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課題
解決手段
概要
背景
この出願は、橋状部材と錘付設方式とを持ったゴルフクラブヘッドという名称で、2003年12月23日に出願された米国特許出願第10/707,599号の優先権を主張するものである。
ゴルフクラブヘッドは、一般に、ゴルフボールに衝突して、ゴルフボールを意図する方向へ推進させるために、実質的に平坦な接触領域を持っている。ゴルフボールが意図する方向へ推進されるか否かを決定する1つの要因は、ゴルフクラブヘッドの重心位置に関係している。重心が、接触表面上でゴルフボールとの衝突点より後方に位置しているときには、ゴルフボールはほぼ直線状の進路を進む。しかし、重心が衝突点の一側に片寄っているときには、ゴルフボールは左又は右に曲がる進路を進み、その進路はよくフック又はスライスと呼ばれている。同様に、重心が衝突点の上方又は下方に片寄っているときは、ゴルフボールの進路は平坦な又は上昇する弾道を示す。
最もありふれたゴルフクラブヘッドは固定された重心を持ち、その固定された重心はゴルファーがゴルフクラブヘッドの重心を調節できないものとされている。しかし、ゴルファーは衝撃時のゴルフクラブヘッドの面をゴルフボールに適合させ易くするために、特定のゴルフクラブヘッドの重心を調節したいと思うことがある。例えば、或るゴルファーはゴルフショットをフッキング又はスライシングさせて、ゴルフショットを打ち損なう傾向がある。このことを心に留めて、衝撃時のゴルフクラブヘッドをゴルフボールに適合させるために、ゴルフクラブヘッドの重量分布を修正しようとする多くの方式が開発されて来た。
米国特許第6,450,897号明細書
概要
ゴルフボールを意する方向へ確実に飛ばすことのできるゴルフクラブを提供する。ゴルフボールの飛ぶ方向は、ゴルフボールに衝突するゴルフクラブヘッドの衝突位置と、ゴルフクラブヘッド自体の重心位置との位置関係が大きく影響する。そこで、この発明はゴルフクラブヘッドの重心位置を変更可能にし、そのためにゴルフクラブヘッドの後側の面に空洞を付設し、空洞を横切って橋状部材を付設し、橋状部材に錘を移動可能に付設する。
目的
この発明のさらに他の具体例では、ゴルフクラブヘッドは、ゴルフボールに衝突するための接触領域を提供する
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 2件
- 牽制数
- 5件
この技術が所属する分野
(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成
請求項1
ヒール(heel、踵部)と、トウ(toe、爪先部)と、トウとヒールとの間に延びている本体(body)とからなるゴルフクラブヘッドであって、上記本体は打面(striking face)と、後部空洞(rear cavity)と、橋状部材(bridge member)と錘(weight)とを含み、上記打面はゴルフボールに衝突するための接触領域を持っており、後部空洞は上記打面の反対側にあり、上記橋状部材は上記後部空洞を横切って延びていて、正面と背面とを持っており、上記錘は上記橋状部材に付設されて、上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、ゴルフクラブヘッド。
請求項2
上記錘は、上記橋状部材上で異なった場所に移動できることとなっている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項3
上記橋状部材上の異なった場所が決められている、請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項4
上記錘が一片の錘からなる、請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項5
上記一片の錘が固定ねじで上記橋状部材に付設されている、請求項4に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項6
上記錘が楕円形のものからなる、請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項7
上記楕円形の錘が回転され、異なった場所で固定されて、さらに上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項8
請求項9
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った質量を持っている、請求項8に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項10
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った形をしている、請求項8に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項11
上記橋状部材がさらに橋状部材中に形成されたレールを含んでいる、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項12
上記錘が上記レールと噛み合ってレールに沿って摺動する形にされ、上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることになっている、請求項11に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項13
上記錘がさらに固定機構を含んでいて、固定機構が上記錘を上記レールに沿った決められた場所でレールに固定している、請求項12に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項14
上記固定機構が固定ねじを含んでいる、請求項13に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項15
上記錘が楕円形をしている、請求項12に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項16
上記楕円形の錘が回転され、異なった場所に固定されて、さらに上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、請求項15に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項17
上記楕円形の錘が、複数個の代わりの錘のうちの1つと交換可能である、請求項15に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項18
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った質量を持っている、請求項15に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項19
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った形をしている、請求項15に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項20
上記橋状部材がヒールとトウとを接続している、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項21
ヒールと、トウと、ゴルフボールに衝突するための接触領域を提供している打面と、上記打面の反対側にある後部空洞と、上記後部空洞を横切って延びている橋状部材と、上記橋状部材に絶対必要な錘付設集合体(weight positioning assembly)とを含んでいるゴルフクラブヘッドであって、上記錘付設集合体はレールと、レールに移動可能に接続された錘とを含んでおり、上記錘は上記レールに沿って移動可能であって、上記打面に対して第1の方向にゴルフクラブヘッドの重心位置を変え、上記錘は回転可能であって、さらに上記打面に対して第2の方向にゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、ゴルフクラブヘッド。
請求項22
上記錘が楕円形のものからなる、請求項21に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項23
上記楕円形の錘が固定ねじで上記橋状部材に付設されている、請求項22に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項24
上記楕円形の錘が、複数個の代わりの錘のうちの1つと交換可能である、請求項22に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項25
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、楕円形の錘とは違った質量を持っている、請求項24に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項26
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、楕円形の錘とは違った形をしている、請求項24に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項27
上記橋状部材がトウとヒールとを接続している、請求項21に記載のゴルフクラブヘッド。
請求項28
シャフトと、シャフトの一端に固定されたヘッドとを持ったゴルフクラブであって、上記ヘッドは、ゴルフボールに衝突するための接触領域を提供している打面と、上記打面の反対側にある後部空洞と、上記後部空洞を横切って延びている橋状部材と、上記橋状部材に絶対必要な錘付設方式(weight positioning system)とを含んでおり、上記錘付設方式は錘を含んでおり、その錘は上記打面に対して三次元に移動可能であって、上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、ゴルフクラブ。
請求項29
上記錘が楕円形をしている、請求項28に記載のゴルフクラブ。
請求項30
上記楕円形の錘が、複数個の代わりの錘のうちの1つと交換可能である、請求項28に記載のゴルフクラブ。
請求項31
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った質量を持っている、請求項30に記載のゴルフクラブ。
請求項32
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った形をしている、請求項30に記載のゴルフクラブ。
請求項33
一組のアイアンゴルフクラブであって、その一組のアイアンゴルフクラブは次第に数を増す複数個のアイアンゴルフクラブからなり、その各アイアンゴルフクラブはシャフトとゴルフクラブヘッドとを持ち、ゴルフクラブヘッドはシャフトの一端に位置しており、各アイアンゴルフクラブのゴルフクラブヘッドは、ゴルフボールに衝突するための接触領域を提供している打面と、上記打面の反対側にある後部空洞と、上記後部空洞を横切って延びている橋状部材と錘とからなり、その錘は上記橋状部材に付設されて、上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項34
上記錘が上記橋状部材上の異なった場所へ移動できて、上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、請求項33に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項35
上記橋状部材上の異なった場所が決められている、請求項34に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項36
上記錘が一片の錘からなる、請求項35に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項37
上記一片の錘が固定ねじで上記橋状部材に付設されている、請求項36に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項38
上記錘が楕円形のものからなる、請求項34に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項39
上記楕円形の錘が回転され、異なった場所に固定されて、さらに上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、請求項38に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項40
上記錘が複数個の代わりの錘のうちの1つと交換可能である、請求項34に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項41
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った質量を持っている、請求項40に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項42
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った形をしている、請求項40に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項43
上記橋状部材がさらにその中に形成されたレールを含んでおり、そのレールは橋状部材の正面から橋状部材の裏面へ貫通している、請求項33に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項44
上記錘が上記レールと噛み合ってレールに沿って摺動する形にされ、上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることになっている、請求項43に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項45
上記錘がさらに固定機構を含んでいて、固定機構が上記錘を上記レールに沿った決められた場所でレールに固定している、請求項44に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項46
上記固定機構が固定ねじを含んでいる、請求項45に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項47
上記錘が楕円形のものを含んでいる、請求項44に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項48
上記楕円形の錘が回転され、異なった場所で固定されて、さらに上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、請求項47に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項49
上記楕円形の錘が複数個の代わりの錘のうちの1つと交換可能である、請求項47に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項50
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った質量を持っている、請求項49に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項51
上記代わりの錘のうちの少なくとも1つが、その錘とは違った形状をしている、請求項49に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項52
上記一組のアイアンゴルフクラブが、2個のアイアン、3個のアイアン、4個のアイアン、5個のアイアン、6個のアイアン、7個のアイアン、8個のアイアン、9個のアイアン及びピッチングウエッジからなる群から選ばれたものである、請求項33に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項53
上記一組のアイアンゴルフクラブが、2個のアイアン、3個のアイアン、4個のアイアン、5個のアイアン、6個のアイアン、7個のアイアン、8個のアイアン、9個のアイアン及びピッチングウエッジからなる群から選ばれたものである、請求項33に記載の一組のアイアンゴルフクラブ。
請求項54
ゴルフボールに衝突するための接触領域を提供している打面と、上記打面の反対側にある後部空洞と、上記後部空洞を横切って延びている橋状部材と、上記橋状部材に付設された複数個の錘とからなり、上記錘は上記打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、ゴルフクラブヘッド。
請求項55
ゴルフボールに衝突するための接触領域を提供している打面と、上記打面の反対側にある後部空洞と、上記後部空洞を横切って延びている橋状部材と、上記橋状部材に絶対必要とされる錘付設集合体とからなり、上記錘付設集合体はレールと、複数個の錘とからなり、上記複数個の錘はレールに移動可能に接続されて、上記錘はレールに沿って移動可能で上記打面に対して第1の方向にゴルフクラブヘッドの重心位置を変え、上記錘は回転可能でさらに上記打面に対して第2の方向にゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることとなっている、ゴルフクラブヘッド。
技術分野
0001
この発明はゴルフクラブのヘッドに関するものである。さらに詳しくは、この発明は、ゴルフクラブヘッドの重心位置を修正するための橋状部材と錘付設方式とを備えているゴルフクラブヘッドに関するものである。
背景技術
0003
ゴルフクラブヘッドは、一般に、ゴルフボールに衝突して、ゴルフボールを意図する方向へ推進させるために、実質的に平坦な接触領域を持っている。ゴルフボールが意図する方向へ推進されるか否かを決定する1つの要因は、ゴルフクラブヘッドの重心位置に関係している。重心が、接触表面上でゴルフボールとの衝突点より後方に位置しているときには、ゴルフボールはほぼ直線状の進路を進む。しかし、重心が衝突点の一側に片寄っているときには、ゴルフボールは左又は右に曲がる進路を進み、その進路はよくフック又はスライスと呼ばれている。同様に、重心が衝突点の上方又は下方に片寄っているときは、ゴルフボールの進路は平坦な又は上昇する弾道を示す。
0004
最もありふれたゴルフクラブヘッドは固定された重心を持ち、その固定された重心はゴルファーがゴルフクラブヘッドの重心を調節できないものとされている。しかし、ゴルファーは衝撃時のゴルフクラブヘッドの面をゴルフボールに適合させ易くするために、特定のゴルフクラブヘッドの重心を調節したいと思うことがある。例えば、或るゴルファーはゴルフショットをフッキング又はスライシングさせて、ゴルフショットを打ち損なう傾向がある。このことを心に留めて、衝撃時のゴルフクラブヘッドをゴルフボールに適合させるために、ゴルフクラブヘッドの重量分布を修正しようとする多くの方式が開発されて来た。
米国特許第6,450,897号明細書
発明が解決しようとする課題
0005
しかし、この分野では、ゴルフクラブヘッドの重心を修正できる簡単なゴルフクラブヘッドと錘付設方式とに対する必要がまだ存在している。
課題を解決するための手段
0006
先行技術における上記の必要は、この発明のゴルフクラブヘッドによって充足される。この発明のゴルフクラブヘッドは、錘付設方式(weight positioning system)を持った橋状部材(bridge member)を含んでおり、そこでは重心が調節できて、橋状部材とゴルフクラブヘッドの打面(striking face)背部との間に位置している。
0007
この発明の1つの具体例では、ゴルフクラブヘッドはヒール(heel、踵部)と、トウ(toe、爪先部)と、本体(body)とからなり、本体はヒールとトウとの間に延びている。ゴルフクラブヘッド本体は打面と、後部空洞(rear cavity)と、錘(weight)とを持った橋状部材とからなる。打面はゴルフボールに衝突するための接触領域を提供している。橋状部材は後部空洞を横切って延びている。錘は、打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変える。
0008
この発明の別の具体例では、ゴフルクラブヘッドは、ヒールと、トウと、打面とからなり、打面はゴルフボールに衝突するための接触領域を提供している。また、ゴルフクラブヘッドは、打面の反対側に位置する後部空洞と、後部空洞を横切って延びる橋状部材とを含んでいる。さらに、ゴルフクラブヘッドは、橋状部材に絶対必要とされる錘付設集合体(weight positioning assembly)を含んでいる。錘付設集合体はレールと、レールに移動可能に接続された錘とを含んでいる。錘は、レールに沿って移動できて、打面に対して第1の方向へゴルフクラブヘッドの重心位置を変える。また、錘は回転できて、さらに打面に対して第2の方向へゴルフクラブヘッドの重心位置を変える。
0009
この発明のさらに別の具体例では、ゴルフクラブはシャフトとシャフトの一端に付設されたヘッドとを含んでいる。ゴルフクラブヘッドは、ゴルフボールに衝突するための接触領域を提供する打面と、打面の反対側に位置する後部空洞とを含んでいる。ゴルフクラブヘッドは、さらに後部空洞を横切って延びる橋状部材と、橋状部材に絶対必要な錘付設方式とを含んでいる。錘付設方式は錘を含んでおり、錘は打面に対して三次元に移動できて、打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変える。
0010
この発明のさらに別の具体例では、一組のアイアンゴルフクラブが、次第に数を増す複数のアイアンゴルフクラブを含んでいる。数を増すアイアンゴルフクラブの一つ一つは、シャフトと、シャフトの一端に付設されたゴルフクラブヘッドを含んでいる。ゴルフクラブヘッドは、ゴルフボールに衝突するための接触領域を提供する打面と、打面の反対側に位置する後部空洞とを含んでいる。各ゴルフクラブヘッドは、さらに後部空洞を横切って延びる橋状部材と、橋状部材に付設された錘とを含んでいて、打面に対してゴルフクラブヘッドの重心位置を変えることになっている。
0011
この発明のさらに他の具体例では、ゴルフクラブヘッドは、ゴルフボールに衝突するための接触領域を提供する打面と、打面の反対側に位置する後部空洞とを含んでいる。ゴルフクラブヘッドは、さらに後部空洞を横切って延びる橋状部材と、橋状部材に絶対必要な錘付設集合体とを含んでいる。錘付設集合体はレールと、レールに移動可能に接続された複数個の錘とを含んでいる。錘はレールに沿って移動できて、打面に対して第1の方向にゴルフクラブヘッドの重心位置を変える。また、錘は回転できて、さらに打面に対して第2の方向にゴルフクラブヘッドの重心位置を変える。
0012
この発明が特徴としている新規な利点と構成とは、添付のクレームに特別に指摘されている。しかし、新規な利点と構成とを一層よく理解するために、この発明に関する種々の具体例と概念とを記載し例示している下記の説明と、添付の図面とを参照することができる。
0013
この発明は実施例によって具体的に説明されるが、添付図面に限られるものでなく、図面では同様な参照番号が同様な構成要素を示している。
発明を実施するための最良の形態
0014
次の説明と添付の図面は、この発明に係る種々のアイアンゴルフクラブを開示している。各ゴルフクラブは、ゴルフクラブヘッドの重心位置を変えるために、錘付設方式を備えたゴルフクラブヘッドを含んでいる。
0015
図1を参照すると、ゴルフクラブ10はシャフト12とゴルフクラブヘッド14とを含んでいる。図1のゴルフクラブヘッド14は、この発明のアイアンゴルフクラブヘッドの代表的なものである。ゴルフクラブ10のシャフト12は、スチール、チタン、グラファイト又は複合材料のような種々の材料で作ることができる。グリップ16は、シャフト12上に付設されて、ゴルフクラブ10を握ったときに、ゴルファーに滑り止め表面を与える。
0016
図2に示したように、ゴルフクラブヘッド14はヒール21とトウ23とを含んでいる本体15からなり、本体15はヒール21とトウ23との間に延びている。ヒール21は、図1のシャフト12をゴルフクラブヘッド14に接続するためのホーゼル22に付設されている。また、本体15は上端部24と下端部25とを含んでいる。打面26は上端部24と下端部25との間と、トウ23とヒール21との間に延びている。打面26はゴルフボールに衝突してゴルフボールを意図する方向へ推進させるための接触領域を提供している。打面26は、打面26から水と草を除くために水平方向の溝27を含んでいる。ゴルフクラブヘッド14の本体15は、スチール、チタン、アルミニウム、タングステン、グラファイト、重合体、プラスチックス又は複合体のような種々の材料で作ることができる。
0017
図3は、ゴルフクラブヘッド14の背面図である。この発明のゴルフクラブヘッド14は、打面26(図2)の反対側に位置する後部空洞30を含んでいる。橋状部材34は正面36と背面37とを持って、後部空洞30を横切って延びており、後部空洞30はヒール21をトウ23に接続している。また、橋状部材34は後部空洞30を横切って延びて、例えば2002年9月17日に発行された上記特許文献1に示されているように、ゴルフクラブヘッド14上の種々の他の位置に接続されていてもよく、上記特許文献1はここにその全文を引用して、この発明の一部にする。橋状部材34は直角四辺形、卵形、三角形、台形、正方形又は他の対称形又は非対称形のような色々な形にすることができる。また、橋状部材34は、その長さ全体にわたっては不均一な幅又は厚みを持っていてもよい。
0018
橋状部材34はゴルフクラブヘッド14と一体に1つの鋳物として作って、橋状部材34はゴルフクラブヘッド14とともに作ることができる。それに代わるものとして、橋状部材34は止めねじ35を使用してトウ23とヒール21に接続されていてもよい。当業者は接続点をより少なく又はより多くして、別の色々な手段により橋状部材34をトウ23とヒール21とに接続することができることを知るであろうが、これらはこの発明の範囲に入ることである。
0019
橋状部材34は、図3から図5に示したような種々の決まった場所で橋状部材34の正面36に錘38を付設させることもできる。例えば、図3では、錘38が橋状部材34の正面36でゴルフクラブヘッド14のトウ23に近い場所に付設されている。それに代わるものとして、錘38は正面36で、橋状部材38の中心に付設されてもよく(図4)、又はゴルフクラブヘッド14のヒール21の近くに付設されてもよい(図5)。さらに、錘38は橋状部材34の背面37上の種々の場所に付設されてもよい。
0020
錘38が、直角四辺形、卵形、三角形、台形、正方形又は他の対称形又は非対称形のような種々の形状に作り得ることは、当業者が理解するところであろう。例えば、図3〜図5の錘38は、1つの直角四辺形の錘片である、と云うことができる。また、錘38はステンレススチール、炭素鋼、チタン、アルミニウム、タングステン、グラファイト、重合体、プラスチックス、又は複合材のような種々の材料で作ることができる。なお、錘38は、錘38に比べて違った形状と質量とを持った多くの代替可能な錘と、取り替えできるものとする。
0021
錘38は、止めピン39を使用して橋状部材34の正面36又は背面37に接続することができる。当業者は錘38が止めネジのような他の接続金具を使って、橋状部材34の適当な位置に付設又は固定できることを知るであろうが、それはなおこの発明の範囲内にとどまっている。また、当業者は2個以上の錘38を橋状部材34に付設できることを知るであろう。
0022
ゴルフの競技中、人はグリップ16を持ち、ゴルフクラブヘッド14がほぼ円弧状の軌道を描いてゴルフボールに衝突するように、ゴルフクラブ10を振る。ゴルフクラブ10の慣性の一部、とくにゴルフクラブヘッド14の慣性の一部が、そのときゴルフボールに移り、ゴルフボールを意図する方へ推進する。ヘッド14の重心位置は、ゴルフボールが右へ曲がるか、左へ曲がるか、又はほぼ直線ルートを通るかに対して影響を与える。さらに詳しく云えば、重心が打面26上の衝突点の後に位置しているときは、ゴルフボールはぼほ直線ルートを通る。しかし、重心が衝突点の一側に片寄っているときは、ゴルフボールは左又は右へ曲がるルートを通る。また、ゴルフクラブヘッド14では、重心が打面26上の衝突点の上方に位置するか又は下方に位置するかによって、重心位置はゴルフボールが平凡な弾道を示すか上昇する弾道を示すかに影響する。
0023
意図する目標に向けてゴルフボールを推進させるために、ゴルフクラブを使用することの背後にある概念は、極端に簡単なように見えるけれども、意図するようにゴルフボールを推進させる現実の操作は極めて複雑である。例えば、実際に人が直線ルートに沿ってゴルフボールを推進させようとしたときに、ゴルフボールは一貫して右へ曲がることがある。従来のゴルフクラブヘッドの多くは打面26に重心を位置させて来た。しかし、種々のゴルフクラブに対してゴルフクラブヘッド14の重心位置を変えることは、多くのゴルファーが衝突時にクラブヘッド面14をゴルフボールに一致させることを容易にすることになる。重心を打面26から離してゴルフクラブヘッド14の背面の方へ位置させることは、多くのゴルファーのスタイルと好みに一致することである。従って、この発明のゴルフクラブヘッド14を使用すると、他のゴルフクラブヘッドに比べて、ゴルフクラブヘッド14の重心を打面26に対して変えることができるので、ゴルファーはゴルフボールのルートを訂正し修正することができる。
0024
ゴルフクラブヘッド14の重心は、別様に云えば質量の中心であると云えるが、これは平衡点であると定義される。さらに詳しく云えば、ゴルフクラブヘッド14の重心は、ゴルフクラブヘッド14の全質量が集中している点であって、そのためその点で支持されると、ヘッド14はどの位置でも静的平衡状態になっている。ゴルフクラブヘッド14の重量分布を打面26から離すように変えることによって、ゴルフクラブ14の重心を変えることができる。ゴルフクラブヘッド14の重量分布の変更は、この発明における橋状部材34と錘38とを使用して行うことができる。
0025
橋状部材34と錘38とは、ゴルフクラブヘッド14の打面26に対して、ゴルフクラブヘッド14の背部重量を増加させる。ゴルフクラブヘッド14の後方への重量増加は、ゴルフクラブヘッド14の重心を変える。重心をゴルフクラブヘッド14の下方へ及び後方へ移動させることによって、ゴルフショットは衝撃時にロフト(ゴルフボールを高く打ち上げること)を多くする傾向を持つ。重心をゴルフクラブヘッド14の高い方へ且つ後方へ移動させることによって、ゴルフショットは衝撃時にロフトを少なくする傾向を持つ。
0026
その上に、また橋状部材34と、錘38の形状と位置とが、ゴルフクラブヘッド14の重心位置に影響を与える。例えば、長いアイアンクラブ、2ないし5のアイアンでは、短いアイアンクラブよりも重心を下方に持つことが望ましい。長いアイアンクラブでは重心を低くすると、ゴルファーがゴルフショット時にロフトを多く取得することが容易となる。従って、長いアイアンクラブのための橋状部材34は、短いアイアンクラブにおける橋状部材34に比べると、ゴルフクラブヘッド本体14の後部でより低く位置させることができる。
0027
ゴルフクラブヘッド14の重心を移動させることは、錘38の使用により達成することができる。錘38は、打面26に比べて、ゴルフクラブヘッド14の背部重量を増加させる。打面26に対してゴルフクラブヘッド14の背部重量の増加は、ゴルフクラブヘッド14の重心を変える。
0028
図3〜図5を参照すると、錘38はクラブヘッド14の重心を調整するために動かされる。図3〜図5に示したように、錘38を種々異なった位置へ移動させることによって、打面に対するゴルフクラブヘッドの重心位置が変えられる。とくに打面26に対してゴルフクラブヘッド14の重心を移動させることは、ゴルファーがフェアウェイの左又は右へゴルフボールにドライブをかけるのを助ける。例えば、図3はゴルフクラブヘッド14のトウ23の方へ移動した錘38を示している。トウ23に近づいた錘38の位置は、フェアウェイの右へゴルフボールをドライブさせる傾向を持つ。図5では、錘38がゴルフクラブヘッド14のヒール21の近くに位置している。図5に示したような錘38は、フェアウェイの左方へゴルフボールをドライブさせる傾向を持っている。図6では、錘38が橋状部材34の中心近くの正面36に付設されているので、フェアウェイの中央に向かう直線ルートに沿ってゴルフボールを進める平均のとれたショットを作り出す傾向を持つ。
0029
図6〜図8を参照すると、別の具体例では錘62が楕円形のもので構成されている。楕円形の錘62は橋状部材34上の色々な決まった位置に配置されることができる。楕円形の錘62は、回転することができて、打面26(図2)に対して第2の方向へゴルフクラブヘッド14の重心位置を変える。上に述べたように、ゴルフクラブヘッド14の重心位置は、重心が配置される場所によって、ゴルフショットが円弧状弾道を示すか、又は低く平坦な弾道を示すかに影響を与える。従って楕円形の錘62を回転させて衝突点より上に位置させることは、ゴルフクラブヘッド14の重心を上昇させる。ゴルフクラブヘッド14の重心の上昇は、ゴルファーが低くて一層よく制御された弾道を描いてゴルフボールを推進させることができるようにする。その上に、楕円形の錘62を回転させて衝突点より下に位置させることは、ゴルフクラブヘッド14の重心を低下させる。ゴルフクラブヘッド14の重心の低下は、ゴルファーがロフトを追加してゴルフボールを推進させることができるようにする。
0030
楕円形の錘62は、止めピン39を使用して橋状部材34の正面36又は背面37に接続されてもよい。当業者は固定ねじのような接続工具を使用して、楕円形の錘62を橋状部材34上の適所に付設し固定することができるが、それはまだこの発明の範囲内にあることを承知している。
0031
図9〜図12は、この発明の別の具体例を示している。この具体例では、図1の立面図と図2の正面図とが、同様であるから以下に繰り返して説明しない。図9〜図11では、ゴルフクラブヘッド94が、打面26(図2)の反対がわに位置する後部空洞90を持っている。正面96と背面97とを持った橋状部材91が、ヒール21をトウ23につなげる後部空洞90を横切って延びている。また、橋状部材91は後部空洞90を横切って延びて、ゴルフクラブヘッド94上の色々な他の場所に接続されており、それらは、例えば2002年9月17日に発行された上記特許文献1に示されているとおりであり、その特許はその全体を参照して、既にこの発明の一部に組み込まれている。橋状部材91は直角四辺形、卵形、三角形、台形、正方形又は他の対称形又は非対称形のような色々な形にすることができる。また、橋状部材91はその長さ全体にわたって、一様でない幅又は厚みを持っていてもよい。
0032
橋状部材91は、単一の鋳造物としてゴルフクラブヘッド94と一緒に成形することができ、橋状部材91をゴルフクラブヘッド14と一体にすることができる。それに代わるものとして、橋状部材91は固定ねじ95を使用してトウ23とヒール21とに接続することもできる。当業者はより少ないか又は追加の接続具を使用し、多くの他の接続手段によって、橋状部材91をトウ23とヒール21とに接続することができることを承知しているが、それはこの発明の範囲内にある。
0033
橋状部材91は橋状部材91の正面96にレール92を形成されていてもよい。レール92の具体例は図12に示されており、そこではレール92が錘128の第1表面124と噛み合うためのチャンネル122を持っている。錘128の第2表面125はレール92の外側に沿って摺動し、ゴルファーが固定ねじ39で錘128を適所に固定することができるようになっている。図9〜図12のゴルフクラブヘッド94を使用するゴルファーは、錘128をレール92に沿った色々な場所に付設することができる。例えば、図9では錘128をレール92上でゴルフクラブヘッド94のトウ23に近い場所に付設することができる。その代わりとして、図10では錘128を橋状部材91の中心近くに、又はゴルフクラブヘッド94(図11)のヒール21の一層近くに付設することができる。錘128をレール92に沿って移動させることによって、ゴルファーは打面に対して第1の方向にヘッド94の重心位置を選択的に修正することができる。ゴルフクラブヘッド94の重心を修正することによって、ゴルファーは自分の特殊な打球姿勢及び好みに合うように、クラブヘッド94を調整することができる。従って、ゴルファーは打面26(図2)に対してヘッド94の重心位置を再調整することによって、ゴルフボールの進路を修正することができる。
0034
図13〜図15は、この発明のもう1つの具体例を示している。図13では、ゴルフクラブヘッド134はヒール21、トウ23及び打面26(図2)からなり、打面26はゴルフボールに衝突するための接触面を提供している。また、ゴルフクラブヘッド134は打面26(図2)の反対側に後部空洞130と橋状部材131とを持ち、橋状部材131は後部空洞130を横切って延びている。さらに、ゴルフクラブヘッド134は、橋状部材131に絶対必要な錘付設集合体を含んでいる。錘付設集合体はレール132と、レール132に移動可能に接続された錘138を含んでいる。レール132は橋状部材131の正面136から背面137へ貫通していてもよい。錘138はレール132に沿って移動できて、打面26(図2)に対して第1の方向にゴルフクラブヘッド134の重心位置を変える。また、錘138は回転されて、打面26(図2)に対して第2の方向にゴルフクラブヘッド134の重心位置をさらに変えることができる。
0035
図13〜図15に示されたような錘138は、楕円形のものであってもよい。楕円形の錘138は、橋状部材131上の色々な場所に接続することができる。楕円形の錘138は、座金139と固定ねじ39を使用して橋状部材131の正面136又は背面137に接続することができる。当業者は固定ピンのような他の接続工具を使用して、楕円形の錘138を橋状部材131上に載せて固定することもできるが、これはなおこの発明の範囲内にあることを承知しているであろう。
0036
ゴルフクラブヘッド134の重心位置は、その重心が付設されている位置によって、ゴルフショットが円弧状か、低いか、又は平坦な弾道を示すかに影響を与える。従って、楕円形の錘138を回転させて衝突点より上方に位置させることは、ゴルフクラブヘッド134の重心を上げることになる。ゴルフクラブヘッド134の重心を上げると、ゴルファーは弾道がより低く一層制御されるようにゴルフボールを推進させることができる。さらに、楕円形の錘138を回転させて衝突点より下に位置させることは、ゴルフクラブヘッド134の重心を下げることになる。ゴルフクラブヘッド134の重心を下げると、ゴルファーはロフトを追加してゴルフボールを推進させることができる。楕円形の錘138を三次元に移動させ回転させることにより、ゴルファーは打面26(図2)に対するヘッド134の重心位置についての大きな柔軟性を必要に応じて持つことになる。
0037
例えば、図13では楕円形の錘138がゴルフクラブヘッド134のトウ23近くの橋状部材131上に付設されている。さらに、また楕円形の錘138は回転されて、図13の橋状部材131より上に位置する上昇位置によって示されているように、ゴルフボールの衝突点より上方に位置している。図13に示したように、楕円形の錘138の配置は、ゴルフクラブヘッド134のトウ23の方へゴルフクラブヘッド134の重心を上昇させ移動させる傾向にある。このような特定のゴルフクラブヘッド構造物でゴルフボールを打つことは、フェアウェイの右の方へより低く一層制御された弾道を持って、ゴルフボールを推進させる傾向をもつこととなる。
0038
もう1つの実施例として、図14はゴルフクラブヘッド134の橋状部材131の中心近くに付設された楕円形の錘138を示している。さらに、また楕円形の錘138は、回転されてゴルフボールの衝突点より上方の位置にあり、その位置は図14において上昇位置によって示されているように、橋状部材131より上にある。図14に示したように、楕円形の錘138を配置すると、ゴルフクラブヘッド134の重心は上昇する傾向を持つことになる。このような特殊な構造のゴルフクラブヘッドでゴルフボールを打つと、フェアウェイの中心に向かってより低く一層制御された弾道を持って、ゴルフボールを推進させる傾向が生じる。
0039
さらに別の実施例として、図15はゴルフクラブヘッド134の橋状部材131上でヒール21近くに付設された楕円形の錘138を示している。さらに、また楕円形の錘138は回転されてゴルフボールの衝突面より下方の位置にあり、その位置は図15に示されているように、橋状部材131より下にある。図15に示したように楕円形の錘138を配置すると、ゴルフクラブヘッド134の重心は降下して、ゴルフクラブヘッド134のヒール21の方へ移動することとなる。このような特殊な構造のゴルフクラブヘッドでゴルフボールを打つと、フェアウェイの左方に向かって一層高い弾道を持って、ゴルフボールを推進させる傾向が生じる。
0040
楕円形の錘138は、違った形と質量とを持った代わりの錘と置き換えて、ヘッド134の重心位置の変更程度を増大又は減少させることができる。例えば、直角四辺形、卵形、三角形、台形、正方形又は他の対称形又は非対称形のような色々な形状を使用することができる。楕円形の錘138は、ステンレススチール、炭素鋼、チタン、アルミニウム、タングステン、グラファイト、重合体、プラスチックス、又はそれらの複合体のような色々な材料で作ることができる。
0041
この発明のゴルフクラブヘッド14、94及び134は、一組のアイアンゴルフクラブに組み込むことができる。例えば、この発明は、次第に数を増す複数個のアイアンゴルフクラブ、例えば2本アイアン、3本アイアン、4本アイアン、5本アイアン、6本アイアン、7本アイアン、8本アイアン、9本アイアン、及びピッチングウエッジで使用することができる。この発明によって、ゴルファーは重心位置を修正して、各ゴルフクラブが独特の要求又は競技姿勢を満足させることができる。
0042
図16及び図17は、この発明の追加の具体例を示しており、そこではこれまで説明して来た構造を組み合わせた状態の橋状部材に複数個の錘が付設されて、ゴルフクラブヘッド164の重心位置を変更している。例えば、図16に示したように、160及び162のような複数個の錘が橋状部材163に付設されている。錘160と162は橋状部材163上の決められた位置に付設されることができる。その代わり、錘160及び162が、図16に示したように、レール165及び166に移動可能に接続されている。さらに、錘160を橋状部材163上の定位置に付設することができ、また錘162をレール165又は166に移動可能に接続することができる。さらに、図17に示したように、錘170と172とを何れもレール173に移動可能に接続して、クラブヘッド174の背面に追加質量を加え、さらにゴルフクラブヘッド174の重心位置を変えることができる。
0043
この発明は、種々の具体例についてこれまで開示し、また添付図面に示した通りである。しかし、この開示によって提供される目的は、この発明に関係する色々な特徴と概念の例を提供することであって、発明の範囲を限定することではない。当業者は添付のクレームが規定しているように、この発明の範囲から逸脱することなく、上述の具体例に多くの変更と修正を施すことができることを承知している。
図面の簡単な説明
0044
この発明に係るゴルフクラブヘッドを持ったゴルフクラブの立面図である。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの正面図である。
錘が橋状部材に付設されている、この発明に係るゴルフクラブヘッドの背面図である。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの別の背面図であって、そこでは橋状部材に付設された錘が違った場所に位置している。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの追加の背面図であって、そこでは橋状部材に付設された錘がさらに別の場所に位置している。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの背面図であって、そこでは楕円形の錘が橋状部材に付設されている。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの別の背面図であって、そこでは橋状部材に付設された楕円形の錘が違った場所に位置している。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの追加の背面図であって、そこでは橋状部材に付設された楕円形の錘がさらに別の場所に位置している。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの背面図であって、そのゴルフクラブヘッドは橋状部材に絶対必要なレールと錘との組立体を備えている。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの別の背面図であって、そのゴルフクラブヘッドは橋状部材に絶対必要なレールと錘との集合体を備えている。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの追加の背面図であって、そのゴルフクラブヘッドは橋状部材に絶対必要なレールと錘との集合体を備えている。
この発明に係るレールと錘との集合体を示している。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの背面図であって、そのゴルフクラブヘッドは、橋状部材に絶対必要なレールと、レールに付設された楕円形の錘とを備えている。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの別の背面図であって、そのゴルフクラブヘッドは橋状部材に絶対必要なレールと違った場所に配置された楕円形の錘とを備えている。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの追加の背面図であって、そのゴルフクラブヘッドは橋状部材に絶対必要なレールと、さらに別の場所に配置された楕円形の錘とを備えている。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの背面図であって、そのゴルフクラブヘッドは橋状部材に付設された複数個の錘を備えている。
この発明に係るゴルフクラブヘッドの追加の背面図であって、そのゴルフクラブヘッドは橋状部材に絶対必要なレール組立体に付設された複数個の錘を備えている。