し、前記折胴に、折帳の袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面が設けられたことを特徴とするものである。

発明の効果

0017

請求項1の発明のウェブ折り畳み装置によれば、回転可能な折胴と、ウェブを裁断する鋸胴と、ウェブを挟持して折帳を形成する一対の折込ローラとを設け、この折胴に、折帳の袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面を設けたので、ウェブが折胴から一対の折込ローラに受け渡されて折帳が形成されるとき、このウェブの後端部における袋側は、第1ガイド面により折込ローラの上方スペースが広くなっているために空気乱流が抑制されると共に、折帳の後端部が凹んだ第1ガイド面内に入り込んでガイドされるために挙動が安定し、一方、折帳の後端部におけるペラ側は、折込ローラの上方スペースが広くなっていないために折帳の後端部が折胴の外周面により確実にガイドされてばたつきが防止され、折帳の後端部の端折れを防止することができる。

0018

請求項2の発明のウェブ折り畳み装置によれば、折胴における折帳のペラ側に、周方向に沿って均一な円弧形状をなす第2ガイド面を第1ガイド面に軸方向に連続して設けたので、ウェブが折胴から一対の折込ローラに受け渡されて折帳が形成されるとき、この折帳の後端部におけるペラ側は、周方向に均一な円弧形状をなす第2ガイド面により確実にガイドされることで、折帳の後端部のばたつきが防止され、折帳の後端部の端折れを確実に防止することができる。

0019

請求項3の発明のウェブ折り畳み装置によれば、折胴における折帳のペラ側に、外周面よりも突出した第3ガイド面を第1ガイド面に軸方向に連続して設けたので、ウェブが折胴から一対の折込ローラに受け渡されて折帳が形成されるとき、この折帳の後端部におけるペラ側は、第3ガイド面により折込ローラの上方スペースが狭くなっているために折帳の後端部を適正に支持してそのばたつきが防止され、折帳の後端部の端折れを確実に防止することができる。

0020

請求項4の発明のウェブ折り畳み装置によれば、第1ガイド面と第2ガイド面、または、第1ガイド面と第3ガイド面を軸方向に沿って滑らかに連続したので、折胴の外周面に軸方向に沿って段差がなくなり、折帳を安定して支持することができる。

0021

請求項5の発明のウェブ折り畳み装置によれば、一対の折込ローラにおける軸方向両端側の外周面に、折胴の外周面との距離を大きくして折帳の移送方向の後端部のばたつきを抑制する切欠部を設けると共に、折込ローラにおける折帳のペラ側に位置する切欠部に、折胴の外周面との距離を小さくする第4ガイド面を設けたので、ウェブが折胴から一対の折込ローラに受け渡されて折帳が形成されるとき、一対の折込ローラに形成された切欠部により折帳の後端部のばたつきを抑制することができると共に、第4ガイド面により折込ローラの上方スペースを最適なものとすることができ、折帳の後端部を適正に支持してそのばたつきが防止され、折帳の後端部の端折れを確実に防止することができる。

0022

請求項6の発明のウェブ折り畳み装置によれば、折胴に軸方向に沿って溝部を形成し、この溝部における折帳の袋側から中央部にかけて第1ガイド面を有する第1ブロック体を固定する一方、溝部における折帳のペラ側に第2ガイド面を有する第2ブロック体または第3ガイド面を有する第3ブロック体を固定したので、折胴に溝部を形成し、この溝部に複数のブロック体を固定することで、折胴の外周面に第1ガイド面、第2ガイド面または第3ガイド面を容易に形成することができ、製作性を向上することができる。

0023

請求項7の発明の輪転印刷機によれば、給紙装置と複数の印刷ユニットと折機とで構成し、この折機を折胴と鋸胴と折込ローラとで構成し、折胴に折帳の袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面を設けたので、ウェブが折胴から一対の折込ローラに受け渡されて折帳が形成されるとき、この折帳の後端部における袋側は、第1ガイド面により折込ローラの上方スペースが広くなっているために空気乱流が抑制されると共に、折帳の後端部が凹んだ第1ガイド面内に入り込んでガイドされるために挙動が安定し、一方、折帳の後端部におけるペラ側は、折込ローラの上方スペースが広くなっていないために折帳の後端部が折胴の外周面により確実にガイドされてばたつきが防止され、折帳の後端部の端折れを確実に防止することができ、印刷品質を向上することができる。

発明を実施するための最良の形態

0024

以下に添付図面を参照して、本発明に係るウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。

0025

図1は、本発明の実施例1に係るウェブ折り畳み装置における折胴と折込ロールの関係を表す概略図、図2は、実施例1のウェブ折り畳み装置における折胴の概略斜視図、図3は、図2のIII−III断面図、図4は、図2のIV−IV断面図、図5は、実施例1のウェブ折り畳み装置における折込ロールの概略斜視図、図6は、実施例1のウェブ折り畳み装置における折胴と折込ロールとの距離を説明するための概略図、図7−1及び図7−2は、実施例1のウェブ折り畳み装置におけるウェブの袋側後端部の挙動を表す概略図、図8−1及び図8−2は、実施例1のウェブ折り畳み装置におけるウェブのペラ側後端部の挙動を表す概略図、図9は、実施例1のウェブ折り畳み装置が適用された新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図、図10は、実施例1のウェブ折り畳み装置を表す概略図、図11は、実施例1のウェブ折り畳み装置の要部を表す概略図である。

0026

実施例1において、図9に示すように、輪転印刷機として適用された新聞用オフセット輪転印刷機10は、複数の給紙装置11と、複数の印刷ユニット12と、ターンバー装置13と、折機(ウェブ折り畳み装置)14とから構成されている。そして、各給紙装置11には、それぞれウェブWがロール状に巻かれた3つの巻取紙Rを保持する保持アーム15が設けられ、この保持アーム15を回動することで、巻取紙Rを給紙位置に回動することができる。また、この各給紙装置11には、図示しない紙継装置が設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙Rが残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙Rに対して、待機位置にある巻取紙Rを紙継することができる。

0027

また、印刷ユニット12には、両面4色印刷を行う多色刷印刷ユニットと16と、両面2色印刷を行う2色刷印刷ユニットと17とが設けられている。この多色刷印刷ユニットと16及び2色刷印刷ユニットは、各給紙装置11から供給されたウェブWに対して所定の印刷を行うことができる。なお、本実施例では、印刷ユニット12を、多色刷印刷ユニットと16と2色刷印刷ユニット17により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両面単色印刷を行う両面単色刷ユニット、一面4色または2色印刷を行う多色刷印刷ユニットなど印刷物に応じて適宜各種ユニットを組み合わせて使用すればよい。

0028

また、ターンバー装置13には、図示しない多数のターンバーが設けられており、各印刷ユニットと16,17から送り出された各ウェブWの走行ルートを変更し、所定の順番に重ね合わせることができる。折機14は、ターンバー装置13から送り出された複数のウェブWを重ねて縦折りし、所定の長さで横裁断し、更に横折りして所望の折帳を形成した後に排紙するものである。

0029

この折機14について詳細に説明すると、図10に示すように、最上部には、上述したターンバー装置13で所定の順番に重ねられたウェブWを下方に搬入するドラグローラ21が設けられると共に、縦折りを行う三角板22が設けられている。下方には、折胴23と、縦折りされたウェブWを横裁断する鋸胴24が対向して配設されている。なお、三角板22と折胴23及び鋸胴24との間には、一対のリードインローラ25、一対のニッピングローラ26、ガイドローラ27、一対のニッピングローラ28が設けられている。

0030

折胴23は、図11に示すように、その周面に180度対向して針装置29が設けられている。この各針装置29は同様の構成をなし、折胴23の軸方向に沿って設けられた針軸30と、基端部がこの針軸30に固定された針アーム31と、この針アーム31の先端部に固定された針32とを有している。この針装置26は、折胴23の回転に連動して作動するものであり、所定の位置で、針アーム31を介して針32を外方に突出することで、ウェブWの走行方向における先端部を保持することができ、所定の位置で、針アーム31を介して針32を戻すことで、ウェブWの先端部の保持を解除することができる。

0031

また、折胴23は、その周面に180度対向して針装置29とほぼ同じ位置に鋸刃受33が設けられており、この鋸刃受33は、一般に、ゴム等の弾性体により構成されている。一方、鋸胴24は、その周面に180度対向して鋸刃34が台35に支持されて設けられている。この場合、折胴23と鋸胴24は、同じ周速同期回転することで、一定周期で鋸刃34と鋸刃受33が互いに対向するように、その回転位相が一致している。そのため、折胴23と鋸胴24が同期回転し、鋸刃34と鋸刃受33が対向して一致するときに、この鋸刃34によりウェブWを横裁断することができる。

0032

更に、折胴23は、その周面に180度対向して折ブレード36が折軸37に支持されて設けられており、折ブレード36は、針装置29とほぼ90度位相がずれて位置している。この折ブレード36は、後述するが、状をなすように、幅方向に多数のブレード本体が一体に形成されて構成され、各ブレード本体の先端部がガイドプレート38から外方に突出可能となっている。そして、折ブレード36は、折軸37により折胴23と同期して逆方向に回転可能であり、所定の位置で、折ブレード36の先端部が折胴23(ガイドプレート38)の周面から外方に突出することで、鋸刃34により裁断されたウェブWを折胴23の周面から引き剥がすことができる。

0033

折胴23の下方には、一対の折込ローラ39a,39bが折胴23と同期回転可能に設けられており、折胴23の下方で各折込ローラ39a,39bの両側には、一対の紙ガイド40が設けられている。この一対の折込ローラ39a,39bは、折ブレード36により折胴23の周面から突出したウェブWを挟持することで、折帳Sを形成することができ、このとき、一対の紙ガイド40は、折帳S(ウェブW)の後端部が暴れないようにガイドする。

0034

折込ローラ39a,39bの下方には、羽根車41が設けられると共に、この羽根車は41の下方には、排紙コンベア42が設けられている。羽根車は41は、周方向に複数の羽根43を有しており、折込ローラ39a,39bに同期して回転することで、一対の折込ローラ39a,39bにより形成された折帳Sを各羽根43により順次受取って排紙コンベア42上に受け渡すことができる。

0035

従って、このよう構成された本実施例の新聞用オフセット輪転印刷機10では、図9乃至図11に示すように、まず、各給紙装置11から印刷ユニット12を構成する多色刷印刷ユニットと16や2色刷印刷ユニットと17にウェブWが供給されると、各印刷ユニットと16,17では、各ウェブWに対して4色刷や2色刷が行われる。次に、各印刷ユニット16,17で印刷が施された多数のウェブWは、ターンバー装置13にて、走行ルートが変更されると共に、所定の順番に重ね合わせられる。そして、折機14では、ドラグローラ21でガイドされたウェブWが三角板22により縦折りが施された後、リードインローラ25、ニッピングローラ26、ガイドローラ27、ニッピングローラ28により折胴23に送られる。

0036

縦折りされたウェブWが折胴23に至ると、所定の位置で、針装置29が作動して針32を外方に突出することで、ウェブWの先端部を突き刺して保持する。この状態で、折胴23が回転し続けると、ウェブWは折胴23の周面に保持されたまま移動する。そして、所定の位置で、鋸刃34と鋸刃受33が対向して一致すると、この鋸刃34によりウェブWが横裁断される。続いて、針装置29が作動して針32を戻すことで、ウェブWの先端部の保持を解除すると共に、折ブレード36が回動して先端部が折胴23の周面から外方に突出することで、ウェブWを折胴23の周面から引き剥がす。

0037

すると、折胴23の周面から突出したウェブWは、一対の折込ローラ39a,39bにより挟持されることで折帳Sが形成される。そして、この折込ローラ39a,39bにより形成された折帳Sは、羽根車41の各羽根43により順次受取られ、排紙コンベア42上に受け渡す。

0038

ところで、このような折機14にあっては、折胴23から折込ローラ39a,39bにウェブWを受け渡すときに、このウェブWの中間部は一対の折込ローラ39a,39bにより挟持されるものの、針装置29の保持が解除されたウェブWの先端部と、鋸胴24により裁断されたウェブWの後端部は、自由端となるためにばたつきが発生する。そのため、ウェブWの各端部が折れた状態で一対の折込ローラ39a,39b間を通過することがあり、この場合、折帳Sに端折れや皺が発生してしまう。また、折帳Sは、複数枚のウェブWが重ねられた状態で形成されるものであり、多数重ねられて縦折されたウェブWは、移送方向における一側部が袋状をなし、他側部はペラ状となっている。そのため、ウェブWは、袋側とペラ状でその形態や厚さが異なることから、一対の折込ローラ39a,39b間を通過する際の挙動が相違している。

0039

そこで、本実施例では、図1に示すように、折胴23に、折帳Sの袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面51を設けると共に、折帳Sのペラ側に周方向に沿って均一な円弧形状をなす第2ガイド面52を、第1ガイド面51に軸方向に連続して設けている。

0040

ここで、折胴23における第1ガイド面51及び第2ガイド面52、並びに折込ローラ39a,39bについて詳細に説明する。

0041

折胴23において、周方向における針装置29及び鋸刃受33と折ブレード36との間には、第1ガイド面51及び第2ガイド面52が形成されており、この第1ガイド面51及び第2ガイド面52は、鋸刃受33に隣接して設けられている。即ち、折胴23の回転方向の上流側から、針装置29、鋸刃受33、第1ガイド面51及び第2ガイド面52、折ブレード36が並んで位置することとなる。この場合、第1ガイド面51は、折胴23の外周面に対して凹んだ凹部形状をなし、第2ガイド面52は、折胴の外周面と連続した円弧形状をなしている。そして、折胴23の軸方向長さに対して、第2ガイド面52の長さを1/3〜1/5程度設けることが望ましく、第2ガイド面52の長さが短すぎると、十分に折帳Sをガイドすることができず、長すぎると、第1ガイド面51によるガイドが不十分となる。

0042

この第1ガイド面51及び第2ガイド面52にて、図1乃至図4に示すように、折胴23には、その外周面に軸方向に沿って溝部53が形成されており、この溝部53には、折帳Sの袋側から中央部にかけた領域に対応して第1ガイド面51が形成された第1ブロック体54が嵌合し、複数の締結ボルト55により固定されている。また、溝部53には、折帳Sのペラ側の領域に対応して第2ガイド面52が形成された第2ブロック体56が嵌合し、複数の締結ボルト57により固定されている。各ブロック体54,56には、貫通孔54a,56aが形成されており、ブロック体54,56が溝部51に嵌合した状態で、各締結ボルト55,57が各貫通孔54a,56aを貫通して溝部51の底部に螺合することで、ブロック体54,56が折胴23に固定されることとなる。この場合、各ブロック体54,56は、対向する互いの端面が密着した状態で折胴23に固定されることで、第1ガイド面51と第2ガイド面52が折胴23の軸方向に連続して形成されることとなる。

0043

一方、折込ローラ39a,39bにおいて、図1及び図5に示すように、軸方向における一端側の外周面には、折胴23の外周面との距離を大きくすることで、折帳Sの移送方向の後端部のばたつきを抑制する第1切欠部61a,61bが形成されると共に、他端側の外周面に、第2切欠部62a,62bが形成されている。各切欠部61a,61b,62a,62bは、外周面に一部を削除して平坦面を形成した形状となっている。そして、折込ローラ39a,39bにおける折帳Sの袋側に位置する第1切欠部61a,61bに、折込ローラ39a,39bの外周面より中心側に位置して外側に湾曲する第1湾曲部63a,63bが形成される一方、折込ローラ39a,39bにおける折帳Sのペラ側に位置する第2切欠部62a,62bに、折込ローラ39a,39bの外周面より中心側に位置して外側に湾曲する第2湾曲部64a,64bが形成されている。

0044

また、折込ローラ39a,39bにおける折帳Sのペラ側に位置する第2切欠部62a,62bに、折込ローラ39a,39bの外周面と均一な円弧形状をなす第4ガイド面65a,65bが設けられている。この第4ガイド面65a,65bは、折胴23の外周面との距離を小さくするものであり、第2切欠部62a,62bにおける折込ローラ39a,39bの軸方向中間位置に形成され、第2湾曲部64a,64bに連続して設けられている。

0045

このように折胴23及び折込ローラ39a,39bが形成されることで、折胴23と一方の折込ローラ39aとの所定の回転位相にて、外周面の距離が軸方向で異なるものとなっている。即ち、図6に示すように、折胴23の外周面と折込ローラ39aの外周面との距離をL0とすると、折帳Sの中央部にて、折胴23の第1ガイド面51と折込ローラ39aの外周面との距離L1は、距離L0より大きなものとなり、折帳Sの袋側にて、折胴23の第1ガイド面51と折込ローラ39aの第1湾曲部63aとの距離L2は、距離L1よりも大きなものとなる。また、折帳Sのペラ側にて、折胴23の第2ガイド面52と折込ローラ39aの第2湾曲部64aとの距離L3は、距離L1よりも小さなものとなり、折胴23の第2ガイド面52と折込ローラ39aの第4ガイド面65aとの距離L4は、距離L0よりも小さなものとなっている。この場合、距離L2>距離L3であればよく、距離L1>距離L3であることが好ましい。

0046

ここで、上述した本実施例の新聞用オフセット輪転印刷機10の折機14における折胴23及び折込ローラ39a,39bの作用について説明する。

0047

図11に示すように、縦折りされたウェブWが折胴23に至ると、所定の位置で針装置29の針32がウェブWの先端部に突き刺さって折胴23がウェブを保持し、この状態で折胴23が回転して所定の位置に至ると、鋸刃34がウェブWを横裁断する。このとき、ウェブWの先端部を保持していた針装置29の針32が戻ることで、ウェブWの保持を解除した後、折胴23の回転方向と逆方向に回転する折ブレード36の先端部が折胴23の周面から外方に突出し、ウェブWの内面に接触してこれを折胴23の外方に突き出す

0048

そして、折胴23及び折ブレード36が更に回転すると、折ブレード36の先端部がウェブWを更に外方に突出し、折胴23の周面から突出したウェブWが一対の折込ローラ39a,39bにより挟持される。一対の折込ローラ39a,39bが更に回転すると、ウェブWが横折されることで折帳Sが形成される。

0049

このとき、図7−1に示すように、一対の折込ローラ39a,39bにより横折りされて中央部が挟持された折帳Sは、先端部が針装置29から解除される一方、後端部が鋸胴24により裁断されて自由端となる。しかし、折帳Sにおける袋側では、折胴23の外周面に対して凹んだ第1ガイド面51により折込ローラ39aの上方スペースが広くなっているために空気乱流が抑制されると共に、折帳Sの後端部がこの第1ガイド面51内に入り込んでガイドされるためにその挙動が安定する。そして、折胴23及び折込ローラ39a,39bが更に回転すると、図7−2に示すように、折込ローラ39aの外周面よりも内側に位置する第1切欠部61aによりこの折込ローラ39aの上方スペースが広くなっており、折帳Sの後端部が第1湾曲部63aによりガイドされるためにそのばたつきが抑制される。

0050

一方、図8−1に示すように、折帳Sにおけるペラ側では、折胴23の外周面に対して周方向に均一な円弧形状をなす第2ガイド52により折込ローラ39aの上方スペースが広くなっていないため、折帳Sの後端部がこの第2ガイド面52により確実にガイドされることでその挙動が安定する。そして、折胴23及び折込ローラ39a,39bが更に回転すると、図8−2に示すように、折込ローラ39aの外周面に対して周方向に均一な円弧形状をなす第4ガイド65aによりこの折込ローラ39aの上方スペースが広くなっていないため、折帳Sの後端部がこの第4ガイド65aによりガイドされるためにそのばたつきが抑制される。

0051

このように折帳Sの後端部が自由端となってから一対の折込ローラ39a,39bに挟持されるまでの間、折帳Sの袋側では、ウェブW同士が纏まって所定の厚さを有しているため、折胴23と折込ローラ39aとの距離を大きくして空気乱流を抑制すると共に、凹んだ第1ガイド面51及び第1湾曲部63a(第1切欠部61a)により折帳Sの後端部を適正にガイドすることでその挙動を安定してばたつきを抑制することで、折帳Sの端折れが防止される。一方、折帳Sのペラ側では、ウェブW同士がばらばらの状態にあるため、折胴23と折込ローラ39aとの距離を小さくして空気流を高速にすると共に、外周面と均一な第2ガイド面52及び第4ガイド面65aにより折帳Sの後端部を適正にガイドすることでその挙動を安定してばたつきを抑制することで、折帳Sの端折れが防止される。

0052

なお、この折込ローラ39a,39bにより適正に形成された折帳Sは、図11に示すように、羽根車41の各羽根43により順次受取られ、排紙コンベア42上に受け渡されて排紙される。

0053

このように実施例1のウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機にあっては、回転可能な折胴23に対して、ウェブWを裁断する鋸胴24を設けると共に、ウェブWを挟持して折帳Sを形成する一対の折込ローラ39a,39bを設け、折胴23の外周面に、折帳Sの袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面51を設けると共に、折帳Sのペラ側に周方向に沿って均一な円弧形状をなす第2ガイド面52を第1ガイド面51に軸方向に連続して設けている。

0054

従って、ウェブWが折胴23から一対の折込ローラ39a,39bに受け渡されて折帳Sが形成されるとき、この折帳Sの後端部における袋側は、第1ガイド面51により折込ローラ39aの上方スペースが広くなっているために空気乱流が抑制されると共に、折帳Sの後端部が凹んだ第1ガイド面51内に入り込んでガイドされるために挙動が安定し、一方、折帳Sの後端部におけるペラ側は、第2ガイド面52により折込ローラ39aの上方スペースが広くなっておらず、折帳Sの後端部がこの第2ガイド面52により確実にガイドされてばたつきが防止されることとなり、折帳Sの後端部の端折れを防止することができる。

0055

また、実施例1のウェブ折り畳み装置では、一対の折込ローラ39a,39bにおける軸方向の各端側の外周面に、折胴23の外周面との距離を大きくして折帳Sの移送方向の後端部のばたつきを抑制する第1、第2切欠部61a,61b,62a,62bを設けると共に、折込ローラ39a,39bにおける折帳のペラ側に位置する第2切欠部62a,62bに、折胴23の外周面との距離を小さくする第4ガイド面65a,65bを設けている。従って、ウェブWが折胴23から一対の折込ローラ39a,39bに受け渡されて折帳Sが形成されるとき、一対の折込ローラ39a,39bに形成された切欠部61a,61b,62a,62bにより折帳Sの後端部のばたつきを抑制することができると共に、第4ガイド面65a,65bにより折込ローラ39a,39bの上方スペースを最適なものとすることができ、折帳Sの後端部を適正に支持してそのばたつきが防止され、折帳Sウェブの後端部の端折れを確実に防止することができる。

0056

そして、この実施例1のウェブ折り畳み装置では、折胴23に軸方向に沿って溝部53を形成し、この溝部53における折帳Sの袋側から中央部にかけて第1ガイド面51を有する第1ブロック体54を固定する一方、溝部53における折帳Sのペラ側に第2ガイド面52を有する第2ブロック体56を固定している。従って、折胴23に溝部53を形成し、この溝部53にブロック体54,56を固定することで、折胴23の外周面に第1ガイド面51及び第2ガイド面52を容易に形成することができ、製作性を向上することができる。

0057

図12は、本発明の実施例2に係るウェブ折り畳み装置における折胴と折込ロールの関係を表す概略図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。

0058

実施例2のウェブ折り畳み装置において、図12に示すように、折胴23に、折帳Sの袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面51を設けると共に、折帳Sのペラ側に外周面よりも突出した第3ガイド面71を、第1ガイド面51に軸方向に連続して設けている。

0059

即ち、折胴23において、周方向における針装置29及び鋸刃受33と折ブレード36との間には、第1ガイド面51及び第3ガイド面71が形成されており、この第1ガイド面51及び第3ガイド面71は、鋸刃受33に隣接して設けられている。この場合、第1ガイド面51は、折胴23の外周面に対して凹んだ凹部形状をなし、第3ガイド面71は、折胴の外周面よりも突出した円弧形状をなしている。

0060

この第1ガイド面51及び第3ガイド面71にて、折胴23には、その外周面に軸方向に沿って溝部53が形成されており、この溝部53には、折帳Sの袋側から中央部にかけた領域に対応して第1ガイド面51が形成された第1ブロック体54が嵌合して固定されている。また、溝部53には、折帳Sのペラ側の領域に対応して第3ガイド面71が形成された第2ブロック体72が嵌合して固定されている。この場合、各ブロック体54,72は、対向する互いの端面が密着した状態で折胴23に固定されることで、第1ガイド面51と第3ガイド面81が折胴23の軸方向に連続して形成されることとなる。

0061

このように折胴23及び折込ローラ39a,39bが形成されることで、折胴23と一方の折込ローラ39aとの所定の回転位相にて、外周面の距離が軸方向で異なるものとなっている。即ち、折帳Sの袋側にて、折胴23の第1ガイド面51と折込ローラ39aの第1湾曲部63aとの距離が大きく設定され、折帳Sのペラ側にて、折胴23の第3ガイド面71と折込ローラ39aの第4ガイド面65aとの距離が小さく設定されている。

0062

従って、ウェブWが折胴23から一対の折込ローラ39a,39bに渡され、横折りされることで折帳Sが形成されるとき、折帳Sにおける袋側では、ウェブW同士が纏まって所定の厚さを有しているが、折胴23の外周面に対して凹んだ第1ガイド面51により折込ローラ39aの上方スペースが広くなっているために空気乱流が抑制されると共に、折帳Sの後端部がこの第1ガイド面51内に入り込んでガイドされるためにその挙動が安定し、ばたつきが抑制される。

0063

一方、折帳Sにおけるペラ側では、ウェブW同士がばらばらの状態にあるが、折胴23の外周面に対して突出した第3ガイド71により折込ローラ39aの上方スペースが狭くなっているため、折帳Sの後端部がこの第3ガイド面71により確実にガイドされることでその挙動が安定し、ばたつきが抑制される。

0064

このように実施例2のウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機にあっては、回転可能な折胴23に対して、ウェブWを裁断する鋸胴24を設けると共に、ウェブWを挟持して折帳Sを形成する一対の折込ローラ39a,39bを設け、折胴23の外周面に、折帳Sの袋側からペラ側に向けて軸方向に沿って所定の長さを有する外周面よりも凹んだ第1ガイド面51を設けると共に、折帳Sのペラ側に外周面よりも突出した第3ガイド面71を、第1ガイド面51に軸方向に連続して設けている。

0065

従って、ウェブWが折胴23から一対の折込ローラ39a,39bに受け渡されて折帳Sが形成されるとき、この折帳Sの後端部における袋側は、第1ガイド面51により折込ローラ39aの上方スペースが広くなっているために空気乱流が抑制されると共に、折帳Sの後端部が凹んだ第1ガイド面51内に入り込んでガイドされるために挙動が安定し、一方、折帳Sの後端部におけるペラ側は、第3ガイド面71により折込ローラ39aの上方スペースが狭くなっているため、折帳Sの後端部がこの第3ガイド面71により適正にガイドされてばたつきが防止されることとなり、折帳Sの後端部の端折れを防止することができる。

0066

なお、上述した各実施例では、折胴23に軸方向に沿って第1ガイド面51と第2ガイド面52、または、第3ガイド面71を設けたが、第1ガイド面51と第2ガイド面52、または、第1ガイド面51と第3ガイド面71との間に傾斜面を設けて両者を軸方向に沿って滑らかに連続させるようにしてもよく、この場合、折胴23の外周面に軸方向に沿って段差がなくなり、折帳23を安定して支持することができる。

0067

本発明に係るウェブ折り畳み装置及び輪転印刷機は、折帳における幅方向の全域にわたって挙動を安定させることで端折れを抑制するものであり、いずれの輪転印刷機にも適用することができる。

図面の簡単な説明

0068

本発明の実施例1に係るウェブ折り畳み装置における折胴と折込ロールの関係を表す概略図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置における折胴の概略斜視図である。
図2のIII−III断面図である。
図2のIV−IV断面図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置における折込ロールの概略斜視図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置における折胴と折込ロールとの距離を説明するための概略図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置におけるウェブの袋側後端部の挙動を表す概略図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置におけるウェブの袋側後端部の挙動を表す概略図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置におけるウェブのペラ側後端部の挙動を表す概略図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置におけるウェブのペラ側後端部の挙動を表す概略図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置が適用された新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置を表す概略図である。
実施例1のウェブ折り畳み装置の要部を表す概略図である。
本発明の実施例2に係るウェブ折り畳み装置における折胴と折込ロールの関係を表す概略図である。

符号の説明

0069

11給紙装置
12印刷ユニット
13ターンバー装置
14折機(ウェブ折り畳み装置)
23折胴
24鋸胴
29針装置
33鋸刃受
34 鋸刃
36折ブレード
37 折軸
39a,39b折込ローラ
41羽根車
51 第1ガイド面
52 第2ガイド面
53 溝部
54 第1ブロック体
56 第2ブロック体
61a,61b 第1切欠部
62a,62b 第2切欠部
63a,63b 第1湾曲部
64a,64b 第2湾曲部
65a,65b 第4ガイド面
71 第3ガイド面
72 第3ブロック体
W ウェブ
S 折帳

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